JP2001221841A - 位置情報検出システム及び位置情報検出システムを用いたゲーム機 - Google Patents
位置情報検出システム及び位置情報検出システムを用いたゲーム機Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 広い範囲で移動の自由度の高いゲームを行う
ための、位置情報検出システムＡを提供する。 【解決手段】 位置情報検出システムＡは、その位置が
予め知られている３台の親機１、２、３と、１台の子機
４と、子機４の位置を算出する制御装置５と、を備え
る。１台の親機１は、所定周波数の超音波により、位置
情報測定開始信号を出力する。子機４は、位置情報測定
開始信号を受信することにより、別の所定周波数の超音
波による距離測定用信号を出力する。親機１、２、３
は、いずれも上記位置情報測定開始信号が出力された時
点から上記距離測定用信号を受信するまでの時間を計測
する。そして、この計測された時間から子機４と親機
１、２、３との各距離を算出する。上記制御装置５は、
算出された各距離に基づいて、上記子機４の絶対位置を
算出し、ゲーム機本体に出力する。
ための、位置情報検出システムＡを提供する。 【解決手段】 位置情報検出システムＡは、その位置が
予め知られている３台の親機１、２、３と、１台の子機
４と、子機４の位置を算出する制御装置５と、を備え
る。１台の親機１は、所定周波数の超音波により、位置
情報測定開始信号を出力する。子機４は、位置情報測定
開始信号を受信することにより、別の所定周波数の超音
波による距離測定用信号を出力する。親機１、２、３
は、いずれも上記位置情報測定開始信号が出力された時
点から上記距離測定用信号を受信するまでの時間を計測
する。そして、この計測された時間から子機４と親機
１、２、３との各距離を算出する。上記制御装置５は、
算出された各距離に基づいて、上記子機４の絶対位置を
算出し、ゲーム機本体に出力する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、シュー
ティングゲーム機等、位置検出を利用したゲームに用い
られる位置情報検出システムの改良並びにこの位置情報
検出システムを用いたゲーム機に関する。
ティングゲーム機等、位置検出を利用したゲームに用い
られる位置情報検出システムの改良並びにこの位置情報
検出システムを用いたゲーム機に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年における通信技術やコンピュータの
発展により、これらコンピュータと通信技術とを用いた
各種ゲームが考えられ、又、実施されている。このよう
な近年人気を博しているゲームのうち、例えばシューテ
ィングゲームを行うゲーム機においては、その位置が予
め知られている３台の親機と、これら３台の親機と無線
で信号を送受信する１台の子機と、この子機の絶対位置
を算出する制御装置と、を備えて成る位置情報検出シス
テムが使用されている。
発展により、これらコンピュータと通信技術とを用いた
各種ゲームが考えられ、又、実施されている。このよう
な近年人気を博しているゲームのうち、例えばシューテ
ィングゲームを行うゲーム機においては、その位置が予
め知られている３台の親機と、これら３台の親機と無線
で信号を送受信する１台の子機と、この子機の絶対位置
を算出する制御装置と、を備えて成る位置情報検出シス
テムが使用されている。
【０００３】上記３台の親機のうちの１台は、上記信号
ケーブルを介して位置情報測定開始信号を出力自在であ
る。又、上記子機は、位置情報測定開始信号を受信する
ことにより、親機に距離測定用信号を出力する。更に、
上記親機はいずれも、距離測定用信号を受信することに
よって上記位置情報測定開始信号が出力された時点から
上記距離測定用信号を受信するまでの時間を計測し、こ
の計測された時間から上記子機と親機との距離を算出可
能である。そして、上記制御装置は、それぞれ算出され
た、上記３台の親機から子機までの各距離データに基づ
いて、上記子機の絶対位置（三次元直交座標系における
当該子機の座標）を算出し、別途設けられたゲーム機に
向け出力する。
ケーブルを介して位置情報測定開始信号を出力自在であ
る。又、上記子機は、位置情報測定開始信号を受信する
ことにより、親機に距離測定用信号を出力する。更に、
上記親機はいずれも、距離測定用信号を受信することに
よって上記位置情報測定開始信号が出力された時点から
上記距離測定用信号を受信するまでの時間を計測し、こ
の計測された時間から上記子機と親機との距離を算出可
