JP2001203249A - 厚み計測装置、及びそれを用いたウエットエッチング装置、ウエットエッチング方法 - Google Patents

厚み計測装置、及びそれを用いたウエットエッチング装置、ウエットエッチング方法

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    • H01L22/12Measuring as part of the manufacturing process for structural parameters, e.g. thickness, line width, refractive index, temperature, warp, bond strength, defects, optical inspection, electrical measurement of structural dimensions, metallurgic measurement of diffusions

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエットエッチングの実行中に半導体ウエハ
の厚みを計測することが可能な厚み計測装置、及びそれ
を用いたウエットエッチング装置、ウエットエッチング
方法を提供する。 【解決手段】 計測光源11からの計測光を光カプラ1
2で分岐して、一方をプローブヘッド13から半導体ウ
エハW及びエッチング液層Eに照射して反射光とし、他
方を参照光生成部14に導いて参照光とする。その反射
光と参照光とを光カプラ12で結合して、光検出器15
で干渉光を検出する。そして、厚み算出部16におい
て、干渉光の光強度と参照光路長との相関による光強度
分布を求め、参照光路長が小さい側から2番目及び3番
目の光強度ピークの光路長差から半導体ウエハWの厚み
を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエットエッチン
グの実行中に半導体ウエハの厚みを計測するための厚み
計測装置、及びそれを用いたウエットエッチング装置、
ウエットエッチング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造において、近年、パタ
ーン付などの半導体ウエハの厚みをより薄くするエッチ
ング工程の必要性が増大している。
【0003】そのようなエッチング工程においては、エ
ッチング液を供給して半導体ウエハのエッチングを行う
ウエットエッチング装置が使用される。従来のウエット
エッチング方法では、あらかじめダミーウエハのエッチ
ングを行ってエッチングレートを確認しておき、そのエ
ッチングレートに基づいてエッチングの終了時刻を決定
している。
【0004】しかしながら、このようなエッチング時間
の管理方法を用いた場合、ダミーウエハのエッチングと
いう実際のエッチング工程とは別の工程が余計に必要と
なるという問題がある。また、エッチングレートは必ず
しもエッチング工程ごとに一定ではなく、そのため、一
定のエッチングレートを仮定した時間管理では得られる
半導体ウエハの厚みにばらつきを生じてしまう。
【0005】このようなエッチング工程におけるエッチ
ング精度や作業効率を向上させるには、半導体ウエハ部
分の厚みを、インサイチュ(In-Situ)でエッチング中
に計測する必要がある。このような計測を行うことによ
って、エッチング中での厚みの時間変化のデータを得る
ことができ、これによって終了時刻をそれぞれのエッチ
ング工程ごとに求めることができるなど、様々なエッチ
ング工程の管理及び制御が可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体ウエハの
厚み計測装置としては、接触式の厚み計や、マイケルソ
ン干渉計型の厚み計などがある。これらの厚み計のう
ち、接触式の厚み計は、インサイチュでの計測に適用す
ることができない。また、接触するためにウエハに傷が
つく場合があり、高速での計測ができず、あるいは、保
持基板やフィルムなどがついている場合にはウエハのみ
での厚みの計測ができないなどの問題点がある。
【0007】一方、マイケルソン干渉計型の厚み計は、
非接触で半導体ウエハの厚みを計測する厚み計である。
このような厚み計としては、特開平5−248817号
公報に示されている装置があるが、この装置では、半導
体ウエハに計測光を照射し、ウエハ表面からの反射光の
反射タイミング変化によって厚みの時間変化を計測して
いる。しかしながら、この場合には、表面の位置のみを
計測していることになるので、厚みを求めるために裏面
の位置などの厚みの初期条件を与えてやる必要がある。
また、エッチング液を用いたウエットエッチング工程で
は、ウエハ表面上にあるエッチング液で計測光が反射さ
れてしまうため、半導体ウエハの厚みを計測することが
できない。
【0008】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされた
ものであり、ウエットエッチングの実行中に半導体ウエ
ハの厚みを計測することが可能な厚み計測装置、及びそ
れを用いたウエットエッチング装置、ウエットエッチン
グ方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明による厚み計測装置は、エッチング液
を用いたウエットエッチングの実行中に半導体ウエハの
厚みを計測するための厚み計測装置であって、(1)計
測光を供給する計測光源と、(2)計測光源からの計測
光を分岐させる光分岐手段と、(3)光分岐手段で分岐
された計測光の一方を、計測対象である半導体ウエハに
対して出力させて、エッチング液が供給されているエッ
チング面側から照射する光出力手段と、(4)光出力手
段から照射された計測光がエッチング液または半導体ウ
エハによって反射された反射光を入力させる光入力手段
と、(5)光分岐手段で分岐された計測光の他方を、光
路長が可変に構成された参照用光路を通過させて、参照
光路長が設定された参照光を生成する参照光生成手段
と、(6)光入力手段からの反射光と、参照光生成手段
からの参照光とを結合させて干渉光とする光結合手段
と、(7)光結合手段からの干渉光を検出する光検出手
段と、(8)参照光生成手段で設定された参照光路長
と、光検出手段で検出された干渉光の光強度との相関を
示す光強度分布において、設定された閾値よりも大きい
光強度を有する複数の光強度ピークのうち、参照光路長
が小さい側から2番目及び3番目の光強度ピーク間での
参照光路長の光路長差を用いて半導体ウエハの厚みを求
める厚み算出手段とを備えることを特徴とする。
【0010】上記した厚み計測装置は、半導体ウエハに
計測光を照射して反射されてきた反射光と、計測光から
分岐され所定の光路を通過して反射光の光路長に対して
