JP2001209760A

JP2001209760A - 再利用可能な電子ペーパ

Info

Publication number: JP2001209760A
Application number: JP2000338617A
Authority: JP
Inventors: Helen Davis Simoni; デイビスシモニヘレン; Bryan T Preas; ティープリーズブライアン
Original assignee: Xerox Corp
Current assignee: Xerox Corp
Priority date: 1999-11-16
Filing date: 2000-11-07
Publication date: 2001-08-03
Also published as: EP1102232B1; EP1102232A2; CA2320417A1; CA2320417C; DE60041684D1; EP1102232B2; EP1102232A3; US6573880B1

Abstract

(57)【要約】【課題】様々な情報を表示可能な再利用可能な電子ペ
ーパを提供する。【解決手段】表示メディア８２は、表示情報を受け取
るための入力部を有し、コントロール回路構成８０は、
表示メディア８２の入力部を介して表示メディア８２に
表示情報を提供する。このシステムは、センサ８８、ス
ピーカ８４、ボタン８６、発光素子１０４、およびコン
トロール回路構成８０と通信するためのインターフェー
ス１００などの、コントロール回路構成８０および表示
メディア８２と互いに交流し合う素子も備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、各種のプ
リントされたメディアに関し、さらに詳細には、動画ま
たは連続画を、側部の静的な情報または画像に沿って中
に組み込むための手段を提供する。

【０００２】

【従来の技術】パンフレット、グリーティングカード、
フォルダ、看板、販売促進用ギフトなどの製品が氾濫し
ている。これらの製品は、常にではないがかなり頻繁
に、メッセージが製品の１つ以上の表面にプリントされ
ているペーパ中心の製品である。これらの製品は便利で
あり安価に作れるが、せいぜい名目だけに効果があるに
過ぎない。それらの有効性は、それらがどのように効率
的に受け手の注意を引きまた維持して、それらの情報を
伝えるかに直接依存している。多くの種々の技術が、受
け手の注意をつかむために採用されてきた。例えば、点
滅する光、ポップアップ式ホログラム、およびエッジが
照明された図形がすべて、人目を引き付けるイメージす
なわち受け手の注意をつかむための一連のイメージを創
り出すために使用されてきた。カットアウト、オーバー
レイ、はためくこと、および巧妙な折り重ね技術が、コ
ントロールされた方法で情報を順序付けたり情報を見せ
るために使用されてきた。視覚以外の感覚を使用するこ
とが、音声や香気を採用することによって観察者の注意
を引くために使用されてきた。パンフレットまたはカー
ドが開かれるとき、指定された部分を剥がすことまたは
蓋を外すことのいずれかによって香気を出しながら、音
声が起動されることが多い。これらの技術のいずれかに
加えて、材料を個人化することが、特定の個人または個
人のクラスのどちらをも目標とするために使用されるこ
とが多い。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これらの技術が出会っ
た成功は変化している。１つの問題は、限定された情報
量だけしか、所定の量のスペースにプリントできないこ
とである。このことは、示すことができる情報量だけで
なく、複雑性もまた制限してしまう。その理由は、複雑
な情報は一般に、明白に説明するためにより多くのテキ
ストと図形を必要とするからである。例えば、情報メデ
ィアは一層長くなる傾向があり、その長いことと複雑な
ことのために消費者を当惑させてしまうことがある。し
かしながら、情報を単純化すると、希望する特定の情報
を伝達することができない。

【０００４】別の問題は、プリントされたメディアを製
造する前に、情報の個人化を決めなければならないこと
である。目標とする対象者の判断を誤ると、プリントさ
れたメディアのいくらかの量が使い物にならなくなるこ
とがある。

【０００５】このため、単一の限定されたスペース内の
複数のイメージまたは一連の情報を順序付ける能力を備
えたプリントされたメディアを提供することが好都合で
ある。人目を引き付けるようにまた観察者の目を複雑な
構想または情報に向けるように、イメージの順序を設計
することができる。そのような情報を、製造した後で受
け手が決まったとき配送する直前にカスタマイズするこ
とができれば、さらに有用である。情報の受け手がどの
情報を表示するかをコントロールまたは選択できれば、
さらに好都合である。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明のさらなる利点
は、以下の説明がなされるにつれて明らかになるであろ
う。

【０００７】簡略して説明すると、本発明によれば、基
板と、柔軟な表示メディアおよびこの基板に関連した制
御部（コントロール論理）を備える、情報を表示するた
めのシステムが提供される。この表示メディアは表示情
報を受け取るための入力部を有し、制御部はこの表示メ
ディアの入力部を介して表示メディアに表示情報を提供
する。システムは、例えば、センサ、スピーカ、ボタ
ン、光およびコントロール回路と通信するためのインタ
ーフェースなど、制御部および表示メディアと相互に交
流し合う別の構成要素を含むこともできる。

【０００８】

【発明の実施の形態】本発明を好ましい実施形態および
／または使用方法に関連して説明するが、本発明をその
実施形態および手順に限定するつもりはないことに理解
されたい。それどころか、添付の特許請求の範囲によっ
て定義される本発明の精神と範囲内に含まれる、すべて
の代替え案、変更および等価なものをカバーすることを
意図している。

