JP2001216912A - シャドウマスク構体およびカラー陰極線管 - Google Patents

シャドウマスク構体およびカラー陰極線管

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JP2001216912A
JP2001216912A JP2000005729A JP2000005729A JP2001216912A JP 2001216912 A JP2001216912 A JP 2001216912A JP 2000005729 A JP2000005729 A JP 2000005729A JP 2000005729 A JP2000005729 A JP 2000005729A JP 2001216912 A JP2001216912 A JP 2001216912A
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Shinji Arai
真二 荒居
Hiroshi Hasegawa
浩 長谷川
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Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B7/00Special arrangements or measures in connection with doors or windows
    • E06B7/02Special arrangements or measures in connection with doors or windows for providing ventilation, e.g. through double windows; Arrangement of ventilation roses
    • E06B7/08Louvre doors, windows or grilles

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  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャドウマスクとマスクフレームの熱膨張差
が画質低下を引き起こさないようなシャドウマスク構
体、および前記シャドウマスク構体を備えた、良好な画
質のカラー陰極線管を低コストで提供する。 【解決手段】 シャドウマスク14を低熱膨張率金属と
し、前記シャドウマスク14と同程度の熱膨張率のマス
ク支持体12に、前記シャドウマスク14を固定し、前
記マスク支持体12の中心部15のみをマスクフレーム
11に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラー陰極線管用シ
ャドウマスク構体に関し、特に、シャドウマスクの支持
構造に関する。また、本発明は前記シャドウマスク構体
を備えたカラー陰極線管に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー陰極線管においては、電子ビーム
の相当部分がシャドウマスクに衝突するため、シャドウ
マスクは温度上昇し熱膨張により変形しようとする。こ
の変形による画質低下を防止するため、シャドウマスク
に一定の張力を印加した状態でマスクフレームに固定す
ることが従来から行われている。
【0003】さらに近年においてはますます画質に対す
る要求が厳しくなったため、熱膨張率の低いインバーの
ような金属を用いて、シャドウマスクの熱膨張を極力少
なくすることもおこなわれている。
【0004】上述の従来技術を組み合わせてシャドウマ
スクを熱膨張率の低いインバーのような金属で形成し、
これをシャドウマスクと同一金属からなるマスクフレー
ムに張架すれば、両者の熱膨張率が低い値で一致するた
め、非常に画質の良好なカラー陰極線管が得られる。
【0005】しかし熱膨張率の低い金属は非常に高価で
あるため、マスクフレームを熱膨張率の低い金属で形成
することはコストが高く実用的でない。したがって実用
上は、高価であるが熱膨張率の低い金属からなるシャド
ウマスクと、熱膨張率は高いが安価である金属からなる
マスクフレームとを組み合わせることが考えられてい
た。
【0006】しかし前述のような熱膨張率の差のあるシ
ャドウマスクとマスクフレームの組み合わせは、カラー
陰極線管製造中の温度(約400〜500゜C)、ま
た、使用中の温度(約50〜100゜C)において、シ
ャドウマスクとマスクフレームの伸縮差が生じるため、
シャドウマスクの設計寸法からのずれ、しわ、たるみな
どを引き起こし、カラー陰極線管の画質低下の原因とな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、シャドウマ
スクとマスクフレームの熱膨張差が画質低下を引き起こ
さないようなシャドウマスク構体を、低コストで提供す
ることを目的とする。さらに本発明は前記シャドウマス
ク構体を備えた、良好な画質のカラー陰極線管を低コス
トで提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、シャドウマスクを低熱膨張率金属とし、前
記シャドウマスクと同程度の熱膨張率のマスク支持体
に、前記シャドウマスクを固定し、前記マスク支持体の
中心部または一端部のみをマスクフレームに固定するこ
とを特徴とする。
【0009】すなわち請求項1記載の第1の発明は、シ
ャドウマスクが一方向に張架されたシャドウマスク構体
