JP2001215202A - 放射線検出方法における特定構造の位置特定方法、放射線検出装置、及び基準スケール - Google Patents

放射線検出方法における特定構造の位置特定方法、放射線検出装置、及び基準スケール

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JP2001215202A
JP2001215202A JP2000025209A JP2000025209A JP2001215202A JP 2001215202 A JP2001215202 A JP 2001215202A JP 2000025209 A JP2000025209 A JP 2000025209A JP 2000025209 A JP2000025209 A JP 2000025209A JP 2001215202 A JP2001215202 A JP 2001215202A
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radiation
specific structure
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Hiroyasu Kubo
泰康 久保
Akira Kobayashi
彰 小林
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物体に含まれる特定構造(例えば、半導体素
子におけるビアホール)の正確な位置を検出する。 【解決手段】 放射線源12から放出された放射線14
を物体24に照射し、物体を透過した放射線を撮像装置
16により検出し、撮像装置で撮影された画像をもと
に、物体に含まれる特定構造30の位置を検出する方法
及び装置である。この方法及び装置では、放射線源と撮
像装置との間の所定の基準位置26に、形状及び寸法が
既知の特定構造を含む物体を配置する。次に、既知の形
状及び寸法と撮像装置で撮影された特定構造の放射線画
像の大きさとをもとに、放射線源と撮像装置とを結ぶ方
向に直交する平面における特定構造の位置、または放射
線源と撮像装置とを結ぶ方向に関する特定構造の位置を
特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射線を用いて、
物体に含まれる特定構造の二次元及び三次元位置を検出
する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、特に微細な構造を含む電子部品等
の製造分野では、この電子部品に含まれる特定の微細構
造が目的の場所に構成されているか否かを検出する方法
や装置が必要とされている。このような要請に対し、従
来、例えば図7に示すように、放射線(例えば、エック
ス線)の放射線源102と撮像装置104とを有し、こ
れら放射線源102と撮像装置104との間の所定位置
(基準位置106)に検出対象物体108を配置し、こ
の検出対象物体108に含まれる微小な特定構造110
(例えば、ビアホール)が適正位置に形成されているか
否かを検出する放射線位置検出装置100が提案されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような検出装置1
00では、図8に示すように、放射線源102と撮像装
置104とを結ぶ中心軸112上に位置する特定構造1
10は、この特定構造110に相似な形の投影像114
として撮像装置104に受像される。しかし、中心軸1
12から外れた位置にある特定構造110’の投影像1
14’は該特定構造110’に相似な形とならない(例
えば、特定構造110’の平面形状が円形の場合には投
影像114’は略楕円径となる。)。また、特定構造1
10’’が中心軸112方向に所定の厚み(高さ)を有
する場合、その非相似性は更に増大する。さらに、基準
位置106から中心軸112方向に移動した場所に存在
する特定構造110’’の場合、撮像装置104に受像
される投影像114’’が本来得られるべき投影像(例
えば、投影像114)よりも小さく又は大きくなる。そ
して、このような投影像の歪みは、検出対象物体108
に含まれる構造の位置を求めるうえで支障となることは
疑い得ない。
【0004】そこで、本願発明は、上述した投影像の歪
みを考慮し、検出対象物体に含まれる極めて微小な二次
