JP2001222795A - 交通機関の運行情報システム - Google Patents

交通機関の運行情報システム

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JP2001222795A
JP2001222795A JP2000034210A JP2000034210A JP2001222795A JP 2001222795 A JP2001222795 A JP 2001222795A JP 2000034210 A JP2000034210 A JP 2000034210A JP 2000034210 A JP2000034210 A JP 2000034210A JP 2001222795 A JP2001222795 A JP 2001222795A
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Makoto Noda
誠 野田
Naoto Kono
直人 河野
Masashi Nemura
昌志 根村
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交通機関の運行情報を管理センタで無線によ
り収集して、これを顧客用情報媒体に、より利用しやす
い形態で提供する。 【解決手段】各バス12の位置はGPS衛星16により
把握され、管理センタ11で集中管理される。管理セン
タ11は、各バス12の位置に関する情報に基づき、表
示が必要な停留所案内塔13を選出し、データ読出し信
号を送信する。停留所案内塔13は、バスの接近情報
(1つ前通過、2つ前通過等)を表示する。バス12が
停留所を通過した情報は、バス12が停留所通過信号を
送信することによって、管理センタ11に連絡される。
また、顧客は、バスの運行情報を、携帯電話14及びイ
ンターネットIを介してパーソナルコンピュータ15に
よっても入手可能となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交通機関の運行情
報システムに係り、詳しくはバス等の交通機関、各交通
機関の運行情報を管理する管理センタ、停留所又は携帯
端末等の顧客用情報媒体の相互間の情報の送受信を行う
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バス等の交通機関のシステムとし
ては、GPS(Global PositioningSystem)衛星を使用
して、バスの位置を確認しこれを管理センタが集中管理
するものがある。バスの位置の情報は管理センタから各
停留所に送信されるとともに、各停留所ではバスが接近
中であることを表示する。また、バスの時刻表や事故等
の緊急情報を携帯電話を使用して表示させるサービスも
利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のバス
のシステムには、バスから直接管理センタに無線により
バスの位置情報等の運行情報を送信しておらず、バスが
停留所を通過したこと等の情報を送信することができな
い。また、携帯電話によるサービスは、時刻表や緊急情
報を提供することはできるものの、各停留所におけるバ
スの運行情報を把握して顧客に提供することはできな
い。
【0004】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、交通機関の運行情報を
管理センタで無線により収集して、これを顧客用情報媒
体に、より利用しやすい形態で提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、管理センタと、1以上
の交通機関と、データ記憶手段を備えた1以上の顧客用
情報媒体とから構成される交通機関の運行情報システム
であって、前記管理センタは無線により各交通機関の運
行情報を収集するとともに、該運行情報に基づいてデー
タ読出し信号を生成して、該信号を各顧客用情報媒体に
送信し、前記顧客用情報媒体は前記データ読出し信号を
受信するとともに、各データ読出し信号に基づいて顧客
用情報媒体で必要とするデータを前記データ記憶手段か
ら読み出して、交通機関の運行情報に変換して顧客に提
供することを要旨とする。
【0006】従って、請求項1に記載の発明によれば、
管理センタは無線により各交通機関の運行情報を集中管
理するとともに、収集した運行情報を各顧客用情報媒体
を通じて顧客に提供することができる。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の交通機関の運行情報システムにおいて、前記交通機関
は自らの運行情報を前記管理センタに送信することを要
旨とする。
【0008】従って、請求項2に記載の発明によれば、
交通機関が自ら送信できるため、例えば、交通機関が所
定地点を通過したか否かを判別するセンサを、別途道路
等に設ける必要がなくなる。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の交通機関の運行情報システムにおいて、前記顧
客用情報媒体のデータ記憶手段は、記憶されたデータを
管理センタから送信される更新データによって更新可能
であることを要旨とする。
【0010】従って、請求項3に記載の発明によれば、
顧客用情報媒体の情報を、更新データによって、適宜修
正、変更することができる。請求項4に記載の発明は、
請求項1〜3のいずれかに記載の交通機関の運行情報シ
ステムにおいて、前記交通機関の運行情報には、交通機
関の位置に関する情報が含まれることを要旨とする。
【0011】従って、請求項4に記載の発明によれば、
交通機関の位置を各顧客用情報媒体に提供することがで
