JP2001214822A - ディーゼル機関の運転装置 - Google Patents

ディーゼル機関の運転装置

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JP2001214822A JP2000026748A JP2000026748A JP2001214822A JP 2001214822 A JP2001214822 A JP 2001214822A JP 2000026748 A JP2000026748 A JP 2000026748A JP 2000026748 A JP2000026748 A JP 2000026748A JP 2001214822 A JP2001214822 A JP 2001214822A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、C重油等の重質油を燃料とするデ
ィーゼル機関の運転装置に関し、詳しくは、ディーゼル
機関の停止の際の燃料の切換えを円滑に行なうディーゼ
ル機関の運転装置に関し、ディーゼル機関の停止の際
に、粘度が高く水分の多い重質油から粘度が低い軽質油
に切り換えても、ベーパーロック現象の発生を防止して
ディーゼル機関の出力のハンチングを防止することを目
的とする。 【解決手段】 燃料メイン経路の途中に、燃料の温度を
検知する温度センサを介装し、軽質油用経路の途中に、
軽質油を加圧して運転される軽質油用加圧ポンプ装置を
介装し、ディーゼル機関の停止に際して前記温度センサ
を介して検出された燃料の温度がベーパーロック発生温
度以上ならば、前記軽質油用加圧ポンプ装置を作動させ
る制御装置を配置したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、C重油等の重質油
を燃料とするディーゼル機関の運転装置に関し、詳しく
は、ディーゼル機関の停止の際の燃料の切換えを円滑に
行なうディーゼル機関の運転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ディーゼル機関の燃料として粘
度が高く水分の多い重質油が用いられる場合がある。重
質油としてC重油等が挙げられる。C重油はJIS(K
2205)に3種としてその性質が規定され、水分を多
く含み、常温では粘度が高いが、加熱されると粘度が低
くなる。
【0003】C重油等の重質油を燃料とするディーゼル
機関では、該重質油を該ディーゼル機関に供給する際に
は、重質油を加熱して粘度を低くする必要がある。この
必要性を説明する。一般に、ディーゼル機関の燃料とし
て用いられる重質油等の重油を燃焼させる場合には、噴
霧された燃料の粒子が均一でその粒子が小さいほど良好
な燃焼が得られる。燃料の霧化に最も大きく影響するの
が粘度である。重油の粘度は、温度によって変化し、温
度が高くなれば、粘度は低下する。重油の粘度は霧化及
び噴射圧力に適したものになるように加熱調整される。
この加熱温度は、例えばC重油の場合には100℃を超
えた所定温度以上となる。
【0004】しかし、C重油には必ず水分が含まれてお
り、C重油を加熱すると、C重油中の水分が気化し、ベ
ーパーロック現象を起こす事になる。ベーパーロック現
象とは、燃料中の水分が、ディーゼル機関の燃料噴射装
置への燃料供給系統等で蒸発し、そのため、ディーゼル
機関のシリンダー内に充分な燃料が送れなくなる現象
で、安定した燃焼が維持できなくなり、このためディー
ゼル機関の出力が安定せず、ついにはディーゼル機関を
停止させるに至らすことになる。
【0005】このように、ディーゼル機関の燃料供給系
統等でこのベーパーロック現象が発生すると、ディーゼ
ル機関の出力は急激にハンチングし、運転が継続不能と
なる。このため、C重油を使用したディーゼル機関の運
転時にはC重油の加熱操作に加圧操作を加えてべーパー
ロック現象の発生を抑制している。ディーゼル機関を停
止する際には、ディーゼル機関にC重油が固着しないよ
うにしてディーゼル機関は次の始動に備える必要があ
る。すなわち、ディーゼル機関の本運転終了後から停止
までの次始動準備運転中には燃料をC重油から粘度の低
い軽質油に切り換えて終了運転される。軽質油としてA
重油が挙げられる。A重油は、JIS(K2205)で
1種として規定され、常温でも粘度が低く、加熱しない
でディーゼル機関に供給して燃焼させることができる。
【0006】そのため、ディーゼル機関の本運転終了後
の停止の際に、供給する燃料を重質油から軽質油に切り