能である。そして、上記制御装置は、それぞれ算出され
た、上記３台の親機から子機までの各距離データに基づ
いて、上記子機の絶対位置（三次元直交座標系における
当該子機の座標）を算出し、別途設けられたゲーム機に
向け出力する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の位置情報検出システムにおいては、以下
のような不都合が存在する。すなわち、上記子機は各親
機と無線で送受信しているため、上記位置情報検出シス
テムをシューティングゲーム機等のゲーム機に利用した
場合、ゲームを行うエリア（範囲）が狭くならざるを得
ず、また、その位置検出精度も高くはないので、ゲーム
を行う者にとってリアル感が乏しいものであった。
たような従来の位置情報検出システムにおいては、以下
のような不都合が存在する。すなわち、上記子機は各親
機と無線で送受信しているため、上記位置情報検出シス
テムをシューティングゲーム機等のゲーム機に利用した
場合、ゲームを行うエリア（範囲）が狭くならざるを得
ず、また、その位置検出精度も高くはないので、ゲーム
を行う者にとってリアル感が乏しいものであった。
【０００５】上述したような理由により、ゲーム愛好者
の間では、比較的広い範囲でゲームを行え、しかも安定
的で正確な位置検出が可能な位置情報検出システム及び
このような位置情報検出システムを組み込んだゲーム機
の出現が待たれていた。この発明に係る位置情報検出シ
ステム及び位置情報検出システムを用いたゲーム機は、
上述のような事情に鑑みて創案されたものである。
の間では、比較的広い範囲でゲームを行え、しかも安定
的で正確な位置検出が可能な位置情報検出システム及び
このような位置情報検出システムを組み込んだゲーム機
の出現が待たれていた。この発明に係る位置情報検出シ
ステム及び位置情報検出システムを用いたゲーム機は、
上述のような事情に鑑みて創案されたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明に係る位置情報
検出システム及び位置情報検出システムを用いたゲーム
機のうち、請求項１に記載した位置情報検出システム
は、複数台の装置のうちの１台以上を子機とし、残りの
装置を、その位置が予め知られている親機として、上記
子機とした装置の絶対位置を制御装置により検出して出
力するものである。
検出システム及び位置情報検出システムを用いたゲーム
機のうち、請求項１に記載した位置情報検出システム
は、複数台の装置のうちの１台以上を子機とし、残りの
装置を、その位置が予め知られている親機として、上記
子機とした装置の絶対位置を制御装置により検出して出
力するものである。
【０００７】このような請求項１に記載した位置情報検
出システムにおいては、上記複数台の装置、例えば、少
なくとも４台の装置は、いずれも、以下の機能を備えて
いる。第一に、位置情報測定開始信号を出力自在であ
る。第二に、位置情報測定開始信号を受信することによ
り距離測定用信号を出力自在である。第三に、距離測定
用信号を受信することにより、上記位置情報測定開始信
号が出力された時点から上記距離測定用信号を受信する
までの時間を計測し、この計測された時間から距離測定
用信号を出力した子機である装置と親機である当該装置
との距離を算出可能である。
出システムにおいては、上記複数台の装置、例えば、少
なくとも４台の装置は、いずれも、以下の機能を備えて
いる。第一に、位置情報測定開始信号を出力自在であ
る。第二に、位置情報測定開始信号を受信することによ
り距離測定用信号を出力自在である。第三に、距離測定
用信号を受信することにより、上記位置情報測定開始信
号が出力された時点から上記距離測定用信号を受信する
までの時間を計測し、この計測された時間から距離測定
用信号を出力した子機である装置と親機である当該装置
との距離を算出可能である。
【０００８】一方、この位置情報検出システムを構成す
る制御装置は、それぞれに算出された、上記複数台の親
機である装置から子機である装置までの少なくとも３つ
の距離に基づいて、上記子機である装置の絶対位置を算
出可能として成る。特に、上記位置情報測定開始信号及
び上記距離測定用信号は、電波や赤外線といった電磁
波、若しくは超音波としている。
る制御装置は、それぞれに算出された、上記複数台の親
機である装置から子機である装置までの少なくとも３つ
の距離に基づいて、上記子機である装置の絶対位置を算
出可能として成る。特に、上記位置情報測定開始信号及
び上記距離測定用信号は、電波や赤外線といった電磁
波、若しくは超音波としている。
【０００９】上述のように構成される請求項１に記載の
