JP2001202451A - ユーザサポート支援システム - Google Patents

ユーザサポート支援システム

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JP2001202451A
JP2001202451A JP2000012996A JP2000012996A JP2001202451A JP 2001202451 A JP2001202451 A JP 2001202451A JP 2000012996 A JP2000012996 A JP 2000012996A JP 2000012996 A JP2000012996 A JP 2000012996A JP 2001202451 A JP2001202451 A JP 2001202451A
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Noboru Masaoka
昇 正岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、従来製品および又はサービスのサ
ポートサービスを利用する為に費やしていた時間および
コストを大幅に低減し、所有者にも提供者にも好適なユ
ーザサポート支援システムを構築する事を目的とする。 【解決手段】 本発明のユーザサポート支援システムに
おいて、製品、サービスの種別ID毎、又は所有者毎の
分類に基づいた電子メールアドレス形式を含む識別番号
を付与する識別番号付与手段と、前記識別番号のうち少
なくとも電子メールアドレス形式と共にサポートサービ
スの要求を受けるサービス要求受信手段と、前記サポー
トサービスの要求を受信すると製品、サービスの種別又
は所有者を一意に識別し前記要求を許可又は拒絶判定す
る利用許可判定手段と、前記利用許可判定手段が許可す
れば要求されたサポートサービスを提供するサービス提
供手段と、所有者より料金を徴収し利用したサポートサ
ービスに基づいて料金を差し引く、および又は前記サポ
ートサービスを一定期間利用する為に所有者より料金を
徴収する課金手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、従来製品および又
はサービスのサポートサービスを利用する為に費やして
いた時間およびコストを大幅に低減し、所有者にも提供
者にも好適なユーザサポート支援システムを構築可能と
するもので、特にコンピュータシステムによって構築さ
れ所有者に直接利用可能とし所有者が利用する製品およ
び又はサービスを保守し有効期間を延長せしめる為のユ
ーザサポート支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在多くの応用ソフトウェア(例えばワ
ープロソフト、表計算ソフト、電子メールソフト、スケ
ジュール管理ソフトなど)を用いて所有者により作成さ
れるデータファイルは、それぞれ開発元に固有のフォー
マットを持っている。そして例えばワープロソフトであ
れば、固有のフォーマットに加えて、テキスト形式など
の一般的なフォーマットも公知である。開発元に固有の
フォーマットに対して中立な標準フォーマットを策定し
ようとする団体もあるが、パーソナルコンピュータ(以
下「PC」という)市場においては、未だ多くの応用ソ
フトウェアに採用された標準フォーマットは無い。ま
た、PCの進歩は急激であり、損傷していないにも拘ら
ず、3〜5年以内に使われなくなったPCは少なくな
い。使われなくなったPCは、やがて廃棄処分される。
新規に製造されるPCが増加すれば、やがて廃棄処分さ
れるPCも増加する。廃棄処分されるPCの延べ台数は
言わずもがなである。
【0003】PCが使われなくなる原因のうち代表的な
問題点を、ワープロソフトが利用されていたPCを例に
挙げここに示す。 1)WorldWideWeb(以下「WWW」とい
う)等によって、ワープロ作業の結果を印刷以外の方法
としてデータファイルのまま相手に提供する機会が増え
た。 2)分散した個人や小規模の事業所が合同で1つのプロ
ジェクトを推進してゆくビジネス形態が増えるなどし
て、データファイルのまま複数の相手に提供する機会が
増えた。 3)データファイルを好適に共有する為には、フォーマ
ットを共通にする事が有効である。 4)個人や小規模の事業所の中には、複数のプロジェク
トに携わる可能性が高く、プロジェクト毎に異なるフォ
ーマットを採用するのは混乱の元となり、最新のフォー
