JP2001212015A - 浴 槽 - Google Patents

浴 槽

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JP2001212015A
JP2001212015A JP2000024315A JP2000024315A JP2001212015A JP 2001212015 A JP2001212015 A JP 2001212015A JP 2000024315 A JP2000024315 A JP 2000024315A JP 2000024315 A JP2000024315 A JP 2000024315A JP 2001212015 A JP2001212015 A JP 2001212015A
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JP
Japan
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bathtub
artificial marble
resin
toned
cycloolefin resin
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Application number
JP2000024315A
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English (en)
Inventor
Tadashi Fukunaga
正 福永
Akira Ehata
晶 江幡
Hiroaki Shimomura
裕明 下村
Mitsutoshi Noguchi
光敏 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】人工大理石調浴槽は熱硬化性樹脂からなってお
り、廃棄にあたってはリサイクルが困難な状況にある。
とくに最も望ましいマテリアルリサイクルに至っては不
可能となっている。 【解決手段】本発明は上記課題を解決するために、人工
大理石調浴槽素材として熱可塑性樹脂であるシクロオレ
フィン樹脂を用いる事により、人工大理石調浴槽として
の要求品質を満足する事はもとよりマテリアルリサイク
ルも可能とすることができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半透明調で美麗な外観
を有する人工大理石調浴槽に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、老朽化した浴槽は埋め立て廃棄さ
れていたが、近年のごみ問題から埋め立て廃棄する場所
も減少し、リサイクルの必要性が高まっている。また、
リサイクルといっても地球環境面からマテリアルリサイ
クルが最も望ましい形となる。以上のような観点から従
来の浴槽、とくに普及の進む人工大理石調浴槽を考える
とほとんど不飽和ポリエステル樹脂やビニルエステル樹
脂等の熱硬化性樹脂で作られている。従ってマテリアル
リサイクルができない問題がある。近年、熱可塑性樹脂
であるアクリル樹脂を用いて真空成形法により人工大理
石調浴槽が作られるようになってきた。しかし、ここで
用いられるアクリル樹脂は注型法により作られる高分子
量タイプであり、やはりマテリアルリサイクルが困難で
ある。さらに不飽和ポリエステル樹脂とガラス繊維によ
り補強のバック層がある為、よりリサイクル性の悪いも
のとなっている。
【0003】
【課題を解決するための手段】かかる問題を解決する手
段は熱可塑性樹脂を用いる事であるが、人工大理石浴槽
の場合、多くの品質が要求される。即ち、優れた透明性
が必要となる為その形態が非晶性である事、耐熱性が必
要となる為ベンゼン環またはシクロ環を有する事、加水
分解しない為エステル結合を有さない事、多くの浴槽洗
剤中の界面活性剤に耐える為極性が小さい事、樹脂自身
が着色しない為ベンゼン環やアミン結合等の着色成分を
有さない事、大物厚肉品の成形となる為樹脂の流動性が
良いよう極性が小さい事、清掃で傷が付かないよう硬い
ことが必要である為ベンゼン環またはシクロ環等の強固
な骨格構造を有する事、環境ホルモンを含まない事が揚
げられる。以上の構造と品質を満たす熱可塑性樹脂とし
てシクロオレフィン樹脂を見出し、人工大理石調浴槽素
材とするに至った。
【0004】
【発明の実施の形態】実施例1 シクロオレフィン樹脂として日本ゼオン製ゼオノア14
20Rを用いて射出成形により平板を作製して人工大理
石調浴槽として必要な品質試験(表1)を実施した。
【0005】
【表1】
【0006】比較例1 透明性を有する熱可塑性樹脂としてアクリル樹脂(住友
化学工業製スミペックスLG6)を用いて射出成形によ
り平板を作製して実施例1と同様の試験を実施した。
【0007】比較例2 透明性を有する熱可塑性樹脂としてポリカーボネート樹
脂(住友ダウ製カリバー351−10)を用いて射出成
形により平板を作製して実施例1と同様の試験を実施し
た。
【0008】実施例1、比較例1及び比較例2について
表1の品質評価結果を表2に示す。
【0009】
【表2】
【0010】表2結果より透明性を有する代表的熱可塑
性樹脂であるアクリル樹脂は耐洗剤性に問題があり、ポ
リカーボネート樹脂は耐熱水性、耐洗剤性、硬さにおい
て問題がある。一方、実施例で示したシクロオレフィン
樹脂はいずれも問題なく、人工大理石調浴槽としての要
求品質を満足できている。
【0011】
【発明の効果】本発明においては、人工大理石調浴槽素
材としてシクロオレフィン樹脂を用いることにより人工
大理石調浴槽としての要求品質を満足すると共に熱可塑
性樹脂である事によりマテリアルリサイクルが可能とな
る。従って、近年問題となっているごみ問題等の環境問
題に対して対応可能な人工大理石調浴槽を作る事ができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 光敏 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D032 AA00 AB02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シクロオレフィン樹脂を浴槽素材として
    用いたことを特徴とする浴槽。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の浴槽が射出成形法により
    成形されることを特徴とする浴槽。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の浴槽が顔料により光線
    透過率が10%以上に調整されたことを特徴とする浴
    槽。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のシクロオレフィン樹脂
    がエステル結合を含まないことを特徴とする浴槽。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の浴槽の肉厚が5mm以
    上の厚肉成形品である事を特徴とする浴槽。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のシクロオレフィン樹脂
    が廃材を全部または一部用いる事を特徴とする浴槽。
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