JP2001222493A - クライアントサーバシステム及び携帯型無線通信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定のクライアントが特定のサーバよりコン
テンツデータをダウンロードした場合には、その他のク
ライアントの場合には生じない独特の変化が生じるよう
にする。 【解決手段】 サーバ側は、クライアントがアクセスし
てきた場合、画像データに特殊コマンドを付加してクラ
イアント側にダウンロードさせる。そして、携帯電話装
置は、ダウンロードした画像データに特殊コマンドが付
加されている場合には、自身の設定を変更する。具体的
には、ＬＣＤに待受け時等に表示させる画像データや文
字データを変化させたり、或いは、着信時などに音源Ｉ
Ｃに出力する楽音データのパターンを変化させ、着信用
メロディーを変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、クライアントがサ
ーバにアクセスすることにより、そのサーバが保持して
いるコンテンツを必要に応じて取得するように構成され
ているクライアントサーバシステム、及びそのクライア
ントサーバシステムにおいてクライアントを構成する携
帯型無線通信装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】例えば、インターネット上においては、
パーソナルコンピュータや携帯電話装置（クライアン
ト）等を使用するユーザがＷＷＷ(World Wide Web)ブラ
ウザを起動して、企業や団体、或いは個人などがＷＷＷ
サーバ上において開設しているホームページ（サイト）
にアクセスし、画像や文字、或いは音声などの情報（コ
ンテンツ）データをダウンロードすることが行われてい
る。そして、クライアント側にダウンロードされたデー
タが例えば画像データであればディスプレイ上に表示さ
れ、ユーザは、ホームページの画像を閲覧することがで
きる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】この場合、あるホーム
ページに対してどの様なクライアントがアクセスしたと
しても、そこからダウンロードできるコンテンツデータ
は常に同一である。より具体的に言えば、例えばＡ社が
開設しているホームページに対して、Ａ社製，Ｂ社製，
Ｃ社製の端末装置が夫々アクセスした場合、各社の端末
装置がブラウザによって閲覧できる画像等は全く同じで
あり、差別化することができず面白みがなかった。

【０００４】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、特定のクライアントが特定のサーバ
よりコンテンツデータをダウンロードした場合には、そ
の他のクライアントの場合には生じない独特の変化が生
じるようにすることができるクライアントサーバシステ
ム、及びそのクライアントサーバシステムにおいてクラ
イアントを構成する携帯型無線通信装置を提供すること
にある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】請求項１記載のクライア
ントサーバシステムによれば、サーバ側は、クライアン
トがアクセスしてきた場合、特定のコンテンツのデータ
に特殊コマンドを付加してクライアント側にダウンロー
ドさせる。そして、特定のクライアントは、サーバより
ダウンロードしたコンテンツデータに特殊コマンドが付
加されている場合には、自身の設定を変更する。

【０００６】即ち、例えば上述した例の場合と同様に、
Ａ社のサーバ上で開設されているホームページに対し
て、Ａ社製，Ｂ社製，Ｃ社製の端末装置（クライアン
ト）が夫々アクセスすることを想定する。この時、サー
バ側では、Ａ社，Ｂ社，Ｃ社の何れの端末装置がアクセ
スしてきた場合でも、これらがダウンロードしようとす
るデータに特殊コマンドを付加する。

【０００７】この場合、Ａ社製の端末装置は特定のクラ
イアントに対応するものであり、サーバからダウンロー
ドしたデータに付加されている特殊コマンドを認識する
ことが可能に構成されている。従って、その特殊コマン
ドを認識すると自身の設定を変更する。一方、Ｂ社製，
Ｃ社製の端末装置はデータをダウンロードしても特殊コ
マンドを認識できないので、そのコマンドは無視される
か、若しくはその端末装置独自に解釈される（勿論、本
来の意味を成さない）。従って、Ｂ社製，Ｃ社製の端末
装置の設定は変化することなく、単にダウンロードした
データに基づいて例えば画像データがディスプレイ等に
表示されるだけである。

