JP2001202580A - 遠隔介護装置 - Google Patents

遠隔介護装置

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JP2001202580A
JP2001202580A JP2000011772A JP2000011772A JP2001202580A JP 2001202580 A JP2001202580 A JP 2001202580A JP 2000011772 A JP2000011772 A JP 2000011772A JP 2000011772 A JP2000011772 A JP 2000011772A JP 2001202580 A JP2001202580 A JP 2001202580A
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vehicle interior
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detecting means
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JP2000011772A
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Yuji Maeda
祐治 前田
Masuo Sugiura
万寿夫 杉浦
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 幼児等の要介護者を車両に残したまま車両を
離れる場合において、例えば幼児が泣き出したりしたと
きに携帯端末を呼出すように構成することにより、母親
等の保護者の精神的な負担感を軽減することができる遠
隔介護装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 母親Mは、車両1の車室内に幼児Cを乗
車させたまま、自分は携帯端末装置3を所持携帯しつつ
買物等の所用のために車外にいる。携帯端末装置3は通
信手段5と相互に通信可能になっている。車両1の車室
内には、車室内状況検出手段として、室温センサ7、音
声収集手段9、チャイルドシート振動センサ13が備え
られている。これらの車室内状況検出手段の検出信号
は、制御手段15へ入力され、車室内が高温になった
り、幼児Cが泣き出したり、むずがってあばれたりした
ことを検出すると、母親Mの所持する携帯端末装置3を
呼出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両に
備える遠隔介護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】育児中の母親などの保護者にあっては、
昨今の核家族化が著しい現状に鑑みて、車両に幼児を乗
せて外出する機会がたびたびある。そうした場合、金融
機関で預金を引出したり、簡単な買物のような短時間の
用事を済ませる際には、幼児を車両に残したままにして
車両を離れたいといった要望を生じる傾向がある。特
に、例えば幼児が寝ている場合には、そのまま寝かせて
おいてあげたいと考えがちである。しかし一方で、寝て
いる幼児をひとり車両に残していざ用事に出向くと、静
かに寝ているだろうか、泣き出したりしてはいないだろ
うか、と気になって仕方がないものである。
【0003】こうした保護者がもつ不安の解消を企図し
てなされた介護技術の一例として、例えば特開平10−
248093号に開示されるように、在宅している要介
護者の生活状況を遠隔的に監視することで、要介護者が
自立して生活しているか否かを介護者において把握可能
な生活モニターシステムが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た生活モニターシステムにあっては、在宅中の要介護者
の生活状況を監視する目的でなされたものであって、車
両特有の状況を考慮してなされたものでは当然なく、車
両に残した要介護者の監視の用途にそのまま適用するこ
とはできない。
【0005】本発明は、上記した課題を解決するために
なされたものであり、幼児や痴呆性老人等の要介護者を
車両に残したまま車両を離れる場合において、例えば幼
児が泣き出したりしたときなど、車室内の状況になんら
かの変化が生じたときに携帯端末を呼出すように構成す
ることにより、母親等の保護者がもつ精神的な負担感を
