JP4041258B2 - 画像位置ずれ検査シートならびに同シートを用いた検査方法及び検査システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やプリンタによって再現される画像品質のうち、カラー画像の品質を検査する、画像位置ずれ検査シートならびに同シートを用いた検査方法及び検査システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
OA(オフィスオートメーション)の普及に伴い、オフィスでは、各種情報機器が文字や画像等の画像情報の出力を行っている。この代表的なものは、原稿の複写を行う複写機であり、また、情報処理機器本体によって処理されたデータを出力するプリンタである。
【0003】
上記した複写機あるいはプリンタは、感光ドラム上に静電潜像を形成し、CCD等撮像素子を用いて画像情報の読取りを行って現像を行い、あるいはサーマルヘッド等の記録ヘッドを用いて用紙上に画像の印刷を行っている。
【0004】
このような情報機器を工場で設計、製造し、出荷する際には、再現された画像の検査が行なわれる。最近ではカラー複写あるいはカラー記録が一般化してきており、これらについての画像の検査も必要となっている。検査対象がカラー画像の場合、所定の色以外の色についてはいくつかの色を混合することによってその再現が行なわれる。すなわち、静電複写機や感熱転写式のプリンタにおいて、カラー画像の印刷を行う場合には、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の3色材によって、あるいはこれにブラックBを加えた4色材によって画像の形成を行う。このような色材を順次重ね合わせて印刷を行なう場合には、カラー再現性を左右する1つの因子としての色ずれ量が問題となる。すなわち1色ごとに色の再現を行う工程で色ずれが発生すると、特に線画や文字の部分で画像の品質が著しく劣化することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、カラー印刷装置では、KCMY4色のトナー、インクにより印刷を行い、CMY色の重ね合わせによって色を合成している。この合成過程において重ね合わせる色の位置がずれると本来の色とは異なる色が合成されることになり、特に、線画や文字部分では画像の品質が著しく劣化する。
【0006】
例えば、青色の文字はマゼンタとシアンの原色混合によって再現されるが、印刷の工程でこれらの2色の位置がずれると、文字がぼけてしまい、非常に読みづらいものとなる。また絵柄の画像の場合には、位置ずれの影響が印刷される絵柄自体に現れてしまい、正確な色再現を行うことができないという問題がある。
【0007】
そこで、従来から再現された画像に対して色ずれ量を測定することが行なわれている。従来、このような色ずれ量の測定は、被検査対象物であるカラー画像を顕微鏡を用いて拡大投影し、検査者が色ずれを直接読取るという方法によっていた。あるいは、非検査対象物としてのパターンを、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色材を順に隣接させ一直線上に配置した検査パターンを用意し、これをコンピュータによって読み取って画像の色ずれ量の最大値を検出し、この色ずれ量の最大値に基づいてカラー画像の検査を行うようにしていた。
【0008】
しかしながら前者によれば、検査者が主体となるため、検査者が異なった場合に測定値あるいは検査結果が変化し、また、検査者の精神的疲労や肉体的疲労に基づく心理的な影響が測定値や検査結果に反映され、正確な測定あるいは検査が困難な状況にあった。また、後者によれば、測定や検査は、自動化されるものの、測定された色ずれ量と実際のカラー画像を目で見たときに受ける色ずれ感との間には相違があり、人間の視覚に正確に対応した色ずれ量の検査が不可能であった。また、後者によれば、各色材を順に隣接させ一直線上に配置した検査パターンを用いて検査を行うため、主走査方向、あるいは副走査方向のいずれか一方しか計測、検査できないといった不都合を有していた。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、印刷プロセス色に対応してそれぞれ単色のL字パターンを検査シートの全領域に印刷し、各単色パターンの縦線及び横線の位置を検出し、その交点座標を算出し、あらかじめ規定された理想座標位置と比較することにより、主走査方向ならびに副走査方向の色ずれを自動で、かつ、人間の視覚に正確に対応した検査が可能な、画像位置ずれ検査シートならびに同シートを用いた検査方法及び検査システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために請求項1に記載の画像位置ずれ検査シートは、印刷プロセスに使用される色材毎用意される画像位置ずれ検査パターンが被検査装置によって検査シートとして印刷され、その検査シートから前記画像位置ずれ検査パターンを順次読み取ることにより前記印刷された画像の主走査方向ならびに副走査方向の位置ずれを検査する画像位置ずれ検査システムに用いられ、単色L字パターンで構成された画像位置ずれ計測用パターンであって、該単色L字パターンは、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(B)の印刷プロセス色材毎に形成されるとともに、該単色L字パターンが1区画領域内に該印刷プロセス色のそれぞれに相当するL字パターン、逆 L 字パターン、90度回転したL字パターン、90度回転した逆L字パターンが隣接して4個配置された画像位置ずれ計測用パターンを、複数規則性をもって全面に配置することとした。