マットが共通フォーマットに採用される可能性が高い。 5)最新のフォーマットに対応させる為には最新のワー
プロソフトを購入する必要がある。 6)古くなったPCは、最新のオペレーティングシステ
ム(以下「OS」という)に対応しない場合があり、更
に最新のワープロソフトは最新のOSを必要とする場合
が多いが、古いPCは最新のOSのサポート対象外とな
る事が少なくない。 7)ハードウェアとOSとワープロソフトとは密接に依
存しあっているにも拘らず、相互の不具合にどの開発元
も責任を負わない場合が多い。OSがバージョンアップ
されると、ワープロソフトの開発元はそれに対応したワ
ープロソフトの使用を推奨し、従来のワープロソフトを
利用して発生する不具合に責任を負わない場合が多い。 8)よって、古くなったPCの中には最新のワープロソ
フトを導入できないものがあり、そういったPCは次第
に使われなくなる。
【0004】以上、PCが使われなくなる原因を簡潔に
記載すると、同一のワープロソフトがバージョンアップ
と同時にデータフォーマットを更新する、ただ1点の為
である場合が少なくないという事である。結果的に、個
人や小規模の事業所であっても、他の個人や事業所と共
同でプロジェクトを推進するために常に最新のデータフ
ォーマットを読み取り可能なPCおよびワープロソフト
を備えておく必要が高い。しかし、個人や小規模の事業
所の中には、多くのPCを所有する事が困難な場合が少
なくなく、出来る事ならば古いPCを活用させたいと考
えるところが少なくない。
【0005】前記問題点を解決する為には、3つの手段
が考えられる。まず第1に、ワープロソフトの開発元が
過去に販売した全ての古いワープロソフトに対して、最
新フォーマットのデータファイルをREAD/EDIT
/WRITE可能にするパッチファイルを古いワープロ
ソフトの所有者に提供する手段である。第2に、単独で
動作し新しいフォーマットのデータファイルを古いフォ
ーマットに変換する変換ソフトウェアを古いワープロソ
フトの所有者に提供する手段である。そして第3に、古
いワープロソフトの所有者から新しいフォーマットのデ
ータファイルが送られてくると古いフォーマットに変換
して所有者に送り返す手段である。
【0006】では、前記3つの手段について問題点を挙
げる。まず第1の手段については、過去の全てのバージ
ョンについてパッチファイルを作成し提供する事が開発
元にとっては技術的そしてコスト的負担となる事が予想
される。また、パッチファイルを充てる事で一部の機種
の動作が不安定になる可能性も否定できないし、その為
にサポートサービスへの問い合わせが増えないとも限ら
ない。開発元にしてみれば、離れた場所に置かれた膨大
な数のPCがパッチファイルにより一斉に新しい状態に
なるのであり、それら全てのPCが不安定の可能性を秘
めているという事である。次に第2の手段については、
基本的に前記第1の手段と同じ問題点が考えられる。過
去の全てのバージョンが動作しているPCのOSは、例
えばDOSであったり、Windows3.1であった
り、Windows95であったりする為、それぞれに
対応した実行形式の変換ソフトウェアを作成し提供する
必要がある。サポートサービスの負担もOSの数に応じ
て増加する事が予想される。そして、第3の手段につい
ては、開発元にしてみれば、インターネット等の通信ネ
ットワーク上で公開されたサーバ機に変換サービスを付
加すればよいだけなので、保守も運用も少ない負担で済
ませる事ができる。それらの点では、第3の手段が最も
有効であると言える。
【0007】そこで、前記第3の手段を実施する方法と
して、例えば下記公報に記載された技術が提案されてい
る。 特開平05−204726 特開平06−243019 特開平07−319662 特開平09−069059 特開平09−223050 特開平10−074153 特開平11−112551 特開平11−134227 特開平11−168498 前記各公報に記載された技術においては、通信ネットワ
ークで公開されているサーバ機にフォーマット変換手段
を備え、所有者は、フォーマットの差異を考慮する事な
く、クライアント機で例えば応用ソフトを操作可能とし
ている。該技術は、例えば閉じたLAN内のサーバ機に
付加され閉じたグループに利用許可されたフォーマット
変換サービスに好適である。
【0008】ところが、前記各公報に記載された技術に
おいては、不特定多数の所有者によって利用される通信
ネットワーク、特にインターネットにおいて前記技術に
基づくシステムが公開された時に必要なセキュリティ機
