JP2001208184A - 無段階に調整可能な自動制御された変速機の変速過程の調整速度の制御のための方法及び装置 - Google Patents

無段階に調整可能な自動制御された変速機の変速過程の調整速度の制御のための方法及び装置

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JP2001208184A
JP2001208184A JP2000399175A JP2000399175A JP2001208184A JP 2001208184 A JP2001208184 A JP 2001208184A JP 2000399175 A JP2000399175 A JP 2000399175A JP 2000399175 A JP2000399175 A JP 2000399175A JP 2001208184 A JP2001208184 A JP 2001208184A
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speed
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target gear
ratio
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Juergen Loeffler
レフラー ユルゲン
Martin-Peter Bolz
ボルツ マルティン−ペーター
Karl-Heinz Senger
ゼンガー カール−ハインツ
Holger Dr Huelser
ヒュルザー ホルガー
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Robert Bosch GmbH
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Robert Bosch GmbH
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/66Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
    • F16H61/662Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members
    • F16H61/66254Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members controlling of shifting being influenced by a signal derived from the engine and the main coupling
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16HGEARING
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライバに不快な変速ショックを感じさせな
い一様でスムーズな変速過程を実現すること。 【解決手段】 変速過程を、固定的に定められた持続時
間の個々の周期に分割し、各周期の期間中に動的な目標
変速比を定常的目標変速比とグラジエントとの乗算によ
って求め、目下の変速比から一定の調整速度を有する各
周期の動的な目標変速比への変更を行うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドライブ
トレーンに配設された無段階に調整可能な自動制御され
た変速機における、目下の変速比から定常的な目標変速
比への(変速過程)調整速度を制御するための方法及び
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動制御された無段階の調整が可能な変
速機(CVT変速機)は、例えばヨーロッパ特許 EP A1
0 451 887 明細書またはドイツ連邦特許出願 DE-OS 43
30 391 明細書から公知である。この変速機は、自動車
のドライブトレーンに配設されており、駆動ユニット
(エンジン)によって生成された回転トルクを目下の変
速比に応じて駆動トルクとして車輪へ伝達するものであ
る。目下の変速比は、通常は、ドライブトレーンに配設
されている付属ユニットの作動パラメータや走行状況、
ドライバの意志、その他のパラメータに依存して特性マ
ップ制御されて定められる。同じように、走行状況やド
ライバの意志の変更ないしは作動パラメータの変化によ
って、新たに設定すべき定常的目標変速比を求めるため
の手法も数多く公知である。その場合目下の変速比から
定常的な目標変速比への変更(変速過程)は、所定の調
整速度に相応して行われる。
【0003】ドイツ連邦共和国特許出願 DE-OS 196 11
431 明細書からは、変速過程の間の調整速度が、選択さ
れた作動パラメータに依存して制御されたシステムが公
知である。この場合差動パラメータの影響量は、フィル
タパラメータの決定によって間接的に行われており、こ
のフィルタパラメータの最終のものが変速比調整の経過
とその調整速度を決定する。そのような手法での欠点
は、所定の作動条件、例えばアクセルペダル位置の極端
に大きな変化のもとでは変速過程の間の変速比の変更も
指数的な増大結果につながり、これは車両ドライバにと
