JP2001214827A - インタンク式燃料ポンプ - Google Patents

インタンク式燃料ポンプ

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JP2001214827A
JP2001214827A JP2000023705A JP2000023705A JP2001214827A JP 2001214827 A JP2001214827 A JP 2001214827A JP 2000023705 A JP2000023705 A JP 2000023705A JP 2000023705 A JP2000023705 A JP 2000023705A JP 2001214827 A JP2001214827 A JP 2001214827A
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fuel
pump
filter element
fuel pressure
filter
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JP2000023705A
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English (en)
Inventor
Kingo Okada
謹吾 岡田
Toshihiko Muramatsu
俊彦 村松
Keiji Horiba
啓二 堀場
Yukihiro Katou
之啓 加藤
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタの目詰まりに影響されることなく、
吐出される燃料の圧力を高精度に制御することができる
燃料ポンプを提供する。 【解決手段】 燃圧測定部60はフィルタエレメント2
1の燃料出口側、すなわち下流側に配置されている。そ
のため、フィルタエレメント21を通過した後の燃料の
圧力が測定される。フィルタエレメント21が目詰まり
した場合でも、フィルタエレメント21を通過し燃圧測
定部60で測定された燃料の圧力とエンジンへ供給され
る燃料の圧力との間で生じる誤差が低減される。燃圧測
定部60を下流側に配置することで、燃圧測定部60に
異物を含んだ燃料が流入するのを防止できる。また、ポ
ンプ本体12と燃圧測定部60との間の距離が近いの
で、燃圧測定部60で測定した燃料の圧力とポンプ本体
12から吐出される燃料の圧力との間に生じる誤差が低
減され、吐出される燃料の圧力を高精度に制御すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関(以下、
「内燃機関」をエンジンという。)の燃料タンク内に設
置されるインタンク式燃料ポンプ(以下、「インタンク
式燃料ポンプ」を燃料ポンプという。)に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料タンク内に設置される燃料ポンプと
して、国際公開番号WO98/04824号公報に開示
されている燃料ポンプが公知である。この燃料ポンプで
は、ポンプ本体から供給される燃料の圧力を測定する燃
圧測定部として燃圧センサが内部に設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、国際公
開番号WO98/04824号公報に開示されている燃
料ポンプは、燃料に含まれる異物を除去するためのフィ
ルタエレメントが燃圧センサよりも下流側に配置されて
いる。そのため、フィルタエレメントが目詰まりした場
合、フィルタエレメント通過前と通過後とでは燃料の圧
力が変化し、燃圧センサが測定した燃料の圧力とエンジ
ンに供給される燃料の圧力とが相違する。その結果、フ
ィルタエレメントが目詰まりした場合、エンジンへ供給
する燃料を最適な燃圧に維持することが困難になるおそ
れがある。
【0004】また、フィルタエレメントが燃圧センサよ
りも下流側に配置されることにより、燃料に含まれる異
物が除去されないまま燃圧センサへ燃料が流入する。そ
のため、燃圧センサへ異物が付着あるいは堆積しやす
く、測定した燃料の圧力には誤差が生じるおそれがあ
る。
【0005】一方、燃料ポンプからエンジンへ燃料を供
給するデリバリ部に燃圧センサを設けることも可能であ
る。しかし、燃圧センサをデリバリ部に設けると、燃圧
センサと燃料ポンプとの距離が離れてしまう。そのた
