JP2001208156A - バックラッシュレス・ラック・アンド・ピニオン機構 - Google Patents

バックラッシュレス・ラック・アンド・ピニオン機構

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JP2001208156A
JP2001208156A JP2000012674A JP2000012674A JP2001208156A JP 2001208156 A JP2001208156 A JP 2001208156A JP 2000012674 A JP2000012674 A JP 2000012674A JP 2000012674 A JP2000012674 A JP 2000012674A JP 2001208156 A JP2001208156 A JP 2001208156A
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JP
Japan
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rack
pinion
backlashless
pinion mechanism
backlash
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2000012674A
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English (en)
Inventor
Makoto Aoki
誠 青木
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造簡単、且つ低コストでバックラッシュを
解消可能とするバックラッシュレス・ラック・アンド・
ピニオン機構の提供。 【解決手段】 ラック・アンド・ピニオン機構におい
て、同一ラック1上に適宜離隔して複数のピニオン2
a、2bを噛合して配し、各ピニオン2a、2bの同軸
2c上に対を成してプーリ3を軸着し、該対を成すプー
リ3にベルト4を巻着張設して、この環状を形成するベ
ルト4の上下両側の内、片側のみが張力を生じ、他の片
側が緩みを生ずるように前記プーリ3を介してピニオン
/ラックの当接接触面がバックラッシュレスの状態とな
るようなトルクTをピニオン2a、2bに常時与えるよ
うに構成し、正逆駆動操作時に発生するバックラッシュ
を解消可能としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、板材加工機及び
一般的な機械装置に用いられるバックラッシュレス・ラ
ック・アンド・ピニオン機構に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来の板材加工機等の突き当て
装置では、突き当て部をストレッチ上にて左右方向に移
動させる機構にラックアンドピニオンを採用している
が、歯車の噛合特性に起因する歯厚と歯車間のギャップ
により、ピニオンを左右に移動させる場合、所謂「ガ
タ」が生ずるのが通例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら上述の従来
例では、板材加工機の操作において、前述の「ガタ」の
ために、左右の位置決め精度が悪くなり、フランジ寸法
精度を低下させ、延ては製品の加工精度に悪影響を及ぼ
す等の問題がある。
【0004】この発明は、叙上の点に着目して成された
もので、構造簡単、且つ低コストでバックラッシュを解
消可能とするバックラッシュレス・ラック・アンド・ピ
ニオン機構を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、下記構成を
備えることにより上記課題を解決できるものである。
【0006】(1)ラック・アンド・ピニオン機構にお
いて、同一ラック上に適宜離隔して複数のピニオンを噛
合して配し、各ピニオンの同軸上に対を成して回転体を
軸着し、該対を成す回転体に駆動伝達部材を巻着張設し
て、この環状を形成する駆動伝達部材の上下両側の内、
片側のみが張力を生じ、他の片側が緩みを生ずるように
前記回転体を介してピニオン/ラックの当接接触面がバ
ックラッシュレスの状態となるようなトルクをピニオン
に常時与えるように構成し、正逆駆動操作時に発生する
バックラッシュを解消可能としたことを特徴とするバッ
クラッシュレス・ラック・アンド・ピニオン機構。
【0007】(2)前記回転体は、プーリ、またはスプ
ロケットにて形成されることを特徴とする前項(1)記
載のバックラッシュレス・ラック・アンド・ピニオン機
構。
【0008】(3)前記駆動伝達部材は、ベルト、また
はチェーンにて形成されることを特徴とする前項(1)
記載のバックラッシュレス・ラック・アンド・ピニオン
機構。
【0009】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の一実施の形態を
説明する。
【0010】図1(a)は、この発明に係るバックラッ
シュレス・ラック・アンド・ピニオン機構の縦断側面
図、(b)は、この発明に係るバックラッシュレス・ラ
ック・アンド・ピニオン機構の正面図、(c)は、ピニ
オンとラックのバックラッシュレスのメカニズムを示す
説明図である。
【0011】図面を参照して、以下にこの発明の基本原
理及び構成を説明する。
【0012】図1(b)に示すように、ラック1に噛合
して移動自在のピニオン2a、2bとプーリ(回転体)
