JP2001223922A - 全方位視覚カメラ - Google Patents

全方位視覚カメラ

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JP2001223922A JP2000029848A JP2000029848A JP2001223922A JP 2001223922 A JP2001223922 A JP 2001223922A JP 2000029848 A JP2000029848 A JP 2000029848A JP 2000029848 A JP2000029848 A JP 2000029848A JP 2001223922 A JP2001223922 A JP 2001223922A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な画像が得られる全方位視覚カメラを提
供することを目的とする。 【解決手段】 半径が結像素子7の余剰領域より広く反
射鏡の内部焦点10と反射鏡の端点2Aとを結んだ延長
線上からの入射光を遮らないように傾斜面12を形成し
た遮光部材4を反射鏡2の上方に設け、カメラ部5の結
像素子7の上に遮光フィルタ8を設け、円筒面部3の内
周面に光の反射を低減する反射防止膜13を設けたたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、任意の視点位置の
周囲の全方向を撮像した全方位画像を撮影する全方位視
覚カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ある視点の周囲の環境を1度に撮像でき
れば、あたかもその場にいるかのように自由に視線方向
を変えることのできる死角のない画像を得ることが出来
る。
【0003】特開平9−118178号公報や特開平1
1−174603号公報には、反射鏡を有し全方向の画
像を撮像するための装置構成が示されている。このよう
な全方向の画像を撮像する装置として、図5(a)に示
すようにテレビカメラ5の前面に曲面の反射鏡2を設置
し、反射鏡2に映る像を撮像することにより全方向の像
を撮像する技術が知られている。6,7はテレビカメラ
5を構成するレンズとCCDなどの結像素子である。3
はテレビカメラ5に対して反射鏡2を特定位置に保持す
る円筒状の円筒面部で、透明材料からなっている。
【0004】具体的には、図5(b)はテレビカメラ5
の撮影した画像例を示しており、この画像を幾何変換す
ることにより、任意の視線方向を選択して、通常のカメ
ラで撮像したような画像を生成することが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
装置では、次のような問題点が残されている。反射鏡2
の反射像は円形である。ところが市販の結像素子7は受
光面が正方形または長方形であるため、結像素子7の受
光面の四隅に無駄な領域が発生する。図6に示す断面A
の場合には反射鏡2での反射光だけが結像素子7に入射
して結像するが、図6に示す断面Bの場合には図7
(a)に示すように反射鏡2での反射光ではない直接光
Cが結像素子7に入射して結像する。
【0006】この全方位視覚カメラは反射鏡2の回転中
心軸Dを鉛直向きにして使用されるので、太陽光が直接
光Cが結像素子7に入射する。この場合には、強烈な直
接光Cが結像素子7に入射すると、CCDの電荷漏れ出
しと呼ばれる現象が発生して画質が極端に劣化したり、
テレビカメラ5のホワイトバランス調整機能の影響で図
7(b)に示すように、本来必要な画像が暗くなってし
まって輝度分解能が極端に低下する問題がある。
【0007】また、図8(a)に示すように反射鏡2に
照明器具などが写り込むような撮影条件では、円筒面部
3の内周面で反射した光Eも結像素子7に入射して、図
8(b)に示すように本来の像に加えて偽画像、いわゆ
