JP2001222666A - 料金請求管理システムおよびその方法並びにその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

料金請求管理システムおよびその方法並びにその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2001222666A
JP2001222666A JP2000031059A JP2000031059A JP2001222666A JP 2001222666 A JP2001222666 A JP 2001222666A JP 2000031059 A JP2000031059 A JP 2000031059A JP 2000031059 A JP2000031059 A JP 2000031059A JP 2001222666 A JP2001222666 A JP 2001222666A
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billing
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JP2000031059A
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Takaaki Kobayashi
隆明 小林
Mitsuaki Urakawa
光明 浦川
Keisuke Okada
桂輔 岡田
Tomiaki Tanaka
富明 田中
Masaki Someya
正樹 染谷
Akiko Kondo
明子 近藤
Hiroto Koide
博人 小出
Takayoshi Takahashi
孝好 高橋
Keiji Makita
恵二 牧田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 納品書と請求書との時間関係を保ちつつ、請
求書の作成および確認処理を確実かつ容易に行うことが
できること。 【解決手段】 納品文書67の料金請求に関する請求細
目65および請求細目65毎の基本料金表66を保存す
るデータベース24と、請求細目65に対応した請求細
目データ69を納品文書67から抽出する抽出処理部4
7と、抽出処理部47が抽出した各請求細目65毎の請
求細目データ69と基本料金表66とをもとに各請求細
目65毎の請求金額および全請求金額を算出する請求金
額計算部46と、少なくとも請求細目、各請求細目毎の
請求金額および全請求金額を含む請求書63を表示処理
する表示処理部41と、請求書63を転送処理する転送
処理部48とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、テキストデー
タ、イメージデータ、映像データおよび音声データなど
の各種マルチメディアデータを含む複合文書などの納品
対象に対する請求書の作成および管理を確実かつ効率的
に行うことができる料金請求管理システムおよびその方
法並びにその方法をコンピュータに実行させるプログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、コンピュータ技術の進歩、OS・
アプリケーションソフト等のソフトウェア技術の発展、
装置価格の低下、通信・ネットワーク等のインフラの整
備、さらには情報処理産業の発達等に伴い、個人の多く
は、パーソナルコンピュータを所有するようになり、パ
ーソナルコンピュータの普及は飛躍的に向上している。
【0003】特に、企業においては、生産性向上のため
の道具としてパーソナルコンピュータの導入が急速に進
んでいる。具体的には、パーソナルコンピュータの導入
によって、文書作成ソフトや表計算ソフト等の利用を可
能にするとともに、社内文書を特定のソフトウェアに統
一したり、紙文書を電子文書化することで、ファイルを
統一したりして、社内の業務効率の大幅な改善を図って
いる。
【0004】このような社内の業務効率を一層向上させ
るためには、特定の請負業務を行う外部の他社との関係
においても同様な改善が必要となる。特に、納品書や請
求書などの会計管理の業務効率を改善する場合は、他社
からの納品書や請求書が送付されるため、他社との緊密
な協力が必要であり、納品対象が文書である場合には、
納品対象の文書とともに電子的に管理することができる
ので、顕著な業務効率の改善を達成することが可能とな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、納品書
や請求書はファクシミリ等、あるいは紙文書として送付
されているのが現状であり、このファクシミリ等によっ
て送付された納品書や請求書の内容を入力することによ
って電子的に管理することから、会計管理に多大の時間
と労力とがかかるという問題点があった。
【0006】また、納品書と請求書との関係は、納品書
が受領された後に請求書が送付されるという時間的な整
合性を必要とするが、このような時間関係を確認しつつ
管理することも、多大な時間と労力とがかかるという問
題点があった。
【0007】さらに、納品対象が電子文書である場合、
請求書の内容を確認する作業に多大な時間と労力とがか
かり、しかも人的処理によるミスが発生する場合もあ
り、確実な料金請求管理が要望されている。
【0008】この発明は上記に鑑みてなされたものであ
って、納品書と請求書との時間関係を保ちつつ、請求書
の作成および確認処理を確実かつ容易に行うことができ
る料金請求管理システムおよびその方法並びにその方法
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明に係る料金請求管理システムは、納
品対象である電子化文書の料金請求に関する細目を保存
する細目保存手段と、前記細目毎の基本料金を保存する
基本料金保存手段と、前記細目に対応した細目情報を前
記電子化文書から抽出する抽出手段と、前記抽出手段が
抽出した各細目毎の細目情報と前記基本料金とをもとに
各細目毎の請求金額および全請求金額を算出する請求金
額算出手段と、少なくとも前記細目、各細目毎の請求金
額および全請求金額を含む請求書を出力処理する出力処
理手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】請求項1の発明によれば、細目保存手段
が、納品対象である電子化文書の料金請求に関する細目
を保存し、基本料金保存手段が、前記細目毎の基本料金
を保存し、抽出手段が、前記細目に対応した細目情報を
前記電子化文書から抽出し、請求金額算出手段が、前記
抽出手段が抽出した各細目毎の細目情報と前記基本料金
とをもとに各細目毎の請求金額および全請求金額を算出
し、出力手段が、少なくとも前記細目、各細目毎の請求
金額および全請求金額を含む請求書の表示出力および転
送出力などの出力処理をするようにしている。
【0011】また、請求項2の発明に係る料金請求管理
システムは、納品対象である電子化文書の料金請求に関
する細目を保存する第1の細目保存手段と、前記細目毎
の基本料金を保存する第1の基本料金保存手段と、前記
細目に対応した細目情報を前記電子化文書から抽出する
第1の抽出手段と、前記第1の抽出手段が抽出した各細
目毎の細目情報と前記基本料金とをもとに各細目毎の請
求金額および全請求金額を算出する第1の請求金額算出
手段と、少なくとも前記細目、各細目毎の請求金額およ
び全請求金額を含む請求書を表示処理する表示処理手段
と、前記電子化文書の納品の依頼元である依頼元処理装
置側に前記表示処理手段によって表示された請求書を転
送する転送処理手段と、を有した依頼先処理装置と、納
品対象である電子化文書の料金請求に関する細目を保存
する第2の細目保存手段と、前記細目毎の基本料金を保
存する第2の基本料金保存手段と、前記細目に対応した
細目情報を前記電子化文書から抽出する第2の抽出手段
と、前記抽出手段が抽出した各細目毎の細目情報と前記
基本料金とをもとに各細目毎の請求金額および全請求金
額を算出する第2の請求金額算出手段と、前記請求金額
算出手段による算出結果をもとに前記依頼先処理装置側
から転送された前記請求書の確認処理を行う請求書確認
手段と、を有し、前記依頼先処理装置に接続された依頼
元処理装置と、を備えたことを特徴とする。
【0012】請求項2の発明によれば、依頼先処理装置
側において、第1の細目保存手段が、納品対象である電
子化文書の料金請求に関する細目を保存し、第1の基本
料金保存手段が、前記細目毎の基本料金を保存し、第1
の抽出手段が、前記細目に対応した細目情報を前記電子
化文書から抽出し、第1の請求金額算出手段が、前記第
1の抽出手段が抽出した各細目毎の細目情報と前記基本
料金とをもとに各細目毎の請求金額および全請求金額を
算出し、表示処理手段が、少なくとも前記細目、各細目
毎の請求金額および全請求金額を含む請求書を表示処理
し、転送処理手段が、前記電子化文書の納品の依頼元で
ある依頼元処理装置側に前記表示処理手段によって表示
された請求書を転送する。一方、依頼元処理装置側で
は、第2の細目保存手段が、納品対象である電子化文書
の料金請求に関する細目を保存し、第2の基本料金保存
手段が、前記細目毎の基本料金を保存し、第2の抽出手
段が、前記細目に対応した細目情報を前記電子化文書か
ら抽出し、第2の請求金額算出手段が、前記第2の抽出
手段が抽出した各細目毎の細目情報と前記基本料金とを
もとに各細目毎の請求金額および全請求金額を算出し、
請求書確認手段が、前記第2の請求金額算出手段による
算出結果をもとに前記依頼先処理装置側から転送された
前記請求書の確認処理を行うようにしている。
【0013】また、請求項3の発明に係る料金請求管理
システムは、上記の発明において、前記依頼先処理装置
は、少なくとも前記第1の抽出手段によって抽出された
細目情報を含めた納品書を作成する納品書作成手段をさ
らに備えたことを特徴とする。
【0014】請求項3の発明によれば、納品書作成手段
が、少なくとも前記第1の抽出手段によって抽出された
細目情報を含めた納品書を作成するようにしている。
【0015】また、請求項4の発明に係る料金請求管理
システムは、上記の発明において、前記依頼元処理装置
および前記依頼先処理装置が接続されるネットワーク上
に接続されたサーバを備え、前記サーバは、依頼書、前
記納品書、および前記請求書の転送処理を行うことを特
徴とする。
【0016】請求項4の発明によれば、前記依頼元処理
装置および前記依頼先処理装置が接続されるネットワー
ク上に接続されたサーバが、依頼書、前記納品書、およ
び前記請求書の転送処理を行うようにし、依頼元処理装
置は、サーバにアクセスするのみで、複数の依頼先処理
装置に対する転送処理を行うことができる。
【0017】また、請求項5の発明に係る料金請求管理
システムは、上記の発明において、前記請求書または前
記納品書に該請求書または該納品書の作成状態あるいは
送付状態を示すステータスを付加するステータス制御手
段をさらに備えたことを特徴とする。
【0018】請求項5の発明によれば、ステータス制御
手段が、前記請求書または前記納品書に該請求書または
該納品書の作成状態あるいは送付状態を示すステータス
