JP2001210161A - がいし保持装置およびこれを用いたがいし清掃装置 - Google Patents

がいし保持装置およびこれを用いたがいし清掃装置

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JP2001210161A
JP2001210161A JP2000019549A JP2000019549A JP2001210161A JP 2001210161 A JP2001210161 A JP 2001210161A JP 2000019549 A JP2000019549 A JP 2000019549A JP 2000019549 A JP2000019549 A JP 2000019549A JP 2001210161 A JP2001210161 A JP 2001210161A
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Japan
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insulator
holding device
gripping
case
gripping means
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JP2000019549A
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English (en)
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Keiichi Kagami
慶一 鏡味
Masaharu Miura
雅治 三浦
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East Japan Railway Co
Takaoka Toko Co Ltd
Original Assignee
Takaoka Electric Mfg Co Ltd
East Japan Railway Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】撓んだ姿勢を矯正し、個々のがいしの間隔のば
らつきを吸収して、連がいしを把持して、がいしの清掃
または保守点検に係わる機器を固定配置する。 【解決手段】複数個のがいしをピンによって連結した連
がいしの一側方から連がいしに着脱するための開口部を
持つケースと、連がいし中の1個のがいしの剛性部分を
支持するケースに固定された溝付きクランパーと、前記
溝付きクランパーとともにがいし把持方向に付勢してケ
ースの定位置にてがいしを把持するケースに軸支された
溝付きクランプアームを備え、前記ケースに固定された
面クランパーと、ケースに軸支され前記面クランパーと
ともにがいし把持方向に付勢してがいしを把持する面ク
ランプアームとを備え、残りのがいしの個々の剛性部分
を面クランプアームと面クランパーで把持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電車線路のトンネ
ル内のように作業環境の障害物によって装置の取付スペ
ースと作業スペースが制限される高所に設けられる絶縁
がいし(以下、がいしという)、特に複数個のがいしを
ピンによって連結した連がいしの保守点検または清掃の
ために使用される機器をがいしの所定の位置に固定配置
するがいし保持装置およびそれを用いたがいし清掃装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、がいしを保持して清掃作業を行う
装置として、特開平7−335057号公報に示すもの
が知られている。
【0003】同公報に示すものは、長幹がいしを清掃対
象とするがいし清掃装置である。清掃装置のがいし保持
の方法として、長幹がいしの剛性部であるがいし両端の
金具部分を2箇所の把持部で把持することが開示されて
いる。この方法を用いることでブラシ部を一定の位置に
保持するとともに、長幹がいしの軸方向と平行に回転軸
