JP2001222540A - 電子書籍提示装置および方法ならびに電子書籍提示プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体 - Google Patents

電子書籍提示装置および方法ならびに電子書籍提示プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体

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JP2001222540A
JP2001222540A JP2000030093A JP2000030093A JP2001222540A JP 2001222540 A JP2001222540 A JP 2001222540A JP 2000030093 A JP2000030093 A JP 2000030093A JP 2000030093 A JP2000030093 A JP 2000030093A JP 2001222540 A JP2001222540 A JP 2001222540A
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electronic book
presentation
presenting
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JP2000030093A
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English (en)
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Takayuki Ogawa
孝行 小川
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子化された書籍データを提示しながらの読
書が中断されて、その後、再度提示して読書再開された
際に、読書中断の際から読書再開の際までの経過時間に
関わらず、書籍データの読書中断部分までの内容を速や
かに思い起こさせることのできる電子書籍提示装置を提
供する。 【解決手段】 書籍データ格納部8中の電子書籍データ
が表示部2に表示されている場合に、電源20がOFF
されると、そのとき表示されていたページ情報がページ
情報記憶部15に記憶される。その後の電源ON時の読
書再開時には、経過時間計算部13により読書中断時か
ら読書再開時までの経過時間の長さが計算されて、得ら
れた経過時間の長さに応じて、ページ情報記憶部15中
の読書中断されたページ情報に対応の書籍データの部分
までのあらすじデータが、経過時間に応じたレベルの詳
細さで表示部2に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インターネット
やCD−ROM(コンパクトディスクリードオンリメモ
リの略)などから電子化された書籍などの文書のデータ
を取込んで出力してユーザに提示する電子書籍提示装置
および方法ならびに電子書籍提示プログラムを記録した
コンピュータで読取可能な記録媒体に関し、特に、書籍
のあらすじなどの該書籍の内容を解説するための解説デ
ータを提示することのできる電子書籍提示装置および方
法ならびに電子書籍提示プログラムを記録したコンピュ
ータで読取可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】小説
などの書籍を電子化処理した文書データ(以下、電子文
書データと呼ぶ)を表示装置を用いて表示する電子書籍
装置においては、“レジューム機能”と呼ばれる機能が
一般的に搭載される。“レジューム機能”は、電子文書
データを表示中に、一旦表示を中断し、装置の電源を切
った後、再び電源を入れた際に、先ほど、一旦表示を中
断したときに表示されていた電子文書データの画面が即
座に表示されるという機能である。この機能により、ユ
ーザーは速やかに前回の続きから小説などの電子文書デ
ータを読むことができるという利点がある。
【0003】しかしながら、前回装置の電源を切ってか
ら、再び電子文書データを読み始める場合は、以前読ん
だ部分までの内容をユーザーが記憶しておかなければな
らず、その記憶があいまいな場合には、前回までに読ん
だ内容を思い出すために、再度、以前読んだ部分の電子
文書データを表示して読み返すという操作をしなければ
ならなかった。
【0004】上述したような課題を解消するために、特
開平6−4596号公報の技術が提案された。この公報
においては、電子文書データを、所定の単位の文章群毎
に分割し、各文書群ごとに、それまでのあらすじなどの
解説文を予め準備しておき、電源断後、その後再び電源
を入れた際には、前回電源断された時点に表示されてい
た部分の文章群までのあらすじのデータを表示して、前
回電源を切った部分までの内容を、ユーザーが速やかに
思い出して、該電子文書データの読書の再開がスムーズ
に行なわれるようにしている。
【0005】しかしながら、この公報に開示の技術で
は、予めいくつか用意されているあらすじデータは、前
回電源を切ったときに表示されていた内容(文章群)に
よって表示仕分けることのみを提案しているだけで、前
回電源を切ってから、その後再度電源を入れるまでの経
過時間を考慮したあらすじデータの表示は提案されてい
ない。したがって、該公報においては、ユーザーが前回
電源を切ったときから、かなりの時間、たとえば1ヶ月
ほど経過している場合であっても、また極めて短時間し
か経過していない、たとえば5分しか経過していない場
合であっても、表示されるあらすじデータは同一である
から、長時間経過している場合には、このあらすじを見
ただけでは前回まで読んだ内容を思い出すことができな
い場合があり、使い勝手に優れないという課題が残る。
【0006】それゆえにこの発明の目的は、電子化され
た書籍データを提示しながらの読書が中断されて、その
後、再度提示して読書再開された際に、読書中断の際か
ら読書再開の際までの経過時間に関わらず、書籍データ
の読書中断部分までの内容を速やかに思い起こさせるこ
とのできる電子書籍提示装置および方法ならびに電子書
籍提示プログラムを記録したコンピュータで読取可能な
記録媒体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のある局面に係
る電子書籍提示装置は、電子化された書籍データを提示
する電子書籍提示装置であって、電子書籍データを含む
情報を提示するための提示手段と、提示手段に提示され
た書籍データの読書が中断された後、書籍データを提示
手段に提示して読書を再開する際に、書籍データの読書
中断した中断部分までの内容を解説するための解説デー
