JP2001218920A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001218920A
JP2001218920A JP2001006714A JP2001006714A JP2001218920A JP 2001218920 A JP2001218920 A JP 2001218920A JP 2001006714 A JP2001006714 A JP 2001006714A JP 2001006714 A JP2001006714 A JP 2001006714A JP 2001218920 A JP2001218920 A JP 2001218920A
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JP2001006714A
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Shuntaro Miyajima
旬太郎 宮島
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Sanyo Bussan Co Ltd
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Sanyo Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】画面の応答速度が遅いことを利用して図柄の変
動中であることを最も効果的に表画することができる遊
技機の液晶表示装置を提供する。 【構成】図柄が縦中心軸を軸にして回転する仮想回転板
27の表面に形成されて変動表示制御されるようにし
た。 【効果】その態様が残像が残る変動態様であるため、図
柄が見極めにくいという奇異感がなく、液晶表示器23
の画面の応答速度が遅いことを利用して図柄の変動中で
あることを最も効果的に表示することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の変動列の変動停
止時に表示される図柄の組合せが予め定めた大当り図柄
の組合せとなったときに遊技者に大きな遊技価値を付与
する遊技機の液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機、例えば、パチンコ遊技機
においては、変動停止時に表示される図柄の組合せが予
め定めた大当り図柄の組合せとなったときに、大当り遊
技状態となって変動入賞装置を所定期間(一定時間が経
過するまで又は所定個数の入賞玉が発生するまで)開放
する動作を複数回行って短期間に多量の賞品球を獲得せ
しめるようにしたものが数多く提案されている。このよ
うなパチンコ遊技機に使用される図柄を表示する表示装
置として、近年、液晶表示装置が数多く使用されるよう
になってきた。これは、図柄の表示制御が行い易く、ま
た、カラー液晶であっても低価格のものが提供されるよ
うになったためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に提供されるカラー液晶表示装置の多くは、STN型カ
ラーLCDであり、このSTN型カラーLCDは、画面
の応答速度が遅いという特性があるために、変動表示中
において、残像と実像とがダブって見え、変動中の図柄
が見極めにくいという欠点があった。本発明は、上記し
た事情に鑑みなされたもので、その目的とするところ
は、画面の応答速度が遅いことを利用して図柄の変動中
であることを最も効果的に表示することができる遊技機
の液晶表示装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、複数の変動列の変動停止時
に表示される図柄の組合せが予め定めた大当り図柄の組
合せとなったときに遊技者に大きな遊技価値を付与する
遊技機の液晶表示装置において、前記図柄を、縦軸又は
横軸を軸にして回転する仮想回転板の表面に形成すると
共に仮想回転板の回転毎に図柄を変化させるように変動
表示制御することを特徴とするものである。
【0005】
【作用】変動表示時において、図柄が縦軸又は横軸を軸
にして回転する仮想回転板に伴って変動表示されるの
で、その態様が残像の残る変動態様であるため、図柄が
見極めにくいという奇異感がなく、画面の応答速度が遅
いことを利用して図柄の変動中であることを最も効果的
に表示することができる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例につい
て説明する。まず、図1を参照して実施例に係る液晶表
示装置20が適用される遊技機の一例としてのパチンコ
機の遊技盤1の構成について説明する。図1は、遊技盤
1の正面図である。図において、遊技盤1の前面には、
ほぼ円状に設けられる誘導レール2によって区画された
遊技領域3が形成されている。遊技領域3のほぼ中央に
は、液晶表示装置20が配置されている。
【0007】この液晶表示装置20は、図柄を変動表示
する液晶表示器23と、後述する始動入賞口4、6a,
6bに入賞した入賞玉数を記憶した旨を報知する複数
(4つ)の始動記憶LED26と、がそれぞれ前面に臨
むようになっている。なお、始動記憶LED26は、液
晶表示器23の変動表示中又は大当り遊技状態中のとき
に打球が始動入賞口4、6a,6bに入賞したときに記
憶保留され、その保留された数だけ始動記憶LED26
が点灯し、液晶表示器23の変動開始毎に1つずつ消灯
するようになっている。ただし、その記憶数は、最高4
個までとされ、それ以上の始動入賞は、無効とされる。
また、液晶表示装置20については、後に詳述する。
【0008】上記した液晶表示装置20の下方に変動入
賞装置8が配置されている。変動入賞装置8は、前後に
開閉する開閉板9(アタッカーとも言われる)を有して
おり、その開閉板9がアタッカーソレノイド10によっ
て開閉駆動されるようになっている。また、変動入賞装
置8には、開閉板9が開放した状態で受け入れた入賞玉
を検出するカウント用の入賞玉数検出スイッチ12と開
閉板9内の中央に形成されるV入賞口に入賞した入賞玉
