JP2001214393A - ウェブ形状製品の熱機械処理用のロール - Google Patents

ウェブ形状製品の熱機械処理用のロール

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JP2001214393A JP2000358425A JP2000358425A JP2001214393A JP 2001214393 A JP2001214393 A JP 2001214393A JP 2000358425 A JP2000358425 A JP 2000358425A JP 2000358425 A JP2000358425 A JP 2000358425A JP 2001214393 A JP2001214393 A JP 2001214393A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ウェブ形状製品の熱機械処理用のロールのた
めの信頼できる程度に密封可能で設計が簡単な熱処理導
管の伸長可能なリム断熱材を達成する。 【解決手段】 該ロールは、以下を備える: a)ロール本体1; b)該ロール本体の表面付近にて、該ロール本体に配置
されている、熱処理流体用の熱処理導管2; c)該熱処理導管において、該熱処理導管の各々にある
該ロール本体の一端にて、流れている熱処理流体と該ロ
ール本体との間で、熱リム断熱材が形成されるように、
構成されている、断熱装置4、5; d)該ロール本体に適用されている、トラニオンフラン
ジ3;および e)該トラニオンフランジに取り付けられ、かつ該断熱
装置に連結されている、アクチュエータ8。該アクチュ
エータは、該熱処理導管の長手軸方向で、シフト可能か
つ固定可能に取り付けられ、そして、それと共にシフト
するように、該断熱装置にシフト不可能に連結されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェブ形状製品の
熱機械処理用のロールに関し、このロールは、伸長可能
な熱リム断熱材を備える。
【0002】
【従来の技術】その表面温度が全接触領域にわたって均
一となるように、ウェブ形状製品の熱機械処理用の加熱
または冷却ロールを作成することが、計画的に努められ
ている。このロールの形状はまた、熱膨張にもかかわら
ず、周囲温度で作成した状態でとどまる必要があり、こ
れは、そのロール間隙(nip)での圧力が均一になる
ことも保証するための唯一の方法である。
【0003】この点における1つの特定の問題点は、常
に、このロールのリム部分、さらに正確には、このウェ
ブ形状媒体が終わる部分にある。このウェブによる熱の
大きな低下が終わり、熱が対流および放射(これは、通
常、無視できる)によってのみ周囲に放出されるのは、
ここ(例えば、加熱ロール)である。その熱流は、この
ウェブでの熱流よりもずっと少ないので、その温度は、
このロールのうちウェブ接触のない表面部分で、高くな
る。このロールの表面下での熱伝導のために、この温度
上昇は、通常、このウェブの縁部にも広がり、この場
合、それは、処理結果に対して好ましくない影響を有す
る。
【0004】この温度上昇もまた、このロール直径の熱
膨張に関与しており、その結果、この紙ウェブの縁部に
てロール間隙の低下を生じ、この場合、このウェブ上で
特有の圧力が高まり、その処理結果に対して、さらに好
ましくない影響を引き起こす。もし、紙カレンダーにお
いて、このウェブが、このようにして、その末端で過度
に押し付けられるなら、この紙は、薄くなり、その堅さ
を失う。
【0005】ロールの熱いリム部分が、その対のロール
と接触するとき、これはまた、もし、例えば、この対の
ロールが温度感受性の可撓性被覆で覆われているなら、
損傷を生じ得る。
【0006】リムの加熱に付随した問題点の解決を試み
る際に提案され選ばれる手段は、非常に多い。それに対
応して、この点での先行技術文献は、広範囲にわたって
いる。例えば、ここで、DE 31 40 425を引
用するが、これは、締まりばめポジティブディスプレー
サ(positive displacer)を有する
ロールに関する。その熱流は、内部断熱材により、その
熱伝達媒体からこのロールの表面へと、低下するように
設計されている。これは、その表面温度および膨張また
はいわゆるU字形効果(これは、このリム部分にて、そ
れに付随している)の両方を低下させる。
【0007】これらのロールの表面近くにある軸平行導
管を流れる熱伝達媒体を介して加熱されるロールの場合
には、より高い加熱性能を有するリムの断熱材は、先行
技術となっている。この場合、この断熱材は、これらの
導管の縁部に挿入された断熱材料(例えば、Teflo
n)のチューブまたはシェルにより、達成される。
【0008】このロールのトラニオンの膨張はまた、こ
のリム部分にて、このロール本体の形状に影響を与える
ので、この断熱材はまた、熱処理ロールのトラニオン領
域まで伸ばされ、DE 35 18 808 C2は、
この一例である。これにより、一般に、直線的な圧力下
での通常の管状のロール本体の楕円化、このトラニオン
の補強効果およびこれらの材料の異なる膨張係数が、断
熱材で利用される手段に入念に適合させる必要がある。
【0009】これらの最適化手段の全てに共通している
ことだが、これらの手段は、特定の操作条件に対して規
定できるにすぎず、すなわち、これらの操作条件(例え
ば、そのウェブ幅または温度)が変わるとすぐに、最初
に列挙した欠点は、多かれ少なかれ程度がひどくなっ
て、再発する。これとは別に、関与している全ての影響
因子を考慮することは、非常に困難である。最適化の後
でさえ、しばしば、設計時に選択した断熱手段の寸法
を、実際に観察された操作結果に適合させる必要があ
る。
【0010】このような理由で、その操作挙動におい
て、温度および圧力の所定変化の分布をできるだけ最適
に保つためにも、このリム部分での加熱を可変に設定す
るという提案は、事欠かない。
【0011】この代表として、この点で、少数の提案が
先行技術から引用されている。
【0012】従って、例えば、DE 30 14 89
1 A1では、別個の熱伝達媒体回路によって、加熱ロ
ールのリム部分を別個に熱処理することが提案されてい
る。この考案は、この熱伝達媒体の入力および出力に対
して、1個だけのトラニオンが利用可能であるとき、2
個より多い連結部を有する回転ダクトの利用可能性を前
提としている。知る限りでは、必要な断面を備えた回転
ダクトは存在せず、この考案は、決して、実用化されて
いない。
