JP2001213073A - カード状媒体及びその製造方法 - Google Patents

カード状媒体及びその製造方法

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JP2001213073A
JP2001213073A JP2000027737A JP2000027737A JP2001213073A JP 2001213073 A JP2001213073 A JP 2001213073A JP 2000027737 A JP2000027737 A JP 2000027737A JP 2000027737 A JP2000027737 A JP 2000027737A JP 2001213073 A JP2001213073 A JP 2001213073A
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card
ink
receiving layer
shaped medium
irregularities
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JP2000027737A
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Tadaki Inamoto
忠喜 稲本
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偽造防止に有効なカード状媒体およびその製
造方法の提供。 【解決手段】 基材の少なくとも片面にインクジェット
用インク受容層が設けられたカード状媒体において、イ
ンクジェット用インク受容層の設けられた側の表面の形
状が凹凸、もしくは段差を有していることを特徴とする
カード状媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカード状媒体に及び
その製造方法に関する。特にクレジットカード、バンク
カード、ブリペイドカード、クリニックカード、メンバ
ーズカード等に好適に用いられるカード状媒体の偽造防
止に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、クレジットカード、バンクカ
ード、プリペイドカード、クリニックカード、メンバー
ズカード等のカード類には種々の情報が埋設されてい
る。カードの製造方法の一例を第5図に示す。
【0003】すなわち、スクリーン印刷や、オフセット
印刷等の印刷が成されたコアシート101にオーバーレ
イシート103を重ね合わせ、必要であれば、磁気テー
プ104を所定の位置に配置する。(第5−A図)これ
を、加熱加圧下で溶着し一体化する。(第5−B図)こ
の際、表面の平滑な金属板をカード表面に押し当てるこ
とでカード表面は平滑な面となる。
【0004】次に、これをカードサイズに打ち抜きカー
ドが作製される。ここで、カード基材としては熱溶着性
の良い塩化ビニル樹脂やPETG樹脂、ABS樹脂等が
用いられている。
【0005】この様なカードに情報を与える手段として
は、磁気や工ンボス、或いはバ−コードなどが採用され
る。さらにレーザー光を用いて情報記録坦体上の光記録
層の一部を揮散させるか、反射率の変化を生じさせる
か、或いは変形を生じさせて、光学的な反射率か透過率
の差によって情報の記録再生を行ういわゆる光カード等
も用いられている、また、近年ICチップを装着したチ
ップカード、メモリカード、マイコンカードあるいは電
子カードと呼ばれるICカードが使用され始めている。
しかし、上述した方法では、カードに記録された情報が
本当にカードの所有者のものであるかを確認することは
容易でない。
【0006】−般に、使用の際の注意事項や規約等、ロ
ゴや下地の模様、絵柄等の画一的な情報は前示したスク
リーン印刷やオフセット印刷等の印刷で行われている。
しかし、このような印刷では、印刷する色数分印刷版を
作成する必要があり短時間での作成は困難であるし、ま
た少数の製作では単価は非常に高くなってしまう。
【0007】個別の情報で視認性のあるもの、例えばカ
ードの所有者の顔や氏名、カード内容の有効期間等をカ