【0011】
また、請求項2に記載の画像位置ズレ検査シートは、請求項1に記載の同シートにおいて、前記単色L字パターンは、前記1区画単位で行列方向に隣接させ一直線上に配置することとした。
【0012】
このことにより、K、C、M、Y各色トナー(インク)単体のL字パターンを座標位置計測のために使用し、各色パターンの縦線及び横線の位置を検出し、更に交点座標を算出して基準パターンとの相対座標位置を求めることとした。従って、各単色L字パターンの主走査方向ならびに副走査方向の色ずれ検査が自動で、かつ、正確に行うことができる。
【0013】
請求項3に記載の画像位置ズレ検査シートは、請求項1に記載の同シートにおいて、前記単色L字パターンと目視評価のために使用される十文字パターンを行あるいは列方向に交互に配置することとした。このことにより、主副両方向とも目視するために十文字パターンが有効であり、また、この目視評価用パターンと機械検査用パターンを交互に配置することにより両者に共用できる検査パターンとなる。従って、機械検査と目視検査を主副両走査方向に並行して行うことができ、色ズレの程度を正確に、かつ、人間の視覚に対応した色ずれ量を検知することができる。特に、十文字パターンを行方向に連続して生成し配置した場合は主走査方向の目視検査が容易となり、十文字パターンを列方向に連続して生成し配置した場合は副走査方向の目視検査が容易となる。
【0014】
請求項4に記載の画像位置ズレ検査シートは、請求項1に記載の同シートにおいて、前記単色L字パターンの線幅は、少なくとも1ドット幅を有することとした。このことにより、印刷装置の解像度にもよるが線のかすれがなくなり、検査精度が向上する。
【0015】
請求項5に記載の画像位置ずれ検査方法は、査装置と被検査装置とがバスを介してオンライン状態で動作し、前記検査装置が検査パターンを生成し、前記被検査装置が前記検査パターンに基づいて印刷プロセスに使用される色材毎用意される単色L字パターンで構成された画像位置ずれ計測用パターンであって、該単色L字パターンは、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(B)の印刷プロセス色材毎に形成されるとともに、該単色L字パターンが1区画領域内に該印刷プロセス色のそれぞれに相当するL字パターン、逆 L 字パターン、90度回転したL字パターン、90度回転した逆L字パターンが隣接して4個配置された画像位置ずれ計測用パターンを、規則性をもって、検査シートの全面に複数生成出力し、前記検査装置が、前記被検査装置で生成出力された単色L字パターンを順次読み取って、赤(R)、緑(G)、青(B)信号として取り込み、基準L字パターンに対する各単色L字パターンの相対座標位置を計測してあらかじめ規定された理想相対座標位置と比較し、前記各単色L字パターンの主走査方向ならびに副走査方向の色ずれを検査することとした。
【0016】
このことにより、K、C、M、Y各色トナー(インク)単体のL字パターンを座標位置計測のために使用し、各色パターンの縦線及び横線の位置を検出し、更に交点座標を算出して基準パターンとの相対座標位置を求めることとした。従って、各単色L字パターンの主走査方向ならびに副走査方向の色ずれ検査が自動で、かつ、正確に行うことができる。
【0017】
請求項6に記載の画像位置ズレ検査方法は、請求項5に記載の同方法において、前記基準パターンをブラックとし、前記R、G、Bそれぞれに補色関係にある前記印刷プロセス色のL字パターンとの相対座標位置を計測することとした。また、請求項7に記載の画像位置ずれ検査方法は、請求項5に記載の同方法において、前記基準パターンをイエローとし、前記R、G、Bそれぞれに補色関係にある前記印刷プロセス色のL字パターンとの相対座標位置を計測することとした。
【0018】
このことにより、パターンとしての識別の容易性、あるいは現像プロセスの観点から基準色を決定し、この基準色と、取り込まれたR、G、Bそれぞれに補色関係にある前記印刷プロセス色のL字パターンとの相対座標位置を計測することにより、各単色L字パターンの主走査方向ならびに副走査方向の色ずれ検査が自動で、かつ、正確に行うことができる。
【0019】
請求項8に記載の画像位置ずれ検査システムは、検査装置により生成される画像を印刷する被検査装置と、印刷プロセスに使用される色材毎用意される単色L字パターンで構成された画像位置ずれ計測用パターンであって、該単色L字パターンは、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(B)の印刷プロセス色材毎に形成されるとともに、該単色L字パターンが1区画領域内に該印刷プロセス色のそれぞれに相当するL字パターン、逆L字パターン、90度回転したL字パターン、90度回転した逆L字パターンが隣接して4個配置された画像位置ずれ計測用パターンを、規則性をもって、検査シートの全面に複数生成し、前記被検査装置に供給する検査装置と、前記被検査装置によって印刷される画像出力から、前記各単色L字パターンを順次読み取り、RGBのL字パターンに変換して格納する画像入出力装置と、前記画像入出力装置からRGBのL字パターンを所定単位毎に切り出し、前記各L字パターンの交点座標位置を計測し、あらかじめ規定された理想座標位置と比較することにより、前記印刷された画像の主走査方向ならびに副走査方向の色ずれを検査する検査装置と、を備え、前記検査装置と被検査装置とがバスを介してオンライン状態で動作し、該検査装置が該被検査装置における前記色ずれを検査することとした。