【０００９】ここで図１を参照すると、基本システムの
ブロック図が示されている。システムにとっての中心と
なるコンポーネントは、柔軟で、軽量な、消費電力が低
いシート状の表示メディア１０である。２つのタイプの
そのような表示メディアが、現在知られている。１つ
は、マサチューセッツ州ケンブリッジのＥ−ｉｎｋＣ
ｏｒｐｏｒａｔｉｏｎによって作られたイミーディア
（Immedia）技術である。イミーディアは、電気泳動技
術に基づく、多数の小さいプラスチック粒子のオイル懸
濁液を含む「電子インク」を使用する。電界が「電子イ
ンク」を横切って印加されると、「電子インク」は変色
する。電源がオフになっても、イメージは存続する。

【００１０】２つ目は、ギリコン（gyricon）技術であ
る。種々のタイプのギリコン表示メディア、それらの動
作特性、および製造方法が、１９７８年１１月２１日に
発行された、Ｓｈｅｒｉｄｏｎによる「Ｔｗｉｓｔｉｎ
ｇＢａｌｌＰａｎｅｌＤｉｓｐｌａｙ」と題する米
国特許第４，１２６，８５４号、１９９７年２月１８日
に発行された、Ｓｈｅｒｉｄｏｎによる「ＳｏｍｅＵ
ｓｅｓＯｆＭｉｃｒｏｅｎｃａｐｓｕｌａｔｉｏｎ
ＦｏｒＥｌｅｃｔｒｉｃＰａｐｅｒ」と題する米
国特許第５，６０４，０２７号、１９９８年２月１０日
に発行された、Ｓｈｅｒｉｄｏｎによる「Ｐｏｌｙｃｈ
ｒｏｍａｌＳｅｇｍｅｎｔｅｄＢａｌｌｓＦｏｒ
ＡＴｗｉｓｔｉｎｇＢａｌｌＤｉｓｐｌａｙ」
と題する米国特許第５，７１７，５１４号、１９９８年
９月１５日に発行された、Ｓｈｅｒｉｄｏｎによる「Ｈ
ｉｇｈＲｅｆｌｅｃｔａｎｃｅＧｙｒｉｃｏｎＤ
ｉｓｐｌａｙ」と題する米国特許第５，８０８，７８３
号、１９９８年９月２９日に発行された、Ｓｈｅｒｉｄ
ｏｎらによる「’Ｅｇｇｃｒａｔｅ’ Ｓｕｂｓｔｒａ
ｔｅＦｏｒＡＴｗｉｓｔｉｎｇＢａｌｌＤｉ
ｓｐｌａｙ」と題する米国特許第５，８１５，３０６
号、１９９８年１０月２０日に発行された、Ｃｒｏｗｌ
ｅｙによる「ＧｙｒｉｃｏｎＤｉｓｐｌａｙＷｉｔ
ｈＮｏＥｌａｓｔｏｍｅｒＳｕｂｓｔｒａｔｅ」
と題する米国特許第５，８２５，５２９号、および１９
９７年１０月３０日に出願された、Ｓｈｅｒｉｄｏｎら
による「ＴｗｉｓｔｉｎｇＣｙｌｉｎｄｅｒＤｉｓ
ｐｌａｙ」と題する米国特許出願第０８／９６０，８６
５号の中で説明されている。

【００１１】要約すると、ギリコンのメディアは、２つ
のほぼ平行な表面を有する基板内に回転可能に配置され
た回転素子を備えている。これらの表面の１つは観察面
である。この回転素子は、少なくとも２つの異なった視
覚観察特性を有する。例えば、この回転素子は球体を備
えており、この球体の表面の約半分は白に着色されてお
り、残りの半分は黒に着色されている。しかしながら、
透明なセグメントと着色されたセグメントとを有する素
子や形状が円柱形の素子など、回転素子の他の多くの変
形例も記載されている。

【００１２】基板は、中に回転素子が散乱されているエ
ラストマの薄いシートから成ることが最も多い。このエ
ラストマのシートは、次に、可塑剤の中で膨張する。可
塑剤は回転素子の周りに液体が充填されたキャビティを
形成させる。この形状では、回転素子は基板の中で自由
に回転できるが、液体が充填されたキャビティ内に包ま
れているため、エラストマの基板内で大きな並進運動を
受けることができない。しかしながら、回転素子と、２
つの堅いシートと回転素子との間の液体とを含むぴった
りパックされた構成などの、別の構成も説明されてい
る。ここで回転素子は、少量の液体と一緒にマイクロカ
プセルに入れられており、種々の堅い基板材料の中に分
散されている。

【００１３】任意の回転素子を選択することができ、ま
たその回転素子を含むギリコンのメディアの部分を横切
る電界を印加することによって向きを変えることができ
る。回転素子の向きは、印加された電界の方向によって
決定される。黒と白の球体の簡単な場合では、電界を観
察面にほぼ垂直に印加して、球体の白の面を観察面で見
えるようにさせことができる。電界の極性が反転する
と、球体の黒の面が観察面で見えるようになる。電界が
取り除かれると、回転素子はその回転配列を保持して、
別の電界が印加されて回転素子の回転配列が変化される
まで、電界によってどちらの視覚特性が選択されたかを
示し続ける。次に、特定の視覚特性を表示するために駆
動される、ギリコンのメディアの種々の領域が選択され
ることによって、ギリコンのメディアがイメージを表示
できる。ギリコンの技術を利用して、白黒の表示メディ
ア、ハイライトカラーおよびフルカラーの表示メディア
が可能である。

