JP2001207211A - 熱処理品搬送用ユニット - Google Patents
熱処理品搬送用ユニットInfo
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- JP2001207211A JP2001207211A JP2000016325A JP2000016325A JP2001207211A JP 2001207211 A JP2001207211 A JP 2001207211A JP 2000016325 A JP2000016325 A JP 2000016325A JP 2000016325 A JP2000016325 A JP 2000016325A JP 2001207211 A JP2001207211 A JP 2001207211A
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- heat treatment
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- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ローラーハース炉等の連続炉中に処理品を搬
入，搬送するための容器となる熱処理品搬送用ユニット
であって、熱膨張，収縮にともなう変形量が小さく抑え
られ、繰り返し使用によっても変形が少なく気密性が保
たれ耐久性が向上できるようにする。 【解決手段】 １枚のトレイ２の上に夫々独立した複数
の蓋付き容器３ａ〜３ｄを固着してなる熱処理品搬送用
ユニット。
入，搬送するための容器となる熱処理品搬送用ユニット
であって、熱膨張，収縮にともなう変形量が小さく抑え
られ、繰り返し使用によっても変形が少なく気密性が保
たれ耐久性が向上できるようにする。 【解決手段】 １枚のトレイ２の上に夫々独立した複数
の蓋付き容器３ａ〜３ｄを固着してなる熱処理品搬送用
ユニット。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローラーハース炉
等の連続炉中に処理品を搬入，搬送するための容器とな
る熱処理品搬送用ユニットに関するものである。
等の連続炉中に処理品を搬入，搬送するための容器とな
る熱処理品搬送用ユニットに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】金属粉体，金属部品等の処理品を連続熱
処理する場合、従来からこの処理品を適宜大きさの容器
に容れ、その容器をトレイ上に置いて、ローラーハー
ス，メッシュベルト，その他の搬送方式の連続炉に装入
するのが一般的であった。
処理する場合、従来からこの処理品を適宜大きさの容器
に容れ、その容器をトレイ上に置いて、ローラーハー
ス，メッシュベルト，その他の搬送方式の連続炉に装入
するのが一般的であった。
【０００３】また、レアーメタル等の酸化し易い処理品
は、真空中や高純度の無酸化雰囲気ガス中で処理される
が、微量の酸化は避けられない状況である。そこで、従
来から容器に蓋を被せ容器内との通気を遮断したり、さ
らにはその容器内に先行的に酸化し易い物質（Ｍｇ，Ｃ
ａ等）を入れたりして処理品の酸化を防いでいる。
は、真空中や高純度の無酸化雰囲気ガス中で処理される
が、微量の酸化は避けられない状況である。そこで、従
来から容器に蓋を被せ容器内との通気を遮断したり、さ
らにはその容器内に先行的に酸化し易い物質（Ｍｇ，Ｃ
ａ等）を入れたりして処理品の酸化を防いでいる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記容
器は継続的に使用され加熱と冷却が繰り返されると変形
が生じて蓋との気密性が損なわれ易いという問題があ
る。特に大量処理のために使用される大きな容器ではそ
の変形量も大きくなるので、蓋との隙間も大きくなり易
い状況であった。
器は継続的に使用され加熱と冷却が繰り返されると変形
が生じて蓋との気密性が損なわれ易いという問題があ
る。特に大量処理のために使用される大きな容器ではそ
の変形量も大きくなるので、蓋との隙間も大きくなり易
い状況であった。
【０００５】本発明は、このような問題点を解消し、熱
膨張，収縮に伴う弊害を防止するとともに、これによっ
て使い勝手を損なわないようにするものである。
膨張，収縮に伴う弊害を防止するとともに、これによっ
て使い勝手を損なわないようにするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】そのために本発明に係る