【０００８】以上の結果、Ａ社のホームページに対して
Ａ，Ｂ，Ｃ各社製の端末装置がアクセスすると、Ａ社製
の端末装置のみ設定が変化することになる。従って、Ａ
社は、自社製の端末装置のアクセスに対し他社製の端末
装置とは異なる変化を生じさせ、例えば独自のサービス
を提供するなどの差別化を図ることができる。そして、
Ａ社製の端末装置のユーザに提供するアミューズメント
性を高めて、Ａ社のホームページに対してアクセスを試
みようとする動機を与えることができる。

【０００９】請求項２記載のクライアントサーバシステ
ムによれば、特定のクライアントは、自身の設定を変更
するためのデータをサーバよりダウンロードするので、
内部に設定変更用のデータを予め備えておく必要が無
い。そして、例えば所定期間が経過すると、サーバ側に
おいて設定変更用のデータを置き換えるようにすれば、
クライアント側における設定変更のパターンを変化させ
ることができるので、アミューズメント性をより高める
ことができる。

【００１０】請求項３記載のクライアントサーバシステ
ムによれば、サーバは、特定のクライアントが自身の設
定を変更するためのデータを特殊コマンドと同時にダウ
ンロードさせる。例えば、特殊コマンドと共に、あるメ
ッセージを成す文字列のデータをダウンロードさせる。
そして、特定のクライアント側で、特殊コマンドの後に
付加されているデータを文字列データとして取扱うよう
に定めておけば、クライアントは、特殊コマンドを認識
すると同時にその文字列データをも認識して表示を行う
ことなどが可能となる。

【００１１】請求項４記載のクライアントサーバシステ
ムによれば、特殊コマンドはデータのヘッダフィールド
中に記述される。即ち、ヘッダフィールドにおいてオプ
ションで使用することができ、通常はコメント等を記述
するために用いられる領域に特殊コマンドを記述してお
くようにする。すると、一般のクライアントは、その特
殊コマンドを単なるコメントであると認識して無視する
ので、前記クライアント側において無意味に解釈される
データをダウンロードさせることがない。従って、特殊
コマンドの有無にかかわらず、コンテンツとして本来意
味のあるデータはどのようなクライアントであってもそ
のまま認識させることができる。

【００１２】請求項５乃至８記載のクライアントサーバ
システムによれば、クライアントである携帯型無線通信
装置において（請求項５）、設定の変更としては、具体
的には、例えば表示手段に表示させる画像データを変化
させたり（請求項６）、表示手段に表示させる文字デー
タを変化させたり（請求項７）、また、楽音出力手段に
より出力される楽音データを変化させる（請求項８）。

【００１３】例えば、携帯型無線通信装置たる携帯電話
装置において、設定の変更パターンを予め内部に記憶し
て、特殊コマンドを認識するとその変更パターンを読み
出して実行するようにしておく。そして、ディスプレイ
などの表示手段に、例えば異なるアニメーションデータ
を表示させたり（請求項６）、文字によるメッセージを
表示させたり（請求項７）、或いは、音源ＩＣ等の楽音
出力手段により出力される着信メロディー等を異なるも
のに変化させる（請求項８）。

【００１４】即ち、ホームページ等にアクセスしただけ
で携帯電話装置の設定が自動的に変化するので、ユーザ
に対して意外な驚きを与えることができる。そして、例
えば、サーバに対する自社製携帯電話装置のアクセスと
他社製携帯電話装置のアクセスとを差別化することによ
って、特定の顧客に対してのみ独特のサービスを提供す
ることができる。

【００１５】

【発明の実施の形態】（第１実施例）以下、本発明の第
１実施例について図１乃至図５を参照して説明する。図
５はクライアントサーバシステム１の概略構成を示すも
のである。携帯電話装置（クライアント，携帯型無線通
信装置）２の内部には、ＷＷＷサーバ上に提供されてい
るホームページにアクセスして必要なコンテンツのデー
タをダウンロードするためのアプリケーションソフトウ
エアであるブラウザ３が組み込まれて（インストールさ
れて）おり、携帯電話装置２は、基地局４を介して管理
センタ５にアクセスする。