【００１４】以下を説明する目的のために、表示メディ
ア１０はギリコンの技術を用いて実行されると仮定す
る。しかしながら、表示メディア１０はイミーディアの
電気泳動技術または別の任意の薄い、軽量で、消費電力
が少ない、柔軟な表示メディアを用いることによっても
うまく実行できることを心に留めておく必要がある。柔
軟なことによって、表示メディアは、表示メディアが取
り付けられるすなわち結合される基板に柔軟であること
を意味する。メディアを、例えば、堅い基板に対して取
り付けるまたは適合させる必要があることを意味するの
ではなく、基板が剛直かまたは柔軟であるか、平面かま
たは非平面かにかかわらず、メディアは基板に対して柔
軟であることを意味している。

【００１５】表示メディア１０は、コントロール回路構
成２４によって駆動される。このコントロール回路構成
２４の機能は、電界を発生させる電圧信号を提供するこ
とである。電界は、イメージを表示メディア１０上で変
化させる。説明を容易にするために、このコントロール
回路構成を３つの部分、すなわちドライバのアレイ１
２、コントロールシーケンサ１４および電源回路１６に
分割するが、コントロール回路構成２４は、多くの回路
構成の変形例によって設計することができる。それらの
中には、これらの特定の構成要素の部分に容易には分割
できないものがある。

【００１６】表示ドライバ１２のアレイは、ライン１８
のアレイを介して表示メディア１０と直接通信する。ド
ライバ１２は、コントロールシーケンサ１４からライン
２０のアレイを介して、それらの駆動情報を受け取る。
コントロールシーケンサ１４およびドライバ１２は、共
に、ライン２２および２３を介して電力を供給する電源
回路１６によって給電される。

【００１７】必要なコントロール回路構成のサイズおよ
び複雑性は、表示メディア１０上に作成するイメージの
サイズおよび複雑性に依存する。最も単純な場合では、
表示メディア１０に点滅パターンを表示させることを可
能にするために、そのような信号を２つしか必要としな
いが、より複雑なパターンのセットでは、より大きな信
号のアレイが供給される必要がある。コントロール回路
構成２４には多くの変形例が可能であるが、電圧信号を
提供するために好適な回路構成のいくつかの例を、以下
に記載する。

【００１８】電源回路で使用するために好適な電源に
は、周囲エネルギーレシーバ（ambient energy receive
r）が含まれる。この周囲エネルギーレシーバは、光を
収集する太陽電池の構成、または電磁放射、音、電磁
界、温度、湿度、圧力、機械的な振動または変位などの
他の形態のエネルギー、または必要な電圧信号を提供す
るために収集することができまた電気的なエネルギーに
変換できる他の任意の測定可能な形態のエネルギーを収
集する別の回路構成とすることができる。しかしなが
ら、電源をこの周囲エネルギーレシーバに限定する必要
はない。電源はバッテリーまたは、時計および計算機に
給電するために使用されるようなバッテリー構成または
電気的ウォールソケットなどの電源への接続によっても
等しく良好に提供を受けることができる。

【００１９】上述した電源は、任意の数の所望の電圧を
供給するように構成することができる。しかしながら、
ギリコンのメディアを使用する場合、ドライバ１２はコ
ントロールシーケンサ１４とは違った電源を必要とす
る。コントロールシーケンサ１４とは別個にドライバ１
２に給電するために、別の電源を使用することができる
が、サイズや費用を考慮すると、単一の電源を使用する
ことが好ましいとされる。この単一の電源は、本来、ド
ライバ１２とコントロールシーケンサ１４との両方に供
給するために必要な電圧を供給することはできない。例
えば、ギリコンのメディアを使用する場合、ドライバ１
２はコントロールシーケンサ１４よりも十分に高い電源
の供給を受ける必要がある。このため、図１に示すよう
に、コントロールシーケンサ１４に必要とされる低い電
源とドライバ１２に必要とされる高い電源との両方を供
給するように、電源回路１６を構成することが望まし
い。その場合、低い電圧をドライバ１２が必要とする要
求された高い電圧に変換するために、追加の回路を電源
に加えなければならない。そのような回路の２つの実施
例が、米国特許出願第０９／１５３，３２７号の図５お
よび図７に記載されている。これらの回路は、発振器、
いくつかのクロックド装置、追加の回路素子を用いて、
高圧パルスまたは一定の高圧のいずれかを発生させる。
それらのいずれも、ドライバ１２に高圧信号を提供する
ために使用することができる。その構成にも関わらず、
電源回路１６の機能は、コントロールシーケンサ１４お
よびドライバ１２に適切な電源を供給することである。

【００２０】コントロールシーケンサ１４を使用して、
ドライバ１２に付加的な論理駆動情報を提供し、どのよ
うにまたいつドライバ１２のアレイ内のそれぞれの個々
のドライバを動作させるべきかを決定する。コントロー
ルシーケンサ１４の機能は、次に、ドライバ１２のそれ
ぞれに正確な論理値を提供して、ドライバが表示メディ
ア１０上に所望のイメージまたは一連のイメージを提供
できるようにすることである。

