JP2001202486A - 認証システムおよび個体識別システム - Google Patents
認証システムおよび個体識別システムInfo
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Abstract
馬番や購入金額などの購入情報を文字によって印刷し、
勝馬投票券100として販売する際に、勝馬投票券100の電
子回路チップ10から電子回路1の書き換え不可能なメモ
リ部分に記録されたID番号を読み取り、このID番号とこ
の勝馬投票券100の購入情報との組を投票券情報管理セ
ンタ140に登録する。投票券払戻設備150では、払い戻し
の際に、勝馬投票券100の電子回路チップ10から電子回
路1の書き換え不可能なメモリ部分に記録されたID番号
を読み取り、読み取ったID番号に対応する購入情報を投
票券情報管理センタ140に問い合わせる。そして、返答
された購入情報と勝馬投票券100から読み取った購入情
報との一致を検証する。
Description
チップを用いた応用システムに関するものである。よ
り、詳細には、証書類の認証システムと、流通機構にお
ける個体識別システムに関するものである。
たとえば、競馬における勝馬投票券の認証システムが知
られている。
は、勝馬投票券の裏面に、磁気的に情報を記録可能な磁
気シートを貼付ておく。勝馬投票券の販売時に、勝馬投
票券の表面に、投票したレース番や馬番や購入金額など
の購入情報を印刷するとともに、これらの情報を情報勝
馬投票券に磁気的に記録する。そして、払い戻しの際に
は勝馬投票券の印刷内容を視認するとともに、磁気的に
記録された情報より勝馬投票券の認証を行う。
らかの事項を証する書き付けを意味する。証書には、証
票や証券など、たとえば銀行券や紙幣や宝くじや株券や
各種有価証券などが含まれる。
個々の荷物を管理する物流システムや組み立て製品にお
ける個々の部品管理システム等の他に、たとえば商品の
分類棚に、棚毎に表示器を設けた通販等におけるピッキ
ングシステムが知られている。
ある配送先へ配送する商品のピッキングは次のように行
われる。まず、配送情報を管理するシステムから分類棚
を制御し、その配送先に配送する商品が収納された棚の
表示器に、その商品の配送すべき数を表示する。作業者
は、表示器の表示に従って、各棚から表示された数の商
品を取り出し、これを箱詰めする。箱詰めされた商品
は、その後、梱包等の作業を経て、配送先に配送され
る。
認証システムによれば、情報の変更が比較的容易な磁気
シートに、認証に用いる情報を記録するため、勝馬投票
券の偽造を必ずしも充分に防止できないという問題があ
る。
商品の取り出しや箱詰めを行うピッキングの作業の際の
人為的なミスを充分に防止できないため、ピッキングの
作業とは別に、検品の作業が必要になるという問題があ
る。
であり、本発明の目的は、より強固に偽造に対抗するこ
とのできる、信頼性の高い証書類の認証システムを提供
することにある。また、個体識別を効果的に実施するこ
とで、個体識別処理の人為的なミスを、より効率よく排
除することのできる個体識別システムを提供することに
ある。
本発明の証書用用紙は、文字情報を印刷もしくは書き込
み可能な用紙に、電子回路チップが装着される。ここ
で、前記電子回路チップには、外部より非接触で読み出
し可能な、電子回路チップ毎に個別の識別情報が記憶さ
れる。
チップに記憶された、電子回路チップ毎に個別の識別情
報を用いることにより、たとえば実施形態として後述す
るような手法やその他の様々な手法により、当該証書用
用紙により作成された証書の真正性を、より強固に認証
することが可能となる。したがって、このような証書用
用紙を用いて証書を作成することにより、より強固に偽
造に対抗することのできる、信頼性の高い証書類の認証
システムを構築することが可能となる。
体に貼付される貼付票用紙に、電子回路チップが装着さ
れる。ここで、前記電子回路チップには、外部より非接
触で読み出し可能な、個体種別を識別するための個体種
別情報が記憶される。
ステムを構築すれば、すなわち、当該個体識別票を当該
個体識別票の電子回路チップに記憶された個体種別情報