能がほとんど考慮されていないか、もしも備えられたと
しても煩雑な入力を必要とする。不特定多数に対し無制
限に変換サービスを提供すると、該サービスを損傷させ
得る悪質な通信ネットワーク利用者にも公開させてしま
うことになる。そこで、フォーマット変換サービスは開
発元が開発したワープロソフトの利用者、正確には所有
者に利用を制限させられ運用される事が有効である。
【0009】ところで、WWWで公開されている従来の
保守サービスにおいては、ユーザID、暗証番号、機種
番号等の入力を予め要求する保守サービスが少なくな
い。それらの情報をPCに保存しておいてもあるいは手
帳に書き留めておいても、漏洩又は紛失の危険にさらさ
れている点に違いはない。1人の所有者が保守サービス
を受けようとする製品あるいはサービスは、例えばP
C、プリンタ、MO、各種ソフトウェア、そして銀行や
証券会社の口座管理など多岐に及ぶ傾向にある。それら
全ての製品やサービスについて、必要事項を記録して保
管しておく公的な手段があったとしても、保守サービス
の利用時に入力してサーバ機へ送信する負担に変わりは
ない。
【0010】また従来、サポートサービスは、電話ある
いはファクシミリによる受け付けが多数であったが、近
年になってWWWあるいは電子メールによる受け付けの
割合が高まってきた。サポートサービスのコストを下げ
る為にも、前記の割合は一層高まるものと考えられる。
従来のサポートサービスにおいては所有者を識別する手
段として、前記のようにユーザID、暗証番号、機種番
号等を口頭で要求してきた。そして、前記各識別番号は
口頭で伝わり易いように単純な英数字が多く用いられて
きた。ところが、電子メールあるいはWWWでサポート
サービスを受け付ける割合が高まるにつれて、前記各識
別番号は英数字である必要性が低くなってきた。また、
サポートサービスを利用する為にWWWあるいは電子メ
ールサービスを利用すると、必ずプロバイダのサーバ機
および又はメールサーバ機を経由され、既にその為にプ
ロバイダへの登録番号あるいは電子メールアドレスが入
力されるのであり、該登録番号あるいは電子メールアド
レスで各製品またはサービスの識別番号を代用できれば
効率的にサポートサービスを利用可能とできる。
【0011】また、電子メール技術を応用して既に知ら
れたサービスとして、所有者が電子メールアドレスを登
録する事で、定期的に電子メールでニュースを購読する
サービスが既に知られている。しかし該技術は、サービ
スの提供元から購読者への一方向の送信に好適な技術と
言え双方向の送受信に好適な技術とは言えない。その理
由は、所有者が独自に取得する従来の電子メールアドレ
スは、所有者あるいは該電子メールアドレスの提供団体
の都合により廃止されたり変更されたりする可能性が高
く、所有者にとってはその度に各製品のサポート窓口で
変更するのは負担となる。またそれが製品、サービスの
サポートサービスという重要な情報であれば、該製品の
製造元あるいはサービスの提供元にとっても前記電子メ
ールアドレスを含めた登録情報が所有者によって頻繁に
変更される事は好ましくない。そしてまた、所有者が質
問の程度によって電子メールと電話を併用する場合に
は、製品、サービスあるいは所有者の識別番号と電子メ
ールアドレスの両方を見つけておく手間が残存する。更
にまた、電子メールだけで賄えるサポートサービスであ
れば、識別番号の意義が不明確になり、所有者を混乱さ
せかねない。
【0012】そして最も重要な点は、前記各問題点が解
決されない事が、サポートサービスの提供元において古
い製品やサービスのサポートサービスを怠っても良い理
由となってはならない事である。サポートサービスの提
供元にしてみれば、新たなサービスを提供する事で新た
な収益を期待しない訳にはいかない。よって、提供元と
所有者が共に合意可能な新たな課金システムが望まれ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上の問題点を鑑みて
本発明は、従来製品および又はサービスのサポートサー
ビスを利用する為に費やしていた時間およびコストを大
幅に低減し、所有者にも提供者にも好適なユーザサポー
ト支援システムを構築する事を目的とする。特に、コン
ピュータシステムによって構築され所有者に直接利用可
能とし、所有者が利用する製品および又はサービスを保
守し有効期間を延長せしめるもので、具体的にはインタ
ーネットに接続されたコンピュータであれば比較的古く