ードに記録したりすることが、一部で実施されている。
それは、写真そのものをカードに貼り付ける方法や昇華
熱転写方式によるものである。
【0008】しかし、写真そのものをカードに貼り付け
る方法では短時間での作成は困難であり、コストのかか
る方法でもある。
【0009】また、昇華熱転写型の印刷方法を用いる方
法では、インクリボンのコストが高くランニングコスト
が高いという欠点がある。特に、フルカラー印刷を行う
時は、印字密度によらずイエロー、マゼンタ、シアンの
三色分のインクリボンが常に消費され不経済である。ま
た、インクリボンは薄いフィルム状の為、慣れないとプ
リンターに装着する時に破損するということもあった。
また、印刷するカ−ド表面の材質は、昇華熱転写方式の
印刷にあったものを選ぶという制約があった。
【0010】さらに、印刷ヘッドがインクリボンを介し
て印字面に当たる接触式のため、印刷表面の微妙な凹凸
によりきれいな印刷が得られなかったり、ごみなどの異
物がカード表面にあるときは、インクリボンが印刷面に
充分密着せず、印刷不良が生じることもある。また、カ
ードの端部まで印刷することは印刷ヘッドが、カードの
端面に当たってしまう恐れがあり印刷ヘッドの損傷を発
生する可能性がある為、通常行われておらずカード端面
に印刷の余白が設けられている。
【0011】これらの問題を解決する方法として、カー
ド表面にインクジェット用インク受容層を設け、インク
ジェット記録法により印刷するという方法が検討されて
いる。この方法によれば、印刷ヘッドが非接触式のため
上記した問題が回避される。
【0012】今まで、カード基材にインクジェットイン
ク受容層を積層し、インクジェット記録により情報を記
録したカードが開示されている。例えば、特開昭64−
43826号(登録No.2515557:96.0
4.30登録)ではカード基材にインク受容層を積層
し、インクジェット記録により情報を記録したカードを
開示している。
【0013】また、特公平3−24906号ではインク
受容層にカチオン性水和アルミニウム酸化物を含有する
ことが開示されている。特開平2−276670号で
は、アルミナ水和物を含有するインク受容層が開示され
ている。また、インクジェット印刷後に、印字後の媒体
表面にインク不透過性の膜を形成する方法が特公平2−
31673号に記載されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】近年、カードの情報を
改竄し不正使用することが、社会問題になっている。顔
写真を入れたり所有者の個別の情報が記載されたカード
を用いれば不正防止に役立つはずである。しかし、この
ようなカードであっても、正規の記録の後に、不正に追
記を行うことは可能である。また、カードが正規の発行
元から発行された物であるかの確認も容易でない。上記
特許はこれらの問題を提起しておらずまた、解決法も示
されていない。
【0015】インクジェット用インク受容層は、インク
ジェット記録を行った後も、更にインクジェット記録に
よる追記が可能である。また、熱転写方式の印刷でも追
記が可能である。前記した特公平2−31673号によ
る方法では、インクジェット印刷後に媒体表面にインク
不透過性の膜を形成するので、インクジェット記録によ
る追記は出来ないが、熱転写方式での追記は可能であ
る。また、インクジェット記録では、印刷版が不要なの
でブランクのカードを入手し偽りの情報を記録したカー
ドを作成することも容易であってこの様な不正に対して
も何らかの防止策が望まれている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記問題は以下の本発明
によって達成される。
【0017】すなわち、基材の少なくとも片面にインク
ジェット用インク受容層が設けられたカード状媒体にお
いて、少なくともインクジェット用インク受容層の設け
られた側の表面の形状が凹凸もしくは段差を有している
ことを特徴とするカード状媒体である。
【0018】更に、上記した表面の凹凸もしくは段差形
状に情報を有していることも本発明の特徴の−つであ
る。
【0019】また、上記した表面の凹凸もしくは段差形
状はインクジェット用受容層表面自身に凹凸もしくは段
