JP2001218763A - 高速多数行型ファン・ビーム螺旋式検出器に用いられるハーフ・スキャン・アルゴリズム - Google Patents

高速多数行型ファン・ビーム螺旋式検出器に用いられるハーフ・スキャン・アルゴリズム

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JP2001218763A JP2000388008A JP2000388008A JP2001218763A JP 2001218763 A JP2001218763 A JP 2001218763A JP 2000388008 A JP2000388008 A JP 2000388008A JP 2000388008 A JP2000388008 A JP 2000388008A JP 2001218763 A JP2001218763 A JP 2001218763A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つ又はこれよりも多い画像平面における画
像を形成するために、高速モードでデータを収集すると
共にハーフ・スキャンに対応するデータを用いる多数行
型CTファン・ビーム・システムと共に用いられる方法
及び装置を提供する。 【解決手段】 この方法及び装置においては、画像平面
に対応する各々のビーム角度について、同時収集された
データを補間する及び/又は補外することによりデータ
が生成される。ここで、同時収集されたデータは、画像
平面に関して単一の線源位置に対応するデータを含んで
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチ・スライス
型螺旋式コンピュータ断層撮影に関し、より具体的に
は、コンピュータ断層撮影を用いて画像を形成するのに
必要とされるデータ取得時間及びデータ処理時間を短縮
するアルゴリズム、方法及び装置に関する。
【0002】
【発明の背景】コンピュータ断層撮影(CT)において
は、X線の光子線が患者を通して検出器へ向かって投射
される。減弱した射線が検出器によって検出されて、減
弱の量は射線が横断通過した患者の構造(例えば、骨、
筋肉、空洞等)の指標となる。次いで、再構成アルゴリ
ズムに従って減弱データを処理すると共に逆投影して、
患者の体内の解剖学的構造の画像を形成する。一般的に
は、「逆投影」はソフトウェアで実行されるが、その名
称が示唆しているように、画像平面内の多くの異なる角
度から当該画像平面を通過する射線を物理的に投射する
ことに類似しており、同じ画像ボクセルを通過した射線
の値を何らかの態様で結合して、得られる画像のボクセ
ルに及ぼされる影響の合計を得る。以下では、逆投影さ
れた射線に対応するデータを逆投影射線と呼ぶものとす
る。
【0003】データ取得時に患者が運動すると、得られ
る画像にアーティファクトが生ずる可能性があり、これ
らのアーティファクトはしばしば、画像を診断目的には
役立たなくしたり又は診断目的に利用することを難しく
したりする。この理由及びその他の理由から、他の撮像
手法と同様に、CT業界は、取得されるデータの品質を
損なわずに取得時間を短縮する方法を識別することを絶
えず試みている。
【0004】加えて、取得時間中には膨大な量のデータ
が取得され、且つ収集されたデータからの画像再構成の
ための処理方法が比較的複雑であるため、データを処理
して画像を再構成するために膨大な数の計算が必要とな
る。必要とされる計算の数が膨大であるため、収集され
たデータを処理して画像を再構成するのに必要な時間は
かなりの長さになる。この理由から、CT業界はまた、
再構成処理を高速化し得る新規の処理方法及び処理アル
ゴリズムを絶えず模索している。
【0005】データ取得速度を上げると共に再構成処理
を高速化するCTシステムの様々な特徴及び手順が開発
されている。比較的一般的な特徴及び手順として、ファ
ン・ビーム取得、同時多数スライス取得、螺旋走査(ヘ
リカル・スキャン)及びハーフ・スキャンがある。ファ
ン・ビーム取得の場合には、線源をコリメートして薄い
ファン・ビームとし、ファン・ビームを患者の対向する
側に設けられている検出器に向けて投射する。この態様
で、線源ファン・ビームの中心射線によって画定される
ビーム角度について完全ファン・ビーム投影データ集合
が即座に形成される。線源及び検出器は画像平面の周り
を回転して、全て(例えば、典型的には360°)のビ
ーム角度からデータを収集する。この後に、収集された
データを用いて画像平面における画像を再構成する。こ
のようにして、ファン・ビーム取得は取得時間を短縮す
る。
【0006】ハーフ・スキャンに関して述べると、患者
がデータ取得時間にわたって静止した状態にあると仮定
すると、共役のデータ取得(すなわち、同じ経路に沿っ
て相対向する方向から取得されたデータ)は同一である
筈である。加えて、ファン・ビームを用いると、患者の
周りで完全に1回転を行なわずとも、あらゆる可能なビ
ーム角度から少なくとも1つの射線を画像平面を通過さ
せて投射することができる。
【0007】例えば、図3を参照して述べると、円環状
のガントリ開口70が、内部に患者スライス42を配置
した状態で(支持テーブルは図示されていない)、Z軸
が図平面に垂直に伸びており搬送軸を定義しているよう
なデカルト座標系に関して図示されている。線源10
が、第1、第2、第3及び第4の位置においてそれぞれ
参照番号90、90′、90″及び90″′として示さ
れている。第1の位置にあるときに、線源10はファン
・ビーム40を発生し、ファン・ビーム40は、中心射
線Rcと、最大ファン角度をΓとしたファン角度に沿っ
て中心射線から散開している追加射線とを含んでいる。
ビーム角度Βは、中心射線Rcが垂直方向のY軸に対し
てなす角度として定義される。
【0008】第4の位置にあるときには、線源10はフ
ァン・ビーム40″′を発生し、ファン・ビーム4
0″′もまた、中心射線(図示されていない)と、中心
射線から散開している射線とを含んで、ファン・ビーム
を形成している。線源を第1の位置から第4の位置へ時
計回り方向に回転させることにより、スライス42(す
なわち画像平面)を通過するあらゆる可能なビーム角度
から少なくとも1回ずつデータが収集される。当業界で
公知のように、単一の画像平面に対応するあらゆるビー
ム角度に対応するデータは、患者の周りでの(π+2
Γ)/2π回の回転の後に収集され得る。撮像データを
取得するために画像平面の周りでの完全な1回転よりも
少ない回転しか必要とされないので、これらの取得方法
及びシステムは一般的には、ハーフ・スキャン方法及び
システムと呼ばれる。このように、単一行型検出器と組