において、前記シャドウマスクが低熱膨張率金属からな
り、前記シャドウマスクとほぼ同一の熱膨張率の金属か
らなる、相対する一対のマスク支持体に前記シャドウマ
スクが支持され、前記シャドウマスクと異なる熱膨張率
の金属からなるマスクフレームの、相対する二辺に前記
一対のマスク支持体が各々支持され、前記各々のマスク
支持体の中心部のみが前記マスクフレームに固定された
ことを特徴とする。
【0010】シャドウマスク及びマスク支持体がほぼ同
一の低い熱膨張率の低熱膨張率金属からなるため、温度
変化に対してシャドウマスク及びマスク支持体の相対的
な寸法変化がほとんどない。そのためカラー陰極線管製
造中および使用中におけるマスク支持体長手方向のシャ
ドウマスクの歪みによる画質低下が生じない。
【0011】さらにマスク支持体の中心部のみがマスク
フレームに固定されているため、カラー陰極線管製造中
および使用中のシャドウマスク構体の温度上昇時に、マ
スク支持体とマスクフレームの熱膨張差が、マスク支持
体とマスクフレームの非固定部の滑りにより吸収され、
マスク支持体の歪み、ねじれなどが生じない。そのため
シャドウマスクの歪み、ねじれなどが生じない。また、
マスクフレームに安価な金属が使用できるためシャドウ
マスク構体のコストが低くできる。
【0012】また請求項2記載の第2の発明は、前記マ
スク支持体の、シャドウマスク支持部がほぼ円弧形から
なり、前記マスク支持体の、前記シャドウマスク支持部
とほぼ平行な他の一辺が、ほぼ直線からなることを特徴
とする。
【0013】マスク支持体の、シャドウマスク支持部と
平行な他の一辺を直線部とすることにより、その直線部
を基準としてマスク支持体の位置決めが容易になる。
【0014】また請求項3記載の第3の発明は、前記マ
スク支持体の、長手方向に垂直な断面がほぼL字形であ
ることを特徴とする。
【0015】マスク支持体の断面をL字形とすることに
より、マスク支持体の強度が高くなり、マスク支持体と
マスクフレームの熱膨張差によるマスク支持体の歪み、
ねじれが生じない。またシャドウマスクにかける張力を
増しても、それによるマスク支持体の歪み、ねじれなど
が生じない。さらにマスク支持体の下端部を基準として
マスク支持体の位置決めが容易になる。
【0016】また請求項4記載の第4の発明は、前記マ
スク支持体と接する前記マスクフレームの両端付近に、
前記マスクフレームから前記マスク支持体方向に突出し
た円柱状のピンが設けられ、前記ピンに対応する位置の
前記マスク支持体の両端付近に、前記マスク支持体の長
手方向に長い長孔が設けられ、前記ピンが前記長孔には
まり合い、前記長孔の長手方向の径は、前記マスクフレ
ームと前記マスク支持体との熱膨張差による、前記ピン
の前記長孔に対する相対移動を可能とする径であり、前
記長孔の短手方向の径は、前記ピンが前記長孔内を摺動
する径であることを特徴とする。
【0017】マスクフレームの両端付近に円柱状のピン
を設け、ピンに対応する位置のマスク支持体の両端付近
に長孔を設け、ピンが長孔にはまり合うことにより、マ
スク支持体のねじれを防止できる。
【0018】また請求項5記載の第5の発明は、前記マ
スクフレームと接する前記マスク支持体の両端付近に、
前記マスク支持体から前記マスクフレーム方向に突出し
た円柱状のピンが設けられ、前記ピンに対応する位置の
前記マスクフレームの両端付近に、前記マスク支持体の
長手方向に長い長孔が設けられ、前記ピンが前記長孔に
はまり合い、前記長孔の長手方向の径は、前記マスクフ
レームと前記マスク支持体との熱膨張差による、前記ピ
ンの前記長孔に対する相対移動を可能とする径であり、
前記長孔の短手方向の径は、前記ピンが前記長孔内を摺
動する径であることを特徴とする。
【0019】マスク支持体の両端付近に円柱状のピンを
設け、ピンに対応する位置のマスクフレームの両端付近
に長孔を設け、ピンが長孔にはまり合うことにより、マ
スク支持体のねじれを防止できる。
【0020】また請求項6記載の第6の発明は、前記マ
スク支持体の、シャドウマスク支持部がほぼ円弧形から
なり、前記マスク支持体の、前記シャドウマスク支持部
とほぼ平行な他の一辺が、前記シャドウマスク支持部と
ほぼ同様の円弧形からなることを特徴とする。
【0021】シャドウマスク支持部の二長辺を同一の円
弧形とすると、マスク支持体の中央固定部と端の幅が同
一となるため、マスク支持体の強度が増し、マスク支持
体とマスクフレームの熱膨張差によるマスク支持体の歪
み、ねじれなどが防止できる。さらにシャドウマスクに
かける張力を増しても、それによるマスク支持体の歪
み、ねじれなどが防止できる。
【0022】また請求項7記載の第7の発明は、前記マ
スク支持体の長手方向の中央線を対称軸として、前記マ
スク支持体に複数のエンボスが互いに対称位置に設けら
れ、互いに対称位置にある各対の前記エンボスが、前記
シャドウマスク支持部に向かって互いに広がる方向に傾
斜を持って配置されたことを特徴とする。
【0023】マスク支持体の中央線を対称軸として、複
数のエンボスを互いに対称位置に設け、互いに対称位置
にある各対のエンボスを、シャドウマスク支持部に向か
って互いに広がる方向に傾斜を持って配置することによ
り、マスク支持体のねじれに対する強度が増し、マスク
支持体とマスクフレームの熱膨張差によるマスク支持体
の歪み、ねじれなどが防止できる。さらにシャドウマス
クにかける張力を増しても、それによるマスク支持体の
歪み、ねじれなどが防止できる。
【0024】また請求項8記載の第8の発明は、前記マ
スク支持体の長手方向の中央線を対称軸として、前記マ
