JP2001203626A - 無線中継方式 - Google Patents

無線中継方式

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JP2001203626A
JP2001203626A JP2000012375A JP2000012375A JP2001203626A JP 2001203626 A JP2001203626 A JP 2001203626A JP 2000012375 A JP2000012375 A JP 2000012375A JP 2000012375 A JP2000012375 A JP 2000012375A JP 2001203626 A JP2001203626 A JP 2001203626A
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Japan
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station
signal
terminal
transmission
relay
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JP2000012375A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Funada
信行 船田
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Oki Communication Systems Co Ltd
Original Assignee
Oki Communication Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線通信における無線中継を1波で実現させ
ること。 【解決手段】 端局A,Cが中継局Bを介して信号を送
受信し通信を行う無線中継方式において、端局A,Cは
信号の送信を送信時間幅tをもって一定周期Tで行い、
中継局Bは端局A,Cから受信した一定周期Tの各信号
(時間幅t)をそれぞれ時間t遅延させた後、通信の相
手片端局に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信システム
の中継方式に関するものであり、1波(1周波数のみ)
で無線中継を実現させる為のものである。
【0002】
【従来の技術】無線通信システムにおいて、通信エリア
(サービスエリア)を拡大するために、無線中継方式が
採用されているが、従来の無線中継方式は、周波数の干
渉をさけるために、図1の概念図に示すように、基地局
Aと中継局Bとの間の送受信と、移動局Cと中継局Bと
の間の送受信には、それぞれ別の周波数f1,f2を割
り当てている。従って、単信通信の場合、中継局Bは一
方から受信した信号の周波数を変換(基地局Aから移動
局Cへはf1→f2に/移動局Cから基地局Aへはf2
→f1に変換)して他方に再送信することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の方
式では、単信通信の場合でも中継用無線周波数に1組
(2波)必要で、更に、複信通信の場合は、2組(送受
合計4波)の中継用無線周波数が必要となる。また、図
1のシステムの詳細構成を示した図2から分かる様に、
中継局では使用する複数の周波数に対応した数の送受信
機(RX2−1、TX2−2/TX2−1、RX2−
2)が必要となっている。本発明は、上記の複雑なシス
テム構成を簡素化、効率化するためなされたもので、無
線中継を1波で実現させることを目的とし、下記の構成
を採用する。
【0004】
【課題を解決するための手段】端局同士が中継局を介し
て信号を送受し通信を行う無線中継方式において、前記
端局は信号の送信をある一定周期で行い、前記中継局は
前記端局から受信した一定周期の各信号をそれぞれ一定
時間遅延させ、各信号受信後に通信の相手片端局に送信
することを特徴とする。また、前記端局からの信号の送
信周期をTとしたとき、該端局からの各信号の送信時間
と前記中継局での信号遅延時間とをそれぞれT/2とす
ることを特徴とする。
【0005】また、前記端局からの信号の送信周期をT
としたとき、送信周期Tの一部を互いに通信する2つの
端局の一方から他方への送信用に、そして送信周期Tの
残りを前記他方から前記一方への送信用にそれぞれ割り
