JP2001216809A - 照明器具および照明器具の製造方法 - Google Patents

照明器具および照明器具の製造方法

Info

Publication number
JP2001216809A
JP2001216809A JP2000023378A JP2000023378A JP2001216809A JP 2001216809 A JP2001216809 A JP 2001216809A JP 2000023378 A JP2000023378 A JP 2000023378A JP 2000023378 A JP2000023378 A JP 2000023378A JP 2001216809 A JP2001216809 A JP 2001216809A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lighting device
reflector
fixture
lighting
lamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000023378A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Okamoto
光広 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2000023378A priority Critical patent/JP2001216809A/ja
Publication of JP2001216809A publication Critical patent/JP2001216809A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】材料使用量を低減した照明器具を提供する。 【解決手段】合成樹脂成形品の器具本体1に反射板4が
結合され、器具本体1において反射板4と重複する部位
に器具本体1の厚み方向に貫通する抜き部13が形成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂成形品に
より形成された器具本体を備える照明器具および照明器
具の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より提供されている照明器具とし
て、板金製の器具本体に反射板を取り付けた構造を有す
るものが多い。一方、従来から知られている照明器具で
は天井に取り付けた引掛シーリングにより電気的接続と
機械的保持とを行うものがあり、この種の照明器具では
軽量化が課題になっている。
【0003】そこで、従来から提供されている重量の大
きい板金製の器具本体に代えて合成樹脂成形品の器具本
体を用いることを先に提案した。器具本体を合成樹脂成
形品とすれば、必要強度を得ながらも板金製の器具本体
よりも軽量化が可能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、器具本
体を合成樹脂成形品とすれば照明器具の軽量化を図るこ
とができるのであるが、合成樹脂材料の使用量の低減お
よび部品点数のさらなる低減が要求されるている。
【0005】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その第1の目的は材料使用量を低減した照明器具
を提供することにあり、第2の目的は部品点数を低減し
た照明器具を提供することにあり、第3の目的は製造工
数ないし作業量が低減される照明器具を提供することに
あり、第4の目的は梱包が容易な形状の照明器具を提供
することにあり、第5の目的は製造工数が低減される照
明器具の製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、天井
のような施工面に対向する形で取着される合成樹脂成形
品の器具本体と、施工面に対して器具本体とは反対側に
配設され器具本体に結合される反射板と、器具本体に対
して反射板とは反対側に配置されたランプを点灯させる
とともに器具本体と反射板との間に配置される点灯装置
とを備え、器具本体において反射板と重複する部位に器
具本体の厚み方向に貫通する抜き部が形成されているも
のである。
【0007】請求項2の発明は、天井のような施工面に
対向する形で取着される合成樹脂成形品の器具本体と、
施工面に対して器具本体とは反対側に配設され器具本体
に結合される反射板と、器具本体に対して反射板とは反
対側に配置されたランプを点灯させるとともに器具本体
と反射板との間に配置される点灯装置とを備え、器具本
体の中央部には点灯装置の周囲を全周に亘って囲むよう
に器具本体の成形時に形成された立壁が器具本体と一体
に設けられ、器具本体において立壁よりも外周側には器
具本体の厚み方向に貫通する抜き部が形成され、抜き部
に相当する材料の総量が立壁に相当する材料の総量より
も大きくなるように抜き部の面積が設定されているもの
である。
【0008】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記立壁には多数個の透孔が形成されているもので
ある。
【0009】請求項4の発明は、天井のような施工面に
対向する形で取着される合成樹脂成形品の器具本体と、
施工面に対して器具本体とは反対側に配設され器具本体
に結合される反射板と、器具本体に対して反射板とは反
対側に配置されたランプを点灯させるとともに器具本体
と反射板との間に配置される点灯装置とを備え、器具本
体と反射板との間で点灯装置が機械的に挟持されている
ものである。
【0010】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、前記点灯装置における離れた2箇所に高背の部材を
それぞれ配置するとともに、当該高背の部材を器具本体
と反射板との間で機械的に挟持しているものである。
【0011】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、前記ランプが蛍光ランプであって、前記点灯装置が
前記高背の部材として、蛍光ランプを保持するランプソ
ケットと、点灯状態を切り換えるためのスイッチとを備
えるものである。
【0012】請求項7の発明は、請求項5の発明におい
て、前記ランプが蛍光ランプおよび豆球であって、前記
点灯装置が前記高背の部材として、蛍光ランプを保持す
る第1のランプソケットと、豆球を保持する第2のラン
プソケットとを備えるものである。
【0013】請求項8の発明は、請求項5ないし請求項
7の発明において、前記高背の部材の近傍に前記点灯装