タを、読書を中断した際から読書再開する際までの経過
時間の長さに基づいて、予め準備された該中断部分に対
応する異なる複数の解説データ中から選択して提示手段
に提示する提示制御手段とを備える。
【0008】上述した電子書籍提示装置によれば、読書
再開の際には、提示手段に提示される読書中断部分まで
の書籍データの内容を解説する解説データは、提示制御
手段により、前回読書中断してから読書再開するまでの
経過時間の長さに基づいて、該中断部分に対応した複数
の異なる解説データから選択されたものとなる。
【0009】したがって、読書再開の際には、前回読書
中断してからの経過時間の長さに応じた適切な解説デー
タを、複数の解説データ中から選択して提示することが
できる。それゆえに、読書再開された際には、ユーザ
は、提示される解説データを確認することで、読書中断
の際から読書再開の際までの経過時間に関わらず、書籍
データの前回読書中断した部分までの内容を速やかに思
い起こして、中断部分からの内容と連続させながら書籍
データの読書を再開できるから、使い勝手に優れる。
【0010】上述の電子書籍提示装置は、電子書籍デー
タの複数部分のそれぞれに対応して、該部分に対応の内
容を解説するための異なる複数の解説データが登録され
る解説データ登録部をさらに備え、提示制御手段は、経
過時間の長さに基づいて、中断部分までの内容に対する
解説データを、解説データ登録部の該中断部分に対応す
る複数の解説データ中から選択することを特徴とする。
【0011】上述した電子書籍装置によれば、解説デー
タ登録部に予め電子書籍データの複数部分のそれぞれに
対応して、該部分に対応の内容を解説するための異なる
複数の解説データが登録されているので、読書再開の際
には、読書中断部分までの書籍データの内容を解説する
解説データは、前回読書中断してから読書再開するまで
の経過時間の長さに基づいて、解説データ登録部中の該
中断部分に対応した複数の異なる解説データから選択さ
れたものとなる。
【0012】したがって、解説データ登録部に予め電子
書籍データの複数部分のそれぞれに対応して、該部分に
対応の内容を解説するための異なる複数の解説データを
登録されているので、読書再開の際には、前回読書中断
してからの経過時間の長さに応じた適切な解説データ
を、解説データ登録部中の複数の解説データ中から選択
して提示することができる。
【0013】それゆえに、読書再開された際には、ユー
ザは、提示される解説データを確認することで、読書中
断の際から読書再開の際までの経過時間に関わらず、書
籍データの前回読書中断した部分までの内容を速やかに
思い起こして、中断部分からの内容と連続させながら書
籍データの読書を再開できるから、使い勝手に優れる。
【0014】上述の電子書籍提示装置において、提示制
御手段は、経過時間の長さを取得するための経過時間取
得手段と、中断部分に対応する解説データを、経過時間
取得手段により取得された経過時間の長さに基づいて、
解説データ登録部の該中断部分に対応する複数の解説デ
ータ中から選択する選択手段とを有する。
【0015】上述の電子書籍提示装置において、中断部
分に対応した複数の解説データは、電子書籍データの該
中断部分までの内容を詳細に解説するための詳細解説デ
ータと、電子書籍データの該中断部分までの内容の概要
を解説するための概要解説データとを含むことを特徴と
する。
【0016】上述した電子書籍装置によれば、読書再開
の際には、読書中断部分までの内容を解説するための解
説データとして、経過時間の長さに応じて、該内容を詳
細に解説するための詳細解説データを提示することもで
き、また、該内容の概要を解説するための概要解説デー
タを提示することもできる。
【0017】したがって、ユーザは、読書再開の際に
は、経過時間の長さに応じて詳細解説データが提示され
て、読書中断部分までの書籍データの内容を詳細に思い
起こすことができ、また、経過時間の長さに応じて概要
解説データが提示されて、読書中断部分までの書籍デー
タの内容を概要にて思い起こすこともできる。それゆえ
に、読書再開の際には適切な解説データを得て、中断部
分からの内容と連続させながら書籍データの読書を再開
できて、使い勝手に優れる。
【0018】上述の電子書籍提示装置において、提示制
御手段は、経過時間が、第1の所定時間を超える長さの
場合には、複数の解説データ中から詳細解説データを選
択して提示し、第1の所定時間以下の長さの場合には、
複数の解説データ中から概要解説データを選択すること
を特徴とする。
【0019】上述した電子書籍提示装置によれば、経過
時間が、第1の所定時間を超えれば、読書再開の際には
詳細解説データが提示されて、第1の所定時間以下であ
れば、概要解説データが提示される。
【0020】したがって、ユーザは、読書再開の際に
は、経過時間が第1の所定時間を超えるほどに長期であ
れば、詳細解説データが提示され、また、経過時間が第
1の所定時間以下の短期であれば、概要解説データが提
示されるから、長期間において、中断部分までの書籍デ
ータの読書内容の記憶があいまいとなっている場合で
も、また、短期間だから中断部分までの書籍データの読
書内容の記憶が比較的鮮明である場合でも、読書再開の
際には、該記憶内容を十分に補うことのできる適切な解
説データを得ることができる。それゆえに、ユーザは、
経過時間の長さに関わらず、読書中断部分からの内容と
連続させながら書籍データの読書を再開することが容易
にできて、使い勝手に優れる。
【0021】上述の電子書籍提示装置において、提示制
御手段は、経過時間が、第1の所定時間よりも短い第2
の所定時間以下の長さの場合には、書籍データの中断部
分のデータを提示手段により提示することを特徴とす
る。
【0022】上述した電子書籍提示装置によれば、経過
時間が、第1の所定時間よりも短い第2の所定時間以下
という、より短期間である場合には中断部分までの書籍
データの読書内容の記憶がより鮮明に保持されているか
ら、読書再開の際には、解説データは提示されず、速や
かに書籍データの中断部分のデータが提示される。
【0023】したがって、経過時間がより短期である場
合には、読書中断部分までの解説データは提示されず、
書籍データの中断部分のデータが速やかに提示されるか
ら、ユーザは、経過時間がより短期であり中断部分まで
の書籍データの読書内容の記憶がより鮮明で、解説デー
タを必要としない場合には解説データの提示は省略され
るから、速やかに書籍データの読書を再開することが容
易にできて、使い勝手に優れる。
【0024】上述の電子書籍提示装置において、前述し
た所定時間は、任意に設定可能であることを特徴とす
る。
【0025】上述した電子書籍装置によれば、前述した
所定時間は、任意に設定することができる。したがっ
