JP2001217608A - 超伝導フィルタ - Google Patents

超伝導フィルタ

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JP2001217608A JP2000020555A JP2000020555A JP2001217608A JP 2001217608 A JP2001217608 A JP 2001217608A JP 2000020555 A JP2000020555 A JP 2000020555A JP 2000020555 A JP2000020555 A JP 2000020555A JP 2001217608 A JP2001217608 A JP 2001217608A
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superconducting filter
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conductor film
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Akihiko Akasegawa
章彦 赤瀬川
Teru Nakanishi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温超伝導体からなる導体膜パターンを用い
た高周波平面型の超伝導フィルタにおいて、導体膜パタ
ーンの電場集中を大幅に緩和して耐電力性の向上を図る
とともに、更なる小型化への要請にも十分に応えること
を可能とする。 【解決手段】 基板106,107の表面に、導体膜パ
ターン115,116,117の電気信号の定在波が発
生して電界が集中する部位、ここでは導体膜パターン1
15,116,117の周縁部を囲み、導電膜パターン
を含む基板断面において、実効的な最大寸法、即ち短手
方向の溝断面寸法が1/4λ未満となるように溝118
a〜123aを形成し、当該溝118a〜123a内に
基板106,107を構成する誘電体の誘電率に比して
低誘電率の誘電体118〜123を充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘電体基板上に酸
化物高温超伝導膜を回路導体として形成した平面型回路
からなり、準マイクロ波、マイクロ波、ミリ波等の高周
波電気信号を扱う超伝導フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、酸化物高温超伝導体を回路導
体とした平面型回路の超伝導フィルタとして、酸化マグ
ネシウム、ランタンアルミネートなどの誘電体基板の片
面又は両面に必要に応じた酸化物高温超伝導体の導体膜
パターンを形成することが行われている。例えば、MWE'
96 Microwave Workshop Digest p141-145, MWE'97 Micr
owave Workshop Digest p319に、高温超伝導フィルタの
開発動向及びreferrences が記載されている。
【0003】これらの平面型回路の伝送線路構造として
は、マイクロストリップライン構造、トリプレートスト
リップライン構造、コプレーナ構造などの諸態様が知ら
れている。これらの構造を用いた受動フィルタ等の平面
型回路は、立体型回路に比べて小型化に極めて有利であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらその反
面、前記平面型回路では、導体膜パターンの端部に電気
信号による電場が集中し易く、大電力を扱う回路では不
利となる。更に、電磁場現象を用いた共振器のようなエ
レメントでは、電磁場のエネルギー密度が大きくなり易
く、これが回路の耐電力性を律する要因となることが多
い。電場の集中が大きくなるにつれて導体膜パターンを
構成する超伝導体により高調波歪みが増してゆき、更に
電力集中が大きくなると超伝導状態から常伝導状態への
遷移が起こり始め、電場集中による熱の発生と増加が急
激に生じることになる。
【0005】このような問題に対処して前記平面型回路
の耐電力性の向上を図るために、共振器となる導体膜パ
ターンの面積を大きくしてインピーダンスを低下させ、
電場集中を緩和すること等が行われている。しかしなが
らこの場合、導体膜パターンの面積増加を採用すること
は近時における回路の小型化要請に必然的に反する結果
となり、十分な問題解決には到底至らない現況にある。
【0006】そこで本発明は、前記課題に鑑みてなされ
たものであり、主に酸化物高温超伝導体からなる導体膜
パターンを用いた高周波平面型の超伝導フィルタにおい
