JP2001223175A - レーザアニール装置およびレーザアニール方法 - Google Patents

レーザアニール装置およびレーザアニール方法

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JP2001223175A
JP2001223175A JP2000030706A JP2000030706A JP2001223175A JP 2001223175 A JP2001223175 A JP 2001223175A JP 2000030706 A JP2000030706 A JP 2000030706A JP 2000030706 A JP2000030706 A JP 2000030706A JP 2001223175 A JP2001223175 A JP 2001223175A
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Japan
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microwave
laser
laser annealing
silicon
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JP2000030706A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Kageyama
恭行 景山
Hideoki Fukushima
英沖 福島
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Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリコン薄膜における結晶化深度の拡大を図
ると共に結晶粒の増大を図る。 【解決手段】 パルスレーザ発振器22からのレーザ光
パルス24をビーム成形光学回路系26で形状と強度を
調節してシリコン薄膜の試料42に照射する際に、マイ
クロ波導波管30内のマイクロ波31をアンテナ36を
用いて電場軸が試料42の表面に対して垂直となるよう
試料42に作用させる。レーザ光パルス24の照射によ
り溶融したシリコンは、マイクロ波31の交番電界の作
用により導電性電極として働き、溶融シリコン下部の非
溶融シリコン原子に振動を与える。溶融過程のシリコン
に対しては深部に亘ってシリコンの溶融を進行させ、凝
固過程のシリコンに対しては試料42表面に垂直な方向
への揺動が反映することにより(111)結晶配向性を
強く促進させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザアニール装
置およびレーザアニール方法に関し、詳しくは、レーザ
を照射して半導体試料を改質するレーザアニール装置お
よびレーザアニール方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のレーザアニール装置とし
ては、エキシマレーザやYAGレーザなどのパルスビー
ムを照射してa−シリコン薄膜を結晶化したり、μc−
シリコン薄膜の再結晶化するものが提案されている。こ
のレーザアニール装置では、レーザによってシリコン薄
膜を溶融状態に至るまで高温に加熱し、その後に冷却・
凝固することにより、冷却・凝固する際にシリコン薄膜
内に結晶核を発生させ、この結晶核を成長させることに
より結晶化する。この結晶化や再結晶化の結果、ポリシ
リコン薄膜や単結晶シリコン薄膜を得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
たレーザアニール装置では、結晶化する領域が深さ0.
1μm程度に限られるという問題があった。エキシマレ
ーザアニール照射では、ビームのエネルギがシリコンの
表面0.1μm程度の厚さでほとんど吸収されてしまう
ために、結晶化する領域がこれに対応して深さ0.1μ
m程度に限られてしまう。このため、0.1μm以上の
厚さが要求されるシリコン薄膜、例えば太陽電池を目的
とするシリコン薄膜に対してはレーザアニールによる結
晶化は適用できない。
【0004】また、加熱過程の時間と冷却過程の時間と