【0013】DE 43 43 172 C1では、周
辺穿孔熱処理ロールについて、そのロール本体にある熱
伝達媒体に対して、数個の入力を提供することが提案さ
れており、これは、このリムから離れた種々の距離で、
この周囲穿孔を遮断する。外部から操作可能なゲート弁
を使用すると、この熱伝達媒体は、次いで、このリムか
ら離れた種々の距離で、入力および出力できる。しかし
ながら、このような可変リム加熱は、同様に、決して実
現しなかった。何故なら、複数の連絡穿孔によって、こ
のリム部分にて、大きな負荷をかけられたロール本体を
弱めることは、その問題を生じることなしには達成され
なかったからである。
【0014】DE 31 40 425 A1では、ポ
ジティブディスプレーサロールについて、そのリム部分
に熱的に影響を与えるために、ネジ山によって外向きに
案内されたポジショナーの上で、軸方向にシフト可能な
断熱スリーブを使用することが提案されている。
【0015】同じ考案は、しかしながら、周辺穿孔ロー
ルシェルに関して、DE 42 44 812 C2で
見い出され、それゆえ、その考案で使用される断熱チュ
ーブに適用される。DE 31 40 425と同様
に、その意図は、その上にネジ山を取り付けて外向きに
案内したポジショナーを回転させることにより、断熱材
料のスリーブの外部軸方向シフトを提供することにあ
る。
【0016】しかしながら、今までのところ、軸方向に
シフト可能な断熱スリーブは、容積式(positiv
e displacement)ロールまたは周辺穿孔
ロールのいずれであれ、実用化されていない。
【0017】この理由は、それに関与している決定的な
密封の問題にあると思われる。それゆえ、近代的な熱媒
油加熱ロールの場合には、そのオイル案内部分を熱媒油
の損失しないように密封するために、多大な注意が払わ
れ、ここで、この熱媒油は、そのトラニオンフランジに
ある分配導管を経由して、その周囲穿孔へと向けられ
る。このようなロールは、さらに特定すると、二重作用
シーリングシステムを使って設計されており、ここで、
このオイルは、いずれかの漏れが起こり得る前に、2個
のシールを連続して覆う必要がある。DE 42 44
812 C2は、各周囲穿孔の各側面に対して、これ
らのポジショナーの外部に、付加的な密封回転ダクトを
必要としている。
【0018】これらの断熱スリーブをこのロールの1側
面にて共同で配置することは、不可能である。各スリー
ブは、個々にシフトする必要がある。このことは、単一
の調整ネジがこのリングを歪めるので、DE 31 4
0 425 A1によるポジティブディスプレーサロー
ル上に断熱リングを配置する場合もまた、そうである。
【0019】最後に、個々の軸方向にシフト可能な断熱
スリーブの瞬間的な位置の外部表示は存在しない。それ
ゆえ、操作作業者の僅かな過失および位置決め手順の不
完全な文書化があっても、これらのスリーブの位置につ
いて、全体的に認識できなくなり得、スリーブ位置は、
次いで、このロールのトラニオンを解体した後に、確定
できるにすぎない。
【0020】この断熱スリーブを単にシフトすること
は、不利である。何故なら、このロールの中間部に向け
たシフトは、このロールリムの非断熱部分を露出させ、
その結果、このロール本体は、熱が取り除かれていない
位置で加熱されるからである。
【0021】熱処理ロールの駆動末端にあるトラニオン
部分の熱効果を調節することは、DE 195 13
500.8−12の主題である。その熱伝達媒体の流れ
の一部は、このトラニオンの中心部を通って向けられ
て、この部分での加熱によって変化する操作温度に対す
るトラニオン直径の適合性を高める。すなわち、このリ
ム部分でのロールの形状は、このロール本体それ自体の
温度によってではなく、このトラニオンの形状を介し
て、変えられる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ウェブ形状製品の熱機
械処理用のロール(これは、熱処理流体用の周辺熱処理
導管を備える)のための本発明の目的は、信頼できる程
度に密封可能で設計が簡単な熱処理導管の伸長可能なリ
ム断熱材を達成することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、ウェブ形状製
品、例えば、紙の熱機械処理用のロールであって、該ロ
ールは、以下を備える: a)ロール本体(1); b)該ロール本体の表面付近にて、該ロール本体(1)
に配置されている、熱処理流体用の熱処理導管(2); c)該熱処理導管(2)において、該熱処理導管(2)
の各々にある該ロール本体の一端にて、流れている熱処
理流体と該ロール本体(1)との間で、熱リム断熱材が
形成されるように、構成されている、断熱装置(4、
5;4a、5); d)該ロール本体(1)に適用されている、トラニオン
フランジ(3);および e)該トラニオンフランジ(3)に取り付けられ、かつ
該断熱装置(4、5;4a、5)に連結されている、ア
クチュエータ(8);ここで、 f)該断熱装置(4、5;4a、5)は、該熱処理導管
(2)において、該熱処理導管(2)の長手軸方向で伸
長可能であり、そして g)該トラニオンフランジ(3)中の該アクチュエータ
(8)は、該熱処理導管(2)の長手軸方向で、シフト
可能かつ固定可能に取り付けられ、そして、それと共に
シフトするように、該断熱装置(4、5;4a、5)に
シフト不可能に連結されている、ロールを提供する。こ
のことにより、上記目的が達成される。
【0024】好適な実施態様においては、前記断熱装置
(4、5;4a、5)の各々が、少なくとも1個の断熱
長手軸部分(4;4a)および少なくとも1個のシフト
要素(5)を備え、該シフト要素が、該断熱長手軸部分
(4;4a)に対して、シフト可能であることを特徴と
する。
【0025】好適な実施態様においては、前記断熱長手
軸部分(4)が、該熱処理導管(2)のロール本体末端
にてシフト不可能に適用された断熱材挿入物(4)によ
りまたはそれを用いて、形成されることを特徴とする。
【0026】好適な実施態様においては、前記断熱装置
(4、5;4a、5)の各々が、伸長可能断熱材挿入物
(4、5)により、形成されていることを特徴とする。
【0027】好適な実施態様においては、前記断熱装置
(4、5;4a、5)の各々が、少なくとも1個の断熱
長手軸部分(4;4a)を備え、該断熱長手軸部分で
は、断熱空間(19;4a)が、熱処理流体の貫流また
は自由貫流なしで、構成されていることを特徴とする。
【0028】好適な実施態様においては、前記断熱長手
