JP2001223858A - 画像読取装置及び画像データの伝送方法 - Google Patents

画像読取装置及び画像データの伝送方法

Info

Publication number
JP2001223858A
JP2001223858A JP2000032499A JP2000032499A JP2001223858A JP 2001223858 A JP2001223858 A JP 2001223858A JP 2000032499 A JP2000032499 A JP 2000032499A JP 2000032499 A JP2000032499 A JP 2000032499A JP 2001223858 A JP2001223858 A JP 2001223858A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
image data
transfer
image
transfer mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000032499A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Oshima
正貴 大嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Nisca Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisca Corp filed Critical Nisca Corp
Priority to JP2000032499A priority Critical patent/JP2001223858A/ja
Publication of JP2001223858A publication Critical patent/JP2001223858A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 文字認識して文字データとして格納を要する
文字画像データ部分と、文字認識の不要な図形画像デー
タ部分を識別区分して、夫々を別個の転送モードで送信
し、画像読取装置とPC間の転送時間を短縮する。 【解決手段】 原稿を読み取ってその画像データを出力
する光検知手段と、出力した画像データを記憶する記憶
手段と、画像データを外部データ処理装置に出力する通
信インターフェイス手段と、光検知手段、記憶手段及び
通信インターフェイス手段を制御する制御手段を具備
し、制御手段は、画像データをデータ処理装置へ送信す
る際に、文字データと図形データに識別区分し、文字デ
ータに区分された画像データ部分を第1の転送モードで
送信し、図形データ部分に区別された画像データ部分を
第1の転送モードとは異なる第2の転送モードで送信す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データを取り
込むための画像入力装置に関し、特にパーソナルコンピ
ュータ等のデータ処理装置(以下、「PC」という)に
接続され、PCに対して画像データを送信する画像入力
装置の画像データの転送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のPCの性能及び機能の飛躍的向上
とその普及に伴ない、コスト低減と共に操作の簡便性と
容易性の要求が益々高まってきた。さらに、PCに内臓
されるハードディスク装置の記憶容量の増大と共に、イ
ンターネットや電子メールの利用機会が拡大したことに
よって、PCの利用形態が広がり、比較的大きなメモリ
量を必要とする画像データを取扱う場合が多くなってい
る。
【0003】画像データをPCに入力する手段として
は、写真画像の場合はデジタル・カメラが用いられ、ペ
ーパーシート等の原稿画像を取り込む場合は、通常スキ
ャナと呼ばれる光学式画像読取装置が利用される。
【0004】光学式画像読取装置には、例えばA4サイ
ズやB5サイズのシート原稿画像を読み取ってケーブル
を介してPCにその画像データを送信するもののみなら
ず、名刺、ハガキを含む比較的に小さなサイズのカード
原稿を読み取る画像読取装置が存在する。一方、画像デ
ータを受信したPCは、画像データをそのまま自己のハ
ードディスクや書き込み可能なCD−ROM等の記憶手
段に格納し、さらには画像データの中に含まれる印刷文
字のみならず手書き文字等を検索し、これを文字認識し
てテキスト・データ等に変換することが可能である。
【0005】画像読取装置は、ハガキに記載されている
図形や文字を読み取ったり、名刺に印字されている社名
ロゴ等の図形画像や、住所、氏名、電話番号及びFAX
番号等の文字や数字を読み取って、これを画像データと
してPCに送る。そして、PCは、必要に応じて、文字
認識用プログラムを起動して画像データ内の文字を検索
して文字認識することとなる。
【0006】ところで、PCの制御装置本体とそれに接
続されるキーボード、ディスプレイ、プリンタ及び前記
の光学式画像読取装置等の各種の周辺装置との接続につ
いては、相互間で個々の周辺装置特有なコネクタを介し
て接続され、このために、従来はPC制御装置本体(裏
面)には、専用のCRT用コネクタ、キーボード用コネ
クタ、標準のRS232C等のシリアル・コネクタやS
CSI及びセントロニクス規格のパラレル・コネクタ等
多くの種類のコネクタを装備していなければならなっか
った。そして、PCのセットアップや周辺装置の増設時
においては、PC制御装置本体と個々の周辺装置間は、
規定された所定のコネクタ・ケーブルを用いて相互接続
する必要があった。また従来は、PCのセットアップや
周辺装置の増設時におけるプラグ&プレイ機能はもとよ
り、電源を落とさずに接続プラグの抜き差しを可能とす
るいわゆるホット・プラグ機能が求められていたにも拘
わらず、従来のPCにおいては必ずしも操作の簡便性と
容易性が充分に達成されていたとは言い難い状況であっ
た。
【0007】このような課題に鑑みて、PCと種々の周
辺装置に対して共通のコネクタで接続可能であり、さら
にプラグ&プレイ機能とホット・プラグ機能を達成し、
標準的に用いることが可能なUSB(Universal Serial
BUS)インターフェイス規格とIEEE1394インタ
ーフェイス規格が定められ、現実的に利用されるに至っ
ている。従って、上記光学式画像読取装置とPC間は、
USBインターフェイス規格若しくはIEEE1394
インターフェイス規格に準拠したコネクタ・ケーブルで
接続されることとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像読
取装置が取り込んだ画像データは、文字コードと比較し
てデータが極めて多い。従って、画像読取装置からPC
側に画像データを送信する場合、その送信転送時間は文
字データ等の転送とは異なって長時間を必要とする。特
に、名刺やカード等を複数枚重ねて連続してスキャニン
グし、その取り込んだ画像データをリアルタイムでPC
側に送信する場合、画像データの全ての転送を、従来の
ように通常のデータ転送モードであるエラー訂正可能な
モードで送信することとなると、その送信に長時間を必
要とすることとなる。つまり、名刺やハガキ等の読み取
り画像データ中には、文字認識して例えば住所録ファイ
ルに文字データとして格納しておきたい文字画像データ
部分と、文字認識する必要性がない会社のロゴマーク等
の図形画像データ部分が混在しており、これを一律に同
じ転送モードで送信することとなると、その送信に不要
に長い時間をかけることとなり非効率的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
の課題を解決するためになされたものであって、光学的
に読み取った原稿面の画像データをPC等の外部のデー
タ処理装置に送信する画像読取装置であって、原稿の画
像を読み取ってその画像データを出力するための光検知
手段と、前記光検知手段が出力した前記画像データを一
時的に記憶するための記憶手段と、外部のデータ処理装
置と交信し、前記画像データを当該外部データ処理装置
に出力するための通信インターフェイス手段と、前記光
検知手段、前記記憶手段及び前記通信インターフェイス
手段を制御するための制御手段と、を具備し、前記制御
