JP2001208393A - 空気調和機の運転制御装置 - Google Patents

空気調和機の運転制御装置

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JP2001208393A
JP2001208393A JP2000015319A JP2000015319A JP2001208393A JP 2001208393 A JP2001208393 A JP 2001208393A JP 2000015319 A JP2000015319 A JP 2000015319A JP 2000015319 A JP2000015319 A JP 2000015319A JP 2001208393 A JP2001208393 A JP 2001208393A
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幸治 望月
Teruo Fujikoso
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイマーで設定した暖房運転開始時刻におい
て速い暖房立ち上げを実現して、暖房立ち上げ時の採暖
性の向上を図れる空気調和機の運転制御装置を提供す
る。 【解決手段】 室外側熱交換器の着霜状態を検出する着
霜検出手段と、タイマー設定手段を設け、前記タイマー
設定手段で設定された暖房運転開始時刻よりも所定時間
前に、除霜運転の判定を行うための除霜検知暖房運転を
所定時間行い、その後前記着霜検出手段により室外側熱
交換器の着霜の有無を検出し、着霜状態であれば除霜運
転を行った後に暖房予備運転を前記タイムアップ時刻ま
で行い、タイムアップの後暖房運転を開始するようにし
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気調和機に係わ
り、さらに詳しくはタイマー設定により暖房運転を開始
あるいは停止させる場合の運転制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、室外側熱交換器の着霜状態を検出
する着霜検出手段を有し、入りタイマー予約設定により
暖房運転を開始できる空気調和機の運転制御装置として
は、例えば特開昭58−62443号公報に開示されて
いる。
【0003】即ち、入りタイマー予約設定によるタイマ
ー運転を行う場合は、前記タイマー運転による運転開始
信号入力時に室外側熱交換器の除霜運転を行った後に、
暖房運転を開始する制御装置を設けて、タイマー運転に
よる暖房運転開始時には、最初に除霜運転を行い室外熱
交換器の着霜を取り除いてから暖房運転を開始するもの
であった。
【0004】また、特開平3−217743号公報に開
示されている空気調和機の運転制御装置としては、室外
側熱交換器の着霜状態を検出する着霜検出手段を有し、
タイマー設定により暖房運転を開始できる空気調和機に
おいて、タイマー設定による暖房運転開始時刻前に、室
外側熱交換器の着霜の有無を検出し、着霜状態であれば
除霜運転を行い室外熱交換器の着霜を取り除いてから暖
房運転を開始するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、冬期に
おける空気調和機の暖房運転においては、例えば前夜運
転時にあと数分で除霜運転が開始される状態まで室外熱
交換器の着霜が進行した状態で運転停止されると、翌朝
タイマー設定により暖房運転を開始した場合は、夜間に
外気温度がかなり上昇しない限り、霜が多量に室外熱交
換器に残ったままで暖房の立ち上げ運転が開始される。
【0006】この結果、特にタイマーによる予約設定で
暖房運転を実施する場合は、予約設定した暖房運転開始
時刻においては、外気温度が低ければ低いほど速い暖房
立ち上げが望まれるものであるが、暖房運転開始時刻直
前あるいは直後に、外気条件にもよるが10分程度の除霜
運転が入り、この間は室温の上昇が無いため益々暖房立
ち上げが鈍くなり、タイマーで予約設定した暖房運転開
始時刻における速い暖房立ち上げが実施されないという