軸部分(4a)が、前記熱処理導管(2)の一部で形成
されており、該部分が、前記ロール本体の一端の方向
で、熱処理流体フィーダー(2a)の入口(20)また
は出口を超えて、該熱処理導管(2)を伸長することを
特徴とする。
【0029】好適な実施態様においては、前記断熱装置
(4、5;4a、5)のシフト要素(5)により、熱処
理流体の貫流または自由貫流を有しない断熱空間(7)
が形成されており、そして該断熱空間(7)の長さが、
該シフト要素(5)をシフトさせることにより、変えら
れることを特徴とする。
【0030】好適な実施態様においては、断熱材料、好
ましくは、Teflonまたはセラミック材料のシフト
不可能な断熱材挿入物(4)が、前記断熱装置(4、
5)の断熱長手軸部分(4)を形成することを特徴とす
る。
【0031】好適な実施態様においては、熱処理流体の
貫流または自由貫流を有しない断熱空間(19)を構成
することにより前記断熱装置(4、5)の断熱長手軸部
分(4)を形成するシフト不可能な断熱材挿入物(4)
が、ステンレス鋼から製造されていることを特徴とす
る。
【0032】好適な実施態様においては、前記断熱装置
(4、5;4a、5)のシフト要素(5)が、断熱材
料、好ましくは、Teflonまたはステンレス鋼から
製造されていることを特徴とする。
【0033】好適な実施態様においては、前記断熱装置
の各々が、ベローズから形成されていることを特徴とす
る。
【0034】好適な実施態様においては、前記アクチュ
エータ(8)が、ロッド形状であり、各々が、前記トラ
ニオンフランジ(3)の周囲位置決め穴にて、直線状に
取り付けられていることを特徴とする。
【0035】好適な実施態様においては、前記アクチュ
エータ(8)が取り付けられる前記位置決め穴に対する
アクチュエータ(8)の調整位置が、該位置決め穴の開
口部によって測定できることを特徴とする。
【0036】好適な実施態様においては、前記アクチュ
エータ(8)用のポジショナーが、位置決めスピンドル
(14、15)を備え、該位置決めスピンドルが、前記
トラニオンフランジ(3)の位置決め穴にて、シフト不
可能かつ回転可能に取り付けられ、該スピンドルが、該
アクチュエータ(8)と共に、該アクチュエータ(8)
をシフトするためのスピンドル駆動装置を形成すること
を特徴とする。
【0037】好適な実施態様においては、前記アクチュ
エータ(8)用の前記位置決め穴が、前記トラニオンフ
ランジ(3)の共通張り出し部分に留まり、該アクチュ
エータ(8)の前記位置決めスピンドル(14、15)
が、該張り出し部分へと突出しているそれらの末端に
て、駆動歯車(16)を備えており、そして該トラニオ
ンフランジ(3)の該張り出し部分にて、変速機部材
(17)が、該アクチュエータ(8)の該位置決めスピ
ンドル(14、15)の共通回転を生じることを特徴と
する。
【0038】好適な実施態様においては、前記トラニオ
ンフランジ(3)で構成された前記張り出し部分が、末
端プレート(18)によって堅く閉じられ、そして該末
端プレート(18)が、前記位置決めスピンドル(1
4、15)の1個に対して旋回している部分の通過用
に、少なくとも1個の開口部、好ましくは、1個だけの
開口部を備え、該開口部が、プラグによって堅く閉鎖可
能であることを特徴とする。
【0039】ロールは、本発明により規定されるよう
に、熱処理流体用の熱処理導管を有するロール本体を備
え、この熱処理導管は、このロール本体の少なくとも1
個の面末端またはその付近で留まる(port)。この
熱処理流体は、このロールシェルおよびウェブ形状製品
を加熱または冷却するのに供され得る。この熱処理導管
は、好ましくは、このロール本体の軸方向に配置され、
さらに特定すると、好ましくは、軸方向周辺穿孔とし
て、構成される。断熱装置により、このロール本体の末
端で、この熱処理導管の各々において、熱処理導管を通
って流れている熱処理流体とロール本体との間の熱リム
断熱材が構成されている。このロールは、さらに、この
ロール本体に確保されたトラニオンフランジ(好ましく
は、ボルトで締められた)を備える。このトラニオンフ
ランジには、この断熱装置に連結されたアクチュエータ
が取り付けられている。
【0040】本発明に従って、これらの断熱装置の各々
は、これらの熱処理導管の長手軸方向に伸長可能であ
る。さらに、これらのアクチュエータの各々は、このト
ラニオンフランジでシフト可能に取り付けられ、また、
そのシフト方向に対して固定可能に取り付けられる。こ
れらのアクチュエータの各々は、これらの断熱装置の1
個のシフト可能部分に連結され、それ自体のシフト運動
において、この部分を取り込む。この連結部は、好まし
くは、全体的に剛性であり、例えば、溶接部であり得
る。原理的には、しかしながら、接合シフト用のいずれ
の連結部も使用される。
【0041】これらの断熱装置それ自体は、断熱中間層
として、この熱処理流体とこのロールとの間でのいずれ
かの熱伝達を少なくするという点で、直接的に断熱する
ように構成され得る。しかしながら、それらはまた、こ
の熱処理流体と、断熱される導管部分にある導管壁との
直接接触を許容するものの、この熱処理流体の流れを妨
害するので、それゆえ、同様に、制限されていない流体
に比べてこの熱処理流体とロールとの間の熱伝達を少な
くするように、構成され得る。
【0042】好ましい実施態様では、これらの断熱装置
は、入れ子式(telescopic)で構成され、こ
れは、少なくとも、互いに対してシフト可能な要素を含
み、好ましくは、これらの要素の一方は、対応する熱処
理導管で固定して位置されており、そしてこの断熱装置
の断熱長手軸部分(好ましくは、リム末端部)を形成
し、他の要素(単数または複数)は、これらのアクチュ
エータによってシフトされ得、それゆえ、つまり、以下
では、シフト要素(単数または複数)とも呼ぶ。この断
熱装置(それ自体、伸長可能である)はまた、この断熱
装置の長手軸部分(好ましくは、そのリム末端部)がこ
の熱処理導管の一部(そこへ、またはそこから、シフト
要素がシフト可能である)により直接形成されるよう
に、形成され得る。この熱処理導管には、低流動性断熱
空間(いわば、デッドスペース)が形成される。このよ
うな断熱空間は、好ましくは、入口および/または出口
の下流に貫流を有しない止まり穴(blind hol
e)として、構成される。両方の実施態様では、このシ
フト要素は、少なくとも、そのシフト部分の1個(好ま
しくは、全シフト部分)において、この断熱装置の長手
軸部分(これは、この熱処理導管に配置された他の要素