手段は、前記画像データを前記データ処理装置へ送信す
る際に、前記画像データを文字データと図形データに識
別区分し、前記文字データに区分された画像データ部分
を第1の転送モードにより送信し、前記図形データ部分
に区別された画像データ部分を前記第1の転送モードと
は異なる第2の転送モードにより送信する、ように構成
したことを特徴とする画像読取装置を提供するものであ
る。ここで、前記第1の転送モードは、データ転送のバ
ンド幅は保証されていないが、伝送エラーがあった生じ
た場合には再送要求することによりエラー訂正処理を行
うモードであり、前記第2の転送モードは、データ転送
のバンド幅が保証されており、前記第1の転送モードよ
りも高速伝送が可能であってエラー訂正処理を行わない
モードとする。
【0010】ここで、前記第1の転送モードはUSBイ
ンターフェイス規格におけるバルク転送モードであり、
前記第2の転送モードはそのアイソクロナス転送モード
である。同様に、前記第1の転送モードは前記IEEE
1394インターフェイス規格におけるバルク転送であ
り、前記第2の転送モードはそのイソクロナス転送であ
る。
【0011】ここで、第1の方法として、前記画像デー
タは、その階調が2値データで表わされる場合は文字デ
ータであり、その階調が2以上の多値データで表わされ
る場合は図形データである、と識別区分する。
【0012】また、第2の方法として、前記画像データ
は、モノクロ・データの場合は文字データであり、白黒
以外のカラー・データを含む場合は図形データである、
と識別区分する。
【0013】さらに、第3の方法として、前記画像デー
タは、前記原稿面における予め定められた所定区画内に
ある場合は文字データであり、前記所定区画以外は図形
データである、と識別区分する。逆に、第4の方法とし
て、前記画像データは、前記原稿面における予め定めら
れた所定区画内にある場合は図形データであり、前記所
定区画以外は文字データである、と識別区分してもよ
い。
【0014】そして、前記図形データであると識別区分
された前記画像データは、圧縮されて転送するようにす
ればさらに転送時間を短縮することが可能である。
【0015】また、本願は、光学的に読み取った原稿面
の画像データを外部のデータ処理装置に送信する方法で
あって、光検知手段によって読み取られた原稿の画像デ
ータを一時的に記憶し、前記記憶された画像データを文
字データと図形データに識別して区分し、前記文字デー
タに区分された画像データ部分を第1の転送モードによ
り送信し、前記図形データ部分に区別された画像データ
部分を前記第1の転送モードとは異なる第2の転送モー
ドにより送信する、各ステップから成る画像データの転
送方法を提供するものである。
【0016】さらに、本願は、光学的に読み取った名刺
等のカード状原稿面の画像データを外部のデータ処理装
置に送信する方法であって、光検知手段によって読み取
られた原稿の画像データを一時的に記憶し、前記記憶さ
れた画像データを、最初に、データ転送のバンド幅が保
証されており高速伝送が可能であってエラー訂正処理を
行わない一の転送モードで送信し、次に、前記データ処
理装置からの要求に基づいて、所定範囲の画像データ
を、データ転送のバンド幅は保証されていないが伝送エ
ラーがあった生じた場合には再送要求することによりエ
ラー訂正処理を行う他の転送モードで送信する、各ステ
ップから成る画像データの転送方法を提供するものであ
る。
【0017】これにより、本願発明は、読み取り画像デ
ータ中に混在している、文字認識して文字データとして
格納しておきたい文字画像データ部分と、文字認識する
必要性がない図形画像データ部分を識別区分けして、そ
れぞれを別個の転送モードで送信することにより、画像
読取装置とPC間における転送時間を短縮して効率的な
データ処理を可能としたのである。
【0018】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に係る画像入力装
置の詳細説明に入る前に、その前提となる前記USBイ
ンターフェイス規格とIEEE1394インターフェイ
ス規格の詳細について記載する。 (1)USBインターフェイス規格のデータ転送プロト
コル 図13に、USBインターフェイス規約におけるフレー
ム構成を示す。USBインターフェイスによるデータ転
送は、転送単位がフレームという概念で時間分割され、
そのフレームを積み重ねていくことで行う。これはUS
Bのデータ転送方式のもっとも重要な概念である。US
Bの場合は、このフレームが1msという時間単位でく
り返し実行される。
【0019】フレームはSOF(スタート・オブ・フレ
ーム)パケットにより開始する。そして、ホストのPC
はあらかじめそのフレーム中にスケジューリングされて
いたデータ転送要求トークン(キーボードやカメラから
のデータ入力要求や、音声データの出力)を順次送出す
ることにより、複数のファンクションとのデータ転送を
並行して行っていく。
【0020】そしてプリンタへの多量の印字データ送出
のように、元来転送しなければならないデータ数が1フ
レーム内に納まらないような場合には、後のフレームで
再度データ転送要求トークンをPCからそのファンクシ
ョンに送出することでデータ転送を完了させる。このこ
とは逆にUSBファンクションを作ろうとした場合に
は、元データ列をフレーム単位に分割して転送しなくて
はならないということを意味する(図14)。したがっ
て、USBファンクションにはフレーム単位にデータ列
を貯えておくFIFOをもたなくてはならない場合があ
る。1回のデータ転送パケットで連続して送ることので
きるデータの数は後述のデータ転送方式によっても異な
るが、1〜1,023バイトである。
【0021】USBのこのフレーム分割によるデータ転
送を行う特徴をもっとも良く利用し、USBでデータ転
送を行ううえでもっとも特徴的な転送方式がこのアイソ
クロナス転送である。
【0022】これは一定周期に一定量のデータを転送し
たいとき、言い換えればデータのリアルタイム性が重要
なアプリケーションに有効な転送方式といえる。リアル
タイム性が重要なアプリケーションとしては、たとえば
電話機のスピーカやマイクへの音声データの転送やテレ
ビ・カメラからの映像信号入力などが挙げられる。
【0023】この方式はIEEE1394でも採用して
いるものなのだが、このデータ転送方式を取り入れるこ
とによってUSB、IEEE1394ともにデータ転送
用バスとして用いられる。
【0024】USBのアイソクロナス転送の特徴は、
(a)データの転送幅を保証している、(b)データの
転送時間を保証している、(c)データのエラー保証は
行わない、の3点にある。以下、それぞれの特徴につい
て説明する。 (a)データ転送幅の保証 USBでは、ハブとファンクションを含めたUSBデバ
イスがポートに接続されたときに、そのUSBデバイス
がもつさまざまなコンフィグレーション情報をホストP
Cが引き上げる仕様になっている。アイソクロナス転送
を行いたいファンクションの場合には、そのファンクシ
ョンが要求するデータ転送幅(1msごとに何バイトの
データ転送を行いたいか)をPCに報告することになっ
ている。
【0025】一方、ホストPCでは、1msのフレーム
中にどのような転送を、いつ行うかどうかをつねにスケ
ジューリングしているが、このアイソクロナス・ファン
クションからの要求をもとに、1msのフレーム時間の
うち要求された転送幅に応じた時間をアイソクロナス転
送専用として優先的にリザーブする(従って、アイソク
ロナス・ファンクション以外のファンクションは残って
いる時間を使用してデータ転送を行うことになる)。
【0026】このように、1msのフレーム時間のうち
そのファンクションに必要な転送時間をあらかじめ確保
しておくことにより、アイソクロナス転送ではデータの
転送幅を保証できるというわけである。 (b)データ転送時間の保証 いくらデータ転送幅を確保してもデータ転送開始までの
時間が遅れてしまっては問題となる場合がある。データ
転送幅は確保されているので、電話から入出力する音声
情報自身はたしかに欠落することなく配信できるが、デ
ータが実際にUSB上で転送が完了するまでに1秒かか
ってしまうような場合、こちらで話した内容が相手に伝
わるまでに1秒かかってしまうことになる。そして、そ
の音声を聞いて相手が返事をしたとき、その声がまたU