が示す種別の個体に貼付しておき、取り扱いの際に、取
り扱った個体に貼付された個体識別票より個体識別票を
読み出すようにすれば、個体取り扱いと検品を同時に行
うことができるようになる。また、その他の各種個体管
理を容易に行えるようになる。したがって、個体取り扱
い作業の際の人為的なミスを、より効率よく排除するこ
とのできる個体識別システムを構築することが可能とな
る。
て説明する。
発明に係る認証用用紙を、勝馬投票券の認証システムへ
適用した場合を例にとり説明する。
回路チップについて説明する。
プ10は、図1(a)に示すように、たとえば0.3mm角
の電子回路チップであり、薄型のほぼ直方体の形状を有
している。また、図1(b)に示すように、シリコンチ
ップ4上に、メモリとその読み出し回路として機能する
電子回路1とコンデンサ2とアンテナ3が形成されて構成
されている。ここで、メモリは、書き換え不可能なメモ
リ部分(たとえば、ROM)を含むものとする。
3は、図1(c)に示すような回路を形成している。こ
の回路は、外部から与えられた電波により、アンテナ3
にて電流を誘起し、電荷をコンデンサ2に蓄積する。そ
して、コンデンサ2に蓄積した電荷から得た電力を用い
て、電子回路1に記憶されている情報をアンテナ1より電
波を用いて送信するように動作する。すなわち、この電
子回路チップ10に電波を与えることにより、外部より非
接触で、電子回路チップ10の電子回路1に記憶された情
報を読み出すことができる。
馬投票券について説明する。
0は、図2(a)の正面図、図2(b)の断面図(図2
(a)のA-B断面線による断面図)に示すように、紙票
に、図1に示した電子回路チップ10が鋤き込まれた構成
を有する。ただし、勝馬投票券100は、鋤き込む代わり
に、電子回路チップ10を紙票に接着などの手法により貼
付したものでもよい。ここで、勝馬投票券100の表面お
よび裏面には、任意の情報を印刷することができる。
票券100の認証システムについて説明する。
システムの全体構成を示す。
ムは、チップ製造設備110と、投票券製造設備120と、投
票券発売設備130と、投票券情報管理センタ140と、投票
券払戻設備150と、を含む。投票券発売設備130、投票券
情報管理センタ140および投票券払戻設備150は、通信回
線によって接続されており、相互に情報を送受できるよ
うに構成されている。なお、投票券発売設備130および
投票券払戻設備150は、1つの装置あるいは設備として
提供されるものでもよい。また、投票券情報管理センタ
140も、投票券発売設備130および/または投票券払戻設
備150とともに、1つの装置あるいは設備として提供さ
れるものでもよい。
チップ10を製造するとともに、電子回路チップ10の電子
回路1の書き換え不可能なメモリ部分に、電子回路チッ
プ10毎に異なるID番号を記録する。
10より電子回路チップ10の供給を受け、これを鋤き込ん
だ勝馬投票券100用の用紙を製造し、各投票券発売設備1
30に配布する。
の用紙に、購入者が投票したレース番や馬番や購入金額
などの購入情報を文字によって印刷し、これを勝馬投票
券100として販売する。また、投票券発売設備130では、
販売する勝馬投票券100の電子回路チップ10から電子回
路1の書き換え不可能なメモリ部分に記録されたID番号
を読み取り、このID番号とこの勝馬投票券100の購入情
報との組を、投票券情報として、投票券情報管理センタ
140に通知する。これを受けて、投票券情報管理センタ1
40は、各投票券発売設備130から通知された投票券情報
を蓄積する。
払い戻しを求める払い戻し者より、勝馬投票券100を受
け取り、この勝馬投票券100の電子回路チップ10から電
子回路1の書き換え不可能なメモリ部分に記録されたID
番号を読み取り、読み取ったID番号に対応する購入情報
を投票券情報管理センタ140に問い合わせる。また、勝
馬投票券100に印刷された購入情報を、光学的な画像入
力と文字認識(OCR)により読み取る。これを受けて、投
票券情報管理センタ140は、投票券払戻設備150から問い
合わせられたID番号を含む投票券情報を検索し、検出し
た投票券情報に含まれる購入情報を投票券払戻設備150
