JP2001219894A - 砕氷船 - Google Patents
砕氷船Info
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- JP2001219894A JP2001219894A JP2000029968A JP2000029968A JP2001219894A JP 2001219894 A JP2001219894 A JP 2001219894A JP 2000029968 A JP2000029968 A JP 2000029968A JP 2000029968 A JP2000029968 A JP 2000029968A JP 2001219894 A JP2001219894 A JP 2001219894A
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- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B1/00—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils
- B63B1/02—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement
- B63B1/04—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement with single hull
- B63B1/06—Shape of fore part
- B63B1/063—Bulbous bows
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B1/00—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils
- B63B1/32—Other means for varying the inherent hydrodynamic characteristics of hulls
- B63B1/40—Other means for varying the inherent hydrodynamic characteristics of hulls by diminishing wave resistance
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B35/00—Vessels or similar floating structures specially adapted for specific purposes and not otherwise provided for
- B63B35/08—Ice-breakers or other vessels or floating structures for operation in ice-infested waters; Ice-breakers, or other vessels or floating structures having equipment specially adapted therefor
- B63B35/083—Ice-breakers
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T70/00—Maritime or waterways transport
- Y02T70/10—Measures concerning design or construction of watercraft hulls
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- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 開水中で造波抵抗の少ない砕氷船を得る。
【解決手段】 造波フィン4および5を船首部の舷側3
または船底に装備した砕氷船1であって、前記造波フィ
ン4および5をその回転支軸6および7を回転の中心と
して回転可能に構成し、開水中では造波フィン4および
5を回転させて前記砕氷船1の航走する方向と直交しか
つ喫水線αと略平行な位置に位置させ、氷海域では造波
フィン4および5を回転させて船体中に格納するように
した砕氷船。
または船底に装備した砕氷船1であって、前記造波フィ
ン4および5をその回転支軸6および7を回転の中心と
して回転可能に構成し、開水中では造波フィン4および
5を回転させて前記砕氷船1の航走する方向と直交しか
つ喫水線αと略平行な位置に位置させ、氷海域では造波
フィン4および5を回転させて船体中に格納するように
した砕氷船。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、船首部に造波抵
抗軽減用のフィンを装備した砕氷船に関する。
抗軽減用のフィンを装備した砕氷船に関する。
【0002】
【従来の技術】砕氷船で船の進路を妨害する氷盤を砕氷
するときには、砕氷船は前進してその船首を氷盤に乗り
上げ、船の自重および船の前進にともなって発生する慣