参照光路長が設定された参照光とを結合し、生成された
干渉光を検出する。そして、その干渉光の光強度分布に
おいて生じる複数の光強度ピークから、ウエットエッチ
ング中の半導体ウエハの厚みを計測している。
【0011】このとき、参照光路長が小さい側から1番
目の光強度ピークは、エッチング液表面からの反射光に
対応し、さらに、2番目、3番目の光強度ピークは、半
導体ウエハの上面(エッチング面)、下面にそれぞれ対
応している。したがって、2番目及び3番目の光強度ピ
ークを利用することによって、エッチング液の存在にか
かわらず、ウエットエッチング中に半導体ウエハの厚
み、あるいはその時間変化を計測することが可能とな
る。また、ウエハ上面からの反射光と基準となる初期条
件とから厚みを求めるのではなく、ウエハ上面及び下面
の両方からの反射光を用いているので、半導体ウエハや
エッチング液の状態が変化しても、常に正しく半導体ウ
エハの厚みを計測することができる。
【0012】ここで、光出力手段及び光入力手段は、単
一の光入出力手段からなるとともに、光分岐手段及び光
結合手段は、単一の光カプラからなることが好ましい。
この場合、特に厚み計測装置の構成が簡単化される。
【0013】また、本発明によるウエットエッチング装
置は、上記の厚み計測装置を備えるウエットエッチング
装置であって、ウエットエッチングの対象となる半導体
ウエハのエッチング面に、エッチング液を供給するエッ
チング液供給手段と、エッチング液供給手段によるエッ
チング液の供給を制御するエッチング制御手段とを備え
ることを特徴とする。
【0014】また、本発明によるウエットエッチング方
法は、上記の厚み計測装置を用いたウエットエッチング
方法であって、ウエットエッチングの対象となる半導体
ウエハのエッチング面に、エッチング液を供給してウエ
ットエッチングを開始するエッチング開始ステップと、
エッチング開始ステップで開始されたウエットエッチン
グの実行中に、厚み計測装置を用いて半導体ウエハの厚
みを計測する厚み計測ステップと、エッチング液の供給
を停止してウエットエッチングを終了するエッチング終
了ステップとを有することを特徴とする。
【0015】このようなウエットエッチング装置及び方
法によれば、厚み計測装置によってウエットエッチング
中の半導体ウエハに対して得られた厚みデータに基づい
て、エッチング制御手段を介して、エッチング液の供給
の停止によるウエットエッチングの終了、あるいはエッ
チングレートの変更などを適宜制御することが可能であ
る。
【0016】さらに、ウエットエッチング装置は、厚み
計測装置の厚み算出手段が、求められた半導体ウエハの
厚みの時間変化から、あらかじめ設定された終点厚みに
基づいてウエットエッチングの終了時刻を求めて、終了
時刻を指示する終了指示信号を出力し、エッチング制御
手段は、終了指示信号に基づいて、エッチング液供給手
段によるエッチング液の供給を停止させることを特徴と
する。
【0017】エッチングの終了時刻としては、例えば、
計測された厚みデータから操作者が判断してエッチング
制御手段に指示することも可能であるが、上記のように
厚み算出手段からの終了指示信号によってエッチングを
終了させる構成とすることによって、設定された終点厚
みが得られるように自動的にエッチングの終了が制御さ
れるウエットエッチング装置が実現される。
【0018】また、半導体ウエハのエッチング面とは反
対の面側に配置されて半導体ウエハを保持する保持基板
を備え、保持基板は、半導体ウエハの終点厚みの光学的
厚みの2倍以上の光学的厚みを有することを特徴とす
る。
【0019】半導体ウエハが薄く強度が充分でない場合
には、このように保持基板によって保持することが好ま
しい。ここで、半導体ウエハの厚み計測において、エッ
チング液面からの反射光が計測されずに、保持基板の厚
みが半導体ウエハの厚みとして誤って求められるエラー
を生じる場合がある。このとき、保持基板の光学的厚み
(光路長に相当)を、半導体ウエハの光学的厚みよりも
充分に大きい2倍以上の厚みに設定しておくことによっ
て、このような厚みデータを正しい厚みデータと区別し
て除外することができる。
【0020】また、厚み計測装置は、計測光源が、所定
の時間間隔をおいた複数の計測時刻に計測光を供給し、
厚み算出手段は、それぞれの計測時刻で得られた光路長
差から生のデータとしてそれぞれ求められた半導体ウエ
ハの厚みを生厚みデータとし、複数の生厚みデータに対
してフィッティング計算を行って半導体ウエハの厚みの
時間変化を示す厚み変化直線を決定し、半導体ウエハの
厚みを厚み変化直線から求めることを特徴とする。
【0021】また、ウエットエッチング方法は、厚み計
測ステップが、複数の計測時刻のそれぞれで得られた光
路長差から生のデータとして求められた半導体ウエハの
厚みを生厚みデータとし、複数の生厚みデータに対して
フィッティング計算を行って半導体ウエハの厚みの時間
変化を示す厚み変化直線を決定し、半導体ウエハの厚み
を厚み変化直線から求めることを特徴とする。
【0022】光路長差から直接求められた厚みデータを
そのまま使用することも可能であるが、このようにフィ
ッティングによって厚み変化直線を求めることによっ
て、生厚みデータの持つ統計的ばらつきの影響を低減す
ることができる。
【0023】さらに、厚み計測装置は、厚み算出手段
が、厚み変化直線に対して許容される生厚みデータの許
容数値範囲を設定し、許容数値範囲内にある生厚みデー
タを用いて、半導体ウエハの厚みを求めることを特徴と
する。
【0024】また、ウエットエッチング方法は、厚み計
測ステップが、厚み変化直線に対して許容される生厚み
データの許容数値範囲を設定し、許容数値範囲内にある
生厚みデータを用いて半導体ウエハの厚みを求めること
を特徴とする。
【0025】厚みの計測においては、統計的ばらつきと
は別に、エッチング液面からの反射光が検出されないな
どの計測エラーによるばらつきを生じる場合がある。こ
れに対して、許容数値範囲を設定することによって、計
測エラーを生じた厚みデータを除外して、エラーばらつ
きの影響を低減することができる。
【0026】また、ウエットエッチング方法は、厚み計
測ステップで求められた半導体ウエハの厚みの時間変化
から、あらかじめ設定された終点厚みに基づいてウエッ
トエッチングの終了時刻を求める終了時刻算出ステップ
をさらに有し、エッチング終了ステップは、終了時刻算
出ステップで求められた終了時刻に基づいてエッチング
液の供給を停止することを特徴とする。
【0027】このように、厚み計測装置で求められた厚
みデータに基づいて終了時刻を求めることによって、ウ
エットエッチングによって得られる半導体ウエハの厚み
の、設定されている終点厚みからのばらつきを抑制する
ことができ、半導体装置製造の効率化と歩留まりの向上
