JP2001222161A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001222161A JP2000030575A JP2000030575A JP2001222161A JP 2001222161 A JP2001222161 A JP 2001222161A JP 2000030575 A JP2000030575 A JP 2000030575A JP 2000030575 A JP2000030575 A JP 2000030575A JP 2001222161 A JP2001222161 A JP 2001222161A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積分回路のばらつきによる検出電圧のばらつ
きの発生を抑え、高精度でトナー量を検知する。 【解決手段】 静電容量検出装置37の内部回路では、
現像スリーブ23からアンテナ電極34に流れる交流電
流と、基準コンデンサ607に流れる交流電流とをそれ
ぞれ相異なる方向の半波電流に変換し、2つの電流を加
算後に1つの積分回路620に入力して直流電圧化す
る。積分回路は、回路内で使用する抵抗やコンデンサの
定数のばらつき、積分回路を基板上で構成する場合に発
生する浮遊容量やリーク電流などによる特性のバラツキ
を生じるが、静電容量検出装置の積分回路を一つで構成
することにより、これらの不具合を解決できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機あるいはプ
リンタなどとされる電子写真方式の画像形成装置に関
し、トナー残量検出装置に特徴を有する。
【0002】
【従来の技術】従来、トナー(現像剤)を用いて現像を
行なう電子写真方式の画像形成装置においては、装置内
にトナー残量検出装置を設けることで、現像剤容器であ
るトナー容器内のトナー残量を検出し、その情報を表示
手段などによりユーザーに報知している。
【0003】図12に従来のプロセスカートリッジおよ
びトナー残量検出装置の一構成例を示す。
【0004】図12において、プロセスカートリッジ
(以下、「カートリッジ」という)101は、電子写真
感光体111、帯電手段112、現像手段としての現像
スリーブ105、クリーニング手段113、およびトナ
ー容器102が一体的にカートリッジ化され、不図示の
画像形成装置本体に着脱可能に装着される。現像スリー
ブ105には高圧電源108にて生成された直流電圧に
交流電圧が重畳された現像バイアスが印加される。
【0005】トナー容器102内には、トナー残量検出
用のアンテナ電極100が現像スリーブ105に対向す
るように配置されている。トナー容器102内のトナー
残量の検出は、現像スリーブ105とアンテナ電極10
0間の静電容量を検出することで行なう。トナーを構成
する材料の誘電率は空気に比べて大であるため、現像ス
リーブ105とアンテナ電極100間に分布するトナー
量に応じて静電容量は変化する。すなわち、検出した静
電潜像を所定のレベルと比較することで、トナー容器1
02内のトナー量を逐次に検出することができる。
【0006】つぎに、上記静電容量の検出方法について
説明する。
【0007】静電容量の検出を行なう静電容量検出装置
109には、アンテナ電極107と基準容量素子である
基準コンデンサ107が接続され、また、基準コンデン
サ107は現像スリーブ105と接続され、現像バイア
スが印加される。静電容量検出装置109では、現像ス
リーブ105とアンテナ電極100間の静電容量と、基
準コンデンサ107の静電容量差が算出されて出力信号
Vsが出力される。このように、基準コンデンサ107
との容量差を算出することで、現像バイアスの変動によ
る検出電圧の精度悪化を防ぐことができる図13に静電
容量検出装置109の内部回路を示す。基準コンデンサ
107との接続端子201には、現像バイアスの交流電
圧の印加により、基準コンデンサ107の静電容量に応
じた交流電流が流れ込む。ダイオード204、205を
通過した一方向の半波の電流(以下、「半波電流」とい
