JP2001218742A - 赤外線体温計 - Google Patents

赤外線体温計

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JP2001218742A
JP2001218742A JP2000031958A JP2000031958A JP2001218742A JP 2001218742 A JP2001218742 A JP 2001218742A JP 2000031958 A JP2000031958 A JP 2000031958A JP 2000031958 A JP2000031958 A JP 2000031958A JP 2001218742 A JP2001218742 A JP 2001218742A
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infrared
ear
temperature
infrared thermometer
equilibrium
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JP2000031958A
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Yutaka Muramoto
裕 村本
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Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】閉鎖された測定部の熱平衡状態の体温(平衡体
温)を予測して測定することで、測定状態に左右されず
に正確な体温を短時間で測定できる赤外線体温計を提供
すること。 【解決手段】本発明の赤外線体温計1は、生体の閉鎖さ
れた測定部(耳内、口腔、腋下)からの赤外線の強度を検
出する赤外線センサー5を有し、前記赤外線センサー5
からの経時的な赤外線検出信号から得られる実測体温上
昇率に基づき、平衡体温をCPU13で予測演算し、表示
器15に表示することで、外気温や測定状態(プローブ
部の測定部位での状態)に左右されない、安定した体温
(平衡体温)を短時間で測定できるように構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体から発せられ
る赤外線を検出して体温を測定する赤外線体温計に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、病院等の医療機関や家庭などで体
温の測定を行う体温計として、耳内(外耳道内)にプロ
ーブ部を挿入し、耳内の各部から放射される赤外線(熱
線)を検出し、その赤外線の強度によって耳内の検温を
行う赤外線体温計が提案され、普及が始まっている。
【0003】このような赤外線体温計で測定される耳内
温度は、外気の温度の影響を受ける。すなわち、外気の
温度が低い場合には、耳道の入り口に近い部分が外気に
より冷やされているので、その分だけ放射される赤外線
量が減り、耳内温度は低く計測される。一方、外気の温
度が比較的高く、体温との差が小さいときには、そのよ
うな外気の影響は小さい。更に、同じ外気の温度の環境
においても、赤外線体温計のプローブ部の耳内での向き
と耳内への挿入の深さが異なることにより、測定の度
に、耳内の異なる部分の温度が測定され耳内温度の値が
ばらつくことがある。
【0004】また、病院等の医療機関や家庭などでは、
従来から、腋下や口腔の検温を行う体温計として、接触
型センサー(サーミスターなど)を用いた電子体温計が広
く普及している。このような電子体温計では、測定部位
を閉じて閉鎖空間を作り、そこでの安定した熱平衡状態
の体温(平衡体温)を測定するが、測定部位の閉鎖空間が
熱平衡状態に達するには(すなわち、平衡体温の計測に
は)、体温計を測定部位に装着してから、通常、腋下で
は約10分、口腔では約5分の時間を要する。このた
め、電子体温計のプローブ部(センサー部)の初期熱応答
特性、すなわち、測定される初期の実測体温上昇カーブ
から、平衡体温を予測することで測定時間を短縮できる
予測式電子体温計も普及している。腋下や口腔の検温で
の、より一層の予測時間の短縮、すなわちより一層の測
定時間の短縮が望まれているが、腋下や口腔で検温する
場合、従来の接触型センサーによるプローブ部で安定し