当てることを特徴とする。また、前記端局からの各信号
の送信時間と前記中継局での信号遅延時間とをそれぞれ
T/4とすることを特徴とする。
【0006】また、互いに通信する2つの端局の一方か
ら他方への信号の送信時間と前記他方から前記一方への
信号の送信時間とを可変としたことを特徴とする。ま
た、前記端局からの信号送信時間を予め数段階に設定し
ておき、そのうちから信号の伝送量に応じて最適な送信
時間を採用することを特徴とする。
【0007】さらに、前記端局に自局が受信した信号を
遅延させて発信する遅延回路を組み込み、該端局を前記
中継局として利用することを特徴とする。また、前記端
局に自局の位置情報を発信する位置情報伝送回路を付加
し、この位置情報に基づいてどの端局を前記中継局とし
て利用するか決定することを特徴とする。また、前記端
局に自局の信号受信入力レベルの程度を発信する受信入
力電界伝送回路を付加し、この受信入力レベルに基づい
てどの端局を前記中継局として利用するか決定すること
を特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
基に詳しく説明する。
【0009】実施の形態1.図3は、デジタル無線通信
の無線中継を1波で実現させる為のブロック構成図であ
る。ここでは、端局A−中継局B−端局Cの単信通信シ
ステムの構成例とし、中継局Bは固定でそこには送受信
機が各1台が備えられている。また、各局における送受
信は一つの周波数(f)で行なわれ、中継局Bは受信し
た信号をある一定時間遅らせて送信する為の遅延回路を
有する。なお、端局A,Cは、移動可能な移動局や固定
の基地局を含む概念とする。以下に、図3中の符号の内
容をまとめて説明しておく。 TX1:端局Aの送信機である。 RX1:端局Aの受信機である。 SW :各局A,B,Cで送信/受信を切り替える為の
切替器である。 ANT:各局A,B,Cで送信及び受信用の空中線であ
る。 TX2:中継局Bの送信機である。 RX2:中継局Bの受信機である。 Dely:中継局Bにおいて受信機RX2にて受信した
データを、t秒間遅延させて送信機TX2に渡す為の遅
延回路である。 TX3:端局Cの送信機である。 RX3:端局Cの受信機である。
【0010】端局A又はCからの信号送信は、t秒間の
送信を一定周期T秒(=2t)で信号の長さに対応した
回数繰り返えすことによって行われる。一方、中継局B
は端局A又はCからの送信を受信機RX2により受信
し、遅延回路Delyで一定時間(ここではt秒)遅延
させた後、送信機TX2から対応する端局へ送信する。
従って、中継局Bはt秒毎に送信と受信とを繰り返す。
【0011】次に、このシステムにより、端局Aと端局
Cが中継局Bを介して単信プレストーク方式による双方
向通信をする場合の動作を、図4のタイミングチャート
を参照して説明する。なお、図4の〜は図3の〜
の回線に対応する。 (1)下り回線(端局A→中継局B→端局C)の動作 の回線 端局Aからの送信は、送信機TX1により、プレストー
ク中T秒周期でそれぞれt秒間、信号Ta1,ta2,Ta3,...
を送信して行われ、中継局Bは受信機RX2により、端
局Aの送信に合わせてT秒周期でそれぞれt秒間受信を
行う。 の回線 中継局Bは端局Aからの受信信号を遅延回路Delyで
t秒遅延させた後、送信機TX2により端局Cへ送信す
る。従って、中継局Bはt秒毎に送信、受信を繰り返
す。そして、端局Cは受信機RX3により、中継局Bか
らの送信信号をt秒間、T秒周期で受信する。
【0012】(2)上り回線(端局C→中継局B→端局
A)の動作 の回線 端局Cからの送信は、送信機TX3により、プレストー
ク中T秒周期でそれぞれt秒間、信号Tc1,tc2,Tc3,...
を送信して行われ、中継局Bは受信機RX2により、端
局Cの送信に合わせてT秒周期でそれぞれt秒間受信を
行う。 の回線 中継局Bは端局Cからの受信信号を遅延回路Delyで
t秒遅延させた後、送信機TX2により端局Aへ送信す
る。従って、中継局Bはt秒毎に送信、受信を繰り返
す。そして、端局Aは受信機RX1により、中継局Bか
らの送信信号をt秒間、T秒周期で受信する。
【0013】つまり、端局A,Cがそれぞれのプレスト
ーク中、周期T秒でt秒間信号の送信を繰り返すことに
より、1波による双方向通信を可能としている。
【0014】実施の形態2.ここでは1波複信中継の例
を取り上げる。これは、実施の形態1で説明した信号送