3、3の組み合わせを二組設け、適宜離隔した前記二つ
のプーリ(回転体)3、3にベルト(駆動伝達部材)4
を巻着張設し、この時、ベルト4に張り側と緩み側が生
ずるように、前記ピニオン2a、2bに常に一方向の回
転力(トルクT)を与えるように設定する(図1(c)
参照)。
【0013】これにより、例えば、図1(c)に示す様
に、図面に向かって左側の符号2aを駆動用ピニオン、
右側の符号2bをバックラッシュ解消用ピニオンとすれ
ば、ピニオン2a、2bとラック1の当接接触面が常に
同一方向の面となり、且つ、前記バックラッシュ解消用
ピニオン2bの同軸上にプーリ3を軸着し固定用部材3
aにて所望の状態に固定し、ベルト4の上下の何れか片
側のみに張りを与えてあるため、左右交互に移動方向が
変化してもバックラッシュが発生せず、バックラッシュ
レスとすることが出来る。
【0014】即ち、板材加工機等での被加工ワークの位
置決め操作時に、突き当て本体B/Gの移動用ラック・
アンド・ピニオン機構が、本発明によるバックラッシュ
レス機構となっているため、駆動用モータMを起動回転
させて突き当て本体B/GがストレッチSt上を左右に
移動して行われる位置決め操作の精度を向上させること
が出来る。
【0015】なお、更に説明を加えれば、従来のラック
・アンド・ピニオン機構に、バックラッシュ解消用ピニ
オンと数点の部品を追加するのみで、構成部品の設定に
工夫を凝らし、突き当て本体の左右方向位置決め操作に
用いられる駆動機構をバックラッシュレス・ラック・ア
ンド・ピニオン機構としたことにより、突き当て本体の
左右方向位置決めを高精度なものとし、延ては、ワーク
のフランジ寸法精度を高めて全体として精度の高い製品
を提供することが可能となった。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、従来のラック・アンド・ピニオン機構に、バックラ
ッシュ解消用ピニオンと数点の部品を追加するのみで低
コストでバックラッシュを解消可能とし、突き当て本体
の左右方向位置決め操作に用いられる駆動機構をバック
ラッシュレス・ラック・アンド・ピニオン機構としたこ
とにより、突き当て本体の左右方向位置決めを高精度な
ものとし、延ては、ワークのフランジ寸法精度を高めて
全体として精度の高い製品を提供することが出来るとい
う効果を呈する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、この発明に係るバックラッシュレス
・ラック・アンド・ピニオン機構の縦断側面図、(b)
は、この発明に係るバックラッシュレス・ラック・アン
ド・ピニオン機構の正面図、(c)は、ピニオンとラッ
クのバックラッシュレスのメカニズムを示す説明図
【符号の説明】
1 ラック 2a、2b ピニオン 3 回転体(プーリ) 3a 固定用部材 4 駆動伝達部材(ベルト) B/G 突き当て本体 M 駆動用モータ St ストレッチ T トルク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラック・アンド・ピニオン機構におい
    て、同一ラック上に適宜離隔して複数のピニオンを噛合
    して配し、各ピニオンの同軸上に対を成して回転体を軸
    着し、該対を成す回転体に駆動伝達部材を巻着張設し
    て、この環状を形成する駆動伝達部材の上下両側の内、
    片側のみが張力を生じ、他の片側が緩みを生ずるように
    前記回転体を介してピニオン/ラックの当接接触面がバ
    ックラッシュレスの状態となるようなトルクをピニオン
    に常時与えるように構成し、正逆駆動操作時に発生する
    バックラッシュを解消可能としたことを特徴とするバッ
    クラッシュレス・ラック・アンド・ピニオン機構。
  2. 【請求項2】 前記回転体は、プーリ、またはスプロケ
    ットにて形成されることを特徴とする請求項1記載のバ
    ックラッシュレス・ラック・アンド・ピニオン機構。
  3. 【請求項3】 前記駆動伝達部材は、ベルト、またはチ
    ェーンにて形成されることを特徴とする請求項1記載の
    バックラッシュレス・ラック・アンド・ピニオン機構。
JP2000012674A 2000-01-21 2000-01-21 バックラッシュレス・ラック・アンド・ピニオン機構 Withdrawn JP2001208156A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040005436A (ko) * 2002-07-10 2004-01-16 정옥성 축방향 변환 기어전동장치
KR100569033B1 (ko) * 2002-10-23 2006-04-07 원샤프트정공 주식회사 유격에 의한 동작지연이 방지된 랙과 피니언의 결합구조
US7080570B2 (en) * 2002-08-01 2006-07-25 Redex Drive device for machine tools
JP2010209975A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 直線移動装置
JP2021146989A (ja) * 2020-03-23 2021-09-27 トヨタ紡織株式会社 スライド装置

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Effective date: 20070403