【００２１】例えば、簡単な場合では、２つのドライバ
しか必要とされず、それらのドライバは互いに逆の状態
に駆動される。そのような場合では、コントロールシー
ケンサ１４を簡単な反転回路で実行することができる。
この反転回路は、電源回路１６から電力を受け取り、ド
ライバアレイ１２の２つのドライバのそれぞれに、例え
ば、一方が高く他方が低い２つの反対の信号を出力す
る。しかしながら、より複雑な場合では、ドライバのよ
り大きなアレイが必要とされる。このような場合では、
コントロールシーケンサ１４は、種々の方法で、例え
ば、カスタムロジック、ＰＬＡ、ゲートアレイ、ＲＯ
Ｍ、ＲＡＭ、またはことによるとマイクロプロセサを用
いて実行することができるが、多数のドライバ１２を必
要とする場合、イメージ変化を駆動するために、すべて
のドライバ１２に対する値をほぼ同時に確実に使用でき
るようにするために、必ずしもシフトレジスタなどの何
らかの追加の論理と併せて使う必要はない。このこと
は、ドライバ１２のアレイに必要な個々の電圧を計算す
るために使用される特定の回路構成がすべての個々の電
圧を提供することができない場合に起こる可能性があ
る。さらに、表示メディア１０上でイメージを変化させ
るためには、個々の電圧はほぼ同時に必要とされる。

【００２２】種々の方法でドライバ１２を実行すること
ができ、また特定の表示メディア１０の特別な駆動の必
要性によって、すなわち、表示メディア上に作成するこ
とが望まれるイメージの数および複雑性、および他の基
準の間でドライバに割り当てられるための利用可能なス
ペースによって、特定の実行が指示される。ギリコンの
表示メディアと共に好適にドライバを実行する場合、ア
クティブ充電ポンプを使用することがある。

【００２３】当技術分野では公知の種々の手段を用い
て、コントロール回路構成２４を設けることができる。
ある実施形態では、コントロール回路構成２４を小さく
て堅い回路基板上に設けている。別の実施形態では、コ
ントロール回路構成２４を小さい可撓性の回路基板また
は可撓ケーブルなどの他の柔軟な基板上に設けている。

【００２４】表示メディア１０は、さらに、表示メディ
ア１０の分解図である図２にも示されている。この表示
メディア１０は、ギリコンのメディアまたはイミーディ
アの電気泳動ディスプレイのシートのような、シートメ
ディア２６の層を備えている。このシートメディア２６
は、選択装置（selection device）２８の上側部３０と
下側部３２との間に挟まれている。この選択装置２８
は、シートメディア２６の部分を選択および駆動して、
所望のイメージをシートメディア２６上に発生するため
に使用される。

【００２５】ギリコンのシートメディア２６を使用する
場合、それが乾燥しないように、ギリコンのシートメデ
ィア２６のシート全体を包み込む必要がある。選択装置
の１つの実施形態では、当技術分野では周知のように、
選択装置２８の上側部３０と下側部３２との間にそれを
包み込む前に、選択装置２８から別個にギリコンのシー
トメディア２６を包み込むことができることに注意され
たい。しかしながら、別の実施形態においては、選択装
置２８の上側部３０および下側部３２の１つまたは両方
を、シートメディア２６を包み込むための封入層として
も使うことができる。さらに別の実施形態においては、
シートメディア２６は、シートを封入する必要がないタ
イプであってもよい。

【００２６】選択装置２８は、アドレス電極として機能
する導電パターンを上側部３０および下側部３２上に備
えている。上側部３０は表示メディア１０に対して観察
面を提供するので、この上側部３０はほぼ透明でなけれ
ばならない。上側部は、例えば、ガラス、マイラー、ま
たはアドレス電極を提供するためにＩＴＯパターンでコ
ーティングされている他のポリエステルの層を用いて提
供することができる。いくつかの実施形態においては、
ＩＴＯパターンは選択領域スペースの全体をカバーする
コーティングであり、接地面として機能する。下側部３
２は必ずしも観察面を提供することはないので、下側部
３２は透明であることを要求されない。下側部３２は、
上側部３０と同じ材料、すなわち、ガラス、マイラー、
またはアドレス電極を提供するためにＩＴＯパターンで
コーティングされている他のポリエステルの層、を用い
て提供することができる。しかしながら、別の実施形態
においては、下側部３２は、アドレス電極を提供するた
めに導電性のカーボンまたは銀を備えたマイラーまたは
ポリエステルを用いて提供することもできる。さらに別
の実施形態においては、下側部３２は、当技術分野では
周知の、従来のプリント回路基板を用いて提供すること
ができる。なお、さらに別の実施形態においては、選択
装置は、例えば、アドレス電極をシートメディア自身の
表面上に設けることによって、シートメディア２６内に
集積することができる。

【００２７】選択装置２８とシートメディア２６との間
のアライメントを維持するために、選択装置２８とシー
トメディア２６とは互いに接着されている。例えば、シ
ートメディア２６を包んだ後、選択装置２８の上側部３
０と下側部３２の周辺部に、接着剤を加える。シートメ
ディア２６を包み込むために、選択装置２８の１つ以上
の部分を使用する場合も、シートメディア２６の周辺を
事実上シールする接着剤を用いる必要がある。

【００２８】また、コネクタ３４が選択装置２８の下側
部３２上に配置されている。これらのコネクタは、当技
術分野では周知の任意の標準コネクタを用いて、下側部
３２の前側または後側に配置することができる。コネク
タ３４は、選択装置２８とコントロール論理２４との間
の電気的な相互接続を提供することが要求されている。
例えば、ＳＭＴまたはＺＩＦタイプのＰＣＢコネクタな
どのタブコネクタを経由して下側部３２から、またはコ
ネクタの分離したセットが付いた上側部３０を用いるこ
とによって、上側部３０への接続を行うことができる。
他の代替え案には、導電性のエポキシ、はんだ付きワイ
ヤ接続、またはクランプや導電性のテープを用いること
が含まれる。

