JP2001218049A - 画像処理装置、画像処理方法及び記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及び記録媒体

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JP2001218049A
JP2001218049A JP2000028199A JP2000028199A JP2001218049A JP 2001218049 A JP2001218049 A JP 2001218049A JP 2000028199 A JP2000028199 A JP 2000028199A JP 2000028199 A JP2000028199 A JP 2000028199A JP 2001218049 A JP2001218049 A JP 2001218049A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コピー動作に支障を与えることなく、複写禁止
物の偽造を防止することが可能な画像処理装置を提供す
ること。 【解決手段】読取部14からのRGB信号に基づいて、
原稿のRGB信号毎における濃度に対する画素数を示す
ヒストグラムが作成される。そのヒストグラムと、RO
M12に記憶されている複写禁止物のRGB信号毎にお
ける濃度に対する画素数を示すヒストグラムとに基づい
て、原稿のRGB信号毎における類似度が算出される。
そして、原稿の類似度が極めて高い場合はコピー動作が
禁止され、原稿の類似度が高い場合は減色されてコピー
動作が行われ、原稿の類似度が低い場合は通常のコピー
動作が行われる。その結果、複写禁止物に類似する原稿
をコピーする場合であっても、減色されてコピー動作が
行われる。従って、コピー動作に支障を与えることな
く、複写禁止物の偽造を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーコピー機や
複写機能付きカラーファクシミリ装置等に代表される画
像処理装置、画像処理方法及び記録媒体に関し、より詳
しくはコピーによる偽造を防止する画像処理装置、画像
処理方法及び記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カラーコピー機や複写機能付きカ
ラーファクシミリ装置を用いて、紙幣や有価証券等の複
写禁止物を偽造する事件が発生している。このため、こ
のように複写機能を備えた装置には、複写禁止物に類似
しているか否かを判断して、複写禁止物の偽造を防止す
る機能を装備することが必須である。ここで、複写禁止
物の偽造を防止する方法としては、複写禁止物のデータ
と原稿のデータとをパターン・マッチングやヒストグラ
ムを用いて比較する方法がある。そして、原稿が複写禁
止物に類似していると判断した場合には、安全を見込ん
でコピー動作を禁止、或いは、いわゆる全黒で記録紙に
記録している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単に原
稿が複写禁止物に類似していると判断した場合に、一律
にコピーを禁止する方法では、複写禁止物の原稿ではな
いが複写禁止物に類似する原稿をコピーする場合も、コ
ピー動作が禁止されることになる。また、いわゆる全黒
で記録紙に記録する場合には、記録紙やトナーが無駄に
消費されることとなる。
【0004】本発明は、このような問題点に着目してな
されたものであって、下記[1]〜[3]の目的を有す
るものである。 [1]コピー動作に支障を与えることなく、複写禁止物
の偽造を防止することが可能な画像処理装置を提供する
ことにある。
【0005】[2]コピー動作に支障を与えることな
く、複写禁止物の偽造を防止することが可能な画像処理
方法を提供することにある。 [3]前記[2]に記載の画像処理方法をコンピュータ
で実行させるためのプログラムを記録した記録媒体を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、画データが複写禁止
物に類似しているか否かを示す類似度を算出し、画デー
タの類似度が高い場合は、減色した画データを出力する
制御手段を備えた。
【0007】請求項2に記載の発明では、画データが複
写禁止物に類似しているか否かを示す類似度を算出する
算出処理と、画データの類似度が高い場合は、減色した
画データを出力する出力処理とからなる。
【0008】請求項3に記載の発明では、画データが複
写禁止物に類似しているか否かを示す類似度を算出する
算出処理と、画データの類似度が高い場合は、減色した
画データを出力する出力処理とを、コンピュータで実行
させるためのプログラムを記録した。
【0009】なお、以下に述べる発明の実施の形態にお
