JP2001221680A - 商品処理装置 - Google Patents

商品処理装置

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JP2001221680A
JP2001221680A JP2000031058A JP2000031058A JP2001221680A JP 2001221680 A JP2001221680 A JP 2001221680A JP 2000031058 A JP2000031058 A JP 2000031058A JP 2000031058 A JP2000031058 A JP 2000031058A JP 2001221680 A JP2001221680 A JP 2001221680A
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Naoki Takama
直樹 高間
Kenji Matsui
建志 松井
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Ishida Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】商品処理装置において音声入力による商品情報
呼び出しを容易にかつ迅速に行えるようにする。 【解決手段】複数登録された商品情報の中から音声を用
いて処理対象の商品情報を呼び出し、その呼び出された
商品情報に基づいて商品の計量、包装、ラベル発行やラ
ベル張付けなどの処理を行う商品処理装置において、商
品情報に含まれる商品名に関連させて該商品名のよみが
なを記憶させ、さらにそのよみがなに称呼類似する類似
よみがなを前記商品名に関連させて記憶し、商品情報を
呼び出す場合、よみがなと類似よみがなを対象に検索を
行うことでその検索された各よみがなに関連付けられた
商品情報を呼び出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は計量包装値付装置、
計量値付装置、電子秤、ラベルプリンタ、組合せ計量装
置、重量チェッカー、金属検出機、箱詰機、製函機、縦
ピロー包装機などのように、商品毎に商品コード、品
名、単価、包装条件、ラベル発行条件、ラベル張付け条
件等の商品情報が予め記憶された記憶装置から処理する
商品情報を音声によって呼び出し、その呼び出された商
品情報に基づいて各種の処理を行う商品処理装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】商品処理装置においては複数の商品情報
の中から処理対象の商品情報を呼び出し、その呼び出さ
れた商品情報に基づいて各種の処理が行われる。この商
品処理装置においては、たとえば開店前までの短時間に
商品の処理を完了させなければならないといった時間的
な制約がある場合が多い。そのため、いかに速く商品情
報を呼出し、処理を完了させられるかが重要になる。ま
た、前記呼び出された商品情報を基づいて商品処理装置
の処理が行われるため、処理しようとする商品と呼び出
す商品情報を正確に対応させていなければ、適正な処理
が行われない。そのために、速く商品情報を呼び出せる
装置として特開平1−147325号公報に記載の装置
が提案されている。この装置は、予め設定された商品情
報を音声を用いて呼び出す(検索する)装置である。こ
の装置では音声により商品情報を呼び出せるため、速く
処理を行うことが可能である。しかし、商品情報を音声
で呼び出す際に、周囲の雑音の影響や、音声認識部の精
度の低さにより音声を誤認して所望の商品情報を呼び出
すことが困難であった。また、商品情報を音声を用いて
呼び出す際に商品名等を忘れて、商品情報の呼び出しが
できない場合もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記問題を解決するた
めに音声認識部で周囲の雑音と音声を区別してより音声
認識率を高めたり、入力された単一の音声をもとにシソ
ーラス辞書などと比較して音声認識を行い、複数の音声
認識の結果を導き出し、その複数の認識結果を用いて検
索するいわゆる「or検索」を行う装置や方法が提案さ
れている。しかし、前者では雑音と音声を区別するため
の比較装置や雑音消去装置等が必要になり、音声認識部
に複雑で高度な装置が必要になる。また、後者にあって
はシソーラス辞書などを用いて、検索条件を複数用意
し、その検索条件で「or検索」を行うため検索のもれ
は少なくなるが、「or検索」を行うため、検索部に非
常に負荷がかかり、検索処理が遅く、処理するまでの準
備に時間がかかるという問題があった。
【0004】そこで、本発明の目的は音声入力によって
商品情報を呼び出す際に、高精度な音声認識装置を用い
ることなく所望の商品情報を速く容易に呼び出すことで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る商品処理
装置は、複数登録された商品情報の中から音声を用いて
商品情報を呼び出し、その呼び出された商品情報に基づ
いて商品の計量、包装、ラベルの印字、ラベルの貼付け
もしくは品質検査などの処理の少なくとも一つの処理を
行う商品処理装置であって、前記商品情報に含まれる商
品名に関連させて該商品名のよみがなを記憶し、さらに
該よみがなに称呼類似する類似よみがなを前記商品名に
関連させて記憶する記憶部と、前記商品情報を呼び出す
場合、前記よみがなと前記類似よみがなを対象に検索を
行い、該検索された各よみがなに関連付けられた商品情
報を呼び出す制御部とを備えたことを特徴とする。この
請求項1の商品処理装置では、商品名のよみがなと、音
声認識部での誤認されたり、もしくは、人が誤発声する
可能性のある称呼類似よみがなを予め記憶させておき、
前記各よみがなを対象にして検索を行い、その検索結果
を用いて関連付けられた該当商品情報を得る。したがっ
て、高精度な音声認識部を用意する必要もなく、発声す
る場合でも正確に発声する必要がない。また、商品情報
を呼び出す際に、単一の音声入力に対しては「or検
索」を行わないため、商品情報の呼び出しが高速にな