て、ユーザは、自分の記憶能力などを推量りながら、所
定時間を可変に設定できる。それゆえに、読書再開の際
には、ユーザは、経過時間に関わらず、自分の記憶内容
を十分に補うことのできる適切な解説データを得ること
ができて、使い勝手に優れる。
【0026】上述の電子書籍提示装置において、提示制
御手段は、所望に応じて能動化されることを特徴とす
る。
【0027】上述した電子書籍装置によれば、提示制御
手段は、所望に応じて能動化することができる。したが
って、ユーザは、自分は十分な記憶能力を有しており解
説データの提示は不要と判断する場合、または解説デー
タの提示を省略して、とにかく速やかに読書再開したい
と要求する場合などは、提示制御手段の能動化を止めて
解説データの提示を省略させることができる。また、ユ
ーザは、経過時間に応じた内容の解説データの提示を要
求する場合には、提示制御手段が能動化されるように設
定して、経過時間に関わらず、自分の記憶内容を十分に
補うことのできる適切な解説データを得ることができ
る。したがって、さらに優れた使い勝手を得ることがで
きる。
【0028】この発明の他の局面に係る電子書籍提示方
法は、電子化された書籍データを提示する方法であっ
て、電子書籍データを含む情報を提示するための提示ス
テップと、提示ステップにより提示された書籍データの
読書が中断された後、書籍データを提示ステップにより
提示して読書を再開する際に、書籍データの読書中断し
た中断部分までの内容を解説するための解説データを、
読書を中断した際から読書再開する際までの経過時間の
長さに基づいて、予め準備された該中断部分に対応する
異なる複数の解説データ中から選択して提示ステップに
より提示する提示制御ステップとを備える。
【0029】上述した電子書籍提示方法によれば、読書
再開の際には、提示ステップにより提示される読書中断
部分までの書籍データの内容を解説する解説データは、
提示制御ステップにより、前回読書中断してから読書再
開するまでの経過時間の長さに基づいて、該中断部分に
対応した複数の異なる解説データから選択されたものと
なる。
【0030】したがって、読書再開の際には、前回読書
中断してからの経過時間の長さに応じた適切な解説デー
タを、複数の解説データ中から選択して提示することが
できる。それゆえに、読書再開された際には、ユーザ
は、提示される解説データを確認することで、読書中断
の際から読書再開の際までの経過時間に関わらず、書籍
データの前回読書中断した部分までの内容を速やかに思
い起こして、中断部分からの内容と連続させながら書籍
データの読書を再開できるから、使い勝手に優れる。
【0031】この発明のさらなる他の局面に係る記録媒
体は、電子化された書籍データを提示する電子書籍提示
方法をコンピュータに実行させるための電子書籍提示プ
ログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体
である。この記録媒体に記録された電子書籍提示プログ
ラムによりコンピュータにて実行される電子書籍提示方
法は、次の特徴を有する。つまり、電子書籍提示方法
は、電子書籍データを含む情報を提示するための提示ス
テップと、提示ステップにより提示された書籍データの
読書が中断された後、書籍データを提示ステップにより
提示して読書を再開する際に、書籍データの読書中断し
た中断部分までの内容を解説するための解説データを、
読書を中断した際から読書再開する際までの経過時間の
長さに基づいて、予め準備された該中断部分に対応する
異なる複数の解説データ中から選択して提示ステップに
より提示する提示制御ステップとを備える。
【0032】上述した電子書籍提プログラムにより実行
される電子書籍提示方法によれば、読書再開の際には、
提示ステップにより提示される読書中断部分までの書籍
データの内容を解説する解説データは、提示制御ステッ
プにより、前回読書中断してから読書再開するまでの経
過時間の長さに基づいて、該中断部分に対応した複数の
異なる解説データから選択されたものとなる。
【0033】したがって、読書再開の際には、前回読書
中断してからの経過時間の長さに応じた適切な解説デー
タを、複数の解説データ中から選択して提示することが
できる。それゆえに、読書再開された際には、ユーザ
は、提示される解説データを確認することで、読書中断
の際から読書再開の際までの経過時間に関わらず、書籍
データの前回読書中断した部分までの内容を速やかに思
い起こして、中断部分からの内容と連続させながら書籍
データの読書を再開できるから、使い勝手に優れる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態1〜
3について図面を参照して詳細に説明する。ここでは、
電子文書データとして、所定の規格に従った文字情報を
収めた出版物が予め記憶された媒体(以下、電子書籍と
いう)を例示して、該電子書籍の内容を所定の表示装置
に表示して、読書する場合を説明する。なお、電子書籍
である媒体に格納される情報は、文字情報のみに限定さ
れず、画像データ、音声データなどの情報が格納される
ようにしてもよい。
【0035】(実施の形態1)図1は、この発明の各実
施の形態に適用される電子書籍装置の構成図である。電
子書籍装置は、該装置自体を集中的に管理および制限す
るためのCPU(中央処理装置の略)1、電子書籍のデ
ータなどを表示するための液晶ディスプレイやCRT
(陰極線管)などの表示部2、通信部3、表示部2に表
示されている電子書籍のデータに対してページ繰りなど
の所定の指示を与えるために外部操作される操作部4、
時間管理部5、書籍データ表示制御部7、CD−ROM
などの記憶媒体からなり予め電子書籍のデータが格納さ
れる書籍データ格納部8、あらすじデータ表示制御部
9、詳細データ部101および概要データ部102を含
むあらすじデータ格納部10、ユーザー設定メモリ1
1、時間管理メモリ12、経過時間計算部13、ページ
情報処理部14、ページ情報記憶部15、プログラムメ
モリ16、記憶媒体読取部17、記憶媒体18、電源制
御部19および電源制御部19によりONOFFが制御
されて、該装置の各部に電源を供給するための電源20
を含む。
【0036】書籍データ表示制御部7は、書籍データ格
納部8に予め格納された電子書籍のデータを、表示部2
に表示するための制御を行なう。あらすじデータ格納部
10には、書籍データ格納部8に格納された電子書籍デ
ータに対応して、そのあらすじを示すあらすじデータが
格納される。ここでは、詳細なあらすじ示す詳細データ
は詳細データ部101に格納され、あらすじを概略的に
示す概要データは概要データ部102に格納される。あ
らすじデータ表示制御部9は、あらすじデータ格納部1
0に格納された所定のあらすじデータを表示部2に表示
するための制御を行なう。