う)は、コンデンサ210と抵抗209で形成された電
流積分手段としての積分回路220に入力され、直流電
圧Vrに変換され、オペアンプ203の正端子に入力さ
れる。
【0008】一方、アンテナ電極100との接続電極2
02には、現像スリーブ105とアンテナ電極100間
の静電潜像に応じた交流電流が流れ込み、ダイオード2
06、207を通過した半波電流はコンデンサ211と
抵抗212で形成された積分回路230によって、直流
電圧に変換され、オペアンプ203の負端子に入力され
る。
【0009】オペアンプ203の出力電圧Vsは、現像
スリーブ105とアンテナ電極100間の静電容量と基
準コンデンサ107の静電容量値の容量差に応じたレベ
ルとなる。オペアンプ203の出力電圧Vsは画像形成
装置を制御する中央演算処理回路(CPU)110のア
ナログ入力端子213に入力され、アナログ/デジタル
変換が行なわれ、不図示の記憶装置内に予め記憶されて
いるデータと比較することでトナー容器102内のトナ
ー残量が算出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように、アンテナ電極100に流れる交流電流と、比較
基準となる静電容量値の基準容量素子107に流れる交
流電流を、別々の積分回路230、220に入力し、各
積分回路によって積分された結果を比較することでアン
テナ電極間の静電容量と基準容量素子の静電容量の容量
差を検出する装置においては、各積分回路220、23
0で発生する特性ばらつきの合計が、検出電圧のばらつ
きとして生じることから、高い検出精度を実現できない
という問題があった。
【0011】ここでいう積分回路の特性ばらつきとは、
積分回路内を構成する抵抗、コンデンサの定数の抵抗値
のばらつき、積分回路を基板上で構成する場合に発生す
る浮遊容量やリーク電流などにより生じるものである。
【0012】なお、上記説明においては、プロセスカー
トリッジを例に説明したが、トナー容器および現像手段
を一体的に構成し、画像形成装置本体に着脱可能とした
現像カートリッジにも同様なことがいえる。
【0013】従って、本発明の目的は、電流積分手段の
ばらつきによる検出電圧のばらつきの発生を抑えること
のできる現像剤残量検出装置を備えた画像形成装置を提
供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
現像剤を収容する現像剤容器を備えたカートリッジが取
り外し可能に装着される画像形成装置において、前記現
像剤容器周辺に設けられた第1の電極および第2の電極
と、前記第1の電極に交流電圧を印加する交流電圧印加
手段と、前記第2の電極に流れる交流電流の片方向の電
流のみを通過させる第1の整流手段と、前記交流電圧印
加手段に接続された容量素子と、前記容量素子に流れる
交流電流の片方向の電流のみを通過させる第2の整流手
段と、電流を積分する電流積分手段と、を有し、前記第
2の電極に流れる交流電流を前記第1の整流手段により
変換した片方向の電流と、前記容量素子に流れる交流電
流を前記第2の整流手段によって変換した片方向の電流
と、を加算した電流を前記電流積分手段によって積分
し、その結果を基に前記現像剤容器に収容された現像剤
の量を検出することを特徴とする画像形成装置である。
【0015】上記発明における一実施態様によれば、前
記第1の整流手段と前記第2の整流手段は、互いに相異
なる方向の電流を通過させる。また、前記第1の電極
は、現像スリーブである。別の態様によれば、前記第1
および第2の電極はともにアンテナ電極である。前記容
量素子の静電容量値は、前記現像剤容器内の現像剤の量
によって変化する前記第1の電極と前記第2の電極間に
おける静電容量値の変化範囲内である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
を図面に則して更に詳しく説明する。
【0017】実施例1 本発明の第1実施例について図1〜図5により説明す
る。図1に本実施例の画像形成装置を示す。
【0018】図1に示す画像形成装置1において、記録
