JP2001218760A - 変厚マルチ・スライスct撮像のための方法および装置 - Google Patents

変厚マルチ・スライスct撮像のための方法および装置

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JP2001218760A JP2000394655A JP2000394655A JP2001218760A JP 2001218760 A JP2001218760 A JP 2001218760A JP 2000394655 A JP2000394655 A JP 2000394655A JP 2000394655 A JP2000394655 A JP 2000394655A JP 2001218760 A JP2001218760 A JP 2001218760A
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フイ・デイビッド・ヒー
George Edward Possin
ジョージ・エドワード・ポッシン
David M Hoffman
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Guy M Besson
ガイ・エム・ベッソン
Robert Senzig
ロバート・センジグ
Sholom M Ackelsberg
ショロム・エム・アッケルスバーク
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚さを変えてマルチ・スライスCT撮影がで
きるようにすること。 【解決手段】 本発明は、その一態様では、検出器アレ
イ(18)、および、被写体(22)を透過して検出器
アレイに向かうX線の扇形ビーム(16)を放射するよ
うに構成されたX線源(14)を備えたマルチ・スライ
スCT撮像システム(10)を使用して被写体(22)
の画像を収集する方法であって、検出器アレイは、異な
る厚みの列を含む検出素子(20)の複数の列(70)
をもつ。この方法は、X線の扇形ビームに被写体を透過
させるステップと、異なる厚みをもった列も含めた、検
出器アレイの列を選択的に組み合わせて、被写体の少な
くとも1つの画像スライスを表わすデータを得るステッ
プとを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は一般に、撮像のた
めの方法および装置に関し、より詳細には、可変厚み撮
像機能を備えた方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】既知の少なくとも1つのコンピュータ断
層(CT)撮像システム構成では、X線源が、一般的に
は「画像平面」と呼ばれる、デカルト座標のX−Y平面
内に収まるようにコリメートされる扇形ビームを投射す
る。このX線ビームは、患者などの撮像される被写体を
透過する。ビームは被写体によって減衰させられた後、
放射線検出器アレイに入射する。検出器アレイで受け取
られる減衰したビーム放射の強度は、被写体によるX線
ビームの減衰に依存している。アレイの各検出器素子
は、その検出器の位置でのビーム減衰の測定値である個
々の電気信号を発生する。すべての検出器からの減衰測
定値が個々に得られて、透過率プロフィールを生成す
る。
【0003】既知の第三世代CTシステムでは、X線源
および検出器アレイは、X線ビームが被写体と交差する
角度がコンスタントに変化するように、画像平面内で、
撮像される被写体の周りをガントリで回転させられる。
1つのガントリ角度での検出器アレイからのX線減衰測
定値の群、すなわち投影データは、「ビュー」と呼ばれ
る。被写体の「スキャン」は、X線源および検出器が1
回転する間に異なるガントリ角度、つまりビュー角度か
ら撮られた1組のビューを含んでいる。軸方向スキャン
では、投影データは、被写体を通して得られた2次元ス
ライスに対応する画像を構成するように処理される。1
組の投影データから画像を再構成する一方法は、当技術
分野ではフィルタ補正逆投影法と呼ばれている。この処
理はスキャンからの減衰測定値を、陰極線管ディスプレ
イ上で対応するピクセルの輝度を制御するのに使用され
る「CT値」または「ハンスフィールド・ユニット」と
呼ばれる整数に変換する。
【0004】既知の新型マルチ・スライスCTシステム
は、ボリュメトリック・スキャン・データの獲得を可能
かつ実用的にし、かつ、Z軸方向解像度すなわち患者の
並進方向に沿った解像度がかなり改善された、断面画
像、3次元画像、および再フォーマット画像を生成する
ことを可能かつ実用的にする。1つのこうしたシステム
は、各列が同等の厚みをもつ16列の検出素子からなる
検出器アレイをもった、スケーラブルな4スライス・シ
ステムである。(慣例に従い、本明細書では、画像平面
に垂直なZ軸方向に沿った次元は、「厚み(thick
ness)」と呼ぶ。CT撮像システムで得られた患者
の画像は、患者のスライスを表わしている。こうしたス
ライスは、特定の厚みのボリュームを表しているのが特
徴である。)このシステムは、いくつかのマルチ・スラ
イス・データ獲得モードを設けることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ただし、ほぼ等方性の
空間解像度をもつ3次元画像を生成するためには、患者
のミリメートル未満のスライスを表わすCTスキャン画
像データを得る必要がある。この解像度を提供する1つ
の明らかな手法は、X線検出システムをミリメートル未
満の大きさにセグメント化することである。しかし、そ
うすることは、全体的な複雑性およびデバイス製造のコ
ストをかなり増大させる。既知の撮像システムのより厚
みのあるスライス機能が維持されなければならない場合
には特にそうである。さらに、X線検出の量子効率は、