を持つブラシが回転することによってがいし表面に付着
した汚れを擦り取る。
【0004】長幹がいしは外形寸法が一定で単体で設置
されているため、ピンで連結した懸垂がいしのような可
撓性は無く、また、複数のがいしを連結することによっ
て生じる寸法形状誤差の積み重ねは無いため2箇所で支
持できる。
【0005】従来の装置では、長幹がいしを清掃対象と
しているため、がいしに清掃装置を取り付けるのは容易
である。しかしながら、懸垂がいしのように複数のがい
しをピンで連結した連がいしでは、がいしの自重で姿勢
が撓んでいるため設置場所によって連がいしの姿勢が異
なっている。また、がいし個々に寸法誤差があるためま
っすぐな姿勢で懸架されていても一個一個のがいしの間
隔が異なっている。このため、懸垂がいしのような連が
いしの清掃には、従来の装置は適用されず人手によって
行われている。
【発明が解決しようとする課題】
【0006】連がいしの清掃、保守、点検等に係わる作
業を機械化して効率よく作業を行うためには、対象とな
る連がいしの位置および姿勢を機械的に固定する手段が
必要となる。
【0007】しかしながら、連がいしでは連結部が存在
するため、連がいしの姿勢は容易に変形し把持すること
は容易ではない。連がいしの清掃、保守、点検等の作業
を機械化するには連がいしの撓んだ姿勢を矯正して把持
する必要がある。
【0008】さらに、がいしには単体で寸法誤差が存在
するため、連がいしでは寸法誤差が積算され、この誤差
を吸収して把持する必要がある。
【0009】また、撓んだ連がいしを把持して、複数個
のがいしを効率よく洗浄することが求められる。
【0010】また、従来の清掃装置では、電車線路のト
ンネル内のようにトロリ線や信号線が輻輳し長幹がいし
や天井面等によって作業範囲が制限される環境において
梯子等の足場を設けてがいしへ接近し、人間の力で装置
の着脱を行うため、作業者の動きに制約があったり、不
安定な足場での作業となる等、重労働で危険を伴う作業
となっている。
【0011】そこで、本発明は、このような事情に鑑み
てなされたもので、その目的は、連がいしの撓んだ姿勢
を矯正して把持し、複数個のがいしを一定位置に固定す
ることができるがいし保持装置を提供することである。
【0012】また、本発明の他の目的は、複数個の連結
された可撓性のがいしを同時に洗浄できる作業効率の良
い洗浄機構を備えたがいし保持装置を提供することにあ
る。
【0013】また、本発明の他の目的は、トンネル内の
高所で作業範囲が制限される環境であっても、連がいし
への接近と装置の取付を容易ならしめ、連がいし清掃作
業の効率と安全性を向上できる前記がいし保持装置を備
えたがいし清掃装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明では、複数個のがいしを連結してな
る連がいしを複数の把持手段で把持するがいし保持装置
であって、連がいしに装着するための開口部を一側面に
持つケースと、前記ケースに第1の把持手段と少なくと
も一組の第2の把持手段とを備え、前記第1の把持手段
は前記連がいし中の1個のがいしを把持し、前記第2の
把持手段は前記第1の把持手段に把持されるがいし以外
の個々のがいしを把持する位置に配設され、連がいし中
の個々のがいしの配置を調整して把持することを特徴と
する。
【0015】請求項2の発明では、請求項1記載のがい
し保持装置であって、前記第1の把持手段は、前記ケー
スに固定された溝付きクランパーと、前記ケースに軸支
されがいしの把持方向に付勢して前記ケースの定位置に
て前記溝付きクランパーとともにがいしの剛性部分を把
持する溝付きクランプアームと、溝付きクランプアーム
の駆動源となる付勢力発生部と、付勢力発生部から供給
する力を溝付きクランプアームへ付勢力として伝達する
付勢力伝達部とを備え、前記第2の把持手段は前記ケー
スに固定された面クランパーと、前記ケースに軸支され
がいしの把持方向に付勢して前記ケースの定位置にて前
記面クランパーとともにがいしの剛性部分を把持する面
クランプアームと、面クランプアームの駆動源となる付
勢力発生部と、付勢力発生部から供給する力を面クラン
