JP2001253058A - 画像位置ずれ検査パターン生成方法ならびにその装置及び同方法がプログラムされ記録される記録媒体 - Google Patents

画像位置ずれ検査パターン生成方法ならびにその装置及び同方法がプログラムされ記録される記録媒体

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JP2001253058A
JP2001253058A JP2000069282A JP2000069282A JP2001253058A JP 2001253058 A JP2001253058 A JP 2001253058A JP 2000069282 A JP2000069282 A JP 2000069282A JP 2000069282 A JP2000069282 A JP 2000069282A JP 2001253058 A JP2001253058 A JP 2001253058A
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Hayato Suzuki
隼人 鈴木
智光 ▲高▼野
Tomomitsu Takano
Fumihiro Nakashige
文宏 中重
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単色の検査パターンを1個作成するだけで、
所望の検査シートを自動生成する。 【解決手段】 被検査装置によって印刷される画像の主
副走査方向の色ずれを検査装置により検査する検査パタ
ーンの生成方法ならびに装置、および記録媒体であっ
て、印刷プロセス毎用意されるL字パターンのうち、基
本となる色に相当する単色L字パターンを生成して当該
単色L字パターンを色変更により残りの印刷プロセス色
に相当する単色L字パターンを生成し(ステップS81
〜S86)、各単色L字パターンを複製し、複数生成配
置することにより検査パターンとする(ステップS87
〜S90)。単色L字パターンは、印刷プロセス色材毎
行列方向に隣接させ一直線上に配置し、また、基準とな
る色材の単色L字パターンを生成後、残りの色材に関し
複写ならびに回転操作によって生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
によって再現される画像品質のうち、カラー画像の品質
を検査する画像位置ずれ検査装置に用いて好適な、画像
位置ずれ検査パターン生成方法ならびに装置及び同方法
がプログラムされ記録される記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】OA(オフィスオートメーション)の普
及に伴い、オフィスでは、各種情報機器が文字や画像等
の画像情報の出力を行っている。この代表的なものは、
原稿の複写を行う複写機であり、また、情報処理機器本
体によって処理されたデータを出力するプリンタであ
る。
【0003】上記した複写機あるいはプリンタは、感光
ドラム上に静電潜像を形成し、CCD等撮像素子を用い
て画像情報の読取りを行って現像を行い、あるいはサー
マルヘッド等の記録ヘッドを用いて用紙上に画像の印刷
を行っている。
【0004】このような情報機器を工場で設計、製造
し、出荷する際には、再現された画像の検査が行なわれ
る。最近ではカラー複写あるいはカラー記録が一般化し
てきており、これらについての画像の検査も必要となっ
ている。検査対象がカラー画像の場合、所定の色以外の
色についてはいくつかの色を混合することによってその
再現が行なわれる。すなわち、静電複写機や感熱転写式
のプリンタにおいて、カラー画像の印刷を行う場合に
は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の
3色材によって、あるいはこれにブラックBを加えた4
色材によって画像の形成を行う。このような色材を順次
重ね合わせて印刷を行う場合には、カラー再現性を左右
する1つの因子としての色ずれ量が問題となる。すなわ
ち1色ごとに色の再現を行う工程で色ずれが発生する
と、特に線画や文字の部分で画像の品質が著しく劣化す
ることになる。
【0005】上述したように、カラー印刷装置では、K
CMY4色のトナー、インクにより印刷を行い、CMY
色の重ね合わせによって色を合成している。この合成過
程において重ね合わせる色の位置がずれると本来の色と
は異なる色が合成されることになり、特に、線画や文字
部分では画像の品質が著しく劣化する。例えば、青色の
文字はマゼンタとシアンの原色混合によって再現される
が、印刷の工程でこれらの2色の位置がずれると、文字
がぼけてしまい、非常に読みづらいものとなる。また絵
柄の画像の場合には、位置ずれの影響が印刷される絵柄
自体に現れてしまい、正確な色再現を行うことができな
いという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、従来から再現
された画像に対して色ずれ量を測定することが行なわれ
ている。従来、このような色ずれ量の測定は、非検査対
象物としてのパターンを、シアン、マゼンタ、イエロ
ー、ブラックの各色材を順に隣接させ一直線上に配置し
た検査パターンを用意し、これをコンピュータによって
読み取って画像の色ずれ量の最大値を検出し、この色ず
れ量の最大値に基づいてカラー画像の検査を行うように
していた。
【0007】上記した検査パターンは、フォトレタッチ
等市販の画像作成/加工ソフトウェアを使用し作成者が
介入することにより行われていた。例えば、米国アドビ
社製のPhotoshopバージョン5.5を使用した
場合、まず、パターン1個の大きさ(240×240ド
ット)に関し、CMYカラーでパターンを作成するファ
