JP2001209493A - 座標入力装置、指示棒 - Google Patents

座標入力装置、指示棒

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JP2001209493A
JP2001209493A JP2000017024A JP2000017024A JP2001209493A JP 2001209493 A JP2001209493 A JP 2001209493A JP 2000017024 A JP2000017024 A JP 2000017024A JP 2000017024 A JP2000017024 A JP 2000017024A JP 2001209493 A JP2001209493 A JP 2001209493A
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rod
emitting
light emitting
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Hidefumi Nodagashira
野田頭  英文
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性と視認性に優れた座標入力装置を提供
する。 【解決手段】 指示具は拡散光源である赤外LEDを発
光部5に内蔵し、その発光を駆動制御する発光制御手段
及びスイッチ43とボタン44A、44BとスイッチのON/
OFFを表示する表示部301、バッテリー、発光部5とグ
リップ部302を電気的導通を取りながら伸縮自在に結合
する外ロッド304及び内ロッド、外ロッド304と赤外LE
Dのカソード側と電気的結合をする電線と、内ロッドと
赤外LEDのアノード側と電気的結合をする電線と、外
ロッド304と内ロッドの結合を行う電気的に絶縁体であ
るスペーサー307で構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、座標を入力するた
めの座標入力装置及び指示棒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータと大型表示システム
を使用してプレゼンテーションを行う際に説明を行う人
がスクリーンの近くで指示棒等を使用して直接スクリー
ンの任意の点を指示することによりコンピュータの操作
を行い、あるいは表示している画像に変更を加える方法
が提案されている。
【0003】例えば、特開平4-37922に記載されるよう
に、画像を投射したスクリーンのそばに居る説明員が手
に持った先端に発光器を備えた指示棒で表示された画像
の所用の部分を指示し、該発光器を含む該スクリーン上
の全画像をテレビカメラで撮影し、画像処理装置により
発光器の光像を投射画像と識別し、位置信号として取り
出し、その位置信号を基にコンピュータの制御を行い、
あるいは投射画像の変更を行うものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は、コン
ピュータと大型表示システムを使用してプレゼンテーシ
ョンを行う際の指示棒に関しては何ら工夫がされていな
かった。
【0005】本発明は、スクリーンのサイズやプレゼン
テーションの形態に合わせて発光部とグリップ部の間隔
を伸縮自在とし、スイッチ、ボタン、表示部等をグリッ
プに対して最適な場所に配置し、操作性と視認性に優れ
た座標入力装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、拡散光を発光する発光手段と、前記発光
手段による拡散光の発光状態を保持する保持手段と、前
記発光手段の発光を駆動制御する発光制御手段と、グリ
ップの前方に前記発光制御手段の操作部、グリップの後
方に前記保持手段を有することを特徴とする座標入力装
置を提供する。
【0007】また、上記課題を解決するために、本発明
は、一端にグリップ部、他端に拡散光を発光する発光部
を有する長尺の指示棒であって、前記発光部の発光は前
記指示棒の長手方向とは異なる方向に発光されることを
特徴とする指示棒を提供する。
【0008】また、上記課題を解決するために、本発明
は、一端にグリップ部、他端に拡散光を発光する発光部