【0037】通信部3は、該電子書籍装置に接続される
インターネットなどの通信回線3Aを経由して、外部の
所定のサーバ装置などから電子書籍のデータおよび該電
子書籍のデータに対応のあらすじデータなどを受信する
ためのものである。ここで受信された電子書籍のデータ
およびあらすじデータのそれぞれは、書籍データ格納部
8およびあらすじデータ格納部10のそれぞれに格納さ
れる。
【0038】時間管理部5は時計を内蔵して、前回、電
子書籍のデータを表示部2に表示させて該書籍が読まれ
た後に電源20がOFFされて、その後電源20がON
されて、電子書籍のデータが表示部2に表示されて読書
再開されるまでの経過時間を時計を用いて計測する。そ
して、計測結果得られた、前回読書を中断した時間(以
下、読書中断時間と呼ぶ)と今回読書を再開した時間
(以下、読書再開時間と呼ぶ)を時間管理メモリ12に
書込んで記憶させる。
【0039】経過時間計算部13は、時間管理メモリ1
2に書込まれた読書中断時間と読書再開時間とに基づい
て前回読書を中断してから今回読書が再開されるまでの
経過時間を計算し、計算結果得られた経過時間を管理メ
モリ12に書込んで記憶させる。
【0040】ユーザー設定メモリ11は、操作部4を操
作してユーザーが入力した各種の情報を記憶するための
メモリである。ページ情報処理部14は、電子書籍のデ
ータのどのページが現在表示部2に表示されているかを
示すページ情報を得て、ページ情報記憶部15に逐次書
込んで記憶させる。
【0041】記憶媒体18は、コンピュータで読取可能
な記憶媒体であって、該電子書籍装置の動作を制御する
ための各種のプログラムおよび各種のデータが予め記憶
された記憶媒体である。記憶媒体18は、該装置本体と
分離可能に構成されている、たとえばCD−ROM、フ
レキシブルディスク、ハードディスクおよびICカード
などの記憶媒体である。
【0042】記憶媒体読取部17は、記憶媒体18に記
憶されているプログラムまたはデータを読出して、プロ
グラムメモリ16に格納するためのものであって、フレ
キシブルディスクドライバ、CD−ROMドライバなど
からなる。
【0043】なお、ここでは電子書籍のデータおよびあ
らすじデータは、通信回線3Aを経由して外部から受信
して、装置内の所定の格納部に登録するとしているが、
これらデータの入手先はこれに限定されない。たとえ
ば、これらデータが予め記憶された記憶媒体18を購入
して、該記憶媒体18から記憶媒体読取部17を介して
電子書籍のデータおよびあらすじデータを読取り、読取
った各データを装置内の対応の格納部に記憶させるよう
にしても良い。
【0044】図2(A)〜(F)は、この発明の各実施
の形態に適用される電源OFFから電源ONまでの経過
時間に従うあらすじデータの切換表示を説明する図であ
る。図2(A)、図2(C)および図2(E)には、電
源20をOFFする(切る)前の表示部2における電子
書籍のデータの表示内容の一例が示される。図2
(A)、図2(C)および図2(E)の表示内容は同じ
である。図2(B)には、図2(A)の状態において電
源OFFして、5分経過後に電源ONした場合の表示部
2におけるあらすじデータの表示内容が示される。図2
(D)には、同様にして図2(C)の状態において電源
OFFして、3日経過後に電源ONした場合の表示部2
におけるあらすじデータの表示内容が示される。図2
(F)には、同様にして、図2(B)の状態において電
源OFFして、1ヶ月経過後に電源ONした場合の表示
部2におけるあらすじデータの表示内容が示される。図
2(A)〜(F)には、データの表示とともに、図1の
操作部4に含まれるあらすじキー41、前ページキー4
2および次ページキー43が表示される。あらすじキー
41が操作されると、表示される電子書籍のデータの部
分に対応したあらすじデータが表示され、再度操作され
ると、もとの電子書籍のデータの表示となる。前ページ
キー42および次ページキー43のそれぞれが操作され
ると、操作される毎に現在表示されている電子書籍のデ
ータのページの直前および直後のページの内容が逐次、
切換て表示される。
【0045】図3は、図1の書籍データ格納部8の構成
例を示す図である。図3において、書籍データ格納部8
の電子書籍のデータは、第1章31,…第Z章3Zに章
単位で分割されて格納される。各章は、ある程度まとま
った単位の文章群からなる。各章は、そこに含まれる文
章群が細分されてなる“節”を複数個含む。図示される
ように、たとえば電子書籍のデータの第1章31の文章
群は、電子書籍のデータの第1章第1節311,…第1
章第n節31nからなり、同様に電子書籍のデータの第
2章32の文章群は、第2章第1節321,…第2章第
m節32mからなる。ここでは、第1章31と第2章3
2についてのみ示しているが、他の章についても同様な
構成を有するので説明は省略する。
【0046】図4は、図1の詳細データ部101の構成
を示す図である。図示されるように、詳細データ部10
1には、電子書籍のデータを構成する最小の単位である
“節”ごとに、第1節から前節までの電子書籍のデータ
の内容のあらすじを詳細に示す詳細あらすじデータが格
納される。なお、ここでは、第1章の第1節に対しては
詳細なあらすじデータの内容は、該節に対応した電子書
籍のデータの内容と重複することになるので、第1章の
第1節に対しての詳細あらすじデータは予め準備されな
い(詳細データ部101に格納されない)。
【0047】詳細データ部101の内容を詳述すると、
図示されるように、電子書籍のデータの第1章の第2節
に対しては第1節の詳細あらすじデータ411が、第3
節に対しては第1節〜第2節の詳細あらすじデータ41
2が、第4節に対しては第1節〜第3節の詳細あらすじ
データ413が、そして第n節(第1章の最終節)に対
しては第1節〜第(n−1)節の詳細あらすじデータ4
1(n−1)が格納される。そして、第2章の第1節に
対しては、第1章全体に対応した詳細あらすじデータ4
1が格納されるとともに、第2章の第2節以降の各節に
ついても、第1章と同様に、第1節から前節までに対応
した詳細あらすじデータ421〜42(m−1)が格納
されるとともに、第3章の第1節に対しては、第1章〜
第2章全体に対応した詳細あらすじデータ42が格納さ
れる。また、図示されるように、電子書籍のデータの最
終の章である第Z章の第2節以降の各節に対しても、同
様に、第1節から前節までに対応の詳細あらすじデータ
4Z1,4Z2,4Z3…が格納される。そして、詳細
データ部101には、さらに、電子書籍のデータの第1
章〜第Z章全体に対応した詳細あらすじデータ(該書籍
データ全体の詳細あらすじデータ)4Zが格納される。
【0048】図5は、図1の概要データ部102の構成
を示す図である。図示されるように、概要データ部10