なっても古い状態のままで動作可能な期間(寿命)を延
長せしめコンピュータの廃棄処分インターバルを延長せ
しめるためのユーザサポート支援システムを構築する事
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】その為に、本発明のユー
ザサポート支援システムにおいては、製品、サービスの
種別ID毎、又は所有者毎の分類に基づいた電子メール
アドレス形式を含む識別番号を付与する識別番号付与手
段と、前記識別番号のうち少なくとも電子メールアドレ
ス形式と共にサポートサービスの要求を受けるサービス
要求受信手段と、前記サポートサービスの要求を受信す
ると製品、サービスの種別又は所有者を一意に識別し前
記要求を許可又は拒絶判定する利用許可判定手段と、前
記利用許可判定手段が許可すれば要求されたサポートサ
ービスを提供するサービス提供手段と、所有者より料金
を徴収し利用したサポートサービスに基づいて料金を差
し引く、および又は前記サポートサービスを一定期間利
用する為に所有者より料金を徴収する課金手段とを備え
ている。本発明のユーザサポート支援システムがサポー
トサービスを提供可能な製品は例えば、家屋、飛行機、
ボート、自動車、自転車、家電製品、PC、プリンタ、
各種ソフトウェアであり、又サポートサービスを提供可
能なサービスは例えば、銀行あるいは証券会社の口座、
家庭ドクターなどの医療機関とのコンサルタント契約、
弁護士あるいは弁理士とのコンサルタント契約などであ
る。
【0015】前記識別番号は、所有者の要求を一部受け
入れたとしても最終的には前記ユーザサポート支援シス
テムにより、製品の製造元あるいはサービスの提供元側
より電子メールアドレス形式を含み付与される。そし
て、前記識別番号の電子メールアドレス部分と同名の電
子メールアドレスが、本発明のユーザサポート支援シス
テム側に登録され、登録された所有者の為の受信および
又は送信ボックスとなっている。よって前記識別番号の
電子メールアドレス部分は、所有者に従来の電子メール
アドレスとして利用可能である。また前記識別番号は、
前記電子メールアドレス形式と、所有者が別途所有する
電子メールアドレスを組み合わせて形成される。また更
に、電子メールアドレス形式に所有者が登録した暗証番
号を組み合わせて前記識別番号は形成される。例えば、
前記識別番号が1つの電子メールアドレス形式で形成さ
れ、送信元アドレスと送信先アドレスが同一の電子メー
ルを前記サービス要求受信手段である受信ボックスで受
信させられた場合には、該電子メールはフックされ要求
が処理され、その後に同一アドレスの前記サービス提供
手段である送信ボックスにセットされる。前記識別番号
は、製品の製造元、サービスの提供元あるいはそれらの
協力団体により管理され、所有者に付与される。これを
従来の郵便システムに例えるならば、各製品、サービス
あるいはそれらの所有者の識別番号としては、所有者が
独自に取得する電子メールアドレスは悪用される可能性
が高い私書箱と言え、それに対して製品の製造元あるい
はサービスの製造元が付与する電子メールアドレスは、
郵政省が土地に対して付与する郵便番号、あるいは法務
省が管理する地番と言える。
【0016】また前記課金手段においては、前記識別番
号の電子メールアドレス部分の管理費用として、クレジ
ットカード等を経由するなどして徴収する方法が考えら
れる。具体的には、前記管理費用が支払われていればサ
ポートサービスを利用可能で、もしも管理費用が支払わ
れていなければサポートサービスは利用不可能とされ
る。また内容に応じてサポートサービスに複数の料金体
系が用意される事が考えられるが、それに応じて従来の
電子メールサービスにまでサービスの差を付ける必要は
ない。古い製品を利用する全ての所有者が、本発明に係
るユーザサポート支援システムによるサポートサービス
を利用するとは限らない。よって、製品の価格に均等に
サポートサービスの運用コストを含めるのは好ましくな
い。好ましくは、古い製品の所有者のうち、サポートサ
ービスを希望する者が費用を負担する事である。1回の
利用ごとに料金徴収すると金融機関でのコストが発生す
るため、予納方式が有効な実施方法の1つであると考え
られる。具体的には例えば、製品の所有者が、初めてサ
ポートサービスを利用しようとすると、定額を予納する
旨のメッセージが届く。該定額を振り込むと、最初の利
用日から1年間(又は3年間)利用可能となる。その期
限が近づくと、自動的にメッセージが届き、更に継続す
るなら3000円を振り込む様、メッセージが届く。ま