め、燃料ポンプが吐出した燃料の圧力と燃圧センサが測
定した燃料の圧力とに誤差が生じ、燃料ポンプを高精度
に制御することができないという問題がある。また、デ
リバリ部に燃圧センサを設ける場合、燃圧センサはエン
ジンルームの内部に配置する必要がある。そのため、燃
圧センサおよびその取り付け部に要求される燃料のシー
ル性も高くなり、コストが増大するという問題がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、フィルタの目詰
まりに影響されることなく、吐出される燃料の圧力を高
精度に制御することができる燃料ポンプを提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1または
2記載の燃料ポンプによると、燃圧測定部はフィルタエ
レメントの燃料出口側に配置されている。そのため、燃
料に含まれる異物はフィルタエレメントで除去され、燃
圧測定部ではフィルタエレメントを通過した後の燃料の
圧力が測定される。したがって、例えばフィルタエレメ
ントが目詰まりした場合でも、燃圧測定部で測定された
燃料の圧力とエンジンへ供給される燃料の圧力との間に
生じる誤差が小さくなる。また、燃圧測定部に供給され
る燃料はフィルタエレメントにより異物が除去されてい
るので、燃圧測定部への異物の付着あるいは堆積を防止
することができる。
【0008】また、ポンプ本体と燃圧測定部とを接近し
て配置することができるので、測定した燃料の圧力に基
づいてポンプ本体ならびに吐出される燃料の圧力を高精
度に制御することができる。さらに、燃圧測定部は燃料
ポンプ側に配置されているので、例えば燃圧測定部をエ
ンジンルームなどに配置する場合と比較して要求される
シール性を低くすることができ、コストの増大を防止す
ることができる。
【0009】本発明の請求項3記載の燃料ポンプによる
と、燃圧測定部はフランジ部材の径方向の外周部よりも
内側に位置している。すなわち、燃料測定部はフランジ
部材から突出していない。例えば、燃料タンクに燃料ポ
ンプを組み付ける際、燃料ポンプを取り付けるための燃
料タンクの開口部と燃料ポンプの燃圧測定部とが干渉す
ることがない。したがって、燃料ポンプを燃料タンクの
内部に容易に収容することができ、作業工程を簡略化す
ることができる。
【0010】本発明の請求項4記載の燃料ポンプによる
と、制御部はフランジ部材に搭載されている。そのた
め、制御部と燃圧測定部との間の距離が短縮され、それ
らを接続する配線などを簡略化することができる。本発
明の請求項5または6記載の燃料ポンプによると、燃圧
測定部はポンプ本体とフィルタ収容部との配置状態に応
じて燃料のフィルエレメント出口側に配置することがで
きる。
【0011】本発明の請求項5記載の燃料ポンプによる
と、フィルタ収容部とポンプ本体とを隔離して配置する
場合、フィルタ収容部のポンプ本体側に燃圧測定部が配
置される。そのため、燃圧測定部を配置するための空間
的余裕が大きく、燃圧測定部を容易に搭載することがで
きる。
【0012】本発明の請求項6記載の燃料ポンプによる
と、ポンプ本体を包囲するようにフィルタ収容部を配置
する場合、フィルタ収容部の外周側に燃圧測定部が配置
される。そのため、フィルタ収容部の内周側にポンプ本
体が存在する場合でも燃圧測定部を容易に搭載すること
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
複数の実施例を図面に基づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例による燃料ポンプ1
を図1および図2に示す。燃料ポンプ1は燃料タンク2
に設置され、燃料タンク2内の燃料を吸い上げて図示し
ないエンジンへ送出する。
【0014】燃料ポンプ1は、主に燃料タンク2の内部
に設置されるポンプ部10と、フィルタ部20とから構
成されている。図1に示すように、ポンプ部10とフィ
ルタ部20とは隔離して配置されている。ポンプ部10
はリザーバ11を有し、リザーバ11にはポンプ本体1
2、ならびにサクションフィルタ13が収容されてい
る。ポンプ本体12は燃料タンク2内の燃料をサクショ
ンフィルタ13を経由して吸入する。サクションフィル
タ13は燃料に含まれる異物のうち、比較的大きな異物
を除去する。また、リザーバ11はフュエルセンダ14
を有しており、フュエルセンダ14は燃料タンク2内の
燃料の量を計測し出力する。リザーバ11には吐出管取