課題があった。
【0007】本発明は、これらの課題について、タイマ
ーで設定した暖房運転開始時刻において速い暖房立ち上
げを実現して、暖房立ち上げ時の採暖性の向上を図れる
空気調和機の運転制御装置を提供することを目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の発明は、室外側熱交換器の
着霜状態を検出する着霜検出手段と、入りタイマー予約
設定により暖房運転を開始できるタイマー設定手段を設
け、前記タイマー設定手段で設定された暖房運転開始時
刻(タイムアップ時刻)よりも所定時間前に、除霜運転
の判定を行うための除霜検知暖房運転を所定時間行い、
その後前記着霜検出手段により前記室外側熱交換器の着
霜の有無を検出し、着霜状態であれば除霜運転を行った
後に暖房予備運転を前記タイムアップ時刻まで行い、タ
イムアップの後暖房運転を開始するようにしたものであ
る。
【0009】この制御により、暖房運転開始時刻におい
ては、すでに除霜制御が終了して暖房予備運転が実施さ
れ、リモコンによる暖房設定温度にほぼ近い室温まで上
昇しているので、暖房運転開始時刻のタイムアップ時点
では速い暖房立ち上げが実施され、暖房立ち上げ時の採
暖性の向上が実現できる。
【0010】また、請求項2記載の発明は、室外側の外
気温度を検出するための外気温度検出手段を設け、さら
に前記外気温度検出手段により検出された外気温度の検
出値により、温度検出開始時間を選択するための温度検
出開始時間選択手段を設けた。
【0011】この制御により、タイマーで設定した暖房
運転開始時刻(タイムアップ時刻)においては、すでに
除霜制御が終了して暖房予備運転が実施され、外気温度
が低い場合においてもリモコンによる暖房設定温度にほ
ぼ近い室温まで上昇しているので、暖房運転開始時刻の
タイムアップ時点では速い暖房立ち上げが実施され、外
気温度が低い場合においても暖房立ち上げ時の採暖性の
向上が実現できる。
【0012】また請求項3記載の発明は、室内側の暖房
温度を設定するための暖房温度設定手段と、室内温度を
検出するための室内側吸い込み温度検出手段を設け、さ
らに前記暖房温度設定手段により設定された暖房設定温
度と前記室内側吸い込み温度検出手段により検出された
室内側吸い込み温度の温度差の値により、温度検出開始
時間を選択するための温度検出開始時間選択手段を設け
た。
【0013】この制御により、タイマーで設定した暖房
運転開始時刻(タイムアップ時刻)においては、すでに
除霜制御が終了して暖房予備運転が開始され、前記暖房
設定温度と前記室内側吸い込み温度の温度差が大きい場
合においても、リモコンによる暖房設定温度にほぼ近い
室温まで上昇しているので、暖房運転開始時刻のタイム
アップ時点では速い暖房立ち上げが実施され、前記温度
差が大きい場合においても暖房立ち上げ時の採暖性の向
上が実現できる。
【0014】また請求項4記載の発明は、室外側熱交換
器の着霜状態を検出する着霜検出手段と、切りタイマー
予約設定により暖房運転を停止できるタイマー設定手段
を設け、前記タイマー設定手段による暖房運転停止時刻
(タイムアップ時刻)の所定時間前に、前記着霜検出手
段により前記室外側熱交換器の着霜の有無を検出し、着
霜状態であれば除霜運転を行った後に運転を停止するよ
うにした。
【0015】この制御により、次回の暖房運転立ち上げ
時点においては室外熱交換器への着霜がない状態で、暖
房立ち上げが実施されるので採暖性の向上が実現でき
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1〜図5を用いて説明する。
【0017】図1は本発明の空気調和機の、制御系の概
略を示すブロック図であり、1は室内ユニット、2は室
外ユニット、3はリモコン、4は電源である。
【0018】室内ユニット1側に配置されたリモコン3
は、空気調和機の運転および停止手段と、室内側の冷房
および暖房温度設定手段、および空気調和機の運転停止
時刻の予約設定可能なタイマー設定手段等を設けてい
る。
【0019】また室内制御部5は、前記リモコン3で設