こうした小さな検出器セグメント化によって悪影響を受
けることになる。したがって、ミリメートル未満のスラ
イスとして画像化されたのと同じ部位の場合も含めて、
より厚みのある画像スライスを得る機能を犠牲にするこ
となく、ミリメートル未満のスライスを含む複数の画像
スライスを検出するための方法および装置を提供するこ
とが望ましいであろう。また、同等にセグメント化され
た検出器アレイを使用して手に入るものよりも広い、ス
ライスの厚みの選択を可能にする方法および装置を提供
することが望ましいであろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明の一
態様では、検出器アレイおよびX線源を備えたマルチ・
スライスCT撮像システムを使用して、被写体の画像を
収集する方法が提供される。このX線源は、被写体を透
過して検出器アレイに向かう扇形ビームを放射するよう
に構成され、検出器アレイは、異なる厚みをもつ列を含
む検出素子の複数の列を備えている。この方法は、X線
の扇形ビームに被写体を透過させること、ならびに異な
る厚みをもつ列も含めて、検出器アレイの列を選択的に
組み合わせて、被写体の少なくとも1つの画像スライス
を表わすデータを得ることを含んでいる。
【0007】上記の実施態様は、他の利点の中でも、Z
軸方向で同数のセグメントをもつ、同等にセグメント化
された検出器アレイを使用する方法で手に入るものより
も、より多くの、スライスの厚みを選択できることであ
る。スライスの厚みの選択は、ミリメートル未満のスラ
イスの厚みを含み得る。
【0008】
【発明の実施の形態】図1および図2を参照すると、コ
ンピュータ断層(CT)撮像システム10が、「第三世
代」CTスキャナであることを表すガントリ12を含ん
でいるのが示されている。ガントリ12は、X線のビー
ム16を、ガントリ12の反対側にある検出器アレイ1
8に向けて投射するX線源14を備えている。検出器ア
レイ18は、例えば医療患者などの被写体22を透過す
る投射されたX線を、共に感知する検出素子20により
形成されている。検出器アレイ18は、単一スライスま
たはマルチ・スライスの構成で製造することができる。
各検出素子20は、入射するX線ビームの強度、したが
って患者22を通過するビームの減衰を示す電気信号を
発生する。X線投影データを得るスキャンの間、ガント
リ12およびそこに取り付けられたコンポーネントは、
回転の中心、つまりアイソセンタ24の周りを回転す
る。
【0009】ガントリ12の回転およびX線源14の動
作は、CTシステム10の制御メカニズム26によって
管理されている。制御メカニズム26は、X線源14に
電力およびタイミング信号を送るX線コントローラ2
8、ならびにガントリ12の回転速度および位置を制御
するガントリ・モータ・コントローラ30を含んでい
る。制御メカニズム26のデータ獲得システム(DA
S)32は、検出素子20からアナログデータのサンプ
リングをして、そのデータをその後の処理のためにデジ
タル信号に変換する。画像再構成装置34は、サンプリ
ングされてデジタル化されたX線データをDAS32か
ら受け取り、高速画像再構成を実行する。再構成された
画像は、画像を大容量記憶デバイス38に格納するコン
ピュータ36への入力として適用される。
【0010】また、コンピュータ36は、キーボードを
備えたコンソール40を介して、オペレータからコマン
ドおよびスキャン・パラメータを受け取る。関連する陰
極線管ディスプレイ42は、オペレータが、コンピュー
タ36から、再構成された画像および他のデータを観察
することを可能にする。オペレータが与えるコマンドお
よびパラメータは、コンピュータ36によって使用され
て、DAS32、X線コントローラ28、およびガント
リ・モータ・コントローラ30に制御信号および情報を
提供する。さらに、コンピュータ36は、ガントリ12
内に患者22を配置する電動テーブル46を制御する、
テーブル・モータ・コントローラ44を操作する。詳細
には、テーブル46は、ガントリ・オープニング48を
通して患者22の部位を動かす。
【0011】図3および図4に示されるとおり、検出器
アレイ18は、複数の検出器モジュール50を含み、各
モジュールは検出素子20のアレイを備えている。各検
出モジュール50は、高密度の半導体感知アレイ52お
よび半導体アレイ52の上に隣接して配置された多次元
シンチレータ・アレイ54を含んでいる。コリメータ
(図3および図4に図示せず)がシンチレータ・アレイ
54の上に隣接して配置されており、X線ビーム16
を、それがシンチレータ・アレイ54に入射する前にコ
リメートする。詳細には、半導体アレイ52は、複数の
フォトダイオード56、スイッチ・アレイ58、および
デコーダ60を含んでいる。一実施形態では、スイッチ
・アレイ58およびデコーダ60は、本明細書で「スイ
ッチ装置」として表されている1つまたは複数のデバイ
ス構造上に製造される。図3に示される実施形態では、
モジュール50の両端に2つのスイッチ装置64および
66が存在する。当技術分野で周知のとおり、シンチレ
ータ・アレイ54は、隣接するフォトダイオード56の
上に配置されている。フォトダイオード56は、シンチ
レータ・アレイ54と光学的に連結され、シンチレータ
・アレイ54の光出力を示す信号を伝送するための電気
出力ライン62をもっている。各フォトダイオード56
は、シンチレータ・アレイ54の特定のシンチレータに
ついてのビーム減衰の測定値である、個別の低レベル・
アナログ出力信号を発生する。フォトダイオード出力ラ
イン62は、例えば、モジュール50の1つの側、また
はモジュール50の複数の側に物理的に配置することが
できる。図4に示されるとおり、フォトダイオード出力
62は、フォトダイオード・アレイの両側に配置されて
いる。
