JP2001203673A - ビット誤り率劣化検出装置およびその方法 - Google Patents

ビット誤り率劣化検出装置およびその方法

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JP2001203673A
JP2001203673A JP2000012254A JP2000012254A JP2001203673A JP 2001203673 A JP2001203673 A JP 2001203673A JP 2000012254 A JP2000012254 A JP 2000012254A JP 2000012254 A JP2000012254 A JP 2000012254A JP 2001203673 A JP2001203673 A JP 2001203673A
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Yuji Ando
雄二 安藤
Kazuo Kubo
和夫 久保
Hiroshi Ichibagase
広 一番ヶ瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SDHフォーマット以外のフレームフォーマ
ットを用いたディジタル同期通信システムであっても、
伝送路上のビット誤り率劣化を検出すること。 【解決手段】 各フレーム内に誤り訂正符号を有した入
力データD1を受信し、伝送路上において発生したビッ
ト誤りを訂正する同期ディジタル端局装置10におい
て、順次受信する前記フレームを所定数毎に区分した各
監視フレーム区間内におけるビット誤り訂正の個数を計
数する誤り訂正個数カウンタ4と、誤り訂正個数カウン
タ4によって計数したビット誤り訂正の個数が所定値を
超えた場合に誤り率が劣化したことを示す誤り率劣化警
報D6を出力し、ビット誤り訂正の個数が所定値以下と
なった場合に誤り率劣化警報D6の出力を解除する誤り
率劣化検出部6とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各フレーム内に
誤り訂正符号あるいは誤り検出符号を有した同期ディジ
タル信号を受信し、伝送路上において発生したビット誤
りを訂正あるいは検出する同期ディジタル端局装置にお
ける該ビット誤り率の劣化を検出するビット誤り率劣化
検出装置およびその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、同期ディジタルハイアラーキ
(SDH:Synchronous Digital Hierarchy)に基づい
たディジタル同期通信システムでは、伝送路品質の監視
を目的として、BIP(Bit Interleaved parity)照合
による不一致数をもとにビット誤り率劣化の検出を行っ
ている。ITU−T(International Telecommunicatio
n Union-Telecommunication)勧告G.707によれ
ば、中継セクションレイヤでは、セクションオーバーヘ
ッドSOH内の「B1」バイトをもとにBIP照合(以
下、「B1照合」という。)を行い、また端局セクショ
ンレイヤでは、セクションオーバーヘッドSOH内の
「B2」バイトをもとにBIP照合(以下、「B2照
合」という。)を行い、このB1照合およびB2照合に
よってビット誤り個数が計数され、この計数結果をもと
にビット誤り率劣化が検出される。
【0003】図14は、ディジタル同期通信システムに
おける従来のビット誤り率劣化検出装置の構成を示すブ
ロック図である。図14において、SDHによるフレー
ム構成をもった入力データD101は、フレーム同期部
101に入力され、フレーム同期部101は、入力デー
タD101のフレーム同期をとる。デスクランブラ部1
02は、フレーム同期部101から出力されたデータD
102をフレームパルスFP101をもとにデスクラン
ブル処理する。
【0004】RSOH終端部103は、デスクランブラ
部102によってデスクランブル処理されたデータD1
03に対してフレームパルスFP102をもとに、中継
セクションによる終端処理を行う。B1照合部104
は、RSOH終端部103からのフレームパルスFP1
03をもとにB1バイトを受信し、このB1バイトとフ
レームバイトとをもとに、B1値(BIP−8)を照合
し、照合結果をB1誤り率検出部105に送出する。
【0005】B1誤り率検出部105は、B1照合部1
04から出力された照合結果と予め設定された閾値とを
比較し、照合結果が閾値を超えた場合にB1照合による
誤り率劣化が生じたものとして誤り率劣化警報を出力
し、照合結果が閾値以下である場合にB1照合による誤
り率劣化警報の出力を解除する処理を行う。
【0006】一方、MSOH終端部106は、RSOH
終端部103から出力されたデータD104に対するセ
クション終端処理を行う。B2バイト照合部107は、
MSOH終端部106からのフレームパルスFP104
をもとにB2バイトを受信し、このB2バイトとフレー
ムバイトとをもとに、B2値(BIP−24)を照合
し、照合結果をB2誤り率検出部108に送出する。
【0007】B2誤り率検出部108は、B2照合部1
07から出力された照合結果と予め設定された閾値とを
比較し、照合結果が閾値を超えた場合にB2照合による
誤り率劣化が生じたものとして誤り率劣化警報を出力
し、照合結果が閾値以下である場合にB2照合による誤
り率劣化警報の出力を解除する処理を行う。これによっ
て、B1誤り率検出部105およびB2誤り率検出部1
08からは、誤り率劣化検出結果としての誤り率劣化警
報D106が出力されることになる。
【0008】B1誤り率検出部105あるいはB2誤り
率検出部108による誤り率劣化検出方式としては、た
とえば、文献「SDHにおける誤り率劣化の検出法」
(藤目、上田、1990年電子情報通信学会春季全国大
会予稿集、B−762、pp3-340)がある。この文献に
は、SDHにおいて、設定したビット誤り率の閾値「ε
th」に対する誤り率劣化の検出方法が記載されている。
【0009】このSDHにおける誤り率劣化検出は、伝
送路におけるビット誤り率の閾値を「εth」とし、順次
受信されるフレームを「Ns」個毎に区分し、各区分を
監視フレーム区間とし、各監視フレーム区間中に「L」
個以上のビット誤り率が検出される事象が「M」回連続
した場合に、伝送路におけるビット誤り率が閾値「εt
h」を超えたと判定し、誤り率劣化警報を出力するよう
にしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のビット誤り率劣化検出方式は、SDHフレーム
のセクションオーバーヘッド内の「B2」ビット等を用
いるようにしており、SDHフレームフォーマット以外
のフレームフォーマットを用いたディジタル同期通信シ
ステム、たとえば光波長多重リング光伝送システムのよ
うなディジタル同期通信システムに用いることができ
ず、柔軟性および拡張性がないという問題点があった。
【0011】この発明は上記に鑑みてなされたもので、
SDHフォーマット以外のフレームフォーマットを用い
たディジタル同期通信システムであっても、伝送路上の
ビット誤り率劣化を検出することができるビット誤り率
劣化検出装置およびその方法を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかるビット誤り率劣化検出装置は、各
フレーム内に誤り訂正符号を有した同期ディジタル信号
を受信し、伝送路上において発生したビット誤りを訂正
する同期ディジタル端局装置におけるビット誤り率の劣
化を検出するビット誤り率劣化検出装置において、順次