が極短時間であるために、シリコン原子の移動が制限さ
れ、粒界移動による結晶粒成形が生じ難くなり、結晶粒
径の増加が容易に起こらないという問題もあった。エキ
シマレーザを用いた場合、薄膜の加熱過程はパルス幅に
相当する時間で数10nsであり、冷却過程は熱の基板
への放散によるモノであるが加熱過程と同様に数10n
sであるため、極短時間に加熱と冷却とが進行する。こ
の時間でも、シリコン薄膜全体を結晶化することは可能
であるが、溶融および冷却が高速に進行するためにシリ
コン原子の移動が制限されてしまう。
【0005】更に、結晶配向性を制御できないという問
題もあった。結晶配向性は、溶融シリコンの凝固時にお
ける凝固核の表面エネルギが駆動力となって決定される
からである。
【0006】本発明のレーザアニール装置およびレーザ
アニール方法は、シリコン薄膜における溶融・凝固およ
び結晶化過程を制御すると共に結晶化深度の拡大を図る
ことを目的の一つとする。また、本発明のレーザアニー
ル装置およびレーザアニール方法は、結晶粒度分布を制
御すると共に結晶粒の増大を図ることを目的の一つとす
る。さらに、本発明のレーザアニール装置およびレーザ
アニール方法は、結晶配向性を制御することを目的の一
つとする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明のレーザアニール装置およびレーザアニール方法
は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下
の手段を採った。
【0008】本発明のレーザアニール装置は、レーザを
照射して半導体試料を改質するレーザアニール装置であ
って、前記半導体試料に前記レーザの照射と共に所定の
方向のマイクロ波を照射するマイクロ波照射手段を備え
ることを要旨とする。
【0009】この本発明のレーザアニール装置では、マ
イクロ波照射手段が、レーザの照射と共に所定の方向の
マイクロ波を半導体試料に照射する。シリコン薄膜のレ
ーザアニールにおけるシリコンの溶融・凝固の過程はn
sオーダーの時間スケールで進む現象である。この溶融
時にシリコン原子に揺動を与えることができれば、結晶
化過程を制御することができる。マイクロ波はnsオー
ダーの周期を有するから、レーザの照射と共にシリコン
薄膜に照射すれば、溶融状態にあるシリコン原子を揺動
を与えることができる。即ち、レーザの照射と共にマイ
クロ波を照射することにより半導体試料の結晶化過程を
制御することができるのである。
【0010】こうした本発明のレーザアニール装置にお
いて、前記所定の方向は、前記マイクロ波の電場軸が前
記半導体試料の表面に垂直に入射する方向であるものと
することもできる。レーザの照射によりシリコンが溶融
しつつ過程や冷却によりシリコンが凝固しつつある過程
において、表面に存在する溶融シリコンの導電性電極と
しての働きを介して試料表面に垂直に印加されたマイク
ロ波の交番電界が溶融シリコンの下部に存在する非溶融
シリコン原子の、特に不対電子を持つボンドに対して電
子分布への振動を与える。この振動は、溶融しつつある
シリコンに対しては深部に亘ってシリコンの溶融を進行
させ、凝固しつつあるシリコンに対しては試料表面に垂
直な方向への揺動が反映して結晶化後のシリコン粒内の
ボンドがその方向へ向いた(111)結晶配向性を強く
促進させる。即ち、結晶化の深化を図ることができると
共に結晶配向性の制御を行なうことができるのである。
この態様の本発明のレーザアニール装置において、前記
マイクロ波照射手段は、前記レーザの入射孔と前記半導
体試料の近傍に配置された前記レーザの出射孔とを前記
マイクロ波定在波の電界成分の極大部近傍に形成してな
る導波管と、該導波管の前記出射孔近傍を貫通し前記半
導体試料に近接するよう配置され該導波管内の電界を該
半導体試料に放射するアンテナとを備えるものとするこ
ともできる。
【0011】また、本発明のレーザアニール装置におい
て、前記所定の方向は、前記マイクロ波の磁場軸が前記
半導体試料の表面に垂直に入射する方向であるものとす
ることもできる。マイクロ波の交番磁界を溶融シリコン
に与えると、溶融シリコン中の磁界変化により誘導電流
が生じる。この誘導電流は溶融シリコン内での電荷移動
であるから、この電荷移動に伴ってシリコン原子移動が