性力を利用して砕氷するのが一般的である。
するときには、砕氷船は前進してその船首を氷盤に乗り
上げ、船の自重および船の前進にともなって発生する慣
性力を利用して砕氷するのが一般的である。
【0003】そのため、砕氷船が氷盤に乗り上げやすい
ように、図5に示す砕氷船21の船首21aの形状は、
図6に示す通常の船舶22の船首22aの形状に比較し
て、前方に著しく傾斜した形状をしている。通常の船舶
22の船首22aには、船体の造る波を打ち消す作用を
有する船首バルブ22bが装備されているが、砕氷船2
1の船首21aには、このような船首バルブは氷盤への
乗り上げを妨げるため、装備されていないのが一般的で
ある。
ように、図5に示す砕氷船21の船首21aの形状は、
図6に示す通常の船舶22の船首22aの形状に比較し
て、前方に著しく傾斜した形状をしている。通常の船舶
22の船首22aには、船体の造る波を打ち消す作用を
有する船首バルブ22bが装備されているが、砕氷船2
1の船首21aには、このような船首バルブは氷盤への
乗り上げを妨げるため、装備されていないのが一般的で
ある。
【0004】しかしながら、砕氷船が開水中を航行する
ときには、船首バルブが装備されていないこと、および
船首が前方に著しく傾斜していることにより、造波およ
び砕波が引き起こされ、これらが造波抵抗を増大させ
る。そして、このような造波抵抗は、船速が速くなるほ
ど顕著になる。
ときには、船首バルブが装備されていないこと、および
船首が前方に著しく傾斜していることにより、造波およ
び砕波が引き起こされ、これらが造波抵抗を増大させ
る。そして、このような造波抵抗は、船速が速くなるほ
ど顕著になる。
【0005】船が水に浮かんで前進するときの抵抗は、
船体が造る波による造波抵抗と、船体と水との間の摩擦
抵抗とがその大部分を占めるので、砕氷船に作用する抵
抗は、前述した理由により、通常の船舶よりも大きくな
る。
船体が造る波による造波抵抗と、船体と水との間の摩擦
抵抗とがその大部分を占めるので、砕氷船に作用する抵
抗は、前述した理由により、通常の船舶よりも大きくな
る。
【0006】ところで、例えばオホ−ツク海域で砕氷船
が砕氷運航するのは、氷がある12月から3月までの4
ヶ月間だけであり、それ以外の期間は開水中の運航とな
る。
が砕氷運航するのは、氷がある12月から3月までの4
ヶ月間だけであり、それ以外の期間は開水中の運航とな
る。
【0007】したがって、砕氷船にとって、開水中を航
行時の抵抗を少なくして、推進性能を向上させること
は、砕氷性能を向上させることに次いで重要なことであ
る。
行時の抵抗を少なくして、推進性能を向上させること
は、砕氷性能を向上させることに次いで重要なことであ
る。
【0008】このような、開水中を航行時の砕氷船の推
進性能を向上させる従来の技術としては、特開昭61−
12487号公報(従来技術1)に開示された技術があ
る。この技術に基づく氷海用船舶は、図7に示すよう
に、計画喫水線αに対応する部分に、船首31の直線部
31aが位置しており、計画喫水時にはこの直線部31
aによって砕氷するようになっている。前記計画喫水線
αとバラスト喫水線βとの間には、球状造波バルブ32
が形成され、バルブ32の下側前縁部には直線部32a
が形成されている。そして、この直線部32aはバラス
ト喫水線βに対応しており、バラスト喫水時には直線部
32aによって砕氷するようになっている。
進性能を向上させる従来の技術としては、特開昭61−
12487号公報(従来技術1)に開示された技術があ
る。この技術に基づく氷海用船舶は、図7に示すよう
に、計画喫水線αに対応する部分に、船首31の直線部
31aが位置しており、計画喫水時にはこの直線部31
aによって砕氷するようになっている。前記計画喫水線
αとバラスト喫水線βとの間には、球状造波バルブ32
が形成され、バルブ32の下側前縁部には直線部32a
が形成されている。そして、この直線部32aはバラス
ト喫水線βに対応しており、バラスト喫水時には直線部
32aによって砕氷するようになっている。
【0009】また、球状造波バルブ32により、開水中
での推進性能を向上させようとするものである。
での推進性能を向上させようとするものである。
【0010】また、砕氷船ではないが砕氷性能を維持し
つつ、開水中での推進性能の向上が図れることが可能な
船舶が、実開平1−44296号公報(従来技術2)に
開示されている。この船舶は、図8に示すように、船首
41に船の前後方向に可動可能に設けた船首バルブ42
と、船首バルブ42を船体内に収納できる収納区画43
と、船首バルブ42の前後方向の移動に連動して、収納
区画43に水を注排水する注排装置44とから構成され
ている。
つつ、開水中での推進性能の向上が図れることが可能な
船舶が、実開平1−44296号公報(従来技術2)に
開示されている。この船舶は、図8に示すように、船首
41に船の前後方向に可動可能に設けた船首バルブ42
と、船首バルブ42を船体内に収納できる収納区画43
と、船首バルブ42の前後方向の移動に連動して、収納
区画43に水を注排水する注排装置44とから構成され
ている。