【0012】一実施形態では、図3に示されるとおり、
検出器アレイ18は、57個の検出器モジュール50を
含んでいる。各検出器モジュール50は、部分的に半導
体アレイ52およびシンチレータ・アレイ54を含む検
出素子20のアレイを含んでいる。一実施形態は、各モ
ジュールに16x16個の検出素子20のアレイを含ん
でいる。その結果、アレイ18は、16行912列(1
6x57モジュール)にセグメント化されている。
【0013】スイッチ装置64は、半導体アレイ52お
よびDAS32の間に連結されている。一実施形態は、
2つの半導体スイッチ装置64および66を含んでい
る。スイッチ装置64および66はそれぞれ、複数の電
界効果トランジスタ(FET)を含んでいる。各FET
は、それぞれのフォトダイオード出力ライン62の1
つ、出力、および制御に電気的に接続された入力を含ん
でいる。FET出力および制御は、フレキシブルな電気
ケーブル68を介してDAS32に電気的に接続された
ラインに接続されている。詳細には、およそ半数のフォ
トダイオード出力ライン62が、スイッチ装置64の各
FET入力ラインに電気的に接続され、残りの半数のフ
ォトダイオード出力ライン62が、スイッチ装置66の
FET入力ラインに電気的に接続されている。
【0014】デコーダ60は、スイッチ・アレイ58の
動作を制御して、所望のスライス数、および各スライス
のスライス解像度に応じて、フォトダイオード56の出
力を出力可能にしたり、出力不可にしたり、または組み
合わせたりする。デコーダ60は、一実施形態では、当
技術分野で周知のデジタル論理回路である。デコーダ6
0は、スイッチ・アレイ58およびDAS32に連結さ
れた複数の出力ラインおよび制御ラインを含む。詳細に
は、デコーダ出力は、スイッチ・アレイ58がフォトダ
イオード信号をスイッチ・アレイ入力からスイッチ・ア
レイ出力に伝送できるように、スイッチ装置制御ライン
に電気的に連結されている。デコーダ60を使用して、
スイッチ・アレイ58内の特定のFETは、選択的に出
力可能にされたり、出力不可にされたり、組み合わせら
れたりして、特定のフォトダイオード56の出力がCT
システムのDAS32に電気的に接続されるようにす
る。一実施形態では、デコーダ60は、スイッチ・アレ
イ58を制御して、半導体アレイ52の選択された数の
列がDAS32に接続され、結果として選択された数の
スライスのデータが、処理のためにDAS32に電気的
に接続されるようにする。
【0015】例えば、デコーダ60は、1スライス・モ
ード、2スライス・モード、および4スライス・モード
のモードを含むモードから選択を行なう。図5に示され
るとおり、適切なデコーダ制御ラインの伝送を行なうこ
とにより、スイッチ装置58は、データが4スライスか
ら収集され、それぞれが1つまたは複数の列の半導体フ
ォトダイオード・アレイ52を含む、4スライス・モー
ドに構成可能である。スイッチ装置58の、デコーダ制
御ラインによって定義される選択された構成に応じて、
フォトダイオード56出力の様々な組合せが選択的に、
出力可能にされたり、出力不可にされたり、組み合わさ
れたりして、スライスの厚みが1列、2列、3列、また
は4列のフォトダイオード・アレイ素子からなるように
する。一実施形態では、スイッチ装置58およびデコー
ダ60は、単一の半導体チップとなるように組み合わさ
れる。
【0016】図6、図7、および図8に示される一実施
形態では、検出器アレイ18が、Z軸方向に延びるN=
16列70の検出素子20を備え、そこではN列が、Z
軸方向に同等の厚みをもたない列72、74を含んでい
る。N列70は、検出器アレイ18でのセンタラインC
Lの各側にあるN/2個の列のミラー・イメージ・セッ
ト76、78として配置され、センタラインCLからま
すます離れる列が、非減少傾向の厚みをもっている。検
出器アレイ18での各検出素子20は、この実施形態で
は、1つのシンチレータ・セル80、Z軸方向でシンチ
レータ・セル80と同等の厚みをもっているフォトダイ
オード・セル82、およびX線コリメータ84を備えて
いる。フォトダイオード・セル82は、同一の検出素子
20内にあるシンチレータ・セル80からのみ、シンチ
レーションを検出するように構成されている。フォトダ
イオード・セル82は、それぞれ厳密に1つのフォトダ
イオード56を含み、すべてのフォトダイオード56が
同等の厚みをもっているわけではない。検出器アレイ1
8でのセンタラインCLの両側で、検出セル20は、k
P、1.5kP、2.5kP、2.5kP、2.5k
P、2.5kP、2.5kP、5kPという厚みをもっ
た列に配置されており、このkおよびPは以下に定義さ
れる。したがって、列は、センタラインCLからの両方
向で、1:1.5:2.5:2.5:2.5:2.5:
2.5:5という厚みの比率をもっている。検出器アレ
イ18の、実施形態で使用するのに適した検出器モジュ
ール50のシンチレータ・アレイ54の一実施形態の上
面図が、図7に示されている。
【0017】本明細書で使用されるPは、患者22の画
像が、kを幾何学的配置に依存する定数とし、検出器ア
レイ18の厚みkPに正確に入射する扇形ビーム16を
使用して撮像された場合にもつことになる、スライスの
実効の厚みである。厚みPは、例えば0.5mm、また
は0.2mmから2.0mmの間での別の厚みなど、撮
像要件によって選択された設計上の選択である。ただ
し、これらの値は例示的なものであって、この発明は、
この範囲外のPの値にも適用可能である。患者22は、
X線源14および検出器アレイ18の間にいるので、扇
形ビーム16は図8に示されるとおりに広がって、それ
が検出器アレイ18に入射するときには、いくぶんスラ
イスの実効の厚みよりも厚みをもっている。したがっ
て、比例定数kは1.0より大きく(例えば、1.