を付加するようにしている。
【0019】また、請求項6の発明に係る料金請求管理
システムは、上記の発明において、前記ステータス制御
手段は、前記依頼元処理装置または前記依頼先処理装置
に対応した前記ステータスに変更することを特徴とす
る。
【0020】請求項6の発明によれば、ステータスが同
一の状態を示す場合であっても、前記ステータス制御手
段が、前記依頼元処理装置または前記依頼先処理装置に
対応した認識しやすいステータスに変更するようにして
いる。
【0021】また、請求項7の発明に係る料金請求管理
システムは、上記の発明において、前記依頼先処理装置
または前記サーバは、前記ステータスが示す作成状態あ
るいは送付状態をもとに、前記納品書が送付状態になっ
た場合に前記請求書の作成を許可し、前記依頼元処理装
置が前記納品書を受領した場合に前記請求書を前記依頼
元処理装置に送付することを許可することを特徴とす
る。
【0022】請求項7の発明によれば、前記依頼先処理
装置または前記サーバが、ステータスが示す作成状態あ
るいは送付状態をもとに、納品書が送付状態になった場
合に請求書の作成を許可し、前記依頼元処理装置が前記
納品書を受領した場合に前記請求書を前記依頼元処理装
置に送付することを許可するようにし、ステータスの情
報を用いて、納品書と請求書との時間関係の整合性をと
るようにしている。
【0023】また、請求項8の発明に係る料金請求管理
システムは、上記の発明において、前記依頼先処理装置
および前記依頼元処理装置は、送付する前記請求書およ
び前記納品書を複製処理することを特徴とする。
【0024】請求項8の発明によれば、前記依頼先処理
装置および前記依頼元処理装置が、前記請求書および前
記納品書を送付あるいは転送する際、複製処理するよう
にしている。
【0025】また、請求項9の発明に係る料金請求管理
システムは、上記の発明において、前記依頼元処理装置
および前記依頼元処理装置は、可搬記録媒体を用いて前
記依頼書、前記納品書、および前記請求書をそれぞれ送
付することを特徴とする。
【0026】請求項9の発明によれば、前記依頼元処理
装置および前記依頼元処理装置が、可搬記録媒体を用い
て前記依頼書、前記納品書、および前記請求書をそれぞ
れ送付するようにしている。
【0027】また、請求項10の発明に係る料金請求管
理システムは、上記の発明において、前記依頼元処理装
置および前記依頼先処理装置にそれぞれ対応して前記請
求書または前記納品書内の所定領域の変更を禁止させる
変更禁止制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0028】請求項10の発明によれば、変更禁止制御
手段が、前記依頼元処理装置および前記依頼先処理装置
にそれぞれ対応して前記請求書または前記納品書内の所
定領域の変更を禁止させるようにしている。
【0029】また、請求項11の発明に係る料金請求管
理システムは、上記の発明において、前記依頼先処理装
置は、前記請求書が作成または送付された場合、該請求
書に対応する納品書に、該納品書に対応する請求書の作
成または送付を禁止する重複禁止情報を付加する重複禁
止制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0030】請求項11の発明によれば、重複禁止制御
手段が、請求書が作成または送付された場合、該請求書
に対応する納品書に、該納品書に対応する請求書の作成
または送付を禁止する重複禁止情報を付加するようにし
ている。
【0031】また、請求項12の発明に係る料金請求管
理システムは、上記の発明において、前記電子化文書
は、テキストデータ、イメージデータ、映像データおよ
び音声データを含む複合文書であることを特徴とする。
【0032】請求項12の発明によれば、前記電子化文
書が、テキストデータ、イメージデータ、映像データお
よび音声データを含む複合文書であっても、請求書等の
作成を容易に行うことができる。
【0033】また、請求項13の発明に係る料金請求管
理システムは、上記の発明において、前記電子化文書
は、1以上の電子ファイルによって構成されることを特
徴とする。
【0034】請求項13の発明によれば、前記電子化文
書は、1以上の電子ファイルによって構成されていて
も、一つの請求書とすることができる。
【0035】また、請求項14の発明に係る料金請求管
理システムは、上記の発明において、前記電子化文書
は、構造化文書であることを特徴とする。
【0036】請求項14の発明によれば、前記電子化文
書が、構造化文書であっても、容易に請求書等を作成す
ることができる。
【0037】また、請求項15の発明に係る料金請求管
理システムは、上記の発明において、前記基本料金は、
各細目毎のデータ量単価であることを特徴とする。
【0038】請求項15の発明によれば、前記基本料金
を、各細目毎のデータ量単価とし、適正な料金請求を自
動的に行えるようにしている。
【0039】また、請求項16の発明に係る料金請求管
理システムは、上記の発明において、前記データ量単価
は、文字数、ワード数、行数、ページ数、イメージ数、
イメージ量、再生時間のいずれかまたはこれらの組み合
わせによって予め決定される単価であることを特徴とす
る。
【0040】請求項16の発明によれば、前記データ量
単価を、文字数、ワード数、行数、ページ数、イメージ
数、イメージ量、再生時間のいずれかまたはこれらの組
み合わせによって予め決定される単価としている。
【0041】また、請求項17の発明に係る料金請求管
理システムは、上記の発明において、前記請求書確認手
段は、前記請求書内に基本料金以外の請求金額が記載さ
れている場合に、再確認を操作者に要求する処理を行う
ことを特徴とする。
【0042】請求項17の発明によれば、前記請求書確
認手段が、前記請求書内に基本料金以外の請求金額が記
載されている場合に、再確認を操作者に要求する処理を
行うようにしている。
【0043】また、請求項18の発明に係る料金請求管
理システムは、上記の発明において、前記請求書確認手
段は、前記請求書内の全請求金額が所定金額以上の場合
に、再確認を操作者に要求する処理を行うことを特徴と
する。
【0044】請求項18の発明によれば、前記請求書確
認手段が、前記請求書内の全請求金額が所定金額以上の
場合に、再確認を操作者に要求する処理を行うようにし
ている。
【0045】また、請求項19の発明に係る料金請求管
理システムは、上記の発明において、前記請求書確認手
段は、前記請求書の確認処理の結果、請求書の内容を訂
正する必要がある場合、該請求書の各請求金額に−1を
乗算した請求金額に訂正し、請求書の再発行を要求する
訂正処理手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0046】請求項19の発明によれば、前記請求書確
認手段の訂正処理手段が、前記請求書の確認処理の結
果、請求書の内容を訂正する必要がある場合、該請求書
の各請求金額に−1を乗算した請求金額に訂正し、請求
書の再発行を要求するようにしている。
【0047】また、請求項20の発明に係る料金請求管
理システムは、上記の発明において、前記依頼先処理装
置は、前記請求書が作成または送付された場合、該請求
書に対応する納品書に、該納品書に対応する請求書の作
成または送付を禁止する重複禁止情報を付加する重複禁
止制御手段をさらに備え、前記重複禁止制御手段は、前
記訂正処理手段の要求によって請求書の再発行を行う場
合に、前記納品書から前記重複禁止情報を削除すること
を特徴とする。
【0048】請求項20の発明によれば、前記依頼先処
理装置の重複禁止制御手段が、前記請求書が作成または
送付された場合、該請求書に対応する納品書に、該納品
書に対応する請求書の作成または送付を禁止する重複禁
止情報を付加して、請求書の二重請求を未然に防止する
ようにしているが、訂正処理手段の要求によって請求書
の再発行を行う場合に、前記納品書から前記重複禁止情
報を削除し、適正な請求書の再発行を可能にしている。
【0049】また、請求項21の発明に係る料金請求管
理方法は、電子化文書内の料金請求に関する細目および
該細目毎の基本料金を予め保存する保存工程と、前記細
目に対応した細目情報を前記電子化文書から抽出する抽
出工程と、前記抽出工程によって抽出した各細目毎の細
目情報と前記基本料金とをもとに各細目毎の請求金額お
よび全請求金額を算出する請求金額算出工程と、少なく
とも前記細目、各細目毎の請求金額および全請求金額を
含む請求書を出力処理する出力処理工程と、を含むこと
を特徴とする。
【0050】請求項21の発明によれば、保持工程によ
って、電子化文書内の料金請求に関する細目および該細
目毎の基本料金を予め保存し、抽出工程によって、前記
細目に対応した細目情報を前記電子化文書から抽出し、
請求金額算出工程によって、前記抽出工程によって抽出
した各細目毎の細目情報と前記基本料金とをもとに各細
目毎の請求金額および全請求金額を算出し、出力処理工
程によって、少なくとも前記細目、各細目毎の請求金額
および全請求金額を含む請求書を出力処理するようにし
ている。
【0051】また、請求項22の発明に係る料金請求管
理方法は、上記の発明において、前記電子化文書の納品
の依頼元である依頼元処理装置に前記表示処理工程によ
って表示された請求書を送付する送付工程と、前記請求
金額算出工程による算出結果をもとに前記依頼先処理装
置から送付された前記請求書の確認処理を行う請求書確
認工程と、をさらに含むことを特徴とする。
【0052】請求項22の発明によれば、送付工程によ
って、前記電子化文書の納品の依頼元である依頼元処理
装置に前記表示処理工程によって表示された請求書を送
付し、請求書確認工程によって、前記請求金額算出工程
による算出結果をもとに前記依頼先処理装置から送付さ
れた前記請求書の確認処理を行うようにしている。
【0053】また、請求項23の発明に係る料金請求管
理方法は、上記の発明において、前記送付工程に先立
ち、少なくとも前記抽出工程によって抽出された細目に
対応した細目情報を含めた納品書を作成する納品書作成
工程と、前記納品書作成工程によって作成された納品書
を前記依頼元処理装置に送付する納品書送付工程と、を
さらに含み、前記送付工程は、前記納品書の送付が完了
した後に前記請求書を送付することを特徴とする。
【0054】請求項23の発明によれば、納品書作成工
程によって、前記送付工程に先立ち、少なくとも前記抽
出工程によって抽出された細目に対応した細目情報を含
めた納品書を作成し、納品書送付工程によって、前記納
品書作成工程によって作成された納品書を前記依頼元処
理装置に送付し、前記送付工程は、前記納品書の送付が
完了した後に前記請求書を送付し、納品書と請求書との
間の時間的整合性を維持させるようにしている。
【0055】また、請求項24の発明に係る料金請求管
理方法は、上記の発明において、前記電子化文書は、テ
キストデータ、イメージデータ、映像データおよび音声
データを含む複合文書であることを特徴とする。
【0056】請求項24の発明によれば、前記電子化文
書が、テキストデータ、イメージデータ、映像データお