【００１６】管理センタ５には、インターネット６を介
してサーバ７が接続されており、そのサーバ７上におい
て様々なサイトが提供されている。また、ＣＧＩ８はサ
ーバ７に組み込まれており、携帯電話装置２などのクラ
イアントによってサーバ７にアクセスが行われる場合
に、そのアクセスを制御するためのインターフェイスソ
フトウエアである。

【００１７】図４は、携帯電話装置２の内部における電
気的構成を示す機能ブロック図である。図４において、
携帯電話装置２は、マイクロコンピュータなどからなる
制御回路９を中心として構成されている。制御回路９に
は、操作キー１０からの操作信号が与えられるようにな
っている。また、制御回路９は、ＬＣＤ（表示手段）１
１における表示を制御するようになっている。送話用の
マイク１２に入力された音声信号は、音声処理部１３に
よりＡ／Ｄ変換されると、データ変換部１４により例え
ばπ／４シフトＤＱＰＳＫ(Differential Quadrature P
hase Shift Keying)信号に変換される。

【００１８】ＤＱＰＳＫ信号は、送受信部１５において
例えば８００ＭＨｚ帯の搬送波信号によって直交変調さ
れ、アンテナ１６から電波信号として外部に送信される
ようになっている。一方、アンテナ１６が電波信号を受
信すると、受信信号は上記と逆の経路で復調されＤ／Ａ
変換されて、受話用のスピーカ１７より音声信号として
出力される。

【００１９】制御回路９は、音声処理部１３，データ変
換部１４，送受信部１５の制御を行うようになってい
る。また、制御回路９には、ＲＯＭ，ＲＡＭやＥＥＰＲ
ＯＭなどからなる記憶部１８が接続されており、制御回
路９は、必要に応じて記憶部１８に対するデータの書込
みや読出しを行うようになっている。

【００２０】音源ＩＣ（楽音出力手段）１９は、着信用
のメロディー等を発生させるためのＩＣであり、制御回
路９より与えられるデータに応じた楽音を、音源用スピ
ーカ（楽音出力手段）２０を介して出力するようになっ
ている。

【００２１】また、携帯電話装置２は、音声データの送
受信による通話の他にデータ通信も可能に構成されてお
り、クライアントサーバシステム１においてデータ通信
を行うようになっている。尚、ブラウザ３は、携帯電話
装置２の記憶部１８に記憶されており、制御回路９によ
り読み出されて実行される。また、記憶部１８には、携
帯電話装置２の設定変更用データが記憶されている。こ
の設定変更用データは、携帯電話装置２の通常の使用形
態では用いられることはなく、後述する特定のケースに
おいて用いられるデータである。

【００２２】次に、本実施例の作用について図１乃至図
３をも参照して説明する。図１は、クライアントである
携帯電話装置２がサーバ８にアクセスして、コンテンツ
データをダウンロードする場合におけるシーケンスの概
略一例を示すものであり、ＴＣＰ／ＩＰ(Transmission
Control Protocol/Internet Protocol) 上で実行される
手順である。ここで、携帯電話装置２は例えばＤ社製
で、サーバ７もＤ社が管理しており、そのサーバ７上に
おいてＤ社のホームページが開設されているものとす
る。また、図２は、携帯電話装置２の制御回路９がブラ
ウザ３を起動して実行する場合のフローチャートであ
る。

【００２３】先ず、携帯電話装置２側のブラウザ３は、
ユーザの操作によって（例えば、あるホームページ上に
張られているリンクをマウスでクリックしたり、アドレ
スバーにＵＲＬを入力するなど）Ｄ社のホームページの
トップ：ページ（Ａ）のコンテンツデータをダウンロー
ドするためのＵＲＬが指定されると（ステップＡ１，
「ＹＥＳ」）、そのページ（Ａ）の要求をサーバ側に送
信する（ステップＡ２，図１の）。そして、サーバ７
側のＣＧＩ８は、携帯電話装置２によって要求されたペ
ージ（Ａ）のＨＴＭＬ(Hyper Text Makeup Language)ソ
ースファイル（コンテンツ）を携帯電話装置２側にダウ
ンロードさせる（）。