熱処理品搬送用ユニットは、１枚のトレイの上に夫々独
立した複数の蓋付き容器を固着してなることを特徴とす
る。また本発明は上記熱処理品搬送用ユニットにおい
て、各容器の蓋を１つの枠体に吊下支持してなることを
特徴とする。
熱処理品搬送用ユニットは、１枚のトレイの上に夫々独
立した複数の蓋付き容器を固着してなることを特徴とす
る。また本発明は上記熱処理品搬送用ユニットにおい
て、各容器の蓋を１つの枠体に吊下支持してなることを
特徴とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
従い説明する。図１に蓋を開けた状態の熱処理品搬送用
ユニットの外観斜視図、図２にその蓋を閉じたときの縦
断面図を示す。図中、１，１，…は定間隔で設けられた
炉内搬送用ローラ、２は該ローラ上に滑動可能に配置さ
れた鋳物製の枠状のトレイで、該トレイ上に独立した４
つの容器３ａ〜３ｄがボルト４によって固着される。な
お該各容器は隣どうし若干の隙間が存するようにトレイ
上に固着される。
従い説明する。図１に蓋を開けた状態の熱処理品搬送用
ユニットの外観斜視図、図２にその蓋を閉じたときの縦
断面図を示す。図中、１，１，…は定間隔で設けられた
炉内搬送用ローラ、２は該ローラ上に滑動可能に配置さ
れた鋳物製の枠状のトレイで、該トレイ上に独立した４
つの容器３ａ〜３ｄがボルト４によって固着される。な
お該各容器は隣どうし若干の隙間が存するようにトレイ
上に固着される。
【０００８】また、５は四隅にリング７を設け、該リン
グに前記各容器３ａ〜３ｄの上端開口に被さる蓋６ａ〜
６ｄを吊下支持している枠体、８は該枠体の中央部に設
けられたフックである。
グに前記各容器３ａ〜３ｄの上端開口に被さる蓋６ａ〜
６ｄを吊下支持している枠体、８は該枠体の中央部に設
けられたフックである。
【０００９】このように構成した熱処理品搬送用ユニッ
トは、各容器３ａ〜３ｄ中に処理品９を容れて蓋６ａ〜
６ｄを被せ、ローラーハース炉等の連続炉中に搬入，搬
送され、雰囲気ガス中で所定温度の加熱，冷却すること
により熱処理に供せられる。そこでこの搬送用ユニット
では、１枚のトレイ２上に４つに細分された容器３ａ〜
３ｄが固着され、各容器の大きさを小さくしたことによ
って、各容器の熱膨張量，収縮量が小さくなり、繰り返
し熱膨張，収縮があっても大きい容器に比べてその変形
量を小さく抑えることができる。また、蓋６ａ〜６ｄに
ついても小さくでき変形量を小さく抑えることができ
る。このため変形を原因とする容器と蓋との隙間が生じ
難く、長期にわたり気密性を保つことができる。
トは、各容器３ａ〜３ｄ中に処理品９を容れて蓋６ａ〜
６ｄを被せ、ローラーハース炉等の連続炉中に搬入，搬
送され、雰囲気ガス中で所定温度の加熱，冷却すること
により熱処理に供せられる。そこでこの搬送用ユニット
では、１枚のトレイ２上に４つに細分された容器３ａ〜
３ｄが固着され、各容器の大きさを小さくしたことによ
って、各容器の熱膨張量，収縮量が小さくなり、繰り返
し熱膨張，収縮があっても大きい容器に比べてその変形
量を小さく抑えることができる。また、蓋６ａ〜６ｄに
ついても小さくでき変形量を小さく抑えることができ
る。このため変形を原因とする容器と蓋との隙間が生じ
難く、長期にわたり気密性を保つことができる。
【００１０】また、この実施形態では、蓋６ａ〜６ｄを
枠体５に吊下支持したことで、フック８にロボットアー
ム等を係合させ該枠体５を各容器３ａ〜３ｄ上にオート
マチックに移動させることにより、４つ同時に蓋開閉が
できるようになるので、容器を細分化したことによって
も、熱処理の作業性を損なうようなことがない。
枠体５に吊下支持したことで、フック８にロボットアー
ム等を係合させ該枠体５を各容器３ａ〜３ｄ上にオート
マチックに移動させることにより、４つ同時に蓋開閉が
できるようになるので、容器を細分化したことによって
も、熱処理の作業性を損なうようなことがない。
【００１１】なお、この実施形態では各容器３ａ〜３ｄ
をトレイ２上にボルト４によって固着したが、該各容器
３ａ〜３ｄはトレイ２上に溶接によって固着しても、あ
るいは鋳造等によってトレイと一体に形成してもよい。
また区画する容器の数はこの実施形態にとらわれること
ないことは勿論である。
をトレイ２上にボルト４によって固着したが、該各容器
３ａ〜３ｄはトレイ２上に溶接によって固着しても、あ
るいは鋳造等によってトレイと一体に形成してもよい。
また区画する容器の数はこの実施形態にとらわれること
ないことは勿論である。
【００１２】
【発明の効果】このように本発明に係る熱処理品搬送用
ユニットは、１枚のトレイの上に夫々独立した複数の蓋