よび音声データを含む複合文書であっても、請求書等の
作成を容易に行うことができる。
【0057】また、請求項25に係る記録媒体は、電子
化文書内の料金請求に関する細目および該細目毎の基本
料金を予め保存する保存工程と、前記細目に対応した細
目情報を前記電子化文書から抽出する抽出工程と、前記
抽出工程によって抽出した各細目毎の細目情報と前記基
本料金とをもとに各細目毎の請求金額および全請求金額
を算出する請求金額算出工程と、少なくとも前記細目、
各細目毎の請求金額および全請求金額を含む請求書を出
力処理する出力処理工程と、を含む方法をコンピュータ
に実行させるプログラムを記録したことを特徴とする。
【0058】請求項25の発明によれば、電子化文書内
の料金請求に関する細目および該細目毎の基本料金を予
め保存する保存工程と、前記細目に対応した細目情報を
前記電子化文書から抽出する抽出工程と、前記抽出工程
によって抽出した各細目毎の細目情報と前記基本料金と
をもとに各細目毎の請求金額および全請求金額を算出す
る請求金額算出工程と、少なくとも前記細目、各細目毎
の請求金額および全請求金額を含む請求書を出力処理す
る出力処理工程と、を含む方法をコンピュータに実行さ
せるプログラムを記録したことで、そのプログラムを機
械読み取り可能となり、当該方法の動作をコンピュータ
によって実現することができる。
【0059】また、請求項26に係る記録媒体は、上記
の発明において、前記電子化文書の納品を依頼する依頼
書の送付元である依頼元処理装置に前記表示処理工程に
よって表示された請求書を送付する送付工程と、前記請
求金額算出工程による算出結果をもとに前記依頼先処理
装置から送付された前記請求書の確認処理を行う請求書
確認工程と、をさらに含む方法をコンピュータに実行さ
せるプログラムを記録したことを特徴とする。
【0060】請求項26の発明によれば、前記電子化文
書の納品を依頼する依頼書の送付元である依頼元処理装
置に前記表示処理工程によって表示された請求書を送付
する送付工程と、前記請求金額算出工程による算出結果
をもとに前記依頼先処理装置から送付された前記請求書
の確認処理を行う請求書確認工程と、をさらに含む方法
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したこと
で、そのプログラムを機械読み取り可能となり、当該方
法の動作をコンピュータによって実現することができ
る。
【0061】また、請求項27に係る記録媒体は、上記
の発明において、前記送付工程に先立ち、少なくとも前
記抽出工程によって抽出された細目に対応した細目情報
を含めた納品書を作成する納品書作成工程と、前記納品
書作成工程によって作成された納品書を前記依頼元処理
装置に送付する納品書送付工程と、をさらに含み、前記
送付工程は、前記納品書の送付が完了した後に前記請求
書を送付する方法をコンピュータに実行させるプログラ
ムを記録したことを特徴とする。
【0062】請求項27の発明によれば、前記送付工程
に先立ち、少なくとも前記抽出工程によって抽出された
細目に対応した細目情報を含めた納品書を作成する納品
書作成工程と、前記納品書作成工程によって作成された
納品書を前記依頼元処理装置に送付する納品書送付工程
と、をさらに含み、前記送付工程は、前記納品書の送付
が完了した後に前記請求書を送付する方法をコンピュー
タに実行させるプログラムを記録したことで、そのプロ
グラムを機械読み取り可能となり、当該方法の動作をコ
ンピュータによって実現することができる。
【0063】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る料金請求管理システムおよびその方法並びに
その方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の好適な実施
の形態を詳細に説明する。
【0064】図1は、この発明の第1の実施の形態であ
る料金請求管理システムの構成を示す図である。図1に
おいて、料金請求管理システム1は、大きくはインター
ネットなどのネットワークNと、ネットワークNに接続
する依頼元処理装置10と、ネットワークNに接続する
依頼先処理装置20と、ネットワークNに接続するサー
バ70とを有する。この第1の実施の形態では、依頼元
処理装置10が翻訳の依頼を行い、依頼先処理処理20
がこの翻訳の依頼に基づいた翻訳文書を納品対象とし、
この翻訳文書を納品対象とする請求書を依頼元処理装置
10側に送付するシステムとして説明する。この際、依
頼元処理装置10および依頼先処理装置20は、サーバ
70を介して送受信する。すなわち、依頼元処理装置1
0が依頼先処理装置20に送信する場合は、サーバ70
にアクセスして送信し、依頼先処理装置20がサーバ7
0にアクセスすることによって受信する。逆に、依頼先
処理装置20が依頼元処理装置10に送信する場合は、
サーバ70にアクセスして送信し、依頼元処理装置10
がサーバ70にアクセスすることによって受信する。な
お、依頼元処理装置10および依頼先処理装置20は、
定期的にサーバ70にアクセスし、アクセス時に送受信
を完了する。また、サーバ70は、依頼元処理装置10
側によって管理される。
【0065】なお、ネットワークNは、各種のネットワ
ークたとえばLAN等のネットワークであってもよい。
また。依頼先処理装置20は、複数の依頼先処理装置2
0であってもよい。特に、サーバ70がネットワークN
に接続されているため、依頼元処理装置10は、複数の
依頼先処理装置20との間の送受信処理を容易に実現す
ることができる。また、依頼元処理装置10および依頼
先処理装置20との間を常時、直通回線で接続してもよ
い。
【0066】依頼元処理装置10および依頼先処理装置
20は、ともに処理部13,23を有し、これら処理部
13,23は同一のソフトウェアによって実現される。
ただし、図1では、依頼元処理装置10および依頼先処
理装置20における各処理部13,23に必要な機能実
現部分のみを示している。また、各処理部13,23は
同一のソフトウェアで構成されるが、このソフトウェア
が搭載される装置、すなわち依頼元処理装置10および
依頼先処理装置20を認識し、それぞれ対応した動作を
行う。
【0067】依頼元処理装置10および依頼先処理装置
20は、それぞれデータベース14,24を有し、各デ
ータベース14,24は、依頼書51,61、納品書5
2,62、請求書53,63が少なくとも格納され、処
理部13,23のアクセス制御部39,49によってそ
れぞれアクセス制御される。また、サーバ70は、デー
タベース73を有し、データベース73は、依頼元処理
装置10および依頼先処理装置20から転送され、依頼
元処理装置10および依頼先処理装置に転送する依頼書
81、納品書82および請求書83を少なくとも格納す
る。
【0068】依頼書51は、依頼書作成処理部33によ
って作成された翻訳依頼の文書であって、依頼元処理装
置10からサーバ70を介して依頼先処理装置20に転
送される文書であり、依頼書61は、依頼元処理装置1
0からサーバ70を介して依頼先処理装置20に転送さ
れた文書である。同様に、納品書62は、納品書作成処
理部44によって作成された納品文書67を含む文書で
あって、依頼先処理装置20からサーバ70を介して依
頼元処理装置10に転送される文書であり、納品書52
は、依頼先処理装置20からサーバ70を介して依頼元
処理装置10に転送された文書である。また、請求書6
3は、請求書作成処理部45によって作成された請求書
であって、依頼先処理装置20からサーバ70を介して
依頼元処理装置10に転送される文書であり、請求書5
3は、依頼先処理装置20からサーバ70を介して依頼
元処理装置10に転送された文書である。
【0069】依頼書81は、依頼書51を複製し、依頼
書61は、依頼書81を複製したものである。また、納
品書82は、納品書62を複製し、納品書52は、納品
書82を複製したものである。さらに、請求書83は、
請求書63を複製し、請求書53は、請求書83を複製
したものである。納品細目54,64,84は、納品書
に記載すべき細目であり、依頼元処理装置10によって
予め設定される。また、請求細目55,65,85は、
請求書に記載すべき細目であり、依頼元処理装置10に
よって予め設定される。さらに、基本料金表56,6
6,86は、請求書内の請求金額算出時に用いられ、各
請求細目毎の請求単価であり、依頼元処理装置10によ
って予め設定される。なお、納品細目、請求細目、基本
料金表の更新は、依頼元処理装置10が更新した内容を
サーバ70に転送し、各依頼先処理装置20に複製させ
ることによって行われる。
【0070】納品書確認処理部34は、依頼先処理装置
20から転送され、サーバ70から取得した納品書82
の確認処理を行う。また、請求書確認処理部35は、依
頼先処理装置20から転送され、サーバ70から取得し
た請求書83の確認処理を行う。さらに各転送処理部3
8,48,71は、ネットワークNを介した依頼書5
1,61,81、納品書52,62,82、および請求
書53,63,83などの転送処理を行う。表示処理部
31,41は、表示部11,21に、依頼書51,6
1、納品書52,62、および請求書53,63などの
文書の表示処理あるいはこの文書の作成時に必要な各種
情報の表示処理を行う。入力部12,22は、マウスな
どのポインティングデバイスやキーボードなどによって
実現され、各種の入力および指示を行う。処理制御部3
2,42は、各処理部13,23に対する全体制御処理
を行う。
【0071】ここで、図2に示すフローチャートを参照
して、図1に示した料金請求管理システムの全体動作処
理について説明する。まず、処理制御部32は、表示処
理部31を介して、「新規依頼書作成」、「納品書確
認」、「請求書確認」、「サーバへの接続」などのボタ
ンを有する初期画面を表示部11に表示させる。ここ
で、操作者が「新規依頼書作成」ボタンを選択すると、
依頼書作成処理部33は、翻訳の依頼書51を作成し、
データベース14に格納する(ステップS101)。作
成された依頼書51は、「サーバへの接続」ボタンが選
択されることによって、ネットワークNを介してサーバ
70に転送され、依頼書81としてデータベース73と
して格納され、依頼先処理装置20のサーバ70へのア
クセスによって依頼書81は依頼書61として取得され
る(ステップS102)。この際、依頼書51,61,
81には、翻訳対象の文書がファイルとして添付され
る。
【0072】一方、依頼先処理装置20側では、依頼書
61を取得すると、依頼書61が示す翻訳作業を行い、
その後、この翻訳結果を納品文書67としてデータベー
ス24に格納する。この納品文書67は、テキストデー
タのみに限らず、イメージデータ、映像データ、音声デ
ータなどのマルチメディアデータを含む複合文書であ
り、たとえばHTML(Hyper Text Markup Language)
などの構造化された文書である。また、納品文書67
は、単一の構造化文書のみならず、複数のファイルから
構成される構造化文書であってもよい。
