JP2001205908A - 熱転写プリンタ - Google Patents
熱転写プリンタInfo
- Publication number
- JP2001205908A JP2001205908A JP2000022269A JP2000022269A JP2001205908A JP 2001205908 A JP2001205908 A JP 2001205908A JP 2000022269 A JP2000022269 A JP 2000022269A JP 2000022269 A JP2000022269 A JP 2000022269A JP 2001205908 A JP2001205908 A JP 2001205908A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ribbon cassette
- ribbon
- thermal transfer
- cover member
- carriage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カバー部材を簡単に開放できないようにして
各種機能を損なわないようにすること。 【解決手段】 カバー部材1Bを閉鎖状態においてロッ
クするロック手段30と、インクリボン17を収納して
いるリボンカセット5を挿脱するリボンカセット挿脱用
開口1Cと、リボンカセット挿脱用開口1Cの近傍に配
設されリボンカセット挿脱用開口1Cから挿入されたリ
ボンカセット5の少なくとも種類および向きを検出する
リボンカセットセンサ18と、リボンカセットセンサ1
8が検出した検出信号を受け適正なリボンカセット5で
あるかを判断するとともにロック手段30の解除を行う
制御手段25と、制御手段25からの制御信号により不
適正なリボンカセット5をリボンカセット挿脱用開口1
Cから排出する排出手段とを有するもの。
各種機能を損なわないようにすること。 【解決手段】 カバー部材1Bを閉鎖状態においてロッ
クするロック手段30と、インクリボン17を収納して
いるリボンカセット5を挿脱するリボンカセット挿脱用
開口1Cと、リボンカセット挿脱用開口1Cの近傍に配
設されリボンカセット挿脱用開口1Cから挿入されたリ
ボンカセット5の少なくとも種類および向きを検出する
リボンカセットセンサ18と、リボンカセットセンサ1
8が検出した検出信号を受け適正なリボンカセット5で
あるかを判断するとともにロック手段30の解除を行う
制御手段25と、制御手段25からの制御信号により不
適正なリボンカセット5をリボンカセット挿脱用開口1
Cから排出する排出手段とを有するもの。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種記録を行なう
熱転写プリンタに係り、特に、プリンタ本体に設けられ
開閉されるカバー部材に関連する構成の改良に関する。
熱転写プリンタに係り、特に、プリンタ本体に設けられ
開閉されるカバー部材に関連する構成の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、リボンカセットに収納されてい
るインクリボンをサーマルヘッドの熱により部分的に用
紙に転写して記録を行なう熱転写プリンタのプリンタ本
体には開閉可能なカバー部材が設けられており、このカ
バー部材を開いて各種メンテナンスを行ったりリボンカ
セットなどの交換を行ったりするようになっている。ま
た、危険防止のために前記カバー部材を開くと、プリン
タとしての各種機能のうちの少なくとも一部を停止させ
るように構成されている。
るインクリボンをサーマルヘッドの熱により部分的に用
紙に転写して記録を行なう熱転写プリンタのプリンタ本
体には開閉可能なカバー部材が設けられており、このカ
バー部材を開いて各種メンテナンスを行ったりリボンカ
セットなどの交換を行ったりするようになっている。ま
た、危険防止のために前記カバー部材を開くと、プリン
タとしての各種機能のうちの少なくとも一部を停止させ
るように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の熱転写
プリンタにおいては、カバー部材が開放状態にあると、
プリンタとしての各種機能の少なくとも一部が停止され
ることになるので、記録動作中に誤ってカバー部材を開
いてしまうと、記録動作が停止してしまうことになり、
その後にプリンタを復帰させるための作業が煩雑であっ
た。
プリンタにおいては、カバー部材が開放状態にあると、
プリンタとしての各種機能の少なくとも一部が停止され
ることになるので、記録動作中に誤ってカバー部材を開
いてしまうと、記録動作が停止してしまうことになり、
その後にプリンタを復帰させるための作業が煩雑であっ
た。
【0004】このことから、カバー部材を通常開放でき
ないようにした熱転写プリンタが望まれていた。
ないようにした熱転写プリンタが望まれていた。
【0005】本発明は、このような点に鑑み、カバー部
材を簡単に開放できないようにして各種機能を損なわな
いようにした熱転写プリンタを提供することを目的とし
ている。
材を簡単に開放できないようにして各種機能を損なわな
いようにした熱転写プリンタを提供することを目的とし
ている。
【0006】また、本発明は、カバー部材を簡単に開放
できないようにして各種機能を損なわないようにしたカ
ラー記録可能な熱転写プリンタを提供することを目的と
している。
できないようにして各種機能を損なわないようにしたカ
ラー記録可能な熱転写プリンタを提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため本発明に係る熱転写プリンタの特徴は、カバー部材
を閉鎖状態においてロックするロック手段と、インクリ
ボンを収納しているリボンカセットを挿脱するリボンカ
セット挿脱用開口と、リボンカセット挿脱用開口の近傍
に配設されリボンカセット挿脱用開口から挿入されたリ
ボンカセットの少なくとも種類および向きを検出するリ
ボンカセットセンサと、リボンカセットセンサが検出し
た検出信号を受け適正なリボンカセットであるかを判断
するとともにロック手段の解除を行う制御手段と、制御
手段からの制御信号により不適正なリボンカセットをリ
ボンカセット挿脱用開口から排出する排出手段とを有す
る点にある。そして、このような構成を採用したことに