受信する前記フレームを所定数毎に区分した各監視フレ
ーム区間内におけるビット誤り訂正の個数を計数する計
数手段と、前記計数手段によって計数したビット誤り訂
正の個数が所定値を超えた場合に誤り率が劣化したこと
を示す誤り率劣化警報を出力し、前記ビット誤り訂正の
個数が前記所定値以下となった場合に該誤り率劣化警報
の出力を解除する警報手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0013】この発明によれば、計数手段が、順次受信
するフレームを所定数毎に区分した各監視フレーム区間
内におけるビット誤り訂正の個数を計数し、警報手段
が、前記計数手段によって計数したビット誤り訂正の個
数が所定値を超えた場合に誤り率が劣化したことを示す
誤り率劣化警報を出力し、前記ビット誤り訂正の個数が
前記所定値以下となった場合に該誤り率劣化警報の出力
を解除するようにしている。
【0014】つぎの発明にかかるビット誤り率劣化検出
装置は、上記の発明において、前記監視フレーム区間長
に比して長い所定長の監視フレーム区間内におけるビッ
ト誤り訂正の個数を計数する第2計数手段と、前記第2
計数手段によって計数したビット誤り訂正の個数が第2
所定値を超えた場合に誤り率が劣化したことを示す誤り
率劣化警報を出力し、前記ビット誤り訂正の個数が前記
第2所定値以下となった場合に該誤り率劣化警報の出力
を解除する第2警報手段と、前記警報手段の出力と前記
第2警報手段との論理和をとって出力する論理和手段
と、をさらに備えたことを特徴とする。
【0015】この発明によれば、第2計数手段が、前記
計数手段による監視フレーム区間長に比して長い所定長
の監視フレーム区間内におけるビット誤り訂正の個数を
計数し、第2警報手段が、前記第2計数手段によって計
数したビット誤り訂正の個数が第2所定値を超えた場合
に誤り率が劣化したことを示す誤り率劣化警報を出力
し、前記ビット誤り訂正の個数が前記第2所定値以下と
なった場合に該誤り率劣化警報の出力を解除し、論理和
手段が、前記警報手段の出力と前記第2警報手段との論
理和をとって最終的な誤り率劣化警報の出力および解除
を行うようにしている。
【0016】つぎの発明にかかるビット誤り率劣化検出
装置は、各フレーム内に誤り検出符号を有した同期ディ
ジタル信号を受信し、伝送路上において発生したビット
誤りを検出する同期ディジタル端局装置における該ビッ
ト誤り率の劣化を検出するビット誤り率劣化検出装置に
おいて、順次受信する前記フレームを所定数毎に区分し
た各監視フレーム区間内におけるビット誤り検出の個数
を計数する計数手段と、前記計数手段によって計数した
ビット誤り検出の個数が第2所定値を超えた場合に誤り
率が劣化したことを示す誤り率劣化警報を出力し、前記
ビット誤り検出の個数が前記第2所定値以下となった場
合に該誤り率劣化警報の出力を解除する警報手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0017】この発明によれば、計数手段が、順次受信
する前記フレームを所定数毎に区分した各監視フレーム
区間内におけるビット誤り検出の個数を計数し、警報手
段が、前記計数手段によって計数したビット誤り検出の
個数が第2所定値を超えた場合に誤り率が劣化したこと
を示す誤り率劣化警報を出力し、前記ビット誤り検出の
個数が前記第2所定値以下となった場合に該誤り率劣化
警報の出力を解除するようにしている。
【0018】つぎの発明にかかるビット誤り率劣化検出
装置は、上記の発明において、前記監視フレーム区間長
に比して長い所定長の監視フレーム区間内におけるビッ
ト誤り検出の個数を計数する第2計数手段と、前記第2
計数手段によって計数したビット誤り検出の個数が第2
所定値を超えた場合に誤り率が劣化したことを示す誤り
率劣化警報を出力し、前記ビット誤り検出の個数が前記
第2所定値以下となった場合に該誤り率劣化警報の出力
を解除する第2警報手段と、前記警報手段の出力と前記
第2警報手段の出力との論理和をとって出力する論理和
手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
【0019】この発明によれば、第2計数手段が、前記
計数手段による監視フレーム区間長に比して長い所定長
の監視フレーム区間内におけるビット誤り検出の個数を
計数し、第2警報手段が、前記第2計数手段によって計
数したビット誤り検出の個数が第2所定値を超えた場合
に誤り率が劣化したことを示す誤り率劣化警報を出力
し、前記ビット誤り検出の個数が前記第2所定値以下と
なった場合に該誤り率劣化警報の出力を解除し、論理和
手段が、前記警報手段の出力と前記第2警報手段との論
理和をとって最終的な誤り率劣化警報の出力および解除
を行うようにしている。
【0020】つぎの発明にかかるビット誤り率劣化検出
装置は、上記の発明において、前記所定値および前記第
2所定値は、誤り訂正前あるいは誤り検出前のビット誤
り率を用いて決定した値であることを特徴とする。
【0021】この発明によれば、警報手段または第2警
報手段が用いる前記所定値および前記第2所定値を、誤
り訂正前あるいは誤り検出前のビット誤り率を用いて決
定した値としている。
【0022】つぎの発明にかかるビット誤り率劣化検出
装置は、上記の発明において、前記警報手段は、所定回
連続して前記所定値を超えた場合に前記誤り率劣化警報
を出力し、所定回連続して前記所定値以下の場合に該誤
り率劣化警報の出力を解除することを特徴とする。
【0023】この発明によれば、前記警報手段は、所定
回連続して前記所定値を超えた場合に前記誤り率劣化警
報を出力し、所定回連続して前記所定値以下の場合に該
誤り率劣化警報の出力を解除するようにしている。
【0024】つぎの発明にかかるビット誤り率劣化検出
方法は、各フレーム内に誤り訂正符号を有した同期ディ
ジタル信号を受信し、伝送路上において発生したビット
誤りを訂正する同期ディジタル端局装置における該ビッ
ト誤り率の劣化を検出するビット誤り率劣化検出方法に
おいて、順次受信する前記フレームを所定数毎に区分し
た各監視フレーム区間内におけるビット誤り訂正の個数
を計数する計数工程と、前記計数工程によって計数した
ビット誤り訂正の個数が所定値を超えた場合に誤り率が
劣化したことを示す誤り率劣化警報を出力し、前記ビッ
ト誤り訂正の個数が前記所定値以下となった場合に該誤
り率劣化警報の出力を解除する警報工程と、を含むこと
を特徴とする。
【0025】この発明によれば、計数工程によって、順
次受信するフレームを所定数毎に区分した各監視フレー
ム区間内におけるビット誤り訂正の個数を計数し、警報
工程によって、前記計数工程によって計数したビット誤
り訂正の個数が所定値を超えた場合に誤り率が劣化した
ことを示す誤り率劣化警報を出力し、前記ビット誤り訂
正の個数が前記所定値以下となった場合に該誤り率劣化
警報の出力を解除するようにしている。
【0026】つぎの発明にかかるビット誤り率劣化検出
方法は、上記の発明において、前記監視フレーム区間長
に比して長い所定長の監視フレーム区間内におけるビッ
ト誤り訂正の個数を計数する第2計数工程と、前記第2
計数工程によって計数したビット誤り訂正の個数が第2
所定値を超えた場合に誤り率が劣化したことを示す誤り
率劣化警報を出力し、前記ビット誤り訂正の個数が前記
第2所定値以下となった場合に該誤り率劣化警報の出力
を解除する第2警報工程と、前記警報工程による出力と
前記第2警報工程による出力との論理和をとって出力す
る論理和工程と、をさらに含むことを特徴とする。
【0027】この発明によれば、第2計数工程によっ
て、計数工程による監視フレーム区間長に比して長い所
定長の監視フレーム区間内におけるビット誤り訂正の個