り付け部15が形成されており、この吐出管取り付け部
15にポンプ本体12で吸入された燃料を吐出する吐出
管16が取り付けられている。
【0015】フィルタ部20は、フィルタエレメント2
1、収容部材22、フランジ部材23および支持部材2
4を有している。収容部材22とフランジ部材23とは
溶着により一体に結合されている。収容部材22とフラ
ンジ部材23とで形成された空間がフィルタ収容部であ
り、この空間の内部にフィルタエレメント21が収容さ
れている。ポンプ部10のリザーバ11、ならびにフィ
ルタ部20の収容部材22およびフランジ部材23によ
りハウジング部材が構成されている。
【0016】収容部材22は、底部22aを有する円筒
形状に形成されている。収容部材22には支持部材24
が取り付けられている。支持部材24は、図示しない付
勢部材によりリザーバ11方向へ付勢され、ポンプ部1
0を燃料タンク2の底部へ押し付けている。また、底部
22aには、吐出管16が取り付けられる吐出管取り付
け部25、アースプラグ取り付け部26が形成されてい
る。
【0017】アースプラグ取り付け部26には、アース
プラグ40が取り付けられている。アースプラグ40
は、燃料がフィルタエレメント21を通過するときに燃
料とフィルタエレメント21との間の摩擦により発生す
る静電気を除去するために設けられている。アースプラ
グ40は円管状の導電部材であり、アースプラグ取り付
け部26の内部に液密に挿入されている。
【0018】フィルタエレメント21は、その中心軸に
垂直な断面の形状が円筒形状である。図3および図4に
示すように吐出管16を経由してポンプ本体12から供
給された燃料は、図4に示すようにフィルタエレメント
21の上方から下方へとフィルタエレメント21を通過
する。燃料がフィルタエレメント21を通過することに
より、燃料に含まれる微細な異物が除去される。フィル
タエレメント21を通過した燃料は、メインパイプ取り
付け部27に取り付けられたメインパイプを経由してエ
ンジンへ供給される。
【0019】図1および図2に示すようにフランジ部材
23は、収容部材22の反底部側の端部に脱着可能に取
り付けられている。フランジ部材23と燃料タンク2と
を結合し固定することにより、燃料ポンプ1が燃料タン
ク2に取り付けられる。フランジ部材23にはメインパ
イプ取り付け部27およびコネクタ30が形成されてい
る。メインパイプ取り付け部27には、フィルタエレメ
ント21を通過した燃料を図示しないエンジンへ吐出す
るためのメインパイプが取り付けられている。
【0020】図2に示すようにコネクタ30には、制御
部としてのフュエルポンプコントローラ(以下、フュエ
ルポンプコントローラを「FPC」という。)ユニット
50が接続される。また、コネクタ30はポンプ本体1
2および後述する燃圧測定部60に接続されている。こ
れによりFPCユニット50は、コネクタ30を経由し
てポンプ本体12および燃圧センサ61へ電力を供給
し、燃圧測定部60からの出力がコネクタ30を経由し
て入力される。FPCユニット50は、燃料ポンプ1と
別体またはフランジ部材23に搭載することにより燃料
ポンプ1と一体に配置されている。
【0021】FPCユニット50はエンジンを制御する
エンジンコントロールユニット(以下、エンジンコント
ロールユニットを「ECU」という。)3に接続されて
いる。FPCユニット50は、エンジンへ供給する燃料
の圧力を制御するために、燃圧測定部60で測定された
燃料の圧力ならびにエンジンの運転状態に応じてECU
3から出力される情報に基づいてポンプ本体12へ供給
する電流値または電圧値を制御しポンプ本体12の出力
を制御する。
【0022】燃圧測定部60は収容部材22の底部22
aに形成されているアースプラグ取り付け部26に配置
されている。図1および図2に示すように燃圧測定部6
0は、その端部がフランジ部材23の径方向の外周部よ
りも内側になるように配置されている。すなわち、燃圧
測定部60はフランジ部材23から径方向に突出してい
ない。
【0023】図1、図2および図5に示すように燃圧測
定部60は燃圧センサ61および接続端子部62を有し
ている。燃圧センサ61は、センサ部611、入力端子
612および出力端子613を有している。センサ部6
11の先端はアースプラグ40の内周部40aに位置す
るように設置されている。燃圧センサ61の入力端子6
12および出力端子613は、それぞれ接続端子部62
