JP2001217590A - 電磁波シールド布とその製造方法 - Google Patents

電磁波シールド布とその製造方法

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JP2001217590A JP2000022342A JP2000022342A JP2001217590A JP 2001217590 A JP2001217590 A JP 2001217590A JP 2000022342 A JP2000022342 A JP 2000022342A JP 2000022342 A JP2000022342 A JP 2000022342A JP 2001217590 A JP2001217590 A JP 2001217590A
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晋一 坂本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁波シールド効果の優れた電磁波シールド
シートと、それを使用した電磁波から生体を保護する衣
料などを安価に得ること。 【解決手段】 軟磁性体粉末と高分子化合物の結合材か
らなる電磁波シールドシートを、衣料に用いる布地の裏
地として取り付ける。この電磁波シールドシートには、
表面に金属膜や、間に金属メッシュを付与することによ
り、電磁波シールド効果を向上することも可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有害な電磁波から
人体を保護するための手段、更に詳しくは、着用して有
害な電磁波から人体を保護するための衣料品などに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ、携帯電
話、家庭電化製品などから輻射される電磁波が、他の電
気機器にノイズという形態で悪影響を及ぼすだけでな
く、生体にも悪影響を及ぼす可能性が指摘されている。
特に、人体においては、心臓に疾患を持つ人が使用して
いるペースメーカーの誤作動や、妊娠中の女性の胎児へ
の影響の懸念があり、各種デバイスから輻射される電磁
波を、デバイスをシールド材で覆って遮断するだけでな
く、電磁波をシールドする機能を持つ着衣を用いて、人
体を防護する必要性も指摘されている。
【0003】このような背景から、例えば、パーソナル
コンピュータを使用する際に着用するOAエプロンなど
が市販されている。これは、電磁波をシールドする効果
のある特殊金属繊維をアラミド繊維などの通常の繊維と
併用して編み込んだ布や、前記金属繊維を裏地に貼り付
けた布などで構成されたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、それら
の電磁波減衰特性は、必ずしも十分ではなく、電磁波シ
ールド効果が満足なものではなかった。従って、本発明
の課題は、電磁波シールド効果の大きいシート、並びに
それを応用した着衣を、低製造コストで得る方法を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、高透磁率を具
備した軟磁性体粉末を、結合材を用いてシート成形した
ものを着衣などに使用することにより、有害な電磁波か
ら人体を防護することを検討した結果なされたものであ
る。
【0006】即ち、本発明は、電磁波シールドシートを
裏地として用いたことを特徴とする電磁波シールド布で
ある。
【0007】また、本発明は、軟磁性体粉末を高分子系
結合材及び溶媒に分散させたペーストを、離型性を有す
る基体に塗布することにより塗膜を形成し、溶媒を除去
した後、前記基体から前記塗膜を剥離することを特徴と
する、前記の電磁波シールドシートの製造方法である。
【0008】また、本発明は、軟磁性体粉末を高分子系
結合材及び溶媒に分散させたペーストを、金属を蒸着し
た基体に塗布することを特徴とする、前記の電磁波シー
ルドシートの製造方法である。
【0009】また、本発明は、軟磁性体粉末と高分子系
結合材を混合混練した混和物をシート成形することを特
徴とする、前記の電磁波シールドシートの製造方法であ
る。
【0010】また、本発明は、金属メッシュの両面に、
前記の方法で製造した電磁波シールドシートを取り付け
ることを特徴とする、前記の電磁波シールドシートの製
造方法である。
【0011】また、本発明は、前記電磁波シールドシー
トにおいて、シートの厚さが10〜1000μmである
ことを特徴とする電磁波シールドシートである。
【0012】また、本発明は、前記電磁波シールドシー
トにおいて、前記軟磁性体粉末は、Fe−Ni系合金粉
末、Fe−Al−Si系合金粉末、Fe、Ni、Coか
ら選ばれる金属を1種以上含むアモルファス合金粉末、
Mn−Zn系フェライト、Ni−Zn系フェライトであ
ることを特徴とする電磁波シールドシートである。
【0013】また、本発明は、前記電磁波シールドシー
トにおいて、前記結合材は、熱可塑性高分子化合物もし
くは熱硬化性高分子化合物であることを特徴とする電磁
波シールドシートである。