SBを通って受話器から聞こえるので、自分が話してか
ら2秒経たないと返事が聞こえないことになる。実際に
この電話のようなアプリケーションしか実現できないと
すると大問題になってしまう。LANの転送スピードは
最近では100Mbpsのものも出回っているが、LA
Nが混んでいて各ノードからのデータ転送要求が高い頻
度でぶつかるような状態のとき、LANでは少し後にデ
ータ転送要求を再度行うため、実際に音声データ・パケ
ットが相手に届くまでの時間はどんどん遅くなってしま
う。
【0027】この遅れがあっても音声をとぎらせないよ
うにアプリケーションを作ろうとすると、一時的にデー
タを貯えておくべきデータ・バッファ容量が大きくな
り、結局レスポンスが悪くなるといった悪循環に陥って
しまう。
【0028】USBでは、アイソクロナス転送に必要な
データ転送時間はあらかじめ優先的にスケジューリング
されている。したがって、たとえばUSB電話でアイソ
クロナス転送を行っている最中に大量の印刷データをプ
リンタに送ろうとした場合、印字データだけがUSBフ
レーム内にあふれてアイソクロナス転送が実行されない
ということはない。このような場合でもつねにアイソク
ロナス転送が先に実行され、残った時間で印字データを
転送するということになる。結果としてバスが混んでい
るときにUSB電話の音声が遅れて転送されるという現
象は起きない。 (c)データのエラー保証は行わない これもアイソクロナス転送が、データをリアルタイムに
転送するのを重視した転送方式であることを特徴づける
ものである。
【0029】これはあるアイソクロナス・データ・パケ
ット中、たとえばデータの一部に電磁ノイズが乗り、そ
のパケットのCRCチェックでエラーとなったような場
合でも、再送要求はできないということである。
【0030】USBでは、物理的なデータ転送エラーは
10−10以下に抑えるように定義されているため、実
際に1パケット中で実際にエラーがあるのはほんの数バ
イトであることが予想される。
【0031】電話での音声転送のようにリアルタイム性
が要求されているようなアプリケーションでは、これら
の数バイトのためにデータ再送を要求する(比較的広い
範囲での音飛び)より、エラーを残したまま(一瞬のノ
イズ音)次のデータ・パケットを受け入れる準備を行っ
たほうが実使用上問題は少ないだろうという考えからこ
のような方針でデータ転送を行っている。したがって、
いくらアイソクロナス転送がデータ転送幅を保証すると
いっても、データの1バイトごとに重要な意味のあるも
の(文字コート転送による文字の印字など)には不向き
である。
【0032】インタラプト転送方式は、ファンクション
からホストPCに周期的に少量のデータを入力するよう
なアプリケーションに使用される。このデバイスの例と
してキーボード/マウスやジョイスティックなどがあ
る。
【0033】この転送方式もファンクションがUSBに
接続されたときに何msごとに最大何バイトのデータを
ホストPCに転送したいかを、コンフィグレーション情
報としてファンクション接続時にホストPCに報告す
る。ホストPCはその情報をもとに、どのフレーム番号
でそのファンクションに対するデータ転送要求トークン
を送出するかスケジューリングを行う。
【0034】コントロール転送方式は、おもにUSBデ
バイスがそのコンフィグレーション情報などをホストP
Cに転送するときに使用される。この転送方式では、ま
だそのUSBデバイスの素性がわかっていない段階から
コンフィグレーション情報などを転送する必要があると
いう性格から、データ・パケットのフォーマットはUS
B規格として定義されている。
【0035】パルク転送方式は、大量のデータを転送し
たい、またそのデータは不定期に発生し、リアルタイム
性があまり重要でないアプリケーションに有効な転送方
式である。今までPCで多く使われてきたRS-232-Cやパ
ラレル・ポートなどで使用してきた感覚と同じような感
覚で簡単に使用できる転送方式ともいえる。この方式は
フレーム時間内でアイソクロナス転送やインタラプト転
送が使用した時間以外の空いた時間にデータ転送を行お
うという方式である。したがって、アイソクロナス転送
もインタラプト転送もフレーム時間をほとんど使用して
いないような軽負荷の場合には、もっとも効率的にバス
を使用することができるが、それらがフレーム内のほと
んどの時間が占有されてしまうような高負荷の状態で
は、もっとも低い優先順位となってしまうと。
【0036】ただしアイソクロナス転送とは違い、デー
タ・パケットでエラーが発見された場合には再送要求で
きるため、最終的に転送されるデータの内容は保証され
る。
【0037】これらの転送方式別のフローを図15に、
各転送方式の特徴を図16に示す。 (1)IEEE1394インターフェイス規格のデータ
転送プロトコル IEEE1394のデータ転送では、周期的に送信する
必要のある同期データ(アイソクロナス・パケット)
と、任意のタイミングでのデータ送受信が許容される非
同期データ(アシンクロナス・パケット)が同時に存在
し、なおかつ同期データのリアルタイム性を保証してい
る。
【0038】データ転送では、転送に先立ってバス使用
権を要求し、使用許諾権(アービトレーション)を得
る。アシンクロナス転送では、送信ノードIDと受信ノ
ードIDが転送データと一緒にパケット・データとして
送られる。受信ノードは自分のIDを確認してパケット
を受け取るとアクノリッジ信号を送信ノードに返す。こ
れで一つのトランザクション(transaction)が終わ
る。
【0039】アイソクロナス転送では、送信ノード側で
伝送速度と一緒にアイソクロナス・チャネルを要求す
る。チャネルIDが転送データと一緒にパケット・デー
タとして送られる。受信ノードは自分がほしいチャネル
IDを確認してパケットを受け取る。必要なチャネル数
と伝送速度はアプリケーション層で決める。
【0040】上記のデータ転送プロトコルは物理層、リ
ンク層、トランザクション層の三つの層によって定義さ
れる。
【0041】物理層は、バスとの物理的・電気的インタ
ーフェース、前節で述べたノード接続の自動認識、バス
上のノード間のバス使用権の調停(バス・アービトレー
ション)などを行う。リンク層は、アドレッシング、デ
ータ・チェック、パケット(アイソクロナスおよびアシ
ンクロナス)送受信、そしてアイソクロナス転送のため
のサイクル制御を行う。そしてトランザクション層(Tr
ansaction Layer、インターフェースに対して実際の運
用処理を行うドライバ)では、アシンクロナス・データ
に関する処理を行う。以下、物理層を除いた各層で行わ
れる処理の詳細を解説する。
【0042】トランザクションの種類には、リード(読
み出し)トランザクション、ライト(書き込み)トラン
ザクション、ロック・トランザクションがある。
【0043】リード・トランザクションではイニシエー
タ(要求ノード)がターゲット(応答ノード)の特定ア
ドレスのメモリのデータを読み取る。リード・トランザ
クションにはクワッドレット(quadlet、4バイト)リ
ードとブロック(4バイト以上)リードがある。ライト
・トランザクションではイニシエータがターゲットの特
定アドレスのメモリにデータを書き込む。ライト・トラ
ンザクションにもクワッドレット(4バイト)ライトと
ブロック(4バイト以上)ライトがある。
【0044】ロック・トランザクションではイニシエー
タからターゲットに参照データと更新データを転送し、
その参照データとターゲットのアドレスのデータを組み
合わせて処理(スワップなど)を行い、ターゲットの指
定されたアドレスのデータを更新する。
【0045】図17に示すように、トランザクション層
ではCSRアーキテクチャに基づき、読み出し(リー
ド)、書き込み(ライト)、ロックの各コマンドは要求
・応答プロトコルで実現される。図17に示す要求・指
示・応答・確認は、トランザクション層でのサービス単
位である。トランザクション要求は応答ノードに対する
パケットの転送(TR_DATA.request)、トランザクショ
ン通知(TR_DATA.indication)は応答ノードに要求が届
いたことの通知、トランザクション応答(TR_DATA.resp
onse)はアクノリッジの送信、トランザクション確認
(TR_DATA.confirmation)はアクノリッジ受信である。