【0020】
上記構成により、KCMY各色トナー(インク)単体のL字パターンを座標位置計測のために使用し、各色パターンの縦線及び横線の位置を検出し、更に交点座標を算出して基準パターンとの相対座標位置を求めることとした。従って、各単色L字パターンの主走査方向ならびに副走査方向の色ずれ検査が自動で、かつ、正確に行うことができる。
【0021】
カラー印刷装置では、KCMY4色のトナー、インクにより印刷を行い、CMY色の重ね合わせによって色を合成しており、従来この合成過程において重ね合わせる色の位置がずれると本来の色とは異なる色が合成されることになり、特に、線画や文字部分では画像の品質が著しく劣化していたが、本発明により位置ずれ量の保証がなされるため、各色の印刷位置の位置精度が向上し印刷品質の向上がはかれる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明における画像色ずれ検査装置の実施形態を示すブロック図である。図において、1は検査装置であり、後述する検査シートに印刷されたL字パターンを取り込んでカラー画像の位置ずれの計測、及び検査を行う。ここでは検査装置としてパーソナルコンピュータが使用され、検査のために規格値との比較処理も行う。2は画像入力ボードであり、検査装置1とはPCI(Peripheral Component Interconnect)バス6を介して接続され、計測用スキャナ5を介して取り込んだ画像を検査装置1に供給する。尚、被検査装置として複写機が接続される場合、複写機に用意されるスキャナを計測用スキャナ5の代替とすることができる。
【0023】
上記構成において概略動作を説明すると以下のようになる。すなわち、計測用スキャナ5を介し、スキャナ台に載置された検査シート(後述する)から検査パターン画像を読み込み、画像入力ボード2でこの画像読み取りを行った後、検査装置1で各色パターンの位置計測を行い、パターン設計値(理想位置)とのズレ量を算出し、規格値と比較して合否判定を行う。詳細はフローチャートを参照しながら後述する。
【0024】
図2は本発明におけるカラー画像位置ずれ検査装置の他の実施形態を示すブロック図である。ここでは、被検査装置4として複写機の他にプリンタが接続され、それぞれ、専用ビデオインタフェース7、専用プリンタインタフェース9を介し画像入出力装置(パターンジェネレータ)3に接続される。なお、画像読み取りのための計測用スキャナ5が検査装置1にSCSI(Small Computer System Bus)もしくはUSB(Universal Serial Bus)等のスキャナインタフェース8を介して接続されることもある。上記した検査装置1及び画像入力ボード2、パターンジェネレータ3の内部構成等、詳細については後述する。
【0025】
図3は、本発明において使用される検査シートに印刷されるカラー画像位置ずれ計測用パターン例を示す。ここでは、印刷プロセスで使用される色材(トナー/インク)である、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(B)毎に用意される単色のL字パターンを1区画あたり各4個隣接して配置し、これを複数連続して検査シート10を構成する全面に配置(プリント)したものを使用する。
【0026】
検査シート10に対する印刷領域は、四隅とも、紙端より6mm内側とし、形状は図3(a)に示すとおりL字とし、このL字パターンの線長は縦横ともに114ドット、線幅2ドットであり、12ドット距離を置いて他色のL字パターンが配置されるものとする。すなわち、1区画領域内にCMYBのそれぞれに相当するL字パターン、逆L字パターン、90度回転したL字パターン、90度回転した逆L字パターンが隣接して配置される。なお、図中の数字は、いずれも非検査装置4の解像度が400dpi時のドット数を表すものとする。検査シートに印刷される連続パターンの例が図3(b)に示されている。
【0027】
なお、L字パターンの大きさ(各色の線長、間隔、及び太さ)は、小さければ小さいほど密度の濃い計測が可能になるが、それと共に誤認識、誤検出の確率が高くなる。具体的にL字パターン間の間隔が広すぎると、本来同位置での位置ずれを検出する目的と特性が異なる可能性が有り、狭すぎると、パターン位置のずれに対しての許容量が小さくなり、誤計測の確率が高くなる。また、パターンが大きすぎると、計測する密度が粗くなり、小さすぎるとパターンの位置ずれに対しての許容量が小さくなり、誤計測の確率が高くなる。更に、線幅が細すぎると線がかすれやすくなり、太すぎると線位置(中心位置)の計測誤差が大きくなりやすい。従って、計測仕様に合わせて最適な値を設定する必要がある。
【0028】
また、上記パターンはルーペによる目視検査も可能であるが、目視による感覚的な評価には4色のインク(トナー)を同一位置に重ね合わせ、その線が色づいて見えるか否か判断するのが最も簡単である。そのためには、主副走査両方とも同時に見るためには十文字パターンが有効である。従って、ここでは、図3(c)(d)に示すように目視評価用の十文字パターンと、上記した機械検査用のL字パターンを行あるいは列方向に交互に配置することにより両者に共用できる計測パターンとなる。
【0029】