換えるため、ディーゼル機関の運転装置が必要になり、
例えば、図4に示すものが知られている。図において、
ディーゼル機関101には燃料噴射ポンプ102が装着
されている。燃料噴射ポンプ102の入口側102Aに
燃料メイン経路103の一端103Aが接続されてい
る。
【0007】燃料メイン経路103の途中に、燃料濾し
器104,燃料加熱器105,燃料供給ポンプ106,
燃料混合器107が、該燃料メイン経路103の下流側
から順番に装着されている。燃料供給ポンプ106は電
動機106A或いはディーゼル機関101の動力を駆動
源としている。
【0008】燃料混合器107は、軽質油と重質油とを
混合する装置である。また、燃料噴射ポンプ102の出
口側102Bから燃料混合器107の一側にかけて、燃
料戻り経路108が接続されている。燃料戻り経路10
8はディーゼル機関101で余った燃料(軽質油,重質
油)を戻すためのものである。燃料混合器107,燃料
メイン経路103,ディーゼル機関101,燃料戻り経
路108で1つの燃料循環経路109が形成されてい
る。
【0009】燃料戻り経路108の途中には、燃料圧力
調整弁110が装着されている。この燃料圧力調整弁1
10は、次の機能を有する。ディーゼル機関101ヘの
燃料は燃料供給ポンプ106により供給されるが、通常
この燃料供給ポンプ106には歯車ポンプ(図示せず)
が使用される。このため燃料供給ポンプ106の吐出量
は一定であるが、ディーゼル機関101が消費する燃料
は該ディーゼル機関101の出力により大きく変化す
る。このディーゼル機関101の消費する燃料の量の変
化により燃料供給ポンプ106の吐出圧力の変動が発生
しないように、燃料圧力調整弁110が機能する。すな
わち、燃料メイン経路103,燃料戻り経路108は、
ディーゼル機関101を介して連通した状態になってお
り、燃料戻り経路108における燃料の圧力が高くなる
と、燃料圧力調整弁110が開方向に作動し、燃料混合
器107に逃げる燃料の量が多くなり、燃料供給ポンプ
106の吐出圧力は所定値になり、一方、燃料戻り経路
108における燃料の圧力が低くなると、燃料圧力調整
弁110が閉方向に作動し、燃料混合器107に逃げる
燃料の量が少なくなり、燃料供給ポンプ106の吐出圧
力は所定値になる。
【0010】燃料メイン経路103の他端103Bに3
方向燃料切換弁111の出力ポート111Aが接続され
ている。3方向燃料切換弁111の第1入力ポート11
1Bには、重質油用経路112の一端112Aが接続さ
れ、重質油用経路112の他端112Bには重質油用タ
ンク113が接続されている。
【0011】重質油用タンク113には重質油が貯えら
れている。重質油用経路112の途中に、高圧用歯車ポ
ンプからなる重質油用ブースタポンプ114が介装され
ている。3方向燃料切換弁111の第2入力ポート11
1Cには、軽質油用経路115の一端115Aが接続さ
れ、軽質油用経路115の他端115Bには軽質油用タ
ンク116が接続されている。軽質油用タンク116は
軽質油を貯えるものである。
【0012】次に、ディーゼル機関101の運転につい
て説明する。ディーゼル機関101は、(イ)軽質油の
供給による始動運転→(ロ)重質油の供給による本運転
→(ハ)軽質油の供給による次始動準備運転(ディーゼ
ル機関101の本運転終了後から停止まで)の順序で運
転される。 (イ)軽質油の供給による運転 ディーゼル機関101は、運転終了後の次の始動時に
は、該ディーゼル機関101が暖まっていないために重
質油を直ちに使用することができず、以下のように、軽
質油が用いられる。
【0013】3方向燃料切換弁111は、出力ポート1
11Aと第2入力ポート111Cとが連通し、軽質油用
経路115の側が開状態になっている。軽質油用タンク
116内の軽質油は、ヘッド圧(軽質油用タンク116
に貯えられる燃料の高さで与えられる圧力)により、軽
質油用経路115,3方向燃料切換弁111,燃料メイ
ン経路103を介してディーゼル機関101に給送さ
れ、ディーゼル機関101が始動運転される。燃料とし
て粘度が低い軽質油を使っているため、ディーゼル機関
101の温度が常温(例えば20℃)であっても、加熱
は必要ない。
【0014】(ロ)重質油の供給による本運転 次に、3方向燃料切換弁111は、切り換えられ、出力
ポート111Aと第1入力ポート111Bとが連通す
る。すなわち、3方向燃料切換弁111は、軽質油側の
開状態から重質油側の開状態に切り換えられる。同時に
燃料加熱器105がON状態になる。