活発化する。この結果、凝固時に形成される結晶粒界へ
シリコン原子が供給されるため、粒界での未結合手の低
減が可能となり、粒径を増大させることができる。この
態様の本発明のレーザアニール装置において、前記マイ
クロ波照射手段は、前記レーザの入射孔と前記半導体試
料の近傍に配置された前記レーザの出射孔とを前記マイ
クロ波定在波の磁界成分の極大部近傍に形成してなる導
波管と、該導波管の前記出射孔近傍を貫通し前記半導体
試料に近接するよう配置され該導波管内の磁界を該半導
体試料に放射するアンテナとを備えるものとすることも
できる。
【0012】さらに、本発明のレーザアニール装置にお
いて、前記所定の方向は、前記マイクロ波の電場軸と磁
場軸とが共に前記半導体試料の表面に対して平行になる
方向であるものとすることもできる。こうすれば、マイ
クロ波による交番磁界は試料表面と平行方向に形成され
るが溶融シリコンにはこれと垂直方向に交番電界が誘起
される。この結果、溶融シリコン内でシリコン原子の移
動が活性化され、凝固時に形成される結晶粒界へシリコ
ン原子が供給されるために、粒界での未結合手の低減が
可能となり、粒径を増大させることができる。この態様
の本発明のレーザアニール装置において、前記マイクロ
波照射手段は、前記レーザの入射孔と前記半導体試料の
近傍に配置され該入射孔に対して所定の角度を有し前記
レーザを透過すると共に前記マイクロ波を前記半導体試
料に照射する出射孔とを形成してなる導波管を備えるも
のとすることもできる。
【0013】本発明のレーザアニール方法は、レーザを
照射して半導体試料を改質するレーザアニール方法であ
って、前記レーザの照射と共に所定の方向のマイクロ波
を照射して前記半導体試料の改質を行なうことを要旨と
する。
【0014】この本発明のレーザアニール方法では、レ
ーザの照射と共に所定の方向のマイクロ波を半導体試料
に照射することにより、半導体試料の結晶化過程を制御
することができるのである。シリコン薄膜のレーザアニ
ールにおけるシリコンの溶融・凝固の過程はnsオーダ
ーの時間スケールであり、この溶融時にマイクロ波を照
射することによりnsオーダーの揺動をシリコン原子に
与えることにより、溶融シリコンの結晶化過程を制御す
るのである。
【0015】こうした本発明のレーザアニール方法にお
いて、前記所定の方向は、前記マイクロ波の電場軸が前
記半導体試料の表面に垂直に入射する方向であるものと
することもできる。こうすれば、試料表面に垂直に印加
されたマイクロ波の交番電界が溶融シリコンの下部に存
在する非溶融シリコン原子の、特に不対電子を持つボン
ドに対して電子分布への振動を与えるから、溶融しつつ
あるシリコンに対しては深部に亘ってシリコンの溶融を
進行させ、凝固しつつあるシリコンに対しては試料表面
に垂直な方向への揺動が反映して結晶化後のシリコン粒
内のボンドがその方向へ向いた(111)結晶配向性を
強く促進させることができる。
【0016】また、本発明のレーザアニール方法におい
て、前記所定の方向は、前記マイクロ波の磁場軸が前記
半導体試料の表面に垂直に入射する方向であるものとす
ることもできる。こうすれば、マイクロ波の交番磁界が
溶融シリコンに印加されることにより生じる誘導電流に
おける電荷移動がシリコン原子移動を活発化するから、
凝固時に形成される結晶粒界へのシリコン原子の供給も
活発化し、粒径を増大させることができる。
【0017】さらに、本発明のレーザアニール方法にお
いて、前記所定の方向は、前記マイクロ波の電場軸と磁
場軸とが共に前記半導体試料の表面に対して平行になる
方向であるものとすることもできる。こうすれば、マイ
クロ波の交番磁界は試料表面と平行方向に形成されるが
溶融シリコンにはこれと垂直方向に交番電界が誘起さ
れ、これにより溶融シリコン内におけるシリコン原子の
移動が活性化するから、凝固時に形成される結晶粒界へ
のシリコン原子の供給も活発化し、粒径を増大させるこ
とができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例を用いて説明する。図1は本発明の一実施例であるレ
ーザアニール装置20の構成の概略を示す構成図であ
り、図2は図1中のA−A面から見たマイクロ波導波管