を実現することができる。
【0028】終了時刻を求める方法については、終了時
刻算出ステップは、半導体ウエハの厚みの時間変化にお
いて、求められた半導体ウエハの厚みが終点厚み以下と
なった計測時刻を終了時刻とすることが可能である。
【0029】あるいは、終了時刻算出ステップは、半導
体ウエハの厚みの時間変化を示す厚み変化直線を用いて
終了時刻を予測することが可能である。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面とともに本発明による
厚み計測装置、及びそれを用いたウエットエッチング装
置、ウエットエッチング方法の好適な実施形態について
詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素
には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、
図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していな
い。
【0031】最初に、本発明による厚み計測装置及びウ
エットエッチング装置の構成について説明する。図1
は、厚み計測装置、及びそれを備えるウエットエッチン
グ装置を示す構成図である。このウエットエッチング装
置は、厚み計測装置Aと、厚み計測装置Aを除く通常の
ウエットエッチング装置B(以下、この装置部分を単に
ウエットエッチング装置Bという)とを備えて構成され
ている。
【0032】厚み計測装置Aは、計測対象である半導体
ウエハWに計測光を照射し、半導体ウエハWからの反射
光及び参照光の干渉光の光強度変化を利用して半導体ウ
エハWの厚みを計測するように構成された非接触式の厚
み計である。厚み計測に用いる計測光は計測光源11に
よって供給され、計測光源11から出力された計測光
は、入力用光ファイバ11aを介してファイバカプラか
らなる光カプラ12に入力される。計測光源11として
は、低コヒーレンス光源(例えば波長1.3μmの光を
発生させるSLDなど)を用いることが好ましい。計測
光の波長としては、半導体ウエハWやエッチング液など
を充分に透過する波長を選択する。
【0033】光カプラ12は、計測光源11からの計測
光を分岐させる光分岐手段として機能し、光カプラ12
に入力された計測光は、計測用光路に向かう計測用光フ
ァイバ13a、及び参照用光路に向かう参照用光ファイ
バ14aに分岐される。分岐された計測光は、それぞれ
厚みを計測するためのプローブヘッド13、及び参照光
を生成するための参照光生成部14に入力される。
【0034】プローブヘッド13は、計測光を半導体ウ
エハWへと照射するための光出力手段、及び半導体ウエ
ハWまたはエッチング液などによって計測光が反射され
た反射光を再び入力するための光入力手段として機能す
る光入出力手段である。光カプラ12で分岐された光の
うち、光ファイバ13a側に分岐された計測光は、プロ
ーブヘッド13から半導体ウエハWへと出力され、半導
体ウエハWに対して上面側のエッチング面から照射され
る。この計測光には、上記したように半導体ウエハWな
どを充分に透過する波長の光が用いられているが、その
一部は各界面において反射されて、その反射光が再びプ
ローブヘッド13に到達する。プローブヘッド13に到
達して再入力された反射光は、光ファイバ13aを介し
て光カプラ12に入力される。
【0035】一方、参照光生成部14においては、半導
体ウエハWなどからの反射光との干渉光によって厚み
(光路長)を測定するための参照光が生成される。光カ
プラ12で光ファイバ14a側に分岐された計測光は、
光ファイバ14aの出力端と、反射ミラー14cとの間
に配置された光路長変調光学系からなる参照用光路14
bを通過して、半導体ウエハWなどからの反射光の光路
長(反射光路長)に対する参照光の光路長(参照光路
長)が設定された参照光となる。
【0036】本実施形態においては、光ファイバ14a
の出力端から出力された計測光は、平行平面ガラス基板
14dを透過し、反射ミラー14cに到達して反射され
る。反射ミラー14cからの反射光は、再びガラス基板
14dを逆方向に透過して、適当な参照光路長が設定さ
れた参照光として、光ファイバ14aを介して光カプラ
12に入力される。
【0037】上記の参照光生成部14は、参照用光路1
4bの光路長が可変に構成されている。すなわち、参照
用光路14b上にあるガラス基板14dは、ガルバノメ
ータ14eに取り付けられている。ガルバノメータ14
eは、参照光路長制御部17からの周期的な信号に基づ
いて動作し、これによって、参照用光路14bに対する
ガラス基板14dの傾きが周期的に変化する。このと
き、参照用光路14bの方向で見たガラス基板14dの
厚さが変化するので、これによって、参照用光路14b
の光路長が周期的に変化して、反射光路長に対する参照
光路長(反射光に対する参照光のタイミング)が周期的
にスキャンされる。
【0038】光カプラ12は、上記したように計測光源
11からの計測光を分岐させる光分岐手段であるととも
に、プローブヘッド13からの反射光、及び参照光生成
部14からの参照光を結合させる光結合手段としても機
能する。半導体ウエハWなどで反射されてプローブヘッ
ド13に戻って入力された反射光、及び参照光生成部1
4において参照光路長が設定された参照光は、光カプラ
12で結合されて干渉光となり、出力用光ファイバ15
aを介してフォトダイオード(PD)などの光検出器1
5に入力されて検出される。
【0039】光検出器15で検出された干渉光のデータ
等は、厚み算出部16において処理され、それらのデー
タに基づいて半導体ウエハWの厚みが算出される。光検
出器15によって干渉光を検出して得られた検出信号
は、厚み算出部16の信号処理回路16aを介してデー
タ処理部16bに入力される。この光検出器15からの
検出信号によって、干渉光の光強度のデータが得られ
る。また、参照光路長制御部17からのガルバノメータ
14e(ガラス基板14d)の角度信号も、同様に信号
処理回路16aを介してデータ処理部16bに入力され
ている。この角度信号から、参照用光路14bにおける
参照光路長、またはその光路長変化量のデータが得られ
る。
【0040】厚み算出部16においては、これらの光強
度データ、及び参照光路長データから、干渉光の光強度
の参照光路長による変化(相関)を示す光強度分布が作
成される。そして、得られた光強度分布において、その
ピーク強度が設定されている閾値強度を超えるものとし
て選択された複数の光強度ピークを用いて、半導体ウエ
ハWの厚みが算出される。なお、半導体ウエハWなどか
らの反射光、それに対応して生成される光強度分布の光
強度ピーク、及びそれらを用いた厚みの算出方法の詳細
については、後述する。