置を構成する部材のうち重量の大きい部材を配置するも
のである。
【0014】請求項9の発明は、天井のような施工面に
対向する形で取着される合成樹脂成形品の器具本体と、
施工面に対して器具本体とは反対側に配設され器具本体
に結合される反射板と、器具本体に対して反射板とは反
対側に配置されたランプを点灯させるとともに器具本体
と反射板との間に配置される点灯装置とを備え、器具本
体の中央部には点灯装置の周囲を全周に亘って囲むよう
に立壁が器具本体と一体に設けられ、点灯装置に結合さ
れる取付具と立壁との一方に設けた係合突部と他方に設
けた係合穴とを凹凸係合させることにより立壁に取付具
を介して点灯装置を結合するものである。
【0015】請求項10の発明は、天井のような施工面
に対向する形で取着される合成樹脂成形品の器具本体
と、施工面に対して器具本体とは反対側に配設され器具
本体に結合される反射板と、器具本体に対して反射板と
は反対側に配置されたランプを点灯させるとともに器具
本体と反射板との間に配置される点灯装置とを備え、点
灯装置と反射板との間に介在する形で配設された弾性を
有する支持具を設け、器具本体と反射板との間で支持具
を介して点灯装置が機械的に挟持されているものであ
る。
【0016】請求項11の発明は、天井のような施工面
に対向する形で取着される合成樹脂成形品の器具本体
と、施工面に対して器具本体とは反対側に配設され器具
本体に結合される反射板と、器具本体に対して反射板と
は反対側に配置されたランプを点灯させるとともに器具
本体と反射板との間に配置される点灯装置とを備え、器
具本体に複数個の抜き部が不等間隔で形成されているも
のである。
【0017】請求項12の発明は、請求項1ないし請求
項11の発明において、前記点灯装置が電子式安定器で
あって、構成部品が実装された回路基板を備えるもので
ある。
【0018】請求項13の発明は、天井のような施工面
に対向する形で取着される合成樹脂成形品の器具本体
と、施工面に対して器具本体とは反対側に配設され器具
本体に結合される反射板と、器具本体に対して反射板と
は反対側に配置されたランプを点灯させるとともに器具
本体と反射板との間に配置される点灯装置とを備える照
明器具の製造方法であって、器具本体に取り付けられる
器具本体とは別の成形部品の少なくとも一部を、器具本
体を成形する金型の一部を用いて器具本体の成形時に同
時に成形し、器具本体を金型から取り出す過程において
前記成形部品を器具本体に取り付けることを特徴とす
る。
【0019】
【発明の実施の形態】(基本構成)まず、以下に説明す
る照明器具の共通した構成を図2および図3を用いて説
明する。本実施形態で説明する照明器具は、施工面とし
ての天井に固定されている引掛シーリング31に取り付
けられるものであり、引掛シーリング31に結合される
取付アダプタ10と、円板状に形成され天井下面に対向
する形で配置される器具本体1と、器具本体1の下面側
に結合される反射板4と、反射板4の下方に配置される
ランプとしての環形の2本の蛍光ランプLaと、器具本
体1と反射板4との間に配置され蛍光ランプLaを点灯
させる電力を供給する点灯装置2と、蛍光ランプLaお
よび反射板4を覆うように器具本体1に取り付けられる
ドーム状のグローブ5とからなる。器具本体1は絶縁材
料でかつ機械的強度が比較的大きい熱可塑性合成樹脂
(たとえばポリカーボネイト)により形成された合成樹
脂成形品であり、反射板4は板金により中央部が周部よ
りも下方に位置する椀状に形成される。
【0020】点灯装置2はインバータ回路などを含む電
子式安定器であって、回路基板21に回路部品を実装し
て構成してある。すなわち、低周波の商用電源を高周波
電力に電力変換して蛍光ランプLaを高周波で点灯させ
るように構成されている。この種の電子式安定器は、チ
ョークコイルのような銅鉄型の安定器を用いた点灯装置
に比較すると軽量化が容易である。また、回路基板21
の下面には蛍光ランプLaを接続保持するためのランプ
ソケット22、豆球Lbを接続保持するためのランプソ
ケット23、点灯状態を切り換えるためのスイッチ24
も実装される。スイッチはプルスイッチであって、操作
部としての引き紐24aが設けられている。この引き紐
24aは器具本体1の上面側に取り付けたV字状のガイ
ド3の先端部に通される。また、引き紐24aを引くた
びに、蛍光ランプLaを高出力で点灯させる状態、蛍光
ランプLaを低出力で点灯させる状態、豆球Lbが点灯
する状態、消灯状態を循環的に切り換えることができ
る。さらに、取付アダプタ10に電気的に接続するため
のプラグ9aを先端に設けた電源線9も接続されてい
る。電源線9は、引掛シーリング31および取付アダプ
タ10を介して商用電源から点灯装置2に電力を供給す
るために設けられている。
【0021】取付アダプタ10は、円筒状のアダプタ本
体10aの上面に一対の引掛栓刃(図示せず)が突設さ
れたものであり、アダプタ本体10aは器具本体1の中
心部において下面側に突出する筒部11に挿入される。
引掛栓刃は周知のように先端部がL字状に折曲された栓
刃であって、取付アダプタ10の引掛栓刃を引掛シーリ
ング31の栓刃挿入口に挿入した後にアダプタ本体10
aを回転させると、引掛シーリング31に対して機械的
に結合されるとともに電気的に接続される。器具本体1
の筒部11内には図示しない受け部が形成され、アダプ
タ本体10aの外周面に進退自在に突出する係合片10
bが受け部に係脱することによって、器具本体1が取付
アダプタ10に結合される。係合片10bは突出向きに
ばね付勢されており、アダプタ本体10aの下面から突
出した一対の操作つまみ10cをばね力に抗して操作す
ると、係合片10bが受け部から外れて取付アダプタ1
0から器具本体1を外すことができるようにしてある。
さらに、アダプタ本体10aの下面中央部には電源線9
の一端に設けたプラグ9aが着脱可能に接続されるコネ
クタ10dが設けられる。コネクタ10dは引掛栓刃に
電気的に接続されており、取付アダプタ10を引掛シー
リング31に結合した状態でコネクタ10dにプラグ9
aが接続されると商用電源から点灯装置に電源が供給さ
れる。
【0022】ところで、反射板4は円形であって周縁部
には全周に亙って外鍔4aが突設されている。また、反
射板4の中央部は平板状であって筒部11内に位置する
取付アダプタ10の下面を露出させる円形の露出孔4b
が設けられている。反射板4において平板状に形成され
た中央部分と外鍔4aとの間の傾斜部分には蛍光ランプ
Laを支持する支持ばね20が設けられ、支持ばね20
を一端側とする反射板4の直径方向の他端側にはランプ
ソケット22が挿通される挿通孔4cが設けてある。さ