を検出するV入賞玉検出スイッチ11とが設けられてい
る。上記のように構成される変動入賞装置8は、後述す
る大当り遊技状態となったときに開閉板9が一定時間
(例えば、30秒)経過するまで、あるいは所定個数
(例えば、10個)の入賞玉が発生するまでアタッカー
ソレノイド10を駆動して開放し、そのような開放状態
(これを開放サイクルという)をV入賞口に入賞玉が入
賞することを条件として所定回数(例えば、16回;こ
れを継続回数という)繰り返すようになっている。しか
して、入賞玉数検出スイッチ12は、開閉板9の1回の
開放中に受け入れられる入賞玉数を計数するために使用
され、V入賞玉検出スイッチ11は、開閉板9が繰り返
して開放される条件を検出するために使用されるもので
ある。
【0009】また、遊技領域3には、液晶表示装置20
と変動入賞装置8との間に始動入賞口4が設けられてい
る。この始動入賞口4は、液晶表示装置20の変動表示
を許容するものであり、このため、始動入賞口4は、打
球の入賞を検出する始動入賞玉検出スイッチ5を内蔵し
ている。また、始動入賞口4と同様な機能を有する始動
入賞口6a,6bが前記変動入賞装置8の左右両側に設
けられている。この始動入賞口6a,6bも打球の入賞
を検出する始動入賞玉検出スイッチ7a,7bを内蔵し
ている。
【0010】更に、遊技領域3には、液晶表示装置20
の上下左右側方に動作ランプ14a〜14dを内蔵する
入賞口13a〜13dが配置されている。この動作ラン
プ14a〜14dは、各種の遊技状態に応じて点灯した
り点滅したりするものである。また、遊技領域3の左右
両側には動作ランプの一種であり大当り遊技状態となっ
たときに点滅してその旨を遊技者に報知する大当りラン
プ15a,15bも配置されている。また、遊技領域3
の最下方には、上記した入賞口等に入賞しない打球が回
収されるアウト口16も設けられている。更に、遊技領
域3には、落下する打球の方向や速度を変化せしめる多
数の障害釘や複数の風車(共に符号なし)も設けられて
いる。
【0011】次に、前記した液晶表示装置20の構成に
ついて図2及び図3を参照して説明する。図2は、液晶
表示装置20の正面図であり、図3は、液晶表示装置2
0の液晶表示器23に変動表示される図柄を停止する順
に表した図である。図2に示すように、液晶表示装置2
0は、遊技盤1の表面に取り付けられる取付基板21を
有し、該取付基板21には、ほぼ長方形状の表示窓22
が開設され、該表示窓22に液晶表示器23が臨むよう
になっている。そして、液晶表示器23には、縦方向に
3つに分割された表示列24a〜24cが表示され、各
列に3個の図柄が表示されるようになっている。各図柄
は、縦中心軸を軸にして回転する仮想回転板27の表面
に形成されており、該仮想回転板27が回転する毎に異
なる図柄が表示されるようになっている。例えば、図柄
として、「0」〜「9」までの図柄が仮想回転板27の
回転毎に変動表示制御されるようになっている。ただ
し、各列の3つの仮想回転板27に描かれる図柄(数
字)は、同時に同じ図柄が表示されないようになってい
る。しかして、図柄が縦中心軸を軸にして回転する仮想
回転板27の表面に形成されて変動するので、その態様
が残像が残る変動態様であるため、図柄が見極めにくい
という奇異感がなく、液晶表示器23の画面の応答速度
が遅いことを利用して図柄の変動中であることを最も効
果的に表示することができる。なお、仮想回転板27を
横中心軸を軸にして回転表示制御するようにしても良い
し、中心ではなく偏心した位置の軸や斜めの軸等を軸に
して回転表示制御するようにしても良い。
【0012】しかして、表示列24a〜24cの変動停
止時に表示窓22に表示される図柄の組合せが水平方向
の3本の当りライン1〜3と、対角線の2本の当りライ
ン4、5の合計5本の当りライン上で同一数字が揃うと
大当り遊技状態となる。また、各表示列24a〜24c
は、始動入賞信号に基づいて同時に変動を開始するが、
その停止順序は、まず図3(A)に示すように左表示列
24aが停止し、次いで図3(B)に示すように右表示
列24cが停止し、最後に図3(C)に示すように中表
示列24bが停止する。
【0013】また、左右の表示列24a,24cが停止
した時点でいずれかの当りライン上に大当り図柄(同一
数字)が揃ったときには、リーチ状態となる。このリー
チ状態においては、図3(B)に示すようにリーチとな
った当りラインの図柄の背景色が他の図柄の背景色と異
なるようになっている。同様に、大当りとなった場合に
おいても、当りラインの図柄の背景色が他の図柄の背景
色と異なるようになっている。この場合、図柄そのもの
の形態を変化させることにより、あるいは当りラインを
具体的に表示することにより、リーチライン及び大当り
ラインを報知するようにしても良い。
【0014】なお、液晶表示装置20の取付基板21に
は、その上方に装飾用の飾りLED25が設けられ、そ
の下方に前述した機能を有する始動記憶LED26が設
けられている。始動記憶LED26は、液晶表示器23
で表示しても良い。また、大当り遊技状態時において、
変動入賞装置8の開閉板9の開放回数(継続回数とも言
う)や1回の開放中における入賞個数は、液晶表示器2
3に表示されるようになっている。
【0015】以上説明した液晶表示装置20、及び変動
入賞装置8の開閉板9等の動作を制御する遊技制御回路
の構成について図4を参照して説明する。図4は、遊技
制御回路の電気的な構成を示したブロックダイヤグラム
である。遊技制御回路には、マイクロコンピュータ30
が使用されている。そのマイクロコンピュータ30に
は、外部ROM31、外部RAM32が接続されてい
る。そして、外部ROM31には、図柄データが設定さ
れている。
【0016】外部RAM32には、大当り外れカウンタ
33と、大当りパターンカウンタ34と、リーチパター
ンカウンタ35と、外れパターンカウンタ36と、各カ
ウンタ33〜36の中から抽出された値を記憶する各確
定メモリ37と、が形成されている。大当り外れカウン
タ33に対応するそれぞれの確定メモリ37は、始動入