イルを開く。次にそのファイル一杯にKCMYの各色相
当のL字パターンを作成する。パターン濃度は100%
とする。これで1個の単一パターンが完成し、これを複
数配置して検査パターンを完成させる。そして、作成し
たパターンの全領域を選択してパターン登録し、保存終
了する。次に、最終的に作成する検査パターンの大き
さ、例えばA3サイズのCMYカラーでファイルを開
く。そして開いたファイル全域を指定し、登録パターン
で塗り潰しを行う。
【0008】しかしながら上記した従来の検査パターン
製作方法によれば、フォトレタッチ等市販の画像作成/
加工ソフトウェアが必要であり、検査パターンを変更す
る都度作成者が介入して上述したソフトウェアを起動
し、都度上記手順に従う操作を実行する必要がある。従
って、基準パターンの変更に対応するのに多大な工数を
要し、製作者の負担が大きくコスト的にも無視できない
ものであった。また、従来、各色材を順に隣接させ一直
線上に配置した検査パターンを用いて検査を行っていた
ため、主走査方向、あるいは副走査方向のいずれか一方
しか計測、検査できないといった不都合も有していた。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、印刷プロセス色に対応してそれぞれ単色のL字パ
ターンを検査シートの全領域に印刷し、これを検査パタ
ーンとして用いることで、各単色パターンの縦線及び横
線の位置を検出してその交点座標を算出し、あらかじめ
規定された理想座標位置と比較することにより、主走査
方向ならびに副走査方向の色ずれを自動で検査でき、ま
た、そのときに使用する検査パターンについて、単色L
字パターンを1個作成するだけで自動的に複写、色変更
を行い、所望の検査シートを自動作成できる、画像位置
ずれ検査パターン生成方法ならびにその装置及び同方法
がプログラムされ記録される記録媒体を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために請求項1に記載の発明は、被検査装置によって印
刷される画像の主副走査方向の色ずれを検査装置により
検査する検査パターンの生成方法であって、印刷プロセ
ス色毎用意されるL字パターンのうち、基本となる色に
相当する単色L字パターンを生成し、当該単色L字パタ
ーンを色変更により残りの印刷プロセス色に相当する単
色L字パターンを自動生成し、前記各単色L字パターン
を複製し、複数生成配置することにより前記検査パター
ンとすることとした。
【0011】このことにより、基本となる印刷プロセス
色に対応する単色L字パターンを作成し、この単色L字
パターンをベースに、色変更のみで所望の検査パターン
を作成でき、柔軟性、拡張性の高い検査パターンをパタ
ーン製作者の負担なしで提供でき、画像位置ずれ検査装
置としてのトータル的な管理を実現できる。パターン製
作の自動化と共に、印刷プロセスに使用される色材毎用
意される単色L字パターンを隣接させ規則性をもって複
数生成出力し、出力された単色L字パターンを順次読み
取って、各単色L字パターンの主走査方向ならびに副走
査方向の色ずれの検査も自動化される。
【0012】請求項2に記載の検査パターン生成方法
は、請求項1に記載の同方法において、 前記単色L字
パターンは、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの
印刷プロセス色材毎、行列方向に隣接させ一直線上に配
置することとした。また、請求項3に記載の画像位置ズ
レ検査パターン生成方法は、請求項1に記載の同方法に
おいて、前記L字パターンは、基準となる色材の単色L
字パターンを生成後、残りの色材に関し回転操作によっ
て生成することとした。
【0013】このことにより、各単色パターンの縦線及
び横線の位置を検出してその交点座標を算出し、あらか
じめ規定された理想座標位置と比較することによって、
主走査方向ならびに副走査方向の色ずれを自動で検査で
き、検査効率の向上がはかれると共に、単色L字パター
ンを生成するだけで他の色材の単色L字パターンが色変
更のみで自動生成されるため、パターン製作者の負担が
軽減される。
【0014】請求項4に記載の画像位置ずれ検査パター
ン生成装置は、被検査装置によって印刷される画像の主
副操作方向の色ずれを検査装置により検査する検査パタ
ーン生成装置であって、印刷プロセス色毎用意されるL
字パターンのうち、基本となる色に相当する単色L字パ
ターンを生成する第1のL字パターン生成手段と、当該
単色L字パターンを色変更により、残りの印刷プロセス
色に相当する単色L字パターンを生成する第2のL字パ
ターン生成手段と、前記第1、第2のL字パターン生成
手段により生成される各単色L字パターンを複製し、複
数生成配置することにより前記検査パターンとするL字
パターン複製手段とを有することとした。
【0015】上記構成により、単色L字パターン生成の
みで柔軟性、拡張性の高い検査パターンをパターン製作
者の負担なしで提供でき、画像位置ずれ検査装置として
のトータル的な管理を実現できる。パターン製作の自動
化と共に、印刷プロセスに使用される色材毎用意される
単色L字パターンを隣接させ規則性をもって複数生成出
力し、出力された単色L字パターンを順次読み取って、
各単色L字パターンの主走査方向ならびに副走査方向の
色ずれの検査も自動化される。
【0016】請求項5に記載の記録媒体は、印刷プロセ
スに使用される色材毎用意される単色L字パターンが被
検査装置によって印刷され、その印刷された画像から前
記各単色L字パターンを順次読み取ることにより前記印
刷された画像の主走査方向ならびに副走査方向の色ずれ
を検査する画像位置ずれ検査装置に用いられ、印刷プロ
セス毎用意されるL字パターンのうち、基本となる色に