って不快なショックとして感じられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、前述
したような従来技法における欠点に鑑みこれを解消すべ
く改善を行うことであり、ドライバに不快な変速ショッ
クを与えないスムーズな変速過程を実現することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題は本発明によ
り、 a)変速過程を、固定的に定められた持続時間の個々の
周期に分割し、 b)各周期の期間中に動的な目標変速比を定常的目標変
速比とグラジエントとの乗算によって求め、 c)目下の変速比から一定の調整速度を有する各周期の
動的な目標変速比への変更を行うようにして解決され
る。
【0006】また前記課題は本発明により、 a)変速過程を、固定的に定められた持続時間の個々の
周期に分割し、 b)各周期の期間中に動的な目標変速比を定常的目標変
速比とグラジエントとの乗算によって求め、 c)目下の変速比から一定の調整速度を有する各周期の
動的な目標変速比へ変更することを行う手段が設けるよ
うに構成されて解決される。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明によれば、 a)変速過程を、固定的に定められた持続時間の個々の
周期に分割し、 b)各周期の期間中に動的な目標変速比を定常的目標変
速比とグラジエントとの乗算によって求め、 c)目下の変速比から一定の調整速度を有する各周期の
動的な目標変速比への変更を行うことによって、リニア
な変速比調整がそのつどの周期において行われる利点が
得られ、これは一様な安定した変速過程に結び付く。
【0008】本発明による装置は、前述した方法を実施
することのできる手段を有している。さらに例えば前記
調整速度の制御のためのプロシージャを実施する制御装
置が設けられていてもよく、これは本発明による調整速
度の決定を可能にする。この制御装置は、大抵のケース
において既存のエンジン制御装置内に集積されていても
よい。
【0009】さらに有利には、グラジエントが自動車や
その付属ユニットの作動パラメータに依存して決定され
る(制御量)。この制御量は例えばアクセルペダルの位
置やその位置変化、目下の走行抵抗、ブレーキペダルの
位置、目下の変速比、エンジン回転数、動的変速比と定
常的変速比の間の差分、あるいはドライバ特性であって
もよい。これらの制御量は、グラジエントの設定に個々
に利用されてもよいし、適切な組合わせで利用されても
よい。さらにこのグラジエントの決定を、変速方向(シ
フトアップ/シフトダウン)に依存して確定してもよ
い。
【0010】アクセルペダルの位置とアクセルペダル位
置の変化の影響量は、特に有利には次のように構成され
てもよい。すなわち比較的深いペダルポジション(特に
キックダウンの際の)の場合、グラジエントとそれに続
く調整速度が著しく高められるように構成されてもよ
い。この手法は、さらにキックダウンスイッチの操作に
依存してなされてもよい。同じように正の方向でアクセ
ルペダル位置の大きな変化が起きるようにしてもよい。
【0011】走行抵抗のグラジエントへの影響量は有利
には、平地における走行抵抗から大きく偏差した走行抵
抗と共に(例えば上り坂ないし下り坂走行のために)、
高められてもよい。さらに有利には、ブレーキ操作があ
った場合には、変速比調整が負の方向では許可されない
ようにされる。そのため車両ドライバによる新たな加速
の際には、減じられていない目下の高い変速比からの出
発であってもよい。
【0012】さらに有利には、動的な変速比と定常的な
変速比の間の差分の影響量が小さい時には同じようにグ
ラジエントも小さくされる。それにより変速過程は、終
了時においてもなお調和的に行われる。つまり変速ショ
ックがほとんど感じられない。目下の変速比は、有利に
はさらにグラジエントの重み付けに対して用いられても
よい。なぜならこの手法によればエンジン回転数と目下
の変速比の間の依存性が取除かれるからである。駆動ユ
ニットは最大のエンジン回転数に到達する前の適時にお
いて、正の方向での変速比調整から負の方向での変速比
調整へ反転されなければならない。なぜなら変速機は慣
性の大きいシステムであってその反転が任意に迅速にで
きないからである。それ故にさらに有利には、最大回転
数に到達する前の時点で既にグラジエントは低減され
る。つまりエンジン回転数に依存して行われる。
【0013】ドライバ特性の影響量、例えばスポーツ性
重視の走行特性かエコノミ重視の走行特性は、有利には
特性マップを用いて考慮されてもよい(これは初期特性
量としてグラジエントに供給される)。その際通常は、
スポーツ性の高い加速特性が望まれている場合にはグラ
ジエントが高められる。
【0014】総体的に前述したそれぞれの影響量に依存
して、当該無段変速機の変速比は、快適性に富みかつ動
的に、ドライバの希望に合わせて調整することが可能と
なる。
【0015】正の方向での変速比調整も負の方向での変
速比調整も、前述した影響量の適切な組合わせの設定に
よって変速過程期間中のそれぞれの周辺パラメータに適
応化させることも可能である。
【0016】本発明の別の有利な実施例及び改善例は従
属請求項に記載されている。
【0017】
【実施例】次に本発明を図面に基づき以下の明細書で詳
細に説明する。
【0018】以下に記載する方法は、自動車のドライブ
トレーン内に配設された自動制御で無段階に調整可能な