差形状を有していることも本発明の特徴の一つである。
【0020】更に、インクジェット用受容層表面自身は
ほぼ平らで、その上に上層が形成され、該上層の厚さに
より凹凸もしくは段差形状が形成されていることも本発
明の特徴の一つである。
【0021】また、上層の凹凸もしくは段差形状は熱可
塑性樹脂中に含有される粒子により形成されていること
も本発明の特徴の一つである。
【0022】また、これらカードの製造方法の一つとし
て、インクジェット用受容層もしくはその前駆体が積層
された熱可塑性シートに、必要であれば更に熱可塑性シ
ートを積層し、加圧下で加熱するカード状媒体の製造方
法において、加熱時に少なくともインクジェット用受容
層もしくはその前駆体が形成された面に、表面形状が凹
凸もしくは段差形状を有する物を押し当てることにより
インクジェット用受容層表面に凹凸もしくは段差形状を
形成することも本発明の特徴である。
【0023】また、インクジェット用インク受容層の上
に熱可塑性樹脂の上層を設け、表面が凹凸もしくは段差
形状を有するの物を加熱押し付けることにより上層であ
る熱可塑性樹脂に凹凸もしくは段差形状を形成すること
も本発明の特徹である。
【0024】この凹凸もしくは段差は通常の状態では、
ほとんど見えない程度のものでカードのデザインに影響
を与えるものでは無い。しかし、カードを斜めから見た
り、横から光を当て反射光を見ることで浮き上がって見
えるものである。また、力ード表面に凹凸もしくは段差
形状を設けることで熱転写方式の印刷は綺麗にできず、
実質的に追記は不可能である。また、凹凸に変化を持た
せたり段差を設けたりすることで情報を持たせることが
できる。たとえば、発行者のロゴを浮き立たせる様に段
差を設ければ発行元が特定でき、偽造防止に有効であ
る。
【0025】また、この上に熱転写方式の印刷を行うと
段差部分に熱転写インクの転写状態が変わるので情報が
浮き上がり追記したことが明らかになる。従って、偽造
防止に有効である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下本究明を詳細に説明する。
【0027】本発明は、基材の少なくとも片面にインク
ジェット用インク受容層が設けられたカード状媒体にお
いて、インクジェット用インク受容層の設けられた側の
表面の形状が凹凸、もしくは段差を有していることを特
徴とするカード状媒体を提供することである。該凹凸も
しくは段差が、好ましくは0.2〜30μmの範囲にあ
る。
【0028】本発明に、用いるカード基材としては使用
目的により種々のものが使用し得る。基材として使用し
得るものの例として・ポリエチレンテレフタレート、P
ETG樹脂、ポリブチレンテレフタレート等のポリエス
テル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹
脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレ
ン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、AB
S樹脂等の樹脂類、また、紙、金属等も用途によっては
適する。
【0029】これら基材の片面あるいは両面には、スク
リーン印刷やオフセット印刷等でロゴや使用上の注意事
項、規約等画一的に決まった情報を予め印刷しておいて
も良い。
【0030】インクジェット用インク受容層は、基材の
片面のみに設けて、片面にインクジェット記録を行って
も良いし、両面にインク受容層を設けても良い。
【0031】インク受容層としては、特に制限なく通常
用いられているものが用いられ、インンクジェットイン
ク吸収性の材料、或いは、無機や有機樹脂のフイラー成
分をバインダー樹脂で固めたものを用いても良い。
【0032】インク吸収性の材料としては、例えば、ポ
リビニルアルコールまたはその変性体、澱粉またはその
変性体、ゼラチンまたはその変性体、カゼインまたはそ
の変性体、アラビアゴム、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
メチルセルロースなどのセルロース誘導体等を使用でき