30の上面図であり、図3は図1中のB−B面から見た
マイクロ波導波管30の下面図である。実施例のレーザ
アニール装置20は、図1に示すように、レーザ光パル
ス24を出射するパルスレーザ発振器22と、レーザ光
パルス24の断面形状や強度分布を調節するビーム成形
光学回路系26と、マイクロ波31を伝搬するマイクロ
波導波管30と、シリコン薄膜としての試料42を載置
する試料台40とを備える。
【0019】パルスレーザ発振器22は、実施例ではK
rFエキシマレーザを用い、波長248nm,パルス幅
35ns,出力320mJのレーザ光パルス24を発す
ることができるものとした。
【0020】ビーム成形光学回路系26は、実施例では
上述のレーザ光パルス24を、断面形状が縦11mm横
1.7mmの長方形で、内部のレーザビーム光強度が3
00mJ/cm2の均質なエネルギ密度のものとなるよ
う調節するものとした。
【0021】マイクロ波導波管30には、2.45GH
zで発振する図示しないマグネトロンにより発生させイ
ンピーダンス調製を行なったマイクロ波31を500W
の出力で導入するものとした。また、マイクロ波導波管
30はTE10モードで伝播するように設計されてお
り、高さ4.7cm幅9.6cmの長方形断面となるよ
う形成されている。マイクロ波導波管30のレーザ光パ
ルス24の入射面に相当する面の幅が9.6cmである
から、この面はマイクロ波導波管30内の電界軸に垂直
な面となる。図1に示すように、マイクロ波導波管30
の端部(図1中右端)には、マイクロ波定在波の電界成
分の極大部の位置を調節するための可動反射板32が取
り付けられており、可動反射板32を操作棒33を用い
て操作することにより電界成分の極大部の位置を調節で
きるようになっている。マイクロ波導波管30のレーザ
光パルス24の通り道となる上下面には、入射孔34と
出射孔35とが形成されている。入射孔34と出射孔3
5は、共にレーザ光パルス24は透過するがマイクロ波
導波管30内のマイクロ波31を外部へ漏洩することの
ない条件を満たす形状であればよい。実施例で用いたマ
イクロ波31の管内波長は約16cmであるから、これ
に対して1/4以下の長さであればよく、実施例では入
射孔34と出射孔35を2cmの正方形状とした。
【0022】マイクロ波導波管30の出射孔35近傍に
は、平板状のアンテナ36が絶縁シール37を介して試
料42に向かってマイクロ波導波管30の下面を貫通す
るように取り付けられている。アンテナ36は、マイク
ロ波導波管30内におけるマイクロ波31の伝達を阻害
せずに電界を吸収できるような高さに管内高さが調節さ
れておればよく、実施例では約4.5cmとした。ま
た、アンテナ36のマイクロ波導波管30の外側の長さ
は、実施例のマイクロ波31の管外波長が約12cmで
あるから、その1/4の3cmとした。アンテナ36の
幅はレーザ光パルス24の照射長さ以上とするために3
cmとし、厚さは2mmとした。また、アンテナ36と
試料42との間隔は2mmとなるよう調節した。こうし
た構成によりマイクロ波導波管30内のマイクロ波31
により発生する交番電場を、入射孔34から漏洩させる
ことなく管内の定在波を乱さない程度のレベルで出射孔
35側に引き出すことができる。
【0023】こうして構成された実施例のレーザアニー
ル装置20で、マイクロ波導波管30内のマイクロ波定
在波の電界成分の極大部の位置がアンテナ36に一致す
るよう可動反射板32を操作することにより、試料42
にレーザ光パルス24を照射すると共にアンテナ36か
ら交番電場を作用させることができる。図4に試料42
にレーザ光パルス24が照射されると共にアンテナ36
から交番電場39が作用している様子を例示し、図5に
レーザ光パルス24と交番電場39が試料42に作用し
ている様子を例示する。図5中のハッチング部分は、レ
ーザの照射によりシリコンが溶融している部分を示す。
図示するように、レーザ光パルス24の照射により試料
42のハッチング部分のシリコンは溶融する。このと
き、溶融シリコンは、垂直に印加されるマイクロ波31
の交番電界の作用により導電性電極として働き、溶融シ
リコン下部の非溶融シリコン原子の、特に不対電子を持
つボンドに対して電子分布への振動を与える。この結
果、溶融しつつあるシリコンに対しては深部に亘ってシ