数を計数し、第2警報工程によって、前記第2計数工程
によって計数したビット誤り訂正の個数が第2所定値を
超えた場合に誤り率が劣化したことを示す誤り率劣化警
報を出力し、前記ビット誤り訂正の個数が前記第2所定
値以下となった場合に該誤り率劣化警報の出力を解除
し、論理和工程によって、前記警報工程による出力と前
記第2警報工程による出力との論理和をとって最終的な
誤り率劣化警報として出力するようにしている。
【0028】つぎの発明にかかるビット誤り率劣化検出
方法は、各フレーム内に誤り検出符号を有した同期ディ
ジタル信号を受信し、伝送路上において発生したビット
誤りを検出する同期ディジタル端局装置における該ビッ
ト誤り率の劣化を検出するビット誤り率劣化検出方法に
おいて、順次受信する前記フレームを所定数毎に区分し
た各監視フレーム区間内におけるビット誤り検出の個数
を計数する計数工程と、前記計数工程によって計数した
ビット誤り検出の個数が第2所定値を超えた場合に誤り
率が劣化したことを示す誤り率劣化警報を出力し、前記
ビット誤り検出の個数が前記第2所定値以下となった場
合に該誤り率劣化警報の出力を解除する警報工程と、を
含むことを特徴とする。
【0029】この発明によれば、計数工程によって、順
次受信するフレームを所定数毎に区分した各監視フレー
ム区間内におけるビット誤り検出の個数を計数し、警報
工程によって、前記計数工程によって計数したビット誤
り検出の個数が第2所定値を超えた場合に誤り率が劣化
したことを示す誤り率劣化警報を出力し、前記ビット誤
り検出の個数が前記第2所定値以下となった場合に該誤
り率劣化警報の出力を解除するようにしている。
【0030】つぎの発明にかかるビット誤り率劣化検出
方法は、上記の発明において、前記監視フレーム区分長
に比して長い所定長の監視フレーム区間内におけるビッ
ト誤り検出の個数を計数する第2計数工程と、前記第2
計数工程によって計数したビット誤り検出の個数が第2
所定値を超えた場合に誤り率が劣化したことを示す誤り
率劣化警報を出力し、前記ビット誤り検出の個数が前記
第2所定値以下となった場合に該誤り率劣化警報の出力
を解除する第2警報工程と、前記警報工程による出力と
前記第2警報工程による出力との論理和をとって出力す
る論理和工程と、をさらに含むことを特徴とする。
【0031】この発明によれば、第2計数工程によっ
て、前記計数工程による監視フレーム区分長に比して長
い所定長の監視フレーム区間内におけるビット誤り検出
の個数を計数し、第2警報工程によって、前記第2計数
工程によって計数したビット誤り検出の個数が第2所定
値を超えた場合に誤り率が劣化したことを示す誤り率劣
化警報を出力し、前記ビット誤り検出の個数が前記第2
所定値以下となった場合に該誤り率劣化警報の出力を解
除し、論理和工程によって、前記警報工程による出力と
前記第2警報工程による出力との論理和をとって最終的
な誤り率劣化警報を出力するようにしている。
【0032】つぎの発明にかかるビット誤り率劣化検出
方法は、上記の発明において、前記所定値および前記第
2所定値は、誤り訂正前あるいは誤り検出前のビット誤
り率を用いて決定した値であることを特徴とする。
【0033】この発明によれば、前記所定値および前記
第2所定値を、誤り訂正前あるいは誤り検出前のビット
誤り率を用いて決定した値としている。
【0034】つぎの発明にかかるビット誤り率劣化検出
方法は、上記の発明において、前記警報工程は、所定回
連続して前記所定値を超えた場合に前記誤り率劣化警報
を出力し、所定回連続して前記所定値以下の場合に該誤
り率劣化警報の出力を解除することを特徴とする。
【0035】この発明によれば、前記警報工程が、所定
回連続して前記所定値を超えた場合に前記誤り率劣化警
報を出力し、所定回連続して前記所定値以下の場合に該
誤り率劣化警報の出力を解除するようにしている。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかるビット誤り率劣化検出装置およびその方法
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0037】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1であるビット誤り率劣化検出装置を含む同期ディ
ジタル端局装置の構成を示すブロック図である。図1に
おいて、この同期ディジタル端局装置10は、まずフレ
ーム同期部1に、誤り訂正符号であるリードソロモン
(RS)符号を付加したフレーム構成をもつ入力データ
D1が順次入力される。フレーム同期部1は、受信した
入力データD1のフレーム同期をとったデータD2をフ
レームパルスFP1とともに遅延部2に出力する。遅延
部2によって遅延が付加されたデータD3は、フレーム
パルスFP2とともにRS(255,239)復号部3
に出力される。
【0038】RS(255,239)復号部3は、RS
符号が付加されたデータD3を復号し、復号データを出
力データD7として出力する。この際、データD3内に
ビット誤りがある場合には誤り訂正が施され、フレーム
単位の誤り訂正個数D4が誤り訂正個数カウンタ4に出
力される。また、RS(255,239)復号部3は、
復号時におけるフレームパルスFP3を誤り訂正個数カ
ウンタ4およびフレームカウンタ5に出力する。
【0039】誤り訂正個数カウンタ4は、所定数「N
s」のフレームによって構成される監視フレーム単位の
誤り訂正個数D5を計数し、誤り率劣化検出部6に出力
する。フレームカウンタ5は、フレーム中における位相
を計数し、誤り率劣化検出部6に出力する。誤り率劣化
検出部6は、監視フレーム毎の誤り訂正個数D5が所定
の閾値を超える場合には、ビット誤り率の劣化を示す誤
り率劣化警報D6を出力し、監視フレーム毎の誤り訂正
個数D5が所定の閾値以下である場合には、誤り劣化警
報D6の出力を解除する処理を行う。
【0040】図2は、図1に示した同期ディジタル端局
装置10における入力データD1のフレームフォーマッ
トを示す図である。図2において、一つのフレームは1
28個のサブフレームから構成される。各サブフレーム
長は255ビットであり、1ビットのオーバーヘッド1
1部分、238ビットのデータ12部分、および16ビ
ットの冗長化バイト部13部分から構成される。冗長化
バイト部13は、リードソロモン符号を用い、8つのサ
ブフレームを符号化単位としている。このRS(25
5,239)のデータは、エラーバイトが8バイト以下
の場合には、冗長化バイト部13の値を参照して、この
フレーム内の全ビット誤りを訂正することができる。
【0041】なお、エラーバイトが9バイト以上の場合
には訂正は行わない。各フレームは、オーバーヘッド1
1、データ12、冗長化バイト部13の順序で伝送され
るため、オーバーヘッド11が16バイト長、データ1
2が16×238バイト長、冗長化バイト部13が16
×16バイト長となり、1フレーム長は、16バイト×
255=32640ビットとなる。また、データ12
は、STM−16であり、伝送速度はSTM−1(15
6Mbps)の16倍である。従って、1フレームの伝
送時間は、約12.24μsとなる。
【0042】なお、この実施の形態1ではリードソロモ
ン符号が付加されるフレームフォーマットについて説明
したが、他の誤り訂正符号を付加したフレームフォーマ
ットをもつフレームであってもよい。たとえば、BCH
符号を用いるようにしてもよい。
【0043】この実施の形態1によれば、図2に示した
SDHフレームフォーマット以外のフレームフォーマッ
トであっても、リードソロモン符号等の誤り訂正符号が
付加されたフレームフォーマットをもつフレームであれ
ば、この誤り訂正の個数を計数するという簡単な構成に