に通知する。
ンタ140から通知された購入情報と、勝馬投票券100から
光学的に読み取った購入情報との一致を検証し、一致し
ていれば認証OKを使用者に提示する。そして、使用者
は、認証OKが提示されたならば、払い戻しを行う。
ステムについて説明した。
は、電子回路チップ10の書き換え不可能なメモリ部分に
記憶したID番号を用いて、勝馬投票券の真正性を認証す
る。ここで、このID番号は書き換え不可でり、また、電
子回路チップ10を不正者が製造することは、およそ困難
であることより、このような認証システムによれば、よ
り高い信頼性をもって勝馬投票券100の真正性を認証す
ることができる。
ず書き換え不可能なメモリ部分を含み、このメモリ部分
の情報を特定のシーケンス、たとえば最初に送信するよ
うに、全ての製造者間で規格化することがよい。このよ
うにすることにより、書き換え不可能なメモリ部分(た
とえばEEPROM)の情報によって書き換え不可能なメモリ
部分の情報を偽装することができなくなる。
もよい。
投票券100を販売する際に、販売する勝馬投票券100の電
子回路チップ10から電子回路1の書き換え不可能なメモ
リ部分に記録されたID番号を読み取り、このID番号と勝
馬投票券100の購入情報との組のハッシュ関数によるハ
ッシュ値を、認証システムの秘密鍵で暗号化して、認証
番号を作成する。そして、認証番号を購入情報とともに
勝馬投票券100に印刷する。
払い戻しを求める払い戻し者より、勝馬投票券100を受
け取り、この勝馬投票券100の電子回路チップ10から電
子回路1の書き換え不可能なメモリ部分に記録されたID
番号を読み取る。また、勝馬投票券100に印刷された購
入情報と認証番号を、光学的な画像入力と文字認識(OC
R)により読み取る。そして、読み取ったID番号と購入情
報との組のハッシュ関数によるハッシュ値と、読み取っ
た認証番号を認証システムの公開鍵で復号化した値との
一致を検証し、一致していれば認証OKを使用者に提示す
る。使用者は、認証OKが提示されたならば、払い戻しを
行う。
センタ140を設けなくても、また、投票券払戻設備150や
投票券売設備130を通信回線で接続しなくても、勝馬投
票券100の真正性を認証することができるようになる。
メモリに、書き換え不可能なメモリ部分に加え、書き換
え可能なメモリ部分(たとえば、EEPROM)を設けるよう
にしてもよい。なお、書き換え可能なメモリ部分にEEPR
OMを用いる場合、書き換え不可能なメモリ部分は、書き
換え不可とすべき情報をEEPROMに書き込んだ後、この情
報が書き込まれたエリアを書き換え不可に設定すること
で、設けるようにしてもよい。
してもよい。
投票券100を販売する際に、勝馬投票券100用の用紙の電
子回路チップ10から電子回路1の書き換え不可能なメモ
リ部分に記録されたID番号を読み取り、このID番号と勝
馬投票券100の購入情報との組を、投票券情報として、
投票券情報管理センタ140に通知する。また、電子回路
チップ10の電子回路1の書き換え可能なメモリ部分に購
入情報を書き込み、勝馬投票券100を作成する。これを
受けて、投票券情報管理センタ140は、投票券発売設備1
30から通知された投票券情報を蓄積する。
払い戻しを求める払い戻し者より、勝馬投票券100を受
け取り、この勝馬投票券100の電子回路チップ10から電
子回路1の書き換え不可能なメモリ部分に記録されてい
るID番号と書き換え可能なメモリ部分に記録されている
購入情報を読み取り、読み取ったID番号に対応する購入
情報を投票券情報管理センタ140に問い合わせる。これ
を受けて、投票券情報管理センタ140は、投票券払戻設
備150から問い合わせられたID番号を含む投票券情報を
検索し、検出した投票券情報に含まれる購入情報を、投
票券払戻設備150に通知する。
報と勝馬投票券100から読み取った購入情報との一致を
検証し、一致していれば認証OKを使用者に提示する。そ
して、使用者は、認証OKが提示されたならば、払い戻し
を行う。
備150にはOCRの設備が不要となる。
もよい。
投票券100を販売する際に、勝馬投票券100用の用紙の電
子回路チップ10から電子回路1の書き換え不可能なメモ