るゴーストFが発生してしまう。
【0008】本発明は、上方から太陽光が入射する撮影
条件下においても、輝度分解能が極端に低下する問題を
低減できる全方位視覚カメラを提供することを目的とす
る。また、照明器具などが写り込むような撮影条件下に
おいても、ゴーストの発生を低減できる全方位視覚カメ
ラを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
全方位視覚カメラは、回転二次曲面の凸面を鏡面にした
反射鏡と、前記反射鏡の回転中心軸と一致または略一致
する回転中心軸を有する円筒形状で前記反射鏡を支持す
る透明部材の円筒面部と、前記反射鏡の回転中心軸と一
致または略一致する光軸を有し前記反射鏡の凸面に対向
する位置に設置されたカメラ部とを有し、前記カメラ部
により前記反射鏡より反射する反射像を撮像する全方位
視覚カメラにおいて、前記反射鏡の上方に前記カメラ部
の結像素子の余剰領域に差し込む光を遮る遮光部材を設
けたことを特徴とする。
【0010】本発明の請求項2記載の全方位視覚カメラ
は、請求項1において、遮光部材は、半径が結像素子の
余剰領域より広く反射鏡の内部焦点と反射鏡の端点とを
結んだ延長線上からの入射光を遮らないように傾斜面を
形成したことを特徴とする。
【0011】本発明の請求項3記載の全方位視覚カメラ
は、回転二次曲面の凸面を鏡面にした反射鏡と、前記反
射鏡の回転中心軸と一致または略一致する回転中心軸を
有する円筒形状で前記反射鏡を支持する透明部材の円筒
面部と、前記反射鏡の回転中心軸と一致または略一致す
る光軸を有し前記反射鏡の凸面に対向する位置に設置さ
れたカメラ部とを有し、前記カメラ部により前記反射鏡
より反射する反射像を撮像する全方位視覚カメラにおい
て、前記カメラ部の結像素子の上にこの結像素子の余剰
領域に差し込む光を遮る遮光フィルタを設けたことを特
徴とする。
【0012】本発明の請求項4記載の全方位視覚カメラ
は、回転二次曲面の凸面を鏡面にした反射鏡と、前記反
射鏡の回転中心軸と一致または略一致する回転中心軸を
有する円筒形状で前記反射鏡を支持する透明部材の円筒
面部と、前記反射鏡の回転中心軸と一致または略一致す
る光軸を有し前記反射鏡の凸面に対向する位置に設置さ
れたカメラ部とを有し、前記カメラ部により前記反射鏡
より反射する反射像を撮像する全方位視覚カメラにおい
て、前記円筒面部の内周面に光の反射を低減する反射防
止膜を設けたことを特徴とする。
【0013】本発明の請求項5記載の全方位視覚カメラ
は、前記遮光部材と前記遮光フィルタと前記反射防止膜
とのうちの複数の組み合わせで構成したことを特徴とす
る。本発明の請求項6記載の全方位視覚カメラは、請求
項1に記載の遮光部材と請求項3に記載の遮光フィルタ
を設け、前記遮光フィルタの透過部の半径を、前記遮光
フィルタの前記結像素子の中心からの許容位置ずれ距離
に応じて前記結像素子の必要な画像領域よりも大きく設
定し、遮光部材の大きさを、前記結像素子の余剰領域の
全部に差し込む光を遮らずに一部を遮る大きさに設定し
たことを特徴とする。
【0014】本発明の請求項7記載の全方位視覚カメラ
は、請求項1に記載の遮光部材と請求項3に記載の遮光
フィルタを設け、前記結像素子の必要な画像領域の半径
をrとし、前記遮光フィルタの前記結像素子の中心から
の許容位置ずれ距離をsとした場合に、前記遮光フィル
タの透過部の半径を(r+s)に設定し、遮光部材の大
きさを、前記結像素子の余剰領域の全部に差し込む光を
遮らずに一部を遮る大きさで(r+2・s)程度に設定
したことを特徴とする。
【0015】本発明の請求項8記載の全方位視覚カメラ
は、請求項6または請求項7において、前記反射鏡の回
転中心軸と一致または略一致する回転中心軸を有する円
筒形状で前記反射鏡を支持する透明部材の円筒面部の内
周面に光の反射を低減する反射防止膜を設けたことを特
徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
1〜図4に基づいて説明する。 (実施の形態1)図1は(実施の形態1)の全方位視覚
カメラを示す。
【0017】この全方位視覚カメラは、テレビカメラ部
5の前面5Aに透明部材の円筒面部3の基端部3Aを取
り付け、円筒面部3の他端に、差し込む光を遮る遮光部
材4が取り付けられている。テレビカメラ部5の前面5
Aに対向して前記遮光部材4の内側には、回転二次曲面
の凸面を鏡面にした反射鏡2が取り付けられている。
6,7はテレビカメラ5を構成するレンズとCCDなど
の結像素子である。
【0018】テレビカメラ部5の光軸5Bと円筒面部3
の回転中心軸および反射鏡2の回転中心軸は、一致また
は略一致して組み立てられている。テレビカメラ部5の
レンズ6の主点6Aの位置は、反射鏡2の外部焦点に一
致するよう配置されている。入射光9aは反射鏡2の双
曲面で反射し、その反射光9bはレンズ6の主点6Aを
通過して受光素子7に到達し、360度全方位の画像を
撮像することが可能である。
【0019】さらに、幾何学的関係から、入射光9aの
方向を回転面内部まで延長すると反射鏡2の内部焦点1
0に到達する。このように、反射鏡2が双曲面であるた
め、レンズ6の主点6Aを通過する反射光に対応する入
射光の延長線の全てが同様に内容焦点10に集まること
が知られている。
【0020】結像素子7は受光面が正方形または長方形
であって、遮光部材4は結像素子7の余剰領域に直接光
Cが入射しないように、その半径は結像素子7の余剰領
域より広く形成されている。
【0021】さらに、円筒面部3の内周面の全域には光
の反射を低減する反射防止膜13が形成されている。こ
のように反射防止膜13を形成することによって、図8
に示したようなゴーストFの発生を低減できる。
【0022】このように、結像素子7の余剰領域に直接
光Cが入射しないように、遮光部材4を設けたので、反
射鏡2の回転中心軸を鉛直向きにして使用されても、太
陽光などの強烈な直接光Cが結像素子7に入射せず、結
像素子7を構成するCCDの電荷漏れ出しと呼ばれる現
象の発生もなく、画質の劣化を防止でき、テレビカメラ
5のホワイトバランス調整機能を有効にしている使用状
態にあっても輝度分解能の低下を防止できる。
【0023】さらに、このように直接光Cを遮るために
設けられた遮光部材4には、反射鏡2に入射する有効な
光をできる限り遮らないように外周部に傾斜面12が形
成されている。より具体的には、反射鏡2の内部焦点1
0と反射鏡2の端点2Aとを結んだ延長線11上からの
入射光を遮らないように遮光部材4の外周部には、傾斜
面12を形成したため、有効な入射光を遮ることなく不
要光を排除して良好な360度全方位の画像を撮像する
ことができる。
【0024】(実施の形態2)図2〜図4は(実施の形
態2)を示す。図2と図3(c)は(実施の形態2)の
全方位視覚カメラを示しており、受光面が長方形(また
は正方形)である結像素子7の受光面の四隅に無駄な領
域(余剰領域)に反射鏡2での反射光ではない直接光が
入射しないように、遮光フィルタ8が結像素子7の上に
設けられている。遮光フィルタ8は透過部8aと遮光部
8bで構成されている。そのほかは(実施の形態1)と
同じである。
【0025】14は結像素子7の必要な画像領域を示し
ており、中心からの半径はrである。R2はこの(実施
の形態2)における遮光部材4の大きさを示している。
R1は(実施の形態1)における遮光部材4の大きさを
比較のために示している。
【0026】遮光フィルタ8の透過部8aの大きさを結
像素子7の必要な画像領域14と同じ大きさとし、遮光
フィルタ8の透過部8aの中心と結像素子7の必要な画
像領域14の中心とが完全一致するよう遮光フィルタ8
を結像素子7の上に設置できた場合には、遮光部材4を
設けなくても遮光フィルタ8の遮光部8bだけで結像素