らに、反射板4の中央部において平板状に形成された部
位にはランプソケット23が臨む露出孔4dおよびリモ
コン受信器25が挿通される露出孔4eが設けられる。
リモコン受信器25は、図示しないリモコン発信器から
送信されるリモコン信号(赤外線を伝送媒体とする無線
信号)を受信し、点灯装置2を制御して蛍光ランプLa
および豆球Lbの点灯状態を切り換える。
【0023】上述した反射板4は点灯装置2の回路基板
21を覆うように配置され、外鍔4aを器具本体1の周
部下面に当接させるとともに、器具本体1の周部下面に
突設された爪(図示せず)により器具本体1に結合され
る。また、回路基板21も器具本体1の下面に突設した
爪により器具本体1に保持される。ここに、器具本体1
に反射板4を結合した状態では、回路基板21に実装さ
れたランプソケット22が挿通孔4cを通して反射板4
の下面側に突出し、ランプソケット2に装着される蛍光
ランプLaと器具本体1との間に反射板4が配置される
ことになる。露出孔4dに臨んで位置するランプソケッ
ト23には反射板4の下面側から豆球Lbが挿入され
る。
【0024】グローブ5は、アクリル樹脂のような透光
性を有する合成樹脂によって上面に円形状の開口を有す
るドーム状に形成され、開口の周縁には全周に亙って口
筒5aが立設される。口筒5aの内周面には口筒5aの
高さ寸法よりも高さ寸法の小さい複数個(本実施形態で
は6個)の係止爪5bが所定間隔で突設される。器具本
体1の下面周部にはグローブ5の係止爪5bが嵌合可能
な受け部材12が取り付けられている。受け部材12は
器具本体1の周方向に沿って略等間隔で器具本体1から
一体に突設されている。受け部材12は器具本体1の下
面との間でグローブ5の係止爪5bを保持するものであ
って、器具本体1の下面側周部にグローブ5の口筒5a
の上縁を当接させた状態でグローブ5を器具本体1に対
して回転させると、係止爪5bが受け部材12と器具本
体の下面との間に挿入されることで、グローブ5を保持
する形状に形成されている。したがって、グローブ5を
反対方向に回転させると係止爪5bが受け部材12から
抜けてカバー5を器具本体1から取り外すことができ
る。
【0025】以下では、本発明の各実施の形態について
要部となるところを具体的に説明する。
【0026】(第1の実施の形態)本実施形態は、図1
に示すように、器具本体1において反射板4と重複する
部位に器具本体1の厚み方向に貫通する抜き部13(図
の斜線部)を形成したものである。抜き部13は反射板
4に重複するだけではなく、点灯装置2の回路基板21
に重複しない部位に設けるのが望ましい。
【0027】上述のように、器具本体1に抜き部13を
形成しているから、器具本体1が軽量化され、しかも抜
き部13は器具本体1において反射板4に重複する部位
に形成されているから、蛍光ランプLaや豆球Lbの交
換時にグローブ5を外しても外観上は抜き部13が目立
つことはなく、外観を損なうことなく軽量化することが
可能になる。しかも、抜き部13は反射板4と重複して
いる部分に形成されているから、器具本体1が反射板4
により補強され、抜き部13が設けられているにもかか
わらず、実用強度を保つことができる。
【0028】本実施形態においては抜き部13を器具本
体1の周方向の3箇所に形成してあり、各抜き部13は
周方向において不等間隔に形成してある。したがって、
梱包時には抜き部13に挿入されるパッドないし挿入物
を梱包用の箱に設けておけば、梱包用の箱内で器具本体
1が移動するのを防止することができる。つまり、器具
本体1の周囲に詰め物が不要になり、梱包材の低減につ
ながる。また、抜き部13は不等間隔であるから梱包用
の箱内に複数の抜き部に挿入する挿入物を一体に設けて
おけば、梱包用の箱内での器具本体1の向きを一定にす
ることができ梱包作業が容易になり、しかも器具本体1
が梱包用の箱内で回転するのを防止することができる。
【0029】ところで、器具本体1は合成樹脂成形品で
はあるが、器具本体1に一体に成形することができず別
途に成形しておき、後に器具本体1に取り付ける部材が
必要になることがある。ここでは、この種の部材の一例
として図4(b)のように抜き部13を覆う蓋部材13
a(図4(b)の斜線部)を例示する。従来はこの種の
蓋部材13aを成形するには、器具本体1とは別の金型
を用いる必要があったが、本実施形態では器具本体1を
成形する金型6のうち、器具本体1を成形する部分6a
の周囲や抜き部13を成形する部位などで器具本体1の
成形に影響のない余剰部分6bを利用して蓋部材13a
を成形している。図示例では抜き部13を覆う蓋部材1
3aを成形するから、蓋部材13aが抜き部13と同程
度以上になり、抜き部13を形成する部分では余裕がな
いから器具本体1を成形する部分6aの周囲の余剰部分
6bを利用している。ただし、さらに小型の部材であれ
ば、抜き部13に対応する部位を利用して成形すること
も可能である。
【0030】上述のようにして1つの金型6により成形
された複数個の部材は、金型6から取り出したときに器
具本体1に取り付ける。つまり、上述のように蓋部材1
3aと器具本体1とを1つの金型6で成形し、この金型
6から器具本体1を取り出すときに蓋部材13aを器具
本体1に組み付けるのである。このようにして、1つの
金型6で器具本体1と他の部材とを同時に成形するから
工数が低減し、しかも金型6から器具本体1を取り出す
ときに同じ金型で同時に成形した別部品(上述の例では
蓋部材13a)を器具本体1に取り付ける作業を行うか
ら、別部品を器具本体1に取り付けるための後工程が不
要になり、設備の設置面積を低減できる。他の点につい
ては基本構成と同様である。
【0031】なお、抜き部13は必ずしも表裏に貫通し
ていなくても薄肉に形成しているだけでも軽量化の効果
はある。また、図1は本実施形態の要旨を示すものであ
り、基本構成において具体的に説明した部分であって本
実施形態の要旨にはとくに影響しない部分については図
示ならびに符号を省略してある。
【0032】(第2の実施の形態)本実施形態は、図5
に示すように、器具本体1の下面中央部に点灯装置2の
回路基板21を囲む形で立壁14を形成したものであ
る。このような立壁14を形成することによって、器具
本体1は厚み方向に撓みにくくなり、器具本体1の強度
が大きくなる。つまり、器具本体1において点灯装置
2、蛍光ランプLa、豆球Lb、スイッチ24などの荷
重を受ける部分は点灯装置2の周辺であって、立壁14
に囲まれている部位であるから、この部位の強度を大き
くしておけば、器具本体1の他の部位では大きな強度を
要しないと考えられる。そこで、本実施形態では、立壁