リ部分に記録されたID番号を読み取り、このID番号と勝
馬投票券100の購入情報との組のハッシュ関数による
ハッシュ値を、認証システムの秘密鍵で暗号化した認証
番号を作成する。そして、認証番号を購入情報とともに
電子回路1の書き換え可能なメモリ部分に書き込み、勝
馬投票券100を作成する。
払い戻しを求める払い戻し者より、勝馬投票券100を受
け取り、この勝馬投票券100の電子回路チップ10から電
子回路1の書き換え不可能なメモリ部分に記録されてい
るID番号と書き換え可能なメモリ部分に記録されている
認証番号および購入情報を読み取る。そして、読み取っ
たID番号と購入情報との組のハッシュ関数によるハッシ
ュ値と、読み取った認証番号を認証システムの公開鍵で
復号化した値との一致を検証し、一致していれば認証OK
を使用者に提示する。使用者は、認証OKが提示されたな
らば、払い戻しを行う。
備150にはOCRの設備が不要となる。くわえて、投票
券情報管理センタ140を設けなくても、また、投票券払
戻設備150や投票券売設備130を通信回線で接続しなくて
も、勝馬投票券100の真正性を認証することができるよ
うになる。
き換え可能なメモリ部分に書き込む情報や、投票券情報
管理センタ140に蓄積する情報や、これらを用いた勝馬
投票券100の認証の方式は、他の各種認証の技術を適宜
組み合わせて用いるように修正してもよい。
情報の改竄を充分に検証できる認証の方式を採用するよ
うな場合には、かならずしも、電子回路チップ10に書き
換え不可能なメモリ部分を設けず、書き換え可能なメモ
リ部分のみを設けるようにしてもよい。
る認証技術は、競輪の車券、競艇の船券、いやゆるナン
バーズ宝くじ、その他の宝くじや、銀行券や紙幣や株
券、各種有価証券など、何らかの事項を証する証書の認
証に、同様に適用することができる。
発明に係る個体識別票を、商品貼付票として、通販等に
おけるピッキングシステムに適用した場合を例にとり説
明する。なお、本発明の第2実施形態で用いる電子回路
チップ10は、先に図1(a)に示したものと同様であ
る。
貼付票について説明する。
0は、先に図2に示した勝馬投票券100と同様、紙票に、
図1に示した電子回路チップ10が鋤き込まれた構成を有
している。ただし、鋤き込む代わりに、電子回路チップ
10を紙票に接着などの手法により貼付したものとしても
よい。
ングシステムについて説明する。
示す。
品、符号230は梱包箱、符号240は読取端末、そして、符
号250は、管理システムである。
分類棚毎に分類されて収容されている。各商品220に
は、予め商品貼付票200が貼付されており、各商品220に
貼付された商品貼付票200に鋤き込まれた電子回路チッ
プ10のメモリには、その商品貼付票200が貼付された商
品の種別を表すJANコードなどの商品コードが予め記録
されている。また、商品棚210は、分類棚毎に表示器210
1を有している。
管理システム250は、予め登録された配送内容を示す配
送情報にしたがって、ある配送先へ商品220を配送する
場合、配送情報にしたがって商品棚210を制御し、その
配送先に配送する商品220が収納された棚の表示器2101
に、その商品220の配送すべき数を表示する。
て、各分類棚から表示された数の商品220を取り出し、
これを梱包箱230に箱詰めする。
した商品220に貼付されている商品貼付票200の電子回路
チップ10のメモリから商品コードを読み出し、管理シス
テム250に通知する。管理システム250は、読取端末240
から通知される商品コードより、作業者が商品棚210か
ら取り出して梱包箱230に箱づめした商品220の種類と個
数を監視し、配送情報通りに作業が行われたかどうかを
検証する。そして、配送情報通り行われたと認識できた
場合には、読取端末240を介して、作業者にOKを通知す
る。一方、配送情報通り行われたと認識できなかった場
合には、作業者に作業ミスを通知する。
子回路チップ10のメモリからの商品コードの読み出りに
際し、輻輳状態であることを検知したならば、複数個の
商品を検知したことを作業者に伝える。
取端末240から通知される商品コードなどに基づいて、
作業者毎の作業実績などの管理も行う。