よって、伝送路上のビット誤り率劣化を検出することが
できる。
【0044】実施の形態2.つぎに、この発明の実施の
形態2について説明する。実施の形態1では、監視フレ
ーム内の誤り訂正個数が所定の閾値を超えた場合に直ち
に誤り率劣化警報を出力し、誤り訂正個数が所定の閾値
以下である場合に直ちに誤り率劣化警報を解除するよう
にしていたが、この実施の形態2では、誤り率劣化警報
の出力および解除の安定化と信頼度を高めるようにして
いる。
【0045】図3は、この発明の実施の形態3であるビ
ット誤り率劣化検出装置を含む同期ディジタル端局装置
20の構成を示すブロック図である。図3において、こ
の同期ディジタル端局装置20は、図1に示した同期デ
ィジタル端局装置10と同様に、図2に示したフレーム
フォーマットをもつ入力データD1が入力される。図1
に示した誤り率劣化検出部6に対応する誤り率劣化検出
部21は、判定部22と保護部23とを有する。その他
の構成は、実施の形態1と同じであり、同一構成部分に
は同一符号を付している。
【0046】判定部22は、設定された監視フレーム数
Nsとビット誤り率の閾値εthとをもとに、監視フレー
ム数Nsからなる全監視フレーム内のビット誤り率を誤
り訂正個数をもとに演算し、演算したビット誤り率が閾
値εthを超えたか否かを判定する。保護部23は、設定
された保護段数Mによって、判定部22からの出力が連
続してM回閾値εthを超えた場合に誤り率劣化警報D2
6を出力し、判定部22からの出力が連続してM回閾値
以下である場合に誤り率劣化警報D26の出力を解除す
る。
【0047】この監視フレーム数Ns、閾値εth、およ
び保護段数Mは、伝送路のビット誤り率εが劣化してい
ることを示す誤り率劣化警報が誤って出力される期間
(誤発出平均時間間隔)T1を長く設定するとともに、
ビット誤り率εが劣化しているのに誤り劣化警報が出力
されない確率P1を小さくするための適切な値が設定さ
れる。また、伝送路のビット誤り率εが劣化しているこ
とを示す誤り率劣化警報が誤って解除されない期間(誤
解除平均期間間隔)T2を長く設定するとともに、ビッ
ト誤り率εが劣化していないのに誤り劣化警報が解除さ
れない確率P2を小さくするための適切な監視フレーム
数Ns、ビット誤り率の閾値εth、および保護段数Mが
設定される。
【0048】ここで、フレーム内には誤り訂正符号、す
なわちリードソロモン符号が用いられており、このフレ
ームのデータRS(255,239)の入力ビット誤り
率BERinに対する訂正後の出力ビット誤り率BERou
tの関係は図4に示す関係となる。ただし、図4は、理
想的なビット誤り率の入出力関係を示している。この図
4に示す結果から、出力ビット誤り率BERoutに対す
る入力ビット誤り率BERinの関係を求めると図5に示
すようになる。たとえば、出力ビット誤り率BERout
を10^(-4)とする場合には、入力ビット誤り率BER
inの値は2.00×10^(-3)となる。ここで、実際の
伝送路上におけるビット誤り率は入力ビット誤り率BE
Rinの値であるので、入力ビット誤り率BERinの値を
ビット誤り率の閾値εthの値とする。
【0049】誤発出平均時間間隔T1の値が「10年」
を超え、劣化しているのに誤り劣化警報が出力されない
確率P1の値が「0.01」未満となる監視フレーム数
Nsの値を設定する処理手順について図6のフローチャ
ートを参照して説明する。まず、閾値εth、安全定数S
1,S2、1監視フレームの総ビット数Nf(=255
×128ビット)、保護段数M(=3)、1監視フレー
ム周期Tf(=12.242μs)の各パラメータを設
定する(ステップS10)。なお、安全定数S1,S2
は、不必要な誤り率劣化の検出、すなわち誤り率劣化警
報の発出と解除とを防止するために設けられた値であ
り、1を超える実数として設定される。ここでは、図5
に示した閾値εthの中から所望の閾値εthを設定するの
で、設定した閾値εthを隣接する閾値εthで除算した値
を安全定数として設定している。
【0050】さらに、監視フレーム数Nsの値を「1」
に初期化する(ステップS11)。その後、設定された
監視フレーム数Nsを用いて、Ns個からなる監視フレー
ム内のビット誤り個数L(=Ns・Nf・εth)と、監視
フレーム時間Ts(=Ns・Tf)とを演算して設定する
(ステップS12)。その後、次式(1)によって、N
s個の監視フレーム全ビット中でkビット誤る確率P
(k)を演算し、さらにこの確率P(k)をもとに、次
式(2)に示すように、検出された誤り率εによって誤
り率劣化を出力(発出)する確率、すなわちNs個の監
視フレーム全ビット中でL個以上の誤りを検出する事象
がM回連続して発生する確率ρ1を演算する(ステップ
S13)。
【0051】
【数1】
【0052】
【数2】
【0053】その後、演算した確率ρ1をもとに、誤発
出平均時間間隔T1(≒Ts/ρ1(εth/S1))お
よび確率P1(=1−ρ1(εth・S2))を演算する
(ステップS14)。その後、演算された誤発出平均時
間間隔T1が10年を超え、かつ確率P1が0.01未
満である条件を満足するか否かを判断し(ステップS1
5)、条件を満足しない場合(ステップS15,NO)
には、監視フレーム数Nsの値を一つインクリメントし
(ステップS16)、その後ステップS12に移行して
上述した処理を繰り返す。一方、条件を満足した場合
(ステップS15,YES)には、現在の監視フレーム
数Nsを適切な値として決定し、本処理を終了する。
【0054】誤解除平均時間間隔T2の値が「10年」
を超え、劣化していないのに誤り劣化警報が解除されな
い確率P2の値が「0.01」未満となる監視フレーム
数Nsの値を設定する処理手順について図7のフローチ
ャートを参照して説明する。まず、閾値εth、安全定数
S1,S2、1監視フレームの総ビット数Nf、保護段
数M、1監視フレーム周期Tfの各パラメータを設定す
る(ステップS20)。
【0055】さらに、監視フレーム数Nsの値を「1」
に初期化する(ステップS21)。その後、設定された
監視フレーム数Nsを用いて、Ns個からなる監視フレー
ム内のビット誤り個数L(=Ns・Nf・εth)と、監視
フレーム時間Ts(=Ns・Tf)とを演算して設定する
(ステップS22)。その後、上述した式(1)によっ
て、Ns個の監視フレーム全ビット中でkビット誤る確
率P(k)を演算し、さらにこの確率P(k)をもと
に、次式(3)に示すように、検出された誤り率εによ
って誤り率劣化を解除する確率、すなわちNs個の監視
フレーム全ビット中でL個以上の誤りを検出しない事象
がM回連続して発生する確率ρ2を演算する(ステップ
S23)。
【0056】
【数3】
【0057】その後、演算した確率ρ2をもとに、誤解
除平均時間間隔T2(≒Ts/ρ2(εth・S2))お
よび確率P2(=1−ρ2(εth/S1))を演算する
(ステップS24)。その後、演算された誤解除平均時
間間隔T2が10年を超え、かつ確率P2が0.01未
満である条件を満足するか否かを判断し(ステップS2
5)、条件を満足しない場合(ステップS25,NO)
には、監視フレーム数Nsの値を一つインクリメントし
(ステップS26)、その後ステップS22に移行して
上述した処理を繰り返す。一方、条件を満足した場合
(ステップS25,YES)には、現在の監視フレーム
数Nsを適切な値として決定し、本処理を終了する。
【0058】図8は、保護段数M=3とし、図5に示し
た閾値εthの各値を設定した場合、上述した図6および
図7に示した処理手順によって決定された、各閾値εth
に対する監視フレーム数Nsの値を示している。なお、
図8では、各閾値εthに対するNs監視フレーム内にお