【0011】また、同様に砕氷性能を維持しつつ、開水
中での推進性能の向上を図ることが可能な船舶が、実開
昭60−166693号公報(従来技術3)に開示され
ている。この船舶は、図9に示すように、船首部51の
両舷側に造波バルブ52を設けたものである。この造波
バルブ52により、船体の造る波53と逆位相の波54
を発生させ、船体の造る波を打ち消して、造波抵抗を減
少させようとするものである。
中での推進性能の向上を図ることが可能な船舶が、実開
昭60−166693号公報(従来技術3)に開示され
ている。この船舶は、図9に示すように、船首部51の
両舷側に造波バルブ52を設けたものである。この造波
バルブ52により、船体の造る波53と逆位相の波54
を発生させ、船体の造る波を打ち消して、造波抵抗を減
少させようとするものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術には次のような問題点がある。 (1)従来技術1 氷厚が厚かったり氷の強度が高い場合に、船に勢いをつ
けて氷盤に衝突させることを繰り返す砕氷方法(ラミン
グ砕氷)を行う場合には、船首バルブが氷盤に当たり、
氷盤に乗り上げることができない。 (2)従来技術2 例え、船首バルブを完全に船体内に収納できるような構
造にしたとしても、氷への衝突時に船首バルブが破損し
ないように、船首バルブ出し入れ口に閉鎖装置設けなけ
ればならず、構造が複雑になるとともに、閉鎖装置その
ものも破損する恐れがある。 (3)従来技術3 砕氷船では船首から砕氷された氷片が舷側に沿って多数
流れてくるので、舷側のバルブに氷片が衝突し砕氷抵抗
が大きくなり、砕氷作業を阻害することになる。
た従来の技術には次のような問題点がある。 (1)従来技術1 氷厚が厚かったり氷の強度が高い場合に、船に勢いをつ
けて氷盤に衝突させることを繰り返す砕氷方法(ラミン
グ砕氷)を行う場合には、船首バルブが氷盤に当たり、
氷盤に乗り上げることができない。 (2)従来技術2 例え、船首バルブを完全に船体内に収納できるような構
造にしたとしても、氷への衝突時に船首バルブが破損し
ないように、船首バルブ出し入れ口に閉鎖装置設けなけ
ればならず、構造が複雑になるとともに、閉鎖装置その
ものも破損する恐れがある。 (3)従来技術3 砕氷船では船首から砕氷された氷片が舷側に沿って多数
流れてくるので、舷側のバルブに氷片が衝突し砕氷抵抗
が大きくなり、砕氷作業を阻害することになる。
【0013】本発明は、従来技術の上述のような問題点
を解消するためになされたものであり、砕氷性能を低下
させることなく、開水中での推進性能を向上させること
ができる砕氷船を提供することを目的としている。
を解消するためになされたものであり、砕氷性能を低下
させることなく、開水中での推進性能を向上させること
ができる砕氷船を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る砕氷船
は、造波フィンを船首部の舷側または船底に装備した砕
氷船であって、前記造波フィンをその一端部を回転の中
心として回転可能に構成し、開水中では造波フィンを回
転させて前記砕氷船の航走する方向と直交しかつ喫水線
と略平行な位置に位置させ、氷海域では造波フィンを回
転させて船体中に格納するようにしたものである。
は、造波フィンを船首部の舷側または船底に装備した砕
氷船であって、前記造波フィンをその一端部を回転の中
心として回転可能に構成し、開水中では造波フィンを回
転させて前記砕氷船の航走する方向と直交しかつ喫水線
と略平行な位置に位置させ、氷海域では造波フィンを回
転させて船体中に格納するようにしたものである。
【0015】また、前記造波フィンを水平面内で回転さ
せるようにしたものである。また、前記造波フィンを垂
直面内で回転させるようにしたものである。
せるようにしたものである。また、前記造波フィンを垂
直面内で回転させるようにしたものである。
【0016】この砕氷船においては、水平面内で回転さ
せたり、垂直面内で回転させたりすることにより、船体
内に格納している造波フィンを、前記砕氷船の航走する
方向と直交しかつ喫水線と略平行な位置に位置させるこ
とができる。
せたり、垂直面内で回転させたりすることにより、船体
内に格納している造波フィンを、前記砕氷船の航走する
方向と直交しかつ喫水線と略平行な位置に位置させるこ
とができる。
【0017】そして、開水中では造波フィンを船体から
突出させ、船首で造られる波に造波フィンで造られる波
を干渉させて、後方へ伝播していく波を消すことがで
き、造波抵抗を抑えることが可能となる。
突出させ、船首で造られる波に造波フィンで造られる波
を干渉させて、後方へ伝播していく波を消すことがで
き、造波抵抗を抑えることが可能となる。
【0018】また、氷海域では、造波フィンを船体中に
格納して、砕氷片による造波フィンへの抵抗を軽減させ
ることができる。
格納して、砕氷片による造波フィンへの抵抗を軽減させ
ることができる。
【0019】また、造波フィンは、船体の中央部より前
方の水面下に位置し、船首垂線よりも前方に突出しない
ように舷側または船底に装備し、かつ砕氷時には船体中
に格納しているので、砕氷船の砕氷能力が低減されるこ