により形成されているか、またはそれに対応して、流動
工学技術により形成されている)と重なり合っている。
さらに好ましい実施態様では、これらの断熱装置の各々
はまた、一体型で構成され得、さらに特定すると、例え
ば、断熱材料または金属の断熱ベローズ(これは、この
熱処理導管の長手軸方向で協同している(concer
tined))として、構成され得る。このような一体
型の構成では、好ましくは、この断熱装置の末端は、対
応している熱処理導管に固定して位置しており、他の末
端は、シフト要素を形成し、これは、アクチュエータに
よって、シフトされ得る。これらの断熱装置の各々の個
々の要素は、上記の全ての実施態様において、断熱およ
び/または流れ妨害して、作用する。
【0043】断熱長手軸部分は、前記のように、断熱材
挿入物により、純粋には、流動工学技術により、または
両方の手段の組合せにより、形成され得る。断熱材挿入
物によって構成されるとき、この断熱材挿入物は、好ま
しくは、断熱材料(例えば、Teflonまたはセラミ
ック材料)から製造される。この断熱長手軸部分はま
た、同様に、好ましくは、この熱処理導管の壁と断熱挿
入物との間の断熱間隙の形状で断熱空間を構成すること
により、形成され得る。この断熱間隙は、熱処理流体で
満たされるものの、この熱処理流体の貫流または非妨害
貫流(unhindered through−flo
w)を有しない。この断熱間隙は、それゆえ、熱いまた
は冷たい熱処理流体の新たな流入から切り離される。こ
の実施態様の異形の利点は、この断熱材挿入物が、著し
く費用有効的に製造され得る(例えば、鋼鉄から製造さ
れ得る)ことにある。好ましい異形では、このような断
熱間隙は、その外部シェルに陥凹部を備えた挿入物スリ
ーブによって形成され、この陥凹部は、このスリーブ
と、この熱処理導管の内壁との間で、この断熱間隙を形
成する。
【0044】シフト要素は、この熱処理導管の壁をこの
熱処理流体から遮蔽する際に熱処理導管を裏打ちするた
めに、断熱材料(例えば、Teflonまたはセラミッ
ク材料)から製造され得る。好ましい異形では、それ
は、この熱処理導管の壁と共に断熱空間(これは、熱処
理流体で満たされ得るものの、熱処理流体の貫流または
自由貫流を有しない)を形成するような形状にされる。
この場合、それはまた、断熱材料から製造され得るが、
しかしながら有利には、それはまた、熱機械的要件を満
たす任意の他の材料から製造され得る。この代わりに、
このシフト要素はまた、いずれの流れ速度またはいずれ
の適当な流れ速度もなしで、この熱処理導管の壁にて開
放断熱空間が実現するように、新たな熱処理流体の流れ
を操縦するのに使用され得る。また、このことのため
に、自由に流れている熱処理流体からこのロールへの熱
伝達は、大きく低減される。
【0045】この伸長可能アクチュエータの利点は、こ
のシフト可能断熱材挿入物のシフト部分が、このアクチ
ュエータの位置によって明白に規定されることにある。
このアクチュエータは、同時に、この断熱装置の設定長
に対する指示器として、役立つ。このアクチュエータの
位置は、深さゲージ(これを用いて、このトラニオンフ
ランジの面とアクチュエータの後面との間の距離が測定
される)によって、非常に簡単に確認できる。
【0046】好ましい例の実施態様では、このアクチュ
エータを配置するための手段は、スピンドル駆動装置に
より形成される。この目的のために、位置決めスピンド
ルは、このトラニオンフランジ、この位置決めスピンド
ルのネジ山およびこのスピンドル駆動装置を形成するア
クチュエータのネジ山にて、シフト不可能に回転取り付
けされる。この位置決めスピンドルを回転することによ
り、直線的に案内されたアクチュエータは、前後にシフ
トできる。この位置決めスピンドルには、駆動歯車が設
置され、この駆動歯車は、伝動部材によって、共通位置
決め駆動用のさらなるアクチュエータの位置決めスピン
ドルに連結されている。
【0047】好ましくは、全ての装置のシフト要素は、
このロールの少なくとも一側面において、このような共
通駆動装置を有するアクチュエータによって、シフトさ
れる。
【0048】この断熱装置を伸長すること、特に、断熱
長手軸部分(これは、好ましくは、この断熱装置に固定
して位置している)に対してシフト要素を入れ子式にす
ることにより断熱長を変えることは、このアクチュエー
タとシフト要素との間の純粋なシフト連結に関連して特
に有利であるものの、それはまた、既に、それ自体、決
定的な利点を与える。例えば、このトラニオンフランジ
において、この断熱装置の一部が進む空間を設定する必
要はない。出願人は、また、本発明に従ったシフト連結
なしで(もっとも、この組合せは、特に有利である
が)、この断熱装置の伸長に対して、別個のセットの請
求項の権利を留保する。
【0049】本発明は、今ここで、図面を参照して、好
ましい例の実施態様によって、詳述する。
【0050】
【発明の実施の形態】図1は、長手軸断面でのロールの
リム部分を図示している。このロールは、軸方の周囲で
穿孔した熱処理導管2(その1個の導管は、一例とし
て、示されている)を含むロール本体1を備える。この
ロール本体の面末端には、トラニオンフランジ3がボル
トで締められている。熱処理導管2は、このロール本体
の対向末端での設計が、図示した設計と同じであるよう
に、真っ直ぐに穿孔した導管として構成されている。熱
処理導管2は、互いに平行でかつロール面に平行に配置
されており、そしてロール本体1の周囲の回りに均等に
分布されている。熱処理導管2の各々について、別個の
伸長可能断熱装置およびそのためのポジショナーが、同
じように構成されている。トラニオンフランジ3には、
公知の様式で、流体フィーダー2aが構成されており、
これは、中心回転フィーダーから半径方向に傾いて伸長
しており、そして周囲熱処理導管2に至っている。これ
らのフィーダーを経由して、熱処理流体は、熱処理導管
2へと向けられ、熱処理導管2を通過した後、このよう
なもう一方のトラニオンフランジの対応ドレインによ
り、このロール本体の対向末端で出ていく。熱処理導管
2は、それゆえ、このロール本体の両方の面末端で留ま
る。さらに熱処理導管2の代表的なものとして、断熱装
置(熱処理導管2のリム断熱材を形成する)は、ここで
示されるように熱処理導管2として描写され、同種のリ
ム断熱材およびポジショナーは、同様に、このロールの
もう一方の末端で構成されることが分かる。
【0051】この断熱装置は、二つの部分の断熱材挿入
物により形成されるが、これは、熱処理導管2およびシ