けるビット誤り数L、保護段数M、誤発出平均時間間隔
T1、確率P1、誤解除平均時間間隔T2、および確率
P2の値も合わせて示している。この結果、たとえば、
閾値εth=1.4^(-3)に対する監視フレーム数Nsの
値は「3」となり、閾値εth=5.44^(-4)に対する
監視フレーム数Nsの値は「12」となる。
【0059】なお、監視フレーム数Nsの値を同じとし
ているが、誤り率劣化警報の出力(発出)と解除とに対
する各監視フレーム数Nsの値を異ならせてもよい。こ
の場合、誤り率劣化警報の出力と解除のための構成がそ
れぞれ必要となる。また、誤り率劣化警報の出力と解除
とに対する保護段数Mの値もそれぞれ「3」として同じ
にしているが、これに限らず、それぞれ異なる保護段数
Mに設定してもよい。特に、条件を満足する監視フレー
ム数Nsの値が異なる場合に、保護段数Mの値を異なら
せることによって、同じ監視フレーム数Nsの値に設定
することが可能であり、同じ監視フレーム数Nsによっ
て、要望する条件を満足する適切な誤り率劣化警報の出
力と解除とを行うことができる。
【0060】この実施の形態2によれば、保護段数Mを
設けるとともに、最適な監視フレーム数Ns等の各種パ
ラメータを設定することができるので、伝送路上のビッ
ト誤り率に対応した誤り率劣化警報の出力と解除との安
定性と信頼性とを高めることができる。
【0061】実施の形態3.つぎに、この発明の実施の
形態3について説明する。上述した実施の形態1では、
誤り訂正符号が付加されたフレームに対する誤り率劣化
検出を行うようにしていたが、この実施の形態4では、
誤り検出符号が付加されたフレームに対しても誤り率劣
化検出を行うことができるようにしている。
【0062】図9は、この発明の実施の形態3であるビ
ット誤り率劣化検出装置を含む同期ディジタル端局装置
の構成を示すブロック図である。図9に示した同期ディ
ジタル端局装置30の入力データD31は、誤り訂正符
号でなく、誤り検出符号が付加されたフレーム構成を有
するデータである。したがって、フレーム同期部31に
よってフレーム同期がとられ、遅延部32によって遅延
されたデータD33は、復号部33に入力されるが、こ
の復号部33では、データD33の復号時に、誤り訂正
を行わず、誤り検出符号による誤り検出のみを行うこと
になる。
【0063】復号部33は、各フレーム単位の誤り検出
個数D34を誤り検出個数カウンタ34に送出する。誤
り検出個数カウンタ34は、監視フレーム数Ns毎の誤
り検出個数を計数し、その計数値を誤り率劣化検出部3
6に送出する。フレームカウンタ35はフレーム内の位
相を計数し、計数結果を誤り率劣化検出部36に送出す
る。
【0064】誤り率劣化検出部36は、監視フレーム数
Ns内の誤り検出個数D35が閾値を超えたか否かを判
定し、閾値を超えた場合に誤り率劣化を示す誤り率劣化
警報を出力するとともに、閾値以下の場合に誤り率劣化
警報の出力の解除を行う。すなわち、この実施の形態3
では、実施の形態1における誤り訂正符号を誤り検出符
号に代え、誤り訂正個数を誤り検出個数に代えて誤り率
劣化検出を行うようにしている。
【0065】なお、実施の形態1に示した誤り訂正符号
は、誤り検出能力をも有するものであるため、実施の形
態1の入力データD1に対して上述した実施の形態3に
おける構成を適用し、誤り検出個数をもとに誤り率劣化
検出を行うことも可能である。
【0066】この実施の形態3によれば、誤り検出が可
能な誤り検出符号が付加されたフレームに対しても誤り
率劣化検出を行うことができる。特に、誤り検出のみが
可能な誤り検出符号が付加されるフレーム対して誤り率
劣化検出を行うことができる。
【0067】実施の形態4.つぎに、この発明の実施の
形態4について説明する。上述した実施の形態2では、
誤り訂正符号を用いてフレーム内の誤り訂正個数を求
め、この誤り訂正個数をもとに、安定性と信頼性とが高
い誤り率劣化検出を行うようにしていたが、この実施の
形態4では、実施の形態3と同様に、誤り検出符号を用
いてフレーム内の誤り検出個数を求め、この誤り検出個
数をもとに、安定性と信頼性とが高い誤り率劣化検出を
行うようにしている。
【0068】図10は、この発明の実施の形態4である
ビット誤り率劣化検出装置を含む同期ディジタル端局装
置の構成を示すブロック図である。図10において、こ
の同期ディジタル端局装置40は、図9に示した同期デ
ィジタル端局装置30の誤り率劣化検出部36の構成を
誤り率劣化検出部41に代えた構成であり、その他の構
成は、図9に示した構成と同じであり、同一構成部分に
は同一符号を付している。
【0069】誤り率劣化検出部41は、判定部42と保
護部43とを有する。判定部42は、実施の形態2と同
様にして設定された監視フレーム数Nsと閾値εthとを
もとに、誤り検出個数カウンタ34から入力された誤り
検出個数D35によって演算される誤り率が閾値εthを
超えたか否かを判定する。保護部43は、判定部42に
よる判定結果が保護段数M回連続して閾値εthを超えた
場合に誤り率劣化警報D46を出力し、判定結果が保護
段数M回連続して閾値εth以下の場合に誤り率劣化警報
D46の出力を解除する。
【0070】なお、実施の形態2に示した誤り訂正符号
は、誤り検出能力をも有するものであるため、実施の形
態2の入力データD1に対して上述した実施の形態4に
おける構成を適用し、誤り検出個数をもとに誤り率劣化
検出を行うことも可能である。
【0071】この実施の形態4によれば、誤り検出が可
能な誤り検出符号が付加されたフレームに対しても誤り
率劣化検出を行うことができる。特に、誤り検出のみが
可能な誤り検出符号が付加されるフレーム対して誤り率
劣化検出を行うことができ、実施の形態2と同様に、こ
の誤り検出個数をもとに、安定性と信頼性とが高い誤り
率劣化検出を行うことができる。
【0072】実施の形態5.つぎに、この発明の実施の
形態5について説明する。上述した実施の形態2では、
少なくとも予め保護段数Mと監視フレーム数Nsとを設
定して誤り率劣化検出を行うようにしていたが、この実
施の形態5では、保護段数Mと監視フレーム数Nsとの
設定によっても検出されないバースト誤りを検出できる
ようにしている。
【0073】図11は、この発明の実施の形態5である
ビット誤り率劣化検出装置を含む同期ディジタル端局装
置の構成を示すブロック図である。図11において、こ
の同期ディジタル端局装置50は、図3に示した同期デ
ィジタル端局装置20の誤り率劣化検出部21に代え
て、誤り率劣化検出部51を設け、その他の構成は同期
ディジタル端局装置20と同じ構成であり、同一構成部
分には同一符号を付している。
【0074】誤り率劣化検出部51は、誤り率劣化検出
部21の判定部22と同一構成の第2判定部53および
保護部23と同一構成の保護部54を有する。ここで、
第2判定部53に設定される監視フレーム数Ns2および
第2閾値L2は、それぞれ判定部22に設定された監視
フレーム数Nsおよび閾値εthと同じ値である。また、
保護部54に設定される保護段数Mは、保護部23に設
定された保護段数Mと同じである。
【0075】さらに、誤り率劣化検出部51は、第1判
定部52およびオア回路55を有する。第1判定部52
は、第2判定部53と同様に誤り訂正個数をもとにビッ
ト誤り率が閾値L1を超えたか否かを判定するが、第1
判定部52に設定される監視フレーム数Ns1の値は、監
視フレーム数Ns2の値に比して大きな値である。換言す
れば、第1判定部52が監視するフレーム区間は、第2
判定部53が監視するフレーム区間に比して長い。ま
た、第1判定部52に設定される閾値L1の値も、閾値
L2に比して大きな値が設定される。ただし、第1判定