きる。請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれ
かに記載の交通機関の運行情報システムにおいて、前記
交通機関の運行情報には、停留所名、交通機関運営会社
名、行き先、運行方面、経由地、定刻のうちいずれか一
つ以上が含まれることを要旨とする。
【0012】従って、請求項5に記載の発明によれば、
停留所名、交通機関運営会社名、行き先、運行方面、経
由地、定刻により、より具体的かつ的確にバスの運行情
報を顧客に提供することができる。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれかに記載の交通機関の運行情報システムにおい
て、前記顧客用情報媒体は、前記交通機関の運行情報を
表示する運行情報表示部を有することを要旨とする。
【0014】従って、請求項6に記載の発明によれば、
運行情報表示部により、交通機関の運行情報を文字、図
形等により表示することによって、顧客に提供すること
ができる。
【0015】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の
いずれかに記載の交通機関の運行情報システムにおい
て、前記顧客用情報媒体は、表示装置、携帯電話、ポケ
ットベル、パーソナルコンピュータのうち少なくともい
ずれか一つであることを要旨とする。
【0016】従って、請求項7に記載の発明によれば、
表示装置、携帯電話、ポケットベル、パーソナルコンピ
ュータにより、交通機関の運行情報を顧客のニーズに合
わせた態様で提供することができる。
【0017】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の交通機関の運行情報システムにおいて、前記表示装置
は、運行情報表示部を有する停留所又は停留所付近の施
設に配置される運行情報表示部を有する表示板のうち少
なくともいずれか一方であることを要旨とする。
【0018】従って、請求項8に記載の発明によれば、
停留所又は表示板により交通機関の運行情報を表示する
ことができる。請求項9に記載の発明は、請求項1〜8
のいずれかに記載の交通機関の運行情報システムにおい
て、前記管理センタは、前記交通機関の運行情報のほか
に、前記顧客用情報媒体にサービス情報を送信すること
を要旨とする。
【0019】従って、請求項9に記載の発明によれば、
顧客に対して、交通機関の運行情報のみならず、サービ
ス情報を提供することができる。請求項10に記載の発
明は、請求項9に記載の交通機関の運行情報システムに
おいて、前記サービス情報には、広告、広報、ニュー
ス、道路情報、緊急情報、天気予報のうちいずれか一つ
以上が含まれることを要旨とする。
【0020】従って、請求項10に記載の発明によれ
ば、サービス情報として、広告、広報、ニュース、道路
情報、緊急情報、天気予報を顧客に提供することができ
る。請求項11に記載の発明は、請求項9又は10に記
載の交通機関の運行情報システムにおいて、前記顧客用
情報媒体は、前記サービス情報を表示するサービス情報
表示部をさらに有することを要旨とする。
【0021】従って、請求項11に記載の発明によれ
ば、顧客はサービス情報表示部によって、サービス情報
を容易に確認することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化したバスの
運行情報システムの一実施形態を図1〜図7に従って説
明する。
【0023】図1に示すように、バスの運行情報システ
ムは、管理センタ11、交通機関としての1以上のバス
12、顧客用情報媒体としての1以上の停留所案内塔1
3、携帯電話14、パーソナルコンピュータ15、GP
S衛星16、基地局17、及び管理センタ基地局18等
から構成される。
【0024】管理センタ11は、無線により直接及びG
PS衛星16を介して各バス12の運行情報を収集し
て、その運行情報に基づいてデータ読出し信号を生成す
る。そして、管理センタ11はデータ読出し信号等を各
停留所案内塔13に送信するとともに、後述するバスの
運行情報及びサービス情報を、管理センタ基地局18か
ら基地局17を介して携帯電話14へ、メインコンピュ
ータ19からインターネットIを介してオフィス20内
のパーソナルコンピュータ15へとそれぞれ送信する。
【0025】管理センタ11は、バスの運行計画の配
信、バス運行の監視、異常時の代用措置等の制御を、メ
インコンピュータ19を使用して中央指令で扱えるよう
にシステム化し、合理的なバス運行ができる仕組みを提
供するものである。これらの詳細は後述する。
【0026】次に、停留所案内塔13について説明す
る。図2に示すように停留所案内塔13は、サービス情
報表示部としてのメッセージ用LED表示器21、運行
情報表示部としてのバス接近案内用LED表示器22、
時刻表23a,23b、路線図24、アンテナ25等に
より構成される。
【0027】メッセージ用LED表示器21とバス接近
案内用LED表示器22には、LED式のフルドット表
示器が使用されている。メッセージ用LED表示器21
では、図2に示すように「まもなく B社 103 ○
○駅行きが到着します。」といった、バスの接近案内の
情報を表示するほか、広告、広報、ニュース、道路情
報、緊急情報、天気予報等のサービス情報が切替表示さ
れる。なお、このバスの接近案内のメッセージは、メッ
セージ用LED表示器21の表示幅よりも長いため、文
字が左方向へスクロールして表示されようになってい
る。
【0028】また、バス接近案内用LED表示器22に
は、上り及び下りごとに「(○○駅方面)」、「(△△
方面)」といった運行方面が表示されており、この停留
所に到着予定のバス12を時間が早いものから順に3台