プアームへ付勢力として伝達する付勢力伝達部とを備え
ることを特徴とする。
【0016】請求項3記載の発明では、請求項2に記載
のがいし保持装置であって、前記第1の把持手段の前記
溝付きクランパーおよび前記溝付きクランプアームのが
いしと接触する部分はがいし外縁部を把持面とした円弧
の接線方向または円弧に沿った方向に溝が設けられてお
り、前記第2の把持手段の前記面クランパーおよび前記
面クランプアームのがいしと接触する部分はがいし外縁
部をがいしの把持面としがいし略中心線に平行な平面形
状またはがいし略中心線を中心にした円の外周に沿って
面を持つ略円筒面形状とされていることを特徴とする。
【0017】請求項4記載の発明では、請求項2または
3に記載のがいし保持装置であって、前記第1の把持手
段はがいし1個の把持に対して前記溝付きクランパーを
2個と前記溝付きクランプアームを1個備え、前記第2
の把持手段はがいし個々の把持に対して前記面クランパ
ーを2個と前記面クランプアームを1個備えていること
を特徴とする。
【0018】請求項5記載の発明では、請求項1〜4の
いずれかに記載のがいし保持装置であって、前記第1の
把持手段が、がいしの把持を完了した後、前記第1の把
持手段に近い前記第2の把持手段が順次動作するよう制
御する把持順序制御手段を設けたことを特徴とする。
【0019】前記がいし保持装置によれば、連がいしへ
取り付けられた後、がいし保持装置は、第1の把持手段
で連がいし中の1個のがいしをケース内の定位置に固定
し、さらに少なくとも一組備えた第2の把持手段で残り
のがいしの個々を、先に第1の把持手段で把持したがい
しに近いがいしから、順次連がいしの撓みを矯正すると
ともに、がいし間の間隔に生じる誤差を吸収して連がい
しを把持することができる。
【0020】請求項6記載の発明では、請求項1〜5の
いずれかに記載のがいし保持装置であって、前記ケース
内に配置されてその連がいしの周方向で回動する洗浄機
構を設けたことを特徴とする。
【0021】請求項7記載の発明では、請求項6記載の
がいし保持装置であって、前記ケース内に配置されて前
記連がいしを洗浄する洗浄機構は、ブラシと、駆動部
と、駆動力発生部と、駆動力伝達部からなり、前記駆動
部はブラシが固定され、前記ブラシおよび前記駆動部に
は連がいしへ着脱するための切り欠き部が設けられ、前
記駆動部はがいしの略中心軸を回転軸として回動可能と
なるようケースに支持され前記駆動力伝達部を介して前
記駆動力発生部の動力が前記駆動部に伝達されることを
特徴とする。
【0022】請求項8記載の発明では、請求項7記載の
がいし保持装置であって、前記ブラシは一部に切り欠き
部を設けた円盤形状とし、円盤上にブラシ毛材を植毛し
たことを特徴とする。
【0023】前記洗浄機構を設けたがいし保持装置で
は、前記連がいしにがいし保持装置が取り付けられた
後、前記第1の把持手段および第2の把持手段によっ
て、個々のがいしを前記がいし保持装置の一定位置に固
定した後、洗浄機構の駆動力発生部で発生した駆動力を
駆動力伝達部、駆動部へと伝達し、駆動部に設けられた
ブラシを回動することにより、複数のがいしを一度に洗
浄可能とし、効率の良い洗浄をおこなうことができる。
【0024】請求項9の発明では、請求項6〜8記載の
がいし保持装置を用いたがいし清掃装置であって、前記
がいし保持装置を連がいしへ着脱する載設手段と、前記
がいし保持装置と前記載設手段とを搭載して清掃対象の
連がいしの設置場所へ接近移動する台車とを備え、前記
載設手段には対象物の質量を補償しながら昇降移動する
リフト機構を有することを特徴とする。
【0025】前記がいし清掃装置では、長幹がいしや天
井面等によって作業範囲が制限されるトンネル内の高所
に設置した連がいしにおいても、清掃対象となる連がい
しの近傍まで台車により接近移動した後、輻輳する架線
を回避して、対象物の質量を補償しながら昇降移動する
リフト機構を有する載設機構によって、がいし保持装置
を連がいしへ装着し、連がいしの清掃を行う。これによ
って、がいし保持装置の質量を意識することなく、安全
にかつ容易にがいし保持装置の着脱や連がいしの清掃を
行うことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係わる実施の形態
について図面を参照して説明する。
【0027】本発明のがいし保持装置における第1の実
施の形態について説明する。図1は3個連のがいしを同
時に把持可能とすることができるがいし保持装置の機構
を説明する図である。図2はがいし保持装置が連がいし
10を把持する前の状況を示す図で、(a)は上面図、
(b)は正面図である。図3はがいし保持装置が連がい
し10を把持した後の状況を示す図で、(a)は上面
図、(b)は正面図である。
【0028】図1に示すように、がいし保持装置は、1
つの平面内に配置された溝付きクランプアーム27と付
勢力伝達部であるリンク24と付勢力発生部であるエア
シリンダ21と溝付きクランパー30とで構成された1
組の第1の把持手段と、前記平面と略平行な別の2平面
内にそれぞれ配置された面クランプアーム26,28と
付勢力伝達部であるリンク23,25と付勢力発生部で
あるエアシリンダ20,22と面クランパー29,31
とで構成された2組の第2の把持手段と、ケース17と
で構成され、溝付きクランパー30と面クランパー2
9,31と各エアシリンダ20、21,22の支持部分
はケース17に固定され、溝付きクランプアーム27と
面クランプアーム26,28とはがいし付勢方向に回動
可能となるように一端がケース17に軸支されている。
がいし装着用のケース17は開口部を持つ略U字状をし
ておりケース17に固定した溝付きクランパー30と面
クランパー29,31の位置が連がいしの姿勢を矯正す
る基準位置となっている。またリンク23,24,25
は、ケース17に設けた孔明部を貫通して動作可能に設
けられ、一端をエアシリンダに、他端を各クランパーに
接続されている。
【0029】次に、がいし保持装置の連がいしの把持動
作について説明する、第1の把持手段のエアシリンダ2
1の出力軸が縮小すると、リンク24によって溝付きク
ランプアーム27へ付勢力が伝達される。連がいし中の
1個のがいしは、付勢力が働くと溝付きクランプアーム
27および溝付きクランパー30のがいし接触部に設け
られた溝にならってケース17の一定位置に把持固定さ
れる。第1の把持手段が把持するがいしの位置は、がい
しの剛性部分であれば部位を問わず、本実施形態ではが
いしの磁器部を把持する形態をとっているが金具の部分
を把持しても良い。また、溝の形状はがいし外縁の接線
に平行なV溝またはがいしの外縁の形状にならう略円弧
状としても良い。第1の把持手段が1個のがいしの把持
を完了した後に第1の把持手段に近い第2の把持手段か
ら順次に動作する把持順序制御装置40によって動作を
制御される。第1の把持手段の動作と同様に第2の把持
手段のエアシリンダ20,22の出力軸が縮小し、リン
ク23,25によって面クランプアーム26,28へ付
勢力が伝達される。がいしの外周面は付勢力が働くと面
クランプアーム26,28の平面またはがいしの略外周
半径にならった円筒面で構成された接触面で滑りを生じ
ながら撓んだ姿勢が矯正され、面クランプアーム26,
28とケース17に固定された面クランパー29,31
とで把持固定され、連がいしの中心軸は略直線状に矯正
される。第2の把持手段が把持するがいしの位置は、第
1の把持手段と同様にがいしの剛性部分であれば部位を
問わず、本実施形態ではがいしの磁器部を把持する形態
をとっているが金具を把持しても良い。前記把持順序制
御装置には、例えばタイマやリレーあるいはシーケンサ
が用いられる。
【0030】図2(b)に示すように、連がいし10は
個々のがいしがピン11によって連結されているため撓
んで設置されている。また、連がいし10は個々のがい
しに寸法誤差を有するため個々のがいしの間隔にばらつ
きがある。図2および図3を用いて、さらに連がいしの
把持について説明する。第2の把持手段は第1の把持手
段が配置された平面と略平行な別の平面に配置され、第
2の把持手段では面クランプアーム26,28と面クラ
ンパー29,31のがいしとの接触面は、がいし略中心
線に平行な平面形状、またはがいし略中心線を中心にし
た円の外周に沿って面を持つ略円筒面形状で構成され、
