JP2001204534A - 携帯電話のコードガイド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドフリーでの携帯電話の使用を一層容易
にすることを課題とする。 【解決手段】 携帯電話４を取り付けることのできる首
掛けリング１と、一端に携帯電話への接続具７を備え他
端にイヤホーン８及びマイク９を備えたコード６よりな
り、前記コード６を前記首掛けリング１の接続具７の近
傍から首掛けリング１を首に掛けたときにおける首対応
位置まで、首掛けリングに沿って配設して、携帯電話の
コードガイドを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話にイヤ
ホーンを取り付けて使用する際の使用性を向上させるも
のである。

【０００２】

【従来の技術】従来、携帯電話を革あるいは編物製のひ
も状リングに取り付けて、首に掛けて使用することは行
われている。また、携帯電話にコードを介してイヤホー
ンとマイクロホンを取り付けて使用することも行われて
いる。しかしながら、これらは全く別の技術として存在
しているにすぎない。

【０００３】すなわち、前者は携帯電話をカバンやポケ
ットに入れずに携帯するための技術として存在し、後者
はポケットに入れたまま携帯電話を使用するための技術
として存在する。そのため、携帯電話を首に掛けて携帯
する者がイヤホーンを使用しようとする場合には、イヤ
ホーンは携帯電話とは別にポケットやカバンにしまわな
ければならない。そして、イヤホーンのコードは５０セ
ンチ以上の長さがあり、携帯電話の本体その他適宜のも
のに巻き付けなければ整然としまうことができない。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】この発明は、携帯電話
を首に掛けて携帯することと、イヤホーンで使用すると
いう従来の技術を有機的に結合させ、イヤホーンの携帯
の利便性を向上させると共に、ハンドフリーでの携帯電
話の使用をいっそう容易にすることを課題とするもので
ある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この発明は、携帯電話を
取り付けることのできる首掛けリングと、一端に携帯電
話への接続具を備え、他端部にイヤホーン及びマイクを
備えたコードよりなり、前記コードを、前記首掛けリン
グの接続具近傍から、首掛けリングを首に掛けたときに
おける首対応位置まで、前記首掛けリングに沿って配設
して携帯電話のコードガイドとするものである。前記コ
ードの配設態様は、首掛けリングの内部に配設したもの
（請求項２）、首掛けリングの外側に巻き付けて配設し
たもの（請求項３）が考えられる。

【０００６】

【作用】この発明において、リングの一端に携帯電話を
取り付けて首に掛ければ、携帯電話とイヤホーンとを分
離することなく、整然と携帯することができる。そし
て、携帯電話に着信されたときは、電話機に一切手を触
れることなく通話をすることができ、完全なハンドフリ
ーでの携帯電話の使用が可能となる。

【０００７】

【発明の実施の形態】図１は請求項２の発明の実施形態
であって、編物製の首掛けリング１の一端にフック２が
取り付けてあり、このフック２に携帯電話を取り付ける
ためのアダプター３が着脱自在に取り付けてあり、この
アダプター３に携帯電話４を吊るすことができるように
してある。

【０００８】前記リング１は、袋状で内部は空洞部５と
なっており、前記フック２の近傍からこのリングを首に
掛けたときに首に対応する位置（リングの長さの約２／
５程度）にわたり、イヤホンコード６が前記空洞部５内
に配設してある。そして、前記イヤホーンコード６の両
端部は空洞部から外に延びており、前記フック側端部に
は、携帯電話４に接続するための接続具７が取り付けて
あり、他端にはイヤホーン８が、そしてイヤホーン８の
ややリング１側にマイクロホン９が取り付けてある。そ
して、マイクロホン９にはスイッチ１０が併設してあ
る。

【０００９】図２は請求項３の発明の実施形態であり、
首掛けリング１の外側にイヤホンコード６を巻き付けて
配設したものである。この態様においては、リングは袋
状である必要がなく素材を自由に選択できる。また、空
洞部にコードを挿入する必要もないので製造が容易であ
る。

【００１０】この発明のコードガイドに携帯電話を取り
付け、首に掛ければ、携帯電話とイヤホーンコードを共
に首掛け状態で携帯することができる。そして、電話の
着信があったときは、スイッチ１０を押す操作のみで通
話可能状態となる。したがって、自動車を運転する場合
には、あらかじめイヤホーンを耳に装着しておけば、着
信時にスイッチを押すのみで通話ができる。すなわち、
片手が一瞬ハンドルから離れるのみであり、視線を携帯
電話に移動する必要もなく正面を注視した状態を維持す
ることができる。

【００１１】

【発明の効果】この発明によれば、携帯電話とイヤホー
ンコードとを一体化した状態で首に掛けて携帯すること
ができ、イヤホーンコードを整然とした状態で、かつポ
ケットやカバンを用いることなく携帯することができ
る。特に、手の操作は着信時のスイッチ操作のみであ
り、マイクロホン部分にはスイッチは一つのみであるか
ら、手探りでもスイッチを操作することができる。した
がって、自動車の運転中であっても、ほとんどハンドル
から手を離すことなく、かつ前方を注視したままの状態
で携帯電話を受信し、通話を行うことができる。したが
って、この発明は、形態の利便性を向上させるのみなら
ず、運転者が安全運転注意義務を果たしつつ、携帯電話
での通話を可能とする効果を得ることのできるものであ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この発明のコードをリング内に通した実施形
態の一部を断面した斜視図である。

【図２】 同じくコードをリングの外に巻きつけた実施
形態の斜視図である。

【符号の説明】

１ リング ２ フック ３ アダプター ４ 携帯電話 ５ 空洞部 ６ イヤホーンコード ７ 接続具 ８ イヤホーン ９ マイクロホン １０ スイッチ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 携帯電話を取り付けることのできる首掛
   けリングと、一端に携帯電話への接続具を備え、他端部
   にイヤホーン及びマイクを備えたコードよりなり、前記
   コードを、前記首掛けリングの接続具近傍から、首掛け
   リングを首に掛けたときにおける首対応位置まで、前記
   首掛けリングに沿って配設した、携帯電話のコードガイ
   ド
2. 【請求項２】 コードを、首掛けリングの内部に配設し
   た、請求項１記載の携帯電話のコードガイド
3. 【請求項３】 コードを、首掛けリングの外側に巻き付
   けて配設した、請求項１記載の携帯電話のコードガイド