を有する指示棒であって、前記グリップ部と前記発光部
との間を伸縮自在とすることを特徴とする指示棒を提供
する。
【0009】
【発明の実施の形態】(第1の実施例)以下、図1〜図1
5に基づき、本発明による光学式座標入力装置の構成と
動作を説明する。
【0010】図1は同時に用いられる投射型表示装置8
を含む光学式座標入力装置の使用時の全体構成を表わす
平面図である。
【0011】投射型表示装置8はコンピューター9からの
画像信号が入力される画像信号処理部81と、これによっ
て制御される液晶パネル82、及びランプ83、ミラー84、
コンデンサーレンズ85からなる照明光学系と、液晶パネ
ル82の像をスクリーン10上に投影する投影レンズ86から
なっており、所望の画像を大画面に表示できるよく知ら
れた構成のものである。この画面であるスクリーン10に
投影レンズ86から投射する光路内で指示具4の先端部の
発光部5から拡散光が検出器1に向かって発せられる。
【0012】検出器1は、座標検出センサー部2とこれの
制御及び座標演算などを行なうコントローラ3と、制御
信号検出センサー6とその信号処理部7からなり、前記発
光部5の投影画面上に相当する座標信号と指示具の各ボ
タンの状態に対応する制御信号を検出してコントローラ
3によってコンピュータに通信するようにしている。こ
れにより、表示画面上に文字や線画を記入したり、ボタ
ン操作やアイコンの選択決定などの入力操作が指示具4
によって自由に行なえるものである。
【0013】図2は光学式座標入力装置の内部構成を示
す図である。これを用いて、指示具の構成、検出器の構
成及び各部の動作について順を追ってさらに詳細に説明
する。
【0014】(指示具の説明)指示具4は拡散光源であ
る発光素子41を内蔵する発光部5とその発光を駆動制御
する発光制御手段42及びスイッチ43とボタン44A、44Bか
ら構成されている。発光素子41は本実施形態では赤外L
ED等を用いている。発光制御手段42は、スイッチ43及
びボタン44A、44Bの状態により、発光のON/OFFと
後述するような変調方法によって制御信号を重畳した発
光制御を行なう。
【0015】図3は指示具4の外観図である。
【0016】操作者は、指示具4を握ってスイッチ43を
ONにすることによって発光部5から発光される。この
拡散光を検出器1によって捕らえ、後述の処理により座
標信号が出力されはじめるが、制御信号はOFFの状態
である。このため、画面上ではカーソルの動きや表示画
面のボタンのハイライト切換えなどによる操作者への指
示位置の明示のみが行なわれる。ここで、ボタン44A、4
4Bを押すことによって、それぞれに割り付けられた制御
信号が発光信号に重畳される。すなわち、文字や線画の
入力を開始したり、ボタンを選択決定するなどの画面制
御が実行できる。このような構成により、操作者は片手
で画面上の任意の位置をすばやく正確に文字や図形を描
いたりボタンやメニューを選択したりして軽快に操作す
ることができる。
【0017】また、近接用遠隔用の2種類の指示具を用
いたり、同時に2人以上で操作する、あるいは色や太さ
など属性の異なる複数の指示具をもちいる場合のため
に、発光制御手段42は固有のID番号を制御信号と共に送
信するようにされている。送信されたID番号に対応し
て、描かれる線の太さや色などの属性を外部接続機器側
のソフトウェアなどで決定するようになっており、画面
上のボタンやメニューなどで設定変更することができ
る。この操作は指示具4に別途操作ボタン等を設けて変
更指示信号を送信するようにしてもよく、これらの設定
については指示具4内部あるいは座標検出器1内に状態
を保持するようにしてID番号ではなく属性情報を外部接
続機器へ送信するように構成することもできる。この場
合には指示具4または座標検出器1に設定データの保持
機構が必要になるが、一つの指示具を2台以上の装置で
使用する場合に属性を一度に切換えできたり、複数の外
部接続装置の画面を表示させる場合に設定が共通化でき
るなど便利な場合もある。
【0018】なお、このような追加の操作ボタンは他の
機能、例えば表示装置の点滅や信号源の切換え、録画装
置などの操作などを行なえるようにもできることはいう
までもない。
【0019】(検出器の説明)検出器1には、集光レン