【0073】処理制御部42は、表示処理部41を介し
て、「納品書作成」、「請求書作成」、「サーバへの接
続」などのボタンを有する初期画面を表示部21に表示
させる。納品文書67がデータベース24に格納される
と、依頼先処理装置20の操作者は、入力部22を用い
て「納品書作成」ボタンを選択し、納品書の作成処理を
行う(ステップS103)。作成された納品書62に
は、納品文書67が添付され、データベース24に格納
される。その後、「サーバへの接続」ボタンが選択され
ると、データベース24内に格納された納品書62は、
ネットワークNを介してサーバ70に転送され、納品書
82として格納され、依頼元処理装置10のサーバ70
へのアクセスによって、依頼元処理装置10側の納品書
52としてデータベース14内に格納される(ステップ
S104)。
【0074】依頼元処理装置10側に転送された納品書
62は、納品書確認処理部34によって納品書62の確
認処理を行う(ステップS105)。納品書確認処理部
34による確認処理は、添付された納品文書67をもと
に納品書62内の内容に間違いがないか確認し、間違い
がない場合には、納品書52としてデータベース14に
格納する。納品書確認処理部34は、納品書52をデー
タベース14に格納した後に、サーバ70を介して、納
品書62の送付が完了したことを通知する。なお、納品
書確認処理部34と同じ機能をサーバ70に持たせ、サ
ーバ70自体が納品書の確認処理を行うようにしてもよ
い。これによって迅速な納付書の送付処理を行うことが
できる。
【0075】この納付書の送付完了の通知を受けた依頼
先処理装置20は、請求書作成処理部45によって、送
付完了した納付書に対応した請求書の作成処理を行う
(ステップS106)。納品書62に対応する請求書6
3の作成が終了し、「サーバへの接続」が選択される
と、納品書62の送付が完了しているか否かを判断する
(ステップS107)。この判断を行うのは、納付書の
送付完了の後に、常に請求書が送付されるという時間関
係を担保するためである。
【0076】納付書62が既に送付完了している場合
(ステップS107,YES)には、作成された請求書
63をサーバ70に転送し、依頼元処理装置10による
サーバ70へのアクセスによって、転送された請求書6
3の複製である請求書83を取得する(ステップS10
8)。
【0077】その後、依頼元処理装置10側の請求書確
認処理部35は、転送された請求書83の確認処理を行
う(ステップS109)。その後、請求書83に対する
確認処理の結果をもとに、請求書83の訂正が必要であ
るか否かを判断する(ステップS110)。請求書83
の訂正が必要である場合(ステップS110,YES)
には、その後、請求書83の訂正処理を行った(ステッ
プS111)後に、訂正された請求書を請求書53とし
てデータベース14に格納して一連の本動作処理を終了
し、請求書83の訂正が必要でない場合(ステップS1
10,NO)には、そのまま、請求書83を請求書53
としてデータベース14に格納して一連の本動作処理を
終了する。
【0078】つぎに、ステップS103における納品書
の作成処理について図3および図4を参照して説明す
る。図3は、納品書の作成処理手順を示す詳細フローチ
ャートであり、図4は、納品書の一例を示す図である。
図3において、まず、依頼先処理処理装置20の操作者
が、「納品書作成」ボタンを押下し(ステップS20
1)、さらに、作成すべき納品書62に対応する依頼書
61を指定する(ステップS202)と、抽出処理部4
7は、依頼書61を検索し、納品細目64のデータであ
る納品細目データ68および納品書に関連するデータを
抽出し(ステップS203)、納品書に対応付けるとと
もに、表示部21に表示された納品書フォーマット上の
対応する位置に表示出力する(ステップS204)。図
4では、たとえば、形式的な納品細目「ケース番号」,
「受付種別」の各納品細目データ「2000−1」,
「J to E」を抽出し、依頼元である「○○株式会
社」および納品書の番号「△△△△」を抽出し、納品書
に対応づけるとともに、納品書フォーマット上の各対応
する位置に表示出力する。
【0079】その後、操作者がファイル添付ボタンB1
を押下すると、納品文書67の格納位置が表示され、納
品すべき納品文書67のファイルを指定することによっ
て、指定された納品文書67が、現在作成中の納品書6
2に添付される(ステップS205)。
【0080】この納品文書67の添付が行われると、抽
出処理部7は、添付された納品文書67を検索し、納品
細目データ68を抽出し(ステップS206)、納品書
に対応づけるとともに、納品書フォーマット上の各対応
する位置に表示出力する(ステップS207)。たとえ
ば図4では、計算ボタンB2を押下することによって、
実体的な納品細目「担当者」,「単語数」,「イメージ
数」の各納品細目データ「山田 太郎」,「200
0」,「2」を抽出し、納品書に対応づけるとともに、
納品書フォーマット上の各対応する位置に表示出力する
(ステップS207)。納品細目が納品文書67内に存
在しない場合、あるいは「担当者」のように編集可能な
納品細目である場合に、編集可能な領域を「」で括って
示す。図4では、納品物も「」で括られており、編集可
能になっている。逆に、その他の納品細目データなど
は、編集不可能な領域となっている。
【0081】ここで、納品実行ボタンB3を選択する
と、ステップS104で示した、納品書の転送処理が実
行される。なお、図4の納品書の左上角に「作成中」を
示すステータス100が表示されている。このステータ
スは、納品書のみならず、依頼書および請求書にも付加
され、各文書の現在状態を示している。したがって、納
品書作成中は、「作成中」なるステータスが示される
が、「納品実行」ボタンが押下されると納品書の転送処
理がなされ、転送処理が完了すると、納品書のステータ
ス100は、「納品完了」として表示される。このよう
なステータス100を各文書に付加し、このステータス
を判断情報として用いることによって、たとえば処理制
御部42は、作成途中の納品書の転送を未然に防止する
ことができる。このステータスについては後述する。
【0082】なお、納品実行ボタンB3が選択された場
合、直ちに納品書をサーバ70に転送しなくてもよい。
この場合、作成した納品書を自データベース24内に格
納しておき、その後のサーバ70のアクセス時に転送す
るようにする。依頼先処理装置20がサーバ70に対し
て定期的にアクセスする場合、納品書とこの納品書に対
応する請求書とが一括して転送される場合があるが、こ
の際、転送処理部48は、ステータスを参照して、納品
書の複製日時が、この納品書に対応する請求書の複製日
時前となるように、この納品書を複製して転送する。
【0083】また、納品文書67は、1以上のファイル
で構成され、図4に示した納品書に添付された納品文書
では、1つのテキストファイルと2つのイメージファイ
ルとから構成され、フォルダとして格納されている。こ
の納品文書67は、HTML文書として記述され、単語
(ワード)数を抽出する場合には、テキストデータを示
すタグと単語の区切りを示すスペースとをもとに容易に
演算することができる。イメージ数は、同様にイメージ
を示すタグの数を演算することによって容易に求めるこ
とができる。この演算は、計算ボタンB2を押下に伴っ
て実行される。なお、HTML文書のみでなくXMLを
含む統括的なSGML(Standard Generalized Markup
Language)のような構造化文書であっても同様である。
【0084】つぎに、図5〜図7を参照して、ステップ
S106に示した請求書の作成処理について説明する。
図5は、請求書の作成処理手順を示す詳細フローチャー
トである。図6は、請求書の一例を示す図であり、図7
は、基本料金表の一例を示す図である。
【0085】まず、初期画面に表示された「請求書作
成」ボタンを押下し(ステップS301)、作成する請
求書63に対応する納品書62を指定する(ステップS
302)と、図6に示した請求書フォーマットが表示さ
れる。その後、抽出処理部47は、納品書62を検索
し、請求細目65に対応する請求細目データ69および
請求書に関するデータを抽出し(ステップS303)、
請求書に関するデータを表示出力する(ステップS30
4)。たとえば、図6では、請求細目データ69とし
て、「受付種別」、「単語数」、「イメージ数」の納品
細目データ68を取得する。すなわち、「受付種別」=
「J to E」、「単語数」=「2000」、「イメ
ージ数」=「2」を取得し、それぞれ、「受付料金」、
「翻訳料」、「イメージ料金」の項目に対応付けて表示
する。また、ここでは「取扱種別」が、「緊急」として
取得され、対応付けて表示されている。なお、「依頼
先」=「○○株式会社」および「ケース番号」=「△△
△△」を取得し、この「依頼先」と「ケース番号」と
は、そのまま表示出力される。
【0086】その後、請求金額計算部46は、基本料金
表66を参照して請求項目65毎の金額を計算する(ス
テップS305)。たとえば図7に示した基本料金表
は、「××翻訳事務所」宛ての基本料金表であり、適用
期間は「2000/1/1」からとなっている。基本料
金表の適用期間は、随時変更可能であり、複数の基本料
金表が存在する場合、契約形態によっていずれかの基本
料金表を選択適用することが可能である。
【0087】図7に示した基本料金表には、「受付種
別」毎の料金、「単語単価」、緊急度の種別を示す「取
扱種別」による料金、「イメージ単価」の料金が記述さ
れている。請求金額計算部46は、図7に示した基本料
金表をもとに、「受付種別」=「J to E」に対応
する料金「5千円」を請求項目「受付料金」の金額とし
て表示する。また、「単語単価」=「50円」に「単語
数」=「2000」を乗算した値である「10000
円」を計算し、請求項目「翻訳料」として表示する。同
様に、「イメージ単価」=「1000円」に「イメージ
数」=「2」を乗算した値である「2000円」を計算
し、請求項目「イメージ料金」として表示する。また、
「取扱種別」が「緊急」の場合に対応する料金「500
0円」を、請求項目「取扱種別」の料金として表示す
る。
【0088】その後、加算料金の請求項目があるか否か
を判断する(ステップS306)。この加算料金とは、
請求項目「その他」に対応し、依頼元と依頼先との間で
任意に取り決められた料金である。加算料金の請求項目
がある場合(ステップS306,YES)には、この加
算料金を「その他」の欄に記入し(ステップS30
7)、加算料金を記入した理由を備考欄に記入する(ス
テップS308)。図6では、「その他」の加算料金と
して「500円」が上乗せされており、この加算料金の
理由として、備考欄に「資料を取り寄せるため」と記入
されている。その後、請求金額計算部46は、加算料金
の請求項目がない場合(ステップS306,NO)を含
めて、各請求項目に対応する金額を合計した合計金額お
よび消費税を加えた請求額を計算し、それぞれ対応する
欄に表示出力する(ステップS309)。なお、加算料
金を記入した理由が少ない場合には、備考欄の理由を選