【0015】そして、重質油が重質油用ブースタポンプ
114により燃料混合器107内に供給される。燃料循
環経路109中に未だ残っている軽質油と重質油とが燃
料混合器107内で混合される。すなわち、燃料循環経
路109は閉回路となっており、軽質油は循環してい
る。ディーゼル機関101で消費された燃料に相当する
量の重質油が3方向燃料切換弁111を介して補給され
るので、新たに補給された重質油は燃料混合器107に
おいて循環している軽質油と混合する。
【0016】軽質油と重質油の混合油がディーゼル機関
101に供給される。燃料中の軽質油の割合は徐々に少
なくなる。軽質油が全てなくなると、重質油だけが供給
される。この状態で、重質油は、燃料加熱器105によ
り加熱される。重質油の温度は上昇し、例えば100℃
を超えた所定温度になる。このようにして、重質油が重
質油用ブースタポンプ114によりディーゼル機関10
1に供給される。
【0017】この時、重質油は加圧されており、重質油
が高温(例えば100℃を超えた所定温度)になってい
ても、気化せず、ベーパーロック現象は回避されてい
る。 (ハ)軽質油の供給による次始動準備運転(ディーゼル
機関101の本運転終了後から停止まで) ディーゼル機関101を停止させる際には、その出力を
下げ、燃料を重質油から軽質油に切り換える操作が行な
われる。
【0018】この切換え操作により、3方向燃料切換弁
111は、切り換えられ、出力ポート111Aと第2入
力ポート111Cとが連通する。すなわち、3方向燃料
切換弁111は、重質油側の開状態から軽質油側の開状
態に切り換えられる。そして、軽質油が燃料混合器10
7内に供給される。燃料循環経路109中に未だ残在し
ている重質油と軽質油とが燃料混合器107内で混合さ
れる。新たに補給された軽質油は燃料混合器107にお
いて循環している重質油と混合する。残在している重質
油と軽質油の混合油がディーゼル機関101に供給され
る。燃料中の重質油の割合は徐々に少なくなる。
【0019】適当な時間が経過して、ディーゼル機関1
01は停止される。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のディ
ーゼル機関の運転装置にあっては、次の問題がある。
【0021】重質油によるディーゼル機関101の本運
転中には、該ディーゼル機関101への燃料供給圧力は
安定し、加圧状態になっている。本運転の終了後に、3
方向燃料切換弁111の切換え操作により、重質油から
軽質油に切り換えられる。この切換え操作と同時に燃料
供給ポンプ106の吸込みの燃料圧力は、ヘッド圧にな
り、燃料の圧力が低下する。燃料循環経路109内で燃
料は依然高温状態にあるため、燃料中に含まれて残存し
ている重質油中の水分が気化し、ベーパーロック現象を
引き起こす虞が高い(図5の領域Xとして図示)。この
ベーパーロック現象が発生する温度は、配管の燃料の圧
力により変化する。
【0022】このベーパーロック現象により、ディーゼ
ル機関101の出力は急激にハンチングし、運転が継続
不能になる虞がある。本発明は、上述の問題点を解決す
るためになされたもので、その目的は、ディーゼル機関
の停止の際に、粘度が高く水分の多い重質油から粘度が
低い軽質油に切り換えても、ベーパーロック現象の発生
を防止してディーゼル機関の出力のハンチングを防止す
ることができるディーゼル機関の運転装置を提供するこ
とである。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ディーゼル機関と、前記ディーゼル機関の燃料噴射ポン
プの入口側に一端が接続された燃料メイン経路と、前記
燃料メイン経路の途中に装着された燃料混合器と、前記
燃料メイン経路の他端に接続される出力ポートと、第1
入力ポートと、第2入力ポートとを有する3方向燃料切
換弁と、前記3方向燃料切換弁の第1入力ポートに連結
され、粘度が高く水分の多い重質油を給送する重質油用
経路と、前記重質油用経路の途中に介装され、重質油を
加圧して運転される重質油用ブースタポンプと、前記3
方向燃料切換弁の第2入力ポートに連結され、粘度が低
い軽質油を給送する軽質油用経路とを備え、前記燃料メ
イン経路を前記3方向燃料切換弁を介して前記重質油用
経路に連通させた状態で加熱された重質油により前記デ
ィーゼル機関を運転した後、前記燃料メイン経路を前記
3方向燃料切換弁を介して前記軽質油用経路に連通させ
ることにより軽質油を給送して前記ディーゼル機関を運
転し、停止させるディーゼル機関の運転装置において、