相当する単色L字パターンを生成するステップと、当該
単色L字パターンを色変更により残りの印刷プロセス色
に相当する単色L字パターンを生成するステップと、前
記各単色L字パターンを複製し、複数生成配置すること
により前記検査パターンとするステップとがプログラム
され記録されることとした。
【0017】また、請求項6に記載の記録媒体は、請求
項5に記載の同媒体において、前記単色L字パターンを
生成配置するステップは、印刷プロセス色材毎、行列方
向に隣接させ一直線上に配置するステップが更にプログ
ラムされ記録されることとした。更に、請求項7に記載
の記録媒体は請求項5に記載の同媒体において、前記単
色L字パターンを生成配置するステップは、基準となる
色材の単色L字パターンを生成後、残りの色材に関し回
転操作によって生成するステップが更にプログラムされ
記録されることとした。
【0018】上記した各プログラムステップが記録媒体
から読み出され実行されることにより、基本となる単色
L字パターンの作成のみで残りの印刷プロセス色に対応
する単色L字パターンの複写、色変更が自動的になさ
れ、柔軟性、拡張性の高い検査パターンをパターン製作
者の負担なしで提供でき、画像位置ずれ検査装置として
のトータル的な管理を実現できる。また、パターン製作
の自動化と共に、印刷プロセスに使用される色材毎用意
される単色L字パターンを隣接させ規則性をもって複数
生成出力し、出力された単色L字パターンを順次読み取
って、各単色L字パターンの主走査方向ならびに副走査
方向の色ずれの検査も自動化される。
【0019】カラー印刷装置では、KCMY4色のトナ
ー、インクにより印刷を行い、CMY色の重ね合わせに
よって色を合成しており、従来この合成過程において重
ね合わせる色の位置がずれると本来の色とは異なる色が
合成されることになり、特に、線画や文字部分では画像
の品質が著しく劣化していたが、パラメータ設定により
自動生成されるL字パターンにより主・副両操作方向に
おける位置ずれ量の保証がなされるため、各色の印刷位
置の位置精度が向上し印刷品質の向上がはかれる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明における画像色ず
れ検査装置の実施形態を示すブロック図である。図にお
いて、1は検査装置であり、後述する検査シートに印刷
されたL字パターンを取り込んでカラー画像の位置ずれ
の計測、及び検査を行う。ここでは検査装置としてパー
ソナルコンピュータが使用され、検査のために規格値と
の比較処理も行う。2は画像入力ボードであり、検査装
置1とはPCI(PeripheralComponent Interconnec
t)バス6を介して接続され、計測用スキャナ5を介し
て取り込んだ画像を検査装置1に供給する。尚、被検査
装置として複写機が接続される場合、複写機に用意され
るスキャナを計測用スキャナ5の代替とすることができ
る。
【0021】上記構成において概略動作を説明すると以
下のようになる。すなわち、計測用スキャナ5を介し、
スキャナ台に載置された検査シート(後述する)から検
査パターン画像を読み込み、画像入力ボード2でこの画
像読み取りを行った後、検査装置1で各色パターンの位
置計測を行い、パターン設計値(理想位置)とのズレ量
を算出し、規格値と比較して合否判定を行う。詳細はフ
ローチャートを参照しながら後述する。
【0022】図2は本発明におけるカラー画像位置ずれ
検査装置の他の実施形態を示すブロック図である。ここ
では、被検査装置4として複写機の他にプリンタが接続
され、それぞれ、専用ビデオインタフェース7、専用プ
リンタインタフェース9を介し画像入出力装置(パター
ンジェネレータ)3に接続される。なお、画像読み取り
のための計測用スキャナ5が検査装置1にSCSI(Sm
all Computer System Bus)もしくはUSB(Univer
sal Serial Bus)等のスキャナインタフェース8を介
して接続されることもある。上記した検査装置1及び画
像入力ボード2、パターンジェネレータ3の内部構成
等、詳細については後述する。
【0023】図3は、本発明において使用される検査シ
ートに印刷されるカラー画像位置ずれ計測用パターン例
を示す。ここでは、印刷プロセスで使用される色材(ト
ナー/インク)である、シアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)、ブラック(B)毎に用意され
る単色のL字パターンを1区画あたり各4個隣接して配
置し、これを複数連続して検査シート10を構成する全
面に配置(プリント)したものを使用する。
【0024】検査シート10に対する印刷領域は、四隅
とも、紙端より6mm内側とし、形状は図3(a)に示
すとおりL字とし、このL字パターンの線長は縦横とも
に114ドット、線幅2ドットであり、12ドット距離
を置いて他色のL字パターンが配置されるものとする。
すなわち、1区画領域内にCMYBのそれぞれに相当す
るL字パターン、逆L字パターン、90度回転したL字
パターン、90度回転した逆L字パターンが隣接して配
置される。なお、図中の数字は、いずれも非検査装置4
の解像度が400dpi時のドット数を表すものとす
る。検査シートに印刷される連続パターンの例が図3
(b)に示されている。
【0025】なお、L字パターンの大きさ(各色の線
長、間隔、及び太さ)は、小さければ小さいほど密度の
濃い計測が可能になるが、それと共に誤認識、誤検出の
確率が高くなる。具体的にL字パターン間の間隔が広す
ぎると、本来同位置での位置ずれを検出する目的と特性
が異なる可能性が有り、狭すぎると、パターン位置のず
れに対しての許容量が小さくなり、誤計測の確率が高く
なる。また、パターンが大きすぎると、計測する密度が