分ずつ表示されている。各バス12の運行情報として
は、交通機関運営会社名としてのバス会社名「A社」、
「B社」、「C社」の区別、路線番号(103,10
0,150等)、行き先(○○駅、××町等)、及びバ
スの接近情報(1つ前通過、2つ前通過等)が表示され
ている。また、本実施の形態では、一方面に付き3台ま
での接近中のバスの情報を常に表示しているが、3つ前
までの停留所に接近中のバスが存在していない場合は、
定刻を表示する。具体的には、図2において、下り(△
△方面)には、3台目のバスであるB社の044番線△
△行きが、同停留所の3つ前の停留所を通過していない
ため、その定刻である「11:30」が表示されてい
る。
【0029】なお、バス12が停留所を出発すると、バ
ス12は所定条件下でクリア信号CSを送信する。クリ
ア信号CSには、バス路線IDが含まれているため、停
留所案内塔13がクリア信号CSを受信すると、該当す
るバス接近案内用LED表示器22の表示をクリアし、
次のバス以降の3台分が繰り上げて表示される。
【0030】また、バス接近案内用LED表示器22の
右下端には現在時刻表示部26が設けられており(「1
1:00」と表示)、バスを待つ顧客が現在時刻を確認
して、待ち時間を容易に把握することが可能となってい
る。
【0031】また、時刻表23a,23b及び路線図2
4は、紙に印刷されたものにプラスチック透明カバーで
覆ったもの、又はアクリル板に印刷されたものが表示さ
れている。また、アンテナ25は、管理センタ11から
のデータ読出し信号及びデータ更新信号、並びにバス1
2からのクリア信号CS等を受信する。
【0032】図3は、停留所案内塔13の回路図を示し
ている。停留所案内塔13は、AC/DC電源部31、
電池32、制御部33、LED表示部34、無線送受信
ユニット35等から構成される。AC/DC電源部31
は、AC商用電源を変換してDC電圧を制御部33に供
給する。制御部33は、MPU36(マイクロ・プロセ
ッシング・ユニット)、表示インタフェース37、RA
M38、ROM39、時計IC40等から構成される。
MPU36には、図示しないタイマ、パラレルI/O、
シリアルI/Oが内蔵されており、MPU36は、無線
送受信ユニット35、表示インタフェース37、データ
記憶手段としてのRAM38、データ記憶手段としての
ROM39、及び時計IC40をそれぞれ制御してい
る。RAM38と時計IC40は、電池32によって電
源がバックアップされている。また、LED表示部34
は、メッセージ用LED表示器21とバス接近案内用L
ED表示器22とから構成されており、表示インタフェ
ース37からの信号に応じてLEDを点灯させる。
【0033】RAM38は、管理センタ11又はバス1
2から無線で送信されてくる、データ読出し信号、バス
路線ID、メッセージID、緊急情報、道路情報等を一
旦書き込む。
【0034】ROM39は、書込み消去可能なフラッシ
ュメモリを使用しており、LED表示部34に表示され
るデータを、図4及び図5に示すテーブルとして格納し
ている。図4に示すバス路線テーブル41には、各バス
路線が有するバス路線IDごとに「BID001」等の
メモリアドレスが付与されており、各バス路線IDに対
応する、バス会社名、路線番号、及び行き先のデータが
それぞれ格納されている。また、図5に示すメッセージ
テーブル42には、各メッセージIDごとに「MID0
01」等のメモリアドレスが付与されており、各種メッ
セージ情報が格納されている。例えば、MID001に
は「まもなく(バス会社名)(路線番号)(行き先)行
きが到着します。」というバスの接近案内の情報、MI
D002には「○○市 広報」という広報、MID00
3には「△△新聞ニュース」というニュース、MID0
04には「道路交通情報」という道路情報、MID00
5には「明日の天気」という天気予報、MID006に
は「緊急情報」という緊急情報がそれぞれ格納されてい
る。
【0035】次に、バス12に搭載される機器等につい
て説明する。図6に示すようにバス12には、MPU5
1、ドアセンサ52、通過ボタン53、車速センサ5
4、無線アンテナ55、GPSアンテナ56が設けられ
ている。ドアセンサ52は、ドア58の開閉を検出し
て、ドア信号をMPU51に送る。通過ボタン53は、
停留所をバス12が停車せず通過する際に運転手が押す
ボタンであって、通過ボタン信号をMPU51に送る。
車速センサ54は、タイヤ59の走行距離から車速を検
出し、車速信号をMPU51に送る。また、無線アンテ
ナ55は、MPU51によって制御されており、管理セ
ンタ11との間で各種信号の送受信を行う。GPSアン
テナ56は、MPU51によって制御されており、GP
S衛星16との間で各種信号の送受信を行う。
【0036】次に、本実施の形態のバスの運行情報シス
テムの、管理センタ11、バス12、停留所案内塔1
3、及びGPS衛星16相互間における、各種信号の送
受信方法について説明する。
【0037】各バス12の位置に関する情報は、バス1
2に搭載されたGPSアンテナ56とGPS衛星16と
の位置信号の送受信により把握され、管理センタ11で
集中管理される。管理センタ11は、各バス12の位置
に関する情報に基づき、表示が必要な停留所案内塔1
3、即ちバス12の進行方向に対して、3つ先の停留所
までを選出する(ただし、例えば2つ先の停留所が終点
である場合等、3つの停留所を選出できない場合は、適
宜必要数が選出される。)。管理センタ11は、選出さ
れた停留所の停留所案内塔13に対して、データ読出し
信号を送信する。データ読出し信号には、バス路線I
D、バスの位置情報が含まれているため、停留所案内塔
13はバス路線テーブル41に基づき、バスの接近情報
