JP2001219113A - 粉末接着剤散布装置 - Google Patents

粉末接着剤散布装置

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JP2001219113A
JP2001219113A JP2000030005A JP2000030005A JP2001219113A JP 2001219113 A JP2001219113 A JP 2001219113A JP 2000030005 A JP2000030005 A JP 2000030005A JP 2000030005 A JP2000030005 A JP 2000030005A JP 2001219113 A JP2001219113 A JP 2001219113A
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速生 椛嶋
Ayako Tanemori
紋子 胤森
Otohiko Ishibashi
乙彦 石橋
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Fuji Sangyo Co Ltd
Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Fuji Sangyo Co Ltd
Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】適量の粉末接着剤を均一に散布し、余剰の接着
剤を回収して再利用を可能にし、作業環境の悪化を防止
して塗布機器の保守作業の軽減する。 【解決手段】間隙のある移送手段1、移送手段の下部に
設けられたホッパー2、移送手段の上部に設けられ下部
が開放された拡散槽3からなり、ホッパー内の粉末接着
剤5が拡散槽3の天井に放出され、移送手段上の表皮材
7上に自然落下して適量の接着剤が均一に散布され、余
剰の粉末接着剤5がホッパー2に回収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のフロア面
の高さ調整に用いる嵩上げ材の製造に際し、表皮材に粉
末接着剤を均一に散布する装置に関する。
【0002】
【従来技術】自動車のフロア面の高さ調整に用いる嵩上
げ材としては、合成樹脂フォーム材を芯材としてレジン
フェルトを表皮層としたものが特開平9−226430
号に開示されている。芯材と表皮材を接着する場合は、
コンベアー上を移動する表皮材上から図3に示すように
ノズルで水溶性又は溶剤性の接着剤又は粘着剤を散布し
ている。また、特開平7−52649号には、自動車ド
アトリム、インストルメントパネルマット等内装材の接
着材として、特開平11−129367号には、自動車
のシートカバーの接着剤として粉末接着剤を用いること
が開示されている。粉末接着剤を表皮材に均一に散布す
る方法としては、金網の上に粉末接着剤を載せる方法が
ある。この場合、粉末接着剤は、架橋現象により金網の
網目より落下しないので、金網に振動を与えて架橋を崩
して落下させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】水溶性の接着剤は、ノ
ズルから接着剤を散布するため余剰の接着剤が発生し回
収して再利用することが困難で、使用後は、ノズルが乾
燥して閉塞するのを防ぐため溶剤により洗浄して保管す
る必要がある。また、金網全体に均一に振動を与えるこ
とは難しく、更に粉末接着剤の粒子径も金網の網目の大
きさに応じた均一のものとしなければならず、表皮材の
表面にもれなく散布させるためには、金網の網目をでき
るだけ大きくする必要があり、振動の振幅の大きいとこ
ろでは、過剰に散布され、接着剤の使用量に無駄が生
じ、かつ余剰の接着剤で作業環境が汚染され、器具の保
守作業を頻繁に行わなければならなかった。
【0004】本発明は、自動車用嵩上げ材の製造におい
て、適量の粉末接着剤を均一に散布することができ、余
剰の粉末接着剤を回収して再利用を可能にし、余剰の接
着剤による作業環境の悪化を防止して塗布機器の保守作
業を軽減する接着剤塗布装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【発明が解決するための手段】本発明は、間隙のある移
送手段、移送手段の下部に設けられたホッパー、移送手
段の上部に設けられ下部が開放された拡散槽からなり、
ホッパー内の粉末接着剤が拡散槽内に放出され、移送手
段上の表皮材に自然落下して適量の粉末接着剤が均一に
散布され、余剰の粉末接着剤がホッパーに回収されるよ
うにした粉末接着剤散布装置である。ホッパーの吸込口
と拡散槽の放出口の間には、粉末接着剤を吸引するブー
スターを設け、圧縮空気噴射ノズルとブースターには間
欠的に圧縮空気が送られる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明を説
明する。図1は、粉末接着剤散布装置を示す。間隙のあ
る移送手段は、進行方向に対して横方向に一定の間隔で
桟11が渡してあり、表皮材7を桟上に載せると、表皮
材7は、桟11と共に一定速度で移動するかご型コンベ
アー1である。コンベアー1の上部には、下部が開放さ
れた拡散槽3が設けられ、コンベアーをはさんだ拡散槽
直下には、粉末接着剤5が充填され、かつ拡散槽3から
散布された余剰の粉末接着剤5が回収される錐体状のホ
ッパー2が設けられている。拡散槽は、円筒状、ドーム
型(おわん型)、方形状、多角柱型を用いることができ
る。
【0007】ホッパー2の上部の径は、直上の拡散槽3
の径より大きく、下部に圧縮空気噴射ノズル21を有
し、圧縮空気噴射ノズル21の直上部に粉末接着剤5の