【００２９】上側部３０および下側部３２上の導電パタ
ーンは、どのようなタイプのアドレス技術を使用するか
によって決まる。例えば、当技術分野で周知のように、
パッシブマトリックスおよびアクティブマトリックスの
アドレス技術を使用することができる。あるいはまた、
アドレス技術についての別の実施形態には、既知の固定
したセットのイメージを発生する方法がある。例えば、
既知の固定したセットのイメージを発生するために、２
つの部分の選択装置を使用して、ディスプレイの少なく
とも一部をアドレスする。選択装置の一方の部分は、接
地面を提供するために使用される。選択装置の他方の部
分には、一連のオーバラップするイメージの共通部分を
備える電極パターンが含まれる。イメージの共通部分を
アドレスすることによって、必要なドライバの数はイメ
ージの数の関数になる。この方法で、高い解像度の任意
の複雑なオーバラップするイメージを、複雑性とコスト
の問題が付随するピクセルレベルのアドレス機構を使用
する必要なしに、アドレスすることができる。このアド
レス技術は、希望する場合、さらに柔軟性を増すため
に、パッシブまたはアクティブマトリックスのアドレス
方法などの、他のアドレス技術と組み合わせることもで
きる。

【００３０】図３は、図１および図２を参照してこれま
で説明したシステムを、どのように基板に取り付けて使
用することができるかの例を示している。図３は標識４
０の実施例を示す。標識４０は、広告標識または他の種
類の情報標識とすることができる。これを説明するため
に、販売広告標識のポイントを仮定する。標識４０はキ
ャリアとして基板５０を使用する。基板５０は、カード
ボードまたは他のペーパベースの基板、ルーサイト（商
標）などのプラスチック、セラミック、金属、ファブリ
ック（繊維）、木材または所望のサイズと形状の基板に
形成することができるすべての材料など、種々の材料か
ら作ることができる。標識４０を剛体にして、マウンテ
ィングまたは自立の用途のいずれかを対象としてもよ
く、または柔軟にして、壁、バスストップ、ドア、柱、
ポールまたはフレームなどの他の構造体上に取り付ける
ことを目的にしてもよい。あるいはまた、基板をファブ
リックなどの軽量で柔軟な材料で作り、衣類のアイテム
として身につけたり、カバーとして掛けたり使用したり
することを意図することもできる。

【００３１】基板は種々の領域に分割することができ
る。例えば、基板５０の上部は、基板５０上に直接プリ
ントされたまたは基板５０に接着した何か他の材料上に
プリントされた会社の名前が付いた領域を持つことがで
きる。基板５０の下部には、別のプリントされた材料４
８を配置することができる。プリントされた材料４８
は、成分リスト、会社の理念、コンテスト規則の情報ま
たは他の要求された情報とすることができる。基板は、
基板５０の底部に示されている取り外し可能なクーポン
４６などの、種々の他のアイテムを備えることができ
る。図３に示す種々のアイテムの組合わせや配置は、単
に例示することを目的としており、またどのようなアイ
テムも基板５０上のどのような任意の位置に配置するこ
とができることに注意されたい。また、列挙したアイテ
ムは具体例のアイテムであり、図形、パンフレット、ブ
ックレット、または販売促進の景品を含むどのような種
類のアイテムをも含むことができるが、それらに限定さ
れないことに注意されたい。

【００３２】基板５０の中央部は、基板５０の一方の側
に表示メディア４４をまた基板５０の裏側にコントロー
ル回路構成５４を担った状態で示されている。しかしな
がら、これはこのようにする必要はない。コントロール
回路構成５４を基板５０の背後に配置することによっ
て、見えないようにすることが望ましいが、コントロー
ル回路構成は、それを表示メディア４４または基板５０
上に取り付けた他のアイテムの背後の基板５０に取り付
けることまたは基板５０内に埋め込むことのいずれかに
よって、見えないようにすることもできる。あるいはま
た、標識４０に「ハイテク」な外観を与えるために、コ
ントロール回路構成５４を見えなくしないようにするこ
とが、そうすることがときには流行っているので、望ま
しいことがある。電気的コネクタ５６はコントロール回
路構成５４を表示メディア４４に接続し、そして希望す
るように見えなくされるか見えるようにされる。

【００３３】表示メディア４４は、種々の方法で基板５
０に取り付けることができる。例えば、表示メディア
は、取外し可能な接着剤、ベルクロ（商標）、フック、
スナップ、ねじ、ボタン、ジッパ、ボルト、クランプ、
クリップ、または表示メディア４４を基板５０に取外し
可能に取り付けるすべての他の手段を用いて、基板５０
に着脱可能に取り付けることができる。さらに、基板５
０は、プラスチックなどの堅いまたは柔軟な材料のいず
れかによって作られたほぼ透明なポケットを備えて形成
することができる。このポケットは、表示メディア４４
を含むことができる。表示メディア４４は、にかわ、接
着剤、リベット、または当技術分野では周知のエポキシ
などの、容易に取り外すことを意図しない他のすべての
手段を用いて、取り付けることができる。

