JP2001217865A - 通信システム、中継装置、サービス提供装置、中継方法、サービス提供方法、および、情報記録媒体 - Google Patents

通信システム、中継装置、サービス提供装置、中継方法、サービス提供方法、および、情報記録媒体

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JP2001217865A
JP2001217865A JP2000022088A JP2000022088A JP2001217865A JP 2001217865 A JP2001217865 A JP 2001217865A JP 2000022088 A JP2000022088 A JP 2000022088A JP 2000022088 A JP2000022088 A JP 2000022088A JP 2001217865 A JP2001217865 A JP 2001217865A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの個人情報の漏曳が防止できる通信シ
ステム等を提供する。 【解決手段】 端末111は、ISP 151へユーザ名を送信す
る。ISP 151は、ユーザ名に対応付けて端末111にIPアド
レスを割り当てる。端末111は、サービス要求メッセー
ジをISP 151を介してASP 132へ送信する。ASP 132は、
サービス要求メッセージに指定されたIPアドレスにサー
ビスを提供するか否かを問い合わせる問い合わせメッセ
ージをISP 151へ送信する。ISP 151は、当該IPアドレス
がユーザ名に対応付けられて端末111に割り当てられた
ものである場合、サービスを提供する旨を指定し、そう
でない場合、サービスを提供しない旨を指定する応答メ
ッセージをASP 132へ送信する。ASP 132は、応答メッセ
ージにサービスを提供する旨が指定された場合、サービ
ス提供メッセージをISP 151を介して端末111へ送信す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信システム、中
継装置、サービス提供装置、中継方法、サービス提供方
法、および、情報記録媒体に関する。
【0002】特に、インターネット内のアプリケーショ
ンサービスプロバイダ(Application Service Provide
r;ASP)からユーザに提供されるサービスの課金情
報を、そのユーザの端末をインターネットに接続するイ
ンターネットサービスプロバイダ(Internet Service P
rovider;ISP)のみが管理し、ユーザのクレジット
カード情報などがインターネット内に漏れることがない
ようにするのに好適な通信システム、中継装置、サービ
ス提供装置、中継方法、サービス提供方法、および、こ
れらを実現するプログラムを記録した情報記録媒体に関
する。
【0003】
【従来の技術】従来から、各端末をインターネットなど
のコンピュータ通信網に接続するための中継装置が提供
されている。このような中継装置は、端末と中継装置と
の間が電話回線等で接続される場合は、ダイアルアップ
サーバやダイアルアップルータと呼ばれ、端末と中継装
置との間がイーサネットなどのネットワークケーブル
(無線を含む。)で接続されている場合はゲートウェイ
と呼ばれている。
【0004】このような中継装置を端末のユーザに使用
させてインターネットに接続できるようにするための使
用権を提供する企業や会社をISPと呼ぶ。インターネ
ットなどのコンピュータ通信網では、コンピュータ通信
網内に含まれ、各端末のユーザにサービスを提供するA
SPが存在する。
【0005】各ユーザは、ISPを経由してインターネ
ットに接続し、ウェブブラウザ(Web Browser)などを
利用してASPからサービスの提供を受ける。このサー
ビスには、電子情報(画像情報、音声情報、各種データ
ベースの検索結果の情報などを含む。)の提供が含まれ
る。また、通信販売などのサービスを提供することもあ
る。
【0006】このようなISP事業の分野では、近年の
WWW(World Wide Web)に対する関心の高まりと企業
化の進行から、さまざまな研究開発が進められている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ASP
からの有料のサービスの提供を受ける際には、ユーザは
クレジットカードの氏名情報と番号情報とをASPに対
して通知する必要があった。この場合、クレジットカー
ドの氏名情報や番号情報が、インターネット内を伝送さ
れることになるが、これではクレジットカード詐欺など
の被害を被るおそれがある。また、クレジットカードの
情報のみならず、個人の住所、氏名、電話番号などの信
用情報がコンピュータ通信網を流れることはできるだけ
防止したい、という要望は大きい。
【0008】SSL(Secure Socket Layer)プロトコ
ルを使って信用情報のやりとりをする手法もあるが、こ
の場合も、信用情報がコンピュータ通信網を流れること
にかわりはない。
【0009】また、ユーザは、ISPとの間で、接続料
金のクレジットカード引落し契約を結んでいることが多
い。したがって、ASPにクレジットカードの情報を通
知せずに、ISP側で引き落としができれば、安全で便
利でもある。
【0010】本発明は、これらの課題を解決するために
インターネット内のASPからユーザに提供されたサー
ビスの課金情報を、そのユーザの端末をインターネット
に接続するISPのみが管理し、ユーザのクレジットカ
ード情報などがインターネット内に漏れることがないよ
うにするのに好適な通信システム、中継装置、サービス
提供装置、中継方法、サービス提供方法、を実現するプ
ログラムを記録した情報記録媒体を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明の原理にしたがって、下記の発明を開示す
る。
【0012】本発明の第1の観点に係る通信システム
は、端末と、中継装置と、サービス提供装置と、を備え
るように構成する。
【0013】ここで、まず、端末は、中継装置へユーザ
名を送信する。
【0014】次に、中継装置は、端末からユーザ名を受
信し、ユーザ名に対応付けて、端末に通信識別子を割り
当てる。
【0015】そして、端末は、割り当てられた通信識別
子を発信元とし、サービス提供装置の通信識別子を宛先
とするサービス要求メッセージを中継装置へ送信する。
【0016】ついで、中継装置は、サービス要求メッセ
ージを端末から受信して、サービス要求メッセージをサ
ービス提供装置へ送信する。
【0017】さらに、サービス提供装置は、サービス要
求メッセージを中継装置から受信し、サービス要求メッ
セージに指定された通信識別子にサービスを提供するか
否かを問い合わせる問い合わせメッセージを中継装置へ
送信する。
【0018】次に、中継装置は、問い合わせメッセージ
を受信し、問い合わせメッセージに指定された通信識別
子がユーザ名に対応付けられて割り当てられたものであ
る場合、サービスを提供する旨を指定し、そうでない場
合、サービスを提供しない旨を指定する応答メッセージ
を、サービス提供装置へ送信する。
【0019】そして、サービス提供装置は、中継装置か
ら、応答メッセージを受信し、応答メッセージがサービ
スを提供する旨を指定する場合、サービス要求メッセー
ジに指定された通信識別子を宛先とし、サービス提供装
置を発信元とするサービス提供メッセージを、中継装置
に送信する。
【0020】ついで、中継装置は、サービス提供装置か
ら、サービス提供メッセージを受信して、これを端末へ
送信する。
【0021】さらに、端末は、サービス提供メッセージ
を中継装置から受信する。
【0022】また、本発明の通信システムは、以下のよ
うに構成することができる。
【0023】すなわち、問い合わせメッセージもしくは
サービス提供メッセージは、提供されるサービスの課金
情報を含む。
【0024】一方、中継装置は、割り当てられた通信識
別子に対応付けられたユーザ名に対応付けられた課金情
報を記憶し、サービス提供メッセージを端末へ送信する
場合、ユーザ名に対応付けて記憶される課金情報に問い
合わせメッセージもしくはサービス提供メッセージに含
まれる提供されるサービスの課金情報を追加もしくは加
算して、ユーザ名に対応付けて記憶される課金情報を更
新する。
【0025】本発明の第2の観点に係る中継装置は、端
末、および、サービス提供装置と通信可能であり、ユー
ザ名受信部と、通信識別子割当部と、サービス要求メッ
セージ受信部と、サービス要求メッセージ送信部と、問
い合わせメッセージ受信部と、応答メッセージ送信部
と、サービス提供メッセージ受信部と、サービス提供メ
ッセージ送信部と、を備えるように構成する。
【0026】ここで、ユーザ名受信部は、端末から送信
されたユーザ名を受信する。
【0027】一方、通信識別子割当部は、受信されたユ
ーザ名に対応付けて、端末に通信識別子を割り当てる。
【0028】そして、サービス要求メッセージ受信部
は、割り当てられた通信識別子を発信元とし、サービス
提供装置の通信識別子を宛先とするサービス要求メッセ
ージであって、端末から送信されたものを、受信する。
【0029】さらに、サービス要求メッセージ送信部
は、受信されたサービス要求メッセージをサービス提供
装置へ送信する。
【0030】一方、問い合わせメッセージ受信部は、送
信されたサービス要求メッセージに指定された通信識別
子にサービスを提供するか否かを問い合わせる問い合わ
せメッセージであって、サービス提供装置から送信され
たものを受信する。
【0031】そして、応答メッセージ送信部は、受信さ
れた問い合わせメッセージに指定された通信識別子が受
信されたユーザ名に対応付けられて割り当てられたもの
である場合、サービスを提供する旨を指定し、そうでな
い場合、サービスを提供しない旨を指定する応答メッセ
ージを、サービス提供装置へ送信する。
【0032】さらに、サービス提供メッセージ受信部
は、受信されたユーザ名に対応付けて割り当てられた通
信識別子にサービスを提供するサービス提供メッセージ
であって、サービス提供装置から送信されたものを受信
する。
【0033】一方、サービス提供メッセージ送信部は、
受信されたサービス提供メッセージを端末へ送信する。
【0034】また、本発明の中継装置は、課金情報記憶
部と、課金情報更新部と、を備えるように構成すること
ができる。
【0035】ここで、問い合わせメッセージもしくはサ
ービス提供メッセージは、提供されるサービスの課金情
報を含む。
【0036】一方、課金情報記憶部は、受信されたユー
ザ名に対応付けて課金情報を記憶する。
【0037】そして、課金情報更新部は、サービス提供
メッセージ送信部によりサービス提供メッセージが端末
に送信される場合、問い合わせメッセージもしくはサー
ビス提供メッセージに指定された提供されるサービスの
課金情報を、課金情報記憶部に受信されたユーザ名に対
応付けて追加もしくは加算して、課金情報記憶部を更新
する。
【0038】また、本発明の中継装置において、課金情
報更新部による更新は、応答メッセージ送信部による応
答メッセージの送信前に行われるように構成することが
できる。
【0039】また、本発明の中継装置において、課金情
報更新部による更新は、サービス提供メッセージ送信部
によるサービス提供メッセージの送信前に行われるよう
に構成することができる。
【0040】また、本発明の中継装置は、サービス受取
済メッセージ受信部をさらに備えるように構成すること