紙トレイ3上にセットされた記録媒体である記録紙4は
ピックアップローラ5の駆動によって1枚だけ記録紙ト
レイ3から送出され、給紙ローラ6によって矢印A方向
にレジストローラ7に向けて搬送される。さらに記録紙
4はレジストローラ7の駆動によって所定のタイミング
でプロセスカートリッジ2に搬送される。
【0019】プロセスカートリッジ2は、図2に示すよ
うに、現像剤容器であるトナー容器21、帯電手段2
2、現像手段としての現像スリーブ23、クリーニング
手段であるクリーナ24、および電子写真感光体である
感光体ドラム8で一体的に構成されており、電子写真の
一連の処理によって未定着トナー像が記録紙4上に形成
される。
【0020】感光体ドラム8は帯電手段22によって表
面を帯電された後、像露光手段であるスキャナユニット
9により画像信号に基づいた像露光が行なわれる。像露
光はスキャナユニット9内のレーザー光源10からのレ
ーザ光を回転するポリゴンミラー11、および反射ミラ
ー12を経て主走査と、感光体ドラム8の回転による副
走査とによってなされ、感光体ドラム8の表面上に潜像
が形成される。
【0021】この感光体ドラム8の潜像は現像手段23
によってトナー像として現像され、トナー像は、転写装
置25によって、レジストローラ7から搬送されてきた
記録紙4に転写される。
【0022】つづいて記録紙4は定着ローラ13に搬送
され、ここで加熱加圧処理され、記録紙4上の未定着ト
ナー像が記録紙4に定着される。記録紙4はさらに排紙
ローラ14によって画像形成装置本体1外に搬送され、
一連の記録処理を終える。これらの一連の処理は不図示
のコントローラによって制御される。
【0023】図2に示すように、プロセスカートリッジ
2は、トナー容器21、帯電手段22、現像手段23、
クリーナ24、および感光体ドラム8で一体的に構成さ
れており、図1に示す装着手段30を介して装置本体1
に着脱可能に装着される。
【0024】トナー容器21内に収容されたトナーは現
像手段である現像スリーブ23に供給され、現像スリー
ブ23に高圧電源36から直流電圧に交流電圧が重畳し
た現像バイアスが印加されることにより、トナーが感光
体ドラム8上に選択的に移動し、感光体ドラム8上にト
ナー像が形成される。
【0025】図3に、高圧電源36内の現像バイアス生
成回路を示す。現像バイアス生成回路500は、直流バ
イアス生成回路502と、交流バイアス生成回路501
とからなり、直流バイアス生成回路502ではトランス
518を駆動することで−300Vの直流電圧を生成し
ており、交流バイアス生成回路501では、不図示のエ
ンジンコントローラから出力されたクロック信号DEV
CLKによって駆動されるトランス508によって交流
バイアスが生成される。交流バイアスは振幅Vd=15
00Vpp、周波数fd=3000Hzである。
【0026】つぎに、本実施例におけるトナー残量検出
装置について詳細に説明する。
【0027】再度、図2において、トナー容器21内に
はトナー残量検出用のアンテナ電極34が現像スリーブ
23に対向するように配置されている。アンテナ電極3
4と現像スリーブ23の間にはトナーが分布している。
トナーの誘電率は空気に比べて大であるため、現像スリ
ーブ23とアンテナ電極34間の静電容量はアンテナ電
極34と現像スリーブ23間に分布するトナー量に応じ
て変化し、分布するトナー量が多いほど大きくなる。
【0028】本実施例のトナー残量検出装置では、第1
の電極としての現像スリーブ23と第2の電極としての
アンテナ電極34間の静電容量を検出することで、トナ
ー残量の逐次検出を行なう。
【0029】静電容量の検出は静電容量検出装置37に
て行なわれ、現像スリーブ23とアンテナ電極34間の
静電容量に応じたレベル信号Vsが出力される。出力信
号Vsは画像形成装置を制御するエンジンコントローラ
の中央演算処理装置(CPU)38のアナログ入力端子
に入力され、アナログ/デジタル変換が行なわれ、不図
示の記憶装置内に予め記憶されているデータと比較され
ることで、トナー容器21内のトナー残量が算出され
る。
【0030】つぎに、図4により、静電容量検出装置3