【0046】トランザクション層におけるアシンクロナ
ス・パケットのデータ長は、バス上でのデータ転送時間
が62μs未満になるように定められている(アイソク
ロナス転送サイクルは125μs)。したがって転送レ
ートが100Mbpsのバスであれば最大データ長は51
2バイト、転送レートが200Mbpsなら1024バイ
ト、転送レートが400Mbpsなら2048バイトにな
る。なぜこのようになっているかというと、アイソクロ
ナス・データ転送のための伝送帯域を保証するためであ
る。
【0047】一つのパケット転送プロセスはサブアクシ
ョンと呼ばれ、アシンクロナス・サブアクションとアイ
ソクロナス・サブアクションの二つの種類がある。
【0048】アシンクロナス・サブアクションはアシン
クロナス(非同期)データを転送するためのサブアクシ
ョンで、送達確認(アクノリッジ)がターゲット(応答
ノード)からイニシエータ(要求ノード)へ転送され
る。アイソクロナス・サブアクションはアイソクロナス
(同期)データを転送するためのサブアクションで、送
達確認(アクノリッジ)は行われない。
【0049】図18及び図19に示すように、サブアク
ションは、アービトレーション(Arbitration)フェー
ズ、パケット転送フェーズ、アクノリッジ・フェーズか
ら構成される。各アシンクロナス・サブアクション間に
はバス上でのサブアクション相互の衝突を避けるための
「サブアクション・ギャップ」が存在する。そして、サ
ブアクション内のパケット転送フェーズとアクノリッジ
・フェーズとの衝突を避けるための「アクノリッジ・ギ
ャップ」が存在する。また、アイソクロナス・サブアク
ションでも同じく、「アイソクロナス・ギャップ」が存
在する。
【0050】バス上には8kHz(125μs)の周期
を発生させるサイクル・マスタとよばれるノードが存在
する(ルート・ノードがその役割をもつ)。このサイク
ル・マスタは8kHzの周期でサイクル・スタート・パ
ケットを送信する。
【0051】サイクル・スタート・パケットはバス上の
すべてのノードにブロードキャストされ、各ノードはサ
イクル・タイマ・レジスタにパケット内のサイクル時間
を設定する。これにより、本来125μsごとに到着す
るサイクル・スタート・パケットが遅れても各ノードの
時間のずれを調整することができる。
【0052】サイクル・スタート・パケット受信後、ア
イソクロナス・パケット送信ノードは送信要求動作を開
始し、バス獲得後(アービトレーション後)パケットを
送信する。すべてのノードがアイソクロナス・パケット
の送信を完了するとサブアクション・ギャップに相当す
るアイドル時間が経過するので、その時点からアシンク
ロナス・サブアクションの実行を開始する。
【0053】図20に示すように、リンク層もトランザ
クション層と同じく、応答ノードに対するパケットの転
送を要求するリンク要求(LK_DATA.request)、応答ノ
ードにパケット受信を通知するリンク通信(LK_DATA.in
dication)、応答ノードからのアクノリッジ送信のリン
ク応答(LK_DATA.response)、要求ノードのアクノリッ
ジ受信のリンク確認(LK_DATA.confirmation)サービス
で単位に分けられる。
【0054】以上説明したUSBインターフェイス規格
及びIEEE1394インターフェイス規格を前提にし
て、本発明に係る画像入力装置の詳細を説明する。ここ
で、以下の本発明の実施の形態はUSBインターフェイ
ス手段を具備する例として記載する。しかし、本願発明
がIEEE1394インターフェイスを介してPCに接
続される場合も同様に適応されることは言うまでもな
い。
【0055】図1は、本発明の実施の形態の例を示す図
であり、パソコン本体に接続された画像読取装置を示
す。また、図2は、本発明に係る画像読取装置の斜視図
を示す。
【0056】画像読取装置1は、USBコネクタ受け2
を備えており、USBケーブルCを介してホストPCに
接続される。最大長さ5メートルのUSBケーブルCに
は、画像読取装置側にはシリーズAタイプのUSBコネ
クタC1が、ホストPC側にはシリーズBタイプのUS
BコネクタC2が結合されている。図1に示すように、
USBケーブルCは、拡張用のUSBハブ・コネクタE
を介してホストPCに接続されてもよい。USBハブ・
コネクタは、最大5段まで入ることが可能である。
【0057】図2に示すように、画像読取装置1は、カ
ードを積載する積載部3を備えており、ここから1枚づ
つ繰り出されたカードは装置内部に搬送され、後述する
画像入力装置によってその記載内容が読み取られる。そ
して、読み取られた情報は、パソコン本体Pのデータベ
ースに蓄積される。なお、画像読取装置1は、スタート
スイッチ50をON操作することによって起動される。
このとき、パソコン本体PCから電源供給を受けること
ができれば、表示ランプ6が継続点灯する。もし、電源
供給を受けることができなければ、表示ランプ6は、電
源供給を受けるまで断続点灯する。
【0058】図3および図4は、画像読取装置の内部構
造を示す図であり、図3は側方から、図4は上方から、
それぞれ見た図である。
【0059】画像読取装置1の一側部には、図2に示し
たように、上方に露出する積載部3が設けられている。
積載部3は、実際にカードが積載される押圧板4と、押
圧板4と本体フレーム1aとの間に設けられ、押圧板4
を上方に向けて付勢する押圧バネ5とを備えており、押
圧板4に載置されたカードは、押圧バネ5の付勢力によ
って後述する給紙ローラに向けて付勢される。
【0060】また、上記押圧板4には、一対のサイドガ
イド7,8が立設されている。各サイドガイド7,8
は、カード搬送方向である矢印D方向と直交する方向に
延出し夫々対向する向きに形成されたラック7a,8a
と、押圧板4の裏面略中央に回転可能に設けられ、各ラ
ック7a,8aに噛合するピニオン9とを備えたユニバ
ーサル機構によって、一体的に矢印D方向と直交する方
向に移動可能となっている。すなわち、押圧板4に載置
されたカードは、いずれかのサイドガイドを移動させる
ことで、その両サイドが規定されるようになっている。
【0061】押圧板4に積載されたカードは、以下に詳
述するカード分離機構10によって1枚づつ分離され、
後述する画像入力装置の読取り部に向けて搬送される。
ここで、カード分離機構の構成および動作について、図
3乃至図6を参照して説明する。
【0062】本体フレーム1aには、矢印D方向と直交
する方向に駆動軸11が回転可能に支持されており、こ
の駆動軸11は、本体フレーム1aに支持された駆動モ
ータMが駆動されることで回転駆動される。駆動軸11
には、所定間隔をおいて一対の給紙ローラ11aが一体
的で、かつ回転可能に支持されており、押圧板4に積載
されたカードの表面に当接可能となっている。
【0063】前記押圧板4には、その中央部分(一対の
給紙ローラ11aの間に対応する部分)に切欠部4aが
形成されており、この切欠部内に、湾曲した板状のスト
ッパ13が所定角度だけ回動可能に配設されている。具
体的には、ストッパ13は、駆動軸11と並行で、かつ
押圧板側のやや上方でフレーム本体1aに回転可能に支
持された支持軸13aの中央部分に一体的に形成されて
おり、図3に示すように、側方から見て給紙ローラ11
aの外周面より下方で、その外周面に部分的に沿うよう
に湾曲形成されている(図3は初期位置を示す)。
【0064】支持軸13aは、以下の機構によって、そ
の回転が規制/解除され、前記ストッパ13は所定角度
回動可能となっている。すなわち、ストッパ13は、支
持軸13aの回転が規制されているときが図3、図5に
示す初期位置であり、支持軸13aの回転が解除されて
いるときが回動可能状態で、その下面が給紙ローラ11
aの外周面より上方に回動可能となっている。
【0065】上記駆動軸11には、その端部に駆動モー
タMとギヤトレインT1によって連結されたギヤ15が
固定されている。このギヤ15と給紙ローラ11aとの
間には、駆動軸11に固定され、軸方向に延出する爪部
17aを具備したラチェットロック17と、爪部17a
と係合するテーパ面18aが形成されたラチェットナカ
18が配されている。このラチェットナカ18は、ラチ
ェットロック17が回転することで、爪部17aとテー
パ面18aとの係合関係により、給紙ローラ11a側に
摺動されるように駆動軸11に回転可能に支持されてい