る。無機や有機樹脂のフイラー成分をバインダ−樹脂で
固めたもの、フィラー成分としては、無機フイラーの例
として、シリカゲル、アルミナ、酸化チタン、珪酸カル
シウム、合成ゼオライト、酸化亜鉛が利用できる。ま
た、有機樹脂のフィラーの例として、ポリ塩化ビニル、
ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステル、ポリスチレ
ン、ポリエチレン等を使用できる。バインダー樹脂の例
としては、ポリビニルアルコールまたはその変性体、澱
粉またはその変性体、ゼラチンまたはその変性体、カゼ
インまたはその変性体、アラビアゴム、カルボキシチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロースなどのセルロース誘導体、ポ
リビニルピロリドン等が使用できる。
【0033】受容層中のフイラーの含有率は40質量%
以上98質量%未満の範囲が好ましい。より好ましく
は、70質量%以上95質量%未満である。インクはフ
イラーの隙間に吸収され印刷が成されるのでこれよりフ
イラーが少ないとインク吸収性が悪くなり綺麗な印刷物
が得られない。また、上記の範囲以上にフイラーを配合
すると、バインダー樹脂がフイラーの結合状態を保つこ
とが出来なくなり、受容層の機械的強度が低下する。す
なわち受容層にひび割れが生じたりしてフイラーの離脱
が生じる。
【0034】更に必要ならば、顔料分散剤、増粘剤、消
泡剤、抑泡剤、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、防バイ剤等を適宜配合することもできる。
【0035】これらの材料を、基材上に塗布する際に
は、適当な溶媒を用いて、バインダー樹脂成分を溶解
し、フイラーは細かく分散し塗工液とする。最も好まし
い方法として、これらの材料を水を主体とする溶媒中に
分数して使用する形態が挙げられる。
【0036】材料が分散液の場合、基材上にインク受容
層を塗布する方法としては、一般に行われるブレードコ
一夕ー、エアナイフコーター、ロールコーター、カーテ
ンコ一夕ー、バーコーター、スプレーコーター等の塗布
方法が用いられる。
【0037】塗工量としては、乾燥固体分として3〜8
0g/m2、好ましくは、5〜40g/m2である。3g
/m2では、単色の画像においてもインクの吸収性が充
分でなく良好な画像が形成出来ない。多色の画像におい
も5g/m2以上であれば、インクの吸収性が充分で良
好な画像が形成出来るので好ましい。
【0038】通常のインクジェット記録においては、5
〜40g/m2程度のインク受容層が形成されていれば
インク吸収性において問題は無いが特に高印刷濃度の画
像を印刷したり、階調性を出すために薄い濃度のインク
を多く付与するときには40〜80g/m2程度のイン
ク受容層が必要となる時もある。これ以上の塗布量はイ
ンクの受容目的には不要でありコスト的にも不利とな
る。
【0039】その後、例えば熱風乾転炉、熱ドラムなど
を用いて乾燥し、インク受容層が形成される。このとき
基材が塩化ビニール樹脂のような軟化点の低い樹脂の場
合は、乾燥温度としては50〜70℃が基材の変形の起
きない限界温度である。
【0040】インク受容層が加熱により硬化する様なも
のでは、この後に加熱硬化処理を行う。ここで、前記し
たように基材が塩化ビニール樹脂のような軟化点の低い
材料の場合では基材の変形が発生するため、加圧下で拘
束しながら加熱処理することが有効である。ここで通常
では平滑な表面形状を得るため平らな物で加圧するが本
発明の一つとして、インク受容層の表面に凹凸もしくは
段差形状を設けるときは、例えば、全面に凹凸であると
か、あるいは凹凸もしくは段差形状を設け特定の情報を
持たせた形態の物で加圧する。より具体的には、硝子、
金属、石、セラミック等の表面を科学的にエッチングし
たり、物理的に削ったりすることで凹凸を形成したもの
を利用できる。また、特定の情報を持たせるには、上記
した加工の際レジスト等でマスキング処理を行うことで
形成することが出来る。このようにして作成した板をイ
ンク受容層に0.01〜1MPaの圧力の範囲で押し当
てて行う。同時に、加熱も行う。温度はインク受容層の
熱的性質とカード基材を何枚か熱溶着する場合はカード