前記燃料メイン経路の途中に、燃料の温度を検知する温
度センサを介装し、前記軽質油用経路の途中に、軽質油
を加圧して運転される軽質油用加圧ポンプ装置を介装
し、前記ディーゼル機関の停止に際して前記温度センサ
を介して検出された燃料の温度がベーパーロック発生温
度以上ならば、前記軽質油用加圧ポンプ装置を作動させ
る制御装置を配置したことを特徴とする。
【0024】請求項2記載の発明は、請求項1記載のデ
ィーゼル機関の運転装置において、前記制御装置は、前
記軽質油用加圧ポンプ装置を作動させた後、前記3方向
燃料切換弁にその出力ポートと第2入力ポートとを連通
させる命令を出力することを特徴とする。
【0025】(作用)請求項1記載の発明においては、
ディーゼル機関は、(イ)軽質油の供給による始動運転
→(ロ)重質油の供給による本運転→(ハ)軽質油の供
給による次の始動準備運転(ディーゼル機関の本運転終
了後から停止まで)の順序で運転される。以下、説明す
る。
【0026】(イ)軽質油の供給による始動運転 ディーゼル機関は、運転終了後の次の始動時には、該デ
ィーゼル機関が暖まっていないために重質油を直ちに使
用することができず、軽質油が用いられる。 (ロ)重質油の供給による本運転 燃料メイン経路は、3方向燃料切換弁を介して、重質油
用経路の側に連通されている。
【0027】重質油は、重質油用ブースタポンプにより
加圧され、3方向燃料切換弁,燃料混合器,燃料メイン
経路を通ってディーゼル機関に供給される。この加圧さ
れた重質油は加熱される。ここで、重質油は加熱されて
も、加圧されているので、燃料メイン経路中でベーパー
ロック現象は発生しない。
【0028】(ハ)軽質油の供給による次始動準備運転
(ディーゼル機関の本運転終了後から停止まで) 3方向燃料切換弁が切り換えられ、燃料メイン経路は3
方向燃料切換弁を介して軽質油用経路の側に連通され
る。これにより、燃料メイン経路には重質油が軽質油に
切り換わって流れる。
【0029】3方向燃料切換弁が切り換えられた時点で
は、燃料混合器,燃料メイン経路には、本運転中におけ
る重質油が残っている。燃料混合器では、未だ残ってい
る重質油と軽質油とが混合される。燃料メイン経路の燃
料混合器より下流側部分には重質油と軽質油との混合油
が流れ、この混合油がディーゼル機関に供給される。
【0030】そして、以下のように、ベーパーロック現
象の発生が防止される。温度センサにより混合油の温度
が監視され、混合油の温度の信号が制御装置に送られ
る。制御装置により、混合油の温度が検出される。制御
装置は、混合油の温度がディーゼル機関の停止の際にベ
ーパーロック発生温度以上ならば、軽質油用加圧ポンプ
装置を作動させる。軽質油用加圧ポンプ装置の作動によ
り、軽質油が加圧される。
【0031】従って、重質油から軽質油に切り換えて
も、重質油と軽質油の混合油の燃料供給圧力が大きく低
下することなく、残存している重質油中の水分の気化が
防止され、ベーパーロック現象が防止されることにな
る。請求項2記載の発明においては、3方向燃料切換弁
を軽質油の側に切り換える前に、軽質油用加圧ポンプ装
置により燃料メイン経路中の燃料を加圧しておくことに
より燃料の圧力降下が確実に防止され、従って、ベーパ
ーロック現象が回避される。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態について説明する。図1ないし図3により請求項
1,請求項2記載の発明の実施の形態に係わるディーゼ
ル機関の運転装置について説明する。図1において、デ
ィーゼル機関1には燃料噴射ポンプ2が装着されてい
る。
【0033】燃料噴射ポンプ2の入口側2Aに燃料メイ
ン経路3の一端3Aが接続されている。燃料メイン経路
3の途中に、温度センサ4,燃料濾し器5,燃料加熱器
6,燃料供給ポンプ7,燃料混合器8が、該燃料メイン
経路3の下流側から順番に装着されている。
【0034】燃料供給ポンプ7は電動機7A或いはディ
ーゼル機関1の動力を駆動源としている。燃料混合器8
は、軽質油と重質油を混合する装置である。温度センサ
4は、燃料メイン経路3内を流れる燃料(軽質油,重質
油)の温度を感知するものである。
【0035】また、燃料噴射ポンプ2の出口側2Bから
燃料混合器8の一側にかけて、燃料戻り経路9が接続さ
れている。燃料戻り経路9はディーゼル機関1で余った
燃料を戻すためのものである。燃料混合器8,燃料メイ
ン経路3,ディーゼル機関1,燃料戻り経路9で1つの
燃料循環経路10が形成されている。燃料戻り経路9の