部52の後段には複数値の保護段数Mが設定される保護
部の構成は設けられない。
【0076】オア回路55は、第1判定部52の判定結
果および保護部54の出力との論理和をとり、この結果
を誤り率劣化警報D53として出力する。すなわち、第
1判定部52の判定結果が閾値L1を超えた場合、また
は第2判定部53の判定結果が閾値L2を保護段数M回
連続して超えた場合に、誤り率劣化警報を出力し、第1
判定部52の判定結果が閾値L1以下で、かつ第2判定
部53の判定結果が閾値L2以下であると保護段数M回
連続して生じた場合に、誤り率劣化警報の出力を解除す
る。
【0077】図12は、バースト誤りが生じた場合にお
ける第1判定部52の処理と、第2判定部53および保
護部54の処理とを比較する図である。図12(a)
は、バースト誤りデータ52−1,52−2に対する第
2判定部53および保護部54の処理を示し、図12
(b)は、バースト誤りデータ52−1,52−2に対
する第1判定部52の処理を示す図である。バースト誤
りデータ52−1は、監視フレーム数Ns2をもつ監視フ
レーム51−1,51−2に跨って存在するが、監視フ
レーム51−3には跨っていない。
【0078】ここで、保護部54の保護段数Mが「3」
である場合、誤り訂正個数D5に基づくビット誤り率
は、2回連続して閾値L2を超えるが3回連続して閾値
L2を超えないため、誤り率劣化として検出されない。
一方、図12(b)に示すように第1判定部52の監視
フレーム数Ns1の値は、監視フレーム数Ns2の値の3倍
の値に設定されているため、バースト誤りデータ52−
2は、一つの監視フレーム53−1内に含まれる。ここ
で、第1判定部52が閾値L1を超えた場合、保護部が
設けられていないため、直ちに誤り劣化として検出さ
れ、オア回路55に出力される。
【0079】この実施の形態5によれば、実施の形態2
における作用効果を保持しつつ、さらに第1判定部52
によって長い監視フレーム区間におけるバースト誤りを
直ちに検出するようにしているので、バースト誤りに基
づいた誤り率劣化を確実に検出することができる。
【0080】実施の形態6.つぎに、この発明の実施の
形態6について説明する。実施の形態5では誤り訂正個
数に基づいて誤り率劣化を検出する際、バースト誤りに
も対応できるようにしていたが、この実施の形態6で
は、誤り検出個数に基づいて誤り率劣化を検出し、実施
の形態5と同様にバースト誤りによる誤り率劣化を検出
できるようにしている。
【0081】図13は、この発明の実施の形態6である
ビット誤り率劣化検出装置を含む同期ディジタル端局装
置の構成を示すブロック図である。図13において、こ
の同期ディジタル端局装置60は、図10に示した同期
ディジタル端局装置40の誤り率劣化検出部41に代え
て、誤り率劣化検出部61を設け、その他の構成は同期
ディジタル端局装置40と同じ構成であり、同一構成部
分には同一符号を付している。
【0082】誤り率劣化検出部61は、誤り率劣化検出
部41の判定部42と同一構成の第2判定部63および
保護部43と同一構成の保護部64を有する。ここで、
第2判定部63に設定される監視フレーム数Ns2および
第2閾値L2は、それぞれ判定部42に設定された監視
フレーム数Nsおよび閾値εthと同じ値である。また、
保護部64に設定される保護段数Mは、保護部43に設
定された保護段数Mと同じである。
【0083】さらに、誤り率劣化検出部61は、第1判
定部62およびオア回路65を有する。第1判定部62
は、第2判定部63と同様に誤り訂正個数をもとにビッ
ト誤り率が閾値L1を超えたか否かを判定するが、第1
判定部62に設定される監視フレーム数Ns1の値は、監
視フレーム数Ns2の値に比して大きな値である。換言す
れば、第1判定部62が監視するフレーム区間は、第2
判定部63が監視するフレーム区間に比して長い。ま
た、第1判定部62に設定される閾値L1の値も、閾値
L2に比して大きな値が設定される。ただし、第1判定
部62の後段には複数値の保護段数Mが設定される保護
部の構成は設けられない。
【0084】オア回路65は、第1判定部62の判定結
果および保護部64の出力との論理和をとり、この結果
を誤り率劣化警報D63として出力する。すなわち、第
1判定部62の判定結果が閾値L1を超えた場合、また
は第2判定部63の判定結果が閾値L2を保護段数M回
連続して超えた場合に、誤り率劣化警報を出力し、第1
判定部62の判定結果が閾値L1以下で、かつ第2判定
部63の判定結果が閾値L2以下であると保護段数M回
連続して生じた場合に、誤り率劣化警報の出力を解除す
る。
【0085】この実施の形態6によれば、誤り検出個数
に基づいて誤り率劣化を検出する場合においても、バー
スト誤りによる誤り率劣化を確実に検出することができ
る。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、計数手段が、順次受信するフレームを所定数毎に区
分した各監視フレーム区間内におけるビット誤り訂正の
個数を計数し、警報手段が、前記計数手段によって計数
したビット誤り訂正の個数が所定値を超えた場合に誤り
率が劣化したことを示す誤り率劣化警報を出力し、前記
ビット誤り訂正の個数が前記所定値以下となった場合に
該誤り率劣化警報の出力を解除するようにしているの
で、SDHフレームフォーマット以外のフレームフォー
マットであっても、誤り率劣化を柔軟かつ簡易な構成に
よって検出することができるという効果を奏する。
【0087】つぎの発明によれば、第2計数手段が、前
記計数手段による監視フレーム区間長に比して長い所定
長の監視フレーム区間内におけるビット誤り訂正の個数
を計数し、第2警報手段が、前記第2計数手段によって
計数したビット誤り訂正の個数が第2所定値を超えた場
合に誤り率が劣化したことを示す誤り率劣化警報を出力
し、前記ビット誤り訂正の個数が前記第2所定値以下と
なった場合に該誤り率劣化警報の出力を解除し、論理和
手段が、前記警報手段の出力と前記第2警報手段との論
理和をとって最終的な誤り率劣化警報の出力および解除
を行うようにしているので、たとえば警報手段によって
検出できなかったバースト誤りによる誤り率劣化をも検
出することができるという効果を奏する。
【0088】つぎの発明によれば、計数手段が、順次受
信する前記フレームを所定数毎に区分した各監視フレー
ム区間内におけるビット誤り検出の個数を計数し、警報
手段が、前記計数手段によって計数したビット誤り検出
の個数が第2所定値を超えた場合に誤り率が劣化したこ
とを示す誤り率劣化警報を出力し、前記ビット誤り検出
の個数が前記第2所定値以下となった場合に該誤り率劣
化警報の出力を解除するようにしているので、SDHフ
レームフォーマット以外のフレームフォーマットであっ
ても、誤り率劣化を簡易な構成によって検出することが
できるとともに、誤り訂正符号を付加しないフレームフ
ォーマットであっても、誤り検出符号を付加したフレー
ムフォーマットであれば、誤り率劣化を検出することが
できるという効果を奏する。
【0089】つぎの発明によれば、第2計数手段が、前
記計数手段による監視フレーム区間長に比して長い所定
長の監視フレーム区間内におけるビット誤り検出の個数
を計数し、第2警報手段が、前記第2計数手段によって
計数したビット誤り検出の個数が第2所定値を超えた場
合に誤り率が劣化したことを示す誤り率劣化警報を出力
し、前記ビット誤り検出の個数が前記第2所定値以下と
なった場合に該誤り率劣化警報の出力を解除し、論理和
手段が、前記警報手段の出力と前記第2警報手段との論
理和をとって最終的な誤り率劣化警報の出力および解除
を行うようにしているので、誤り検出の個数を計数する
ことによっても、たとえば警報手段によって検出できな