ズ61によって高感度に光量検出をおこなう制御信号検出
センサー6とシリンダーレンズ90X、90Yによって光の到
来方向を検出する二つのリニアセンサー20X、20Yが設け
られており、指示具4の発光部5からの拡散光を可視光
カットフィルター100を透過させて外乱光を排除した
後、それぞれが受光する。集光レンズ61、制御信号検出
センサー6、シリンダーレンズ90X、90Y、リニアセンサ
ー20X、20Yは図4に示すように配置され、制御信号検出
センサー6には集光レンズ61が装着されており、画面上
の全範囲から高感度で所定波長の光量を検知するように
なっている。その出力は周波数検波手段71によって検波
され、発光制御手段42によって重畳された制御信号など
のデータをふくむデジタル信号が復調されるよう構成さ
れている。
【0020】一方、二つのリニアセンサー20X、20Yは、
シリンダーレンズ90X、90Yによって指示具4の発光部5の
拡散光を集光し、各センサーの感光部21X、21Yに線状に
結像される。図4に示すように二つのセンサーを正確に
直角に配置し、X座標検出用のリニアセンサー20Xの感
光部21Xが投影レンズ86の光軸の上に配置することで、
リニアセンサー20X、20YそれぞれがX座標、Y座標を反
映した画素にピークを持つ出力が得られるようになって
いる。これらのセンサーはセンサー制御手段31によって
制御されており、その出力信号はセンサー制御手段31に
設けられたAD変換手段31Aでデジタル信号として座標演
算手段32に送られ、センサ上における出力座標値が計算
される。
【0021】シリンダーレンズ90X、90Yは図5に示すよ
うにプラスチック成形で一体的に構成することでX軸、Y
軸を正確に設定することができる。
【0022】また、制御信号用センサー6及び集光レン
ズ61をリニアセンサー20X、20Y及びシリンダーレンズ90
X、90Yに対して同一の方向で、略同一面、かつ同一直線
上に配置することによりスペース効率をよくすることが
できる。
【0023】(制御信号復調動作)図6のタイミングチ
ャートは、制御信号検出センサー6の出力信号から制御
信号を復元する動作を表わす信号波形の図である。前述
のように指示具4のスイッチ43がONになると発光が開
始され、比較的長い連続するパルス列であるリーダー部
とこれに続くコード(メーカーIDなど)からなるヘッダ
ー信号が最初に出力され、このあとに制御信号などの送
信データ列があらかじめ定義された順序と形式で続く。
【0024】各データビットは“0”に対して“1”は
2倍の間隔をもつように変調する形で形成されている。
周波数検波手段71はこの波形のなかでもっとも高い第1
の周波数のパルス周期に同調されており、可視光カット
フィルター100と併用することで、外乱光の影響を受け
ることなく波形CMDのように変調信号を復調し、制御信
号検出手段72によってデジタルデータとして解釈され、
制御信号が復元される。この構成は広く実用に供されて
いる赤外線リモートコントローラと同様であり、信頼性
の高い無線通信方式である。また、この第1の変調周波
数は一般に使用されている赤外線リモートコントローラ
より高い帯域、例えば60KHzを用いれば、同時に使用し
ても誤動作することはない。
【0025】周波数検波手段71の検波出力信号CMDは、
制御信号検出手段72によってデジタルデータとして解釈
され、前述の制御信号が復元されて通信制御手段33に送
られる。
【0026】次にセンサーの位相同期について述べる。
波形CMDに含まれる第2の周波数であるコード変調の周期
はセンサー制御手段31によって検出されセンサー制御に
用いられる。
【0027】すなわち、ヘッダー部のタイミングでリセ
ットされ、その後のCMD信号の立ち下がりに位相同期さ
れた信号LCKを生成することにより発光の有無に同期し
た一定周波数の信号をセンサー制御手段31が持つことに
なる。また、信号CMDからは光入力の有無を表わす信号L
ONとこのLONによって起動されるセンサーリセット信号R
CLが生成される。この信号RCLがHの間に二つのセンサ
ーはリセットされ、LCKの立ち上がりに同期したRCLの立
ち下がりのタイミングで後述する同期積分動作が開始さ
れる。一方前記制御信号検出手段72がヘッダーを検出
し、他の機器やノイズではなく指示具4からの入力が開