途中には、燃料圧力調整弁11が装着されている。この
燃料圧力調整弁11は、次の機能を有する。ディーゼル
機関1ヘの燃料は燃料供給ポンプ7により供給される
が、通常この燃料供給ポンプ7には歯車ポンプ(図示せ
ず)が使用される。このため燃料供給ポンプ7の吐出量
は一定であるが、ディーゼル機関1が消費する燃料は該
ディーゼル機関1の出力により大きく変化する。このデ
ィーゼル機関1の消費する燃料の量の変化により燃料供
給ポンプ7の吐出圧力の変動が発生しないように、燃料
圧力調整弁11が機能する。すなわち、燃料メイン経路
3,燃料戻り経路9は、ディーゼル機関1を介して連通
した状態になっており、燃料戻り経路9における燃料の
圧力が高くなると、燃料圧力調整弁11が開方向に作動
し、燃料混合器8に逃げる燃料の量が多くなり、燃料供
給ポンプ7の吐出圧力は所定値になり、一方、燃料戻り
経路9における燃料の圧力が低くなると、燃料圧力調整
弁11が閉方向に作動し、燃料混合器8に逃げる燃料の
量が少なくなり、燃料供給ポンプ7の吐出圧力は所定値
になる。
【0036】燃料メイン経路3の他端3Bに3方向燃料
切換弁12の出力ポート12Aが接続されている。前記
3方向燃料切換弁12は、出力ポート12Aと、第1入
力ポート12Bと、第2入力ポート12Cとを有する3
方弁である。3方向燃料切換弁12の第1入力ポート1
2Bには、重質油用経路13の一端13Aが接続され、
重質油用経路13の他端13Bには重質油用タンク14
が接続されている。
【0037】重質油用タンク14には重質油が貯えられ
ている。重質油用経路13の途中に、高圧用歯車ポンプ
からなる重質油用ブースタポンプ15が介装されてい
る。また、重質油用経路13の重質油用ブースタポンプ
15と3方向燃料切換弁12との間の部分には逆止弁1
3Cが介装されている。逆止弁13Cは3方向燃料切換
弁12の近傍に位置している。逆止弁13Cにより次の
ように3方向燃料切換弁12の作動が不良の場合でも、
ディーゼル機関1の次の始動時に支障(重質油と軽質油
とが混合し、ベーパーロック現象が発生する虞)を来す
ことを回避できる。すなわち、3方向燃料切換弁12の
構造によっては、これが切り換わった瞬間に、第1入力
ポート12B及び第2入力ポート12Cの通路が同時に
出力ポート12Aに連通し、軽質油が重質油に流れ込む
(または圧力の状況により、逆に重質油が軽質油に流れ
込む)状態になる場合がある。この場合、3方向燃料切
換弁12の作動が正常であれば、流れ込む燃料油は微量
であり、ディーゼル機関1の次の始動に支障を来すこと
はないが、3方向燃料切換弁12が作動不良を起こした
場合には、流れ込む燃料油が多くなり、ディーゼル機関
1の次の始動に支障を来すことになる。これを回避でき
る。
【0038】3方向燃料切換弁12の第2入力ポート1
2Cには軽質油用経路16の一端16Aが接続され、軽
質油用経路16の他端16Bには軽質油用タンク17が
接続されている。軽質油用タンク17は軽質油を貯える
ものである。軽質油用経路16の途中には、軽質油を加
圧して運転される軽質油用加圧ポンプ装置18が介装さ
れている。
【0039】軽質油用加圧ポンプ装置18は、高圧用歯
車ポンプからなる軽質油ブースタポンプ19と、圧力調
整弁20と、逆止弁21とで構成されている。ここで、
圧力調整弁20の一端側20Aは軽質油ブースタポンプ
19の一端側19Aに連通し、圧力調整弁20の他端側
20Bは、軽質油用タンク17に連通している。また、
軽質油ブースタポンプ19と逆止弁21とは軽質油用加
圧ポンプ装置18内で並列になっている。
【0040】圧力調整弁20の機能について説明する。
後述のように、軽質油用加圧ポンプ装置18の作動ON
の後、3方向燃料切換弁12が切り換わり、3方向燃料
切換弁12を介して軽質油用経路16と燃料メイン経路
3とが連通される。軽質油用加圧ポンプ装置18が作動
ONした時点では、3方向燃料切換弁12は重質油用経
路13の側が開状態で、軽質油用経路16の側は閉状態
になっている。従って、軽質油用加圧ポンプ装置18の
出口側は閉鎖状態になっており、軽質油ブースタポンプ
19はいわゆる締切り運転となる。軽質油ブースタポン
プ19には高圧用歯車ポンプが採用されているので、締
切り運転を回避するために圧力調整弁20を介して軽質
油を逃がしている。
【0041】なお、上述のように、圧力調整弁20の他
端側20Bは、軽質油用タンク17に連通しているの
で、3方向燃料切換弁12の作動不良が発生して軽質油
が軽質油ブースタポンプ19と圧力調整弁20との間を