素材の熱的性質で決められる。通常、塩化ビニルでは1
20〜160℃程度であリPETGでは、100〜15
0℃で処理する。圧力はあまり弱いと基材との密着が十
分でなく、強すぎると基材が流れすぎたりするので好ま
しくないが適宜選択可能である。加熱処理後は材料の熱
変形温度以下まで冷却した後、圧力を取り除く。
【0041】第1図は、加熱溶着する前の各要素を示し
ている。ここでは、コアシート201には予め印刷がな
され片面のオーバーレイシート203上にインクジェッ
ト用インク受容層205を設けてある。
【0042】第2−A図はインクジェット用インク受容
層の表面に凹凸を形成するため表面に凹凸形状のある加
熱板306で加熱加圧している工程を説明するための図
である。
【0043】本発明の記録媒体のより好ましい様態は、
前記したインク受容層の上に、熱可塑性樹脂粒子を含む
多孔質層からなる最表層を設け、印字後に加熱処理によ
り最表層を溶融させ、非孔質化するとともインク受容層
を外気より遮断することである。これにより画像の耐光
性、耐水性等の保存性が格段に向上するとともにインク
ジェット記録による追記が出来なくなる。
【0044】最表層に使用される熱可塑性樹脂粒子とし
ては、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル
酸エステル、ポリスチレン、ポリエチレン等の粒子が使
用出来る。また、これらに対応するモノマーの共重合体
の粒子も使用できる。
【0045】最表層に使用される熱可塑性樹脂粒子の平
均拉子径としては、0.1〜5μm、さらに好ましくは
0.2〜2μm、最も好ましくは0.2〜0.8μmの
範囲である。
【0046】この熱可塑性樹脂の平均粒子径が0.1μ
m以上であれば、インク受容層の隙間に樹脂拉子が入り
込にくくインク受容層の隙間が埋まらないで好ましく、
インク吸収性、画質が保たれる。また平均粒子径が5μ
m以下であれば、印字後の非孔質化が完全に行われ前記
した保存性が維持される。
【0047】かかる熱可塑性樹脂粒子を含む多孔質層
は、熱可塑性樹脂拉子の固形分を10〜50質量%程度
の範囲に調整した塗工液を、先に設けたインク受容層の
上に最表層として塗工することにより形成される。熱可
塑性樹脂粒子の塗工量としては、印字後の処理のより表
面光沢性を付与し、干渉光の発現を抑え、且つ保護層と
して充分機能する程度の厚さが必要であり、通常2〜1
0μmになるように塗工されるのが好ましい。
【0048】第2−B図は、インク受容層に凹凸を設け
た上に最表層が設けられた状態のカードを示す。次に本
発明では、画像の印刷をインクジェット記録法により行
う。インクジェット記録を行う場合のインクは、公知の
ものが何等問題なく使用可能である。また、色剤として
は直接染料、酸性染料、塩基性染料、反応性染料、食用
色素に代表される可溶性染料、さらには分散染料、顔料
が使用可能であり、特に制限なく使用できる。色材の耐
候性を重視するのであれば顔料分散体を用いるのが好適
である。これらの色剤は、従来のインク中においては一
般に0.1〜20質量%の割合で使用されており、本発
明においてもこの割合と同様でよい。
【0049】本発明に用いるインクに使用する溶媒は、
水または水と水溶性有機溶剤との混合溶媒もしくは、非
水系の溶剤であっても問題なく使用できる。特に安全
性、コスト等を考えた場合、好適なものは、通常プリン
ターで使用されている水と水溶性有機溶剤との混合溶媒
から成るものである。
【0050】前記のカードに上記のインクを付与して記
録を行うためのインクジェット記録方法は、インクをノ
ズルより効果的に離脱させて射程体であるカードにイン
クを付与しえる方法であればいかなる方式でもよい。特
に、特開昭54−59936号公報の第4頁9行〜第6
頁5行に記載されている方法で、熱エネルギーの作用を
受けてインクが急激な体積変化を生じ、この状態変化に
よる作用力によって、インクをノズルから吐出させるイ
ンクジェット方式は有効に使用することができる。
【0051】熱可塑性樹脂粒子の最表層を有するインク
受容層の場合、印字後に加熱処理を行い最表層を多孔質
層より非孔質化する。かかる処理を施すことで、耐水