スク支持体が、前記対称軸上にある一個所または複数個
所で、前記マスクフレームに溶接固定されたことを特徴
とする。
【0025】マスク支持体の中央線を対称軸として、マ
スク支持体を、対称軸上にある一個所または複数個所
で、マスクフレームに溶接固定することにより、マスク
支持体のねじれに対する強度が増し、マスク支持体とマ
スクフレームの熱膨張差によるマスク支持体の歪み、ね
じれなどが防止できる。さらにシャドウマスクにかける
張力を増しても、それによるマスク支持体の歪み、ねじ
れなどが防止できる。
【0026】また請求項9記載の第9の発明は、前記マ
スク支持体の長手方向の中央線を対称軸として、前記マ
スク支持体が、前記対称軸上にある一個所または複数個
所と、前記対称軸に対して対称位置にある複数個所と
で、前記マスクフレームに溶接固定されたことを特徴と
する。
【0027】マスク支持体の長手方向の中央線を対称軸
として、マスク支持体を、対称軸上にある一個所または
複数個所と、対称軸に対して対称位置にある複数個所と
で、マスクフレームに溶接固定することにより、マスク
支持体のねじれに対する強度が増し、マスク支持体とマ
スクフレームの熱膨張差によるマスク支持体の歪み、ね
じれが防止できる。さらにシャドウマスクにかける張力
を増しても、それによるマスク支持体の歪み、ねじれな
どが防止できる。
【0028】また請求項10記載の第10の発明は、シ
ャドウマスクが一方向に張架されたシャドウマスク構体
において、前記シャドウマスクが低熱膨張率金属からな
り、前記シャドウマスクとほぼ同一の熱膨張率の金属か
らなる相対する一対のマスク支持体に前記シャドウマス
クが支持され、前記シャドウマスクと異なる熱膨張率の
金属からなるマスクフレームの相対する二辺に前記一対
のマスク支持体が各々支持され、前記各々のマスク支持
体の中心部のみが前記マスクフレームに固定され、前記
マスクフレームに固定された支持具により前記マスク支
持体の両端付近がゆるく支持されたことを特徴とする。
【0029】なお、ここで「ゆるく」という意味はマス
ク支持体とマスクフレームの熱膨張率の違いからくるマ
スク支持体長手方向の相対的寸法変化を吸収できる程度
のゆるさという意味で、換言すれば通常の製造工程、使
用中での取り扱い、振動などでは、ずれ、外れの生じな
いきつさを意味する。
【0030】シャドウマスクおよびマスク支持体がほぼ
同一の低い熱膨張率の低熱膨張率金属からなるため、温
度変化に対してシャドウマスクおよびマスク支持体の相
対的な寸法変化がほとんどない。そのためカラー陰極線
管製造中および使用中におけるマスク支持体長手方向の
シャドウマスクの歪みによる画質低下が防止できる。
【0031】さらにマスク支持体の中心部のみがマスク
フレームに固定され、両端付近は、マスクフレームに固
定された支持具によりゆるく支持されているため、カラ
ー陰極線管製造中および使用中のシャドウマスク構体の
温度上昇時に、マスク支持体とマスクフレームの熱膨張
差が、マスク支持体とマスクフレームの非固定部の滑り
により吸収され、マスク支持体の歪み、ねじれなどが生
じない。またマスクフレームに安価な金属が使用できる
ためシャドウマスク構体のコストが低くできる。
【0032】また請求項11記載の第11の発明は、シ
ャドウマスクが一方向に張架されたシャドウマスク構体
において、前記シャドウマスクが低熱膨張率金属からな
り、前記シャドウマスクとほぼ同一の熱膨張率の金属か
らなる相対する一対のマスク支持体に前記シャドウマス
クが支持され、前記シャドウマスクと異なる熱膨張率の
金属からなるマスクフレームの相対する二辺に前記一対
のマスク支持体が各々支持され、前記各々のマスク支持
体の一端部のみが前記マスクフレームに固定され、前記
マスクフレームに固定された支持具により前記マスク支
持体の他端部がゆるく支持されたことを特徴とする。
【0033】シャドウマスクおよびマスク支持体がほぼ
同一の低い熱膨張率の低熱膨張率金属からなるため、温
度変化に対してシャドウマスクおよびマスク支持体の相
対的な寸法変化がほとんどない。そのためカラー陰極線
管製造中および使用中におけるマスク支持体長手方向の
シャドウマスクの歪みによる画質低下が生じない。
【0034】さらにマスク支持体の一端部のみがマスク
フレームに固定され、他端部はマスクフレームに固定さ
れた支持具によりゆるく支持されているため、カラー陰
極線管製造中および使用中のシャドウマスク構体の温度
上昇時に、マスク支持体とマスクフレームの熱膨張差
が、マスク支持体とマスクフレームの非固定部の滑りに
より吸収され、マスク支持体の歪み、ねじれなどが生じ
ない。またマスクフレームに安価な金属が使用できるた
めシャドウマスク構体のコストが低くできる。
【0035】また請求項12記載の第12の発明は、シ
ャドウマスクが一方向に張架されたシャドウマスク構体
において、前記シャドウマスクが低熱膨張率金属からな
り、前記シャドウマスクとほぼ同一の熱膨張率の金属か
らなる相対する一対のマスク支持体に前記シャドウマス
クが支持され、前記シャドウマスクと異なる熱膨張率の
金属からなるマスクフレームの相対する二辺に前記一対
のマスク支持体各々が支持され、前記各々のマスク支持
体の中心部のみが前記マスクフレームに固定され、前記
マスクフレームに固定されたばね性を有する支持具によ
り前記マスク支持体の両端付近が支持されたことを特徴
とする。
【0036】シャドウマスクおよびマスク支持体がほぼ
同一の低い熱膨張率の低熱膨張率金属からなるため、温