より、リボンカセットをカバー部材ではなくリボンカセ
ット挿脱用開口を介して挿脱できるようにしてカバー部
材の開閉を必要最小限にとどめるようにでき、しかも、
カバー部材はロック手段により閉鎖状態においてロック
されているので、誤ってカバー部材を開くおそれもな
い。
ため本発明に係る熱転写プリンタの特徴は、カバー部材
を閉鎖状態においてロックするロック手段と、インクリ
ボンを収納しているリボンカセットを挿脱するリボンカ
セット挿脱用開口と、リボンカセット挿脱用開口の近傍
に配設されリボンカセット挿脱用開口から挿入されたリ
ボンカセットの少なくとも種類および向きを検出するリ
ボンカセットセンサと、リボンカセットセンサが検出し
た検出信号を受け適正なリボンカセットであるかを判断
するとともにロック手段の解除を行う制御手段と、制御
手段からの制御信号により不適正なリボンカセットをリ
ボンカセット挿脱用開口から排出する排出手段とを有す
る点にある。そして、このような構成を採用したことに
より、リボンカセットをカバー部材ではなくリボンカセ
ット挿脱用開口を介して挿脱できるようにしてカバー部
材の開閉を必要最小限にとどめるようにでき、しかも、
カバー部材はロック手段により閉鎖状態においてロック
されているので、誤ってカバー部材を開くおそれもな
い。
【0008】また、本発明に係る他の熱転写プリンタの
特徴は、複数のリボンカセットをプリンタ本体内のカセ
ットマガジンに装着可能とした点にある。そして、この
ような構成を採用したことにより、カラー記録を行うこ
とができる。
特徴は、複数のリボンカセットをプリンタ本体内のカセ
ットマガジンに装着可能とした点にある。そして、この
ような構成を採用したことにより、カラー記録を行うこ
とができる。
【0009】さらに、本発明に係るさらに他の熱転写プ
リンタの特徴は、カバー部材を開放状態にしてすべての
リボンカセットを交換可能とした点にある。そして、こ
のような構成を採用したことにより、1個ずつのリボン
カセットの交換はリボンカセット挿脱用開口を介して行
なうのに対し、全部のリボンカセットを交換する際には
リボンカセット挿脱用開口を開放状態にして容易に行う
ことができる。
リンタの特徴は、カバー部材を開放状態にしてすべての
リボンカセットを交換可能とした点にある。そして、こ
のような構成を採用したことにより、1個ずつのリボン
カセットの交換はリボンカセット挿脱用開口を介して行
なうのに対し、全部のリボンカセットを交換する際には
リボンカセット挿脱用開口を開放状態にして容易に行う
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本発明に係る
熱転写プリンタの外観を示すものであり、この熱転写プ
リンタ1は後述するように複数のリボンカセットを搭載
しうるカラープリンタとされている。そして、この熱転
写プリンタ1のケーシング1Aには、図示しないプリン
タ本体を開閉するカバー部材1Bが着脱自在に配設され
ている。そして、このカバー部材1Bの近傍には、後述
する制御部25と接続された図示しないセンサが配設さ
れており、前記カバー部材1Bを開放すると、記録動作
など熱転写プリンタ1としての機能が停止するようにな
っている。
熱転写プリンタの外観を示すものであり、この熱転写プ
リンタ1は後述するように複数のリボンカセットを搭載
しうるカラープリンタとされている。そして、この熱転
写プリンタ1のケーシング1Aには、図示しないプリン
タ本体を開閉するカバー部材1Bが着脱自在に配設され
ている。そして、このカバー部材1Bの近傍には、後述
する制御部25と接続された図示しないセンサが配設さ
れており、前記カバー部材1Bを開放すると、記録動作
など熱転写プリンタ1としての機能が停止するようにな
っている。
【0011】一方、このカバー部材1Bの側方には、1
個ずつ後述するリボンカセット5を交換する際にリボン
カセット5を挿脱するために用いるリボンカセット挿脱
用開口1Cが形成されている。これらのカバー部材3お
よびリボンカセット挿脱用開口1Cについては後述す
る。また、前記カバー部材1Bは、全部のリボンカセッ
ト5を一度に交換する際に前記ケーシング1Aから分離
される。なお、このケーシング1Aは、前記ケーシング
1Aに回動自在に枢支されてもよい。
個ずつ後述するリボンカセット5を交換する際にリボン
カセット5を挿脱するために用いるリボンカセット挿脱
用開口1Cが形成されている。これらのカバー部材3お
よびリボンカセット挿脱用開口1Cについては後述す
る。また、前記カバー部材1Bは、全部のリボンカセッ
ト5を一度に交換する際に前記ケーシング1Aから分離
される。なお、このケーシング1Aは、前記ケーシング
1Aに回動自在に枢支されてもよい。
【0012】図3ないし図6は前記熱転写プリンタ1の
内部を示すものである。この熱転写プリンタ1は、図示
しないプリンタ本体のフレームの所定位置に、記録面が
ほぼ鉛直方向となるように配設された平板状のプラテン
2を有しており、このプラテン2の前側下方には、ガイ
ドシャフト3が前記プラテン2と平行に配設されてい
る。このガイドシャフト3には、上下に分割されたキャ
リッジ4が取付けられており、このキャリッジ4の下側
は、前記ガイドシャフト3に取付けられる下キャリッジ
4aとされ、他方、キャリッジ4の上側は、後述するリ
ボンカセット5が装着され前記下キャリッジ4aに対し
て上下方向に接離可能とされた上キャリッジ4bとされ
ている。このように構成されているキャリッジ4は、1
対のプーリ(図示せず)に巻回された駆動ベルト6の一
部に固着されており、この駆動ベルト6をステッピング
モータなどの駆動手段(図示せず)により駆動すること
により、前記キャリッジ4を前記ガイドシャフト3に沿
って往復動させるようになっている。
内部を示すものである。この熱転写プリンタ1は、図示
しないプリンタ本体のフレームの所定位置に、記録面が
ほぼ鉛直方向となるように配設された平板状のプラテン
2を有しており、このプラテン2の前側下方には、ガイ
ドシャフト3が前記プラテン2と平行に配設されてい
る。このガイドシャフト3には、上下に分割されたキャ
リッジ4が取付けられており、このキャリッジ4の下側
は、前記ガイドシャフト3に取付けられる下キャリッジ
4aとされ、他方、キャリッジ4の上側は、後述するリ
ボンカセット5が装着され前記下キャリッジ4aに対し
て上下方向に接離可能とされた上キャリッジ4bとされ