(1つ前通過、2つ前通過等)を表示することができ
る。
【0038】また、バス12の位置に関する情報であ
る、バス12が停留所を通過した情報は、バス12が停
留所通過信号を無線アンテナ55から送信することによ
っても、管理センタ11に連絡される。停留所通過信号
は、以下の条件下で送信される。
【0039】バス12のドア58が開けられ、顧客が乗
降を行ない、ドア58が閉められる。この時点で、ドア
信号がMPU51に送られる。そして、バス12の運転
が再開され、車速センサ54により所定距離(例えば、
20メートル)を走行したことが確認されると、車速セ
ンサ54から車速信号がMPU51に送られる。そし
て、MPU51にドア信号と車速信号が同時に入力され
ている場合に、停留所通過信号が無線アンテナ55から
送信される。ただし、乗り遅れ又は降り遅れの顧客のた
めに、ドア58を閉めてから再度ドア58の開閉を行う
場合、或いは所定距離に満たない短距離を走行した後
に、バス12を止めてドア58の開閉を行う場合があ
る。このため、MPU51にドア信号が入力されていて
も、車速信号が入力されていない場合は、停留所通過信
号は送信されない。また、停留所で顧客が乗降とも行わ
ないことがあるため、そのまま通過した際は、運転手が
通過ボタン53を押して、通過ボタン信号をMPU51
に送ることによっても、停留所通過信号は管理センタ1
1に送信される。なお、これらの制御を行うためMPU
51では、ドア58が開くと、ドア信号、通過ボタン信
号、及び車速信号は、リセットされるよう設定されてい
る。
【0040】なお、管理センタ11が、バス12の位置
に関する情報を、GPS衛星16のみならず、バス12
から送信される停留所通過信号によっても収集している
のは、GPS衛星16による通信によって生じ得るタイ
ムラグ及び位置情報の誤差を修正するためである。
【0041】また、メッセージ情報は、管理センタ11
から無線で停留所案内塔13にメッセージIDを送り、
RAM38に保持されたメッセージIDに基づきROM
39が起動されることにより、メッセージ用LED表示
器21に表示される。また、メッセージ情報は、MPU
36内のタイマで予約をして、所定時刻にROM39を
起動させて表示させるようにすることも可能である。な
お、メッセージ情報の中でも、緊急情報や道路情報等に
ついては、管理センタ11からメッセージそのものがR
AM38に直接送信される。例えば、「大雨により○○
駅方面通行止め」というメッセージが、管理センタ11
からRAM38に送信されると、MPU36はROM3
9のメッセージテーブル42からMID006を読み出
して、前記メッセージと結合し、メッセージ用LED表
示器21に「緊急情報 大雨により○○駅方面通行止
め」と表示する。
【0042】さらに、停留所案内塔13のROM39に
書込まれたバス路線テーブル41及びメッセージテーブ
ル42は、管理センタ11から送信される更新データに
よって更新可能である。本実施の形態では、データの更
新は、バス12が運行されていない深夜又は早朝に行
う。また、データの更新には、既存のデータを変更する
場合のみならず、データを追加及び削除するものも含ま
れる。また、データの更新は、管理センタ11によっ
て、すべての停留所案内塔13について一斉に行った
り、又は停留所IDに基づき停留所案内塔13ごとに行
ったりすることができる。
【0043】次に、図1及び図7により、携帯電話14
の表示画面及びその操作手順について説明する。顧客は
携帯電話14の所定番号を選択することにより、基地局
17及び管理センタ基地局18を経由して、管理センタ
11にデマンド信号を送信する。管理センタ11は、デ
マンド信号に基づいて携帯電話用表示データを携帯電話
14に送信する。図7(a)には、この携帯電話用表示
データを受信した携帯電話14が表示する第1画面61
が示されている。第1画面61には、「○○市バス接近
案内」というタイトル表示、「数字を選択」という操作
指示表示に続き、停留所名のメニューとして「1 ○○
市民病院前」及び「2 ××国際会議場前」が表示され
る。顧客は、「上へ」又は「下へ」のスクロールボタン
を押すことにより、他の停留所名をスクロール表示する
ことができる。さらに、第1画面61には、天気予報表
示として「明日の天気」と晴れを示すマーク、及び本日
の日付表示が示されている。ここで、顧客が「1」を選
択すると、携帯電話14は管理センタ11との交信によ
り、図7(b)に示す第2画面62を表示する。
【0044】第2画面62には、「○○市民病院前」と
いう停留所名の表示、「数字を選択」という操作指示表
示に続き、1から4のバス運行情報メニュー、及び「0
戻る」という第1画面リターンメニューが表示され
る。1から4のバス運行情報メニューには、バス会社名
及び運行方面がそれぞれ表示される。ここで、顧客が
「1」を選択すると、携帯電話14は管理センタ11と
の交信により、図7(c)に示す第3画面63を表示す
る。
【0045】第3画面63では、第2画面62で選択し
たバス情報の詳細が表示される。即ち、「○○市民病院
前」という停留所名の表示、「会社名:B社バス」とい
うバス会社名表示、「行き先:△△行」という行き先表
示、「次発: 10:10」という定刻表示、「現在の
バス位置」、「2つ前」、「3つ前」及びバスを示すマ
ークからなるバス位置情報表示、並びに「0 戻る」と
いう第2画面リターンメニューが表示される。ここで
は、○○市民病院前に向かうバス12が、2つ前の停留
所案内塔13を通過したことが表示されている。
【0046】一方、第1画面61において、顧客が
「2」を選択した場合は、携帯電話14は図7(d)に
示す第2画面64を表示する。第2画面64には、「×
×会議場前」という停留所名の表示、「数字を選択」と