詳細について説明する。
導部2401と、本体部2402と、ヘッドホン2403と、を有す
る。
ナを内蔵する。本体部2402は、送受信部2405と、無線送
受信部2404と、制御部2408と、各部へ必要な電力を供給
する電源2407と、音声処理部2406と、を有する。
は、送受信部2405により駆動され、電磁誘導部2401に近
接した商品貼付票200の電子回路チップ10に電波を与え
て電子回路チップ10を動作させる。また、この電子回路
チップ10より送信された情報を受信して、本体部2402に
送信する。
によりは、電磁誘導部2401より送信された情報を送受信
部2405で受け取り、これを、無線送受信部2404より、管
理システム250に無線通信を用いて送信する。また、制
御部2408は、管理システム250より送信された音声情報
を無線送受信部2404で受け取り、これを、音声処理部24
06を介して、ヘッドホン2403から音声として出力させ
る。
導部2401と、本体部2402は、たとえば同軸ケーブルなど
の伝送路によって接続された形態で、相互に分離してい
る。電磁誘導部2401は、たとえばその裏面に貼付したマ
ジックテープなどにより、作業者の手袋の任意位置に装
着することができるように構成されている。また、本体
部2402は、ベルトにより作業者の腰または肩に身につけ
ることができるように構成されている。すなわち、読取
端末240はウエアラブルな装置として構成されている。
は、図6(b)に示すように、たとえば、作業者のポケ
ットなどに収容可能な形態としたり、同軸ケーブルによ
り首から掛けることのできる形態としたりしてもよい。
ように、電磁誘導部2401と本体部2402を一体としてハン
ディ型の装置として構成してもよい。また、この場合に
おいて、読取端末240には、図示するように、電子回路
チップ10から読み取った情報や管理システム250から送
られた情報を、適宜加工して表示する表示器2408を設け
るようにしてもよい。
端末240は、少なくとも電磁誘導部2401が、箱詰め作業
場近辺に固定的に配置される形態を持つ装置としてもよ
い。この場合、赤外線センサ2501などにより作業者が商
品を取り出し箱詰めする位置に移動したことを検知し、
この検知に連動して、読み取り端末240が、電磁誘導部2
401を用いて、梱包箱230に箱詰めされた商品220に貼付
された商品貼付票200の電子回路チップ10のメモリか
ら、情報を読み取るようにしてもよい。
明した。
取り出し箱詰めする際に、同時に、商品220に貼付され
た商品貼付票200の電子回路チップ10のメモリから読み
出した商品コードによって検品も行うので、作業者に検
品の結果を即座にフィードバックすることができる。し
たがって、ピッキングの作業の際の人為的なミスをより
効率よく排除することができる。
商品貼付票200の電子回路チップ10のメモリからの商品
コードの読み出りに際し、輻輳状態であることを検知し
たならば、複数個の商品を検知したことを作業者に伝え
る。このようにすることで、たとえば封筒のように、流
通段階では複数を束として管理するような場合におい
て、封筒1つ1つに電子回路チップが装着されている場
合に、その状態を検知することが可能となる。
チップ10のメモリに商品の種別を表す商品コードを記録
したが、これに代えて、電子回路チップ10固有のID番号
を電子回路チップ10のメモリに記憶し、作業の際にはこ
れを読取端末240で読み取って、管理システム250に通知
し、管理システム250において、予め記憶しておいた対
応情報より、通知されたID番号と商品種別の対応づけを
行うようにしてもよい。あるいは、電子回路チップ10固
有のID番号の一部を商品コードに割り当てるようにして
もよい。
回路チップ10が装着される商品貼付票200の紙票は、商
品あるいは商品パッケージそのものであってもよい。
0を梱包箱230に箱詰めする際に、商品貼付票200に装着
された電子回路チップ10から商品コードを読み出し、管
理システム250に通知しているが、梱包箱にも電子回路
チップ10が装着された個体識別票を貼り付け、商品梱包
の際に、梱包箱230の個体識別票に装着された電子回路