軽減することができる遠隔介護装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に係る本発明の遠隔介護装置は、ユーザが所
持携帯する携帯端末装置と、車両に搭載された、前記携
帯端末装置と通信可能な通信手段と、車室内の状況を検
出する1又は複数の車室内状況検出手段と、この車室内
状況検出手段の検出結果に応じて前記通信手段を制御す
る制御手段と、を含んで構成されることを特徴としてい
る。
【0007】請求項1に記載の装置では、携帯端末装置
は、車両側の通信手段からの電波を受信する受信機でも
良いが、通信手段と相互に通信できる送受信機でも良
く、公知の携帯電話又はPHSを利用することもでき
る。携帯端末装置は、少なくとも通信手段から呼出され
たことをユーザに報知するために発音手段又は表示手段
を備えることが必要であるが、実施に際しては、車室内
の音声をモニタするためのスピーカを備えたり、車室内
の具体的な状況を知らせるための文字表示手段を備えた
り、さらに、車室内のCCDカメラの映像を表示する小
型TV画面を備えるなど、様々に応用変形が可能であ
る。
【0008】携帯端末装置と通信手段との間の通信に
は、任意の周波数帯の微弱電波を用いても良いが、特定
小電力無線を用いたり、前記したように携帯端末装置を
携帯電話又はPHSとしてもよく、この場合には、車両
側の通信手段にもう1台の携帯電話又はPHSを接続し
てそれをいわば固定局として用いるようにすると簡易に
実現可能である。
【0009】車室内状況検出手段は、少なくとも1種類
備えることが必要となるが、複数種類のものを備えるこ
とが好ましく、要介護者の性質、つまり、幼児であるの
か、痴呆性老人であるのか、あるいは、動物のペットで
あるのか、などに応じて適宜選択できるようにするのが
好ましい。特に、幼児を対象とした場合における好まし
い検出手段について、請求項5以下に例示的に列挙して
いる。
【0010】制御手段には車室内状況検出手段からの入
力が接続されており、この制御手段は、車室内状況検出
手段の検出結果に応じて、必要と判断した場合に、通信
手段を制御してユーザの携帯端末装置を呼出す機能を有
する。
【0011】請求項1に記載の装置によれば、例えば車
室内の幼児が泣きだした場合には、このことを車室内状
況検出手段にて検出し、制御手段が通信手段を制御し
て、ユーザの携帯端末装置を呼出す。従って、母親等の
ユーザは買物等の用件を直ちに中断し、車両に駆けつけ
て、幼児を抱上げてあやしたり、ミルクを与えたり、お
むつを交換したりすることができる。逆に、携帯端末装
置が呼出されない限り、幼児は車両内にて静かに寝てい
るものとして、心配せずに安心して買物等の用事をすま
せることができる。
【0012】また、請求項2に記載の装置は、請求項1
に記載の遠隔介護装置において、前記制御手段は前記車
室内状況検出手段の検出結果が所定の設定条件から逸脱
したときに前記通信手段を制御することを特徴としてい
る。
【0013】請求項2に記載の装置では、車室内状況検
出手段の種類や性質に応じて、当該検出手段の検出結果
がどのような結果となった場合に携帯端末装置を呼出す
等の制御をするべきかが、あらかじめ設定条件として保
持されている。かかる設定条件は、例えば車室内のマイ
クロホンにて何dB以上の大きさの音声が検出されたら
携帯端末装置を呼出す、のように検出値の上限、下限、
又は範囲によって条件が設定されることもあるし、車両
のドアが開かれたら携帯端末装置を呼出す、のように状
態のイエス/ノーとして条件が設定されることもある。
また、制御手段による通信手段の具体的な制御内容とし
ては、少なくとも携帯端末装置を呼出す手順が含まれる
ことは言うまでもないが、呼出しに伴って、車室内の状
況を特定するための情報を送信したり、車室内の音声や
画像を送信するなど、通信手段と携帯端末装置の構成に
応じた各種の通信の制御動作が含まれる。
【0014】この場合、請求項3に記載したように、前
記所定の設定条件は任意に設定可能にすることが好まし
い。
【0015】請求項2又は3に記載の装置によれば、要
介護者の性質に応じて、監視の設定条件を最適化するこ
とができる。例えば、車両に残してきたのが幼児であれ
ば、泣き声つまり音声を判断の条件として携帯端末装置
を呼出せば良いし、痴呆性老人であれば、車両のドアが
開かれたことを条件として設定すると良い。
【0016】請求項4に記載の装置は、請求項1乃至3