【0041】ウエットエッチング装置Bは、エッチング
処理の対象(厚み計測装置Aの計測対象)である半導体
ウエハWの一方の表面(以下、エッチング面という)
を、エッチング液によってウエットエッチングするよう
に構成されている。半導体ウエハWは、エッチング面と
は反対の面側に配置されたガラス基板などからなる保持
基板21によって保持された状態で、回転台22上に固
定される。回転台22は、回転駆動部23によって回転
駆動され、これによって、ウエットエッチング中に半導
体ウエハWが回転される。半導体ウエハWがパターン付
である場合には、パターンのある面が保持基板21側と
され、パターンとは反対側の面をエッチング面としてウ
エットエッチングが行われる。
【0042】半導体ウエハWのエッチング面へのエッチ
ング液の供給は、エッチング液供給部24によって行わ
れる。エッチング液供給部24は、半導体ウエハWに対
するエッチング液の供給及び停止、または洗浄水の供給
などを行う。このエッチング液供給部24によって、回
転している半導体ウエハWのエッチング面にノズル24
aからエッチング液が供給されると、供給されたエッチ
ング液は半導体ウエハWの表面上で薄いエッチング液層
Eを形成し、このエッチング液層Eによって、半導体ウ
エハWの表面がウエットエッチングされる。
【0043】回転台22及び回転台22上に載置された
保持基板21、半導体ウエハWの回転駆動部23による
回転と、エッチング液供給部24による半導体ウエハW
のエッチング面へのエッチング液または洗浄液の供給及
び停止は、エッチング制御部25によって制御される。
【0044】厚み計測装置Aのプローブヘッド13は、
回転台22上に保持基板21とともに載置された半導体
ウエハWのエッチング面の所定部位に対向する位置に、
エッチング面に向けて照射される計測光の光路がエッチ
ング面に対して略垂直になるように設置される。このと
き、垂直に照射された計測光が半導体ウエハWなどによ
って反射された反射光が、効率的にプローブヘッド13
に再入力される。なお、飛散したエッチング液によるレ
ンズ等の腐食を防止するため、プローブヘッド13には
エッチング液に耐性のある塩化ビニルなどの透明シート
を保護膜として設けておくことが好ましい。または、プ
ローブヘッド13の先端に円筒を取り付け、その内部を
加圧することによってエッチング液の付着を防いでも良
い。
【0045】ここで、厚み計測装置A及びウエットエッ
チング装置Bからなる図1のウエットエッチング装置を
用いた半導体ウエハWのウエットエッチング方法につい
て、一例をあげて説明しておく。
【0046】まず、保持基板21に保持された半導体ウ
エハWを、回転台22上に載置する。そして、エッチン
グ制御部25からの指示信号に基づいて回転台22の回
転駆動が開始される。続いて、エッチング液供給部24
に対して半導体ウエハWのエッチング面へのエッチング
液の供給が指示されて、半導体ウエハWのウエットエッ
チングが開始される(エッチング開始ステップ)。
【0047】ウエットエッチングが開始されたら、厚み
計測装置Aによって半導体ウエハWの厚みが計測される
(厚み計測ステップ)。厚みの計測は、操作者の指示に
より、または設定されている時刻及び時間間隔で自動的
に行われる。そして、計測された厚みデータから、実行
中のウエットエッチング工程における厚みの時間変化等
が評価される。厚みの評価については、例えば厚み計測
装置Aの厚み算出部16において自動的に評価を行うこ
とが可能である。または、厚み算出部16に表示装置
(ディスプレイ)を接続しておき、この表示装置に厚み
データを表示させて、表示されたデータに基づいて操作
者が評価する構成としても良い。
【0048】ウエットエッチングの終了時刻となった
ら、エッチング制御部25からの指示信号によって、エ
ッチング液供給部24によるエッチング液の供給が停止
される。続いて、所定時間にわたって洗浄水が半導体ウ
エハWのエッチング面に供給されて、半導体ウエハWが
洗浄される。洗浄水の供給を停止して半導体ウエハWの
洗浄が終了した後、さらに所定時間、回転台22を回転
駆動して半導体ウエハWのエッチング面から洗浄水を除
去する。そして、洗浄水の除去が終了したら、回転駆動
部23による回転台22の回転が停止されて、半導体ウ
エハWのウエットエッチングの全工程を終了する(エッ
チング終了ステップ)。
【0049】このとき、ウエットエッチングの終了時刻
としては、あらかじめ与えられたエッチング時間やエッ
チングレートのデータに基づいて決定しても良いが、厚
み計測装置Aによって計測された厚みデータに基づいて
評価された厚みの時間変化から、設定されている終点厚
みになる終了時刻を算出して用いることが好ましい(終
了時刻算出ステップ)。
【0050】この終了時刻の算出については、厚み算出
部16で自動的に求める構成としても良いし、表示装置
に表示されたデータから操作者が判断することも可能で
ある。なお、厚み算出部16において終了時刻が求めら
れる場合には、終了時刻を指示する終了指示信号を厚み
算出部16から出力し、その終了指示信号に基づいてエ
ッチング制御部25がウエットエッチングの終了制御を
行う構成とすることができる。
【0051】厚み計測装置Aによる半導体ウエハWの厚
みの計測方法について具体的に説明する。図2は、図1
に示したウエットエッチング装置における半導体ウエハ
Wの厚みの計測方法について模式的に示した図であり、
図2(a)は、半導体ウエハWへの計測光の照射、及び
プローブヘッド13への反射光の再入力について示す断
面図、図2(b)は、光検出器15において得られる干
渉光の光強度分布を示すグラフである。なお、図2
(a)においては、図の見易さのため、半導体ウエハW
に照射される計測光の光路、及びプローブヘッド13へ
の反射光の光路を、それぞれ位置をずらして示してあ
る。
【0052】光カプラ12で分岐されてプローブヘッド
13から出力された計測光L0は、エッチング液層E、
半導体ウエハW、及び保持基板21を順次透過していく
とともに、それらの隣接する層の各界面において計測光
L0の一部がそれぞれ反射される。すなわち、エッチン
グ液層Eの表面から反射光L1が、半導体ウエハWの上
面から反射光L2が、半導体ウエハWの下面から反射光
L3が、また、保持基板21の下面から反射光L4がそ
れぞれ反射され、プローブヘッド13へと戻って再入力
される。
【0053】再入力された反射光L1〜L4は、図2
(a)に示されているように反射された界面によってそ
れぞれ異なる反射光路長を通過しており、プローブヘッ
ド13から光カプラ12を介して光検出器15に入力さ
れるタイミングが異なる。これに対して、参照光生成部
14において参照用光路14bの光路長を上述したよう
に周期的に変化させて、参照光路長(参照光の反射光に