る。さらに、商品情報に関連させて複数の検索対象を記
憶し、その複数の検索対象を基に検索を行うため、検索
結果が得られなくて何度も検索をやり直すことがなくな
る。
【0006】なお、本発明において「称呼類似する」と
は人間がある文字を聞いた時に聴覚器官によって認識す
るその文字の音を誤認したり、ある文字を人間が発声す
る時にその文字の音に近似する音を誤発声することであ
る。例えばある文字をその文字の濁音文字、半濁音文
字、促音文字、長音文字や拗音文字などに聞き違えたり
誤発声する場合、撥音文字が含まれている場合にその撥
音文字が聞き取れなかったり誤発声する場合、子音にが
その子音に含まれる母音しか聞き取れなかったり誤発声
する場合などである。また、本発明において「文字」と
は仮名であらわされる字であり、音節である。例えば
「たま」だと「た」もしくは「ま」である。
【0007】請求項2に係る商品処理装置では、請求項
1に記載の商品処理装置であって、前記よみがなに類似
発音文字を持つ文字が含まれる場合、前記よみがなの前
記文字の少なくとも1つを類似発音文字に変更して前記
類似よみがなとして記憶することことを特徴とする。こ
の請求項2の商品処理装置では、人間が誤発声しやすい
文字である濁音、半濁音、促音、長音や拗音を予め記憶
しており、その類似発音文字を含んだよみがなを対象に
検索を行うため、発音時に不明確な発音であっても検索
結果を得られ、正確な発音をしなくても良く、安易に検
索を行うことが出きる。したがって、検索結果が得られ
なくて何度も検索をやり直すことがなくなる。
【0008】請求項3に係る商品処理装置では、請求項
1に記載の商品処理装置であって、前記よみがなに撥音
文字が含まれる場合、前記よみがなの前記撥音文字の少
なくとも1つを除いて前記類似よみがなとして記憶する
ことを特徴とする。撥音は主に鼻腔を通過して発せられ
る音であるため、撥音以外の音に比べ音圧が低く、音声
認識部が認識しづらい音の一つである。この請求項3の
商品処理装置では音声認識の困難な撥音文字を予め除い
た類似よみがなを対象に検索を行うため、音声認識精度
の低いものを用いることができる。
【0009】請求項4に係る商品処理装置では、請求項
1に記載の商品処理装置であって、前記よみがなの先頭
文字が子音の場合、前記よみがなの先頭文字を前記子音
に含まれる母音に変更して前記類似よみがなとして記憶
することを特徴とする。音声認識部は、有音状態の期間
を認識して音声認識を行うため、無音状態から有音状態
への変化部が一番認識しづらい。また、音声認識部が子
音を認識する場合には、その子音に含まれる母音の方が
音圧が高いため、子音をその子音に含まれる母音に誤認
識しやすい。前述理由により、音声認識させる音声の先
頭が子音の場合が特に誤認しやすい。そこで請求項4に
係る商品処理装置では、よみの先頭文字が子音の場合、
その子音を対応する母音にして類似よみがなとして登録
するため、認識精度の低い音声認識部を用いても、正確
な商品情報の呼出しが行える。
【0010】請求項5に係る商品処理装置では、請求項
1から請求項4のいずれかに記載の商品処理装置であっ
て、前記よみがなは商品名に含まれている単語のよみが
なであり、前記類似よみがなは前記単語のよみがなに称
呼類似するよみがなであることを特徴とする。この請求
項5の商品処理装置では、商品名のよみがなが商品名に
含まれる単語のよみがなであり、称呼類似するよみがな
はその単語のよみがなに称呼類似するよみがなである。
商品名は単語の複合語であるため、単語のよみがなの方
がデータ長が短くなる。したがって、検索を行う場合に
高速に検索を行うことができる。たとえば「開き秋刀
魚」という商品名のよみがなとして「ひらきさんま」で
はなく「ひらき」と「さんま」で登録して、「さんま」
を条件に検索を行う場合、「ひらきさんま」を対象にし
て行う部分一致検索よりも「さんま」を直接よみがなに
登録しておいたほうがはるかに検索を高速に行うことが
できる。なお、本発明において「単語」とは文法上の意
味・職能を有する、言語の最小単位のことをいう。
【0011】請求項6に係る商品処理装置では、複数登
録された商品情報の中から音声を用いて商品情報を呼び
出し、その呼び出された商品情報に基づいて商品の計
量、包装、ラベルの印字、ラベルの貼付けもしくは品質
検査などの処理の少なくとも一つの処理を行う商品処理
装置であって、前記商品情報に含まれる商品名に関連さ
せて該商品名に含まれる単語のよみがなを記憶し、さら
に該単語に観念や意味が同じもしくは類似する同義単語
のよみがなを前記商品名に関連させて記憶する記憶部
と、前記商品情報を呼び出す場合、前記単語よみがなと
前記同義単語よみがなを対象に検索を行い、該検索され
た各単語よみがなに関連付けられた商品情報を呼び出す
制御部とを備えたことを特徴とする商品処理装置。この
請求項6の商品処理装置では、音声認識結果を用いて、
予め記憶された商品名の単語のよみがなもしくはその単
語に観念や意味が同じか類似する同義よみがなを対象に
して検索を行い、その検索結果を用いて関連付けられた
該当商品情報を得る。したがって、商品名を呼び出す際
に商品名をうる覚えでもその商品名に使用されていた観
念や意味で呼び出しを行えるため、作業者が正確に商品
名を覚えていなくても商品情報を呼び出すことができ
る。このように請求項6の商品処理装置は、商品情報の
呼び出しに柔軟性がある。また、商品名を単語単位で抽
出し、その単語のよみがな等を対象に検索を行うため、
検索対象のデータ長が短くなり、高速に検索を行うこと
ができる。さらに、商品名に含まれる単語をもとに観念
や意味が同じもしくは類似する同義単語を抽出して記憶
させるため、同義単語の抽出精度が上がる。
【0012】なお、本発明において「観念や意味が同じ
もしくは類似する」とは人間が言葉を聞いた時に連想す
るものが共通であるもの(いわゆる観念類似)、語形が
異なりながら意味がほぼ同じもの(いわゆる同義語)、
語形が異なりながら意味が近いもの(いわゆる類義
語)、語形が異なりながらそのものと意味が包含関係に
あるもの、語形が異なりながらそのものと同じ意味で、