み合わせてハーフ・スキャン取得を用いて、取得時間を
短縮している。
【0009】加えて、ハーフ・スキャン撮像方法及びシ
ステムの場合には画像を形成するのに比較的少ないデー
タを処理する必要しかないので、ハーフ・スキャン方法
及びシステムはまた、データの処理時間及び再構成時間
を潜在的に短縮するという利点をも有している。
【0010】ファン・ビーム及びハーフ・スキャンは様
々な利点を有しているが、しばしば、診断実行時には、
システムの利用者は典型的には、撮像したい患者の体内
の関心のある物体及び空洞等の正確な位置を知らない。
この理由から、システムの利用者が異なる画像平面又は
再構成平面を選択することにより高速で連続して様々な
断面画像を形成することができると有利である。これら
の場合には、画像ビューの間で利用者が思考経路を見失
わないように画像形成と画像形成との間での遅延を最短
にするために、高速でのデータ処理が極めて重要にな
る。
【0011】シングル・スライス式検出器、ファン・ビ
ーム及びハーフ・スキャンを用いて、様々な異なる平行
な画像平面においてデータを生成することができ、デー
タ取得の後にこれらのデータをプロセッサによって用い
て、当業界で公知の補間又は補外手順を介して画像平面
と画像平面との間の任意の位置での画像を形成すること
ができる。例えば、2つのデータ取得時間中に、第1及
び第2の平行な取得平面に対応する第1及び第2のデー
タ集合がそれぞれ取得され、これらの平面が0.25イ
ンチだけ離隔していたと仮定する。利用者が第1の取得
平面と第2の取得平面との間に位置する画像を再構成す
るために1つの画像平面を選択すると、第1のデータ集
合のデータと第2のデータ集合のデータとの間での補間
を用いて、選択された画像平面に対応するデータの値を
推定することができる。例えば、他の射線の中で、取得
時間中に第1の射線と第2の射線とを用いて第1の集合
及び第2の集合のデータをそれぞれ形成しており、且つ
第1の射線と第2の射線とが平行であった(すなわち、
同じビーム角度及びファン角度を有する)と仮定する。
この場合には、第1の射線から取得されたデータと第2
の射線から取得されたデータとの間を補間することによ
り、第1及び第2の射線に平行であり且つ上述の画像平
面内に位置している仮想的な逆投影射線に対応する推定
値を生成する。画像平面を通過するあらゆるビーム角度
及びファン角度についてこのような補間を実行して逆投
影射線を生成することにより、画像平面に対応する完全
データ集合が形成される。
【0012】これらのようなシステムは有用であるが、
残念なことに、多くの画像平面に対応するデータを生成
するのに必要とされる取得時間が過度に長く、また、不
可避的に患者が運動するので画像アーティファクトをし
ばしば生ずる。
【0013】幾つかの画像平面に対応するデータ取得を
高速化する一方法に、ファン・ビームと共に多数行型検
出器を用いることによるものがある。多数行型検出器シ
ステムにおいては、比較的厚いファン・ビームをコリメ
ートして、患者を間に挟んだ状態で多数行型検出器に向
かって投射すると、各々の検出器の行は実質的に、Z軸
又は並進軸に沿って、ファン・ビーム幅に垂直な厚いフ
ァン・ビームの別個のスライスのデータを収集する。各
々の検出器行は一定の厚みを有しているが、これらのシ
ステムにおいては、各々の行において検出される信号
は、行内の中心に位置する平面をイソセンタZに対して
投影した平面に対応していると仮定されている。以下で
は、ある行を通る中心平面を行中心と呼ぶものとする。
【0014】データ取得の後に、インタフェイスは、シ
ステムの利用者が、収集されたデータに対応する区域内
から1つの画像平面を選択することを可能にする。選択
される画像平面は、少なくとも2行の隣接した検出器の
行の行中心と行中心との間に位置する。画像平面の選択
の後に、プロセッサが、隣接する行に対応するデータの
間を補間して、選択された画像平面に対応する逆投影射
線を生成する。異なる画像平面に対応するもう一つの画
像が望まれる場合には、平面を選択した後に、プロセッ
サは取得されたデータの部分集合をあらためて識別し
て、補間、追加処理及び逆投影を行なう。このようにし
て、多数行型検出器システムは、幾つかの画像平面が再
構成のために選択され得る場合にデータ取得時間を更に
短縮する。
【0015】多数行型検出器に関する一つの制限は、単
一の取得時間中に、検出器の厚みに対応するデータしか
収集し得ないことである。より大きい患者空間に対応す
る追加のデータを収集するためには、第1の空間に対応
する1つの取得時間の後に、第1の空間に隣接する第2
の空間が線源と検出器との間に位置するまで患者を並進
軸に沿って移動させなければならない。この後に、2回
目の取得処理を実行しなければならない。同様に、第3
の空間に対応する追加のデータを収集するためには、線
源及び検出器に関してもう一つの相対的な位置まで患者
を搬送しなければならない。取得を行なわない状態で必
要とされる並進によって、取得時間が必然的に長くな
り、また、追加の取得時間及び整列過程によって、相対
的な不快感、付加的な患者の運動及び望ましくない画像
アーティファクトが不可避的に生ずる。
【0016】取得時間中の患者の並進を中断せずに単一
の取得時間中にデータを収集し得るように、ヘリカル・
スキャン・システムが開発された。ヘリカル・スキャン
・システムにおいては、線源及び検出器アレイは円環状
のガントリの相対向する表面に装着されて、患者がガン
トリを通過して一定の速度で搬送されるのと同時に回転
する。X線ビームは患者の全体にわたって螺旋軌道を掃
引し、これにより、「ヘリカル・スキャン・システム」
との術語が用いられている。データ取得は、動作ピッチ
(すなわちガントリの回転速度に対するテーブルの並進
速度)を増大させることにより高速化することができ
る。データが取得された後に、データを処理して、逆投
影射線の推定値を生成すると共に、螺旋取得によって生
ずるデータの微妙な差異(nuance)を考慮に入れる。
【0017】ファン・ビーム、マルチ・スライス、ハー
フ・スキャン及びヘリカル・スキャンの各特徴の様々な
組み合わせが結合されて相乗効果を挙げており、これら
の組み合わせは幾分かは良好に作用している。例えば、
1つのシステムは、多数行型ファン・ビーム検出器及び
ファン・ビーム線源をヘリカル・スキャン手順と組み合
わせて、高ピッチ及び高速モードを用いて撮像データを
高速で取得している。例えば、4行型検出器を含んでい
る例示的システムは6:1のピッチをサポートすること
ができ、この場合には検出器は0.67回転で再構成平
面を横断する。8スライス型スキャナは、検出器が0.