信時間及び信号遅延時間を半分にすることによって可能
となる。図5は実施の形態2の装置構成を示すブロック
構成図である。実施の形態1に示した構成とは、端局
A,Cからの信号の繰り返し送信時間及び中継局Bにお
ける遅延回路Delyの遅延時間をともにt/2秒と
し、端局A,Cにおける信号の送信周期Tの前半を端局
Aから端局Cへの送信のために、そして送信周期Tの後
半を端局Cから端局Aへの送信のためにそれぞれ割り当
てた点で相違する。
【0015】このように、実施の形態2でのポイント
は、一回の信号送信量を実施の形態1のそれの半分にし
て、端局A,Cからの信号の繰り返し送信時間及び中継
局Bにおける遅延回路Delyの遅延時間をともにt/
2秒にして、上り/下りの回線で信号が重ならないよう
なタイミングで送受信を繰り返すことが特徴である。以
下、図6のタイミングチャートを参照して、この方式の
動作を説明する。なお、図6の〜は図5の〜の
回線に対応する。また、ここでは、複信の為プレストー
クは不要である。
【0016】(1)下り回線(端局A→中継局B→端局
C)の動作 の回線 端局Aからの送信は、送信機TX1により、周期T秒の
前半部分を利用しT秒周期でそれぞれt/2秒間、信号
Ta1,ta2,Ta3,...を送信することにより行われ、中継局
Bは受信機RX2により、端局Aの送信に合わせてT秒
周期でそれぞれt/2秒間受信を行う。 の回線 中継局Bは端局Aからの受信信号を遅延回路Delyで
t/2秒遅延させた後、送信機TX2により端局Cへ送
信する。そして、端局Cは受信機RX3により、中継局
Bからの送信信号をt/2秒間、T秒周期で受信する。 (2)上り回線(端局C→中継局B→端局A)の動作 の回線 端局Cからの送信は、送信機TX3により、周期T秒の
後半部分を利用しT秒周期でそれぞれt/2秒間、信号
Tc1,tc2,Tc3,...を送信することにより行われ、中継局
Bは受信機RX2により、端局Cの送信に合わせてT秒
周期でそれぞれt/2秒間受信を行う。 の回線 中継局Bは端局Cからの受信信号を遅延回路Delyで
t/2秒遅延させた後、送信機TX2により端局Aへ送
信する。そして、端局Aは受信機RX1により、中継局
Bからの送信信号をt/2秒間、T秒周期で受信する。
【0017】つまり、各局A,B,Cが周期T秒を4等
分したt/2秒間にそれぞれのタイミングが重ならない
様に送信,受信を繰り返すことで、1波複信中継方式を
可能としている。
【0018】実施の形態3.ここでは、各端局における
信号の送信時間と受信時間を相対的に可変長として、1
波複信中継方式でもって通信を行う例を示す。この方式
は、送信量が多いデータ通信に特に適しており、これを
データ通信に利用すれば、端末としてはパソコンやデジ
タル画像データ等のデータ通信端末が接続される。
【0019】図7は、実施の形態3の装置構成を示すブ
ロック構成図である。実施の形態2に示したシステムと
の相違箇所は、端局A,Cからの一定周期T秒での信号
の繰り返し送信時間をそれぞれt1,t2(ただし、T
=2×t1+2×t2)とし、中継局Bにおける遅延回
Delyの遅延時間をそれに対応させて、下り回線でt
1、上り回線でt2とした点である。なお、t1、t2
の時間長は必要に応じて相対的に変更可能とする。以
下、図8のタイミングチャートを参照して実施の形態3
の方式の動作を説明する。なお、図8の〜は図7の
〜の回線に対応する。
【0020】(1)下り回線(端局A→中継局B→端局
C)の動作 の回線 端局Aからの送信は、送信機TX1により、周期T秒の
先方部分を利用しT秒周期でそれぞれt1秒間、信号Ta
1,ta2,Ta3,...を送信することにより行われ、中継局B
は受信機RX2により、端局Aの送信に合わせてT秒周
期でそれぞれt1秒間受信を行う。 の回線 中継局Bは端局Aからの受信信号を遅延回路Delyで
t1秒遅延させた後、送信機TX2により端局Cへ送信
する。そして、端局Cは受信機RX3により、中継局B
からの送信信号をt1秒間、T秒周期で受信する。 (2)上り回線(端局C→中継局B→端局A)の動作 の回線 端局Cからの送信は、送信機TX3により、周期T秒の
後方部分を利用しT秒周期でそれぞれt2秒間、信号Tc
1,tc2,Tc3,...を送信することにより行われ、中継局B
は受信機RX2により、端局Cの送信に合わせてT秒周
期でそれぞれt2秒間受信を行う。 の回線 中継局Bは端局Cからの受信信号を遅延回路Delyで