元構造又は三次元構造の位置を正確に検出する方法と装
置を提供することを目的とする。また、本願発明は、検
出対象物に含まれる微小構造の位置を正確に検出する方
法と装置に有用なツール(基準スケール)を提供するこ
とを目的とする。さらに、本願発明は、上記ツールを利
用した検出装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】これらの目的を達成する
ために、本発明は放射線検出方法における特定構造の位
置特定方法において、放射線源と撮像手段との間の所定
の基準位置に、形状及び寸法が既知の特定構造を含む上
記物体を配置し、既知の形状及び寸法と撮像手段で撮影
された特定構造の放射線画像の大きさとをもとに、放射
線源と撮像手段とを結ぶ方向に直交する平面における特
定構造の位置を特定するものである。
【0006】本発明にかかる位置特定方法の他の形態
は、放射線源と撮像手段との間の所定の基準位置に、形
状及び寸法が既知の特定構造を含む上記物体を配置し、
既知の形状及び寸法と撮像手段で撮影された特定構造の
放射線画像の大きさとをもとに、放射線源と上記撮像手
段とを結ぶ方向に関し、基準位置に対する特定構造の位
置を特定するものである。
【0007】本発明にかかる放射線検出装置は、放射線
源と撮像手段との間の所定の基準位置に物体を支持する
手段と、物体に含まれる特定構造の形状及び寸法を含む
データを記憶する記憶部と、記憶部に記憶されているデ
ータと撮像手段により撮影された画像をもとに、放射線
源と撮像手段とを結ぶ方向に直交する平面における特定
構造の位置を演算する演算部とを有するものである。
【0008】本発明の他の形態の放射線検出装置は、放
射線源と撮像手段との間の所定の基準位置に物体を支持
する手段と、物体に含まれる特定構造の形状及び寸法を
含むデータを記憶する記憶部と、記憶部に記憶されてい
るデータと撮像手段により撮影された画像をもとに、放
射線源と撮像手段とを結ぶ方向に関し、基準位置に対す
る特定構造の位置を演算する演算部とを有するものであ
る。
【0009】本発明の他の放射線検出方法は、放射線源
と撮像手段との間の所定の基準位置に、放射線を遮断す
る材料からなる板に、予め決められた決められた間隔を
あけて、放射線が透過できる放射線透過部を複数配置し
た基準スケールを設ける工程と、放射線源から基準スケ
ールに放射線を放出し、放射線透過部を透過した放射線
によりできるスケール画像を作成する工程と、基準スケ
ールに代えて、基準位置に、形状及び寸法が既知の特定
構造を含む物体を配置する工程と、基準スケールに対す
る撮像手段で撮影された特定構造の放射線画像の大きさ
から、特定構造の位置を特定する工程を含む。
【0010】本発明はまた、上記放射線検出方法に用い
る基準スケールに関し、この基準スケールは、放射線を
遮断する材料からなる板に、予め決められた決められた
間隔をあけて、放射線が透過できる放射線透過部を複数
配置したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を説明する。なお、以下の図面にお
いて、同一の符号は同一又は類似の構成又は部分を示
す。また、以下においては本願発明をエックス線を用い
た検出装置に適用した例を示すが、本願発明が対象とす
る放射線はエックス線に限るものでない。
【0012】(1) 検出装置の構成 図1は、本願発明の一実施形態にかかるエックス線位置
検出装置(以下、「検出装置」という。)10の構成を
示す。この検出装置10は、エックス線を放出するエッ
クス線源(放射線源)12と、この放射線源12から放
射されたエックス線14の投影像を撮影するエックス線
撮像装置(以下、「撮像装置」という。)16を有す
る。この撮像装置16には種々の公知の撮像装置が利用
可能であるが、微小な半導体素子(画素)を二次元的に
規則正しく配列した電荷結合素子(CCD)が好適に利
用できる。
【0013】これら放射線源12と撮像装置16は、放
射線源12のエックス線放出面18と撮像装置16の撮
像面20が所定の距離を隔てて平行に対向し、かつ、エ
ックス線放出面18が中心軸22と撮像面20の中心を
通るように配置されている。放射線源12と撮像装置1
6との間には、対象物(物体)24を所定の基準面(基
準位置)26に支持する支持部28が設けてある。対象
物24には種々の半導体電子部品等が含まれる。また、