定された暖房温度や運転信号が入ると、室内センサー部
6(室内側吸い込み温度検出手段)から送られてくる室
内側吸い込み温度等を読み込み、運転条件を指令する。
【0020】室内制御部5によって行われるこの運転指
令は二系統あって、一つは室内ファンモーター7を制御
し、もう一つは室外ユニット2のシステム制御部8に運
転条件信号を送る。
【0021】この信号を受けたシステム制御部8は、室
外の外気温度検出手段として用いられる温度センサーと
室外側熱交換器(図示せず)の着霜検出手段として用い
られる温度センサーを有する室外センサー部9から、情
報を得ながら圧縮機10の運転周波数を決め、波形合成
制御部11を通してインバータ部12を制御し、このイ
ンバータ部12は前記のコンバータ部13から出力され
る直流電力を、三相の交流電力に変換して前記圧縮機1
0を駆動している。
【0022】また、システム制御部8は室外ファンモー
ター14のON/OFF指令や、冷房時と暖房時、ある
いは除霜運転のとき冷凍サイクルを切り替える四方弁1
5に指令を出している。
【0023】前記室内制御部5とシステム制御部8は空
気調和機の運転中、常に信号のやり取りを行い、室内制
御部5が指令した運転条件をシステム制御部8が判読実
行し、現在の運転状態を室内制御部5に返信し、表示部
16では運転状況に何らかの異常があれば点滅して知ら
せるように制御されている。
【0024】そして本発明においては、前記リモコン3
により入りタイマーで設定された暖房運転開始時刻(タ
イムアップ時刻)よりも所定時間前に、例えば約50分
前に除霜運転の判定を行うための除霜検知暖房運転を所
定時間例えば約15分間行い、その後、着霜検出手段と
して室外側熱交換器の配管に配置された前記室外センサ
ー部9により室外側熱交換器の着霜の有無を検出し、着
霜状態であれば除霜運転を行った後、約1分間運転停止
後に前記四方弁等を暖房運転に切り替えて、前記入りタ
イマーで設定された前記タイムアップ時刻まで暖房予備
運転を行い、タイムアップ後、通常の暖房運転を開始す
るプログラムが設定されている。
【0025】通常の暖房運転に入ると、前記室外センサ
ー部9により常時着霜検知が実施され着霜状態が検出さ
れ次第除霜運転が実施される。
【0026】この制御を図2のフローチャートを用いて
詳述する。
【0027】まず、ステップS1では前記リモコン3に
より暖房運転条件等が設定され、ステップS2で運転開
始時刻(入りタイマー設定時刻)が設定される。
【0028】ステップS3では、例えばステップS2で
設定された暖房運転開始時刻の約50分前を、前記室外
センサー部9による除霜検知暖房運転開始時刻としてお
き、その時刻になったらステップS4に進み約15分間の
除霜検知暖房運転を実施して、その後に前記室外センサ
ー部9により室外側熱交換器の配管温度を検出する。
【0029】ステップS5では、ステップS4で検出さ
れた温度値により、前記室外側熱交換器が着霜状態であ
るか否かを判定し、除霜運転を要しない場合にはステッ
プS9に進行して、先にステップS2で設定した暖房運
転の開始時刻まで暖房予備運転を実施する。
【0030】そしてステップS10でタイムアップ時刻
を判定してタイムアップならステップS11に進行し暖
房運転を開始する。
【0031】もし、前記ステップS5で室外側熱交換器
が着霜状態になっていると判定され、除霜運転が必要で
あればステップS6で除霜運転が開始される。
【0032】ステップS7では、前記室外側熱交換器の
配管温度が所定値まで上昇すれば除霜運転を終了し、先
にステップS2で設定したタイムアップ時刻まで暖房予
備運転を実施する。
【0033】そしてステップS10でタイムアップ時刻
を判定してタイムアップならステップS11に進行し通
常の暖房運転を開始する。
【0034】上記制御により、タイマーで設定した暖房
運転開始時刻(タイムアップ時刻)においては、すでに
除霜制御が終了して暖房予備運転が実施され、前記リモ
コン3による暖房設定温度にほぼ近い室温まで上昇して
いるので、暖房運転開始時刻のタイムアップ時点では速
い暖房立ち上げが実施され、暖房立ち上げ時の採暖性の