て、導体膜パターンの電場集中を大幅に緩和して耐電力
性の向上を図るとともに、更なる小型化への要請にも十
分に応えることを可能とする超伝導フィルタを提供する
ことを特徴とするを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
について鋭意検討の結果、以下に示す発明態様に想到し
た。
【0008】本態様は、第1の誘電体からなる基板表面
の少なくとも2箇所に超伝導体からなる導体膜パターン
を有し、隣接する前記導体膜パターン間に特性インピー
ダンスを有する超伝導フィルタを対象とする。本態様の
場合、ベタ状の導電膜もパターンと見做す。この超伝導
フィルタは、電気信号の定在波の発生により前記導体膜
パターンの電界が集中する部位に沿って、前記第1の誘
電体より低い誘電率の第2の誘電体を配置し、又は前記
基板の前記部位に沿った部分を前記第2の誘電体に置換
してなることを特徴とする。
【0009】この場合、前記第2の誘電体と前記導体膜
パターンを含み、前記パターン端部の稜線に直交する基
板断面において、前記第2の誘電体の実効的な最大寸法
を前記定在波の実効波長の1/4未満とすることが好適
である。
【0010】また、具体例として、前記基板の前記部位
に沿った部分に溝を有し、当該溝内の雰囲気を前記第2
の誘電体としてもよい。
【0011】また、前記導体膜パターンとして共振子用
導体及び入出力用導体を設け、少なくとも前記共振子用
導体の所定端部に前記第2の誘電体を配してもよい。
【0012】
【作用】本発明においては、導体膜パターンの電界集中
部位における誘電体基板の部分が低誘電率の(第2の)
誘電体とされており、電界強度は誘電率に比例するため
に当該部位における電界強度が緩和される。この誘電体
は電界集中部位に相当する基板部分のみを低誘電率とす
ればよく、例えば電気信号の定在波の波長を考慮して設
定すれば十分であるためにフィルタサイズも小さくな
る。即ち、導体膜パターンの面積を増加させてサイズの
増大を甘受することなく、所望の微小サイズで耐電力性
を増加させることが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した好適な諸
実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0014】(第1の実施形態)本実施形態では、いわ
ゆるトリプレートストリップライン構造の3段バンドパ
ス超伝導フィルタの平面型回路を例示する。図1は、本
実施形態の超伝導フィルタの主要構成を模式的に示して
おり、(a)が概略平面図、(b)が(a)中の一点鎖
線I−I’に沿った概略断面図である。なお、(b)で
は便宜上(a)の上半分の構成を取り除いた様子を示
す。
【0015】この超伝導フィルタは、誘電体からなる一
対の基板106,107が表面を突き合わせられて構成
されており、基板106,107の裏面はグランド(接
地)面とされてそれぞれ超伝導膜101,102が形成
されている。基板106の表面には、図1(a)に示す
ように、電気信号の入出力部となる一対の電極用導電体
パターン111,112と、L字形状をなし導電体パタ
ーン111,112と電気的に接続されてなる導電体パ
ターン113,114と、電気信号の定在波の実効波長
をλとして約1/4λずつずれて配置されてなる3つの
矩形状の共振子用導電体パターン115,116,11
7が形成されており、隣接する導体膜パターン115,
116,117の各々の間で電位差の変動が生じ、特性
インピーダンスを有するものである。
【0016】超伝導膜101,102、各種導電体パタ
ーン111〜117を形成するには、先ずパルスレーザ
蒸着法により超伝導材料を基板106の表面に膜厚0.
4μm程度となるように成膜した後、当該超伝導膜をフ
ォトリソグラフィー及びそれに続くドライエッチングに
より各々の所定形状にパターニングする。
【0017】ここで、基板106,107は、酸化チタ
ン、ランタンアルミネート、酸化セリウムコートサファ
イア、酸化マグネシウム、チタン酸ストロンチウム、チ
タン酸マグネシウムのうち、少なくとも1種を含む誘電
体材料からなるものである。本実施形態では、酸化マグ
ネシウム(100)基板(70Kにおける比誘電率約
9.7)が用いられる。
【0018】また、超伝導膜101,102、各種導電
体パターン111〜117は、Bi n1Srn2Can3Cu
n4n5(1.8≦n1≦2.2,1.8≦n2≦2.
2,0.9≦n3≦1.2,1.8≦n4≦2.2,
7.8≦n5≦8.4),Pbk1Bik2Srk3Cak4
k5k6(1.8≦k1+k2≦2.2,0≦k1≦
0.6,1.8≦k3≦2.2,1.8≦k4≦2.
2,1.8≦k5≦2.2,9.5≦k6≦10.