位置情報検出システムにより、例えば、いずれか一の装
置を子機とし、残りの装置のうちの少なくとも３台の装
置を親機として、上記子機の位置を検出する際の作用
は、次のとおりである。先ず、いずれかの親機が位置情
報測定開始信号を出力する。上記子機とされた装置は、
この位置情報測定開始信号を受信することにより、距離
測定用信号を出力する。親機である少なくとも３台の装
置は、上記子機から出力された距離測定用信号を受信す
ることにより、上記位置情報測定開始信号が出力された
時点から上記距離測定用信号を受信するまでの時間を計
測する。そして、この計測された時間から距離測定用信
号を出力した子機である装置と親機である当該装置との
距離を算出する。
位置情報検出システムにより、例えば、いずれか一の装
置を子機とし、残りの装置のうちの少なくとも３台の装
置を親機として、上記子機の位置を検出する際の作用
は、次のとおりである。先ず、いずれかの親機が位置情
報測定開始信号を出力する。上記子機とされた装置は、
この位置情報測定開始信号を受信することにより、距離
測定用信号を出力する。親機である少なくとも３台の装
置は、上記子機から出力された距離測定用信号を受信す
ることにより、上記位置情報測定開始信号が出力された
時点から上記距離測定用信号を受信するまでの時間を計
測する。そして、この計測された時間から距離測定用信
号を出力した子機である装置と親機である当該装置との
距離を算出する。
【００１０】上述のようにして子機と少なくとも３台の
親機とのそれぞれの距離が算出される。上記少なくとも
３台の親機の位置（絶対位置）は、予め制御装置に記憶
されている。このため、各親機と子機とのそれぞれの距
離が算出されれば、上記制御装置が、これら算出された
距離及び親機の位置から、三角測量の原理に基づき、上
記子機の位置（絶対位置）を求めることができる。上記
制御装置は、得られた子機の位置情報を別途ゲーム機等
に出力する。
親機とのそれぞれの距離が算出される。上記少なくとも
３台の親機の位置（絶対位置）は、予め制御装置に記憶
されている。このため、各親機と子機とのそれぞれの距
離が算出されれば、上記制御装置が、これら算出された
距離及び親機の位置から、三角測量の原理に基づき、上
記子機の位置（絶対位置）を求めることができる。上記
制御装置は、得られた子機の位置情報を別途ゲーム機等
に出力する。
【００１１】請求項１に記載の位置情報検出システム
は、上述のように各種信号を電磁波或いは超音波とした
無線通信によって子機の位置を検出する。このため、前
述したような従来構造に比較してゲームを行うエリア
（範囲）を広く取れ、しかも、子機及び親機（を持つ
者）の移動の自由度が向上する。この結果、ゲームを行
う者にとってのリアル感が向上する。換言すれば、比較
的広い範囲で自由度の高いゲームを行えるようになる。
は、上述のように各種信号を電磁波或いは超音波とした
無線通信によって子機の位置を検出する。このため、前
述したような従来構造に比較してゲームを行うエリア
（範囲）を広く取れ、しかも、子機及び親機（を持つ
者）の移動の自由度が向上する。この結果、ゲームを行
う者にとってのリアル感が向上する。換言すれば、比較
的広い範囲で自由度の高いゲームを行えるようになる。
【００１２】尚、請求項２に記載したように、上記制御
装置を設けるのに代えて、以下のような構成とすること
もできる。すなわち、上記複数台の装置は、上記算出さ
れた距離を、上記複数台の装置のうちの少なくとも１台
の装置に送信可能とし、この少なくとも１台の装置は、
受信した各距離データに基づいて上記子機である装置の
絶対位置を算出可能とすることもできる。言い換えれ
ば、上記少なくとも１台の装置に上述した制御装置の機
能を持たせた構成とすることができる。
装置を設けるのに代えて、以下のような構成とすること
もできる。すなわち、上記複数台の装置は、上記算出さ
れた距離を、上記複数台の装置のうちの少なくとも１台
の装置に送信可能とし、この少なくとも１台の装置は、
受信した各距離データに基づいて上記子機である装置の
絶対位置を算出可能とすることもできる。言い換えれ
ば、上記少なくとも１台の装置に上述した制御装置の機
能を持たせた構成とすることができる。
【００１３】更に、上記各装置を親機と子機とに特化し
た構成を採用することもできる。すなわち、請求項３に
記載したように、その位置が予め知られている少なくと
も３台の親機と、少なくとも１台の子機と、子機の絶対
位置を算出する制御装置と、を備え、この少なくとも１
台の子機の絶対位置を検出して出力する構成とすること
