JP2001221612A - 画像位置ずれ検査方法ならびにその装置及び同方法がプログラムされ記録される記録媒体 - Google Patents

画像位置ずれ検査方法ならびにその装置及び同方法がプログラムされ記録される記録媒体

Info

Publication number
JP2001221612A
JP2001221612A JP2000028251A JP2000028251A JP2001221612A JP 2001221612 A JP2001221612 A JP 2001221612A JP 2000028251 A JP2000028251 A JP 2000028251A JP 2000028251 A JP2000028251 A JP 2000028251A JP 2001221612 A JP2001221612 A JP 2001221612A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
image
pattern
scanning direction
shaped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000028251A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3828704B2 (ja
Inventor
Hayato Suzuki
隼人 鈴木
智光 ▲高▼野
Tomomitsu Takano
Fumihiro Nakashige
文宏 中重
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2000028251A priority Critical patent/JP3828704B2/ja
Publication of JP2001221612A publication Critical patent/JP2001221612A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3828704B2 publication Critical patent/JP3828704B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像位置ずれ量の計測を行うことにより各色
の印刷位置の精度向上をはかり被検査装置の印刷品位を
あげる。 【解決手段】 検査装置1(画像作成・加工プログラ
ム)が、印刷プロセスに使用される色材(YMCK)毎
に用意される単色L字パターンを隣接させ規則性をもっ
て複数生成出力し、被検査装置により出力された単色L
字パターンをスキャナ経由で順次読み取って、赤、緑、
青信号として取り込み、検査装置1(パターン計測・評
価プログラム)が、基準L字パターンに対する各単色L
字パターンの相対座標位置を計測してあらかじめ規定さ
れた理想相対座標位置と比較し、各単色L字パターンの
主走査方向ならびに副走査方向の色ずれを検査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
によって再現される画像品質のうち、カラー画像の品質
を検査する、画像位置ずれ検査方法ならびに装置及び同
方法がプログラムされ記録される記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】OA(オフィスオートメーション)の普
及に伴い、オフィスでは、各種情報機器が文字や画像等
の画像情報の出力を行っている。この代表的なものは、
原稿の複写を行う複写機であり、また、情報処理機器本
体によって処理されたデータを出力するプリンタであ
る。
【0003】上記した複写機あるいはプリンタは、感光
ドラム上に静電潜像を形成し、CCD等撮像素子を用い
て画像情報の読取りを行って現像を行い、あるいはサー
マルヘッド等の記録ヘッドを用いて用紙上に画像の印刷
を行っている。
【0004】このような情報機器を工場で設計、製造
し、出荷する際には、再現された画像の検査が行なわれ
る。最近ではカラー複写あるいはカラー記録が一般化し
てきており、これらについての画像の検査も必要となっ
ている。検査対象がカラー画像の場合、所定の色以外の
色についてはいくつかの色を混合することによってその
再現が行なわれる。すなわち、静電複写機や感熱転写式
のプリンタにおいて、カラー画像の印刷を行う場合に
は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の
3色材によって、あるいはこれにブラックBを加えた4
色材によって画像の形成を行う。このような色材を順次
重ね合わせて印刷を行なう場合には、カラー再現性を左
右する1つの因子としての色ずれ量が問題となる。すな
わち1色ごとに色の再現を行う工程で色ずれが発生する
と、特に線画や文字の部分で画像の品質が著しく劣化す
ることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、カラ
ー印刷装置では、KCMY4色のトナー、インクにより
印刷を行い、CMY色の重ね合わせによって色を合成し
ている。この合成過程において重ね合わせる色の位置が
ずれると本来の色とは異なる色が合成されることにな
り、特に、線画や文字部分では画像の品質が著しく劣化
する。
【0006】例えば、青色の文字はマゼンタとシアンの
原色混合によって再現されるが、印刷の工程でこれらの
2色の位置がずれると、文字がぼけてしまい、非常に読
みづらいものとなる。また絵柄の画像の場合には、位置
ずれの影響が印刷される絵柄自体に現れてしまい、正確
な色再現を行うことができないという問題がある。
【0007】そこで、従来から再現された画像に対して
色ずれ量を測定することが行なわれている。従来、この
ような色ずれ量の測定は、被検査対象物であるカラー画
像に関し顕微鏡を用いて拡大投影し、検査者が色ずれを
直接読取るという方法によっていた。あるいは、非検査
対象物としてのパターンを、シアン、マゼンタ、イエロ
ー、ブラックの各色材を順に隣接させ一直線上に配置し
た検査パターンを用意し、これをコンピュータによって
読み取って画像の色ずれ量の最大値を検出し、この色ず
れ量の最大値に基づいてカラー画像の検査を行うように
していた。
【0008】しかしながら前者によれば、検査者が主体
となるため、検査者が異なった場合に測定値あるいは検
査結果が変化し、また、検査者の精神的疲労や肉体的疲
労に基づく心理的な影響が測定値や検査結果に反映さ
れ、正確な測定あるいは検査が困難な状況にあった。ま
た、後者によれば、測定や検査は、自動化されるもの
の、測定された色ずれ量と実際のカラー画像を目で見た
ときに受ける色ずれ感との間には相違があり、人間の視
覚に正確に対応した色ずれ量の検査が不可能であった。
また、後者によれば、各色材を順に隣接させ一直線上に
配置した検査パターンを用いて検査を行うため、主走査
方向、あるいは副走査方向のいずれか一方しか計測、検
査できないといった不都合を有していた。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、印刷プロセス色に対応してそれぞれ単色のL字パ
ターンを検査シートの全領域に印刷し、各単色パターン
の縦線及び横線の位置を検出し、その交点座標を算出
し、あらかじめ規定された理想座標位置と比較すること
により、主走査方向ならびに副走査方向の色ずれを自動
で、かつ、人間の視覚に正確に対応した検査が可能な、
画像位置ずれ検査方法ならびにその装置及び同方法がプ
ログラムされ記録される記録媒体を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために請求項1に記載の画像位置ずれ検査方法は、 印刷
プロセスに使用される色材毎に用意される単色L字パタ
ーンを読み取り、前記読み取られたL字パターンをRG
Bの画像パターンとして取り込み記録し、前記記録され
たRGBの画像パターン毎、基準色とその補色関係にあ
る前記印刷プロセス色におけるL字パターンの交点座標
を計測し、前記黒のL字パターンの交点座標を基準に、
前記補色関係にある印刷プロセス色のL字パターンの相
対位置座標を求め、前記求められた相対位置座標を設計
値である相対位置座標と比較して設計値に対するずれ量
を算出し、 前記1以上のL字パターンに対して算出し