フト要素5でシフト不可能に配置された断熱材挿入物4
からなる。シフト要素5は、断熱材挿入物4に対して、
熱処理導管2でシフト可能である。シフト要素5は、シ
フト可能断熱材挿入物であり、これは、熱処理導管2中
の流れからこの導管の壁を遮蔽する。シフト不可能断熱
材挿入物4は、このリム断熱材の留め断熱縁部を形成す
る。シフト不可能断熱材挿入物4は、断熱材料(好まし
くは、Teflonまたはセラミック材料)から製造さ
れる。それは、シフト可能断熱材挿入物5と共に、熱処
理導管2のストップまで、加圧して挿入される。シフト
不可能断熱材挿入物4は、一端にフランジ(これは、挿
入すると、このストップを形成する)を備えたスリーブ
である。断熱材挿入物4は、全ての側面にて、熱処理導
管2の内壁と密封して接触する。それは、材料断熱材を
形成し、これは、その長さにわたって、この熱処理流体
とロール本体1との間の熱流を永久的に少なくする。
【0052】シフト可能断熱材挿入物5は、同様に、ス
リーブとして構成される。このスリーブのシャフト部分
は、シフト不可能断熱材挿入物4にて、滑りシフト可能
に適合されている。前端では、断熱材挿入物4から突出
して、断熱材挿入物5は、フランジ6により、その全周
にわたって広げられる。フランジ6は、その全周に沿っ
て、熱処理導管2の内壁に近づくまで突出するが、しか
しながら、断熱材挿入物5の滑り運動を妨害せず、むし
ろ、それはまた、断熱材挿入物5を案内するのに役立
つ。末端位置では、シフト可能断熱材挿入物5は、固定
的に取り付けた断熱材挿入物4にて、そのフランジによ
り、このストップまで挿入される。断熱材挿入物5を熱
処理導管2へとシフトさせると、熱処理導管2の内壁と
断熱材挿入物5のシャフト部分の外壁との間で、断熱間
隙7が形成され、これは、断熱材挿入物4から延びてい
る。軸方向では、断熱間隙7は、フランジ6およびフラ
ンジ6と反対側の断熱材挿入物4の側面により、規定さ
れる。断熱間隙7は、絶対的に堅いシールではなく、そ
れゆえ、熱処理流体で満たすことができる。それは、し
かしながら、断熱間隙7を通る流れが生じないように、
充分に密封される。その間隙長を設定した後に断熱間隙
7中に残っている熱処理流体、または断熱間隙7を長く
するとその中で形成され得るいずれかの気泡が、断熱材
を形成する。この断熱材はまた、フランジ6を省略した
とき、断熱材挿入物5のシャフト部分によってのみ、形
成され得る。このような構成においてさえ、開放断熱間
隙7での熱処理流体の何らかの交換は、断熱材挿入物5
の下流の流れと比較して、妨げられるか、または少なく
とも相当に少なくされる。
【0053】アクチュエータロッド形状のアクチュエー
タ8は、シフト可能断熱材挿入物5に、シフト不可能に
連結されている。この例の実施態様では、シフト可能断
熱材挿入物5およびアクチュエータ8は、互いに、かな
り強固に連結されている。この目的のために、アクチュ
エータ8は、スリーブ形状の断熱材挿入物5へと少し突
出しており、そして断熱材挿入物5の内壁に固定されて
いる。アクチュエータ8は、トラニオンフランジ3にシ
フト可能に取り付けられているが、その長手軸の回りの
回転に対しては、ロックされている。その取り付け配列
は、位置決め穴で設けられ、熱処理導管2の直線伸長部
にて、トラニオンフランジ3を通る。組み立てた状態で
は、アクチュエータ8は、トラニオンフランジ3で構成
された熱処理流体用フィーダーの短部分を通って突出す
る。断面的には、アクチュエータ8は、あまりに細いの
で、この熱処理流体の供給流および熱処理導管2の貫流
を無視できる程度でしか妨害しない。
【0054】トラニオンフランジ3の位置決め穴(ここ
で、アクチュエータ8が取り付けられている)では、ク
ランプ留めスピンドル10およびクランプ11が収容さ
れており、そしてアクチュエータ8と同心円状に配置さ
れている。クランプ留めスピンドル10およびクランプ
11は、その前端で配置されているが、一旦、設定する
と、アクチュエータ8をシフト位置で規定するのに役立
つ。トラニオンフランジ3の後部自由面端では、この位
置決め穴は、プラグ12により、密封される。この例の
実施態様では、プラグ12は、この位置決め穴にネジ締
めされている。プラグ12のフランジとこのフランジの
コンパニオン表面領域との間に挟まれたOリングが、シ
ール13として供される。
【0055】クランプ11は、シール13と共にパッキ
ン押さえとして構成され得、このような構成において、
二重シールを生じる。プラグ12は、機械的に加重され
ていないので、原理的には、単独で作用しているシール
13だけでも充分である。
【0056】このリム断熱材の長さを設定するために、
トラニオンフランジ3の位置決め穴は、プラグ12を解
放することにより、開かれる。アクチュエータ8(それ
ゆえ、シフト可能断熱材挿入物5)は、次いで、軸方向
にシフトされ得る。例えば、アクチュエータ8の内部ネ
ジ山にネジ締めしたネジ部分を用いて摘出することによ
り、その有効絶縁長は、短くでき、それは、挿入によ
り、長くされる。その正確なシフト位置は、深さゲージ
を適用することにより、快適かつ充分な精度で決定され
得、その点で、アクチュエータ8の末端の位置は、トラ
ニオンフランジ3の規定後面に関係なく、測定される。
【0057】アクチュエータ8のシフト位置は、クラン
プ留め手段(これは、クランプ留めスピンドル10およ
びクランプ11を備える)により、固定される。クラン
プ留めスピンドル10を締めることにより、クランプ1
1が起動されて、その設定シフト位置にて、アクチュエ
ータ8を固定的に保持する。アクチュエータ8が設定さ
れて適切な位置でクランプ留めされた後、この位置決め
穴は、プラグ12でネジ締めすることにより、再び、液
密に閉じられる。このようにして、このロールの全ての
アクチュエータ8および断熱材挿入物5は、個々に設定
される。
【0058】全てのシフト可能な断熱材挿入物5を共通
して設定することは、一例として、図2で描写している
ように、単一断熱装置によって、説明される。シフト可
能な断熱材挿入物5用のポジショナーを除いて、図2の
例の実施態様は、図1で示した例と同じである。特に、
2個の断熱材挿入物4および5により形成される断熱装
置は、図1で示した例の実施態様の断熱装置に相当して
いる。
【0059】この場合も、アクチュエータ8は、再度、
図1で示した例の実施態様のように、アクチュエータロ
ッドとして構成されている。しかしながら、図1で示し
たアクチュエータとは異なり、図2のアクチュエータ8
は、後部に、外部ネジ山9を備え付けている。外部ネジ