たあるいは、3年間と、30回使用のいずれか一方が達
成された時点で期日となる方式も考えられる。また不本
意にもサポートサービスを終了する事態になる事が決定
した場合には、稼動を終了する少なくとも6ヶ月以内に
電子メール等で所有者に通知する。残金があったとして
も、返還されない。その代わり、残り6ヶ月(1年)は
新規のお金を徴収せず、無料で利用可能とする方式で対
応できると考えられる。
【0017】また本発明のユーザサポート支援システム
においては、具体的には、バージョンの差異が所有者に
より作成されるデータファイルのフォーマットの差異を
引き起こし得る応用ソフトウェアのユーザサポート支援
システムとして実施される。その為に、該応用ソフトウ
ェアのバージョン毎又は所有者毎の分類に基づいた電子
メールアドレス形式を含む識別番号を付与する識別番号
付与手段と、前記識別番号のうち少なくとも電子メール
アドレス形式と共に前記データファイルを受け取るファ
イル受信手段と、前記データファイルを受信すると応用
ソフトウェアの種別又は所有者を一意に識別し利用を許
可又は拒絶判定する利用許可判定手段と、前記利用許可
判定手段が許可すれば前記ファイルの少なくとも一部が
前記応用ソフトウェアを利用して作成されている事、損
傷していない事、そして本システムを損傷させ得るウィ
ルスを含んでいない事を検証するフォーマット検証手段
と、前記フォーマット検証手段により検証されたなら、
前記データファイルを少なくとも前記応用ソフトウェア
の古いバージョンのデータフォーマットに変換するフォ
ーマット変換手段と、変換後の変換済データファイルを
予め指定された送信先に送信するファイル送信手段とを
備えている。また、所有者より料金を徴収し利用したサ
ポートサービスに基づいて料金を差し引く、および又は
前記サポートサービスを一定期間利用する為に所有者よ
り料金を徴収する課金手段を備えている。ところで、前
記データファイルを少なくとも前記応用ソフトウェアの
古いバージョンのデータフォーマットのみに変換するの
は、1つの応用ソフトウェアの開発元が単独でサポート
サービスを提供する実施の形態が想定されており、それ
以外の実施の形態においては、同一ソフトウェアの古い
バージョンのデータフォーマットのみに限定される必要
はない。具体的には、一般に広く認知されているフォー
マット、例えばPDFに変換可能であっても良い。そし
て例えば、複数の応用ソフトウェアの開発元が合意すれ
ば、各フォーマット間の変換も可能となる。
【0018】また本発明のユーザサポート支援システム
は、コンピュータにより少なくとも一部が通信ネットワ
ーク、例えばインターネットを介して外部に公開され所
有者によって直接利用可能である。
【0019】また前記サービス要求受信手段はサポート
サービスを要求する前記識別番号が付された電子メール
を受信可能である。また、コンピュータで利用されるフ
ァイルがサポートサービスの対象となる製品であれば、
前記ファイルが添付された電子メールを受信可能であ
る。
【0020】また前記サービス提供手段は電子メール、
ファクシミリ等により所有者に結果がもたらされる。フ
ァクシミリは例えば、従来の自動応答サービス以外に
も、電子メールに添付されたデータファイルが変換され
ると共に、該変換によってデータの一部が欠落あるいは
変更された事を文章で出力する目的にも利用される。又
はデータファイルの少なくとも一部を印刷するサービス
にも利用される。また前記サービス提供手段は、所有者
からのサポートサービスの要求が無くても実施可能で例
えば、課金情報について、予納残高、有効期限、料金徴
収などが電子メール、ファクシミリ等によって適宜通知
される。
【0021】ところで、所有者の視点から本発明のユー
ザサポート支援システムを利用する上での問題点を挙げ
る。それは、複数の製品および又はサービスを利用して
いる所有者は、従来と変わりなく複数の識別番号を管理
する必要があるという事である。この問題点の改善策は
例えば、電子メールソフトウェアあるいはブラウザソフ
トウェアに複数の電子メールアドレスを登録しておき、
送信先ごとに自動的に選択させる方法がある。又は、複
数の電子メールアドレスを登録しておき特定のソフトウ
ェアに依存せずPCのディスプレイ装置に選択可能にポ
ップアップ表示させる軽量のソフトウェアを備える事で
ブラウザ等複数のソフトウェアにも対応できる。その為
に、所有者の端末で動作可能な所有物情報管理プログラ
ムにおいて、製品、サービスの種別ID毎、又は所有者