と接続されている。接続端子部62は図1に示すアース
プラグ取り付け部26と一体に形成されている接続端子
支持部28に設けられており、接続端子部62は導電部
材42およびコネクタ30を経由してFPCユニット5
0に接続されている。
【0024】次に、上記の構成の燃料ポンプ1の作動に
ついて説明する。本実施例の燃料ポンプ1は、所望の燃
料圧力となるようにポンプ本体12の出力を直接制御す
るいわゆるリターンレスの燃料ポンプである。そのた
め、常時ポンプ本体を作動させ燃料を一定の圧力に維持
しながら、所望の燃料圧力を確保するためにリターンバ
ルブを作動させて燃料の一部を燃料タンクに還流させる
燃料ポンプと比較してポンプ本体で消費される電力が低
減される。
【0025】ポンプ本体12が作動することによりサク
ションフィルタ13を経由して燃料が吸入される。吸入
された燃料は、図3に示すようにポンプ本体12、吐出
管16を経由してフィルタ部20へ供給される。フィル
タ部20へ供給された燃料は、図4に示すように燃料通
路201を通って一旦フィルタエレメント21の上方へ
送られ、フィルタエレメント21の上方から下方へフィ
ルタエレメント21を通過する。フィルタエレメント2
1を通過した燃料は、燃料通路202および燃料通路2
03を経由してメインパイプへ送られ、エンジンへと供
給される。
【0026】フィルタエレメント21の燃料出口側であ
るアースプラグ取り付け部26に燃圧センサ61が配置
されているため、フィルタエレメント21を通過した燃
料の圧力と燃圧センサ61が測定する燃料の圧力とは同
一である。
【0027】燃圧センサ61が測定した燃料の圧力は燃
圧情報としてFPCユニット50へ出力される。FPC
ユニット50は、燃圧センサ61から送られてきた燃圧
情報、ならびにECU3から送られてきたエンジンの運
転状態に関する情報からエンジンへ供給すべき燃料の圧
力が最適となるようにポンプ本体12の出力を制御す
る。ポンプ本体12の出力の制御は、FPCユニット5
0からポンプ本体12へ供給される電流値または電圧値
を制御することにより行われる。このときのエンジンの
運転状態に関する情報には、エンジンの回転数あるいは
アクセルの開度などが含まれている。
【0028】以上説明したように、第1実施例による
と、燃圧測定部60はフィルタエレメント21の燃料出
口側、すなわち下流側に配置されている。そのため、フ
ィルタエレメント21を通過した後の燃料の圧力が測定
される。したがって、フィルタエレメント21が目詰ま
りした場合でも、フィルタエレメント21を通過し燃圧
測定部60で測定された燃料の圧力とエンジンへ供給さ
れる燃料の圧力との間で生じる誤差を低減することがで
きる。そのため、エンジンへ供給する燃料の圧力を容易
に最適な圧力に維持することができる。また、燃圧測定
部60をフィルタエレメント21よりも下流側に配置す
ることにより、燃圧測定部60に異物を含んだ燃料が流
入するのを防止できる。したがって、燃圧測定部60へ
の異物の付着あるいは体積を防止でき、エンジンへ供給
される燃料の圧力を正確に測定することができる。
【0029】また、第1実施例によると、ポンプ本体1
2と燃圧測定部60との間の距離が近いので、燃圧測定
部60で測定した燃料の圧力とポンプ本体12が吐出す
る燃料の圧力との誤差を小さくすることができる。した
がって、ポンプ本体12から吐出される燃料の圧力を高
精度に制御することができる。また、燃圧測定部60は
燃料タンク2の内部に位置するため、燃圧測定部60に
要求される燃料のシール性を低くすることができ、コス
トが増大することがない。
【0030】さらに、第1実施例によると、燃圧測定部
60はフランジ部材23の外周部からフランジ部材23
の径方向外側へ突出していない。したがって、燃料タン
ク2の開口部から燃料ポンプ1を容易に挿入することが
でき、燃料ポンプ1を容易に燃料タンク2の内部に収容
することができる。
【0031】(第2実施例)本発明の第2実施例による
燃料ポンプを図6から図8に示す。第1実施例と実質的
に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略す
る。第2実施例では、燃料ポンプ4の形態およびフィル
タエレメント81の形状が第1実施例と異なる。
【0032】第2実施例による燃料ポンプ4は、ポンプ
部70とフィルタ部80とが一体に構成されている。ポ
ンプ本体71およびフィルタエレメント81は、フラン