山9の領域では、アクチュエータ8は、位置決めスピン
ドルと共に、スピンドル駆動装置を形成するが、これ
は、ネジ付きナット15を備えたスリーブ14により、
形成される。位置決めスピンドル14、15は、この位
置決め穴にて、シフト不可能に回転取り付けされてお
り、そしてアクチュエータ8を同心円状に取り囲む。こ
の位置決めスピンドルの前端では、ネジ付きナット15
が設置されており、ここでは、アクチュエータ8の外部
ネジ山9が延びている。アクチュエータ8およびアクチ
ュエータ8の直線状ガイドと共通の長手軸の回りに位置
決めスピンドル14、15を回転することにより、アク
チュエータ8(それゆえ、断熱材挿入物5)のシフト運
動が得られる。この配置では、アクチュエータ8は、2
個のシフト末端位置の間で、前後にシフトできる。図1
で示した例の実施態様のように、シフト可能断熱材挿入
物5は、その一端位置にて、シフト不可能断熱材挿入物
4と完全に重なり合っており、その他端位置では、それ
は、入れ子式に伸長されているが、依然として、その後
端では、シフト不可能断熱材挿入物5の前端により、導
かれている。
【0060】位置決めスピンドル14、15によって、
トラニオンフランジ3の全てのアクチュエータ8に対す
る共通駆動装置が形成される。位置決めスピンドル1
4、15上では、ネジ付きナット15から離れて面して
いる後端にて、駆動歯車16が設置されており、これ
は、この例の実施態様では、ピニオンにより、形成され
る。位置決めスピンドル14、15の各々は、このよう
な1個の駆動歯車16により、他のものに対して、回転
に抗して確実に連結されている。トラニオンフランジ3
の全アクチュエータ8の駆動歯車16は、チェーン形状
の循環伝動部材17によって、共に駆動される。歯付き
ベルトもまた、この伝動部材として供され得、駆動歯車
16は、従って、歯付きベルトプーリとして、構成され
る。しかしながら、平歯車もまた、例えば、全駆動歯車
16と噛み合っている中心駆動歯車の形状で、共通駆動
装置を形成できる。
【0061】アクチュエータ8の位置決め穴の各々は、
駆動歯車16の1個を取り付けるために、その後端で、
張り出される。これらの位置決め穴および全ポジショナ
ーは、単一末端プレート18(例えば、リング形状末端
プレート)により、密封される。図2での詳細”A”
は、全アクチュエータ8およびロール末端の断熱材挿入
物5を接合して位置づけるために末端プレート18に単
一開口部を備えた位置決め穴を図示している。末端プレ
ート18は、このトラニオンフランジから密封され、そ
の開口部は、プラグにより、堅く閉じられる。末端プレ
ート18およびこのプラグは、いずれの機械的負荷にも
対処する必要がないので、各場合において、密封には、
単一作用シールで充分である。
【0062】アクチュエータ8を位置決めするには、位
置決めスピンドル14、15の少なくとも1個は、その
後部開口部にて、正トルク付与部品(positive
torquing part)(例えば、四角レン
チ)によって、トルク付与が可能であるような形状にさ
れる(詳細”A”)。その伝動部材を経由して、位置決
めスピンドル14の1個だけにトルク付与すると、全て
の別の位置決めスピンドル14、15が同時に位置決め
され、それゆえ、さらなる全てのアクチュエータ8およ
び断熱材挿入物5が共に位置決めされる。このポジショ
ナーにアクセスするためには、トラニオンフランジ3の
単一開口部で充分であり、それを通って、この正トルク
付与部品は、対応するネジ付きスピンドル14、15の
外部末端に導入される。このリム断熱材の断熱長を設定
または位置決めした後(必要なら、例えば、深さゲージ
と共に検査しつつ)、トラニオンフランジ3にある単一
開口部は、プラグ(例えば、図1で示した種類のプラグ
12)により、堅く再密封される。
【0063】この例の実施態様から明らかなように、強
調すべき本発明のさらなる利点としては、トラニオンフ
ランジ3の改良には、単に、通常、全く何の機能もない
位置では、機械加工的に小さな断面の周囲位置決め穴し
か必要としないので、大ていの型の周囲穿孔熱処理ロー
ルは、本発明に従って、このリム断熱材に後から取り付
けることができることがある。
【0064】シフト不可能断熱材挿入物4は、断熱材料
(好ましくは、Teflonまたはセラミック材料)か
ら製造され、そしてシフト可能断熱材挿入物5は、好ま
しくは、ステンレス鋼から製造されるが、また、例え
ば、Teflonのような断熱材料からも製造され得
る。
【0065】この断熱末端部は、熱処理導管2にて、固
定して構成されているが、同様に好ましい例の実施態様
では、断熱材料によって形成されないか、または少なく
ともそれだけでは形成されず、むしろその他の理由でこ
の熱処理流体の対流から断熱される。この目的のため
に、この断熱末端部は、図1および2で示した例の実施
態様での断熱間隙7のように、非流れ(non−flo
w)部分または低流れ(low−flow)部分とし
て、構成される。このような配置では、断熱材挿入物
は、この熱処理導管において、シフト不可能に配置され
ているが、任意の材料(さらに特定すると、ステンレス
鋼)から製造され得、これは、この熱処理流体の作用温
度で、寸法的に安定である。
【0066】この配置の2つの例の実施態様は、今ここ
で、先の例の実施態様に対して差異を単に指摘すること
により、記述する。
【0067】図3の例の実施態様では、断熱材挿入物4
の外殻表面領域の陥凹部により、シフト不可能断熱材挿
入物4と熱処理導管2の内壁との間で、非貫流断熱間隙
19が得られる。シフト可能断熱材挿入物5は、図1お
よび2で示した例の実施態様の断熱材挿入物5の形状に
対応している。この場合には、断熱材料から製造された
シフト可能断熱材挿入物5(例えば、Teflonの断
熱材挿入物5)が好ましい。
【0068】図4は、単一断熱材挿入物5のみを有する
例の実施態様を描写しているが、これは、シフト可能で
あり、そして断熱材料(例えば、Teflon)から製
造される。そのリム断熱材の後端部4aは、止まり穴を
経由して、熱処理導管2の伸長により、形成される。
【0069】後端部4aは、この熱処理流体のフローデ
ッドスペースを形成する。これは、流体フィーダー2a
が熱処理導管2の面末端には留らず、むしろ、熱処理導
管2用の穿孔の面ポートから少し離れて留めることで、
得られる。断熱末端部4aは、それゆえ、言い換えれ
ば、この熱処理流体の流れ方向とは反対に、流体フィー
ダー2aの入口20を越えて熱処理導管2を伸長する熱