対するタイミング)をスキャンする。このとき、光カプ
ラ12から反射光L1〜L4が反射された各界面までの
光路長と、光カプラ12から反射ミラー14cまでの光
路長とが一致すると、光路長及びタイミングが一致した
反射光と参照光とが干渉によって強め合い、光検出器1
5において大きい光強度の干渉光が検出される。
【0054】このように光路長をスキャンして得られる
参照光路長(光路長変化量)と干渉光強度の相関を示す
光強度分布を、図2(a)の断面図と対応させて図2
(b)に示す。このグラフにおいて、一方の軸はスキャ
ンされた参照用光路14bの光路長変化量、他方の軸は
光検出器15によって検出された干渉光の光強度を示し
ている。なお、参照光路長(光路長変化量)及び光路長
差は、エッチング液層E、半導体ウエハW、及び保持基
板21のそれぞれにおける屈折率の違いによって必ずし
もそれぞれの厚みにはそのままは対応しないが、図2に
おいては、説明のために屈折率の違いがないものとし
て、断面図及びグラフを対応させて図示している。
【0055】このグラフに示されているように、光路長
変化量を小さい方から大きくする(参照光路長を大きく
する)方向にスキャンしていくと、エッチング液層E表
面からの反射光L1に対応する光強度ピークP1(液面
ピークP1)、半導体ウエハWの上面(エッチング面)
からの反射光L2に対応する光強度ピークP2(ウエハ
上面ピークP2)、半導体ウエハWの下面からの反射光
L3に対応する光強度ピークP3(ウエハ下面ピークP
3)、及び保持基板21の下面からの反射光L4に対応
する光強度ピークP4(基板下面ピークP4)が順次得
られる。
【0056】これらの光強度ピークP1〜P4は、光強
度分布に対して適当な光強度の閾値(スレッショルド)
を設定しておき、ノイズ信号による小さい光強度ピーク
などの余分なピークを除外して選択される。図2(b)
においては、そのような閾値強度として、光強度Ptを
点線で示してある。
【0057】また、光強度ピークがスキャンされる光路
長範囲は、参照光生成部14における参照用光路14b
での光路長のスキャン範囲によって設定することができ
るが、必要があれば、さらにスキャンされた光路長範囲
から光強度ピークの選択に用いる光路長範囲を選択して
設定しても良い。このような光路長範囲の選択は、厚み
算出部16にあらかじめ与えておいても良いし、また
は、厚み算出部16に接続された表示装置に表示された
光強度分布から操作者が選択して指示することも可能で
ある。
【0058】厚み計測においては、得られた光強度分布
に対して、上記した閾値光強度の条件、あるいはさらに
光路長範囲の条件等を適用して、複数の光強度ピークを
選択する。そして、それらの光強度ピークを、参照光路
長(光路長変化量)の小さい方から液面ピークP1、ウ
エハ上面ピークP2、ウエハ下面ピークP3、及び基板
下面ピークP4とする。
【0059】ここで、上記した光強度ピークP1〜P4
については、それぞれの光強度比等は半導体ウエハWや
エッチング液層Eなどの状態によって変化するが、その
光路長変化量に対する順番は変化しない。例えば、エッ
チング液層Eの状態はノズル24aから流出されている
エッチング液のエッチング面上での流れ方によって変化
するが、このとき、計測光の光路に対するエッチング液
層E表面の角度が変わるので、エッチング液層E表面か
らプローブヘッド13に到達する反射光L1の光強度も
変化する。また、半導体ウエハWとして用いられている
物質(Si、GaAs、Doped Siなど)や、保
持基板21の材質などによっても光強度比は異なってく
る。
【0060】一方で、光路長については、上記のように
光強度などの状態が変化した場合でも、光強度ピークP
1〜P4の光路長に対する順番は変わらない。したがっ
て、得られた複数の光強度ピークに対して、光路長が小
さい側から、光強度ピークP1〜P4を液面、ウエハ上
面、ウエハ下面、及び基板下面からの反射光のピークと
して割り当てることができる。
【0061】そして、これらの光強度ピークP1〜P4
のうち、参照光路長が小さい方から2番目の光強度ピー
クP2と、3番目の光強度ピークP3との間の光路長差
は、半導体ウエハWの上面から下面までの光路長差に相
当している。したがって、この2つの光強度ピークP
2、P3の間の光路長差から、半導体ウエハWの厚みを
求めることができる。特に、1つの光強度ピークに対す
る光路長とその時間変化を計測するのではなく、上記の
ように2番目と3番目の2つの光強度ピークP2、P3
を用いる計測方法によって、半導体ウエハWの厚みをよ
り直接的に正しく計測できる。さらに、半導体ウエハW
のエッチング面上にエッチング液が流れているウエット
エッチングの実行中での厚み計測が、エッチング液の存
在にかかわらず可能となる。
【0062】上記した光強度ピークP2、P3の光路長
差は、半導体ウエハWの光学的厚みに相当する。したが
って、最終的な厚みデータは、得られた光路長差を半導
体ウエハの屈折率で割ることによって求められる。この
厚みデータの算出に用いられる半導体ウエハWの屈折率
の値は、屈折率が既知のものであれば、その値を用いれ
ば良い。また、必要があれば、マイクロゲージや顕微鏡
などを用いた他の方法で厚みが計測されたウエハであら
かじめ屈折率を測定しておき、その値を用いることが好
ましい。
【0063】以上により、ウエットエッチングの実行中
において半導体ウエハWの厚みの計測が可能な非接触式
の厚み計測装置、及びそれを備えるウエットエッチング
装置、ウエットエッチング方法が得られる。また、所定
の時間間隔(一定間隔でなくても良い)をおいて計測光
源11から計測光を供給して、複数の計測時刻で厚み計
測を行えば、ウエットエッチング中での半導体ウエハW
の厚みの時間変化が求められ、それによるウエットエッ
チングの制御が可能になる。
【0064】なお、エッチング液層Eの状態は上記した
ように変化し、その厚みも表面の角度と同様に時間とと
もに変動する。これによって、光強度ピークP1、P2
の光路長差が変化するが、このとき、光強度ピークP1
のピーク位置がシフトするだけでなく、エッチング液層
Eが持つ屈折率のため、プローブヘッド13から半導体
ウエハWまでの光路長が変化する。したがって、光強度
ピークP2、P3なども同様にそのピーク位置がシフト
する。この場合においても、半導体ウエハWの上面より
も下方(半導体ウエハW及び保持基板21)に相当する
光強度分布は全体として同じだけシフトするので、光強
度ピークP2、P3の光路長差などの各光路長差は、ピ
ーク位置のシフトには影響されない。
【0065】また、半導体ウエハWのエッチング面とは
反対の面にパターンが付いている場合には、パターンよ
りも計測光のビーム径が小さければ各パターン部位での