賞口4、6a,6bの保留玉数+1だけのメモリを持っ
ており、各保留玉に対する当り外れ決定用の数値は、始
動入賞時に決定され、その数値が対応するそれぞれ確定
メモリ37に記憶される。また、大当りパターンカウン
タ34は、いずれの当りライン上にどの大当り図柄が配
置されるかのすべての大当りパターンに対応して設けら
れるカウンタである。同様にリーチパターンカウンタ3
5もすべての種類のリーチパターン(図示しない)に対
応するカウンタであり、外れパターンカウンタ36もす
べての種類の外れパターン(図示しない)に対応するカ
ウンタである。そして、各パターンカウンタ34〜36
の数値は、始動入賞に対応する変動開始時に決定される
ようになっている。
【0017】一方、始動入賞口4、6a,6bにおける
入賞玉を検出する始動入賞玉検出スイッチ5、7a,7
b、V入賞口を通過した入賞玉を検出するV入賞玉検出
スイッチ11、及び開閉板9における入賞玉を検出する
入賞玉数検出スイッチ12は、波形整形回路38を介し
てマイクロコンピュータ30に接続されている。また、
クロック発生回路40は、分周器39を介して外部割込
み信号をマイクロコンピュータ30のINT端子に出力
している。そして、その外部割込み信号に同期してマイ
クロコンピュータ30は、図示しないメインプログラム
を実行する。また、マイクロコンピュータ30のRST
1端子には、タイミング信号発生回路41の出力するタ
イミング信号が入力されており、そのタイミング信号に
同期して図示しない数値発生プログラムが起動される。
また、電源回路43のON動作によってリセット信号発
生回路42から出力されるリセット信号がマイクロコン
ピュータ30のRST2端子に入力されており、そのリ
セット信号により、図示しない初期プログラムが起動さ
れる。
【0018】マイクロコンピュータ30の各出力ポート
には、LED駆動回路44、LCD駆動回路45、ドラ
イバ46が接続されている。LED駆動回路44には、
始動記憶LED26が接続され、LCD駆動回路45に
は、液晶表示器23(LCDと表示)が接続されてい
る。また、ドライバ46は、マイクロコンピュータ30
からの信号に応じてアタッカーソレノイド10、及び動
作ランプ14a〜14d、15a,15bを駆動制御す
る。なお、マイクロコンピュータ30とLCD駆動回路
45との間にLCD専用のマイクロコンピュータを設
け、このマイクロコンピュータでLCD23を制御して
も良い。
【0019】次に、上記した遊技制御回路によって制御
される動作のうち、図5を参照して始動入賞における動
作について説明すると、ステップ10で打玉がいずれか
の始動入賞口4、6a,6bに入賞して対応する始動入
賞玉検出スイッチ5、7a,7bをONさせて始動入賞
信号を導出させたか否かが判断され、始動入賞信号がな
ければ、そのサブルーチンを終了し、一方、始動入賞信
号があれば、ステップ20で始動入賞カウンタCの値が
4より小さいか否かが判断される。始動入賞カウンタC
の値が4より大きいときは、既に4個の始動入賞が記憶
されているので、以下の処理をすることなくサブルーチ
ンを終了し、また、始動入賞カウンタCの値が4より小
さいときは、ステップ30で始動入賞カウンタCの値を
更新し、次いでステップ40で大当り外れカウンタ33
の現在の値を対応する確定メモリM(c)に記憶する。
なお、大当り外れカウンタ33は、例えば、0〜234
までの数値が刻々と変化しており、始動入賞時に抽出さ
れた値が、例えば「0」であるときに当りと判定され、
「1〜20」であるときにリーチであると判定され(た
だし、最終的に外れ)、それ以外の値であるときに外れ
と判定される。なお、遊技における予め定めた条件(例
えば、奇数回目の大当り遊技状態が終了したという条
件)が成立したときに、大当りの出現確率が高確率とな
るように設定する場合には、大当り外れカウンタ33の
上限値を小さくなるように変更すれば良い。
【0020】次に、図6及び図7を参照して液晶表示器
23の変動表示動作について説明する。図6及び図7
は、液晶表示器23の変動表示動作を示すフロー図であ
る。まず、大当り遊技状態時には、液晶表示器23は、
通常大当りとなった図柄や、継続回数、入賞個数を表示
するので、ステップ100で大当りフラグがセットされ
ていると判断された場合には、以下の処理が実行される
ことはない。
【0021】一方、大当りフラグがセットされていない
と判断された場合には、液晶表示器23の状態をステッ
プ110〜ステップ140で判断する。具体的には、ス
テップ110で液晶表示器23のすべての表示列24a
〜24cが変動中である状態(状態フラグF=1)であ
るか否かが判断され、ステップ120で左表示列24a
だけが変動停止した状態(状態フラグF=2)であるか
否かが判断され、ステップ130で右表示列24cが変
動停止した状態(状態フラグF=3)であるか否かが判
断され、ステップ140でいずれかの当りライン上で表
示される図柄の組合せがリーチ状態(状態フラグF=
4)であるか否かが判断される。
【0022】上記したいずれの状態でもないとき(変動
中でないとき)には、状態フラグF=0であり、このと
きには、ステップ150で始動入賞口4、6a,6bへ
の打球の入賞を記憶する始動入賞カウンタCの値が1以
上であるか否かが判断され、始動入賞カウンタCに記憶
値がないときには、変動表示サブルーチンの以下の処理
が実行されることがなく終了する。
【0023】始動入賞カウンタCの値が1以上のときに
は、ステップ160でタイマt1,t2,t3がセット
され、ステップ170ですべての表示列24a〜24c
の変動が開始され、状態フラグFの値に「1」がセット
され、更に始動入賞カウンタCの値が1づつ減算され
る。次いでステップ180で大当り外れ確定メモリM
(c)の値が下位のメモリに更新され、その更新された
確定メモリのうちのM(0)の値が大当りであるか否か
がステップ190で判断される。M(0)の値が大当り
であると判断されたときには、ステップ200でその時
点での大当りパターンカウンタ34から1つの値が抽出