ができる。
【0041】ここで、サービス受取済メッセージ受信部
は、端末がサービス提供メッセージ送信部により送信さ
れるサービス提供メッセージを受信した場合、端末から
送信されるサービス受取済メッセージを受信する。
【0042】一方、課金情報更新部による更新は、サー
ビス受取済メッセージ受信部によるサービス受取済メッ
セージの受信後に行われる。
【0043】また、本発明の中継装置は、認証用文字列
生成送信部と、パスワード文字列受信部と、規則記憶部
と、をさらに備えるように構成することができる。
【0044】ここで、認証用文字列生成送信部は、ユー
ザ名受信部によりユーザ名が受信された場合、認証用文
字列を生成して、これを端末へ送信する。
【0045】一方、パスワード文字列受信部は、端末か
ら送信されたパスワード文字列を受信する。
【0046】そして、規則記憶部は、認証用文字列から
パスワード文字列を生成する規則を、ユーザ名に対応付
けて記憶する。
【0047】さらに、通信識別子割当部は、ユーザ名受
信部により受信されたユーザ名に対応付けて規則記憶部
に記憶された規則により、認証用文字列生成送信部によ
り生成された認証用文字列から、パスワード文字列受信
部により受信されたパスワード文字列が生成される場
合、端末に通信識別子を割り当てる。
【0048】また、本発明の中継装置は、通信識別子解
除部をさらに備えるように構成することができる。
【0049】ここで、通信識別子割当部は、ユーザ名受
信部によりユーザ名が受信された場合、端末に通信識別
子を割り当てる。
【0050】一方、通信識別子解除部は、ユーザ名受信
部により受信されたユーザ名に対応付けて規則記憶部に
記憶された規則により、認証用文字列生成送信部により
生成された認証用文字列から、パスワード文字列受信部
により受信されたパスワード文字列が生成されない場
合、通信識別子割当部により端末に割り当てられた通信
識別子を解除する。
【0051】本発明の第3の観点に係るサービス提供装
置は、中継装置と通信可能であり、サービス要求メッセ
ージ受信部と、問い合わせメッセージ送信部と、応答メ
ッセージ受信部と、サービス提供メッセージ送信部と、
を備えるように構成する。
【0052】ここで、サービス要求メッセージ受信部
は、中継装置により割り当てられた通信識別子を発信元
とし、サービス提供装置の通信識別子を宛先とするサー
ビス要求メッセージであって中継装置から送信されたも
のを受信する。
【0053】一方、問い合わせメッセージ送信部は、サ
ービス要求メッセージ受信部により受信されたサービス
要求メッセージに指定された通信識別子にサービスを提
供するか否かを問い合わせる問い合わせメッセージを中
継装置へ送信する。
【0054】さらに、応答メッセージ受信部は、サービ
スを提供するか否かを指定する応答メッセージであって
中継装置から送信されたものを受信する。
【0055】そして、サービス提供メッセージ送信部
と、応答メッセージ受信部により受信された応答メッセ
ージがサービスを提供する旨を指定する場合、サービス
要求メッセージに指定された通信識別子を宛先とし、サ
ービス提供装置を発信元とするサービス提供メッセージ
を、中継装置に送信する。
【0056】また、本発明のサービス提供装置におい
て、問い合わせメッセージもしくはサービス提供メッセ
ージは提供されるサービスの課金情報を含むように構成
することができる。
【0057】本発明の第4の観点に係る中継方法は、端
末とサービス提供装置との間の通信を中継し、ユーザ名
受信工程と、通信識別子割当工程と、サービス要求メッ
セージ受信工程と、サービス要求メッセージ送信工程
と、問い合わせメッセージ受信工程と、応答メッセージ
送信工程と、サービス提供メッセージ受信工程と、サー
ビス提供メッセージ送信工程と、を備えるように構成す
る。
【0058】ここで、ユーザ名受信工程では、端末から
送信されたユーザ名を受信する。
【0059】一方、通信識別子割当工程では、受信され
たユーザ名に対応付けて、端末に通信識別子を割り当て
る。
【0060】そして、サービス要求メッセージ受信工程
では、割り当てられた通信識別子を発信元とし、サービ
ス提供装置の通信識別子を宛先とするサービス要求メッ
セージであって、端末から送信されたものを、受信す
る。
【0061】さらに、サービス要求メッセージ送信工程
では、受信されたサービス要求メッセージをサービス提
供装置へ送信する。
【0062】一方、問い合わせメッセージ受信工程で
は、送信されたサービス要求メッセージに指定された通
信識別子にサービスを提供するか否かを問い合わせる問
い合わせメッセージであって、サービス提供装置から送
信されたものを受信する。
【0063】そして、応答メッセージ送信工程では、受
信された問い合わせメッセージに指定された通信識別子
が受信されたユーザ名に対応付けられて割り当てられた
ものである場合、サービスを提供する旨を指定し、そう
でない場合、サービスを提供しない旨を指定する応答メ
ッセージを、サービス提供装置へ送信する。
【0064】さらに、サービス提供メッセージ受信工程
では、受信されたユーザ名に対応付けて割り当てられた
通信識別子にサービスを提供するサービス提供メッセー
ジであって、サービス提供装置から送信されたものを受
信する。
【0065】一方、サービス提供メッセージ送信工程で
は、受信されたサービス提供メッセージを端末へ送信す
る。
【0066】また、本発明の中継方法は、課金情報更新
工程をさらに備えるように構成することができる。
【0067】ここで、問い合わせメッセージもしくはサ
ービス提供メッセージは、提供されるサービスの課金情
報を含む。
【0068】一方、課金情報更新工程では、サービス提
供メッセージ送信工程にてサービス提供メッセージが端
末に送信される場合、問い合わせメッセージもしくはサ
ービス提供メッセージに指定された提供されるサービス
の課金情報を、受信されたユーザ名に対応付けて追加記
憶もしくは加算して、更新する。
【0069】また、本発明の中継方法において、課金情
報更新工程における更新は、応答メッセージ送信工程に
おける応答メッセージの送信前に行われるように構成す
ることができる。
【0070】また、本発明の中継方法において、課金情
報更新工程における更新は、サービス提供メッセージ送
信工程におけるサービス提供メッセージの送信前に行わ
れるように構成することができる。
【0071】また、本発明の中継方法は、サービス受取
済メッセージ受信工程をさらに備えるように構成するこ
とができる。
【0072】ここで、サービス受取済メッセージ受信工
程では、端末がサービス提供メッセージ送信工程にて送
信されるサービス提供メッセージを受信した場合、端末
から送信されるサービス受取済メッセージを受信する。
【0073】一方、課金情報更新工程における更新は、
サービス受取済メッセージ受信工程におけるサービス受
取済メッセージの受信後に行われる。
【0074】また、本発明の中継方法は、認証用文字列
生成送信工程と、パスワード文字列受信工程と、をさら
に備えるように構成することができる。
【0075】ここで、認証用文字列生成送信工程では、
ユーザ名受信工程にてユーザ名が受信された場合、認証
用文字列を生成して、これを端末へ送信する。
【0076】一方、パスワード文字列受信工程では、端
末から送信されたパスワード文字列を受信する。
【0077】さらに、通信識別子割当工程は、ユーザ名
受信工程にて受信されたユーザ名に対応付けてあらかじ
め記憶された規則により、認証用文字列生成送信工程に
て生成された認証用文字列から、パスワード文字列受信
工程にて受信されたパスワード文字列が生成される場
合、端末に通信識別子を割り当てる。
【0078】また、本発明の中継方法は、通信識別子解
除工程をさらに備えるように構成することができる。
【0079】ここで、通信識別子割当工程は、ユーザ名
受信工程にてユーザ名が受信された場合、端末に通信識
別子を割り当てる。
【0080】一方、通信識別子解除工程では、ユーザ名
受信工程にて受信されたユーザ名に対応付けてあらかじ
め記憶された規則により、認証用文字列生成送信工程に
て生成された認証用文字列から、パスワード文字列受信
工程にて受信されたパスワード文字列が生成されない場
合、通信識別子割当工程にて端末に割り当てられた通信
識別子を解除する。
【0081】本発明の第5の観点に係るサービス提供方
法は、中継装置を介してサービスを提供し、サービス要
求メッセージ受信工程と、問い合わせメッセージ送信工
程と、応答メッセージ受信工程と、サービス提供メッセ
ージ送信工程と、を備えるように構成する。
【0082】ここで、サービス要求メッセージ受信工程
では、中継装置により割り当てられた通信識別子を発信
元とするサービス要求メッセージであって中継装置から
送信されたものを受信する。
【0083】一方、問い合わせメッセージ送信工程で
は、サービス要求メッセージ受信工程にて受信されたサ
ービス要求メッセージに指定された通信識別子にサービ
スを提供するか否かを問い合わせる問い合わせメッセー
ジを中継装置へ送信する。
【0084】そして、応答メッセージ受信工程では、サ
ービスを提供するか否かを指定する応答メッセージであ
って中継装置から送信されたものを受信する。
【0085】さらに、サービス提供メッセージ送信工程
では、応答メッセージ受信工程にて受信された応答メッ
セージがサービスを提供する旨を指定する場合、サービ
ス要求メッセージに指定された通信識別子を宛先とする
サービス提供メッセージを、中継装置に送信する。
【0086】また、本発明のサービス提供方法におい
て、問い合わせメッセージもしくはサービス提供メッセ
ージは提供されるサービスの課金情報を含むように構成
することができる。
【0087】また、上記の発明において、端末、中継装
置、および、サービス提供装置との間では、TCP/I
Pによる通信が行われ、通信識別子は、IPアドレスお
よびポート番号により指定されるように構成することが
できる。
【0088】また、発信元の通信識別子、および、宛先
の通信識別子を指定する情報を含むメッセージを通信す
るコンピュータ通信網に接続されるコンピュータを、本
発明の中継装置、および、サービス提供装置として機能
させ、コンピュータに本発明の中継方法、および、サー
ビス提供方法を実施させるプログラムを、コンパクトデ
ィスク、フロッピーディスク、ハードディスク、光磁気
ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気テープ、半
導体メモリなどのコンピュータ読取可能な情報記録媒体
に記録することができる。
【0089】本発明の情報記録媒体に記録されたプログ
ラムを、コンピュータが備えるCPU(Central Proces
sing Unit;中央処理ユニット)およびその他の装置や
周辺機器に実行させると、当該コンピュータは、本発明
の中継装置、および、サービス提供装置として機能す
る。これにより、上記の中継装置、サービス提供装置、
中継方法、および、サービス提供方法が実現される。
【0090】また、当該コンピュータとは独立して、本
発明のプログラムを記録した情報記録媒体を配布、販売
することができるとともに、当該情報記録媒体に記録さ
れたプログラムをコンピュータ通信網を介して伝送し、
伝送したプログラムを他の情報記録媒体に記録すること
ができる。
【0091】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を説明
する。なお、以下に説明する実施形態は説明のためのも