73回転で再構成平面を横断するように11:1ピッチ
をサポートし得ると考えられる。
【0018】再び図3を参照して述べると、これらの高
速ヘリカル・スキャン・システムにおいては、取得時
に、データは位置90にある線源10によって取得され
て、線源及び検出器は、患者42がガントリ開口70を
通過して搬送されると同時にガントリ開口70の周りを
回転する(データを収集しながら)。搬送及び回転中
に、プロセッサが、多くの異なるビーム角度及びファン
角度からデータを収集する。線源10が完全な1回転を
回転して再び位置90に到達した後に、この位置で更な
るデータが収集される。患者42は取得中にはZ軸に沿
って搬送されているので、線源10は開口70に対して
回転の開始時と終了時とで同じ位置90にあるが、線源
及び収集されるデータは、患者42に対して異なるZ位
置にある。以下では、同じビーム角度及びファン角度に
ついて収集されているが異なるZ位置において収集され
ているデータを連続収集されたデータと呼ぶものとす
る。
【0019】現在の補間手法は、連続収集されたデータ
(すなわち、同じビーム角度(例えば図3の位置90)
及び同じファン角度にあるが異なるZ(すなわち並進
軸)位置にある線源10からのデータ)の間を補間す
る。換言すれば、現在の補間手法は、画像を形成するの
に単一回よりも多い線源の回転からのデータを必要とす
る。加えて、1回よりも多い回転からのデータが補間に
必要とされるので、データ収集は相対的に多くなり、処
理時間及び再構成時間は過度に長くなる。更に、補間は
連続収集されたデータの間で行なわれるので、得られる
画像は、相対的に厚い患者の空間に対応する「厚み」特
性を有するものとなり、多くの診断目的のためには不適
当であるか又は少なくとも最適ではない。
【0020】
【発明の詳しい説明】[A.ハードウェア]ここで、図
1を参照して述べると、本発明と共に用いられるCTス
キャナが、開口(図3の参照番号70)を有してX線源
10を支持しているガントリ20を含んでおり、X線源
10は、支持されて対向して設けられている検出器アレ
イ44に向かって、ビーム軸41に沿って患者42を通
してX線のファン・ビーム40を投射するように配向し
ている。ガントリ20は、デカルト座標系のxy平面を
画定しているガントリ平面38内でビーム軸を回転させ
るようにして回転する。ガントリ20の回転は、ガント
リ平面38内の任意の基準位置からのビーム角度βによ
って測定される。
【0021】患者42がテーブル46上に初期載置され
て、デカルト座標系のZ軸に整列した並進軸48に沿っ
てテーブル46を移動させることができる。テーブル4
6はガントリ平面38に交差しているので、撮像過程に
干渉しないように放射線透過性とする。
【0022】X線のファン・ビーム40はガントリ平面
38内でビーム軸41から散開して、ビーム軸41及び
並進軸48の両方に全体的に直交する横方向軸50に沿
ってファン・ビーム角度γで散開する。X線ビーム40
はまた、ビーム軸41及びガントリ平面38から並進軸
48に沿って僅かに散開している。図3を併せて参照す
ると、最大ビーム角度γが参照符号Γを付されている。
【0023】患者42を通過した後に、X線のファン・
ビーム40は、検出器素子18′から成る多数の列を有
する検出器アレイ44によって受け取られる。検出器素
子18′は、横方向軸50に沿って延在する行と、並進
軸48に沿って延在する列とを成して配列されている。
検出器アレイ44の表面は平面状であってもよいし、又
は焦点26若しくは代替的にはシステム・イソセンタに
中心を有する球又は円筒の部分面に従っていてもよい。
【0024】検出器素子18′の各々がX線を受け取っ
て、ファン・ビーム40の別個の射線に沿った強度測定
値を供給する。各々の強度測定値は、患者42の部分空
間42を通過する1つのファン・ビーム射線の線積分に
よって減弱量を記述している。好適実施例では、空間4
3は、従来のシングル・スライス式ファン・ビームCT
システムによって測定されるスライス空間よりも大き
く、検出器アレイ44の幅はその列に沿って測定される
ものとする。
【0025】好適実施例では、空間43は典型的には、
従来のファン・ビームCTシステムによって測定される
スライス空間よりも大きく、列に沿って測定した場合の
検出器アレイ44の幅は典型的には、シングル・スライ
ス式検出器の幅よりも大きい。検出器素子18′の行
は、Z軸に沿ってファン・ビーム式検出器アレイを更に
分割している。
【0026】ここで図2を参照して述べると、図1のC
Tイメージング・システムを制御する例示的な制御シス
テムが、ガントリに付設されている制御モジュール52
を有しており、制御モジュール52は、X線制御54
と、ガントリ・モータ制御56と、データ取得システム
62と、画像再構成器68とを含んでいる。X線制御5
4はX線源10へ電力信号及びタイミング信号を供給し
て、コンピュータ60の制御の下での要求に応じてX線
源10をオンにしたりオフにしたりする。ガントリ・モ
ータ制御56はガントリ20の回転速度及び回転位置を
制御すると共に、ガントリ位置に関する情報をコンピュ
ータ60へ供給する。データ取得システム62は検出器
アレイ44の検出器素子18′からの強度信号をサンプ
リングしてディジタル化し、画像再構成器68は、検出
器アレイ44の検出器素子の列及び行についてそれぞれ
識別されているサンプリングされディジタル化された強
度信号をデータ取得システム62から受け取り、本発明
に従って検出器素子18′からの強度信号を結合して、