2には、電子書籍のデータを構成する最小の単位である
“節”ごとに、第1節から前節までの電子書籍のデータ
の内容のあらすじを概要にて示す概要あらすじデータが
格納される。なお、ここでは、第1章の第1節のあらす
じを概要にて示す概要あらすじデータの内容は、該節に
対応した電子書籍のデータの内容と重複することになる
ので、第1章の第1節に対しての概要あらすじデータは
予め準備されない(概要データ部102に格納されな
い)。
【0049】図示されるように、概要データ部102の
構成は、図4に示された詳細データ部101のそれと同
様なので説明は省略する。
【0050】なお、ここでは、電子書籍のデータを
“章”と“節”の単位に細分化して2階層にて管理し、
その単位ごとに“詳細あらすじデータ”と“概要あらす
じデータ”の2種類の解説データを保持するとしている
が、電子書籍のデータの解説データに関する管理態様
は、このような階層管理の態様に限定されない。つま
り、電子書籍のデータの文章群を、章または節にこだわ
らず、ある程度細分化して管理し、細分化された文章単
位ごとに種類の異なる複数のあらすじデータなどの解説
データを保持すればよい。細分化としては、たとえば1
0ページ単位の等分割であってもよいし、その他の分割
態様であってもよい。
【0051】図6は、本発明の各実施の形態に係る電子
書籍データを読書中に電源OFFした場合の処理フロー
チャートである。図6を参照して電子書籍のデータを読
書中に電源OFFされて読書を中断する場合について説
明する。今、たとえば、図2(A)に示されたように電
子書籍のデータを表示部2に表示して読書している状態
において、操作部4の前ページキー42または次ページ
キー43などのキーが操作されて、表示部2に表示され
ているページの変更が指示されたことが判定されると
(S601でyes)、ページ情報処理部14により、
変更されたページを特定するページ情報を得て、ページ
情報記憶部15に書込んで記憶し後述するS603に移
行する。このとき、書籍データ表示制御部7は、ページ
情報記憶部15に書込まれた変更後のページ情報に対応
したページのデータを書籍データ格納部8から読出し
て、表示部2に表示する。
【0052】一方、ページ変更が指示されないと(S6
01でno)、書籍データ表示制御部7は、ページ情報
記憶部15に予め書込まれているページ情報に対応した
ページのデータを書籍データ格納部8から読出して、表
示部2に表示する。
【0053】その後、操作部4を介して電源OFFの操
作がなされたか否かが判定される。電源OFFの操作が
なされなければ(S604でno)、前述したS601
の処理に戻る。一方、電源OFFの操作がなされれば
(S604でyes)、時間管理部5は時計により計時
されている現在時間(電源OFFの指示がされた時間)
を読書中断時間として読取って、時間管理メモリ12に
書込んで記憶し(S605)、その後、電源制御部19
の制御により電源20による該装置の各部に対する電源
供給が断たれる(S606)。
【0054】図7は、本実施の形態1に係る電子書籍装
置の電源ON時の処理フローチャートである。図7を参
照して、前述した図6の電源OFFによる読書中断後
に、電子書籍装置の電源がONされて読書が再開される
場合について説明する。まず、ユーザーが電源20によ
る電源供給開始のために操作部4を操作して電源ONを
指示すると、時間管理部5により時計を用いて、電源O
Nされた時間、すなわち時計により計時されている現在
時間が読書再開時間として時間管理メモリ12に書込ま
れて記憶される(S701)。次に、経過時間計算部1
3により、時間管理メモリ12に予め記憶された読書中
断時間(図6のS605参照)と読書再開時間との差に
より、読書が中断されてから読書が再開されるまでに経
過した時間が算出されて、算出された経過時間は時間管
理メモリ12に書込まれて記憶される。(S702)。
【0055】次に、時間管理メモリ12に記憶された経
過時間を参照して、該経過時間が1日以内を示すか否か
判定されて(S703)、1日以内であれば、ページ情
報記憶部15に記憶されたページ情報(図6のS602
など参照)に対応の、すなわち前回読書を中断した時点
のページに対応のデータが書籍データ表示制御部7によ
り書籍データ格納部8から読出されて表示部2に表示さ
れる。
【0056】一方、経過時間が1日を超している場合に
は(S703でno)、経過時間が10日以内であるか
否かが判定されて(S704)、10日を超していれば
(S704でno)、後述するように詳細あらすじデー
タが表示部2に表示されて(S705)、表示された詳
細あらすじデータを確認したユーザーにより、操作部4
のあらすじキー41が操作されるか否か判定される(S
706)。あらすじキー41が操作されなければ、再度
S705の処理に戻る。
【0057】一方、あらすじキー41が操作されれば、
ユーザーにより前回読書を中断した時点のページに対応
した書籍のデータの詳細あらすじは確認されたことにな
るので、書籍データ表示制御部7によりページ情報記憶
部15から前回読書を中断した時点で表示されていた書
籍データのページ情報が読出されて、該読出されたペー
ジ情報に対応の書籍データが書籍データ格納部8から読
出されて、読出された書籍データは表示部2に表示され
る(S709)。
【0058】一方、経過時間が10日以内であれば(S
704でyes)、あらすじデータ表示制御部9によ
り、前回読書を中断した時点におけるページに対応した
概要あらすじデータが概要データ部102から読出され
て表示部2に表示される(S707)。その後、概要の
あらすじを確認したユーザーにより、操作部4のあらす
じキー41が操作されたか否か判定されて、操作されて
いなければ(S708でno)、S707の処理に戻り
概要あらすじデータが表示されるが、あらすじキー41
が押下されていれば(S708でyes)、書籍データ
表示制御部7によりページ情報記憶部15に記憶された
前回読書を中断した時点で表示部2に表示されていたペ
ージ情報に対応の書籍データが書籍データ格納部8から
読出されて表示部2に表示される(S709)。
【0059】このように、前回電源OFFして読書が中
断された時間から、再度電源ONして読書が再開された
時間までの経過時間が1日以内である場合は、ユーザー
は前回の読書内容をまだ十分に記憶していると想定され
るから、あらすじデータは表示されず、中断した時点の
ページに対応の書籍データが表示される。一方、経過時
間が10日以内では、ユーザーの前回までの読書内容に
対する記憶が曖昧になりかけていると想定されるから、
あいまいになりかけた記憶内容を補うために、読書を中
断した時点のページまでの概要あらすじデータが表示さ