始されたことを確認すると、これがセンサー制御手段31
に伝達され、センサー動作有効を示す信号CONがHにセッ
トされ、座標演算手段32の動作が開始される。
【0028】一方、光入力信号LSGがなくなり、一連の
動作の終了時のタイミングチャートを図7に示す。LSGか
ら検波された復調信号CMDがLを一定時間以上続けると、
光入力有無を表わす信号LONがLになり、CONもLになり
座標出力動作を終了する。
【0029】次にリニアセンサーの同期積分動作につい
て説明する。さて、本発明で用いるセンサーはアレイ状
でありかつ同期積分動作が行なえるものである。図8は
このセンサー20X、20Yの内部構成図である。このセンサ
ーについては同一出願人の特開平08-233571にその詳細
が述べられているので、ここでは本発明に関連する部分
のみを説明する。なお、X用Y用の二つは同じものであ
るので、以下の説明は一方のみについて行なう。受光部
であるセンサーアレイ21はN個の画素からなり、受光量
に応じた電荷が積分部22に貯められる。積分部22はゲー
トICGに電圧を加えることでリセット出来るので、これ
により電子シャッター動作が可能である。積分部22に貯
えられた電荷は電極STにパルス電圧を加えることで蓄積
部23に転送される。蓄積部23は2N個あり、光の点滅に同
期した前記LCK信号のHとLに対応して別々に電荷が蓄
積される。その後転送クロックを簡単にするために設け
られたシフト部を介して2N段のリニアCCD部25に蓄積さ
れた電荷が転送される。このようにしてリニアCCD部に
はN画素のセンサー出力の光の点滅に対応した電荷が隣
接して並ぶことになる。こうしてリニアCCD部25に並べ
られた電荷は順次リングCCD部26に転送される。このリ
ングCCD26は前述のRCL信号によってCLR部27で空にされ
た後、リニアCCD25からの電荷を順次蓄積していく。29
はこの電荷を読み出すアンプであって、非破壊で蓄積電
荷量に比例した電圧を出力する。図9はこの出力波形の
一例を示す図であって、点灯時の信号のみを読み出すと
Bの波形、非点灯時の波形すなわち外乱光のみの信号は
Aの波形となり、隣接してこれらの対応する画素の電荷
がリングCCD26には並んでいるので、アンプ29は実際に
はこの隣接転送段の差分を非破壊増幅して出力するよう
になっており、その出力波形はB-Aに示すように外乱光
の成分が打ち消されてノイズが抑圧され指示具4からの
点滅光のみの像の信号が得られる。
【0030】前述のPEAK信号はこの波形の最大値であ
り、点滅の繰り返しにより順次リングCCD26に蓄積され
て大きくなるので、このレベルが所定の大きさTH1に達
したことを検出することで、常に一定した品位の出力波
形が得られる。なお、この判定はX用、Y用二つのセン
サーに対して別々に行なってもよいが、ごく近接して配
置してあるため、ほぼ同量の光が入射するので、出力の
ピークもほぼ同じであり、本例では一方のみの出力で判
定を行ない、まったく同じ制御を両方のセンサーに行な
うことで、回路を簡単にしている。
【0031】さらに外乱光が非常に強い場合、この差分
波形のピークが十分な大きさになる前に、リングCCDの
転送電荷が飽和してしまう恐れがある。このような場合
のためにこのセンサーはスキム機能が設けられている。
図10はその動作を表わす図である。スキム部28は非点灯
信号のレベルを監視していてn回目で信号レベルが所定
の値を超えている場合(図中細かい点線)、一定量の電
荷をA、B各画素から抜き取るように作用する。このた
め、次のn+1回目にはAn+1のような波形となり、これ
を繰り返すことで、非常に強い外乱光があっても飽和す
ることなく、信号電荷の蓄積が続けられる。このため点
滅光の光量が微弱であっても多数回積分動作を継続すれ
ば、十分な大きさの信号波形を得ることが可能になって
いる。
【0032】こうして得られた二つのセンサーの信号
(差分信号)はセンサー制御手段31に設けられたnビッ
ト(本例では8ビット)のAD変換器でデジタル信号と
して座標演算手段32に送られ座標が計算される。座標演
算はまずX、Y方向各々の出力データに対してセンサー
上の座標値(X1、Y1)が求められる。X、Y同様である
のでXのみについてそのフローチャートを図11に示す。