のであり、本発明の範囲を制限するものではない。した
がって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素
をこれと均等なものに置換した実施形態を採用すること
が可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含
まれる。
【0092】なお、以下の説明では、TCP/IP通信
を例にあげる。TCP/IP通信は、各種のメッセージ
が到着した旨を知らせる確認(acknowledge)メッセー
ジが当該各種のメッセージを送信した発信元に通知され
る。理解を容易にするため、以下では、TCP/IP通
信の確認メッセージの伝送については省略して説明す
る。
【0093】(第1の実施の形態)図1は、本発明の通
信システム101の概要構成を示す模式図である。
【0094】各ユーザは、端末111からインターネッ
ト131にアクセスする。インターネット131内の各
ASP 132と、端末111との種々のメッセージの
やりとりは、ISP 151によって中継される。メッ
セージの伝送は、TCP/IPプロトコルに基づいて行
われる。
【0095】ここで、各ASP 132は本発明のサー
ビス提供装置として、ISP 151は、本発明の中継
装置として、それぞれ機能する。
【0096】図2は、端末111がISP 151を介
してインターネット131にアクセスし、ASP 13
2からサービスの提供を受けるまでの典型的なメッセー
ジの伝送の様子を示す説明図である。
【0097】まず、端末111からISP 151へユ
ーザ名を指定する接続要求が行われる(201)。この
際には、公知のダイアルアップ接続技術を利用すること
ができるほか、後述する規則ベースのユーザ認証手法を
用いることができる。
【0098】ISP 151は、このユーザを認証し
て、端末111に現在未使用のIPアドレスを動的に割
り当てる(202)。したがって、ISP 151はD
HCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サー
バとして、端末111はDHCPクライアントとして、
それぞれ働く。
【0099】IPアドレスが割り当てられると、端末1
11からインターネット131内の各ASP 132へ
アクセスができるようになる。そこで、端末111から
ISP 151を介してASP 132へサービス要求
メッセージを送信する(203、204)。
【0100】すると、ASP 132は、サービス要求
メッセージに含まれる発信元IPアドレスを調べ、当該
IPアドレスに対してサービスを提供してよいか問い合
わせる問い合わせメッセージをISP 151へ送信す
る(205)。
【0101】ISP 151は、問い合わせメッセージ
を吟味し、当該IPアドレスを割り当てた端末のユーザ
名を調べ、そのユーザに対する課金や、あるいは、サー
ビスの提供を受ける権利があるか否かの確認を行う。そ
のユーザにサービスを提供してよい場合は、その旨の応
答メッセージをASP 132へ送信する(206)。
【0102】ASP 132は、応答メッセージを受信
し、サービスを提供する場合は、サービス要求メッセー
ジに含まれる発信元IPアドレスに対して、当該発信元
IPアドレスにサービス提供メッセージを送信するが、
この際にISP 151がサービス提供メッセージを中
継する(207、208)。
【0103】本実施形態では、サービス提供メッセージ
を受信した端末111は、ISP151にサービス受取
済メッセージを送信し、ISP 151がこれを受信し
て(209)から、課金処理が行われる。
【0104】このように、サービスの提供を受けるユー
ザに対する課金処理は、すべてISP 151で行われ
る。また、上記のセッションにおいてインターネット1
31内を伝送される当該ユーザの個人情報は、端末11
1に動的に割り当てられたIPアドレスだけである。し
たがって、クレジットカードの各種情報の流出を防止す
ることができる。また、後述するように、各種の個人情
報の流出も、同様に防止することができる。
【0105】また、端末のユーザから見れば、ユーザ名
とパスワードは、ISP 151に接続する時のみに入
力すればよい。その接続において何回サービスの提供を
受けても、それ以降にこれらの情報の入力が必要となる
ことがない。このため、入力の手間が減少するととも
に、盗み見られたりコンピュータウィルスに横取りされ
る恐れが低くなる。したがって、安全性が向上する。
【0106】さらに、ASP 132から見れば、提供
するサービスそのものの管理は自社内のサーバででき、
課金を他社に依頼する形となるため、商品管理と出納金
銭管理を完全に分離することができる。
【0107】(中継装置)図3は、本発明の中継装置と
して機能するISP 151を実現するコンピュータの
概要構成を示す模式図である。以下、本図を参照して説
明する。
【0108】コンピュータ301の各部は、CPU 3
02によって制御される。端末111は、端末側インタ
ーフェース303に対して、電話回線などを通じて接続
を求め、CPU 302は、端末側インターフェース3
03を介して当該端末111と通信を行う。なお、端末
111は、図示するように、1台以上であってもよい。
端末側インターフェース303としては、モデムやター
ミナルアダプタなどを使用する。
【0109】一方、インターネット131の中のASP
132等の各機器は、通信網側インターフェース30
4を介してCPU 302と通信を行う。通信網側イン
ターフェース304としては、各種のネットワークイン
ターフェースカードのほか、モデムやターミナルアダプ
タなどを使用することができる。
【0110】CPU 302は、端末111から接続が
求められると、当該端末111に対して動的にIPアド
レスとポート番号(以下単に「IPアドレス」とい
う。)を割り当てる。これらIPアドレスが当該端末1
11の通信識別子として働く。CPU 302は、ハー
ドディスク305にあらかじめ記録された1つまたは複
数のIPアドレスからいずれかを重複のないように選択
し、これを端末111に割り当てる。
【0111】このようにして、端末111にIPアドレ
ス等が割り当てられると、端末111とインターネット
131内のASP 132等の各機器との間のTCP/
IP通信を行う準備が整う。この間の通信で伝送される
メッセージには、発信元と宛先のIPアドレスが書き込
まれている。TCP/IP通信では、コンピュータ30
1のほか、インターネット131内の宛先機器以外の機
器が、このメッセージをバケツリレー方式で中継するこ
とにより、メッセージを伝送する。
【0112】コンピュータ301が起動すると、CPU
302はROM(Read Only Memory)306に記録さ
れたIPL(Initial Program Loader)プログラムを実
行する。IPLプログラム内には、ハードディスク30
5の所定の場所に記録されたプログラムをRAM(Rand
om Access Memory)307に読み込んで、これを実行す
る旨の指令が含まれており、この処理によって、コンピ
ュータ301の上で、各種のOS(Operating System)
や、当該コンピュータ301をISP用のゲートウェイ
として機能させるプログラムが動作することとなる。
【0113】CPU 302は、メッセージの中継をす
る際に、RAM 307をメッセージを一時的に記憶す
るバッファとして用いる。
【0114】このほか、コンピュータ301は、CRT
(Cathode Ray Tube)ディスプレイなどの表示装置30
8や、キーボード、マウスなどの入力装置309を備え
てもよい。中継装置の管理者は、これらの機器を用いて
当該コンピュータ301の構成設定や管理を行う。
【0115】また、コンピュータ301にプログラムを
インストールするためにCD−ROM(Compact Disk R
OM)ドライブやFD(Floppy Disk)ドライブなどの媒
体読取装置310を備えることもできる。CD−ROM
やFDなどの媒体からハードディスク305へプログラ
ムをインストールすることができる。また、インターネ
ット131内のいずれかの機器に記録されたプログラム
をハードディスク305へインストールすることもでき
る。
【0116】図4は、本発明の中継装置の概要構成を示
す模式図である。以下、図3と図4を参照して、ISP
151を構成する各部との対応を説明する。
【0117】中継装置351のユーザ名受信部352
は、端末111から送信されたユーザ名を受信する。し
たがって、端末側インターフェース303は、ユーザ名
受信部352として機能する。
【0118】一方、通信識別子割当部353は、受信さ
れたユーザ名に対応付けて、端末111に通信識別子
(IPアドレス)を割り当てる。したがって、CPU
302は、端末側インターフェース303と共働して、
通信識別子割当部353として機能する。また、現在使
用されていないIPアドレスは、ハードディスク305
やRAM 307などに記憶され、この中から割り当て
るIPアドレスが選択される。
【0119】そして、サービス要求メッセージ受信部3
54は、端末111からいずれかのASP 132を宛
先とするサービス要求メッセージを受信する。このサー
ビス要求メッセージの発信元は、端末111に割り当て
られた通信識別子(IPアドレス)である。したがっ
て、端末側インターフェース303は、サービス要求メ
ッセージ受信部354として機能する。
【0120】さらに、サービス要求メッセージ送信部3
55は、受信されたサービス要求メッセージをインター
ネット131内のASP 132へ送信する。したがっ
て、通信網側インターフェース304は、サービス要求
メッセージ送信部355として機能する。
【0121】一方、問い合わせメッセージ受信部356
は、ASP 132から端末111にサービスを提供す
るか否かを問い合わせる問い合わせメッセージを受信す
る。したがって、通信網側インターフェース304は、
問い合わせメッセージ受信部356として機能する。
【0122】そして、応答メッセージ送信部357は、
問い合わせメッセージに指定されたサービスの提供先の
IPアドレスが端末111に割り当てられたものである
場合、サービスを提供する旨を指定し、そうでない場
合、サービスを提供する旨を指定する応答メッセージ
を、ASP 132へ送信する。受信された問い合わせ
メッセージは、RAM 307に一時的に記憶され、こ
れをCPU 302が吟味して応答メッセージを生成
し、通信網側インターフェース304を使って送信す
る。したがって、これらが応答メッセージ送信部357
として機能する。
【0123】さらに、サービス提供メッセージ受信部3
58は、端末111にサービスを提供するサービス提供
メッセージをASP 132から受信する。したがっ
て、通信網側インターフェース304は、サービス提供
メッセージ受信部358として機能する。
【0124】一方、サービス提供メッセージ送信部35
9は、受信されたサービス提供メッセージを端末111
へ送信する。したがって、端末側インターフェース30
3は、サービス提供メッセージ送信部359として機能
する。
【0125】さらに、本実施形態では、問い合わせメッ
セージ、もしくは、サービス提供メッセージに、提供さ
れるサービスの課金情報を指定する。
【0126】ここで、課金情報記憶部360は、受信さ
れたユーザ名に対応付けて課金情報を記憶する。したが
って、ハードディスク305は、課金情報記憶部360
として機能する。
【0127】そして、課金情報更新部361は、サービ