8),Ym1Bam2Cum3m4(0.5≦m1≦1.2,
1.8≦m2≦2.2,2.5≦m3≦3.5,6.6
≦m4≦7.0),Ndp1Bap2Cup3p4(0.5≦
p1≦1.2,1.8≦p2≦2.2,2.5≦p3≦
3.5,6.6≦p4≦7.0),Ndq1q2Baq3
q4q5(0≦q1≦1.2,0≦q2≦1.2,0.
5≦q1+q2≦1.2,2.5≦q3≦3.5,6.
6≦q4≦7.0),Smr1Bar2Cur3r4(0.5
≦r1≦1.2,1.8≦r2≦2.2,2.5≦r3
≦3.5,6.6≦r4≦7.0),Hos1Bas2Cu
s3s4(0.5≦s1≦1.2,1.8≦s2≦2.
2,2.5≦s3≦3.5,6.6≦s4≦7.0)等
のペロブスカイト型酸化物を含む超伝導材料からなるも
のである。本例では、主相をRBa2 Cu3
7-d (R:Y,Nd,Sm,Hoのうち、少なくとも1
種からなる元素,d:0〜0.5)とし、動作温度を7
0Kとする場合には膜厚0.2μm以上、好ましくは
0.4μm以上の超伝導薄膜である。この膜厚条件の場
合、以下の各実施形態においても、各種導電体パターン
の周囲の誘電体から決まる実効誘電率によって長手方向
の寸法が支配される。また、導電体パターン115,1
16,117の長手方向の寸法は、バンドパスの中心周
波数を2GHzとする場合には3cm程度、10GHz
とする場合には0.6cm程度となる。これらの長さ
は、近傍の導電体パターンやパッケージ用導体によって
変動する。また、超伝導体の膜厚、動作温度等によって
も変動し、パターンの精密な設計の際に考慮する必要が
ある。
【0019】更に、基板106の表面には、導体膜パタ
ーン115,116,117の電気信号の定在波が発生
して電界が集中する部位、ここでは導体膜パターン11
5,116,117の周縁部を囲み、当該導電膜パター
ンを含みパターン端部の稜線に直交する基板断面におけ
る実効的な最大寸法が1/4λ未満となるように溝11
8a,119a,120aが形成されており、当該溝1
18a,119a,120a内に基板106,107を
構成する誘電体の誘電率に比して低誘電率の誘電体11
8,119,120が充填されている。
【0020】他方、基板107の表面には、基板106
の溝118a,119a,120aに対応する部位に溝
121a,122a,123aが形成され、当該溝12
1a,122a,123a内に誘電体膜118,11
9,120と同等の低誘電率の誘電体121,122,
123が充填されている。
【0021】誘電体118〜123を充填形成するに
は、先ずメタルマスクを用いた選択性のドライエッチン
グにより溝118a〜123aを形成した後、誘電体材
料を埋め込むことにより形成する。
【0022】ここで、誘電体118〜123は、酸化チ
タン、ランタンアルミネート、酸化セリウム、酸化マグ
ネシウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸マグネシ
ウム、SiOx (1.2≦x≦2)、ポリイミド、エポ
キシ樹脂のうち、少なくとも1種を含み基板106,1
07より低い誘電率の誘電体材料からなるものである。
【0023】そして、基板106,107が対応位置、
即ち導体膜パターン115,116,117の周縁部を
上下方向から囲むような位置で突き合わせられ、当該超
伝導フィルタが構成される。
【0024】本実施形態の超伝導フィルタによれば、誘
電体の基板106,107の表層における所定部位を上
記のように当該基板106,107よりも低誘電率の誘
電体118〜123に置き換えることで、共振子用導電
体パターン115,116,117の端部分への電場集
中を緩和し、当該超伝導フィルタの部分的な温度上昇を
抑え、高調波歪みの発生を抑制し耐電力性を大幅に増加
させることができる。
【0025】更に、誘電体118〜123の存在によ
り、導体膜パターン115,116,117間の電磁気
的結合を弱めることができる。このことは、周波数帯域
がより挟帯域のパンドパス特性を得るのに当該導体膜パ