【0033】まず、各画素の差分データDx(1)〜Dx
(N)が読み込まれ、バッファメモリに貯えられる。次
にさらにノイズを抑圧してS/Nを改善するために、プレ
フィルタリングを行う。これは近傍演算オペレータ
(1、2、1)として良く知られているごく簡単な足し
算である。次に最大値とその前後のうち大きい方の画素
を検索し、その画素番号をnx、nx+1とする。ピークの画
素間の正確な位置を微分オペレータの一種である(1、
1、0、−1、−1)を用いて求める。この計算は微分
波形のゼロクロスを求めるものであるが、簡単な式の整
理によりその式はステップ205に示す非常に簡単な形に
なる。
【0034】
【外1】 ただし、-0.5<Gx≦0.5
【0035】こうして求めた画素間座標Gxと画素番号nx
の和がセンサー出力座標X1である。
【0036】Y1についても、X1と同様にY1=Gy+nyを
求めることができる。
【0037】次にユーザー校正関数を利用して校正を行
い、出力座標値(X、Y)を得る。このユーザー校正は
単純な一次関数による変換であり、設置状態を変更した
ときなどの校正値設定モードでユーザーが予め定められ
た画面上の3点(または、それ以上)を指示することに
よって、その関数の係数が3元連立方程式の解(4点以
上の場合には最小二乗法などのフィッティング法を用い
ればよい)として定められる。このようなユーザーによ
る設置校正は座標入力装置で一般に行なわれている方法
であり、本発明に固有のものではないので詳細な説明は
省略するが、本実施例である前面投射型のプロジェクタ
ーのように、設置変更が頻繁に行なわれるものでは必須
の機能である。
【0038】以上のように求められた、出力座標値
(X、Y)と制御信号などのデータは通信制御手段33に
よって所定の通信方法でコンピューター9に送出され、
コンピューター9からの命令によって投射表示装置8が投
射する画面上のカーソルやメニュー、文字や線画の入力
などの各種操作が行なえる。
【0039】次に図12、図13、図14を用いて指示具4の
構成について詳しく述べる。
【0040】図12、図13は指示具4の外観図であり、図1
2は上から見た図、図13は横から見た図である。図14は
発光部5の内部を説明するための図である。それぞれ、
前述の説明と同じ機能を有するものには同じ番号を付け
てある。
【0041】指示具4は拡散光源である赤外LED41を
ケース52の中に内蔵する発光部5とその発光を駆動制御
する発光制御手段42及びスイッチ43とボタン44A、44B
とスイッチのON/OFFを表示する表示部301、バッ
テリー303、発光部5とグリップ部302を電気的導通を取
りながら伸縮自在に結合する外ロッド304及び内ロッド3
06、外ロッド304と赤外LED41のカソード側と電気的
結合をする電線308と、内ロッド306と赤外LED41のア
ノード側と電気的結合をする電線309と、外ロッド304と
内ロッド306の結合を行う電気的に絶縁体であるスペー
サー307で構成されている。
【0042】ここで、グリップ部302に対してボタン44
A、44Bを発光部5側に、スイッチ43をその反対側に配置
し、さらに表示部301はボタン44A、44Bのさらに発光部5
側に配置している。このことにより、指示具の使用者は
一方の手でグリップ部302を握り、同じ手の指ででボタ
ン44A、44Bを操作し、他方の手の指でスイッチ43を操作
し、グリップ302を握った状態で表示部301を目視するこ
とが可能である。
【0043】尚、外ロッド304と内ロッド306は発光制御
手段42と電気的に結合されており、赤外LED41はスイ
ッチ42、及びボタン44A、44Bの状態によって発光制御手
段42を介して、発光のON/OFFと前述の変調方法に
よって制御信号を重畳した発光制御を行う。
【0044】ここで、赤外LED41は図14に示すように
ロッドの伸縮方向と略鉛直方向に向けられて指示具の使
用者がスクリーンの脇に立って操作する際に検出器の方
向に拡散光を放射するのに好都合になっている。赤外L
ED41はその指向性や出力に応じて複数個、配置するこ
ともできる。また、赤外LED41の特性に応じてカバー
52を可視光カットの材料や拡散効果の高い材料を使用す
ることも可能である。
【0045】ここで、赤外LEDを複数個、配置する場