チップ10から固有のID情報を読み出して管理システム25
0に通知し、梱包する商品200と梱包箱230の対応を、管
理システム250で監視するようにしてもよい。この場
合、個体識別票の紙票も、梱包箱そのものであってもよ
い。
回路1のメモリに書き換え可能なメモリ部分を設け、読
取端末240で電子回路チップ10のメモリ情報を読み取る
際に、管理システム250から受け取った情報を電子回路
チップ10のメモリに書き込むようにしてもよい。書き込
む情報としては、たとえば、その商品の配送先などを書
き込むようにしてもよい。
別票を、商品貼付票として、通販等におけるピッキング
システムに提供した場合について説明したが、個々の荷
物を管理する物流システムや組み立て製品における個々
の部品管理システム等、様々な個体識別システムに広く
適用可能である。
固に偽造に対抗することのできる、信頼性の高い証書類
の認証システムを提供することができる。
為的なミスをより排除することのできる個体識別システ
ムを提供することができる。
形態と構成を示す図である。
成を示す図である。
の認証システムを示すブロック図である。
システムを示すブロック図である。
を示すブロック図である。
を示す図である。
Claims (15)
- 【請求項1】文字情報を印刷もしくは書き込み可能な用
紙と、当該用紙に装着された電子回路チップとを有し、 前記電子回路チップは、電子回路チップ毎に個別の識別
情報を記憶する記憶手段を有し、 前記記憶手段に記憶された識別情報は、外部より非接触
で読み出し可能であることを特徴とする証書用用紙。 - 【請求項2】請求項1記載の証書用用紙であって、 前記記憶手段は、書き換え不可能なメモリであることを
特徴とする証書用用紙。 - 【請求項3】請求項1または2記載の証書用用紙を利用
して証書の真正性を認証する認証システムであって、 証書によって証する事項が前記証書用用紙に印刷もしく
は書き込まれた証書を発行する際に、当該証書の前記電
子回路チップから前記識別情報を読み出し、読み出した
前記識別情報と前記証書によって証する事項とを関連づ
けて管理する管理手段と、 前記証書の前記電子回路チップから前記識別情報を読み
出し、読み出した前記識別情報と関連づけて前記管理手
段が管理している事項と、当該証書が証する事項との整
合性を検証する検証手段と、を有することを特徴とする
認証システム。 - 【請求項4】請求項1または2記載の証書用用紙を利用
して証書の真正性を認証する認証システムであって、 証書によって証する事項が前記証書用用紙に印刷もしく
は書き込まれた証書を発行する際に、当該証書の前記電
子回路チップから前記識別情報を読み出し、読み出した
前記識別情報と当該証書によって証する事項との組の真
正性を検証可能とする認証情報を、前記証書に印刷もし
くは書き込む発行手段と、 前記証書の前記電子回路チップから前記識別情報を読み
出し、前記証書に印刷もしくは書き込まれた前記認証情
報を用いて、読み出した前記識別情報と当該証書が証す
ると称する事項との組の真正性を検証する検証手段と、
を有することを特徴とする認証システム。 - 【請求項5】請求項1または2記載の証書用用紙を利用
して証書の真正性を認証する認証システムであって、 前記電子回路チップは、外部より非接触で情報を書き込
み可能な記憶領域である追記用記憶手段を有し、 証書によって証する事項が前記証書用用紙に印刷もしく
は書き込まれた証書を発行する際に、当該証書の前記電
子回路チップから前記識別情報を読み出し、読み出した
前記識別情報と当該証書によって証する事項との組の真
正性を検証可能とする認証情報を、前記証書の前記電子
回路チップの前記追記用記憶手段に書き込む発行手段
と、 前記証書の前記電子回路チップから前記識別情報と前記
認証情報を読み出し、読み出した前記認証情報を用い
て、読み出した前記識別情報と当該証書が証すると称す
る事項との組の真正性を検証する検証手段と、を有する
ことを特徴とする認証システム。 - 【請求項6】請求項3、4または5記載の認証システム
であって、 前記証書は、競馬レースへの投票内容を証する勝馬投票
券であることを特徴とする認証システム。 - 【請求項7】商品等の個体に貼付される用紙貼付票用紙