ジ部材91、フィルタ収容部材92およびポンプ収容部
材93から構成されるハウジング部材に収容されてい
る。
【0033】フランジ部材91は、フィルタ収容部材9
2およびポンプ収容部材93と脱着可能に結合してい
る。フィルタ収容部材92は、ポンプ本体71の燃料吐
出側に配置されている。フィルタ収容部材92は、内部
がフィルタ収容部でありフィルタエレメント81を収容
している。ポンプ収容部材93は内部にポンプ本体71
を収容している。
【0034】フィルタエレメント81はポンプ本体71
の径方向外側にポンプ本体71を包囲するように配置さ
れている。また、フィルタエレメント81は図7に示す
ように中心軸に垂直な断面の形状が略C字形状である。
フィルタエレメント81はフィルタ収容部材92と接着
部83で接着され固定されている。この接着部83より
も図6の下側では、フィルタエレメント81とフィルタ
収容部材92との間の隙間94における燃料の圧力と、
フィルタエレメント81を通過した濾過後の燃料が流通
する通路103における燃料の圧力とは同一である。フ
ィルタエレメント81の嵌合状態などにより隙間94と
通路103とにおける燃料の圧力に差がある場合、燃圧
センサ101の取り付け部周辺の隙間94を意図的に大
きくし、隙間94と通路103とを連結することによ
り、燃圧センサ101で測定した燃料の圧力とエンジン
へ供給される燃料の圧力との差を低減することが可能で
ある。フィルタエレメント81は、従来使用されている
菊花型のフィルタエレメントまたは中心軸に垂直な断面
がハニカム形状である室の集合体であるハニカム形状エ
レメントである。
【0035】次に、フィルタエレメントとして菊花型の
フィルタエレメントを使用する場合の燃圧測定部につい
て説明する。従来は有効な濾過面積を確保するために、
菊花型のフィルタエレメントの場合にはフィルタエレメ
ントの外周側から内周側へと燃料を通過させていた。し
かし、ポンプ本体71の周囲にフィルタエレメント81
を配置する場合、フィルタエレメント81の内径と外径
との差が小さくなる。そのため、フィルタエレメント8
1の濾過性能の燃料流通方向に対する依存度は小さくな
る。
【0036】そこで、第2実施例では以下のようにフィ
ルタエレメント81を通過する燃料流通方向が内周側8
1aから外周側81bへとなるように設定し、フィルタ
エレメント81の外周側81bに燃圧測定部100を配
置している。
【0037】図6および図7に示すように燃圧測定部1
00は、フィルタ収容部材92の外周側にフィルタ収容
部材92と一体に形成されている取り付け部92aに取
り付けられている。燃圧測定部100は、C字形状のフ
ィルタエレメント81の一方の端部811近傍に配置さ
れている。燃圧測定部100には、燃圧センサ101な
らびに燃圧センサ101とFPCユニットとを接続する
ための端子102などが配置されている。燃圧センサ1
01の形状などは第1実施例と同一である。
【0038】第1実施例と同様に燃圧測定部100は、
フランジ部材91の外周部91aからフランジ部材91
の径方向外側へ突出していない。また、燃料は図7に示
すようにフィルタエレメント81の内周側81aから外
周側81bへ通過するので、燃圧測定部100はフィル
タエレメント81の外周側81b、すなわちフィルタ収
容部材92の径方向外側の側面部92bに搭載すること
ができる。そのため、ポンプ本体71の外周を包囲する
ようにフィルタエレメント81を配置する場合であって
も燃圧測定部100の搭載が容易である。
【0039】図6に示すように、ポンプ本体71から吐
出された燃料は、フィルタ収容部72に形成された燃料
通路95を経由してフィルタエレメント81の上方へ給
送される。給送された燃料は図6の上方から下方へとフ
ィルタエレメント81を通過し、燃料に含まれる異物が
除去される。フィルタエレメント81を通過した燃料
は、フィルタ収容部材92に形成された図示しない燃料
吐出路、燃料吐出路に接続された図示しない吐出パイプ
を経由して、フランジ部材91に形成されたメインパイ
プ取り付け部911に取り付けられた図示しないメイン
パイプから図示しないエンジンへと供給される。
【0040】第2実施例によると、燃圧測定部100は
フィルタエレメント81を通過した燃料の通路に配置さ
れている。そのため、フィルタエレメント81の目詰ま
りによる燃料の圧力の誤差、ならびに燃圧測定部100
への異物の堆積などを防止することができる。また、燃