【００３４】その上、オーバーレイまたは特別な観察ウ
ィンドウを表示メディア４４の上または上方に配置する
ことができる。例えば、表示メディアが変化するデータ
を表形式で表示する場合、表の「グリッド」ラインを示
すオーバーレイを使用することができる。別の例では、
会社のロゴを表示メディア４４のコーナなどのある位置
に配置することが望まれる。そのようなオーバーレイ
は、透明でも不透明でもよい。これらのオーバーレイ
は、図２に示す表示メディア１０の透明な上側部の一部
として実行することができ、または図３に示す標識４０
の基板５０に取り付けることができる。例えば、表示メ
ディア４４を基板５０に取り付けるために透明なポケッ
トを使用する場合、この透明なポケットはその上にプリ
ントされた情報またはグラフィックを持つことができ
る。あるいはまた、オーバーレイは、交換を容易にでき
るように、例えば、ベルクロ（商標）、再利用可能な接
着剤、または他の手段によって、基板５０または表示メ
ディア４４に取外し可能に取り付けることができる。他
の実施形態においては、表示メディア４４または表示メ
ディア４４をオーバーレイするウィンドウに直接貼るこ
とができるステッカーを用いて、オーバーレイを実行す
ることができる。

【００３５】コントロール回路構成５４も、種々の方法
で基板５０に取り付けることができる。例えば、コント
ロール回路構成５４は、取外し可能な接着剤、ベルクロ
（商標）、フック、スナップ、リベット、ボルト、ね
じ、ボタン、ジッパ、クランプ、クリップ、またはコン
トロール回路構成５４を基板５０に取外し可能に取り付
けるすべての他の手段を用いて、基板５０に着脱可能に
取り付けることができる。さらに、基板５０は、プラス
チックなどの堅いまたは柔軟な材料のいずれかによって
作られたポケットを備えて形成することができる。この
ポケットは、コントロール回路構成５４を含むことがで
きる。コントロール回路構成５４は、にかわ、接着剤、
リベット、または当技術分野では周知のエポキシなど
の、容易に取り外すことを意図しない他のすべての手段
を用いて、取り付けることができる。

【００３６】要するに、表示メディア４４およびコント
ロール回路構成５４の両方は、それぞれが取外し可能に
または取り外しできないように、他とは独立して、基板
５０に固定される。表示メディア４４またはコントロー
ル回路構成５４のいずれも取外し可能に取り付けること
ができるので、アイテムの交換や置き換えを容易に行う
ことができる。

【００３７】図４および図５は、図１および図２を参照
してこれまで説明したシステムを、どのように基板に取
り付けて使用することができるかの例を示している。図
４および図５はフォルダ６０の実施例を示している。こ
のフォルダ６０は、パンフレット、ノートブック、バイ
ンダ、挨拶状または他の折り曲げたまたはヒンジ付きの
アイテムとすることができる。これを説明するために、
パンフレットを仮定する。フォルダ６０はキャリアとし
て基板６２を使用する。基板６２は、カードボードまた
は他のペーパベースの基板、ルーサイト（商標）などの
プラスチック、セラミック、金属、ファブリック、木材
または所望のサイズと形状の基板に形成することができ
るすべての材料など、種々の材料から作ることができ
る。フォルダ６０には折り目７８がある。フォルダ６０
は、折り目７８に沿って折り曲げられる単一の部品から
組み立てることができる。またはそれは、ヒンジによっ
てできるように、折り目７８に沿って柔軟にまたは折り
曲げて結合される２つ以上の部品から組み立てることが
できる。フォルダ６０は、堅い材料または柔軟な材料か
ら組み立てることができる。

【００３８】図３に関連して説明した標識４０の例と同
様に、基板は種々の領域に分割することができる。例え
ば、基板６２の上部は、基板６２上に直接プリントされ
たまたは基板６２に取り付けた何か他の材料の上にプリ
ントされたロゴまたは会社の名前６４が付いた領域とす
ることができる。図４および図５に示す種々のアイテム
の組合わせや配置は、単に例示することを目的としてお
り、またどのようなアイテムも基板６２上のどのような
任意の位置に配置することができることに注意された
い。さらに、列挙したアイテムは典型的なアイテムであ
り、どのような種々のアイテムも含むことができる。

【００３９】基板６２の下部は、カットアウトすなわち
ウィンドウ７０が付いて示されている。このウィンドウ
７０を通して、図４に示すように、フォルダ６０が折り
曲げられるとき、表示メディア６６の一部を見ることが
できる。コントロール回路構成７４が、見えないように
基板６２に取り付けられている。図５を見ると、フォル
ダ６０は折り曲げられない状態でまたは部分的に折り曲
げた状態で示されている。フォルダ６０の内部には、コ
ントロール回路構成７４を保持するために使用できるポ
ケット６８が付いていることが分かる。しかしながら、
これはこのようにする必要はない。コントロール回路構
成７４をポケット７０の背後に配置することによって、
見えないようにすることが望ましいが、コントロール回
路構成７４は、それを多層基板内に取り付けることによ
って、見えないようにすることもできる。あるいはま
た、フォルダ７０に「ハイテク」な外観を与えるため
に、コントロール回路構成７４を見えなくしないように
することが、そうすることがときには流行っているの
で、望ましいことがある。柔軟性の電気的コネクタ７６
はコントロール回路構成７４を表示メディア６６に接続
し、そして希望するように見えなくされるか見えるよう
にされる。表示メディア６６は、図５に示すように、フ
ォルダを開いたとき完全に見ることができるように、基
板６２の内側の部分に配置される。