た速い熱応答を得るには、限界がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、測定
部の熱平衡状態の体温(平衡体温)を予測して測定するこ
とで、測定状態に左右されずに正確な体温値を短時間で
測定できる赤外線体温計を提供することを目的とする。
特に、耳内の検温については、従来の赤外線体温計に比
べて外気の温度や耳内でのプローブ部の状態に左右され
ないで正確な体温を測定できることを目的とし、腋下と
口腔での検温では、従来の電子体温計に比べて予測時間
を短縮することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(12)の発明により達せられる。
【0007】(1)生体の測定部からの赤外線の強度を
検出する赤外線検出手段を有し、前記赤外線検出手段か
らの赤外線検出信号に基づいて前記測定部の温度を測定
する赤外線体温計において、経時的な前記赤外線検出信
号に基づいて、前記測定部の平衡温度を予測演算し、前
記平衡温度を表示することを特徴とする赤外線体温計。
【0008】(2)前記予測演算は、経時的な前記赤外
線検出信号から導出される経時的な温度信号の変化に基
づいて演算される上記(1)に記載の赤外線体温計。
【0009】(3)前記赤外線検出手段は、プローブ部
の先端に設けられることを特徴とする上記(1)または
上記(2)に記載の赤外線体温計。
【0010】(4)前記赤外線検出手段は、熱絶縁性中
空パイプで支持することを特徴とする上記(3)に記載
の赤外線体温計。
【0011】(5)前記赤外線検出手段は、プローブ部
の後端に設けられることを特徴とする上記(1)または
上記(2)に記載の赤外線体温計。
【0012】(6)前記プローブ部の内側にライトガイ
ドが設けられることを特徴とする上記(5)に記載の赤
外線体温計。
【0013】(7)前記測定部の実測温度を表示できる
ことを特徴とする上記(1)ないし上記(6)のいずか
に記載の赤外線体温計。
【0014】(8)前記測定部が、耳内であることを特
徴とする上記(1)ないし上記(7)のいずれかに記載
の赤外線体温計。
【0015】(9)前記プローブ部の外側に熱絶縁部が
設けられていることを特徴とする上記(8)に記載の赤
外線体温計。
【0016】(10)前記測定部が、腋下であることを
特徴とする上記(1)ないし上記(7)のいずれかの赤
外線体温計。
【0017】(11)前記測定部が、口腔であることを
特徴とする上記(1)ないし上記(7)に記載の赤外線
体温計。
【0018】(12)耳内からの赤外線の強度を検出し
て前記耳内の温度を測定する赤外線体温計において、耳
内を閉鎖空間とするための閉鎖手段を有し、前記閉鎖さ
れた耳内から経時的に検出される赤外線の強度に基づい
て、前記耳内の平衡温度を予測演算し、前記平衡温度を
表示することを特徴とする赤外線体温計。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の赤外線体温計を添
付図面に示す好適実施例に基づいて説明する。
【0020】図1は、耳に装着された状態の本発明の第
1実施例の赤外線体温計の概略図である。図2は、本発
明の実施例の赤外線体温計を耳に装着した場合に検出さ
れる実測の耳内温度(耳内体温)の耳内平衡温度に至る時
間変化を示す図である。また、図3は、本発明の実施例
の赤外線体温計の予測方式の説明に用いられる図であ
る。図4は、本発明の実施例の赤外線体温計の表示部の
表示形態を示す図である。図5、図6、図7は、それぞ
れ、耳に装着した状態の本発明の第2実施例、第3実施
例、第4実施例の赤外線体温計の概略図である。また、
図8と図9は、それぞれ、本発明の赤外線体温計の第5
実施例、第6実施例であるが、これらは腋下・口中(口
腔)に適用する場合の実施例である。図10は、従来の
接触型センサーを備える予測式電子体温計と非接触型セ
ンサー(赤外線センサー)を備える本発明の赤外線体温計
との実測体温上昇カーブの対比を示す図である。
【0021】まず、耳内の検温に適用する場合の本発明
の赤外線体温計について説明する。
【0022】図1にみるように、本実施例(第1実施例)
の、耳に適用した場合の赤外線体温計1は、耳内100
(耳道102)に挿入され赤外線を検出する赤外線センサ
ー5を内蔵するプローブ部3とプローブ部3の赤外線セ
ンサー5から出力される赤外線検出信号を処理して体温
値を演算し出力する信号処理部4を含む本体部2とが一