されて対応する確定メモリに記憶され、一方、大当りで
ないと判断されたときには、ステップ210でM(0)
の値がリーチであるか否かが判断され、リーチであると
きには、ステップ220でリーチパターンカウンタ35
から1つの値が抽出されて対応する確定メモリに記憶さ
れ、リーチでないときには、ステップ230で外れパタ
ーンカウンタ36から1つの値が抽出されて対応する確
定メモリに記憶される。
【0024】ところで、前記したタイマt1,t2,t
3は、左表示列24a、右表示列24c、中表示列24
bの変動時間を規制するものであり、t1<t2<t
3;t2−t1≒t3−t2の関係にある。そして、ス
テップ240でタイマt1のタイムアップが判断される
が、タイムアップしてないときには、タイムアップする
までステップ240→変動表示サブルーチン終了→変動
表示サブルーチン開始〜ステップ110→ステップ24
0→・・・を繰り返す。
【0025】しかして、タイマt1がタイムアップした
と判断されたときには、ステップ250で左表示列24
aの変動表示が選択されたパターンに沿って停止される
と共に状態フラグFの値に「2」がセットされる。以下
同様にステップ260でタイマt2がタイムアップした
か否かが判断され、タイムアップしたと判断された場合
には、ステップ270で右表示列24cの変動表示が選
択されたパターンに沿って停止されると共に状態フラグ
Fの値に「3」がセットされる。そして、中央を除く表
示列24a,24cの変動表示が停止したときには、ス
テップ280でM(0)の値が大当り又はリーチである
か否か、即ちリーチ表示となっているか否かが判断され
る。
【0026】リーチ表示でない場合には、ステップ29
0でタイマt3がタイムアップしたか否かが判断され、
タイマt3がタイムアップするまでステップ290→変
動表示サブルーチン終了→変動表示サブルーチン開始〜
ステップ130→ステップ280→ステップ290→・
・・を繰り返し、タイムアップしたときには、ステップ
330に進む。
【0027】一方、リーチ表示であると判断された場合
には、ステップ300で状態フラグFの値が「4」であ
るか否かが判断され、「4」でなければステップ310
でタイマt4を新たにセットすると共に状態フラグFの
値に「4」をセットする。ここで、タイマt4は、リー
チ状態のときに最後に変動停止する中表示列24bの変
動時間を延長するものである。しかして、ステップ32
0でタイマt4がタイムアップしたか否かが判断され、
タイマt4がタイムアップするまでステップ320→変
動表示サブルーチン終了→変動表示サブルーチン開始〜
ステップ140→ステップ320→・・・を繰り返し、
タイマt4がタイムアップしたときには、ステップ33
0に進む。
【0028】リーチ表示でないときのタイマt3がタイ
ムアップしたとき、リーチ表示であるときのタイマt4
がタイムアップしたときには、ステップ330で中表示
列24bの変動表示が選択されたパターンに沿って停止
され、その後、ステップ340で大当り図柄の組合せで
あるか否かが判断され、大当りでないと判断されたとき
には、ステップ350で状態フラグをリセットし、一
方、大当りであると判断された場合には、ステップ36
0で状態フラグをリセットし、且つ大当りフラグをセッ
トし、その後に変動表示サブルーチンを終了する。ま
た、ステップ360において、大当りフラグがセットさ
れると、変動入賞装置8の開閉板9が一定時間が経過す
るまで又は所定個数の入賞玉が発生するまでの開放態様
を所定回数実行する。なお、開閉板9の所定回数の開放
態様が終了すると、大当りフラグがリセットされる。
【0029】以上、実施例に係る液晶表示装置20を備
えたパチンコ機の構成及び作用について説明したが、本
実施例によれば、図柄が縦中心軸を中心に回転する仮想
回転板27の表面に形成されて変動するので、その態様
が残像が残る変動態様であるため、図柄が見極めにくい
という奇異感がなく、液晶表示器23の画面の応答速度
が遅いことを利用して図柄の変動中であることを最も効
果的に表示することができる。
【0030】なお、上記した実施例では、表示される図
柄の表示列を縦横3個ずつのものであって各列の3個の
図柄が同時に停止する例について説明したが、縦横9個
の図柄が独自に変動して縦列の図柄の組合せも当りライ
ンとしても良い。また、各表示列の数や各表示列の図柄
の数も1個以上であれば良く、更に、それらの図柄によ
って構成される当りラインも必ずしも直線的なものだけ
に限らず、折れ線的な当りラインや斜め平行状の当りラ
インでも良い。また、パチンコ機における遊技内容も、
いわゆるデジタル式ゲームだけでなく、ヒコーキ式ゲー
ムや権利発生式ゲームであっても良い。更に、遊技機と
してパチンコ機以外にも、スロットマシン、TVゲーム
等に上記した変更例を含めて適用しても良い。
【0031】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、変動表示時において、図柄が縦
軸又は横軸を軸にして回転する仮想回転板に伴って変動
表示されるので、その態様が残像の残る変動態様である
ため、図柄が見極めにくいという奇異感がなく、画面の
応答速度が遅いことを利用して図柄の変動中であること
を最も効果的に表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る液晶表示装置を適用したパチンコ
機の遊技盤の正面図である。
【図2】液晶表示装置の正面図である。
【図3】液晶表示装置の液晶表示器に変動表示される表
示列の停止する順を表した図である。
【図4】遊技動作を制御する遊技制御回路のブロック図
である。
【図5】始動入賞時における動作を示すフロー図であ
る。
【図6】変動表示動作の前半部分を示すフロー図であ
る。
【図7】変動表示動作の後半部分を示すフロー図であ
る。
【符号の説明】
1 遊技盤 4 始動入賞口 6a,6b 始動入賞口 8 変動入賞装置 9 開閉板 20 液晶表示装置 22 表示窓 23 液晶表示器 24a 左表示列 24b 中表示列 24c 右表示列 27 仮想回転板 30 マイクロコンピュータ