上記したパターンは、フォトレタッチ等市販の画像作成/加工ソフトウェアを使用して作成するものとする。ここでは、米国アドビ社製のPhotoshopバージョン5.5を使用するものとする。この場合、まず、パターン1個の大きさ(240×240ドット)に関し、CMYカラーでパターンを作成するファイルを開く。次にそのファイル一杯にKCMYの各色相当のL字パターンを作成する。パターン濃度は100%とする。これで1個の単一パターンが完成し、これを複数配置して検査パターンを完成させる。そして、作成したパターンの全領域を選択してパターン登録し、保存終了する。次に、最終的に作成する検査パターンの大きさ、例えばA3サイズのCMYカラーでファイルを開く。そして開いたファイル全域を指定し、登録パターンで塗り潰しを行う。
【0030】
図4は、図1、図2に示す検査装置1の内部構成を示すブロック図である。検査装置1は、CPU11を制御中枢とし、主記憶装置12、ハードディスク装置13がシステムバス15に共通接続されて成る。図示しないが、他にキーボードマウスや表示モニタも専用のコントローラを介してシステムバスに接続される。また、システムバス15はバスブリッジ14を介してPCIバス6と連結され、PCIバス6には上記したように画像メモリを内蔵する画像入出力装置2(3)が接続される。
【0031】
主記憶装置12には、OS(基本ソフトウェア)として、ここでは米国マイクロソフト社製のWindowsNTが常駐するものとし、パターンジェネレータ122、プリンタドライバ123、スキャナドライバ124が画像入出力のためのソフトウェアツールとして割り付けられ格納される。また、上記したPhotoshop等画像作成、加工ソフトウェア125、更には、後述するパターン計測、評価プログラムも割り付けられ格納される。127は上記した画像作成、加工プログラム126、パターン計測、評価プログラム126等応用ソフトウェアにより使用されるワーク領域であり、更に、ハードディスク装置13にも比較的容量の大きなワーク領域が割り当てられる。
【0032】
図5は、本発明の画像色ずれ検査装置の実施形態を示す機能ブロック図であり、具体的には、図4に示すCPU11が主記憶装置12に格納されたパターン計測・評価プログラムを実行した場合の機能ブロック図に相当する。
【0033】
図に示すように、本発明の画像色ずれ検査装置は、スキャナ入力部111、カラー画像抽出部112、ワークメモリ113、パターン切り出し部114、交点座標計測部115、相対位置算出部116、ずれ量算出部117、制御部118、論理演算部119、テーブルメモリ120で構成される。
【0034】
スキャナ入力部111は、図1に示す複写機(被検査装置)のスキャナ部、あるいは図2に示すスキャナ装置5を介してスキャンされたパターンを取り込んでカラー画像抽出部112に供給する。カラー画像抽出部112は、取り込んだ画像をR、G、B画像毎所定量抽出してワークメモリ113へ吐き出す。ワークメモリ113は図4に示す主記憶装置12のワークエリア127またはハードディスク装置13のワーク領域に相当する。パターン切り出し部114は、R、G、B毎、ワークメモリ113から1区画相当のL字パターンを切り出して交点座標計測部115に供給する。
【0035】
交点座標計測部115は、後述するアルゴリズムに従いR、G、Bのそれぞれを構成する色のL字パターンの交点座標を求めて相対位置算出部116へ供給する。相対位置算出部116は、先に求めた交点座標を基準に色パターンの交点座標の相対位置を算出し、ずれ量算出部117へ渡す。ずれ量算出部117は、相対位置算出部で求めた相対座標をテーブルメモリ120に理想値としてあらかじめ定義された相対座標と比較してズレ量を算出して論理演算部119へ出力する。
【0036】
制御部118は、交点座標計測部、相対位置算出部、ずれ量算出部117、論理演算部119による各演算の順序制御を司る。論理演算部119は、ずれ量算出部117で算出されるズレ量を色パターンのズレ量として蓄積し、検査シート全面のパターンに対して算出したズレ量の平均値と最大値を求め、あらかじめ定義されテーブルメモリ120に記録された規格値と比較することにより、合否判定を行う。処理の流れ等詳細はフローチャートを用いて後述する。
【0037】
図6、図7は、それぞれ、図1、図2に示す画像入力ボード、パターンジェネレータのそれぞれの内部構成を示すブロック図である。
【0038】
図6において、本画像入力ボード2は、カラー画像情報がビットマップ形式で展開される画像メモリ21を核とし、画像制御回路22、データセレクタ23、PCIバスインタフェース24で構成される。画像入力ボード2は、検査装置1とは、PCIバス6を介し、また、複写機4とは専用のビデオインタフェース7(画像データバス)を介して接続され、複写機4にデータを出力するときは専用のビデオインタフェースを介して直接に、また、検査装置1から画像メモリ21をアクセスするときは内部のローカルバス25を介しバス変換を行いながらデータの入出力がなされる。
【0039】
図7において、本パターンジェネレータ3は、カラー画像情報がビットマップ形式で展開される画像メモリ31を核とし、画像制御回路32、PCIバスインタフェース34、ローカルバスインタフェース33、画像データバスインタフェース35で構成される。画像入出力装置3は、検査装置1とは、PCIバス6を介し、また、被検査装置4として接続されるプリンタとは画像データバスインタフェース35と直結される。このため、主記憶装置12に格納されたプリンタドライバ123を介さずにパターンジェネレータ122を使用して検査パターンを直接プリンタエンジンに出力することができる。画像制御回路32はこのためのラスタライジング処理を行う。
【0040】