る。なお、ラチェットナカ18と給紙ローラ11aとの
間には、ラチェットバネ20が配設されており、ラチェ
ットナカ18をギヤ15側に向けて付勢している。
【0066】前記ラチェットナカ18は、その中央部分
に円周溝18bが形成されており、円周溝18bの一端
側が上記テーパ面18aを有するテーパ部18c、他端
側が端面にラチェット18dが形成されたラチェット部
18eとなっている。そして、上記支持軸13aには、
この円周溝18bに入り込み、かつラチェット部18e
の外周面と当接可能な当接部13cが形成されている。
なお、ラチェット18dは、ラチェットナカ18が給紙
ローラ11a側に摺動された際、給紙ローラ11aの対
向端面に形成されたラチェット11bと係合可能になっ
ている。
【0067】押圧板4の前端面4b側には、前端面4b
と対向し、積載されたカードの前端が当て付く突き当て
部22aを有する上カバー22が隣接して設けられてい
る。そして、その中央には、切欠部22cが形成され、
その部分にカードの1枚分離が成されるよう、カード搬
送方向(D方向)に向けて上昇し、摩擦部を表面に具備
した分離部25が配置されている。
【0068】以上のように構成されたカード分離機構1
0によって、押圧板4上に積載されたカードの1枚分離
を行う動作について説明する。
【0069】図5に示す初期状態において、押圧板4上
にカードが積載されると、押圧板4は押圧バネ5の付勢
力によって上方に押し上げられる。このとき、当接部1
3cがラチェット部18eの外周面と当接した状態にあ
るため、支持軸13aは回転することはできず、積載さ
れたカードは、ストッパ13によって給紙ローラ11a
の外周面に接触することはなく、また、カード分離部分
である突き当て部22a及び分離部25に進入すること
はない。
【0070】この状態で、読取り動作指示が伝わると、
モータMが回転駆動され、ギヤ15に回転駆動力(図5
矢印方向)が伝達される。これにより、駆動軸11が回
転駆動され、ラチェットロック17も一体的に回転す
る。このとき、爪17aがラチェットナカのテーパ面1
8aに沿って移動し、ラチェットナカ18を給紙ローラ
11a側に向けて摺動させる。
【0071】ラチェットナカ18が摺動すると、ラチェ
ット部18eに当接していた当接部13cが溝部18b
に入り込み、支持軸13aを回転可能状態とする。これ
により、押圧板4に積載されたカードは、押圧バネ5の
付勢力によってストッパ13を上方に移動させ(支持軸
13aを回転させる)、給紙ローラ11aの外周面に当
接するようになる。一方、ラチェットナカ18が摺動
し、ラチェットロック17の爪部17aがテーパ面18
aを滑り終わると、爪部17aは回転規制面18fに当
接し、ラチェットナカ18も一体的に回転するようにな
る。そして、これと同時にラチェット部18eのラチェ
ット18dが給紙ローラ11aのラチェット11bと係
合し、給紙ローラ11aも一体的に給紙方向に回転駆動
される(図6参照)。
【0072】給紙ローラ11aが回転すると、それに当
接しているカードは、D方向に搬送され、分離部に向け
て繰り出される。そして、押圧板4に積載されたカード
は、その前端部分が上カバー22の突き当て部22aに
規制されると共に、その最上のカードが分離部25によ
って分離され、後述する画像入力装置の読取り部に向け
て搬送される。
【0073】そして、最終のカードを搬送し終えると、
ストッパ13が解除バネ19の捻り力(又は戻り力)に
より押圧板4の切欠部4a内に落ち込み、これにより、
当接部13cもラチェットナカの溝部18bから外れ
る。その後、モータMを逆回転駆動し、ラチェットロッ
クの爪部17aを図5に示す状態に戻すことで、ラチェ
ットナカ18はラチェットバネ20の付勢力によって初
期位置に戻り、再びカード積載待機状態となる。ここ
で、解除バネ19とラチェットバネ20の作用により、
原稿がなくなった時にはラチェットナカ18が解除する
ように構成すれば、リセットのためのモータMの逆回転
駆動を不要とすることも可能である。
【0074】図3に示すように、上述したカード分離機
構10の下流側には、搬送ローラ対30および排出ロー
ラ対32が配設されており、これらのローラ対30,3
2の間に画像入力装置40が配設されている。搬送され
たカードは、この画像入力装置40の読取り部40aを
通過する際、スキャンされ、その内容が読み取られた
後、排出ローラ対32を介して装置本体外に排出され
る。なお、これらのローラ対30,32は、各支持軸の
端部に取り付けられている駆動ギヤ30a,32aが上
記モータMにギヤトレインT2を介して連結されてお
り、モータMの駆動によって回転駆動される。
【0075】画像入力装置40は、搬送ローラ対30に
よって送られてくるカードに対して光を照射する光源
(LED)41と、カードからの反射光を偏向する偏向
部材(ミラー)42と、このミラー42からの光を集光
する集光レンズ43と、集光レンズ43からの光を検出
する光学素子(CCD)45とを備えており、集光レン
ズ43によって集光されたカードからの反射光は、前記
CCD45によって検出され、検出された光は光電変換
された後、画像データとしてPCに取り込まれてデータ
処理がなされる。
【0076】次に、本発明に係る画像データのPCへの
データ転送方式の詳細を説明する。図7は、本発明に係
る第1の画像データ転送方式を説明するフローチャート
を示す。スタートボタンの押下等による原稿の読取操作
が行われると、原稿の読取り動作の準備状況が確認され
る(S11)。これは、原稿が所定の位置に搭載されて
いるかの検出のみならず、USBインターフェイスを具
備する画像読取装置において、電源供給をホストPC側
から受ける場合等に、PC側から電源の使用承認を得る
必要性がある場合の使用許諾の確認を含む。
【0077】次に、原稿の読取準備が整っており読取起
動が可能な場合は、画像読取装置の制御装置は、原稿駆
動手段を動作させることによりトレイ上に載置された原
稿を装置内部に取り込み光検知手段によって原稿面の画
像データをスキャニングすることとなる(S12)。原
稿は、原稿搬送手段によって一定速度によって主走査方
向に搬送されるので、光検出手段は所定間隔のタイミン
グでスキャニングする。原稿の搬送送り速度と当該スキ
ャニング間隔によって画像データのスキャニング密度
(bpi)が決定されることとなる。本画像読取装置の
場合は、一例として200乃至600bpiとしてい
る。本画像読取装置における光検知手段は、上記のよう
にCCD等の光学縮小タイプの光検知手段を利用しても
よいが、線形の接触型光センサを用いているが、。
【0078】光検出手段によって検出された画像データ
は、一旦記憶装置に格納される(S13)か、又は格納
されることなく次のステップS14において、各画像デ
ータ部分が、文字データであるか図形データであるかが
識別される。当該識別法については、図8乃至10にお
いて具体的に説明する。
【0079】文字データ部分であると識別された画像デ
ータは、第1の転送モードでPC側に送信され(S1
7)、続いて、図形データ部分であると識別された画像
データは、前記第1の転送モードとは異なる第2の転送
モードでPC側に送信される(S18)。ここで、前記
第1の転送モードにおける送信と前記第2の転送モード
における送信の順番は、逆でもよい。ここで、画像デー
タ部分は、所定の圧縮モードで転送送信するようにして
もよい。そして、前記第1の転送モードによって送信さ
れる文字データ部分は、PCにおいて文字認識され、前
記第2の転送モードによって送信される図形データ部分
は、そのままの画像データとして、PCの記憶手段内に
格納されるか、廃棄されてもよい。文字認識された文字
データは、例えば住所ファイルに所定フォーマットの形
で格納されることとなる。
【0080】以下、読み取った画像データが文字データ
部分か若しくは図形データ部分かをどのように識別する
かについて説明する。
【0081】図8は、本発明に係る第2の画像データ転
送方式を説明するフローチャートを示す。図8における
S21乃至S23については、図7におけるS11乃至
S13と同様である。そして、S24において、読み取
った画像がその階調が2値データで表わされるものであ
れば文字データと見做し、また3以上の多値データで表
わされるものであればこれを画像データと見做し、これ