たずれ量の平均値と最大値を求め、前記印刷プロセスに
使用される各色材のずれ量の平均値と最大値を、規格値
と比較することにより、カラー画像における色ずれを検
査することとした。
【0011】このことにより、印刷プロセスに使用され
る各色材のずれ量の平均値と最大値によってカラー画像
における色ずれを検査するようにしたため、人間の視覚
により正確に対応した色ずれ量の検査が自動で可能とな
る。
【0012】請求項2に記載の画像位置ずれ検査装置
は、検査装置により生成される画像を印刷する被検査装
置と、印刷プロセスに使用される色材毎用意される単色
L字パターンを隣接させ、規則性をもって複数生成し、
前記被検査装置に供給する検査装置と、前記被検査装置
によって印刷される画像出力から、前記各単色L字パタ
ーンを順次読み取り、RGBのL字パターンに変換して
格納する画像入出力装置と、前記画像入出力装置からR
GBのL字パターンを所定単位毎に切り出し、前記各L
字パターンの交点座標位置を計測し、あらかじめ規定さ
れた理想座標位置と比較することにより、前記印刷され
た画像の主走査方向ならびに副走査方向の色ずれを検査
する検査装置とを備えて成ることとした。
【0013】また、請求項3に記載の画像位置ずれ検査
装置は、請求項2に記載の同装置において、前記検査装
置は、印刷プロセスに使用される色材毎用意される単色
L字パターンを隣接させ、規則性をもって複数生成する
画像生成手段と、前記生成された画像を印刷装置に出力
する出力手段と、前記画像入出力装置からR、G、Bの
L字パターンを所定単位毎に切り出し、前記各L字パタ
ーンの交点座標位置を計測し、あらかじめ規定された理
想座標位置と比較することにより、前記印刷された画像
の主走査方向ならびに副走査方向の色ずれを検査する検
査手段とを有することとした。
【0014】上記構成により、印刷プロセス色に対応し
て生成される単色のL字パターンの縦線及び横線の位置
が検出され、更にその交点座標が算出され、あらかじめ
規定された理想座標位置と比較することにより、主走査
方向ならびに副走査方向の色ずれを、自動で、かつ、人
間の視覚に正確に対応した検査を可能とする検査装置を
提供できる。
【0015】請求項4に記載の画像位置ずれ検査装置
は、請求項2に記載の同装置において、前記画像入出力
装置は、前記被検査装置として接続される複写機とビデ
オインタフェースを介して接続され、前記複写機によっ
て印刷される画像出力から前記各単色L字パターンを順
次読み取り、RGBパターンに変換して内蔵する画像メ
モリにビットマップ形式で展開することとした。また、
請求項5に記載の画像位置ずれ検査装置は、請求項2に
記載の同装置において、前記画像入出力装置は、前記被
検査装置として接続されるプリンタとは画像データバス
を介して直結され、前記プリンタによって印刷される画
像を外部接続されるスキャナ装置を介し順次読み取り、
RGBパターンに変換して内蔵する画像メモリにビット
マップ展開することとした。
【0016】上記構成により、被検査装置として複写機
あるいはプリンタが接続され、検査装置でラスタライジ
ング処理を行うことなく、画像処理装置で負荷分散が可
能となり、その間における検査装置のスループットが向
上する。
【0017】請求項6に記載の画像位置ずれ検査装置
は、請求項4または5に記載の同装置において、前記画
像入出力装置は、前記RGBパターンを逐次切り替え、
色信号毎前記検査装置に供給するインタフェースを更に
有することとした。上記構成により、色信号毎に画像の
取り込み、計測処理を行うことでモノクロタイプのスキ
ャナであっても同様のシステム構築が可能となる。
【0018】請求項7に記載の画像位置ずれ検査装置
は、印刷プロセスに使用される色材毎に用意される単色
L字パターンを読み取るスキャナ入力手段と、前記読み
取られたL字パターンをRGBの画像パターンとして取
り込み記録する記録手段と、前記記録されたRGBの画
像パターン毎、黒とその補色関係にある前記印刷プロセ
ス色におけるL字パターンの交点座標を計測する計測手
段と、前記黒のL字パターンの交点座標を基準に、前記
補色関係にある印刷プロセス色のL字パターンの相対位
置座標を求める相対位置座標算出手段と、前記求められ
た相対位置座標を設計値である相対位置座標と比較して
設計値に対するずれ量を算出するずれ量算出手段と、前
記1以上のL字パターンに対して算出したずれ量の平均
値と最大値を求め、前記印刷プロセスに使用される各色
材のずれ量の平均値と最大値を、規格値と比較すること
により、カラー画像における色ずれを検査する論理演算
手段とを備えることとした。
【0019】上記構成により、印刷プロセスに使用され
る色材毎に用意される単色L字パターンを読み取り、読
み取られたL字パターンをRGBの画像パターンとして
取り込み記録し、記録されたRGBの画像パターン毎、
基準色とその補色関係にある前記印刷プロセス色におけ
るL字パターンの交点座標を計測し、黒のL字パターン
の交点座標を基準に、補色関係にある印刷プロセス色の
L字パターンの相対位置座標を求め、求められた相対位
置座標を設計値である相対位置座標と比較して設計値に
対するずれ量を算出し、取り込まれた全てのL字パター
ンに対して算出したずれ量の平均値と最大値を求め、印
刷プロセスに使用される各色材のずれ量の平均値と最大
値を、規格値と比較してカラー画像における色ずれを検
査する。このことにより、主走査方向ならびに副走査方
向の色ずれを、自動で、かつ、人間の視覚に正確に対応
した検査を可能とする検査装置を提供できる。
【0020】請求項8に記載の記録媒体は、印刷プロセ
スに使用される色材毎用意される単色L字パターンが被
検査装置によって印刷され、その印刷された画像から前
記各単色L字パターンを順次読み取ることにより前記印
刷された画像の主走査方向ならびに副走査方向の色ずれ
を検査する画像位置ずれ検査装置に用いられ、前記印刷
プロセスに使用される色材毎に用意される単色L字パタ
ーンを読み取るステップと、前記読み取られたL字パタ
ーンをRGBの画像パターンとして取り込み記録するス
テップと、前記記録されたRGBの画像パターン毎、黒
とその補色関係にある前記印刷工程色におけるL字パタ
ーンの交点座標を計測するステップと、前記黒のL字パ
ターンの交点座標を基準に、前記補色関係にある印刷プ
ロセス色のL字パターンの相対位置座標を求めるステッ
プと、前記求められた相対位置座標を設計値である相対
位置座標と比較して設計値に対するずれ量を算出するス
テップと、前記1以上のL字パターンに対して算出した
ずれ量の平均値と最大値を求めるステップと、前記印刷
プロセスに使用される各色材のずれ量の平均値と最大値
を規格値と比較するステップとがプログラムされ記録さ
れることとした。
【0021】また、請求項9に記載の記録媒体は、請求
項8に記載の同記録媒体において、前記前記記録された
RGBの画像パターン毎、黒とその補色関係にある前記
印刷工程色におけるL字パターンの交点座標を計測する
ステップは、更に、前記各印刷プロセス色に対応するL
字パターンが含まれる区画単位でその画像領域を抽出す
るステップと、前記抽出された区画に含まれる基準パタ
ーンの主走査方向において、線が存在すると考えられる
粗検出位置の画像領域を切り出し、基準パターン線の主
走査方向粗位置を求めるステップと、前記抽出された区
画に含まれる基準パターンの副走査方向において、線が
存在すると考えられる粗検出位置の画像領域を切り出
し、基準パターン線の副走査方向粗位置を求めるステッ
プと、前記取得した副走査方向粗検出位置を元にパター
ン交点直近の画像領域を切り出し、基準パターン線の主
走査方向位置を求めるステップと、前記取得した主走査
方向粗検出位置を元にパターン交点直近の画像領域を切
り出し、基準パターン線の副走査方向位置を求めるステ
ップと、前記主副基準パターン線位置を延長してその交
点座標を前記計測座標とするステップと、前記基準パタ
ーン位置座標と同様の手順で色パータンについても位置
座標検出を行うステップとがプログラムされ記録される
こととした。
【0022】このことにより、印刷プロセスに使用され
る色材毎に用意される単色L字パターンを読み取り、読
み取られたL字パターンをRGBの画像パターンとして
取り込み記録し、記録されたRGBの画像パターン毎、
基準色とその補色関係にある前記印刷プロセス色におけ