度変化に対してシャドウマスクおよびマスク支持体の相
対的な寸法変化がほとんどない。そのためカラー陰極線
管製造中および使用中におけるマスク支持体長手方向の
シャドウマスクの歪みによる画質低下が防止できる。
【0037】さらにマスク支持体の中心部のみがマスク
フレームに固定され、両端付近はマスクフレームに固定
されたばね性を有する支持具により支持されているた
め、カラー陰極線管製造中および使用中のシャドウマス
ク構体の温度上昇時に、マスク支持体とマスクフレーム
の熱膨張差が、支持具のたわみにより吸収され、マスク
支持体の歪み、ねじれなどが生じない。またマスクフレ
ームに安価な金属が使用できるためシャドウマスク構体
のコストが低くできる。
【0038】また請求項13記載の第13の発明は、前
記マスク支持体の両端付近を前記マスクフレームに支持
するための支持具が前記マスクフレームの延長部分から
なることを特徴とする。
【0039】マスク支持体の両端付近をマスクフレーム
に支持するための支持具がマスクフレームの延長部分か
らなる事により、支持具を別に作製する必要がなく、ま
た支持具をマスクフレームに取り付ける作業も不要とな
る。
【0040】また請求項14記載の第14の発明は、シ
ャドウマスクが一方向に張架されたシャドウマスク構体
において、前記シャドウマスクが低熱膨張率金属からな
り、前記シャドウマスクとほぼ同一の熱膨張率の金属か
らなる相対する一対のマスク支持体に前記シャドウマス
クが支持され、前記シャドウマスクと異なる熱膨張率の
金属からなるマスクフレームの相対する二辺に前記一対
のマスク支持体が各々支持され、前記マスク支持体の一
端部のみが前記マスクフレームに固定され、前記マスク
フレームに固定されたばね性を有する支持具により前記
マスク支持体の他端部が支持されたことを特徴とする。
【0041】シャドウマスクおよびマスク支持体がほぼ
同一の低い熱膨張率の低熱膨張率金属からなるため、温
度変化に対してシャドウマスクおよびマスク支持体の相
対的な寸法変化がほとんどない。そのためカラー陰極線
管製造中および使用中におけるマスク支持体長手方向の
シャドウマスクの歪みによる画質低下が防止できる。
【0042】さらにマスク支持体の一端部のみがマスク
フレームに固定され、他端部は、マスクフレームに固定
されたばね性を有する支持具により支持されているた
め、カラー陰極線管製造中および使用中のシャドウマス
ク構体の温度上昇時に、マスク支持体とマスクフレーム
の熱膨張差が、支持具のたわみにより吸収され、マスク
支持体の歪み、ねじれなどが生じない。またマスクフレ
ームに安価な金属が使用できるためシャドウマスク構体
のコストが低くできる。
【0043】また請求項15記載の第15の発明は、前
記マスク支持体の一端部を前記マスクフレームに支持す
るためのばね性を有する支持具が、前記マスクフレーム
の延長部分からなることを特徴とする。
【0044】前述のようにマスク支持体の一端部をマス
クフレームに支持するための支持具がマスクフレームの
延長部分からなることにより、支持具を別に作製する必
要がなく、また支持具をマスクフレームに取り付ける作
業も不要となる。
【0045】そして請求項16記載の第16の発明は、
請求項1〜15のいずれかのシャドウマスク構体を備え
たカラー陰極線管である。
【0046】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図15は本発明に係るカラー陰極線
管150の断面図である。図に示すように、カラー陰極
線管150は、フェースパネル151、スカート152
とファンネル153からなるガラス製真空容器からな
り、フェースパネル151内面には赤色、緑色、青色の
蛍光体154が規則的に配列されている。ファンネル1
53後部の電子銃155から電子ビーム156が放出さ
れシャドウマスク157を通過した電子ビーム156は
蛍光体154を発光させる。シャドウマスク157はマ
スクフレーム158によりスカート部152内部に保持
されている。本発明は、シャドウマスク157及びマス
クフレーム158からなるシャドウマスク構体、および
シャドウマスク構体を備えたカラー陰極線管に関するも
のである。
【0047】図1に本発明の第一実施例のシャドウマス
ク構体10を示す。図において、11はマスクフレー
ム、12はマスク支持体、13はマスク支持部、14は
シャドウマスク、15はマスク支持体中心部である。
【0048】ほぼ長方形のマスクフレーム11の相対す
る二辺に、一対のマスク支持体12が固定され、マスク
支持体12の上端面であるマスク支持部13にシャドウ
マスク14がシーム溶接により固定されている。なおシ
ャドウマスク14はマスクフレーム11上面開口部全体
を覆っているがマスクフレーム11の構造を見やすくす
るために周囲の線のみを示す。
【0049】シャドウマスク14とマスク支持体12は
ほぼ同一の熱膨張率の金属からなる。そのためカラー陰
極線管製造中および使用中にシャドウマスク構体10の
温度が上昇しても、マスク支持体12長手方向にシャド
ウマスク14の歪みはほとんど生じない。例えばシャド
ウマスク14およびマスク支持体12を共にインバーと
することは両者の熱膨張率の低さおよびマッチングから
好適である。マスクフレーム11はシャドウマスク14
とは熱膨張率の異なる金属からなり、マスク支持体12
と共にシャドウマスク14に張力を印加し、シャドウマ
スク14のたるみ、しわなどを防止している。マスクフ
レーム11を例えば13クロムステンレス鋼とすること
はバネ性、価格から好適である。