ターン間の距離を増さなくとも良く、従って、基板10
6,107の配線面の面積を増加させる必要がないとい
う優れた効果を奏することを意味する。
【0026】また、低誘電率の誘電体118〜123の
最大寸法を、当該導電膜パターンを含みパターン端部の
稜線に直交する基板断面において、電気信号の実効波長
の1/4未満に規定することで、当該超伝導フィルタの
共振周波数における誘電体118〜123による寄生共
振による影響を抑えることが可能となる。
【0027】従って、本実施形態によれば、導体膜パタ
ーン115,116,117の電場集中を大幅に緩和し
て耐電力性の向上を図るとともに、更なる小型化への要
請にも十分に応えることを可能とする超伝導フィルタが
実現する。
【0028】−変形例− ここで、第1の実施形態の超伝導フィルタの諸変形例に
ついて説明する。なお、図1と同様の構成部材等につい
ては同符号を記して説明を省略する。
【0029】(変形例1)本例では、第1の実施形態と
同様に、トリプレートストリップライン構造の3段バン
ドパス超伝導フィルタの平面型回路を例示する。本例の
超伝導フィルタは、第1の実施形態とほぼ同様の構成を
有するが、低誘電率の誘電体の態様が異なる点で相違す
る。図2は、本例の超伝導フィルタの主要構成を模式的
に示す概略断面図である。
【0030】この超伝導フィルタは、第1の実施形態と
同様に、誘電体の基板106,107の表層に溝118
a〜123aを有しており、当該溝内に誘電体を充填す
ることなく超伝導膜101,102、各種導電体パター
ン111〜117等が形成されている。
【0031】この場合、溝118a〜123a内の雰囲
気、ここでは空気が基板106,107より低い誘電率
の誘電体として機能する。動作時には当該溝内の空気は
希薄となり、ほぼ真空の誘電率(=1)に近い値となる
ことから、基板106,107の誘電体膜率(=9.
7)に比して十分低値である。
【0032】本例によれば、前述した第1の実施形態の
奏する効果に加え、より簡易な構成で十分な耐電力性の
向上が得られ、超伝導フィルタの更なる小型化が可能と
なる。
【0033】(変形例2)本例では、第1の実施形態と
同様に、トリプレートストリップライン構造の3段バン
ドパス超伝導フィルタの平面型回路を例示する。本例の
超伝導フィルタは、第1の実施形態とほぼ同様の構成を
有するが、各構成部材の材料等が異なる点で相違する。
【0034】本例の超伝導フィルタにおいては、図1に
おいて、基板106,107をセリア(CeO)でコー
トしたサファイアで構成する。更に、超伝導膜101,
102、導電体パターン113〜117を高温超伝導体
で構成し、且つ基板106の表面に対して実質的に垂直
方向に強いC軸配向するように形成するとともに、導電
体パターン111,112を常伝導金属で構成する。そ
して、低誘電率の誘電体118〜123をポリイミドで
構成する。
【0035】本例によれば、第1の実施形態と同様の諸
効果を奏し、導体膜パターン115,116,117の
電場集中を大幅に緩和して耐電力性の向上を図るととも
に、更なる小型化への要請にも十分に応えることを可能
とする超伝導フィルタが実現する。
【0036】(変形例3)本例では、第1の実施形態と
同様に、トリプレートストリップライン構造の3段バン
ドパス超伝導フィルタの平面型回路を例示する。本例の
超伝導フィルタは、第1の実施形態とほぼ同様の構成を
有するが、各構成部材の材料等が異なる点で相違する。
【0037】本例の超伝導フィルタにおいては、図1に
おいて、基板106,107を酸化マクネシウム(Mg
O)の単結晶で高温超伝導膜を形成する面が(100)
となるように構成する。更に、超伝導膜101,10
2、導電体パターン113〜117を高温超伝導体で構
成し、且つ基板106の表面に対して実質的に垂直方向
に強いC軸配向するように形成するとともに、導電体パ
ターン111,112を常伝導金属で構成する。そし
て、低誘電率の誘電体118〜123の内部をSiOx
で、上部をMgO、ランタンアルミネート(LaAlO
3 )又はチタン酸ストロンチウム(SrTiO3 )など