ある地方だけで使うもの(いわゆる方言や外国語)など
を意味する。
【0013】請求項7に係る商品処理装置では、複数登
録された商品情報の中から音声を用いて商品情報を呼び
出し、その呼び出された商品情報に基づいて商品の計
量、包装、ラベルの印字、ラベルの貼付けもしくは品質
検査などの処理の少なくとも一つの処理を行う商品処理
装置であって、前記商品情報に含まれる商品名に関連さ
せて該商品名に含まれる単語のよみがなを記憶し、さら
に該単語の持つ意味に反対の意味を持つ反意語のよみが
なを前記商品名に関連させて記憶する記憶部と、前記商
品情報を呼び出す場合、前記単語よみがなもしくは前記
反意語よみがなを対象に検索を行い、その各よみがなに
関連付けられた商品情報を呼び出す制御部とを備えたこ
とを特徴とする。この請求項7の商品処理装置では、予
め記憶された商品名の単語のよみがなもしくはその単語
に意味が反対である反意単語のよみがなを対象にして検
索を行い、その検索結果を用いて関連付けられた該当商
品情報を得る。作業者が商品名を検索しようとする場合
に前述のように「観念や意味が同じもしくは類似する」
ものを覚えている場合と、全く逆の意味を持つものを覚
えている場合がある。この請求項7の商品処理装置で
は、後者の場合に検索結果を得ることが出きるため、作
業者が正確に商品名を覚えていなくても商品情報を呼び
出すことができる。このように請求項7の商品処理装置
は、商品情報の呼び出しに柔軟性がある。また、商品名
を単語単位で抽出し、その単語のよみがな等を対象に検
索を行うため、検索対象のデータ長が短くなり、高速に
検索を行うことができる。さらに、商品名に含まれる単
語をもとに意味が反対である反意単語を抽出して記憶さ
せるため、反意単語の抽出精度が上がる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて説明する。図1、図2および図3は商品処理装
置の一例である計量包装値付装置を示す。
【0015】[商品処理装置全体の構造]図1に示すよ
うに、計量包装値付装置は、計量装置100、包装装置
200およびラベル印字貼付装置300と、マイコン4
00と、タッチパネル500を有している。計量包装値
付装置は、内部に商品Mを収納しているトレーTを計量
装置100上の置載し、該置載された商品MとトレーT
の合計重量を計量し、該計量されたトレーTを包装装置
200に搬送し、該搬送されたトレーTを商品Mと共に
包装装置200にて包装し、該包装されたトレーT上面
にラベル印字貼付装置300にて前記計量した重量に基
づいた価格ラベルなどを貼付け、その後トレーT下面の
フィルムFを熱溶着するものである。また、本体フレー
ム20内には、複数のフィルムロールFrが配置されて
おり、包装装置200にて包装する際にフィルムFを巻
出せるようになっている。タッチパネル500は液晶デ
ィスプレイを内蔵しており、計量包装値付装置の操作指
示、各種情報の入力、各種操作や情報の表示を行うもの
である。
【0016】[計量装置100]計量装置100は図2
に示すように、内部に商品Mを収納しているトレーTの
重量を計量するロードセルを内蔵した重量検出部101
と、重量検出部101の上部に支持された一対のプーリ
102,102間に掛け渡された複数の駆動ベルト10
3を有している。重量検出部101は計量された商品M
とトレーTの合計重量を図3に示す計量制御部433へ
送信する。また、プーリ102,102には図3に示す
ベルト駆動部110が連結されている。該ベルト駆動部
110は図示しないモーターなどで構成されている。プ
ーリ102,102はベルト駆動部110によって回転
し、駆動ベルト103を動かす。こられの各駆動ベルト
103には、トレーTの端部を押して、包装装置200
側にトレーTを送り込む爪状の突起104が固定されて
いる。したがって、載置されたトレーTは計量された後
に、駆動ベルト103で搬送され、搬送面105上を滑
りながらトレーTごと包装装置200に送り込まれる。
なお、ベルト駆動部110は図3に示す計量制御部43
3によって制御される。
【0017】[包装装置200]包装装置200は計量
装置100から送り込まれたトレーTを包装部220に
リフトアップさせるリフタ部210と、リフタ部210
によってリフトアップされたトレーTの外周面をフィル
ムFで包装する包装部220と、包装部220によって
包装されたトレーTの下面を熱溶着するシール部230
で構成されている。
【0018】[リフタ部210]リフタ部210はリフ
タ駆動部211と、該リフタ駆動部211に連結され、
トレーTを上昇させる棒状部材で構成されたリフタ21
2と、リフタ212の上部に配置されトレーT下面を支
えるポスト213で構成されている。リフタ駆動部21
1は図示しないモーターとカムで構成されている。この
リフタ部210は包装部220の直下に配置されており
計量部100から送り込まれたトレーTを包装部220
の所定位置まで上昇させると共に、包装部220での包
装後は下降して計量装置100からのトレーTの送り込
みを待つ。なお、リフタ駆動部211は図3に示す包装
制御部434によって制御される。
【0019】[包装部220]包装部220はフィルム
移送部221とフィルム折込部222で構成される。フ
ィルム移送部221はフィルムFの両端を挟持しながら
搬送する一対の平ベルトと、該平ベルトに連結された図
3に示す移送駆動部223によって構成される。移送駆
動部223は図示しないプーリーと該プーリーを介して
モータが連結されており、前記移送駆動部223の駆動
によって前記平ベルトがフィルムFを搬送する。フィル
ム移送部221は包装に先立ち、所定の長さに切断され
たフィルムFを挟持しながら張設状態でトレーTの上部
へ移送する。なお、移送駆動部223は図3に示す包装
制御部434によって制御される。また、フィルム折込
部222は板部材と該板部材に連結された図3に示す折
込駆動部224によって構成される。折込駆動部224
は図示しないギアと該ギアを介してモータが連結されて
いる。前記折込駆動部224の駆動によって板部材が駆
動する。フィルムFは、トレーTがリフタ部210によ