ス提供メッセージが端末111に送信される場合、もし
くは、送信された場合、問い合わせメッセージ、もしく
は、サービス提供メッセージに指定された提供されるサ
ービスの課金情報を、課金情報記憶部360に端末11
1のユーザ名に対応付けて追加もしくは加算して、課金
情報記憶部360を更新する。
【0128】さらに、サービス受取済メッセージ受信部
362は、端末111から送信されるサービス受取済メ
ッセージを受信する。したがって、端末側インターフェ
ース303は、サービス受取済メッセージ受信部362
として機能する。
【0129】図5は、課金情報がハードディスク305
に記憶される様子を示す説明図である。
【0130】本図に示すように、課金情報は、表の形式
で記憶され、この表の各行が、1つ1つの課金情報の内
容に相当する。たとえば、ユーザab123は、200
0年1月12日13時15分02秒から1832秒間、
ISP 151を利用している。また、ユーザcd45
6は、2000年1月12日14時16分34秒に、サ
ーバ名 www.144.ne.jpのASP 132か
ら画像情報サービスの提供を受けており、その価格は1
20円である。このほか、特定のASP 132に接続
することによるISP接続料割引サービスなどの情報を
記録することもできる。これらの情報を適宜積算するこ
とによって、各ユーザに対する課金を行う。
【0131】また、これらの情報をASP 132ごと
に積算することにより、各ASP132に対する支払を
ユーザに代わって行うことができる。
【0132】課金情報更新部361による更新は、本実
施形態では、サービス受取済メッセージの受信後(図2
の209の後)に行うが、応答メッセージの送信前(図
2の205〜206の間)やサービス提供メッセージの
送信前(図2の207〜208の間)に行うこともでき
る。いずれで行うかは、ISP 151やASP 13
2の構成設定に応じて適宜変更が可能である。
【0133】(接続開始処理)図6は、図3に示すコン
ピュータ301がISP 151(本発明の中継装置3
51)として機能する場合に、端末111に通信識別子
を割り当てるまでの接続開始処理の流れを示すフローチ
ャートである。以下、本図を参照して説明する。
【0134】端末111がインターネット131への接
続要求をコンピュータ101に対して送信すると(ステ
ップS401)、コンピュータ101は、端末側インタ
ーフェース303を介して、この接続要求を受信する
(ステップS402)。
【0135】一般に、この接続要求のメッセージには、
ユーザ名とパスワードの情報が含まれている。コンピュ
ータ301は、これらの情報を用いて、当該接続要求を
送信してきた端末111のユーザが、接続のための使用
権を有する正規ユーザであるか否かを調べる認証を行う
ことができる。
【0136】次に、CPU 302は、受信した接続要
求が正当なものであるか否かを調べる(ステップS40
3)。上述した通り、本実施形態では、接続要求のメッ
セージに含まれるユーザ名とパスワードの情報から、端
末111のユーザを認証する。
【0137】たとえば、パスワードの文字列に対して、
あらかじめ定めた文字列をソルト(salt)として用いて
MD5やDESなどの公知の一方向ハッシュ関数を適用
し、その結果が、あらかじめ当該ユーザ名に対応付けて
計算されたものと同じか否かを調べて認証を行う。
【0138】なお、後述するように、認証の際に、毎回
異なるパスワードをユーザに入力させるような実施態様
をとり、これにより認証を行うこともできる。
【0139】接続要求が正当なものである場合(ステッ
プS403;Yes)、CPU 302は、現在未使用
のIPアドレスを通信識別子として当該端末111に対
して割り当てて(ステップS404)、当該ユーザ名
と、割り当てたIPアドレスを対応付けてハードディス
ク305もしくはRAM 307に記憶し(ステップS
405)、本処理を終了する。
【0140】端末111では、IPアドレスを通信識別
子として受け付けて(ステップS406)、以降の通信
に備える。端末111からインターネット内のASP
132へサービス要求メッセージ等の各種のメッセージ
を送信する場合は、発信元のIPアドレスとして、この
通信識別子を用いる。
【0141】一方、接続要求が正当なものでない場合
(ステップS403;No)、接続要求を拒否して(ス
テップS407)。本処理を終了する。なお、ステップ
S407の拒否に対する端末111側の応答について
は、理解を容易にするため、図示を省略した。
【0142】このようにユーザ名と割り当てた通信識別
子とを対応付けて記憶しておくことにより、CPU 3
02は、メッセージに含まれる発信元や宛先の通信識別
子から、端末111のユーザが誰であるかを知ることが
できる。
【0143】なお、これ以降は、端末111とインター
ネット131内のASP 132との通信は、それぞれ
のIPアドレスを発信元と宛先の通信識別子として含む
メッセージをISP 151が中継して伝送することに
よって行われる。
【0144】ISP 151は、公知のTCP/IPの
バケツリレー形式の通信手法を用いることにより、イン
ターネット131内のあるASP 132からインター
ネット131内の別のASP 132へのメッセージの
中継の処理も行う。
【0145】また、端末111とISP 151との接
続が解除された場合は、当該端末111に対して割り当
てた通信識別子も解除され、ステップS405において
記憶されたユーザ名と通信識別子の対も消去される。こ
れにより、他の端末111から接続要求がきた場合に、
そのときに使用されていない通信識別子を再利用するこ
とができる。
【0146】(端末側中継処理)図7は、ISP 15
1(コンピュータ301、中継装置351)にて実行さ
れる端末側中継処理の様子を示すフローチャートであ
る。本処理は、端末111から各種のメッセージが到達
したことを検知すると起動される。以下、本図を参照し
て説明する。
【0147】まず、コンピュータ301は、端末側イン
ターフェースを介してメッセージを受信する(ステップ
S431)。受信したメッセージは、RAM 307に
一時的に保存される。
【0148】次に、CPU 302は、当該メッセージ
の宛先を調べる(ステップS432)。宛先がインター
ネット131内のASP 132である場合(ステップ
S432;ASP)、当該メッセージを通信網側インタ
ーネット304を介してインターネット131へ送信し
て(ステップS433)、本処理を終了する。このよう
なメッセージには、サービス要求メッセージなどがあ
る。
【0149】一方、宛先が当該ISP 151である場
合(ステップS432;ISP)、当該メッセージがサ
ービス受取済メッセージであるか否かを調べる(ステッ
プS434)。そうである場合(ステップS434;Y
es)、当該サービス受取済メッセージの発信元IPア
ドレス(端末111のIPアドレス)など、サービス受
取済メッセージに書き込まれた端末111のIPアドレ
スやそのユーザのユーザ名などの情報からユーザ名を取
得して(ステップS435)、当該端末111に以前に
中継したサービス提供メッセージに含まれる課金情報、
もしくは、サービス受取済メッセージに書き込まれた課
金情報を、ハードディスク305内の課金情報記憶部3
60に追加記憶して、更新し(ステップS436)、本
処理を終了する。
【0150】一方、サービス受取済メッセージでない場
合(ステップS434;No)、その内容に対応する処
理を実行して(ステップS437)、本処理を終了す
る。
【0151】当該メッセージが、他の端末111宛のも
のである場合(ステップS432;他の端末)、当該メ
ッセージを、端末側インターフェース303を介してそ
の宛先に送信し(ステップS438)、本処理を終了す
る。
【0152】(通信網側中継処理)図8は、ISP 1
51(コンピュータ301、中継装置351)にて実行
される通信網側中継処理の様子を示すフローチャートで
ある。本処理は、インターネット131から各種のメッ
セージが到達したことを検知すると起動される。以下、
本図を参照して説明する。
【0153】まず、コンピュータ301は、通信網側イ
ンターフェース304を介してメッセージを受信する
(ステップS451)。受信したメッセージは、RAM
307に一時的に保存される。
【0154】次に、CPU 302は、当該メッセージ
がインターネット131内の別の機器へ送信すべきもの
か否か、すなわち、インターネット131へ再送信して
中継すべきか否かをを調べる(ステップS452)。そ
うである場合(ステップS452;Yes)、当該メッ
セージを、通信網側インターフェース304を介してイ
ンターネット131へ再送信して中継し(ステップS4
53)、本処理を終了する。
【0155】そうでない場合(ステップS452;N
o)、すなわち、当該メッセージがISP 151宛、
もしくは、端末111宛である場合は、CPU 302
は、メッセージの宛先と種類を調べる(ステップS45
4)。
【0156】当該メッセージが問い合わせメッセージで
あり、宛先がISP 151である場合(ステップS4
54;問い合わせ)、問い合わせメッセージに指定され
たサービス提供先のIPアドレスを取得する(ステップ
S455)。
【0157】次に、このIPアドレスがいずれかの端末
111のユーザに割り当てられているか否かを調べる
(ステップS456)。IPアドレスが割り当てられて
いる端末111のユーザ名が取得できた場合(ステップ
S456;Yes)、当該ユーザ名のユーザに対してそ
のサービスの提供をしてよいか調べ(ステップS45
7)、してよい場合(ステップS457;Yes)、サ
ービスを提供する旨の応答メッセージを通信網側インタ
ーフェース304を介してASP 132へ送信し(ス
テップS458)、本処理を終了する。
【0158】一方、ユーザ名が取得できない場合(ステ
ップS456;No)、あるいは、サービスの提供をし
てはならない場合(ステップS457;No)、サービ
スを提供しない旨の応答メッセージを通信網側インター
フェース304を介してASP 132へ送信し(ステ
ップS459)、本処理を終了する。
【0159】当該メッセージがサービス提供メッセージ
であり、宛先がいずれかの端末111である場合(ステ
ップS454;提供)、端末側インターフェース303
を介して当該宛先の端末111へ当該メッセージを送信
し(ステップS460)、本処理を終了する。
【0160】当該メッセージがこれ以外の場合(ステッ
プS454;その他)、対応する処理を実行し(ステッ
プS461)、本処理を終了する。
【0161】なお、ステップS457におけるサービス
を提供してよいか否かの判断基準としては、以下のよう
なものが考えられる。
【0162】・常に、サービスを提供してよい、とす
る。
【0163】・問い合わせメッセージに当該サービスの
課金情報が含まれるようにして、当該サービスの価格
が、当該ユーザの課金上限額以下である場合に、サービ
スを提供してよい、とする。
【0164】・問い合わせメッセージに当該サービスの
課金情報が含まれるようにして、当該ユーザの所定期間
の利用権に対して割り当てられた価格の残額以下である
場合に、サービスを提供してよい、とする。
【0165】・問い合わせメッセージにサービスの種類
の情報が含まれるようにして、そのサービスの種類が所
定の種類(たとえば「成人向サービス以外」)である場
合に、サービスを提供してよい、とする。
【0166】このようなサービスの提供基準は、ユーザ
とISP 151の契約に応じて変更することができ