14を設けたことによる材料使用量の増加を抑制するた
めに、器具本体1において立壁14よりも外周側に器具
本体1の厚み方向に貫通する抜き部15(斜線部)を形
成してある。ここで、抜き部15に相当する材料の総量
が立壁14に相当する材料の総量よりも大きくなるよう
に抜き部15の面積を設定しておくことで、材料の使用
量をむしろ低減することができる。つまり、強度を維持
しながらも材料の使用量を低減することが可能になる。
また、本実施形態においても第1の実施の形態と同様
に、反射板4に重複している部位に抜き部15を形成す
ることで、外観を損なわずに目的を達成することができ
る。他の構成および機能は第1の実施の形態と同様であ
る。
【0033】なお、抜き部15は必ずしも表裏に貫通し
ていなくても薄肉に形成しているだけでも軽量化の効果
はある。また、図5は本実施形態の要旨を示すものであ
り、基本構成において具体的に説明した部分であって本
実施形態の要旨にはとくに影響しない部分については図
示ならびに符号を省略してある。
【0034】(第3の実施の形態)本実施形態は、図6
に示すように、第2の実施の形態における立壁14の略
全面に亙って表裏に貫通する多数個の透孔16を形成し
たものである。つまり、立壁14に囲まれた部位には点
灯装置2の回路基板21が収納されているから、点灯回
路2で発生した熱の放出経路が立壁14によって阻まれ
ることがある。そこで、立壁14に多数個の透孔16を
形成しておけば、空気が流通しやすくなって点灯装置2
の放熱経路を確保することができ、結果的に照明器具の
寿命を延ばすことになる。しかも、立壁14に多数個の
透孔16が形成されていることによって、立壁14が軽
量化され、抜き部15による軽量化とあいまって器具本
体1の軽量化につながる。他の構成および動作は第1の
実施の形態と同様である。
【0035】なお、抜き部15は必ずしも表裏に貫通し
ていなくても薄肉に形成しているだけでも軽量化の効果
はある。また、図6は本実施形態の要旨を示すものであ
り、基本構成において具体的に説明した部分であって本
実施形態の要旨にはとくに影響しない部分については図
示ならびに符号を省略してある。
【0036】(第4の実施の形態)本実施形態は、点灯
装置2を器具本体1と反射板4との間で機械的に挟持す
るものであって、基本構成において回路基板21を器具
本体1に取り付けるために設けた爪を設けていない構成
になっている。つまり、点灯装置2の適宜の部位を器具
本体1と反射板4とで挟持することにより、点灯装置2
を機械的に固定しているから、点灯装置2を器具本体1
に取り付けるためのねじやロッキングサポートなどの止
め具が不要になり、部品点数が削減されるとともに組立
時の工数および作業量が低減されることになる。ここ
に、ロッキングサポートとは、軸部の両端が傘状に形成
された合成樹脂成形品であって、結合すべき2部材にそ
れぞれ設けた孔に傘状部分を挿入すると、傘状部分が抜
止されて2部材が結合されるように形成した部材であ
る。
【0037】ところで、本実施形態の構成の場合、点灯
装置2のうちで器具本体1と反射板4とにより挟持する
部位は点灯装置2の取付強度に影響する。点灯装置2の
回路基板21には基本構成においても説明したように、
2個のランプソケット22,23とスイッチ24とが実
装されており、これらの部品はいずれも合成樹脂成形品
の外殻を備えているから、強く押しつけても破損する可
能性が少ない。また、一般にこれらの部品は点灯装置2
としての電子式安定器を構成する他の回路部品に比較す
ると高背である。しかも、回路構成を考慮すれば、蛍光
ランプLaのランプソケット22は点灯装置2の出力側
に設けられるものであるのに対して、豆球Lbのランプ
ソケット23やスイッチ24は点灯装置2に対して電源
側に設けられるものであるから、点灯装置2の入力側と
出力端との間で雑音経路などが発生しないように入力側
と出力側との距離を保つとすれば、必然的にランプソケ
ット22とランプソケット23およびスイッチ24との
回路基板21の上における距離は大きくなる。つまり、
図8に示すようにランプソケット22とスイッチ24と
は回路基板21の両端付近に位置し、また図9に示すよ
うにランプソケット22とランプソケット23とは回路
基板21の両端付近に位置することになる。
【0038】そこで、ランプソケット22を器具本体1
と反射板4で挟持するとともに、ランプソケット23と
スイッチ24との少なくとも一方を器具本体1と反射板
4との間に挟持するようにすれば、回路基板21をぐら
つかせず安定に保持することができる。また、器具本体
1と反射板4との間でこれらの部材を挟持する部位には
高さ合わせのための突出部(図示せず)を設ける必要が
あるが、これらの部材は高背であるから、突出部の突出
量を大きくする必要がなく、材料の使用量の増加が抑制
される。
【0039】さらに、点灯装置2を構成する回路部品の
うちで比較的重量が大きい部材(チョークコイルやトラ
ンス)は、器具本体1と反射板4との間で挟持される部
材の近傍に配置する。つまり荷重がかかる部材は器具本
体1と反射板4とによって固定されている部位の近傍に
配置することで、点灯装置2に作用する荷重が器具本体
1や反射板4に分散されることになり、点灯装置2の他
の回路部品や回路基板21への荷重が軽減されることに
なる。これにより、回路基板21の撓みの発生が抑制さ
れ、また点灯装置2に荷重が作用することによる断線や
破損を防止することができる。
【0040】上述したように本実施形態の構成では、回
路基板21に止め具(ねじやロッキングサポート)を通
すための孔を形成する必要がないから、従来と同面積の
回路基板21を用いるのであれば回路基板21において
回路部品の実装に用いる領域の面積を拡大することがで
きて回路部品の配置の自由度が高くなる。また、回路部
品の実装に用いる領域の面積が従来と同じであれば回路
基板21の面積を小さくすることができる。しかも、器
具本体1に反射板4を取り付ける際に点灯装置2が同時
に固定されるから、点灯装置2を固定するための止め具
を取り付ける作業が不要であって、組立作業の工数ない
し作業量が低減される。
【0041】なお、本実施形態では器具本体1の下面に
回路基板21を保持するための爪を設けていない例を示
したが、この種の爪を設けて本実施形態の構成と併用し
てもよい。つまり、爪を設けるとともに点灯装置2を器
具本体1と反射板4との間に挟持してもよい。他の構成
および機能は第1の実施の形態と同様である。
【0042】また、図7ないし図9は本実施形態の要旨
を示すものであり、基本構成において具体的に説明した
部分であって本実施形態の要旨にはとくに影響しない部