体的に構成される。このようなプローブ部・本体部の一
体型では、赤外線体温計1を手で把持し、そのまま耳内
に挿入し、温度測定の終了を待てば良いことから、使用
方法が単純で使いやすい。
【0023】プローブ部3は、基本構造として、耳内1
00(耳道102)の奥方向を向く先端付近に小型の赤外
線センサー5(赤外線検出手段)を搭載し、耳道入り口1
03に当接することで、この部分を塞ぐ熱絶縁部6(閉
鎖手段)を備えるが、さらに、赤外線センサー5を外部
から保護するためのセンサー保護カバー7とプローブ部
6が耳道に深く入り過ぎないように熱絶縁部6の後端に
耳道入り口の径より大きい径を有するフランジ8が設け
られている。耳内100では、熱産生が比較的小さい
(耳道102の血管の血流は少ない)ことから、耳内平衡
温度の測定には、耳内から外気への放熱が起きないよう
に耳内を閉鎖空間にするために、耳道入り口103の閉
鎖手段は重要である。センサー保護カバー7の先端部分
は、耳内からの赤外線を取り込むための赤外線を透過す
る窓23が設けられている。赤外線センサー5は、熱絶
縁部6から伸びる熱絶縁性の良い軽い材料からなる中空
のパイプ9により先端付近に支持されている。このよう
な熱絶縁性中空パイプ9を支持部材として用いること
で、赤外線センサー5に外気温の影響が伝播することを
防止できる。耳内から放射される赤外線の強度を検出す
る赤外線センサー5からの赤外線検出信号は、パイプ9
内を通るリード線31により信号処理部4に伝達され
る。尚、プローブ部3には、赤外線センサー5の温度を
基準温度として測定するために、サーミスターなど接触
型センサー(図示せず)が、赤外線センサー5と共に搭載
される場合もある。また、本実施例の中での、赤外線セ
ンサー5は、サーモパイル型、ボロメータ型、焦電型の
いずれも可能であり限定されない。
【0024】信号処理部4は、AMP(増幅器)11、A/D
変換器12、CPU13、報知器14、表示器15から構
成されている。
【0025】CPU13のメモリーには、赤外線センサー
5が受光した赤外線の量(赤外線信号)に応じて温度が求
まる赤外線−温度変換テーブルが内蔵されている。この
赤外線−温度変換テーブルは、赤外線センサー5の個々
の特性に合うように、体温計生産時に、予め標準黒体炉
を用いての較正過程で作成され、CPU13のメモリーに
格納される。後述の予測演算に用いられるパラメーター
も、同様に、体温計生産時に、CPU13のメモリーに格
納される。
【0026】図2は、本発明の実施例の構造を備える赤
外線体温計1を耳に装着(プローブ部3を耳内に挿入)し
てからの経過時間を横軸に、赤外線体温計1で測定した
耳内実測温度を縦軸として、耳内実測温度が経過時間と
もに熱平衡状態(耳内平衡温度)に至る様子、すなわち、
実測温度上昇カーブの概略を描いたグラフである。グラ
フAは、外気温度が低い場合であり、グラフBは外気温
度が高い場合(比較的体温に近い外気温度)である。
【0027】耳道入り口103は、赤外線体温計1の熱
絶縁部6(閉鎖手段)で塞がれ、耳内は閉鎖空間に形成さ
れることから、外気温度の高低にかかわらず、実測の耳
内温度は、やがては、熱平衡状態(耳内平衡温度)に至る
が、それまでの経過は、外気温度の高低により異なって
いることが分かる。すなわち、外気温度が低い場合(グ
ラフA)には、耳道入り口103から耳道内部に至る部
分で耳道102が冷えており、測定された実測の耳内温
度は、プローブ部3の挿入直後の温度の低い状態から安
定した耳内平衡温度Tjhに至るには、比較的、長い時間
(図2のt2)を要する。一方、外気温が高い場合(グラフ
B)には、比較的、短い時間(図2のt1)で耳内平衡温度T
jhに達する。プローブ部3の耳内への挿入後、耳内平衡
温度Tjhに至るまでの時間は、通常の外気温度の変化の
範囲では、約1〜7分の幅をもつ。
【0028】耳内平衡温度Tjhは、耳内が熱平衡状態で
測定される温度であり、熱平衡状態では耳内100の各
部(鼓膜101、耳道102)の温度は均一化され、外気
温度に左右されない安定した温度になっていることか
ら、プローブ部3の挿入時の入れ方(深さ、角度)による
影響を受けない。従って、耳内温度としては耳内平衡温
度を求めることが重要である。
【0029】従来の瞬時測定のみを行う耳式の赤外線体
温計では、耳内に体温計のプローブ部3を挿入した後の
比較的早い段階(図2の例えばt0)で測定するので、測定