る。また、ユーザが端末111からISP 151にア
クセスし、ISP 151のCGI(Common Gateway I
nterface)スクリプトなどを使用して変更することがで
きるようにしてもよい。
【0167】また、サービス提供メッセージや問い合わ
せメッセージに課金情報が含まれる場合には、これらを
受信した段階で当該ユーザの課金情報を更新してもよ
い。また、課金情報を仮更新し、サービス受取済メッセ
ージを当該ユーザの端末111から受信してから本更新
するような形態をとることもできる。
【0168】(接続開始処理の他の実施の形態)本実施
形態は、上記実施形態とその大部分は同様であるが、接
続開始処理における認証の手法が異なる。
【0169】図9は、本実施形態における接続開始処理
の流れを示すフローチャートである。以下、本図を参照
して説明する。なお、本図においては、ISP 151
(中継装置351)における接続開始処理とあわせて、
端末111における処理についても示してある。
【0170】まず、端末111は、ユーザからのユーザ
名の入力を受け付けて(ステップS801)、そのユー
ザ名とともに、ISP 151に対して接続要求を送信
する(ステップS802)。
【0171】ISP 151は、接続要求を受信すると
(ステップS803)、乱数を用いて、認証用文字列を
生成し(ステップS804)、その認証用文字列を端末
111へ送信する(ステップS805)。
【0172】端末111は、認証用文字列を受信して
(ステップS806)、その認証用文字列を画面に表示
する(ステップS807)。
【0173】ユーザは、表示された認証用文字列を、あ
らかじめ当該ユーザに対して定められた規則に基づいて
パスワード文字列に変換する。この規則は、ISP 1
51のハードディスク305に、ユーザ名に対応付けて
記憶されている。この変換については後述する。
【0174】端末111は、ユーザからのパスワード文
字列の入力を受け付けて(ステップS808)、そのパ
スワード文字列をISP 151に送信する(ステップ
S809)。
【0175】ISP 151は、パスワード文字列を受
信する(ステップS810)。
【0176】次に、ISP 151は、ハードディスク
305に当該ユーザ名に対応付けられて記憶された規則
を取得して(ステップS811)、ステップS804に
て生成した認証用文字列に、この規則を適用して文字列
を変換して生成する(ステップS812)。
【0177】さらに、ステップS810にて受信したパ
スワード文字列と、ステップS812にて変換生成され
た文字列と、が等しいか否かを比較する(ステップS8
13)。
【0178】これが等しい場合(ステップS813;Y
es)、接続要求が正当なものであることとなり、IS
P 151は、現在未使用の通信識別子を当該端末11
1に対して割り当てて(ステップS814)、当該ユー
ザ名と、割り当てた通信識別子を対応付けてハードディ
スク305もしくはRAM 307に記憶し(ステップ
S815)、本処理を終了する。一方、端末111は、
割り当てられた通信識別子を取得して(ステップS81
6)、以降の通信に備える。
【0179】一方、2つの文字列が等しくない場合(ス
テップS813;No)、すなわち、接続要求が正当な
ものでない場合、接続要求を拒否する旨の通知を端末1
11に対して通知して(ステップS817)、本処理を
終了する。なお、この通知に対する端末111の応答に
ついては理解を容易にするため、図示を省略した。
【0180】本実施形態において用いられる規則とし
て、たとえば、以下のようなものを採用することができ
る。
【0181】認証用文字列はn桁の数字の列であり、パ
スワード文字列はm桁の数字の列である。パスワード文
字列のk (1≦k≦m)桁目の数字は、認証用文字列のhk (1
≦hk≦n)桁目の数字に対して、加減乗除などの所定の演
算などを適用することにより得られるように規則を定め
る。このhkおよびこれに対する演算をユーザごとに違う
ものとすることにより、認証を行う。
【0182】たとえば、n = 8, m = 3の場合、あるユー
ザに対しては、「2桁目に1を足したもの、4桁目に2
を足したもの、6桁目に3を足したもの」という規則を
与え、別のユーザに対しては、「1桁目に3をかけたも
の、8桁目を4で割った余り、5桁目から3を引いたも
の」という規則を与える、などである(ただし、加減乗
除の結果の1の位のみを採用する)。たとえば、前者の
規則を用いる場合、認証文字列「18245924」に
対する正しいパスワード文字列は「962」となる。
【0183】また、認証用文字列として英字や仮名の列
を用いることもできる。この場合は、演算として「次の
文字」「前の文字」「小文字に変更」「大文字に変更」
「母音を得る」などを利用すればよい。このほか、特開
平10−307799号公報に開示するように、所定の
変換用演算盤を用いてもよい。
【0184】本実施形態では、上記の実施形態と同様に
コンピュータ301の各部が機能するほか、CPU 3
02は、認証用文字列生成送信部として機能する。端末
側インターフェース303は、パスワード文字列受信部
として機能する。ハードディスク305や媒体読取装置
310に装着された媒体は、規則記憶部として機能す
る。
【0185】なお、一旦は従来のパスワード形式で接続
を確立した後にユーザが本発明で提供される課金サービ
スを使用したくなった場合は、上記の接続開始処理と同
様の処理を行うことで対応できる。すなわち、認証用文
字列と当該ユーザから送られたパスワード文字列とを当
該ユーザの規則で比較して、認証が成功した場合は、割
り当てたIPアドレスをそのまま維持し、失敗した場合
は、そのIPアドレスの割り当てを解除する。この場
合、CPU 302は、上記の通信識別子解除部として
機能する。
【0186】本実施形態では、インターネット131へ
の接続を提供するに際して、生のパスワード文字列が端
末111にて入力されることを防止できる。
【0187】これにより、たとえば、端末111が、ダ
イアルアップ接続を監視して入力されたパスワードを盗
むようなコンピュータ・ウィルスに感染されても、規則
がわからなければ認証が成功しない。したがって、ユー
ザに対して、セキュリティの高いインターネット131
への接続を提供することができる。
【0188】(サービス提供装置)図10は、本発明の
サービス提供装置として機能するASPを実現するコン
ピュータの概要構成を示す模式図である。以下、本図を
参照して説明する。
【0189】コンピュータ901の各部は、CPU 9
02によって制御される。インターネット131の中の
他のASP 132などの各機器や、ISP 151と
は、通信網側インターフェース904を介して通信を行
う。通信網側インターフェース904としては、各種の
ネットワークインターフェースカードなどを使用するこ
とができる。
【0190】コンピュータ901が起動すると、CPU
902はROM 906に記録されたIPLプログラ
ムを実行する。IPLプログラム内には、ハードディス
ク905の所定の場所に記録されたプログラムをRAM
907に読み込んで、これを実行する旨の指令が含ま
れており、この処理によって、コンピュータ901の上
で、各種のOSや、当該コンピュータ901をASPと
して機能させるプログラムが動作することとなる。
【0191】CPU 902は、メッセージの中継や処
理をする際に、RAM 907をメッセージを一時的に
記憶するバッファとして用いる。
【0192】また、端末111へ提供するハードディス
ク905は、サービスに関連するデータを記憶する。サ
ービスが画像情報、音声情報等である場合には、これを
ファイル形式で記憶する。また、通信販売のサービスを
提供する場合は、各商品の情報が記憶される。
【0193】このほか、コンピュータ901は、CRT
ディスプレイなどの表示装置908や、キーボード、マ
ウスなどの入力装置909を備えてもよい。中継装置の
管理者は、これらの機器を用いて当該コンピュータ90
1の構成設定や管理を行う。
【0194】また、コンピュータ901にプログラムを
インストールするためにCD−ROMドライブやFDド
ライブなどの媒体読取装置910を備えることもでき
る。CD−ROMやFDなどの媒体からハードディスク
905へプログラムや提供するサービス用のデータをイ
ンストールすることができる。また、インターネット1
31内のいずれかの機器に記録されたプログラムをハー
ドディスク905へインストールすることもできる。
【0195】なお、ASP 132とISP 151
は、類似する機能を有するプログラム群によって制御さ
れるコンピュータとして実現することができる。したが
って、図9に示すコンピュータ901のかわりに、図3
に示すコンピュータ301を使用して、ASP 132
とISP 151の両方の機能を果たすように構成設定
してもよい。
【0196】図11は、本発明のサービス提供装置の概
要構成を示す模式図である。以下、図10と図11を参
照して、ASP 132を構成する各部との対応を説明
する。
【0197】サービス提供装置951のサービス要求メ
ッセージ受信部952は、端末111のIPアドレスを
発信元とするサービス要求メッセージをISP 151
から受信する。したがって、通信網側インターフェース
904は、サービス要求メッセージ受信部952として
機能する。
【0198】一方、問い合わせメッセージ送信部953
は、サービス要求メッセージに指定された端末111に
サービスを提供するか否かを問い合わせる問い合わせメ
ッセージをISP 151へ送信する。当該問い合わせ
メッセージは、CPU 902がRAM 907に生成
し、通信網側インターフェース904が送信する。
【0199】さらに、応答メッセージ受信部954は、
サービスを提供するか否かを指定する応答メッセージを
ISP 151から受信する。したがって、通信網側イ
ンターフェース904は、応答メッセージ受信部954
として、機能する。
【0200】そして、サービス提供メッセージ送信部9
55は、応答メッセージがサービスを提供する旨を指定
する場合、端末111を宛先とするサービス提供メッセ
ージを、ISP 151に送信する。当該サービス提供
メッセージは、CPU 902がハードディスク905
等に記憶された情報を用いてRAM 907に生成し、
通信網側インターフェース904が送信する。
【0201】(ASP処理)図12は、ASP 132
(サービス提供装置951)として機能するコンピュー
タ901にて実行されるASP処理の流れを示すフロー
チャートである。本処理は、通信網側インターフェース
904に各種のメッセージが到着したことを検知した場
合に起動される。以下、本図を参照して説明する。
【0202】まず、コンピュータ901は、通信網側イ
ンターフェース904を介してメッセージを受信する
(ステップS971)。受信したメッセージは、RAM
907に一時的に保存される。
【0203】次に、CPU 902は、当該メッセージ
が、インターネット131(当該ASP 132がゲー
トウェイとして機能する場合は、そのLAN(Local Ar
ea Network)を含む。)内の別の機器へ送信すべきもの
か否か、すなわち、インターネット131へ再送信して
中継すべきか否かをを調べる(ステップS972)。そ
うである場合(ステップS972;Yes)、当該メッ
セージを、通信網側インターフェース904を介してイ
ンターネット131へ再送信して中継し(ステップS9
73)、本処理を終了する。
【0204】そうでない場合(ステップS972;N