リコンの溶融を進行させることができる。また、凝固し
つつあるシリコンに対しては試料42表面に垂直な方向
への揺動が反映して結晶化後のシリコン粒内のボンドが
その方向へ向いた(111)結晶配向性を強く促進させ
ることができる。
【0024】図6に実施例のレーザアニール装置20と
比較例のレーザアニール装置とによりレーザアニールを
施して得られたポリシリコン薄膜のX線回折結果を示
す。図6中、曲線Aは実施例のレーザアニール装置によ
りレーザアニールが施されたポリシリコン薄膜のX線回
折結果であり、曲線Bは比較例のレーザニール装置によ
りレーザアニールが施されたポリシリコン薄膜のX線回
折結果である。なお、比較例のレーザアニール装置とし
ては、レーザ光パルス24のみを照射しマイクロ波31
の交番電場を作用させないものとし、交番電場の作用以
外は実施例と同様とした。X線回折結果からも解るよう
に、実施例のレーザアニール装置によりレーザアニール
が施されたポリシリコン薄膜は、比較例に比して強い
(111)回折強度を示す。
【0025】以上説明した実施例のレーザアニール装置
20によれば、レーザ光パルス24を照射すると共に交
番電場39を試料42に作用させることにより、結晶化
深度を深くすることができると共に結晶配向性を高くす
ることができる。また、レーザ光パルス24の強度や交
番電場39の強度を調節することにより、結晶化深度や
結晶配向性を調節することができる。
【0026】実施例のレーザアニール装置20では、マ
イクロ波導波管30の入射孔34や出射孔35,アンテ
ナ36を寸法を明記したが、この寸法に限定されるもの
でなく、マイクロ波31の波長を考慮して自由に設計で
きるものである。
【0027】次に、本発明の第2の実施例であるレーザ
アニール装置20Bについて説明する。図7は、第2実
施例のレーザアニール装置20Bの構成の概略を示す構
成図であり、図8は図7中のC−C面から見たマイクロ
波導波管30Bの上面図であり、図9は図7中のD−D
面から見たマイクロ波導波管30Bの下面図である。第
2実施例のレーザアニール装置20Bは、図7に示すよ
うに、アンテナ36Bが異なる点を除いて第1実施例の
レーザアニール装置20と同一の構成をしている。した
がって、説明の容易のため、第2実施例のレーザアニー
ル装置20Bの構成のうち第1実施例のレーザアニール
装置20の構成と同一の構成については同一の符号を付
し、その説明を省略する。
【0028】マイクロ波導波管30Bの出射孔35近傍
には、円形断面の棒状のアンテナ36Bがマイクロ波導
波管30Bの下面を貫通するように配置されている。ア
ンテナ36Bは、マイクロ波導波管30B内におけるマ
イクロ波31の伝達を阻害せずに磁界を吸収できるよう
な高さに管内高さが調節されておればよく、実施例では
約4.5cmとした。また、アンテナ36Bは、試料4
2の表面と距離が2mmで平行になるよう試料42の直
上で直角に曲げられている。このアンテナ36Bのマイ
クロ波導波管30Bの外側の長さの合計は、実施例のマ
イクロ波31の管外波長が約12cmであるから、その
1/4の3cmとした。なお、アンテナ36の直径は2
mmとした。こうした構成によりマイクロ波導波管30
B内のマイクロ波31により発生する交番磁場を、入射
孔34から漏洩させることなく管内の定在波を乱さない
程度のレベルで出射孔35側に引き出すことができる。
【0029】こうして構成された第2実施例のレーザア
ニール装置20Bで、マイクロ波導波管30B内のマイ
クロ波定在波の磁界成分の極大部の位置がアンテナ36
Bに一致するよう可動反射板32を操作することによ
り、試料42にレーザ光パルス24を照射すると共にア
ンテナ36Bから交番磁場を作用させることができる。
図10に試料42にレーザ光パルス24が照射されると
共にアンテナ36Bから交番磁場39Bが作用している
様子を例示し、図11にレーザ光パルス24と交番磁場
39Bが試料42に作用している様子を例示する。図1
1中のハッチング部分は、レーザの照射によりシリコン
が溶融している部分を示す。図示するように、レーザ光
パルス24の照射により試料42のハッチング部分のシ
リコンは溶融する。このとき、溶融シリコンには、垂直
に印加されるマイクロ波31の交番磁界の作用により誘