図8は、本発明の画像色ずれ検査装置の動作を示すフローチャートであり、詳しくは図4に示すパターン計測・評価プログラムによる画像色ずれ検査のための処理手順が示されている。
【0041】
以下、図8を参照しながら図1乃至図7に示す本発明実施形態の動作について詳細に説明する。まず、検査装置1は、上記した方法により検査パターンを生成して、画像入出力装置2(3)を介し、被検査装置4である複写機あるいはプリンタに供給して印刷処理を行う(ステップS81、S82)。印刷された検査パターンは、複写機のスキャナ部、あるいは外部接続されるスキャナ装置5によって再び検査装置1に取り込まれ保存する(ステップS83)。なお、印刷された各単色のL時パターンは、複写機のスキャナ部、あるいはスキャナ装置5により、赤(R)、緑(G)、青(B)の3つの色信号として取り込まれ、画像入出力装置2内の画像メモリ21に保存される。
【0042】
次に、検査装置1は、画像メモリ21からまずR画像のみを抽出し、検査装置1内のワークエリア127に読み出す(ステップS84)。補色の関係からR画像は黒とシアン色のL字パターンを明瞭に判別することができる。次に、検査シートにおける左上隅の1組(4個のL字パターン)のパターンが入っている領域の画像を切り出し(ステップS85)、黒とシアンそれぞれのL字パターンの交点座標(X、Y)を計測する(ステップS86)。なお、計測アルゴリズムについては後述する。そして、黒パターン交点座標を基準として、シアンパターン交点座標の相対位置(X、Y)を算出する(ステップS87)。次に、先に求めた相対座標を、パターン設計値の相対座標と比較し、設計値(理想値)に対するズレ量(X、Y)を算出する(ステップS88)。そしてそのズレ量をパターン1におけるシアン色の位置ズレと判断する。上記ステップS85〜S88にいたる処理を検査シート上に印刷された全L字パターンに対して順次行う(ステップS89)。次に、論理演算部119で検査シート全面のL字パターンに対して算出されたズレ量の平均値と最大値を求める(ステップS100)。
【0043】
次に、画像メモリ21からG画像のみを抽出して検査装置1のワーク領域127に読み出す。補色の関係よりG画像は黒とマゼンタのL字パターンを明瞭に判別することが出来る。上記したステップS85〜S88に相当するG画像のステップS90〜S93を検査シート上に印刷された全面のパターンに対し順次行い(ステップS94)、論理演算部119で検査シート全面のパターンに対して算出されたズレ量の平均値と最大値を求める。最後に、画像メモリ21からB画像のみを抽出して検査装置1のワーク領域127に読み出す。補色の関係よりB画像は、ブラックとイエローのL字パターンを明瞭に判別することが出来る。上記したステップS85〜S88に相当するB画像のステップS95〜S98を検査シート上に印刷された全面のパターンに対し順次行い(ステップS99)、論理演算部119で検査シート全面のパターンに対して算出されたズレ量の平均値と最大値を求める。
【0044】
最終的に論理演算部119は、上記計測結果を使用し、印刷工程において使用されるC、M、Y各色材のズレ量の平均値と最大値を、あらかじめ決められた規格値と比較することにより合否判定を行う。
【0045】
図9乃至図13は、図8に示す交点座標計測(ステップS86、S91、S96)のためのアルゴリズムを説明するために引用したフローチャートであり、図15はその動作を説明するために引用した動作概念図である。
【0046】
以下、図9乃至図13ならびに図14を参照しながら交点座標計測のためのアルゴリズムについて詳細に説明する。
【0047】
本発明のカラー画像位置ずれ検査方法において、L字パターンの交点座標を計測するのに、検査装置1は、まず、主記憶装置12内にあるカラー画像ファイル130からRGBの単色画像ファイルを所定量読出してワーク領域127に書き込む(ステップS911)。そして、区画単位でパターンを切り出し(ステップS912)、以下の計測作業がはじまる。
【0048】
この計測作業は、基本的には、区画内のそれぞれのL字パターンに対し基準パターン(黒)の主副走査方向位置の粗検出を行った後(ステップS913、S914)、基準パターンの主副走査方向位置の高精度検出を行い(ステップS915、S916)、基準パターン位置座標を確定する(ステップS917)ことにより行われる。更に、補色関係にある色パターン位置座標を上記した基準パターン同様のアルゴリズムによって位置座標を確定する。
【0049】
基準(色)パターンの主走査方向位置の粗検出を行うための手順が図10にフローチャートで示されている。また、図14にその動作概念図が示されている。
【0050】
以下、図10を参照しながら図14に示す動作概念図について説明する。検査装置1は、まず、主記憶装置12内にあるカラー画像ファイル130から単色画像のみワーク領域127へ呼び出し(図14a)、必ず線が存在すると考えられる粗検出位置の画像領域を切り出す(図14b,c及び図10のステップS9131)。次に、主走査方向の画像データヒストグラムを取得する(図14d及び図10のステップS9132)そして、ヒストグラム波形を平滑化処理して、波形を整形する(図14e及び図10のステップS9133)。次に、波形のピーク位置を検出し、検出したピーク値を含む前後3画素のデータに基づきスプライン処理を行い、更に波形を整形する(図14f及び図10のステップS9134、S9135)。
【0051】