粗くなり、小さすぎるとパターンの位置ずれに対しての
許容量が小さくなり、誤計測の確率が高くなる。更に、
線幅が細すぎると線がかすれやすくなり、太すぎると線
位置(中心位置)の計測誤差が大きくなりやすい。従っ
て、計測仕様に合わせて最適な値を設定する必要があ
る。
【0026】また、上記パターンはルーペによる目視検
査も可能であるが、目視による感覚的な評価には4色の
インク(トナー)を同一位置に重ね合わせ、その線が色
づいて見えるか否か判断するのが最も簡単である。その
ためには、主副走査両方とも同時に見るためには十文字
パターンが有効である。従って、ここでは、図3(c)
(d)に示すように目視評価用の十文字パターンと、上
記した機械検査用のL字パターンを行あるいは列方向に
交互に配置することにより両者に共用できる計測パター
ンとなる。パターンの製作方法については後述する。
【0027】図4は、図1、図2に示す検査装置1の内
部構成を示すブロック図である。検査装置1は、CPU
11を制御中枢とし、主記憶装置12、ハードディスク
装置13がシステムバス15に共通接続されて成る。図
示しないが、他にキーボードマウスや表示モニタも専用
のコントローラを介してシステムバスに接続される。ま
た、システムバス15はバスブリッジ14を介してPC
Iバス3と連結され、PCIバス3には上記したように
フレームメモリを内蔵する画像入出力装置2(3)が接
続される。
【0028】主記憶装置12には、OS(基本ソフトウ
ェア)として、ここでは米国マイクロソフト社製のWi
ndows98が常駐するものとし、パターンジェネレ
ータ122、プリンタドライバ123、スキャナドライ
バ124が画像入出力のためのソフトウェアツールとし
て割り付けられ格納される。また、後述するパターン製
作プログラム125、パターン計測・評価プログラム1
26も割り付けられ格納される。127は上記したパタ
ーン製作プログラム125、パターン計測、評価プログ
ラム126等応用ソフトウェアにより使用されるワーク
領域であり、更に、ハードディスク装置13にも比較的
容量の大きなワーク領域が割り当てられる。
【0029】図5は、本発明の画像位置ずれ検査パター
ン生成装置の実施形態を示す機能ブロック図であり、具
体的には、図4に示すCPU11が主記憶装置12に格
納された検査パターン製作プログラムを実行した場合の
機能ブロック図に相当する。図に示すように、本発明の
画像位置ずれ検査パターン生成装置は、基本単色L字パ
ターン生成部111と、L字パターン複写部112と、
単色L字パターン複製部113と、色単位で複製を指示
して切り替える印刷プロセス色選択部114で構成され
る。
【0030】基本単色L字パターン生成部111は、印
刷プロセス毎用意されるL字パターンのうち、基本とな
る色に相当する単色L字パターンを生成する。単色L字
パターン生成部112は、当該基本単色L字パターンを
印刷プロセス色選択部114を介して得られる色変更指
示に従って複製し、残りの印刷プロセス色に相当する単
色L字パターンを生成する。L字パターン複製部113
は、基本L字パターン生成部111、単色L字パターン
複写部112により生成される各単色L字パターンを複
製し、複数生成配置することにより検査パターンとす
る。詳細は後述するフローチャートを参照しながら詳細
に説明する。
【0031】図6、図7は、それぞれ、図1、図2に示
す画像入出力装置の内部構成を示すブロック図である。
【0032】図6は複写機接続のための画像入出力装置
の構成を示し、本画像入出力装置2は、カラー画像情報
がビットマップ形式で展開されるフレームメモリ21を
核とし、画像制御回路22、データセレクタ23、PC
Iバスインタフェース24で構成される。画像入出力装
置2は、検査装置1とは、PCIバス6を介し、また、
複写機4とは専用のビデオインタフェース7を介して接
続され、複写機4にデータを出力するときは専用のビデ
オインタフェースを介して直接に、また、検査装置1か
らフレームメモリ21をアクセスするときは内部のロー
カルバス24を介しバス変換を行いながらデータの入出
力がなされる。
【0033】図7は、プリンタ接続のための画像入出力
装置の構成を示し、本画像入出力装置3は、カラー画像
情報がビットマップ形式で展開される画像メモリ31を
核とし、画像制御回路32、PCIバスインタフェース
33、ローカルバスインタフェース34、画像データバ
スインタフェース35で構成される。画像入出力装置3
は、検査装置1とは、PCIバス6を介し、また、被検
査装置4として接続されるプリンタとは画像データバス
インタフェース35と直結される。このため、主記憶装
置12に格納されたプリンタドライバ123を介さずに
パターンジェネレータ122を使用して検査パターンを
直接プリンタエンジンに出力することができる。画像制
御回路32はこのためのラスタライジング処理を行う。
【0034】図8は、検査パターン製作のための動作を
フローチャートで示した図であり、具体的には図4に示
す検査パターン製作プログラム125の処理手順を表現
したものである。以下、図8に示すフローチャートを参
照しながら本発明の検査パターン生成方法について説明
する。
【0035】まず、検査パターン製作クプログラム12
5は、例えばパターン1個の大きさ、240ドット*2
40ドット分、CMYカラーでパターンを作成するため
の区画ファイルをオープンし(ステップS81)、その
区画ファイルフルに、基本となる、例えばKの単色L字
パターンを作成し(ステップS82)、登録する(ステ
ップS83)。
【0036】なお、単色L字パターンの作成において、
基本となる色のL字パターン生成後は、残る色相当の単
色L字パターンは色変更により逐次単色L字パターン複