で得られる実測の耳内温度に、外気温度の高低に依存し
たばらつき(図2のTjA,TjB)が生じる。そして、通常、
耳内平衡温度は、赤外線体温計1を耳道挿入後の瞬時に
測定される耳内温度に比べて高い値となることから、従
来の耳式の赤外線体温計は、耳内平衡温度より、低い耳
内温度が測定されることになる。
【0030】本発明は、赤外線体温計1を耳内100
(耳道102)に挿入すると共に耳道入り口103を熱絶
縁部6(閉鎖手段)で塞ぎ耳内を閉鎖空間とし、この状態
での実測の耳内温度の上昇情報から、耳内平衡温度を予
測演算して求めることを特徴とする。
【0031】図3を用いて、本実施例の予測演算を説明
する。本実施例での予測演算は、次式の通り、測定時点
(プローブ部を耳内に挿入してからの経過時間)tでの耳
内実測温度Tj(t)に、その時点での上乗せ量U(t)を加算
して、耳内平衡温度Tjhを予測演算する。 Tjh=Tj(t)+U(t) … (1)
【0032】測定時点tで、耳内実測温度が低く、耳内
平衡温度との差が大きい場合(上乗せ量を大きくとる必
要がある場合)には、通常、急速に耳内実測温度が上昇
している。また、逆に、耳内実測温度が高く、耳内平衡
温度との差が小さい場合(上乗せ量を小さくとる必要が
ある場合)には、通常、緩慢に耳内実測温度が上昇して
いる。従って、本実施例では、測定時点tでの上乗せ量U
(t)は、耳内実測温度の測定時点tの直前で演算される実
測温度上昇率(△Tj/△t)に比例すると仮定して、 U(t)=A0*(△Tj/△t) … (2) とする。ここで、A0は、予め収集されたデータに基づい
て予測が正確に行われるように最適化されているパラメ
ーターである。さらに、上乗せ量U(t)の精度を上げるた
めには、実測温度上昇率(△Tj/△t)の係数等の経過時間
tの依存性を、考慮して、 U(t)=(A*t+B)*(△Tj/△t)+(C*t+D) … (3) とすることもできる。ここでも、A,B,C,Dは、予め収集
されたデータに基づいて予測が正確に行われるように最
適化されているパラメーターである。
【0033】次に、本実施例での赤外線体温計1の動作
を、図1をもとに説明する。本実施例の赤外線体温計1
は、プローブ部3が耳内100(耳道102)に挿入され
た後、耳内100(鼓膜101や耳道102)から放射さ
れる赤外線の強度を赤外線センサー5で経時的に時々刻
々検出し、検出された赤外線検出信号は、リード線31
を通って、信号処理部4の中のAMP(増幅器)11で増幅
され、A/D変換器12でデジタル信号に変換され、CPU
13に入力される。CPU13では、入力された赤外線検
出信号をメモリーに格納されている赤外線−温度変換テ
ーブルを用いて温度信号に変換し、実測の耳内温度Tjが
演算される。これらの実測耳内温度Tjは、数秒にわたっ
てCPU13のメモリーに記憶される。さらに、CPU13で
は、記憶されている過去の実測耳内温度を用いて測定時
点tの直前での実測温度上昇率(△Tj/△t)が演算され、
メモリーに予め格納されているパラメーター(A0 もしく
はA,B,C,D)を用いて、(2)式もしくは(3)式を利用して、
上乗せ量U(t)が演算される。そして、演算された上乗せ
量U(t)と測定時点tでの実測温度Tj(t)を用いて、(1)式
に従って、耳内平衡温度Tjhの予測演算がなされる。こ
のような予測演算は、時々刻々なされるが、後述の測定
終了の条件が満たされた時には、信頼できる耳内平衡温
度が予測演算により得られたとして、測定が終了する。
そして、この測定の終了は報知器14により報知(ブザ
ー、音声、振動など)され、最終的に得られた信頼でき
る耳内平衡温度Tjhが、表示器15に表示される。この
ような、予測演算方式による体温測定を行うことで、耳
内平衡温度は、測定を開始(プローブ部を耳内に挿入)し
てから、短時間(5秒から10秒)で測定を終了させ、表
示器15に耳内平衡温度を表示することができる。信頼
できる平衡温度が得られる条件、すなわち、測定の終了
の条件は、本実施例では、 実測温度の上昇率が所定の閾値以下となる。 予測された平衡温度の安定性(ばらつき)が所定の範
囲以下となる。 の両方が共に確認された時点となっている。しかし、こ
れらのいずれかが確認された時点とすることもでき
るし、また、以外の条件(例えば、経過時間の条件
等)を、更に設けることもできる。
【0034】図4は、本実施例の表示器15の表示形態