って押し上げられると、トレーT(商品M)の上面に密
着する。この状態で、フィルム折込部222によってフ
ィルムFの各側縁部がトレーTの底面側に折り込まれト
レーTを包装すると共に、シール部230にトレーTを
排出する。なお、折込駆動部224は図3に示す包装制
御部434によって制御される。
【0020】[シール部230]シール部230は複数
のフリーローラー231が平行に配置されており、その
一部がヒートシールするために図3に示す発熱部232
を有している。このシール部230では包装部220か
ら排出された包装済のトレー下面を発熱部232によっ
てヒートシールする。なお、発熱部232は図3に示す
包装制御部434によって制御される。
【0021】[ラベル印字貼付装置300]ラベル印字
貼付装置300は包装されたトレーTに商品情報を印字
したラベルを自動で貼り付けたり、ラベルを手動で印字
させるものである。ラベル印字貼付装置300はラベル
印字装置310とラベル貼付装置320で構成され包装
装置200の上部に配置されている。
【0022】ラベル印字装置310は図3に示すサーマ
ルヘッド311とラベル搬送駆動部312で構成されて
おり、包装する商品に応じた商品名、価格等をラベルに
印字し、ラベル貼付装置320に移送する。サーマルヘ
ッド311は発熱により搬送中のラベルに前記印字を行
う。ラベル搬送駆動部312は図示しない一対のローラ
ーと該ローラーに連結したモーターで構成され、該モー
ターの駆動により前記ローラーがラベルを挟持しながら
ラベルを搬送する。なお、サーマルヘッド311とラベ
ル搬送駆動部312は図3に示す印字貼付制御部435
によって制御される。
【0023】ラベル貼付装置320はラベル印字装置3
10によって印字されたラベルを受け取り、包装された
トレーTの上面に該ラベルを貼付けるもので、図3に示
す吸引部321と昇降部322で構成される。吸引部3
21は図示しないブロアと印字されたラベルを受け取る
ブロアに直結している吸引口などで構成され、印字され
たラベルを受け取る際に該ブロアの吸引によってラベル
の上面を前記吸引口で保持しする。昇降部322は吸引
部322全体を昇降させるもので図示しないモーターと
ギアなどで構成される。印字されたラベルはラベルの貼
付面を下にした状態で前記吸引口で保持され、包装部2
20で包装された後に昇降部322によって下降し、ト
レーTの上面のフィルムFに貼りつく。その後、吸引部
321が吸引を停止すると共に、昇降部322によって
吸引部322が所定位置にまで上昇して停止する。な
お、前記吸引部321と昇降部322とは図3に示す印
字貼付制御部435によって制御される。
【0024】[商品処理装置全体の構成]次に、図3を
用いて計量包装値付装置の機能構成について説明する。
計量包装値付装置は前述した計量装置100、包装装置
200、印字貼付装置300、およびタッチパネル50
0と、マイコン400と、音声入力装置600と、音声
出力装置700とから構成される。マイコン400は計
量装置100、包装装置200、印字貼付装置300、
タッチパネル500、音声入力装置600および音声出
力装置700と図示しないインターフェイスを介して接
続されている。
【0025】[音声入力装置600]音声入力装置60
0はマイクなどで構成される音声入力部630と、該音
声入力部630から入力されるアナログ音声信号をデジ
タル音声信号に変換するADコンバータ620と、該デ
ジタル音声信号から音声を認識しテキスト文字や文書に
変換してマイコン400に送信する音声認識部610と
を有している。なお音声認識部610は、その他制御部
436によってその動作を制御される。
【0026】[音声出力装置700]音声出力装置70
0はマイコン400からのテキスト文字や文章をデジタ
ル音声信号に変換する音声生成部710と、該音声生成
部710でで生成されたデジタル音声信号をアナログ音
声信号に変換するDAコンバータ720と、該アナログ
音声信号を音声として出力するスピーカなどで構成され
る音声出力部730とを有している。なお音声出力部7
30は、その他制御部436によってその動作を制御さ
れる。
【0027】[マイコン400]マイコン400はCP
U410およびRAMやROMなどの記憶部420と、
各種装置や商品情報を扱う制御部430を備えている。
CPU410は、記憶部420への各種情報の記録及び
呼出し、制御部430の各種制御等を行う。
【0028】[記憶部420]記憶部420には、商品
マスタ(商品情報記憶部)421、指示語テーブル42
2、よみがなテーブル423、参照辞書424および設
定部425を備えている。記憶部420は、計量包装値
付装置の動作の基準になる情報などを記憶している。
【0029】[制御部430]制御部430には、商品
情報変更登録部431、検索部432、計量制御部43
3、包装制御部434、印字貼付制御部435およびそ
の他装置の制御等を行うその他制御部436を備えてい
る。この制御部430は後述する商品マスタ421に記
憶された計量条件、包装条件、印字貼付条件を含む商品
情報の中から選択された動作条件に基づき各種装置の制
御を行う。また、設定部425に記憶されている設定に
基づき音声認識部610や音声出力部710の動作など
を制御する。
【0030】次に、図4から図7を用いて記憶部420
について説明する。 [商品マスタ(商品情報記憶部)421]図4に示すよ
うに商品マスタ(商品情報記憶部)421には、商品名
を含む商品情報が商品コードごとに記憶されている。す
なわち、商品名、売価、値引価格、計量条件、包装条件
および印字貼付条件などが、商品ごとに商品コードに関
連付けられて記憶されている。なお、「商品コード」と
は、商品ごとに付された番号をいう。計量条件には前記
商品に応じた重量検出部101からの重量信号を処理す
る計量タイミング、前記ベルト駆動部110の駆動の開
始及び停止のタイミング、駆動パターン、駆動スピード
などの動作条件が記憶されている。包装条件には前記商
品に応じたリフタ駆動部211、移送駆動部223、折