【手続補正書】
【提出日】平成13年2月14日(2001.2.1
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 遊技機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変動停止時に表示され
る図柄の組合せが予め定めた大当り図柄の組合せとなっ
たときに遊技者に大きな遊技価値を付与する遊技機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機、例えば、パチンコ遊技機
においては、変動停止時に表示される図柄の組合せが予
め定めた大当り図柄の組合せとなったときに、大当り遊
技状態となって変動入賞装置を所定期間(一定時間が経
過するまで又は所定個数の入賞玉が発生するまで)開放
する動作を複数回行って短期間に多量の賞品球を獲得せ
しめるようにしたものが数多く提案されている。このよ
うなパチンコ遊技機に使用される図柄を表示する表示装
置として、近年、液晶表示装置が数多く使用されるよう
になってきた。これは、図柄の表示制御が行い易く、ま
た、カラー液晶であっても低価格のものが提供されるよ
うになったためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のパチ
ンコ遊技機等の遊技機にあっては、図柄をスクロール表
示するというものが殆どであって、遊技者にとってはそ
の変動態様がワンパターンで飽きられつつある。本発明
は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とす
るところは、従来にない斬新な図柄の変動態様を実現し
て遊技の興趣を高めることができる遊技機を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、複数の図柄を可変表示する
表示装置を備え、その表示装置に停止表示された図柄の
組合せが予め定めた大当り図柄の組合せとなったときに
遊技者に大きな遊技価値を付与する遊技機において、前
記表示装置に表示される複数の図柄がいずれも、回転可
能とされるとともにその回転毎に図柄が変化するように
表示制御することを特徴とする。この場合、前記表示制
御は、図柄の変動当初より行われることが好ましい。
【0005】
【作用】上記手段により、表示装置には、表示される複
数の図柄がいずれも回転して図柄切り換えが行われるこ
ととなり、従来にない斬新な図柄の変動態様を実現で
き、遊技の興趣を高めることができる。特に、表示され
ている全図柄が回転するので所定の1の図柄だけが回転
するものに比べて、回転による図柄切り換えの特異性を
強調することができる。また、かかる特殊な変動態様を
図柄の変動当初より行うようにすれば、所謂スクロール
変動のような単調な変動とは異なった印象を遊技開始当
初より遊技者に味合わせることができる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例につい
て説明する。まず、図1を参照して実施例に係る液晶表
示装置20が適用される遊技機の一例としてのパチンコ
機の遊技盤1の構成について説明する。図1は、遊技盤
1の正面図である。図において、遊技盤1の前面には、
ほぼ円状に設けられる誘導レール2によって区画された
遊技領域3が形成されている。遊技領域3のほぼ中央に
は、液晶表示装置20が配置されている。
【0007】この液晶表示装置20は、図柄を変動表示
する液晶表示器23と、後述する始動入賞口4、6a,
6bに入賞した入賞玉数を記憶した旨を報知する複数
(4つ)の始動記憶LED26と、がそれぞれ前面に臨
むようになっている。なお、始動記憶LED26は、液
晶表示器23の変動表示中又は大当り遊技状態中のとき
に打球が始動入賞口4、6a,6bに入賞したときに記
憶保留され、その保留された数だけ始動記憶LED26
が点灯し、液晶表示器23の変動開始毎に1つずつ消灯
するようになっている。ただし、その記憶数は、最高4
個までとされ、それ以上の始動入賞は、無効とされる。
また、液晶表示装置20については、後に詳述する。
【0008】上記した液晶表示装置20の下方に変動入
賞装置8が配置されている。変動入賞装置8は、前後に
開閉する開閉板9(アタッカーとも言われる)を有して
おり、その開閉板9がアタッカーソレノイド10によっ
て開閉駆動されるようになっている。また、変動入賞装
置8には、開閉板9が開放した状態で受け入れた入賞玉
を検出するカウント用の入賞玉数検出スイッチ12と開
閉板9内の中央に形成されるV入賞口に入賞した入賞玉
を検出するV入賞玉検出スイッチ11とが設けられてい
る。上記のように構成される変動入賞装置8は、後述す
る大当り遊技状態となったときに開閉板9が一定時間
(例えば、30秒)経過するまで、あるいは所定個数
(例えば、10個)の入賞玉が発生するまでアタッカー
ソレノイド10を駆動して開放し、そのような開放状態
(これを開放サイクルという)をV入賞口に入賞玉が入
賞することを条件として所定回数(例えば、16回;こ
れを継続回数という)繰り返すようになっている。しか
して、入賞玉数検出スイッチ12は、開閉板9の1回の
開放中に受け入れられる入賞玉数を計数するために使用
され、V入賞玉検出スイッチ11は、開閉板9が繰り返
して開放される条件を検出するために使用されるもので
ある。
【0009】また、遊技領域3には、液晶表示装置20
と変動入賞装置8との間に始動入賞口4が設けられてい
る。この始動入賞口4は、液晶表示装置20の変動表示
を許容するものであり、このため、始動入賞口4は、打
球の入賞を検出する始動入賞玉検出スイッチ5を内蔵し
ている。また、始動入賞口4と同様な機能を有する始動
入賞口6a,6bが前記変動入賞装置8の左右両側に設
けられている。この始動入賞口6a,6bも打球の入賞
を検出する始動入賞玉検出スイッチ7a,7bを内蔵し
ている。
【0010】更に、遊技領域3には、液晶表示装置20
の上下左右側方に動作ランプ14a〜14dを内蔵する