で構成する。ここで、誘電体118〜123の前記上部
の厚みを0.05μm以上とし、前記内部のSiOx
の合成された見かけの誘電率が当該上部の誘電体の誘電
率よりも小さくなるように、SiOxとの厚みの比が調
節されている。
【0038】本例によれば、第1の実施形態と同様の諸
効果を奏し、導体膜パターン115,116,117の
電場集中を大幅に緩和して耐電力性の向上を図るととも
に、更なる小型化への要請にも十分に応えることを可能
とする超伝導フィルタが実現する。
【0039】(第2の実施形態)本実施形態では、いわ
ゆるマイクロストリップライン構造のバンドリジェクシ
ョン型ヘアピン共振器(バンドリジェクション型ヘアピ
ン1段フィルタ)の平面型回路を例示する。図3は、本
実施形態の超伝導フィルタの主要構成を模式的に示して
おり、(a)が概略平面図、(b)が(a)中の一点鎖
線II−II’に沿った概略断面図である。
【0040】この超伝導フィルタは、図1の基板10
6,107と同様の誘電体からなる基板201の裏面が
グランド面とされて超伝導膜204が形成されるととも
に、基板201の表面に、電気信号の入出力部となる電
極用導電体パターン206と、L字形状をなし導電体パ
ターン206と電気的に接続されてなる導電体パターン
203と、U字(ヘアピン)形状の導電体パターン20
2とが形成されている。そして、基板201の表面に
は、導体膜パターン202の電気信号の定在波が発生し
て電界が集中する部位、ここでは導体膜パターン202
の周縁部を囲み導電膜パターン202を含む基板断面に
おいて、実効的な最大寸法が1/4λ未満となるように
溝207が形成されており、当該溝207内に基板20
1を構成する誘電体の誘電率に比して低誘電率の誘電体
205が充填されている。
【0041】ここで、超伝導膜204、導電体パターン
202,203は第1の実施形態と同様の高温超伝導材
料からなり、基板201や誘電体205も第1の実施形
態と同様の誘電体材料からなるものである。
【0042】本実施形態の超伝導フィルタによれば、誘
電体の基板201の表層における所定部位を上記のよう
に当該基板201よりも低誘電率の誘電体205に置き
換えることで、共振子用導電体パターン202の端部分
への電場集中を緩和し、当該超伝導フィルタの部分的な
温度上昇を抑え、高調波歪みの発生を抑制し耐電力性を
大幅に増加させることができる。
【0043】また、低誘電率の誘電体205の最大寸法
を導電膜パターン202を含みパターン端部の稜線に直
交する基板断面において、電気信号の実効波長の1/4
未満に規定することで、当該超伝導フィルタの共振周波
数における誘電体205による寄生共振による影響を抑
えることが可能となる。
【0044】従って、本実施形態によれば、導体膜パタ
ーン202の電場集中を大幅に緩和して耐電力性の向上
を図るとともに、更なる小型化への要請にも十分に応え
ることを可能とする超伝導フィルタが実現する。
【0045】なお、本実施形態においても、第1の実施
形態の諸変形例と同様に、溝207内に誘電体を充填せ
ずに当該溝207内の雰囲気(通常では空気)を低誘電
率の誘電体として利用したり、各構成部材の材質を代え
たりしても好適である。
【0046】(第3の実施形態)本実施形態では、いわ
ゆるマイクロストリップライン構造のバンドパス型ヘア
ピン共振器(バンドパス型ヘアピン3段フィルタ)の平
面型回路を例示する。図4は、本実施形態の超伝導フィ
ルタの主要構成を模式的に示しており、(a)が概略平
面図、(b)が(a)中の一点鎖線III−III’に
沿った概略断面図、(c)が(a)中の一点鎖線IV−
IV’に沿った概略断面図である。
【0047】この超伝導フィルタは、図3の基板201
と同様の誘電体からなる基板308の裏面がグランド面
とされて超伝導膜309が形成されるとともに、基板3
08の表面に各種導電体パターンが形成されている。
【0048】具体的に、基板308の表面には、電気信
号の入出力部となる一対の電極用導電体パターン30
1,302と、L字形状をなし導電体パターン301,