込駆動部224の駆動の開始及び停止のタイミング、駆
動パターン、駆動スピードなどの動作条件と前記発熱部
232の設定温度などが記憶されている。印字貼付条件
には前記商品に応じた印字するラベルのレイアウト、色
情報、印字内容や印字用紙の設定が記憶されている。ま
たラベル搬送駆動部312、吸引部321や昇降部32
2の駆動や吸引の開始及び停止のタイミング、駆動や吸
引パターン、駆動や吸引スピードも記憶されている。
【0031】[指示語テーブル422]図5に示すよう
に指示語テーブル422にには「かいし」、「てい
し」、「よびだし」および「とうろく」などの計量包装
値付装置の操作を指示する指示語が記憶されている。例
えば音声にて「かいし」を音声入力装置600に入力す
ると、その指示をCPU410が受信し、計量制御部4
33、包装制御部434および印字貼付制御部435を
制御して計量包装値付装置の動作を開始する。また、音
声にて「ていし」を音声入力装置600から音声入力す
ると、同様にCPU410によって計量包装値付装置が
停止する。また、CPU410が指示語を認識した場合
には、音声出力装置700から当該指示語を発声させ
る。
【0032】[よみがなテーブル423]図6(a)に
示すようによみがなテーブル423には商品コードごと
に商品名のよみがながと、後述する参照辞書424に従
った称呼類似よみがなが複数記憶されている。さらに、
登録されたよみがなが称呼類似するか否かが記憶されて
いる。通常のよみがなの場合にはそのよみがなに関連付
けて「×」が、称呼類似するよみがなにはそのよみがな
に関連付けて「○」が記憶されている。例えば商品コー
ド「001」に関連付けてよみがなの「ひらきさん
ま」、「ひーらきさんま」などが記憶されている。
【0033】[参照辞書424]図7(a)に示すよう
に参照辞書424にはある文字とその文字に関連付けさ
れて称呼類似する文字が記憶されている。たとえば、
「ひ」に称呼類似する長音である「ひー」、濁音である
「び」、半濁音である「ぴ」、促音である「ひっ」、拗
音である「ひゃ」「ひゅ」「ひょ」やその組合せである
「びー」などが記憶されている。またその逆の関係も記
憶されており「ひゃ」に対して「ひ」などが記憶されて
いる。また子音に対応する母音が記憶されており「ひ」
に対応して「い」が記憶されている。また、撥音である
「ん」に対しては無音文字が記憶されている。
【0034】[設定部425]設定部425には図7
(a)に示すように音声認識部610や音声生成部71
0が計量包装値付装置の動作モードに応じて機能を有効
にするのか否かの設定が記憶されている。例えば、「運
転中」のモードに対しては音声認識部610の機能を無
効にする「×」、音声生成部710の機能は有効にする
「○」が記憶されている。「停止中」のモードに対して
は両部の機能を有効にする「○」が記憶されている。
「運転モード」とは計量装置100、包装装置200、
印字貼付装置300のいずれかの装置が動作もしくは動
作しようとしている状態のモードで、「停止モード」と
は上記以外のモードである。上記の各種装置の動作モー
ドは各装置に対応する制御部430(計量制御部43
3、包装制御部434、印字貼付制御部435)で常に
把握されている。
【0035】[計量包装値付装置の操作]次に、図9か
ら図11を用いて計量包装値付装置の操作について説明
する。該装置の操作は、タッチパネル500に表示され
ている操作指示を指等でタッチすることで操作選択を行
うか、前述のように音声入力にて、操作選択を行うかの
2通りで操作を選択する。
【0036】[メニューの操作]まずタッチパネルには
図9のメニュー画面が表示されておりその中には操作内
容を表示する操作選択部440と、商品情報の呼出もし
くは登録の有効可否状態を示す状態表示部450とから
なる。操作選択部440には「運転」、「停止」、「商
品情報呼出」、「商品情報登録」のボタンが表示されて
いる。「運転」ボタンは計量包装値付装置の運転を開始
して商品の処理(計量、包装、ラベル印字、ラベル貼
付)をする場合に選択する。「運転」ボタンを選択する
には、タッチパネル500に表示されているメニューか
ら「運転」ボタンを指などでタッチするか、音声入力装
置600に向かって「かいし」の指示語を発声する。な
お「運転」ボタンは選択されると反転表示に変わる。ま
た、運転を開始する場合には後述する商品情報の呼出し
操作をしておく必要がある。「停止」ボタンは計量包装
値付装置の動作を停止する場合に選択する。「停止」ボ
タンを選択するには、タッチパネル500に表示されて
いるメニューから「停止」ボタンを指などでタッチする
か、音声入力装置600に向かって「ていし」の指示語
を発声する。なお「停止」ボタンは選択されると図9に
示すように反転表示に変わり、前述の「運転」ボタンが
選択されると非反転になる。「商品情報呼出」ボタンは
後述する商品情報を呼出する際に選択され、「商品情報
登録」ボタンは後述する商品情報を登録・変更・削除す
る際に選択される。状態表示部450は設定部425の
設定に基づき計量包装値付装置の運転中は図9のように
「音声認識部無効」が表示され、停止中は「音声認識部
無効」が消灯している。
【0037】次に「商品情報登録」ボタンと「商品情報
呼出」ボタンを用いる操作について説明する。この両ボ
タン共に、選択する場合には設定部425で設定されて
いる機能設定に基づく。つまり、「商品情報登録」ボタ
ンと「商品情報呼出」ボタンを選択するには計量包装値
付装置の動作が停止していなければ選択できない。例え
ば、「運転」ボタンが選択されている状態で「商品情報
登録」ボタンもしくは「商品情報呼出」ボタンを選択し
ようとすると設定部425に設定に基づきCPU410
がその選択を受け付けない。反対に「停止」ボタンが選
択されていると、「商品情報登録」ボタンもしくは「商
品情報呼出」ボタンの選択が可能になる。
【0038】[商品情報登録の操作]商品情報を登録す
る場合には、「商品情報登録」ボタンを選択する。該ボ
タンを選択するには、タッチパネル500に表示されて
いるメニューから「商品情報登録」ボタンを指などでタ
ッチするか、音声入力装置600に向かって「とうろ