択して記入するようにしてもよい。
【0089】なお、上述した図6に示した請求書の請求
項目および基本料金表には、映像データや音声データな
どに対応した情報が記載されていないが、たとえば映像
データや音声データに対する単価は、たとえば所定の再
生時間を単価として設定すればよい。あるいは、キロバ
イト単位を単価として設定してもよい。また、テキスト
データであっても、単語単位の単語数に限らず、文字
数、行数、ページ数、段落数などを単価として設定して
もよい。さらに、イメージデータであっても、イメージ
枚数を単位とせず、たとえばキロバイト単位などのイメ
ージ量を単価としてもよい。また、単価のみでなく、重
み付け値を用いて柔軟かつ適切な請求料金となるように
設定してもよい。たとえば、イメージデータなどの場合
には、用いる色の種類などによって重み付け値を変更す
るとよい。
【0090】このような各種マルチメディアデータの抽
出は、上述したように、HTMLなどの構造化された文
書内のタグを参照することによって容易に行うことがで
きるが、構造化されていない文書であっても、各種の抽
出アルゴリズムを用いることによって容易に得ることが
できる。
【0091】なお、請求書が作成あるいは送付完了した
場合、この請求書に対応する納品書には、請求書が作成
あるいは送付完了した旨の重複禁止情報が付加される。
この重複禁止情報が納品書に付加されると、請求書作成
処理部45による新たな請求書の作成あるいは送付時
に、この請求書に対応する納品書の重複禁止情報が参照
され、この重複禁止情報が付加されている場合、この納
品書に対応する請求書が新たに作成あるいは送付するこ
とが禁止される。すなわち、重複した請求書の作成ある
いは送付を確実に禁止されることになる。
【0092】ただし、後述する請求書の訂正処理が行わ
れる場合(ステップS111)、請求書作成処理部45
は、この請求書に対応する納品書の重複禁止情報の付加
にかかわらず、新規の請求書を重複して作成あるいは送
付することを許可する処理を行う。あるいは、訂正処理
が行われる場合に、訂正される請求書に対応する納品書
に重複作成あるいは重複送付を許可する重複許可情報を
新たに付加し、これによって新規の請求書を作成あるい
は送付するようにしてもよい。
【0093】この重複禁止情報あるいは重複許可情報
は、たとえば重複作成あるいは送付に関するフラグを納
品書側に設け、重複禁止情報の場合にフラグをたて、重
複許可情報の場合にフラグをクリアするようにすればよ
い。
【0094】つぎに、図8に示したフローチャートを参
照して、ステップS109に示した請求書確認処理につ
いて説明する。図8において、請求書確認処理部35
は、サーバ70をアクセスして請求書を取得した場合、
請求金額計算部36が、請求金額計算部46と同様な請
求項目毎の金額、合計金額、および請求額の再計算を行
う設定になっているか否かを判断する(ステップS40
1)。再計算を行う設定になっている場合(ステップS
401,YES)には、抽出処理部47に対応する抽出
処理部36aが、納品書52を検索して請求項目データ
を抽出し、この請求項目データと基本料金表56とをも
とに、上述した請求項目毎の金額、合計金額、および請
求額の再計算を行う(ステップS402)。この場合、
「その他」の請求項目に対する記入は行わない。
【0095】その後、再計算結果による請求額と請求書
53内の請求額とが一致するか否かを判断する(ステッ
プS403)。請求額が一致しない場合(ステップS4
03,NO)には、請求書の内容チェックが必要である
ことを示す要確認のチェックマークを付加し(ステップ
S404)、ステップS109にリターンする。
【0096】一方、再計算を行う設定がされていない場
合(ステップS401,NO)には、さらに、「その
他」の請求項目に加算料金が入力されているか否かを判
断する(ステップS405)。加算料金が入力されてい
る場合(ステップS405,YES)には、ステップS
404に移行し、要確認のチェックマークを請求書に付
加し、ステップS109にリターンする。
【0097】請求額が一致する場合(ステップS40
3,YES)または加算料金が入力されていない場合
(ステップS405,NO)には、さらに請求額が所定
値以上であるか否かを判断する(ステップS406)。
請求額が所定値以上である場合(ステップS406,N
O)には、ステップS404に移行し、要確認のチェッ
クマークを請求書に付加してステップS109にリター
ンし、請求額が所定値以上でない場合(ステップS40
6,YES)には、要確認のチェックマークを請求書に
付加せず、そのままステップS109にリターンする。
【0098】すなわち、この請求書確認処理では、「そ
の他」の欄に加算料金がなく、請求額が所定値を超えな
い場合は、請求書の内容に問題がないものとして、その
ままデータベース14内に格納保持する。一方、「その
他」の欄に加算料金があり、請求額が所定値以上である
場合には、訂正が必要な請求書の候補を示すべく、要確
認のチェックマークを請求書に付加し、依頼元処理装置
10側の管理者によるチェックを仰ぐことになる。ここ
で、請求額が所定値以上としたのは、請求額が所定値以
上の場合には、請求額の調整が行われるのが通常だから
である。
【0099】つぎに、図9に示したフローチャートを参
照して、ステップS111の訂正処理について説明す
る。図9において、訂正処理部37は、訂正が必要と判
断された場合(ステップS110,YES)、サーバ7
0を介して依頼先処理装置20に訂正内容を通知する
(ステップS501)。その後、依頼先処理装置20の
請求書作成処理部45は、現在の請求書における請求項
目毎の金額に「−1」を乗算して現在の請求書の内容を
キャンセルする、いわゆる赤伝を作成し、この赤伝をサ
ーバ70を介して依頼元処理装置10側に転送する(ス
テップS502)。この場合、現在の請求書の金額欄の
編集処理は禁止されているため、依頼元処理装置10側
は、ステップS501の通知内に強制的に請求書を編集
処理ができる情報を請求書作成処理部45に与える。
【0100】その後、請求書作成処理部45は、現在の
請求書にかわり、訂正した新規の請求書(黒伝)を作成
し、サーバ70を介して依頼元処理装置10側に転送し
(ステップS503)、ステップS111にリターンす
る。これによって、請求書の内容に訂正が発生した場合
であっても、スムーズで、かつ迅速な料金請求管理を行
うことができる。
【0101】一方、図10に示したフローチャートは、
ステップS111の訂正処理の変形例を示す。図10に
おいて、訂正処理部37は、訂正が必要と判断された場
合(ステップS110,YES)、現在の請求書におけ
る請求項目毎の金額に「−1」を乗算した、いわゆる赤
伝に対応する情報が通知されたものとして処理し、この
赤伝に対応する請求書の処理および格納を行い、この赤
伝をサーバ70を介して、依頼先処理装置20側に転送
する(ステップS601)。
【0102】その後、依頼先処理装置20側の請求書作
成処理部45は、転送された赤伝を確認処理し、この赤
伝をもとに、訂正した新規の請求書(黒伝)を作成し、
サーバ70を介して依頼元処理装置10側に新規の請求
書を転送し(ステップS602)、ステップS111に
リターンする。これによって、請求書の内容に訂正が発
生した場合であっても、スムーズで、かつ迅速な料金請
求管理を行うことができる。特に、赤伝の確認処理を迅
速に行うことができるので、効率的な請求書の低処理が
実現される。
【0103】つぎに、依頼書、納品書、および請求書に
常時、付加されるステータスについて説明する。このス
テータスは、たとえば請求書が現在、作成中であるの
か、既に依頼元処理装置10側に送付完了したものであ
るのかなどの状態を示す情報である。このステータスの
付加は、処理制御部32,42を含む各部によってなさ
れる。このステータスは上述したように請求書等に常に
付加され、かつ表示出力されるので、操作者は直ちに請
求書等の現在の状態を認識することができる。この認識
の容易さに加えて、自動的に請求書等の状態を保持する
ので、請求書等の作成の中断を容易に行うことができる
とともに、再開処理も容易に行うことができる。
【0104】また、ステータスの情報を用いて請求書等
の正常な時間関係を維持した作成あるいは送付処理等を
自動的に管理することができる。たとえばステータス
が、納品書の送付が完了状態あるいは送付の完了状態と
ほぼ同じ状態、たとえばサーバに登録された状態のとき
に、このステータスの情報を用いて、請求書作成処理部
45による、この納品書に対応する請求書の作成処理の
許可あるいは送付処理の許可を行う。すなわち、未だ納
品書を発行していない段階で、先に請求書が発行される
という会計上の不正常な時間関係をなくすことができ
る。なお、ステータスは、編集不可能な情報であり、納
品書作成処理部44や請求書作成処理部45などの処理
に伴って自動更新される。
【0105】さらに、ステータスは、同じ状態であって
も、処理される部署あるいは転送された部署によって異
なる表示を行うようにしている。たとえば、請求書のス
テータスは、依頼先(請求元)では、「請求書送付完
了」なる情報を表示するが、依頼元(請求先)では、
「請求書到着」なる情報に表示変更する。また、納品書
のステータスは、依頼先(納品元)では、「納品書送付
完了」なる情報を表示するが、依頼元(納品先)では、
「納品書到着」なる情報に表示変更する。すなわち、同
じ状態のステータスであっても、請求書等が置かれる部
署に対応して、操作者にわかりやすい表示に自動変更す
るようにしている。この処理されるステータスの自動表
示変更によって、操作者は、処理対象である請求書等の
状態を容易かつ直ちに認識することができ、この認識の
容易性によって、次に行うべき処理を直ちに把握するこ
とができ、作業効率が向上する。
【0106】また、請求書確認処理において、請求額が
一致しない場合等に要確認のチェックマークを付加する
ようにしていたが(ステップS404)、この場合、ス
テータスの情報も変更表示するとよい。このステータス
の情報が通常と異なる表示となることによって、操作者
は、容易かつ迅速に請求書の要確認を認識することがで
きる。このステータスの情報の変更表示は、たとえば、
表示された文字の色を黒から赤に変更したり、ステータ
スの表示領域の背景色を変更表示するようにすればよ
い。もちろん、文字の内容自体を変更するようにしても
よい。
【0107】なお、上述した第1の実施の形態では、納
品文書67を納品対象としたが、これに限らず、納品対
象が現物であっても、この料金請求管理システム1を適
用することができる。この場合、抽出処理部47等によ
る納品文書67内の請求項目データ等を自動抽出するこ
とはできないが、上述したステータスや重複禁止情報の
付加、共通の基本料金表56,66,86を用いた料金
請求管理を行うことができる。
【0108】この第1の実施の形態によれば、請求書作
成処理部45が請求書を作成する場合、依頼元処理装置
10側が管理する同一の基本料金表66を用いて各請求
項目65に対する金額を自動計算するようにしているの
で、正確な請求額を容易に生成することができ、依頼元