のいずれか一項記載の遠隔介護装置において、運転者が
車両から離れたことを検出して前記制御手段の動作を開
始することを特徴としている。
【0017】請求項1乃至3のいずれか一項記載の遠隔
介護装置は、母親等の保護者が車両から離れたときには
じめてその効果を発揮するものであって、保護者が車室
内にいるときに幼児が泣きだしたことを検出して携帯端
末装置を呼出しても無意味である。
【0018】そこで請求項4に記載の装置では、保護
者、つまり運転者が車両から離れたことを検出して、制
御手段の動作を開始させ、もって要介護者の監視を開始
することとした。運転者が車両から離れたことを検出す
るための具体的な手法としては、イグニションキーが抜
かれたことで運転者が降車したと判断したり、運転席側
ドアがリモートエントリシステムによってロックされた
ことで運転者不在と判断したり、運転席にセンサを設け
て乗員の不在を判断したりすればよい。
【0019】請求項4に記載の装置によれば、母親等の
運転者が車両から離れると自動的に遠隔介護装置の動作
を開始するので、うっかり装置を起動するのを忘れたま
まで車両を離れてしまって装置の本来的な効果が得られ
ないような事態が生じることを有効に防止できる。
【0020】請求項5以降では、請求項1乃至4のいず
れか一項記載の遠隔介護装置において、有効と考えられ
る車室内状況検出手段を例示的に示している。なお、こ
れらの手段は複数選択して備えてもよい。また、車室内
状況検出手段は例示したものに限定されるわけではな
い。
【0021】請求項5では、前記車室内状況検出手段
は、車室内の音声を収集する音声収集手段であることを
特徴としている。通常は、音声収集手段としてマイクロ
ホンを用いる。マイクロホンは本発明のために特に設け
てもよいが、前述の如く、車両側に携帯電話やPHSを
固定局として設置する場合には、それらのマイクロホン
を使用することができる。
【0022】また、請求項6に記載したように、請求項
5に記載の遠隔介護装置においては、前記音声収集手段
は、車載オーディオ用のスピーカとしてもよい。マイク
ロホンは音声を電気信号に変換する機能を有するのに対
し、スピーカは電気信号を音声に変換する機能を有する
点で、両者間の機能は相違している。しかし、こうした
機能の相違は存在するものの、両者の基本構成は一般に
共通している。そこで、通常車両に搭載されている車載
オーディオ用のスピーカをマイクロホンとして流用す
る。
【0023】さらに、請求項7に記載したように、請求
項5又は6のいずれか一項記載の遠隔介護装置において
は、前記音声収集手段で検出した音声の種類を識別する
音声認識手段を備えることが好ましい。
【0024】ここでいう音声認識手段とは、幼児の泣き
声を検出するという目的の性質上、話者の発語を認識す
る機能までは要求せず、音声の周波数帯域、発声のサイ
クル、持続時間などから、泣き声とその他の騒音とを識
別できれば足りる。ただ、話者の発語を認識する機能を
もった音声認識手段を除外する趣旨ではない。また、車
両の外の騒音の影響を打消して、車室内の音だけを拾う
ような装置も、ここでいう音声認識手段の一態様という
ことができる。なお、動物のペットの監視を目的とする
場合には、犬や猫の鳴き声とその他の騒音とを識別する
ように適応させることもできる。
【0025】請求項5乃至7のいずれか一項記載の装置
によれば、車室内の幼児が泣きだした場合にその泣き声
を検出して、母親等の所持する携帯端末装置を呼出すこ
とができる。
【0026】請求項8に記載の装置は、請求項1乃至4
のいずれか一項記載の遠隔介護装置において、前記車室
内状況検出手段は、振動検出手段であることを特徴とし
ている。
【0027】請求項9に記載したように、請求項8に記
載の遠隔介護装置においては、前記振動検出手段は、チ
ャイルドシートの座面の振動を検出するように配置する
ことが望ましい。
【0028】請求項8又は9に記載した装置によれば、
寝ていた幼児が眠りから覚めてむずがったりした場合
に、体の動きによる振動を検出して、母親等の所持する
携帯端末装置を呼出すことができる。
【0029】請求項10に記載の装置は、請求項1乃至
4のいずれか一項記載の遠隔介護装置において、前記車
室内状況検出手段は、車室内の温度を検出する室温検出
手段であることを特徴としている。
【0030】請求項10に記載の装置によれば、車室内
の温度が所定の温度範囲よりも寒くなったり暑くなった
りした場合に、母親等の所持する携帯端末装置を呼出す
ことができる。