本発明の検出装置10で位置検出すべき対象(構造)に
は、上記検出対象物24に含まれる特定構造30(例え
ば、ビアホール)が含まれる。
【0014】以上の構成の他に、検出装置10は、対象
物24に含まれる位置検出構造の正確な位置を検出し表
示するために、制御部32、画像処理部34、記憶部3
6、演算部38、出力部40を有する。なお、これらの
構成の動作については後に詳細に説明する。
【0015】(2) 特定構造の厚み(高さ)に起因す
る撮影像の歪みを考慮した位置検出 図2は、対象物24に含まれる特定構造30(例えば、
ビアホール)が中心軸22から外れた場所の基準位置2
6上に位置する様子、またこの特定構造30の撮像面2
0における投影像を示す。
【0016】図に示すように、特定構造30は、中心軸
22と直交する方向に幅(w)、中心軸22の方向に厚
み(t)を有し、その中心が中心軸22から距離(x)
だけ離れた位置に存在していると仮定する。また、特定
構造の幅(w)と厚み(t)は既知とする。さらに、放
射線源12を点源と仮定し、この放射線源12から基準
位置26までの距離を(d)、基準位置26から撮像面
20までの距離を(d’)と仮定する。
【0017】この場合、特定構造30がある厚み(t)
を有するために、放射線源12から特定構造30に放射
されたエックス線により得られる撮像面20上の投影像
(A’B’)は、特定構造30における放射線源12側
の上端部(a)と反対側の下端部(b)を通る放射線に
よって囲まれた投影像(A’B’)となる。なお、投影
像(A’B’)において、(A’)が上端部(a)の投
影位置、(B’)が下端部(b)の投影位置である。そ
のため、投影像(A’B’)だけに着目した場合、この
投影像(A’B’)は、あたかも特定構造30が基準位
置26上の点(A)と点(B)を結ぶ領域(AB)に存
在するかの情報を提供する。換言すれば、投影像(A’
B’)は、点(A)と点(B)の中点(x’)に特定構
造30の中心が存在するかの情報を提供する。なお、基
準位置26上の点(A)は直線(aA’)が基準位置2
6と交叉する点で、点(B)は下端部(b)に一致した
点である。
【0018】以上の各点及び距離は、以下の数式
(1)、(2)に定義する関係を有する。 ここで、 O’A’:投影面における、中心軸22から点(A’)
までの距離 O’B’:投影面における、中心軸22から点(B’)
までの距離 w:特定構造の幅 t:特定構造の厚み d:放射線源から基準面までの距離 d’:基準面から撮像面までの距離 である。
【0019】数式(1)、(2)において、距離(O’
A’)と(O’B’)は撮像面20において測定される
距離の実測値として与えられる。また、距離(d)、
(d’)、幅(w)、厚み(t)は既知である。したが
って、これらの値を数式(1)又は(2)に代入するこ
とにより、中心軸22から特定構造30の中心までの距
離(x)が得られる。
【0020】(3) 特定構造の中心軸方向の位置ずれ
に起因する撮影像の歪みを考慮した位置検出 図3は、対象物24に含まれる特定構造30が中心軸2
2から外れた場所で基準位置26の上方に位置する様
子、またこの特定構造30の撮像面20における投影像
を示す。
【0021】この場合、図面に含まれる各点及び距離
は、以下の数式(3)、(4)に定義する関係を有す
る。 ここで、 h:基準面から特定構造までの高さである。
【0022】ここで、数式(3)、(4)において、距
離(O’A’)と(O’B’)は撮像面20において測
定される距離の実測値として与えられる。また、距離
(d)、(d’)、幅(w)、厚み(t)は既知であ
る。したがって、これらの値を計算式(1)と(2)に
代入して得られる連立方程式(未知数x、h)を解くこ
とにより、中心軸22から特定構造30の中心までの距
離(x)及び基準位置26から特定構造30までの高さ
(h)が得られる。
【0023】(4) 検出装置の処理 検出装置10は、上述した数式(1)〜(4)をもと
に、以下のプロセスにしたがって特定構造30の位置を
計算し、必要に応じてその結果を表示する。図1を参照
して当該プロセスを具体的に説明すると、位置検出対象
である特定構造30を含む対象物24は、放射線源12
と撮像装置16との間の支持部28に支持される。この
状態で、制御部32は放射線源12を駆動する。これに
より、放射線源12から放出されたエックス線14は、