るL字パターンの交点座標を計測し、黒のL字パターン
の交点座標を基準に、補色関係にある印刷プロセス色の
L字パターンの相対位置座標を求め、求められた相対位
置座標を設計値である相対位置座標と比較して設計値に
対するずれ量を算出し、取り込まれた全てのL字パター
ンに対して算出したずれ量の平均値と最大値を求め、印
刷プロセスに使用される各色材のずれ量の平均値と最大
値を、規格値と比較してカラー画像における色ずれを検
査するプログラムを提供できる。このことにより、主走
査方向ならびに副走査方向の色ずれを、自動で、かつ、
人間の視覚に正確に対応した検査を可能とする。
【0023】請求項10に記載の記録媒体は、請求項9
に記載の同記録媒体において、前記基準または色パター
ン線の主走査方向粗位置、あるいは主走査方向位置を求
めるステップは、更に、主走査方向の画像データヒスト
グラムを取得するステップと、前記ヒストグラム波形を
平滑化して波形を整形するステップと、前記波形のピー
ク値を求めるステップと、前記検出したピーク値を含む
前後3画素のデータによってスプライン処理を行い画素
を補間するステップと、前記スプライン曲線からピーク
値を求めるステップと、前記各ステップによって得られ
るデータ間の下から1/3を閾値として前記スプライン
曲線の幅を求め、これを線幅とするステップと、前記線
幅の中心位置を求め基準パターン線の主走査方向粗位
置、あるいは主走査方向位置とするステップとがプログ
ラムされ記録されることとした。
【0024】また、請求項11に記載の記録媒体は、請
求項9に記載の同記録媒体において、 前記基準または
色パターン線の副走査方向粗位置、あるいは副走査方向
位置を求めるステップは、更に、副走査方向の画像デー
タヒストグラムを取得するステップと、前記ヒストグラ
ム波形を平滑化して波形を整形するステップと、前記波
形のピーク値を求めるステップと、前記検出したピーク
値を含む前後3画素のデータによってスプライン処理を
行い画素を補間するステップと、前記スプライン曲線か
らピーク値を求めるステップと、前記各ステップによっ
て得られるデータ間の下から1/3を閾値として前記ス
プライン曲線の幅を求め線幅とするステップと、前記線
幅の中心位置を求め基準パターン線の副走査方向粗位
置、あるいは副走査方向位置とするステップとがプログ
ラムされ記録されることとした。
【0025】このことにより、基準パターンを含む色パ
ターンの主副走査方向位置の粗検出から始まって基準パ
ターンを含む色パターンの主副走査方向位置の高精度検
出が行われ、ここで求められたパターン線位置を延長
し、その交点座標をパターン座標として確定すること
で、交点座標の計測が容易で、かつ、正確さを増すこと
ができる。ここで求められた相対位置座標を設計値であ
る相対位置座標と比較して設計値に対するずれ量を算出
し、取り込まれた全てのL字パターンに対して算出した
ずれ量の平均値と最大値を求め、印刷プロセスに使用さ
れる各色材のずれ量の平均値と最大値を、規格値と比較
してカラー画像における色ずれを検査するプログラムを
提供できる。カラー印刷装置では、KCMY4色のトナ
ー、インクにより印刷を行い、CMY色の重ね合わせに
よって色を合成しており、従来この合成過程において重
ね合わせる色の位置がずれると本来の色とは異なる色が
合成されることになり、特に、線画や文字部分では画像
の品質が著しく劣化していたが、本発明により位置ずれ
量の保証がなされるため、各色の印刷位置の位置精度が
向上し印刷品質の向上がはかれる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明における画像色ず
れ検査装置の実施形態を示すブロック図である。図にお
いて、1は検査装置であり、後述する検査シートに印刷
されたL字パターンを取り込んでカラー画像の位置ずれ
の計測、及び検査を行う。ここでは検査装置としてパー
ソナルコンピュータが使用され、検査のために規格値と
の比較処理も行う。2は画像入力ボードであり、検査装
置1とはPCI(PeripheralComponent Interconnec
t)バス6を介して接続され、計測用スキャナ5を介し
て取り込んだ画像を検査装置1に供給する。尚、被検査
装置として複写機が接続される場合、複写機に用意され
るスキャナを計測用スキャナ5の代替とすることができ
る。
【0027】上記構成において概略動作を説明すると以
下のようになる。すなわち、計測用スキャナ5を介し、
スキャナ台に載置された検査シート(後述する)から検
査パターン画像を読み込み、画像入力ボード2でこの画
像読み取りを行った後、検査装置1で各色パターンの位
置計測を行い、パターン設計値(理想位置)とのズレ量
を算出し、規格値と比較して合否判定を行う。詳細はフ
ローチャートを参照しながら後述する。
【0028】図2は本発明におけるカラー画像位置ずれ
検査装置の他の実施形態を示すブロック図である。ここ
では、被検査装置4として複写機の他にプリンタが接続
され、それぞれ、専用ビデオインタフェース7、専用プ
リンタインタフェース9を介し画像入出力装置(パター
ンジェネレータ)3に接続される。なお、画像読み取り
のための計測用スキャナ5が検査装置1にSCSI(Sm
all Computer System Bus)もしくはUSB(Univer
sal Serial Bus)等のスキャナインタフェース8を介
して接続されることもある。上記した検査装置1及び画
像入力ボード2、パターンジェネレータ3の内部構成
等、詳細については後述する。
【0029】図3は、本発明において使用される検査シ
ートに印刷されるカラー画像位置ずれ計測用パターン例
を示す。ここでは、印刷プロセスで使用される色材(ト
ナー/インク)である、シアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)、ブラック(B)毎に用意され
る単色のL字パターンを1区画あたり各4個隣接して配
置し、これを複数連続して検査シート10を構成する全
面に配置(プリント)したものを使用する。
【0030】検査シート10に対する印刷領域は、四隅
とも、紙端より6mm内側とし、形状は図3(a)に示
すとおりL字とし、このL字パターンの線長は縦横とも
に114ドット、線幅2ドットであり、12ドット距離
を置いて他色のL字パターンが配置されるものとする。
すなわち、1区画領域内にCMYBのそれぞれに相当す
るL字パターン、逆L字パターン、90度回転したL字
パターン、90度回転した逆L字パターンが隣接して配
置される。なお、図中の数字は、いずれも非検査装置4
の解像度が400dpi時のドット数を表すものとす
る。検査シートに印刷される連続パターンの例が図3
(b)に示されている。
【0031】なお、L字パターンの大きさ(各色の線
長、間隔、及び太さ)は、小さければ小さいほど密度の
濃い計測が可能になるが、それと共に誤認識、誤検出の
確率が高くなる。具体的にL字パターン間の間隔が広す
ぎると、本来同位置での位置ずれを検出する目的と特性
が異なる可能性が有り、狭すぎると、パターン位置のず
れに対しての許容量が小さくなり、誤計測の確率が高く
なる。また、パターンが大きすぎると、計測する密度が
粗くなり、小さすぎるとパターンの位置ずれに対しての
許容量が小さくなり、誤計測の確率が高くなる。更に、
線幅が細すぎると線がかすれやすくなり、太すぎると線
位置(中心位置)の計測誤差が大きくなりやすい。従っ
て、計測仕様に合わせて最適な値を設定する必要があ
る。
【0032】また、上記パターンはルーペによる目視検
査も可能であるが、目視による感覚的な評価には4色の
インク(トナー)を同一位置に重ね合わせ、その線が色
づいて見えるか否か判断するのが最も簡単である。その
ためには、主副走査両方とも同時に見るためには十文字
パターンが有効である。従って、ここでは、図3(c)
(d)に示すように目視評価用の十文字パターンと、上
記した機械検査用のL字パターンを行あるいは列方向に
交互に配置することにより両者に共用できる計測パター
ンとなる。
【0033】上記したパターンは、フォトレタッチ等市
販の画像作成/加工ソフトウェアを使用して作成するも
のとする。ここでは、米国アドビ社製のPhotosh
opバージョン5.5を使用するものとする。この場
合、まず、パターン1個の大きさ(240×240ドッ
ト)に関し、CMYカラーでパターンを作成するファイ