向上が実現できる。
【0035】なお、本実施の形態では除霜検知暖房運転
を約15分として、また除霜検知暖房運転開始から暖房
運転開始までを約50分として説明したが、空気調和機
の性能によりこの値は実験値により最適値が決定される
ものである。
【0036】また、前記室外センサー部9により検出さ
れた外気温度が低い場合は、前記外気温度の値により、
除霜検知暖房運転開始から暖房運転開始(タイムアップ
時刻)までの時間を長くすることにより、より暖房立ち
上げ時の採暖性の向上が実現できる。
【0037】この制御を図3のフローチャートを用いて
詳述する。
【0038】まず、ステップS101では前記リモコン
3により暖房運転条件等が設定され、ステップS102
で運転開始時刻(入りタイマー設定時刻)が設定され
る。
【0039】次にステップS103で外気温度の検出が
前記室外センサー部9により実施される。
【0040】この検出動作は後述のステップS105の
温度検出開始時間IIの検出動作直前に実施するように
設定されている。
【0041】そして、例えば外気温度が−3℃以上なら
ばステップS104に進んで温度検出開始時間Iが選択
される。
【0042】例えばステップS102で設定された暖房
運転開始時刻の50分前を、前記室外センサー部9によ
る除霜検知暖房運転開始時刻としておき、その時刻にな
ったらステップS106に進み約15分間の除霜検知暖房
運転を実施して、その後に前記室外センサー部9により
室外側熱交換器の配管温度を検出する。
【0043】また、外気温度が−3℃未満ならばステッ
プ105に進んで温度検出開始時間IIが選択される。
【0044】例えばステップS102で設定された暖房
運転開始時刻(タイムアップ時刻)の約80分前を、前
記室外センサー部9による除霜検知暖房運転開始時刻と
しておき、その時刻になったらステップS106に進み
約15分間の除霜検知暖房運転を実施して、その後に前記
室外センサー部9により室外側熱交換器の配管温度を検
出する。
【0045】ステップS107では、ステップS106
で検出された温度値により、前記室外側熱交換器が着霜
状態であるか否かを判定し、除霜運転を要しない場合に
はステップS111に進行して、先にステップS102
で設定した暖房運転開始時刻まで暖房予備運転を実施す
る。
【0046】そしてステップS112でタイムアップ時
刻を判定してタイムアップならステップS113に進行
し暖房運転を開始する。
【0047】もし、前記ステップS107で室外側熱交
換器が着霜状態になっていると判定され、除霜運転が必
要であればステップS108で除霜運転が開始される。
【0048】ステップS109では、前記室外側熱交換
器の配管温度が所定値まで上昇すればステップS110
に進み除霜運転を終了し、先にステップS102で設定
したタイムアップ時刻まで暖房予備運転を実施する。
【0049】そしてステップS112でタイムアップ時
刻を判定してタイムアップならステップS113に進行
し通常の暖房運転を開始する。
【0050】なお、上記の温度検出開始時間I、IIの
選択(ステップS103)は温度検出開始時間選択手段
により実行され、前記温度検出開始時間選択手段は室外
ユニット2に設けたシステム制御部8に含めて配設する
ことで実現される。
【0051】また、温度検出開始時間選択手段の外気温
度のしきい値を複数に増やし、温度検出開始時間もII
I、IV…と増やして制御することも勿論可能である。
【0052】上記制御により、タイマーで設定した暖房
運転開始時刻(タイムアップ時刻)においては、すでに
除霜制御が終了して暖房予備運転が実施され、外気温度
が低い場合においても前記リモコン3による暖房設定温
度にほぼ近い室温まで上昇しているので、暖房運転開始
時刻のタイムアップ時点では速い暖房立ち上げが実施さ
れ、暖房立ち上げ時の採暖性の向上が実現できる。
【0053】なお、本実施の形態では除霜検知暖房運転
を約15分として、また除霜検知暖房運転開始から暖房
運転開始までを約50分および約80分として説明した
が、空気調和機の性能によりこの値は実験値により最適