ができる。上記親機のうちの少なくとも１台の親機は、
位置情報測定開始信号を出力自在である。又、上記子機
は、位置情報測定開始信号を受信することにより距離測
定用信号を出力自在である。更に、上記親機はいずれ
も、距離測定用信号を受信することによって上記位置情
報測定開始信号が出力された時点から上記距離測定用信
号を受信するまでの時間を計測し、この計測された時間
から上記子機と親機との距離を算出可能である。そし
て、上記制御装置は、それぞれに算出された、各親機か
ら子機までの各距離に基づいて、上記子機の絶対位置を
算出可能として成るものである。この構成においても、
上記位置情報測定開始信号及び上記距離測定用信号は、
電波や赤外線といった電磁波、若しくは超音波とするこ
とは勿論である。
た構成を採用することもできる。すなわち、請求項３に
記載したように、その位置が予め知られている少なくと
も３台の親機と、少なくとも１台の子機と、子機の絶対
位置を算出する制御装置と、を備え、この少なくとも１
台の子機の絶対位置を検出して出力する構成とすること
ができる。上記親機のうちの少なくとも１台の親機は、
位置情報測定開始信号を出力自在である。又、上記子機
は、位置情報測定開始信号を受信することにより距離測
定用信号を出力自在である。更に、上記親機はいずれ
も、距離測定用信号を受信することによって上記位置情
報測定開始信号が出力された時点から上記距離測定用信
号を受信するまでの時間を計測し、この計測された時間
から上記子機と親機との距離を算出可能である。そし
て、上記制御装置は、それぞれに算出された、各親機か
ら子機までの各距離に基づいて、上記子機の絶対位置を
算出可能として成るものである。この構成においても、
上記位置情報測定開始信号及び上記距離測定用信号は、
電波や赤外線といった電磁波、若しくは超音波とするこ
とは勿論である。
【００１４】請求項１及び請求項２にそれぞれ記載した
位置情報検出システムが、いずれかの装置を親機とし、
いずれかの装置を子機として使用できるのに対し、請求
項３に記載した位置情報検出システムの場合、親機は親
機として、子機は子機としてしか使用できない。この点
を除く作用・効果は、請求項１に記載の位置情報検出シ
ステムと同様である。
位置情報検出システムが、いずれかの装置を親機とし、
いずれかの装置を子機として使用できるのに対し、請求
項３に記載した位置情報検出システムの場合、親機は親
機として、子機は子機としてしか使用できない。この点
を除く作用・効果は、請求項１に記載の位置情報検出シ
ステムと同様である。
【００１５】また、この発明に係る位置情報検出システ
ム及び位置情報検出システムを用いたゲーム機のうち、
請求項４に記載したゲーム機は、子機の位置を検出する
必要のあるゲームを行うゲーム機であって、ゲーム機本
体と、上記子機の絶対位置を検出するための位置情報検
出システムと、を備えて成る。特に、上記位置情報検出
システムを、上述した請求項１乃至請求項３のいずれか
に記載の位置情報システムとしたことを特徴とするもの
である。
ム及び位置情報検出システムを用いたゲーム機のうち、
請求項４に記載したゲーム機は、子機の位置を検出する
必要のあるゲームを行うゲーム機であって、ゲーム機本
体と、上記子機の絶対位置を検出するための位置情報検
出システムと、を備えて成る。特に、上記位置情報検出
システムを、上述した請求項１乃至請求項３のいずれか
に記載の位置情報システムとしたことを特徴とするもの
である。
【００１６】このように構成されるゲーム機の場合、こ
のゲーム機を構成する位置情報検出システムは、上述し
たように広い範囲で移動の自由度を向上させられるた
め、当該ゲーム機によるゲームを広い範囲で行え、しか
も移動の自由度を高くできる。
のゲーム機を構成する位置情報検出システムは、上述し
たように広い範囲で移動の自由度を向上させられるた
め、当該ゲーム機によるゲームを広い範囲で行え、しか
も移動の自由度を高くできる。
【００１７】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の一形態例
について図面を参照しつつ説明する。
について図面を参照しつつ説明する。
【００１８】図１は本形態例の構成を示す略図、図２は
作用を示すフローチャートである。
作用を示すフローチャートである。
【００１９】本形態例に係る位置情報検出システムＡ
は、ゲーム機に組み込まれるもので、図１に示すよう
に、その位置が予め知られている３台の親機１、２、３
と、１台の子機４と、この子機４の絶対位置（例えば、
Ｘ軸、Ｙ軸、Ｚ軸から成る三次元直交座標系における当
該子機４の位置の座標）を算出する制御装置５と、を備