【００４０】表示メディア６６は、種々の方法で基板６
２に取り付けることができる。例えば、表示メディア
は、取外し可能な接着剤、ベルクロ（商標）、フック、
スナップ、ボルト、ねじ、ボタン、ジッパ、クランプ、
クリップ、または表示メディア６６を基板６２に取外し
可能に取り付けるすべての他の手段を用いて、基板６２
に着脱可能に取り付けることができる。さらに、基板６
２は、プラスチックなどの堅いまたは柔軟な材料のいず
れかによって作られたほぼ透明なポケットを備えて形成
することができる。このポケットは、表示メディア６６
を含むことができる。表示メディア６６は、にかわ、接
着剤、リベット、または当技術分野では周知のエポキシ
などの、容易に取り外すことを意図しない他のすべての
手段を用いて、取り付けることができる。表示メディア
を見ることができるウィンドウすなわち開口部が付いた
多層基板６２の異なる層間に、表示メディア６６を挿入
することもできる。

【００４１】コントロール回路構成７４も、種々の方法
で基板６２に取り付けることができる。例えば、コント
ロール回路構成７４は、取外し可能な接着剤、ベルクロ
（商標）、フック、スナップ、ボルト、ねじ、ボタン、
ジッパ、クランプ、クリップ、またはコントロール回路
構成７４を基板６２に取外し可能に取り付けるすべての
他の手段を用いて、基板６２に着脱可能に取り付けるこ
とができる。さらに、基板６２は、プラスチックなどの
堅いまたは柔軟な材料のいずれかによって作られたポケ
ットを備えて形成することができる。このポケットは、
コントロール回路構成７４を含むことができる。コント
ロール回路構成７４は、にかわ、接着剤、リベット、ま
たは当技術分野では周知のエポキシなどの、容易に取り
外すことを意図しない他のすべての手段を用いて、取り
付けることができる。コントロール回路構成を見ること
ができるウィンドウすなわち開口部などが付いたりする
多層基板６２の異なる層間に、コントロール回路構成７
４を挿入することもできる。

【００４２】要するに、表示メディア６６およびコント
ロール回路構成７４の両方は、それぞれが取外し可能に
または取り外しできないように、他とは独立して、基板
６２に固定される。表示メディア６６またはコントロー
ル回路構成７４のいずれも取外し可能に取り付けること
ができるので、アイテムの交換や容易な置き換えを行う
ことができる。

【００４３】図６は図３と同様のシステム図を示してお
り、別の機能が図３のシステムに加えられている。図６
に示すシステムは、電気的にコントロール回路構成８０
にライン９０を介して接続されている表示メディア８２
を備えている。システムのこの部分は、図３に関連して
上述した部分と同様である。図６に示した追加の機能に
は、ライン８８を介してコントロール回路構成８０に接
続されたセンサ素子８８，ライン９４を介してコントロ
ール回路構成８０に接続されたボタンまたはボタン素子
８６、ライン９２を介してコントロール回路構成８０に
接続されたスピーカ素子８４、ライン９８を介してコン
トロール回路構成８０に接続されたネットワークインタ
ーフェース素子１００およびライン１０２を介してコン
トロール回路構成８０に接続された発光素子１０４が含
まれる。

【００４４】センサ素子８８は、環境の種々の特性を検
出するために用いることができる、任意の商業的に利用
可能なセンサを使用して実現することができる。このセ
ンサ素子は、光、運動、温度、音、または圧力を検出す
るために使用することができ、その情報をコントロール
回路構成８０に送る。次に、コントロール回路構成８０
は、センサから送られた情報を使用して、システムまた
は表示メディア８２に関する何らかの動作を開始する。
例えば、光、圧力または運動用センサ素子８８を使用し
て、図４および図５を参照して説明したフォルダがいつ
開かれたかを検出することができる。温度用センサ素子
８８は、環境温度を検出するために使用することがで
き、この環境温度を次に表示メディア８２上に表示する
ことができる。音用センサ８８は、ノイズレベルを検出
するために使用することができる。図書館でそのような
システムが使用される場合、ノイズが検出されると、標
識は表示メディア８２を「ＳＨＨＨＨＨ（シーッ）！」
と読めるように変更する。多数のそのような用途を想像
することができるが、これらはごく僅かな例に過ぎな
い。

【００４５】ボタン素子８６は、当技術分野で周知の任
意の従来のボタンを用いることによって実現することが
できる。これらのボタンには、別個のコントロールパネ
ル上に取り付けたボタンまたはシート上に実現したボタ
ンが含まれる。このシートは、表示メディア８２の下側
または頂部上に配置できたり、できなかったりする。ボ
タン素子は、システムの相互に交流し合うバージョンを
実現するために使用することができる。例えば、特定の
ボタンを動作させることによって、いくつかのイメージ
の中でどのイメージを表示メディア８２が表示するかを
決定するために使用することができる。さらに、ボタン
素子８６は、スピーカ素子８４またはネットワークイン
ターフェース１００の機能などのように、表示メディア
８２と連動してまたはそれとは別個に、システムの他の
機能を起動するために使用することができる。