個々のがいしの寸法誤差によるがいしの間隔のばらつき
が吸収されて把持固定される。
【0031】本実施形態のがいし保持装置はがいし外周
部15を把持するもので、最初に連がいし10のうち基
準とする1個のがいしを第1の把持手段である溝付きク
ランプアーム27でがいしを溝付きクランパー30へ押
しつけることで、がいしは溝付きクランプアーム27と
溝付きクランパー30の溝形状にならって保持固定さ
れ、保持装置の一定位置に固定される。次に第2の把持
手段である面クランプアーム26,28で残りのがいし
を、先に第1の把持手段で把持したがいしに近いがいし
から順に、面クランパー29,31へ押しつけること
で、連がいしはケース17に固定した面クランパー2
9,31の把持面に姿勢が矯正される。また同時に、面
クランプアーム26,28および面クランパー29,3
1の把持面はがいし外周部に接する平面またはがいしの
略外周面にならった円筒面で構成されているため、個々
のがいしに間隔の誤差が生じても、把持位置が連がいし
10の連結方向へ誤差分だけずれて把持される。これら
の結果、図3(a),(b)に示すように連がいし10
が確実に把持される。
【0032】このように、本実施形態のがいし保持装置
においては、ピンによって個々のがいしが連結され、設
置された姿勢が撓み、個々のがいしの間隔にばらつきを
有して設置された連がいしであっても、撓んだ姿勢を矯
正し、間隔のばらつきを吸収して、所定の位置に効率よ
く、かつ正確に機器を固定配置される。
【0033】次に、洗浄機構を設けたがいし保持装置の
実施形態について説明する。図4は本発明の洗浄機構を
設けたがいし保持装置を連がいしに装着した全体構成を
示す上面図(a)および正面図(b)である。図5はケ
ース内部に取り付けられた洗浄機構を側方から見た説明
図で、図6は洗浄機構の駆動部分を上方から見た説明図
である。
【0034】図4に示すがいし保持装置は、基部とし
て、保持機構304のブラケット16に固定されたケー
ス17を有する。このケース17は図4(a)に示すよ
うに平面視でがいし装着用の開口部を持つ略U字状をし
ており、図4(b)に示すようにケース17には洗浄機
構5のガイドローラ502bが固定される。第1または
第2の把持手段と、洗浄機構5のかさ面用ブラシ501
aおよびひだ面用ブラシ501bはがいし個々に1組ず
つ設けられている。
【0035】図5、図6に示すように、洗浄機構5は大
別して、ブラシ501と、駆動部502と、駆動力発生
部503と、駆動力伝達部504により構成される。
【0036】ブラシ501は、かさ面用ブラシ501a
と、ひだ面用ブラシ501bと、連結ステー501cと
からなり、かさ面用ブラシ501aとひだ面用ブラシ5
01bの円盤面には毛材501dが植毛されており、連
がいしへ一方向から装着できるようにケース17の開口
部にあわせて切り欠きが1箇所設けてある。がいし1個
の清掃にはかさ面用ブラシ501aとひだ面用ブラシ5
01bを一組使用し、3個連の連がいしでは3組使用さ
れる。かさ面用ブラシ501aとひだ面用ブラシ501
bは連結ステー501cで固定され、全てのブラシは一
体となり、駆動部502の回転体502aに固定されて
いる。
【0037】図6に示すように、駆動部502は、回転
体502aと、ガイドローラ502bとで構成され、ガ
イドローラは回転体502aの上下左右の自由度を拘束
し、回転体502aの中心を軸とする回転運動のみ可能
となるようケース17に取り付けられている。回転体5
02aには、がいしへ一方向から装着できるように切り
欠き部511が設けてある。
【0038】駆動力発生部503は、ケース17に固定
されたモータ503aと、モータの出力軸に固定された
プーリ503bとで構成されている。
【0039】駆動力伝達部504は、タイミングベルト
504aと、テンショナ504bとで構成され、タイミ
ングベルト504aは駆動力発生部503のプーリ50
3bとテンショナ504bを介し、その両端は駆動部5
02の回転体502aの円周面に固定されている。
【0040】連がいしの洗浄は、駆動力発生部503の
モータ503aが回転往復運動することで、動力が駆動