値が決定されるものである。
【0054】また、室内側の前記リモコン3により設定
された暖房設定温度T1と、前記室内センサー部6によ
り検出された室内側吸込み温度T2の温度差ΔT(=T
1−T2)が大きい場合は、前記温度差ΔTの値によ
り、除霜検知暖房運転開始から暖房運転開始(タイムア
ップ時刻)までの時間を長くすることにより、より暖房
立ち上げ時の採暖性の向上が実現できる。
【0055】この制御を図4のフローチャートを用いて
詳述する。
【0056】まず、ステップS201では前記リモコン
3により暖房運転条件等が設定され、ステップS202
で運転開始時刻(入りタイマー設定時刻)が設定され
る。
【0057】次にステップS203で前記温度差ΔT
(=T1−T2)が検出演算される。この検出演算の動
作は後述のステップS205の温度検出開始時間IIの
検出動作直前に実施される。
【0058】そして、例えば前記温度差ΔT(=T1−
T2)が15℃未満ならばステップ204に進んで温度
検出開始時間Iが選択される。
【0059】例えばステップS202で設定された暖房
運転開始時刻の50分前を、前記室外センサー部9によ
る除霜検知暖房運転開始時刻としておき、その時刻にな
ったらステップS206に進み約15分間の除霜検知暖房
運転を実施して、その後に前記室外センサー部9により
室外側熱交換器の配管温度を検出する。
【0060】また、温度差ΔT(=T1−T2)が15
℃以上ならばステップ205に進んで温度検出開始時間
IIが選択される。
【0061】例えばステップS202で設定された暖房
運転開始時刻(タイムアップ時刻)の約80分前を、前
記室外センサー部9による除霜検知暖房運転開始時刻と
しておき、その時刻になったらステップS206に進み
約15分間の除霜検知暖房運転を実施して、その後に前記
室外センサー部9により室外側熱交換器の配管温度を検
出する。
【0062】ステップS207では、ステップS206
で検出された温度値により、前記室外側熱交換器が着霜
状態であるか否かを判定し、除霜運転を要しない場合に
はステップS211に進行して、先にステップS202
で設定した暖房運転開始時刻まで暖房予備運転を実施す
る。
【0063】そしてステップS212でタイムアップ時
刻を判定して、タイムアップならステップS213に進
行し暖房運転を開始する。
【0064】もし、前記ステップS207で室外側熱交
換器が着霜状態になっていると判定され、除霜運転が必
要であればステップS208で除霜運転が開始される。
【0065】ステップS209では、前記室外側熱交換
器の配管温度が所定値まで上昇すればS210に進み除
霜運転を終了し、その後ステップS211に進行して先
にステップS202で設定したタイムアップ時刻まで暖
房予備運転を実施する。
【0066】そしてステップS212でタイムアップ時
刻を判定してタイムアップならステップS213に進行
し通常の暖房運転を開始する。
【0067】なお、上記の温度検出開始時間I、IIの
選択(ステップS203)は温度検出開始時間選択手段
により実行され、前記温度検出開始時間選択手段は室内
ユニット1に設けた室内制御部5に含めて配設すること
で実現される。
【0068】また、温度検出開始時間選択手段の温度差
ΔTのしきい値を複数に増やし、温度検出開始時間もI
II、IV…と増やして制御することも勿論可能であ
る。
【0069】上記制御により、タイマーで設定した暖房
運転開始時刻(タイムアップ時刻)においては、すでに
除霜制御が終了して暖房予備運転が実施され、前記温度
差ΔT(=T1−T2)が大きい場合においてもリモコ
ン3による暖房設定温度にほぼ近い室温まで上昇してい
るので、暖房運転開始時刻のタイムアップ時点では速い
暖房立ち上げが実施され、前記温度差ΔT(=T1−T
2)が大きい場合においても、暖房立ち上げ時の採暖性
の向上が実現できる。
【0070】なお、本実施の形態では除霜検知暖房運転
を約15分として、また除霜検知暖房運転開始から暖房
運転開始までを約50分および約80分として説明した
が、空気調和機の性能によりこの値は実験値により最適
