JP2001204846A - スプリンクラーヘッドの被水防止板 - Google Patents

スプリンクラーヘッドの被水防止板

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JP2001204846A
JP2001204846A JP2000018197A JP2000018197A JP2001204846A JP 2001204846 A JP2001204846 A JP 2001204846A JP 2000018197 A JP2000018197 A JP 2000018197A JP 2000018197 A JP2000018197 A JP 2000018197A JP 2001204846 A JP2001204846 A JP 2001204846A
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JP
Japan
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water
sprinkler head
plate
sprinkling
sprinkler
Prior art date
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JP2000018197A
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English (en)
Inventor
Koki Sato
幸喜 佐藤
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Senju Sprinkler Co Ltd
Original Assignee
Senju Sprinkler Co Ltd
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天井に設置されるスプリンクラーヘッドにお
いて、近隣のスプリンクラーヘッドからの被水を防止す
る被水防止板の遮水部によって生じる未散布領域を極力
少なくした被水防止板の提供。 【解決手段】 遮水体が散水の障害とならないように、
板1に垂設した軸3に遮水体4を巻着して回動自在に設
置し、該遮水体はスプリンクラーヘッドからの散水圧に
より回動して水流の抵抗が一番少ない位置で係留するの
で、遮水板が散水の妨げとならない。また板1に遮水体
4をマグネット5により係止させ、被水防止板が設置さ
れたスプリンクラーヘッドからの散水圧によって係止を
解除する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消火用スプリンク
ラー設備において、作動したスプリンクラーヘッドから
の散水が隣接したスプリンクラーヘッドにかからないよ
うにしたり、或いは作動したスプリンクラーヘッドから
の散水を隣接したスプリンクラーヘッドにかけないよう
にする被水防止板に関する。
【0002】
【従来の技術】オフィスビル、ホテル、マンション等の
天井面に取り付けられるスプリンクラーヘッドは、消防
法により有効散水半径に合わせて一定間隔で天井面に配
置しなければならないとされている。しかしながら、室
内の間仕切りや照明等により未警戒部分が生じて、スプ
リンクラーヘッドを増設しなければらならい。それによ
ってスプリンクラーヘッドの配置間隔が通常よりも狭く
なることがある。このような場合、火災が発生してスプ
リンクラーヘッドが作動すると、この作動したスプリン
クラーヘッドからの散水が隣接した未作動のスプリンク
ラーヘッドにかかって感熱部分を濡らしてしまうことが
ある。このように未作動のスプリンクラーヘッドに水が
かかると感熱機能が低下してスプリンクラーヘッドが作
動するまでにかなりの時間を要したり、また場合によっ
ては作動せず火災を拡大させるおそれがある。
【0003】また共同住宅に取り付けられる小区画用ス
プリンクラーヘッドでは、壁面垂直方向の散水高さを高
くしてある。その理由は小区画用スプリンクラーヘッド
は、壁面の高い位置にも水を散布して家具やカーテンが
燃えた場合でも消火できるようにするためである。その
ため小区画用スプリンクラーヘッドは、一般のスプリン
クラーヘッドに比べて隣接したスプリンクラーヘッドに
被水させないように、スプリンクラーヘッド間の最小離
間距離を長くしたり、離間距離が短い場合は隣接したス
プリンクラーヘッド間に板を設置して作動したスプリン
クラーヘッドからの散水が隣接した未作動のスプリンク
ラーヘッドにかからないように被水防止手段を講じたり
している。
【0004】実開平6−17755号に提案されている
従来の被水防止板は、配管を挿通できるがスプリンクラ
ーヘッドを通さない小径の取付孔が板状の取付片に穿設
されており、取付片の周縁に遮断部が形成されたもので
ある。この被水防止板の天井面への取り付け方法は、ス
プリンクラーヘッドを配管に取り付けるときに一緒に取
り付けるものであり、スプリンクラーヘッドを配管へ螺
入していくときに被水防止板をスプリンクラーヘッドと
天井板間で締め付けて固定するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の被水防止板は近
隣のスプリンクラーヘッドからの散水により感熱部が被
水しないように保護するものであるが、同時に該被水防
止板が設置されたスプリンクラーヘッドが散水した場
合、正常な散水を妨げるものでもある。遮水部が大きい
とその分散水できない領域が大きくなり、場合によって
はスプリンクラーヘッドが作動しているにもかかわらず
火元に散水できない可能性がある。
【0006】そこで本発明では、近隣のスプリンクラー
ヘッドの散水による被水を防止し、かつ被水防止板が設
置されたスプリンクラーヘッドが散水する場合には遮水
部による未散布領域を極力少なくした被水防止板の提供
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、スプリンクラーヘッドの感熱部を隣接す
るスプリンクラーヘッドからの被水を防止するためにス
プリンクラーヘッドの近傍に設置する被水防止板におい
て、スプリンクラーヘッド近傍に固定される板に、軸を
垂設して該軸にスプリンクラーヘッドからの散水圧によ
り回動する遮水体を設けた被水防止板である。