【0031】請求項11に記載の装置は、請求項1乃至
4のいずれか一項記載の遠隔介護装置において、前記車
室内状況検出手段は、車両の燃料残量を検出する燃料検
出手段であることを特徴としている。
【0032】請求項11に記載の装置によれば、車両の
エンジンやエアコンをオンにしたままで車両から離れた
場合に、燃料残量が減ったときにユーザの所持する携帯
端末装置を呼出すことができるので、車両に戻ってみた
ら燃料切れでエンジンとともにエアコンがオフになって
いたという事態を防止することができる。
【0033】請求項12に記載の装置は、請求項1乃至
4のいずれか一項記載の遠隔介護装置において、前記車
室内状況検出手段は、車両のバッテリーの充電量を検出
する充電量検出手段であることを特徴としている。
【0034】請求項12に記載の装置によれば、ハイブ
リッド式車両のエアコンをオンにしたままで車両から離
れた場合に、バッテリーの充電量が減ったときにユーザ
の所持する携帯端末装置を呼出すことができるので、車
両に戻ってみたらバッテリーあがりでエアコンがオフに
なっていたという事態を防止することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
に係る遠隔介護装置の実施形態を説明する。
【0036】図1は遠隔介護装置の全体構成を示す模式
図である。
【0037】図において、母親Mは、車両1の室内に幼
児Cを乗車させたまま、自分は携帯端末装置3を所持携
帯しつつ買物等の所用のために車外にいる。携帯端末装
置3は、本実施形態では特定小電力無線の送受信機であ
って、車両1に搭載された同じく特定小電力無線の送受
信機である通信手段5との間で、相互に通信可能になっ
ている。車両1の室内には、第1の車室内状況検出手段
としての室温センサ7が備えられ、車室内の温度を検出
する。また、車室内に搭載されたカーオーディオ装置の
スピーカ9は第2の車室内状況検出手段として用いら
れ、車室内の音声を収集する。スピーカ9で収集した音
声信号は音声認識手段11へ入力されて、音声の周波数
帯、音量レベル、発声のサイクル、持続時間等を総合的
に分析して、人間の幼児の泣き声であるか否かが識別さ
れる。また、幼児Cの座っているチャイルドシートの座
面には、第3の車室内状況検出手段としての振動センサ
13が内蔵されており、幼児Cがむずがって体を揺さぶ
らせたときの振動を検出する。これら第1乃至第3の車
室内状況検出手段の検出信号は、MPUを内蔵した制御
手段15へ入力され、図2に示すフローチャートに従っ
て動作する。
【0038】すなわち、母親Mが車両1のキーレスエン
トリシステムの送信機を操作して運転席のドアをロック
すると、これをきっかけとして本遠隔介護装置が動作を
開始する(ステップS1)。そして、制御装置15は順
次、室温センサ7で検出した室温が所定の設定範囲の室
温に維持されているかどうか、音声認識手段11から幼
児の泣き声を検出した旨の信号が送られてきていないか
どうか、振動センサ13が所定の設定レベルよりも大き
な振幅の振動を検出していないかどうか、を調べて(ス
テップS2,S3)、これらいずれかの原因によって保
護者への警報を知らせる必要が生じるまでは、かかる監
視動作を繰返す(ステップS4)。
【0039】そして、前述のいずれかの条件が成立した
場合には、ステップS4からステップS5へと進み、通
信手段5を制御して母親Mの所持する携帯端末装置3へ
所定の呼出信号を送信する。携帯端末装置3側では、電
子音アラームが鳴るとともに、その表示板には、呼出の
原因がいずれの種類、すなわち室温の異常・幼児の泣声
・チャイルドシートの振動のいずれであるのかが示され
る。母親Mが携帯端末装置3の確認SWを押下操作する
と電子音アラームは停止する(ステップS6)。従っ
て、母親Mは、アラームが鳴った場合には表示板を見て
車室内の状況を把握することができるとともに、買物等
の用事を直ちに中断し、車両に駆けつけて、幼児を抱上
げてあやしたり、ミルクを与えたり、おむつを交換した
りすることができる。逆に、携帯端末装置3が呼出され
ない限り、幼児Cは車両内にて静かに寝ているものとし
て、不必要に気遣いすることなく安心して買物等の用事
をすませることができる。
【0040】なお、図2には示していないが、本実施形
態では、携帯端末装置3と通信手段5とが定期的に確認
信号のやりとりを行っており、両者間の距離が離れて電
波が届かなくなった場合には、携帯端末装置3の電子音