ルを開く。次にそのファイル一杯にKCMYの各色相当
のL字パターンを作成する。パターン濃度は100%と
する。これで1個の単一パターンが完成し、これを複数
配置して検査パターンを完成させる。そして、作成した
パターンの全領域を選択してパターン登録し、保存終了
する。次に、最終的に作成する検査パターンの大きさ、
例えばA3サイズのCMYカラーでファイルを開く。そ
して開いたファイル全域を指定し、登録パターンで塗り
潰しを行う。
【0034】図4は、図1、図2に示す検査装置1の内
部構成を示すブロック図である。検査装置1は、CPU
11を制御中枢とし、主記憶装置12、ハードディスク
装置13がシステムバス15に共通接続されて成る。図
示しないが、他にキーボードマウスや表示モニタも専用
のコントローラを介してシステムバスに接続される。ま
た、システムバス15はバスブリッジ14を介してPC
Iバス3と連結され、PCIバス3には上記したように
画像メモリを内蔵する画像入出力装置2(3)が接続さ
れる。
【0035】主記憶装置12には、OS(基本ソフトウ
ェア)として、ここでは米国マイクロソフト社製のWi
ndowsNTが常駐するものとし、パターンジェネレ
ータ122、プリンタドライバ123、スキャナドライ
バ124が画像入出力のためのソフトウェアツールとし
て割り付けられ格納される。また、上記したPhoto
shop等画像作成、加工ソフトウェア125、更に
は、後述するパターン計測、評価プログラムも割り付け
られ格納される。127は上記した画像作成、加工プロ
グラム126、パターン計測、評価プログラム126等
応用ソフトウェアにより使用されるワーク領域であり、
更に、ハードディスク装置13にも比較的容量の大きな
ワーク領域が割り当てられる。
【0036】図5は、本発明の画像色ずれ検査装置の実
施形態を示す機能ブロック図であり、具体的には、図4
に示すCPU11が主記憶装置12に格納されたパター
ン計測・評価プログラムを実行した場合の機能ブロック
図に相当する。
【0037】図に示すように、本発明の画像色ずれ検査
装置は、スキャナ入力部111、カラー画像抽出部11
2、ワークメモリ113、パターン切り出し部114、
交点座標計測部115、相対位置算出部116、ずれ量
算出部117、制御部118、論理演算部119、テー
ブルメモリ120で構成される。
【0038】スキャナ入力部111は、図1に示す複写
機(被検査装置)のスキャナ部、あるいは図2に示すス
キャナ装置5を介してスキャンされたパターンを取り込
んでカラー画像抽出部112に供給する。カラー画像抽
出部112は、取り込んだ画像をR、G、B画像毎所定
量抽出してワークメモリ113へ吐き出す。ワークメモ
リ113は図4に示す主記憶装置12のワークエリア1
27またはハードディスク装置13のワーク領域に相当
する。パターン切り出し部114は、R、G、B毎、ワ
ークメモリ113から1区画相当のL字パターンを切り
出して交点座標計測部115に供給する。
【0039】交点座標計測部115は、後述するアルゴ
リズムに従いR、G、Bのそれぞれを構成する色のL字
パターンの交点座標を求めて相対位置算出部116へ供
給する。相対位置算出部116は、先に求めた交点座標
を基準に色パターンの交点座標の相対位置を算出し、ず
れ量算出部117へ渡す。ずれ量算出部117は、相対
位置算出部で求めた相対座標をテーブルメモリ120に
理想値としてあらかじめ定義された相対座標と比較して
ズレ量を算出して論理演算部119へ出力する。
【0040】制御部118は、交点座標計測部、相対位
置算出部、ずれ量算出部117、論理演算部119によ
る各演算の順序制御を司る。論理演算部119は、ずれ
量算出部117で算出されるズレ量を色パターンのズレ
量として蓄積し、検査シート全面のパターンに対して算
出したズレ量の平均値と最大値を求め、あらかじめ定義
されテーブルメモリ120に記録された規格値と比較す
ることにより、合否判定を行う。処理の流れ等詳細はフ
ローチャートを用いて後述する。
【0041】図6、図7は、それぞれ、図1、図2に示
す画像入力ボードならびにパターンジェネレータの内部
構成を示すブロック図である。
【0042】図6において、本画像入力ボード2は、カ
ラー画像情報がビットマップ形式で展開される画像メモ
リ21を核とし、画像制御回路22、データセレクタ2
3、PCIバスインタフェース24で構成される。画像
入力ボード2は、検査装置1とは、PCIバス6を介
し、また、複写機4とは専用のビデオインタフェース7
(画像データバス)を介して接続され、複写機4からデ
ータを取り込むときは専用のビデオインタフェースを介
して直接に、また、検査装置1から画像メモリ21をア
クセスするときは内部のローカルバス24を介しバス変
換を行いながらデータの入出力がなされる。
【0043】図7において、本パターンジェネレータ3
は、カラー画像情報がビットマップ形式で展開される画
像メモリ31を核とし、画像制御回路32、PCIバス
インタフェース33、ローカルバスインタフェース3
3、画像データバスインタフェース35で構成される。
パターンジェネレータ3は、検査装置1とは、PCIバ
ス6を介し、また、被検査装置4として接続されるプリ
ンタとは画像データバスインタフェース35と直結され
る。このため、主記憶装置12に格納されたプリンタド
ライバ123を介さずにパターンジェネレータ122を
使用して検査パターンを直接プリンタエンジンに出力す
ることができる。画像制御回路32はこのためのラスタ
ライジング処理を行う。
【0044】図8は、本発明の画像色ずれ検査装置の動
作を示すフローチャートであり、詳しくは図4に示すパ
ターン計測・評価プログラムによる画像色ずれ検査のた
めの処理手順が示されている。
【0045】以下、図8を参照しながら図1乃至図7に
示す本発明実施形態の動作について詳細に説明する。ま
ず、検査装置1は、上記した方法により検査パターンを
生成して、画像入出力装置2(3)を介し、被検査装置
2である複写機あるいはプリンタに供給して印刷処理を
行う(ステップS81、S82)。印刷された検査パタ
ーンは、複写機のスキャナ部、あるいは外部接続される
スキャナ装置5によって再び検査装置1に取り込まれ保
存する(ステップS83)。なお、印刷された各単色の
L時パターンは、複写機のスキャナ部、あるいはスキャ
ナ装置5により、赤(R)、緑(G)、青(B)の3つ
の色信号として取り込まれ、画像入出力装置2内の画像
メモリ21に保存される。
【0046】次に、検査装置1は、画像メモリ21から
まずR画像のみを抽出し、検査装置1内のワークエリア
127に読み出す(ステップS84)。補色の関係から
R画像は黒とシアン色のL字パターンを明瞭に判別する
ことができる。次に、検査シートにおける左上隅の1組
(4個のL字パターン)のパターンが入っている領域の
画像を切り出し(ステップS85)、黒とシアンそれぞ
れのL字パターンの交点座標(X、Y)を計測する(ス
テップS86)。なお、計測アルゴリズムについては後
述する。そして、黒パターン交点座標を基準として、シ
アンパターン交点座標の相対位置(X、Y)を算出する
(ステップS87)。次に、先に求めた相対座標を、パ
ターン設計値の相対座標と比較し、設計値(理想値)に
対するズレ量(X、Y)を算出する(ステップS8
8)。そしてそのズレ量をパターン1におけるシアン色
の位置ズレと判断する。上記ステップS85〜S88に
いたる処理を検査シート上に印刷された全L字パターン
に対して順次行う(ステップS89)。次に、論理演算
部119で検査シート全面のL字パターンに対して算出
されたズレ量の平均値と最大値を求める(ステップS1
00)。
【0047】次に、画像メモリ21からG画像のみを抽
出して検査装置1のワーク領域127に読み出す。補色
の関係よりG画像は黒とマゼンタのL字パターンを明瞭
に判別することが出来る。上記したステップS85〜S
88に相当するG画像のステップS90〜S93を検査
シート上に印刷された全面のパターンに対し順次行い
(ステップS94)、論理演算部119で検査シート全
面のパターンに対して算出されたズレ量の平均値と最大
値を求める。最後に、画像メモリ21からB画像のみを
抽出して検査装置1のワーク領域127に読み出す。補
色の関係よりB画像は、ブラックとイエローのL字パタ