付き容器を固着してなるので、各容器の熱膨張，収縮に
ともなう変形量を小さく抑えることができ、繰り返し使
用によっても気密性が保たれ耐久性が向上する有益な効
果がある。
ユニットは、１枚のトレイの上に夫々独立した複数の蓋
付き容器を固着してなるので、各容器の熱膨張，収縮に
ともなう変形量を小さく抑えることができ、繰り返し使
用によっても気密性が保たれ耐久性が向上する有益な効
果がある。
【図１】本発明の実施形態を示した熱処理品搬送用ユニ
ットの蓋を開けた状態の外観斜視図。
ットの蓋を開けた状態の外観斜視図。
【図２】図１の熱処理品搬送用ユニットの蓋を閉じた状
態の縦断面図。
態の縦断面図。
２ トレイ ３ａ〜３ｄ 容器 ５ 枠体 ６ａ〜６ｄ 蓋
Claims (2)
- 【請求項１】 １枚のトレイの上に夫々独立した複数の
蓋付き容器を固着してなることを特徴とした熱処理品搬
送用ユニット。 - 【請求項２】 各容器の蓋を１つの枠体に吊下支持して
なる請求項１に記載の熱処理品搬送用ユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000016325A JP4438154B2 (ja) | 2000-01-25 | 2000-01-25 | 熱処理品搬送用ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000016325A JP4438154B2 (ja) | 2000-01-25 | 2000-01-25 | 熱処理品搬送用ユニット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001207211A true JP2001207211A (ja) | 2001-07-31 |
| JP4438154B2 JP4438154B2 (ja) | 2010-03-24 |
Family
ID=18543478
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000016325A Expired - Fee Related JP4438154B2 (ja) | 2000-01-25 | 2000-01-25 | 熱処理品搬送用ユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4438154B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007129390A1 (ja) * | 2006-05-01 | 2007-11-15 | Ibiden Co., Ltd. | 脱脂用治具組立装置、脱脂用治具分解装置、脱脂用治具循環装置、セラミック成形体の脱脂方法、及び、ハニカム構造体の製造方法 |
| WO2007129391A1 (ja) * | 2006-05-01 | 2007-11-15 | Ibiden Co., Ltd. | 焼成用治具組立装置、焼成用治具分解装置、循環装置、セラミック成形体の焼成方法、及び、ハニカム構造体の製造方法 |
-
2000
- 2000-01-25 JP JP2000016325A patent/JP4438154B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007129390A1 (ja) * | 2006-05-01 | 2007-11-15 | Ibiden Co., Ltd. | 脱脂用治具組立装置、脱脂用治具分解装置、脱脂用治具循環装置、セラミック成形体の脱脂方法、及び、ハニカム構造体の製造方法 |
| WO2007129391A1 (ja) * | 2006-05-01 | 2007-11-15 | Ibiden Co., Ltd. | 焼成用治具組立装置、焼成用治具分解装置、循環装置、セラミック成形体の焼成方法、及び、ハニカム構造体の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4438154B2 (ja) | 2010-03-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061130 |
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| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
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