である。本実施例の赤外線体温計1の表示器15では、
予測演算された耳内平衡温度だけでなく、時々刻々測定
される実測(瞬時測定)の耳内温度も、モードを切り替え
ることで表示できる表示形態を備えており、表示されて
いる体温値が、いずれものであるかは、体温値と共に表
示されるマーク16(実測マーク)、17(予測マーク)の
点灯もしくは点滅により区別できるようになっている。
【0035】図5は、本発明の第2実施例の赤外線体温
計1を耳に装着した状態の概略図である。この実施例の
赤外線体温計1は、第1実施例と同じくプローブ部3と
信号処理部4を含む本体2が一体的となる構造を有する
が、第1実施例とは異なり、赤外線センサー5はプロー
ブ部3の後端に位置している。そして、プローブ部3の
先端から後端の赤外線センサー5までの間の内側に、耳
内100から放射される赤外線を損失なく導くライトガ
イド18が設けられている。このように赤外線センサー
5をプローブ部3の後端に位置させ、赤外線センサー5
の前方にライトガイド18を設ける場合、ライトガイド
18を含むプローブ部3の先端部分での熱容量は、第1
実施例のセンサー部保護カバー7の熱容量に比べて一般
に大きくなることから、赤外線センサー5の熱応答は、
第1実施例の場合よりも遅くなる。しかし、第1実施例
の場合と異なり、赤外線センサー5については、耳内1
00の挿入されるプローブ部3の先端に設ける必要がな
いことから、比較的大きいものを採用することが可能で
あり、赤外線センサー5及びその周辺構造について設計
上の制限が少ないという利点を有する。尚、プローブ部
3が耳内100に挿入された状態で、プローブ部3を経
由して耳内100からの放熱が起きないように(耳内を
閉鎖空間とするために)、プローブ部3の根元一帯には
熱絶縁材料できている熱絶縁部6を有し、これで耳道入
り口103が塞がれている(閉鎖手段)。
【0036】図6と図7は、それぞれ、本発明の第3実
施例と第4の実施例の赤外線体温計1を耳に装着した状
態の概略図である。これら第3と第4の実施例の赤外線
体温計1は、プローブ部3の構造は、第1実施例と同じ
だが、プローブ部3とAMP(増幅器)11、A/D変換器12
を含む信号処理部401を備える耳装着部201とCPU
13、報知器14、表示器15を含む信号処理部402
を備える本体部202が分離(セパレート)されている構
造を有する点が、第1実施例とは異なっている。また、
第3実施例と第4実施例は、共に、プローブ部3を含む
耳装着部201と本体部202が分離されたセパレート
型であるが、プローブ部3の赤外線センサー5で検出さ
れた赤外線検出信号の耳装着部201と本体部202の
間の伝播は、第3実施例では有線のコード19、第4実
施例では無線(電波など)20で行われるようになってい
る。
【0037】第3実施例と第4実施例では、このように
プローブ部3を含む耳装着部201と本体部202をセ
パレート型にすることで、耳装着部201をイヤホーン
形状の小型で軽量にすることができ、耳への負担を小さ
くできる。また、図6と図7にみるように、耳装着部2
01に、AMP(増幅器)11とA/D変換器12が内蔵されて
いるので、外来ノイズへの耐性を備えることができ、計
測の安定性が保たれている。なお、第4実施例の無線式
の場合には、第3実施例の場合の有線式と異なり、耳装
着部201の信号処理部401に送信器21、本体部2
02の信号処理部402に受信器22を備える必要があ
るが、第3実施例の有線式に比べ、測定中の拘束が少な
く、使い勝手がよい。
【0038】以上、耳に適用する場合の第2、第3、第
4の実施例について説明したが、説明中で指摘した相違
を除くその他の点(表示形態、信号処理、予測方式等)に
ついては、第1実施例と同じである。
【0039】次に、本発明の赤外線体温計を腋下と口中
(口腔)に適用する場合について、説明する。
【0040】腋下と口中においても、耳内の検温と同
様、検温に際して、体温計を測定部位に装着し、腋下で
は脇を閉じ、口中では口を閉じるなど、測定部位を閉じ
て閉鎖空間を作り、閉鎖空間で安定した熱平衡状態(平
衡温度)を得ることが重要である。
【0041】そして、本発明を腋下と口中に適用する場
合においても、耳内の検温の場合と同じく、図2と同じ
測定部位の実測温度のグラフ(実測体温上昇カーブ)が描
かれ、熱平衡状態(平衡温度)に至る過程は、測定時の外
気温の影響を受ける。すなわち、外気温が高い場合(比