れる。さらに経過時間が10日を超えている場合は、ユ
ーザーが、前回までに読書をした内容はほとんど記憶し
ていないことが想定されるから、読書の再開がスムーズ
に行なわれるように前回読書を中断した時点のページま
での詳細なあらすじデータが表示される。したがって、
ユーザは経過時間に応じて、それまでの読書内容を十分
に思出すのを可能とするためのあらすじデータを得るこ
とができるから、前回までの読書内容に基づいた読書を
スムーズに再開できる。
【0060】図8は、図7の詳細あらすじデータ表示処
理の詳細フローチャートである。図8を参照して、読書
再開時に、詳細あらすじデータが表示部2に表示される
手順について説明する。
【0061】まず、あらすじデータ表示制御部9によ
り、ページ情報記憶部15に記憶されている前回読書を
中断した時点の書籍データのページ情報が、書籍データ
の第何章第何節であったかの情報に変換される(S80
1)。
【0062】次に、変換して得られた情報が第1章中を
示すかどうか判定し(S802)、第1章中でなかった
場合は第2章中であったかどうかを判定する(S81
1)。同様な判定処理が、最終章(第Z章)まで繰返さ
れる。
【0063】前述の判定処理において、第1章中であっ
た場合には(S802でyes)、第何節であったかの
判定が行なわれる。まず、第1節中であったかどうかが
判定されて(S803)、第1節中でなかった場合は第
2節中であったかどうか判定され(S804)、以下同
様に、最終節の1つ前の第(n−1)節まで判定が繰返
される。
【0064】前述の判定処理において、第1節中であっ
た場合には(S803でyes)、図4で説明したよう
に表示すべき詳細あらすじデータは登録されていないの
で、あらすじデータは表示されず処理は終了する。
【0065】一方、第2節中であった場合には(S80
4でyes)、直前の第1章第1節までは読み終えてい
るので、そこまでに対応した詳細あらすじデータ411
(図4参照)が詳細データ部101から読出されて、表
示部2に表示される。以下、同様にして第3節以降の各
節について判定が行なわれる。
【0066】その後、第(n−1)節中(=第1章の最
終節の1つ前の節)であった場合には(S806でye
s)、直前の第1章第(n−2)節まではユーザーが読
み終えているので、第(n−2)節までに対応した詳細
あらすじデータが表示される(S809)。一方、第
(n−1)節中でなかった場合には(S806でn
o)、第1章第n節中で読書中断されていて、その手前
の第1章第(n−1)節までは読み終えているから、そ
こまでに対応した第1章第1節〜第(n−1)節の詳細
あらすじデータ41(n−1)(図4参照)が表示され
る(S810)。
【0067】次に第2章中であったかどうかの判定の結
果、第2章中であった場合には(S811でyes)、
その手前の第1章は読み終えているので、第1章全体の
詳細あらすじデータ41(図4参照)が表示される(S
812)。次に、節の判定が行なわれて(S813〜S
815参照)、判定された節に対応の詳細あらすじデー
タの表示が前述した第1章のそれと同様にして行なわれ
る(S816〜S818参照)。
【0068】その後、最終章の第Z章中であったと判定
された場合には(S819でyes)、直前の第(Z−
1)章までは読み終えているから、第1章〜第(Z−
1)章までの詳細あらすじデータが表示される(S82
0)。以下、第Z章中について第何節であるかの判定が
前述と同様にして行なわれて(S821〜参照)、判定
された節に対応の詳細あらすじデータが表示される。
【0069】このように、詳細あらすじデータ表示の処
理においては、読書が中断された時点で表示されていた
ページ情報に対応の章および節に対応した図4中の詳細
あらすじデータが表示部2に表示される。
【0070】なお、概要あらすじデータ表示の処理(図
7のS707参照)の詳細についての図示は省略される
が、図8に示された詳細あらすじデータ表示の処理と同
様に、前回読書が中断された時点で表示部2に表示され
ていたページ情報に対応した章および節に対応した図5
中の概要あらすじデータが読出されて、あらすじデータ
表示制御部9により表示部2に表示される。
【0071】このように本実施の形態1では、前回読書
を中断した時点から今回読書を再開する時点までの経過
時間の長さによって、表示部2に表示するあらすじデー
タの内容を詳細にするか、または概要程度にするかを自
動的に選択して、表示部2に表示させることができるか
ら、ユーザーは、経過時間に伴う自己の読書内容の記憶
の確かさ(あいまいさ)の程度に応じて、該記憶を補っ
て前回までの読書内容を速やかに思い起こさせるような
あらすじデータを得ることができる。したがって、読書
再開後には、読書内容を、前回、読書中断した時点の続
きから関連付けて理解することが容易にできるという利
点がある。
【0072】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2について説明する。図9は、この発明の実施の形態
2に係る電子書籍データを読書中に電源OFFした場合
の処理フローチャートである。図10は、この発明の実
施の形態2に係るあらすじデータ表示モード設定時の画
面表示例を示す図である。
【0073】図10には、あらすじデータの表示モード
を、ユーザーが任意に設定するために表示部2に表示さ
れる画面例が示される。図10の画面においては、ユー
ザが操作部4を操作して任意に設定するための設定項目
10A、10Bおよび10Cが示される。設定項目10
Aは、あらすじデータを表示するか否かの情報を設定す
るためのものであって、設定項目10Aにおいて「しな
い」が設定された場合には、図1の電子書籍装置におい
て電源ON時には、あらすじデータの表示は一切行なわ
れない。一方、「する」が設定された場合には、電源O
N時にはあらすじデータの表示が行なわれる。
【0074】設定項目10Bは、あらすじデータが表示
される場合において、あらすじデータを表示しない(表
示する必要がない)と判定するための経過時間を日数に
して設定するためのものである。前述した図7のS70
3に示されるように、経過時間が設定項目10Bに設定
されている日数を超えない場合には、あらすじデータは
表示されない。
【0075】設定項目10Cは、あらすじデータが表示
される場合において、概要あらすじデータを表示する
か、詳細あらすじデータを表示するかを判定するための
経過時間を日数にして設定するためのものである。経過
時間が設定項目10Cに設定されている日数を超えてい
る場合には、詳細あらすじデータが表示されて、超えて
いない場合には、概要あらすじデータが表示される。
【0076】図10においては、ユーザが操作部4を操
作することにより、1例として、設定項目10Aには