7)、幾何学的配置に従属している。
【0018】1:1.5:2.5:2.5:2.5:
2.5:2.5:5という厚み比率をもった検出器18
の実施形態の、いくつかの動作モードでは、プレ患者コ
リメータ86が使用される。例えば、各スライスが実効
の厚みPをもった4つの画像スライスを得るのに、扇形
ビーム16の厚みを患者22に対して指示される厚み4
Pに制限するために、プレ患者コリメータ86が使用さ
れる。扇形ビーム16はしたがって、それぞれ1.5k
P、kP、kP、1.5kPという厚みをもった、検出
器18の中央列にだけ入射する。ただし、扇形ビーム1
6はプレ患者コリメータ86によって制限されているの
で、それは検出器18では、4kPだけの厚みをもって
いる。したがって、X線は実際には、1.5kP検出器
列の1.0kPだけに入射している。検出器18はした
がって、この操作のモードでは、実質的に4列の1.0
kPスライスを提供している。
【0019】他の操作のモードでは、Z軸方向に沿った
隣接するフォトダイオード・セル82からの出力は、他
の選択された厚みをもった画像スライスが得られるよう
に、選択的に組み合わせられる。Pが1ミリメートル規
模であるとき、検出器アレイ18の中心からZ軸方向に
沿って外に向かうシンチレータ・セル80の累進的セグ
メンテーションは、例えば、有利な方式で広い範囲の厚
みをもつ、1スライス、2スライス、または4スライス
をもった動作モードを提供する。例えば、1:1.5:
2.5:2.5:2.5:2.5:2.5:5という厚
み比率をもった16列の検出器18の実施形態は、撮像
システム10に、同等の厚みの列だけをもった検出器ア
レイよりも、ずっと広い範囲の厚みをカバーするマルチ
・スライス撮像モードの選択を提供する。この広い選択
は、データ獲得、検出器/DAS相互接続、およびデー
タ転送ハードウェアを著しく増やすことなく、達成する
ことができる。P=0.5mmである検出器アレイ18
の、この実施形態を使用して選択的に得られるZ軸スラ
イスの厚みの例(いくつかの場合には、プレ患者コリメ
ータを使用して)は、0.5mm、1mm、1.25m
m、2mm、2.5mm、3.75mm、5mm、7.
5mm、10mmである。
【0020】一実施形態では、画像スライスを表わすデ
ータセットの数は、DAS32の入力チャンネルの制約
に応じて選択される。表Iは、0.5mm、1.0m
m、1.25mm、2mm、2.5mm、3.75m
m、5mmの複数軸こと・アンド・シュートCT画像が
ガントリ回転ごとに、選択的にZ軸方向に沿った隣接す
るシンチレータ列88を組み合わせることによって、選
択的に同時に生成される様子を示している。相対的効率
ロスは、いくつかのデータ獲得モードで外部スライスの
実効厚みを低減するための適切なプレ患者コリメートを
備えた素子を使用することによって最小限に抑えられ
る。
【表1】
【0021】上記の、検出器アレイ18の実施形態は、
すべての列が同等の厚みをもっているわけではない複数
列の検出素子を備えた実施形態を例示的に示すものであ
ると考慮すべきである。例えば、検出器アレイ18の、
別の実施形態では、相対的な列の厚みは、kP、kP、
2kP、2kP、2kP、2kP、2kP、4kP
(1:1:2:2:2:2:2:4の厚み比率に対応す
る)である。さらに別の実施形態では、相対的厚みは、
kP、kP、2kP、2kP、2kP、2kP、10k
P、20kP(1:1:2:2:2:2:10:20の
厚み比率に対応する)である。もちろん、列の厚みの異
なるセットを備えた検出器アレイ18から得られる画像
スライスの厚み、およびそこで役に立つ列の組合せは、
一般に、実施形態ごとに異なる。ただし、いくつかの実
施形態では、検出器アレイ18の列70は、隣接するグ
ループのそれぞれは同等の厚みをもっているが、すべて
のグループが検出素子20の同一数の列を備えているわ
けではない、検出素子20の隣接する列の隣接するグル
ープを提供するために選択される。表Iに含まれるグル
ーピングは、検出器アレイ18の、特定の実施形態につ
いて、こうしたグルーピングを示したものである。X線
の入射を検出器列(例えば、検出器列74)の物理的な
幅より狭く、選択的にその一部に制限するプレ患者コリ
メータ86は、検出器アレイ18の、すべての実施形態
で必要なわけではなく、いくつかの実施形態で限られた
数のモードのためのみに使用される。
【0022】一実施形態では、検出器アレイ18は、セ
ンタラインCLからの距離が増大するにつれて厚みを増
す、厚みのバイナリ・シーケンスを含む検出素子20の
列70を備えている。図6および図7のように1.5k
P、kP、kP、1.5kPの厚みをもった4つの中心
列70ではなく、これらの中心列は、同一のkPという
厚みをもっている。4つの中心列よりさらに中心から離
れた各列70は、その前にある列の2倍の厚みをもって
いる。したがって、一実施形態では、N=16で、検出
器アレイ18でのセンタラインCLの各側にある8列
は、センタラインCLからのそれぞれの方向で、1:
1:2:4:8:16:32:64という厚み比率に対
応する、kP、kP、2kP、4kP、8kP、16k