【００４６】スピーカ素子８４は、任意の商業的に利用
可能なマイクロパワーのオーディオチップを用いること
によって実現することができる。スピーカ素子は、例え
ば、フォルダが開かれるとき、ボタン素子８６が押され
たとき、またはセンサ素子が誰かがいることを検出した
ときに起動される。スピーカ素子を内蔵するアイテムの
１つの例には、開いたときに音楽を奏でるカードがあ
る。コントロール回路構成８０を使用して、表示すべき
イメージの順序をスピーカ素子８４からのオーディオ出
力に同期させることができる。

【００４７】ネットワークインターフェース１００は、
外部のシステムにデータを転送したり受け取ったりする
ために使用され、従来のハードウェアに組み込まれてい
るプラグ、ＩＲまたはＲＦのネットワーク技術を使用し
て実現することができる。ネットワークインターフェー
ス１００によって、コントロール回路構成８０内の情報
のアドレス指定、再プログラミング、ダウンロードまた
はアップロードすることができる。そのような用途の１
つの例には、温度センサを含むシステムを利用した標識
がある。コントロール回路構成８０は、センサ素子８８
から温度情報を受け取り、この温度情報をメモリに記憶
すると共に、この温度情報を使用して表示メディア８２
上に現在の温度を表示する。定期的な間隔で、ネットワ
ークインターフェース１００を使用して、記憶した温度
情報を他のシステムにダウンロードすることができる。
他の例には、例えば、ネットワークインターフェース１
００を使用して、販売用ディスプレイのポイント上の価
格またはディスカウント提供を更新することがある。さ
らに別の例には、例えば、新しい順序のイメージを表示
メディア８２上に表示するためにコントロール回路構成
を再プライミングすることが含まれる。ネットワークイ
ンターフェース１００は、このとき必ず、コントロール
回路構成８０と直接通信する方法を提供する。

【００４８】発光素子１０４は、種々の方法で実現する
ことができる。例えば、いくつかの小形の低電力のＬＥ
Ｄは、販売標識のポイント上のハイライト素子として利
用することができる。これらのＬＥＤは、所定の順序に
従って起動され、点滅し、または表示メディア８２また
はスピーカ素子８４などのいずれか他の素子と同時に動
作するように、コントロール回路構成８０によって駆動
されることができる。

【００４９】発光素子１０４についての別の代替え案
は、システム全体をライティングすることである。例え
ば、白熱灯または蛍光灯のライティングによって、表示
メディア８２などのシステムの部分をライティングする
ことができる。発光素子１０４をセンサ素子８４と併せ
て動作させて、光のレベルが暗いことを検出したとき、
発光素子１０４を点灯することができる。そのような用
途の例の１つは、レストランまたは劇場における例であ
る。そこでは、表示メディア８２を観察するために利用
できるライティングは、夕暮れが近付く間に、明るい状
態から暗い状態に変化する。利用可能な光が減少するに
つれて、発光素子１０４は、付加的な光を表示メディア
８２に直接与えることができる。

【００５０】図６に示したシステムは、図１に示したシ
ステムに関連して図３から図５に示したような、種々の
基板およびシステムの中で実現することができる。しか
しながら、図６の中で示した追加のシステム素子である
ネットワークインターフェース１００、スピーカ素子８
４、ボタン素子８６、センサ素子８８、および発光素子
１０４は、説明を容易にするために、すべて同じシステ
ム内で使用される状態で示されていることを指摘してお
く。どのような１つ以上の個々の素子も、図１に示した
システムに加えて、どのような所定のユーザまたは状態
の種々の要求に適合できる種々のシステムを実現するこ
とができる。

【００５１】図３から図５に示した実施例は本質的に平
面のアイテムであるが、この事例に限る必要はないこと
に注意されたい。幅広い種々の材料を、様々な構成や用
途に導く基板として利用することができる。例えば、繊
維基板を使用して、広告バナーまたは衣類のアイテムを
作ることができる。セラミック基板を使用して、壁用プ
ラークまたはコーヒーのマグカップを含む種々のアイテ
ムを作ることができる。木材または金属の材料を使用し
て、卓上のまたはバスストップのベンチなどの堅い標識
または備品を作ることができる。本来、表示メディアお
よびその関連するコントロール論理を加えることによっ
て強調することができるどのような物体も作ることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態に係るシステムのブロック
図である。

【図２】図１に示した表示メディアの分解図である。

【図３】図１に示したシステムを利用する、標識を表
示する説明図である。

【図４】図１に示したシステムを使用する、折り畳み
可能な折り畳んだ状態の目的物を示す説明図である。

【図５】図４に示した、折り畳まない状態または部分
的に折り畳んだ状態の、折り畳み可能な目的物を示す説
明図である。

【図６】本発明の実施形態に係る他のシステムのブロ
ック図である。

【符号の説明】

１０表示メディア、１２ドライバのアレイ、１４
コントロールシーケンサ、１６電源回路、２４コン
トロール回路構成、２６シートメディア、２８選択
装置、３０上側部、３２下側部。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】情報を表示するためのシステムであっ
て、（ａ）基板と（ｂ）表示情報を受け取るための入力部を有する、前記
基板に関連した表示メディアと、（ｃ）前記表示メディアの入力部を介して前記表示メデ
ィアに表示情報を提供するように前記基板に関連して組
み立てられ配置された制御部と、を備えることを特徴と
するシステム。