o)、すなわち、当該メッセージが当該ASP 132
宛である場合は、CPU 902は、メッセージの種類
を調べる(ステップS974)。
【0205】当該メッセージがサービス要求メッセージ
である場合(ステップS974;要求)、サービス要求
メッセージに指定されたサービス提供先の端末111、
すなわち、当該メッセージの発信元の端末111のIP
アドレスを取得する(ステップS975)。
【0206】次に、当該端末111に対してサービスを
提供してよいか否かを問い合わせる問い合わせメッセー
ジを通信網側インターフェース904を介してISP
151へ送信して(ステップS976)、本処理を終了
する。
【0207】一方、当該メッセージが応答メッセージで
ある場合(ステップS974;応答)、当該メッセージ
を吟味して、当該端末111に対してサービスを提供し
てよいか否かを調べ(ステップS977)、サービスを
提供してよい場合(ステップS977;Yes)、サー
ビス提供メッセージを通信網側インターフェース904
とISP 151とを介して端末111へ送信して(ス
テップS978)、本処理を終了する。
【0208】一方、サービスを提供しない場合(ステッ
プS977;No)その旨を通信網側インターフェース
904とISP 151とを介して端末111へ送信し
て(ステップS979)、本処理を終了する。
【0209】それ以外のメッセージである場合(ステッ
プS972;その他)、対応する処理を実行して(ステ
ップS980)、本処理を終了する。
【0210】(メッセージの実施態様)上記のような処
理をISP 151とASP 132の間でスムースに
行うためには、問い合わせメッセージと応答メッセージ
の両方に以下の情報を指定することが望ましい。 ・サービスを要求している端末111のIPアドレス ・当該サービスの種類、価格、提供条件等
【0211】ISP 151が問い合わせメッセージを
受信すると、これらの情報をコピーした応答メッセージ
を生成して、これをASP 132へ送信する。
【0212】また、ASP 132が受信したサービス
要求メッセージに、ASP 132が重複しない識別子
(サービス提供番号)をつけ、これを問い合わせメッセ
ージ、応答メッセージのほか、サービス受取済メッセー
ジにたらい回しにしてもよい。これらの情報を両メッセ
ージに指定することにより、各種のメッセージの整合性
をチェックすることができる。
【0213】(通信販売への応用)上記の説明では、サ
ービスにおいて電子情報からなるコンテンツ(画像情
報、音声情報など)を提供する実施態様を説明したが、
以下のような態様を採用すれば、インターネット通信販
売に応用することもできる。
【0214】すなわち、ユーザには、希望の商品の商品
名のほか、商品の配送先(一般的にはユーザの住所であ
るが、ほかの配送先を指定することもできる)をサービ
ス要求メッセージに指定してもらう。問い合わせメッセ
ージやサービス提供メッセージには、当該商品の商品名
や価格を指定する。ユーザは、サービス提供メッセージ
を「通信販売控え」として受信する。ASP 132
は、ISP 151における当該ユーザへの課金が行わ
れてから、当該商品を配送する指示を、商品配送センタ
ーへ出す。
【0215】なお、この実施形態では、インターネット
131に商品の配送先の情報が流れることとなる。本発
明では、商品の配送先(一般的にはユーザの住所)とい
う個人情報のインターネット131への流出を防止する
こともできる。
【0216】すなわち、ユーザがASP 132に対し
て購入申込をすると、ASP 132は購入申込に対し
て整理番号を付与する。ASP 132は、ISP 1
51に、購入申込整理番号と金額を通知して課金する。
【0217】また、ASP 132は、商品管理会社に
購入申込整理番号と商品名と個数とを通知する。商品管
理会社は、その個数の商品を梱包して、購入申込整理番
号を梱包に貼付し、配送センターに送付する。
【0218】一方、ISP 151は、購入申込番号に
対応するユーザの住所の情報を配送センターに通知す
る。
【0219】配送センターは、ISP 151から送ら
れた情報を元に配送先を決定して、配送を行う。
【0220】このように、個人情報の流出をできるだけ
防止するような実施形態に、本発明を適用することもで
きる。
【0221】なお、上記の説明では、インターネット内
のASP 132からISP 151を介して端末11
1へサービスを提供する場合の課金等を実施例としてあ
げたが、本発明の範囲はこれに限られるものではない。
各種のコンピュータ通信網で、通信機器にそれぞれ通信
識別子が割り当てられるようなものであれば、本発明を
適用することができ、当該実施形態も本発明に含まれ
る。
【0222】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インターネット内のASPからユーザに提供されたサー
ビスの課金情報を、そのユーザの端末をインターネット
に接続するISPのみが管理し、ユーザのクレジットカ
ード情報などがインターネット内に漏れることがないよ
うにするのに好適な通信システム、中継装置、サービス
提供装置、中継方法、サービス提供方法、を実現するプ
ログラムを記録した情報記録媒体を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信システムの概要構成を示す模式図
である。
【図2】本発明の通信システムにおける通信の様子を示
す説明図である。
【図3】本発明の中継装置として機能するコンピュータ
の概要構成を示す模式図である。
【図4】本発明の中継装置の概要構成を示す模式図であ
る。
【図5】課金情報が記憶される様子を示す説明図であ
る。
【図6】本発明の中継装置において実行される接続開始
処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】本発明の中継装置において実行される端末側中
継処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】本発明の中継装置において実行される通信網側
中継処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】本発明の中継装置において実行される接続開始
処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】本発明のサービス提供装置として機能するコ
ンピュータの概要構成を示す模式図である。
【図11】本発明のサービス提供装置の概要構成を示す
模式図である。
【図12】本発明のサービス提供装置にて実行されるA
SP処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 通信システム 111 端末 131 インターネット 132 ASP 151 ISP 301 コンピュータ 302 CPU 303 端末側インターフェース 304 通信網側インターフェース 305 ハードディスク 306 ROM 307 RAM 308 表示装置 309 入力装置 310 媒体読取装置 351 中継装置 352 ユーザ名受信部 353 通信識別子割当部 354 サービス要求メッセージ受信部 355 サービス要求メッセージ送信部 356 問い合わせメッセージ受信部 357 応答メッセージ送信部 358 サービス提供メッセージ受信部 359 サービス提供メッセージ送信部 360 課金情報記憶部 361 課金情報更新部 362 サービス受取済メッセージ受信部 901 コンピュータ 902 CPU 904 通信網側インターフェース 905 ハードディスク 906 ROM 907 RAM 908 表示装置 909 入力装置 910 媒体読取装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 12/14 H04L 11/20 B 12/66 Fターム(参考) 5B085 AC04 AE02 AE04 BG07 5B089 GA11 GA21 GB02 GB04 HA10 HB02 JA08 JB22 KA15 KA17 KB04 KB06 5K030 GA15 HB08 HD03 JT02 KA01 KA02 5K033 AA08 DB12 DB14 DB18 9A001 CC02 CC06 JJ25

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】端末と、中継装置と、サービス提供装置
    と、を備える通信システムであって、 (a)前記端末は、前記中継装置へユーザ名を送信し、 (b)前記中継装置は、前記端末からユーザ名を受信
    し、 前記ユーザ名に対応付けて、前記端末に通信識別子を割
    り当て、 (c)前記端末は、前記割り当てられた通信識別子を発
    信元とし、前記サービス提供装置の通信識別子を宛先と
    するサービス要求メッセージを前記中継装置へ送信し、 (d)前記中継装置は、前記サービス要求メッセージを
    前記端末から受信して、 前記サービス要求メッセージを前記サービス提供装置へ
    送信し、 (e)前記サービス提供装置は、前記サービス要求メッ
    セージを前記中継装置から受信し、 前記サービス要求メッセージに指定された通信識別子に
    サービスを提供するか否かを問い合わせる問い合わせメ
    ッセージを前記中継装置へ送信し、 (f)前記中継装置は、前記問い合わせメッセージを受
    信し、 前記問い合わせメッセージに指定された通信識別子がユ
    ーザ名に対応付けられて割り当てられたものである場
    合、サービスを提供する旨を指定し、そうでない場合、
    サービスを提供する旨を指定する応答メッセージを、前
    記サービス提供装置へ送信し、 (g)前記サービス提供装置は、前記中継装置から、応
    答メッセージを受信し、 前記応答メッセージがサービスを提供する旨を指定する
    場合、前記サービス要求メッセージに指定された通信識
    別子を宛先とし、前記サービス提供装置を発信元とする
    サービス提供メッセージを、前記中継装置に送信し、 (h)前記中継装置は、前記サービス提供装置から、前
    記サービス提供メッセージを受信して、これを前記端末
    へ送信し、 (i)前記端末は、前記サービス提供メッセージを前記
    中継装置から受信することを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】前記問い合わせメッセージもしくは前記サ
    ービス提供メッセージは、前記提供されるサービスの課
    金情報を含み、 前記中継装置は、 前記割り当てられた通信識別子に対応付けられたユーザ
    名に対応付けられた課金情報を記憶し、 前記サービス提供メッセージを前記端末へ送信する場
    合、前記ユーザ名に対応付けて記憶される課金情報に前
    記問い合わせメッセージもしくは前記サービス提供メッ
    セージに含まれる前記提供されるサービスの課金情報を
    追加もしくは加算して、前記ユーザ名に対応付けて記憶
    される課金情報を更新することを特徴とする請求項1に
    記載の通信システム。
  3. 【請求項3】前記端末、前記中継装置、および、前記サ
    ービス提供装置は、TCP/IP(Transmission Contr
    ol Protocol/Internet Protocol)により通信を行い、
    前記通信識別子は、IPアドレスおよびポート番号によ