較的体温に近い外気温)には、比較的早く熱平衡状態
(平衡温度)に至るが、外気温度が低い場合には、当初測
定部位が冷えていることから、熱平衡状態(平衡温度)に
至るのに時間を要する。
【0042】図8は、腋下・口中に適用する場合の本発
明の第5実施例の赤外線体温計の概略図である。第5実
施例は、赤外線センサー5をプローブ部3の先端に搭載
する場合であり、耳内の検温の場合の第1実施例に対応
する。耳内に適用される第1実施例では、図1にみるよ
うに、耳道を塞ぎ閉鎖空間を作るために、プローブ部3
の外側に耳道入り口103に当接する熱絶縁部4を備え
ていたが、第5実施例の、腋下・口中に適用する場合で
は、被測定者が測定部位を閉じるだけで、この目的は達
せられることから、プローブ部の外側に閉鎖空間を形成
するための熱絶縁部は備えていない。しかしながら、赤
外線センサー5を支える熱絶縁性中空のパイプ9を支持
すると共に赤外線センサー5への体温計内部を通して外
気温の影響が伝播することを防止するために熱絶縁部6
をプローブ部3の内側に備えている。また、第1実施例
では、プローブ部3が耳道に深く挿入されないためのフ
ランジ8を備えていたが、腋下と口中に適用する場合に
は、一般に、このようなフランジは必要ないことから、
第5実施例では、設けられていない。しかし、口中に使
用する場合に、必要に応じて設けることもできる。図9
は、本発明の赤外線体温計を腋下・口中に適用する場合
の第6実施例の概略図である。第6実施例では、赤外線
センサー5をプローブ部3の後端に搭載する場合であ
り、耳内の検温の場合の第2実施例に対応する。第6実
施例の場合も、第5実施例と同様、腋下・口中に適用さ
れることから、プローブ部の外側に閉鎖空間を形成する
ための熱絶縁部は備えていない。予測演算に関しては、
腋下・口中に適用される第5実施例と第6実施例につい
ても、耳内の場合と全く同様に、(2)式、もしくは、(3)
式で演算される上乗せ量Uを用いて、(1)式を演算して、
平衡温度Tjhが、プローブ部を測定部位に装着して後(測
定開始後)、早い段階で予測されるが、(2)式と(3)式の
パラメーター(A0 もしくはA,B,C,D)は、耳内、腋下、口
中の検温では、それぞれ異なる値が用いられる。
【0043】以上、腋下・口中に適用する場合の第5実
施例、第6実施例について説明したが、説明中で指摘し
た相違を除いたその他の点(表示形態、信号処理等)は、
それぞれ第1実施例、第2実施例と同じである。
【0044】図10は、接触型センサー(サーミスタ
ー、熱電対など)を用いる従来の電子体温計と非接触型
センサー(サーモパイル、ボロメーターなど)を用いる場
合の赤外線体温計との、センサーの初期熱応答の特性を
比較する図である。縦軸は、測定部温度であり、横軸
は、測定開始後(プローブ部を測定部位に装着して後)の
経過時間であり、グラフCは、サーミスターなどの接触
型センサーを用いて測定される初期の実測温度上昇カー
ブであり、グラフDは、サーモパイル、ボロメーターな
どの非接触型センサー(赤外線センサー)を用いて測定さ
れる実測温度上昇カーブを示している。途中のTj0とい
う同じ実測温度値に到達するまでの経過時間は、接触型
センサーの場合のグラフCではt2だが、非接触型センサ
ーの場合のグラフDではt1(<t2)であり、非接触型セン
サーの場合の方が速い応答特性をもつことが分かる。接
触型センサーは、温度を感知するために測定部位に接触
する必要があるが、この接触時に、センサーは測定部位
から熱を奪うため、測定部位が冷やされ測定初期の実測
温度カーブの立ち上がり部の熱応答が遅くなる。一方、
非接触型センサー(赤外線センサー)は、接触型センサー
のようにセンサーを接触させて測定部位から熱を奪うこ
とがないため、体温上昇カーブの立ち上がり部の応答を
速くできる。従って、一般に、前述の平衡温度の測定の
終了条件を、体温計を測定部位に装着してから、早
い段階で達成することができる。
【0045】尚、従来の予測式電子体温計に用いている
接触型センサーを小型化したり熱伝導性の良い材料を用
いることにより、熱容量を小さくして、熱応答が速くな
るように改良することも考えられるが、この場合には、
熱応答は、測定部位(腋下、口中)への接触型センサーの
接触状態の影響をより敏感に受ける。このため、実測温
度(体温)上昇カーブが不安定となりスムースなカーブを
得ることが難しくなり、実測温度上昇カーブの変化情報
から信頼できる平衡温度を予測演算することが、従来の