ている。このように構成されているキャリッジ4は、1
対のプーリ(図示せず)に巻回された駆動ベルト6の一
部に固着されており、この駆動ベルト6をステッピング
モータなどの駆動手段(図示せず)により駆動すること
により、前記キャリッジ4を前記ガイドシャフト3に沿
って往復動させるようになっている。
【0013】前記キャリッジ4には、プラテン2に対向
しかつプラテン2に対して接離自在とされ、圧接状態に
おいてプラテン2上の用紙(図示せず)に記録を行うサ
ーマルヘッド7が配設されており、このサーマルヘッド
7には、複数の発熱素子(図示せず)が整列配置されて
おり、これらの発熱素子は、ホストコンピュータ、イメ
ージリーダ、キーボードなどの適宜な入力装置(図示せ
ず)により入力された所望の記録情報に基づいて選択的
に発熱されるようになっている。
しかつプラテン2に対して接離自在とされ、圧接状態に
おいてプラテン2上の用紙(図示せず)に記録を行うサ
ーマルヘッド7が配設されており、このサーマルヘッド
7には、複数の発熱素子(図示せず)が整列配置されて
おり、これらの発熱素子は、ホストコンピュータ、イメ
ージリーダ、キーボードなどの適宜な入力装置(図示せ
ず)により入力された所望の記録情報に基づいて選択的
に発熱されるようになっている。
【0014】また、図5に示すように、前記キャリッジ
4の左右両側部には、1対の平行クランク機構8が配設
されており、この平行クランク機構8により、ガイドシ
ャフト3に取着される下キャリッジ4aに対して、上キ
ャリッジ4bが接離するように平行に移動されるように
なっている。前記各平行クランク機構8は、互いにX状
に交差した1対のリンク9a,9bを有しており、これ
ら各リンク9a,9bの交差位置は、ピン10aにより
枢着されるとともに、各リンク9a,9bの端部は、ピ
ン10b,10c,10d,10eにより、下キャリッ
ジ4aの左右両側部上面側および上キャリッジ4bの左
右両側部下面側にそれぞれ形成された長孔(図示せず)
にそれぞれ摺動自在に係止されている。
4の左右両側部には、1対の平行クランク機構8が配設
されており、この平行クランク機構8により、ガイドシ
ャフト3に取着される下キャリッジ4aに対して、上キ
ャリッジ4bが接離するように平行に移動されるように
なっている。前記各平行クランク機構8は、互いにX状
に交差した1対のリンク9a,9bを有しており、これ
ら各リンク9a,9bの交差位置は、ピン10aにより
枢着されるとともに、各リンク9a,9bの端部は、ピ
ン10b,10c,10d,10eにより、下キャリッ
ジ4aの左右両側部上面側および上キャリッジ4bの左
右両側部下面側にそれぞれ形成された長孔(図示せず)
にそれぞれ摺動自在に係止されている。
【0015】また、前記下キャリッジ4aには、回転ク
ランク機構11が配設されており、この回転クランク機
構11は、下キャリッジ4aに回転駆動しうるように支
持された回転板12を有している。この回転板12の偏
心位置には、連結リンク14の一端部がピン13aによ
り枢着されており、この連結リンク14の他端部は、上
キャリッジ4bにピン13bにより枢着されている。そ
して、前記回転板12をモータなどの駆動手段(図示せ
ず)により回転駆動させるようになっており、この回転
板12の回転により、前記連結リンク14を介して上キ
ャリッジ4bを平行に動作させるようになっている。
ランク機構11が配設されており、この回転クランク機
構11は、下キャリッジ4aに回転駆動しうるように支
持された回転板12を有している。この回転板12の偏
心位置には、連結リンク14の一端部がピン13aによ
り枢着されており、この連結リンク14の他端部は、上
キャリッジ4bにピン13bにより枢着されている。そ
して、前記回転板12をモータなどの駆動手段(図示せ
ず)により回転駆動させるようになっており、この回転
板12の回転により、前記連結リンク14を介して上キ
ャリッジ4bを平行に動作させるようになっている。
【0016】また、前記上キャリッジ4bの左右両側部
上面には、相互に内側に緩やかに湾曲してなる板状の1
対のアーム15がほぼリボンカセット5の幅と等しい間
隔を隔てて立設されており、このアームの先端部には、
上下端に突起が形成された係合部15aが形成されてい
る。また、前記上キャリッジ4bの中央部には、インク
リボン17を巻取る巻取りボビン16aおよびインクリ
ボン17を送出する送出ボビン16bが互いに所定間隔
を隔てて回転自在に配設されており、前記巻取りボビン
16aを回転駆動することにより、インクリボン17を
所定の方向に走行させるようになっている。
上面には、相互に内側に緩やかに湾曲してなる板状の1
対のアーム15がほぼリボンカセット5の幅と等しい間
隔を隔てて立設されており、このアームの先端部には、
上下端に突起が形成された係合部15aが形成されてい
る。また、前記上キャリッジ4bの中央部には、インク
リボン17を巻取る巻取りボビン16aおよびインクリ
ボン17を送出する送出ボビン16bが互いに所定間隔
を隔てて回転自在に配設されており、前記巻取りボビン
16aを回転駆動することにより、インクリボン17を
所定の方向に走行させるようになっている。
【0017】さらに、前記キャリッジ4のプラテン2に
対して遠方側の端縁上面には、リボンカセット5に収納
されたインクリボンの種類を検出する光センサ18が配
設されており、この光センサ18は、熱転写プリンタ1
の所望の位置に配設されこの熱転写プリンタ1の記録動
作など熱転写プリンタ1としての主な制御を行う制御部
25に電気的に接続されている。この制御部25は、少
なくともキャリッジ4の移動に伴う光センサ18からの
出力信号に基づいて、リボンカセット5の有無およびリ
ボンカセット5に収納されたインクリボン17の種類、
ホームポジションに対するキャリッジ4の移動距離、後
述するキャノピ19の開閉状態、隣位あるいは離間した
1対のリボンカセット5間の距離などを判別または検出
可能とされている。なお、光センサ18から前記制御部
25に入力されたリボンカセット5についての情報は前
記制御部25に入力され、モニタ(図示せず)により確
認することができるようになっている。
対して遠方側の端縁上面には、リボンカセット5に収納
されたインクリボンの種類を検出する光センサ18が配
設されており、この光センサ18は、熱転写プリンタ1