値が決定されるものである。
【0071】また、室外側熱交換器の着霜状態を検出す
る着霜検出手段を設け、さらに、切りタイマー予約設定
により暖房運転を停止できるタイマ−設定手段を設け、
前記タイマ−設定手段による暖房運転停止時刻(タイム
アップ時刻)の所定時間前に、前記着霜検出手段により
前記室外側熱交換器の着霜の有無を検出し、着霜状態で
あればタイムアップ前に、除霜運転を行った後に運転停
止することにより、次回の暖房運転立ち上げ時の採暖性
の向上が実現できる。
【0072】この制御を図5のフローチャートを用いて
詳述する。
【0073】図5において、ステップS301では前記
リモコン3により暖房運転条件等が設定され、ステップ
S302で暖房運転停止時刻が設定される。
【0074】ステップS303では、例えば前記ステッ
プS302で設定された暖房運転停止時刻(タイムアッ
プ時刻)の所定時間、例えば約20分前を前記室外セン
サー部9による室外熱交換器の温度検出開始時刻として
おき、その時刻になったら前記室外センサー部9により
室外側熱交換器の温度を検出する。
【0075】ステップS304では、ステップS303
で検出された温度値により、前記室外側熱交換器が着霜
状態であるか否かを判定し、除霜運転を要しない場合に
はステップS308に進行して、先にステップS302
で設定したタイムアップ時刻まで待機し、タイムアップ
になるとステップS309に進行し、暖房運転を停止す
る。
【0076】もし、前記ステップS304で室外側熱交
換器が着霜状態になっていると判定され、除霜運転が必
要であれば、ステップS305で除霜運転が開始され、
ステップS306では前記室外側熱交換器の配管温度が
所定値まで上昇すれば除霜運転を終了する。
【0077】ステップS307では除霜終了を確認する
と四方弁14等を暖房運転側に切り替え、先にステップ
S302で設定したタイムアップ時刻まで待機し、タイ
ムアップになるとステップS309に進行して暖房運転
を停止する。
【0078】上記制御により、次回の暖房運転立ち上げ
時点においては室外熱交換器への着霜がない状態で、暖
房立ち上げが実施されるので採暖性の向上が実現でき
る。
【0079】
【発明の効果】本発明は以上説明したような形態で実施
され、以下に記載するような効果を奏する。
【0080】請求項1記載の発明は、室外側熱交換器の
着霜状態を検出する着霜検出手段と、入りタイマー予約
設定により暖房運転を開始できるタイマー設定手段を設
け、前記タイマー設定手段で設定された暖房運転開始時
刻(タイムアップ時刻)よりも所定時間前に、除霜運転
の判定を行うための除霜検知暖房運転を所定時間行い、
その後前記着霜検出手段により前記室外側熱交換器の着
霜の有無を検出し、着霜状態であれば除霜運転を行った
後に暖房予備運転を前記タイムアップ時刻まで行い、タ
イムアップの後暖房運転を開始するようにしたので、暖
房運転開始時刻においては、すでに除霜制御が終了して
暖房予備運転が実施され、リモコンによる暖房設定温度
にほぼ近い室温まで上昇しているので、暖房運転開始時
刻のタイムアップ時点では速い暖房立ち上げが実施さ
れ、暖房立ち上げ時の採暖性の向上が実現できる。
【0081】また、請求項2記載の発明は、室外側の外
気温度を検出するための外気温度検出手段を設け、さら
に前記外気温度検出手段により検出された外気温度の検
出値により、温度検出開始時間を選択するための温度検
出開始時間選択手段を設けたので、タイマーで設定した
暖房運転開始時刻(タイムアップ時刻)においては、す
でに除霜制御が終了して暖房予備運転が実施され、外気
温度が低い場合においても前記リモコンによる暖房設定
温度にほぼ近い室温まで上昇しているので、暖房運転開
始時刻のタイムアップ時点では速い暖房立ち上げが実施
され、外気温度が低い場合においても暖房立ち上げ時の
採暖性の向上が実現できる。
【0082】また、請求項3記載の発明は、室内側の暖
房温度設定手段と、室内温度を検出するための室内側吸
い込み温度検出手段を設け、さらに前記暖房温度設定手
段により設定された暖房設定温度と、前記室内側吸い込