7の内部回路について説明する。
【0031】現像バイアスDEVが交流電圧印加手段と
しての高圧電源36から現像スリーブ23に印加される
と、アンテナ電極34に接続された接続端子605に
は、現像スリーブ23とアンテナ電極34間に形成され
た容量を介して交流電流I1が流れる。図5に示すよう
に、現像バイアスDEVと交流電流I1の波形はそれぞ
れ、波形(1)、波形(2)のようになる。交流電流I
1の大きさは、現像スリーブ23とアンテナ電極34間
の静電容量値Ctonに比例して変化する。
【0032】ダイオード601、602は交流電流I1
を整流するための第1の整流手段であり、各ダイオード
601、602には、交流電流I1の片方向の成分の電
流である半波電流が流れる。ダイオード601に流れる
電流I2の波形は、図5の波形(3)に示すようにな
る。
【0033】電流I2は、オペアンプ615、抵抗61
1、コンデンサ612で形成された電流積分手段として
の積分回路620に入力される。
【0034】現像バイアスの交流電圧を振幅Vdの矩形
波に近似することで、電流I2の平均電流値I2(a
v)は下記の式1で表せる。
【0035】 I2(av)=fd×Vd×Cton … 式1 ここで、fdは現像交流バイアスの周波数である。
【0036】一方、図4において、端子606はカート
リッジ2内の現像スリーブ23に接続されている。基準
容量素子としての基準コンデンサ607の静電容量値C
refは、トナー容器21内のトナー量に応じて変化す
る、現像スリーブ23とアンテナ電極34間の静電容量
値の変化範囲内で設定する。例えば、トナー容器21に
トナーが入っていない状態の現像スリーブ23とアンテ
ナ電極34間の静電容量値、あるいはトナー容器21内
のトナーがフル状態の現像スリーブ23とアンテナ電極
34間の容量値とに相当するコンデンサを用いる。本実
施例では、トナー容器21内にトナーが入っていない状
態の現像スリーブ23とアンテナ電極34間の静電容量
値に相当する10pFのコンデンサを使用している。
【0037】現像バイアスが印加されると、コンデンサ
606の静電容量値に応じた大きさの交流電流I3が流
れる。この交流電流I3の波形は、図5の波形(4)の
ようになる。交流電流I3の大きさは、基準コンデンサ
607の値に応じた値になっている。ダイオード60
4、603は交流電流I3を整流するための第2の整流
手段であるが、交流電流I1を整流するためのダイオー
ド601、602とは逆方向に接続されている。ダイオ
ード604に流れる電流I4は、図5の波形(5)のよ
うになり、電流I2とは逆方向の電流が流れる。電流I
4は、電流I2と同様にオペアンプ615、抵抗61
1、コンデンサ612で形成された積分回路620に入
力される。
【0038】電流I4の平均電流値I4(av)は下記
の式2で近似して表せる。
【0039】 I4(av)=−fd×Vd×Cton … 式2 積分回路620には、I2+I4の電流が入力されるこ
とから、積分回路620に入力される電流の平均電流I
s(av)は下記の式3のようになる。
【0040】 Is(av)=fd×Vd×(Cton−Cref) … 式3 積分回路620では入力される電流の平均値に応じた直
流電圧に変換される。オペアンプ615の正入力に入力
される電源608からの基準電圧をVt、抵抗611の
抵抗値をRsとすると、積分回路の出力Vsは下記の式
4で表せる特性となる。
【0041】 Vs=Vt−Rs×fd×Vd×(Cton−Cref) … 式4 したがって、静電容量検出装置37の出力電圧Vsは現
像スリーブ23とアンテナ電極34間の静電容量値Ct
onと、基準コンデンサ607の静電容量値の容量差に
応じた値、すなわちトナー容器21内のトナー量に応じ
た値となる。
【0042】上記のように、本実施例におけるトナー残
量検出装置の静電容量検出回路では、現像スリーブから
アンテナ電極に流れる交流電流と、基準コンデンサに流
れる交流電流とをそれぞれ相異なる方向の半波電流に変
換し、2つの電流を加算後に1つの積分回路に入力して
直流電圧化した。積分回路は、回路内で使用する抵抗、