写部112によって複写され(ステップS84、S8
5)、図3(a)に示すように規則性をもって隣接配置
される。すなわち、1個のパターンを4分割し、左上隅
にオリジナルBの単色L字パターンを、右上隅にオリジ
ナルのL字パターンを90度回転処理したCの単色L字
パターンを、左下隅に180度回転処理したMの単色L
字パターンを、右下隅に270度回転処理したYの単色
L字パターンをそれぞれ120ドットの間隙を置いて配
置する。このことにより1個の区画単一パターンが完成
し、これを登録保存する(ステップS86)。
【0037】次に、最終的に作成する検査パターンの大
きさ、ここでは、A3サイズとし、CMYカラーでファ
イルをオープンし(ステップS87)、開いたファイル
全域を指定し先に保存登録したパターンで塗りつぶしを
行う。すなわち、検査シート全域に包含される検査パタ
ーン数だけ先に登録保存されたKCMY単色L字パター
ンを計測紙全域に連続して複製(ステップS88、S8
9)し、最終的な検査パターンとしてファイル保存する
(ステップS90)。
【0038】図9は、画像色ずれ検査装置の動作を示す
フローチャートであり、詳しくは図4に示すパターン計
測・評価プログラム126による画像色ずれ検査のため
の処理手順が示されている。
【0039】以下、図9を参照しながら本発明実施形態
の動作について詳細に説明する。まず、検査装置1は、
上記した方法により検査パターンを生成して、画像入出
力装置2(3)を介し、被検査装置2である複写機ある
いはプリンタに供給して印刷処理を行う(ステップS9
1、S92)。印刷された検査パターンは、複写機のス
キャナ部、あるいは外部接続されるスキャナ装置5によ
って再び検査装置1に取り込まれ保存する(ステップS
93)。なお、印刷された各単色のL時パターンは、複
写機のスキャナ部、あるいはスキャナ装置5により、赤
(R)、緑(G)、青(B)の3つの色信号として取り
込まれ、画像入出力装置2内のフレームメモリ21に保
存される。
【0040】次に、検査装置1は、フレームメモリ21
からまずR画像のみを抽出し、検査装置1内のワークエ
リア127に読み出す(ステップS94)。補色の関係
からR画像は黒とシアン色のL字パターンを明瞭に判別
することができる。次に、検査シートにおける左上隅の
1組(4個のL字パターン)のパターンが入っている領
域の画像を切り出し(ステップS95)、黒とシアンそ
れぞれのL字パターンの交点座標(X、Y)を計測する
(ステップS96)。なお、計測アルゴリズムについて
は後述する。そして、黒パターン交点座標を基準とし
て、シアンパターン交点座標の相対位置(X、Y)を算
出する(ステップS97)。次に、先に求めた相対座標
を、パターン設計値の相対座標と比較し、設計値(理想
値)に対するズレ量(X、Y)を算出する(ステップS
98)。そしてそのズレ量をパターン1におけるシアン
色の位置ズレと判断する。上記ステップS85〜S88
にいたる処理を検査シート上に印刷された全L字パター
ンに対して順次行う(ステップS99)。次に、検査シ
ート全面のL字パターンに対して算出されたズレ量の平
均値と最大値を求める(ステップS100)。
【0041】次に、フレームメモリ21からG画像のみ
を抽出して検査装置1のワーク領域127に読み出す。
補色の関係よりG画像は黒とマゼンタのL字パターンを
明瞭に判別することが出来る。上記したステップS95
〜S98に相当するG画像のステップS100〜S10
3を検査シート上に印刷された全面のパターンに対し順
次行い(ステップS104)、検査シート全面のパター
ンに対して算出されたズレ量の平均値と最大値を求め
る。最後に、フレームメモリ21からB画像のみを抽出
して検査装置1のワーク領域127に読み出す。補色の
関係よりB画像は、ブラックとイエローのL字パターン
を明瞭に判別することが出来る。上記したステップS9
5〜S98に相当するB画像のステップS105〜S1
08を検査シート上に印刷された全面のパターンに対し
順次行い(ステップS109)、検査シート全面のパタ
ーンに対して算出されたズレ量の平均値と最大値を求め
る。
【0042】最終的に検査装置1は、上記計測結果を使
用し、印刷工程において使用されるC、M、Y各色材の
ズレ量の平均値と最大値を、あらかじめ決められた規格
値と比較することにより合否判定を行う。
【0043】図10乃至図14は、図9に示す交点座標
計測(ステップS96、S101、S106)のための
アルゴリズムを説明するために引用したフローチャート
であり、図16はその動作を説明するために引用した動
作概念図である。
【0044】以下、図10乃至図14ならびに図16を
参照しながら交点座標計測のためのアルゴリズムについ
て詳細に説明する。
【0045】本発明のカラー画像位置ずれ検査方法にお
いて、L字パターンの交点座標を計測するのに、検査装
置1は、まず、主記憶装置12内にあるカラー画像ファ
イル130からRGBの単色画像ファイルを所定量読出
してワーク領域127に書き込む(ステップS101
1)。そして、区画単位でパターンを切り出し(ステッ
プS1012)、以下の計測作業がはじまる。
【0046】この計測作業は、基本的には、区画内のそ
れぞれのL字パターンに対し基準パターン(黒)の主副
走査方向位置の粗検出を行った後(ステップS101
3、S1014)、基準パターンの主副走査方向位置の
高精度検出を行い(ステップS1015、S101
6)、基準パターン位置座標を確定する(ステップS1
017)ことにより行われる。更に、補色関係にある色
パターン位置座標を上記した基準パターン同様のアルゴ
リズムによって位置座標を確定する。
【0047】基準(色)パターンの主走査方向位置の粗
検出を行うための手順が図11にフローチャートで示さ