【0050】ここでマスク支持体12の中心部15は抵
抗溶接によりマスクフレーム11に固定されている。他
にレーザー溶接、ロウ付け、リベット止め、かしめなど
も利用できる。マスク支持体12を効率よく溶接固定す
る構造として、図1に示すように、マスク支持体12の
長手方向の中心上の一点15Aと、中心に対して線対称
となる他の二点15B,15Cが二等辺三角形となる位
置を溶接することが好適である。
【0051】図示のようにマスク支持体12上面の、マ
スク支持部13は円弧形からなり、マスク支持体12
の、下端部はほぼ直線である。マスク支持体12下端部
の形状をこのように直線にすると、この下端部を位置出
し基準として使用できるのでマスクフレーム11との位
置決めが容易になり、位置精度が向上する。
【0052】上記の固定構造により、カラー陰極線管製
造中、また、使用中の温度において、マスク支持体12
とマスクフレーム11の熱膨張差が、マスク支持体12
とマスクフレーム11の非固定部分(マスク支持体12
の中央15以外の部分)の滑りにより吸収され、マスク
支持体12の歪み、ねじれなどが防止できる。
【0053】次に図2に本発明の第二実施例のシャドウ
マスク構体20を示す。図において、21はマスクフレ
ーム、22はマスク支持体、23はマスク支持部、24
はシャドウマスク、25はマスク支持体中心部である。
【0054】図示のように、マスク支持体22の、長手
方向に垂直な断面がほぼL字形であるので、マスク支持
体22の下端部を基準として位置決めが容易になる。同
時にマスク支持体22の強度が増し、マスク支持体22
とマスクフレーム21の熱膨張差によるマスク支持体2
2の歪み、ねじれなどが防止できる。さらにシャドウマ
スク24にかける張力を増しても、それによるマスク支
持体22の歪み、ねじれなどが防止できる。
【0055】次に図3に本発明の第三実施例のシャドウ
マスク構体30を示す。図において、31はマスクフレ
ーム、32はマスク支持体、33はマスク支持部、34
はシャドウマスク、35はマスク支持体中心部、36は
ピン、37は長孔である。
【0056】図示のようにマスク支持体32と接するマ
スクフレーム31の両端付近に、円柱状のピン36を設
け、ピン36に対応する位置のマスク支持体32の両端
付近に長孔37を設け、ピン36が長孔37にはまり合
う。マスク支持体32のねじれがピン36により規制さ
れるため、マスク支持体32とマスクフレーム31との
間に熱膨張差が生じたときに、マスク支持体32のねじ
れが防止できる。
【0057】次に図4に本発明の第四実施例のシャドウ
マスク構体40を示す。図において、41はマスクフレ
ーム、42はマスク支持体、43はマスク支持部、44
はシャドウマスク、45はマスク支持体中心部、46は
ピン、47は長孔である。
【0058】図示のようにマスクフレーム41と接する
マスク支持体42の両端付近に円柱状のピン46を設
け、ピン46に対応する位置のマスクフレーム41の両
端付近に長孔47を設け、ピン46が長孔47にはまり
合う。マスク支持体42のねじれがピン46により規制
されるため、マスク支持体42とマスクフレーム41と
の間に熱膨張差が生じたときに、マスク支持体42のね
じれが防止できる。
【0059】次に図5に本発明の第五実施例のシャドウ
マスク構体50を示す。図において、51はマスクフレ
ーム、52はマスク支持体、53はマスク支持部、54
はシャドウマスク、55はマスク支持体中心部である。
【0060】図示のようにマスク支持部53を円弧形と
し、マスク支持体52の他の一辺52Aを、マスク支持
部53と同様の円弧形とすることにより、マスク支持体
52の中心部55付近の幅Aと端付近の幅Bが同一とな
るため、マスク支持体52の強度が増し、マスク支持体
52とマスクフレーム51の熱膨張差による歪み、マス
ク支持体52のねじれなどが防止できる。さらにシャド
ウマスク54にかける張力を増しても、それによるマス
ク支持体52の歪み、ねじれなどが防止できる。
【0061】次に図6に本発明の第六実施例のシャドウ
マスク構体60を示す。図において、61はマスクフレ
ーム、62はマスク支持体、63はマスク支持部、64
はシャドウマスク、65はマスク支持体中心部、66は
エンボスである。
【0062】図示のようにマスク支持体62の長手方向
の中央線を対称軸として、複数のエンボス66を互いに
対称位置に設け、互いに対称位置にある各対のエンボス
66を、マスク支持部63に向かって互いに広がる方向
に傾斜を持って配置することにより、マスク支持体62
のねじれに対する強度が増し、マスク支持体62とマス
クフレーム61の熱膨張差によるマスク支持体62の歪
み、ねじれなどが防止できる。さらにシャドウマスク6
4にかける張力を増しても、それによるマスク支持体6
2の歪み、ねじれなどが防止できる。
【0063】次に図7に本発明の第七実施例のシャドウ
マスク構体70を示す。図において、71はマスクフレ
ーム、72はマスク支持体、73はマスク支持部、74
はシャドウマスク、75はマスク支持体中心部である。
【0064】図示のようにマスク支持体72の長手方向
の中央線を対称軸として、マスク支持体72を、対称軸
上にある一個所75Aまたは複数個所75A、75B
で、マスクフレーム71に溶接固定することにより、マ
スク支持体72のねじれに対する強度が増し、マスク支
持体72とマスクフレーム71の熱膨張差によるマスク
支持体72の歪み、ねじれなどが防止できる。さらにシ
ャドウマスク74にかける張力を増しても、それによる
マスク支持体72の歪み、ねじれなどが防止できる。