対象物24を透過し、特定構造30の形状が撮像装置1
6の投影面20に投影される。撮像装置16は、撮像面
20に投影された画像に対応する信号(アナログ信号)
を作成し、画像処理部34に送信する。この画像信号
は、撮像面20に配置されている多数の画素から出力さ
れる信号の集合である。次に、画像処理部34は、画像
信号を二値のデジタル信号に変換して制御部32に送信
する。
【0024】制御部32は、画像処理部34から供給さ
れた信号を演算部38に送り、投影面20における距離
O’A’、O’B’を演算する。演算された結果は、適
宜記憶部36に記憶される。記憶部36はまた、複数の
既知データ(特定構造の幅w、特定構造の厚みt、放射
線源から基準面までの距離d、基準面から撮像面までの
距離d’)を記憶している。
【0025】次に、制御部32は、記憶部36に記憶さ
れている計算データ(距離O’A’、O’B’、特定構
造の幅w、特定構造の厚みt、放射線源から基準面まで
の距離d、基準面から撮像面までの距離d’)を呼び出
し、演算部38に送る。演算部38は、記憶部36から
送り出された計算データを計算式(1)又は(2)、
(3)、(4)に代入し、中心軸22から特定構造30
の中心までの距離(x)と、基準位置26から特定構造
30までの距離(高さh)を演算する。演算された結果
は、適宜、ディスプレイ等の出力部40に表示される。
【0026】(5) 基準スケールを利用した位置検出 上述した特定構造の位置検出は、撮像面に歪みが無いと
仮定した場合のものである。しかし、実際には撮像面2
0に光学的歪みが存在し、基準位置26に等間隔に配置
された複数の点が、撮像面20上で等間隔に撮影される
とは限らない。そこで、以下に説明する「基準スケール
を利用した位置検出」は、撮像面20での光学的歪みを
考慮した特定構造の位置検出に関する。
【0027】具体的に、ここで説明する位置検出は、図
4と図5に示す基準スケール42を利用するものであ
る。基準スケール42は、図5に詳細に示すように、放
射線を遮断する(すなわち、透過しない)薄板44に、
X方向とこれに直交するY方向に一定の間隔(δx
δy)をあけて格子状に微小な孔あけて放射線透過部
(以下、「格子点」という。)46を設けたものであ
る。
【0028】いま、基準スケール42を図4に示すよう
に基準位置26に設置して放射線源12から放射線を放
出したとする。この場合、基準スケール42の格子点4
6と該格子点46に対応する撮像面20における画素と
の位置関係は、図6のように模式的に表すことができ
る。
【0029】図6において、(xn、yn)・・・(x
n+1、yn+1)は格子点46の座標値を示し、(Xn
n)・・・(Xn+1、Yn+1)は各格子点に対応する画
素を示し、これらの格子点の座標値と画素とは一対一に
関係付けられて基準テーブル(図示せず)の形で予め記
憶部36に記憶されている。この基準テーブルを利用す
ると、図6において2つの格子点(xn、yn)、(x
n+1、yn)に対応する2つの画素(Xn、Yn)、(X
n+1、Yn)を結ぶ線上に位置する画素(Xn(i)、Yn
に対応した基準位置26におけるx座標値は、これら2
つの画素(Xn、Yn)、(Xn+1、Yn)間の画素数
(m)と対応する2つの格子点の座標及び対応する2つ
の画素間の分解能等を用いて、次の式5で与えられる。
【0030】 n(i):画素(Xn(i)、Yn)に対応する基準面上のx
座標 xn:画素(Xn、Yn)に対応する基準面上のx座標 i:画素(Xn、Yn)から画素(Xn(i)、Yn)までの
画素数 δx:基準面における格子点間距離 m:画素(Xn、Yn)から画素(Xn+1、Yn)までの画
素数 δx/m:分解能
【0031】同様に、図6において3つの格子点
(xn、yn)、(xn、yn+1)、(xn+1、yn+1)の間
に位置する画素(Xn(i)、Yn(j))に対応する基準位置
26上のy座標値は、次の式(6)で与えられる。
【0032】 n(j):画素(Xn(i)、Yn(j))に対応する基準面上の
x座標 yn:画素(Xn、Yn)に対応する基準面上のy座標 j:画素(Xn(i)、Yn)から画素(Xn(i)、Yn(j)
までの画素数 δy:基準面における格子点間距離 m’:画素(Xn、Yn)から画素(Xm、Yn+1)までの
画素数 δy/m’:分解能
【0033】これら式(5)、(6)は記憶部36に記