変速機において、制御装置を用いて目下の変速比uから
定常的な目標変速比ustatへの変更(変速過程)の
ための調整速度が制御される。それに対して制御装置内
にはプロシージャがデジタル化された形式で行われ、そ
れ自体公知の方式で変速機に対する調整量の設定に対応
付けられた調整部材が用いられる。この制御装置は、既
存のエンジン制御装置内に集積化されていてもよいし、
独立した制御ユニットとして実現されてもよい。
【0019】図1にはフローチャートが示されており、
このフローチャートに基づいて本発明による調整速度v
の決定方法を説明する。ステップS1ではまず目下の
変速比uの変更実施の必要性の有無が検出される。この
種の方法は公知であるのでここでの詳細な説明は省く。
変速比変更の必要性があるならば、つまり定常的に設定
された目標変速比ustattが存在するならば、変速
過程がまず固定的に設定された持続時間の個々の周期d
Tに分割される。目下の変速比uと定常的目標変速比u
stattの間の差分udiffが僅かであるならば、
変速過程は唯一の周期dT内で終了する。差分u
diffが大きい場合には、以下で説明する問合せが、
求められた周期dTの数に応じてn回繰返される。
【0020】その後では各周期dT毎に動的な目標変速
比udynが定常的変速比usta ttとグラジエント
dotとの乗算によって求められる(ステップS
3)。このグラジエントudot自体は、以下でさらに
詳細に説明する種々の影響量に依存する(ステップS
4)。動的な目標変速比udynの算出の後では、調整
速度vが各周期dT毎に一定の値に決定され、それに
よって周期dTの開始時点では目下の変速比uが、そし
て周期dTの終了時点には動的目標変速比udynが優
勢となる。
【0021】図2にはいくつかの影響量が示されてお
り、これらの影響量は、正の方向での変速比の変更のた
めのグラジエントudotの決定の際に必要となる。有
利には、まず最大値MAXがそのつどの様々な影響量に
依存して定められるグラジエントudotから決定され
る。これらの影響量はここでは、ドライバ特性10,ア
クセルペダル12の状態パラメータ、走行状況14およ
び/またはブレーキペダル16の状態パラメータなどで
ある。引続きこの最大値MAXは、変速機18から伝達
される変速比uで重み付けされる。この値は上方に向け
て制限され、その際エンジン20の影響量および/また
は変速比22が最小値MINの決定によって考慮され
る。ここには示されていない負の方向での目下の変速比
uから定常的変速比ustattへの変更のケースで
は、図示の影響量が様々な形式でグラジエントudot
の算出のために用いられてもよい。そのため例えばブレ
ーキ16が操作された場合に、1つの固定値、例えば0
を設定することが考えられ、それによって変速過程その
ものが中断されるようになる。
【0022】ドライバ特性10の影響量は、例えばドラ
イバタイプFTの設定によって考慮されてもよい。その
際既に車両内に装備されているドライバタイプFT識別
のためのハードないしソフトウエア(例えばセレクトス
イッチ、キースイッチ、または適切なソフトウエアの形
態の)が用いられてもよい。これらの選択によって例え
ばスポーツ走行タイプのドライバとして識別されたドラ
イバには、エコノミー走行タイプとして識別されたドラ
イバよりも高いグラジエントudotが許容される。依
存性は次のように実現され得る。すなわち特性曲線30
(これは付加的にアクセルペダル位置αfpによっても
考慮されている)に基づいてグラジエントudotが設
定されるようにして実現されてもよい。この特性曲線3
0によるアクセルペダル位置αfpの依存性は有利に
は、次のように形成してもよい。すなわちアクセルペダ
ル位置αfpが僅かな場合には、グラジエントudot
に対しても比較的僅かな値しか読出さないように形成し
てもよい。それとは反対にアクセルペダル位置αfp
高い場合には、一般に正の方向での変速比の迅速な調整
が望まれる。車両がキックダウンスイッチを備えている
場合には、特にこのスイッチの操作があった場合に特に
高いグラジエントudotが許容される。
【0023】さらにグラジエントudotの設定は、ア
クセルペダル位置の変化量dαfpに対する特性曲線3
2を用いて実現してもよい。この変化量(グラジエン
ト)dαfpは、公知の形式で所定の期間に亘って把握
される。アクセルペダル12がある期間Δtの間、値h
p1からより高い値hfp2へと踏み込まれ、そして
一定に保たれた場合には、この期間Δtの間だけアクセ
ルペダルグラジエントdαfpが優勢となり、但しこの
期間以外では解消される。しかしながらこの期間Δtの
後も変速比調整のグラジエントudotをこのアクセル
ペダルグラジエントdαfpに依存させたい時には、適
切に記憶させる必要がある。このことは公知の手法で例
えば制御装置にて行うことが可能である。有利には、僅
かな正の方向のアクセルペダルグラジエントdαfp
もとではグラジエントudotに対して僅かな値だけと
なり、つまり変速機18の正の方向での調整が許容され
る。アクセルペダルグラジエントdαfpが高い場合に
は、変速機18が正の方向で迅速に調整され得る。同じ
ように負のアクセルペダルグラジエントdαfpのもと
では、すなわちドライバがアクセルペダル12から急速
に足を離した場合(ファストオフ)には、負の方向の僅
かなグラジエントudotのみが許容され得る。このよ
うにして変速比はほぼ一定に維持され、ドライバによる