えている。親機１は、上記子機４に向けて位置情報測定
開始信号を出力自在である。又、子機４は、位置情報測
定開始信号を受信することにより距離測定用信号を出力
自在である。本形態例に係る位置情報検出システムＡに
おいては、上記位置情報測定開始信号及び上記距離測定
用信号を、超音波としている。従って、上記親機１、
２、３及び子機４には、超音波信号を送信若しくは受信
可能な送受信機が内蔵されている。
は、ゲーム機に組み込まれるもので、図１に示すよう
に、その位置が予め知られている３台の親機１、２、３
と、１台の子機４と、この子機４の絶対位置（例えば、
Ｘ軸、Ｙ軸、Ｚ軸から成る三次元直交座標系における当
該子機４の位置の座標）を算出する制御装置５と、を備
えている。親機１は、上記子機４に向けて位置情報測定
開始信号を出力自在である。又、子機４は、位置情報測
定開始信号を受信することにより距離測定用信号を出力
自在である。本形態例に係る位置情報検出システムＡに
おいては、上記位置情報測定開始信号及び上記距離測定
用信号を、超音波としている。従って、上記親機１、
２、３及び子機４には、超音波信号を送信若しくは受信
可能な送受信機が内蔵されている。
【００２０】更に、上記親機１、２、３には、いずれも
タイマ（図示せず）が内蔵されている。このタイマによ
り、上記距離測定用信号を受信することによって上記位
置情報測定開始信号が出力された時点から上記距離測定
用信号を受信するまでの時間を計測可能である。そし
て、これら親機１、２、３は、この計測された時間から
上記子機４と親機１、２、３とのそれぞれの距離を算出
可能である。これらの各機能は、親機１、２、３及び子
機４の各装置に内蔵されたＣＰＵ（図示せず）によって
行う。
タイマ（図示せず）が内蔵されている。このタイマによ
り、上記距離測定用信号を受信することによって上記位
置情報測定開始信号が出力された時点から上記距離測定
用信号を受信するまでの時間を計測可能である。そし
て、これら親機１、２、３は、この計測された時間から
上記子機４と親機１、２、３とのそれぞれの距離を算出
可能である。これらの各機能は、親機１、２、３及び子
機４の各装置に内蔵されたＣＰＵ（図示せず）によって
行う。
【００２１】一方、上記制御装置５は、それぞれに算出
された、上記３台の親機１、２、３から子機４までの各
距離及び予め知られている親機１、２、３の各絶対位置
に基づいて、上記子機４の絶対位置を算出するものであ
る。更に、この制御装置５は、得られた子機４の絶対位
置を、図示しないゲーム機本体に出力し、このゲーム機
本体が行うゲームに利用するようにしている。
された、上記３台の親機１、２、３から子機４までの各
距離及び予め知られている親機１、２、３の各絶対位置
に基づいて、上記子機４の絶対位置を算出するものであ
る。更に、この制御装置５は、得られた子機４の絶対位
置を、図示しないゲーム機本体に出力し、このゲーム機
本体が行うゲームに利用するようにしている。
【００２２】上述のように構成される位置情報検出シス
テムＡにより、上記子機４の位置を検出するには、以下
のように行う。すなわち、図２に示すように、親機１が
位置情報測定開始信号を出力する（ステップ１）。上記
子機４は、この位置情報測定開始信号を受信することに
より、特定のパターンで距離測定用信号を出力する（ス
テップ２）。親機１、２、３は、上記子機４から出力さ
れた距離測定用信号を受信することにより、上記位置情
報測定開始信号が出力された時点から上記距離測定用信
号を受信するまでの時間を、上記タイマによって計測す
る（ステップ３）。そして、この計測された時間に基づ
いて、子機４と親機１、２、３との間の各距離を算出す
る（ステップ４）。
テムＡにより、上記子機４の位置を検出するには、以下
のように行う。すなわち、図２に示すように、親機１が
位置情報測定開始信号を出力する（ステップ１）。上記
子機４は、この位置情報測定開始信号を受信することに
より、特定のパターンで距離測定用信号を出力する（ス
テップ２）。親機１、２、３は、上記子機４から出力さ
れた距離測定用信号を受信することにより、上記位置情
報測定開始信号が出力された時点から上記距離測定用信
号を受信するまでの時間を、上記タイマによって計測す
る（ステップ３）。そして、この計測された時間に基づ
いて、子機４と親機１、２、３との間の各距離を算出す
る（ステップ４）。
【００２３】上述のようにして子機４と３台の各親機
１、２、３とのそれぞれの距離が算出される。尚、上記
時間と距離との関係式等は、親機１、２、３に設けられ
たＣＰＵ（に付設の記憶手段）に記憶されており、この