入賞口13a〜13dが配置されている。この動作ラン
プ14a〜14dは、各種の遊技状態に応じて点灯した
り点滅したりするものである。また、遊技領域3の左右
両側には動作ランプの一種であり大当り遊技状態となっ
たときに点滅してその旨を遊技者に報知する大当りラン
プ15a,15bも配置されている。また、遊技領域3
の最下方には、上記した入賞口等に入賞しない打球が回
収されるアウト口16も設けられている。更に、遊技領
域3には、落下する打球の方向や速度を変化せしめる多
数の障害釘や複数の風車(共に符号なし)も設けられて
いる。
【0011】次に、前記した液晶表示装置20の構成に
ついて図2及び図3を参照して説明する。図2は、液晶
表示装置20の正面図であり、図3は、液晶表示装置2
0の液晶表示器23に変動表示される図柄を停止する順
に表した図である。図2に示すように、液晶表示装置2
0は、遊技盤1の表面に取り付けられる取付基板21を
有し、該取付基板21には、ほぼ長方形状の表示窓22
が開設され、該表示窓22に液晶表示器23が臨むよう
になっている。そして、液晶表示器23には、縦方向に
3つに分割された表示列24a〜24cが表示され、各
列に3個の図柄が表示されるようになっている。各図柄
は、縦中心軸を軸にして回転する仮想回転板27の表面
に形成されており、該仮想回転板27が回転する毎に異
なる図柄が表示されるようになっている。例えば、図柄
として、「0」〜「9」までの図柄が仮想回転板27の
回転毎に変動表示制御されるようになっている。ただ
し、各列の3つの仮想回転板27に描かれる図柄(数
字)は、同時に同じ図柄が表示されないようになってい
る。しかして、図柄が縦中心軸を軸にして回転する仮想
回転板27の表面に形成されて変動するので、その態様
が残像が残る変動態様であるため、図柄が見極めにくい
という奇異感がなく、液晶表示器23の画面の応答速度
が遅いことを利用して図柄の変動中であることを最も効
果的に表示することができる。なお、仮想回転板27を
横中心軸を軸にして回転表示制御するようにしても良い
し、中心ではなく偏心した位置の軸や斜めの軸等を軸に
して回転表示制御するようにしても良い。かかる構成に
よって、液晶表示器23に変動表示される図柄は、軸を
中心としたに回転によって徐々に潰れるようにして見え
なくなり、更に回転することによって再度見えるように
徐々に変化することとなり、従来にはない斬新な変動態
様が実現される。
【0012】しかして、表示列24a〜24cの変動停
止時に表示窓22に表示される図柄の組合せが水平方向
の3本の当りライン1〜3と、対角線の2本の当りライ
ン4、5の合計5本の当りライン上で同一数字が揃うと
大当り遊技状態となる。また、各表示列24a〜24c
は、始動入賞信号に基づいて同時に変動を開始するが、
その停止順序は、まず図3(A)に示すように左表示列
24aが停止し、次いで図3(B)に示すように右表示
列24cが停止し、最後に図3(C)に示すように中表
示列24bが停止する。
【0013】また、左右の表示列24a,24cが停止
した時点でいずれかの当りライン上に大当り図柄(同一
数字)が揃ったときには、リーチ状態となる。このリー
チ状態においては、図3(B)に示すようにリーチとな
った当りラインの図柄の背景色が他の図柄の背景色と異
なるようになっている。同様に、大当りとなった場合に
おいても、当りラインの図柄の背景色が他の図柄の背景
色と異なるようになっている。この場合、図柄そのもの
の形態を変化させることにより、あるいは当りラインを
具体的に表示することにより、リーチライン及び大当り
ラインを報知するようにしても良い。
【0014】なお、液晶表示装置20の取付基板21に
は、その上方に装飾用の飾りLED25が設けられ、そ
の下方に前述した機能を有する始動記憶LED26が設
けられている。始動記憶LED26は、液晶表示器23
で表示しても良い。また、大当り遊技状態時において、
変動入賞装置8の開閉板9の開放回数(継続回数とも言
う)や1回の開放中における入賞個数は、液晶表示器2
3に表示されるようになっている。
【0015】以上説明した液晶表示装置20、及び変動
入賞装置8の開閉板9等の動作を制御する遊技制御回路
の構成について図4を参照して説明する。図4は、遊技
制御回路の電気的な構成を示したブロックダイヤグラム
である。遊技制御回路には、マイクロコンピュータ30
が使用されている。そのマイクロコンピュータ30に
は、外部ROM31、外部RAM32が接続されてい
る。そして、外部ROM31には、図柄データが設定さ
れている。
【0016】外部RAM32には、大当り外れカウンタ
33と、大当りパターンカウンタ34と、リーチパター
ンカウンタ35と、外れパターンカウンタ36と、各カ
ウンタ33〜36の中から抽出された値を記憶する各確
定メモリ37と、が形成されている。大当り外れカウン
タ33に対応するそれぞれの確定メモリ37は、始動入
賞口4、6a,6bの保留玉数+1だけのメモリを持っ
ており、各保留玉に対する当り外れ決定用の数値は、始
動入賞時に決定され、その数値が対応するそれぞれ確定
メモリ37に記憶される。また、大当りパターンカウン
タ34は、いずれの当りライン上にどの大当り図柄が配
置されるかのすべての大当りパターンに対応して設けら
れるカウンタである。同様にリーチパターンカウンタ3
5もすべての種類のリーチパターン(図示しない)に対
応するカウンタであり、外れパターンカウンタ36もす
べての種類の外れパターン(図示しない)に対応するカ
ウンタである。そして、各パターンカウンタ34〜36
の数値は、始動入賞に対応する変動開始時に決定される
ようになっている。
【0017】一方、始動入賞口4、6a,6bにおける
入賞玉を検出する始動入賞玉検出スイッチ5、7a,7
b、V入賞口を通過した入賞玉を検出するV入賞玉検出
スイッチ11、及び開閉板9における入賞玉を検出する
入賞玉数検出スイッチ12は、波形整形回路38を介し
てマイクロコンピュータ30に接続されている。また、
クロック発生回路40は、分周器39を介して外部割込
み信号をマイクロコンピュータ30のINT端子に出力