P、32kP、64kPという厚みをもっている。同等
な厚みをもった4つの画像スライスが、それぞれ2M-1
kPの厚みをもつ2つの内部集合体スライスを得るよう
に、検出器アレイ18での中心の各側にあるM個の検出
器列を組み合わせることによって得られる。内部のM個
の検出器列を囲む2つの直接に隣接している列が、2つ
の別のスライスについて使用される。この隣接する列も
また、2M-1kPの厚みをもつことに注意されたい。し
たがって、マルチ・スライス・モードで同時に4つの同
等なスライスをスキャンしているとき、Pから64Pの
間での画像の厚みが選択可能である。同様に、2スライ
ス・モードでPから128Pの間での画像の厚みが、単
一スライス・モードでは、Pから256Pの間での厚み
が選択可能である。全般的に、バイナリ・シーケンス
は、センタラインCLで始まる選択された複数の隣接す
る列70が、隣接する次の列70の厚みと同等になるこ
とを確実にする。
【0023】図9を参照する一実施形態では、異なる厚
みをもったシンチレータ・セル80およびコリメータ8
4を使用する検出器アレイ18において、N個の列が提
供されている。この実施形態では、いくつかの検出素子
20は、互いに対するハード配線接続を有する厚みの固
定されたフォトダイオード56を含むフォトダイオード
・セル82を備えている。したがって、フォトダイオー
ド・セル82は、対応する関連したシンチレータ・セル
80の厚みにマッチし、そうしていることで、対応する
関連したシンチレータ・セル80によってのみが発生し
たシンチレーションを表わす単一出力92を生成する。
この実施形態は、すべてのフォトダイオード・セル82
が確実に同様の光学的、ならびに熱的反応をする利点が
ある。
【0024】図10を参照する一実施形態では、すべて
同じ厚みをもつシンチレータ・セル80、コリメータ8
4、およびフォトダイオード・セル82によって、N個
の列が提供される。各フォトダイオード・セル82は、
シンチレータ・セル80に対応している。いくつかのN
個の列については、複数のフォトダイオード・セル82
が、Z軸方向でハード配線接続90によって互いに接続
され、対応する同等な複数のシンチレータ・セル80に
よって発せられたシンチレーションを表わす単一出力9
2が提供されるようにする。この実施形態は、すべての
フォトダイオード・セル82が確実に同様の光学的、な
らびに熱的反応をする利点がある。さらに、この実施形
態は、高密度半導体アレイ52を変更することにより、
別の方式で同等の厚みの列70を備えている検出器アレ
イ18の実施形態から容易に作り出すことができる。
【0025】一実施形態では、被写体の画像は、検出器
アレイ18、および被写体22を透過して検出器アレイ
18に向かうX線の扇形ビーム16を放射するように構
成されたX線源14を備えている、マルチ・スライスC
T撮像システム10を使用して収集される。検出器アレ
イ18は、異なる厚みをもった列72、74を含む、検
出素子20の複数の列70を備えている。画像は、被写
体の少なくとも1つの画像スライスを表わすデータを獲
得するために、扇形ビーム16を被写体18に透過さ
せ、X線の扇形ビーム16が入射する、異なる厚みをも
った列72、74も含めた、検出器アレイ18の列70
を選択的に組み合わせることによって得られる。この実
施形態のバリエーションでは、検出器アレイ18の、列
70の選択的な組合せには、列の各グループが画像スラ
イスに対応している、列の各グループに対応するデータ
を得るために、同等の厚みをもってはいるが、すべてが
同数の列を含んでいるわけではないグループ(例えば、
表Iのもの)になるような、検出器アレイの列の選択的
組合せが含まれる。
【0026】一実施形態では、被写体の画像は、検出器
アレイ18、および被写体22を透過して検出器アレイ
18に向かうX線の扇形ビーム16を放射するように構
成されたX線源14を備えている、マルチ・スライスC
T撮像システム10を使用して収集される。また、CT
撮像システム10は、扇形ビーム16の厚みを制限する
ように構成されたプレ患者コリメータ86を含む。検出
器アレイ18は、異なる厚みをもった列72、74を含
む、検出素子20の複数の列70を備えている。画像
は、X線ビーム16の厚みを選択的に制限して、検出器
アレイ18の少なくとも1列(例えば、図6の列74)
に、扇形ビーム16が一部だけ入射するようにすること
で得られる。厚みが制限された扇形ビーム16が、被写
体22を透過する。扇形ビーム16が一部だけ入射す
る、検出器アレイ18の少なくとも1列74を表わすデ
ータを含めて、検出器アレイ18からのデータが収集さ
れる。X線ビーム16の厚みは、列74からのデータを
もったスライスを含んだ複数の画像スライスを表わすデ
ータが、同等の厚みの画像スライスを表わすように選択
される。
【0027】本明細書に詳細を記す検出器アレイ18の
実施形態は、N=16列であるが、この発明は、より大
きい、またはより小さい数の列70を備えた検出器アレ
イ18の実施形態にも適用可能である。例えば、N>1
6をもつ実施形態は、センタラインのどちらの側にも8