導電流が流れる。この誘導電流は溶融シリコン内での電
荷移動であるから、この電荷移動に伴ってシリコン原子
移動が活発化し、この結果、凝固時に形成される結晶粒
界へシリコン原子が供給されるため、粒界での未結合手
が低減され、粒径を増大させる。
【0030】図12に第2実施例のレーザアニール装置
20Bによりレーザアニールを施して得られるポリシリ
コン薄膜の結晶粒径分布の一例を示し、図13に比較例
のレーザアニール装置によりレーザアニールを施して得
られるポリシリコン薄膜の結晶粒径分布の一例を示す。
図12のグラフと図13のグラフから解るように、第2
実施例のレーザアニール装置20Bによりレーザアニー
ルを施して得られるポリシリコン薄膜の結晶粒径分布
は、比較例に比して大きい方にシフトしている。即ち、
第2実施例のレーザアニール装置20Bによるレーザア
ニールの方がポリシリコン薄膜の結晶粒径を大きくする
ことができるのである。
【0031】以上説明した第2実施例のレーザアニール
装置20Bによれば、レーザ光パルス24を照射すると
共に交番磁場39Bを試料42に作用させることによ
り、結晶粒径を大きくすることができる。また、レーザ
光パルス24の強度や交番磁場39Bの強度を調節する
ことにより、結晶粒径を調節することができる。
【0032】第2実施例のレーザアニール装置20Bで
は、マイクロ波導波管30Bの入射孔34や出射孔3
5,アンテナ36Bを寸法を明記したが、この寸法に限
定されるものでなく、マイクロ波31の波長を考慮して
自由に設計できるものである。
【0033】次に、本発明の第3の実施例であるレーザ
アニール装置20Cについて説明する。図14は、第3
実施例のレーザアニール装置20Cの構成の概略を示す
構成図であり、図15は図14中のE−E面から見たマ
イクロ波導波管30Cの上面図であり、図16は図14
中のF−F面から見たマイクロ波導波管30Cの上面図
である。第3実施例のレーザアニール装置20Cは、図
14に示すように、アンテナ36を備えない点と入射孔
34Cおよび出射孔35Cの形状を除いて第1実施例の
レーザアニール装置20と同一の構成をしている。した
がって、説明の容易のため、第3実施例のレーザアニー
ル装置20Cの構成のうち第1実施例のレーザアニール
装置20の構成と同一の構成については同一の符号を付
し、その説明を省略する。
【0034】マイクロ波導波管30Cに設けられた入射
孔34Cは、レーザ光パルス24を透過するがマイクロ
波導波管30C内のマイクロ波31を外部に漏洩するこ
とがない形状に形成されている。実施例では、長手方向
がマイクロ波導波管30Cの管軸方向となる長方形状と
し、短辺の長さをマイクロ波導波管30C内のマイクロ
波31の波長の1/4以下の1cmとし、長辺の長さを
マイクロ波31の自由波長の1/2の6cmとした。入
射孔34Cの長手方向はマイクロ波導波管30Cの管軸
と平行なため、長辺を6cmとしても外部にマイクロ波
31が漏洩することはない。
【0035】マイクロ波導波管30Cに設けられた出射
孔35Cは、レーザ光パルス24を透過すると共にマイ
クロ波導波管30C内のマイクロ波31が形成する電磁
場を発振が不安定にならない程度に外部に放射する条件
を満たす形状に形成されている。実施例では、出射孔3
5Cの形状を入射孔34Cと同一とし、その長手方向が
マイクロ波導波管30Cの管軸に対して角度θ(実施例
では25度)を持つよう形成した。これにより、マイク
ロ波導波管30C内のマイクロ波31が形成する電磁場
が出射孔35Cを介して外部にリークするようにした。
【0036】こうして構成された第3実施例のレーザア
ニール装置20Cで、マイクロ波導波管30C内のマイ
クロ波定在波の極大部の位置が出射孔35Cに一致する
よう可動反射板32を操作することにより、試料42に
レーザ光パルス24を照射すると共に出射孔35Cから
交番電磁場37Cを作用させることができる。なお、交
番電磁場37Cのうちの電場38Cは出射孔35Cの短
辺に平行となり、磁場39Cは出射孔35Cの長辺と平
行となる。図17に出射孔35Cからリークする交番電
磁場37Cの電場38Cと磁場39Cの方向を示し、図
18にレーザ光パルス24と交番電磁場37Cが試料4