当業界で公知の方法に従って高速画像再構成を実行す
る。
【0027】上述のモジュールの各々が、各々に関連す
るガントリ20上の要素にスリップ・リング64を介し
て接続されており、様々なガントリ作用を実行するプロ
セッサ又はコンピュータ60とのインタフェイスとして
の役割を果たしている。スリップ・リング64は、ガン
トリ20が360°を超える角度にわたって連続的に回
転して投影データを取得することを可能にしている。
【0028】テーブル46の並進軸48に沿った速度及
び位置は、テーブル・モータ制御58によってコンピュ
ータ60に連絡されると共にコンピュータ60によって
制御される。加えて、コンピュータ又はプロセッサ60
は、後に詳述する本発明のデータ処理方法を実行するた
めのパルス系列化プログラムを実行する。コンピュータ
60は、操作者コンソール65を介して命令(コマン
ド)及び走査パラメータを受け取る。操作者コンソール
65は一般的には、CRT表示器及びキーボードであ
る。コンソール65によって、操作者は、データ取得走
査を制御するパラメータを入力したり、再構成された画
像及びコンピュータ60からのその他の情報を表示した
りすることができる。大容量記憶装置又はメモリ66
が、CTイメージング・システム用の動作プログラム、
及び操作者が後に参照するための画像データを記憶する
手段を提供している。コンピュータ60及び画像構成器
の両方が、データを記憶するために付設されている電子
メモリ(図示されていない)を有している。
【0029】動作時には、ガントリ・モータ制御56が
一定の回転速度までガントリ20を導いて、テーブル・
モータ制御がテーブル46の並進を開始する。X線制御
54がX線源10をオンにして、連続的な方式で投影デ
ータが取得される。各々のビーム角度βにおいて取得さ
れた投影データは、アレイ44の各々の特定の列及び行
に位置する各々の検出器素子18′に対応する強度信号
を含んでいる。
【0030】[B.理論]高速で稼働する多数行型デー
タ取得システム(例えば図1及び図2を参照)の場合に
は、連続収集されたデータの間を補間して画像平面内で
の逆投影射線を推定する代わりに、単一の位置にある線
源及び検出器によって生成された多数行データの間で補
間を実行して、取得時間の短縮及び取得の後のデータ処
理時間の短縮を含めた幾つかの利点を達成し得ることが
分かっている。以下では、ガントリに関して単一の位置
にある検出器及び線源によって検出器の異なる行によっ
て取得されたデータを同時収集されたデータと呼ぶもの
とする。
【0031】取得時間を短縮することに関して述べる
と、同時収集されたデータの間の補間によって、「ハー
フ・スキャン」(例えば、線源の完全な1回転よりも少
ない回転)に対応するデータを用いた画像再構成が可能
になる。ここで、「ハーフ・スキャン」という用語は、
線源の完全な1回転よりも少ない回転を含めた任意の走
査を指すのに用いられており、例えば、0.60回転、
0.80回転及び0.74回転等を含み得る。ハーフ・
スキャン回転は、完全な1回転を実行するのに必要とさ
れる時間の分数時間しか必要としないので、取得時間が
かなり短縮される。取得時間が短縮されるので、患者の
運動する可能性、延いては画像アーティファクトもまた
かなり減少する。
【0032】データ処理時間を短縮することに関して述
べると、処理時間は少なくとも部分的には、画像を形成
するために処理しなければならないデータの量に依存し
ている。前述のように、本発明によれば、患者の周りで
の線源の完全な1回転よりも多い回転に対応するデータ
を要求していた従来の高速螺旋システムに対して、患者
の周りでの線源の完全な1回転の分数回の回転に対応す
るデータを用いて画像を再構成することができる。明ら
かに、画像処理時間はかなり短縮される(例えば、処理
時間は場合によっては殆ど半減する。)。処理時間を短
縮することにより、より迅速に画像を処理して表示する
更にユーザ・フレンドリなインタフェイスを構成するこ
とができる。
【0033】また、回転速度に対して幾つかのピッチ又
は並進速度しかサポートしていないシステムの場合に
は、高速ハーフ・スキャン中に生成されるデータでは、
同時収集されたデータの補間による画像処理(すなわ
ち、患者に対して単一の位置にある線源によって収集さ
れたデータからの画像処理)の目的には不十分であるこ
とが分かっている。このために、検出器アレイ(例え
ば、図1の参照番号44)が画像平面の両側のデータを
同時収集する場合には、特定の画像平面及びビーム角度
に対応するデータ集合は「完全データ集合」であると言
われる。同様に、検出器アレイが画像平面の両側のデー
タを同時収集しない場合には、特定の画像平面及びビー
ム角度に対応するデータ集合は「不完全データ集合」で
あると言われる(すなわち、当該平面及び角度について
はアレイは画像平面の一方の側のデータしか収集しな
い。)。
【0034】例えば、最大ファン・ビーム角度Γが与え
られた場合に、ハーフ・スキャン画像再構成のために患
者の周りでの少なくとも0.65回転についてデータを
収集しなければならず、0.65回転は、画像平面の両
側での0.325回転ずつに対応していると仮定する。
また、システムがサポートしている高速ピッチにおい
て、4行型検出器の幅(ここで、幅は両エッジの検出器
の行中心の間である)が、患者の周りでの線源の0.6
0回転で再構成平面を横断すると仮定する。この場合に
は、画像平面の前での0.3125回転乃至0.325
回転、及び画像平面の後での0.3125回転乃至0.