302と電気的に接続されてなる1/4λ(λ:電気信
号の定在波の波長)波長型のフィードライン用の導電体
パターン303,304と、U字(ヘアピン)形状で互
い違いに並列してなり、実効的な波長が1/2λとされ
た共振子用の3つの導電体パターン305,306,3
07とが形成されている。そして、基板308の表面に
は、導体膜パターン303〜307の電気信号の定在波
が発生して電界が集中する部位、ここでは導体膜パター
ン303〜307の各所定端部に接し実効的な最大寸法
が導電膜パターン303〜307を含みパターン端部の
稜線に直交する基板断面において、1/4λ未満の所定
値となるように溝310a,315aと、溝311a,
316aと、溝312a,317aと、溝313a,3
18aと、溝314a,319aとが形成されており、
当該各溝内に基板308を構成する誘電体の誘電率に比
して低誘電率の誘電体310,315と、誘電体31
1,316と、誘電体312,317と、誘電体31
3,318と、誘電体314,319がそれぞれ充填さ
れている。
【0049】ここで、超伝導膜309、導電体パターン
303〜307は第1の実施形態と同様の高温超伝導材
料からなり、基板308や誘電体310〜319も第1
の実施形態と同様の誘電体材料からなるものである。
【0050】本実施形態の超伝導フィルタによれば、誘
電体の基板308の表層における所定部位を上記のよう
に当該基板308よりも低誘電率の誘電体310〜31
9に置き換えることで、導電体パターン303〜307
の端部分への電場集中を緩和し、当該超伝導フィルタの
部分的な温度上昇を抑え、高調波歪みの発生を抑制し耐
電力性を大幅に増加させることができる。
【0051】更に、誘電体310〜319の存在によ
り、近接する導体膜パターン303〜307間の電磁気
的結合を弱めることができる。このことは、周波数帯域
がより挟帯域のパンドパス特性を得るのに当該導体膜パ
ターン間の距離を増さなくとも良く、従って、基板30
8の配線面の面積を増加させる必要がないという優れた
効果を奏することを意味する。
【0052】また、低誘電率の誘電体310〜319の
最大寸法を導電膜パターン303〜307を含みパター
ン端部の稜線に直交する基板断面において、電気信号の
実効波長の1/4未満の所定値に規定することで、当該
超伝導フィルタの共振周波数における誘電体310〜3
19による寄生共振による影響を抑えることが可能とな
る。
【0053】従って、本実施形態によれば、導体膜パタ
ーン303〜307の電場集中を大幅に緩和して耐電力
性の向上を図るとともに、更なる小型化への要請にも十
分に応えることを可能とする超伝導フィルタが実現す
る。
【0054】なお、本実施形態においても、第1の実施
形態の諸変形例と同様に、溝207内に誘電体を充填せ
ずに当該溝207内の雰囲気(通常では空気)を低誘電
率の誘電体として利用したり、各構成部材の材質を代え
たりしても好適である。
【0055】(第4の実施形態)本実施形態では、いわ
ゆるコプレーナ構造の3段超伝導フィルタの平面型回路
を例示する。図5は、本実施形態の超伝導フィルタの主
要構成を模式的に示しており、(a)が概略平面図、
(b)が(a)中の一点鎖線V−V’に沿った概略断面
図である。
【0056】この超伝導フィルタは、図1の基板10
6,107と同様の誘電体からなる基板401の表面
に、一対の超伝導膜415,416と、これら超伝導膜
415,416間に形成されてなる各種導電体パターン
とを有して構成されている。
【0057】具体的に各種導電体パターンとしては、電
気信号の入出力部となる一対の電極用導電体パターン4
02,403と、導電体パターン402,403と電気
的に接続されてなる導電体パターン404,405と、
矩形状をなし長手方向に等間隔に並列されてなる3つの
導電体パターン406,407,408とが形成されて
いる。
【0058】そして、基板401の表面には、導体膜パ
ターン406,407,408の電気信号の定在波が発
生して電界が集中する部位、ここでは導体膜パターン4