新たなアクセルの踏み込みの際にも車両はほとんど不変
の変速比で引続き走行を続ける。
【0024】走行状況14の影響量を量子化するために
はまず走行抵抗Lが求められる。その際公知の識別方
法、例えば上り坂走行又は下り坂走行を識別することの
できる方法が用いられてもよい。相対的な走行抵抗L
が、例えば定常的な特性量として値−1から+1の間で
表わされ、その際値−1は急峻な下り坂走行、値0は平
地走行、値+1は急峻な上り坂走行に相応するものだと
すると、これらの値を用いて、特性曲線34を介して、
グラジエントudotの対応付けが可能となる。走行抵
抗の増加が識別された場合、つまり上り坂走行が識別さ
れた場合と、走行抵抗の減少、つまり下り坂走行が識別
された場合には、有利には、前記グラジエントudot
が高められる。このようにしてこの種の走行状況14の
中で偏差の生じた走行抵抗は、エンジン回転数nの引上
げによって考慮可能である。
【0025】ブレーキペダル16の位置αbpも最大グ
ラジエントudotの設定のために用いることができ
る。静止状態までの車両の制動の際に、車両を発進用の
変速比にて停止させるために、有利には、ブレーキ操作
があった場合に正の方向での変速比調整に対して高いグ
ラジエントudotが許可される。このことは例えば次
のように行われてもよい。すなわちブレーキが操作され
た場合に、グラジエントudotに対して固定値fw
bremsが設定されるようにしてもよい。さらに有利
には、ブレーキの操作があった場合、負の方向での変速
比調整が許可されないようにすることも可能である。そ
のような手段は、一方では停止状態までの制動を支援
し、それによって一度達成された高い変速比が再び減じ
られることがなく、また他方では高い負のアクセルペダ
ルグラジエントdαfp(ファストオフ)の際の特性に
類似して、ドライバが再び加速を望んだ時には変速比が
より高い値に維持される。
【0026】要約するとまず最大値MAXが前述した影
響量から形成され、これが目下の変速比に重み付けられ
る。このようにすれば、グラジエントudotのエンジ
ン回転数nへの依存性が十分に補償できるので、この重
み付けは有利である。周知のようにエンジン回転数nの
変化は変速比に反比例する。つまり小さな変速比uのも
とでは、所定のグラジエントudotは変速比が大きい
場合の同じグラジエントudotよりもエンジン回転数
nの変化に大きく作用する。しかしながら重み付けによ
りこれらの影響量は消去できる。
【0027】変速機18の変速比uが例えばアクセルペ
ダルの大きな操作に対する応答として高められるべき場
合には、エンジン回転数nがこのエンジン20の最大回
転数を超えて上昇しないように注意する必要がある。そ
れにより最大回転数に到達する前の適時において、正の
方向での変速比調整を中断するかないしは負の方向に反
転させる必要性が生じる。但しこの反転は、特に任意に
迅速に可能でなくてもよい。なぜなら変速機18は慣性
の大きなシステムだからである。それにより有利には、
最大回転数に到達する前に既に、正の方向のごく僅かな
グラジエントu dotしか許可されない。これに対して
は例えばエンジン回転数nの関数としての特性曲線36
によって、グラジエントudotに対する最大値が設定
され得る。
【0028】同じようにグラジエントudotの確定の
際には変速比22の影響量、すなわち定常的変速比u
statと動的変速比udynの間の差分も加味されな
ければならない。特にアクセルペダルの操作が大きい場
合には、動的な目標変速比u ynに所定のグラジエン
トが追従される。しかしながら変速比グラジエントu
otが定常的な目標変速比ustatの達成の際に急激
に値0に到達した場合には、変速機18はもはや調整さ
れるべきではない。なぜならそれが不快な走行特性につ
ながるからである。それ故に有利には、ustatとu
dynが近接している場合にはごく僅かな正の変速比グ
ラジエントudotだけしか許可されない。このことは
例えば次のように実現されてもよい。すなわち差分u
dif,fy の関数としての特性曲線38によって最
大の正のグラジエントudotが設定されるように実現
されてもよい。
【0029】図3からは本発明の方法によって、例えば
ドイツ連邦共和国特許 DE 196 11 431 明細書に記載さ
れている従来方式(52)に比べて変更されている調整
速度vの特性経過50が識別できる。さらに特性経過
54は、制御されていない変速過程を表わしている。こ
の図から明らかなことは、本発明による方法を用いれ
ば、従来方式による指数的な上昇経過やほぼ直角な上昇
経過の代わりに、リニアな上昇経過が実現可能なことで
ある。このリニアな特性経過は変速過程の著しく快適な
経過に結び付く。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動制御された無段階に調整可能な変速機の変
速過程中の調整速度の制御に対する本発明による方法の
フローチャートを示した図である。
【図2】調整速度の制御に対する様々な影響量の基本原
理を示した図である。
【図3】本発明による変速過程期間中の調整速度の経過
と、調整速度制御のない従来の方法によるものとを示し
た図である。
【符号の説明】