吸込口22を有している。吸込口22は、T字の分岐管
により2本に分岐され、拡散槽3のコンベアー1の進行
方向の前後2箇所の放出口31に管4で連結されてい
る。図では2本に分岐され拡散槽の天井に向けられてい
る。拡散槽の大きさ、形状、コンベアーのスピードによ
り3本以上の適宜の数に分岐することができ、放出口3
1の方向は、天井、壁等に適宜向けられ、放出口は、例
えば扇形のように種々の配列ができる。
【0008】また、ホッパー2内の粉末接着剤5は、落
下回収された粉末接着剤と混合されるが、粉末接着剤の
粒子は接近すると架橋現象を起こし固着して塊状になる
おそれがある。このため、ホッパー2には、適時衝撃を
与え粉末接着剤の架橋現象を破壊し、粉末接着剤が固着
しないようにエアノッカー23が設けられている。
【0009】吸込口22と放出口31を連結する管4に
は、ホッパーの粉末接着剤を吸引するブースター41を
設けてある。ノズル21からは、吸込口22の管内及び
吸込口付近のパウダーが塊状になるのを防ぐために圧縮
空気が噴射される。ブースター41から圧縮空気が噴出
されるとブースター41の下流側は負圧となり、ホッパ
ー2に充填された粉末接着剤5が吸込口22に吸引され
圧縮空気と共に送りだされ、拡散槽3の放出口31から
天井に向かって順次放出され、天井及び内壁に衝突して
均一に分散されて自然落下し、表皮材7に均一に散布さ
れる。
【0010】コンベアー1の間隙を通って落下した余剰
の粉末接着剤5は、ホッパー2内に落下回収され再利用
される。粉末接着剤5の散布量は、ブースターに送る圧
縮空気の圧力を調整することによって調整できる。かご
型コンベアーが一定距離移動する毎に、圧縮空気噴射ノ
ズル21とブースター41に間欠的に圧縮空気が送られ
るように制御されている。
【0011】
【実施例】実施例 図2は、嵩上げ材の製造工程を示し、本発明の粉末接着
剤散布装置を用いて、表皮材にホットメルトパウダーを
散布し、その後加熱して、表皮材と芯材を接着し、圧着
して嵩上げ材を得る。12m/分のコンベアー上に、表
皮材7としてレジンフェルト(600×800mm〜3
00×400mm)を載せ、粉末接着剤5としてEVA
ホットメルトパウダーを用い、0.20Mpaの圧力で
ブースターから圧縮空気を2秒間隔で噴出して、表皮材
7の表面に0.4秒間、ホットメルトパウダーを均一に
散布する。
【0012】ついで、遠赤外線ヒーター6を使用して接
着剤の散布された表皮材7を、380℃で10秒間加熱
し、ホットメルトパウダーを溶融する。表皮材7の一端
に、発泡スチロールの芯材12(600×400mm〜
300×200mm)を載置し、表皮材の他端を折り曲
げ、芯材表面に重ね合わせる。溶融されたホットメルト
パウダーは、熱容量が小さいため瞬時に冷却されて表皮
材と芯材が接着される。このため乾燥工程が不要とな
り、嵩上げ材の製造の高速化が可能になる。
【0013】芯材と表皮材を全面均一に負圧50〜60
cmHg(正圧換算0.066〜0.079MPa)で真
空引き圧着し、表皮材と芯材及び表皮材の周辺部ののり
しろ部分を密着し嵩上げ材を得る。これらの工程に要す
る時間は10秒で、嵩上げ材製造の迅速化が図れ、接着
不良も生じなかった。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、余剰接着剤による作業
環境の悪化を軽減でき、間隙の間から落下した余剰の接
着剤の回収、再利用が可能で、塗布機器の保守作業が軽
減される。また、接着剤は適量が均一に塗布されるので
接着不良をおこすことがない。また、嵩上げ材の製造に
おいて、乾燥工程、余剰の粉末接着剤の回収機構が不要
なので作業領域が減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粉体散布機の概念図。
【図2】嵩上げ材の製造工程を示す図。
【図3】従来の接着剤散布方法を示す図。
【符号の説明】
1 コンベアー 11 桟 12 芯材 2 ホッパー 21 圧縮空気噴出ノズル 22 吸込口 3 拡散槽 31 放出口 4 管 41 ブースター 5 粉末接着剤 6 遠赤外線ヒーター 7 表皮材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 椛嶋 速生 東京都北区豊島8丁目16番15号 日本特殊 塗料株式会社内 (72)発明者 胤森 紋子 神奈川県横須賀市田浦港町無番地 関東自 動車工業株式会社内 (72)発明者 石橋 乙彦 神奈川県平塚市八幡5−11−3 富士産業 株式会社湘南工場内 Fターム(参考) 3D114 AA03 AA17 AA20 BA21 CA10 4D075 AA02 AA52 CA50 EA02 4F042 AA09 AB03 EC03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】間隙のある移送手段、移送手段の下部に設
    けられたホッパー、移送手段の上部に設けられ下部が開
    放された拡散槽からなり、ホッパー内の粉末接着剤が拡
    散槽内に放出される粉末接着剤散布装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、ホッパーの吸込口と拡
    散槽の放出口の間に、粉末接着剤を吸引するブースター
    が設けてある粉末接着剤散布装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、圧縮空気噴射ノ
    ズルとブースターに間欠的に圧縮空気が送られる粉末接
    着剤散布装置。
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