圧測定部100がフランジ部材91の外周部91aより
も突出してないので、燃料ポンプ4を燃料タンク2へ容
易に収容することができる。
【0041】第2実施例では、中心軸に垂直な断面が略
C字形状のフィルタエレメント81について説明した。
しかし、中心軸に垂直な断面が円筒形状のフィルタエレ
メントであって、ポンプ本体71を包囲して配置されて
いる燃料ポンプについても同様の効果を得ることができ
る。また、フィルタエレメント81として、菊花型のフ
ィルタエレメントを適用した場合について説明したが、
ハニカム形状のフィルタエレメントを適用することもで
きる。この場合、フィルタエレメント81を通過する燃
料の流通方向は、フィルタエレメント81の外周側81
bから内周側81aとしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による燃料ポンプを示す一
部断面模式図である。
【図2】本発明の第1実施例による燃料ポンプのフラン
ジ部を図1の矢印II方向から見た矢視図である。
【図3】本発明の第1実施例による燃料ポンプを示す模
式図であって、燃料の流れを示す図である。
【図4】本発明の第1実施例による燃料ポンプのフィル
タ部近傍を示す模式図であって、フィルタエレメントを
通過する燃料の流れを示す図である。
【図5】本発明の第1実施例による燃料ポンプの燃圧測
定部を示す図である。
【図6】本発明の第2実施例による燃料ポンプを示す一
部断面模式図である。
【図7】図6のVII−VII線で切断した断面図である。
【符号の説明】
1、4 燃料ポンプ 2 燃料タンク 12、71 ポンプ本体 21、81 フィルタエレメント 22 収容部材(フィルタ収容部) 23、91 フランジ部材 60、100 燃圧測定部 26 アースプラグ取り付け部(取り付け部) 50 FPC(制御部) 92 フィルタ収容部材(フィルタ収容部) 92a 取り付け部
フロントページの続き (72)発明者 堀場 啓二 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 加藤 之啓 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクの内部に設けられているポン
    プ本体と、 前記ポンプ本体から吐出される燃料中の異物を除去する
    フィルタエレメントと、 前記燃料タンクに取り付けられているフランジ部材、な
    らびに前記フランジ部材と脱着可能あるいは一体に結合
    し前記フィルタエレメントを収容するフィルタ収容部を
    有するハウジング部材と、 前記フィルタエレメントの燃料出口側に配置され、前記
    ポンプ本体から吐出される燃料の圧力を測定する燃圧測
    定部と、を備えることを特徴とするインタンク式燃料ポ
    ンプ。
  2. 【請求項2】 前記燃圧測定部は、前記ハウジング部材
    に一体に形成されている取り付け部に配置されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のインタンク式燃料ポン
    プ。
  3. 【請求項3】 前記燃圧測定部は、前記フランジ部材の
    径方向の外周部よりも内側に位置していることを特徴と
    する請求項1または2記載のインタンク式燃料ポンプ。
  4. 【請求項4】 前記燃圧測定部の出力値に基づいて前記
    ポンプ本体へ供給する電流値または電圧値を制御可能な
    制御部をさらに備え、前記制御部は前記フランジ部材と
    一体または別体に搭載されていることを特徴とする請求
    項1、2または3記載のインタンク式燃料ポンプ。
  5. 【請求項5】 前記フィルタ収容部は前記ポンプ本体か
    ら隔離して配置され、前記燃圧測定部は前記フィルタ収
    容部の前記ポンプ本体側に配置されていることを特徴と
    する請求項1から4のいずれか一項記載のインタンク式
    燃料ポンプ。
  6. 【請求項6】 前記フィルタ収容部は前記ポンプ本体の
    径方向外側を包囲するように配置され、前記燃圧測定部
    は前記フィルタエレメントの外周側に配置されているこ
    とを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載のイ
    ンタンク式燃料ポンプ。
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