分については図示ならびに符号を省略してある。
【0043】(第5の実施の形態)本実施形態は、第2
の実施の形態と同様に、器具本体1に立壁14を形成し
た構成に適用するものであって、図10に示すように、
点灯装置2の回路基板21を立壁14に取り付けるため
に取付具17を設けている。取付具17は一面の長手方
向に沿って保持溝17aが形成された断面コ字状であ
り、保持溝17aに対する裏面側には係合突部17bが
突設されている。一方、立壁14には係合突部17bが
凹凸係合する係合穴14aが形成されている。
【0044】上述した取付具17は保持溝17aに回路
基板21の周部を挿入する形で回路基板21に装着され
る。取付具17が装着された回路基板21は立壁14に
囲まれている部位に収納され、このとき取付具17に設
けた係合突部17bが立壁14に設けた係合穴14aに
凹凸係合することによって、回路基板21が立壁14に
保持されるのである。本実施形態の構成によっても、器
具本体1に回路基板21を取り付けるに際してねじ締め
作業が不要であり、組立時の工数や作業量の削減につな
がる。また、係合突部17bと係合穴14aとの関係は
相対的なものであって、立壁14に係合突部を設け、取
付具17に係合穴を設けて凹凸係合させるようにしても
よい。他の構成および機能は第2の実施の形態と同様で
ある。
【0045】また、図10は本実施形態の要旨を示すも
のであり、基本構成において具体的に説明した部分であ
って本実施形態の要旨にはとくに影響しない部分につい
ては図示ならびに符号を省略してある。
【0046】(第6の実施の形態)本実施形態は、第4
の実施の形態と同様に、器具本体1と反射板4との間で
点灯装置2を機械的に挟持するものであるが、図11に
示すように、反射板4と点灯装置2との間(器具本体1
と点灯装置2との間でもよい)に弾性を有する支持具1
8を介在させているものである。図示する支持具18
は、背骨18aの両端に背骨18aの長手方向に直交す
る面内でコ字状となった脚部18bがそれぞれ連続一体
に形成され、さらに、背骨18aの中央部に脚部18b
の先端部とは反対向きに突出する支持部18cを突設し
た形状に形成されている。このような形状の部材は合成
樹脂成形時に形成されるランナの一部として得ることが
可能である。つまり、器具本体1などの成型時に同時に
得ることが可能である。
【0047】この支持具18は脚部18bの先端を回路
基板21に当接させ、支持部18cの先端を反射板4に
当接させるものであり、反射板4と回路基板21との間
で弾性的に挟持される。したがって、器具本体1と反射
板4との間に弾性を有する支持具18とともに点灯装置
2を挟持することになるから、支持具18を点灯装置2
および反射板4に密着させることになり、点灯装置2の
ぐらつきや撓みを抑制することができる。上述した支持
具18は、回路基板21に3点以上で接触可能であるか
ら、回路基板21の隅付近に当接させることによって、
点灯装置2を安定に支持することができる。他の構成お
よび機能は第1の実施の形態と同様である。
【0048】なお、支持具18の形状は適宜に設計する
ことができ、上記形状に限定されるものではない。ま
た、図11は本実施形態の要旨を示すものであり、基本
構成において具体的に説明した部分であって本実施形態
の要旨にはとくに影響しない部分については図示ならび
に符号を省略してある。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明は、天井のような施工面
に対向する形で取着される合成樹脂成形品の器具本体
と、施工面に対して器具本体とは反対側に配設され器具
本体に結合される反射板と、器具本体に対して反射板と
は反対側に配置されたランプを点灯させるとともに器具
本体と反射板との間に配置される点灯装置とを備え、器
具本体において反射板と重複する部位に器具本体の厚み
方向に貫通する抜き部が形成されているものであり、器
具本体において外観に影響のない部分に抜き部を形成す
ることによって、外観を損なうことなく軽量化すること
が可能になる。しかも、抜き部は反射板と重複している
部分に形成されるから、器具本体が反射板により補強さ
れることになり、実用範囲での強度を保つことができ
る。
【0050】請求項2の発明は、天井のような施工面に
対向する形で取着される合成樹脂成形品の器具本体と、
施工面に対して器具本体とは反対側に配設され器具本体
に結合される反射板と、器具本体に対して反射板とは反
対側に配置されたランプを点灯させるとともに器具本体
と反射板との間に配置される点灯装置とを備え、器具本
体の中央部には点灯装置の周囲を全周に亘って囲むよう
に器具本体の成形時に形成された立壁が器具本体と一体
に設けられ、器具本体において立壁よりも外周側には器
具本体の厚み方向に貫通する抜き部が形成され、抜き部
に相当する材料の総量が立壁に相当する材料の総量より
も大きくなるように抜き部の面積が設定されているもの
であり、器具本体に立壁を形成することによって、器具
本体のうち比較的大きな荷重が作用する点灯装置の周囲
の強度を大きくしながらも、強度が不要な部分には抜き
部を形成することによって材料の増加を防止し、しかも
立壁を形成する材料の総量よりも抜き部に相当する部分
の材料の総量のほうを多くしているから、結果的に強度
を保ちながらも材料使用量を低減してコストを引き下げ
ることが可能になる。
【0051】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記立壁には多数個の透孔が形成されているもので
あり、立壁を軽量化することができるとともに、点灯装
置で生じる熱を透孔から放出することができる。
【0052】請求項4の発明は、天井のような施工面に
対向する形で取着される合成樹脂成形品の器具本体と、
施工面に対して器具本体とは反対側に配設され器具本体
に結合される反射板と、器具本体に対して反射板とは反
対側に配置されたランプを点灯させるとともに器具本体
と反射板との間に配置される点灯装置とを備え、器具本
体と反射板との間で点灯装置が機械的に挟持されている
ものであり、点灯装置をねじなどの止め具を用いること
なく取り付けることができるから、部品点数を低減する
ことができる。また、点灯装置として回路基板に回路部
品を実装した電子式安定器を用いるときには、止め具を
通すための孔を回路基板に形成する必要がないことによ
って、従来と同面積の回路基板を用いるのであれば回路
基板において回路部品の実装に用いる領域の面積を拡大
することができて回路部品の配置の自由度が高くなり、
また回路部品の実装に用いる領域の面積が従来と同じで