コンデンサの定数のばらつき、積分回路を基板上で構成
する場合に発生する浮遊容量やリーク電流などによる特
性のバラツキを生じるが、本実施例では静電容量検出回
路の積分回路を一つで構成したことから、積分回路によ
るばらつきによる検出電圧のばらつきの発生を抑えるこ
とができる。
【0043】なお、本実施例では、カートリッジとし
て、電子写真感光体、帯電手段、現像手段、クリーニン
グ手段、および現像剤容器を備えたプロセスカートリッ
ジの場合について説明したが、電子写真感光体、現像手
段、および現像剤容器を備えたプロセスカートリッジで
もよく、あるいは、現像手段および現像剤容器を備え、
画像形成装置本体に着脱可能とした現像カートリッジで
もよい。
【0044】実施例2 つぎに、本発明の第2実施例について図6〜図8により
説明する。
【0045】本実施例における画像形成装置の基本的な
構成は第1実施例と同じであり、トナー残量検出装置の
構成が異なっている。
【0046】第1実施例では、現像スリーブとトナー容
器内に設けられたアンテナ電極間の静電容量Ctonを
測定することによりトナー量の検出を行なったが、本実
施例では、トナー容器内に2つのアンテナ電極を設け、
トナー容器内のトナー量に応じて変化するアンテナ電極
間の静電容量を検出することでトナー容器内のトナー量
を検出することを特徴とする。
【0047】図6に示すように、本実施例のカートリッ
ジ2は、トナー容器21内には2つのアンテナ電極8
1、82が対向するように配置されている。各アンテナ
電極81、82は静電容量検出装置83に接続されてい
る。
【0048】図7に示すように、静電容量検出装置83
の内部回路において、端子906は第1のアンテナ電極
81に接続されており、静電容量検出用のクロックを出
力する。クロックは、抵抗915、916、トランジス
タ918、および発振器917で構成される交流電圧印
加手段としてのクロック回路930で生成される。発振
器917は、周波数fc=100Kz、デューティが5
0%の矩形波を出力する。トランジスタ918は、発振
器917から出力された矩形波を増幅し、振幅幅Vcの
クロックCLKが端子906から出力される。端子90
6部における電圧波形、抵抗915に流れる電流I10
の波形は、それぞれ、図8の波形(6)、波形(7)の
ようになる。
【0049】端子905は第2のアンテナ電極82に接
続されている。第1のアンテナ電極81に端子906か
ら出力されたクロックCLKが印加されると、アンテナ
電極81、82間に形成された静電容量Ctonを介し
て、端子905に交流電流I12が流れる。この交流電
流I12の波形は、図8の波形(8)のようになる。交
流電流I12の大きさは、アンテナ電極81、82間の
静電容量値Ctonの大きさにより変化する。ダイオー
ド901、902は交流電流I12を整流するための第
1の整流手段であり、各ダイオードには、電流I12の
片方向成分の電流である半波電流が流れる。図10の波
形(9)がダイオード901を通過する電流I13の波
形である。
【0050】電流I13はオペアンプ915、抵抗91
1、コンデンサ912で構成された積分回路940に入
力される。積分回路940に入力される電流I13の平
均電流I13(av)は下記の式で近似することができ
る。
【0051】 I13(av)=fc×Vc×Cton … 式5 一方、積分回路940には、コンデンサ919を介して
流れる電流I15も入力される。コンデンサ919は端
子906に接続されており、静電容量値Crefはトナ
ー容器21内のアンテナ電極81、82間の静電容量値
に合わせて設定される。本実施例では、トナー容器21
内にトナーが入っていない状態のアンテナ電極間の静電
容量値に相当する20pFのコンデンサを使用してい
る。
【0052】端子906からクロックCLKが出力され
ると、コンデンサ919に交流電流I14が流れる。こ
の交流電流I14の波形は、図8の波形(10)のよう
になる、交流電流I14の大きさはコンデンサ919の
静電容量値に応じた値になる。
【0053】ダイオード903、904は交流電流I1