【0065】次に図8に本発明の第八実施例のシャドウ
マスク構体80を示す。図において、81はマスクフレ
ーム、82はマスク支持体、83はマスク支持部、84
はシャドウマスク、85はマスク支持体中心部である。
【0066】図示のようにマスク支持体82の長手方向
の中央線を対称軸として、マスク支持体82を、対称軸
上にある一個所85Aまたは複数個所85A、85B
と、対称軸に対して対称位置にある複数個所85C、8
5Dとで、マスクフレーム81に溶接固定することによ
り、マスク支持体82のねじれに対する強度が増し、マ
スク支持体82とマスクフレーム81の熱膨張差による
マスク支持体82の歪み、ねじれが防止できる。さらに
シャドウマスク84にかける張力を増しても、それによ
るマスク支持体82の歪み、ねじれが防止できる。
【0067】次に図9に本発明の第九実施例のシャドウ
マスク構体90を示す。図において、91はマスクフレ
ーム、92はマスク支持体、93はマスク支持部、94
はシャドウマスク、95はマスク支持体中心部、96は
支持具である。
【0068】図示のように、マスク支持体中心部95の
みがマスクフレーム91に固定され、両端付近は、マス
クフレーム91に固定された支持具96によりゆるく支
持されているため、カラー陰極線管製造中および使用中
のシャドウマスク構体90の温度上昇時に、マスク支持
体92とマスクフレーム91の熱膨張差が、マスク支持
体92とマスクフレーム91の非固定部の滑りにより吸
収され、マスク支持体92の歪み、ねじれなどが生じな
い。
【0069】次に図10に本発明の第十実施例のシャド
ウマスク構体100を示す。図において、101はマス
クフレーム、102はマスク支持体、103はマスク支
持部、104はシャドウマスク、105はマスク支持体
一端部、106は支持具である。
【0070】図示のように、マスク支持体一端部105
のみがマスクフレーム101に固定され、他端部はマス
クフレーム101に固定された支持具106によりゆる
く支持されているため、カラー陰極線管製造中および使
用中のシャドウマスク構体100の温度上昇時に、マス
ク支持体102とマスクフレーム101の熱膨張差が、
マスク支持体102とマスクフレーム101の非固定部
の滑りにより吸収され、マスク支持体102の歪み、ね
じれなどが生じない。
【0071】次に図11に本発明の第十一実施例のシャ
ドウマスク構体110を示す。図において、111はマ
スクフレーム、112はマスク支持体、113はマスク
支持部、114はシャドウマスク、115はマスク支持
体中心部、116は支持具である。
【0072】図示のように、マスク支持体中心部115
のみがマスクフレーム111に固定され、両端付近はマ
スクフレーム111に固定されたばね性を有する支持具
116により支持されているため、カラー陰極線管製造
中および使用中のシャドウマスク構体110の温度上昇
時に、マスク支持体112とマスクフレーム111の熱
膨張差が、支持具116のたわみにより吸収され、マス
ク支持体112の歪み、ねじれなどが生じない。
【0073】次に図12に本発明の第十二実施例のシャ
ドウマスク構体120を示す。図において、121はマ
スクフレーム、122はマスク支持体、123はマスク
支持部、124はシャドウマスク、125はマスク支持
体中心部、126は支持具である。
【0074】図示のように、マスク支持体122の両端
付近をマスクフレーム121に支持するための支持具1
26がマスクフレーム121の延長部分からなるため、
支持具126を別に作製する必要がなく、また支持具1
26をマスクフレーム121に取り付ける作業も不要と
なる。
【0075】次に図13に本発明の第十三実施例のシャ
ドウマスク構体130を示す。図において、131はマ
スクフレーム、132はマスク支持体、133はマスク
支持部、134はシャドウマスク、135はマスク支持
体一端部、136は支持具である。
【0076】図示のように、マスク支持体一端部135
のみがマスクフレーム131に固定され、他端部は、マ
スクフレーム131に固定されたばね性を有する支持具
136により支持されているため、カラー陰極線管製造
中および使用中のシャドウマスク構体130の温度上昇
時に、マスク支持体132とマスクフレーム131の熱
膨張差が、支持具136のたわみにより吸収され、マス
ク支持体132の歪み、ねじれなどが生じない。
【0077】次に図14に本発明の第十四実施例のシャ
ドウマスク構体140を示す。図において、141はマ
スクフレーム、142はマスク支持体、143はマスク
支持部、144はシャドウマスク、145はマスク支持
体一端部、146は支持具である。
【0078】図示のように、マスク支持体142をマス
クフレーム141に支持するための支持具146がマス
クフレーム141の延長部分からなることにより、支持
具146を別に作製する必要がなく、また支持具146
をマスクフレーム141に取り付ける作業も不要とな
る。
【0079】なお以上の説明においては、分かりやすく
するため、「色選別電極」を「シャドウマスク」と記述
したが、「色選別電極」が「アパーチャーグリル」の場
合にも同等の効果が得られる。
【0080】
【発明の効果】本発明はシャドウマスクを低熱膨張率金
属とし、シャドウマスクと同程度の熱膨張率のマスク支
持体に、シャドウマスクを固定し、マスク支持体の中心
部または一端部のみをマスクフレームに固定した。シャ
ドウマスク及びマスク支持体がほぼ同一の低い熱膨張率
の低熱膨張率金属からなるため、温度変化に対してシャ