06,407,408の端部に接し導電膜パターン40
6,407,408を含みパターン端部の稜線に直交す
る基板断面において、実効的な最大寸法が1/4λ
(λ:電気信号の定在波の波長)未満の所定値となるよ
うに溝409a,410a,411a,412a,41
3a,414aが形成されており、当該各溝内に基板4
01を構成する誘電体の誘電率に比して低誘電率の誘電
体409,410,411,412,413,414が
充填されている。
【0059】ここで、超伝導膜415,416、導電体
パターン406〜408は第1の実施形態と同様の高温
超伝導材料からなり、基板401や誘電体409〜41
4も第1の実施形態と同様の誘電体材料からなるもので
ある。
【0060】本実施形態の超伝導フィルタによれば、誘
電体の基板401の表層における所定部位を上記のよう
に当該基板401よりも低誘電率の誘電体409〜41
4に置き換えることで、共振子用導電体パターン406
〜408の端部分への電場集中を緩和し、当該超伝導フ
ィルタの部分的な温度上昇を抑え、高調波歪みの発生を
抑制し耐電力性を大幅に増加させることができる。
【0061】更に、誘電体409〜414の存在によ
り、導体膜パターン406〜408間の電磁気的結合を
弱めることができる。このことは、周波数帯域がより挟
帯域のパンドパス特性を得るのに当該導体膜パターン間
の距離を増さなくとも良く、従って、基板401の配線
面の面積を増加させる必要がないという優れた効果を奏
することを意味する。
【0062】また、低誘電率の誘電体409〜414の
最大寸法を導電膜パターン406〜408を含みパター
ン端部の稜線に直交する基板断面において、電気信号の
実効波長の1/4未満の所定値に規定することで、当該
超伝導フィルタの共振周波数における誘電体409〜4
14による寄生共振による影響を抑えることが可能とな
る。
【0063】従って、本実施形態によれば、導体膜パタ
ーン406〜408の電場集中を大幅に緩和して耐電力
性の向上を図るとともに、更なる小型化への要請にも十
分に応えることを可能とする超伝導フィルタが実現す
る。
【0064】なお、本実施形態においても、第1の実施
形態の諸変形例と同様に、溝409a〜414a内に誘
電体を充填せずに当該溝409a〜414a内の雰囲気
(通常では空気)を低誘電率の誘電体として利用した
り、各構成部材の材質を代えたりしても好適である。
【0065】以上説明したように、各実施形態では、基
板を構成する誘電体の誘電率よりも低い誘電率の誘電体
を、基板の所定部位に形成した溝内に充填する構成とし
たが、本発明はこれに限定されることなく、例えば基板
表面の導電体パターンと接触(電気的に接続)するよう
に、前記低誘電率の誘電体を貼り付けるように配しても
よい。
【0066】以下に示す各種態様もまた、本発明を構成
する。
【0067】態様1において、前記基板は、酸化チタ
ン、ランタンアルミネート、酸化セリウムコートサファ
イア、酸化マグネシウム、チタン酸ストロンチウム、チ
タン酸マグネシウムのうち、少なくとも1種を含む誘電
体材料からなるものである。
【0068】態様2において、前記導体膜パターンは、
Bin1Srn2Can3Cun4n5(1.8≦n1≦2.
2,1.8≦n2≦2.2,0.9≦n3≦1.2,
1.8≦n4≦2.2,7.8≦n5≦8.4),Pb
k1Bik2Srk3Cak4Cuk5k6(1.8≦k1+k2
≦2.2,0≦k1≦0.6,1.8≦k3≦2.2,
1.8≦k4≦2.2,1.8≦k5≦2.2,9.5
≦k6≦10.8),Ym1Bam2Cum3m4(0.5≦
m1≦1.2,1.8≦m2≦2.2,2.5≦m3≦
3.5,6.6≦m4≦7.0),Ndp1Bap2Cup3
p4(0.5≦p1≦1.2,1.8≦p2≦2.2,
2.5≦p3≦3.5,6.6≦p4≦7.0),Nd
q1q2Baq3Cuq4q5(0≦q1≦1.2,0≦q2
≦1.2,0.5≦q1+q2≦1.2,2.5≦q3
≦3.5,6.6≦q4≦7.0),Smr1Bar2Cu
r3r4(0.5≦r1≦1.2,1.8≦r2≦2.