毎の分類に基づいた電子メールアドレス形式を含む識別
番号が所有者に付与され該識別番号に基づいてサポート
サービスが提供されている2以上の製品、サービスに対
応し、所有者が前記識別番号を含み所有する製品、サー
ビスの所有物情報を登録する所有物情報登録手段と、所
有者が前記各情報を閲覧する所有物情報閲覧手段とを備
え、前記所有物情報は各製品、サービスのサポートサー
ビスを利用可能にリンク可能としている。前記所有物情
報管理プログラムは、PC、携帯型情報機器等で単独で
動作させる事も可能であり、またブラウザソフト等に連
携して動作させる事も可能である。
【0022】また別の手段として、複数の製品あるいは
サービスにおいて電子メールアドレス形式の識別番号が
従来の所有者IDに採用されれば、通信ネットワーク上
で別途サーバ機を稼動させ、2以上の所有者が所有する
全ての識別番号を束ねてラップして管理するサービスが
有効となる。そうする事で所有者の端末に全ての識別番
号を保管する必要がなくなり、漏洩の危険性も低減でき
る。所有者は、常に前記サーバ機で公開されるメニュ
ー、例えばHPをアクセスし、自分が所有し利用する製
品、サービスの一覧より目的の製品、サービスを選択可
能となり、各製品のユーザサポート支援システムへリン
クされる事にり、サポートサービスの利便性は向上す
る。その為に、少なくとも一部が通信ネットワークを介
して外部に公開され所有者の端末から利用可能な所有物
情報管理システムにおいて、識別番号を所有者に付与す
る識別番号付与手段と、所有者からの要求を受信すると
前記識別番号に基づいて所有者を一意に識別し利用を許
可又は拒絶判定する利用許可判定手段と、前記利用許可
判定手段が許可すれば、製品、サービスの種別ID毎、
又は所有者毎の分類に基づいた電子メールアドレス形式
を含む識別番号が所有者に付与され該識別番号に基づい
てサポートサービスが提供されている2以上の製品、サ
ービスに対応し、所有者が前記識別番号を含み所有する
製品、サービスの所有物情報を登録させる所有物情報登
録手段と、同じく前記利用許可判定手段が許可すれば、
所有者が前記各情報を閲覧させる所有物情報閲覧手段と
を備え、前記所有物情報は各製品、サービスのサポート
サービスを利用可能にリンク可能としている。
【0023】そして、特に前記応用ソフトウェアのユー
ザサポート支援システムにおいては、従来から高い要求
があったサポートサービスを提供可能である。応用ソフ
トウェアがバージョンアップされると、従来の応用ソフ
トウェアの所有者は、不意に不便を被る事が少なくなか
った。該不便は所有者の責任とは言えず、専ら応用ソフ
トウェアの開発元が改善策を提供しなければならないも
のと言え、本発明のユーザサポート支援システムは該不
便を改善する画期的なサービスを提供可能である。PC
が廃棄処分されるまでのインターバルは延長され、結果
的に産業上絶大な効果をもたらすと考えられる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0025】第1図は本発明の第1の実施の形態におけ
るユーザサポート支援システムの通信ネットワーク、特
にインターネットへの適用例を示す構成図、第2図は本
発明の第1の実施の形態におけるユーザサポート支援シ
ステムに利用される所有情報データベースの実施例を説
明するテーブル表、第3図は本発明の第1の実施の形態
におけるユーザサポート支援システムに利用される所有
情報データベースの実施例を説明するテーブル表であ
る。
【0026】第1図において、製品および又はサービス
の所有者は所有者の端末170を用いて所有者に公開さ
れたメニュー111を介して前記製品および又はサービ
スのサポートサービスを受けられる。所有者の端末17
0としてはPC、携帯電話等を用いて直接サポートサー
ビスを利用する形態が今後多く占めると考えられるが、
従来の電話によるオペレータを介したサポートサービス
が本発明に含まれる事は勿論である。前記所有者の端末
170は、インターネット等の通信ネットワーク180
を介してユーザサポート支援システム100に接続され
る。ユーザサポート支援システム100は、所有者に公
開されたメニュー111の他にも、システム管理者だけ
が利用可能な所有者に非公開のメニュー112及び所有
者に非公開の機能処理手段140を備えている。
【0027】所有者より要求があれば、識別番号付与手
段120によって所有者へ識別番号が付与され所有情報
データベース150へ登録される。該処理は、従来の所