循環し、軽質油が過熱されようとする場合でも、軽質油
は、軽質油用タンク17に戻ることから、軽質油用タン
ク17の冷却効果により、過熱が防止される。
【0042】軽質油用経路16の途中には、軽質油の加
圧を確認するための圧力スイッチ22が装着されてい
る。軽質油用経路16の圧力スイッチ22と3方向燃料
切換弁12の間の部分には、逆止弁16Cが装着されて
いる。逆止弁16Cは3方向燃料切換弁12の近傍に位
置している。逆止弁16Cにより、上記逆止弁13Cと
同様に、3方向燃料切換弁12の作動が不良の場合で
も、ディーゼル機関1の次の始動時に支障(重質油と軽
質油とが混合し、ベーパーロック現象が発生する虞)を
来すことを回避できる。
【0043】前記温度センサ4,圧力スイッチ22が制
御装置23の入力側に接続されている。また、制御装置
23の入力側には、燃料切換え命令を該制御装置23に
与えるためのスイッチ24が接続されている。制御装置
23の出力側は、前記燃料加熱器6,前記3方向燃料切
換弁12,前記軽質油用加圧ポンプ装置18に接続され
ている。
【0044】次に、本実施の形態における作用について
図2に従って説明する。ディーゼル機関1は、(イ)軽
質油の供給による始動運転→(ロ)重質油の供給による
本運転→(ハ)軽質油の供給による次始動準備運転(デ
ィーゼル機関1の本運転終了後から停止まで)の順序で
運転される。 (イ)軽質油の供給による運転 ディーゼル機関1は、運転終了後の次の始動時には、該
ディーゼル機関1が暖まっていないために重質油を直ち
に使用することができず、以下のように、軽質油が用い
られる。
【0045】3方向燃料切換弁12は、その出力ポート
12Aと第2入力ポート12Cとが連通し、軽質油用経
路16の側が開状態になっている。また、軽質油用加圧
ポンプ装置18は、OFF状態になっており。遮断状態
にある。
【0046】軽質油用タンク17内の軽質油は、ヘッド
圧(軽質油用タンク17に貯えられる燃料の高さで与え
られる圧力)により、逆止弁21を流れ、さらに、軽質
油用経路16,3方向燃料切換弁12,燃料メイン経路
3を介してディーゼル機関1に給送される。これによ
り、ディーゼル機関1が始動される。燃料として粘度が
低い軽質油を使っているため、ディーゼル機関1の温度
が常温(例えば20℃)であっても、加熱は必要ない。
【0047】(ロ)重質油の供給による本運転 次に、3方向燃料切換弁12は、切り換えられ、出力ポ
ート12Aと第1入力ポート12Bとが連通する。すな
わち、3方向燃料切換弁12は、軽質油側の開状態から
重質油側の開状態に切り換えられる。同時に燃料加熱器
6がON状態になる。
【0048】そして、重質油が重質油用ブースタポンプ
15により燃料混合器8内に供給される。燃料循環経路
10中に未だ残っている軽質油と重質油とが燃料混合器
8内で混合される。すなわち、燃料循環経路10は閉回
路となっており、軽質油は循環している。ディーゼル機
関1で消費された燃料に相当する量の重質油が3方向燃
料切換弁12を介して補給されるので、新たに補給され
た重質油は燃料混合器8において循環している軽質油と
混合する。
【0049】軽質油と重質油の混合油がディーゼル機関
1に供給される。燃料の軽質油の割合は徐々に少なくな
る。重質油だけが供給されているため、やがて軽質油が
全てなくなる。ここで、燃料混合器8により、軽質油と
重質油を混合させた上で、ディーゼル機関1に軽質油と
重質油の混合油が供給されるので、軽質油と重質油の切
換え時に急激に燃料の性状と温度が変化せず、燃料噴射
ポンプ2の入口側2Aでの燃料の性状、温度は徐々に変
化することになる。
【0050】重質油は、燃料加熱器6により加熱され
る。重質油の温度は上昇し、例えば100℃を超えた所
定温度になる。このようにして、ディーゼル機関1の定
格運転時には、重質油だけがディーゼル機関1に供給さ
れる。重質油は、燃料加熱器6により加熱され、高温
(100℃を超えた所定温度)に維持される。
【0051】この時、重質油は加圧されており、重質油
が高温(100℃を超えた所定温度)になっていても、
ベーパーロック現象は回避されている。温度センサ4に
より燃料の温度が常時計測され、温度の信号が制御装置
23に送られる。 (ハ)軽質油の供給による次始動準備運転(ディーゼル
機関1の本運転終了後から停止まで)を図3のフローチ
ャートにより説明する。
【0052】ディーゼル機関1を停止させる場合は、そ
の出力を下げて制御装置23に燃料切換え命令が入力さ