2,2.5≦r3≦3.5,6.6≦r4≦7.0),
Hos1Bas2Cus3s4(0.5≦s1≦1.2,1.
8≦s2≦2.2,2.5≦s3≦3.5,6.6≦s
4≦7.0)のうち、少なくとも1種を含む超伝導材料
からなるものである。
【0069】態様3において、第2の誘電体は、酸化チ
タン、ランタンアルミネート、酸化セリウム、酸化マグ
ネシウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸マグネシ
ウム、SiOx (1.2≦x≦2)、ポリイミド、エポ
キシ樹脂のうち、少なくとも1種を含み、前記第1の誘
電体より低い誘電率の誘電体材料からなるものである。
【0070】
【発明の効果】本発明の超伝導フィルタによれば、導体
膜パターンの電場集中を大幅に緩和して耐電力性の向上
を図るとともに、更なる小型化への要請にも十分に応え
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の超伝導フィルタの主要構成を
示す模式図である。
【図2】第1の実施形態に係る超伝導フィルタの変形例
1の超伝導フィルタの主要構成を模式的に示す概略断面
図である。
【図3】第2の実施形態の超伝導フィルタの主要構成を
示す模式図である。
【図4】第3の実施形態の超伝導フィルタの主要構成を
示す模式図である。
【図5】第4の実施形態の超伝導フィルタの主要構成を
示す模式図である。
【符号の説明】
101,102,204,309,415,416 超
伝導膜 106,107,201,308,401 誘電体の基
板 113,114,203,303,304,404,4
05 入出力用導電体パターン 115,116,117,202,305,306,3
07,406〜408共振子用導電体パターン 118a〜123a,207,310a〜319a,4
09a〜414a 溝 118〜123,205,310〜319,409〜4
14 低誘電率の誘電体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 輝 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 4M113 AC44 AD35 AD36 AD37 AD42 AD68 BA01 CA31 CA34 CA35 5J006 HB04 HB05 HB12 HB14 JA01 LA06 LA08 LA21 NA08 NB07 NC02 NE03 NE15 PB04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の誘電体からなる基板表面の2箇所
    以上に超伝導体からなる導体膜パターンを有し、隣接す
    る前記導体膜パターン間に特性インピーダンスを有する
    超伝導フィルタであって、 電気信号の定在波の発生により前記導体膜パターンの電
    界が集中するパターン端部に沿って、前記第1の誘電体
    より低い誘電率の第2の誘電体を配置し、又は前記基板
    の前記部位に沿った部分を前記第2の誘電体に置換して
    なることを特徴とする超伝導フィルタ。
  2. 【請求項2】 前記第2の誘電体と前記導体膜パターン
    を含み、前記パターン端部の稜線に直交する基板断面に
    おいて、前記第2の誘電体の実効的な最大寸法を前記定
    在波の実効波長の1/4未満としたことを特徴とする請
    求項1に記載の超伝導フィルタ。
  3. 【請求項3】 前記基板の前記部位に沿った部分に溝を
    有し、当該溝内の雰囲気を前記第2の誘電体としたこと
    を特徴とする請求項1に記載の超伝導フィルタ。
  4. 【請求項4】 前記導体膜パターンとして共振子用導体
    及び入出力用導体を設け、少なくとも前記共振子用導体
    の所定端部に前記第2の誘電体を配したことを特徴とす
    る請求項1に記載の超伝導フィルタ。
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WO2006137575A1 (ja) * 2005-06-24 2006-12-28 National University Corporation Yamaguchi University ストリップ線路型の右手/左手系複合線路または左手系線路とそれらを用いたアンテナ
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JP2009290705A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Fujitsu Ltd 超伝導フィルタ装置及び共振特性調整方法
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