【0008】さらに上記の被水防止板において、スプリ
ンクラーヘッド近傍に固定される板に遮水体を係止さ
せ、該被水防止板が設置されたスプリンクラーヘッドか
らの散水圧によって係止を解除する構成としたものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の被水防止板は、スプリン
クラーヘッド近傍に固定される板に、軸を垂設して該軸
にスプリンクラーヘッドからの散水圧により回動する遮
水体を設けたことにより、近隣のスプリンクラーヘッド
が作動し散水した場合においては該被水防止板が設置さ
れたスプリンクラーヘッドが遮水体により被水せず、該
被水防止板が設置されたスプリンクラーヘッドが散水す
る場合にはスプリンクラーヘッドの散水圧により遮水体
が回動し、流水の抵抗が最も少ない位置で留まるので遮
水体による未散布領域を極力少なくできる。
【0010】さらにスプリンクラーヘッド近傍に固定さ
れる板と遮水体とを係止させるために、マグネットや突
起を設けることによって遮水体を係止させておくと、室
内のエアコン等の風によって遮水体が揺れ動くことを防
止できる。また、これにより隣接されたスプリンクラー
ヘッドが作動し散水した場合、確実に被水を防止でき
る。
【0011】他の実施の形態として、軸に2枚の遮水体
を設けることも可能である。また、マグネットや突起の
代わりにL字型バネを設置することも可能である。さら
に被水防止板をシーリングプレートと一体に構成した
り、天井とシーリングプレートの間に挟持したり、ある
いは木ネジ等により天井面に固定することも可能であ
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1から図3
を参照して説明する。図1は本発明の被水防止板の斜視
図、図2は図1の設置状態の断面図、図3は図1が設置
されたスプリンクラーヘッドの散水状態の斜視図であ
る。
【0013】本発明の被水防止板の構成は、図1に示す
ように板1に取付穴2が穿設され、該板の一方の端は取
付穴2の周縁に沿って円弧状にカットされている。他方
の端の角部に軸3を垂設し、該軸に板状の遮水体4を巻
着して回動自在に設けた。また、板1のもう一方の角部
を下方に屈曲させ、遮水体が設置されている方の面にマ
グネット5を固着したものある。
【0014】該被水防止板は図2に示すように天井6
と、シーリングプレート7との間に設置され、シーリン
グプレート6をスプリンクラーヘッド8に装着する際
に、シーリングプレートの筒部9に板1の取付穴2を嵌
通させ、遮水体4を遮水方向つまり隣接するスプリンク
ラーヘッドの方向に合わせてからシーリングプレート7
をスプリンクラーヘッド8に装着することにより、被水
防止板はシーリングプレートと天井により挟持される。
【0015】続いて本発明の被水防止板の作用について
説明する。常時において遮水体4はマグネット5に当着
されており、室内のエアコン等の風により揺れ動くこと
はない。ゆえに隣接されたスプリンクラーヘッドが作動
し散水した場合、確実に被水を防止できる。また該被水
防止板を設置したスプリンクラーヘッドが作動し、最低
使用圧力で散水された場合においても、図3のようにス
プリンクラーヘッドからの散水圧により遮水体4が回動
する。そしてスプリンクラーヘッドから放出される水流
の抵抗が一番少ない位置で係留するので、遮水板が散水
の妨げとなって生じる未散布領域が極力少なくなる。
【0016】なお、他の実施例として図4は板と遮水体
の係止手段としてL字型バネ10を設置したものであ
る。図5は板と遮水体の係止手段として板1に突起1
1、12を設けたものである。また図6は軸3に2つの
遮水体4、4を設けて2方向からの被水を防止するもの
である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、近
隣のスプリンクラーヘッドの散水による被水を防止し、
かつ被水防止板が設置されたスプリンクラーヘッドが散
水する場合には遮水部による未散布領域を極力少なくす
ることができ、火災の際には床面及び壁面に充分に水を
散布できるので確実に火を消し止め、スプリンクラーヘ
ッドの信頼性を損なわない被水防止板を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の被水防止板の斜視図
【図2】本発明の被水防止板の設置状態断面図
【図3】本発明の被水防止板が設置されたスプリンクラ
ーヘッドの散水状態の斜視図
【図4】L字型バネを設置した実施例の下面図
【図5】板に突起を設けた実施例の側面図
【図6】遮水体を2枚設けた実施例の斜視図
【符号の説明】
1 板 2 取付穴 3 軸 4 遮水体 5 マグネット 6 天井 7 シーリングプレート 8 スプリンクラーヘッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプリンクラーヘッド近傍に固定される
    板に、軸を垂設して該軸にスプリンクラーヘッドからの
    散水圧により回動する遮水体を設けたことを特徴とした
    被水防止板。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の被水防止板において、ス
    プリンクラーヘッド近傍に固定される板に遮水体を係止
    させ、該被水防止板が設置されたスプリンクラーヘッド
    からの散水圧によって係止を解除する構成としたことを
    特徴とした被水防止板。
JP2000018197A 2000-01-27 2000-01-27 スプリンクラーヘッドの被水防止板 Pending JP2001204846A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190009544A (ko) * 2017-07-19 2019-01-29 임재형 소방설비 보호커버
JP2020150965A (ja) * 2019-03-18 2020-09-24 千住スプリンクラー株式会社 スプリンクラーヘッドの被水防止装置
JP7456899B2 (ja) 2020-09-11 2024-03-27 能美防災株式会社 被水防止部材、スプリンクラヘッドカバー、スプリンクラヘッド

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