    り指定されることを特徴とする請求項1または2に記載
    の通信システム。
  4. 【請求項4】端末、および、サービス提供装置と通信可
    能な中継装置であって、 前記端末から送信されたユーザ名を受信するユーザ名受
    信部と、 前記受信されたユーザ名に対応付けて、前記端末に通信
    識別子を割り当てる通信識別子割当部と、 前記割り当てられた通信識別子を発信元とし、前記サー
    ビス提供装置の通信識別子を宛先とするサービス要求メ
    ッセージであって、前記端末から送信されたものを、受
    信するサービス要求メッセージ受信部と、 前記受信されたサービス要求メッセージを前記サービス
    提供装置へ送信するサービス要求メッセージ送信部と、 前記送信されたサービス要求メッセージに指定された通
    信識別子にサービスを提供するか否かを問い合わせる問
    い合わせメッセージであって、前記サービス提供装置か
    ら送信されたものを受信する問い合わせメッセージ受信
    部と、 前記受信された問い合わせメッセージに指定された通信
    識別子が前記受信されたユーザ名に対応付けられて割り
    当てられたものである場合、サービスを提供する旨を指
    定し、そうでない場合、サービスを提供しない旨を指定
    する応答メッセージを、前記サービス提供装置へ送信す
    る応答メッセージ送信部と、 前記受信されたユーザ名に対応付けて割り当てられた通
    信識別子にサービスを提供するサービス提供メッセージ
    であって、前記サービス提供装置から送信されたものを
    受信するサービス提供メッセージ受信部と、 前記受信されたサービス提供メッセージを前記端末へ送
    信するサービス提供メッセージ送信部と、 を備えることを特徴とする中継装置。
  5. 【請求項5】前記問い合わせメッセージもしくは前記サ
    ービス提供メッセージは、前記提供されるサービスの課
    金情報を含み、 前記受信されたユーザ名に対応付けて課金情報を記憶す
    る課金情報記憶部と、 前記サービス提供メッセージ送信部により前記サービス
    提供メッセージが前記端末に送信される場合、前記問い
    合わせメッセージもしくは前記サービス提供メッセージ
    に指定された前記提供されるサービスの課金情報を、前
    記課金情報記憶部に前記受信されたユーザ名に対応付け
    て追加もしくは加算して、前記課金情報記憶部を更新す
    る課金情報更新部と、 をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の中継
    装置。
  6. 【請求項6】前記課金情報更新部による更新は、前記応
    答メッセージ送信部による応答メッセージの送信前に行
    われることを特徴とする請求項5に記載の中継装置。
  7. 【請求項7】前記課金情報更新部による更新は、前記サ
    ービス提供メッセージ送信部によるサービス提供メッセ
    ージの送信前に行われることを特徴とする請求項5に記
    載の中継装置。
  8. 【請求項8】前記端末が前記サービス提供メッセージ送
    信部により送信される前記サービス提供メッセージを受
    信した場合、前記端末から送信されるサービス受取済メ
    ッセージを受信するサービス受取済メッセージ受信部を
    さらに備え、 前記課金情報更新部による更新は、サービス受取済メッ
    セージ受信部によるサービス受取済メッセージの受信後
    に行われることを特徴とする請求項5に記載の中継装
    置。
  9. 【請求項9】前記ユーザ名受信部によりユーザ名が受信
    された場合、認証用文字列を生成して、これを前記端末
    へ送信する認証用文字列生成送信部と、 前記端末から送信されたパスワード文字列を受信するパ
    スワード文字列受信部と、 認証用文字列からパスワード文字列を生成する規則を、
    ユーザ名に対応付けて記憶する規則記憶部と、 をさらに備え、 前記通信識別子割当部は、前記ユーザ名受信部により受
    信されたユーザ名に対応付けて前記規則記憶部に記憶さ
    れた規則により、前記認証用文字列生成送信部により生
    成された認証用文字列から、前記パスワード文字列受信
    部により受信されたパスワード文字列が生成される場
    合、前記端末に通信識別子を割り当てることを特徴とす
    る請求項4から8のいずれか1項に記載の中継装置。
  10. 【請求項10】前記通信識別子割当部は、前記ユーザ名
    受信部によりユーザ名が受信された場合、前記端末に通
    信識別子を割り当て、 前記ユーザ名受信部により受信されたユーザ名に対応付
    けて前記規則記憶部に記憶された規則により、前記認証
    用文字列生成送信部により生成された認証用文字列か
    ら、前記パスワード文字列受信部により受信されたパス
    ワード文字列が生成されない場合、前記通信識別子割当
    部により前記端末に割り当てられた通信識別子を解除す
    る通信識別子解除部をさらに備えることを特徴とする請
    求項9に記載の中継装置。
  11. 【請求項11】前記メッセージの送信および受信は、T
    CP/IP(Transmission Control Protocol/Internet
    Protocol)により行われ、前記通信識別子は、IPア
    ドレスおよびポート番号により指定されることを特徴と
    する請求項4から10のいずれか1項に記載の中継装
    置。
  12. 【請求項12】中継装置と通信可能なサービス提供装置
    であって、 前記中継装置により割り当てられた通信識別子を発信元
    とし、前記サービス提供装置の通信識別子を宛先とする
    サービス要求メッセージであって前記中継装置から送信
    されたものを受信するサービス要求メッセージ受信部
    と、 前記サービス要求メッセージ受信部により受信されたサ
    ービス要求メッセージに指定された通信識別子にサービ
    スを提供するか否かを問い合わせる問い合わせメッセー
    ジを前記中継装置へ送信する問い合わせメッセージ送信
    部と、 サービスを提供するか否かを指定する応答メッセージで
    あって前記中継装置から送信されたものを受信する応答
    メッセージ受信部と、 前記応答メッセージ受信部により受信された応答メッセ
    ージがサービスを提供する旨を指定する場合、前記サー
    ビス要求メッセージに指定された通信識別子を宛先と
    し、前記サービス提供装置を発信元とするサービス提供
    メッセージを、前記中継装置に送信するサービス提供メ
    ッセージ送信部と、 を備えることを特徴とするサービス提供装置。
  13. 【請求項13】前記問い合わせメッセージもしくは前記
    サービス提供メッセージは前記提供されるサービスの課
    金情報を含むことを特徴とする請求項12に記載のサー
    ビス提供装置。
  14. 【請求項14】前記メッセージの送信および受信は、T
    CP/IP(Transmission Control Protocol/Internet
    Protocol)により行われ、前記通信識別子は、IPア
    ドレスおよびポート番号により指定されることを特徴と
    する請求項12または13に記載のサービス提供装置。
  15. 【請求項15】端末とサービス提供装置との間の通信を
    中継する中継方法であって、 前記端末から送信されたユーザ名を受信するユーザ名受
    信工程と、 前記受信されたユーザ名に対応付けて、前記端末に通信
    識別子を割り当てる通信識別子割当工程と、 前記割り当てられた通信識別子を発信元とし、前記サー
    ビス提供装置の通信識別子を宛先とするサービス要求メ
    ッセージであって、前記端末から送信されたものを、受
    信するサービス要求メッセージ受信工程と、 前記受信されたサービス要求メッセージを前記サービス
    提供装置へ送信するサービス要求メッセージ送信工程
    と、 前記送信されたサービス要求メッセージに指定された通
    信識別子にサービスを提供するか否かを問い合わせる問
    い合わせメッセージであって、前記サービス提供装置か
    ら送信されたものを受信する問い合わせメッセージ受信
    工程と、 前記受信された問い合わせメッセージに指定された通信
    識別子が前記受信されたユーザ名に対応付けられて割り
    当てられたものである場合、サービスを提供する旨を指
    定し、そうでない場合、サービスを提供しない旨を指定
    する応答メッセージを、前記サービス提供装置へ送信す
    る応答メッセージ送信工程と、 前記受信されたユーザ名に対応付けて割り当てられた通
    信識別子にサービスを提供するサービス提供メッセージ
    であって、前記サービス提供装置から送信されたものを
    受信するサービス提供メッセージ受信工程と、 前記受信されたサービス提供メッセージを前記端末へ送
    信するサービス提供メッセージ送信工程と、 を備えることを特徴とする中継方法。
  16. 【請求項16】前記問い合わせメッセージもしくは前記
    サービス提供メッセージは、前記提供されるサービスの
    課金情報を含み、 前記サービス提供メッセージ送信工程にて前記サービス
    提供メッセージが前記端末に送信される場合、前記問い
    合わせメッセージもしくは前記サービス提供メッセージ
    に指定された前記提供されるサービスの課金情報を、前
    記受信されたユーザ名に対応付けて追加記憶もしくは加
    算して、更新する課金情報更新工程と、 をさらに備えることを特徴とする請求項15に記載の中
    継方法。
  17. 【請求項17】前記課金情報更新工程における更新は、
    前記応答メッセージ送信工程における応答メッセージの
    送信前に行われることを特徴とする請求項16に記載の
    中継方法。
  18. 【請求項18】前記課金情報更新工程における更新は、
    前記サービス提供メッセージ送信工程におけるサービス
    提供メッセージの送信前に行われることを特徴とする請
    求項16に記載の中継方法。
  19. 【請求項19】前記端末が前記サービス提供メッセージ
    送信工程にて送信される前記サービス提供メッセージを
    受信した場合、前記端末から送信されるサービス受取済
    メッセージを受信するサービス受取済メッセージ受信工
    程をさらに備え、 前記課金情報更新工程における更新は、サービス受取済
    メッセージ受信工程におけるサービス受取済メッセージ
    の受信後に行われることを特徴とする請求項16に記載
    の中継方法。
  20. 【請求項20】前記ユーザ名受信工程にてユーザ名が受
    信された場合、認証用文字列を生成して、これを前記端
    末へ送信する認証用文字列生成送信工程と、 前記端末から送信されたパスワード文字列を受信するパ
    スワード文字列受信工程と、 をさらに備え、 前記通信識別子割当工程は、前記ユーザ名受信工程にて
    受信されたユーザ名に対応付けてあらかじめ記憶された
    規則により、前記認証用文字列生成送信工程にて生成さ
    れた認証用文字列から、前記パスワード文字列受信工程
    にて受信されたパスワード文字列が生成される場合、前
    記端末に通信識別子を割り当てることを特徴とする請求