している。そして、その外部割込み信号に同期してマイ
クロコンピュータ30は、図示しないメインプログラム
を実行する。また、マイクロコンピュータ30のRST
1端子には、タイミング信号発生回路41の出力するタ
イミング信号が入力されており、そのタイミング信号に
同期して図示しない数値発生プログラムが起動される。
また、電源回路43のON動作によってリセット信号発
生回路42から出力されるリセット信号がマイクロコン
ピュータ30のRST2端子に入力されており、そのリ
セット信号により、図示しない初期プログラムが起動さ
れる。
【0018】マイクロコンピュータ30の各出力ポート
には、LED駆動回路44、LCD駆動回路45、ドラ
イバ46が接続されている。LED駆動回路44には、
始動記憶LED26が接続され、LCD駆動回路45に
は、液晶表示器23(LCDと表示)が接続されてい
る。また、ドライバ46は、マイクロコンピュータ30
からの信号に応じてアタッカーソレノイド10、及び動
作ランプ14a〜14d、15a,15bを駆動制御す
る。なお、マイクロコンピュータ30とLCD駆動回路
45との間にLCD専用のマイクロコンピュータを設
け、このマイクロコンピュータでLCD23を制御して
も良い。
【0019】次に、上記した遊技制御回路によって制御
される動作のうち、図5を参照して始動入賞における動
作について説明すると、ステップ10で打玉がいずれか
の始動入賞口4、6a,6bに入賞して対応する始動入
賞玉検出スイッチ5、7a,7bをONさせて始動入賞
信号を導出させたか否かが判断され、始動入賞信号がな
ければ、そのサブルーチンを終了し、一方、始動入賞信
号があれば、ステップ20で始動入賞カウンタCの値が
4より小さいか否かが判断される。始動入賞カウンタC
の値が4より大きいときは、既に4個の始動入賞が記憶
されているので、以下の処理をすることなくサブルーチ
ンを終了し、また、始動入賞カウンタCの値が4より小
さいときは、ステップ30で始動入賞カウンタCの値を
更新し、次いでステップ40で大当り外れカウンタ33
の現在の値を対応する確定メモリM(c)に記憶する。
なお、大当り外れカウンタ33は、例えば、0〜234
までの数値が刻々と変化しており、始動入賞時に抽出さ
れた値が、例えば「0」であるときに当りと判定され、
「1〜20」であるときにリーチであると判定され(た
だし、最終的に外れ)、それ以外の値であるときに外れ
と判定される。なお、遊技における予め定めた条件(例
えば、奇数回目の大当り遊技状態が終了したという条
件)が成立したときに、大当りの出現確率が高確率とな
るように設定する場合には、大当り外れカウンタ33の
上限値を小さくなるように変更すれば良い。
【0020】次に、図6及び図7を参照して液晶表示器
23の変動表示動作について説明する。図6及び図7
は、液晶表示器23の変動表示動作を示すフロー図であ
る。まず、大当り遊技状態時には、液晶表示器23は、
通常大当りとなった図柄や、継続回数、入賞個数を表示
するので、ステップ100で大当りフラグがセットされ
ていると判断された場合には、以下の処理が実行される
ことはない。
【0021】一方、大当りフラグがセットされていない
と判断された場合には、液晶表示器23の状態をステッ
プ110〜ステップ140で判断する。具体的には、ス
テップ110で液晶表示器23のすべての表示列24a
〜24cが変動中である状態(状態フラグF=1)であ
るか否かが判断され、ステップ120で左表示列24a
だけが変動停止した状態(状態フラグF=2)であるか
否かが判断され、ステップ130で右表示列24cが変
動停止した状態(状態フラグF=3)であるか否かが判
断され、ステップ140でいずれかの当りライン上で表
示される図柄の組合せがリーチ状態(状態フラグF=
4)であるか否かが判断される。
【0022】上記したいずれの状態でもないとき(変動
中でないとき)には、状態フラグF=0であり、このと
きには、ステップ150で始動入賞口4、6a,6bへ
の打球の入賞を記憶する始動入賞カウンタCの値が1以
上であるか否かが判断され、始動入賞カウンタCに記憶
値がないときには、変動表示サブルーチンの以下の処理
が実行されることがなく終了する。
【0023】始動入賞カウンタCの値が1以上のときに
は、ステップ160でタイマt1,t2,t3がセット
され、ステップ170ですべての表示列24a〜24c
の変動が開始され、状態フラグFの値に「1」がセット
され、更に始動入賞カウンタCの値が1づつ減算され
る。次いでステップ180で大当り外れ確定メモリM
(c)の値が下位のメモリに更新され、その更新された
確定メモリのうちのM(0)の値が大当りであるか否か
がステップ190で判断される。M(0)の値が大当り
であると判断されたときには、ステップ200でその時
点での大当りパターンカウンタ34から1つの値が抽出
されて対応する確定メモリに記憶され、一方、大当りで
ないと判断されたときには、ステップ210でM(0)
の値がリーチであるか否かが判断され、リーチであると
きには、ステップ220でリーチパターンカウンタ35
から1つの値が抽出されて対応する確定メモリに記憶さ
れ、リーチでないときには、ステップ230で外れパタ
ーンカウンタ36から1つの値が抽出されて対応する確
定メモリに記憶される。
【0024】ところで、前記したタイマt1,t2,t
3は、左表示列24a、右表示列24c、中表示列24
bの変動時間を規制するものであり、t1<t2<t
3;t2−t1≒t3−t2の関係にある。そして、ス
テップ240でタイマt1のタイムアップが判断される
が、タイムアップしてないときには、タイムアップする
までステップ240→変動表示サブルーチン終了→変動
表示サブルーチン開始〜ステップ110→ステップ24
0→・・・を繰り返す。
【0025】しかして、タイマt1がタイムアップした
と判断されたときには、ステップ250で左表示列24
aの変動表示が選択されたパターンに沿って停止される
と共に状態フラグFの値に「2」がセットされる。以下
同様にステップ260でタイマt2がタイムアップした