【００２４】すると、携帯電話装置２の記憶部１８内に
あるＲＡＭには、ページ（Ａ）のＨＴＭＬソースファイ
ルがダウンロードされる（ステップＡ３，Ａ４）。続い
て、ブラウザ３はＨＴＭＬソースファイルのコードを解
析し、表示可能な部品の画像データをＬＣＤ１１に出力
する（ステップＡ５）。また、ソースファイル中に例え
ば写真等の画像情報が存在する場合には（ステップＡ
６，「ＹＥＳ」）、サーバ７に対してその画像を要求し
（図１の）画像データをダウンロードする（ステップ
Ａ７，図１の）。

【００２５】ここで、図３に示すように、ダウンロード
される画像データ（ＩＰデータグラム）のヘッダフィー
ルドには、オプションで使用できる領域に特殊コマンド
が記述されている。尚、特殊コマンドは、予めクライア
ント側に特殊コマンドであるとの情報を与えておいた特
定のデータパターンである。

【００２６】次に、ブラウザ３は、ダウンロードした画
像データをＬＣＤ１１の画面に追加表示すると共に、そ
のデータのヘッダフィールドを参照して、前記特殊コマ
ンドが記述されているか否かを判断する（ステップＡ
８）。特殊コマンドが記述されていなければ、ブラウザ
３はステップＡ８で「ＮＯ」と判断し、ステップＡ１に
戻る。

【００２７】一方、ステップＡ８において、画像データ
のヘッダフィールドに特殊コマンドが記述されている場
合、ブラウザ３は「ＹＥＳ」と判断して、記憶部１８よ
り設定変更用のデータを読み出す（ステップＡ９）。そ
して、そのデータに基づいて設定を変更する（ステップ
Ａ１０，図１の）。

【００２８】この場合の設定の変更としては、例えば、
ＬＣＤ１１に待受け時等に表示させる背景画像データ
（静止画像やアニメーションデータ等）を変化させた
り、文字データ（フォントデータ若しくは文字によるメ
ッセージパターン）を変化させる。或いは、着信時など
に音源ＩＣ１９に出力する楽音データのパターンを変化
させ、着信用メロディーを変化させても良い。ステップ
Ａ１０の実行後は、ステップＡ１に戻る。

【００２９】尚、サーバ７にＤ社製以外の携帯電話装置
がアクセスした場合には、ダウンロードした画像データ
中に上記特殊コマンドが記述されていても、単にヘッダ
フィールドに記述されたコマンドであると認識して無視
するので、その設定が変化することはなく、通常通りダ
ウンロードした画像データが表示されるだけである。

【００３０】以上のように本実施例によれば、サーバ７
側は、クライアントがアクセスしてきた場合、画像デー
タに特殊コマンドを付加してクライアント側にダウンロ
ードさせる。そして、携帯電話装置２は、ダウンロード
した画像データに特殊コマンドが付加されている場合に
は、自身の設定を変更するようにした。具体的には、Ｌ
ＣＤ１１に待受け時等に表示させる画像データや文字デ
ータを変化させたり、或いは、着信時などに音源ＩＣ１
９に出力する楽音データのパターンを変化させ、着信用
メロディーを変化させるようにした。

【００３１】従って、Ｄ社のホームページに対して例え
ばＡ〜Ｄ社製の各携帯電話装置がアクセスを行った場合
は、Ｄ社製の携帯電話装置２のみ設定が変化することに
なるので、Ｄ社は、自社製の携帯電話装置２のアクセス
に対しては、他社製の携帯電話装置によるアクセスでは
生じ得ないと変化を生じさせて独自のサービスを提供す
るなどの差別化を図ることができる。

【００３２】一方、Ｄ社製の携帯電話装置２のユーザに
とっては、Ｄ社のホームページにアクセスしただけで携
帯電話装置２の設定が自動的に変化するので意外な驚き
を与えることができ、アミューズメント性を高めて、Ｄ
社のホームページに対してアクセスを試みようとする動
機を与えることができる。