れている。また、図16にその動作概念図が示されてい
る。
【0048】以下、図11を参照しながら図16に示す
動作概念図について説明する。検査装置1は、まず、主
記憶装置12内にあるカラー画像ファイル130から単
色画像のみワーク領域127へ呼び出し、必ず線が存在
すると考えられる粗検出位置の画像領域を切り出す(図
16a及び図11のステップS9131)。次に、主走
査方向の画像データヒストグラムを取得する(図16b
及び図11のステップS9132)そして、ヒストグラ
ム波形を平滑化処理して、波形を整形する(ステップS
9133)。次に、波形のピーク位置を検出し、検出し
たピーク値を含む前後3画素のデータに基づきスプライ
ン処理を行い、更に波形を整形する(図16c及び図1
1のステップS9134、S9135)。
【0049】そして、得られるスプライン曲線からピー
ク値を求め(ステップS9136)、スプライン曲線算
出に用いた両端データの高い方のデータ値を求める(ス
テップS9137)。次に、先のステップS9136、
S9137の処理に基づき得られるデータ間の下から1
/3を閾値(スレッショルドレベル)としてスプライン
波形の山の幅を求め、これを線幅とする。(図16d及
び図11のステップS9138)更に、上記幅の中心位
置を求め、基準パターン線の主走査方向粗位置とする
(ステップS9139)。
【0050】基準(色)パターンの副走査方向位置の粗
検出を行うための手順が図12にフローチャートで示さ
れている。検査装置1は、まず、主記憶装置12内にあ
るカラー画像ファイル130から単色画像のみワーク領
域127へ呼び出し、必ず線が存在すると考えられる粗
検出位置の画像領域を切り出す(ステップS914
1)。次に、副走査方向の画像データヒストグラムを取
得する(ステップS9142)そして、ヒストグラム波
形を平滑化処理して、波形を整形する(ステップS91
43)。次に、波形のピーク位置を検出し、検出したピ
ーク値を含む前後3画素のデータに基づきスプライン処
理を行い、更に波形を整形する(ステップS9144、
S9145)。
【0051】そして、得られるスプライン曲線からピー
ク値を求め(ステップS9146)、スプライン曲線算
出に用いた両端データの高い方のデータ値を求める(ス
テップS9147)。次に、先のステップS9146、
S9147の処理に基づき得られるデータ間の下から1
/3を閾値(スレッショルドレベル)としてスプライン
波形の山の幅を求め、これを線幅とする。(ステップS
9148)更に、上記幅の中心位置を求め、基準パター
ン線の副走査方向粗位置とする(ステップS914
9)。
【0052】基準(色)パターンの主走査方向位置の高
精度検出を行うための手順が図13にフローチャートで
示されている。図13において、検査装置1は、基準パ
ターン副走査方向位置の粗検出処理(図12のステップ
S9141〜S9149)で取得したパターンの副走査
方向粗検出位置データを元に、パターン交点直近の画像
領域を切り出す(ステップS9151)。次に、主走査
方向の画像データヒストグラムを取得する(ステップS
9152)そして、ヒストグラム波形を平滑化処理し
て、波形を整形する(ステップS9153)。次に、波
形のピーク位置を検出し、検出したピーク値を含む前後
3画素のデータに基づきスプライン処理を行い、更に波
形を整形する(ステップS9154、S9155)。
【0053】そして、得られるスプライン曲線からピー
ク値を求め(ステップS9156)、スプライン曲線算
出に用いた両端データの高い方のデータ値を求める(ス
テップS9157)。次に、先のステップS9156、
S9157の処理に基づき得られるデータ間の下から1
/3を閾値(スレッショルドレベル)としてスプライン
波形の山の幅を求め、これを線幅とする。(ステップS
9138)更に、上記幅の中心位置を求め、基準パター
ン線の主走査方向位置とする(ステップS9139)。
【0054】基準(色)パターンの副走査方向位置の高
精度検出を行うための手順が図14にフローチャートで
示されている。図14において、検査装置1は、基準パ
ターン主走査方向位置の粗検出処理(図10のステップ
S9131〜S9139)で取得したパターンの主走査
方向粗検出位置データを元に、パターン交点直近の画像
領域を切り出す(ステップS9161)。次に、主走査
方向の画像データヒストグラムを取得する(ステップS
9162)そして、ヒストグラム波形を平滑化処理し
て、波形を整形する(ステップS9163)。次に、波
形のピーク位置を検出し、検出したピーク値を含む前後
3画素のデータに基づきスプライン処理を行い、更に波
形を整形する(ステップS9164、S9165)。
【0055】そして、得られるスプライン曲線からピー
ク値を求め(ステップS9166)、スプライン曲線算
出に用いた両端データの高い方のデータ値を求める(ス
テップS9157)。次に、先のステップS9166、
S9167の処理に基づき得られるデータ間の下から1
/3を閾値(スレッショルドレベル)としてスプライン
波形の山の幅を求め、これを線幅とする。(ステップS
9168)更に、上記幅の中心位置を求め、基準パター
ン線の副走査方向位置とする(ステップS9169)。
【0056】そして、図13、図14に示す処理手順に
従い求めたパターン線位置を延長し、その交点座標を基
準位置パターン座標として確定する。更に、色パターン
位置座標についても上記した基準パターン位置計測と同
様の手順で求め、色パターン座標として確定する。
【0057】なお、上述した本発明実施形態では、カラ
ー画像の位置ずれ検査についてのみ例示したが、画像入
出力装置2(3)の接続インタフェースに、RGB信号
の切り替え手段を付加し、色信号毎に計測処理すること
でモノクロタイプのコントローラを用いても同様のシス