の所望の位置に配設されこの熱転写プリンタ1の記録動
作など熱転写プリンタ1としての主な制御を行う制御部
25に電気的に接続されている。この制御部25は、少
なくともキャリッジ4の移動に伴う光センサ18からの
出力信号に基づいて、リボンカセット5の有無およびリ
ボンカセット5に収納されたインクリボン17の種類、
ホームポジションに対するキャリッジ4の移動距離、後
述するキャノピ19の開閉状態、隣位あるいは離間した
1対のリボンカセット5間の距離などを判別または検出
可能とされている。なお、光センサ18から前記制御部
25に入力されたリボンカセット5についての情報は前
記制御部25に入力され、モニタ(図示せず)により確
認することができるようになっている。
【0018】図3および図4に示すように、キャリッジ
4の上方には、前記フレームに図4において両矢印Aで
示すように開閉自在に支持されたほぼ板状のキャノピ1
9が前記キャリッジ4に対して所定間隔を有するように
配設されている。このキャノピ19は、閉鎖状態におい
て、紙送り機構(図示せず)の出口側の紙押えとして機
能するものであり、キャリッジ4と対向するようにし
て、キャリッジ4の移動領域とほぼ同一の長さとされて
いる。
4の上方には、前記フレームに図4において両矢印Aで
示すように開閉自在に支持されたほぼ板状のキャノピ1
9が前記キャリッジ4に対して所定間隔を有するように
配設されている。このキャノピ19は、閉鎖状態におい
て、紙送り機構(図示せず)の出口側の紙押えとして機
能するものであり、キャリッジ4と対向するようにし
て、キャリッジ4の移動領域とほぼ同一の長さとされて
いる。
【0019】前記キャノピ19のキャリッジ4と対向す
る下面の所定位置には、リボンカセット5を保持する複
数のカセットマガジン(図示せず)が設けられており、
各カセットマガジンにより、カラー画像の記録を行うた
めのそれぞれイエローY、マゼンタM、シアンCおよび
黒のインクリボン17a、17b、17c、17dが収
納されたリボンカセット5a、5b、5c、5dがキャ
リッジ4の移動方向に沿って1列に配列されるようにな
っている。
る下面の所定位置には、リボンカセット5を保持する複
数のカセットマガジン(図示せず)が設けられており、
各カセットマガジンにより、カラー画像の記録を行うた
めのそれぞれイエローY、マゼンタM、シアンCおよび
黒のインクリボン17a、17b、17c、17dが収
納されたリボンカセット5a、5b、5c、5dがキャ
リッジ4の移動方向に沿って1列に配列されるようにな
っている。
【0020】そして、各リボンカセット5a,5b,5
c,5dは、図4に両矢印Bで示すように、キャノピ1
9と上キャリッジ4bとの間で選択的に受け渡しが行わ
れるようになっている。
c,5dは、図4に両矢印Bで示すように、キャノピ1
9と上キャリッジ4bとの間で選択的に受け渡しが行わ
れるようになっている。
【0021】前記各リボンカセット5a,5b,5c,
5dのケース本体20は、インクリボン17の種類にか
かわらず、すべてが同一形状、同一寸法に形成されてお
り、このケース本体20の内部には、インクリボン17
が巻回され記録に供した部分のインクリボン17を巻取
る巻取りリール21aおよびインクリボン17を送り出
す送出リール21bが回転自在に収容されている。ま
た、前記リボンカセット5のキャリッジ4に搭載された
状態でプラテン2と対向する面には、サーマルヘッド7
が臨む凹部22が形成されており、この凹部22の内側
においてインクリボン17の中間部が外部に導出される
ようになっている。さらに、前記ケース本体20の内部
であって前記インクリボン17の走行経路途中には、回
転自在に支持された1対のリボン送りローラ(図示せ
ず)および複数のガイドローラ(図示せず)等が配設さ
れている。
5dのケース本体20は、インクリボン17の種類にか
かわらず、すべてが同一形状、同一寸法に形成されてお
り、このケース本体20の内部には、インクリボン17
が巻回され記録に供した部分のインクリボン17を巻取
る巻取りリール21aおよびインクリボン17を送り出
す送出リール21bが回転自在に収容されている。ま
た、前記リボンカセット5のキャリッジ4に搭載された
状態でプラテン2と対向する面には、サーマルヘッド7
が臨む凹部22が形成されており、この凹部22の内側
においてインクリボン17の中間部が外部に導出される
ようになっている。さらに、前記ケース本体20の内部
であって前記インクリボン17の走行経路途中には、回
転自在に支持された1対のリボン送りローラ(図示せ
ず)および複数のガイドローラ(図示せず)等が配設さ
れている。
【0022】また、リボンカセット5の凹部22が形成
された面と平行に延在する後面には、各リボンカセット
5内に収納されているインクリボン17の種類を判別す
るための識別マーク23が形成されており、この識別マ
ーク23は、インクリボン17の種類によって異なる数
の縞状の非反射部24aを有する反射シール24により
形成されている。本実施形態においては、図3において
左端に示すリボンカセット5aには、3本の非反射部2
4aを有する反射シール24Aが識別マーク23として
貼着されており、以下順に、リボンカセット5bには、
4本の非反射部24aを有する反射シール24Bが識別
マーク23として貼着され、リボンカセット5cには、
2本の非反射部24aを有する反射シール24Cが識別
マーク23として貼着され、リボンカセット5dには、
1本の非反射部24aを有する反射シール24Dが識別
マーク23として貼着されている。
された面と平行に延在する後面には、各リボンカセット
5内に収納されているインクリボン17の種類を判別す
るための識別マーク23が形成されており、この識別マ
ーク23は、インクリボン17の種類によって異なる数
の縞状の非反射部24aを有する反射シール24により
形成されている。本実施形態においては、図3において
左端に示すリボンカセット5aには、3本の非反射部2
4aを有する反射シール24Aが識別マーク23として
貼着されており、以下順に、リボンカセット5bには、
4本の非反射部24aを有する反射シール24Bが識別
マーク23として貼着され、リボンカセット5cには、
2本の非反射部24aを有する反射シール24Cが識別
マーク23として貼着され、リボンカセット5dには、
1本の非反射部24aを有する反射シール24Dが識別