    項15から19のいずれか1項に記載の中継方法。
  21. 【請求項21】前記通信識別子割当工程は、前記ユーザ
    名受信工程にてユーザ名が受信された場合、前記端末に
    通信識別子を割り当て、 前記ユーザ名受信工程にて受信されたユーザ名に対応付
    けてあらかじめ記憶された規則により、前記認証用文字
    列生成送信工程にて生成された認証用文字列から、前記
    パスワード文字列受信工程にて受信されたパスワード文
    字列が生成されない場合、前記通信識別子割当工程にて
    前記端末に割り当てられた通信識別子を解除する通信識
    別子解除工程をさらに備えることを特徴とする請求項2
    0に記載の中継方法。
  22. 【請求項22】前記メッセージの送信および受信は、T
    CP/IP(Transmission Control Protocol/Internet
    Protocol)により行われ、前記通信識別子は、IPア
    ドレスおよびポート番号により指定されることを特徴と
    する請求項15から21のいずれか1項に記載の中継方
    法。
  23. 【請求項23】中継装置を介してサービスを提供するサ
    ービス提供方法であって、 前記中継装置により割り当てられた通信識別子を発信元
    とするサービス要求メッセージであって前記中継装置か
    ら送信されたものを受信するサービス要求メッセージ受
    信工程と、 前記サービス要求メッセージ受信工程にて受信されたサ
    ービス要求メッセージに指定された通信識別子にサービ
    スを提供するか否かを問い合わせる問い合わせメッセー
    ジを前記中継装置へ送信する問い合わせメッセージ送信
    工程と、 サービスを提供するか否かを指定する応答メッセージで
    あって前記中継装置から送信されたものを受信する応答
    メッセージ受信工程と、 前記応答メッセージ受信工程にて受信された応答メッセ
    ージがサービスを提供する旨を指定する場合、前記サー
    ビス要求メッセージに指定された通信識別子を宛先とす
    るサービス提供メッセージを、前記中継装置に送信する
    サービス提供メッセージ送信工程と、 を備えることを特徴とするサービス提供方法。
  24. 【請求項24】前記問い合わせメッセージもしくは前記
    サービス提供メッセージは前記提供されるサービスの課
    金情報を含むことを特徴とする請求項23に記載のサー
    ビス提供方法。
  25. 【請求項25】前記メッセージの送信および受信は、T
    CP/IP(Transmission Control Protocol/Internet
    Protocol)により行われ、前記通信識別子は、IPア
    ドレスおよびポート番号により指定されることを特徴と
    する請求項23または24に記載のサービス提供方法。
  26. 【請求項26】端末、および、サービス提供装置と通信
    可能なコンピュータを、 前記端末から送信されたユーザ名を受信するユーザ名受
    信部、 前記受信されたユーザ名に対応付けて、前記端末に通信
    識別子を割り当てる通信識別子割当部、 前記割り当てられた通信識別子を発信元とし、前記サー
    ビス提供装置の通信識別子を宛先とするサービス要求メ
    ッセージであって、前記端末から送信されたものを、受
    信するサービス要求メッセージ受信部、 前記受信されたサービス要求メッセージを前記サービス
    提供装置へ送信するサービス要求メッセージ送信部と、 前記送信されたサービス要求メッセージに指定された通
    信識別子にサービスを提供するか否かを問い合わせる問
    い合わせメッセージであって、前記サービス提供装置か
    ら送信されたものを受信する問い合わせメッセージ受信
    部、 前記受信された問い合わせメッセージに指定された通信
    識別子が前記受信されたユーザ名に対応付けられて割り
    当てられたものである場合、サービスを提供する旨を指
    定し、そうでない場合、サービスを提供しない旨を指定
    する応答メッセージを、前記サービス提供装置へ送信す
    る応答メッセージ送信部、 前記受信されたユーザ名に対応付けて割り当てられた通
    信識別子にサービスを提供するサービス提供メッセージ
    であって、前記サービス提供装置から送信されたものを
    受信するサービス提供メッセージ受信部、および、 前記受信されたサービス提供メッセージを前記端末へ送
    信するサービス提供メッセージ送信部として機能させる
    ことを特徴とするプログラムを記録したコンピュータ読
    取可能な情報記録媒体。
  27. 【請求項27】前記プログラムは、前記コンピュータに
    おいて、 前記問い合わせメッセージもしくは前記サービス提供メ
    ッセージは、前記提供されるサービスの課金情報を含む
    ように機能させ、 前記プログラムは、前記コンピュータを、 前記受信されたユーザ名に対応付けて課金情報を記憶す
    る課金情報記憶部、および、 前記サービス提供メッセージ送信部により前記サービス
    提供メッセージが前記端末に送信される場合、前記問い
    合わせメッセージもしくは前記サービス提供メッセージ
    に指定された前記提供されるサービスの課金情報を、前
    記課金情報記憶部に前記受信されたユーザ名に対応付け
    て追加もしくは加算して、前記課金情報記憶部を更新す
    る課金情報更新部としてさらに機能させることを特徴と
    する請求項26に記載の情報記録媒体。
  28. 【請求項28】前記プログラムは、前記コンピュータ
    を、 前記課金情報更新部による更新は、前記応答メッセージ
    送信部による応答メッセージの送信前に行われるように
    機能させることを特徴とする請求項27に記載の情報記
    録媒体。
  29. 【請求項29】前記プログラムは、前記コンピュータ
    を、 前記課金情報更新部による更新は、前記サービス提供メ
    ッセージ送信部によるサービス提供メッセージの送信前
    に行われるように機能させることを特徴とする請求項2
    7に記載の情報記録媒体。
  30. 【請求項30】前記プログラムは、前記コンピュータ
    を、 前記端末が前記サービス提供メッセージ送信部により送
    信される前記サービス提供メッセージを受信した場合、
    前記端末から送信されるサービス受取済メッセージを受
    信するサービス受取済メッセージ受信部としてさらに機
    能させ、 前記課金情報更新部による更新は、サービス受取済メッ
    セージ受信部によるサービス受取済メッセージの受信後
    に行われるように機能させることを特徴とする請求項2
    7に記載の情報記録媒体。
  31. 【請求項31】前記プログラムは、前記コンピュータ
    を、 前記ユーザ名受信部によりユーザ名が受信された場合、
    認証用文字列を生成して、これを前記端末へ送信する認
    証用文字列生成送信部、および、前記端末から送信され
    たパスワード文字列を受信するパスワード文字列受信部
    と、 認証用文字列からパスワード文字列を生成する規則を、
    ユーザ名に対応付けて記憶する規則記憶部としてさらに
    機能させ、 前記通信識別子割当部は、前記ユーザ名受信部により受
    信されたユーザ名に対応付けて前記規則記憶部に記憶さ
    れた規則により、前記認証用文字列生成送信部により生
    成された認証用文字列から、前記パスワード文字列受信
    部により受信されたパスワード文字列が生成される場
    合、前記端末に通信識別子を割り当てるように機能させ
    ることを特徴とする請求項26から30のいずれか1項
    に記載の情報記録媒体。
  32. 【請求項32】前記プログラムは、前記コンピュータ
    を、 前記通信識別子割当部は、前記ユーザ名受信部によりユ
    ーザ名が受信された場合、前記端末に通信識別子を割り
    当てるようにさらに機能させ、 前記ユーザ名受信部により受信されたユーザ名に対応付
    けて前記規則記憶部に記憶された規則により、前記認証
    用文字列生成送信部により生成された認証用文字列か
    ら、前記パスワード文字列受信部により受信されたパス
    ワード文字列が生成されない場合、前記通信識別子割当
    部により前記端末に割り当てられた通信識別子を解除す
    る通信識別子解除部としてさらに機能させることを特徴
    とする請求項31に記載の情報記録媒体。
  33. 【請求項33】前記メッセージの送信および受信は、T
    CP/IP(Transmission Control Protocol/Internet
    Protocol)により行われ、前記通信識別子は、IPア
    ドレスおよびポート番号により指定されることを特徴と
    する請求項28から32のいずれか1項に記載の情報記
    録媒体。
  34. 【請求項34】中継装置と通信可能なコンピュータを、 前記中継装置により割り当てられた通信識別子を発信元
    とし、前記サービス提供装置の通信識別子を宛先とする
    サービス要求メッセージであって前記中継装置から送信
    されたものを受信するサービス要求メッセージ受信部、 前記サービス要求メッセージ受信部により受信されたサ
    ービス要求メッセージに指定された通信識別子にサービ
    スを提供するか否かを問い合わせる問い合わせメッセー
    ジを前記中継装置へ送信する問い合わせメッセージ送信
    部、 サービスを提供するか否かを指定する応答メッセージで
    あって前記中継装置から送信されたものを受信する応答
    メッセージ受信部、および、 前記応答メッセージ受信部により受信された応答メッセ
    ージがサービスを提供する旨を指定する場合、前記サー
    ビス要求メッセージに指定された通信識別子を宛先と
    し、前記サービス提供装置を発信元とするサービス提供
    メッセージを、前記中継装置に送信するサービス提供メ
    ッセージ送信部として機能させることを特徴とするプロ
    グラムを記録したコンピュータ読取可能な情報記録媒
    体。
  35. 【請求項35】前記プログラムは、前記コンピュータに
    おいて、 前記問い合わせメッセージもしくは前記サービス提供メ
    ッセージは前記提供されるサービスの課金情報を含むよ
    うに機能させることを特徴とする請求項34に記載の情
    報記録媒体。
  36. 【請求項36】前記プログラムは、前記コンピュータに
    おいて、 前記メッセージの送信および受信は、TCP/IP(Tr
    ansmission Control Protocol/Internet Protocol)に
    より行われ、前記通信識別子は、IPアドレスおよびポ
    ート番号により指定されるように機能させることを特徴
    とする請求項34または35に記載の情報記録媒体。
  37. 【請求項37】前記プログラムを記録した情報記録媒体
    は、コンパクトディスク、フロッピーディスク、ハード
    ディスク、光磁気ディスク、ディジタルビデオディス
    ク、磁気テープ、半導体メモリであることを特徴とする
    請求項26から36のいずれか1項に記載の情報記録媒
    体。
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