憶されている。また、格子点に対応する画素(格子点対
応画素)の番号、格子点対応画素間の画素数(m、
m’)、及び分解能(δx/m、δy/m’)が計算され
て記憶部36に記憶されている。
【0034】したがって、図1に示すように基準位置2
6に設置された対象物24に含まれる特定構造30の正
確な位置を求める場合、演算部38は、撮像面20に投
影された画像の輪郭を、該記憶部36に記憶されている
画像データをもとに抽出して、または単に画像データを
用いて、該画像データにおけるx方向とy方向の最大値
及び最小値を示す画素(具体的には、図2、3における
A’点及びB’点に対応する画素Xn(i)、Yn(j))を特
定する。次に、演算部38は、特定された画素に隣接す
る格子点対応画素(Xn、Yn)、(Xn、Yn+1)、(X
n+1、Yn+1)を特定し、これら特定された格子点対応画
素間の画素数(m、m’)及び分解能(δx/m、δy
m’)を求め、画素Xn(i)、Yn(j)に対応する基準位置
26上の座標xn(i)、yn(j)(図2及び図3に示すA、
B点、すなわち距離OA、OB)、及び特定構造30の
中心位置(基準位置26と平行な方向と垂直な方向のず
れ)を計算する。なお、A点とB点の座標をもとに、特
定構造30の中心位置は容易に計算できる。
【0035】具体的に、図3に示すように、特定構造の
底部中心が中心軸22からx、基準面からhにある場
合、これらの値(x、h)は以下の式7、8からなる連
立方程式を解くことにより計算できる。
【0036】
【0037】この基準スケール42を利用した特定構造
の位置検出によれば、撮像面20における歪みを考慮し
て、特定構造の位置を極めて正確に計算できる。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかる放射線検出方法及び放射線検出装置によれば、
物体に含まれる特定構造の正確な位置を検出できる。ま
た、基準スケール及び該基準スケールを用いた放射線検
出方法によれば、撮像装置の撮像面における歪みを補正
し、特定構造の正確な位置を求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる放射線検出装置の概略構造を
示す図。
【図2】 基準面上に位置する特定構造の位置検出を説
明する図。
【図3】 基準面から撮像面側に移動した位置にある特
定構造の位置検出を説明する図。
【図4】 基準スケールを配置した放射線検出装置の概
略構成を示す図。
【図5】 基準スケールの平面図。
【図6】 基準スケールを利用した放射線検出方法を説
明する図。
【図7】 従来の放射線検出装置の概略構造を示す図。
【図8】 放射線検出装置の撮像装置に撮像される像を
説明する図。
【符号の説明】
10:位置検出装置、12:エックス線源(放射線
源)、14:エックス線、16:撮像装置、20:撮像
面、26:基準位置、28:支持部、30:特定構造、
32:制御部、36:記憶部、38:演算部、42:基
準スケール、46:格子点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F067 AA03 AA04 AA54 AA67 BB04 CC15 GG04 GG07 HH04 JJ03 KK06 LL16 RR24 RR30 TT01 2G001 AA01 AA02 AA03 BA11 CA01 CA02 CA03 DA02 FA01 FA02 FA06 GA06 GA13 HA01 HA07 HA13 HA14 KA03 LA11 MA05 PA11 SA04 SA12 2G088 EE27 EE29 FF02 FF14 GG20 GG21 JJ05 KK32 KK33 KK35 LL28 4M106 CA39 DB04 DB30 DH34 5B057 AA03 BA03 CD12 DA07 DB02 DB03 DB09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線源から放出された放射線を物体に
    照射し、上記物体を透過した放射線を撮像手段により検
    出し、上記撮像手段で撮影された画像をもとに、上記物
    体に含まれる特定構造の位置を検出する方法において、 上記放射線源と上記撮像手段との間の所定の基準位置
    に、形状及び寸法が既知の特定構造を含む上記物体を配