力伝達部504のタイミングベルト504aに伝達さ
れ、駆動部502の回転体502aが回動し、前記回転
体502aに固定されたブラシ501が回動することで
おこなわれる。
【0041】次に、三連の連がいしを例にとって本実施
形態における洗浄機構を設けたがいし保持装置における
把持、洗浄の動作を図4〜6および図8に示したフロー
で説明する。
【0042】第一に、連がいし10に洗浄機構5の切り
欠き部511を当て、がいし保持装置のケース17に力
を加えてがいし保持装置を取り付ける。第二に、エアシ
リンダ21に圧縮空気を供給し、出力軸を伸長させて、
溝付きクランプアーム27をがいし方向へ付勢動作さ
せ、連がいし10の中央に配置するがいしにケース17
に固定した溝付きクランパー30を押しつけ把持する。
第三に、面クランプアーム26,28を前記把持した中
央のがいしと上下隣り合うがいしへ押しつけ面クランパ
ー29,31とでがいしを把持する。第四に、モータ5
03aを回転させ、その回転力は前記モータ503aの
出力軸に固定したプーリ503bとタイミングベルト5
04aによって、回転体502aへ伝達される。第五
に、モータ503aを正逆転することで、回転体502
aは回動する。第六に、回転体502aの運動によりブ
ラシ501が回動し、連がいし10の表面を洗浄する。
第七に、ブラシ501を初期位置に停止させる。第八
に、エアシリンダ20,21,22の図示しない切替弁
を切り換えて出力軸を伸長し、溝付きクランプアーム2
7と面クランプアーム26,28を駆動し、がいしの把
持を開放する。最後に、連がいし10から洗浄機構5の
切り欠き部分511よりがいし保持装置のケース17を
取り外すことで、一連の動作を完了する。
【0043】前述した保持装置の実施の形態では、各ク
ランプアーム26,27,28の駆動源となる付勢力発
生部としてエアシリンダ20,21,22を使用してい
る。これに対して、図7は、本発明のがいし保持装置の
他の実施形態を示すもので連がいしに装着した状態の上
面図である。本実施形態では、がいしの把持は、モータ
601の出力軸に固定したプーリ602とガイドプーリ
603を介して掛けられ前記各クランプアーム26,2
7,28の先端および後端に固定したワイヤ604を駆
動力伝達部とし、前記モータ601の正逆転によって前
記各クランプアーム26,27,28を開放位置から把
持位置へ駆動することでおこなう。
【0044】次に、本発明のがいし保持装置を用いたが
いし清掃装置の実施の形態を説明する。図9は前記がい
し清掃装置の全体構成を示す上面図(a)および側面図
(b)である。
【0045】本実施形態のがいし清掃装置は図9に示す
ように、手動または自動操作によって所定の方向に移動
できる台車1と、この台車に固定されて連がいし10へ
がいし保持装置6を載設するための載設手段2と、この
載設手段2に支持されたがいし保持装置6とで構成し、
前記がいし保持装置6には洗浄機構5が設けられてい
る。
【0046】本実施形態において、例えば台車1として
電車線路の保守用車を用いても良い。また載設手段2と
しては、例えば前記台車1の作業台101上に搭載され
前記保守用車の左右方向および上下方向へ移動可能なテ
ーブルリフト201と、リフト機構として用いられるハ
ンドリングアーム202とを組み合わせて構成し、3次
元空間で前記がいし保持装置6を固定または搭載支持す
る支持部304とともに質量を補償しながらがいし保持
装置6を昇降移動させて連がいしへの着脱をできるよう
にする。
【0047】次に、前記がいし清掃装置による清掃手順
を説明する。台車1が清掃対象となる連がいし10の設
置場所に移動停止した後、テーブルリフト201が台車
の左右方向および上下方向に移動し連がいし10へ接近
するとともに、テーブルリフト201上に固定したハン
ドリングアーム202によってがいし保持装置6の質量
を補償し関節を伸縮して姿勢を変化させて、トロリ線3
6、長幹がいし37、架線35、あるいはトンネル天井
面38等の障害物を回避させ、がいし保持装置6を連が
いし10に取り付けることが可能な位置まで移動する。
その後前述した、図8に示す動作によって連がいし10