性、耐光性等の耐候性が良好となり、画像に光沢性を付
与することが出来、印字物の長期保存を可能とする。ま
た、更にインクジェット記録による追記が出来なくな
る。このときの加熱温度としては、基材、インク受容層
及びインク等の材料への影響、非孔質化後の表面性を考
慮すると、時間との関係もあるが、90〜180℃の範
囲が好ましい。ここで、前示したように基材が塩化ビニ
ール樹脂のような軟化点の低い材料の場合では、加熱温
度が60〜70℃を越えると基材の変形が始まる。そこ
で、このような基材の時は、媒体全体を加熱することを
せず、熱源とは非接触で、表面のみを赤外線等の熱線を
表面に照射し、最表層のみ加熱するか、加熱ラミネータ
ーのようなものを用い短時間のうちに加熱処理を行う。
【0052】インク受容層の表面に凹凸を設けたもので
は、この熱処理により下地の凹凸が最表層にも現れて凹
凸が表面に形成される。(第2−C図)また、本発明の
他の方法として、この最表層を非孔質化するときに表面
形状が凹凸のものを加熱し押し当てることでカード表面
に凹凸を形成することが出来る。この方法では、インク
ジェット用インク受容層の表面はほぼ平滑でよい。次
に、この上に先に説明した方法で最表層を設ける。(第
3−A図)。
【0053】次に、インクジェット記録後、表面に凹凸
もしくは段差を有するもので加圧加熱する。(第3−B
図)この凹凸形状を有するものは、加熱圧着で述べたも
のと同じ方法で形成できる。このとき、加熱ヒーターを
組み込んだローラーの表面に凹凸形状を形成し加熱ラミ
ネーター方式で処理することは特に有効である。
【0054】また、本発明の他の方法として、最表層に
大粒子を含有させて、これを凹凸形状として最後まで残
す。この場合もインクジェット用インク受容層の表面は
ほぼ平滑なものでよい。最表層に含有させる大粒子は、
非孔質化処理後もその大きさが残るので、好ましくは透
明であり粒径は2〜50μmものもを用いる。2μm以
上であると凹凸が適当で本発明の目的が達成され、50
μm以下では最上層から離脱しないで保護膜としての機
能が働き、外観上も好ましい。
【0055】非孔質化処理を熱で行う場合この大粒子の
熱変形温度は、非孔質化処理においてもほとんど変形せ
ず大きさが残ることが必要である。熱可塑性の樹脂粒子
を用いる場合は、可塑剤の量や種類を選ぶことによりこ
の温度調整を行う。大粒子としてはシリカ、シリコー
ン、また、前記した熱可塑性樹脂の粒子が使用できる。
【0056】第4−A図は、大粒径の粒子を含有する最
表層を設けたカード状媒体を示す。これをインクジェッ
ト記録後、最表層を非孔質化する。表面には大粒子によ
る凹凸が形成され本発明が達成される。(第4B図)
【0057】
【実施例】以下実施例により、本発明をさらに詳細に説
明するが本発明はこれら実施例により何等限定されるも
のではない。
【0058】実施例1 まずインク受容層の塗工液を以下に従い調整した。無機
フイラーとしてアルミニウムイソプロポキシドの加水分
解・解膠法により、毛状束(繊毛状)構造のアルミナ水
和物(ゾル)を合成した。アルミナ水和物の固形分10
0質量部に対して10質量部のポリビニルアルコール
(商品名、PVAl17:クラレ社製)、0.5質量部
のほう酸(H3BO3)を加え塗工液とした。この塗工液
を寸法300mmx200mm、厚さ0.74mmの白
色硬質塩化ビニル樹脂板に塗布し、60℃で20分間乾
燥した。乾燥時のインク受容層の厚さは40μmであっ
た。
【0059】寸法400mmx300mm、厚さ1mm
のSUS304の表面を濃度42ポーメ度の塩化第2鉄
水溶液で5分間エッチングした。表面の凹凸は8μmで
あった。
【0060】この板で先に作成したインク受容層塗工液
を塗布した塩化ビニル樹脂板に押し当て150℃で0.
5MPaの圧力を掛けながら5分間処理した後、1時間
かけて40℃まで徐冷した。
【0061】この上に、最表層として熱可塑性樹脂粒子
の塩化ビニル粒子(製品名G−351、日本ゼオン株式
会社製:塩化ビニルラテックス、皮膜形成温度100〜
110℃)を乾燥時の厚さが約5μmになるようにワイ
ヤーバーを用いて塗布し、50℃で15分間乾操した。
その後、85.6mmx54.0mm、4角のRは3.