2に作用している様子を例示する。図18中のハッチン
グ部分は、レーザの照射によりシリコンが溶融している
部分を示す。図示するように、レーザ光パルス24の照
射により試料42のハッチング部分のシリコンは溶融す
る。このとき、マイクロ波による交番磁界は試料42表
面と平行方向に形成されるが、これと垂直方向に誘起さ
れた交番電界が溶融シリコンに作用するから、溶融シリ
コン内でシリコン原子の移動が活性化し、この結果、凝
固時に形成される結晶粒界へシリコン原子が供給される
ため、粒界での未結合手が低減され、粒径を増大させ
る。
【0037】この実施例のレーザアニール装置20Cに
よりレーザアニールを施して得られるポリシリコン薄膜
の不対電子密度(cm-3)は2×1018であり、比較例
のレーザアニール装置よるポリシリコン薄膜の不対電子
密度の2×1019に比して小さかった。なお、不対電子
密度は、電子スピン共鳴法(ESR)により求めた。
【0038】以上説明した第3実施例のレーザアニール
装置20Cによれば、レーザ光パルス24を照射すると
共に交番電磁場37Cを試料42に作用させることによ
り、不対電子密度を小さくすることができる。また、レ
ーザ光パルス24の強度や交番電磁場37Cの強度を調
節することにより、不対電子密度を調節することができ
る。
【0039】第3実施例のレーザアニール装置20Cで
は、マイクロ波導波管30Cの入射孔34Cや出射孔3
5Cを寸法を明記したが、この寸法に限定されるもので
なく、マイクロ波31の波長を考慮して自由に設計でき
るものである。
【0040】第1ないし第3実施例のレーザアニール装
置20,20B,20Cでは、レーザ光が試料の表面に
対して垂直に入射するよう照射したが、レーザ光が試料
表面に斜めに入射するよう照射するものとしてもよい。
また、第1ないし第3実施例のレーザアニール装置2
0,20B,20Cでは、入射孔34,34B,34C
の形状を考慮することにより入射孔34,34B,34
Cからマイクロ波31が漏洩しないようにしたが、入射
孔34,34B,34C周辺につばを付けてマイクロ波
31の漏洩を押さえるものとしたり、入射孔34,34
B,34Cに金属製のメッシュを取り付けてマイクロ波
31の漏洩を押さえるものとしたり、あるいは、入射孔
34,34B,34CにITOガラスをはめ込んで漏洩
を押さえるものとしてもよい。また、マイクロ波導波管
30,30B,30Cを石英で形成し、内部全体をIT
O膜でコーティングするものとしてもよい。
【0041】以上、本発明の実施の形態について実施例
を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるレーザアニール装置
20の構成の概略を示す構成図である。
【図2】 図1中のA−A面から見たマイクロ波導波管
30の上面図である。
【図3】 図1中のB−B面から見たマイクロ波導波管
30の下面図である。
【図4】 試料42にレーザ光パルス24が照射される
と共にアンテナ36から交番電場39が作用している様
子を例示する説明図である。
【図5】 レーザ光パルス24と交番電場39が試料4
2に作用している様子を例示する説明図である。
【図6】 実施例のレーザアニール装置20と比較例の
レーザアニール装置とによりレーザアニールを施して得
られたポリシリコン薄膜のX線回折結果を例示するグラ
フである。
【図7】 第2実施例のレーザアニール装置20Bの構
成の概略を示す構成図である。
【図8】 図7中のC−C面から見たマイクロ波導波管
30Bの上面図である。
【図9】 図7中のD−D面から見たマイクロ波導波管
30Bの下面図である。
【図10】 試料42にレーザ光パルス24が照射され
ると共にアンテナ36Bから交番磁場39Bが作用して
いる様子を例示する説明図である。
【図11】 レーザ光パルス24と交番磁場39Bが試
料42に作用している様子を例示する説明図である。
【図12】 第2実施例のレーザアニール装置20Bに
よりレーザアニールを施して得られるポリシリコン薄膜
の結晶粒径分布を例示するグラフである。
【図13】 比較例のレーザアニール装置によりレーザ
アニールを施して得られるポリシリコン薄膜の結晶粒径
分布を例示するグラフである。
【図14】 第3実施例のレーザアニール装置20Cの