いう操作指示表示に続き、1及び2のバス運行情報メニ
ュー、及び「0 戻る」という第1画面リターンメニュ
ーが表示される。ここで、顧客が「1」を選択すると、
携帯電話14は管理センタ11との交信により、図7
(e)に示す第3画面65を表示する。
【0047】第3画面65では、第2画面64で選択し
たバス情報の詳細が表示される。即ち、「××会議場
前」という停留所名の表示、「会社名:C社バス」とい
うバス会社名表示、「行き先:○○駅行」という行き先
表示、「次発: 10:15」という定刻表示、「現在
のバス位置」、「2つ前」、「3つ前」及びバスを示す
マークからなるバス位置情報表示、並びに「0 戻る」
という第2画面リターンメニューが表示される。ここで
は、××会議場前に向かうバス12が、3つ前の停留所
を通過したことが表示されている。
【0048】このように、顧客は携帯電話14を使用し
て、第1,第2,第3画面と進むことにより、所望のバ
ス運行情報を入手することが可能となる。また、顧客は
オフィス20等のパーソナルコンピュータ15を使用し
て、バス12の運行情報を入手することも可能である。
図1に示すように、管理センタ11のメインコンピュー
タ19はインターネットIに接続されており、管理セン
タ11が運営するホームページには、前記携帯電話14
における表示画面と同様の情報が表示されるようになっ
ている。顧客は、パーソナルコンピュータ15を使用し
てインターネットIに接続して、このホームページにア
クセスすることにより、オフィス20等内でバス12の
運行情報を入手することが可能となる。
【0049】なお、携帯電話14の各表示画面、及びイ
ンターネットのホームページ上の表示画面は、所定の更
新番号の入力又は更新ボタンを押すことによって、最新
の情報に更新することができる。
【0050】上記実施形態のバスの運行情報システムの
によれば、以下のような効果を得ることができる。 ・上記実施形態では、管理センタ11は、無線により各
バス12の運行情報を集中管理するとともに、停留所案
内塔13、携帯電話14、パーソナルコンピュータ15
によって顧客に対し運行情報を提供することができる。
また、顧客用情報媒体として、停留所案内塔13、携帯
電話14、パーソナルコンピュータ15が設けられてい
るため、バス12の運行情報を顧客のニーズに合わせた
態様で提供することができる。
【0051】・管理センタ11は、バス12の位置に関
する情報を、GPS衛星16のみならず、バス12から
送信される停留所通過信号によっても収集する。このた
め、GPS衛星16による通信によって生じ得るタイム
ラグ及び位置情報の誤差の修正を、バス12からの停留
所通過信号によって行うことができる。
【0052】・停留所案内塔13において、メッセージ
用LED表示器21では、バスの接近案内の情報のほ
か、サービス情報が表示される。このため、停留所でバ
ス12を待つ顧客に対し、サービス情報を提供できるた
め、顧客が有効に時間を使うことができたり、顧客に有
用な情報を与えたりすることができる。
【0053】・バス接近案内用LED表示器22では、
上り・下りの区別、運行方面、バス会社名、バスの接近
情報、及び定刻が表示される。このため、顧客はより具
体的かつ的確にバスの運行情報を把握することができ
る。
【0054】・現在時刻表示部26により、バスを待つ
顧客が現在時刻を確認して、待ち時間を容易に把握する
ことができる。 ・バスの運行情報及びサービス情報は、ROM39に記
憶されたバス路線テーブル41及びメッセージテーブル
42に格納された情報を引き出すことにより、LED表
示部34に表示することができる。従って、管理センタ
11はデータ読出し信号を送信するだけでよく、送信す
るデータ量の軽量化を図ることができる。その一方で、
緊急情報や道路情報等については、管理センタ11から
メッセージそのものがRAM38に直接送信されるた
め、迅速に最新の情報を顧客に対して提供することがで
きる。従って、このように、情報の重要度又は緊急性に
応じて、データの送信方法を適宜選択することができ
る。
【0055】・バス路線テーブル41及びメッセージテ
ーブル42は、管理センタ11から送信される更新デー
タによって更新可能である。このため、顧客用情報媒体
の情報を、更新データによって、適宜修正、変更するこ
とができる。
【0056】・データの更新は、バス12が運行されて
いない深夜又は早朝に行う。従って、他の信号の交信が
行われていない時間帯にデータを更新できるため、デー
タ更新をより円滑に行うことができる。また、多量のデ
ータ更新を容易に行うこともできる。
【0057】・バス12は、無線アンテナ55及びGP
Sアンテナ56を有しており、自ら信号を送信できるた
め、例えば、バス12が所定地点を通過したか否かを判
別するためにビーコンを道路に設置する必要がなくな
る。
【0058】・携帯電話14では、各画面61〜65に
より、容易に画面の切替え及び選択をすることができ
る。 ・携帯電話14の各表示画面、及びインターネットのホ
ームページ上の表示画面は、所定の更新番号の入力又は
更新ボタンを押すことによって、最新の情報に更新する
ことができる。このため、顧客の個別の更新操作によっ
て最新の情報を提供することができる。
【0059】なお、上記実施形態は以下のように変更し
てもよい。 ・上記実施形態では、顧客に対するバスの運行情報及び
サービス情報の提供は、すべて文字を表示することによ
り実現されていたが、これらの情報の一部又は全部を、
音声により顧客に提供するようにしてもよい。また、こ
れらの情報の一部又は全部を、音声と文字の両方によっ
て顧客に提供するようにしてもよい。この場合、例えば
停留所案内塔13に、スピーカ及び音声生成装置を設け