4の整流するための第2の整流手段であるが、交流電流
I12を整流するための第1の整流手段、すなわちダイ
オード901、902とは逆方向に接続されている。ダ
イオード904に流れ、整流回路に入力される電流I1
5は図10の波形(11)になり、電流I13とは逆方
向の半波電流になる。I15の平均電流I15(av)
は下記の式6で近似することができる。
【0054】 I15(av)=−fc×Vc×Cref … 式6 積分回路940には、I13+I14の電流が入力され
ることから、積分回路940に入力される電流の平均電
流Is(av)は下記の式7で表せる。
【0055】 Is(av)=fc×Vc×(Cton−Cref) … 式7 オペアンプ915の正入力に入力される電源908から
の基準電圧をVt、抵抗911の抵抗値をRsとする
と、積分回路940の出力Vsは下記の式8で表せる特
性となる。
【0056】 Vs=Vt−Rs×fc×Vd×(Cton−Cref) … 式8 したがって、静電容量検出装置83の出力電圧Vsはカ
ートリッジ2内のアンテナ電極間の静電容量値Cton
と、基準コンデンサ919の静電容量値Crefの容量
差に応じた値、すなわちトナー容器内のトナー量に応じ
た値となる。
【0057】上記のように、本実施例におけるトナー残
量検出装置の静電容量検出回路では、トナー容器内のア
ンテナ電極間に流れる交流電流と、基準コンデンサに流
れる交流電流と、をそれぞれ相異なる方向の半波に変換
し、2つの電流を加算後に1つの積分回路に入力して直
流電圧化した。
【0058】積分回路は、回路内で使用する抵抗、コン
デンサの定数のばらつき、積分回路を基板上で構成する
場合に発生する浮遊容量やリーク電流などによる特性の
ばらつきを生じるが、本実施例では静電容量検出装置
を、1つの積分回路で構成したことから、積分回路によ
る検出電圧のばらつきの発生を抑えることができる。
【0059】なお、本実施例では、カートリッジとし
て、電子写真感光体、帯電手段、現像手段、クリーニン
グ手段、および現像剤容器を備えたプロセスカートリッ
ジの場合について説明したが、電子写真感光体、現像手
段、および現像剤容器を備えたプロセスカートリッジで
もよく、あるいは、現像手段および現像剤容器を備え、
画像形成装置本体に着脱可能とした現像カートリッジ、
あるいは、現像剤容器を画像形成装置本体に対して着脱
可能としてトナーカートリッジでもよい。
【0060】上記各実施例に則して説明した本発明によ
れば、トナー容器内のトナー量を精度良く逐次に検出す
ることができる。
【0061】現像剤量検出装置からの現像剤残量情報
は、現像剤量表示手段により表示される。現像剤量表示
方法について説明すると、例えば、上述の現像剤量検出
装置により検知情報はユーザーのパソコンなどの端末画
面上に、図9および図10に示すように表示される。図
9および図10においては、現像剤量に応じて動く針5
1がゲージ52のどの部分を指しているかによって現像
剤量がユーザーに報知される。
【0062】また、図11に示すように、画像形成装置
本体に直接、LEDなどによる表示部を設け、現像剤量
に応じてLED53を点滅させてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の画像形成装置によれば、現像剤容器周辺に設けられた
第1の電極および第2の電極と、前記第1の電極に交流
電圧を印加する交流電圧印加手段と、前記第2の電極に
流れる交流電流の片方向の電流のみを通過させる第1の
整流手段と、前記交流電圧印加手段に接続された容量素
子と、前記容量素子に流れる交流電流の片方向の電流の
みを通過させる第2の整流手段と、電流を積分する電流
積分手段と、を有し、前記第2の電極に流れる交流電流
を前記第1の整流手段により変換した片方向の電流と、
前記容量素子に流れる交流電流を前記第2の整流手段に
よって変換した片方向の電流と、を加算した電流を前記
電流積分手段によって積分し、前記電流積分手段の結果
を基に前記現像剤容器に収容された現像剤の量を検出す
ることにより、前記電流積分手段のばらつきによる検出
電圧のばらつきの発生を抑えることができ、高精度で現