「する」が設定され、設定項目10Bには「1日」が設
定され、設定項目10Cには「10日」が設定されてい
る。
【0077】次に、前回電源OFFして読書を中断し、
その後電源ONして読書を再開した場合の、図10に示
された設定内容に従う処理を図9を参照して説明する。
図9において、まず電源ONされた時間が時間管理部5
により時計を利用して読取られて、時間管理メモリ12
に読書再開時間として書込んで記憶される(S90
1)。その後、経過時間計算部13において、時間管理
メモリ12に予め記憶された前回電源OFFして読書を
中断したときに得られた読書中断時間とS901におい
て時間管理メモリ12に記憶された読書再開時間との差
に基づいて経過時間が計算されて、該経過時間は時間管
理メモリ12に書込まれて記憶される(S902)。
【0078】次に、CPU1は、図10の設定項目10
Aに設定された内容に基づいてあらすじデータを表示す
るか否か判定する(S903)。この場合、あらすじデ
ータは表示すると設定されているので、次のS904に
移行するが、あらすじデータを表示しないと設定されて
いた場合には後述するS910の処理に移行する。
【0079】あらすじデータを表示する場合には、CP
U1は図10の設定項目10Bで設定された日数と時間
管理メモリ12に記憶された経過時間とを比較して、経
過時間が設定項目10Bで設定された日数(1日)を超
えていないのであれば、後述する書籍データ表示の処理
(S910)に移行する。超えていれば、次に、設定項
目10Cで設定された日数と経過時間とを比較して、経
過時間が概要あらすじデータを表示をするための設定日
数(10日)を超えていないか否かを判定する(S90
5)。
【0080】判定の結果、経過時間が、概要あらすじデ
ータ表示のための設定日数(10日)を超えていれば、
前述した図8の処理に従って、図4の詳細あらすじデー
タが「あらすじキー」41が操作されるまで(S907
でYES)、表示される(S906)。
【0081】一方、判定結果、経過時間が概要あらすじ
データ表示のための設定日数(10日)を超えていない
のであれば、概要あらすじデータが図5の概要データ部
102から読出されて「あらすじキー」41が操作され
るまで表示される(S908〜S909)。その後、
「あらすじキー」41が操作されると、表示部2には、
あらすじデータに代替して、読書中断したページに対応
した電子書籍のデータが表示される(S910)。この
書籍データ表示処理(S910)では、書籍データ表示
制御部7により、ページ情報記憶部15に予め記憶され
たページ情報に対応したページの書籍のデータ(前回電
源OFFされて読書が中断された時点のページに対応し
た書籍データ)が書籍データ格納部8から読出されて表
示部2に表示される。
【0082】このように、前回電源OFFして読書中断
した時点から今回電源ONして読書再開するまでの経過
時間の長さと、ユーザーがあらすじデータ表示に関して
設定した項目内容(図10参照)とに応じて、電源ON
時に表示されるあらすじデータの種類を自動的に選択し
て表示することが可能となる。
【0083】上述した実施の形態1と2では、書籍デー
タは表示部2にて表示されるとしたが、書籍データの出
力態様は表示部2における表示に限定されず、電子書籍
装置に音声出力部、または印刷部を設けて、音声にてア
ナウンスするようにしてもよく、また印字するようにし
てもよい。
【0084】上述した実施の形態1と2では、ユーザの
所望に応じて、たとえば、該書籍データの読書が終了し
て、その後再度その内容を詳細に思い起こしたい場合な
どにおいて、ユーザがあらすじキー41が連続して2回
操作すると、図4の電子書籍のデータの全体の詳細あら
すじデータ4Zが表示されるようにしても良く、またそ
の内容を概略的に思い起こしたい場合などにおいて、ユ
ーザがあらすじキー41が連続して3回操作すると、図
5の電子書籍のデータの全体の概要あらすじデータ5Z
が表示されるようにしても良い。
【0085】また、書籍データに文字情報のみでなく画
像または音声などの情報が含まれる場合には、それらの
情報に応じて出力態様を異ならせるようにしてもよい。
【0086】また、ここでは、電子書籍装置そのものと
して説明したが、このような電子書籍装置の機能を実現
するためのアプリケーションプログラムが一般のパーソ
ナルコンピュータ(携帯型の情報処理端末装置を含む)
などに搭載されて、該パーソナルコンピュータ上で該機
能が実現される場合には、読書中断時間および読書再開
時間を計測するためのタイミングである上述した電源O
FF/ONの操作は、該パーソナルコンピュータにおけ
る該アプリケーションプログラムの起動/停止の操作に
代替えされる。
【0087】(実施の形態3)次に、実施の形態3につ
いて説明する。上述した電子書籍装置は、電子書籍のデ
ータの内容を提示する処理などを機能させるためのプロ
グラムで実現される。このプログラムは、図6〜図9の
処理フローチャートに対応したプログラムを含むもので
あって、コンピュータで読取可能な記憶媒体に格納され
ている。
【0088】上述した各実施の形態では、この記憶媒体
として、図1に示されている装置で処理が行なわれるた
めに必要な図示されない記憶媒体、たとえばROM(リ
ードオンリメモリ)のようなそのものであってもよい
し、また図示されないが外部記憶装置としてプログラム
読取装置が設けられ、そこに外部から記憶媒体を挿入す
ることで読取可能なものであってもよい。いずれの場合
においても、記憶媒体に格納されているプログラムは、
CPU1が直接にアクセスして実行させることのできる
ような構成であってもよいし、プログラムを該記憶媒体
から一旦読出し、読出されたプログラムは図1の装置の
たとえば所定のプログラム記憶エリア(プログラムメモ
リ16)にロードされて、CPU1の制御により、ロー
ドされたプログラムが所定プログラム記憶エリアから読
出されて実行される方式であってもよい。なお、このロ
ード用のプログラムは、予め図1の装置本体に格納され
ているものとする。
【0089】ここで、上述したプログラムを記憶した媒
体は、電子書籍装置本体と分離可能に構成される記憶媒
体であり、たとえば、磁気テープやカセットテープなど
のテープ系、フレキシブルディスクやハードディスクな
どの磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD
などの光ディスクのディスク系、ICカード(メモリカ
ードを含む)/光カードなどのカード系、あるいはマス
クROM、EPROM、EEPROM、フラッシュRO
Mなどによる半導体メモリを含めた固定的にプログラム
を担持する媒体であってもよい。
【0090】また、図1の電子書籍装置においてはイン
ターネットを含む通信回線3Aと接続可能なシステム構