0mmのカード寸法に打ち抜いた。
【0062】次に、キャノン製BJプリンター(インク
ジェトプリンター)、BJC−700Jを使用してイン
クジェット印刷を行った。インクカートリッジは、BC
−60及びBC−62を用いた。印刷はカードの裏面を
厚紙に貼り付け、手差しモードで行った。
【0063】印刷後のカードはラミネートを用い、加熱
したゴムローラ間を通し最表層を非孔質化した。ロール
温度は150℃、送りスピードは60mm/secで処
理した。カード状媒体の変化はほとんど認められず、最
表層のラテックス層を非孔質化することが出来た。ま
た、表面には約5μmの凹凸が形成されていた。インク
ジェット印刷は鮮明で綺麗であった。また、インクジェ
ット記録による追記はカード表面にインク吸収性が無く
出来なかった。熱転写印刷をこの上に行ったが、表面の
凹凸によりかすれた印刷しか出来なかった。
【0064】実施例2 基材の材質をPETGに変えた以外実施例1と同様に行
った。その結果、得られたカードはインクジェット印刷
による追記は出来ず、熱転写印刷のでは、実施例1と同
様かすれた印刷しか出来なかった。
【0065】実施例3 塩化ビニルのシートにインク受容層を塗布するところま
では実施例1と同様に行った.次に行う加熱処理では、
表面の平滑なSUS304の板を押し当てて加熱処理し
た。インク受容層表面は平滑な面が得られた。この上
に、実施例1と同様に最表層を設け、その後、85.6
mmx54.Omm、4角のRは3.Ommの寸法に打
ち抜いた。このカードに実施例1と同様にインクジェッ
ト印刷を行った。
【0066】印刷後のカードは実施例1と同様にラミネ
ーターを用い加熱し最上層を非孔質化したが、ここでは
ゴムローラーではなくSUS304のローラーでを用い
更に、その表面については実施例1の受容層の加熱処理
に使用したSUS板と同様、塩化第2鋼の水溶液でエッ
チングし、約8μmの凹凸を形成した加熱ローラーを用
いた。これにより、カード表面は非孔質化され、また、
加熱ローラーの表面形状が転写され約8μmの凹凸が形
成された。
【0067】得られたカードのインクジェット印刷は詳
明で綺麗であった。また、インクジェット記録による追
記はカード表面にインク吸収性が無く出来なかった。熱
転写印刷をこの上に行ったが、表面の凹凸によりかすれ
た印刷しか出来なかった。
【0068】実施例4 基材の材質をPETGに変えた以外は実施例3と同様に
行った。その結果、インクジェット印刷による追記は出
来ず、熱転写印刷のでは、実施例3と同様かすれた印刷
しか出来なかった。
【0069】実施例5 実施例3と同様に最表層を設置する前まで行った。この
上に実施例1で用いた塩化ビニルラテックスに、大粒子
として平均粒径10μmのシリカ粒子を含む液を最表層
として塗布した。塩化ビニルラテックスとシリカの質量
比は100:1に成るように混合した。その後、実施例
1と同様にインクジェト印刷を行い、加熱ゴムローラを
用い実施例1と同様に最表層を非孔質化した。その結
果、得られたカードはインクジェット印刷による追記は
できず、熱転写印刷のでは、実施例3と同様かすれた印
刷しか出来なかった。
【0070】実施例6 カード基材として、厚さ0.70mmの白色ABS樹脂
板を用いた以外は実施例5と同棲に行った。さらに、イ
ンクジェット印刷、最表層の非孔質化を行い印刷したカ
ード状媒体を作製した。その結果、実施例6と同様、追
記不能のカードを得ることが出来た。
【0071】実施例7 実施例3と同様に塩化ビニルのシートにインク受容層を
塗布し、表面の平滑なSUS304の板を押し当てて加
熱処理した。インク受容層表面は平滑な面が得られた。
この上に、実施例3と同様に最表層を設け、その後、8
5.6mmx54.Omm、4角のRは3.Ommの寸
法に打ち抜いた。このカードに実施例1と同様にインク
ジェット印刷を行った。印刷後のカードは実施例1と同
様にラミネーターを用い加熱し最上層を非孔質化した
が、ここではローラーとして以下の様に表面に凹凸を形
成したものを用いた。
【0072】すなわち、SUSローラーの表面にフォト
リソグラフイーによりエッチングのマスキングとして直
径2mmでピッチ4mmの円形抜きの繰り返しパターン
を形成し、これを実施例5と同様に塩化第2銅の水溶液
で3分間エッチングした。エッチング量は約6μmであ
った。次に、レジストを剥離し更に全体をエッチング液
で30秒処理した。ロール表面は、直径2mmでピッチ
4mmの円形で約6μmのへこみが形成された。このロ
ールを用い非孔質化したカード表面は全体に梨地積様で
あるが一目見には、表面の円形は容易に確認できない。
しかし、表面を斜めから見たり、横から光を当て反射し
た影を見れば円形の模様が確認でき実施例3で作成した
カードとの違いが確認できた。また、インクジェット記
録による追記はできない。また、熱転写方式で追記を行