か否かが判断され、タイムアップしたと判断された場合
には、ステップ270で右表示列24cの変動表示が選
択されたパターンに沿って停止されると共に状態フラグ
Fの値に「3」がセットされる。そして、中央を除く表
示列24a,24cの変動表示が停止したときには、ス
テップ280でM(0)の値が大当り又はリーチである
か否か、即ちリーチ表示となっているか否かが判断され
る。
【0026】リーチ表示でない場合には、ステップ29
0でタイマt3がタイムアップしたか否かが判断され、
タイマt3がタイムアップするまでステップ290→変
動表示サブルーチン終了→変動表示サブルーチン開始〜
ステップ130→ステップ280→ステップ290→・
・・を繰り返し、タイムアップしたときには、ステップ
330に進む。
【0027】一方、リーチ表示であると判断された場合
には、ステップ300で状態フラグFの値が「4」であ
るか否かが判断され、「4」でなければステップ310
でタイマt4を新たにセットすると共に状態フラグFの
値に「4」をセットする。ここで、タイマt4は、リー
チ状態のときに最後に変動停止する中表示列24bの変
動時間を延長するものである。しかして、ステップ32
0でタイマt4がタイムアップしたか否かが判断され、
タイマt4がタイムアップするまでステップ320→変
動表示サブルーチン終了→変動表示サブルーチン開始〜
ステップ140→ステップ320→・・・を繰り返し、
タイマt4がタイムアップしたときには、ステップ33
0に進む。
【0028】リーチ表示でないときのタイマt3がタイ
ムアップしたとき、リーチ表示であるときのタイマt4
がタイムアップしたときには、ステップ330で中表示
列24bの変動表示が選択されたパターンに沿って停止
され、その後、ステップ340で大当り図柄の組合せで
あるか否かが判断され、大当りでないと判断されたとき
には、ステップ350で状態フラグをリセットし、一
方、大当りであると判断された場合には、ステップ36
0で状態フラグをリセットし、且つ大当りフラグをセッ
トし、その後に変動表示サブルーチンを終了する。ま
た、ステップ360において、大当りフラグがセットさ
れると、変動入賞装置8の開閉板9が一定時間が経過す
るまで又は所定個数の入賞玉が発生するまでの開放態様
を所定回数実行する。なお、開閉板9の所定回数の開放
態様が終了すると、大当りフラグがリセットされる。
【0029】以上、実施例に係る液晶表示装置20を備
えたパチンコ機の構成及び作用について説明したが、本
実施例によれば、図柄が縦中心軸を中心に回転する仮想
回転板27の表面に形成されて変動するので、その態様
が残像が残る変動態様であるため、図柄が見極めにくい
という奇異感がなく、液晶表示器23の画面の応答速度
が遅いことを利用して図柄の変動中であることを最も効
果的に表示することができる。そして、液晶表示器23
に変動表示される図柄は、軸を中心としたに回転によっ
て徐々に潰れるようにして見えなくなり、更に回転する
ことによって再度見えるように徐々に変化することとな
り、従来にはない斬新な変動態様が実現される。
【0030】なお、上記した実施例では、表示される図
柄の表示列を縦横3個ずつのものであって各列の3個の
図柄が同時に停止する例について説明したが、縦横9個
の図柄が独自に変動して縦列の図柄の組合せも当りライ
ンとしても良い。また、各表示列の数や各表示列の図柄
の数も1個以上であれば良く、更に、それらの図柄によ
って構成される当りラインも必ずしも直線的なものだけ
に限らず、折れ線的な当りラインや斜め平行状の当りラ
インでも良い。また、パチンコ機における遊技内容も、
いわゆるデジタル式ゲームだけでなく、ヒコーキ式ゲー
ムや権利発生式ゲームであっても良い。更に、遊技機と
してパチンコ機以外にも、スロットマシン、TVゲーム
等に上記した変更例を含めて適用しても良い。
【0031】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、表示装
置には、表示される複数の図柄がいずれも回転して図柄
切り換えが行われることとなり、従来にない斬新な図柄
の変動態様を実現でき、遊技の興趣を高めることができ
る。特に、表示されている全図柄が回転するので所定の
1の図柄だけが回転するものに比べて、回転による図柄
切り換えの特異性を強調することができる。また、かか
る特殊な変動態様を図柄の変動当初より行うようにすれ
ば、所謂スクロール変動のような単調な変動とは異なっ
た印象を遊技開始当初より遊技者に味合わせることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る液晶表示装置を適用したパチンコ
機の遊技盤の正面図である。
【図2】液晶表示装置の正面図である。
【図3】液晶表示装置の液晶表示器に変動表示される表
示列の停止する順を表した図である。
【図4】遊技動作を制御する遊技制御回路のブロック図
である。
【図5】始動入賞時における動作を示すフロー図であ
る。
【図6】変動表示動作の前半部分を示すフロー図であ
る。
【図7】変動表示動作の後半部分を示すフロー図であ
る。
【符号の説明】 1 遊技盤 4 始動入賞口 6a,6b 始動入賞口 8 変動入賞装置 9 開閉板 20 表示装置としての液晶表示装置 22 表示窓 23 液晶表示器 24a 左表示列 24b 中表示列 24c 右表示列 27 仮想回転板 30 マイクロコンピュータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の変動列の変動停止時に表示される
    図柄の組合せが予め定めた大当り図柄の組合せとなった
    ときに遊技者に大きな遊技価値を付与する遊技機の液晶
    表示装置において、 前記図柄を、縦軸又は横軸を軸にして回転する仮想回転
    板の表面に形成すると共に仮想回転板の回転毎に図柄を
    変化させるように変動表示制御することを特徴とする遊
    技機の液晶表示装置。
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