処理装置10側における請求書確認処理にかかる負荷も
軽減される。
【0109】また、請求書作成処理部45によって請求
書の各請求項目に対する金額を計算する場合、抽出処理
部47がこの請求書に対応する納品書の納品文書を検索
し、納品文書が構造化複合文書であっても、必要な請求
項目に対する請求項目データを自動抽出するようにして
いるので、請求書作成にかかる時間と労力とを軽減する
ことができるとともに、ミスのない請求書を作成するこ
とができる。
【0110】さらに請求書等の作成状態などを示すステ
ータスを常に請求書等に付加し、表示するようにしてい
るので、請求書等の作成状態等を容易に把握することが
できるとともに、ステータスの情報を用いて、納品書と
請求書との時間関係の整合性をとるようにしているの
で、料金請求管理にかかる時間と労力とを一層軽減する
ことができる。また。請求書等の表示される部署の違
い、すなわち依頼先と依頼元などの環境の違いに対応
し、同一状態のステータスであっても、ステータスの表
示内容を各環境に対応して示しているので、請求書等の
状態を容易かつ迅速に把握することができる。
【0111】また、請求書が作成あるいは送付時に、こ
の請求書に対応する納品書に重複禁止情報を付加するよ
うにしているので、請求書の二重請求がなくなり、料金
請求管理が煩雑にならず、整然とした料金請求管理を維
持することができる。
【0112】さらに、ネットワークに接続されたサーバ
70を介して依頼元処理装置10と依頼先処理装置20
との間における請求書等の転送処理を行うようにしてい
るので、複数の依頼先処理装置を容易に管理することが
できる。
【0113】つぎに、第2の実施の形態について説明す
る。上述した第1の実施の形態では、ネットワークNに
接続されたサーバ70が依頼元処理装置10と依頼先処
理装置20との間の請求書等の転送処理を行うようにし
ていたが、この第2の実施の形態では、サーバ70を設
けず、依頼元処理装置10と依頼先処理装置20とがネ
ットワークNに接続された構成としている。
【0114】図11、この発明の第2の実施の形態であ
る料金請求管理システムの構成を示す図である。図11
において、この料金請求管理システム101は、依頼元
処理装置10および依頼先処理装置20は、ネットワー
クNに接続され、第1の実施の形態におけるサーバ70
を削除した構成としている。その他の構成は、第1の実
施の形態と同じであり、同一構成部分には、同一符号を
付している。
【0115】図11において、依頼元処理装置10の転
送処理部38は、ネットワークNを介して依頼先処理装
置20側に直接アクセスし、依頼書などの情報を転送す
る。一方、依頼先処理装置20の転送処理部48は、ネ
ットワークNを介して依頼元処理装置10側に直接アク
セスし、納品書あるいは請求書などの情報を転送する。
ここで、第1の実施の形態におけるサーバ70は、依頼
元処理装置10内に吸収し、依頼元処理装置10内のデ
ータベース14は、サーバ70内のデータベース73と
同様な機能を有する。たとえば、依頼先処理装置20か
ら転送された請求書は、直接依頼元処理装置10内のデ
ータベース14内に格納され、依頼元処理装置10は、
請求書を得るためにネットワークNに対するアクセスを
行わなくても良い。なお、各依頼先処理装置20が有す
る基本料金表等の更新は、依頼元処理装置10によって
管理される。
【0116】この第2の実施の形態によれば、第1の実
施の形態が有したサーバ70が不要となるので、簡易な
構成で第1の実施の形態と同様な作用効果を奏すること
ができる。
【0117】つぎに、第3の実施の形態について説明す
る。上述した第1および第2の実施の形態では、いずれ
もネットワークNという通信手段を介して接続されてい
たが、この第3の実施の形態では、ネットワークNで転
送されていた情報を可搬記録媒体によって転送するよう
にしている。
【0118】図12は、この発明の第3の実施の形態で
ある料金請求管理システムの構成を示す図である。図1
2において、この料金請求管理システム201は、ネッ
トワークN等によって接続されず、転送処理部38,4
8に代わって、出力処理部238,248が設けられ、
各出力処理部238,248には、フロッピーディスク
ドライブFDD1,FDD2が接続される。各フロッピ
ーディスクドライブFDD1,FDD2には、可搬記録
媒体としてのフロッピーディスクFDが挿入され、依頼
元処理装置10と依頼先処理装置20との間における請
求書等の情報転送処理が行われる。その他の構成は、第
2の実施の形態と同じであり、同一構成部分には同一符
号を付している。
【0119】ここで、依頼元処理装置10と依頼先処理
装置20とは、同一の基本料金表56,66などを各デ
ータベース14,24に保持するが、これらの情報もフ
ロッピーディスクFDによって転送される。この転送
は、たとえば郵送等によって実現される。
【0120】なお、上述した第3の実施の形態では、可
搬記録媒体としてフロッピーディスクFDを用いて場合
を示したが、これに限らず、たとえば、MOディスク、
フラッシュメモリ、DVDRAMなどの各種の可搬記録
媒体とこれらの可搬記録媒体を駆動する駆動装置を備え
るようにしてもよい。
【0121】この第3の実施の形態によれば、第2の実
施の形態におけるネットワークNを用いないようにして
いるので、一層、簡易な構成によって第2の実施の形態
における作用効果を奏することができる。
【0122】なお、上述した第1〜第3の実施の形態を
任意に組み合わせた構成としてもよい。たとえば、第1
の実施の形態と第3の実施の形態とを組み合わせ、第3
の実施の形態で示した可搬型記録媒体による請求書等の
転送処理を、第1の実施の形態による料金請求管理シス
テムのリカバリーとしての副次的処理を担うようにする
ことができ、システム強化を図ることができる。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、請求項1の発明によれば、細目保存手段が、納
品対象である電子化文書の料金請求に関する細目を保存
し、基本料金保存手段が、前記細目毎の基本料金を保存
し、抽出手段が、前記細目に対応した細目情報を前記電
子化文書から抽出し、請求金額算出手段が、前記抽出手
段が抽出した各細目毎の細目情報と前記基本料金とをも
とに各細目毎の請求金額および全請求金額を算出し、出
力手段が、少なくとも前記細目、各細目毎の請求金額お
よび全請求金額を含む請求書の表示出力および転送出力
などの出力処理をするようにしているので、請求書の作
成、送付にかかる時間と労力とを軽減することができる
とともに、請求額の計算ミスをなくすことができ、精度
の高い請求書を作成することができるという効果を奏す
る。
【0124】また、請求項2の発明によれば、依頼先処
理装置側において、第1の細目保存手段が、納品対象で
ある電子化文書の料金請求に関する細目を保存し、第1
の基本料金保存手段が、前記細目毎の基本料金を保存
し、第1の抽出手段が、前記細目に対応した細目情報を
前記電子化文書から抽出し、第1の請求金額算出手段
が、前記第1の抽出手段が抽出した各細目毎の細目情報
と前記基本料金とをもとに各細目毎の請求金額および全
請求金額を算出し、表示処理手段が、少なくとも前記細
目、各細目毎の請求金額および全請求金額を含む請求書
を表示処理し、転送処理手段が、前記電子化文書の納品
の依頼元である依頼元処理装置側に前記表示処理手段に
よって表示された請求書を転送する。一方、依頼元処理
装置側では、第2の細目保存手段が、納品対象である電
子化文書の料金請求に関する細目を保存し、第2の基本
料金保存手段が、前記細目毎の基本料金を保存し、第2
の抽出手段が、前記細目に対応した細目情報を前記電子
化文書から抽出し、第2の請求金額算出手段が、前記第
2の抽出手段が抽出した各細目毎の細目情報と前記基本
料金とをもとに各細目毎の請求金額および全請求金額を
算出し、請求書確認手段が、前記第2の請求金額算出手
段による算出結果をもとに前記依頼先処理装置側から転
送された前記請求書の確認処理を行うようにしているの
で、請求書の確認処理を精度高く行うことができるとと
もに、請求書の確認処理にかかる負荷も軽減されるとい
う効果を奏する。
【0125】また、請求項3の発明によれば、納品書作
成手段が、少なくとも前記第1の抽出手段によって抽出
された細目情報を含めた納品書を作成するようにしてい
るので、納品書の作成にかかる負荷も軽減されるという
効果を奏する。
【0126】また、請求項4の発明によれば、前記依頼
元処理装置および前記依頼先処理装置が接続されるネッ
トワーク上に接続されたサーバが、依頼書、前記納品
書、および前記請求書の転送処理を行うようにし、依頼
元処理装置は、サーバにアクセスするのみで、複数の依
頼先処理装置に対する転送処理を行うことができるの
で、複数の依頼先処理装置を接続する場合にかかるアク
セスの負荷を軽減できるとともに、容易に管理すること
ができるという効果を奏する。
【0127】また、請求項5の発明によれば、ステータ
ス制御手段が、前記請求書または前記納品書に該請求書
または該納品書の作成状態あるいは送付状態を示すステ
ータスを付加するようにしているので、請求書等の作成
状態等を容易に把握することができるという効果を奏す
る。
【0128】また、請求項6の発明によれば、ステータ
スが同一の状態を示す場合であっても、前記ステータス
制御手段が、前記依頼元処理装置または前記依頼先処理
装置に対応した認識しやすいステータスに変更するよう
にしているので、請求書等の状態を容易かつ迅速に把握
することができるという効果を奏する。
【0129】また、請求項7の発明によれば、前記依頼
先処理装置または前記サーバが、ステータスが示す作成
状態あるいは送付状態をもとに、納品書が送付状態にな
った場合に請求書の作成を許可し、前記依頼元処理装置
が前記納品書を受領した場合に前記請求書を前記依頼元
処理装置に送付することを許可するようにし、ステータ
スの情報を用いて、納品書と請求書との時間関係の整合
性をとるようにしているので、料金請求管理にかかる時
間と労力とを一層軽減することができるという効果を奏
する。
【0130】また、請求項8の発明によれば、前記依頼
先処理装置および前記依頼元処理装置が、前記請求書お
よび前記納品書を送付あるいは転送する際、複製処理す
るようにしているので、その後における請求書等の照合
にかかる処理を迅速に行うことができるという効果を奏
する。
【0131】また、請求項9の発明によれば、前記依頼
元処理装置および前記依頼元処理装置が、可搬記録媒体
を用いて前記依頼書、前記納品書、および前記請求書を
それぞれ送付するようにしているので、簡単な構成によ
って、請求書等の作成処理にかかる時間と労力とを軽減
することができるとともに、計算ミスの少ない請求書を
作成することができるという効果を奏する。
【0132】また、請求項10の発明によれば、変更禁
止制御手段が、前記依頼元処理装置および前記依頼先処
理装置にそれぞれ対応して前記請求書または前記納品書
内の所定領域の変更を禁止させるようにしているので、
請求書などの改竄を未然に防止することができるという