れる(S1)。この切換え命令により、S2において、
燃料加熱器6が停止され(OFF状態)、燃料の温度が
図2に示すように下がり、その値は制御装置23に入力
される。制御装置23により、温度が検出される。同時
に、軽質油用加圧ポンプ装置18が作動され、ON状態
になる(S3)。ここで、軽質油用加圧ポンプ装置18
内において、軽質油の軽質油ブースタポンプ19の一端
側19Aの圧力は、逆止弁21の一端側21Aの圧力よ
り高くなっており、軽質油ブースタポンプ19の一端側
19Aの軽質油は、逆止弁21により、軽質油用タンク
17に戻ることはない。従って、軽質油は軽質油ブース
タポンプ19により圧送される。
【0053】軽質油用加圧ポンプ装置18の作動ONの
後、制御装置23により、所定時間経過しているか否か
が判断される(S4)。所定時間が経過した後、圧力ス
イッチ22,制御装置23により、軽質油が加圧された
ことが確認される。この圧力スイッチ22による確認を
もって3方向燃料切換弁12は出力ポート12Aと第2
入力ポート12Cとが連通する。すなわち、3方向燃料
切換弁12は、重質油側の開状態から軽質油側の開状態
に切り換えられる。燃料メイン経路3は所定の圧力に達
した後、3方向燃料切換弁12は、軽質油用経路16の
側が開く(S4,S5,S6)。
【0054】ここで、軽質油用加圧ポンプ装置18の作
動ONの後、3方向燃料切換弁12を介して軽質油用経
路16と燃料メイン経路3とが連通されることを説明す
る。従来、軽質油は軽質油用タンク17からのヘッド圧
により供給されている。このため、軽質油用加圧ポンプ
装置18がなければ、3方向燃料切換弁12を該軽質油
用経路16の側に切り換えると、燃料メイン経路3にお
ける燃料供給ポンプ7の吸込み側の圧力が、軽質油用タ
ンク17のヘッド圧にまで急激に降下する。本実施の形
態では、3方向燃料切換弁12を該軽質油用経路16の
側に切り換える前に、軽質油用加圧ポンプ装置18によ
り燃料メイン経路3中の燃料を加圧しておくことにより
燃料の圧力降下が確実に防止され、従ってベーパーロッ
ク現象が回避される。
【0055】そして、軽質油が燃料混合器8内に供給さ
れる。燃料循環経路10中に未だ残在している重質油と
軽質油とが燃料混合器8内で混合される。新たに補給さ
れた軽質油は燃料混合器8において循環している重質油
と混合する。残在している重質油と軽質油の混合油がデ
ィーゼル機関1に供給される。燃料の重質油の割合は徐
々に少なくなる。
【0056】そして、制御装置23により、燃料の温度
がベーパーロック発生温度以上か否かが判断される(S
7)。検出された温度がディーゼル機関の停止の際にベ
ーパーロック発生温度以上ならば、制御装置23により
軽質油用加圧ポンプ装置18が作動される(S7→S
2)。なお、ベーパーロック発生温度は、配管の燃料の
圧力等を考慮して適宜設定される。
【0057】これにより、残存している重質油中の水分
の気化を防止し、図2の領域Xにおけるベーパーロック
現象の発生が抑制され、ディーゼル機関1の出力が安定
する。重質油の割合が減少すると同時に軽質油の割合が
増加して、混合油の温度が下がる。混合油の温度が下が
って、ベーパーロック発生温度未満になると、軽質油用
加圧ポンプ装置18は停止される(S8)。
【0058】かかるディーゼル機関1は、例えば船舶関
係では、船舶推進用の主機関,船舶内の発電機関等とし
て用いられ、或いは、陸上関係では、コジェネレーショ
ン用発電用,非常用電源等として用いられる。以上の如
き構成によれば、ディーゼル機関1を停止させる際、燃
料の温度がディーゼル機関1の停止の際にベーパーロッ
ク発生温度以上ならば、軽質油用加圧ポンプ装置18の
作動により軽質油を加圧し、燃料の供給圧力を大きく低
下させることなく、残存している重質油中の水分の気化
を防止できる。従って、ベーパーロック現象の発生を抑
制し、ディーゼル機関1の運転を安全に停止させること
ができる効果を奏する。
【0059】また、3方向燃料切換弁12を軽質油用経
路16の側に切り換える前に、軽質油用加圧ポンプ装置
18により燃料メイン経路3中の燃料を加圧しておくこ
とにより、燃料の圧力降下を確実に防止できる。従っ
て、3方向燃料切換弁12の切換え時点で、ベーパーロ
ック現象を確実に回避できる効果を奏する。なお、本実
施の形態においては、軽質油用加圧ポンプ装置18の作
動ONの後、3方向燃料切換弁12を介して軽質油用経
路16と燃料メイン経路3とが連通されるようになって
いるが、軽質油用加圧ポンプ装置18の作動ONのタイ