かったバースト誤りによる誤り率劣化を検出することが
できるという効果を奏する。
【0090】つぎの発明によれば、警報手段または第2
警報手段が用いる前記所定値および前記第2所定値を、
誤り訂正前あるいは誤り検出前のビット誤り率を用いて
決定した値としているので、伝送路上におけるビット誤
り率劣化を確実に検出することができるという効果を奏
する。
【0091】つぎの発明によれば、前記警報手段は、所
定回連続して前記所定値を超えた場合に前記誤り率劣化
警報を出力し、所定回連続して前記所定値以下の場合に
該誤り率劣化警報の出力を解除するようにしているの
で、誤り率劣化警報の安定性と信頼性とを一層高くする
ことができるという効果を奏する。
【0092】つぎの発明によれば、計数工程によって、
順次受信するフレームを所定数毎に区分した各監視フレ
ーム区間内におけるビット誤り訂正の個数を計数し、警
報工程によって、前記計数工程によって計数したビット
誤り訂正の個数が所定値を超えた場合に誤り率が劣化し
たことを示す誤り率劣化警報を出力し、前記ビット誤り
訂正の個数が前記所定値以下となった場合に該誤り率劣
化警報の出力を解除するようにしているので、SDHフ
レームフォーマット以外のフレームフォーマットであっ
ても、誤り率劣化を簡易かつ柔軟に検出することができ
るという効果を奏する。
【0093】つぎの発明によれば、第2計数工程によっ
て、計数工程による監視フレーム区間長に比して長い所
定長の監視フレーム区間内におけるビット誤り訂正の個
数を計数し、第2警報工程によって、前記第2計数工程
によって計数したビット誤り訂正の個数が第2所定値を
超えた場合に誤り率が劣化したことを示す誤り率劣化警
報を出力し、前記ビット誤り訂正の個数が前記第2所定
値以下となった場合に該誤り率劣化警報の出力を解除
し、論理和工程によって、前記警報工程による出力と前
記第2警報工程による出力との論理和をとって最終的な
誤り率劣化警報として出力するようにしているので、た
とえば警報工程によって検出できなかったバースト誤り
による誤り率劣化をも検出することができるという効果
を奏する。
【0094】つぎの発明によれば、計数工程によって、
順次受信するフレームを所定数毎に区分した各監視フレ
ーム区間内におけるビット誤り検出の個数を計数し、警
報工程によって、前記計数工程によって計数したビット
誤り検出の個数が第2所定値を超えた場合に誤り率が劣
化したことを示す誤り率劣化警報を出力し、前記ビット
誤り検出の個数が前記第2所定値以下となった場合に該
誤り率劣化警報の出力を解除するようにしているので、
SDHフレームフォーマット以外のフレームフォーマッ
トであっても、誤り率劣化を柔軟かつ簡易に検出するこ
とができるとともに、誤り訂正符号を付加しないフレー
ムフォーマットであっても、誤り検出符号を付加したフ
レームフォーマットによって誤り率劣化を検出すること
ができるという効果を奏する。
【0095】つぎの発明によれば、第2計数工程によっ
て、前記計数工程による監視フレーム区分長に比して長
い所定長の監視フレーム区間内におけるビット誤り検出
の個数を計数し、第2警報工程によって、前記第2計数
工程によって計数したビット誤り検出の個数が第2所定
値を超えた場合に誤り率が劣化したことを示す誤り率劣
化警報を出力し、前記ビット誤り検出の個数が前記第2
所定値以下となった場合に該誤り率劣化警報の出力を解
除し、論理和工程によって、前記警報工程による出力と
前記第2警報工程による出力との論理和をとって最終的
な誤り率劣化警報を出力するようにしているので、誤り
検出の個数を計数することによっても、たとえば警報手
段によって検出できなかったバースト誤りによる誤り率
劣化を検出することができるという効果を奏する。
【0096】つぎの発明によれば、前記所定値および前
記第2所定値を、誤り訂正前あるいは誤り検出前のビッ
ト誤り率を用いて決定した値としているので、伝送路上
におけるビット誤り率劣化を確実に検出することができ
るという効果を奏する。
【0097】つぎの発明によれば、前記警報工程が、所
定回連続して前記所定値を超えた場合に前記誤り率劣化
警報を出力し、所定回連続して前記所定値以下の場合に
該誤り率劣化警報の出力を解除するようにしているの
で、誤り率劣化警報の安定性と信頼性とを一層高くする
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1であるビット誤り率
劣化検出装置を含む同期ディジタル端局装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】 図1に示した同期ディジタル端局装置が用い
るフレームフォーマットを示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2であるビット誤り率
劣化検出装置を含む同期ディジタル端局装置の構成を示
すブロック図である。
【図4】 RS(255,239)における入力ビット
誤り率に対する誤り訂正後の出力ビット誤り率との関係
を示す図である。
【図5】 図4に示した関係に基づいた出力ビット誤り
率に対する入力ビット誤り率との一例を示す図である。
【図6】 要求された誤発出平均時間間隔および誤って
いるのに誤り率劣化警報を発出しない確率を満足する適
切な監視フレーム数Nsを求める手順を示すフローチャ
ートである。
【図7】 要求された誤解除平均時間間隔および誤って
いないのに誤り率劣化警報を解除しない確率を満足する
適切な監視フレーム数Nsを求める手順を示すフローチ
ャートである。
【図8】 図6および図7に示した手順によって求めら
れた監視フレーム数Nsの一例を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態3であるビット誤り率
劣化検出装置を含む同期ディジタル端局装置の構成を示
すブロック図である。
【図10】 この発明の実施の形態4であるビット誤り
率劣化検出装置を含む同期ディジタル端局装置の構成を
示すブロック図である。
【図11】 この発明の実施の形態5であるビット誤り
率劣化検出装置を含む同期ディジタル端局装置の構成を
示すブロック図である。
【図12】 図11に示したビット誤り劣化検出装置に
よってバースト誤りによる誤り率劣化が検出される動作
を説明する図である。
【図13】 この発明の実施の形態6であるビット誤り
率劣化検出装置を含む同期ディジタル端局装置の構成を
示すブロック図である。
【図14】 SDHフレームフォーマットを用いる同期
ディジタル端局装置における従来のビット誤り率劣化検
出装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,31 フレーム同期部、2,32 遅延部、3 R
S(255,239)復号部、4 誤り訂正個数カウン
タ、5,35 フレームカウンタ、6,21,36,4
1,51,61 誤り率劣化検出部、11 オーバーヘ
ッド、12 データ、13 冗長化バイト部、10,2
0,30,40,50,60 同期ディジタル端局装
置、22,42 判定部、23,43,54,64 保
護部、34誤り検出個数カウンタ、33 復号部、5
2,62 第1判定部、53,63第2判定部、55,
65 オア回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 一番ヶ瀬 広 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5K014 AA01 BA05 EA01 EA04 EA07 FA08 FA09 GA02 HA10

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各フレーム内に誤り訂正符号を有した同