あれば回路基板の面積を小さくすることができる。しか
も、器具本体に反射板を取り付ける際に点灯装置が同時
に固定されるから、点灯装置を固定するための止め具を
取り付ける作業が不要であって、組立作業の工数ないし
作業量が低減される。
【0053】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、前記点灯装置における離れた2箇所に高背の部材を
それぞれ配置するとともに、当該高背の部材を器具本体
と反射板との間で機械的に挟持しているものであり、点
灯装置における離れた2箇所で機械的に挟持するから、
点灯装置がぐらつきにくくなる。また、高背の部材を器
具本体と反射板との間で挟持するから、器具本体ないし
反射板において点灯装置を挟持する部位に、突出量の大
きい突出部を形成する必要がなく、材料コストの増加抑
制につながる。
【0054】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、前記ランプが蛍光ランプであって、前記点灯装置が
前記高背の部材として、蛍光ランプを保持するランプソ
ケットと、点灯状態を切り換えるためのスイッチとを備
えるものであり、ランプソケットやスイッチは一般に合
成樹脂成形品の外殻を有し、しかも他の部材に比較する
と高背であることが多いから、器具本体と反射板との間
で挟持するのに適している。また、点灯装置として電子
式安定器を用いる場合には、蛍光ランプを保持するラン
プソケットを点灯回路の出力側に配置し、点灯状態を切
り換えるスイッチを電源側に設けることが多いから、ラ
ンプソケットとスイッチとを回路基板上で離れた場所に
配置するのが容易であり、点灯装置を安定に保持するこ
とができる。
【0055】請求項7の発明は、請求項5の発明におい
て、前記ランプが蛍光ランプおよび豆球であって、前記
点灯装置が前記高背の部材として、蛍光ランプを保持す
る第1のランプソケットと、豆球を保持する第2のラン
プソケットとを備えるものであり、各ランプソケットは
一般に合成樹脂成形品の外殻を有し、しかも他の部材に
比較すると高背であることが多いから、器具本体と反射
板との間で挟持するのに適している。また、蛍光ランプ
を保持するランプソケットは点灯装置の出力側に配置さ
れ、豆球を保持するランプソケットは点灯装置の電源側
に配置されるから、両ランプソケットを離して配置する
のが容易であり、点灯装置を安定に保持することができ
る。
【0056】請求項8の発明は、請求項5ないし請求項
7の発明において、前記高背の部材の近傍に前記点灯装
置を構成する部材のうち重量の大きい部材を配置するも
のであり、器具本体と反射板との間で機械的に挟持され
ている高背の部材の近傍に重量の大きい部材、つまり荷
重がかかる部材を配置することによって、点灯装置に作
用する荷重が器具本体や反射板に分散され、点灯装置の
他の部位への荷重が軽減されて電気回路である点灯装置
に荷重が作用することによる断線や破損を防止すること
ができる。
【0057】請求項9の発明は、天井のような施工面に
対向する形で取着される合成樹脂成形品の器具本体と、
施工面に対して器具本体とは反対側に配設され器具本体
に結合される反射板と、器具本体に対して反射板とは反
対側に配置されたランプを点灯させるとともに器具本体
と反射板との間に配置される点灯装置とを備え、器具本
体の中央部には点灯装置の周囲を全周に亘って囲むよう
に立壁が器具本体と一体に設けられ、点灯装置に結合さ
れる取付具と立壁との一方に設けた係合突部と他方に設
けた係合穴とを凹凸係合させることにより立壁に取付具
を介して点灯装置を結合するものであり、点灯装置を立
壁に取り付けるための取付具と立壁との一方に設けた係
合突部を他方に設けた係合穴に凹凸係合させるようにし
ているから、立壁に囲まれた領域内に取付具を取り付け
た点灯装置を挿入するだけで、点灯装置を器具本体に取
り付けることができ、点灯装置をねじによって器具本体
に取り付ける場合のようなねじ締め作業が不要であっ
て、組立時の工数ないし作業量の低減につながる。
【0058】請求項10の発明は、天井のような施工面
に対向する形で取着される合成樹脂成形品の器具本体
と、施工面に対して器具本体とは反対側に配設され器具
本体に結合される反射板と、器具本体に対して反射板と
は反対側に配置されたランプを点灯させるとともに器具
本体と反射板との間に配置される点灯装置とを備え、点
灯装置と反射板との間に介在する形で配設された弾性を
有する支持具を設け、器具本体と反射板との間で支持具
を介して点灯装置が機械的に挟持されているものであ
り、器具本体と反射板との間に弾性を有する支持具とと
もに点灯装置を挟持しているから、支持具を挟んでいる
2部材に対して密着させることになり、点灯装置のぐら
つきをより抑制する効果がある。また、支持具を適宜の
形状に形成することにより、支持具を挟む2部材に対し
て複数箇所で接触させることができ、接触位置を適宜に
選択すれば、点灯装置をより一層安定に保持することが
できる。
【0059】請求項11の発明は、天井のような施工面
に対向する形で取着される合成樹脂成形品の器具本体
と、施工面に対して器具本体とは反対側に配設され器具
本体に結合される反射板と、器具本体に対して反射板と
は反対側に配置されたランプを点灯させるとともに器具
本体と反射板との間に配置される点灯装置とを備え、器
具本体に複数個の抜き部が不等間隔で形成されているも
のであり、梱包時には抜き部にはまるパッドないし挿入
物を用いることで、梱包用の箱内で器具本体が移動する
のを防止することができる。つまり、器具本体の周囲に
詰め物が不要になり、梱包材の低減につながる。また、
抜き部は不等間隔であるから梱包用の箱内に複数の抜き
部に挿入する挿入物を一体に設けておけば、梱包用の箱
内での器具本体の向きを一定にすることができ梱包作業
が容易になり、また器具本体が円形である場合に器具本
体が梱包用の箱内で回転するのを防止することができ
る。しかも、抜き部が形成されていることにより、器具
本体の材料の使用量が低減されることになる。
【0060】請求項12の発明は、請求項1ないし請求
項11の発明において、前記点灯装置が電子式安定器で
あって、構成部品が実装された回路基板を備えるもので
あり、チョークコイルのような銅鉄型の安定器を用いた
点灯装置に比較すると軽量化が容易であり、器具本体や
反射板の必要強度を小さくするように設計することが可
能であるから、より一層の材料使用量の低減につなが
る。
【0061】請求項13の発明は、天井のような施工面
に対向する形で取着される合成樹脂成形品の器具本体
と、施工面に対して器具本体とは反対側に配設され器具