アラームが鳴るとともに、圏外であることを表示板に表
示するようになっている。
【0041】また、車両1において、制御手段15には
操作手段17が接続されており、例えば警報を通知する
必要のある室温の上限値や下限値を設定することができ
る。また、操作手段17を操作して人間の幼児以外の要
介護者を監視するモードにモード設定を変更することも
できる。具体的には、痴呆性老人の介護モードに設定す
ると、車両1のいずれかのドアが開かれた場合、シフト
レバーやパーキングブレーキが操作された場合など、幼
児とは異なる条件を検出して携帯端末装置3の呼出を行
なうようになる。
【0042】なお、上述した実施の形態は、本発明の理
解を容易にするために例示的に記載したものであって、
本発明の技術的範囲を限定するために記載したものでは
ない。したがって、本発明は、その技術的範囲に属する
全ての実施の形態を含むことは当然として、そのいかな
る均等物をも含む趣旨である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明の遠隔介護装
置によれば、幼児等の要介護者を車両に残したまま車両
を離れる場合において、例えば幼児が泣き出したりした
ときに携帯端末を呼出すように構成することにより、母
親等の保護者の精神的な負担感を軽減することができ
る。
【0044】特に、請求項1に記載の装置によれば、例
えば車室内の幼児が泣きだした場合には、このことを車
室内状況検出手段にて検出し、制御手段が通信手段を制
御して、ユーザの携帯端末装置を呼出す。従って、母親
等のユーザは買物等の用事を直ちに中断し、車両に駆け
つけて、幼児を抱上げてあやしたり、ミルクを与えた
り、おむつを交換したりすることができる。逆に、携帯
端末装置が呼出されない限り、幼児は車両内にて静かに
寝ているものとして、安心して買物等の用事を済ませる
ことができる。
【0045】請求項2又は3に記載の装置によれば、要
介護者の性質に応じて、監視の設定条件を最適化するこ
とができる。例えば、車両に残してきたのが幼児であれ
ば、泣き声つまり音声を判断の条件として携帯端末装置
を呼出せば良いし、痴呆性老人であれば、車両のドアが
開かれたことを条件として設定すると良い。
【0046】請求項4に記載の装置によれば、母親等の
運転者が車両から離れると自動的に遠隔介護装置の動作
を開始するので、うっかり装置を起動するのを忘れたま
まで車両を離れてしまって装置の本来的な効果が得られ
ないような事態が生じることを有効に防止できる。
【0047】請求項5乃至7のいずれか一項記載の装置
によれば、車室内の幼児が泣きだした場合にその泣き声
を検出して、母親等の所持する携帯端末装置を呼出すこ
とができる。
【0048】請求項8又は9に記載した装置によれば、
寝ていた幼児が眠りから覚めてむずがったりした場合
に、体の動きによる振動を検出して、母親等の所持する
携帯端末装置を呼出すことができる。
【0049】請求項10に記載の装置によれば、車室内
の温度が所定の温度範囲よりも寒くなったり暑くなった
りした場合に、母親等の所持する携帯端末装置を呼出す
ことができる。
【0050】請求項11に記載の装置によれば、車両の
エンジンやエアコンをオンにしたままで車両から離れた
場合に、燃料残量が減ったときにユーザの所持する携帯
端末装置を呼出すことができるので、車両に戻ってみた
ら燃料切れでエンジンとともにエアコンがオフになって
いたという事態を防止することができる。
【0051】請求項12に記載の装置によれば、ハイブ
リッド式車両のエアコンをオンにしたままで車両から離
れた場合に、バッテリーの充電量が減ったときにユーザ
の所持する携帯端末装置を呼出すことができるので、車
両に戻ってみたらバッテリーあがりでエアコンがオフに
なっていたという事態を防止することができるというき
わめて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態による遠隔介護装置
の全体構成を示す模式図である。
【図2】図2は、図1の実施形態の動作を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 車両 3 携帯端末装置 5 通信手段 7 室温センサ(車室内状況検出手段) 9 スピーカ(車室内状況検出手段) 11 音声認識手段 13 振動センサ(車室内状況検出手段) 15 制御手段 17 操作手段 M 母親 C 幼児