テム構築が実現できる。ただし、この場合、コスト的な
効果は得られるものの、座標位置計測のために3スキャ
ン要し、その間の時間を余分に必要とする。
【0058】上記した実施形態では、被検査装置4とし
て接続される複写機のスキャナ部あるいは、被検査装置
4としてプリンタが接続された場合、外部接続されるス
キャナ装置5から検査装置1に取り込む色信号をスキャ
ン毎順次切り替える。そして、画像入出力装置2(3)
の信号インタフェースで、まずR信号を選択し、R信号
のみのパターンを検査装置1に取り込む。R信号の場
合、上記したように補色の関係からブラックとシアンの
パターンが明瞭に判別できるため、両パターンの交点座
標を計測する。そして、理想値であるパターン設計値と
比較し、シアンパターンのズレ量を求める。上記各処理
は、検査シート全面に印刷されたパターンについて行
う。
【0059】次に、信号インタフェースでG信号、B信
号を順次選択し、それぞれG信号、B信号のみを検査装
置1に取り込む。前者はブラックとマゼンダ色のパター
ンが明瞭に判別でき、後者はブラックとイエローのパタ
ーンが明瞭に判別できるため、それぞれ両パターンの交
点座標を計測する。そして、理想値であるパターン設計
値と比較し、シアンパターンのズレ量を求める。上記各
処理は、検査シート全面に印刷されたパターンについて
行う。このことにより、色信号毎に計測処理することで
モノクロタイプのスキャナを用いても同様のシステム構
築を行うことが可能となる。
【0060】また、上述した本発明実施形態では、1区
画パターン内での基準パターン、ここではパターンとし
ての判別の容易性からブラックに対する相対位置を計測
して検査するものとしたが、ブラックに制限されず、例
えば、現像の順序を考慮した場合にはイエローを基準と
しても構わない。また、この検査と同時にパターンの紙
上での絶対位置も計測することにより印刷品質の検査を
行うこともできる。この場合、紙面の4隅、あるいはそ
れ以上のポイントにマークを付し、このマークを検出す
ることにより、レジスト(先端、横)、倍率誤差、倍率
偏差(縦、横)、平行度、スキュー、直線性、紙長等の
検査も行なわれることになる。このことにより、一層印
刷品質の良好な印刷装置を提供できる。
【0061】なお、図8乃至図15に開示されたフロー
チャートは、検査パターン製作プログラム125、パタ
ーン計測、評価プログラム126の動作手順を示すもの
であり、これらプログラム125、126は、動作時に
は図4に示す主記憶装置12にローディングされ割り付
けられるものであり、常時は、ハードディスク装置13
に退避される。あるいは光ディスク等の記録媒体に記録
されて頒布されるものであり、必要に応じてシステムに
インストールされ、使用される。また、インタネット等
の通信媒体を介して供給する形態も考えられる。
【0062】
【発明の効果】以上説明のように本発明は、単色L字パ
ターンを1個作成するだけで自動的に複写ならびに色変
更がなされ、画像位置ズレ検査のために用いられる検査
シートを作成するものであり、このことにより、柔軟
性、拡張性の高い検査パターンをパターン製作者の負担
なしで提供でき、画像位置ずれ検査装置としてのトータ
ル的な管理を実現できる。パターン製作の自動化と共
に、印刷プロセスに使用される色材毎用意される単色L
字パターンを隣接させ規則性をもって複数生成出力し、
出力された単色L字パターンを順次読み取って、各単色
L字パターンの主走査方向ならびに副走査方向の色ずれ
の検査も自動化される。
【0063】カラー印刷装置では、KCMY4色のトナ
ー、インクにより印刷を行い、CMY色の重ね合わせに
よって色を合成しており、従来この合成過程において重
ね合わせる色の位置がずれると本来の色とは異なる色が
合成されることになり、特に、線画や文字部分では画像
の品質が著しく劣化していたが、パラメータ設定により
自動生成されるL字パターンにより主・副両操作方向に
おける位置ずれ量の保証がなされるため、各色の印刷位
置の位置精度が向上し印刷品質の向上がはかれる。
【0064】また、印刷プロセスに使用される色材毎用
意される単色L字パターンを隣接させ規則性をもって複
数生成出力し、出力された単色L字パターンを順次読み
取って、赤、緑、青信号として取り込み、基準L字パタ
ーンに対する各単色L字パターンの相対座標位置を計測
してあらかじめ規定された理想相対座標位置と比較する
ものであり、このことにより、各単色L字パターンの主
走査方向ならびに副走査方向の色ずれの検査を自動化で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の他の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明において使用される検査シートに印刷さ
れるL字パターンを示す図である。
【図4】図1、図2に示す検査装置の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図5】図4におけるCPUの機能ブロック図である。
【図6】図1に示す画像入出力装置の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図7】図2に示す画像入出力装置の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図8】検査パターン製作プログラムの処理手順をフロ
ーチャートで示した図である。
【図9】パターン計測、評価プログラムの処理手順をフ
ローチャートで示した図である。
【図10】本発明において使用されるパターン位置計測
アルゴリズムを説明するために引用したフローチャート
である。
【図11】本発明において使用されるパターン位置計測