成が取られることから、通信回線3Aからプログラムが
プログラムメモリ16などにダウンロードされるよう
に、流動的にプログラムが担持されるような媒体であっ
てもよい。なお、このように通信回線3Aからプログラ
ムがダウンロードされる場合には、ダウンロード用プロ
グラムは、予め図1の装置本体に格納されておくか、あ
るいは別の記憶媒体から予めインストールされるように
してよい。
【0091】なお、これら記憶媒体に格納されている内
容としては、プログラムに限定されず、データであって
もよい。
【0092】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の各実施の形態に適用される電子書
籍装置の構成図である。
【図2】 (A)〜(F)は、この発明の各実施の形態
に適用される電源OFFから電源ONまでの経過時間に
従うあらすじデータの切換表示を説明する図である。
【図3】 図1の書籍データ格納部の構成例を示す図で
ある。
【図4】 図1の詳細データ部の構成を示す図である。
【図5】 図1の概要データ部の構成を示す図である。
【図6】 本発明の各実施の形態に係る電子書籍データ
を読書中に電源OFFした場合の処理フローチャートで
ある。
【図7】 本発明の実施の形態1に係る電子書籍装置の
電源ON時の処理フローチャートである。
【図8】 図7の詳細あらすじデータ表示処理の処理フ
ローチャートである。
【図9】 本発明の実施の形態2に係る電子書籍データ
を読書中に電源OFFした場合の処理フローチャートで
ある。
【図10】 本発明の実施の形態2に係るあらすじデー
タ表示モード設定時の画面表示例を示す図である。
【符号の説明】
2 表示部、3 通信部、4 操作部、5 時間管理
部、8 書籍データ格納部、10 あらすじデータ格納
部、11 ユーザー設定メモリ、12 時間管理メモ
リ、13 経過時間計算部、14 ページ情報処理部、
15 ページ情報記憶部、16 プログラムメモリ、1
7 記憶媒体読取部、18 記憶媒体。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子化された書籍データを提示する電子
    書籍提示装置であって、 前記電子書籍データを含む情報を提示するための提示手
    段と 前記提示手段に提示された前記書籍データの読書が中断
    された後、前記書籍データを前記提示手段に提示して読
    書を再開する際に、前記書籍データの読書中断した中断
    部分までの内容を解説するための解説データを、読書を
    中断した際から読書再開する際までの経過時間の長さに
    基づいて、予め準備された該中断部分に対応する異なる
    複数の前記解説データ中から選択して前記提示手段に提
    示する提示制御手段とを備えた、電子書籍提示装置。
  2. 【請求項2】 前記電子書籍データの複数部分のそれぞ
    れに対応して、該部分に対応の内容を解説するための異
    なる複数の解説データが登録される解説データ登録部を
    さらに備え、 前記提示制御手段は、 前記経過時間の長さに基づいて、前記中断部分までの内
    容に対する前記解説データを、前記解説データ登録部の
    該中断部分に対応する複数の前記解説データ中から選択
    することを特徴とする、請求項1に記載の電子書籍提示
    装置。
  3. 【請求項3】 前記中断部分に対応した複数の前記解説
    データは、前記電子書籍データの該中断部分までの内容
    を詳細に解説するための詳細解説データと、前記電子書
    籍データの該中断部分までの内容の概要を解説するため
    の概要解説データとを含むことを特徴とする、請求項1
    または2に記載の電子書籍提示装置。
  4. 【請求項4】 前記提示制御手段は、 前記経過時間が、第1の所定時間を超える長さの場合に
    は、複数の前記解説データ中から前記詳細解説データを
    選択して提示し、前記第1の所定時間以下の長さの場合
    には、複数の前記解説データ中から前記概要解説データ
    を選択することを特徴とする、請求項3に記載の電子書
    籍提示装置。
  5. 【請求項5】 前記提示制御手段は、 前記経過時間が、前記第1の所定時間よりも短い第2の
    所定時間以下の長さの場合には、前記書籍データの前記
    中断部分のデータを前記提示手段により提示することを
    特徴とする、請求項4に記載の電子書籍提示装置。
  6. 【請求項6】 前記所定時間は、任意に設定可能である
    ことを特徴とする、請求項4または5に記載の電子書籍
    提示装置。
  7. 【請求項7】 前記提示制御手段は、所望に応じて能動
    化されることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれ
    かに記載の電子書籍提示装置。
  8. 【請求項8】 電子化された書籍データを提示する電子
    書籍提示方法であって、 前記電子書籍データを含む情報を提示するための提示ス
    テップと 前記提示ステップにより提示された前記書籍データの読
    書が中断された後、前記書籍データを前記提示ステップ
    により提示して読書を再開する際に、前記書籍データの
    読書中断した中断部分までの内容を解説するための解説
    データを、読書を中断した際から読書再開する際までの
    経過時間の長さに基づいて、予め準備された該中断部分
    に対応する異なる複数の前記解説データ中から選択して
    前記提示ステップにより提示する提示制御ステップとを
    備えた、電子書籍提示方法。
  9. 【請求項9】 電子化された書籍データを提示する電子
    書籍提示方法をコンピュータに実行させるための電子書
    籍提示プログラムを記録したコンピュータで読取可能な
    記録媒体であって、 前記電子書籍提示方法は、 前記電子書籍データを含む情報を提示するための提示ス
    テップと前記提示ステップにより提示された前記書籍デ
    ータの読書が中断された後、前記書籍データを前記提示
    ステップにより提示して読書を再開する際に、前記書籍
    データの読書中断した中断部分までの内容を解説するた
    めの解説データを、読書を中断した際から読書再開する
    際までの経過時間の長さに基づいて、予め準備された該
    中断部分に対応する異なる複数の前記解説データ中から
    選択して前記提示ステップにより提示する提示制御ステ
    ップとを備えた、電子書籍提示プログラムを記録したコ
    ンピュータで読取可能な記録媒体。
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