関係式等に基づいて上記距離が算出される。又、上記３
台の親機１、２、３の各位置は、上述したように予め制
御装置５に記憶されている。このため、各親機１、２、
３と子機４とのそれぞれの距離が算出されれば、上記制
御装置５が、これら算出された距離と、予め制御装置５
に知らされている（入力され、記憶する）各親機１、
２、３の絶対位置と、から、三角測量の原理に基づいて
上記子機４の位置（絶対位置）を求めることができる
（ステップ５）。そして、上記制御装置５は、得られた
子機４の位置情報を別途ゲーム機本体に向け出力する
（ステップ６）。
１、２、３とのそれぞれの距離が算出される。尚、上記
時間と距離との関係式等は、親機１、２、３に設けられ
たＣＰＵ（に付設の記憶手段）に記憶されており、この
関係式等に基づいて上記距離が算出される。又、上記３
台の親機１、２、３の各位置は、上述したように予め制
御装置５に記憶されている。このため、各親機１、２、
３と子機４とのそれぞれの距離が算出されれば、上記制
御装置５が、これら算出された距離と、予め制御装置５
に知らされている（入力され、記憶する）各親機１、
２、３の絶対位置と、から、三角測量の原理に基づいて
上記子機４の位置（絶対位置）を求めることができる
（ステップ５）。そして、上記制御装置５は、得られた
子機４の位置情報を別途ゲーム機本体に向け出力する
（ステップ６）。
【００２４】本形態例に係る位置情報検出システムＡ
は、上述のように各種信号を超音波とした無線通信によ
って子機４の位置を検出する。このため、従来構造に比
較してゲームを行うエリア（範囲）を広く取れ、しか
も、子機４及び親機１、２、３（を持つ者）の移動の自
由度が向上する。この結果、ゲームを行う者にとっての
リアル感が向上する。換言すれば、比較的広い範囲で移
動の自由度の高いゲームを行えるようになる。
は、上述のように各種信号を超音波とした無線通信によ
って子機４の位置を検出する。このため、従来構造に比
較してゲームを行うエリア（範囲）を広く取れ、しか
も、子機４及び親機１、２、３（を持つ者）の移動の自
由度が向上する。この結果、ゲームを行う者にとっての
リアル感が向上する。換言すれば、比較的広い範囲で移
動の自由度の高いゲームを行えるようになる。
【００２５】尚、上記超音波に代えて所望周波数の電波
や赤外線等の電磁波を採用することもできる。
や赤外線等の電磁波を採用することもできる。
【００２６】又、上述した形態例においては、親機１、
２、３と子機４とを別異に構成しているが、親機及び子
機となる各装置を同一構成とし、ゲームによっていずれ
かの装置を子機とし、残りの装置を親機とする構成を採
用することもできる。すなわち、少なくとも４台の装置
を、いずれも以下のように構成する。第一に、これら各
装置は、位置情報測定開始信号を出力自在とする。第二
に、これら各装置は、位置情報測定開始信号を受信する
ことにより距離測定用信号を出力自在とする。第三に、
これら各装置は、距離測定用信号を受信することによ
り、上記位置情報測定開始信号が出力された時点から上
記距離測定用信号を受信するまでの時間を計測し、この
計測された時間から距離測定用信号を出力した子機であ
る装置と親機である当該装置との距離を算出可能とす
る。そして、上記制御装置は、算出された、上記少なく
とも３台の親機である装置から子機である１台の装置ま
での少なくとも３つの距離に基づいて、上記子機である
装置の絶対位置を算出可能とする。勿論、上記位置情報
測定開始信号及び上記距離測定用信号は、電波や赤外線
といった電磁波若しくは超音波とする。
２、３と子機４とを別異に構成しているが、親機及び子
機となる各装置を同一構成とし、ゲームによっていずれ
かの装置を子機とし、残りの装置を親機とする構成を採
用することもできる。すなわち、少なくとも４台の装置
を、いずれも以下のように構成する。第一に、これら各
装置は、位置情報測定開始信号を出力自在とする。第二
に、これら各装置は、位置情報測定開始信号を受信する
ことにより距離測定用信号を出力自在とする。第三に、
これら各装置は、距離測定用信号を受信することによ
り、上記位置情報測定開始信号が出力された時点から上
記距離測定用信号を受信するまでの時間を計測し、この
計測された時間から距離測定用信号を出力した子機であ
る装置と親機である当該装置との距離を算出可能とす
る。そして、上記制御装置は、算出された、上記少なく
とも３台の親機である装置から子機である１台の装置ま
での少なくとも３つの距離に基づいて、上記子機である
装置の絶対位置を算出可能とする。勿論、上記位置情報
測定開始信号及び上記距離測定用信号は、電波や赤外線