列より多くの検出セルを備えている。こうした実施形態
は、本明細書に記載のN=16をもつ実施形態の1つと
同じシーケンスから開始して、検出セルの続く列が16
個の中央列を超えて延びる、厚み比率シーケンスをもっ
た列を備えているものを含むが、それらに限定されるも
のではない。ただし、この発明は、N≧16の場合、ま
たは本明細書に記載される特定の厚み比率パターンだけ
に限定されてはいない。
【0028】上記の説明から、いくつかの実施形態で、
相当の余分なコンポーネントの複雑性または追加のコス
トをともなうことなく、Z軸解像度(すなわち、スライ
スの厚み)およびスキャン範囲が改善されることが明ら
かである。いくつかの実施形態では、臨床的適用で有利
に使用することのできる、さらなるデータ獲得でのフレ
キシビリティが提供される。
【0029】この発明について、詳細に例示して説明し
てきたのであるが、これは例示および例としてのみ意図
されたものであり、制約として受け取られるべきもので
はないことを、明確に理解されたい。さらに、本明細書
に記載のCTシステムは、X線源および検出器がガント
リとともに回転する「第三世代」システムである。個々
の検出素子が任意のX線ビームに対して充分に一様な反
応をするように修正されれば、検出器が固定されたフル
・リング検出器で、X線源だけがガントリとともに回転
する「第四世代」システムを含め、他の多くのCTシス
テムを使用することができる。また、本発明は、軸方向
スキャンまたはヘリカル・スキャンのいずれか、あるい
はその両タイプのスキャンを実行するシステムで使用す
ることができる。したがって、この発明の趣旨および範
囲は、添付請求項の範囲の条件(term)のみによっ
て限定されるべきものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】CT撮像システムの絵画的図である。
【図2】図1に示されるシステムのブロック概略図であ
る。
【図3】CTシステム検出器アレイの透視図である。
【図4】図3に示される検出器アレイの検出器モジュー
ルの1つの透視図である。
【図5】4スライス・モードにおける図4の検出器モジ
ュールの様々な構成の図である。
【図6】不等な列の厚みをもち、各検出素子が1つのフ
ォトダイオード、および関連するフォトダイオードと同
等の厚みをもった1つのシンチレータ・セルを備えた、
マルチ・スライス検出器アレイの側断面の図である。
【図7】図6に示されるマルチ・スライス検出器アレイ
に適した検出器モジュールのシンチレータ・アレイの上
面図である。
【図8】CT撮像システムで使用される、図1および図
2に示されたX線源、テーブル、および患者に関係する
図6の検出器アレイでの列の相対的配向および位置決め
を示す簡略な側面図である。
【図9】不等な列の厚みをもち、各検出素子が1つのシ
ンチレータ・セル、ならびに関連するシンチレータ・セ
ルからのシンチレーションを表わす単一出力を生成する
ようにハード配線された1つまたは複数のダイオードを
備えている、マルチ・スライス検出器アレイの側断面の
図である。
【図10】不等な列の厚みをもち、列がフォトダイオー
ドのセットをハード配線することによって作られてい
る、マルチ・スライス検出器アレイの側断面の図であ
る。
【符号の説明】
10 マルチ・スライスCT撮像システム 12 ガントリ 14 X線源 16 X線ビーム 18 検出器アレイ 20 検出素子 22 医療患者 24 アイソセンタ 26 制御メカニズム 28 X線コントローラ 30 ガントリ・モータ・コントローラ 32 データ獲得システム(DAS) 34 画像再構成装置 36 コンピュータ 38 大容量記憶デバイス 40 オペレータ・コンソール 42 陰極線管ディスプレイ 44 テーブル・モータ・コントローラ 46 テーブル 48 ガントリ・オープニング 50 検出器モジュール 52 高密度の半導体感知アレイ 54 多次元シンチレータ・アレイ 56 フォトダイオード 58 スイッチ・アレイ 60 デコーダ 62 フォトダイオード出力ライン 64、66 スイッチ装置 68 電気ケーブル 70 列 72、74 検出素子の列 76、78 N/2個の列のセット 80 シンチレータ・セル 82 フォトダイオード・セル 84 X線コリメータ 86 プレ患者コリメータ 88 シンチレータ列 90 ハード配線接続 92 単一出力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フイ・デイビッド・ヒー アメリカ合衆国・53188・ウィスコンシン 州・ワウケシャ・リンカーンシャー コー ト・2806 (72)発明者 ジョージ・エドワード・ポッシン アメリカ合衆国・12309・ニューヨーク 州・スケネクタディ・アルゴンキン ロー ド・2361 (72)発明者 デイビッド・マイケル・ホフマン アメリカ合衆国・53151・ウィスコンシン 州・ニュー ベルリン・サニービュー ド ライブ・13311 (72)発明者 ガイ・エム・ベッソン アメリカ合衆国・53213・ウィスコンシン 州・ワウワトサ・ロックウェイ プレイ ス・8213 (72)発明者 ロバート・センジグ アメリカ合衆国・53022・ウィスコンシン 州・ジャーマンタウン・ティンバーライ ン・ウエスト164 ノース10535 (72)発明者 ショロム・エム・アッケルスバーク アメリカ合衆国・53045・ウィスコンシン 州・ブルックフィールド・バートレット ドライブ・20970