ーンを明瞭に判別することが出来る。上記したステップ
S85〜S88に相当するB画像のステップS95〜S
98を検査シート上に印刷された全面のパターンに対し
順次行い(ステップS99)、論理演算部119で検査
シート全面のパターンに対して算出されたズレ量の平均
値と最大値を求める。
【0048】最終的に論理演算部119は、上記計測結
果を使用し、印刷工程において使用されるC、M、Y各
色材のズレ量の平均値と最大値を、あらかじめ決められ
た規格値と比較することにより合否判定を行う。
【0049】図9乃至図13は、図8に示す交点座標計
測(ステップS86、S91、S96)のためのアルゴ
リズムを説明するために引用したフローチャートであ
り、図15はその動作を説明するために引用した動作概
念図である。
【0050】以下、図9乃至図13ならびに図14を参
照しながら交点座標計測のためのアルゴリズムについて
詳細に説明する。
【0051】本発明のカラー画像位置ずれ検査方法にお
いて、L字パターンの交点座標を計測するのに、検査装
置1は、まず、主記憶装置12内にあるカラー画像ファ
イル130からRGBの単色画像ファイルを所定量読出
してワーク領域127に書き込む(ステップS91
1)。そして、区画単位でパターンを切り出し(ステッ
プS912)、以下の計測作業がはじまる。
【0052】この計測作業は、基本的には、区画内のそ
れぞれのL字パターンに対し基準パターン(黒)の主副
走査方向位置の粗検出を行った後(ステップS913、
S914)、基準パターンの主副走査方向位置の高精度
検出を行い(ステップS915、S916)、基準パタ
ーン位置座標を確定する(ステップS917)ことによ
り行われる。更に、補色関係にある色パターン位置座標
を上記した基準パターン同様のアルゴリズムによって位
置座標を確定する。
【0053】基準(色)パターンの主走査方向位置の粗
検出を行うための手順が図10にフローチャートで示さ
れている。また、図14にその動作概念図が示されてい
る。
【0054】以下、図10を参照しながら図14に示す
動作概念図について説明する。検査装置1は、まず、主
記憶装置12内にあるカラー画像ファイル130から単
色画像のみワーク領域127へ呼び出し(図14a)、
必ず線が存在すると考えられる粗検出位置の画像領域を
切り出す(図14b,c及び図10のステップS913
1)。次に、主走査方向の画像データヒストグラムを取
得する(図14d及び図10のステップS9132)そ
して、ヒストグラム波形を平滑化処理して、波形を整形
する(図14e及び図10のステップS9133)。次
に、波形のピーク位置を検出し、検出したピーク値を含
む前後3画素のデータに基づきスプライン処理を行い、
更に波形を整形する(図14f及び図10のステップS
9134、S9135)。
【0055】そして、得られるスプライン曲線からピー
ク値を求め(ステップS9136)、スプライン曲線算
出に用いた両端データの高い方のデータ値を求める(ス
テップS9137)。次に、先のステップS9136、
S9137の処理に基づき得られるデータ間の下から1
/3を閾値(スレッショルドレベル)としてスプライン
波形の山の幅を求め、これを線幅とする。(図14g及
び図10のステップS9138)更に、上記幅の中心位
置を求め、基準パターン線の主走査方向粗位置とする
(ステップS9139)。
【0056】基準(色)パターンの副走査方向位置の粗
検出を行うための手順が図11にフローチャートで示さ
れている。検査装置1は、まず、主記憶装置12内にあ
るカラー画像ファイル130から単色画像のみワーク領
域127へ呼び出し、必ず線が存在すると考えられる粗
検出位置の画像領域を切り出す(ステップS914
1)。次に、副走査方向の画像データヒストグラムを取
得する(ステップS9142)そして、ヒストグラム波
形を平滑化処理して、波形を整形する(ステップS91
43)。次に、波形のピーク位置を検出し、検出したピ
ーク値を含む前後3画素のデータに基づきスプライン処
理を行い、更に波形を整形する(ステップS9144、
S9145)。
【0057】そして、得られるスプライン曲線からピー
ク値を求め(ステップS9146)、スプライン曲線算
出に用いた両端データの高い方のデータ値を求める(ス
テップS9147)。次に、先のステップS9146、
S9147の処理に基づき得られるデータ間の下から1
/3を閾値(スレッショルドレベル)としてスプライン
波形の山の幅を求め、これを線幅とする。(ステップS
9148)更に、上記幅の中心位置を求め、基準パター
ン線の副走査方向粗位置とする(ステップS914
9)。
【0058】基準(色)パターンの主走査方向位置の高
精度検出を行うための手順が図12にフローチャートで
示されている。図12において、検査装置1は、基準パ
ターン副走査方向位置の粗検出処理(図11のステップ
S9141〜S9149)で取得したパターンの副走査
方向粗検出位置データを元に、パターン交点直近の画像
領域を切り出す(ステップS9151)。次に、主走査
方向の画像データヒストグラムを取得する(ステップS
9152)そして、ヒストグラム波形を平滑化処理し
て、波形を整形する(ステップS9153)。次に、波
形のピーク位置を検出し、検出したピーク値を含む前後
3画素のデータに基づきスプライン処理を行い、更に波
形を整形する(ステップS9154、S9155)。
【0059】そして、得られるスプライン曲線からピー
ク値を求め(ステップS9156)、スプライン曲線算
出に用いた両端データの高い方のデータ値を求める(ス
テップS9157)。次に、先のステップS9156、
S9157の処理に基づき得られるデータ間の下から1
/3を閾値(スレッショルドレベル)としてスプライン
波形の山の幅を求め、これを線幅とする。(ステップS
9138)更に、上記幅の中心位置を求め、基準パター
ン線の主走査方向位置とする(ステップS9139)。
【0060】基準(色)パターンの副走査方向位置の高
精度検出を行うための手順が図13にフローチャートで
示されている。図13において、検査装置1は、基準パ
ターン主走査方向位置の粗検出処理(図10のステップ
S9131〜S9139)で取得したパターンの主走査
方向粗検出位置データを元に、パターン交点直近の画像
領域を切り出す(ステップS9161)。次に、主走査
方向の画像データヒストグラムを取得する(ステップS
9162)そして、ヒストグラム波形を平滑化処理し
て、波形を整形する(ステップS9163)。次に、波
形のピーク位置を検出し、検出したピーク値を含む前後
3画素のデータに基づきスプライン処理を行い、更に波
形を整形する(ステップS9164、S9165)。
【0061】そして、得られるスプライン曲線からピー
ク値を求め(ステップS9166)、スプライン曲線算
出に用いた両端データの高い方のデータ値を求める(ス
テップS9157)。次に、先のステップS9166、
S9167の処理に基づき得られるデータ間の下から1
/3を閾値(スレッショルドレベル)としてスプライン
波形の山の幅を求め、これを線幅とする。(ステップS
9168)更に、上記幅の中心位置を求め、基準パター
ン線の副走査方向位置とする(ステップS9169)。
【0062】そして、図12、図13に示す処理手順に
従い求めたパターン線位置を延長し、その交点座標を基
準位置パターン座標として確定する。更に、色パターン
位置座標についても上記した基準パターン位置計測と同
様の手順で求め、色パターン座標として確定する。
【0063】なお、上述した本発明実施形態では、カラ
ー画像の位置ずれ検査についてのみ例示したが、画像入
出力装置2(3)の接続インタフェースに、RGB信号
の切り替え手段を付加し、色信号毎に計測処理すること
でモノクロタイプのスキャナを用いても同様のシステム
構築が実現できる。ただし、この場合、コスト的な効果
は得られるものの、座標位置計測のために3スキャン要
し、その間の時間を余分に必要とする。
【0064】上記した実施形態では、被検査装置4とし
て接続される複写機のスキャナ部あるいは、被検査装置
4としてプリンタが接続された場合、外部接続されるス
キャナ装置5から検査装置1に取り込む色信号をスキャ
ン毎順次切り替える。そして、画像入出力装置2(3)
の信号インタフェースで、まずR信号を選択し、R信号
のみのパターンを検査装置1に取り込む。R信号の場