【００３３】また、本実施例によれば、サーバ７側は、
特殊コマンドを画像データのヘッダフィールド中に記述
するので、その特殊コマンドを認識し得ないクライアン
トは単なるコメントであると認識して無視する。従っ
て、クライアント側において無意味に解釈されるデータ
をダウンロードさせることがなので、特殊コマンドの有
無にかかわらず、コンテンツとして本来意味のあるデー
タはどのようなクライアントであってもそのまま認識さ
せることができる。

【００３４】（第２実施例）図６及び図７は本発明の第
２実施例を示すものであり、第１実施例と同一部分には
同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分につい
てのみ説明する。第２実施例の構成は基本的に第１実施
例と同様であり、通信手順とクライアント側の処理が若
干異なっている。

【００３５】即ち、図６において、サーバ７側より携帯
電話装置２に対して画像データをダウンロードさせる際
には、ヘッダフィールドのオプション領域に、特殊コマ
ンドと共に設定変更用のデータをも付加してダウンロー
ドさせる（Ａ）。

【００３６】この時、図７に示すように、携帯電話装置
２側におけるブラウザ３は、ステップＡ８において「Ｙ
ＥＳ」と判断すると、サーバ７側より特殊コマンドと共
にダウンロードされた設定変更用のデータ（例えば、文
字列データ）を、記憶部１８の専用領域に書き込んで記
憶する（ステップＡ１１）。それから、ステップＡ１に
移行する。

【００３７】そして、ブラウザ３は、ステップＡ１にお
いて「ＮＯ」と判断すると、ユーザによって何れかの操
作キー１０の操作があるか否かを判断し（ステップＡ１
２）、操作キー１０の操作があると（「ＹＥＳ」，図６
のＡ）、記憶部１８の専用領域に設定変更用データが
記憶されているか否かを判断する（ステップＡ１３）。
専用領域に設定変更用データが記憶されていれば（「Ｙ
ＥＳ」）、そのデータの種類に応じた処理を実行して設
定を変更する（ステップＡ１４，図６の）。例えば、
文字列データであれば、そのデータをＬＣＤ１１に表示
させる。それからステップＡ１に戻る。尚、ステップＡ
１２，Ａ１３において「ＮＯ」と判断した場合は、何れ
もステップＡ１に戻る。

【００３８】即ち、第２実施例の場合には、第１実施例
のように携帯電話装置２のブラウザ３が特殊コマンドを
認識すると同時に設定が変更されるわけではなく、ユー
ザによる何れかのキー操作があった時点で、ユーザは設
定が変更されたことを確認できるようになっている。

【００３９】以上のように第２実施例によれば、携帯電
話装置２のブラウザ３は、設定変更用のデータをサーバ
７側より特殊コマンドと同時にダウンロードするので、
携帯電話装置２は、内部に設定変更用のデータを予め記
憶させておく必要が無い。そして、例えば所定期間が経
過するとサーバ７側において設定変更用のデータを置き
換えるようにすれば、携帯電話装置２側における設定変
更のパターンを変化させることができる。従って、アミ
ューズメント性をより高めることができる。

【００４０】本発明は上記し且つ図面に記載した実施例
にのみ限定されるものではなく、次のような変形または
拡張が可能である。第１実施例における携帯電話装置２
の設定変更は、画像，文字，メロディーデータの内、何
れか１つまたは何れか２つの組み合わせ、或いは全てに
ついて行っても良い。第２実施例において、ステップＡ
１で「ＹＥＳ」と判断した場合にも、ステップＡ１２〜
Ａ１４と同様の処理を行っても良い。また、第２実施例
において、例えば、一定時間の経過後や、内蔵している
リアルタイムクロックの時刻データが予め設定した時刻
に達した時に文字列データを表示させるようにしても良
い。また、第２実施例において、特殊コマンドと同時に
ダウンロードするデータは、画像データやメロディー用
のデータでも良い。或いは、サーバ７側に用意されたボ
イスメッセージなどでも良い。