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B049 AA01 BB00 DD00 DD03 GG03 GG06 GG09 5C087 AA02 AA03 AA42 BB18 DD03 DD14 EE05 EE06 EE08 FF04 GG19 GG31 GG36 5K048 AA15 BA42 DB01 DC01 EB06 EB14 FB11 GB00 HA04 HA06 5K101 KK13 LL11

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザが所持携帯する携帯端末装置と、
    車両に搭載された、前記携帯端末装置と通信可能な通信
    手段と、車室内の状況を検出する1又は複数の車室内状
    況検出手段と、この車室内状況検出手段の検出結果に応
    じて前記通信手段を制御する制御手段と、を含んで構成
    されることを特徴とする遠隔介護装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遠隔介護装置におい
    て、 前記制御手段は前記車室内状況検出手段の検出結果が所
    定の設定条件から逸脱したときに前記通信手段を制御す
    ることを特徴とする遠隔介護装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の遠隔介護装置におい
    て、 前記所定の設定条件は任意に設定可能であることを特徴
    とする遠隔介護装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項記載の遠
    隔介護装置において、 運転者が車両から離れたことを検出して前記制御手段の
    動作を開始することを特徴とする遠隔介護装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか一項記載の遠
    隔介護装置において、 前記車室内状況検出手段は、車室内の音声を収集する音
    声収集手段であることを特徴とする遠隔介護装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の遠隔介護装置におい
    て、 前記音声収集手段は、車載オーディオ用のスピーカであ
    ることを特徴とする遠隔介護装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6のいずれか一項記載の遠
    隔介護装置において、 前記音声収集手段で検出した音声の種類を識別する音声
    認識手段が備えられていることを特徴とする遠隔介護装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至4のいずれか一項記載の遠
    隔介護装置において、 前記車室内状況検出手段は、振動検出手段であることを
    特徴とする遠隔介護装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の遠隔介護装置におい
    て、 前記振動検出手段は、チャイルドシートの座面の振動を
    検出するように配置されていることを特徴とする遠隔介
    護装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至4のいずれか一項記載の
    遠隔介護装置において、 前記車室内状況検出手段は、車室内の温度を検出する室
    温検出手段であることを特徴とする遠隔介護装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至4のいずれか一項記載の
    遠隔介護装置において、 前記車室内状況検出手段は、車両の燃料残量を検出する
    燃料検出手段であることを特徴とする遠隔介護装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至4のいずれか一項記載の
    遠隔介護装置において、 前記車室内状況検出手段は、車両のバッテリーの充電量
    を検出する充電量検出手段であることを特徴とする遠隔
    介護装置。
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Cited By (12)

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