ミングと、3方向燃料切換弁12の切換のタイミング
(軽質油用経路16と燃料メイン経路3との連通のタイ
ミング)とを同じにすることもできる。
【0060】また、本実施の形態においては、重質油は
燃料加熱器6により加熱される例について説明したが、
他の加熱手段でも良い。例えば、エンジンの廃熱を利用
することもできる。
【0061】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ディーゼ
ル機関を停止させる際、燃料の温度がベーパーロック発
生温度以上ならば、軽質油用加圧ポンプ装置の作動によ
り軽質油を加圧し、重質油と軽質油との混合油の燃料供
給圧力を大きく低下させることなく、残存している重質
油中の水分の気化を防止できる。従って、ベーパーロッ
ク現象の発生を抑制し、ディーゼル機関の運転を安全に
停止させることができる効果を奏する。
【0062】請求項2記載の発明によれば、3方向燃料
切換弁の切換え時点で、燃料の圧力降下を確実に防止で
き、従って、ベーパーロック現象を確実に回避できる効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係わるディーゼル機関の運転装
置を示す構成図である。
【図2】同ディーゼル機関の運転装置のタイミング図で
ある。
【図3】同ディーゼル機関の運転装置のフローチャート
図である。
【図4】従来のディーゼル機関の運転装置を示す構成図
である。
【図5】同ディーゼル機関の運転装置のフローチャート
図である。
【符号の説明】
1 ディーゼル機関 2 燃料噴射ポンプ 3 燃料メイン経路 4 温度センサ 6 燃料加熱器 7 燃料供給ポンプ 8 燃料混合器 12 3方向燃料切換弁 12A 出力ポート 12B 第1入力ポート 12C 第2入力ポート 13 重質油用経路 14 重質油用タンク 15 重質油用ブースタポンプ 16 軽質油用経路 17 軽質油用タンク 18 軽質油用加圧ポンプ装置 23 制御装置
フロントページの続き Fターム(参考) 3G066 AA07 AB02 AB03 AB06 AC01 AD12 BA21 BA37 CA03 CA04U CB07U CB09 CD01 CD22 CD26 CE22 DB19 DC15 3G092 AA02 AB03 AB04 AB12 FA05 FA23 GA01 GA10 HB03X HB03Z HB04Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディーゼル機関と、 前記ディーゼル機関の燃料噴射ポンプの入口側に一端が
    接続された燃料メイン経路と、 前記燃料メイン経路の途中に装着された燃料混合器と、 前記燃料メイン経路の他端に接続される出力ポートと、
    第1入力ポートと、第2入力ポートとを有する3方向燃
    料切換弁と、 前記3方向燃料切換弁の第1入力ポートに連結され、粘
    度が高く水分の多い重質油を給送する重質油用経路と、 前記重質油用経路の途中に介装され、重質油を加圧して
    運転される重質油用ブースタポンプと、 前記3方向燃料切換弁の第2入力ポートに連結され、粘
    度が低い軽質油を給送する軽質油用経路とを備え、 前記燃料メイン経路を前記3方向燃料切換弁を介して前
    記重質油用経路に連通させた状態で加熱された重質油に
    より前記ディーゼル機関を運転した後、前記燃料メイン
    経路を前記3方向燃料切換弁を介して前記軽質油用経路
    に連通させることにより軽質油を給送して前記ディーゼ
    ル機関を運転し、停止させるディーゼル機関の運転装置
    において、 前記燃料メイン経路の途中に、燃料の温度を検知する温
    度センサを介装し、 前記軽質油用経路の途中に、軽質油を加圧して運転され
    る軽質油用加圧ポンプ装置を介装し、 前記ディーゼル機関の停止に際して前記温度センサを介
    して検出された燃料の温度がベーパーロック発生温度以
    上ならば、前記軽質油用加圧ポンプ装置を作動させる制
    御装置を配置したことを特徴とするディーゼル機関の運
    転装置。
  2. 【請求項2】 前記制御装置は、前記軽質油用加圧ポン
    プ装置を作動させた後、前記3方向燃料切換弁にその出
    力ポートと第2入力ポートとを連通させる命令を出力す
    ることを特徴とする請求項1記載のディーゼル機関の運
    転装置。
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