接触型センサーを用いる場合よりも難しくなる。従っ
て、このような改良された接触型センサーを用いる場合
にスムースな実測温度上昇カーブを得るためには、測定
部位に装着するプローブ部を動かさないように格段の注
意が必要となる。一方、非接触型センサーを用いる本発
明の赤外線体温計では、取り扱いに際して、このような
格段の注意は必要ではない。
【0046】このため、接触型センサーを用いた予測式
電子体温計と比べ、非接触型センサーを用いる本発明で
は、取り扱いが容易であり、かつ、予測時間が短縮さ
れ、測定時間の短縮がなされる。
【0047】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0048】生体の測定部からの赤外線の強度を検出す
る赤外線検出手段を有し、前記赤外線検出手段からの赤
外線検出信号に基づいて前記測定部の温度を測定する赤
外線体温計において、経時的な前記赤外線検出信号に基
づいて、前記測定部の平衡温度(平衡体温)を予測演算
し、前記平衡温度(平衡体温)を表示することにより、測
定状態に左右されずに正確な体温を短時間で測定できる
赤外線体温計を提供することができる。
【0049】そして、予測演算が、経時的な赤外線検出
信号から導出される経時的な温度信号の変化に基づいて
演算されることにより、精度良く平衡温度を予測でき
る。
【0050】また、赤外線検出手段が、プローブ部の先
端に設けられることで、熱応答を速くすることができ、
予測時間をより短縮できる。
【0051】そして、赤外線検出手段が、熱絶縁性中空
パイプで支持されることにより、測定部位に及ぼされる
外気の温度の影響を小さくでき、精度良く平衡温度を予
測できる。
【0052】更に、赤外線検出手段が、プローブ部の後
端に設けられる(耳内に挿入されない部分に設けられる)
ことで、赤外線検出手段およびその周辺構造は、設計上
の制限が少ないという利点を有する。
【0053】更に、赤外線検出手段がプローブ部の後端
に設けられる場合に、プローブ部の内側にライトガイド
を設けることで、耳内から放射される赤外線を損失なく
赤外線検出手段に導くことができ、精度良く赤外線を検
出することができる。
【0054】更に、測定部の実測温度(実測体温)を表示
できることにより、利用範囲が広くなる。
【0055】更に、耳内温度の検温に用いることで、外
気の温度や耳内でのプローブ部の状態(向き)に左右され
ないで正確な体温を測定できる。
【0056】また、耳内温度の検温に用いる場合に、プ
ローブ部の外側に熱絶縁部を設けることで、プローブ部
を経由する耳内からの放熱を防ぎ、耳内を閉鎖空間にで
き、精度良く平衡温度を予測できる。
【0057】更に、腋下・口腔での検温に用いること
で、従来の接触型センサーを用いる予測式の電子体温計
に比べて、予測時間を短縮することができる。
【0058】そして、耳内からの赤外線の強度を検出し
て前記耳内の温度を測定する赤外線体温計において、耳
内を閉鎖空間とするための閉鎖手段を有し、前記閉鎖さ
れた耳内から経時的に検出される赤外線の強度に基づい
て、前記耳内の平衡温度を予測演算し、前記平衡温度を
表示することで、閉鎖空間としての耳内の実測温度は、
よりすみやかに安定して平衡温度に向かうことから、す
みやかに、精度の良い平衡耳内温度を予測することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例(耳に適用)の赤外線体温計
の概略図である。
【図2】本発明の赤外線体温計を耳に装着した場合に実
測される耳内温度の耳内平衡温度に至る時間変化(耳内
の実測温度上昇カーブ)を示す図である。
【図3】本発明の実施例の赤外線体温計の予測演算の説
明に用いられる図である。
【図4】本発明の実施例の赤外線体温計の表示部の表示
形態を示す図である。
【図5】本発明の第2実施例(耳に適用)の赤外線体温計
の概略図である。
【図6】本発明の第3実施例(耳に適用)の赤外線体温計
の概略図である。
【図7】本発明の第4実施例(耳に適用)の赤外線体温計
の概略図である。
【図8】本発明の第5実施例(腋下・口中に適用)の赤外
線体温計の概略図である。
【図9】本発明の第6実施例(腋下・口中に適用)の赤外
線体温計の概略図である。
【図10】接触型センサーと非接触型センサーを用いた
体温計による測定部の実測温度の時間変化(測定部位の
実測温度上昇カーブ)を示す図である。
【符号の説明】