マーク23として貼着されている。
【0023】そして、リボンカセット5の後面の左端部
が識別マーク23の検出のための基準位置BPとされ、
識別マーク23の図3において右端に位置する非反射部
24aの右端位置までの距離Lを、すべての識別マーク
23において同一とするとともに、この距離L内にイン
クリボン17の種類を識別するための所望の非反射部2
4aを形成するようになっている。
が識別マーク23の検出のための基準位置BPとされ、
識別マーク23の図3において右端に位置する非反射部
24aの右端位置までの距離Lを、すべての識別マーク
23において同一とするとともに、この距離L内にイン
クリボン17の種類を識別するための所望の非反射部2
4aを形成するようになっている。
【0024】さらに、この識別マーク23をキャリッジ
4に設けた光センサ18によって検出し、この検出信号
を熱転写プリンタ1の制御部25に出力し、この制御部
25内において各リボンカセット5における識別マーク
23の非反射部24aの数を計数することによりリボン
カセット5内に収納されているインクリボン17の種類
を判別したり、リボンカセット5が記録に適合している
適正なインクリボン17を収納しているかを判断するよ
うになっている。さらにまた、使用に供するインクリボ
ン17の種類に対応する識別マーク23を光センサ18
が検出するとキャリッジ4が停止されるようになってお
り、キャリッジ4が停止した状態において、キャノピ1
9のカセットマガジンに配設されているリボンカセット
5が上キャリッジ4bに受け渡されるようになってい
る。
4に設けた光センサ18によって検出し、この検出信号
を熱転写プリンタ1の制御部25に出力し、この制御部
25内において各リボンカセット5における識別マーク
23の非反射部24aの数を計数することによりリボン
カセット5内に収納されているインクリボン17の種類
を判別したり、リボンカセット5が記録に適合している
適正なインクリボン17を収納しているかを判断するよ
うになっている。さらにまた、使用に供するインクリボ
ン17の種類に対応する識別マーク23を光センサ18
が検出するとキャリッジ4が停止されるようになってお
り、キャリッジ4が停止した状態において、キャノピ1
9のカセットマガジンに配設されているリボンカセット
5が上キャリッジ4bに受け渡されるようになってい
る。
【0025】また、前記リボンカセット挿脱用開口1C
内には、リボンカセット5を搬送する搬送ベルト(図示
せず)のような搬送手段が配設されており、この搬送手
段は前記制御部25が光センサ18から入力された検出
信号によりリボンカセット5内に収納されているインク
リボン17が適正なものでなかったり、あるいはリボン
カセット5の向きが誤っているなどリボンカセット5が
適正でない場合には、前記制御部25が前記搬送手段を
駆動して、適正でないリボンカセット5を前記リボンカ
セット挿脱用開口1Cを介して排出するようになってい
る。
内には、リボンカセット5を搬送する搬送ベルト(図示
せず)のような搬送手段が配設されており、この搬送手
段は前記制御部25が光センサ18から入力された検出
信号によりリボンカセット5内に収納されているインク
リボン17が適正なものでなかったり、あるいはリボン
カセット5の向きが誤っているなどリボンカセット5が
適正でない場合には、前記制御部25が前記搬送手段を
駆動して、適正でないリボンカセット5を前記リボンカ
セット挿脱用開口1Cを介して排出するようになってい
る。
【0026】前記制御部25は、図6に示すように、R
AM26とROM27とを有しており、このうちRAM
26は、記録のための画像情報を、イエローY、マゼン
タM、シアンCの3色に色分解して色別の記録データと
して格納し、実際の記録を行う場合には、使用されるイ
ンクリボン17の色に対応する色の記録データをRAM
26から制御部25に出力し、この制御部25がサーマ
ルヘッド7の複数の発熱素子のいずれかを記録データに
応じて選択的に駆動するようになっている。
AM26とROM27とを有しており、このうちRAM
26は、記録のための画像情報を、イエローY、マゼン
タM、シアンCの3色に色分解して色別の記録データと
して格納し、実際の記録を行う場合には、使用されるイ
ンクリボン17の色に対応する色の記録データをRAM
26から制御部25に出力し、この制御部25がサーマ
ルヘッド7の複数の発熱素子のいずれかを記録データに
応じて選択的に駆動するようになっている。
【0027】ところで、本実施形態においては、図1に
示すように、閉鎖状態にある前記カバー部材1Bをロッ
クするソレノイドのようなロック手段30が前記ケーシ
ング1Aの内側に配設されている。このロック手段30
は、前記制御部25と電気的に接続されており、常時は
前記カバー部材1Bをロックするようになっている。し
たがって、通常の場合、作業者が手動によりカバー部材
1Bを開放しようとしてもできないようになっている。
示すように、閉鎖状態にある前記カバー部材1Bをロッ
クするソレノイドのようなロック手段30が前記ケーシ
ング1Aの内側に配設されている。このロック手段30
は、前記制御部25と電気的に接続されており、常時は
前記カバー部材1Bをロックするようになっている。し
たがって、通常の場合、作業者が手動によりカバー部材
1Bを開放しようとしてもできないようになっている。
【0028】つぎに、前述した構成からなる本実施形態
の熱転写プリンタによる記録方法について説明する。な
お、本実施形態の熱転写プリンタ1においては、熱溶融
記録と熱昇華記録の両方の記録を選択して行うことがで
きるが、本実施形態においては熱溶融記録のみについて
説明する。
の熱転写プリンタによる記録方法について説明する。な
お、本実施形態の熱転写プリンタ1においては、熱溶融
記録と熱昇華記録の両方の記録を選択して行うことがで
きるが、本実施形態においては熱溶融記録のみについて
説明する。
【0029】本実施形態においては、まず、図示しない
ホストコンピュータやイメージリーダ等から熱転写プリ
ンタ1の制御部25に入力された画像情報を、使用され
るイエローY、マゼンタMおよびシアンCの3色に色分
解して各色別毎の記録データとしてRAM26に保存す
る。そして、前記制御部25は、シアンC、マゼンタ
M、イエローYの順でインクの色を重ねる記録を行うよ
うに制御する。