t2秒遅延させた後、送信機TX2により端局Aへ送信
する。そして、端局Aは受信機RX1により、中継局B
からの送信信号をt2秒間、T秒周期で受信する。
【0021】この例は、端局A→中継局B→端局Cの回
線ではメインのデータを伝送する為長時間送信としてい
るのに対して、端局C→中継局B→端局Aの回線ではデ
ータ受信状態等の必要最小限の簡単な制御信号の短時間
送信を想定したものである。
【0022】更に、t1とt2の組み合わせを予め複数
設定し、端局A→中継局B→端局C方向の信号送信のた
めの時間と、端局C→中継局B→端局A方向の信号送信
のための時間とを相対的に可変長としておき、ボーレー
ト(伝送速度)に応じた送受信のタイミングを設定をで
きるようにすれば、一層の効率化が可能となる。
【0023】図9は、互いに通信する端局A,Cにおけ
る信号の送信時間割合及び信号のフレーム構成を示した
比較図であり、送信/受信時間を5段階に設定した場合
の例である。図中、「同期」はフレーム同期信号を、
「制御」は各種制御信号(送受の時間情報もこの中に含
む。)を、「データ」は伝送するメインデータを、そし
て、「CRC」はCRCチェックビットをそれぞれ表
す。この図9中の各組み合わせを上からタイプ1〜5と
し、各回線のデータ量の目安を表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】なお、実施の形態3の方式は音声通信にも
適用可能であり、従って、音声通信とデータ通信との切
替(自動または手動)スイッチを設けておき、それらを
必要に応じて切替利用することも可能である。
【0026】実施の形態4.これまでは、遅延回路De
lyを固定中継局に適用した例を説明したが、移動局
(車載機、携帯機等)に遅延回路を設けて切替えられる
ようにすれば移動局が中継局としても適用可能となる。
そこで、ここでは、端局としての移動局を中継局として
利用する例を説明する。これを可能にするため、移動局
に先の実施の形態で説明してきた遅延回路を組み込むと
ともに、付加的に、当該移動局の位置情報(GPS情
報)を示す位置情報回路や、当該移動局の信号受信レベ
ルの程度(RSSI情報)を示す受信入力電界回路を組
み込む。
【0027】図10に実施の形態4の概念図を、そして
図11に実施の形態4の装置構成を示すブロック構成図
を示す。なお、図11中における符号の意味は、次にま
とめて列記しておく。 1(中継局指定):移動局からのGPS情報,RSSI
情報に基づき自動または手動にてある移動局を中継局と
して指定するものである。 2(RSSI):移動局からのRSSI情報を検出し
て、その局名及びRSSI情報を表示する検出表示器で
ある。 3(GPS) :移動局からのGPS情報を検出して、
その情報を地図上に表示する検出表示器である。 4(送受話器):音声通話するための送受話器である。 5(TX1〜3):基地局または移動局(中継局を含
む)の送信機である。 6(RX1〜3):基地局または移動局(中継局を含
む)の受信機である。 7(SW1) :各局で送信/受信を切り替える為の
切替器である。 8(ANT) :各局での送信及び受信用の空中線であ
る。 9(Dely):移動局が中継局に切り替わった場合
に、その局が受信したデータを他局に送信する際、その
送信を所定時間遅延させるための遅延回路である。 10(RSSI):移動局における自局の信号受信レベ
ルの程度を示すための受信入力電界回路である。 11(ランダム送信):通信圏内にいる移動局が圏外に
いる移動局からのGPS、RSSI情報を送信するため
のランダム送信制御器である。 12(中継検出):基地局からの中継切り替え情報を検
出するための検出器である。 13(GPS):移動局において自局の位置情報を示す
ための位置情報回路である。 14(挿入) :移動局において音声情報以外にGPS
情報、RSSI情報、及びランダム送信するための基地
局または圏外にいる移動局からの情報を挿入するための
挿入機である。 15(手動中継):移動局が自局で強制的に中継局に切
り替わるための手動中継切り替え用のスイッチである。 16(端/中切替):移動局を中継局に切り替える制御
を行うための端/中切替制御部である。 17(SW2):移動局を中継局に切り替えるための切
替器である。
【0028】移動局は、自局のGPS情報,RSSI情
報を基地局に伝送する機能および遅延回路Delyを持