本体に結合される反射板と、器具本体に対して反射板と
は反対側に配置されたランプを点灯させるとともに器具
本体と反射板との間に配置される点灯装置とを備える照
明器具の製造方法であって、器具本体に取り付けられる
器具本体とは別の成形部品の少なくとも一部を、器具本
体を成形する金型の一部を用いて器具本体の成形時に同
時に成形し、器具本体を金型から取り出す過程において
前記成形部品を器具本体に取り付けることを特徴とし、
1つの金型で器具本体に取り付ける別部品も同時に成形
するから工数が少なくなり、しかも金型から器具本体を
取り出すときに同時に成形した別部品を器具本体に取り
付ける作業を行うから、別部品を器具本体に取り付ける
ための後工程が不要になり、設備の設置面積を低減でき
る。なお、器具本体と同時に成形する別部品は、金型に
おいて器具本体を成形する部位の周囲の余剰部分や、器
具本体に形成する抜き部の内部の余剰部分で成形すれ
ば、金型の面積を変えることなく従来は使用されていな
かった領域を使用して別部材を成形することができるか
ら、金型材料に無駄がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す要部の分解斜
視図である。
【図2】同上の基本構成を示す分解斜視図である。
【図3】同上の基本構成を示す分解斜視図である。
【図4】同上における製造過程の一部を示す工程図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す要部の分解斜
視図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態を示す要部の分解斜
視図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態を示す要部の分解斜
視図である。
【図8】同上に用いる点灯装置の一例を示す斜視図であ
る。
【図9】同上に用いる点灯装置の他例を示す斜視図であ
る。
【図10】本発明の第5の実施の形態を示す要部の分解
斜視図である。
【図11】本発明の第6の実施の形態を示す要部の分解
斜視図である。
【符号の説明】
1 器具本体 2 点灯装置 4 反射板 13 抜き部 13a 蓋部材 14 立壁 14a 係合穴 15 抜き部 16 透孔 17 取付具 17a 係合突部 18 支持具 21 回路基板 22 ランプソケット 23 ランプソケット 24 スイッチ La 蛍光ランプ Lb 豆球

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井のような施工面に対向する形で取着
    される合成樹脂成形品の器具本体と、施工面に対して器
    具本体とは反対側に配設され器具本体に結合される反射
    板と、器具本体に対して反射板とは反対側に配置された
    ランプを点灯させるとともに器具本体と反射板との間に
    配置される点灯装置とを備え、器具本体において反射板
    と重複する部位に器具本体の厚み方向に貫通する抜き部
    が形成されていることを特徴とする照明器具。
  2. 【請求項2】 天井のような施工面に対向する形で取着
    される合成樹脂成形品の器具本体と、施工面に対して器
    具本体とは反対側に配設され器具本体に結合される反射
    板と、器具本体に対して反射板とは反対側に配置された
    ランプを点灯させるとともに器具本体と反射板との間に
    配置される点灯装置とを備え、器具本体の中央部には点
    灯装置の周囲を全周に亘って囲むように器具本体の成形
    時に形成された立壁が器具本体と一体に設けられ、器具
    本体において立壁よりも外周側には器具本体の厚み方向
    に貫通する抜き部が形成され、抜き部に相当する材料の
    総量が立壁に相当する材料の総量よりも大きくなるよう
    に抜き部の面積が設定されていることを特徴とする照明
    器具。
  3. 【請求項3】 前記立壁には多数個の透孔が形成されて
    いることを特徴とする請求項2記載の照明器具。
  4. 【請求項4】 天井のような施工面に対向する形で取着
    される合成樹脂成形品の器具本体と、施工面に対して器
    具本体とは反対側に配設され器具本体に結合される反射
    板と、器具本体に対して反射板とは反対側に配置された
    ランプを点灯させるとともに器具本体と反射板との間に
    配置される点灯装置とを備え、器具本体と反射板との間
    で点灯装置が機械的に挟持されていることを特徴とする
    照明器具。
  5. 【請求項5】 前記点灯装置における離れた2箇所に高
    背の部材をそれぞれ配置するとともに、当該高背の部材
    を器具本体と反射板との間で機械的に挟持していること
    を特徴とする請求項4記載の照明器具。
  6. 【請求項6】 前記ランプが蛍光ランプであって、前記
    点灯装置が前記高背の部材として、蛍光ランプを保持す
    るランプソケットと、点灯状態を切り換えるためのスイ
    ッチとを備えることを特徴とする請求項5記載の照明器
    具。
  7. 【請求項7】 前記ランプが蛍光ランプおよび豆球であ
    って、前記点灯装置が前記高背の部材として、蛍光ラン
    プを保持する第1のランプソケットと、豆球を保持する
    第2のランプソケットとを備えることを特徴とする請求
    項5記載の照明器具。
  8. 【請求項8】 前記高背の部材の近傍に前記点灯装置を
    構成する部材のうち重量の大きい部材を配置することを
    特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれか1項に記
    載の照明器具。
  9. 【請求項9】 天井のような施工面に対向する形で取着
    される合成樹脂成形品の器具本体と、施工面に対して器
    具本体とは反対側に配設され器具本体に結合される反射
    板と、器具本体に対して反射板とは反対側に配置された
    ランプを点灯させるとともに器具本体と反射板との間に
    配置される点灯装置とを備え、器具本体の中央部には点
    灯装置の周囲を全周に亘って囲むように立壁が器具本体
    と一体に設けられ、点灯装置に結合される取付具と立壁
    との一方に設けた係合突部と他方に設けた係合穴とを凹
    凸係合させることにより立壁に取付具を介して点灯装置
    を結合することを特徴とする照明器具。
  10. 【請求項10】 天井のような施工面に対向する形で取
    着される合成樹脂成形品の器具本体と、施工面に対して
    器具本体とは反対側に配設され器具本体に結合される反