ホストコンピュータやイメージリーダ等から熱転写プリ
ンタ1の制御部25に入力された画像情報を、使用され
るイエローY、マゼンタMおよびシアンCの3色に色分
解して各色別毎の記録データとしてRAM26に保存す
る。そして、前記制御部25は、シアンC、マゼンタ
M、イエローYの順でインクの色を重ねる記録を行うよ
うに制御する。
【0030】熱溶融記録を行う場合は、最初にシアンC
のインクリボンでの記録を行うために、シアンCのイン
クリボン17cが収納されているリボンカセット5cの
検出を、制御部25からの信号によりホームポジション
に位置するキャリッジ4を図1において右方向に移動さ
せ、キャリッジ4に配設した光センサ18でリボンカセ
ット5の識別マークを23を検出することで行う。つま
り、光センサ18は、リボンカセット5に形成された識
別マーク23の非反射部24の配列およびピッチなどの
構成による各識別マーク23の固有の検出信号を制御部
25に送出し、制御部25において対応するリボンカセ
ット5cの識別マーク23かどうかを判断し、対応する
リボンカセット5cの識別マーク23の場合にはキャリ
ッジ4の移動を停止し、対応する識別マーク23でない
場合は、対応するリボンカセット5cの識別マーク23
を検出するまでキャリッジ4の移動を継続する。
のインクリボンでの記録を行うために、シアンCのイン
クリボン17cが収納されているリボンカセット5cの
検出を、制御部25からの信号によりホームポジション
に位置するキャリッジ4を図1において右方向に移動さ
せ、キャリッジ4に配設した光センサ18でリボンカセ
ット5の識別マークを23を検出することで行う。つま
り、光センサ18は、リボンカセット5に形成された識
別マーク23の非反射部24の配列およびピッチなどの
構成による各識別マーク23の固有の検出信号を制御部
25に送出し、制御部25において対応するリボンカセ
ット5cの識別マーク23かどうかを判断し、対応する
リボンカセット5cの識別マーク23の場合にはキャリ
ッジ4の移動を停止し、対応する識別マーク23でない
場合は、対応するリボンカセット5cの識別マーク23
を検出するまでキャリッジ4の移動を継続する。
【0031】その後、対応するリボンカセットに対向す
る位置でキャリッジ4を停止し、各平行クランク機構8
と回転クランク機構11を駆動して上キャリッジ4bを
上昇させキャノピ19のカセットマガジンに保持されて
いるリボンカセット5cを上キャリッジ4b上に受け取
る。そして、再度各平行クランク機構8と回転クランク
機構11を駆動して上キャリッジ4bを下キャリッジ4
aに接触するように下降させる。
る位置でキャリッジ4を停止し、各平行クランク機構8
と回転クランク機構11を駆動して上キャリッジ4bを
上昇させキャノピ19のカセットマガジンに保持されて
いるリボンカセット5cを上キャリッジ4b上に受け取
る。そして、再度各平行クランク機構8と回転クランク
機構11を駆動して上キャリッジ4bを下キャリッジ4
aに接触するように下降させる。
【0032】この状態において、サーマルヘッド7とプ
ラテン2との間に所定の用紙を搬送し、前記サーマルヘ
ッド7をシアンCのインクリボン17cおよび用紙を介
して前記プラテン2に圧接させた状態でキャリッジ4を
プラテン2に沿って移動させるとともに、前記インクリ
ボン17を巻き取りながら、制御部25により記録信号
に応じて前記サーマルヘッド7の発熱素子を選択的に通
電して発熱させることにより、インクリボン17のイン
クを部分的に溶融・転写して用紙上にシアンCの記録を
行うようになっている。1行分の記録を終了したら、サ
ーマルヘッド7をプラテン2から離間させキャリッジ4
をホームポジション方向に移動させながら用紙を1行分
搬送する。用紙の1行分の搬送を終えると、再度サーマ
ルヘッド7をプラテン2に圧接させ、前述と同様にして
次行の記録を行う。この動作を繰り返すことによりシア
ンCのインクリボン17cによる1ページの記録が行わ
れる。
ラテン2との間に所定の用紙を搬送し、前記サーマルヘ
ッド7をシアンCのインクリボン17cおよび用紙を介
して前記プラテン2に圧接させた状態でキャリッジ4を
プラテン2に沿って移動させるとともに、前記インクリ
ボン17を巻き取りながら、制御部25により記録信号
に応じて前記サーマルヘッド7の発熱素子を選択的に通
電して発熱させることにより、インクリボン17のイン
クを部分的に溶融・転写して用紙上にシアンCの記録を
行うようになっている。1行分の記録を終了したら、サ
ーマルヘッド7をプラテン2から離間させキャリッジ4
をホームポジション方向に移動させながら用紙を1行分
搬送する。用紙の1行分の搬送を終えると、再度サーマ
ルヘッド7をプラテン2に圧接させ、前述と同様にして
次行の記録を行う。この動作を繰り返すことによりシア
ンCのインクリボン17cによる1ページの記録が行わ
れる。
【0033】前述したシアンCのインクリボン17cを
用いた記録を終了すると、図示しない紙送り機構により
用紙は記録開始の初期位置まで逆搬送され、使用したシ
アンCのインクリボン17cが収納されたリボンカセッ
ト5cがあらかじめ保持されていたカセットマガジンの
位置にキャリッジ4を移動・停止させ、前述した動作と
同様に上キャリッジ4bを上昇させ、この上キャリッジ
4bに搭載されているリボンカセット5cをカセットマ
ガジンに受け渡す。
用いた記録を終了すると、図示しない紙送り機構により
用紙は記録開始の初期位置まで逆搬送され、使用したシ
アンCのインクリボン17cが収納されたリボンカセッ
ト5cがあらかじめ保持されていたカセットマガジンの
位置にキャリッジ4を移動・停止させ、前述した動作と
同様に上キャリッジ4bを上昇させ、この上キャリッジ
4bに搭載されているリボンカセット5cをカセットマ
ガジンに受け渡す。
【0034】ついで、キャリッジ4を移動させ、前述と
同様に、光センサ18によりつぎの記録に使用するマゼ
ンタMのインクリボン17bを収納したリボンカセット
5bの識別マーク23を検出し、このリボンカセット5
bをキャリッジ4に搭載し、前記シアンCのインクリボ
ン17cを用いた記録と同様にして、制御部25により
記録信号に応じて前記サーマルヘッド7の発熱素子を選
択的に通電して発熱させることにより、インクリボン1
7のインクを部分的に溶融・転写して用紙上にマゼンタ
Mの画像を記録する。すると、このマゼンタMのインク