ドウマスク及びマスク支持体の相対的な寸法変化がほと
んどない。そのためカラー陰極線管製造中および使用中
のシャドウマスク構体の温度上昇時におけるマスク支持
体長手方向のシャドウマスクの歪みによる画質低下が生
じない。
【0081】さらにマスク支持体の中心部または一端部
のみがマスクフレームに固定されているため、カラー陰
極線管製造中および使用中のシャドウマスク構体の温度
上昇時において、マスク支持体とマスクフレームの熱膨
張差からくるマスク支持体長手方向の伸縮差が、マスク
支持体とマスクフレームの非固定部の滑りにより吸収さ
れ、マスク支持体とマスクフレームの熱膨張差によるマ
スク支持体およびシャドウマスクの歪み、ねじれなどが
防止できる。また、マスクフレームに安価な金属が使用
できるため全体のコストが低くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施例のシャドウマスク構体の
斜視図
【図2】 本発明の第二実施例のシャドウマスク構体の
斜視図
【図3】 本発明の第三実施例のシャドウマスク構体の
斜視図、断面図
【図4】 本発明の第四実施例のシャドウマスク構体の
斜視図、断面図
【図5】 本発明の第五実施例のシャドウマスク構体の
斜視図
【図6】 本発明の第六実施例のシャドウマスク構体の
斜視図
【図7】 本発明の第七実施例のシャドウマスク構体の
斜視図
【図8】 本発明の第八実施例のシャドウマスク構体の
斜視図
【図9】 本発明の第九実施例のシャドウマスク構体の
斜視図
【図10】 本発明の第十実施例のシャドウマスク構体
の斜視図
【図11】 本発明の第十一実施例のシャドウマスク構
体の斜視図
【図12】 本発明の第十二実施例のシャドウマスク構
体の斜視図
【図13】 本発明の第十三実施例のシャドウマスク構
体の斜視図
【図14】 本発明の第十四実施例のシャドウマスク構
体の斜視図
【図15】 カラー陰極線管の断面図
【符号の説明】
10、20、30、40、50、60、70、80、9
0、100、110、120、130、140 シャド
ウマスク構体 11、21、31、41、51、61、71、81、9
1、101、111、121、131、141 マスク
フレーム 12、22、32、42、52、62、72、82、9
2、102、112、122、132、142 マスク
支持体 13、23、33、43、53、63、73、83、9
3、103、113、123、133、143 マスク
支持部 14、24、34、44、54、64、74、84、9
4、104、114、124、134、144 シャド
ウマスク 15、25、35、45、55、65、75、85、9
5、105、115、125 マスク支持体中心部 36、46 ピン 37、47 長孔 66 エンボス 96、106、116、126、136、146 支持
具 135、145 マスク支持体一端部 150 カラー陰極線管 151 フェースパネル 152 スカート 153 ファンネル 154 蛍光体 155 電子銃 156 電子ビーム 157 シャドウマスク 158 マスクフレーム

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャドウマスクが一方向に張架されたシャ
    ドウマスク構体において、 前記シャドウマスクが低熱膨張率金属からなり、 前記シャドウマスクとほぼ同一の熱膨張率の金属からな
    る、相対する一対のマスク支持体に前記シャドウマスク
    が支持され、 前記シャドウマスクと異なる熱膨張率の金属からなるマ
    スクフレームの、相対する二辺に前記一対のマスク支持
    体が各々支持され、 前記各々のマスク支持体の中心部のみが前記マスクフレ
    ームに固定されたことを特徴とするシャドウマスク構
    体。
  2. 【請求項2】請求項1記載のシャドウマスク構体におい
    て、前記マスク支持体の、シャドウマスク支持部がほぼ
    円弧形からなり、前記マスク支持体の、前記シャドウマ
    スク支持部とほぼ平行な他の一辺が、ほぼ直線からなる
    ことを特徴とするシャドウマスク構体。
  3. 【請求項3】請求項1記載のシャドウマスク構体におい
    て、前記マスク支持体の、長手方向に垂直な断面がほぼ
    L字形であることを特徴とするシャドウマスク構体。
  4. 【請求項4】請求項1記載のシャドウマスク構体におい
    て、 前記マスク支持体と接する前記マスクフレームの両端付
    近に、前記マスクフレームから前記マスク支持体方向に
    突出した円柱状のピンが設けられ、 前記ピンに対応する位置の前記マスク支持体の両端付近
    に、前記マスク支持体の長手方向に長い長孔が設けら
    れ、 前記ピンが前記長孔にはまり合い、 前記長孔の長手方向の径は、前記マスクフレームと前記
    マスク支持体との熱膨張差による、前記ピンの前記長孔
    に対する相対移動を可能とする径であり、 前記長孔の短手方向の径は、前記ピンが前記長孔内を摺
    動する径であることを特徴とするシャドウマスク構体。
  5. 【請求項5】請求項1記載のシャドウマスク構体におい
    て、 前記マスクフレームと接する前記マスク支持体の両端付
    近に、前記マスク支持体から前記マスクフレーム方向に
    突出した円柱状のピンが設けられ、 前記ピンに対応する位置の前記マスクフレームの両端付
    近に、前記マスク支持体の長手方向に長い長孔が設けら
    れ、 前記ピンが前記長孔にはまり合い、 前記長孔の長手方向の径は、前記マスクフレームと前記