そして、得られるスプライン曲線からピーク値を求め(ステップS9136)、スプライン曲線算出に用いた両端データの高い方のデータ値を求める(図14g及び図10のステップS9137)。次に、先のステップS9136、S9137の処理に基づき得られるデータ間の下から1/3を閾値(スレッショルドレベル)としてスプライン波形の山の幅を求め、これを線幅とする。(図14d及び図10のステップS9138)更に、上記幅の中心位置を求め、基準パターン線の主走査方向粗位置とする(ステップS9139)。
【0052】
基準(色)パターンの副走査方向位置の粗検出を行うための手順が図11にフローチャートで示されている。検査装置1は、まず、主記憶装置12内にあるカラー画像ファイル130から単色画像のみワーク領域127へ呼び出し、必ず線が存在すると考えられる粗検出位置の画像領域を切り出す(ステップS9141)。次に、副走査方向の画像データヒストグラムを取得する(ステップS9142)そして、ヒストグラム波形を平滑化処理して、波形を整形する(ステップS9143)。次に、波形のピーク位置を検出し、検出したピーク値を含む前後3画素のデータに基づきスプライン処理を行い、更に波形を整形する(ステップS9144、S9145)。
【0053】
そして、得られるスプライン曲線からピーク値を求め(ステップS9146)、スプライン曲線算出に用いた両端データの高い方のデータ値を求める(ステップS9147)。次に、先のステップS9146、S9147の処理に基づき得られるデータ間の下から1/3を閾値(スレッショルドレベル)としてスプライン波形の山の幅を求め、これを線幅とする。(ステップS9148)更に、上記幅の中心位置を求め、基準パターン線の副走査方向粗位置とする(ステップS9149)。
【0054】
基準(色)パターンの主走査方向位置の高精度検出を行うための手順が図12にフローチャートで示されている。図12において、検査装置1は、基準パターン副走査方向位置の粗検出処理(図11のステップS9141〜S9149)で取得したパターンの副走査方向粗検出位置データを元に、パターン交点直近の画像領域を切り出す(ステップS9151)。次に、主走査方向の画像データヒストグラムを取得する(ステップS9152)そして、ヒストグラム波形を平滑化処理して、波形を整形する(ステップS9153)。次に、波形のピーク位置を検出し、検出したピーク値を含む前後3画素のデータに基づきスプライン処理を行い、更に波形を整形する(ステップS9154、S9155)。
【0055】
そして、得られるスプライン曲線からピーク値を求め(ステップS9156)、スプライン曲線算出に用いた両端データの高い方のデータ値を求める(ステップS9157)。次に、先のステップS9156、S9157の処理に基づき得られるデータ間の下から1/3を閾値(スレッショルドレベル)としてスプライン波形の山の幅を求め、これを線幅とする。(ステップS9138)更に、上記幅の中心位置を求め、基準パターン線の主走査方向位置とする(ステップS9139)。
【0056】
基準(色)パターンの副走査方向位置の高精度検出を行うための手順が図13にフローチャートで示されている。図13において、検査装置1は、基準パターン主走査方向位置の粗検出処理(図10のステップS9131〜S9139)で取得したパターンの主走査方向粗検出位置データを元に、パターン交点直近の画像領域を切り出す(ステップS9161)。次に、主走査方向の画像データヒストグラムを取得する(ステップS9162)そして、ヒストグラム波形を平滑化処理して、波形を整形する(ステップS9163)。次に、波形のピーク位置を検出し、検出したピーク値を含む前後3画素のデータに基づきスプライン処理を行い、更に波形を整形する(ステップS9164、S9165)。
【0057】
そして、得られるスプライン曲線からピーク値を求め(ステップS9166)、スプライン曲線算出に用いた両端データの高い方のデータ値を求める(ステップS9157)。次に、先のステップS9166、S9167の処理に基づき得られるデータ間の下から1/3を閾値(スレッショルドレベル)としてスプライン波形の山の幅を求め、これを線幅とする。(ステップS9168)更に、上記幅の中心位置を求め、基準パターン線の副走査方向位置とする(ステップS9169)。
【0058】
そして、図12、図13に示す処理手順に従い求めたパターン線位置を延長し、その交点座標を基準位置パターン座標として確定する。更に、色パターン位置座標についても上記した基準パターン位置計測と同様の手順で求め、色パターン座標として確定する。
【0059】
なお、上述した本発明実施形態では、カラー画像の位置ずれ検査についてのみ例示したが、画像入出力装置2(3)の接続インタフェースに、RGB信号の切り替え手段を付加し、色信号毎に計測処理することでモノクロタイプのスキャナを用いても同様のシステム構築が実現できる。ただし、この場合、コスト的な効果は得られるものの、座標位置計測のために3スキャン要し、その間の時間を余分に必要とする。
【0060】
上記した実施形態では、被検査装置4として接続される複写機のスキャナ部あるいは、被検査装置4としてプリンタが接続された場合、外部接続されるスキャナ装置5から検査装置1に取り込む色信号をスキャン毎順次切り替える。そして、画像入出力装置2(3)の信号インタフェースで、まずR信号を選択し、R信号のみのパターンを検査装置1に取り込む。R信号の場合、上記したように補色の関係からブラックとシアンのパターンが明瞭に判別できるため、両パターンの交点座標を計測する。そして、理想値であるパターン設計値と比較し、シアンパターンのズレ量を求める。上記各処理は、検査シート全面に印刷されたパターンについて行う。
【0061】