はシアンCのインクが用紙上にある場合は、このシアン
Cのインクの上に積層される。
同様に、光センサ18によりつぎの記録に使用するマゼ
ンタMのインクリボン17bを収納したリボンカセット
5bの識別マーク23を検出し、このリボンカセット5
bをキャリッジ4に搭載し、前記シアンCのインクリボ
ン17cを用いた記録と同様にして、制御部25により
記録信号に応じて前記サーマルヘッド7の発熱素子を選
択的に通電して発熱させることにより、インクリボン1
7のインクを部分的に溶融・転写して用紙上にマゼンタ
Mの画像を記録する。すると、このマゼンタMのインク
はシアンCのインクが用紙上にある場合は、このシアン
Cのインクの上に積層される。
【0035】このマゼンタMのインクリボン17bによ
る記録が終了したら、同様にしてイエローYのインクリ
ボン17aによる記録が行われる。すると、このイエロ
ーYのインクはシアンCまたはマゼンタMのインクが用
紙上に露出している場合には、このシアンCまたはマゼ
ンタMのインク上に積層される。
る記録が終了したら、同様にしてイエローYのインクリ
ボン17aによる記録が行われる。すると、このイエロ
ーYのインクはシアンCまたはマゼンタMのインクが用
紙上に露出している場合には、このシアンCまたはマゼ
ンタMのインク上に積層される。
【0036】そして、この3色の記録が終了した後、実
施形態においては、黒のインクリボン17aを用いて前
述と同様の記録が行われる。なお、この黒のインクリボ
ン17aによる記録は、上記3色のインクを重ねること
で表現できるので必ずしも必要ではないが、最後に黒の
インクを重ねることで、より高品質の引き締まった黒の
画像を得ることができる。
施形態においては、黒のインクリボン17aを用いて前
述と同様の記録が行われる。なお、この黒のインクリボ
ン17aによる記録は、上記3色のインクを重ねること
で表現できるので必ずしも必要ではないが、最後に黒の
インクを重ねることで、より高品質の引き締まった黒の
画像を得ることができる。
【0037】なお、前述した記録動作中には、前記カバ
ー部材1Bの開放をロックしているロック手段30には
制御部25から何らの制御信号も出力されないので、ロ
ック手段30は、前記カバー部材1Bを閉鎖状態におい
て拘束している。したがって、記録動作中に作業者がカ
バー部材1Bに手をかけて開放しようとしても、カバー
部材1Bは開放されることがなく、カバー部材1Bの開
放により記録動作が中断してしまうおそれがない。
ー部材1Bの開放をロックしているロック手段30には
制御部25から何らの制御信号も出力されないので、ロ
ック手段30は、前記カバー部材1Bを閉鎖状態におい
て拘束している。したがって、記録動作中に作業者がカ
バー部材1Bに手をかけて開放しようとしても、カバー
部材1Bは開放されることがなく、カバー部材1Bの開
放により記録動作が中断してしまうおそれがない。
【0038】また、リボンカセット20を交換するに
は、リボンカセット挿脱用開口1Cを介して行えばよ
い。なお、すべてのリボンカセット20を同時に交換す
る場合には、このためのキー操作などを行って制御信号
を制御部25に出力し、制御部25によりロック手段3
0の解除を行ない、カバー部材1Bを開放状態にして行
えばよい。
は、リボンカセット挿脱用開口1Cを介して行えばよ
い。なお、すべてのリボンカセット20を同時に交換す
る場合には、このためのキー操作などを行って制御信号
を制御部25に出力し、制御部25によりロック手段3
0の解除を行ない、カバー部材1Bを開放状態にして行
えばよい。
【0039】さらに、光センサ18が検出したインクリ
ボン17が適正なものでない場合には、リボンカセット
5を搬送する搬送手段によりこの適正でないリボンカセ
ット5をリボンカセット挿脱用開口1Cから排出するこ
とができる。したがって、この搬送手段は排出手段を構
成している。
ボン17が適正なものでない場合には、リボンカセット
5を搬送する搬送手段によりこの適正でないリボンカセ
ット5をリボンカセット挿脱用開口1Cから排出するこ
とができる。したがって、この搬送手段は排出手段を構
成している。
【0040】以上説明したように、本実施形態の熱転写
プリンタによれば、良好な品質のカラー画像記録を得る
ことができる。
プリンタによれば、良好な品質のカラー画像記録を得る
ことができる。
【0041】また、常時カバー部材はロック手段により
その開放を拘束されているので、記録動作時に誤ってカ
バー部材を開放してしまって記録動作が中断してしまう
など各種機能を損なわうおそれがない。
その開放を拘束されているので、記録動作時に誤ってカ
バー部材を開放してしまって記録動作が中断してしまう
など各種機能を損なわうおそれがない。
【0042】なお、本発明は、前述した実施形態に限定
されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能で
ある。なお、本発明は、実施形態において説明したカラ
ー画像記録のみに限定されるものではなく、単色の画像
記録を行なうことももちろん可能である。
されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能で
ある。なお、本発明は、実施形態において説明したカラ
ー画像記録のみに限定されるものではなく、単色の画像
記録を行なうことももちろん可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明の熱転写プリ
ンタによれば、カバー部材を簡単に開放できないように
して各種機能を損なわないようにすることができる。
ンタによれば、カバー部材を簡単に開放できないように
して各種機能を損なわないようにすることができる。
【0044】すなわち、カバー部材を閉鎖状態において
ロックするロック手段と、インクリボンを収納している
リボンカセットを挿脱するリボンカセット挿脱用開口
と、リボンカセット挿脱用開口の近傍に配設されリボン
カセット挿脱用開口から挿入されたリボンカセットの少
なくとも種類および向きを検出するリボンカセットセン
サと、リボンカセットセンサが検出した検出信号を受け
適正なリボンカセットであるかを判断するとともにロッ
ク手段の解除を行う制御手段と、制御手段からの制御信
号により不適正なリボンカセットをリボンカセット挿脱
用開口から排出する排出手段とを有しているので、リボ