325回転についての取得から不完全データ集合が形成
される(すなわち、画像平面の両側に位置する点に対応
する同時収集されたデータを生成しない)ので、同時収
集されたデータの間の補間を実行することができない。
その代わりに、画像平面の前後での0.3125回転乃
至0.325回転については、同時収集されたデータを
補外して逆投影値を推定する。
【0035】ここで図4を参照して述べると、例示的な
4行型検出器44を示した概略図が示されており、同図
では各行が図平面に垂直に伸びている。4つの行はそれ
ぞれ参照番号72、74、76及び78によって示され
ており、4つの行が合わせて検出器の端部100と端部
102との間の厚みを画定している。検出器72及び7
8は、検出器44の両端に位置しているのでエッジ検出
器となっている。各々の行72、74、76及び78が
それぞれ行中心80、82、84及び86を有してい
る。
【0036】1行の検出器行によってデータが収集され
たときに、プロセッサ60(図2を参照)は、データは
全て、当該行の厚み全体にわたるものとするのとは異な
り、対応する行中心において収集されたものと想定す
る。例えば、行72に関して述べると、プロセッサ60
は、全てのデータが行中心80において収集されたもの
と想定し、行74については、プロセッサ60は全ての
データが行中心82において収集されたものと想定し、
以下同様である。図1及び図4を参照して述べると、検
出器44は、行72乃至行78が並進軸48に直交して
おり横方向軸50に沿って延在するようにガントリ20
に配置されている。
【0037】場合によっては、データ取得の前に、シス
テム利用者は何らかの暫定的な予備撮像を行なってお
り、これにより、患者の解剖学的構造に関する所望の画
像平面の位置を全体的に知っている。この場合には、利
用者はデータ取得を、所望の平面に対応する画像を再構
成するのに丁度十分なデータ(例えば、ハーフ・スキャ
ンに対応するデータ)を含むデータ集合までに限定する
ことができる。他の場合には、利用者は所望の正確な画
像平面を知っていない可能性があり、従って、患者空間
(例えば、図1の参照番号43)に対応するデータを取
得して、このデータから特定の画像平面における画像を
再構成するためのデータの部分集合を抽出し得るように
することを望む可能性がある。
【0038】この点においては、撮像データを取得する
前には、撮像の目的のために選択される空間43を通る
実際の平面は未知であるものと想定される。この例で
は、空間43を通る画像平面は、コンソール65を介し
たデータ取得の後に選択されて、この後に、取得された
データの特定の集合が画像処理のために選択される。但
し、ここでの説明を単純化する目的で、データ取得中に
特定の画像平面の位置は既知であるものと仮定する。こ
の仮定によって、特定の画像平面の検出器72乃至検出
器78に対する空間関係を容易に視覚化することができ
る。
【0039】続けて図1、図3及び図4を参照すると、
データ取得中に、患者42がガントリ開口70を通して
搬入されるのと同時に、画像平面に対応する患者のスラ
イスはZ軸に沿って検出器44に対して移動する。図4
には、例示的な画像平面Piが検出器44に対して4つ
の別個の位置として示されており、これら4つの別個の
位置を参照番号90、90′、90″及び90″′とし
て示している。検出器44はガントリ開口70(図3も
参照)の周りを回転し、且つ患者42は画像平面Piに
対応する患者スライスを含めて開口70を通して並進さ
せられるので、4つの位置90、90′等は単一のデー
タ取得時間における時間に関する4つの別個のスナップ
ショットに相関している。この例では、図4の画像平面
位置90、90′、90″及び90″′は、図3の同様
に参照番号を付した線源位置に対応している。
【0040】続けて図3及び図4を参照すると、明らか
に、データ取得中に画像平面Piが検出器の厚み(すな
わちエッジ100とエッジ102との間)を横断するに
つれて、幾つかの瞬間及び対応するビーム角度にある間
には画像平面Piは隣接する検出器の行中心の間に位置
しており、他の瞬間及び対応するビーム角度にある間に
は画像平面Piは隣接する検出器の行中心の間に位置し
ていない。例えば、一方で、線源10及び画像平面Pi
が位置90にあるときには、平面Piは2つの検出器の
行中心の間に位置していない。他方、位置90′におい
ては、平面Piは行中心84と行中心86との間に位置
している。同様に、位置90″においては、平面Piは
行中心80と行中心82との間に位置しており、位置9
0″′においては、平面Piは隣接した検出器の行中心
の間に位置していない。このように、位置90′及び位
置90″に対応するデータについては、画像平面Pi並
びに線源位置90′及び90″(図3を参照)について
の逆投影射線を推定するためにプロセッサ60が隣接す
る検出器行データの間を補間するのに十分なデータが存
在しているが、位置90及び90″′においては、同時
収集されたデータの間の補間は可能でなく、従って、補
外が必要になる。
【0041】図2を参照して述べると、画像平面Pi内
での画像を形成するのに要求される撮像データが取得さ
れて記憶された後に、画像を形成するために、プロセッ
サ60は平面Piに対応するハーフ・スキャン・データ
集合に対して補間処理及び/又は補外処理を実行して、
前述のような推定された逆投影データを生成する。この
後に、推定された逆投影データに対してハーフ・スキャ
ン加重を適用して加重された逆投影データを生成し、次
いで、加重されたデータを様々な周知の逆投影手法の任
意のものによって結合して画像を形成する。ハーフ・ス
キャン加重は、様々な異なるハーフ・スキャン・アルゴ
リズムを用いて導出することができる。この目的のため
に、1982年3月に刊行されたMed. Physics誌、第9
巻(2)のD. L. Parkerによる論文「ファンビームCT
に最適な短時間走査畳み込み(Optimal Short Scan Con
volution for Fanbeam CT) 」を参照されたい。但し、
本発明は、線源角度が0と2πとの間にありπを中心と
した状態で取得された走査データのためのハーフ・スキ
ャン加重WHSが次の式を解くことにより与えられるよう
な少なくとも1つの好ましいアルゴリズムを想定してい
る。すなわち、βinf =(π/2)−Γ≦β≦β-
(π/2)+Γ−2γの場合には、 WHS(β,γ)=[β−(π/2)+Γ]/[2(Γ−
γ)] β- ≦β≦β+ =(3π/2)−Γ−2γの場合には、 WHS(β,γ)=1.0 β± ≦β- ≦βsup=(3π/2)+Γの場合には、 WHS(β,γ)=[(3π/2)+Γ−β]/[2(Γ+γ)] (1) 。
【0042】この場合には、次の式に従ってデータに対
して加重平滑化変換を適用してもよい。すなわち、 x=WHS(β,γ)として、 f(x)=3x2−2x3 (2) 。
【0043】代替的なハーフ・スキャン加重アルゴリズ
ムも想到される。