10 ドライバ特性 12 アクセルペダル 14 走行状況 16 ブレーキペダル 18 変速機 30 特性曲線 32 特性曲線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 63:06 F16H 63:06 (72)発明者 マルティン−ペーター ボルツ ドイツ連邦共和国 ビュール シュロスヘ ーエ 41 (72)発明者 カール−ハインツ ゼンガー アメリカ合衆国 ファーミントン ヒルズ ヒルズ テック ドライヴ 38000 (72)発明者 ホルガー ヒュルザー ドイツ連邦共和国 シユツツトガルト ベ ヒレンヴェーク 22

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のドライブトレーンに配設された
    無段階に調整可能な自動制御された変速機における、目
    下の変速比から定常的な目標変速比への(変速過程)調
    整速度を制御するための方法において、 a)変速過程を、固定的に定められた持続時間の個々の
    周期(dT)に分割し、 b)各周期(dT)の期間中に動的な目標変速比(u
    dyn)を定常的目標変速比(ustat)とグラジエ
    ント(udot)との乗算によって求め、 c)目下の変速比(u)から一定の調整速度を有する各
    周期の動的な目標変速比(udyn)への変更を行うこ
    とを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記グラジエント(udot)を、自動
    車および/または変速機の作動パラメータもしくは制御
    量に依存して決定する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記制御量は、アクセルペダル(12)
    の位置(αfp)ないしはアクセルペダル位置の変化量
    (dαfp)である、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記制御量は、目下の走行抵抗(L)の
    形態での走行状況データ(14)である、請求項1から
    3いずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記制御量は、ブレーキペダル(16)
    の位置(αbp)である、請求項1から4いずれか1項
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記制御量は、目下の変速比(u)であ
    る、請求項1から5いずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記制御量は、エンジン回転数(n)で
    ある、請求項1から6いずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記制御量は、動的な変速比
    (udyn)と定常的変速比(ustat)の間の差分
    (udiff,dyn)である、請求項1から7いずれ
    か1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記制御量は、ドライバ特性(FT)で
    ある、請求項1から8いずれか1項記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記入力量は、正の方向または負の方
    向での変速比調整の変速方向である、請求項1から9い
    ずれか1項記載の方法。
  11. 【請求項11】 自動車のドライブトレーンに配設され
    た自動制御された変速機における、目下の変速比(u)
    から定常的な目標変速比(ustat)へ変更するため
    の(変速過程)調整速度を制御するための装置におい
    て、 a)変速過程を、固定的に定められた持続時間の個々の
    周期(dT)に分割し、 b)各周期(dT)の期間中に動的な目標変速比(u
    dyn)を定常的目標変速比(ustat)とグラジエ
    ント(udot)との乗算によって求め、 c)目下の変速比(u)から一定の調整速度を有する各
    周期の動的な目標変速比(udyn)へ変更することを
    行う手段が設けられていることを特徴とする装置。
  12. 【請求項12】 前記手段は、前記調整速度の制御のた
    めのプロシージャを実施する制御装置を含んでいる、請
    求項11記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記制御装置は、エンジン制御装置の
    一部である、請求項12記載の装置。
JP2000399175A 1999-12-30 2000-12-27 無段階に調整可能な自動制御された変速機の変速過程の調整速度の制御のための方法及び装置 Pending JP2001208184A (ja)

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DE19963783A DE19963783B4 (de) 1999-12-30 1999-12-30 Vorrichtung und Verfahren zur Regelung einer Verstellgeschwindigkeit eines Schaltvorgangs in einem automatisierten, stufenlos verstellbaren Getriebe
DE19963783.0 1999-12-30

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