有者登録に該当する。以後所有者よりサポートサービス
の要求があればサービス要求受信手段131で受け付け
られ、該要求は利用許可判定手段132が前記所有情報
データベースに照会し許可された後に、サービス提供手
段133で処理を施され、必要であれば結果は所有者へ
提供される。前記サービス提供手段133は前記要求を
処理する要求処理手段135と、必要であれば結果を所
有者へ提供する結果送信手段136とを備える。識別番
号には電子メールアドレス形式が含まれる為、特に電子
メールでサポートサービスを受ける場合には従来の無駄
なIDの入力を不要に出来る。
【0028】課金手段は所有者に非公開の機能処理手段
140でシステム管理者によって保守される。課金手段
は、識別番号付与手段120によって付与された識別番
号が電子メールアドレス形式を含む為、以降電子メール
アドレスの管理費用として、クレジットカード等を経由
するなどして料金を徴収する。そして所有者が利用した
サポートサービスに基づいて料金を差し引く、および又
は前記サポートサービスを一定期間無制限に利用可能と
する。また前記課金手段においては、具体的には、前記
管理費用が支払われていればサポートサービスを利用可
能で、もしも管理費用が支払われていなければサポート
サービスは利用不可能とされ、定期的に電子メール等に
よって所有者に督促を通知する。もしも督促後にも所有
者より料金が支払われなければ、本所有者へのサポート
サービスは終了する。
【0029】次に第2図および第3図においては、第1
図に示された所有情報データベース150の実施例を示
している。また、無料でサポートサービスが施されてい
る場合には、課金情報が含まれない事は勿論である。所
有者よりサポートサービスの要求があれば、該要求に付
された識別番号が前記所有情報データベース150に照
会され、登録の有無、該当する製品あるいはサービスの
種別、および又は利用可能なサポートサービスの制限の
有無等が判別される。例えば図において、所有者が所有
する製品、サービスのバージョンはProvidedE
mailによってVer3である事が識別される。第2
図において、UserEmailを送信元としProv
idedEmailを送信先とする電子メールでサポー
トサービスの要求を受信すると、要求が処理された後
に、UserEmail宛てに電子メールで結果が返送
される。またCode(暗証番号)は、電子メール等で
通常のサポートサービスを利用する為には入力を必要と
されず、HP等で各種情報を変更する操作などに必要と
される。また第3図において、送信元、送信先ともPr
ovidedEmailとされた電子メールでサポート
サービスの要求を受信すると、本発明のユーザサポート
支援システムは、前記電子メールを受信ボックスにて該
要求をフックし、要求が処理された後に、結果を含む電
子メールが送信ボックスにセットされる。
【0030】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。第4図は本発明の第2の実施の形態における
ユーザサポート支援システムの通信ネットワーク、特に
インターネットへの適用例を示す構成図、第5図は本発
明の第2の実施の形態におけるユーザサポート支援シス
テムに利用される所有情報データベースの実施例を説明
するテーブル表、第6図は本発明の第2の実施の形態に
おけるユーザサポート支援システムに利用される所有情
報データベースの実施例を説明するテーブル表、第7図
は本発明の第2の実施の形態におけるユーザサポート支
援システムの処理流れの実施例を説明する処理流れ図で
ある。本発明の第2の実施の形態は、特にワープロソフ
トのデータ変換サービスの処理流れ図を説明している。
【0031】第4図において、応用ソフトウェアの所有
者は所有者の端末270を用いて所有者に公開されたメ
ニュー211を介して前記製品および又はサービスのサ
ポートサービスを受けられる。前記所有者の端末270
は、インターネット等の通信ネットワーク280を介し
てサポートサービス提供元のサーバ機201に接続され
る。本実施例において、ユーザサポート支援システム
は、応用ソフトウェアの開発元とは別の団体、例えば非
営利団体、地域プロバイダ等によって運用され、サポー
トサービス提供元のサーバ機201と応用ソフトウェア
の開発元のサーバ機202に分散されて備えられ、それ
らは双方が備える分散データベース管理手段261およ
び262によって連携されている。本発明のユーザサポ