つ。更に移動局は、基地局からの遠隔操作による切り替
え情報または自局の手動によって中継局に切り替わる機
能を持つ。基地局は、移動局からのGPS情報、RSS
I情報に基づき、自動または手動による遠隔操作によっ
て指定した移動局を中継局に切り替える機能を持つ。圏
外(サービスエリア外)にいる移動局が基地局と通信し
たい場合、または基地局が圏外にいる移動局と通信した
い場合に、基地局はGPS情報に基づいて好適な位置に
いる移動局を探し出すが、該当局が複数局ある場合は、
更にRSSI情報に基づいて受信入力レベルの高いもの
を選定し、中継局に切り替える指示を出す。なお、ある
移動局が中継局に切り替わった後の通信動作は、実施の
形態1〜3の何れかの方式によって行なわれる。
【0029】以下、図12を参照しながら基地局と圏外
(サービスエリア外)にある移動局との間で通信を行う
手順を説明する。なお、下記の符号〜は図12の
〜の回線に対応する。 (1)圏外の移動局の方から基地局に対して回線接続を
求める場合(図12(a)参照)。 圏外にいる移動局Cは、基地局Aと通信が可能な移動
局を探すための信号を送信する。 すると、受信可能範囲にある移動局B,D,Eがそれ
を受信する。このうち移動局B,Dは、基地局Aに自局
及び移動局CのGPS、RSSI情報をランダム送信
(B,Dが同時送信しないように時間的にずらして送
信)する。なお、移動局Eはもともと圏外にいるため受
信しても送信はしない。 基地局Aでは、移動局B,DからのGPS情報に基づ
き、基地局A−移動局C間のできるだけ直線上にいる局
で、更にRSSI情報から十分な受信入力レベルがある
局(ここでは移動局Bとする)を中継局として選択し、
そこに中継切り替え情報を送信する。 基地局Aからの情報により、移動局Bは中継局に切り
替わり、移動局Cに対して中継通信が可能になったこと
を送信する。 以上の操作によって、圏外にいる移動局C〜中継局B〜
基地局Aの通信が可能となる。通信終了後、中継局B局
は基地局Aからの制御または自局手動にて元の移動局に
切り替わる。
【0030】(2)基地局の方から圏外の移動局に対し
て回線接続を求める場合(図12(b)参照)。 基地局Aは、圏外にいる移動局Cと通信可能な移動局
を探すための信号を送信する。 すると、受信可能範囲にある移動局B,D,Fがそれ
を受信する。受信した移動局B,D,Fは、移動局Cを
探すためにランダム送信(B,D,Fが同時送信しない
ように時間的にずらして送信)するが、移動局Cは移動
局B,Dからの信号だけを受信できる(移動局Fとは距
離が離れすぎているためそれからの受信は不可)。 移動局Cは、移動局B,Dに受信ができたことの確認
信号を送信する。 確認信号を受信した移動局B,Dは、基地局Aに自局
及び移動局CのGPS及びRSSI情報をランダム送信
(B,Dが同時送信しないように時間的にずらして送
信)する。 基地局Aでは、移動局B,DからのGPS情報によっ
て基地局A−移動局Cの間のできるだけ最短距離上にい
る局であって、RSSI情報からより十分な受信入力レ
ベルを有する移動局(ここでは移動局Bとする)を中継
局として選択し、そこに中継切り替え情報を送信する。 移動局Bは、基地局Aからの情報により中継局に切り
替わり、移動局Cに対して中継通信が可能になったこと
を送信し知らせる。 以上の操作により、基地局A〜中継局B〜圏外にいる移
動局Cの通信が可能となる。通信終了後、中継局Bは、
基地局Aからの制御または自局手動にて元の移動局に切
り替わる。
【0031】このように実施の形態4によれば、移動局
の位置情報や信号受信レベル情報に基づき、適切な移動
局を中継局として選択設定することによって、通信サー
ビスエリアを実質的に拡大させることが可能になる。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下のような効果を奏する。すなわち、中継用無線
周波数1波で無線中継が可能になり、無線周波数の有効
利用が計れる。また、それに伴って、中継無線機が1組
で済む為、中継装置自体も簡略化でき低コストで無線中
継システムの構築が可能となる。また、中継用無線周波
数1波で複信の無線中継が可能となり、従来の4波必要
であった方式に比べ無線周波数の大幅な有効利用が計れ
る。同時に、中継無線機が1組で済む為、中継装置自体
も簡略化でき低コストで複信の無線中継システムの構築
が可能となる。また、パソコンやデジタル画像データ等
のデータ通信では殆どの場合メインデータの伝送は片方