と、当該貼付票用紙に装着された電子回路チップとを有
し、 前記電子回路チップは、個体種別を識別するための個体
種別情報を記憶する記憶手段を有し、 前記記憶手段に記憶された個体種別情報は、外部より非
接触で読み出し可能であることを特徴とする個体識別
票。 - 【請求項8】請求項7記載の個体識別票を用いて商品等
の個体の取り扱いを支援する個体識別システムであっ
て、 個体の取り扱い内容を示す取り扱い情報を管理する管理
手段と、 作業者が取り扱った個体に貼付された前記個体識別票の
前記電子回路チップから前記個体種別情報を読み出す読
み取り手段と、 前記読み取り手段が読み取った前記個体種別情報に基づ
いて、前記管理手段が管理する前記取り扱い情報が示す
内容通りに、個体の取り扱いが行われたか否かを判定す
る判定手段と、を有することを特徴とする個体識別シス
テム。 - 【請求項9】請求項8記載の個体識別システムであっ
て、 前記管理手段が管理する前記取り扱い情報が示す内容通
りに、個体の取り扱いが行われなかったと判定した場合
に、前記作業者に、その旨を通知する通知手段をさらに
有することを特徴とする個体識別システム。 - 【請求項10】請求項8または9記載の個体識別システ
ムであって、 前記読み取り手段は、前記作業者に装着可能な形態を有
していることを特徴とする個体識別システム。 - 【請求項11】請求項8、9または10記載の個体識別
システムであって、 前記読み取り手段は、輻輳状態をもって、個体が複数の
存在すると検知することを特徴とする個体識別システ
ム。 - 【請求項12】証書の真正性を認証する認証方法であっ
て、 予め証書用用紙に、外部より非接触で読み出し可能且つ
書き換え不可能な、電子回路チップ毎に個別の識別情報
が記憶された電子回路チップを装着しておき、 証書によって証する事項を前記証書用用紙に印刷もしく
は書き込んで、これを証書として発行する際に、当該証
書の前記電子回路チップから前記識別情報を読み出し、
読み出した前記識別情報と前記証書によって証する事項
とを関連づけて管理し、 前記証書の真正性を認証する際に、当該証書の前記電子
回路チップから前記識別情報を読み出し、読み出した前
記識別情報と関連づけて管理している事項と、当該証書
が証する事項との整合性を検証することを特徴とする認
証方法。 - 【請求項13】証書の真正性を認証する認証方法であっ
て、 予め証書用用紙に、外部より非接触で読み出し可能且つ
書き換え不可能な、電子回路チップ毎に個別の識別情報
が記憶された電子回路チップを装着しておき、 証書によって証する事項を前記証書用用紙に印刷もしく
は書き込んで、これを証書として発行する際に、当該証
書の前記電子回路チップから前記識別情報を読み出し、
読み出した前記識別情報と当該証書によって証する事項
との組の真正性を検証可能とする認証情報を、前記証書
に印刷もしくは書き込み、 前記証書の真正性を認証する際に、当該証書の前記電子
回路チップから前記識別情報を読み出し、前記証書に印
刷もしくは書き込まれた前記認証情報を用いて、読み出
した前記識別情報と当該証書が証すると称する事項との
組の真正性を検証することを特徴とする認証方法。 - 【請求項14】証書の真正性を認証する認証方法であっ
て、 予め証書用用紙に、電子回路チップ毎に個別の識別情報
が記憶されている、外部より非接触で読み出し可能且つ
書き換え不可能な第1の記憶領域と、外部より非接触で
情報を書き込み可能な第2の記憶領域と、を有する電子
回路チップを装着しておき、 証書によって証する事項を前記証書用用紙に印刷もしく
は書き込んで、これを証書として発行する際に、当該証
書の前記電子回路チップから前記識別情報を読み出し、
読み出した前記識別情報と当該証書によって証する事項
との組の真正性を検証可能とする認証情報を、前記証書
の前記電子回路チップの前記第2の記憶領域に書き込
み、 前記証書の真正性を認証する際に、当該証書の前記電子
回路チップから前記識別情報と前記認証情報を読み出
し、読み出した前記認証情報を用いて、読み出した前記
識別情報と当該証書が証すると称する事項との組の真正
性を検証することを特徴とする認証方法。 - 【請求項15】商品等の個体の取り扱いを支援する個体