次に、信号インタフェースでG信号、B信号を順次選択し、それぞれG信号、B信号のみを検査装置1に取り込む。前者はブラックとマゼンダ色のパターンが明瞭に判別でき、後者はブラックとイエローのパターンが明瞭に判別できるため、それぞれ両パターンの交点座標を計測する。そして、理想値であるパターン設計値と比較し、シアンパターンのズレ量を求める。上記各処理は、検査シート全面に印刷されたパターンについて行う。このことにより、色信号毎に計測処理することでモノクロタイプのスキャナを用いても同様のシステム構築を行うことが可能となる。
【0062】
また、上述した本発明実施形態では、1区画パターン内での基準パターン、ここではパターンとしての判別の容易性からブラックに対する相対位置を計測して検査するものとしたが、ブラックに制限されず、例えば、現像の順序を考慮した場合にはイエローを基準としても構わない。また、この検査と同時にパターンの紙上での絶対位置も計測することにより印刷品質の検査を行うこともできる。この場合、紙面の4隅、あるいはそれ以上のポイントにマークを付し、このマークを検出することにより、レジスト(先端、横)、倍率誤差、倍率偏差(縦、横)、平行度、スキュー、直線性、紙長等の検査も行なわれることになる。このことにより、一層印刷品質の良好な印刷装置を提供できる。
【0063】
なお、図8乃至図13に開示されたフローチャートは、パターン計測、評価プログラム126の動作手順を示すものであり、このプログラム126の動作時には、図4に示す主記憶装置12にローディングされ割り付けられるものであり、常時は、ハードディスク装置13に退避される。あるいは光ディスク等の記録媒体に記録されて頒布されるものであり、必要に応じてシステムにインストールされ、使用される。また、インタネット等の通信媒体を介して供給する形態も考えられる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明のように本発明は、印刷プロセスに使用される色材毎に用意される検査パターンが被検査装置によって検査シートとして印刷され、その印刷された画像から前記検査パターンを順次読み取ることにより前記印刷された画像の主走査方向ならびに副走査方向の位置ずれを検査する画像位置ずれ検査システムに用いられ、単色L字パターンで構成された画像位置ずれ計測用パターンであって、該単色L字パターンは、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(B)の印刷プロセス色材毎に形成されるとともに、該単色L字パターンが1区画領域内に該印刷プロセス色のそれぞれに相当するL字パターン、逆 L 字パターン、90度回転したL字パターン、90度回転した逆L字パターンが隣接して4個配置された画像位置ずれ計測用パターンを、複数規則性をもって全面に配置したものであり、この検査シートを用いることによって各単色L字パターンの主走査方向ならびに副走査方向の色ずれ検査を自動で、かつ、正確に行うことができる。
【0065】
また、印刷プロセスに使用される色材毎用意される単色L字パターンを隣接させ規則性をもって複数生成出力し、出力された単色L字パターンを順次読み取って、赤、緑、青信号として取り込み、基準L字パターンに対する各単色L字パターンの相対座標位置を計測してあらかじめ規定された理想相対座標位置と比較するものであり、このことにより、各単色L字パターンの主走査方向ならびに副走査方向の色ずれの検査を自動で、かつ、人間の視覚に正確に対応して行うことができる。カラー印刷装置では、KCMY4色のトナー、インクにより印刷を行い、CMY色の重ね合わせによって色を合成しており、従来この合成過程において重ね合わせる色の位置がずれると本来の色とは異なる色が合成されることになり、特に、線画や文字部分では画像の品質が著しく劣化していたが、本発明により位置ずれ量の保証がなされるため、各色の印刷位置の位置精度が向上し印刷品質の向上がはかれる。また、主副両方向とも目視検査を行うには十文字パターンが有効であり、この目視評価用パターンと上述したL字の機械検査用パターンを交互に配置することによって両者に共用できる検査パターンとなる。従って、機械検査と目視検査を主副両走査方向に並行して行うことができ、色ズレの程度を正確に、かつ、人間の視覚に対応した色ずれ量を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の他の実施形態を示すブロック図である。
【図3】本発明において使用される検査シートに印刷されるL字パターンを示す図である。
【図4】図1、図2に示す検査装置の内部構成を示すブロック図である。
【図5】図4におけるCPUの機能ブロック図である。
【図6】図1に示す画像入出力装置の内部構成を示すブロック図である。
【図7】図2に示す画像入出力装置の内部構成を示すブロック図である。
【図8】本発明実施形態の動作手順をフローチャートで示した図である。
【図9】本発明において使用されるパターン位置計測アルゴリズムを説明するために引用したフローチャートである。
【図10】本発明において使用されるパターン位置計測アルゴリズムを説明するために引用したフローチャートである。
【図11】本発明において使用されるパターン位置計測アルゴリズムを説明するために引用したフローチャートである。
【図12】本発明において使用されるパターン位置計測アルゴリズムを説明するために引用したフローチャートである。
【図13】本発明において使用されるパターン位置計測アルゴリズムを説明するために引用したフローチャートである。
【図14】本発明実施形態の動作を説明するために引用した動作概念図である。