厚みが、また、パターンよりもビーム径が大きければビ
ーム範囲内での平均的な厚みが求められる。また、図1
に示したウエットエッチング装置では、エッチング中に
は半導体ウエハWが回転されているが、その回転は20
Hz以上の高速回転であるため、厚み計測では平均的な
厚みを計測することになる。
【0066】上記した半導体ウエハWの厚みの計測方法
による厚みの時間変化の算出方法、及びそれによるウエ
ットエッチングの終了時刻の決定方法について説明す
る。図3は、厚みの時間変化の一例を示すグラフであ
り、横軸はウエットエッチングを開始してからのエッチ
ング時間、縦軸は各時刻での半導体ウエハWの厚みを示
している。また、黒丸及び白丸で示されている各点は、
各計測時刻において、上記した計測方法を用いて光路長
差から直接算出された半導体ウエハWの厚みデータ(以
下、生厚みデータという)である。
【0067】各計測時刻での計測によって求められた半
導体ウエハWの厚みの生厚みデータは、(1)統計的な
ばらつき(統計ばらつき)、及び(2)計測エラーによ
るばらつき(エラーばらつき)の2つの原因によるばら
つきを有する。このうち、(1)統計ばらつきは計測に
おいて必然的に生じるものであり、このデータのばらつ
きは許容される範囲である。
【0068】厚みの時間変化によるウエットエッチング
の終了時刻の決定については、所定の時間間隔(例え
ば、全体のエッチング時間1〜2分に対して5Hzの時
間間隔など)で厚みの計測を行い、計測された厚みの値
が終点厚み以下となった計測時刻で終了時刻と判断し
て、厚み算出部16からエッチング制御部25に対して
終了指示信号を出力する方法がある。
【0069】これに対して、上記した統計ばらつきの影
響を低減させて、より正確に終了時刻を求める方法とし
て、生厚みデータをそのまま厚みデータとして用いるの
ではなく、複数の計測時刻での生厚みデータに対してフ
ィッティング計算(最小自乗法など)を行って厚み変化
直線を決定し、この厚み変化直線から用いる厚みデータ
を求める方法がある。図3に、そのようにして求められ
た厚み変化直線の例が、直線A(実線)によって示され
ている。この厚み変化直線から、各時刻での半導体ウエ
ハWの厚みがより正確に求められる。例えば、時刻T1
においては、生厚みデータをそのまま半導体ウエハWの
厚みとすると、時刻T1での厚みは厚みデータ点D1と
なるが、厚み変化直線Aを用いれば、直線A上の厚みデ
ータ点D2が時刻T1での厚みとされる。
【0070】また、この厚み変化直線Aを延長して終点
厚みを示す直線C(点線)との交点Dを求めれば、この
交点Dの時刻が終了時刻となる。この方法によれば、終
了時刻についてもより正確な算出が可能である。さら
に、厚み変化直線Aを延長して終了時刻を求めているた
め、半導体ウエハWの厚みが終点厚み以下となる前に、
終了時刻を予測することができ、この予測された終了時
刻を用いてエッチング制御を行うことが可能となる。
【0071】例えば、終了指示信号によってエッチング
液供給部24からのエッチング液の供給が停止されてか
ら、洗浄水によってエッチング面上のエッチング液が除
去されるまでには、ある程度のタイムラグがある。その
ため、終点厚み以下となった時刻を終了時刻とする制御
方法では、オーバーエッチを起こす可能性がある。一
方、厚み変化直線によってあらかじめ予測された終了時
刻を用い、その終了時刻よりもタイムラグの分だけ早い
時刻にエッチング液の供給を停止すれば、オーバーエッ
チを起こすことがなくなる。
【0072】なお、フィッティング計算による厚み変化
直線については、厚み計測が行われて生厚みデータ数が
増えるごとに、その生厚みデータを追加して新たに厚み
変化直線を求めて更新していくことが好ましい。このと
き、予測される終了時刻についても、順次修正すること
ができる。
【0073】以上のように、(1)統計ばらつきについ
ては、厚み変化直線を求めることによってその影響を低
減することが可能である。一方、(2)エラーばらつき
の問題は、そのような方法のみでは影響を除去すること
ができない。
【0074】エラーばらつきは、例えば次のような原因
によって発生する。すなわち、エッチング液層E表面の
計測光に対する角度は、上記したようにエッチング液の
流れ方によって変化し、それによってエッチング液層E
の表面からの反射光L1の光強度が変化する。特に、そ
の表面の波立ちによって液面の傾きが大きくなってくる
と、反射光L1の計測光に対する角度が大きくなって、
プローブヘッド13に入力されなくなる。
【0075】この場合、図2(b)の光強度分布におい
て、液面ピークP1の光強度が閾値Ptよりも小さくな
ってしまうことがある。そして、液面ピークが閾値より
も小さくなって光強度ピークとして選択されないと、ウ
エハ上面ピーク、ウエハ下面ピーク、及び基板下面ピー
クが、それぞれ光強度ピークP1、P2、及びP3に誤
って割り当てられる。このとき、上記したように光強度
ピークP2、P3の光路長差から半導体ウエハWの厚み
を算出すると、結局、保持基板21の厚みが半導体ウエ
ハWの厚みとして求められることとなる。また、各光強
度ピークP1〜P3の間に閾値レベルPtを超えるノイ
ズ信号によるピークが発生した場合にも、そのノイズピ
ークが上記した光強度ピークとされてしまい、誤った厚
みが求められる。
【0076】このようなデータを生厚みデータとして許
容して、求められた誤った厚みの時間変化に基づいて終
了時刻を求めると、ウエットエッチング終了後の半導体
ウエハWの厚みが、設定されている終点厚みとは異なる
厚みとなってしまう。
【0077】これに対して、生厚みデータから厚み変化
直線Aを求めるとともに、生厚みデータとして許容され
るべき厚みデータの厚み変化直線Aからの数値範囲(許
容数値範囲)を設定し、その許容数値範囲内にある生厚
みデータのみを厚み変化直線Aの算出に用いることによ
って、エラーばらつきの影響を低減させることが可能で
ある。すなわち、エラーばらつきは、通常は統計ばらつ
きよりも大きい。したがって、許容数値範囲を、統計ば
らつきについては許容し、かつ、エラーばらつきは除外
するように設定すれば、エラーばらつきの影響について
も低減が可能となる。
【0078】図3においては、厚み変化直線Aの上下2
本の直線B(破線)で挟まれる領域として示されている
範囲を、厚み変化直線Aからの許容数値範囲として設定
している。このとき、例えば生厚みデータ点D3(白
丸)が、範囲外にあるものとして厚み変化直線Aの算出
から除外され、範囲内にある他の生厚みデータ点(黒
丸)から厚み変化直線Aが求められる。これによって、
エラーばらつきの影響を抑えて、厚み変化直線Aと、予
測されるウエットエッチングの終了時刻をより正確に算
出することができる。
【0079】なお、生厚みデータの除外を行う場合に