いて、特許請求の範囲または課題を解決するための手段
に記載の「画像処理装置」は複写機能付きカラーファク
シミリ装置1に相当し、同じく「制御手段」はMPU1
1、ROM12及びRAM13に相当する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る画像処理装
置を複写機能付きカラーファクシミリ装置に具体化した
一実施形態を図面を用いて説明する。
【0011】図1に示すように、複写機能付きカラーフ
ァクシミリ装置1は、MPU11、ROM12、RAM
13、読取部14、記録部15、操作部16、表示部1
7、画像メモリ18、コーデック19、モデム20、及
びNCU21から構成されるとともに、各部11〜21
がバス22を介してそれぞれ接続されている。
【0012】MPU11は、複写機能付きカラーファク
シミリ装置1を構成する各部を制御する。ROM12
は、複写機能付きカラーファクシミリ装置1を制御する
ためのプログラムを記憶する。また、ROM12は、紙
幣等の複写禁止物に関するデータを記憶している。さら
に、ROM12は、減色したカラーデータ、例えば21
6色(=6×6×6)からなるカラーパレットを記憶し
ている。RAM13は、複写機能付きカラーファクシミ
リ装置1に関する各種情報を一時的に記憶する。
【0013】読取部14は、原稿上の画像データを読み
取って、カラーの画データ、すなわちRGB信号毎に2
56階調の画データを出力する。従って、フルカラーで
記録紙に記録した場合には、1677万7216色(=
256×256×256)を表現することができる。記
録部15は、電子写真方式のカラープリンタよりなり、
受信画データや、コピー動作において読取部14にて読
み取られた原稿の画データを、記録紙上に記録する。
【0014】操作部16は、電話番号やFAX番号等を
入力するためのテンキー(*,#キーを含む)16a、
短縮番号の登録又は短縮番号から発信するための短縮キ
ー16b、予め登録したFAX番号をワンタッチで指定
するためのワンタッチキー16c、原稿の読み取り動作
を開始させるためのスタートキー16d、「通信(FA
X)」モード又は「コピー」モードに設定するための通
信/コピーキー16e等の各種操作キーを備えている。
LCD等よりなる表示部17は、複写機能付きカラーフ
ァクシミリ装置1の動作状態等の各種情報の表示を行
う。
【0015】画像メモリ18は、受信画データや読取部
14で読み取られた画データを一時的に記憶する。コー
デック19は、読取部14にて読み取られた画データを
送信のためにMH,MR,MMR及びカラー用符号JP
EG方式等により符号化(エンコード)する。また、コ
ーデック19は、受信画データを復号(デコード)す
る。
【0016】モデム20は、ITU−T勧告T.30及
びカラー用のITU−T勧告T.30付属資料Dに従っ
たファクシミリ伝送制御手順に基づいて、V.17,
V.27ter,V.29等に従った送受信データの変
調及び復調を行う。NCU21は、電話回線Lとの接続
を制御するとともに、相手先のFAX番号に対応したダ
イヤル信号の送出及び着信を検出するための機能を備え
ている。
【0017】次に、読取部14から出力されるRGB信
号に基づいて、原稿を構成する色(RGB)が、複写禁
止物(例えば、紙幣)を構成する色(RGB)に類似し
ているか否かを示す類似度を算出する方法について、図
2に示す濃度に対する画素数を示すヒストグラムを用い
て説明する。
【0018】図2に示すように、読取部14からのRG
B信号毎に、濃度に対する画素数を示すヒストグラムを
作成する(図2に示す破線)。そして、そのRGB信号
毎の濃度に対する画素数を示すヒストグラムと、ROM
12に記憶されている複写禁止物のRGB信号毎におけ
る濃度に対する画素数を示すヒストグラム(図2に示す
実線)とを比較する。
【0019】すなわち、濃度を「n」、ROM12に記
憶されている複写禁止物のRGB信号毎における濃度に
対する画素数を「m」、RGB信号毎の濃度に対する画
素数を「a」とすると、濃度n毎の画素数の差の絶対値
の総和「T」は、
【0020】
【数1】 で示すことができる。
【0021】ここで、複写禁止物の濃度n毎に対する画
素数の総和を「S」とすると、読み取った原稿が複写禁
止物に類似しているか否かを示す類似度「P」は、
【0022】
【数2】 で示すことができる。
【0023】従って、類似度Pの値が大きいほど、読み
取った原稿を構成する色が、複写禁止物を構成する色に
類似していると判断することができる。次に、複写機能
付きカラーファクシミリ装置1におけるコピー時の動作
について、図3及び図4に示すフローチャートを用いて
説明する。なお、この動作は、ROM12に記憶された
プログラムに基づき、MPU11の制御により実行され
る。