合の例を図15に示す。
【0046】赤外LED41a、41b、41c、41dは同じ
特性を有するLEDで、必要とする相対発光強度が0.25
とした時、その指向特性範囲は90度である。ここでは図
15に示すようにロッドの伸縮方向と略鉛直方向に向けて
位相を90度毎に41a、41b、41c、41dと4個配置して
有る。このことにより、ロッドの軸回りの指向性は合わ
せて360度となるので、使用者がスクリーンの脇に立っ
て操作する際に、指示具の指向性を気にしなくとも検出
器の方向に拡散光を放射するのに好都合になっている。
【0047】図16は図14、図15とは別な構成を持つ発光
部5の内部を説明するための図である。それぞれ、前述
の説明と同じ機能を有するものには同じ番号を付けてあ
る。
【0048】拡散光源である赤外LED53を反射部材55
を有するケース54の中に内蔵する発光部5と、外ロッド3
04と赤外LED53のカソード側と電気的結合をする電線
310と、内ロッド306と赤外LED53のアノード側と電気
的結合をする電線311と外ロッド304と内ロッド306の結
合を行う電気的に絶縁体であるスペーサー307で構成さ
れている。尚、外ロッド304と内ロッド306は発光制御手
段42と電気的に結合されており、赤外LED53はスイッ
チ42、及びボタン44A、44Bの状態によって発光制御手段
42を介して、発光のON/OFFと前述の変調方法によ
って制御信号を重畳した発光制御を行う。
【0049】ここで、赤外LED53は図16に示すように
ロッドの伸縮方向と同じ方向に向けて配置し、反射部材
55の反射面55Aに拡散光を反射させてロッドの略鉛直方
向に向けることにより、指示具の使用者がスクリーンの
脇に立って操作する際に検出器の方向に拡散光を放射す
るのに好都合になっている。赤外LED53はその指向性
や出力に応じて複数個、配置することもできる。また、
赤外LED53の特性に応じてカバー54を可視光カットの
材料や拡散効果の高い材料を使用することが可能であ
る。
【0050】以上説明したように、指示具により所定の
周期で点滅する拡散光の点灯時と非点灯時の信号が別々
に積分され、その差信号を用いるので、外乱光成分が相
殺される。したがって、座標演算手段は非常に品質の良
い光スポット像の信号が入力される。
【0051】また、点滅光に高周波数のキャリアを加え
て、これを光量検出手段により該キャリアを周波数検波
して得た所定周期の復調信号によって前記積分動作のタ
イミングの制御を行なうようにすることで、指示具と撮
像部とをコードレスで同期させており、プレゼンテーシ
ョンを行う際にスクリーンに対応する任意の位置を発光
手段である指示具によって自然な形で、指し示したり操
作することにより、座標の入力や、接続されたコンピュ
ータの制御、文字や図形などを書き込むことが可能であ
り、使い勝手がよい。
【0052】さらに、指示具においては、スクリーンの
サイズやプレゼンテーションの形態に合わせて発光部と
グリップ部の間隔を伸縮自在のロッドによって変えられ
るので好都合である。
【0053】また、スイッチ及び各ボタン表示部をグリ
ップ部にたいして最適な場所に配置したことにより、操
作性と視認性に優れている。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の座標入力
装置によれば、スクリーンのサイズやプレゼンテーショ
ンの形態にあわせて、発光部とグリップ部の間隔を伸縮
自在に変えられるので、非常に操作性がよい。
【0055】また、発光状態を保持する保持手段、発光
制御手段の操作部等をグリップに対して最適な場所に配
置することにより、操作性と視認性に優れた座標入力装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における光学式座標入力装置
の全体構成を表す図である。
【図2】本発明の実施形態における光学式座標入力装置
の内部構成を表す図である。
【図3】本発明の実施形態における指示具4の外観図で
ある。
【図4】本発明の実施形態におけるリニアセンサー20
X、20Y及び制御信号検出センサー6の配置を表す図であ
る。
【図5】シリンダーレンズ90X、90Yの一体化を表す図で
ある。
【図6】本発明の実施形態における制御信号検出センサ