ったところ、かすれた印刷しか得られないばかりか、円
形の模様が浮き上がり追記したことがはっきり分かるも
のであった。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カードヘの追記が実質的に出来ないカード得られる。ま
た、ブランクカードであっても発行元が確認できるカー
ドが得られる。従って、偽造防止に効果の高いカードを
容易に得ることが出来る。また、インクジェット記録に
より個人の情報がきれいに印刷されたカード状媒体を容
易に得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカードの加熱溶着する前の各要素を示
す図である。
【図2】A:インクジェット用インク受容層の表面に凹
凸を形成する為、表面に凹凸のある加熱板で加熱加圧し
ている工程を説明する図である。 B:凹凸を付けたインクジェット用インク受容層の上に
最表層を設けた状態のカード状媒体を示す図である。 C:上記の最表面層を非孔質化したカード状媒体。
【図3】A:ほぼ平滑なインクジェット用インク受容層
上に最表層が設けられた状態のカード状媒体。 B:上記の最表面層を表面形状が凹凸のあるものを加熱
押し当てて非孔質化したカード状媒体。
【図4】A:大粒子を含有させた最表層を設けたカード
状媒体。 B:上記の最表面層を非孔貿化したカード状媒体。
【図5】A図及びB図は、従来のカードの製造方法を説
明する図である。
【符号の説明】
101、201 :コアシート 301、401、501 :カード基材 102、202 :印刷インク 103、203 :オーバーレイシート 104 :磁気テープ 205、305、405、505:インクジェット用イ
ンク受容層 306 :凹凸形状を有する加
熱板 307 :加熱板 308、408、508 :粒子状の最表層 309、409、509 :非孔質化した最表層 510 :大粒子

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の少なくとも片面にインクジェット
    用インク受容層が設けられたカード状媒体において、イ
    ンクジェット用インク受容層の設けられた側の表面の形
    状が凹凸、もしくは段差を有していることを特徴とする
    カード状媒体。
  2. 【請求項2】 該凹凸もしくは段差が0.2〜30μm
    の範囲にあることを特徴とする請求項1記載のカード状
    媒体。
  3. 【請求項3】 該インクジェット用インク受容層にイン
    クジェット記録法により文字や画像等の情報が印刷され
    ていることを特徴とする請求項1または2記載のカード
    状媒体。
  4. 【請求項4】 表面に設けられた凹凸もしくは段差形状
    が情報を有していることを特徴とする請求項1〜3の何
    れか記載のカード状媒体。
  5. 【請求項5】 インクジェット用受容層表面の自身の形
    状が凹凸もしくは段差形状を有していることを特徴とす
    る請求項1〜4の何れか記載のカード状媒体。
  6. 【請求項6】 インクジェット用受容層自身の表面はほ
    ぼ平らで、その上に上層が形成され、該上層の厚さによ
    り凹凸もしくは段差形状が形成されていることを特徴と
    する請求項1〜4の何れか記載のカード状媒体。
  7. 【請求項7】 該上層の材質が熱可塑性樹脂であること
    を特徴とする請求項6記載のカード状媒体。
  8. 【請求項8】 上層の凹凸もしくは段差形状が熱可塑性
    樹脂中に含有される粒子により形成されていることを特
    徴とする請求項6記載のカード状媒体。
  9. 【請求項9】 請求項8において粒子の平均粒子径が2
    〜50μmであることを特徴とする請求項8記載のカー
    ド状媒体。
  10. 【請求項10】 インクジェット用受容層もしくはその
    前駆体が積層された熱可塑性シートに、必要であれば更
    に熱可塑性シートを積層し、加圧下で加熱するカード状
    媒体の製造方法において、加熱時に少なくともインクジ
    ェット用受容層もしくはその前駆体が形成された面に
    は、表面形状が凹凸もしくは段差形状を有する物を押し
    当てることによりインクジェット用受容層表面に凹凸も
    しくは段差形状を形成することを特徴とするカード状媒
    体の製造方法。
  11. 【請求項11】 インクジェット用インク受容層の上に
    熱可塑性樹脂の上層を設け、表面が凹凸もしくは段差形
    状を有する物を加熱押し付けることにより上層である熱
    可塑性樹脂に凹凸もしくは段差形状を形成することを特
    徴とするカード状媒体の製造方法。
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