【0044】[C.本発明の方法]ここで図5を参照す
ると、本発明による例示的で且つ好ましい方法が図示さ
れている。図2も併せて参照して述べると、処理ブロッ
ク150において、プロセッサ60は、プロセッサ60
と共に用いられている特定のシステム構成についてハー
フ・スキャン再構成に必要な回転数(#rhsr)と、シス
テムがサポートする特定のピッチが与えられた場合に検
出器44が単一の画像平面を横断するのに必要な回転数
(#rcr )とを含む2つの別個の数で予めプログラムさ
れているものとする。ハーフ・スキャン再構成に必要な
回転数#rhsrに関して述べると、この数は次の方程式を
解くことにより決定される。
【0045】 #rhsr=(π+2Γ)/(2π) (3) ここで、Γは最大ファン・ビーム角度である(図3を参
照)。
【0046】続けると、処理ブロック152において、
プロセッサ60は図1及び図2のシステムを制御して、
数回の螺旋回転について患者42の空間43に対応する
高速/高ピッチ・データを取得する。取得されたデータ
は記憶ユニット66に記憶される。処理ブロック154
において、システム操作者がコンソール65を用いて、
画像を形成すべき空間43を通過する複数の異なる画像
平面の1つを指示する。
【0047】次に、ブロック156において、プロセッ
サ60は、画像平面Piの両側での#rhsr/2回転ずつ
に対応する(すなわち、画像平面Piの両側でのハーフ
・スキャン再構成に必要なデータの半分ずつに対応す
る)データを大容量記憶ユニット66から入手する。判
定ブロック158において、プロセッサ60は、ハーフ
・スキャン再構成に必要な回転数#rhsrが、検出器が画
像平面Piを横断するのに必要な回転数#rcr よりも大
きいか否かを決定する。ハーフ・スキャン再構成に必要
な回転数#rhsrが、検出器44が画像平面を横断するの
に必要な回転数# rcr よりも大きくなければ、制御はブ
ロック160へ移る。例えば、ハーフ・スキャン再構成
に必要な回転数が0.65回転であり、検出器44が画
像平面Piを横断するのに必要な回転数0.73回転で
あるならば、指定された画像平面において画像を形成す
るのに必要な全てのデータを補間によって決定すること
ができ、制御はブロック160へ移る。ブロック160
において、プロセッサ60は、Piの両側での#rhsr
2回転ずつに対応する全てのデータについて、各々のフ
ァン・ビーム角度β及び射線角度γについて、同時収集
されたデータの間を補間する。ブロック160での補間
の後に、制御はブロック162へ移る。
【0048】判定ブロック158を再び参照して述べる
と、ハーフ・スキャン再構成に必要な回転数#rhsrが、
検出器が画像平面Piを横断するのに必要な回転数#
rcr よりも大きければ、制御はブロック168へ移る。
この場合には、画像平面における画像を形成するために
幾つかのビーム角度に対応するデータを識別するのには
補間を用いることができるが、その他のビーム角度から
画像を形成するデータを生成するためには補外を用いな
ければならない。このために、処理ブロック168にお
いて、プロセッサ60は、画像平面Piの両側での#
rhsr/2回転に対応する全てのデータについては、同時
収集されたデータの間を補間する。次いで、ブロック1
70において、プロセッサ60は、画像平面Piの両側
での#rhsr/2回転の範囲内で且つ画像平面の両側での
rcr /2回転の外部に位置する全てのデータについて
は、同時収集されたデータの間を補外する。換言する
と、補間が不可能である場合にのみ画像平面内での投影
値を推定するために補外を用いる。ブロック170にお
ける補外の後に、制御はブロック162へ移る。
【0049】ブロック160における補間工程、又はブ
ロック168及びブロック170における補間工程及び
補外工程の後に、ブロック162において、プロセッサ
160は、前述の式(1)及び式(2)を解くことによ
り、各々の推定された逆投影値のためのハーフ・スキャ
ン加重を算出して加重された値を生成する。代替的に
は、他のハーフ・スキャン加重アルゴリズムも想到され
る。加重された値が生成された後に、ブロック164に
おいて、プロセッサ160は加重された値のデータを逆
投影して画像を形成し、操作者コンソール65に画像を
表示する。ブロック166においてシステム操作者から
他の命令が受け取られるまで、制御はブロック164に
戻ってループし続けて画像を表示する。ブロック166
において、システム操作者がコンソール65を用いて他
の画像平面Piを選択したら、制御はブロック154へ
移って、新たに選択された画像平面Piに対応する画像
がブロック164において形成され表示されるまで、処
理は図5の下部を通って再度ループする。
【0050】以上に述べた方法及び装置は例示的なもの
であるに留まり、本発明の範囲を制限するものではな
く、また、本発明の範囲内に含まれる様々な改変が当業
者によって施され得ることを理解されたい。例えば、前
述のように、場合によっては、システムは患者の解剖学
的構造に関して所望の画像平面の正確な位置を知ってい
る。この場合には、所望の画像平面内で画像を形成する
のに必要なデータのみが取得されればよく、画像平面を
選択する工程(すなわち図5のブロック154)及び再
構成のための特定のデータを選択する工程(すなわち図
5のブロック156)は省かれる。加えて、再び図5を
参照して述べると、本発明の方法は、ブロック158に
おける回転数の比較を含むものとして記載されている
が、補間に加えて補外を用いるか否かを決定するその他
の方法も想到される。例えば、この判定をZ位置に基づ
いて行なうシステムが想到される。
【0051】本発明の範囲を公衆に報知するために特許
請求の範囲を掲げる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するのに用いられ、検出器素子の
行及び列を有する検出器アレイと、ファン・ビーム線源
とを含んでいるCT装置の遠近図である。
【図2】図1のCT装置を制御するのに用いることがで
き、本発明を実施する目的に有用なCT制御システムの
ブロック図である。
【図3】放射線源がガントリ開口に関して異なる位置に
位置している状態でのガントリ開口を示すと共に、例示
的なハーフ・スキャンの開始時及び終了時の線源位置に
対応するファン・ビームをも示す概略図である。
【図4】4行型検出器と、検出器に対して4つの異なる
位置に示されている単一の画像平面とを示す概略端部図
である。
【図5】本発明の実施例を示す流れ図である。
【符号の説明】
10 X線源 18′ 検出器素子 20 ガントリ 26 焦点 38 ガントリ平面 40、40″′ ファン・ビーム 41 ビーム軸 42 患者スライス 43 部分空間 44 検出器アレイ 46 テーブル 48 並進軸 50 横方向軸 52 制御モジュール 70 ガントリ開口 72、74、76、78 検出器行 80、82、84、86 行中心 90、90′、90″、90″′ 線源位置 100、102 検出器端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ティン−スー・パン アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、ブル ックフィールド、フィールドサイド・コー ト、2710番