像剤量を検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施例を示す概
略構成図である。
【図2】図1の画像形成装置の装着されるプロセスカー
トリッジとトナー残量検出装置の一実施例を示す概略構
成図である。
【図3】現像バイアス生成回路の一実施例を示す回路図
である。
【図4】静電容量検出装置の一実施例を示す内部回路図
である。
【図5】図4の静電容量検出回路における内部信号の波
形図である。
【図6】プロセスカートリッジとトナー残量検出装置の
他の実施例を示す概略構成図である。
【図7】静電容量検出装置の他の実施例を示す内部回路
図である。
【図8】図7の静電容量検出装置における内部信号の波
形図である。
【図9】現像剤量表示の一実施例を示す図である。
【図10】現像剤量表示の他の実施例を示す図である。
【図11】現像剤量表示の他の実施例を示す図である。
【図12】従来のプロセスカートリッジとトナー残量検
出装置の一例を示す概略構成図である。
【図13】図11のトナー残量検出装置の内部回路図で
ある。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 プロセスカートリッジ(カートリッジ) 8 感光体ドラム(電子写真感光体) 21 トナー容器(現像剤容器) 23 現像スリーブ(現像手段/第1の電極) 34 アンテナ電極(第2の電極) 36 高圧電源(交流電圧印加手段) 37、83 静電容量検出装置 81 第1のアンテナ電極 82 第2のアンテナ電極 601、602 ダイオード(第1の整流手段) 603、604 ダイオード(第2の整流手段) 620、940 積分回路(電流積分手段) 607、919 基準コンデンサ(容量素子) 901、902 ダイオード(第1の整流手段) 903、904 ダイオード(第2の整流手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を収容する現像剤容器を備えたカ
    ートリッジが取り外し可能に装着される画像形成装置に
    おいて、 前記現像剤容器周辺に設けられた第1の電極および第2
    の電極と、前記第1の電極に交流電圧を印加する交流電
    圧印加手段と、前記第2の電極に流れる交流電流の片方
    向の電流のみを通過させる第1の整流手段と、前記交流
    電圧印加手段に接続された容量素子と、前記容量素子に
    流れる交流電流の片方向の電流のみを通過させる第2の
    整流手段と、電流を積分する電流積分手段と、を有し、
    前記第2の電極に流れる交流電流を前記第1の整流手段
    により変換した片方向の電流と、前記容量素子に流れる
    交流電流を前記第2の整流手段によって変換した片方向
    の電流と、を加算した電流を前記電流積分手段によって
    積分し、その結果を基に前記現像剤容器に収容された現
    像剤の量を検出することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の整流手段と前記第2の整流手
    段は、互いに相異なる方向の電流を通過させることを特
    徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の電極は、現像スリーブである
    ことを特徴とする請求項1または2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記容量素子の静電容量値は、前記現像
    剤容器内の現像剤の量によって変化する前記第1の電極
    と前記第2の電極間における静電容量値の変化範囲内で
    あることを特徴とする請求項1、2、または3の画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2の電極はともにアン
    テナ電極であることを特徴とする請求項1または2の画
    像形成装置。
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