み温度検出手段により検出された室内側吸い込み温度の
温度差の値により、温度検出開始時間を選択するための
温度検出開始時間選択手段を設けたので、タイマーで設
定した暖房運転開始時刻(タイムアップ時刻)において
は、すでに除霜制御が終了して暖房予備運転が開始さ
れ、前記暖房設定温度と前記室内側吸い込み温度の温度
差が大きい場合においても、リモコンによる暖房設定温
度にほぼ近い室温まで上昇しているので、暖房運転開始
時刻のタイムアップ時点では速い暖房立ち上げが実施さ
れ、前記温度差が大きい場合においても暖房立ち上げ時
の採暖性の向上が実現できる。
【0083】また、請求項4記載の発明は、室外側熱交
換器の着霜状態を検出する着霜検出手段と、切りタイマ
ー予約設定により暖房運転を停止できるタイマー設定手
段を設け、前記タイマー設定手段による暖房運転停止時
刻(タイムアップ時刻)の所定時間前に、前記着霜検出
手段により前記室外側熱交換器の着霜の有無を検出し、
着霜状態であれば除霜運転を行った後に運転を停止する
ようにしたので、次回の暖房運転立ち上げ時点において
は室外熱交換器への着霜がない状態で、暖房立ち上げが
実施されるので採暖性の向上が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における空気調和機の制御
ブロック図
【図2】本発明の実施の形態における運転制御装置の制
御フローチャート
【図3】本発明の実施の形態における他の運転制御装置
の制御フローチャート
【図4】本発明の実施の形態における他の運転制御装置
の制御フローチャート
【図5】本発明の実施の形態における他の運転制御装置
の制御フローチャート
【符号の説明】
1 室内ユニット 2 室外ユニット 3 リモコン 5 室内制御部 6 室内センサー部 7 フアンモータ 8 システム制御部 9 室外センサー部 10 圧縮機 15 四方弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室外側熱交換器の着霜状態を検出する着霜
    検出手段と、入りタイマー予約設定により暖房運転を開
    始できるタイマー設定手段を設け、前記タイマー設定手
    段で設定された暖房運転開始時刻(タイムアップ時刻)
    よりも所定時間前に、除霜運転の判定を行うための除霜
    検知暖房運転を所定時間行い、その後前記着霜検出手段
    により前記室外側熱交換器の着霜の有無を検出し、着霜
    状態であれば除霜運転を行った後に暖房予備運転を前記
    タイムアップ時刻まで行いタイムアップの後、暖房運転
    を開始するようにした空気調和機の運転制御装置。
  2. 【請求項2】室外側の外気温度を検出するための外気温
    度検出手段を設け、さらに前記外気温度検出手段により
    検出された外気温度の温度値により、温度検出開始時間
    を選択するための温度検出開始時間選択手段を設けてな
    る請求項1記載の空気調和機の運転制御装置。
  3. 【請求項3】室内側の暖房温度を設定するための暖房温
    度設定手段と、室内温度を検出するための室内側吸い込
    み温度検出手段を設け、さらに前記暖房温度設定手段に
    より設定された暖房設定温度と前記室内側吸い込み温度
    検出手段により検出された室内側吸い込み温度の温度差
    の値により、温度検出開始時間を選択するための温度検
    出開始時間選択手段を設けてなる請求項1記載の空気調
    和機の運転制御装置。
  4. 【請求項4】室外側熱交換器の着霜状態を検出する着霜
    検出手段と、切りタイマー予約設定により暖房運転を停
    止できるタイマー設定手段を設け、前記タイマー設定手
    段により暖房運転停止時刻(タイムアップ時刻)の所定
    時間前に、前記着霜検出手段により前記室外側熱交換器
    の着霜の有無を検出し、着霜状態であれば除霜運転を行
    った後に運転を停止するようにした空気調和機の運転制
    御装置。
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