といった電磁波若しくは超音波とする。
【００２７】更に、上記制御装置５を設けるのに代え
て、上記少なくとも４台の装置は、上記算出された距離
を、上記少なくとも４台の装置のうちの少なくとも１台
の装置に送信可能とし、この少なくとも１台の装置は、
受信した各距離に基づいて上記子機である装置の絶対位
置を算出可能とすることもできる。この際における上記
距離データの送信は、やはり電磁波や超音波を利用した
無線通信とする。このような構成を採用した場合、上記
制御装置５を省略できるため、各装置の移動の自由度が
増す等、より効果が大きくなる。
て、上記少なくとも４台の装置は、上記算出された距離
を、上記少なくとも４台の装置のうちの少なくとも１台
の装置に送信可能とし、この少なくとも１台の装置は、
受信した各距離に基づいて上記子機である装置の絶対位
置を算出可能とすることもできる。この際における上記
距離データの送信は、やはり電磁波や超音波を利用した
無線通信とする。このような構成を採用した場合、上記
制御装置５を省略できるため、各装置の移動の自由度が
増す等、より効果が大きくなる。
【００２８】
【発明の効果】この発明に係る位置情報検出システム
は、上述のように構成され作用するため、従来構造に比
較してゲームを行うエリア（範囲）を広く取れ、しか
も、子機及び親機（を持つ者）の移動の自由度が向上す
る。この結果、ゲームを行う者にとってのリアル感が向
上する。換言すれば、比較的広い範囲で自由度の高いゲ
ームを行えるようになる。
は、上述のように構成され作用するため、従来構造に比
較してゲームを行うエリア（範囲）を広く取れ、しか
も、子機及び親機（を持つ者）の移動の自由度が向上す
る。この結果、ゲームを行う者にとってのリアル感が向
上する。換言すれば、比較的広い範囲で自由度の高いゲ
ームを行えるようになる。
【図１】この発明の実施の一形態例を説明するための略
図である。
図である。
【図２】同形態例の作用を説明するためのフローチャー
トである。
トである。
１、２、３ 親機 ４ 子機 ５ 制御装置
Claims (4)
- 【請求項１】 少なくとも複数台の装置のうちの１台以
上を子機とし、残りの装置を、その位置が予め知られて
いる親機として、上記子機とした装置の絶対位置を制御
装置により検出して出力する位置情報検出システムであ
って、 上記複数台の親機は、いずれも、位置情報測定開始信号
を出力自在であり、位置情報測定開始信号を受信するこ
とにより距離測定用信号を出力自在であり、更に、距離
測定用信号を受信することにより、上記位置情報測定開
始信号が出力された時点から上記距離測定用信号を受信
するまでの時間を計測し、この計測された時間から距離
測定用信号を出力した子機である装置と親機である当該
装置との距離を算出可能であり、 上記制御装置は、それぞれに算出された、上記親機であ
る装置から子機である装置までの少なくとも３つの距離
に基づいて、上記子機である装置の絶対位置を算出可能
とし、 上記位置情報測定開始信号及び上記距離測定用信号を、
電磁波若しくは超音波としたことを特徴とする位置情報
検出システム。 - 【請求項２】 前記制御装置を設けるのに代えて、前記
複数台の装置は、前記算出された距離を上記複数台の装
置のうちの少なくとも１台の装置に送信可能とし、この
少なくとも１台の装置は、受信した各距離に基づいて上
記子機である装置の絶対位置を算出可能として成るもの
であることを特徴とする請求項１に記載の位置情報検出
システム。 - 【請求項３】 その位置が予め知られている複数台の親
機と、少なくとも１台の子機と、子機の絶対位置を算出
する制御装置と、を備え、この少なくとも１台の子機の
絶対位置を検出して出力する位置情報検出システムであ
って、 上記親機のうちの少なくとも１台の親機は、位置情報測
定開始信号を出力自在であり、 上記子機は、位置情報測定開始信号を受信することによ
り距離測定用信号を出力自在であり、 上記親機はいずれも、距離測定用信号を受信することに
よって上記位置情報測定開始信号が出力された時点から
上記距離測定用信号を受信するまでの時間を計測し、こ
の計測された時間から上記子機と親機との距離を算出可
能であり、 上記制御装置は、それぞれに算出された、各親機から子
機までの各距離に基づいて、上記子機の絶対位置を算出
可能とし、 上記位置情報測定開始信号及び上記距離測定用信号を、
電磁波若しくは超音波としたことを特徴とする位置情報
検出システム。 - 【請求項４】 子機の位置を検出する必要のあるゲーム
を行うゲーム機であって、ゲーム機本体と、上記子機の