向である為、互いに通信する2つの端局の一方から他方
への信号の送信時間と前記他方から前記一方への信号の
送信時間とを可変とすることにより、データ通信の効率
化が計れる。さらに、移動局を中継局として利用するこ
とによって通信サービスエリアの拡大が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の無線中継方式(単信方式の場合)の概念
図。
【図2】従来の無線中継方式(単信方式の場合)の装置
構成を示すブロック構成図。
【図3】本発明の実施の形態1の装置構成を示すブロッ
ク構成図。
【図4】実施の形態1における信号の流れを示すタイミ
ングチャート。
【図5】本発明の実施の形態2の装置構成を示すブロッ
ク構成図。
【図6】実施の形態2における信号の流れを示すタイミ
ングチャート。
【図7】本発明の実施の形態3の装置構成を示すブロッ
ク構成図。
【図8】実施の形態3における信号の流れを示すタイミ
ングチャート。
【図9】実施の形態3において互いに通信する2つの局
における信号の送信時間割合及び信号のフレーム構成を
示す比較図。
【図10】本発明の実施の形態4に係る無線中継方式の
概念図。
【図11】実施の形態4の装置構成を示すブロック構成
図。
【図12】実施の形態4において移動局が中継局として
設定される際の説明図。
【符号の説明】
RX1:端局Aの受信機 SW :各局A,B,Cで送信/受信を切り替える為の
切替器 ANT:各局A,B,Cで送信及び受信用の空中線 TX2:中継局Bの送信機 RX2:中継局Bの受信機。 Dely:中継局Bにおいて受信機RX2にて受信した
データを、t秒間遅延させて送信機TX2に渡す為の遅
延回路 TX3:端局Cの送信機 RX3:端局Cの受信機。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端局同士が中継局を介して信号を送受し
    通信を行う無線中継方式において、 前記端局は信号の送信をある一定周期で行い、 前記中継局は前記端局から受信した一定周期の各信号を
    それぞれ一定時間遅延させ、各信号受信後に通信の相手
    片端局に送信することを特徴とする無線中継方式。
  2. 【請求項2】 前記端局からの信号の送信周期をTとし
    たとき、該端局からの各信号の送信時間と前記中継局で
    の信号遅延時間とをそれぞれT/2とすることを特徴と
    する請求項1に記載の無線中継方式。
  3. 【請求項3】 前記端局からの信号の送信周期をTとし
    たとき、送信周期Tの一部を互いに通信する2つの端局
    の一方から他方への送信用に、そして送信周期Tの残り
    を前記他方から前記一方への送信用にそれぞれ割り当て
    ることを特徴とする請求項1に記載の無線中継方式。
  4. 【請求項4】 前記端局からの各信号の送信時間と前記
    中継局での信号遅延時間とをそれぞれT/4とすること
    を特徴とする請求項3に記載の無線中継方式。
  5. 【請求項5】 互いに通信する2つの端局の一方から他
    方への信号の送信時間と前記他方から前記一方への信号
    の送信時間とを可変としたことを特徴とする請求項3に
    記載の無線中継方式。
  6. 【請求項6】 前記端局からの信号送信時間を予め数段
    階に設定しておき、そのうちから信号の伝送量に応じて
    最適な送信時間を採用することを特徴とする請求項5に
    記載の無線中継方式。
  7. 【請求項7】 前記端局に自局が受信した信号を遅延さ
    せて発信する遅延回路を組み込み、該端局を前記中継局
    として利用することを特徴とする請求項1乃至6のいず
    れかに記載の無線中継方式。
  8. 【請求項8】 前記端局に自局の位置情報を発信する位
    置情報伝送回路を付加し、この位置情報に基づいてどの
    端局を前記中継局として利用するか決定することを特徴
    とする請求項7に記載の無線中継方式。
  9. 【請求項9】 前記端局に自局の信号受信入力レベルの
    程度を発信する受信入力電界伝送回路を付加し、この受
    信入力レベルに基づいてどの端局を前記中継局として利
    用するか決定することを特徴とする請求項7又は8に記
    載の無線中継方式。
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