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファン・ビーム線源と多数行型検出器と
    を含んでいるコンピュータ断層撮影(CT)システムと
    共に用いられる方法であって、前記線源及び前記検出器
    は搬送軸の相対向する側に配置されており、前記検出器
    は前記搬送軸に沿って離隔した第1のエッジ及び第2の
    エッジを有すると共に該両エッジに平行に別個の検出器
    行を有しており、前記線源は中心射線を含んでいるファ
    ン・ビームを前記検出器に投射し、各々の検出器行が別
    個のビーム・スライスの拡がりに挟まれており、前記ス
    ライスは前記中心射線から散開していると共に、前記搬
    送軸に直交するビームのエッジを画定しており最大ファ
    ン角度Γに沿って前記中心射線から散開している第1及
    び第2のエッジ・スライスを含んでおり、当該方法は画
    像平面に沿って物体の断面画像を形成する方法であっ
    て、前記線源が前記ファン・ビームを発生している状態
    で、以下の工程、すなわち、 一定の回転速度で前記搬送軸の周りに前記線源及び前記
    検出器を回転させる工程と、 前記線源の前記搬送軸の周りでの部分回転の後に前記画
    像平面が前記第1及び第2の検出器エッジを横断するよ
    うにして、前記回転速度に対する一定の搬送速度で前記
    ファン・ビームに対して前記物体を搬送する工程と、 回転及び搬送と同時に、前記画像平面の両側での少なく
    とも(π+2Γ)/4π回ずつの回転且つ2分の1回未
    満ずつの回転に対応するデータを収集する工程と、 前記断面画像を形成するように前記収集されたデータを
    処理する工程と、を備えている方法。
  2. 【請求項2】 前記中心射線はデータ収集中に前記物体
    を通してビーム角度を掃引し、前記収集されるデータは
    少なくともビーム角度の部分集合について完全データ集
    合を含んでおり、各々の完全データ集合が、隣接する検
    出器行に対応している前記画像平面の両側での検出器行
    データを含んでおり、前記処理する工程は、各々の完全
    データ集合について、前記画像平面内の前記ビーム角度
    に沿った射線の推定値を生成するように前記集合内のデ
    ータの間を補間する工程を含んでいる請求項1に記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 前記補間する工程は、前記画像平面の両
    側に位置する少なくとも1行ずつの検出器行に対応する
    前記データの間を線形補間する工程を含んでいる請求項
    2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記補間する工程は、前記画像平面の両
    側に位置する少なくとも1行ずつの検出器行に対応する
    前記データに螺旋加重する工程を含んでいる請求項2に
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記補間する工程は、前記画像平面の各
    々の側に位置する前記検出器行の全てに対応する前記デ
    ータにsinc型螺旋加重を適用する工程を含んでいる
    請求項2に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記搬送する工程は、前記部分が少なく
    とも(π+2Γ)/2πとなるような速度で搬送する工
    程を含んでおり、前記収集されるデータは、前記(π+
    2Γ)/2π回の回転の範囲内でのあらゆるビーム角度
    について完全データ集合を含んでいる請求項2に記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 前記処理する工程は、補間の後に、加重
    された値を生成するように前記推定値に対してハーフ・
    スキャン加重を適用して、前記画像を形成するように前
    記加重された値を逆投影する工程を更に含んでいる請求
    項2に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記ハーフ・スキャン加重は、次の方程
    式、 βinf =(π/2)−Γ≦β≦β- =(π/2)+Γ−
    2γの場合には、 WHS(β,γ)=[β−(π/2)+Γ]/[2(Γ−
    γ)] β- ≦β≦β+ =(3π/2)−Γ−2γの場合には、 WHS(β,γ)=1.0 β± ≦β- ≦βsup =(3π/2)+Γの場合には、 WHS(β,γ)=[(3π/2)+Γ−β]/[2(Γ
    +γ)] を解き、次いで、次の加重平滑化変換、 x=WHS(β,γ)として、 f(x)=3x2−2x3 を適用することにより決定される請求項7に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 前記部分は、前記収集されるデータが少
    なくとも幾つかの不完全データ集合を含んでいるように
    (π+2Γ)/2π未満とされ、不完全データ集合は、
    特定のビーム角度について前記画像平面の一方のみの側
    での検出器行データを含んでおり、前記処理する工程
    は、各々の不完全データ集合について、前記画像平面内
    の前記ビーム角度に沿った射線の推定値を生成するよう
    に前記集合内のデータを用いて補外する工程を更に含ん
    でいる請求項2に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記処理する工程は、補間の後に、加
    重された値を生成するように前記推定値に対してハーフ
    ・スキャン加重を適用して、前記画像を形成するように
    前記加重された値を逆投影する工程を更に含んでいる請
    求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記ハーフ・スキャン加重は、次の方
    程式、 βinf =(π/2)−Γ≦β≦β- =(π/2)+Γ−
    2γの場合には、 WHS(β,γ)=[β−(π/2)+Γ]/[2(Γ−
    γ)] β- ≦β≦β+ =(3π/2)−Γ−2γの場合には、 WHS(β,γ)=1.0 β± ≦β- ≦βsup =(3π/2)+Γの場合には、 WHS(β,γ)=[(3π/2)+Γ−β]/[2(Γ