からの制御信号を復元する動作を表す信号波形のタイミ
ングチャートである。
【図7】本発明の実施形態における受光素子6の出力信
号から制御信号を復元する一連の動作の終了時のタイミ
ングチャートである。
【図8】本発明の実施形態におけるリニアセンサー20
X、20Yの内部構成図である。
【図9】本発明の実施形態におけるリニアセンサー20
X、20Yの出力波形の一例を示す図である。
【図10】本発明の実施形態におけるリニアセンサー20
X、20Yのスキム動作を表わす図である。
【図11】本発明の実施形態における座標演算のフロー
チャートである。
【図12】指示具4の外観図であり、上から見た図であ
る。
【図13】指示具4の外観図であり、横から見た図であ
る。
【図14】発光部5の内部を説明するための図である。
【図15】LEDを複数個、配置した場合の発光部5の
内部の構成を説明するための図である。
【図16】発光部5の内部の別な構成を説明するための
図である。
【符号の説明】
1 検出器 2 座標検出センサー部 4 指示具 5 発光部 6 制御信号検出センサー 8 投写型表示装置 11 固定板 20X リニアセンサー 20Y リニアセンサー 41 赤外LED 42 発光制御手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡散光を発光する発光手段と、前記発光
    手段による拡散光の発光状態を保持する保持手段と、前
    記発光手段の発光を駆動制御する発光制御手段と、グリ
    ップの前方に前記発光制御手段の操作部、グリップの後
    方に前記保持手段を有することを特徴とする座標入力装
    置。
  2. 【請求項2】 前記保持手段により拡散光の発光状態を
    示すための電源表示部が前記発光制御手段の前方に位置
    することを特徴とする請求項1に記載の座標入力装置。
  3. 【請求項3】 前記発光手段は伸縮自在な棒の先端に位
    置することを特徴とする請求項1に記載の座標入力装
    置。
  4. 【請求項4】 前記伸縮自在な棒は導電性の素材を有す
    ることを特徴とする請求項3に記載の座標入力装置。
  5. 【請求項5】 前記伸縮自在な棒は2重構造であること
    を特徴とする請求項3に記載の座標入力装置。
  6. 【請求項6】 前記発光手段は発光素子を棒の伸縮方向
    にたいして略鉛直方向に向けて拡散光を発光するよう少
    なくとも1個以上配置したことを特徴とする請求項1に記
    載の座標入力装置。
  7. 【請求項7】 前記発光手段は発光素子を棒の伸縮方向
    と略同一方向に向けて配置し、反射手段により棒の略鉛
    直方向に向けて拡散光を発光するよう少なくとも1個以
    上配置したことを特徴とする請求項1に記載の座標入力
    装置。
  8. 【請求項8】 前記発光手段は発光素子の相対発光強度
    が0.5となる指向特性範囲をa度とするとき、発光素子
    を360/a個以上配置したことを特徴とする請求項1に記
    載の座標入力装置。
  9. 【請求項9】 一端にグリップ部、他端に拡散光を発光
    する発光部を有する長尺の指示棒であって、前記発光部
    の発光は前記指示棒の長手方向とは異なる方向に発光さ
    れることを特徴とする指示棒。
  10. 【請求項10】 一端にグリップ部、他端に拡散光を発
    光する発光部を有する指示棒であって、前記グリップ部
    と前記発光部との間を伸縮自在とすることを特徴とする
    指示棒。
  11. 【請求項11】 前記発光部の発光は、指示棒の伸縮方
    向とは異なる方向に発光されることを特徴とする請求項
    10に記載の指示棒。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004054065A (ja) * 2002-07-23 2004-02-19 Saeilo Japan Inc ショーウィンドウ・インタラクティブ表示装置
WO2020202761A1 (ja) * 2019-04-03 2020-10-08 株式会社ワコム 伸縮可能な電子ペン

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