1…赤外線体温計 100…耳内 101…鼓膜 102…耳道 103…耳道入り口 11…AMP(増幅器) 12…A/D変換器 13…CPU 14…報知器 15…表示器 16…予測マーク 17…実測マーク 18…ライトガイド 19…コード 2…本体部 20…無線 21…送信器 22…受信器 23…窓 201…耳装着部 202…本体部 3…プローブ部 31…リード線 4…信号処理部 401…信号処理部 402…信号処理部 5…赤外線センサー 6…熱絶縁部 7…センサー保護カバー 8…フランジ 9…絶縁中空パイプ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生体の測定部からの赤外線の強度を検出す
    る赤外線検出手段を有し、前記赤外線検出手段からの赤
    外線検出信号に基づいて前記測定部の温度を測定する赤
    外線体温計において、経時的な前記赤外線検出信号に基
    づいて、前記測定部の平衡温度を予測演算し、前記平衡
    温度を表示することを特徴とする赤外線体温計。
  2. 【請求項2】前記予測演算は、経時的な前記赤外線検出
    信号から導出される経時的な温度信号の変化に基づいて
    演算される請求項1に記載の赤外線体温計。
  3. 【請求項3】前記赤外線検出手段は、プローブ部の先端
    に設けられることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の赤外線体温計。
  4. 【請求項4】前記赤外線検出手段は、熱絶縁性中空パイ
    プで支持することを特徴とする請求項3に記載の赤外線
    体温計。
  5. 【請求項5】前記赤外線検出手段は、プローブ部の後端
    に設けられることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の赤外線体温計。
  6. 【請求項6】前記プローブ部の内側にライトガイドが設
    けられることを特徴とする請求項5に記載の赤外線体温
    計。
  7. 【請求項7】前記測定部の実測温度を表示できることを
    特徴とする請求項1ないし請求項6に記載の赤外線体温
    計。
  8. 【請求項8】前記測定部が、耳内であることを特徴とす
    る請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の赤外線体
    温計。
  9. 【請求項9】前記プローブ部の外側に熱絶縁部が設けら
    れていることを特徴とする請求項8に記載の赤外線体温
    計。
  10. 【請求項10】前記測定部が、腋下であることを特徴と
    する請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の赤外線
    体温計。
  11. 【請求項11】前記測定部が、口腔であることを特徴と
    する請求項1ないし請求項7に記載の赤外線体温計。
  12. 【請求項12】耳内からの赤外線の強度を検出して前記
    耳内の温度を測定する赤外線体温計において、耳内を閉
    鎖空間とするための閉鎖手段を有し、前記閉鎖された耳
    内から経時的に検出される赤外線の強度に基づいて、前
    記耳内の平衡温度を予測演算し、前記平衡温度を表示す
    ることを特徴とする赤外線体温計。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008276314A (ja) * 2007-04-25 2008-11-13 Canon Electronics Inc 情報処理装置、情報処理方法
US8123401B2 (en) 2006-04-21 2012-02-28 Covidien Ag Probe cover having a blackbody
USRE43745E1 (en) 2005-11-23 2012-10-16 Tyco Healthcare Group Lp Tympanic thermometer probe cover with film support mechanism
WO2022091461A1 (ja) 2020-10-29 2022-05-05 横浜ゴム株式会社 ミラーシステムおよび航空機用化粧室ユニット

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