    置し、 上記既知の形状及び寸法と上記撮像手段で撮影された上
    記特定構造の放射線画像の大きさとをもとに、上記放射
    線源と上記撮像手段とを結ぶ方向に直交する平面におけ
    る上記特定構造の位置を特定することを特徴とする放射
    線検出方法における特定構造の位置特定方法。
  2. 【請求項2】 放射線源から放出された放射線を物体に
    照射し、上記物体を透過した放射線を撮像手段により検
    出し、上記撮像手段で撮影された画像をもとに、上記物
    体に含まれる特定構造の位置を検出する方法において、 上記放射線源と上記撮像手段との間の所定の基準位置
    に、形状及び寸法が既知の特定構造を含む上記物体を配
    置し、 上記既知の形状及び寸法と上記撮像手段で撮影された上
    記特定構造の放射線画像の大きさとをもとに、上記放射
    線源と上記撮像手段とを結ぶ方向に関し、上記基準位置
    に対する上記特定構造の位置を特定することを特徴とす
    る放射線検出方法における特定構造の位置特定方法。
  3. 【請求項3】 放射線源から放出された放射線を物体に
    照射し、上記物体を透過した放射線を撮像手段により検
    出し、上記撮像手段で撮影された画像をもとに、上記物
    体に含まれる特定構造の位置を検出する装置において、 上記放射線源と上記撮像手段との間の所定の基準位置に
    上記物体を支持する手段と、 上記物体に含まれる上記特定構造の形状及び寸法を含む
    データを記憶する記憶部と、 上記記憶部に記憶されているデータと上記撮像手段によ
    り撮影された画像をもとに、上記放射線源と上記撮像手
    段とを結ぶ方向に直交する平面における上記特定構造の
    位置を演算する演算部とを備えた放射線検出装置。
  4. 【請求項4】 放射線源から放出された放射線を物体に
    照射し、上記物体を透過した放射線を撮像手段により検
    出し、上記撮像手段で撮影された画像をもとに、上記物
    体に含まれる特定構造の位置を検出する装置において、 上記放射線源と上記撮像手段との間の所定の基準位置に
    上記物体を支持する手段と、 上記物体に含まれる上記特定構造の形状及び寸法を含む
    データを記憶する記憶部と、 上記記憶部に記憶されているデータと上記撮像手段によ
    り撮影された画像をもとに、上記放射線源と上記撮像手
    段とを結ぶ方向に関し、上記基準位置に対する上記特定
    構造の位置を演算する演算部とを備えた放射線検出装
    置。
  5. 【請求項5】 放射線を遮断する材料からなる板に、予
    め決められた決められた間隔をあけて、上記放射線が透
    過できる放射線透過部を複数配置した基準スケール。
  6. 【請求項6】 放射線源から放出された放射線を物体に
    照射し、上記物体を透過した放射線を撮像手段により検
    出し、上記撮像手段で撮影された画像をもとに、上記物
    体に含まれる特定構造の位置を検出する方法において、 上記放射線源と上記撮像手段との間の所定の基準位置
    に、放射線を遮断する材料からなる板に、予め決められ
    た決められた間隔をあけて、上記放射線が透過できる放
    射線透過部を複数配置した基準スケールを設け、 上記放射線源から上記基準スケールに放射線を放出し、
    上記放射線透過部を透過した放射線によりできるスケー
    ル画像を作成し、 上記基準スケールに代えて、上記基準位置に、形状及び
    寸法が既知の特定構造を含む上記物体を配置し、 上記基準スケールに対する上記撮像手段で撮影された上
    記特定構造の放射線画像の大きさから、上記特定構造の
    位置を特定することを特徴とする放射線検出方法におけ
    る特定構造の位置特定方法。
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JP2005043322A (ja) * 2003-07-25 2005-02-17 Hitachi Medical Corp X線内容量検査装置
WO2013164971A1 (ja) * 2012-05-01 2013-11-07 東京エレクトロン株式会社 X線検査方法及びx線検査装置

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