く」の指示語を発声する。すると、タッチパネル500
が図10に示すような画面になる。商品情報登録画面に
は商品情報の入力項目と該入力項目に対応する情報入力
欄460が表示されている。また画面右側にはメニュー
に戻るための「メニュー」ボタンと、登録や変更を確定
させる「登録」ボタン、商品情報の削除を行う「削除」
ボタンも配置されている。商品情報登録初期画面では商
品コード、商品名、売価、値引き価格、よみがな等には
何もデーターは表示されない。この入力項目は商品マス
タ421と該商品マスタ421に関連付けられているよ
みがなテーブル423の項目が表示され商品マスタ42
1やよみがなテーブルにデータ入力可能になっている。
次にタッチパネル上の商品コード入力欄を指などでタッ
チすることでデーター入力が可能になる。その際、キー
入力ウインドが画面上に別ウインドウとして開かれる。
例えば、そのキー入力ウインドから「001」と入力す
る。するとキー入力ウインドが閉じ、商品コード入力欄
に商品コードが入力される。商品コードを入力し終える
と次に商品名を入力する。
【0039】商品名を入力するには商品名欄を指などで
タッチし、商品名を入力する。この場合も前述同様にキ
ー入力ウインドが別ウインドとして開く。商品名の場合
は漢字かな混じりのデータのため、先にひらがなでよみ
を入力して、次に漢字変換を行って商品名のデータ入力
を完了する。その場合、よみがな入力欄にはひらがな入
力されたひらがなのデータが同時並行して自動的に入力
される。たとえば商品名には「開き秋刀魚」と入力する
とよみがなに「ひらきさんま」と入力される。入力を終
えるとキー入力ウインドが閉じる。同様にして売価に
「600」、値引価格に「480」と順に入力する。ま
た、よみがな入力欄に所望のデータが入力されていなけ
れば、よみがな入力欄をタッチして、データの変更を行
う。その後、必要に応じて計量条件、包装条件、印字貼
付条件等を入力する。データの入力が完了すれば登録ボ
タンをタッチすると、商品情報登録変更部431によっ
て入力したデータが商品マスタ421とよみがなテーブ
ル423に記憶される。この場合、よみがなテーブル4
23には入力した商品コードが商品コード項目に、よみ
がな入力欄に入力されたよみがながよみがな項目に、類
似項目には「×」のデータが関連付けられて記憶され
る。また、同時に称呼類似よみがなも後述するように商
品コードに関連付けられて自動的に登録されるが、類似
項目は「○」になる。
【0040】称呼類似よみがなは次のようにしてリスト
アップされ登録される。まず、よみがなに入力されたよ
みがなが一文字ごとに商品情報登録変更部431によっ
て称呼類似辞書と比較される。たとえば「開き秋刀魚」
の場合「ひらきさんま」の先頭文字である「ひ」が比較
される。称呼類似辞書には「ひ」の称呼類似文字として
「ひー」、「び」、「びー」、「ぴ」、「ぴー」、「ひ
っ」、「びっ」、「ぴっ」、「ひゃ」、「ひゅ」、「ひ
ょ」、「びゃ」、「びゅ」、「びょ」、「ぴゃ」、「ぴ
ゅ」、「ぴょ」、「い」が登録されているため、計18
種の称呼類似文字が登録候補になる。次に「ら」の候補
が参照される。「ら」では3種の称呼類似文字が登録候
補になる。次に「き」で計12種、「さ」で計6種、
「ん」で計1種、「ま」で計3種が登録候補になる。そ
して、その文字と称呼類似文字との組合せにより計55
327通り(19通りx4通りx13通りx7通りx2
通りx4通り−1通り)の称呼類似よみがなが自動的に
登録候補としてリストアップされ、商品情報登録変更部
431によって登録される。追加の商品情報を入力する
場合は、商品コード入力欄をタッチして新規の商品情報
を入力し、前述の操作を繰り返す。登録が完了するとメ
ニューボタンをタッチして、メニューに戻る。
【0041】[商品情報変更の操作]商品情報を変更す
る場合にも、「商品情報登録」ボタンを選択する。該ボ
タンを選択するには、タッチパネル500に表示されて
いるメニューから「商品情報登録」ボタンを指などでタ
ッチするか、音声入力装置600に向かって「とうろ
く」の指示語を発声する。すると、タッチパネル500
に図10に示すような画面が表示される。次に、商品コ
ード入力欄をタッチして既存の商品コードを入力する。
すると入力した商品コードに関連付けられた商品情報の
内容が商品情報登録変更部431によって商品マスタ4
21とよみがなテーブル423から読み出され、画面に
表示される。なお、よみがな入力欄には前記入力した商
品コードに関連付けられたよみがなの中で、類似項目が
×のものが読み出され、表示される。次に変更の必要な
項目の入力欄をタッチしてデータを変更する。その後、
登録ボタンをタッチすると、商品情報登録変更部431
によって変更されたデータが登録される。この場合、商
品名やよみがなを変更すると、それまでによみがなテー
ブル423に登録されていた、その商品コードに対応す
るよみがなと称呼類似よみがなのデータが削除され、登
録操作と同様の手順で、変更された商品名やそれに対応
するするよみがながや、称呼類似よみがなが商品情報登
録変更部431によって該商品コードに関連付けてられ
てテーブル423に登録される。変更が完了するとメニ
ューボタンをタッチして、メニューに戻る。
【0042】[商品情報削除の操作]商品情報を削除す
る場合にも、「商品情報登録」ボタンを選択する。該ボ
タンを選択するには、タッチパネル500に表示されて
いるメニューから「商品情報登録」ボタンを指などでタ
ッチするか、音声入力装置600に向かって「とうろ
く」の指示語を発声する。すると、タッチパネル500
に図10に示すような画面が表示される。次に、商品コ
ード入力欄をタッチして既存の商品コードを入力する。
すると記憶されている商品情報の内容が前述の変更と同
様に画面に表示される。次に削除ボタンをタッチすると
商品情報登録変更部431によって表示されている商品
情報が商品マスタ421から削除される。また、その商
品情報に関連付けられているよみがなと呼称類似よみが
なが、よみがなテーブル423から削除される。削除が
完了するとメニューボタンをタッチして、メニューに戻
る。