合、上記したように補色の関係からブラックとシアンの
パターンが明瞭に判別できるため、両パターンの交点座
標を計測する。そして、理想値であるパターン設計値と
比較し、シアンパターンのズレ量を求める。上記各処理
は、検査シート全面に印刷されたパターンについて行
う。
【0065】次に、信号インタフェースでG信号、B信
号を順次選択し、それぞれG信号、B信号のみを検査装
置1に取り込む。前者はブラックとマゼンダ色のパター
ンが明瞭に判別でき、後者はブラックとイエローのパタ
ーンが明瞭に判別できるため、それぞれ両パターンの交
点座標を計測する。そして、理想値であるパターン設計
値と比較し、シアンパターンのズレ量を求める。上記各
処理は、検査シート全面に印刷されたパターンについて
行う。このことにより、色信号毎に計測処理することで
モノクロタイプの画像入力装置、及びモノクロタイプの
検査装置を用いても同様のシステム構築を行うことが可
能となる。
【0066】なお、本発明実施形態によれば、被検査装
置として、複写機が接続された場合、複写機に備えられ
たスキャナを画像入力のための装置として使用すること
としたが、計測用に用意した専用のスキャナ装置を使用
することもできる。
【0067】また、上述した本発明実施形態では、1区
画パターン内での基準パターン、ここではパターンとし
ての判別の容易性からブラックに対する相対位置を計測
して検査するものとしたが、ブラックに制限されず、例
えば、現像の順序を考慮した場合にはイエローを基準と
しても構わない。また、この検査と同時にパターンの紙
上での絶対位置も計測することにより印刷品質の検査を
行うこともできる。この場合、紙面の4隅、あるいはそ
れ以上のポイントにマークを付し、このマークを検出す
ることにより、レジスト(先端、横)、倍率誤差、倍率
偏差(縦、横)、平行度、スキュー、直線性、紙長等の
検査も行なわれることになる。このことにより、一層印
刷品質の良好な印刷装置を提供できる。
【0068】なお、図8乃至図13に開示されたフロー
チャートは、パターン計測、評価プログラム126の動
作手順を示すものであり、このプログラム126の動作
時には、図4に示す主記憶装置12にローディングされ
割り付けられるものであり、常時は、ハードディスク装
置13に退避される。あるいは光ディスク等の記録媒体
に記録されて頒布されるものであり、必要に応じてシス
テムにインストールされ、使用される。また、インタネ
ット等の通信媒体を介して供給する形態も考えられる。
【0069】
【発明の効果】以上説明のように本発明は、印刷プロセ
スに使用される色材毎用意される単色L字パターンを隣
接させ規則性をもって複数生成出力し、出力された単色
L字パターンを順次読み取って、赤、緑、青信号として
取り込み、基準L字パターンに対する各単色L字パター
ンの相対座標位置を計測してあらかじめ規定された理想
相対座標位置と比較するものであり、このことにより、
各単色L字パターンの主走査方向ならびに副走査方向の
色ずれの検査を自動で、かつ、人間の視覚に正確に対応
して行うことができる。
【0070】カラー印刷装置では、KCMY4色のトナ
ー、インクにより印刷を行い、CMY色の重ね合わせに
よって色を合成しており、従来この合成過程において重
ね合わせる色の位置がずれると本来の色とは異なる色が
合成されることになり、特に、線画や文字部分では画像
の品質が著しく劣化していたが、本発明により位置ずれ
量の保証がなされるため、各色の印刷位置の位置精度が
向上し印刷品質の向上がはかれる。また、主副両方向と
も目視検査を行うには十文字パターンが有効であり、こ
の目視評価用パターンと上述したL字の機械検査用パタ
ーンを交互に配置することによって両者に共用できる検
査パターンとなる。従って、機械検査と目視検査を主副
両走査方向に並行して行うことができ、色ズレの程度を
正確に、かつ、人間の視覚に対応した色ずれ量を検知す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の他の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明において使用される検査シートに印刷さ
れるL字パターンを示す図である。
【図4】図1、図2に示す検査装置の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図5】図4におけるCPUの機能ブロック図である。
【図6】図1に示す画像入出力装置の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図7】図2に示す画像入出力装置の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図8】本発明実施形態の動作手順をフローチャートで
示した図である。
【図9】本発明において使用されるパターン位置計測ア
ルゴリズムを説明するために引用したフローチャートで
ある。
【図10】本発明において使用されるパターン位置計測
アルゴリズムを説明するために引用したフローチャート
である。
【図11】本発明において使用されるパターン位置計測
アルゴリズムを説明するために引用したフローチャート
である。
【図12】本発明において使用されるパターン位置計測
アルゴリズムを説明するために引用したフローチャート
である。
【図13】本発明において使用されるパターン位置計測
アルゴリズムを説明するために引用したフローチャート
である。
【図14】本発明実施形態の動作を説明するために引用
した動作概念図である。
【符号の説明】
1 検査装置 2 画像入力ボード 3 パターンジェネレータ(画像入出力装
置) 4 被検査装置 5 スキャナ装置 6 PCIバス 7 専用ビデオインタフェース 8 スキャナインタフェース 9 プリンタインタフェース 10 検査シート 21(31) 画像メモリ 22(32) 画像制御回路 23 データセレクタ 24(33) PCIバスインタフェース 33 ローカルバスインタフェース 35 画像データバスインタフェース 111 スキャナ入力部 112 カラー画像抽出部 113 ワークメモリ 114 パターン切り出し部 115 交点座標計測部 116 相対位置算出部 117 ずれ量算出部 118 制御部 119 論理演算部 120 テーブルメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/46 H04N 1/46 Z (72)発明者 中重 文宏 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2C262 AA03 AA05 AA24 AA26 AB15 FA13 GA04 2F065 AA03 AA17 AA21 AA54 BB01 CC02 FF04 HH05 JJ02 JJ25 MM03 QQ04 QQ24 QQ25 QQ28 QQ29 QQ33 QQ42 QQ43 RR02 RR08 2H030 AA01 AD11 AD16 5C074 AA07 AA10 BB02 BB13 BB26 CC25 CC26 DD22 DD24 DD28 EE04 EE12 FF15 GG19 HH02 5C079 HA18 HA19 HB01 HB03 LA10 LA14 LA24 LA28 MA02 MA10 MA11 NA03 NA18 NA29 PA02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷プロセスに使用される色材毎に用意
    される単色L字パターンを読み取り、 前記読み取られたL字パターンをRGBの画像パターン
    として取り込み記録し、 前記記録されたRGBの画像パターン毎、基準色とその
    補色関係にある前記印刷プロセス色におけるL字パター
    ンの交点座標を計測し、 前記黒のL字パターンの交点座標を基準に、前記補色関
    係にある印刷プロセス色のL字パターンの相対位置座標
    を求め、 前記求められた相対位置座標を設計値である相対位置座
    標と比較して設計値に対するずれ量を算出し、 前記1以上のL字パターンに対して算出したずれ量の平
    均値と最大値を求め、前記印刷プロセスに使用される各
    色材のずれ量の平均値と最大値を、規格値と比較するこ
    とにより、カラー画像における色ずれを検査することを