ンカセットをカバー部材ではなくリボンカセット挿脱用
開口を介して挿脱できるようにしてカバー部材の開閉を
必要最小限にとどめるようにでき、しかも、カバー部材
はロック手段により閉鎖状態においてロックされている
ので、誤ってカバー部材を開くおそれもない。
ロックするロック手段と、インクリボンを収納している
リボンカセットを挿脱するリボンカセット挿脱用開口
と、リボンカセット挿脱用開口の近傍に配設されリボン
カセット挿脱用開口から挿入されたリボンカセットの少
なくとも種類および向きを検出するリボンカセットセン
サと、リボンカセットセンサが検出した検出信号を受け
適正なリボンカセットであるかを判断するとともにロッ
ク手段の解除を行う制御手段と、制御手段からの制御信
号により不適正なリボンカセットをリボンカセット挿脱
用開口から排出する排出手段とを有しているので、リボ
ンカセットをカバー部材ではなくリボンカセット挿脱用
開口を介して挿脱できるようにしてカバー部材の開閉を
必要最小限にとどめるようにでき、しかも、カバー部材
はロック手段により閉鎖状態においてロックされている
ので、誤ってカバー部材を開くおそれもない。
【0045】また、複数のリボンカセットをプリンタ本
体内のカセットマガジンに装着可能としたことにより、
カラー記録を行うことができる。
体内のカセットマガジンに装着可能としたことにより、
カラー記録を行うことができる。
【0046】さらに、カバー部材を開放状態にしてすべ
てのリボンカセットを交換可能としたことにより、1個
ずつのリボンカセットの交換はリボンカセット挿脱用開
口を介して行なうのに対し、全部のリボンカセットを交
換する際にはリボンカセット挿脱用開口を開放状態にし
て容易に行うことができる。
てのリボンカセットを交換可能としたことにより、1個
ずつのリボンカセットの交換はリボンカセット挿脱用開
口を介して行なうのに対し、全部のリボンカセットを交
換する際にはリボンカセット挿脱用開口を開放状態にし
て容易に行うことができる。
【図1】 本発明に係る熱転写プリンタの実施形態を示
す正面図
す正面図
【図2】 図1の平面図
【図3】 図1の内部構成を示す要部の斜視図
【図4】 図3の要部の概略側面図
【図5】 図3のキャリッジの概略側面図
【図6】 図3の制御部の概略を示すブロック図
1 熱転写プリンタ 1A ケーシング 1B カバー部材 1C リボンカセット挿脱用開口 4 キャリッジ 4a 下キャリッジ 4b 上キャリッジ 5 リボンカセット 7 サーマルヘッド 17 インクリボン 18 光センサ 19 キャノピ 23 識別マーク 24 反射シール 24a 非反射部 25 制御部 26 RAM 27 ROM 30 ロック手段
Claims (3)
- 【請求項1】 プリンタ本体を被覆するケーシングに配
設され前記プリンタ本体を開閉可能とされ開放状態にお
いてプリンタとしての各種機能の少なくとも一部を停止
させるカバー部材を有する熱転写プリンタにおいて、 前記カバー部材を閉鎖状態においてロックするロック手
段と、 インクリボンを収納しているリボンカセットを挿脱する
リボンカセット挿脱用開口と、 前記リボンカセット挿脱用開口の近傍に配設され前記リ
ボンカセット挿脱用開口から挿入されたリボンカセット
の少なくとも種類および向きを検出するリボンカセット
センサと、 前記リボンカセットセンサが検出した検出信号を受け適
正なリボンカセットであるかを判断するとともに前記ロ
ック手段の解除を行う制御手段と、 前記制御手段からの制御信号により不適正なリボンカセ
ットを前記リボンカセット挿脱用開口から排出する排出
手段とを有することを特徴とする熱転写プリンタ。 - 【請求項2】 複数のリボンカセットをプリンタ本体内
のカセットマガジンに装着可能とされている請求項1に
記載の熱転写プリンタ。 - 【請求項3】 前記カバー部材を開放状態にしてすべて
のリボンカセットを交換可能としたことを特徴とする請
求項2に記載の熱転写プリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000022269A JP2001205908A (ja) | 2000-01-31 | 2000-01-31 | 熱転写プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000022269A JP2001205908A (ja) | 2000-01-31 | 2000-01-31 | 熱転写プリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001205908A true JP2001205908A (ja) | 2001-07-31 |
Family
ID=18548593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000022269A Withdrawn JP2001205908A (ja) | 2000-01-31 | 2000-01-31 | 熱転写プリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001205908A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006189737A (ja) * | 2005-01-07 | 2006-07-20 | Brother Ind Ltd | 画像形成装置 |
-
2000
- 2000-01-31 JP JP2000022269A patent/JP2001205908A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006189737A (ja) * | 2005-01-07 | 2006-07-20 | Brother Ind Ltd | 画像形成装置 |
US7751748B2 (en) | 2005-01-07 | 2010-07-06 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image-forming device |
JP4622524B2 (ja) * | 2005-01-07 | 2011-02-02 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070403 |