を洗浄した後、ハンドリングアーム202で障害物を回
避しながらテーブルリフト201を降下させ、台車1の
作業台101上にがいし保持装置6を収納することで清
掃作業を終了する。
【0048】連がいし10は図9に示すように、ピン1
1によって個々のがいしが連結されているものであり、
寸法誤差があるため各がいし間の取付ピッチが異なり、
がいしの自重や吊っている架線との張力の掛かり方に違
いがあるため連がいしの取付姿勢は設置場所によって異
なり、トンネル内の高所に設置されている。この連がい
し10の上下端部は、例えば下束14と架線35に金具
によって取り付けられ、連がいしの把持固定や清掃作業
を困難にしている。
【0049】しかしながら前述のように本実施形態にお
いては、電車線路のトンネル内に設置された連がいしの
ように高所に設置され、トロリ線や信号線が輻輳し長幹
がいしや天井面によって作業範囲が制限される環境であ
っても、連がいしへの接近とがいし把持装置の取付を容
易ならしめ、連がいしの清掃作業の作業性と安全性を向
上できるものである。
【0050】なお、本発明のがいし保持装置は清掃作業
以外にも、がいしの保守作業、絶縁剤の塗布あるいは吹
きつけ等、種々の作業に応用できるものである。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のがいし保
持装置によれば、ピンによって個々のがいしが連結さ
れ、設置された姿勢が撓み、個々のがいしの間隔にばら
つきを有して設置された連がいしであっても、撓んだ姿
勢を矯正し、間隔のばらつきを吸収して把持することが
できる。また、複数個の連結された可撓性の連がいしを
効率よく洗浄できる。また、トンネル内の高所で作業範
囲が制限される環境であっても、障害物を回避して、容
易に接近することができ、連がいしの清掃または保守点
検に係わる作業を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のがいし保持装置の一実施形態を示す説
明図。
【図2】本発明のがいし保持装置の実施形態で連がいし
把持前の状態を示す図で、(a)は上面図、(b)は正
面図。
【図3】本発明のがいし保持装置の実施形態で連がいし
把持後の状態を示す図で、(a)は上面図、(b)は正
面図。
【図4】本発明の洗浄機構を設けたがいし保持装置の一
実施形態を示す説明図。
【図5】図4の洗浄機構を側方から見た説明図。
【図6】図4の洗浄機構の駆動部分を上方から見た説明
図。
【図7】本発明のがいし保持装置の他の実施形態で連が
いしを取り付けた状態を示す説明図。
【図8】本発明の洗浄機構を設けたがいし保持装置の一
実施形態による動作のフローを示す図。
【図9】本発明のがいし保持装置を用いたがいし清掃装
置の一実施形態で連がいしへ取り付ける状態を示す図
で、(a)は上面図、(b)は側面図。
【符号の説明】 1 台車 2 載設手段 5 洗浄機構 6 がいし保持装置 10 連がいし 11 ピン 15 がいし外周部 17 ケース 20、21、22 エアシリンダ 23、24、25 リンク 26、28 面クランプアーム 27 溝付きクランプアーム 29、31 面クランパー 30 溝付きクランパー 40 把持順序制御手段 501 ブラシ 502 駆動部 503 駆動力発生部 504 駆動力伝達部 511 切り欠き部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のがいしを連結してなる連がいしを
    複数の把持手段で把持するがいし保持装置であって、連
    がいしに着脱するための開口部を一側面に持つケース
    と、前記ケースに第1の把持手段と少なくとも一組の第
    2の把持手段とを備え、前記第1の把持手段は前記連が
    いし中の1個のがいしを把持し、前記第2の把持手段は
    前記第1の把持手段に把持されるがいし以外の個々のが
    いしを把持する位置に配設され連がいし中の個々のがい
    しの配置を調整して把持することを特徴とするがいし保
    持装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の把持手段は、前記ケースに固