【0014】また、本発明は、前記の電磁波シールド
布、もしくは前記の電磁波シールドシートを用いたこと
を特徴とする衣料品である。
【0015】また、本発明は、前記の電磁波シールド
布、もしくは前記の電磁波シールドシートを用いたこと
を特徴とする寝具である。
【0016】
【作用】本発明においては、前記の高透磁率軟磁性体粉
末として、Fe−Ni(パーマロイ)系合金粉末、Fe
−Al−Si(センダスト)系合金粉末、Mn−Zn系
フェライト粉末、アモルファス合金粉末などを用いるこ
とができる。これらを用いるのは、透磁率の高い材料ほ
ど電磁波に対するシールド効果が大きいことが一般的に
知られているからである。また、粉末の形状に関して
は、広い周波数帯域において透磁率の変化を小さくする
ために、粉末形状を扁平にして用いることが望ましい。
【0017】これらの軟磁性体粉末を高分子系結合材を
用いてシート成形する方法としては、高分子系結合材と
高分子系結合材を溶解する溶媒と軟磁性体粉末を混合し
たペーストを塗布する方法、軟磁性体粉末と高分子系結
合材からなる混和物をロールなどによりシート成形する
方法などが挙げられる。
【0018】ペーストを塗布する場合は、ポリエチレン
テレフタレート(PET)のフィルムなどの上に塗布し
て、溶媒を除いた後に剥離することで電磁波シールドシ
ートが得られる。この方法において使用可能な高分子系
結合材としては、塗布して溶媒を除いた後に、基体とな
るPETフィルムから容易に剥離できるものであれば特
に制限はなく、同様にペースト作製に用いる溶媒につい
ても、基体を溶解したり、基体と化学反応を起こしたり
するものでなければ、特に制限はない。ペースト作製の
際に硬化剤や分散剤を加えてもよいが、これらについて
も特に制限はない。
【0019】基体については、前記のPETフィルムの
他に、離型剤をコーティングした紙なども使用可能であ
り、電磁波シールドシートの仕様、用途に合わせて適宜
選択する。また、使用する基体には、ペーストを塗布す
る前に、シリコン系などの離型剤を用いてコーティング
を施してもよい。ペーストの塗布に用いる装置は、公知
の塗工方式であるグラビアコーターなどの各種ロールコ
ーター方式や、コンマコーターやナイフコーターなど
を、ペーストの物性などに合わせて選択できる。
【0020】また、本発明においては、電磁波シールド
効果向上のため、ペーストを塗布する基体として金属を
蒸着したフィルムを用いることもできる。蒸着する金属
としては、Al、Ni、Ag、Feなどが挙げられる
が、電磁波シールド効果が期待できる金属であれば、特
に制限はない。この場合、金属の蒸着膜をフィルムから
剥離するのが困難なので、ペーストを塗布して、そのま
ま電磁波シールドシートとして使用する。但し、金属の
蒸着膜とフィルムの剥離が可能であれば、剥離して使用
してもよいことは勿論である。
【0021】また、本発明の電磁波シールドシートを得
るには、軟磁性体粉末と高分子系結合材をからなる混和
物を、シート成形する方法も可能である。この場合は、
高分子系結合材として、熱可塑性ポリエステルのような
熱可塑性高分子が使用できるが、接着性や可撓性に富む
ことが必要であり、低密度ポリエチレン、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、塩素化ポリエチレンなどが好まし
い。軟磁性体粉末の分散性向上のため、適宜、分散剤を
添加したり、軟磁性体粉末をシランカップリング剤など
で予め表面処理したりしてもよい。
【0022】この場合は、シート成形前に高分子系結合
材と軟磁性体粉末を十分に混練する必要があり、加圧ニ
ーダー、ロールなどの装置が用いられる。そして、シー
ト成形には、プレス成形、押出成形、ロール成形などの
方法が用いられる。シート成形する混和物が比較的少量
の場合は、ロールを高分子系結合材の軟化温度以上に昇
温し、高分子系結合材を軟化させてロールに巻き付け、
軟磁性体粉末を投入して十分に混練した後、そのままシ
ートとして取り出すという方法を採ることもできる。
【0023】本発明においては、前記の方法で得られる
電磁波シールドシートの電磁波シールド効果を更に大き
くするため、電磁波シールドシートの間にステンレスな
どの金属のメッシュを挟んだ構造とすることも可能であ
る。この構造の電磁波シールドシートを作製するには、
素材となるシートの高分子系結合材が熱可塑性高分子で
あれば、メッシュを挟んだ状態で加熱しながらプレスす
ればよい。また、素材となるシートの高分子系結合材が
熱硬化性高分子であったり、表面に金属膜が形成された
りしたものであれば、適宜接着剤を用いて貼り合わせれ
ばよい。なお、メッシュを構成する金属は、シールド効
果を有するものであれば特に制限がない。
【0024】これらの電磁波シールドシートの厚さに関
しては、10〜1000μmが適当であり、厚さが10
μm以下ではシールド効果が十分発現されず、1000
μm以上では重量が過剰となって着衣に取り付けるシー
トとしてはふさわしくない。このため、電磁波シールド
を必要とする着衣に用いる場合では、その厚さは50〜
500μmが好ましい範囲である。