は、求められた厚み変化直線から除外する生厚みデータ
が決められた後、その生厚みデータを除いて再度厚み変
化直線を求め直すことが好ましい。
【0080】あるいは、各厚みデータが得られた時点
で、前回の厚み計測での生厚みデータまでで求められて
いる厚み変化直線及び許容数値範囲からその生厚みデー
タを有効とするかどうかを決定し、有効とされた生厚み
データから厚み変化直線(及び許容数値範囲)を求める
ようにしても良い。
【0081】また、許容数値範囲については、あらかじ
め設定した範囲を用いてもよいし、あるいは、実際に求
められた生厚みデータから厚み算出部16において統計
ばらつき等を求め、その結果から許容数値範囲を算出す
ることも可能である。
【0082】また、エラーばらつきにおいては、上記し
たようにエッチング液面が傾くことによって、保持基板
21の厚みが半導体ウエハWの厚みとして求められてし
まう場合がある。これに対して、このようなエラーばら
つきを明確に区別または除外するため、保持基板21の
光学的厚みを、半導体ウエハWの終点厚みの光学的厚み
の2倍以上としておくことが好ましい。保持基板21の
光学的厚みが半導体ウエハWに比べて充分に大きく異な
れば、液面による光強度ピークが計測されなかった場合
に誤って求められる保持基板21の厚みが、厚み変化直
線から大きく外れることとなる。したがって、厚み変化
直線からの許容数値範囲を設定することによって、厚み
データから容易に除外することができる。
【0083】本発明による厚み計測装置、及びそれを用
いたウエットエッチング装置、ウエットエッチング方法
は、上記した実施形態に限られるものではなく、様々な
構成の変形や工程の変更が可能である。例えば、保持基
板21は、薄くエッチングされる半導体ウエハWの機械
的強度を維持するためのものであり、半導体ウエハWの
厚みによっては保持基板を用いずにエッチングを行うこ
とも可能である。このような場合においても、参照光路
長の小さい方から2番目及び3番目の光強度ピークが半
導体ウエハの上面及び下面に相当することは変わらない
ので、上記した装置及び方法による厚み計測及びウエッ
トエッチングを同じように適用することが可能である。
【0084】また、半導体ウエハWからの反射光を取り
込む光入力手段については、上記した実施形態では光出
力手段であるプローブヘッド13を共用しているが、光
出力手段とは別に光入力手段を設置する構成としても良
い。この場合、反射光はプローブヘッド13への光ファ
イバ13aとは別の光ファイバに入力されるので、光カ
プラ12に加えて設けられた他の光カプラなどを光結合
手段として、反射光と参照光の結合が行われる。また、
光入力/出力手段あるいは光分岐/結合手段の一方のみ
を単一の光入出力手段あるいは光カプラとし、他方は別
々とする構成も可能である。
【0085】ウエットエッチングのエッチングレートに
ついては、必ずしも一定のレートとしなくても良い。例
えば、厚み計測によって得られた半導体ウエハWの厚み
の時間変化に基づいて、終点厚み(エッチングの終了時
刻)が近づくにつれてエッチングレートが遅くなるよう
にエッチングを制御すれば、さらに細かい厚みの制御が
可能となる。この場合、厚み変化直線に代えて、所定の
曲線を用いて厚みの時間変化及び終了時刻を求めても良
い。または、厚みの時間変化を求める生厚みデータの時
間範囲を区分して、エッチングレートを変更した時刻の
前後で別々に厚み変化直線を求めることも可能である。
【0086】
【発明の効果】本発明による厚み計測装置、及びそれを
用いたウエットエッチング装置、ウエットエッチング方
法は、以上詳細に説明したように、次のような効果を得
る。すなわち、計測光を2つに分岐し、一方を計測対象
であるウエットエッチング中の半導体ウエハに照射して
反射光とし、他方を所定の参照用光路を通過させて参照
光とする。この反射光と参照光とを結合させた干渉光の
光強度分布において、光路長の小さい方から2番目及び
3番目の光強度ピークの光路長差から半導体ウエハの厚
みを求める。これによって、半導体ウエハまたはエッチ
ング液の状態の変化にかかわらず、半導体ウエハのエッ
チング面上にエッチング液が存在する状態で、半導体ウ
エハの厚みを計測することが可能となる。
【0087】このような厚み計測を利用すれば、それぞ
れのウエットエッチング工程でのエッチングレートを知
ることが可能となる。したがって、エッチング終了後に
得られた半導体ウエハの厚みを計測してエッチングの良
否を判断するのではなく、エッチング中に厚みの時間変
化を判断しつつエッチングを制御することができ、半導
体装置製造の効率化やその歩留まりの向上が実現され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】厚み計測装置を備えるウエットエッチング装置
を示す構成図である。
【図2】図1に示したウエットエッチング装置における
半導体ウエハの厚みの計測方法について示す図である。
【図3】厚み変化直線及びエッチングの終了時刻の算出
について示すグラフである。
【符号の説明】
A…厚み計測装置、11…計測光源、11a…入力用光
ファイバ、12…光カプラ、13…プローブヘッド、1
3a…計測用光ファイバ、14…参照光生成部、14a
…参照用光ファイバ、14b…参照用光路、14c…反
射ミラー、14d…ガラス基板、14e…ガルバノメー
タ、15…光検出器、15a…出力用光ファイバ、16
…厚み算出部、16a…信号処理回路、16b…データ
処理部、17…参照光路長制御部、B…ウエットエッチ
ング装置、21…保持基板、22…回転台、23…回転
駆動部、24…エッチング液供給部、24a…ノズル、
25…エッチング制御部、W…半導体ウエハ、E…エッ
チング液層。
フロントページの続き (72)発明者 高橋 秀典 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松ホ トニクス株式会社内 Fターム(参考) 2F064 AA00 EE01 GG02 GG24 HH01 HH05 JJ01 2F065 AA30 BB01 CC19 DD16 FF52 FF65 HH13 JJ01 JJ09 JJ15 LL00 LL02 LL12 NN20 PP13 QQ17 QQ18 QQ25 QQ41 SS03 SS13 4M106 AA01 BA04 CA48 DH03 5F043 DD25 EE40

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エッチング液を用いたウエットエッチン
    グの実行中に半導体ウエハの厚みを計測するための厚み
    計測装置であって、 計測光を供給する計測光源と、 前記計測光源からの前記計測光を分岐させる光分岐手段
    と、 前記光分岐手段で分岐された前記計測光の一方を、計測