    特徴とする画像位置ずれ検査方法。
  2. 【請求項2】 検査装置により生成される画像を印刷す
    る被検査装置と、 印刷プロセスに使用される色材毎用意される単色L字パ
    ターンを隣接させ、規則性をもって複数生成し、前記被
    検査装置に供給する検査装置と、 前記被検査装置によって印刷される画像出力から、前記
    各単色L字パターンを順次読み取り、RGBのL字パタ
    ーンに変換して格納する画像入出力装置と、 前記画像入出力装置からRGBのL字パターンを所定単
    位毎に切り出し、前記各L字パターンの交点座標位置を
    計測し、あらかじめ規定された理想座標位置と比較する
    ことにより、前記印刷された画像の主走査方向ならびに
    副走査方向の色ずれを検査する検査装置と、を備えて成
    ることを特徴とする画像位置ずれ検査装置。
  3. 【請求項3】 前記検査装置は、 印刷プロセスに使用される色材毎用意される単色L字パ
    ターンを隣接させ、規則性をもって複数生成する画像生
    成手段と、 前記生成された画像を印刷装置に出力する出力手段と、 前記画像入出力装置からR、G、BのL字パターンを所
    定単位毎に切り出し、前記各L字パターンの交点座標位
    置を計測し、あらかじめ規定された理想座標位置と比較
    することにより、前記印刷された画像の主走査方向なら
    びに副走査方向の色ずれを検査する検査手段と、を有す
    ることを特徴とする請求項2に記載の画像位置ずれ検査
    装置。
  4. 【請求項4】 前記画像入出力装置は、前記被検査装置
    として接続される複写機とビデオインタフェースを介し
    て接続され、前記複写機によって印刷される画像出力か
    ら前記各単色L字パターンを順次読み取り、RGBパタ
    ーンに変換して内蔵する画像メモリにビットマップ形式
    で展開することを特徴とする請求項2に記載の画像位置
    ずれ検査装置。
  5. 【請求項5】 前記画像入出力装置は、前記被検査装置
    として接続されるプリンタとは画像データバスを介して
    直結され、前記プリンタによって印刷される画像を外部
    接続されるスキャナ装置を介し順次読み取り、RGBパ
    ターンに変換して内蔵する画像メモリにビットマップ展
    開することを特徴とする請求項2に記載の画像位置ずれ
    検査装置。
  6. 【請求項6】 前記画像入出力装置は、前記RGBパタ
    ーンを逐次切り替え、色信号毎前記検査装置に供給する
    インタフェースを更に有することを特徴とする請求項4
    または5に記載の画像位置ずれ検査装置。
  7. 【請求項7】 印刷プロセスに使用される色材毎に用意
    される単色L字パターンを読み取るスキャナ入力手段
    と、 前記読み取られたL字パターンをRGBの画像パターン
    として取り込み記録する記録手段と、 前記記録されたRGBの画像パターン毎、黒とその補色
    関係にある前記印刷プロセス色におけるL字パターンの
    交点座標を計測する計測手段と、 前記黒のL字パターンの交点座標を基準に、前記補色関
    係にある印刷プロセス色のL字パターンの相対位置座標
    を求める相対位置座標算出手段と、 前記求められた相対位置座標を設計値である相対位置座
    標と比較して設計値に対するずれ量を算出するずれ量算
    出手段と、 前記1以上のL字パターンに対して算出したずれ量の平
    均値と最大値を求め、前記印刷プロセスに使用される各
    色材のずれ量の平均値と最大値を、規格値と比較するこ
    とにより、カラー画像における色ずれを検査する論理演
    算手段と、を備えることを特徴とする画像位置ずれ検査
    装置。
  8. 【請求項8】 印刷プロセスに使用される色材毎用意さ
    れる単色L字パターンが被検査装置によって印刷され、
    その印刷された画像から前記各単色L字パターンを順次
    読み取ることにより前記印刷された画像の主走査方向な
    らびに副走査方向の色ずれを検査する画像位置ずれ検査
    装置に用いられ、 前記印刷プロセスに使用される色材毎に用意される単色
    L字パターンを読み取るステップと、 前記読み取られたL字パターンをRGBの画像パターン
    として取り込み記録するステップと、 前記記録されたRGBの画像パターン毎、黒とその補色
    関係にある前記印刷工程色におけるL字パターンの交点
    座標を計測するステップと、 前記黒のL字パターンの交点座標を基準に、前記補色関
    係にある印刷プロセス色のL字パターンの相対位置座標
    を求めるステップと、 前記求められた相対位置座標を設計値である相対位置座
    標と比較して設計値に対するずれ量を算出するステップ
    と、 前記1以上のL字パターンに対して算出したずれ量の平
    均値と最大値を求めるステップと、 前記印刷プロセスに使用される各色材のずれ量の平均値
    と最大値を、規格値と比較するステップと、がプログラ
    ムされ記録されるコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
  9. 【請求項9】 前記前記記録されたRGBの画像パター
    ン毎、黒とその補色関係にある前記印刷工程色における
    L字パターンの交点座標を計測するステップは、更に、
    以下に列挙するステップ(a)〜(g)がプログラムさ
    れ記録される請求項8に記載のコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。 (a)前記各印刷プロセス色に対応するL字パターンが
    含まれる区画単位でその画像領域を抽出するステップ、
    (b)前記抽出された区画に含まれる基準パターンの主
    走査方向において、線が存在すると考えられる粗検出位
    置の画像領域を切り出し、基準パターン線の主走査方向
    粗位置を求めるステップ、(c)前記抽出された区画に
    含まれる基準パターンの副走査方向において、線が存在
    すると考えられる粗検出位置の画像領域を切り出し、基
    準パターン線の副走査方向粗位置を求めるステップ、
    (d)前記取得した副走査方向粗検出位置を元にパター
    ン交点直近の画像領域を切り出し、基準パターン線の主
    走査方向位置を求めるステップ、(e)前記取得した主
    走査方向粗検出位置を元にパターン交点直近の画像領域
    を切り出し、基準パターン線の副走査方向位置を求める
    ステップ、(f)前記主副基準パターン線位置を延長し
    てその交点座標を前記計測座標とするステップ、(g)
    前記基準パターン位置座標と同様の手順で色パータンに
    ついても位置座標検出を行うステップ。
  10. 【請求項10】 前記基準または色パターン線の主走査
    方向粗位置、あるいは主走査方向位置を求めるステップ
    は、更に、以下に列挙するステップ(a)〜(g)がプ
    ログラムされ記録される請求項9に記載のコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体。 (a)主走査方向の画像データヒストグラムを取得する
    ステップ、(b)前記ヒストグラム波形を平滑化して波
    形を整形するステップ、(c)前記波形のピーク値を求
    めるステップ、(d)前記検出したピーク値を含む前後
    3画素のデータによってスプライン処理を行い画素を補
    間するステップ、(e)前記スプライン曲線からピーク
    値を求めるステップ、(f)(d)(e)によって得ら
    れるデータ間の下から1/3を閾値として前記スプライ
    ン曲線の幅を求め、これを線幅とするステップ、(g)
    前記線幅の中心位置を求め基準パターン線の主走査方向
    粗位置、あるいは主走査方向位置とするステップ。
  11. 【請求項11】 前記基準または色パターン線の副走査
    方向粗位置、あるいは副走査方向位置を求めるステップ
    は、更に、以下に列挙するステップ(a)〜(g)がプ
    ログラムされ記録される請求項9に記載のコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体。 (a)副走査方向の画像データヒストグラムを取得する