【0043】[商品情報呼出の操作]まずタッチパネル
に表示されているメニューから商品情報呼出ボタンを指
などでタッチするか、音声入力装置600に向かって
「よびだし」の単語を発声する。すると、タッチパネル
が図11で示す商品情報呼出画面になる。この画面には
呼び出すよみがなを入力する呼出文字欄470と、呼出
し条件を表示する条件表示欄480と、呼出し結果の商
品情報一覧を表示する一覧表示部490とが配置されて
いる。まず、呼び出したいよみがな文字を音声入力する
と音声入力された文字が呼出文字欄470に表示され、
同時にその文字にて検索部432がその文字をもとによ
みがなテーブルに記憶されているよみがなデータを対象
に検索を実行する。この場合、事前に呼出し条件が設定
されており、その設定に従って検索を実行する。この呼
出し条件は条件表示欄480に表示されている。また、
この呼出し条件にはいわゆる「完全一致」、「部分一
致」、「先頭一致」、「後方一致」の中から選択設定さ
れている。
【0044】前記呼出し条件に基づいて検索部432で
よみがなが検索されると関連付けられている商品コード
がリストアップされる。この商品コードは商品マスタの
商品コードと関連付けられているため該リストアップさ
れた商品コードの商品情報が一覧表示部490に表示さ
れる。なお、一覧表示部490は複数の商品情報が表示
でき、表示しきれない場合にはスクロールさせて、呼出
し結果全ての商品情報を表示できるようになっている。
また、この状態で呼出し結果の商品情報の該当数が多い
場合は、さらに呼出文字欄470に文字を追加して適当
数の呼出し結果の商品情報数に減らす。次に、その一覧
表の中から要望の1つの商品情報を指でタッチして選択
する。この選択により計量包装値付装置の計量装置10
0、包装装置200、印字貼付装置300の動作条件が
決定される。呼出が完了するとメニューボタンをタッチ
して、メニューに戻る。以上の操作をすることで計量包
装値付装置を操作する。
【0045】[他の実施例]なお、前記実施形態では商
品名のよみがなを商品名全てついて記憶させ、たが、商
品名から単語を抽出して、その単語に対してよみがなと
称呼類似よみがなを記憶させてもよい。さらに、称呼類
似文字を登録している参照辞書424の代わりに、商品
名の単語のよみがなに対して同義単語のよみがな、方言
のよみがなや、外国語のよみがなを記憶し、参照辞書4
24としても良い。この場合には商品情報の商品名を登
録する際に、入力された商品名から商品情報登録変更部
431で単語を抽出して、よみがなテーブル423に登
録する。たとえば、商品名の登録や変更の際に図6
(b)に示すように、よみがなテーブル423に「漬物
詰合せ」(つけものつめあわせ)に対して「つけも
の」、「つめあわせ」を商品コードに関連させて自動的
に記憶させる。なお同義項目には「×」を自動的に入力
するようにする。また参照辞書424には図7(b)、
図7(c)に示すように、単語に対応して同義単語のよ
みがなを記憶しておく。例えば図7(b)に示すように
「つけもの」に対応させて観念類似語である「しおづ
け」、同義語である「こうのもの」(香の物)、類義語
である「かすづけ」(粕漬け)や「のざわな」(野沢
菜)、語形が異なりながらその言葉と意味が包含関係に
あるもの「はっこうしょくひん」や「しょくひん」や外
国語である「ぴくる」(pickle)を登録しておく。ま
た、図7(c)に示すように単語が「のざわな」である
場合、方言である「おはづけ」、「なっぱ」、「おな」
のように登録しても良い。商品情報の登録の際には商品
情報登録変更部431で抽出された単語を、商品情報登
録変更部431で前記参照辞書424の単語と参照し
て、関連付けられている同義単語のよみがなをよみがな
テーブル423に商品コードと共に登録する。なお同義
項目には「○」が自動的に登録される。商品情報の変更
の場合は変更された商品名の単語よみがなから前述同様
にして、同義単語のよみがなをよみがなテーブル423
に登録する。なお、図10に示す商品情報登録画面のよ
みがなの入力欄はその商品コードに対応する同義項目に
「×」が記憶されているよみがなが複数表示される。こ
のように商品名から単語でよみがなを記録することで、
検索対象のデータ長が短くなり、検索が高速になる。こ
れは呼出条件が「部分一致」、「後方一致」の場合に顕
著になる。さらに同義単語のよみがなも検索対象になる
ため、うる覚えの商品名の呼出しも可能になる。
【0046】また前述の参照辞書424を同義単語のよ
みがなの代わりに図7(d)に示すように反意単語のよ
みがなにしてもよい。例えば「つけもの」(漬物)に対
して「かんぶつ」(乾物)、「とれたて」(取れたて)
などのよみがなを記憶しておく。商品情報の登録などの
手順は前述同様である。このように反意単語のよみがな
も検索対象にすれば、作業者が正確に商品名を覚えてい
なくても商品情報を呼び出す際に戸惑うことがなく、商
品情報の呼出しが行える。
【0047】また、前記実施形態では、よみがなテーブ
ル423を商品マスタ421とは別に記憶したが、商品
マスタ421に複数の項目を追加してその項目に各種よ
みがなを記憶させてもよい。また、前記実施形態では、
商品マスタ421の商品コードとよみがなテーブル42
3の商品コードを関連付けたが、商品コードの代わりに
商品名をよみがなテーブル423に設定して関連付けて
もよい。また、前記実施形態では、記憶部420のよみ
がなを平仮名として記憶したが、よみがなをカタカナや
ローマ字で記憶させるようにしてもよい。また、前記実
施形態では、呼出文字欄470が一つであったが、これ
を複数設けて、各々の呼出文字欄のデータを用いて検索
を等を行ってもよい。また、前記実施形態では、商品情
報登録画面でよみがなの表示、変更、もしくは登録を行
っていたが、別途、類似よみがな、同義よみがな、反意
よみがなを表示させて、登録、変更、削除等を行わせて
もよい。
【0048】また、前記実施形態では、計量包装値付の
機能を備えた商品処理装置について説明したが、本発明
では計量値付装置、電子秤、ラベルプリンタ、組合せ計
量装置、重量チェッカー、金属検出機、箱詰機、製函