効果を奏する。
【0133】また、請求項11の発明によれば、重複禁
止制御手段が、請求書が作成または送付された場合、該
請求書に対応する納品書に、該納品書に対応する請求書
の作成または送付を禁止する重複禁止情報を付加するよ
うにしているので、請求書の二重請求を未然に防止する
ことができるという効果を奏する。
【0134】また、請求項12の発明によれば、前記電
子化文書が、テキストデータ、イメージデータ、映像デ
ータおよび音声データを含む複合文書であっても、請求
書等の作成を容易に行うことができるので、料金請求管
理にかかる時間と労力とを軽減することができるという
効果を奏する。
【0135】また、請求項13の発明によれば、前記電
子化文書は、1以上の電子ファイルによって構成されて
いても、一つの請求書とすることができるので、料金請
求管理にかかる時間と労力とを格段に軽減することがで
きるという効果を奏する。
【0136】また、請求項14の発明によれば、前記電
子化文書が、構造化文書であっても、容易に請求書等を
作成することができるので、料金請求管理にかかる時間
と労力とを格段に軽減することができるという効果を奏
する。
【0137】また、請求項15の発明によれば、前記基
本料金を、各細目毎のデータ量単価とし、適正な料金請
求を自動的に行えるようにしているので、料金請求管理
にかかる時間と労力とを軽減することができるととも
に、適正な料金請求管理を行うことができるという効果
を奏する。
【0138】また、請求項16の発明によれば、前記デ
ータ量単価を、文字数、ワード数、行数、ページ数、イ
メージ数、イメージ量、再生時間のいずれかまたはこれ
らの組み合わせによって予め決定される単価としている
ので、適正な料金請求管理を柔軟に行うことができると
いう効果を奏する。
【0139】また、請求項17の発明によれば、前記請
求書確認手段が、前記請求書内に基本料金以外の請求金
額が記載されている場合に、再確認を操作者に要求する
処理を行うようにしているので、請求書確認処理にかか
る時間と労力とを軽減することができるとともに、効率
的な請求書確認処理を行うことができるという効果を奏
する。
【0140】また、請求項18の発明によれば、前記請
求書確認手段が、前記請求書内の全請求金額が所定金額
以上の場合に、再確認を操作者に要求する処理を行うよ
うにしているので、請求書確認処理にかかる時間と労力
とを軽減することができるとともに、効率的な請求書確
認処理を行うことができるという効果を奏する。
【0141】また、請求項19の発明によれば、前記請
求書確認手段の訂正処理手段が、前記請求書の確認処理
の結果、請求書の内容を訂正する必要がある場合、該請
求書の各請求金額に−1を乗算した請求金額に訂正し、
請求書の再発行を要求するようにしているので、請求書
の訂正処理を迅速かつ適正に行うことができるという効
果を奏する。
【0142】また、請求項20の発明によれば、前記依
頼先処理装置の重複禁止制御手段が、前記請求書が作成
または送付された場合、該請求書に対応する納品書に、
該納品書に対応する請求書の作成または送付を禁止する
重複禁止情報を付加して、請求書の二重請求を未然に防
止するようにしているが、訂正処理手段の要求によって
請求書の再発行を行う場合に、前記納品書から前記重複
禁止情報を削除し、適正な請求書の再発行を可能にして
いるので、料金請求管理を柔軟に行うことができるとい
う効果を奏する。
【0143】また、請求項21の発明によれば、保持工
程によって、電子化文書内の料金請求に関する細目およ
び該細目毎の基本料金を予め保存し、抽出工程によっ
て、前記細目に対応した細目情報を前記電子化文書から
抽出し、請求金額算出工程によって、前記抽出工程によ
って抽出した各細目毎の細目情報と前記基本料金とをも
とに各細目毎の請求金額および全請求金額を算出し、出
力処理工程によって、少なくとも前記細目、各細目毎の
請求金額および全請求金額を含む請求書を出力処理する
ようにしているので、請求書の作成、送付にかかる時間
と労力とを軽減することができるとともに、請求額の計
算ミスをなくすことができ、精度の高い請求書を作成す
ることができるという効果を奏する。
【0144】また、請求項22の発明によれば、送付工
程によって、前記電子化文書の納品の依頼元である依頼
元処理装置に前記表示処理工程によって表示された請求
書を送付し、請求書確認工程によって、前記請求金額算
出工程による算出結果をもとに前記依頼先処理装置から
送付された前記請求書の確認処理を行うようにしている
ので、請求書確認処理にかかる時間と労力とを軽減する
ことができるとともに、効率的な請求書確認処理を行う
ことができるという効果を奏する。
【0145】また、請求項23の発明によれば、納品書
作成工程によって、前記送付工程に先立ち、少なくとも
前記抽出工程によって抽出された細目に対応した細目情
報を含めた納品書を作成し、納品書送付工程によって、
前記納品書作成工程によって作成された納品書を前記依
頼元処理装置に送付し、前記送付工程は、前記納品書の
送付が完了した後に前記請求書を送付し、納品書と請求
書との間の時間的整合性を維持させるようにしているの
で、料金請求管理にかかる時間を労力とを格段に低減す
ることができるという効果を奏する。
【0146】また、請求項24の発明によれば、前記電
子化文書が、テキストデータ、イメージデータ、映像デ
ータおよび音声データを含む複合文書であっても、請求
書等の作成を容易に行うことができるので、料金請求管
理にかかる時間と労力とを軽減することができるという
効果を奏する。
【0147】また、請求項25の発明によれば、電子化
文書内の料金請求に関する細目および該細目毎の基本料
金を予め保存する保存工程と、前記細目に対応した細目
情報を前記電子化文書から抽出する抽出工程と、前記抽
出工程によって抽出した各細目毎の細目情報と前記基本
料金とをもとに各細目毎の請求金額および全請求金額を
算出する請求金額算出工程と、少なくとも前記細目、各
細目毎の請求金額および全請求金額を含む請求書を出力
処理する出力処理工程と、を含む方法をコンピュータに
実行させるプログラムを記録したことで、そのプログラ
ムを機械読み取り可能となり、当該方法の動作をコンピ
ュータによって実現することができるという効果を奏す
る。
【0148】また、請求項26の発明によれば、前記電
子化文書の納品を依頼する依頼書の送付元である依頼元
処理装置に前記表示処理工程によって表示された請求書
を送付する送付工程と、前記請求金額算出工程による算
出結果をもとに前記依頼先処理装置から送付された前記
請求書の確認処理を行う請求書確認工程と、をさらに含
む方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録し
たことで、そのプログラムを機械読み取り可能となり、
当該方法の動作をコンピュータによって実現することが
できるという効果を奏する。
【0149】また、請求項27の発明によれば、前記送
付工程に先立ち、少なくとも前記抽出工程によって抽出
された細目に対応した細目情報を含めた納品書を作成す
る納品書作成工程と、前記納品書作成工程によって作成
された納品書を前記依頼元処理装置に送付する納品書送
付工程と、をさらに含み、前記送付工程は、前記納品書
の送付が完了した後に前記請求書を送付する方法をコン
ピュータに実行させるプログラムを記録したことで、そ
のプログラムを機械読み取り可能となり、当該方法の動
作をコンピュータによって実現することができるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態による料金請求管
理システムの構成を示す図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態による料金請求管
理処理手順を示す全体フローチャートである。
【図3】図2に示した納品書の作成処理手順を示す詳細
フローチャートである。
【図4】納品書の一例を示す図である。
【図5】図2に示した請求書の作成処理手順を示す詳細
フローチャートである。
【図6】請求書の一例を示す図である。
【図7】基本料金表の一例を示す図である。
【図8】図2に示した請求書確認処理手順を示す詳細フ
ローチャートである。
【図9】図2に示した訂正処理手順を示す詳細フローチ
ャートである。
【図10】図2に示した訂正処理手順の変形例を示す詳
細フローチャートである。
【図11】この発明の第2の実施の形態である料金請求
管理システムの構成を示す図である。
【図12】この発明の第3の実施の形態である料金請求
管理システムの構成を示す図である。
【符号の説明】
1,101,201 料金請求管理システム 10 依頼元処理装置 20 依頼先処理装置 11,21 表示部 12,22 入力部 13,23 処理部 14,24,73 データベース 31,41 表示処理部 32,42 処理制御部 33 依頼書作成処理部 34 納品書確認処理部 35 請求書確認処理部 36,46 請求金額計算部 36a,47 抽出処理部 37 訂正処理部 38,48,71 転送処理部 39,49,72 アクセス制御部 44 納品書作成処理部 45 請求書作成処理部 51,61,81 依頼書 52,62,82 納品書 53,63,83 請求書 54,64,84 納品細目 55,65,85 請求細目 56,66,86 基本料金表 67 納品文書 68 納品細目データ 69 請求細目データ 70 サーバ 238,248 出力処理部 N ネットワーク FDD1,FDD2 フロッピーディスクドライブ FD フロッピーディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) (72)発明者 岡田 桂輔 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 田中 富明 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 染谷 正樹 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 近藤 明子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 小出 博人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 高橋 孝好 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 牧田 恵二 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 納品対象である電子化文書の料金請求に
    関する細目を保存する細目保存手段と、 前記細目毎の基本料金を保存する基本料金保存手段と、 前記細目に対応した細目情報を前記電子化文書から抽出
    する抽出手段と、 前記抽出手段が抽出した各細目毎の細目情報と前記基本
    料金とをもとに各細目毎の請求金額および全請求金額を
    算出する請求金額算出手段と、 少なくとも前記細目、各細目毎の請求金額および全請求