処理導管2の一部により、形成される。このようにし
て、断熱空間4aが生じ、これは、貫流がないか、また
は少なくとも低い流れしか有せず、この断熱末端部を形
成する。熱処理導管2とは反対側の出口末端では、熱処
理導管2は、それに対応して、この流れ方向で、側面出
口を超えて伸長され、その結果、また、この熱処理導管
とは反対側の出口末端にて、熱処理末端部を形成する。
【0070】シフト可能断熱材挿入物5は、入口20を
超えて伸長される熱処理導管2の部分と同じ程度に長
い。この断熱装置の長さを変えるためには、断熱材挿入
物5は、この伸長部分から、その最後部シフト部分を出
てシフトでき、ここでは、それは、入口20を超えて、
熱処理導管2へと、熱処理導管2の伸長部分を整列さ
せ、それにより、単一断熱材挿入物(これは、全体とし
てシフト可能である)だけを有する入れ子式に伸長可能
な断熱装置が得られる。シフト可能断熱材挿入物5がシ
フトされると入口20を超えて進む周囲部分では、それ
は、縦スロット5aを備え付けている。長手軸スロット
5aは、断熱材挿入物5の全長にわたって延び得るか、
または断熱材挿入物5の前面から始まって、その長さの
主要部のみにわたって、延び得る。長手軸スロット5a
が断熱材挿入物5の全長にわたって延びるときでさえ、
依然として、このロール本体の表面に対する充分な断熱
が保証される。
【0071】図5は、図4で示した例の実施態様の改良
形状での断熱装置4a、5を図示している。図5の例の
実施態様では、断熱装置4a、5は、流動工学手段によ
ってのみ、形成される。熱処理導管2と断熱材料との整
列は、起こらない。その代わりに、入口20からこの熱
処理導管へと半径方向に流れている熱処理流体は、シフ
ト要素5により、一方にそらされる。この目的のため
に、シフト要素5は、入口20と、入口20から反対に
ある熱処理導管2の壁部分との間で、シフトされる。熱
処理導管2へと新たに導入された熱処理流体は、それゆ
え、まず、入口20から下流の一定距離で、入口20と
は反対側の熱処理導管2の壁で直接的に熱接触する。
【0072】図4の例の実施態様で既に記述したよう
に、入口20の後ろのデッドスペースの形状で、永久的
に、断熱末端部4aが存在している。シフト要素5は、
この断熱末端部4aから、入口20を超えて、熱処理導
管2へとシフト可能である。調節可能な長さを有するさ
らなる低流断熱空間7が生じ、これは、入口20から、
シフト要素5の前端まで延びる。
【0073】シフト要素5は、熱処理導管2の長手軸方
向を指示している偏向面または跳ね返り面、および閉鎖
面を備える。この偏向面は、流れを一方にそらすことに
より、熱処理導管2の壁の近くの表面部分への自由な流
れを阻止する。この偏向面は、熱処理導管2の壁に向か
う両側において、熱処理導管2の長手軸方向に横切るそ
の全長にわたって、延びる。好ましくは、それは、両側
において、この壁に接近する。それは、両側において、
この導管の壁に適合されるが、また、単に平面であり
得、その縁部によって、この導管壁に近づいて延びる。
この閉鎖面は、熱処理導管2の壁側面の方向で、断熱材
挿入物5の後端にて、この偏向面から離れて半径方向に
延び、ここで、入口20は、熱処理導管2に留まる。こ
の閉鎖面は、熱処理導管2の壁にほぼ接触して延び、こ
の閉鎖面は、熱処理流体(これは、その偏向により、後
方に保持されている)が、閉塞なしで、末端部4aの偏
向板を迂回しないようにする。
【0074】ウェブ形状製品、例えば、紙の熱機械処理
用のロールであって、該ロールは、以下を備える: a)ロール本体(1); b)該ロール本体の表面付近にて、該ロール本体(1)
に配置されている、熱処理流体用の熱処理導管(2); c)該熱処理導管(2)において、該熱処理導管(2)
の各々にある該ロール本体の一端にて、流れている熱処
理流体と該ロール本体(1)との間で、熱リム断熱材が
形成されるように、構成されている、断熱装置(4、
5;4a、5); d)該ロール本体(1)に適用されている、トラニオン
フランジ(3);および e)該トラニオンフランジ(3)に取り付けられ、かつ
該断熱装置(4、5;4a、5)に連結されている、ア
クチュエータ(8);ここで、 f)該断熱装置(4、5;4a、5)は、該熱処理導管
(2)において、該熱処理導管(2)の長手軸方向で伸
長可能であり、そして g)該トラニオンフランジ(3)中の該アクチュエータ
(8)は、該熱処理導管(2)の長手軸方向で、シフト
可能かつ固定可能に取り付けられ、そして、それと共に
シフトするように、該断熱装置(4、5;4a、5)に
連結されている。
【0075】
【発明の効果】ウェブ形状製品の熱機械処理用のロール
(これは、熱処理流体用の周辺熱処理導管を備える)に
よって、信頼できる程度に密封可能で設計が簡単な熱処
理導管の伸長可能なリム断熱材を達成することが、可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第一例の実施態様にて、伸長可能断熱
装置およびポジショナーを通る長手軸方向の断面図であ
る。
【図2】図2は、第二例の実施態様にて、ポジショナー
を通る長手軸方向の断面図である。
【図3】図3は、第二例の実施態様にて、伸長可能な断
熱装置を通る長手軸方向の断面図である。
【図4】図4は、第三例の実施態様にて、伸長可能な断
熱装置を通る長手軸方向の断面図である。
【図5】図5は、第四例の実施態様にて、伸長可能な断
熱装置を通る長手軸方向の断面図である。
【符号の説明】
1 ロール本体 2 熱処理導管 2a 熱処理流体フィーダー 3 トラニオンフランジ 4 断熱長手軸部分、シフト不可能断熱材挿入物 4a 断熱末端部、断熱空間 5 シフト要素、シフト可能断熱材挿入物 6 フランジ 7 断熱空間、断熱間隙 8 アクチュエータ、アクチュエータロッド 9 アクチュエータネジ山 10 クランプ留めスピンドル 11 クランプ 12 プラグ 13 シール 14 スリーブ 15 ネジ付きナット 16 駆動歯車、ピニオン 17 伝動部材、チェーン 18 末端プレート 19 断熱空間、断熱間隙 20 入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハインツ−ミカエル ザオラレック ドイツ国 89551 コーニスブロン, ブ ッサルウェグ 7

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェブ形状製品、例えば、紙の熱機械処
    理用のロールであって、該ロールは、以下を備える: a)ロール本体(1); b)該ロール本体の表面付近にて、該ロール本体(1)