機、縦ピロー包装機などについても適用することができ
る。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
商品情報の呼出しを音声にて操作する場合に、あらかじ
め商品名のよみがなとそのよみがなに称呼類似するよみ
がな、商品名に含まれる単語に同義語のよみがな、反意
語のよみがなが登録されており、その登録された各よみ
がなを対象に検索を行うため、高精度の音声認識装置が
なくても迅速で簡単に商品情報を呼び出すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる計量包装値付装置を示す概略斜
視図である。
【図2】同計量包装値付装置を示す概略断面図である。
【図3】同計量包装値付装置を示す概略構成図である。
【図4】記憶部の商品マスタ(商品情報記憶部)の記憶
内容を示す図表である。
【図5】記憶部の指示語テーブルの記憶内容を示す図表
である。
【図6】記憶部のよみがなテーブルの記憶内容を示す図
表である。
【図7】記憶部の参照辞書の記憶内容を示す図表であ
る。
【図8】記憶部の設定部の記憶内容を示す図表である。
【図9】タッチパネルのメニュー画面を示す図である。
【図10】タッチパネルの商品情報登録画面を示す図で
ある。
【図11】タッチパネルの商品情報呼出画面を示す図で
ある。
【符号の説明】 100:計量装置 200:包装装置 300:印字貼付装置 400:マイコン 421:商品マスタ 422:よみがなテーブル 500:タッチパネル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数登録された商品情報の中から音声を用
    いて商品情報を呼び出し、その呼び出された商品情報に
    基づいて商品の計量、包装、ラベルの印字、ラベルの貼
    付けもしくは品質検査などの処理の少なくとも一つの処
    理を行う商品処理装置であって、 前記商品情報に含まれる商品名に関連させて該商品名の
    よみがなを記憶し、さらに該よみがなに称呼類似する類
    似よみがなを前記商品名に関連させて記憶する記憶部
    と、 前記商品情報を呼び出す場合、前記よみがなと前記類似
    よみがなを対象に検索を行い、該検索された各よみがな
    に関連付けられた商品情報を呼び出す制御部とを備えた
    ことを特徴とする商品処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の商品処理装置であって、 前記よみがなに類似発音文字を持つ文字が含まれる場
    合、前記よみがなの前記文字の少なくとも1つを類似発
    音文字に変更して前記類似よみがなとして記憶すること
    ことを特徴とする商品処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の商品処理装置であって、 前記よみがなに撥音文字が含まれる場合、前記よみがな
    の前記撥音文字の少なくとも1つを除いて前記類似よみ
    がなとして記憶することを特徴とする商品処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の商品処理装置であって、 前記よみがなの先頭文字が子音の場合、前記よみがなの
    先頭文字を前記子音に含まれる母音に変更して前記類似
    よみがなとして記憶することを特徴とする商品処理装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1から請求項4のいずれかに記載の
    商品処理装置であって、 前記よみがなは商品名に含まれている単語のよみがなで
    あり、 前記類似よみがなは前記単語のよみがなに称呼類似する
    よみがなであることを特徴とする商品処理装置。
  6. 【請求項6】複数登録された商品情報の中から音声を用
    いて商品情報を呼び出し、その呼び出された商品情報に
    基づいて商品の計量、包装、ラベルの印字、ラベルの貼
    付けもしくは品質検査などの処理の少なくとも一つの処
    理を行う商品処理装置であって、 前記商品情報に含まれる商品名に関連させて該商品名に
    含まれる単語のよみがなを記憶し、さらに該単語に観念
    や意味が同じもしくは類似する同義単語のよみがなを前
    記商品名に関連させて記憶する記憶部と、 前記商品情報を呼び出す場合、前記単語よみがなと前記
    同義単語よみがなを対象に検索を行い、該検索された各
    単語よみがなに関連付けられた商品情報を呼び出す制御
    部とを備えたことを特徴とする商品処理装置。
  7. 【請求項7】複数登録された商品情報の中から音声を用
    いて商品情報を呼び出し、その呼び出された商品情報に
    基づいて商品の計量、包装、ラベルの印字、ラベルの貼
    付けもしくは品質検査などの処理の少なくとも一つの処
    理を行う商品処理装置であって、 前記商品情報に含まれる商品名に関連させて該商品名に
    含まれる単語のよみがなを記憶し、さらに該単語の持つ
    意味に反対の意味を持つ反意語のよみがなを前記商品名
    に関連させて記憶する記憶部と、 前記商品情報を呼び出す場合、前記単語よみがなもしく
    は前記反意語よみがなを対象に検索を行い、その各よみ
    がなに関連付けられた商品情報を呼び出す制御部とを備
    えたことを特徴とする商品処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005309065A (ja) * 2004-04-21 2005-11-04 Toshiba Tec Corp 音声認識結果出力装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005309065A (ja) * 2004-04-21 2005-11-04 Toshiba Tec Corp 音声認識結果出力装置

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