    金額を含む請求書を出力処理する出力処理手段と、 を備えたことを特徴とする料金請求管理システム。
  2. 【請求項2】 納品対象である電子化文書の料金請求に
    関する細目を保存する第1の細目保存手段と、 前記細目毎の基本料金を保存する第1の基本料金保存手
    段と、 前記細目に対応した細目情報を前記電子化文書から抽出
    する第1の抽出手段と、 前記第1の抽出手段が抽出した各細目毎の細目情報と前
    記基本料金とをもとに各細目毎の請求金額および全請求
    金額を算出する第1の請求金額算出手段と、 少なくとも前記細目、各細目毎の請求金額および全請求
    金額を含む請求書を表示処理する表示処理手段と、 前記電子化文書の納品の依頼元である依頼元処理装置側
    に前記表示処理手段によって表示された請求書を転送す
    る転送処理手段と、 を有した依頼先処理装置と、 納品対象である電子化文書の料金請求に関する細目を保
    存する第2の細目保存手段と、 前記細目毎の基本料金を保存する第2の基本料金保存手
    段と、 前記細目に対応した細目情報を前記電子化文書から抽出
    する第2の抽出手段と、 前記第2の抽出手段が抽出した各細目毎の細目情報と前
    記基本料金とをもとに各細目毎の請求金額および全請求
    金額を算出する第2の請求金額算出手段と、 前記第2の請求金額算出手段による算出結果をもとに前
    記依頼先処理装置側から転送された前記請求書の確認処
    理を行う請求書確認手段と、 を有し、前記依頼先処理装置に接続された依頼元処理装
    置と、 を備えたことを特徴とする料金請求管理システム。
  3. 【請求項3】 前記依頼先処理装置は、 少なくとも前記第1の抽出手段によって抽出された細目
    情報を含めた納品書を作成する納品書作成手段をさらに
    備えたことを特徴とする請求項2に記載の料金請求管理
    システム。
  4. 【請求項4】 前記依頼元処理装置および前記依頼先処
    理装置が接続されるネットワーク上に接続されたサーバ
    を備え、 前記サーバは、依頼書、前記納品書、および前記請求書
    の転送処理を行うことを特徴とする請求項2または3に
    記載の料金請求管理システム。
  5. 【請求項5】 前記請求書または前記納品書に該請求書
    または該納品書の作成状態あるいは送付状態を示すステ
    ータスを付加するステータス制御手段をさらに備えたこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の料
    金請求管理システム。
  6. 【請求項6】 前記ステータス制御手段は、前記依頼元
    処理装置または前記依頼先処理装置に対応した前記ステ
    ータスに変更することを特徴とする請求項5に記載の料
    金請求管理システム。
  7. 【請求項7】 前記依頼先処理装置または前記サーバ
    は、 前記ステータスが示す作成状態あるいは送付状態をもと
    に、前記納品書が送付状態になった場合に前記請求書の
    作成を許可し、前記依頼元処理装置が前記納品書を受領
    した場合に前記請求書を前記依頼元処理装置に送付する
    ことを許可することを特徴とする請求項5または6に記
    載の料金請求管理システム。
  8. 【請求項8】 前記依頼先処理装置および前記依頼元処
    理装置は、 送付する前記請求書および前記納品書を複製処理するこ
    とを特徴とする請求項2〜7のいずれか一つに記載の料
    金請求管理システム。
  9. 【請求項9】 前記依頼元処理装置および前記依頼元処
    理装置は、可搬記録媒体を用いて前記依頼書、前記納品
    書、および前記請求書をそれぞれ送付することを特徴と
    する請求項2に記載の料金請求管理システム。
  10. 【請求項10】 前記依頼元処理装置および前記依頼先
    処理装置にそれぞれ対応して前記請求書または前記納品
    書内の所定領域の変更を禁止させる変更禁止制御手段を
    さらに備えたことを特徴とする請求項2〜9のいずれか
    一つに記載の料金請求管理システム。
  11. 【請求項11】 前記依頼先処理装置は、 前記請求書が作成または送付された場合、該請求書に対
    応する納品書に、該納品書に対応する請求書の作成また
    は送付を禁止する重複禁止情報を付加する重複禁止制御
    手段をさらに備えたことを特徴とする請求項3〜10の
    いずれか一つに記載の料金請求管理システム。
  12. 【請求項12】 前記電子化文書は、テキストデータ、
    イメージデータ、映像データおよび音声データを含む複
    合文書であることを特徴とする請求項1〜11のいずれ
    か一つに記載の料金請求管理システム。
  13. 【請求項13】 前記電子化文書は、1以上の電子ファ
    イルによって構成されることを特徴とする請求項1〜1
    2のいずれか一つに記載の料金請求管理システム。
  14. 【請求項14】 前記電子化文書は、構造化文書である
    ことを特徴とする請求項1〜13のいずれか一つに記載
    の料金請求管理システム。
  15. 【請求項15】 前記基本料金は、各細目毎のデータ量
    単価であることを特徴とする請求項1〜14のいずれか
    一つに記載の料金請求管理システム。
  16. 【請求項16】 前記データ量単価は、文字数、ワード
    数、行数、ページ数、イメージ数、イメージ量、再生時
    間のいずれかまたはこれらの組み合わせによって予め決
    定される単価であることを特徴とする請求項15に記載
    の料金請求管理システム。
  17. 【請求項17】 前記請求書確認手段は、 前記請求書内に基本料金以外の請求金額が記載されてい
    る場合に、再確認を操作者に要求する処理を行うことを
    特徴とする請求項2〜16のいずれか一つに記載の料金
    請求管理システム。
  18. 【請求項18】 前記請求書確認手段は、 前記請求書内の全請求金額が所定金額以上の場合に、再
    確認を操作者に要求する処理を行うことを特徴とする請
    求項2〜16のいずれか一つに記載の料金請求管理シス
    テム。
  19. 【請求項19】 前記請求書確認手段は、 前記請求書の確認処理の結果、請求書の内容を訂正する
    必要がある場合、該請求書の各請求金額に−1を乗算し
    た請求金額に訂正し、請求書の再発行を要求する訂正処
    理手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2〜18
    のいずれか一つに記載の料金請求管理システム。
  20. 【請求項20】 前記依頼先処理装置は、 前記請求書が作成または送付された場合、該請求書に対
    応する納品書に、該納品書に対応する請求書の作成また
    は送付を禁止する重複禁止情報を付加する重複禁止制御
    手段をさらに備え、 前記重複禁止制御手段は、前記訂正処理手段の要求によ
    って請求書の再発行を行う場合に、前記納品書から前記
    重複禁止情報を削除することを特徴とする請求項19の
    いずれか一つに記載の料金請求管理システム。
  21. 【請求項21】 電子化文書内の料金請求に関する細目
    および該細目毎の基本料金を予め保存する保存工程と、 前記細目に対応した細目情報を前記電子化文書から抽出
    する抽出工程と、 前記抽出工程によって抽出した各細目毎の細目情報と前
    記基本料金とをもとに各細目毎の請求金額および全請求
    金額を算出する請求金額算出工程と、 少なくとも前記細目、各細目毎の請求金額および全請求
    金額を含む請求書を出力処理する出力処理工程と、 を含むことを特徴とする料金請求管理方法。
  22. 【請求項22】 前記電子化文書の納品の依頼元である
    依頼元処理装置に前記表示処理工程によって表示された
    請求書を送付する送付工程と、 前記請求金額算出工程による算出結果をもとに前記依頼
    先処理装置から送付された前記請求書の確認処理を行う
    請求書確認工程と、 をさらに含むことを特徴とする請求項21に記載の料金
    請求管理方法。
  23. 【請求項23】 前記送付工程に先立ち、少なくとも前
    記抽出工程によって抽出された細目に対応した細目情報
    を含めた納品書を作成する納品書作成工程と、 前記納品書作成工程によって作成された納品書を前記依
    頼元処理装置に送付する納品書送付工程と、 をさらに含み、前記送付工程は、前記納品書の送付が完
    了した後に前記請求書を送付することを特徴とする請求
    項21または22に記載の料金請求管理方法。
  24. 【請求項24】 前記電子化文書は、テキストデータ、
    イメージデータ、映像データおよび音声データを含む複
    合文書であることを特徴とする請求項21〜23のいず
    れか一つに記載の料金請求管理方法。
  25. 【請求項25】 電子化文書内の料金請求に関する細目
    および該細目毎の基本料金を予め保存する保存工程と、 前記細目に対応した細目情報を前記電子化文書から抽出
    する抽出工程と、 前記抽出工程によって抽出した各細目毎の細目情報と前
    記基本料金とをもとに各細目毎の請求金額および全請求
    金額を算出する請求金額算出工程と、 少なくとも前記細目、各細目毎の請求金額および全請求
    金額を含む請求書を出力処理する出力処理工程と、 を含む方法をコンピュータに実行させるプログラムを記
    録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
  26. 【請求項26】 前記電子化文書の納品の依頼元である
    依頼元処理装置に前記表示処理工程によって表示された
    請求書を送付する送付工程と、 前記請求金額算出工程による算出結果をもとに前記依頼
    先処理装置から送付された前記請求書の確認処理を行う
    請求書確認工程と、 をさらに含む方法をコンピュータに実行させるプログラ
    ムを記録したことを特徴とする請求項25に記載のコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
  27. 【請求項27】 前記送付工程に先立ち、少なくとも前
    記抽出工程によって抽出された細目に対応した細目情報
    を含めた納品書を作成する納品書作成工程と、 前記納品書作成工程によって作成された納品書を前記依
    頼元処理装置に送付する納品書送付工程と、 をさらに含み、前記送付工程は、前記納品書の送付が完
    了した後に前記請求書を送付する方法をコンピュータに
    実行させるプログラムを記録したことを特徴とする請求
    項26に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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