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出器アレイ(18)、および、被写体
    (22)を透過して検出器アレイに向かうX線の扇形ビ
    ーム(16)を放射するように構成されたX線源(1
    4)を備え、前記検出器アレイが異なる厚みの列を含む
    検出素子の複数の列(70)を有するマルチ・スライス
    CT撮像システム(10)を使用して、被写体の画像を
    収集する方法であって、 X線の扇形ビームに被写体を透過させ、、 異なる厚みをもった列も含めた検出器アレイの列を選択
    的に組み合わせて、被写体の少なくとも1つの画像スラ
    イスを表わすデータを得ることを含む方法。
  2. 【請求項2】 検出器アレイ(18)の列(70)を選
    択的に組み合わせることが、前記検出器アレイの列を同
    等の厚みをもった複数のグループに選択的に組み合わせ
    ることを含み、前記グループのすべてが同じ数の列を含
    むのではなく、列の各グループに対応するデータを得る
    ために、列の各グループが前記被写体(22)の画像ス
    ライスに対応する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 検出器アレイ(18)、被写体(22)
    を透過して検出器アレイに向かうX線の扇形ビーム(1
    6)を放射するように構成されたX線源(14)、およ
    び、X線ビームの厚みを制限するように構成されたプレ
    患者コリメータ(86)を備え、前記検出器アレイが異
    なる厚みの列を含む検出素子(20)の複数の列(7
    0)を有する、マルチ・スライスCT撮像システム(1
    0)を使用して、被写体(22)の画像を収集する方法
    であって、検出器アレイの少なくとも1列にX線の扇形
    ビームが一部だけ入射するように、X線ビームの厚みを
    選択的に制限し、 X線の扇形ビームに被写体を透過させ、 X線の扇形ビームが一部だけ入射する検出器アレイの少
    なくとも1列を含め、検出器アレイの複数の列からの画
    像データを含む被写体の画像データを収集することを含
    む方法。
  4. 【請求項4】 被写体(22)の画像データを収集する
    ことが、 複数の画像スライスを表わすデータを収集することを含
    み、前記画像スライスのうち少なくとも1つが、X線の
    扇形ビーム(16)が一部だけ入射する検出器アレイ
    (18)の少なくとも1つの列を表わすデータを含み、 X線ビームの厚みを選択的に制限することが、 一部だけ入射のあった検出器列からのデータをもったス
    ライスを含む複数の画像スライスを表わすデータが同等
    の厚みの画像スライスを表わすように、X線ビームの厚
    みを選択することを含む請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 検出素子(20)の複数の列(70)を
    含み、前記すべての列が同等の厚みをもつのではないマ
    ルチ・スライス撮像システム(10)用の検出器アレイ
    (18)。
  6. 【請求項6】 前記列70が、隣接する列の隣接するグ
    ルーピングを構成するように選択された厚みをもち、前
    記隣接するグルーピングが同等の厚みをもち、前記グル
    ーピングのすべてが同一数の列をもつのではない請求項
    5に記載の検出器アレイ(18)。
  7. 【請求項7】 検出器アレイ(18)のセンタライン周
    辺にN/2個のミラー・イメージ・セット(76、7
    8)として配置されたN個の列(70)をもち、その各
    セットが、前記検出器アレイのセンタラインからの距離
    に応じた非減少傾向の厚みをもつ順序で配置された列を
    有する請求項5に記載の検出器アレイ。
  8. 【請求項8】 センタラインから開始する選択された複
    数の隣接する列(70)の厚みの合計が隣接する次の列
    の厚みと同等になるように、N/2個の列の各セット
    (76、78)が、センタラインからの距離と共に厚み
    を増すバイナリ・シーケンスをもった列を含んでいる請
    求項7に記載の検出器アレイ(18)。
  9. 【請求項9】 N/2個の列の各セット(76、78)
    での列が、センタラインから開始して始めから順に1:
    1:2:4:8:16:32となる厚み比率のシーケン
    スをもっている請求項8に記載の検出器アレイ(1
    8)。
  10. 【請求項10】 N/2個の列の各セット(76、7
    8)での列が、センタラインから開始して始めから順に
    1:1.5:2.5:2.5:2.5:2.5:2.