    対象である前記半導体ウエハに対して出力させて、前記
    エッチング液が供給されているエッチング面側から照射
    する光出力手段と、 前記光出力手段から照射された前記計測光が前記エッチ
    ング液または前記半導体ウエハによって反射された反射
    光を入力させる光入力手段と、 前記光分岐手段で分岐された前記計測光の他方を、光路
    長が可変に構成された参照用光路を通過させて、参照光
    路長が設定された参照光を生成する参照光生成手段と、 前記光入力手段からの前記反射光と、前記参照光生成手
    段からの前記参照光とを結合させて干渉光とする光結合
    手段と、 前記光結合手段からの前記干渉光を検出する光検出手段
    と、 前記参照光生成手段で設定された前記参照光路長と、前
    記光検出手段で検出された前記干渉光の光強度との相関
    を示す光強度分布において、設定された閾値よりも大き
    い光強度を有する複数の光強度ピークのうち、前記参照
    光路長が小さい側から2番目及び3番目の前記光強度ピ
    ーク間での前記参照光路長の光路長差を用いて前記半導
    体ウエハの厚みを求める厚み算出手段とを備えることを
    特徴とする厚み計測装置。
  2. 【請求項2】 前記光出力手段及び前記光入力手段は、
    単一の光入出力手段からなるとともに、前記光分岐手段
    及び前記光結合手段は、単一の光カプラからなることを
    特徴とする請求項1記載の厚み計測装置。
  3. 【請求項3】 前記計測光源は、所定の時間間隔をおい
    た複数の計測時刻に前記計測光を供給し、 前記厚み算出手段は、それぞれの前記計測時刻で得られ
    た前記光路長差から生のデータとしてそれぞれ求められ
    た前記半導体ウエハの厚みを生厚みデータとし、複数の
    前記生厚みデータに対してフィッティング計算を行って
    前記半導体ウエハの厚みの時間変化を示す厚み変化直線
    を決定し、前記半導体ウエハの厚みを前記厚み変化直線
    から求めることを特徴とする請求項1または2記載の厚
    み計測装置。
  4. 【請求項4】 前記厚み算出手段は、前記厚み変化直線
    に対して許容される前記生厚みデータの許容数値範囲を
    設定し、前記許容数値範囲内にある前記生厚みデータを
    用いて、前記半導体ウエハの厚みを求めることを特徴と
    する請求項3記載の厚み計測装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項記載の厚み
    計測装置を備えるウエットエッチング装置であって、 前記ウエットエッチングの対象となる前記半導体ウエハ
    の前記エッチング面に、前記エッチング液を供給するエ
    ッチング液供給手段と、 前記エッチング液供給手段による前記エッチング液の供
    給を制御するエッチング制御手段とを備えることを特徴
    とするウエットエッチング装置。
  6. 【請求項6】 前記厚み計測装置の前記厚み算出手段
    は、求められた前記半導体ウエハの厚みの時間変化か
    ら、あらかじめ設定された終点厚みに基づいて前記ウエ
    ットエッチングの終了時刻を求めて、前記終了時刻を指
    示する終了指示信号を出力し、 前記エッチング制御手段は、前記終了指示信号に基づい
    て、前記エッチング液供給手段による前記エッチング液
    の供給を停止させることを特徴とする請求項5記載のウ
    エットエッチング装置。
  7. 【請求項7】 前記半導体ウエハの前記エッチング面と
    は反対の面側に配置されて前記半導体ウエハを保持する
    保持基板を備え、 前記保持基板は、前記半導体ウエハの終点厚みの光学的
    厚みの2倍以上の光学的厚みを有することを特徴とする
    請求項5または6記載のウエットエッチング装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜4のいずれか一項記載の厚み
    計測装置を用いたウエットエッチング方法であって、 前記ウエットエッチングの対象となる前記半導体ウエハ
    の前記エッチング面に、前記エッチング液を供給して前
    記ウエットエッチングを開始するエッチング開始ステッ
    プと、 前記エッチング開始ステップで開始された前記ウエット
    エッチングの実行中に、前記厚み計測装置を用いて前記
    半導体ウエハの厚みを計測する厚み計測ステップと、 前記エッチング液の供給を停止して前記ウエットエッチ
    ングを終了するエッチング終了ステップとを有すること
    を特徴とするウエットエッチング方法。
  9. 【請求項9】 前記厚み計測ステップは、複数の計測時
    刻のそれぞれで得られた前記光路長差から生のデータと
    して求められた前記半導体ウエハの厚みを生厚みデータ
    とし、複数の前記生厚みデータに対してフィッティング
    計算を行って前記半導体ウエハの厚みの時間変化を示す
    厚み変化直線を決定し、前記半導体ウエハの厚みを前記
    厚み変化直線から求めることを特徴とする請求項8記載
    のウエットエッチング方法。
  10. 【請求項10】 前記厚み計測ステップは、前記厚み変
    化直線に対して許容される前記生厚みデータの許容数値
    範囲を設定し、前記許容数値範囲内にある前記生厚みデ
    ータを用いて前記半導体ウエハの厚みを求めることを特
    徴とする請求項9記載のウエットエッチング方法。
  11. 【請求項11】 前記厚み計測ステップで求められた前
    記半導体ウエハの厚みの時間変化から、あらかじめ設定
    された終点厚みに基づいて前記ウエットエッチングの終
    了時刻を求める終了時刻算出ステップをさらに有し、 前記エッチング終了ステップは、前記終了時刻算出ステ
    ップで求められた前記終了時刻に基づいて前記エッチン
    グ液の供給を停止することを特徴とする8〜10のいず
    れか一項記載のウエットエッチング方法。
  12. 【請求項12】 前記終了時刻算出ステップは、前記半
    導体ウエハの厚みの時間変化において、求められた前記
    半導体ウエハの厚みが前記終点厚み以下となった計測時
    刻を前記終了時刻とすることを特徴とする請求項11記
    載のウエットエッチング方法。
  13. 【請求項13】 前記終了時刻算出ステップは、前記半
    導体ウエハの厚みの時間変化を示す厚み変化直線を用い
    て前記終了時刻を予測することを特徴とする請求項11
    記載のウエットエッチング方法。
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