【００４１】更に、クライアント側は、特殊コマンドを
認識した後に、改めて、設定変更用のデータをサーバ側
に要求してダウンロードするようにしても良い。特殊コ
マンドは、ヘッダフィールドのオプション領域に記述す
るものに限らず、例えばデータフィールドの末尾などに
配置しても良い。また、ヘッダフィールドのトータル長
で指定される領域外に特殊コマンド等を付加するように
して、特定のクライアントは、その領域外に付加されて
いる部分を読み込むようにしても良い。設定の変更は、
一時的に行われるものでもよく、例えば、設定が変更さ
れた時点から所定時間が経過すると再び変更前の設定に
戻すようにしても良い。クライアントは、携帯電話装置
２に限らずＰＨＳ(Personal Handyphone System)でも良
い。また、モデムやＴＡを介して通信可能であるパーソ
ナルコンピュータなどでも良い。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施例であり、サーバ上のコンテ
ンツデータを携帯電話装置側にダウンロードする場合の
シーケンスを示す図

【図２】携帯電話装置側のブラウザによる制御内容を示
すフローチャート

【図３】ＩＰデータグラムのフィールド構成図

【図４】携帯電話装置の電気的構成を示す機能ブロック
図

【図５】クライアントサーバシステムの概略構成を示す
図

【図６】本発明の第２実施例を示す図１相当図

【図７】図２相当図

【符号の説明】

１はクライアントサーバシステム、２は携帯電話装置
（クライアント，携帯型無線通信装置）、３はブラウ
ザ、７はサーバ、８はＣＧＩ、１１はＬＣＤ（表示手
段）、１９は音源ＩＣ（楽音出力手段）、２０は音源用
スピーカ（楽音出力手段）を示す。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5B085 BE07 BG07 CA04 5B089 GA25 GB04 JB01 JB03 JB10 LB13 LB17 LB20 5K067 AA34 BB04 BB21 DD52 EE02 EE10 FF01 FF23 FF25 FF26 KK13 5K101 KK18 LL12 NN03 NN15 NN18 NN21 UU19

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 クライアントがサーバにアクセスするこ
   とにより、そのサーバが保持しているコンテンツを必要
   に応じて取得するように構成されているクライアントサ
   ーバシステムにおいて、 サーバ側は、特定のコンテンツのデータには、特殊コマ
   ンドを付加してクライアント側にダウンロードさせ、 特定のクライアントは、ダウンロードしたコンテンツデ
   ータに前記特殊コマンドが付加されている場合には、自
   身の設定を変更することを特徴とするクライアントサー
   バシステム。
2. 【請求項２】 前記特定のクライアントは、自身の設定
   を変更するためのデータを、前記サーバよりダウンロー
   ドすることを特徴とする請求項１記載のクライアントサ
   ーバシステム。
3. 【請求項３】 前記サーバ側は、前記特定のクライアン
   トが自身の設定を変更するためのデータを、前記特殊コ
   マンドと同時にダウンロードさせることを特徴とする請
   求項２記載のクライアントサーバシステム。
4. 【請求項４】 前記特殊コマンドは、データのヘッダフ
   ィールド中に記述されていることを特徴とする請求項１
   乃至３の何れかに記載のクライアントサーバシステム。
5. 【請求項５】 前記クライアントは、携帯型無線通信装
   置であることを特徴とする請求項１乃至４の何れかに記
   載のクライアントサーバシステム。
6. 【請求項６】 前記携帯型無線通信装置は、画像や文字
   を表示するための表示手段を備え、 前記設定の変更として、前記表示手段に表示させる画像
   データを変化させることを特徴とする請求項５記載のク
   ライアントサーバシステム。
7. 【請求項７】 前記携帯型無線通信装置は、画像や文字
   を表示するための表示手段を備え、 前記設定の変更として、前記表示手段に表示させる文字
   データを変化させることを特徴とする請求項５または６
   記載のクライアントサーバシステム。
8. 【請求項８】 前記携帯型無線通信装置は、楽音を出力
   するための楽音出力手段を備え、 前記設定の変更として、前記楽音出力手段により出力さ
   れる楽音データを変化させることを特徴とする請求項５
   乃至７の何れかに記載のクライアントサーバシステム。
9. 【請求項９】 請求項５乃至８の何れかに記載のクライ
   アントサーバシステムに使用されることを特徴とする携
   帯型無線通信装置。