【0025】また、本発明の電磁波シールドシートは、
高分子系結合材として耐熱性高分子化合物を用いれば、
例えば電気毛布のような寝具に用いることも可能であ
る。例えばポリイミド系の高分子化合物は、ULなどで
規格化されている長期間の耐熱性試験において、200
℃以上の耐熱性を有すると評価されており、このような
用途に適している。なお、このような電磁波シールドシ
ートは、ホットカーペットや、その他の面状発熱体にも
使用可能である。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、具体例を挙げて詳しく説明する。ここでは、軟磁性
体粉末として、Fe−Ni(パーマロイ)系合金粉末、
Fe−Al−Si(センダスト)系合金粉末を、高分子
系結合材として、ウレタン変性ポリエステル樹脂、塩素
化ポリエチレンを使用した。また、比較用の試料として
市販のOAエプロンを準備した。
【0027】
【実施例】(実施例1)まず、第1の実施例について説
明する。パーマロイ合金粉末をボールミルにより粉砕
し、平均粒径(D50)が20μmの扁平状粉末とし
た。この粉末と溶媒、高分子系結合材、硬化剤を混合し
て塗布用のペーストを得た。表1は、これらの原材料の
混合比率を示したものである。
【0028】
【表1】
【0029】このペーストを、シリコン離型剤をコーテ
ィングした厚さ50μmのPETフィルム上にロールコ
ーターで塗布し、溶媒を除いてカレンダー処理を行い、
所定の大きさに切断した後、50℃の温度下で2日間養
生した。養生後の塗膜の厚さは、100μmであった。
これを塗膜とPETを分離する装置により分離し、電磁
波シールドシートとした。
【0030】図1は、本実施例、もしくは後述する実施
例の電磁波シールドシートを裏地として取り付けたエプ
ロンの概略を示した図である。このエプロンは、ナイロ
ンからなる表地の布11と、電磁波シールドシート12
と、裏地を表地に取り付けるボタン13から構成されて
いる。また、図2は、本実施例の電磁波シールドシート
21の断面の概略を示す図であり、これがPETフィル
ム21、離型剤層22、パーマロイを含む塗膜23から
なることを示す。
【0031】(実施例2)次に、第2の実施例について
説明する。センダスト合金粉末をボールミルにより粉砕
し、平均粒径(D50)が20μmの扁平状粉末とし
た。この粉末と溶媒、高分子系結合材、硬化剤を実施例
1と同じ比率で混合して塗布用のペーストを得た。基体
にはAlを500オングストロームの厚さに蒸着した厚
さ2μmのPETフィルムを用いた。この基体の上に前
記のペーストをロールコーターで塗布し、溶媒を除いて
カレンダー処理を行い、所定の大きさに切断した後、5
0℃の温度下で2日間養生した。養生後の塗膜の厚さ
は、100μmであり、これをそのまま電磁波シールド
シートとした。
【0032】図3は、この電磁波シールドシート31の
断面の概略を示す図であり、これがPETフィルム3
2、Al蒸着膜33、センダスト合金粉末を含む塗膜3
4からなることを示す。
【0033】(実施例3)次に、第3の実施例として金
属メッシュを用いた例について説明する。実施例2に示
したシートを、塗膜側を対向させた状態で、間に厚さ2
0μmのステンレス製金属メッシュを挟み、加圧板を1
00℃に保持したプレス機を用い、10kgf/cm
圧力下で1時間保持した。これによって間に金属メッシ
ュを挟んだ構造で、厚さが150μmの電磁波シールド
シートを得た。
【0034】図4は、この電磁波シールドシート41の
断面の概略を示す図であり、これが電磁波シールドシー
ト31と金属メッシュ42からなることを示す。
【0035】(実施例4)次に、第4の実施例として、
軟磁性体粉末と熱可塑性高分子との混和物をシート成形
した例について説明する。実施例2に用いたセンダスト
粉末100重量部と塩素化ポリエチレン(昭和電工製:
エラスレン)20重量部を秤量し、100℃に保持した
ロールに塩素化ポリエチレンを軟化させて巻き付け、セ
ンダスト粉末を投入して10分間混練した。その後、そ
のまま混和物をシートとして取り出し、100℃の温度
条件及び10kgf/cmの加圧条件で10分間保持
してプレス成形した。これによってシートの厚さを10
0μmとし、所定の寸法に切断して電磁波シールドシー
トとした。
【0036】(実施例5)実施例2に用いたペースト
を、シリコン離型剤をコーティングした厚さ50μmの
PETフィルム上にロールコーターで塗布し、溶媒を除
いてカレンダー処理を行い、所定の大きさに切断した
後、50℃の温度下で2日間養生した。養生後の塗膜の
厚さは、100μmであった。これを塗膜とPETを分
離する装置により分離し、電磁波シールドシートとし
た。
【0037】次に、前記実施例の電磁波シールドシート
の電磁波シールド効果を評価した結果について説明す
る。用いた方法は、公知のアドバンステスト法であり、
比較のために市販のOAエプロンの2種類についても同
様に評価した。市販品Aの生地を分析したところ、生地
表面の20%がAg繊維で覆われていた。また、市販品
Bについても同様に調べたが、生地表面の20%がNi
繊維で覆われていた。