るとともに、ROM39のバス路線テーブル41及びメ
ッセージテーブル42に音声記号等の発音情報を記憶さ
せるものとする。このように情報を音声で提供すること
により、例えば目の不自由な顧客や、停留所が混雑する
ために停留所案内塔13に近づけず表示された情報が読
めない顧客にも、情報を提供することができる。
【0060】・顧客用情報媒体として上記実施形態で
は、停留所案内塔13、携帯電話14、パーソナルコン
ピュータ15を掲げたが、ポケットベル、PHS、ノー
ト型パソコン、PDA(Personal Digital Assistants
)、携帯電話用専用端末、テレビ、ケーブルテレビ等
も顧客用情報媒体に含まれるものとする。さらに、顧客
用情報媒体には、バスの運行情報の表示を主たる目的と
する専用簡易端末も含まれるものとする。
【0061】・顧客用情報媒体としての表示装置は、本
実施形態の停留所案内塔13のように屋外に設置される
もののみならず、通常の停留所付近の施設に配置される
表示板であってもよい。例えば、○○市民病院の待合室
に設置されるバス運行情報表示板、××会議場のホール
に設置される移動式バス運行情報表示装置、電車の駅又
はバスターミナルに設けられる表示板等が挙げられる。
なお、本明細書において、「停留所」の語には、駅も含
まれるものとする。
【0062】・上記実施形態では、携帯電話14の所定
番号の選択により、基地局17及び管理センタ基地局1
8を経由して管理センタ11と接続していたが、基地局
17からインターネットIに接続することで、管理セン
タ11から情報を入手するようにしてもよい。
【0063】・停留所案内塔13は、AC商用電源をA
C/DC電源部31でDC電圧に変換する構成である
が、これに代えて太陽電池をDC電源としてもよく、又
は太陽電池を併設してもよい。
【0064】・各バス12は、管理センタ11又はGP
S衛星16を介して、他のバス12と運行情報の送受信
を相互に行うようにしてもよい。この場合、一のバス1
2とその所定距離内で運行する周辺のバス12との間に
おいてのみ運行情報の送受信を相互に行うようにしても
よい。また、バス12の運行情報の送受信を、バス12
同士で直接行わせるようにしてもよい。このように構成
することで、各バス12の運転手が周辺における他のバ
ス12の運行情報を把握できるため、自己の運転速度を
変更する等他のバスの運行状況に合わせた修正変更を容
易に行うことができる。
【0065】・バス12の運行情報として、バス接近案
内用LED表示器22及び携帯電話14又はパーソナル
コンピュータ15の画面に表示されるものには、経由
地、付近の停留所名、到着までの残り時間、バスの運行
の種類(特急、急行、快速、普通等の区別の表示)のう
ち少なくともいずれかをさらに表示するようにしてもよ
い。また、バスの接近情報として「1つ前通過」、「1
つ前」等の表示に代えて、通過した停留所名(例えば、
「○○駅通過」、「××会議場」)を表示してもよい。
また、定刻よりも早く又は定刻通りに出発した場合は、
定刻の表示又は既発である旨の表示をするようにしても
よい。また、通過する旨(例えば、満員による通過、特
急のため通過、道路工事中に基づく迂回運転のための通
過等の区別)を表示してもよい。また、最終便について
は、最終便である旨の表示をしてもよく、又最終便が出
発し営業が終了した旨の表示をしてもよい。
【0066】・上記実施形態では、ドア信号をドアセン
サ52によって検出させたが、運転手が操作するドア開
閉ボタンによって出力されるものとしてもよい。 ・停留所案内塔13は、管理センタ11に対してデータ
を送信するように構成してもよい。例えば、路線外の停
留所案内塔13からデマンド信号を管理センタ11に送
信する。管理センタ11では、デマンド信号が送信され
た停留所案内塔13を認識し、その停留所案内塔13に
最も近いバス12に対して、デマンド信号が送信された
停留所案内塔13に向かうように指示するようにしても
よい。
【0067】・上記実施形態では、交通機関としてバス
について説明をしたが、交通機関としては、電車(路面
電車、モノレールを含む。)、船舶、航空機、ヘリコプ
ター等も含まれるものとする。特に、これらの交通機関
において、予め時刻表が定められている場合に、本発明
を応用する意義がある。また、交通機関は、公共のもの
に限られず、会社、学校、各種施設等の送迎バス等も含
まれるものとする。さらに、上記実施形態をタクシーに
応用してもよい。例えば、病院、ホテル、会議場前等の
タクシー乗り場に表示装置を設置し、この表示装置に最
寄りの駅、タクシー配車センタを空車タクシーが発車し
たことを表示させるように構成してもよい。
【0068】次に上記実施形態及び別例から把握できる
請求項に記載した発明以外の技術的思想について、それ
らの効果とともに以下に記載する。 (1)請求項2において、前記各交通機関は、前記管理
センタを介して他の交通機関との間で運行情報の送受信
を相互に行うことを特徴とする交通機関の運行情報シス
テム。
【0069】このように構成することで、各交通機関に
おいて運行情報の送受信を相互に行うことができ、各交
通機関は他の交通機関の運行情報を把握して、自己の運
行状況を適切に管理することができる。
【0070】(2)前記(1)における交通機関同士で
相互に行う運行情報の送受信は、一の交通機関と所定距
離内において該交通機関の周辺を運行する他の交通機関
との間において行うものであることを特徴とする交通機
関の運行情報システム。
【0071】このように構成することで、一の交通機関
が周辺における他の交通機関の運行情報を把握できるた
め、自己の運転速度を変更する等他の交通機関の運行状
況に合わせた修正変更を容易に行うことができる。