    期ディジタル信号を受信し、伝送路上において発生した
    ビット誤りを訂正する同期ディジタル端局装置における
    ビット誤り率の劣化を検出するビット誤り率劣化検出装
    置において、 順次受信する前記フレームを所定数毎に区分した各監視
    フレーム区間内におけるビット誤り訂正の個数を計数す
    る計数手段と、 前記計数手段によって計数したビット誤り訂正の個数が
    所定値を超えた場合に誤り率が劣化したことを示す誤り
    率劣化警報を出力し、前記ビット誤り訂正の個数が前記
    所定値以下となった場合に該誤り率劣化警報の出力を解
    除する警報手段と、 を備えたことを特徴とするビット誤り率劣化検出装置。
  2. 【請求項2】 前記監視フレーム区間長に比して長い所
    定長の監視フレーム区間内におけるビット誤り訂正の個
    数を計数する第2計数手段と、 前記第2計数手段によって計数したビット誤り訂正の個
    数が第2所定値を超えた場合に誤り率が劣化したことを
    示す誤り率劣化警報を出力し、前記ビット誤り訂正の個
    数が前記第2所定値以下となった場合に該誤り率劣化警
    報の出力を解除する第2警報手段と、 前記警報手段の出力と前記第2警報手段との論理和をと
    って出力する論理和手段と、 をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のビッ
    ト誤り率劣化検出装置。
  3. 【請求項3】 各フレーム内に誤り検出符号を有した同
    期ディジタル信号を受信し、伝送路上において発生した
    ビット誤りを検出する同期ディジタル端局装置における
    該ビット誤り率の劣化を検出するビット誤り率劣化検出
    装置において、 順次受信する前記フレームを所定数毎に区分した各監視
    フレーム区間内におけるビット誤り検出の個数を計数す
    る計数手段と、 前記計数手段によって計数したビット誤り検出の個数が
    第2所定値を超えた場合に誤り率が劣化したことを示す
    誤り率劣化警報を出力し、前記ビット誤り検出の個数が
    前記第2所定値以下となった場合に該誤り率劣化警報の
    出力を解除する警報手段と、 を備えたことを特徴とするビット誤り率劣化検出装置。
  4. 【請求項4】 前記監視フレーム区間長に比して長い所
    定長の監視フレーム区間内におけるビット誤り検出の個
    数を計数する第2計数手段と、 前記第2計数手段によって計数したビット誤り検出の個
    数が第2所定値を超えた場合に誤り率が劣化したことを
    示す誤り率劣化警報を出力し、前記ビット誤り検出の個
    数が前記第2所定値以下となった場合に該誤り率劣化警
    報の出力を解除する第2警報手段と、 前記警報手段の出力と前記第2警報手段の出力との論理
    和をとって出力する論理和手段と、 をさらに備えたことを特徴とする請求項3に記載のビッ
    ト誤り率劣化検出装置。
  5. 【請求項5】 前記所定値および前記第2所定値は、誤
    り訂正前あるいは誤り検出前のビット誤り率を用いて決
    定した値であることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    か一つに記載のビット誤り率劣化検出装置。
  6. 【請求項6】 前記警報手段は、所定回連続して前記所
    定値を超えた場合に前記誤り率劣化警報を出力し、所定
    回連続して前記所定値以下の場合に該誤り率劣化警報の
    出力を解除することを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    か一つに記載のビット誤り率劣化検出装置。
  7. 【請求項7】 各フレーム内に誤り訂正符号を有した同
    期ディジタル信号を受信し、伝送路上において発生した
    ビット誤りを訂正する同期ディジタル端局装置における
    該ビット誤り率の劣化を検出するビット誤り率劣化検出
    方法において、 順次受信する前記フレームを所定数毎に区分した各監視
    フレーム区間内におけるビット誤り訂正の個数を計数す
    る計数工程と、 前記計数工程によって計数したビット誤り訂正の個数が
    所定値を超えた場合に誤り率が劣化したことを示す誤り
    率劣化警報を出力し、前記ビット誤り訂正の個数が前記
    所定値以下となった場合に該誤り率劣化警報の出力を解
    除する警報工程と、 を含むことを特徴とするビット誤り率劣化検出方法。
  8. 【請求項8】 前記監視フレーム区間長に比して長い所
    定長の監視フレーム区間内におけるビット誤り訂正の個
    数を計数する第2計数工程と、 前記第2計数工程によって計数したビット誤り訂正の個
    数が第2所定値を超えた場合に誤り率が劣化したことを
    示す誤り率劣化警報を出力し、前記ビット誤り訂正の個
    数が前記第2所定値以下となった場合に該誤り率劣化警
    報の出力を解除する第2警報工程と、 前記警報工程による出力と前記第2警報工程による出力
    との論理和をとって出力する論理和工程と、 をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載のビット
    誤り率劣化検出方法。
  9. 【請求項9】 各フレーム内に誤り検出符号を有した同
    期ディジタル信号を受信し、伝送路上において発生した
    ビット誤りを検出する同期ディジタル端局装置における
    該ビット誤り率の劣化を検出するビット誤り率劣化検出
    方法において、 順次受信する前記フレームを所定数毎に区分した各監視
    フレーム区間内におけるビット誤り検出の個数を計数す
    る計数工程と、 前記計数工程によって計数したビット誤り検出の個数が
    第2所定値を超えた場合に誤り率が劣化したことを示す
    誤り率劣化警報を出力し、前記ビット誤り検出の個数が
    前記第2所定値以下となった場合に該誤り率劣化警報の
    出力を解除する警報工程と、 を含むことを特徴とするビット誤り率劣化検出方法。
  10. 【請求項10】 前記監視フレーム区分長に比して長い
    所定長の監視フレーム区間内におけるビット誤り検出の
    個数を計数する第2計数工程と、 前記第2計数工程によって計数したビット誤り検出の個
    数が第2所定値を超えた場合に誤り率が劣化したことを
    示す誤り率劣化警報を出力し、前記ビット誤り検出の個
    数が前記第2所定値以下となった場合に該誤り率劣化警
    報の出力を解除する第2警報工程と、 前記警報工程による出力と前記第2警報工程による出力
    との論理和をとって出力する論理和工程と、 をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載のビット
    誤り率劣化検出方法。
  11. 【請求項11】 前記所定値および前記第2所定値は、
    誤り訂正前あるいは誤り検出前のビット誤り率を用いて
    決定した値であることを特徴とする請求項7〜10のい
    ずれか一つに記載のビット誤り率劣化検出方法。
  12. 【請求項12】 前記警報工程は、所定回連続して前記
    所定値を超えた場合に前記誤り率劣化警報を出力し、所
    定回連続して前記所定値以下の場合に該誤り率劣化警報
    の出力を解除することを特徴とする請求項7〜11のい
    ずれか一つに記載のビット誤り率劣化検出方法。
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