【符号の説明】
1 検査装置
2 画像入力ボード
3 パターンジェネレータ(画像入出力装置)
4 被検査装置
5 計測スキャナ装置
6 PCIバス
7 専用ビデオインタフェース
8 スキャナインタフェース
9 プリンタインタフェース
10 検査シート
21(31) 画像メモリ
22(32) 画像制御回路
23 データセレクタ
24(33) PCIバスインタフェース
33 ローカルバスインタフェース
35 画像データバスインタフェース
111 スキャナ入力部
112 カラー画像抽出部
113 ワークメモリ
114 パターン切り出し部
115 交点座標計測部
116 相対位置算出部
117 ずれ量算出部
118 制御部
119 論理演算部
120 テーブルメモリ

Claims (8)

  1. 印刷プロセスに使用される色材毎用意される画像位置ずれ検査パターンが被検査装置によって検査シートとして印刷され、その検査シートから前記画像位置ずれ検査パターンを順次読み取ることにより前記印刷された画像の主走査方向ならびに副走査方向の位置ずれを検査する画像位置ずれ検査システムに用いられ、
    単色L字パターンで構成された画像位置ずれ計測用パターンであって、該単色L字パターンは、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(B)の印刷プロセス色材毎に形成されるとともに、該単色L字パターンが1区画領域内に該印刷プロセス色のそれぞれに相当するL字パターン、逆 L 字パターン、90度回転したL字パターン、90度回転した逆L字パターンが隣接して4個配置された画像位置ずれ計測用パターンを、複数規則性をもって全面に配置したことを特徴とする画像位置ずれ検査シート。
  2. 前記単色L字パターンは、前記1区画単位で行列方向に隣接させ一直線上に配置したことを特徴とする請求項1に記載の画像位置ずれ検査シート。
  3. 前記単色L字パターンと、目視評価のために使用される十文字パターンを行あるいは列方向に交互に配置することを特徴とする請求項1または2に記載の画像位置ずれ検査シート。
  4. 前記単色L字パターンの線幅は、少なくとも1ドット幅を有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像位置ずれ検査シート。
  5. 検査装置と被検査装置とがバスを介してオンライン状態で動作し、
    前記検査装置が検査パターンを生成し、
    前記被検査装置が前記検査パターンに基づいて印刷プロセスに使用される色材毎用意される単色L字パターンで構成された画像位置ずれ計測用パターンであって、該単色L字パターンは、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(B)の印刷プロセス色材毎に形成されるとともに、該単色L字パターンが1区画領域内に該印刷プロセス色のそれぞれに相当するL字パターン、逆 L 字パターン、90度回転したL字パターン、90度回転した逆L字パターンが隣接して4個配置された画像位置ずれ計測用パターンを、規則性をもって、検査シートの全面に複数生成出力し、
    前記検査装置が、
    前記被検査装置で生成出力された単色L字パターンを順次読み取って、赤(R)、緑(G)、青(B)信号として取り込み、
    基準L字パターンに対する各単色L字パターンの相対座標位置を計測してあらかじめ規定された理想相対座標位置と比較し、
    前記各単色L字パターンの主走査方向ならびに副走査方向の色ずれを検査することを特徴とする画像位置ずれ検査方法。
  6. 前記基準パターンをブラックとし、前記R、G、Bそれぞれに補色関係にある前記印刷プロセス色のL字パターンとの相対座標位置を計測すること特徴とする請求項5に記載の画像位置ずれ検査方法。
  7. 前記基準パターンをイエローとし、前記R、G、Bそれぞれに補色関係にある前記印刷プロセス色のL字パターンとの相対座標位置を計測すること特徴とする請求項5に記載の画像位置ずれ検査方法。
  8. 検査装置により生成される画像を印刷する被検査装置と、
    印刷プロセスに使用される色材毎用意される単色L字パターンで構成された画像位置ずれ計測用パターンであって、該単色L字パターンは、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(B)の印刷プロセス色材毎に形成されるとともに、該単色L字パターンが1区画領域内に該印刷プロセス色のそれぞれに相当するL字パターン、逆L字パターン、90度回転したL字パターン、90度回転した逆L字パターンが隣接して4個配置された画像位置ずれ計測用パターンを、規則性をもって、検査シートの全面に複数生成し、前記被検査装置に供給する検査装置と、
    前記被検査装置によって印刷される画像出力から、前記各単色L字パターンを順次読み取り、RGBのL字パターンに変換して格納する画像入出力装置と、
    前記画像入出力装置からRGBのL字パターンを所定単位毎に切り出し、前記各L字パターンの交点座標位置を計測し、あらかじめ規定された理想座標位置と比較することにより、前記印刷された画像の主走査方向ならびに副走査方向の色ずれを検査する検査装置と、を備え、
    前記検査装置と被検査装置とがバスを介してオンライン状態で動作し、該検査装置が該被検査装置における前記色ずれを検査することを特徴とする画像位置ずれ検査システム。
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