【0072】(3)請求項3において、前記更新データ
によるデータの更新は、前記顧客用情報媒体から送信さ
れるデータ更新要求信号に基づいて、顧客用情報媒体ご
とに行うことを特徴とする交通機関の運行情報システ
ム。
【0073】このように構成することで、データ更新を
必要とする顧客用情報媒体についてのみ、データ更新を
行うことができるため、顧客の個別の要求により的確に
対応することができる。
【0074】(4)請求項3において、前記更新データ
によるデータの更新は、前記交通機関が運行されていな
い時間帯に行うことを特徴とする交通機関の運行情報シ
ステム。
【0075】このように構成することで、他の信号の交
信が行われていないときにデータの更新をすることがで
きるため、データ更新をより円滑に行うことができる。
また、多量のデータ更新を容易に行うこともできる。
【0076】(5)請求項5において、前記交通機関の
運行情報には、さらに付近の停留所名、交通機関がいく
つ前の停留所を通過したかの情報、到着までの残り時間
のうちいずれか一つ以上が含まれることを特徴とする交
通機関の運行情報システム。
【0077】このように構成することで、交通機関の運
行情報をより的確に、顧客に対して提供することができ
る。 (6)請求項7において、前記顧客用情報媒体は、前記
交通機関の運行情報の表示を主たる目的とする簡易端末
であることを特徴とする。
【0078】このように構成することで、顧客に対して
交通機関の運行情報の提供を簡易に行うことができる。 (7)請求項7又は前記(6)において、前記顧客用情
報媒体は、少なくとも3つの切替画面を有しており、第
1画面は1以上の停留所を選択する画面であり、第2画
面は第1画面で選択された停留所における1以上の路線
を選択する画面であり、第3画面は少なくとも第2画面
で選択された路線の行き先と定刻と現在位置表示のいず
れかを含む画面であるとともに、第1画面における選択
により第2画面に切り替わり、第2画面における選択に
より第3画面に切り替わることを特徴とする顧客用情報
媒体。
【0079】このように構成することで、顧客用情報媒
体の画面を切り替えることにより、顧客が必要とする情
報を容易に表示させることができる。 (8)請求項9又は請求項10において、前記管理セン
ターは、前記顧客用情報媒体との通信により、前記サー
ビス情報のデータ更新を行うことを特徴とする交通機関
の運行情報システム。
【0080】このように構成することで、サービス情報
を適宜修正変更することができる。 (9)管理センタと、データ記憶手段を備えた1以上の
交通機関の停留所とから構成されるサービス情報提供シ
ステムであって、前記管理センタは無線によりデータ読
出し信号を各停留所に送信し、前記停留所は前記データ
読出し信号を受信するとともに、各データ読出し信号に
基づいてサービス情報を前記データ記憶手段から読み出
して顧客に提供することを特徴とするサービス情報提供
システム。
【0081】このように構成することで、停留所で交通
機関を待つ顧客に対し、サービス情報を提供できるた
め、顧客が有効に時間を使うことができたり、顧客に有
用な情報を与えることができる。また、管理センタがサ
ービス情報の提供を管理しているため、必要なサービス
情報を適宜選択して顧客に提供することができる。ここ
で、サービス情報には、広告、広報、ニュース、道路情
報、緊急情報、天気予報のうちいずれか一つ以上が含ま
れるものとする。
【0082】(10)サービス情報データが記憶された
データ記憶手段と、該サービス情報を表示するサービス
情報表示部とを有することを特徴とする交通機関の停留
所。このように構成することで、停留所で交通機関を待
つ顧客に対し、サービス情報を提供できるため、顧客が
有効に時間を使うことができたり、顧客に有用な情報を
与えたりすることができる。
【0083】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1に記載
の発明によれば、管理センタは無線により各交通機関の
運行情報を集中管理するとともに、収集した運行情報を
各顧客用情報媒体を通じて顧客に提供することができ
る。
【0084】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、交通機関が自ら送信でき
るため、例えば、交通機関が所定地点を通過したか否か
を判別するセンサを、別途道路等に設ける必要がなくな
る。
【0085】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2に記載の発明の効果に加えて、顧客用情報媒体の
情報を、更新データによって、適宜修正、変更すること
ができる。
【0086】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、交通機関
の位置を各顧客用情報媒体に提供することができる。請
求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれか
に記載の発明の効果に加えて、停留所名、交通機関運営
会社名、行き先、運行方面、経由地、定刻により、より
具体的かつ的確にバスの運行情報を顧客に提供すること
ができる。
【0087】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
〜5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、運行情報
表示部により、交通機関の運行情報を文字、図形等によ
り表示することによって、顧客に提供することができ
る。
【0088】請求項7に記載の発明によれば、請求項1
〜6のいずれかに記載の発明の効果に加えて、表示装