【0024】さて、原稿が読取部14に載置され、コピ
ー部数がテンキー16aから設定されて、スタートキー
16dが押下されると、図3に示すステップS1におい
ては、読取部14で原稿が読み取られる。このとき、C
IE表色系のRGB信号毎に画データが出力される。
【0025】ステップS2においては、読取部14から
RGB信号毎に出力された画データが、RGB信号毎に
画像メモリ18に記憶される。ステップS3において
は、読み取った原稿のヒストグラムがRGB信号毎に作
成される。具体的には、図2の破線で示すように、読取
部14からRGB信号毎に256階調の画データが出力
される場合には、RGB信号毎に「0〜255」の濃度
に対する画素数を示すヒストグラムが作成される。
【0026】ステップS4においては、原稿のRGB信
号毎における類似度が算出される。具体的には、前記
(式1)及び(式2)に基づいて、原稿のRGB信号毎
における類似度が算出される(算出処理)。
【0027】ステップS5においては、画像メモリ18
に記憶されたCIE表色系のRGB信号の画データに基
づいて、XYZ表色系のXYZ信号の画データに変換さ
れる。
【0028】ステップS6においては、前記ステップS
3の処理と同様に、XYZ表色系のY信号における濃度
に対する画素数を示すヒストグラムが作成される。ステ
ップS7においては、前記ステップS6において作成さ
れたY信号のヒストグラムに基づいて、原稿の面積が算
出される。具体的には、Y信号のヒストグラムを構成す
る画データから読取部14を構成する天板(白色)に該
当する画データを減算することにより、原稿の面積が算
出される。ここで、XYZ表色系におけるY信号を用い
るのは、物体色の相対的な明暗を示す明度に概ね相関す
るからである。
【0029】図4に示すステップS11においては、前
記ステップS7の処理において算出された原稿の面積
が、複写禁止物(例えば、紙幣)の面積に一致するか否
かが判断される。そして、一致する場合は、原稿を構成
する色が複写禁止物を構成する色に類似するか否かを判
断するために、ステップS12に移行する。一方、一致
しない場合は、複写禁止物ではないと判断して、通常の
コピー動作を行わせるためにステップS22に移行す
る。
【0030】ステップS12においては、R信号の類似
度が、コピー動作を禁止すべき値CS(例えば、95
〔%〕)以上であるか否かが判断される。そして、コピ
ー動作を禁止すべき値CS以上である場合は、ステップ
S13に移行する。一方、コピー動作を禁止すべき値C
S未満である場合は、ステップS17に移行する。
【0031】ステップS13においては、G信号の類似
度が、コピー動作を禁止すべき値CS(例えば、95
〔%〕)以上であるか否かが判断される。そして、コピ
ー動作を禁止すべき値CS以上である場合は、ステップ
S14に移行する。一方、コピー動作を禁止すべき値C
S未満である場合は、ステップS17に移行する。
【0032】ステップS14においては、B信号の類似
度が、コピー動作を禁止すべき値CS(例えば、95
〔%〕)以上であるか否かが判断される。そして、コピ
ー動作を禁止すべき値CS以上である場合は、ステップ
S15に移行する。一方、コピー動作を禁止すべき値C
S未満である場合は、ステップS17に移行する。
【0033】ステップS15においては、RGB信号の
すべてにおける類似度が、コピー動作を禁止すべき値C
S以上であるため、記録部15でのコピー動作が禁止さ
れる。
【0034】ステップS16においては、コピー動作が
禁止された旨を示すメッセージが、表示部17に表示さ
れる(表示処理)。ステップS17においては、R信号
の類似度が、減色させてコピー動作をすべき値CD(例
えば、80〔%〕)以上であるか否かが判断される。そ
して、減色させてコピー動作をすべき値CD以上である
場合は、ステップS18に移行する。一方、減色させて
コピー動作をすべき値CD未満である場合は、ステップ
S22に移行する。
【0035】ステップS18においては、G信号の類似
度が、減色させてコピー動作をすべき値CD(例えば、
80〔%〕)以上であるか否かが判断される。そして、
減色させてコピー動作をすべき値CD以上である場合
は、ステップS19に移行する。一方、減色させてコピ
ー動作をすべき値CD未満である場合は、ステップS2
2に移行する。
【0036】ステップS19においては、B信号の類似
度が、減色させてコピー動作をすべき値CD(例えば、
80〔%〕)以上であるか否かが判断される。そして、
減色させてコピー動作をすべき値CD以上である場合
は、ステップS20に移行する。一方、減色させてコピ
ー動作をすべき値CD未満である場合は、ステップS2
2に移行する。
【0037】ステップS20においては、RGB信号の
すべてにおける類似度が、減色させてコピー動作をすべ