らをそれぞれ第1のバッファ手段と第2のバッファ手段
に格納する(S25、S26)。これは、文字データの
場合は、通常、文字を構成する部分は深い黒であり、文
字を構成しない部分は真の白であることから中間の灰色
トーンは存在しないとの前提に基づき、図形データの場
合は、通常、多階調をともなったトーンで表示される前
提に基づく。
【0082】そして、第1のバッファに格納され文字デ
ータとされる画像データは、第1の転送モードである前
記したバルク転送モードにより、また第2のバッファに
格納され図形データとされた画像データは、第2の転送
モードであるアイソクロナス転送モードにてそれぞれ送
信されることとなる(S27、S28)。ここで、S2
7とS28の送信ステップは逆でもよい。また、前記バ
ルク転送においては、PC側からの再送リクエストを受
け付けてエラー処理が行われ、前記アイソクロナス転送
においては、エラー処理は行われない。
【0083】図9は、本発明に係る第3の画像データ転
送方式を説明するフローチャートを示す。図9における
S31乃至S33については、図7におけるS11乃至
S13と同様である。そして、S34において、読み取
った画像がモノクロ・データで表わされるものであれば
文字データと見做し、またカラー・データで表わされる
ものであればこれを文字認識する必要がない画像データ
と見做し、これらをそれぞれ第1のバッファ手段と第2
のバッファ手段に格納する(S35、S36)。これ
は、文字データの場合は、通常、文字を構成する部分は
黒、青等のインクの一色で印字若しくは記載されてお
り、文字を構成しない例えばロゴ・マーク等の部分は多
数色の場合が多いとの前提に基づく。
【0084】そして、第1のバッファに格納され文字デ
ータとされる画像データは、第1の転送モードである前
記したバルク転送モードにより、また第2のバッファに
格納され図形データとされた画像データは、第2の転送
モードであるアイソクロナス転送モードにてそれぞれ送
信されることとなる(S37、S38)。
【0085】図10は、本発明に係る第4の画像データ
転送方式を説明するフローチャートを示す。図10にお
けるS41乃至S43については、図7におけるS11
乃至S13と同様である。そして、S44において、読
み取った画像が予め定められた所定の区画若しくは区域
内にあるものは文字データと見做し、またそれ以外の区
画若しくは区域内にあるものはこれを文字認識する必要
がない画像データと見做し、これらをそれぞれ第1のバ
ッファ手段と第2のバッファ手段に格納する(S45、
S46)。これは、例えば、名刺上に印字された文字を
認識する場合、氏名や住所等の文字認識すべき画像デー
タ部分と、文字認識を必要としない会社のロゴマーク等
の図形データ部分は、それぞれ原稿(名刺)上の区域若
しくは領域によって区分けできるとの前提に基づく。従
って、上記S44において、読み取った画像が予め定め
られた所定の区画若しくは区域内にあるものを図形デー
タと見做し、またそれ以外の区画若しくは区域内にある
ものはこれを文字認識する必要がある文字データと見做
すようにしてもよい。
【0086】そして、第1のバッファに格納され文字デ
ータとされる画像データは、第1の転送モードである前
記したバルク転送モードにより、また第2のバッファに
格納され図形データとされた画像データは、第2の転送
モードであるアイソクロナス転送モードにてそれぞれ送
信されることとなる(S47、S48)。ここで、S4
7とS48の送信ステップは逆でもよい。また、前記バ
ルク転送においては、PC側からの再送リクエストを受
け付けてエラー処理が行われ、前記アイソクロナス転送
においては、エラー処理は行われない。
【0087】図11は、本発明に係る第5の画像データ
転送方式を説明するフローチャートを示す。図11おけ
るS51乃至S53については、図7におけるS11乃
至S13と同様である。そして、本転送方式において
は、S54において、読み取った画像データの全てを、
先ずは前記第2の転送モードであるアイソクロナス転送
モードで送信する(S54)。そして、その後のPC側
からの要求に応じて、前記第1の転送モードであるバル
ク転送しようとするものである(S55乃至58)。
【0088】この場合、PCは、受信した画像データ
を、文字データ区分と画像データ区分に識別する。そし
て、そのまま文字認識できる場合は、文字認識してしま
う。文字認識できない場合は、本画像読取装置に対して
画像データの再送信要求を行う(S55)。当該再送信
要求の際に再送信すべき先に送信されてきたデータ範囲
若しくはデータブロックを特定する。そして、画像読取
装置は、PCから要求された範囲の画像データを、今度
はエラー処理可能な第1の転送モードであるバルク転送
モードにて送信するのである(S58)。ここで、再送
信されるべきデータ範囲が指定されない場合には、全画
像データをエラー処理可能な第1の転送モードであるバ
ルク転送モードにて送信するようにしてもよい(S5
7)。
【0089】図12は、本発明に係る画像読取装置にお
ける制御手段のブロック構成図を示す。上記説明のよう
に原稿の画像は、光検知手段によって順次読み取られ
る。ここで光検知手段は、図1乃至6で説明したCCD
等の光学縮小タイプの光検知手段を利用してもよいが、
線形の接触型光センサを用いてもよい。副走査方向の画
像データは、コントロールICから供給されるクロック
信号毎にビット列のシリアル・データとしてAMPに入
力され、増幅されて信号レベル補正が行われる。レベル
補正が行われたアナログデータはそのその階調に応じて
デジタル変換される。カラーデータの場合はRGBの基
本色要素毎にデジタル変換される。この後、デジタル変
換されたデータは、所定バイト数に束ねられてRAM等
の記憶手段に一時格納され、または直接に、上記した転
送モードによりUSBインターフェイス手段若しくはI
EEE1394インターフェイス手段を介してホストP
Cに送信されることとなる。図12において、ROMに
は動作プログラム及び固定データが記憶される。また制
御パラメータ設定手段は、図7乃至11において記載し
た各種転送方式の関連パラメータの設定入力等に利用す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す図であり、PCに
接続された画像読取装置を示す。
【図2】本発明に係る画像読取装置の外観斜視図を示
す。
【図3】画像読取装置の内部側面図を示す。
【図4】画像読取装置の内部上面図を示す。
【図5】画像読取装置におけるカード分離機構を示す。
【図6】カード分離機構におけるカード積載状態を示
す。
【図7】本発明に係る第1の画像データ転送方式を説明
するフローチャートを示す。
【図8】本発明に係る第2の画像データ転送方式を説明
するフローチャートを示す。
【図9】本発明に係る第3の画像データ転送方式を説明
するフローチャートを示す。
【図10】本発明に係る第4の画像データ転送方式を説
明するフローチャートを示す。
【図11】本発明に係る第5の画像データ転送方式を説
明するフローチャートを示す。
【図12】本発明に係る画像読取装置における制御手段
のブロック構成図を示す。
【図13】USBインターフェイス規約におけるデータ
・フレームの構成を示す。
【図14】USBインターフェイス規約における転送デ
ータのフレーム分割を示す。
【図15】USBインターフェイス規約における各転送
モードのデータ・フローを示す。
【図16】USBインターフェイス規約における各転送
モードの特徴を示す。
【図17】IEEE1394インターフェイス規約にお
けるトランザクション層サービスを示す。
【図18】IEEE1394インターフェイス規約にお
けるアシンクロナス・サブアクションを示す。
【図19】IEEE1394インターフェイス規約にお
けるアイソクロナス・サブアクションを示す。
【図20】IEEE1394インターフェイス規約にお
けるリンク層サービスを示す。
【符号の説明】
1 画像読取装置 6 表示ランプ 41 LED(光源) 42 ミラー(偏向部材) 43 集光レンズ 45 光検知手段 50 スタートスイッチ PC 外部ホストPC C USBコネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C062 AA06 AA27 AB10 AB46 AC64 BA04 5C072 AA01 BA03 CA05 EA05 UA11 VA10 5C075 CA90 CE10 FF09 5C077 LL18 MP06 NN19 PP27 PQ08 RR20