置、携帯電話、ポケットベル、パーソナルコンピュータ
により、交通機関の運行情報を顧客のニーズに合わせた
態様で提供することができる。
【0089】請求項8に記載の発明によれば、請求項7
に記載の発明の効果に加えて、停留所又は表示板により
交通機関の運行情報を表示することができる。請求項9
に記載の発明によれば、請求項1〜8のいずれかに記載
の発明の効果に加えて、顧客に対して、交通機関の運行
情報のみならず、サービス情報を提供することができ
る。
【0090】請求項10に記載の発明によれば、請求項
9に記載の発明の効果に加えて、サービス情報として、
広告、広報、ニュース、道路情報、緊急情報、天気予報
を顧客に提供することができる。
【0091】請求項11に記載の発明によれば、請求項
9又は10に記載の発明の効果に加えて、顧客はサービ
ス情報表示部によって、サービス情報を容易に確認する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のバスの運行情報システム
の概略図。
【図2】停留所の平面図。
【図3】停留所の回路図。
【図4】バス路線テーブル。
【図5】メッセージテーブル。
【図6】バス搭載機器を示す概略図。
【図7】携帯電話の表示態様を示す図。
【符号の説明】
11…管理センタ、12…交通機関としてのバス、13
…顧客用情報媒体としての停留所案内塔、14…顧客用
情報媒体としての携帯電話、15…顧客用情報媒体とし
てのパーソナルコンピュータ、34…運行情報表示部及
びサービス情報表示部としてのLED表示部、38…デ
ータ記憶手段としてのRAM、39…データ記憶手段と
してのROM。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根村 昌志 岐阜県本巣郡糸貫町上保1260番地の2 株 式会社三陽電機製作所糸貫事業場内 Fターム(参考) 5H180 AA16 BB04 BB05 EE01 FF05

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管理センタと、1以上の交通機関と、デ
    ータ記憶手段を備えた1以上の顧客用情報媒体とから構
    成される交通機関の運行情報システムであって、 前記管理センタは無線により各交通機関の運行情報を収
    集するとともに、該運行情報に基づいてデータ読出し信
    号を生成して、該信号を各顧客用情報媒体に送信し、 前記顧客用情報媒体は前記データ読出し信号を受信する
    とともに、各データ読出し信号に基づいて顧客用情報媒
    体で必要とするデータを前記データ記憶手段から読み出
    して、交通機関の運行情報に変換して顧客に提供するこ
    とを特徴とする交通機関の運行情報システム。
  2. 【請求項2】 前記交通機関は自らの運行情報を前記管
    理センタに送信することを特徴とする請求項1に記載の
    交通機関の運行情報システム。
  3. 【請求項3】 前記顧客用情報媒体のデータ記憶手段
    は、記憶されたデータを管理センタから送信される更新
    データによって更新可能であることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の交通機関の運行情報システム。
  4. 【請求項4】 前記交通機関の運行情報には、交通機関
    の位置に関する情報が含まれることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載の交通機関の運行情報システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記交通機関の運行情報には、停留所
    名、交通機関運営会社名、行き先、運行方面、経由地、
    定刻のうちいずれか一つ以上が含まれることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載の交通機関の運行情報
    システム。
  6. 【請求項6】 前記顧客用情報媒体は、前記交通機関の
    運行情報を表示する運行情報表示部を有することを特徴
    とする請求項1〜5のいずれかに記載の交通機関の運行
    情報システム。
  7. 【請求項7】 前記顧客用情報媒体は、表示装置、携帯
    電話、ポケットベル、パーソナルコンピュータのうち少
    なくともいずれか一つであることを特徴とする請求項1
    〜6のいずれかに記載の交通機関の運行情報システム。
  8. 【請求項8】 前記表示装置は、運行情報表示部を有す
    る停留所又は停留所付近の施設に配置される運行情報表
    示部を有する表示板のうち少なくともいずれか一方であ
    ることを特徴とする請求項7に記載の交通機関の運行情
    報システム。
  9. 【請求項9】 前記管理センタは、前記交通機関の運行
    情報のほかに、前記顧客用情報媒体にサービス情報を送
    信することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載
    の交通機関の運行情報システム。
  10. 【請求項10】 前記サービス情報には、広告、広報、
    ニュース、道路情報、緊急情報、天気予報のうちいずれ
    か一つ以上が含まれることを特徴とする請求項9に記載
    の交通機関の運行情報システム。
  11. 【請求項11】 前記顧客用情報媒体は、前記サービス
    情報を表示するサービス情報表示部をさらに有すること
    を特徴とする請求項9又は10に記載の交通機関の運行
    情報システム。
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