き値CD以上であるため、RGB信号の画データの減色
処理が実行される。具体的には、RGB信号毎に画像メ
モリ18に記憶された1画素のデータが読み出され、R
OM12に記憶されている216色からなるカラーパレ
ットから最も近い色が検索される。続いて、その読み出
された1画素のデータが、検索された最も近い色に置換
される。そして、RGB信号毎に画像メモリ18に記憶
されている全画素データに対して、減色処理が行われた
後、その減色された画データが記録部15に出力される
(出力処理)。
【0038】ステップS21においては、前記ステップ
S21において実行された減色処理に基づいて、記録部
15でコピー動作が行われる(記録処理)。ステップS
22においては、通常のコピー動作が行われる。具体的
には、フルカラーで、記録部15でのコピー動作が行わ
れる。
【0039】以上、詳述したように本実施形態によれ
ば、次のような作用、効果を得ることができる。 (1)読取部14からのRGB信号に基づいて、原稿の
RGB信号毎における濃度に対する画素数を示すヒスト
グラムが作成される。そのヒストグラムと、ROM12
に記憶されている複写禁止物のRGB信号毎における濃
度に対する画素数を示すヒストグラムとに基づいて、原
稿のRGB信号毎における類似度が算出される。そし
て、原稿の面積が複写禁止物(例えば、紙幣)の面積に
一致する場合であって、原稿の類似度が極めて高い場合
はコピー動作が禁止され、原稿の類似度が高い場合は減
色されてコピー動作が行われ、原稿の類似度が低い場合
は通常のコピー動作が行われる。つまり、原稿の類似度
に応じて、いずれかのコピー動作が自動的に選択され
る。その結果、複写禁止物に類似する原稿をコピーする
場合であっても、減色されてコピー動作が行われる。従
って、コピー動作に支障を与えることなく、複写禁止物
の偽造を防止することができる。
【0040】(2)複写禁止物に類似する原稿をコピー
する場合であっても、フルカラーから216色に減色さ
れてコピー動作が行われる。このため、複写禁止物に類
似する原稿をコピーする場合であっても、少なくともコ
ピー動作が行われる。しかも、216色に減色されて
も、文字等の認識に支障を与えることはない。従って、
複写禁止物に類似する原稿をコピーする場合であって
も、コピー動作に支障を与えることなく、複写禁止物の
偽造を防止することができる。
【0041】(3)複写禁止物に類似する原稿をコピー
する場合は、フルカラーから216色に減色されてい
る。このため、万一複写禁止物がコピーされたとして
も、減色された状態でコピー動作が行われる。その結
果、コピーされた場合であっても、複写禁止物のコピー
であることを容易に判断することができる。従って、複
写禁止物がコピーされた場合であっても、何ら問題が発
生する余地はない。
【0042】(4)原稿の面積が複写禁止物(例えば、
紙幣)の面積に一致する場合であって、原稿の類似度が
極めて高い場合は、記録部15でのコピー動作が禁止さ
れる。このため、複写禁止物がコピーによって、偽造さ
れることはない。従って、コピー動作に支障を与えるこ
となく、複写禁止物の偽造を防止することができる。
【0043】(5)原稿の面積が複写禁止物(例えば、
紙幣)の面積に一致する場合であって、原稿の類似度が
極めて高い場合は、記録部15でのコピー動作が禁止さ
れるとともに、コピー動作が禁止された旨を示すメッセ
ージが、表示部17に表示される。このため、装置が故
障等ではなく、原稿の面積や色が、複写禁止物に極めて
類似しているために、コピー動作が禁止されたことが分
かる。従って、コピーすることができないことが容易に
分かる。
【0044】なお、前記実施形態は、次のように変更し
て具体化することも可能である。 ・前記実施形態では、読取部14で原稿を読み取って、
記録部15で記録紙に記録させる場合を想定したが、読
取部14で原稿を読み取って、その読み取った原稿の画
データを送信する場合も考えられる。従って、画データ
を送信する場合にも、前記実施形態を適用しても良い。
【0045】・前記実施形態では、原稿の類似度が高い
場合には、減色させてコピー動作を行わせたが、これに
代えて、特徴色を変更する方法(例えば赤色を黒色に変
更)、特徴色を減色する方法(例えば赤色の減色)、階
調を低下する方法(例えば256階調から64階調に低
下)、解像度を低下する方法や、これら減色させる方
法、特徴色を変更する方法、特徴色を減色する方法、階
調を低下する方法、又は解像度を低下する方法を、適宜
組み合わせた方法等を用いても良い。
【0046】・読取部14で読み取った画データを、記
録媒体(例えば、FD、CD)に記録する場合にも、前
記実施形態を適用しても良い。 ・さらに、複写禁止物であるか否かを判断するための機
能を備えていない装置(例えば、カラースキャナ、カラ