とがないとともに、造波フィンが破損されることもな
い。
方の水面下に位置し、船首垂線よりも前方に突出しない
ように舷側または船底に装備し、かつ砕氷時には船体中
に格納しているので、砕氷船の砕氷能力が低減されるこ
とがないとともに、造波フィンが破損されることもな
い。
【0020】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を、図面を
参照して説明する。図1は本発明の砕氷船の第一の実施
例の説明図であり、(a)は砕氷船の船首部分の側面
図、(b)は(a)のA−A矢視図、(c)は(a)の
B−B矢視図である。この砕氷船1には、喫水線αより
も下方の水面に位置し、船首垂線(F.P.)から前方
に突出しないようにして、アイスフット2および舷側3
に造波フィン4および5が設けられている。
参照して説明する。図1は本発明の砕氷船の第一の実施
例の説明図であり、(a)は砕氷船の船首部分の側面
図、(b)は(a)のA−A矢視図、(c)は(a)の
B−B矢視図である。この砕氷船1には、喫水線αより
も下方の水面に位置し、船首垂線(F.P.)から前方
に突出しないようにして、アイスフット2および舷側3
に造波フィン4および5が設けられている。
【0021】造波フィン4は、図1(b)に示すよう
に、垂直面A−A内で回転支軸6の回りに、アイスフッ
ト2の外板の位置から喫水線αと略平行となる位置まで
下向きに回転させて、船体外に突出させることができる
ようになっている。
に、垂直面A−A内で回転支軸6の回りに、アイスフッ
ト2の外板の位置から喫水線αと略平行となる位置まで
下向きに回転させて、船体外に突出させることができる
ようになっている。
【0022】また、造波フィン5も、図1(c)に示す
ように、垂直面B−B内で回転支軸7の回りに、舷側3
の外板の位置から喫水線αと略平行となる位置まで下向
きに回転させて、船体外に突出させることができるよう
になっている。
ように、垂直面B−B内で回転支軸7の回りに、舷側3
の外板の位置から喫水線αと略平行となる位置まで下向
きに回転させて、船体外に突出させることができるよう
になっている。
【0023】なお、図1(b)において、造波フィン4
は下向きに回転させて、船体から突出させるようにして
いるが、図2の砕氷船の断面図に示すように、上向きに
回転させて、船体から突出させるようにしてもよい。
は下向きに回転させて、船体から突出させるようにして
いるが、図2の砕氷船の断面図に示すように、上向きに
回転させて、船体から突出させるようにしてもよい。
【0024】図3は本発明の砕氷船の第二の実施例の説
明図であり、(a)は砕氷船の船首部分の側面図、
(b)は(a)のC−C矢視図矢視図である。この砕氷
船11には、喫水線αよりも下方の水面に位置し、船首
垂線(F.P.)から前方に突出しないようにして、ア
イスフット12および舷側13に造波フィン14および
15が設けられている。
明図であり、(a)は砕氷船の船首部分の側面図、
(b)は(a)のC−C矢視図矢視図である。この砕氷
船11には、喫水線αよりも下方の水面に位置し、船首
垂線(F.P.)から前方に突出しないようにして、ア
イスフット12および舷側13に造波フィン14および
15が設けられている。
【0025】造波フィン14は、図3(b)に示すよう
に、水平面C−C内で回転支軸16の回りに、アイスフ
ット12の外板の位置から砕氷船11の航行する方向と
は直交する位置まで水平に回転させて、船体外に突出さ
せることができるようになっている。
に、水平面C−C内で回転支軸16の回りに、アイスフ
ット12の外板の位置から砕氷船11の航行する方向と
は直交する位置まで水平に回転させて、船体外に突出さ
せることができるようになっている。
【0026】また、造波フィン15も同じような方法
で、船体外に突出させることができる。
で、船体外に突出させることができる。
【0027】本発明の砕氷船1または11においては、
造波フィンが上述のように構成されているので、開水中
では、図2に示すように、船首フィン4(船首フィン4
で代表させる)を砕氷船1または11のアイスフットま
たは舷側の外板の位置から突出させ、造波フィン4で造
られる波17と船首18で造られる波19とを干渉させ
て、後方へ伝播していく波を消すことができ、造波抵抗
を抑えることができる。
造波フィンが上述のように構成されているので、開水中
では、図2に示すように、船首フィン4(船首フィン4
で代表させる)を砕氷船1または11のアイスフットま
たは舷側の外板の位置から突出させ、造波フィン4で造
られる波17と船首18で造られる波19とを干渉させ
て、後方へ伝播していく波を消すことができ、造波抵抗
を抑えることができる。
【0028】また、氷海域においては、造波フィン4を
船体外板の位置まで後退させて、流されてくる砕氷片に
よる造波フィン4への抵抗を軽減させるとともに、砕氷
時に造波フィン4が破損されるのを防止することができ
る。
船体外板の位置まで後退させて、流されてくる砕氷片に
よる造波フィン4への抵抗を軽減させるとともに、砕氷
時に造波フィン4が破損されるのを防止することができ
る。
【0029】
【発明の効果】本発明により、開水中での砕氷船の造波
抵抗が小さく抑えられて航海速力の向上が達成されると
ともに、氷海域での砕氷性能も良好に維持できるので、
開水中での運航日数の短縮、燃料費節減や、海難事故発
生等の緊急時に迅速に現場に到着することが可能とな
る。
抵抗が小さく抑えられて航海速力の向上が達成されると
ともに、氷海域での砕氷性能も良好に維持できるので、
開水中での運航日数の短縮、燃料費節減や、海難事故発
生等の緊急時に迅速に現場に到着することが可能とな
る。
【図1】本発明の砕氷船の第一の実施例の説明図であ
り、(a)は砕氷船の船首部分の側面図、(b)は
(a)のA−A矢視図、(c)は(a)のB−B矢視図
である。
り、(a)は砕氷船の船首部分の側面図、(b)は
(a)のA−A矢視図、(c)は(a)のB−B矢視図
である。
【図2】造波フィンを上向きに回転させる例を示す砕氷
船の断面図である。
船の断面図である。
【図3】本発明の砕氷船の第二の実施例の説明図であ
り、(a)は砕氷船の船首部分の側面図、(b)は
(a)のC−C矢視図である。
り、(a)は砕氷船の船首部分の側面図、(b)は
(a)のC−C矢視図である。
【図4】本発明の砕氷船が開水中を航行するときに、造
波フィンで造られる波が船首で造られる波と干渉して波
を消す状態を示す図である。
波フィンで造られる波が船首で造られる波と干渉して波
を消す状態を示す図である。
【図5】従来の砕氷船の船首部分の形状の説明図であ
る。
る。
【図6】通常船舶の船首部分の形状の説明図である。
【図7】従来技術1の説明図である。
【図8】従来技術2の説明図である。
【図9】従来技術3の説明図である。
1 砕氷船 2 アイスフット 3 舷側 4、5 造波フィン 6、7回転支軸 11 砕氷船 12 アイスフット 13 舷側 14、15 造波フィン 16 回転支軸 17 造波フィンで造られる波 18 船首 19 船首で造られる波
Claims (3)
- 【請求項1】 造波フィンを船首部の舷側または船底に
装備した砕氷船であって、前記造波フィンをその一端部
を回転の中心として回転可能に構成し、開水中では造波
フィンを回転させて前記砕氷船の航走する方向と直交し
かつ喫水線と略平行な位置に位置させ、氷海域では造波
フィンを回転させて船体中に格納するようにしたことを
特徴とする砕氷船。 - 【請求項2】 前記造波フィンを水平面内で回転させる
ようにしたことを特徴とする請求項1に記載の砕氷船。 - 【請求項3】 前記造波フィンを垂直面内で回転させ
るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の砕氷
船。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000029968A JP2001219894A (ja) | 2000-02-08 | 2000-02-08 | 砕氷船 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000029968A JP2001219894A (ja) | 2000-02-08 | 2000-02-08 | 砕氷船 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001219894A true JP2001219894A (ja) | 2001-08-14 |
Family
ID=18555046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000029968A Withdrawn JP2001219894A (ja) | 2000-02-08 | 2000-02-08 | 砕氷船 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001219894A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013122404A1 (ko) * | 2012-02-15 | 2013-08-22 | 한국해양과학기술원 | 유빙 방어용 스턴핀이 부착된 선체구조 |
JP2014004910A (ja) * | 2012-06-25 | 2014-01-16 | Yasuo Ueno | 船舶用推進装置 |
KR101359534B1 (ko) | 2012-05-14 | 2014-02-24 | 삼성중공업 주식회사 | 선측 유빙 충돌 방지 장치 및 이를 포함하는 선박 |
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CN114560047A (zh) * | 2022-03-30 | 2022-05-31 | 广船国际有限公司 | 一种防止船底冰塞的方法和破冰船 |
-
2000
- 2000-02-08 JP JP2000029968A patent/JP2001219894A/ja not_active Withdrawn
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