【0038】表2及び図5は、これらの評価結果を示し
たものである。
【0039】
【表2】
【0040】これらの結果から明らかなように、本発明
の方法で得られる電磁波シールドシートは、市販品に比
較して十分な電磁波シールド効果を具備している。ま
た、本発明によれば、このような電磁波シールドシート
を、大量生産により低製造コストで得ることが可能とな
り、それを応用した安価で電磁波シールド効果が優れた
衣料などが得られる。
【0041】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、電磁波シールド効果の優れた電磁波シールドシート
を、大量に低コストで提供することが可能となる。ま
た、本発明の電磁波シールドシートは、衣料やその他の
分野に使用可能で、その効果は、いずれも従来品より大
きい。これによって、電子機器類から輻射される有害な
電磁波から、人体を保護することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁波シールドシートを取り付けたエ
プロンの概略図。
【図2】本発明の実施例1における電磁波シールドシー
トの断面の概略図。
【図3】本発明の実施例2における電磁波シールドシー
トの断面の概略図。
【図4】本発明の実施例3における電磁波シールドシー
トの断面の概略図。
【図5】本発明の実施例における電磁波シールドシート
と市販品の電磁波シールド効果の評価結果を示すグラ
フ。
【符号の説明】
21 実施例1の電磁波シールドシート 22 PETフィルム 23 離型剤層 24 パーマロイ粉末を含む塗膜 31 実施例2の電磁波シールドシート 32 PETフィルム 33 Al蒸着膜 34 センダスト粉末を含む塗膜 41 実施例3の電磁波シールドシート 42 金属メッシュ 51 実施例1の電磁波シールド効果の評価結果 52 実施例2の電磁波シールド効果の評価結果 53 実施例3の電磁波シールド効果の評価結果 54 実施例4の電磁波シールド効果の評価結果 55 実施例5の電磁波シールド効果の評価結果 56 市販品Aの電磁波シールド効果の評価結果 57 市販品Bの電磁波シールド効果の評価結果

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁波シールドシートを裏地として用い
    たことを特徴とする電磁波シールド布。
  2. 【請求項2】 軟磁性体粉末を高分子系結合材及び溶媒
    に分散させたペーストを、離型性を有する基体に塗布す
    ることにより塗膜を形成し、溶媒を除去した後、前記基
    体から前記塗膜を剥離することを特徴とする請求項1に
    記載の電磁波シールドシートの製造方法。
  3. 【請求項3】 軟磁性体粉末を高分子系結合材及び溶媒
    に分散させたペーストを、金属を蒸着した基体に塗布す
    ることを特徴とする請求項1に記載の電磁波シールドシ
    ートの製造方法。
  4. 【請求項4】 軟磁性体粉末と高分子系結合材を混合混
    練した混和物を、シート成形することを特徴とする請求
    項1に記載の電磁波シールドシートの製造方法。
  5. 【請求項5】 金属メッシュの両面に、請求項2ないし
    請求項4のいずれかに記載の方法で製造した電磁波シー
    ルドシートを取り付けることを特徴とする、請求項1に
    記載の電磁波シールドシートの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の電磁波シールドシートにおいて、シートの厚さが1
    0〜1000μmであることを特徴とする電磁波シール
    ドシート。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載の電磁波シールドシートにおいて、前記軟磁性体粉末
    は、Fe−Ni系合金粉末、Fe−Al−Si系合金粉
    末、Fe、Ni、Coから選ばれる金属を1種以上含む
    アモルファス合金粉末、Mn−Zn系フェライト、Ni
    −Zn系フェライトであることを特徴とする電磁波シー
    ルドシート。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかに記
    載の電磁波シールドシートにおいて、前記結合材は、熱
    可塑性高分子化合物もしくは熱硬化性高分子化合物であ
    ることを特徴とする電磁波シールドシート。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の電磁波シールド布、も
    しくは請求項2ないし請求項8のいずれかに記載の電磁
    波シールドシートを用いたことを特徴とする衣料品。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の電磁波シールド布、
    もしくは請求項2ないし請求項8のいずれかに記載の電
    磁波シールドシートを用いたことを特徴とする寝具。
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