ーファクシミリ装置)から転送或いは受信した画データ
を記録する場合にも、前記実施形態を適用しても良い。
【0047】・前記実施形態では、プログラムを用いて
減色処理を行わせたが、これに代えて、変換用のテーブ
ルRAMを用いて減色処理を行わせる構成にしても良
い。 ・前記実施形態を、カラーコピー機に適用しても良い。
【0048】さらに、上記実施形態より把握される請求
項以外の技術的思想について、以下にそれらの効果と共
に記載する。 〔1〕画データを記録する記録手段と、画データが複写
禁止物に類似しているか否かを示す類似度を算出し、画
データの類似度が高い場合は、減色した画データを記録
手段で記録紙に記録させる制御手段とを備えた画像処理
装置。なお、記録手段は、前記実施形態における記録部
15に相当する。このように構成すれば、複写禁止物に
類似する画データを記録する場合であっても、コピー動
作に支障を与えることなく、複写禁止物の偽造を防止す
ることができる。
【0049】〔2〕画データが複写禁止物に類似してい
るか否かを示す類似度を算出する算出処理と、画データ
の類似度が高い場合は、減色した画データを記録する記
録処理とからなる画像処理方法。このように構成すれ
ば、複写禁止物に類似する画データを記録する場合であ
っても、コピー動作に支障を与えることなく、複写禁止
物の偽造を防止することができる。
【0050】〔3〕画データが複写禁止物に類似してい
るか否かを示す類似度を算出する算出処理と、画データ
の類似度が高い場合は、減色した画データを記録する記
録処理とを、コンピュータで実行させるためのプログラ
ムを記録した記録媒体。このように構成すれば、複写禁
止物に類似する画データを記録する場合であっても、コ
ピー動作に支障を与えることなく、複写禁止物の偽造を
防止することができる。
【0051】〔4〕請求項1に記載の画像処理装置にお
いて、制御手段は、画データの類似度が極めて高い場合
は、画データの出力を禁止する画像処理装置。このよう
に構成すれば、複写禁止物の偽造を防止することができ
る。
【0052】〔5〕請求項2に記載の画像処理方法にお
いて、出力処理は、画データの類似度が極めて高い場合
は、画データの出力を禁止する画像処理方法。このよう
に構成すれば、複写禁止物の偽造を防止することができ
る。
【0053】〔6〕請求項3に記載の記録媒体におい
て、画データの類似度が極めて高い場合は、画データの
出力を禁止する出力処理を、コンピュータで実行させる
ためのプログラムを記録した記録媒体。このように構成
すれば、複写禁止物の偽造を防止することができる。
【0054】〔7〕前記〔1〕に記載の画像処理装置に
おいて、制御手段は、画データの類似度が極めて高い場
合は、記録手段における画データの記録を禁止する画像
処理装置。このように構成すれば、複写禁止物の偽造を
防止することができる。
【0055】〔8〕前記〔2〕に記載の画像処理方法に
おいて、記録処理は、画データの類似度が極めて高い場
合は、画データの記録を禁止する画像処理方法。このよ
うに構成すれば、複写禁止物の偽造を防止することがで
きる。
【0056】
〔9〕前記〔3〕に記載の記録媒体におい
て、画データの類似度が極めて高い場合は、画データの
記録を禁止する記録処理を、コンピュータで実行させる
ためのプログラムを記録した記録媒体。このように構成
すれば、複写禁止物の偽造を防止することができる。
【0057】〔10〕前記〔7〕に記載の画像処理装置
において、メッセージを表示する表示手段を備え、制御
手段は、画データの類似度が極めて高い場合は、記録手
段における画データの記録を禁止するとともに、画デー
タの記録を禁止した旨を示すメッセージを表示手段に表
示する画像処理装置。なお、表示手段は、前記実施形態
における表示部17に相当する。このように構成すれ
ば、コピーすることができないことが容易に分かる。
【0058】〔11〕前記〔8〕に記載の画像処理方法
において、画データの記録を禁止した旨を表示する表示
処理を含む画像処理方法。このように構成すれば、コピ
ーすることができないことが容易に分かる。
【0059】〔12〕前記
〔9〕に記載の記録媒体にお
いて、画データの記録を禁止した旨を表示する表示処理
を、コンピュータで実行させるためのプログラムを記録
した記録媒体。このように構成すれば、コピーすること
ができないことが容易に分かる。
【0060】〔13〕請求項1に記載の画像形成装置に
おいて、減色したデータを記憶する記憶手段を備え、制
御手段は、画データが複写禁止物に類似しているか否か
を示す類似度を算出し、画データの類似度が高い場合
は、記憶手段に記憶された減色したデータに基づいて、
減色した画データを出力する画像形成装置。なお、記憶
手段は、前記実施形態におけるROM12に相当する。