    5:5となる厚み比率のシーケンスをもっている請求項
    7に記載の検出器アレイ(18)。
  11. 【請求項11】 N/2個の列の各セット(76、7
    8)での列が、センタラインから開始して始めから順に
    1:1:2:2:2:2:2:4となる厚み比率のシー
    ケンスをもっている請求項7に記載の検出器アレイ(1
    8)。
  12. 【請求項12】 N/2個の列(76、78)の各セッ
    トでの列が、センタラインから開始して始めから順に
    1:1:2:2:2:2:10:20となる厚み比率の
    シーケンスをもっている請求項7に記載の検出器アレイ
    (18)。
  13. 【請求項13】 前記検出素子(20)のそれぞれが、
    1つのフォトダイオード・セル(82)および1つの関
    連するシンチレータ・セル(80)を含み、前記フォト
    ダイオード・セルが、前記の関連するシンチレータ・セ
    ルからのシンチレーションのみを検出するように構成さ
    れている請求項5に記載の検出器アレイ(18)。
  14. 【請求項14】 前記フォトダイオード・セル(82)
    が、厳密に1つのフォトダイオード(56)を含んでい
    る請求項13に記載の検出器アレイ(18)。
  15. 【請求項15】 前記フォトダイオード・セル(82)
    が、相互接続された複数のフォトダイオード(56)を
    含み、前記の関連するシンチレータ・セル(80)から
    のシンチレーションを表わす単一出力(92)を生成す
    る請求項13に記載の検出器アレイ(18)。
  16. 【請求項16】 前記検出素子(20)のそれぞれが、
    複数のフォトダイオード・セル(82)および同一複数
    の関連するシンチレータ・セル(80)を含み、前記複
    数のフォトダイオード・セルが相互接続されて、前記の
    関連する同一複数のシンチレータ・セルが発生したシン
    チレーションを表わす単一出力(92)を生成する請求
    項13に記載の検出器アレイ(18)。
  17. 【請求項17】 請求項5に記載の検出器アレイ(1
    8)、およびX線源(14)と前記検出器アレイの間に
    ある被写体(22)を透過して、前記検出器アレイに向
    けてX線の扇形ビーム(16)を放射するように構成さ
    れたX線源を含む、CT撮像システム(10)であっ
    て、さらに、画像スライスを表わすデータを得るため
    に、前記検出器アレイの隣接する列(70)のグルーピ
    ングを組み合わせるように、選択的に構成可能なシステ
    ム。
  18. 【請求項18】 前記検出器アレイ(18)の前記列
    (70)が、隣接する列の隣接するグルーピングを提供
    するように選択された厚みをもち、前記の隣接するグル
    ープが同等の厚みをもち、前記グループのすべてが同数
    の列をもつのではなく、スキャンの間に複数の画像スラ
    イスを表わすデータを獲得するために前記の隣接するグ
    ルーピングを選択するように選択的に構成可能なマルチ
    ・スライス画像システムである請求項17に記載のCT
    撮像システム(10)。
  19. 【請求項19】 前記検出器アレイが、検出器アレイ
    (18)のセンタライン周辺にN/2個のスライスのの
    ミラー・イメージ・セット(76、78)として配置さ
    れたN個の列(70)をもち、前記の各セットが、前記
    検出器アレイでのセンタラインからの距離に応じた非減
    少傾向の厚みを有する順番に構成された列をもつ請求項
    17に記載のCT撮像システム(10)。
  20. 【請求項20】 センタラインから開始する選択された
    複数の隣接する列(70)の厚みの合計が、隣接する次
    の列の厚みと同等になるように、N/2個の列の各セッ
    ト(76、78)が、前記検出器アレイ(18)のセン
    タラインからの距離と共に厚みを増すバイナリ・シーケ
    ンスをもった列を含む請求項19に記載のCT撮像シス
    テム(10)。
  21. 【請求項21】 N/2個の列(76、78)の各セッ
    トでの列が、前記検出器アレイ(18)のセンタライン
    から開始して始めから順に1:1:2:4:8:16:
    32となる厚み比率のシーケンスをもつ請求項20に記
    載のCT撮像システム(10)。
  22. 【請求項22】 N/2個の列(76、78)の各セッ
    トでの列が、前記検出器アレイ(18)のセンタライン
    から開始して始めから順に1:1.5:2.5:2.
    5:2.5:2.5:2.5:5となる厚み比率のシー
    ケンスをもつ請求項19に記載のCT撮像システム(1
    0)。
  23. 【請求項23】 N/2個の列(76、78)の各セッ
    トでの列が、前記検出器アレイ(18)のセンタライン
    から開始して始めから順に1:1:2:2:2:2:
    2:4となる厚み比率のシーケンスをもつ請求項19に
    記載のCT撮像システム(10)。
  24. 【請求項24】 N/2個の列(76、78)の各セッ
    トでの列が、前記検出器アレイ(18)のセンタライン
    から開始して始めから順に1:1:2:2:2:2:1
    0:20となる比率のシーケンスをもつ請求項19に記
    載のCT撮像システム(10)。
  25. 【請求項25】 前記検出素子(20)のそれぞれが、
    1つのフォトダイオード・セル(82)および1つの関
    連するシンチレータ・セル(80)を含み、前記フォト
    ダイオード・セルが、前記の関連するシンチレータ・セ
    ルからのシンチレーションのみを検出するように構成さ
    れている請求項17に記載のCT撮像システム(1
    0)。
  26. 【請求項26】 前記フォトダイオード・セル(82)
    が、厳密に1つのフォトダイオード(56)を含んでい
    る請求項25に記載のCT撮像システム(10)。
  27. 【請求項27】 前記フォトダイオード・セル(82)
    が、相互接続された複数のフォトダイオード(56)を
    含み、前記の関連するシンチレータ・セル(80)から
    のシンチレーションを表わす単一出力(92)を生成す
    る請求項25に記載のCT撮像システム(10)。
  28. 【請求項28】 前記検出素子(20)のそれぞれが、
    複数のフォトダイオード・セル(82)および同一複数
    の関連するシンチレータ・セル(80)を含み、前記複
    数のフォトダイオード・セルが相互接続されて、前記の
    関連する同一複数のシンチレータ・セルが発生したシン
    チレーションを表わす単一出力(92)を生成する請求
    項25に記載のCT撮像システム(10)。
  29. 【請求項29】 X線の扇形ビーム(16)の厚みを選
    択的に制限するように構成されたプレ患者コリメータ
    (86)をさらに含む請求項17に記載のCT撮像シス
    テム(10)。
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