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的に読み取った原稿面の画像データ
    を外部のデータ処理装置に送信する画像読取装置であっ
    て、 原稿の画像を読み取ってその画像データを出力するため
    の光検知手段と、 前記光検知手段が出力した前記画像データを一時的に記
    憶するための記憶手段と、 外部のデータ処理装置と交信し、前記画像データを当該
    外部データ処理装置に出力するための通信インターフェ
    イス手段と、 前記光検知手段、前記記憶手段及び前記通信インターフ
    ェイス手段を制御するための制御手段と、を具備し、 前記制御手段は、前記画像データを前記データ処理装置
    へ送信する際に、前記画像データを文字データと図形デ
    ータに識別区分し、前記文字データに区分された画像デ
    ータ部分を第1の転送モードにより送信し、前記図形デ
    ータ部分に区別された画像データ部分を前記第1の転送
    モードとは異なる第2の転送モードにより送信する、よ
    うに構成したことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の転送モードは、データ転送の
    バンド幅は保証されていないが、伝送エラーがあった生
    じた場合には再送要求することによりエラー訂正処理を
    行うモードであり、 前記第2の転送モードは、データ転送のバンド幅が保証
    されており、前記第1の転送モードよりも高速伝送が可
    能であってエラー訂正処理を行わないモードである、請
    求項1に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記通信インターフェイス手段は、US
    B規格インターフェイスである請求項2に記載の画像読
    取装置。
  4. 【請求項4】 前記通信インターフェイス手段は、IE
    EE1394規格インターフェイスである請求項2に記
    載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の転送モードは前記USB規格
    におけるバルク転送モードであり、前記第2の転送モー
    ドは前記USB規格におけるアイソクロナス転送モード
    である、請求項3に記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の転送モードは前記IEEE1
    394規格におけるバルク転送であり、前記第2の転送
    モードは前記IEEE1394規格におけるアイソクロ
    ナス転送である、請求項4に記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 前記画像データは、その階調が2値デー
    タで表わされる場合は文字データであり、その階調が2
    以上の多値データで表わされる場合は図形データであ
    る、と識別区分する請求項5又は6に記載の画像読取装
    置。
  8. 【請求項8】 前記画像データは、モノクロ・データの
    場合は文字データであり、白黒以外のカラー・データを
    含む場合は図形データである、と識別区分する請求項5
    又は6に記載の画像読取装置。
  9. 【請求項9】 前記画像データは、前記原稿面における
    予め定められた所定区画内にある場合は文字データであ
    り、前記所定区画以外は図形データである、と識別区分
    する請求項5又は6に記載の画像読取装置。
  10. 【請求項10】 前記画像データは、前記原稿面におけ
    る予め定められた所定区画内にある場合は図形データで
    あり、前記所定区画以外は文字データである、と識別区
    分する請求項5又は6に記載の画像読取装置。
  11. 【請求項11】 前記図形データであると識別区分され
    た前記画像データは、圧縮されて転送される請求項7乃
    至10に記載の画像読取装置。
  12. 【請求項12】 前記原稿は、名刺を含むカード状の原
    稿であることを特徴とする、請求項11に記載の画像読
    取装置。
  13. 【請求項13】 光学的に読み取った原稿面の画像デー
    タを外部のデータ処理装置に送信する方法であって、 光検知手段によって読み取られた原稿の画像データを一
    時的に記憶し、 前記記憶された画像データを文字データと図形データに
    識別して区分し、 前記文字データに区分された画像データ部分を第1の転
    送モードにより送信し、 前記図形データ部分に区別された画像データ部分を前記
    第1の転送モードとは異なる第2の転送モードにより送
    信する、各工程から成る画像データの転送方法。
  14. 【請求項14】 前記第1の転送モードは、データ転送
    のバンド幅は保証されていないが、伝送エラーがあった
    生じた場合には再送要求することによりエラー訂正処理
    を行うモードであり、 前記第2の転送モードは、データ転送のバンド幅が保証
    されており、前記第1の転送モードよりも高速伝送が可
    能であってエラー訂正処理を行わないモードである、請
    求項13に記載の画像データの転送方法。
  15. 【請求項15】 前記第1の転送モードは前記USB規
    格におけるバルク転送モードであり、前記第2の転送モ
    ードは前記USB規格におけるアイソクロナス転送モー
    ドである、請求項14に記載の画像データの転送方法。
  16. 【請求項16】 前記第1の転送モードは前記IEEE
    1394規格におけるバルク転送であり、前記第2の転
    送モードは前記IEEE1394規格におけるアイソク
    ロナス転送である、請求項14に記載の画像データの転
    送方法。
  17. 【請求項17】 前記画像データは、その階調が2値デ
    ータで表わされる場合は文字データであり、その階調が
    2以上の多値データで表わされる場合は図形データであ
    る、と識別区分する請求項15又は16に記載の画像デ
    ータの転送方法。
  18. 【請求項18】 前記画像データは、モノクロ・データ
    の場合は文字データであり、白黒以外のカラー・データ
    を含む場合は図形データである、と識別区分する請求項
    15又は16に記載の画像データの転送方法。
  19. 【請求項19】 前記画像データは、前記原稿面におけ
    る予め定められた所定区画内にある場合は文字データで
    あり、前記所定区画以外は図形データである、と識別区
    分する請求項15又は16に記載の画像データの転送方
    法。
  20. 【請求項20】 前記画像データは、前記原稿面におけ
    る予め定められた所定区画内にある場合は図形データで
    あり、前記所定区画以外は文字データである、と識別区
    分する請求項15又は16に記載の画像データの転送方
    法。
  21. 【請求項21】 前記図形データであると識別区分され
    た前記画像データは、圧縮されて転送される請求項17
    乃至20に記載の画像データの転送方法。
  22. 【請求項22】 光学的に読み取った名刺等のカード状
    原稿面の画像データを外部のデータ処理装置に送信する
    方法であって、 光検知手段によって読み取られた原稿の画像データを一
    時的に記憶し、 前記記憶された画像データを、 最初に、データ転送のバンド幅が保証されており高速伝
    送が可能であってエラー訂正処理を行わない一の転送モ
    ードで送信し、 次に、前記データ処理装置からの要求に基づいて、所定
    範囲の画像データを、データ転送のバンド幅は保証され
    ていないが伝送エラーがあった生じた場合には再送要求
    することによりエラー訂正処理を行う他の転送モードで
    送信する、各工程から成る画像データの転送方法。
  23. 【請求項23】 前記一の転送モードは前記USB規格
    におけるアイソクロナス転送モードであり、前記他の転