    定された溝付きクランパーと、前記ケースに軸支されが
    いしの把持方向に付勢して前記ケースの定位置にて前記
    溝付きクランパーとともにがいしの剛性部分を把持する
    溝付きクランプアームと、溝付きクランプアームの駆動
    源となる付勢力発生部と、付勢力発生部から供給する力
    を溝付きクランプアームへ付勢力として伝達する付勢力
    伝達部とを備え、前記第2の把持手段は前記ケースに固
    定された面クランパーと、前記ケースに軸支されがいし
    の把持方向に付勢して前記ケースの定位置にて前記面ク
    ランパーとともにがいしの剛性部分を把持する面クラン
    プアームと、面クランプアームの駆動源となる付勢力発
    生部と、付勢力発生部から供給する力を面クランプアー
    ムへ付勢力として伝達する付勢力伝達部とを備えること
    を特徴とする請求項1記載のがいし保持装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の把持手段の前記溝付きクラン
    パーおよび前記溝付きクランプアームのがいしと接触す
    る部分はがいし外縁部を把持面とした円弧の接線方向ま
    たは円弧に沿った方向に溝が設けられており、前記第2
    の把持手段の前記面クランパーおよび前記面クランプア
    ームのがいしと接触する部分はがいし外縁部をがいしの
    把持面としがいし略中心線に平行な平面形状またはがい
    し略中心線を中心にした円の外周に沿って面を持つ略円
    筒面形状とされていることを特徴とする請求項2に記載
    のがいし保持装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の把持手段はがいし1個の把持
    に対して前記溝付きクランパーを2個と前記溝付きクラ
    ンプアームを1個備え、前記第2の把持手段はがいし個
    々の把持に対して前記面クランパーを2個と前記面クラ
    ンプアームを1個備えていることを特徴とする請求項2
    または3に記載のがいし保持装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の把持手段が、がいしの把持を
    完了した後、前記第1の把持手段に近い前記第2の把持
    手段が順次動作するよう制御する把持順序制御手段を設
    けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    がいし保持装置。
  6. 【請求項6】 前記ケース内に配置されて前記連がいし
    の周方向に回動する洗浄機構を設けたことを特徴とする
    請求項1〜5のいずれかに記載のがいし保持装置。
  7. 【請求項7】 連がいしを洗浄する前記洗浄機構は、ブ
    ラシと、駆動部と、駆動力発生部と、駆動力伝達部から
    なり、前記ブラシは前記駆動部に固定され、前記ブラシ
    および前記駆動部には連がいしに着脱するための切り欠
    き部が設けられ、前記駆動部はがいしの略中心軸を回転
    軸として回動可能となるようケースに支持され前記駆動
    力伝達部を介して前記駆動力発生部の動力が前記駆動部
    に伝達されることを特徴とする請求項6記載のがいし保
    持装置。
  8. 【請求項8】 前記ブラシは一部に切り欠き部を設けた
    円盤形状とし、円盤上にブラシ毛材を植毛したことを特
    徴とする請求項7記載のがいし保持装置。
  9. 【請求項9】 前記がいし保持装置を連がいしへ着脱す
    る載設手段と、前記がいし保持装置と前記載設手段とを
    搭載して清掃対象の連がいしの設置場所へ接近移動する
    台車とを備え、前記載設手段には対象物の質量を補償し
    ながら昇降移動するリフト機構を有することを特徴とす
    る請求項6〜8記載のがいし保持装置を用いたがいし清
    掃装置。
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