    射板と、器具本体に対して反射板とは反対側に配置され
    たランプを点灯させるとともに器具本体と反射板との間
    に配置される点灯装置とを備え、点灯装置と反射板との
    間に介在する形で配設された弾性を有する支持具を設
    け、器具本体と反射板との間に弾性を有する支持具を介
    在させて点灯装置が機械的に挟持されていることを特徴
    とする照明器具。
  11. 【請求項11】 天井のような施工面に対向する形で取
    着される合成樹脂成形品の器具本体と、施工面に対して
    器具本体とは反対側に配設され器具本体に結合される反
    射板と、器具本体に対して反射板とは反対側に配置され
    たランプを点灯させるとともに器具本体と反射板との間
    に配置される点灯装置とを備え、器具本体に複数個の抜
    き部が不等間隔で形成されていることを特徴とする照明
    器具。
  12. 【請求項12】 前記点灯装置が電子式安定器であっ
    て、構成部品が実装された回路基板を備えることを特徴
    とする請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載
    の照明器具。
  13. 【請求項13】 天井のような施工面に対向する形で取
    着される合成樹脂成形品の器具本体と、施工面に対して
    器具本体とは反対側に配設され器具本体に結合される反
    射板と、器具本体に対して反射板とは反対側に配置され
    たランプを点灯させるとともに器具本体と反射板との間
    に配置される点灯装置とを備える照明器具の製造方法で
    あって、器具本体に取り付けられる器具本体とは別の成
    形部品の少なくとも一部を、器具本体を成形する金型の
    一部を用いて器具本体の成形時に同時に成形し、器具本
    体を金型から取り出す過程において前記成形部品を器具
    本体に取り付けることを特徴とする照明器具の製造方
    法。
JP2000023378A 2000-01-31 2000-01-31 照明器具および照明器具の製造方法 Withdrawn JP2001216809A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000023378A JP2001216809A (ja) 2000-01-31 2000-01-31 照明器具および照明器具の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000023378A JP2001216809A (ja) 2000-01-31 2000-01-31 照明器具および照明器具の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001216809A true JP2001216809A (ja) 2001-08-10

Family

ID=18549544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000023378A Withdrawn JP2001216809A (ja) 2000-01-31 2000-01-31 照明器具および照明器具の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001216809A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104110622A (zh) * 2014-08-06 2014-10-22 宁波乐德士电器有限公司 一种带有灯罩的吸顶灯
JP7450082B2 (ja) 2018-04-27 2024-03-14 コイズミ照明株式会社 照明器具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104110622A (zh) * 2014-08-06 2014-10-22 宁波乐德士电器有限公司 一种带有灯罩的吸顶灯
JP7450082B2 (ja) 2018-04-27 2024-03-14 コイズミ照明株式会社 照明器具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5426572A (en) Light fixtures
US7296908B1 (en) Housing with releasable front and back portions with electrical connection means
US20200386376A1 (en) Lighting apparatus
KR101746804B1 (ko) 엘이디 광원판과 컨트롤러가 분리 조립되게 한 조명등
JP6552956B2 (ja) 光源装置及び照明装置
US20170265302A1 (en) Multi-direction installation practicable led lighting power source lamp base
KR101750721B1 (ko) 교체형 기능성 장식틀체가 결합된 조명등
EP2581645B1 (en) Modular spotlight
JP2001216809A (ja) 照明器具および照明器具の製造方法
KR102004338B1 (ko) 커버체의 간편 탈부착 구조를 갖는 플랫 직착등
JP5678159B1 (ja) Led照明装置
KR101901176B1 (ko) 암부 발생이 최소화되게 한 커버 착탈구조를 갖는 천정용 조명등
KR101486227B1 (ko) 조명장치 및 그 조립체
KR101722034B1 (ko) 천정 부착형 조명 기구
KR200362104Y1 (ko) 조명등 장착구조
JP2007227182A (ja) 照明器具
CN218209401U (zh) 一种灯具安装结构
KR102080279B1 (ko) 전구의 착탈이 용이한 인테리어 조명등
JP7408117B2 (ja) 照明装置及び照明装置の製造方法
KR200272558Y1 (ko) 천정 매입등 커버
CN209960304U (zh) Led照明模组和洗涤电器设备
JPH1139931A (ja) 照明器具
JPH03179607A (ja) 埋込型照明器具
KR20180125138A (ko) 엣지타입 엘이디조명등 장착장치
JP2002140916A (ja) 照明器具

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070403