子7の受光面の四隅への余剰領域への光の入射を防い
で、良好な360度全方位の画像を撮像することができ
る。
【0027】しかし、結像素子7に対する遮光フィルタ
8の位置ずれが伴う可能性がある場合には、遮光フィル
タ8と遮光部材4との併用でこの問題を解消でき、しか
も遮光部材4の径をR1>R2と言うように(実施の形
態1)に比べて小径化することができる。
【0028】これを図4と図3に基づいて詳しく説明す
る。図4(a)は結像素子7の長方形の受光領域と(実
施の形態1)における遮光部材4の大きさを表してお
り、遮光部材4は長方形の受光領域の全域を遮蔽できる
径のものを必要とする。図4(b)は遮光フィルタ8を
示している。図4(c)は結像素子7に対して横方向に
距離sだけ位置ずれした遮光フィルタ8を示している。
【0029】図4(a)の結像素子7の上に、図4
(c)に示すように距離sだけ位置ずれした遮光フィル
タ8を重ねた状態が図3(a)である。この場合には、
距離sだけ位置ずれしたためにハッチング15で示すエ
リアから結像素子7の余剰領域への光が入射する。実際
の距離Sが僅かであっても、その場合の360度全方位
の画像の画質が低下する。
【0030】そこで、図3(b)に示したように、結像
素子7の受光領域の全域を遮蔽できない小径の遮光部材
4を設けることによって、前記ハッチング15で示すエ
リアから結像素子7の余剰領域への光の入射を遮ること
ができることが分かる。
【0031】しかし、遮光フィルタ8の透過部8aの大
きさが結像素子7の必要な画像領域14と同じ大きさで
ある場合には、遮光フィルタ8の位置ずれによって図3
(b)では、必要な画像領域14の左側のハッチング1
7で示すエリア遮光部8bで遮られてしまう。
【0032】そこで、この(実施の形態2)では、図3
(c)に示すように遮光フィルタ8の透過部8aの半径
を、前記遮光フィルタ8の前記結像素子7の中心からの
許容位置ずれ距離に応じて前記結像素子7の必要な画像
領域14よりも大きく設定し、遮光部材の大きさを、前
記結像素子7の余剰領域の全部に差し込む光を遮らずに
一部を遮る大きさに設定している。
【0033】具体的には、許容位置ずれ距離が距離sの
場合には、遮光フィルタ8の透過部8aの半径を(r+
s)に設定し、遮光部材4の大きさを、前記結像素子7
の余剰領域の全部に差し込む光を遮らずに一部を遮る大
きさで(r+2・s)程度に設定する。
【0034】これによると、図3(b)に見られたよう
なハッチング17で示すエリアが遮光部8bで遮られて
しまうこともなく、良好な360度全方位の画像を撮像
することができる。
【0035】なお、各実施の形態では、傾斜面12を備
えた特殊形状の遮光部材4と、遮光フィルタ8と、反射
防止膜13とのすべてを備えていたが、遮光部材4と遮
光フィルタ8と反射防止膜13とのうちの1つまたは二
つの組み合わせで全方位視覚カメラを構成することもで
きる。
【0036】具体的には、遮光部材4と遮光フィルタ8
と反射防止膜13との何れかを備えた全方位視覚カメ
ラ、遮光部材4と反射防止膜13を備えた全方位視覚カ
メラ、遮光部材4は半径が結像素子7の余剰領域と同じ
か小径で、遮光フィルタ8と反射防止膜13を備えた全
方位視覚カメラなどがそれである。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明の全方位視覚カメラ
によれば、反射鏡の上方にカメラ部の結像素子の余剰領
域に差し込む光を遮る遮光部材を設けたため、反射鏡の
回転中心軸を鉛直向きにして使用されても、太陽光など
の強烈な直接光が前記カメラ部の結像素子に入射せず、
前記結像素子を構成するCCDの電荷漏れ出しと呼ばれ
る現象の発生もなく、画質の劣化を防止ならびに輝度分
解能の低下を防止できる。
【0038】また、前記遮光部材として、半径が結像素
子の余剰領域より広く反射鏡の内部焦点と反射鏡の端点
とを結んだ延長線上からの入射光を遮らないように傾斜