    ステップ、(b)前記ヒストグラム波形を平滑化して波
    形を整形するステップ、(c)前記波形のピーク値を求
    めるステップ、(d)前記検出したピーク値を含む前後
    3画素のデータによってスプライン処理を行い画素を補
    間するステップ、(e)前記スプライン曲線からピーク
    値を求めるステップ、(f)(d)(e)によって得ら
    れるデータ間の下から1/3を閾値として前記スプライ
    ン曲線の幅を求め線幅とするステップ、(g)前記線幅
    の中心位置を求め基準パターン線の副走査方向粗位置、
    あるいは副走査方向位置とするステップ。
JP2000028251A 2000-02-04 2000-02-04 画像位置ずれ検査方法ならびにその装置及び同方法がプログラムされ記録される記録媒体 Expired - Fee Related JP3828704B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000028251A JP3828704B2 (ja) 2000-02-04 2000-02-04 画像位置ずれ検査方法ならびにその装置及び同方法がプログラムされ記録される記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000028251A JP3828704B2 (ja) 2000-02-04 2000-02-04 画像位置ずれ検査方法ならびにその装置及び同方法がプログラムされ記録される記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001221612A true JP2001221612A (ja) 2001-08-17
JP3828704B2 JP3828704B2 (ja) 2006-10-04

Family

ID=18553687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000028251A Expired - Fee Related JP3828704B2 (ja) 2000-02-04 2000-02-04 画像位置ずれ検査方法ならびにその装置及び同方法がプログラムされ記録される記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3828704B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110007573A (zh) * 2018-01-05 2019-07-12 东芝泰格有限公司 图像形成装置及位置校正方法
CN116086313A (zh) * 2022-12-05 2023-05-09 瑞声科技(南京)有限公司 一种直驱传输系统的动子位置标定方法及相关装置
CN117470158A (zh) * 2023-12-27 2024-01-30 湖南肆玖科技有限公司 一种用于刻字机的巡边检测方法及系统

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110007573A (zh) * 2018-01-05 2019-07-12 东芝泰格有限公司 图像形成装置及位置校正方法
CN116086313A (zh) * 2022-12-05 2023-05-09 瑞声科技(南京)有限公司 一种直驱传输系统的动子位置标定方法及相关装置
CN117470158A (zh) * 2023-12-27 2024-01-30 湖南肆玖科技有限公司 一种用于刻字机的巡边检测方法及系统
CN117470158B (zh) * 2023-12-27 2024-04-23 湖南肆玖科技有限公司 一种用于刻字机的巡边检测方法及系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP3828704B2 (ja) 2006-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6015189B2 (ja) 画像検査装置、画像形成装置、画像検査方法及び画像形成システム
US10404877B2 (en) Image inspection apparatus, image inspection system, and method for determining image position
JP5903966B2 (ja) 画像検査装置、画像形成装置及び画像検査装置の制御方法
JP7211221B2 (ja) 検査システム、検査方法及び検査プログラム
JP5861503B2 (ja) 画像検査装置及び方法
JP2010034683A (ja) 画像処理装置及びプログラム
JP7472703B2 (ja) 情報処理装置、出力方法、および出力プログラム
JP2004195878A (ja) 印刷物検査装置及び印刷物検査方法
JP4276356B2 (ja) 画像位置ずれ自己調整方法ならびにその装置及び同方法がプログラムされ記録される記録媒体
JP3828704B2 (ja) 画像位置ずれ検査方法ならびにその装置及び同方法がプログラムされ記録される記録媒体
JP4041258B2 (ja) 画像位置ずれ検査シートならびに同シートを用いた検査方法及び検査システム
JP4885555B2 (ja) 色ずれ補正チャート、色ずれ補正方法及びカラー画像形成装置
JP4319761B2 (ja) 画像位置ずれ遠隔調整方法ならびにそのシステム及び同方法がプログラムされ記録される記録媒体
JP2022045501A (ja) 追い刷り検査装置及び追い刷り検査プログラム
JP2001213035A (ja) 画像位置ずれ検査パターン生成・出力方法ならびにその装置
JP2001257897A (ja) 画像位置ずれ検査パターン生成方法ならびにその装置及び同方法がプログラムされ記録される記録媒体
JP4276355B2 (ja) 画像位置ずれ遠隔診断方法ならびにそのシステム及び同方法がプログラムされ記録される記録媒体
US7911644B2 (en) Image forming apparatus and registration inspection method of image forming apparatus
JP2001253150A (ja) 画像位置ずれ検査パターン生成方法ならびにその装置及び同方法がプログラムされ記録される記録媒体
JP2001253058A (ja) 画像位置ずれ検査パターン生成方法ならびにその装置及び同方法がプログラムされ記録される記録媒体
JP2007274204A (ja) 画像評価装置及び画像評価方法
JPH11316839A (ja) 画像粗認識装置、画像粗認識方法、画像粗認識プログラムを記録した媒体、画像認識装置およびカラー複写装置
JP6197473B2 (ja) 画像方向判別装置、画像方向判別方法、画像形成システム、およびプログラム
US7133160B2 (en) Method for screen-adaptive copy retouching
JP4885554B2 (ja) 色ずれ検出用マーク、色ずれ検出方法及びカラー画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060707

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090714

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100714

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110714

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120714

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120714

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130714

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees