JP2001219703A - ホイールナット用の被着具及びこれを用いたカバー体構造 - Google Patents

ホイールナット用の被着具及びこれを用いたカバー体構造

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JP2001219703A
JP2001219703A JP2000034672A JP2000034672A JP2001219703A JP 2001219703 A JP2001219703 A JP 2001219703A JP 2000034672 A JP2000034672 A JP 2000034672A JP 2000034672 A JP2000034672 A JP 2000034672A JP 2001219703 A JP2001219703 A JP 2001219703A
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hole
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Mamoru Imahara
守 今原
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SAPURAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動車のホイールナットの緩み防止に寄与させ
たり、ホイール部位の装飾を多様化できるようにする。 【解決手段】筒方向での一側面に設けられた開口部を介
して押し当てることによりホイールナットへの被着を自
在に形成された円筒弾性体12と、該円筒弾性体12の
筒方向での他側面に位置する平坦壁部13に固着される
介装金具体22とでホイールナット用の被着具11を形
成した。該被着具11は、カバー体31の面方向に直交
する一側方向に円筒弾性体12を突出させた配置関係の
もとで介装金具体22内に充填された樹脂層32を介し
てカバー体31に一体固着させるとともに、円筒弾性体
12の平坦壁部13が有する通気孔16と連通して通気
路35を形成する挿通孔33を樹脂層32に穿設し、該
挿通孔33に圧入される閉止具34により通気路36を
陰圧状態のもとで閉止自在とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のホイール
部位に好適に用いることができるホイールナット用の被
着具及びこれを用いたカバー体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の自動車は、車軸に固定されたハブ
の中心位置に対し一定間隔で同心円状に固着配置された
複数本のボルトにホイールを装着し、該ホイールから外
方に突出するボルトにホイールナットを各別に緊締螺着
することによりホイールと車体側とを一体化している。
【0003】ところで、ホイールナットに関しては、そ
の緩みを防止するために従来より、例えば実開昭57−
37602号公報や実開昭59−83210号公報に開
示されているように、種々の構造のものが提案されてき
ている。
【0004】また、自動車のホイール部位に対しては、
従来から種々の手法により装飾を施すことも行われてき
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
のうち、ホイールナットの緩み防止手法は、そのいずれ
もが構造的に複雑になる不都合があった。また、ホイー
ル部位に対する装飾手法も好みに応じて簡単に変更でき
るものとはなっていなかった。
【0006】本発明は従来技術にみられた上記課題に鑑
み、ホイールナットの緩み防止に寄与させたり、ホイー
ル部位の装飾を多様化することで、自動車のホイール部
位に好適に用いることができるホイールナット用の被着
具及びこれを用いたカバー体構造を提供することに目的
がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するものであり、そのうち、請求項1記載の発明の構成
上の特徴は、筒方向での一側面に設けられた開口部を介
して押し当てることによりホイールナットへの被着を自
在に形成された円筒弾性体と、該円筒弾性体の筒方向で
の他側面に位置する平坦壁部に固着される介装金具体と
で構成され、該介装金具体は、前記平坦壁部内に納まる
大きさが付与されてその中央部位に所要径の円孔を有し
てなる天板部と、該天板部の対向両側縁から直角方向に
折曲された一対の折曲片部と、これら各折曲片部の終端
縁から内方への直角方向に延設されて中央部に位置する
端縁相互間に所定の空隙部を介在させて向き合う長さが
付与された折返し片部とで形成され、円筒弾性体の前記
平坦壁部には、前記天板部の円孔よりは小径な同心円状
を呈する通気孔をその肉厚方向に設けたことにある。
【0008】また、請求項2に記載の発明の構成上の特
徴は、請求項1に記載のホイールナット用の被着具と、
該被着具が複数の所定位置に各別に固着される板状に樹
脂成型されたカバー体とで構成され、前記被着具は、カ
バー体の面方向に直交する一側方向に円筒弾性体を突出
させた配置関係のもとで前記介装金具体内に充填された
樹脂層を介してカバー体に一体固着させるとともに、被
着具を構成している円筒弾性体の前記平坦壁部が有する
通気孔と連通して通気路を形成する挿通孔を前記樹脂層
に穿設し、該挿通孔に圧入される閉止具により通気路の
閉止を自在としたことにある。
【0009】さらに、請求項3に記載の発明の構成上の
特徴は、請求項1に記載のホイールナット用の被着具
と、該被着具の介装金具体が備える前記円孔に対しその
外径が拡縮自在に形成された先端部と基部とを介して掛
止させることにより複数の所定位置にて被着具を各別に
保持させるべく一側面方向に突設された突起体を有して
板状に樹脂成型されたカバー体とで構成され、該カバー
体は、保持された各被着具における円筒弾性体の前記平
坦壁部が有する通気孔と連通する位置関係でその上面側
から突起部へと次第に縮径させたテーパー孔を穿設し、
該テーパー孔に圧入される閉止具により通気路の閉止を
自在としたことにある。
【0010】さらにまた、請求項3又は4に記載の発明
における前記カバー体の表出面には、各種のキャラクタ
ーを表示した装飾面を設けておくこともできる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のうち、請求項1
に係るホイールナット用の被着具の一例を示す分解斜視
図であり、被着具11の全体は、筒方向での一側面に設
けられた開口部を介して押し当てることによりホイール
ナットへの被着を自在に形成された円筒弾性体12と、
該円筒弾性体12の筒方向での他側面に位置する平坦壁
部13に熔着させたり接着剤を介して接合するなどして
固着される介装金具体22とで構成されている。
【0012】このうち、円筒弾性体12は、ゴム材など
弾性材料を用いて一体形成されるものであり、平面形状
が適宜外径の円形を呈する所定肉厚の平坦壁部13から
一側方向に適宜長さの筒状の周壁部14を延設すること
により、その先端側に開口部15を備えて形成されてい
る。
【0013】また、平坦壁部13の中心位置には、その
肉厚方向に貫通させた比較的小径な通気孔16が設けら
れている。なお、円筒弾性体12における周壁部14の
長さや開口部15の内径は、例えば図8に示すように被
着対象物であるホイールナット5の大きさやその設置位
置などに応じてその規格サイズを適宜変更して形成する
ことができる。
【0014】また、介装金具体22は、平面形状が例え
ば方形や円形を呈する天板部23と、該天板部23の対
向両側縁から直角方向に折曲された一対の折曲片部2
5,25と、これら各折曲片部25の終端縁から内方へ
の直角方向に延設された折返し片部26とで一体形成さ
れている。
【0015】この場合、天板部23は、円筒弾性体12
の平坦壁部13内に納まる大きさが付与され、かつ、そ
の中央部位に所要径の円孔24が穿設されて形成されて
いる。なお、天板部23は、その平面形状が正方形を呈
するものであるときは四隅が平坦壁部13の周縁位置と
一致する大きさとするのが、円形であるとき平坦壁部1
3と略一致する大きさとするのがそれぞれ好ましい。
【0016】また、折曲片部25は、平坦壁部13と折
返し片部26との間に所望する縦幅の空間部27が確保
できるものであればその高さは適宜定めることができ
る。
【0017】さらに、各折曲片部25から延設される折
返し片部26のそれぞれは、中央部に位置して端縁26
a,26a相互間に所定の空隙部28を介在させて向き
合うことができる長さが付与されて形成されている。
【0018】一方、図2〜図4は、請求項2に係るカバ
ー体構造の一例を示すものであり、そのうちの図2は左
斜め方向からみた斜視図を、図3は右斜め方向からみた
斜視図を、図4は図2におけるA−A線矢視方向での部
分拡大断面図をそれぞれ示す。
【0019】これらの図によれば、その全体は、上記し
た被着具11と、該被着具11が複数の所定位置に各別
に固着される板状に樹脂成型されたホイールカバーやハ
ブカバーとして用いられるカバー体31とで構成されて
いる。
【0020】カバー体31自体は、図8に示すように取
付け対象となっている自動車1のディスクホイール3や
ハブキャップ等との対応関係のもとで大きさが定まり、
その具体的な平面形状も図示例のように円形を呈するも
のであったり、その他の適宜の平面形状を呈するものが
用いられることになる。
【0021】この場合、被着具11は、カバー体31の
面方向に直交する一側方向に円筒弾性体12を突出させ
た配置関係のもとで介装金具体22の空間部27内に充
填された樹脂層32を介してカバー体31に一体固着さ
れている。なお、カバー体31に対する被着具11の固
着位置は、図示例のようにカバー体31の周縁部に等間
隔をおいて配置された計4個に限られるものではなく、
取付け対象となっている自動車の具体的な構造との対応
のもとで、適宜位置に複数個、例えば5個や6個を配置
することができる。
【0022】また、カバー体31は、被着具11を構成
している円筒弾性体12の平坦壁部13が有する通気孔
16と連通して通気路35を形成するように樹脂層32
に穿設された挿通孔33を有しており、該挿通孔33に
圧入される有頭ピンなどからなる閉止具34により陰圧
状態のもとで通気路35の閉止ができるようになってい
る。
【0023】図5〜図7は、請求項3に係るカバー体構
造の一例を示すものであり、そのうちの図5は左斜め方
向から一部を分解してみた斜視図を、図6は図5におけ
るB−B線矢視方向での部分拡大断面図を、図7(イ)
は図5における突起部の部分拡大断面図を、図7(ロ)
は該突起部の底面図をそれぞれ示す。
【0024】これらの図によれば、その全体は、被着具
11と、該被着具11の介装金具体22が備える円孔2
4に対しその外径が拡縮自在に形成された基部43と先
端部44とを介して掛止させることにより複数の所定位
置にて被着具11を各別に保持させるべく一側面方向に
突設された突起体42を有して板状に樹脂成型されたホ
イールカバーやハブカバーとして用いられるカバー体4
1とで構成されている。
【0025】カバー体41自体は、上記カバー体31と
同様に取付け対象となっている自動車1のディスクホイ
ール3等との対応関係のもとで大きさが定まり、その具
体的な平面形状も図示例のように円形を呈するものであ
ったり、その他の適宜の平面形状を呈するものが用いら
れることになる。
【0026】カバー体41が備える突起体42は、被着
具11を構成する介装金具体22の円孔24と空間部2
7との関係でその形状や大きさが定まる関係にあり、特
に、突起体42における先端部44は、円孔24内へと
圧入することにより空間部27内に抜脱困難に納めるこ
とができる構造を備えている必要がある。
【0027】このため、各突起体42は、その先端部4
4を図6に示すように円孔24の口径よりも大径に形成
するとともに、図7(ロ)に示すように先端部44から
基部43へと至る例えば計4本のスリット45をあらか
じめ刻入しておき、圧入時には縮径し、圧入後には拡径
するようにした略傘形状を呈するように形成しておく必
要がある。
【0028】また、突起体42は、その基部43により
確保される空間43a内に介装金具体22の円孔24の
周縁部に位置する天板部2を収容できる長さが付与さ
れ、かつ、先端部44を抜脱困難に天板部23の側に掛
止できるようになっている。
【0029】しかも、カバー体41は、保持された各被
着具11における円筒弾性体12の平坦壁部13が有す
る通気孔16と連通する位置関係でその上面側から突起
体42の先端部44へと次第に縮径するように穿設され
たテーパー孔46を有しており、該テーパー孔46に圧
入される有頭ピンなどからなる閉止具47により、突起
体42内に位置するテーパー孔部分が図6や図7(イ)
に示すように押し広げられ、陰圧状態のもとで通気路4
8の閉止ができるようになっている。つまり、被着具1
1を構成している円筒弾性体12は、このとき吸盤の役
割を果たして被着したホイールナット5から外れなくな
る。
【0030】さらに、カバー体31,41には、それぞ
れの表出面31a,41aに各種パターンのキャラクタ
ー52を表示した装飾面51を設けておくこともでき
る。
【0031】次に、上記構成からなる本発明につき、ま
ず、請求項1に記載の被着具11の作用・効果を説明す
れば、例えば図8に示されるホイールナット5に対し円
筒弾性体12を開口部15の側から押し当てることによ
り、通気孔16から空気を逃がしながら被着具11の全
体をホイールナット5の側に容易に取り付けることがで
きる。
【0032】しかも、この場合、円筒弾性体12は、ゴ
ム等の軟質な弾性部材により形成されているので、ホイ
ールナット5の平面形状が正六角形等、適宜の多角形形
状を呈するものであってもその種類を問わずに、容易、
かつ、確実にホイールナット5の側に取り付けることが
できる。また、被着具11は、介装金具22を有してい
るので、該介装金具22を介して所望する各種の部材を
容易に取り付けることもできる。
【0033】一方、請求項2に係るカバー体構造によれ
ば、被着具11がカバー体31に固着されているので、
例えば図8に示すように自動車1にあってタイヤ2を保
持させたディスクホイール3にホイールキャップ4を固
定する個々のホイールナット5に対し、各別に被着具1
1における円筒弾性体12を押し当てることによりカバ
ー体31をホイールキャップ4の側に取り付けることが
できる。なお、カバー体31がその表出面31aに装飾
面51を有している場合には、より好ましい装飾効果を
発揮させることができる。
【0034】この場合、カバー体31と、該カバー体3
1に固着されている被着具11との間には、通気路35
が確保されているので、空気を逃がしながら個々のホイ
ールナット5に対応する円筒弾性体12を押し当ててカ
バー体31をホイールキャップ4の側に容易に取り付け
ることができる。また、取付けた後の通気路35は、閉
止具34を圧入することにより陰圧状態のもとで容易に
閉止することができる。しかも、通気路35から閉止具
34を強制的に抜き去って通気路35を確保することに
より、円筒弾性体12をホイールナット5の側から引き
離しながらカバー体31をホイールキャップ4の側から
容易に取り外すことができる。
【0035】また、カバー体31をホイールキャップ4
の側に取り付けた後は、個々のホイールナット5も対応
する円筒弾性体12により回転不能に固定される結果、
走行を繰り返してもホイールナット5に緩みが生ずる不
具合を未然に防止することができる。
【0036】さらに、請求項3に係るカバー体構造によ
れば、被着具11と、該被着具11の介装金具体22が
備える円孔24に対しその外径が拡縮自在に形成された
基部43と先端部44とを介して掛止できる突起体42
を有するカバー体41とで構成されているので、該突起
体42を介して被着具11をカバー体41の側に着脱自
在に取り付けることができる。
【0037】しかも、カバー体41における突起体42
の突出部位には、カバー体41の側から連通するテーパ
ー孔46が穿設されているほか、スリット45を介して
外径が拡縮自在となっているので、先端部44を円孔2
4内に円滑に圧入して掛止させることができる。
【0038】また、カバー体41と、該カバー体41に
固着されている被着具11との間には、通気路48が確
保されているので、空気を逃がしながら個々のホイール
ナット5に対応する円筒弾性体12を押し当ててカバー
体41をホイールキャップ4の側に容易に取り付けるこ
とができる。
【0039】さらに、取付けた後の通気路48は、閉止
具47を圧入することにより陰圧状態のもとで閉止でき
るばかりでなく、該閉止具47をテーパー孔46内に圧
入した際に、突起体42内に位置するテーパー孔部分が
図6や図7(イ)の破線部分に示すように平行状態に押
し広げられるので、先端部44も拡径して被着具11と
の間の掛止状態をより確実なものにしながら通気路48
を閉止できる。しかも、この際、被着具11を構成して
いる円筒弾性体12内は、陰圧状態となってあたかも吸
盤のごとく機能しながらホイールナット5に被着される
結果、被着具11がホイールナット5から外れることは
ない。
【0040】さらにまた、被着具11とカバー体41と
は、相互に着脱自在となっているので、被着具11をホ
イールナット5の側に残置させた状態でカバー体41を
取り外して別のカバー体41に取り替えることもごく容
易に行うことができる。したがって、カバー体41がそ
の表出面41aに各種のキャラクター52で構成された
装飾面51を有している場合には、その時々の好みに応
じたカバー体41に付け替えることにより、興趣に富む
ドライブを楽しむことができる。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように本発明のうち、請求項
1記載の発明によれば、ホイールナットに円筒弾性体を
押し当てることにより、通気孔から空気を逃がしながら
被着具の全体をその形状を問わずホイールナットの側に
容易に取り付けることができる。また、被着具が備える
介装金具を介して所望する各種の部材を容易に取り付け
ることもできる。
【0042】請求項2に係るカバー体構造によれば、被
着具がカバー体に通気路が確保して固着されているの
で、個々のホイールナットに対応する円筒弾性体を押し
当てることによりカバー体をホイールキャップの側に容
易に取り付けることができる。通気路は、閉止具を圧入
することにより陰圧状態のもとで容易に閉止することが
できる。しかも、通気路から閉止具を強制的に抜き去っ
て通気路を確保することにより、カバー体をホイールキ
ャップの側から容易に取り外すことができる。
【0043】また、カバー体をホイールキャップの側に
取り付けた後は、個々のホイールナットも対応する円筒
弾性体により回転不能に固定される結果、走行を繰り返
してもホイールナットに緩みが生ずる不具合を未然に防
止することができる。なお、カバー体がその表出面に装
飾面を有している場合には、より好ましい装飾効果を発
揮させる
【0044】さらに、請求項3に係るカバー体構造によ
れば、被着具と、該被着具の介装金具体が備える円孔に
対しその外径が拡縮自在に形成された基部と先端部とを
介して掛止できる突起体を有するカバー体とで構成され
ているので、前記突起体を介して被着具をカバー体の側
に着脱自在に取り付けることができる。
【0045】また、カバー体と被着具との間には、通気
路が確保されているので、空気を逃がしながら個々のホ
イールナットに対応する円筒弾性体を押し当てながらカ
バー体をホイールキャップの側に容易に取り付けること
ができる。
【0046】さらに、取付け後の通気路は、閉止具を圧
入することにより陰圧状態のもとで閉止できるばかりで
なく、該閉止具をテーパー孔内に圧入することにより、
先端部を拡径させて被着具との間の掛止状態をより確実
なものにしながらこれを閉止することもできる。
【0047】さらにまた、被着具とカバー体とは、相互
に着脱自在となっているので、カバー体がその表出面に
各種のキャラクターで構成された装飾面を有している場
合には、その時々の好みに応じたカバー体に付け替える
ことにより、興趣に富むドライブを楽しむことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のうち、請求項1に係るホイールナット
用の被着具の一例を示す分解斜視図。
【図2】本発明のうち、請求項2に係るカバー体構造の
一例を左斜め方向からみた斜視図。
【図3】図2に示す一例を右斜め方向からみた斜視図。
【図4】図2におけるA−A線矢視方向での部分拡大断
面図。
【図5】本発明のうち、請求項3に係るカバー体構造の
一例を左斜め方向から一部を分解してみた斜視図。
【図6】図5におけるB−B線矢視方向での部分拡大断
面図。
【図7】(イ)は図5における突起部の部分拡大断面図
を、(ロ)は該突起部の底面図をそれぞれ示す。
【図8】請求項2に係るカバー体構造を例にディスクホ
イールの側に取り付けた状態を示す説明図。
【符号の説明】
1 自動車 2 タイヤ 3 ディスクホイール 4 ホイールキャップ 5 ホイールナット 11 被着具 12 円筒弾性体 13 平坦壁部 14 周壁部 15 開口部 16 通気孔 22 介装金具 23 天板部 24 円孔 25 折曲片部 26 折返し片部 26a 端縁 27 空間部 28 空隙部 31 カバー体 31a 表出面 32 樹脂層 33 挿通孔 34 閉止具 35 通気路 41 カバー体 41a 表出面 42 突起体 43 基部 43a 空間 44 先端部 45 スリット 46 テーパー孔 47 閉止具 48 通気路 51 装飾面 52 キャラクター

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒方向での一側面に設けられた開口部を介
    して押し当てることによりホイールナットへの被着を自
    在に形成された円筒弾性体と、該円筒弾性体の筒方向で
    の他側面に位置する平坦壁部に固着される介装金具体と
    で構成され、該介装金具体は、前記平坦壁部内に納まる
    大きさが付与されてその中央部位に所要径の円孔を有し
    てなる天板部と、該天板部の対向両側縁から直角方向に
    折曲された一対の折曲片部と、これら各折曲片部の終端
    縁から内方への直角方向に延設されて中央部に位置する
    端縁相互間に所定の空隙部を介在させて向き合う長さが
    付与された折返し片部とで形成され、円筒弾性体の前記
    平坦壁部には、前記天板部の円孔よりは小径な同心円状
    を呈する通気孔をその肉厚方向に設けたことを特徴とす
    るホイールナット用の被着具。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のホイールナット用の被着
    具と、該被着具が複数の所定位置に各別に固着される板
    状に樹脂成型されたカバー体とで構成され、前記被着具
    は、カバー体の面方向に直交する一側方向に円筒弾性体
    を突出させた配置関係のもとで前記介装金具体内に充填
    された樹脂層を介してカバー体に一体固着させるととも
    に、被着具を構成している円筒弾性体の前記平坦壁部が
    有する通気孔と連通して通気路を形成する挿通孔を前記
    樹脂層に穿設し、該挿通孔に圧入される閉止具により通
    気路の閉止を自在としたことを特徴とするカバー体構
    造。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のホイールナット用の被着
    具と、該被着具の介装金具体が備える前記円孔に対しそ
    の外径が拡縮自在に形成された先端部と基部とを介して
    掛止させることにより複数の所定位置にて被着具を各別
    に保持させるべく一側面方向に突設された突起体を有し
    て板状に樹脂成型されたカバー体とで構成され、該カバ
    ー体は、保持された各被着具における円筒弾性体の前記
    平坦壁部が有する通気孔と連通する位置関係でその上面
    側から突起部へと次第に縮径させたテーパー孔を穿設
    し、該テーパー孔に圧入される閉止具により通気路の閉
    止を自在としたことを特徴とするカバー体構造。
  4. 【請求項4】前記カバー体の表出面には、各種のキャラ
    クターを表示した装飾面を設けたことを特徴とする請求
    項2又は3に記載のカバー体構造。
JP2000034672A 2000-02-14 2000-02-14 ホイールナット用の被着具及びこれを用いたカバー体構造 Pending JP2001219703A (ja)

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