    に配置されている、熱処理流体用の熱処理導管(2); c)該熱処理導管(2)において、該熱処理導管(2)
    の各々にある該ロール本体の一端にて、流れている熱処
    理流体と該ロール本体(1)との間で、熱リム断熱材が
    形成されるように、構成されている、断熱装置(4、
    5;4a、5); d)該ロール本体(1)に適用されている、トラニオン
    フランジ(3);および e)該トラニオンフランジ(3)に取り付けられ、かつ
    該断熱装置(4、5;4a、5)に連結されている、ア
    クチュエータ(8);ここで、 f)該断熱装置(4、5;4a、5)は、該熱処理導管
    (2)において、該熱処理導管(2)の長手軸方向で伸
    長可能であり、そして g)該トラニオンフランジ(3)中の該アクチュエータ
    (8)は、該熱処理導管(2)の長手軸方向で、シフト
    可能かつ固定可能に取り付けられ、そして、それと共に
    シフトするように、該断熱装置(4、5;4a、5)に
    シフト不可能に連結されている、ロール。
  2. 【請求項2】 前記断熱装置(4、5;4a、5)の各
    々が、少なくとも1個の断熱長手軸部分(4;4a)お
    よび少なくとも1個のシフト要素(5)を備え、該シフ
    ト要素が、該断熱長手軸部分(4;4a)に対して、シ
    フト可能である、請求項1に記載のロール。
  3. 【請求項3】 前記断熱長手軸部分(4)が、該熱処理
    導管(2)のロール本体末端にてシフト不可能に適用さ
    れた断熱材挿入物(4)によりまたはそれを用いて、形
    成される、請求項1〜2に記載のロール。
  4. 【請求項4】 前記断熱装置(4、5;4a、5)の各
    々が、伸長可能断熱材挿入物(4、5)により、形成さ
    れている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のロー
    ル。
  5. 【請求項5】 前記断熱装置(4、5;4a、5)の各
    々が、少なくとも1個の断熱長手軸部分(4;4a)を
    備え、該断熱長手軸部分では、断熱空間(19;4a)
    が、熱処理流体の貫流または自由貫流なしで、構成され
    ている、請求項1〜4のいずれか1項に記載のロール。
  6. 【請求項6】 前記断熱長手軸部分(4a)が、前記熱
    処理導管(2)の一部で形成されており、該部分が、前
    記ロール本体の一端の方向で、熱処理流体フィーダー
    (2a)の入口(20)または出口を超えて、該熱処理
    導管(2)を伸長する、請求項1〜5に記載のロール。
  7. 【請求項7】 前記断熱装置(4、5;4a、5)のシ
    フト要素(5)により、熱処理流体の貫流または自由貫
    流を有しない断熱空間(7)が形成されており、そして
    該断熱空間(7)の長さが、該シフト要素(5)をシフ
    トさせることにより、変えられる、請求項1〜6のいず
    れか1項に記載のロール。
  8. 【請求項8】 断熱材料、好ましくは、Teflonま
    たはセラミック材料のシフト不可能な断熱材挿入物
    (4)が、前記断熱装置(4、5)の断熱長手軸部分
    (4)を形成する、請求項1〜7のいずれか1項に記載
    のロール。
  9. 【請求項9】 熱処理流体の貫流または自由貫流を有し
    ない断熱空間(19)を構成することにより前記断熱装
    置(4、5)の断熱長手軸部分(4)を形成するシフト
    不可能な断熱材挿入物(4)が、ステンレス鋼から製造
    されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載のロー
    ル。
  10. 【請求項10】 前記断熱装置(4、5;4a、5)の
    シフト要素(5)が、断熱材料、好ましくは、Tefl
    onまたはステンレス鋼から製造されている、請求項1
    〜9のいずれか1項に記載のロール。
  11. 【請求項11】 前記断熱装置の各々が、ベローズから
    形成されている、請求項1〜10のいずれか1項に記載
    のロール。
  12. 【請求項12】 前記アクチュエータ(8)が、ロッド
    形状であり、各々が、前記トラニオンフランジ(3)の
    周囲位置決め穴にて、直線状に取り付けられている、請
    求項1〜11のいずれか1項に記載のロール。
  13. 【請求項13】 前記アクチュエータ(8)が取り付け
    られる前記位置決め穴に対するアクチュエータ(8)の
    調整位置が、該位置決め穴の開口部によって測定でき
    る、請求項1〜12のいずれか1項に記載のロール。
  14. 【請求項14】 前記アクチュエータ(8)用のポジシ
    ョナーが、位置決めスピンドル(14、15)を備え、
    該位置決めスピンドルが、前記トラニオンフランジ
    (3)の位置決め穴にて、シフト不可能かつ回転可能に
    取り付けられ、該スピンドルが、該アクチュエータ
    (8)と共に、該アクチュエータ(8)をシフトするた
    めのスピンドル駆動装置を形成する、請求項1〜13の
    いずれか1項に記載のロール。
  15. 【請求項15】 前記アクチュエータ(8)用の前記位
    置決め穴が、前記トラニオンフランジ(3)の共通張り
    出し部分に留まり、該アクチュエータ(8)の前記位置
    決めスピンドル(14、15)が、該張り出し部分へと
    突出しているそれらの末端にて、駆動歯車(16)を備
    えており、そして該トラニオンフランジ(3)の該張り
    出し部分にて、変速機部材(17)が、該アクチュエー
    タ(8)の該位置決めスピンドル(14、15)の共通
    回転を生じる、請求項1〜14に記載のロール。
  16. 【請求項16】 前記トラニオンフランジ(3)で構成
    された前記張り出し部分が、末端プレート(18)によ
    って堅く閉じられ、そして該末端プレート(18)が、
    前記位置決めスピンドル(14、15)の1個に対して
    旋回している部分の通過用に、少なくとも1個の開口
    部、好ましくは、1個だけの開口部を備え、該開口部
    が、プラグによって堅く閉鎖可能である、請求項1〜1
    5に記載のロール。
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