絶対位置を検出するための位置情報検出システムと、を
備えて成り、上記位置情報検出システムを、請求項１乃
至請求項３のいずれかに記載の位置情報システムとした
ことを特徴とする位置情報システムを用いたゲーム機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000031562A JP2001221841A (ja) | 2000-02-09 | 2000-02-09 | 位置情報検出システム及び位置情報検出システムを用いたゲーム機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000031562A JP2001221841A (ja) | 2000-02-09 | 2000-02-09 | 位置情報検出システム及び位置情報検出システムを用いたゲーム機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001221841A true JP2001221841A (ja) | 2001-08-17 |
Family
ID=18556301
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000031562A Pending JP2001221841A (ja) | 2000-02-09 | 2000-02-09 | 位置情報検出システム及び位置情報検出システムを用いたゲーム機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001221841A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2390499A (en) * | 2002-02-06 | 2004-01-07 | Igt Reno Nev | Means for locating a gaming machine within a building |
| GB2417694A (en) * | 2004-09-02 | 2006-03-08 | Sec Dep Acting Through Ordnanc | Real-world interactive game |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5359305A (en) * | 1970-05-06 | 1978-05-29 | Hazeltine Corp | Device for monitoring spreaddspectrum position |
| JPH0560853A (ja) * | 1991-09-02 | 1993-03-12 | Susumu Sakuma | 無線信号の発信及び受信を通じて行う移動体のモニター方法 |
| JPH09269368A (ja) * | 1996-04-02 | 1997-10-14 | Oki Electric Ind Co Ltd | 距離検出機能付き無線機 |
| JPH10216361A (ja) * | 1997-02-10 | 1998-08-18 | Jatco Corp | ゲームシステム |
| JPH11502685A (ja) * | 1995-03-31 | 1999-03-02 | テレフオンアクチーボラゲツト エル エム エリクソン（パブル） | セルラ電気通信システムのサービスエリヤ内の移動端末を位置検出するシステム及び方法 |
-
2000
- 2000-02-09 JP JP2000031562A patent/JP2001221841A/ja active Pending
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| GB2390499B (en) * | 2002-02-06 | 2006-06-07 | Igt Reno Nev | Method and apparatus for machine location |
| US8267789B2 (en) | 2002-02-06 | 2012-09-18 | Igt | Method and apparatus for machine location |
| GB2417694A (en) * | 2004-09-02 | 2006-03-08 | Sec Dep Acting Through Ordnanc | Real-world interactive game |
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