    マスク支持体との熱膨張差による、前記ピンの前記長孔
    に対する相対移動を可能とする径であり、 前記長孔の短手方向の径は、前記ピンが前記長孔内を摺
    動する径であることを特徴とするシャドウマスク構体。
  6. 【請求項6】請求項1記載のシャドウマスク構体におい
    て、 前記マスク支持体の、シャドウマスク支持部がほぼ円弧
    形からなり、前記マスク支持体の、前記シャドウマスク
    支持部とほぼ平行な他の一辺が、前記シャドウマスク支
    持部とほぼ同様の円弧形からなることを特徴とするシャ
    ドウマスク構体。
  7. 【請求項7】請求項1記載のシャドウマスク構体におい
    て、 前記マスク支持体の長手方向の中央線を対称軸として、 前記マスク支持体に複数のエンボスが互いに対称位置に
    設けられ、 互いに対称位置にある各対の前記エンボスが、前記シャ
    ドウマスク支持部に向かって互いに広がる方向に傾斜を
    持って配置されたことを特徴とするシャドウマスク構
    体。
  8. 【請求項8】請求項1記載のシャドウマスク構体におい
    て、 前記マスク支持体の長手方向の中央線を対称軸として、 前記マスク支持体が、前記対称軸上にある一個所または
    複数個所で、前記マスクフレームに溶接固定されたこと
    を特徴とするシャドウマスク構体。
  9. 【請求項9】請求項1記載のシャドウマスク構体におい
    て、 前記マスク支持体の長手方向の中央線を対称軸として、 前記マスク支持体が、前記対称軸上にある一個所または
    複数個所と、 前記対称軸に対して対称位置にある複数個所とで、前記
    マスクフレームに溶接固定されたことを特徴とするシャ
    ドウマスク構体。
  10. 【請求項10】シャドウマスクが一方向に張架されたシ
    ャドウマスク構体において、 前記シャドウマスクが低熱膨張率金属からなり、 前記シャドウマスクとほぼ同一の熱膨張率の金属からな
    る相対する一対のマスク支持体に前記シャドウマスクが
    支持され、 前記シャドウマスクと異なる熱膨張率の金属からなるマ
    スクフレームの相対する二辺に前記一対のマスク支持体
    が各々支持され、 前記各々のマスク支持体の中心部のみが前記マスクフレ
    ームに固定され、 前記マスクフレームに固定された支持具により前記マス
    ク支持体の両端付近がゆるく支持されたことを特徴とす
    るシャドウマスク構体。
  11. 【請求項11】シャドウマスクが一方向に張架されたシ
    ャドウマスク構体において、 前記シャドウマスクが低熱膨張率金属からなり、前記シ
    ャドウマスクとほぼ同一の熱膨張率の金属からなる相対
    する一対のマスク支持体に前記シャドウマスクが支持さ
    れ、 前記シャドウマスクと異なる熱膨張率の金属からなるマ
    スクフレームの相対する二辺に前記一対のマスク支持体
    が各々支持され、 前記各々のマスク支持体の一端部のみが前記マスクフレ
    ームに固定され、 前記マスクフレームに固定された支持具により前記マス
    ク支持体の他端部がゆるく支持されたことを特徴とする
    シャドウマスク構体。
  12. 【請求項12】シャドウマスクが一方向に張架されたシ
    ャドウマスク構体において、 前記シャドウマスクが低熱膨張率金属からなり、 前記シャドウマスクとほぼ同一の熱膨張率の金属からな
    る相対する一対のマスク支持体に前記シャドウマスクが
    支持され、 前記シャドウマスクと異なる熱膨張率の金属からなるマ
    スクフレームの相対する二辺に前記一対のマスク支持体
    各々が支持され、 前記各々のマスク支持体の中心部のみが前記マスクフレ
    ームに固定され、 前記マスクフレームに固定されたばね性を有する支持具
    により前記マスク支持体の両端付近が支持されたことを
    特徴とするシャドウマスク構体。
  13. 【請求項13】請求項12記載のシャドウマスク構体に
    おいて、前記マスク支持体の両端付近を前記マスクフレ
    ームに支持するための支持具が前記マスクフレームの延
    長部分からなることを特徴とするシャドウマスク構体。
  14. 【請求項14】シャドウマスクが一方向に張架されたシ
    ャドウマスク構体において、 前記シャドウマスクが低熱膨張率金属からなり、 前記シャドウマスクとほぼ同一の熱膨張率の金属からな
    る相対する一対のマスク支持体に前記シャドウマスクが
    支持され、 前記シャドウマスクと異なる熱膨張率の金属からなるマ
    スクフレームの相対する二辺に前記一対のマスク支持体
    が各々支持され、 前記マスク支持体の一端部のみが前記マスクフレームに
    固定され、 前記マスクフレームに固定されたばね性を有する支持具
    により前記マスク支持体の他端部が支持されたことを特
    徴とするシャドウマスク構体。
  15. 【請求項15】請求項14記載のシャドウマスク構体に
    おいて、前記マスク支持体の一端部を前記マスクフレー
    ムに支持するためのばね性を有する支持具が、前記マス
    クフレームの延長部分からなることを特徴とするシャド
    ウマスク構体。
  16. 【請求項16】請求項1〜15のいずれかのシャドウマ
    スク構体を備えたカラー陰極線管。
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