    +γ)] を解き、次いで、次の加重平滑化変換、 x=WHS(β,γ)として、 f(x)=3x2−2x3 を適用することにより決定される請求項10に記載の方
    法。
  12. 【請求項12】 ファン・ビーム線源と多数行型検出器
    とを含んでいるコンピュータ断層撮影(CT)システム
    と共に用いられる装置であって、前記線源及び前記検出
    器は搬送軸の相対向する側に配置されており、前記検出
    器は前記搬送軸に沿って離隔した第1のエッジ及び第2
    のエッジを有すると共に該両エッジに平行に別個の検出
    器行を有しており、前記線源は中心射線を含んでいるフ
    ァン・ビームを前記検出器に投射し、各々の検出器行が
    別個のビーム・スライスの拡がりに挟まれており、前記
    スライスは前記中心射線から散開していると共に、前記
    搬送軸に直交するビームのエッジを画定しており最大フ
    ァン角度Γに沿って前記中心射線から散開している第1
    及び第2のエッジ・スライスを含んでおり、当該装置は
    画像平面に沿って物体の断面画像を形成する装置であっ
    て、前記線源が前記ファン・ビームを発生している状態
    で、 (イ)一定の回転速度で前記搬送軸の周りに前記線源及
    び前記検出器を回転させる工程と、 (ロ)前記線源の前記搬送軸の周りでの部分回転の後に
    前記画像平面が前記第1及び第2の検出器エッジを横断
    するようにして、前記回転速度に対する一定の搬送速度
    で前記ファン・ビームに対して前記物体を搬送する工程
    と、 (ハ)回転及び搬送と同時に、前記画像平面の両側での
    少なくとも(π+2Γ)/4π回ずつの回転且つ2分の
    1回未満ずつの回転に対応するデータを収集する工程
    と、 (ニ)前記断面画像を形成するように前記収集されたデ
    ータを処理する工程と、を実行するパルス系列化プログ
    ラムを走行させるプロセッサを備えた装置。
  13. 【請求項13】 前記中心射線はデータ収集中に前記物
    体を通してビーム角度を掃引し、前記収集されるデータ
    は少なくともビーム角度の部分集合について完全データ
    集合を含んでおり、各々の完全データ集合が、隣接する
    検出器行に対応している前記画像平面の両側での検出器
    行データを含んでおり、前記プロセッサは、各々の完全
    データ集合について、前記画像平面内の前記ビーム角度
    に沿った射線の推定値を生成するように前記集合内のデ
    ータの間を補間することにより前記処理する工程を実行
    する前記プログラムを走行させる請求項12に記載の装
    置。
  14. 【請求項14】 前記プロセッサは、前記画像平面の両
    側に位置する少なくとも1行ずつの検出器行に対応する
    前記データの間を線形補間することにより前記補間する
    工程を実行する前記プログラムを走行させる請求項13
    に記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記プロセッサは、前記画像平面の両
    側に位置する少なくとも1行ずつの検出器行に対応する
    前記データに螺旋加重することにより前記補間する工程
    を実行する前記プログラムを走行させる請求項13に記
    載の装置。
  16. 【請求項16】 前記プロセッサは、前記画像平面の各
    々の側に位置する前記検出器行の全てに対応する前記デ
    ータに修正sinc型螺旋加重を適用することにより前
    記補間する工程を実行する前記プログラムを走行させる
    請求項13に記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記プロセッサは、前記部分が少なく
    とも(π+2Γ)/2πとなるような速度で搬送するこ
    とにより前記搬送する工程を実行するように前記プログ
    ラムを走行させ、前記収集されるデータは、前記(π+
    2Γ)/2π回の回転の範囲内でのあらゆるビーム角度
    について完全データ集合を含んでいる請求項13に記載
    の装置。
  18. 【請求項18】 前記プロセッサは、補間の後に、加重
    された値を生成するように前記推定値に対してハーフ・
    スキャン加重を適用して、前記画像を形成するように前
    記加重された値を逆投影する工程を実行する前記プログ
    ラムを更に走行させる請求項13に記載の装置。
  19. 【請求項19】 前記ハーフ・スキャン加重は、次の方
    程式、 βinf =(π/2)−Γ≦β≦β- =(π/2)+Γ−
    2γの場合には、 WHS(β,γ)=[β−(π/2)+Γ]/[2(Γ−
    γ)] β- ≦β≦β+ =(3π/2)−Γ−2γの場合には、 WHS(β,γ)=1.0 β± ≦β- ≦βsup =(3π/2)+Γの場合には、 WHS(β,γ)=[(3π/2)+Γ−β]/[2(Γ
    +γ)] を解き、次いで、次の加重平滑化変換、 x=WHS(β,γ)として、 f(x)=3x2−2x3 を適用することにより決定される請求項18に記載の装
    置。
  20. 【請求項20】 前記部分は、前記収集されるデータが
    少なくとも幾つかの不完全データ集合を含んでいるよう
    に(π+2Γ)/2π未満とされ、不完全データ集合
    は、特定のビーム角度について前記画像平面の一方のみ
    の側での検出器行データを含んでおり、前記プロセッサ
    はまた、各々の不完全データ集合について、前記画像平
    面内の前記ビーム角度に沿った射線の推定値を生成する
    ように前記集合内のデータを用いて補外することにより
    前記処理する工程を実行する前記プログラムを走行させ
    る請求項13に記載の装置。
  21. 【請求項21】 前記プロセッサはまた、補間の後に、
    加重された値を生成するように前記推定値に対してハー
    フ・スキャン加重を適用して、前記画像を形成するよう
    に前記加重された値を逆投影することにより前記処理す
    る工程を実行する前記プログラムを走行させる請求項2
    0に記載の装置。
  22. 【請求項22】 前記ハーフ・スキャン加重は、次の方
    程式、 βinf =(π/2)−Γ≦β≦β- =(π/2)+Γ−
    2γの場合には、 WHS(β,γ)=[β−(π/2)+Γ]/[2(Γ−
    γ)] β-≦β≦β+=(3π/2)−Γ−2γの場合には、 WHS(β,γ)=1.0 β± ≦β- ≦βsup =(3π/2)+Γの場合には、 WHS(β,γ)=[(3π/2)+Γ−β]/[2(Γ
    +γ)] を解き、次いで、次の加重平滑化変換、 x=WHS(β,γ)として、 f(x)=3x2−2x3 を適用することにより決定される請求項21に記載の装
    置。
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