構成の概略を示す構成図である。
【図15】 図14中のE−E面から見たマイクロ波導
波管30Cの上面図である。
【図16】 図14中のF−F面から見たマイクロ波導
波管30Cの上面図である。
【図17】 出射孔35Cからリークする交番電磁場3
7Cの電場38Cと磁場39Cの方向を例示する説明図
である。
【図18】 レーザ光パルス24と交番電磁場37Cが
試料42に作用している様子を例示する。
【符号の説明】
20,20B,20C レーザアニール装置、22 パ
ルスレーザ発振器、24 レーザ光パルス、26 ビー
ム成形光学回路系、30,30B,30C マイクロ波
導波管、31 マイクロ波、32 可動反射板、33
操作棒、34,34C 入射孔、35,35C 出射
孔、36,36B アンテナ、37 絶縁シール、37
C 交番電磁場、38C 電場、39 交番電場、39
B 交番磁場、39C 磁場、40 試料台、42 試
料。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザを照射して半導体試料を改質する
    レーザアニール装置であって、 前記半導体試料に前記レーザの照射と共に所定の方向の
    マイクロ波を照射するマイクロ波照射手段を備えるレー
    ザアニール装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の方向は、前記マイクロ波の電
    場軸が前記半導体試料の表面に垂直に入射する方向であ
    る請求項1記載のレーザアニール装置。
  3. 【請求項3】 前記マイクロ波照射手段は、前記レーザ
    の入射孔と前記半導体試料の近傍に配置された前記レー
    ザの出射孔とを前記マイクロ波定在波の電界成分の極大
    部近傍に形成してなる導波管と、該導波管の前記出射孔
    近傍を貫通し前記半導体試料に近接するよう配置され該
    導波管内の電界を該半導体試料に放射するアンテナとを
    備える請求項2記載のレーザアニール装置。
  4. 【請求項4】 前記所定の方向は、前記マイクロ波の磁
    場軸が前記半導体試料の表面に垂直に入射する方向であ
    る請求項1記載のレーザアニール装置。
  5. 【請求項5】 前記マイクロ波照射手段は、前記レーザ
    の入射孔と前記半導体試料の近傍に配置された前記レー
    ザの出射孔とを前記マイクロ波定在波の磁界成分の極大
    部近傍に形成してなる導波管と、該導波管の前記出射孔
    近傍を貫通し前記半導体試料に近接するよう配置され該
    導波管内の磁界を該半導体試料に放射するアンテナとを
    備える請求項4記載のレーザアニール装置。
  6. 【請求項6】 前記所定の方向は、前記マイクロ波の電
    場軸と磁場軸とが共に前記半導体試料の表面に対して平
    行になる方向である請求項1記載のレーザアニール装
    置。
  7. 【請求項7】 前記マイクロ波照射手段は、前記レーザ
    の入射孔と前記半導体試料の近傍に配置され該入射孔に
    対して所定の角度を有し前記レーザを透過すると共に前
    記マイクロ波を前記半導体試料に照射する出射孔とを形
    成してなる導波管を備える請求項6記載のレーザアニー
    ル装置。
  8. 【請求項8】 レーザを照射して半導体試料を改質する
    レーザアニール方法であって、前記レーザの照射と共に
    所定の方向のマイクロ波を照射して前記半導体試料の改
    質を行なうレーザアニール方法。
  9. 【請求項9】 前記所定の方向は、前記マイクロ波の電
    場軸が前記半導体試料の表面に垂直に入射する方向であ
    る請求項8記載のレーザアニール方法。
  10. 【請求項10】 前記所定の方向は、前記マイクロ波の
    磁場軸が前記半導体試料の表面に垂直に入射する方向で
    ある請求項8記載のレーザアニール方法。
  11. 【請求項11】 前記所定の方向は、前記マイクロ波の
    電場軸と磁場軸とが共に前記半導体試料の表面に対して
    平行になる方向である請求項8記載のレーザアニール方
    法。
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