面を形成した場合には、前記画質の劣化の防止ならびに
輝度分解能の低下を防止しつつ遮光部材による有効画像
の遮りを最小にして全方位画像を得ることができる。
【0039】また、本発明の全方位視覚カメラによれ
ば、カメラ部の結像素子の上にこの結像素子の余剰領域
に差し込む光を遮る遮光フィルタを設けたため、反射鏡
の回転中心軸を鉛直向きにして使用されても、太陽光な
どの強烈な直接光が前記カメラ部の結像素子に入射せ
ず、前記結像素子を構成するCCDの電荷漏れ出しと呼
ばれる現象の発生もなく、画質の劣化を防止ならびに輝
度分解能の低下を防止できる。
【0040】また、本発明の全方位視覚カメラによれ
ば、前記反射鏡の周囲に位置する円筒面部の内周面に光
の反射を低減する反射防止膜を設けたため、照明器具な
どが写り込むような撮影条件下においても、ゴーストの
発生を低減できる。
【0041】また、回転二次曲面の凸面を鏡面にした反
射鏡と、前記反射鏡の回転中心軸と一致または略一致す
る回転中心軸を有する円筒形状で前記反射鏡を支持する
透明部材の円筒面部と、前記反射鏡の回転中心軸と一致
または略一致する光軸を有し前記反射鏡の凸面に対向す
る位置に設置されたカメラ部とを有し、前記カメラ部に
より前記反射鏡より反射する反射像を撮像する全方位視
覚カメラにおいて、前記反射鏡の上方に前記カメラ部の
結像素子の余剰領域に差し込む光を遮る遮光部材を設
け、前記結像素子の上にこの結像素子の余剰領域に差し
込む光を遮る遮光フィルタを設け、前記遮光部材の大き
さを、前記結像素子の余剰領域の全部に差し込む光を遮
らずに一部を遮る大きさにした場合には、遮光フィルタ
の結像素子の上への設置作業に位置ずれがあっても結像
素子の余剰領域に不要光が入射することを、前記遮光フ
ィルタを使用せずに遮光部材だけで結像素子の余剰領域
に不要光が入射することを防止した場合の遮光部材の大
きさよりも小さな遮光部材を使用して防止することがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の(実施の形態1)の全方位視覚カメラ
の断面図
【図2】本発明の(実施の形態2)の全方位視覚カメラ
の断面図
【図3】同(実施の形態2)の要部の平面図
【図4】同(実施の形態2)の遮光フィルタの位置ずれ
を示す平面図
【図5】従来の全方位視覚カメラの断面図と撮影画像の
説明図
【図6】同従来例における反射鏡とカメラ部の結像素子
の位置を示す要部の斜視図
【図7】同従来例において直接光がカメラ部の結像素子
に入射した場合の全方位視覚カメラの断面図と撮影画像
の説明図
【図8】同従来例においてゴーストが発生する使用状態
の全方位視覚カメラの断面図と撮影画像の説明図
【符号の説明】
2 反射鏡 2A 反射鏡の端部 3 円筒面部 4 遮光部材 5 テレビカメラ(カメラ部) 5B テレビカメラの光軸 6 レンズ 7 結像素子 8 遮光フィルタ 10 内部焦点 11 反射鏡の端部2Aと内部焦点10とを結ぶ延長
線 12 反射鏡の傾斜面 13 反射防止膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石黒 浩 京都府京都市左京区高野蓼原町1−3ルネ 下鴨東723 Fターム(参考) 5C022 AA01 AB68 AC42 AC51

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転二次曲面の凸面を鏡面にした反射鏡
    と、前記反射鏡の回転中心軸と一致または略一致する回
    転中心軸を有する円筒形状で前記反射鏡を支持する透明
    部材の円筒面部と、前記反射鏡の回転中心軸と一致また
    は略一致する光軸を有し前記反射鏡の凸面に対向する位
    置に設置されたカメラ部とを有し、前記カメラ部により
    前記反射鏡より反射する反射像を撮像する全方位視覚カ