    送モードは前記USB規格におけるバルク転送モードで
    ある、請求項22に記載の画像データの転送方法。
  24. 【請求項24】 前記一の転送モードは前記IEEE1
    394規格におけるアイソクロナス転送であり、前記他
    の転送モードは前記IEEE1394規格におけるバル
    ク転送である、請求項22に記載の画像データの転送方
    法。
JP2000032499A 2000-02-09 2000-02-09 画像読取装置及び画像データの伝送方法 Pending JP2001223858A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000032499A JP2001223858A (ja) 2000-02-09 2000-02-09 画像読取装置及び画像データの伝送方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000032499A JP2001223858A (ja) 2000-02-09 2000-02-09 画像読取装置及び画像データの伝送方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001223858A true JP2001223858A (ja) 2001-08-17

Family

ID=18557093

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000032499A Pending JP2001223858A (ja) 2000-02-09 2000-02-09 画像読取装置及び画像データの伝送方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001223858A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009199140A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Pioneer Electronic Corp データ転送方法、データ転送プログラムおよびデータ転送プログラムを格納した記録媒体
JP2010259279A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Canon Electronics Inc 電子機器、電子機器の制御方法、画像読取装置、画像読取装置の駆動方法
JP2013502662A (ja) * 2009-08-24 2013-01-24 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド オブジェクト情報の提供方法及びそれを適用した撮影装置
US8643913B2 (en) 2010-09-30 2014-02-04 Kyocera Document Solutions Inc. Image forming apparatus for storing read image data in different storage devices

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009199140A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Pioneer Electronic Corp データ転送方法、データ転送プログラムおよびデータ転送プログラムを格納した記録媒体
JP2010259279A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Canon Electronics Inc 電子機器、電子機器の制御方法、画像読取装置、画像読取装置の駆動方法
JP2013502662A (ja) * 2009-08-24 2013-01-24 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド オブジェクト情報の提供方法及びそれを適用した撮影装置
US8643913B2 (en) 2010-09-30 2014-02-04 Kyocera Document Solutions Inc. Image forming apparatus for storing read image data in different storage devices

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6273535B1 (en) Image forming system and images forming apparatus
US6408350B1 (en) Apparatus and method for interconnecting devices having different communication formats
US7095755B2 (en) Data transfer apparatus and its control method
JP2004005541A (ja) データ転送装置、データ転送方法、プログラム及び記録媒体
JP3816342B2 (ja) デジタル画像読取装置
US20020159087A1 (en) Image processing apparatus and method
JP2001223858A (ja) 画像読取装置及び画像データの伝送方法
US7688475B2 (en) Scanning apparatus and method of identifying group of papers constituting single scan job and apparatus and method of detecting dog-ears of papers
US8514430B2 (en) Apparatus, system, and method for processing image in network environment based on local protocol
US7196713B1 (en) Image processing system, apparatus, method, and software
US6816993B1 (en) Control method of electronic device controllable from external control apparatus by communication
JP4023722B2 (ja) 画像形成装置システム及び画像形成装置
JP2001105689A (ja) 印刷システム及び印刷装置及びその制御方法
JP3755867B2 (ja) 画像形成装置および記録媒体
US6717692B1 (en) Image processing system and control method therefor, image processing apparatus, and recording medium
JP2000293322A (ja) 画像形成システムと転送方法
JPH0865425A (ja) デジタル複写機ネットワークシステム
AU762552B2 (en) Data communication apparatus and method
JP2002016750A (ja) 画像形成装置及びその制御方法と画像形成システム
JPH09153968A (ja) 画像処理システム
JP2000090019A (ja) データ通信システム及びデータ通信方法、記録媒体
JP2002232671A (ja) 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体
JPH11341027A (ja) バス管理方法及び装置
JP2001230913A (ja) 電子機器、画像読取装置および複写機
JPH10226138A (ja) プリンタ制御装置及び方法及びプリントシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090615

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091106