アルゴリズムを説明するために引用したフローチャート
である。
【図12】本発明において使用されるパターン位置計測
アルゴリズムを説明するために引用したフローチャート
である。
【図13】本発明において使用されるパターン位置計測
アルゴリズムを説明するために引用したフローチャート
である。
【図14】本発明において使用されるパターン位置計測
アルゴリズムを説明するために引用したフローチャート
である。
【図15】本発明において使用されるパターン位置計測
アルゴリズムを説明するために引用したフローチャート
である。
【図16】本発明実施形態の動作を説明するために引用
した動作概念図である。
【符号の説明】
1 検査装置 2 画像入力ボード 3 パターンジェネレータボード 4 被検査装置 5 スキャナ装置 6 PCIバス 7 専用ビデオインタフェース 9 専用プリンタインタフェース 10 検査シート 21(31) 画像メモリ 22(32) 画像制御回路 23 データセレクタ 24(33) PCIバスインタフェース 34 ローカルバスインタフェース 35 画像データバスインタフェース 111 基本単色L字パターン生成部 112 単色L字パターン複写部 113 L字パターン複製部 114 印刷プロセス色選択部 125 パターン製作プログラム 126 パターン計測・評価プログラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中重 文宏 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2C250 EB37 EB40 EB42 5C062 AA01 AB05 AB17 AB22 AB40 AC21 AC24 AC55 AE03 BA00 5C079 HA18 HA19 HB03 KA15 KA20 LA24 MA10 NA01 NA18 PA02 PA03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査装置によって印刷される画像の主
    副走査方向の色ずれを検査装置により検査する検査パタ
    ーンの生成方法であって、 印刷プロセス色毎用意されるL字パターンのうち、基本
    となる色に相当する単色L字パターンを生成し、 当該単色L字パターンを色変更により残りの印刷プロセ
    ス色に相当する単色L字パターンを自動生成し、 前記各単色L字パターンを複製し、複数生成配置するこ
    とにより前記検査パターンとすることを特徴とする画像
    位置ずれ検査パターン生成方法。
  2. 【請求項2】 前記単色L字パターンは、シアン、マゼ
    ンタ、イエロー、ブラックの印刷プロセス色材毎、行列
    方向に隣接させ一直線上に配置することを特徴とする請
    求項1に記載の画像位置ずれ検査パターン生成方法。
  3. 【請求項3】 前記L字パターンは、基準となる色材の
    単色L字パターンを生成後、残りの色材に関し回転操作
    によって生成することを特徴とする請求項1乃至2に記
    載の画像位置ずれ検査パターン生成方法。
  4. 【請求項4】 被検査装置によって印刷される画像の主
    副操作方向の色ずれを検査装置により検査する検査パタ
    ーンの生成装置であって、 印刷プロセス毎用意されるL字パターンのうち、基本と
    なる色に相当する単色L字パターンを生成する第1のL
    字パターン生成手段と、 当該単色L字パターンを色変更により、残りの印刷プロ
    セス色に相当する単色L字パターンを生成する第2のL
    字パターン生成手段と、 前記第1、第2のL字パターン生成手段により生成され
    る各単色L字パターンを複製し、複数生成配置すること
    により前記検査パターンとするL字パターン複製手段
    と、を有することを特徴とする画像位置ずれ検査パター
    ン生成装置。
  5. 【請求項5】 印刷プロセスに使用される色材毎用意さ
    れる単色L字パターンが被検査装置によって印刷され、
    その印刷された画像から前記各単色L字パターンを順次
    読み取ることにより前記印刷された画像の主走査方向な
    らびに副走査方向の色ずれを検査する画像位置ずれ検査
    装置に用いられ、 印刷プロセス色毎用意されるL字パターンのうち、基本
    となる色に相当する単色L字パターンを生成するステッ
    プと、 当該単色L字パターンを色変更により残りの印刷プロセ
    ス色に相当する単色L字パターンを生成するステップ
    と、 前記各単色L字パターンを複製し、複数生成配置するこ
    とにより前記検査パターンとするステップと、がプログ
    ラムされ記録されるコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
  6. 【請求項6】 前記単色L字パターンを生成配置するス
    テップは、印刷プロセス色材毎、行列方向に隣接させ一
    直線上に配置するステップが更にプログラムされ記録さ
    れる請求項5に記載のコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
  7. 【請求項7】 前記単色L字パターンを生成配置するス
    テップは、基準となる色材の単色L字パターンを生成
    後、残りの色材に関し回転操作によって生成するステッ
    プが更にプログラムされ記録される請求項5または6に
    記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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