取り扱い支援方法であって、 商品等の個体の種別を識別するための個体種別情報が、
外部より非接触で読み出し可能に記憶された電子回路チ
ップが装着された個体識別票を、当該個体種別情報が示
す個体種別に分類される個体に予め貼付しておき、 作業者が取り扱った個体に貼付された前記個体識別票の
前記電子回路チップから前記個体種別情報を読み取り、
当該個体種別情報に基づいて、個体の取り扱いが、予め
管理している個体の取り扱い内容を示す取り扱い情報が
示す内容通りに行われたか否かを判定することを特徴と
する個体取り扱い支援方法。
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---|---|---|---|
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TW89116555A TW526619B (en) | 2000-01-19 | 2000-08-16 | Authentication system and individual discrimination system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000010441A JP2001202486A (ja) | 2000-01-19 | 2000-01-19 | 認証システムおよび個体識別システム |
Publications (1)
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---|---|
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ID=18538461
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TW (1) | TW526619B (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003316871A (ja) * | 2002-04-24 | 2003-11-07 | Dainippon Printing Co Ltd | 品質保証システム |
JP2005135136A (ja) * | 2003-10-30 | 2005-05-26 | Sato Corp | 携帯通信装置 |
JP2005346394A (ja) * | 2004-06-02 | 2005-12-15 | Ufj Bank Ltd | 振込情報処理システム及び振込情報処理方法 |
-
2000
- 2000-01-19 JP JP2000010441A patent/JP2001202486A/ja active Pending
- 2000-08-16 TW TW89116555A patent/TW526619B/zh not_active IP Right Cessation
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003316871A (ja) * | 2002-04-24 | 2003-11-07 | Dainippon Printing Co Ltd | 品質保証システム |
JP2005135136A (ja) * | 2003-10-30 | 2005-05-26 | Sato Corp | 携帯通信装置 |
JP2005346394A (ja) * | 2004-06-02 | 2005-12-15 | Ufj Bank Ltd | 振込情報処理システム及び振込情報処理方法 |
JP4662733B2 (ja) * | 2004-06-02 | 2011-03-30 | 株式会社三菱東京Ufj銀行 | 振込情報処理装置及び振込情報処理方法 |
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---|---|
TW526619B (en) | 2003-04-01 |
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