このように構成すれば、複写禁止物に類似する画データ
を記録する場合であっても、コピー動作に支障を与える
ことなく、複写禁止物の偽造を防止することができる。
【0061】〔14〕請求項2に記載の画像形成方法に
おいて、読み取った画データを減色したデータに置換す
ることによって、読み取った画データを減色する減色処
理を含む画像処理方法。このように構成すれば、複写禁
止物に類似する画データを記録する場合であっても、コ
ピー動作に支障を与えることなく、複写禁止物の偽造を
防止することができる。
【0062】〔15〕請求項3に記載の記録媒体におい
て、読み取った画データを減色したデータに置換するこ
とによって、読み取った画データを減色する減色処理
を、コンピュータで実行させるためのプログラムを記録
した記録媒体。このように構成すれば、複写禁止物に類
似する画データを記録する場合であっても、コピー動作
に支障を与えることなく、複写禁止物の偽造を防止する
ことができる。
【0063】〔16〕前記〔1〕、〔4〕、〔7〕、
〔10〕のいずれか1項に記載の画像形成装置におい
て、減色したデータを記憶する記憶手段を備え、制御手
段は、画データが複写禁止物に類似しているか否かを示
す類似度を算出し、画データの類似度が高い場合は、減
色した画データを記録手段で記録紙に記録させる画像形
成装置。このように構成すれば、複写禁止物の偽造を防
止することができる。
【0064】〔17〕前記〔2〕、〔5〕、〔8〕、
〔11〕のいずれか1項に記載の画像形成方法におい
て、読み取った画データを減色したデータに置換するこ
とによって、読み取った画データを減色する減色処理を
含む画像処理方法。このように構成すれば、複写禁止物
の偽造を防止することができる。
【0065】〔18〕前記〔3〕、〔6〕、
〔9〕、
〔12〕のいずれか1項に記載の記録媒体において、読
み取った画データを減色したデータに置換することによ
って、読み取った画データを減色する減色処理を、コン
ピュータで実行させるためのプログラムを記録した記録
媒体。このように構成すれば、複写禁止物の偽造を防止
することができる。
【0066】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ため、次のような効果を奏する。請求項1〜請求項3の
いずれか1項に記載の発明によれば、コピー動作に支障
を与えることなく、複写禁止物の偽造を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複写機能付きカラーファクシミリ装置の構成を
示すブロック図。
【図2】濃度に対する画素数を示すヒストグラム。
【図3】コピー時の動作を示すフローチャート。
【図4】コピー時の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…画像処理装置としての複写機能付きカラーファクシ
ミリ装置、11…制御手段を構成するMPU、12…制
御手段を構成するROM、13…制御手段を構成するR
AM。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 15/70 455A Fターム(参考) 2C087 AA03 AA09 AA15 BA03 BA07 BD01 BD31 DA13 2H034 FA01 5B057 AA11 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE17 DA12 DB02 DB06 DB09 DC04 DC19 DC23 DC33 5C077 LL14 MP08 PP32 PP37 PP65 PP66 PQ19 PQ20 5L096 AA02 AA06 BA07 DA03 DA04 FA35 FA37 FA59 GA28 JA04 JA09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画データが複写禁止物に類似しているか
    否かを示す類似度を算出し、画データの類似度が高い場
    合は、減色した画データを出力する制御手段を備えた画
    像処理装置。
  2. 【請求項2】 画データが複写禁止物に類似しているか
    否かを示す類似度を算出する算出処理と、画データの類
    似度が高い場合は、減色した画データを出力する出力処
    理とからなる画像処理方法。
  3. 【請求項3】 画データが複写禁止物に類似しているか
    否かを示す類似度を算出する算出処理と、画データの類
    似度が高い場合は、減色した画データを出力する出力処
    理とを、コンピュータで実行させるためのプログラムを
    記録した記録媒体。
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