    メラにおいて、 前記反射鏡の上方に前記カメラ部の結像素子の余剰領域
    に差し込む光を遮る遮光部材を設けた全方位視覚カメ
    ラ。
  2. 【請求項2】遮光部材は、半径が結像素子の余剰領域よ
    り広く反射鏡の内部焦点と反射鏡の端点とを結んだ延長
    線上からの入射光を遮らないように傾斜面を形成した請
    求項1記載の全方位視覚カメラ。
  3. 【請求項3】回転二次曲面の凸面を鏡面にした反射鏡
    と、前記反射鏡の回転中心軸と一致または略一致する回
    転中心軸を有する円筒形状で前記反射鏡を支持する透明
    部材の円筒面部と、前記反射鏡の回転中心軸と一致また
    は略一致する光軸を有し前記反射鏡の凸面に対向する位
    置に設置されたカメラ部とを有し、前記カメラ部により
    前記反射鏡より反射する反射像を撮像する全方位視覚カ
    メラにおいて、 前記カメラ部の結像素子の上にこの結像素子の余剰領域
    に差し込む光を遮る遮光フィルタを設けた全方位視覚カ
    メラ。
  4. 【請求項4】回転二次曲面の凸面を鏡面にした反射鏡
    と、前記反射鏡の回転中心軸と一致または略一致する回
    転中心軸を有する円筒形状で前記反射鏡を支持する透明
    部材の円筒面部と、前記反射鏡の回転中心軸と一致また
    は略一致する光軸を有し前記反射鏡の凸面に対向する位
    置に設置されたカメラ部とを有し、前記カメラ部により
    前記反射鏡より反射する反射像を撮像する全方位視覚カ
    メラにおいて、 前記円筒面部の内周面に光の反射を低減する反射防止膜
    を設けた全方位視覚カメラ。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の遮光部材と請求項3に記
    載の遮光フィルタと請求項4に記載の反射防止膜とのう
    ちの複数の組み合わせで構成した全方位視覚カメラ。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の遮光部材と請求項3に記
    載の遮光フィルタを設け、前記遮光フィルタの透過部の
    半径を、前記遮光フィルタの前記結像素子の中心からの
    許容位置ずれ距離に応じて前記結像素子の必要な画像領
    域よりも大きく設定し、遮光部材の大きさを、前記結像
    素子の余剰領域の全部に差し込む光を遮らずに一部を遮
    る大きさに設定した全方位視覚カメラ。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の遮光部材と請求項3に記
    載の遮光フィルタを設け、前記結像素子の必要な画像領
    域の半径をrとし、前記遮光フィルタの前記結像素子の
    中心からの許容位置ずれ距離をsとした場合に、前記遮
    光フィルタの透過部の半径を(r+s)に設定し、遮光
    部材の大きさを、前記結像素子の余剰領域の全部に差し
    込む光を遮らずに一部を遮る大きさで(r+2・s)程
    度に設定した全方位視覚カメラ。
  8. 【請求項8】前記反射鏡の回転中心軸と一致または略一
    致する回転中心軸を有する円筒形状で前記反射鏡を支持
    する透明部材の円筒面部の内周面に光の反射を低減する
    反射防止膜を設けた請求項6または請求項7に記載の全
    方位視覚カメラ。
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WO2005111668A1 (ja) * 2004-05-17 2005-11-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 光学部材および光学部材を用いた撮像装置、ならびに光学部材の製造方法
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