ート支援システムは前記システム全体で構成される。シ
ステムを分散させた理由は、サポートサービスの中には
応用ソフトウェアの開発元にも内容を見られてはならな
い対象物があり得るからである。例えば、応用ソフトウ
ェアの開発元とも競合する企業が所有者であって、何ら
かのビジネスプロジェクトの提案書が含まれたデータフ
ァイルを変換する場合である。所有者に信頼されないサ
ービスは、フォーマット変換サービスに限らず利用が伸
びないと言える。その対策として例えば、応用ソフトウ
ェアの開発元が加盟する非営利団体が、フォーマット変
換サービス等のサービスを提供する事が望ましい。具体
的には、ソフトの開発元のホームページ(以下「HP」
という)のリンクを経由してサポートサービス提供元の
HPにおいてサポートサービスが提供される事が好まし
い。
【0032】所有者より要求があれば、識別番号付与手
段220により識別番号データベース251、所有者情
報データベース252、課金情報データベース253へ
登録し、所有者へ識別番号を付与する。該処理は、従来
の所有者登録に該当する。以後所有者よりサポートサー
ビスの要求があればサービス要求受信手段231で受け
付けられる。そして利用許可判定手段232によって該
要求に付された識別番号が前記識別番号データベース2
51に照会され、登録の有無、該当する製品あるいはサ
ービスの種別、および又は利用可能なサポートサービス
の制限の有無等が判別される。必要であれば、分散デー
タベース管理手段261および262を介して、開発元
のサーバ機202で稼動する所有者情報データベース2
52および課金情報データベース253へも照会する。
ところで、データベースを分散する基準は、セキュリテ
ィ等の事情によって変更される為、所有者情報および又
は課金情報の少なくとも一部をサポートサービス提供元
のサーバ機201で稼動させ得る事は勿論である。そし
て、フォーマット検証手段234が各フォーマット情報
を保管するフォーマット情報データベース237へ照会
し許可されたデータファイルである事が検証され、更に
ウィルス等の問題点が検証される。その後に、前記要求
を処理する要求処理手段235によってフォーマット情
報データベース237の情報に基づいてフォーマットが
変換され、変換後のデータファイルは結果送信手段23
6によって送信される。識別番号には電子メールアドレ
ス形式が含まれる為、特に電子メールでサポートサービ
スを受ける場合には従来の無駄なIDの入力を不要に出
来る。
【0033】ところで、前記データファイルを前記応用
ソフトウェアの古いバージョンのデータフォーマットの
みに変換可能とすれば、1つの応用ソフトウェアの開発
元が単独でサポートサービスを提供可能となる。しかし
本発明のユーザサポート支援システムは、同一ソフトウ
ェアの古いバージョンのデータフォーマットのみに限定
されない。具体的には、一般に広く認知されているフォ
ーマット、例えばPDFに変換可能であっても良い。そ
して例えば、複数の応用ソフトウェアの開発元が合意す
れば、各フォーマット間の変換も可能となる。また、受
信するデータファイルも送信するデータファイルも、例
えばZIP、LHA等の圧縮形式に対応されている。
【0034】課金手段は所有者に非公開の機能処理手段
240でシステム管理者によって保守されるが、該課金
手段はサポートサービス提供元のサーバ機201で稼動
しても、あるいは開発元のサーバ機202で稼動しても
構わない。課金手段は、識別番号付与手段220によっ
て付与された識別番号は電子メールアドレス形式を含
み、以降電子メールアドレスの管理費用として、クレジ
ットカード等を経由するなどして徴収する。そして所有
者が利用したサポートサービスに基づいて料金を差し引
く、および又は前記サポートサービスを一定期間無制限
に利用可能とする。また前記課金手段においては、具体
的には、前記管理費用が支払われていればサポートサー
ビスを利用可能で、もしも管理費用が支払われていなけ
ればサポートサービスは利用不可能とされ、定期的に電
子メール等によって所有者に督促を通知する。もしも督
促後にも所有者より料金が支払われなければ、本所有者
へのサポートサービスは終了する。
【0035】次に第5図および第6図においては、第4
図に示された識別番号データベース251、所有者情報
データベース252および課金情報データベース253
の実施例を示している。第5図においては、識別番号デ
ータベースのみをサポートサービス提供元のサーバ機2
01で稼動さられ、それ以外のデータベースは開発元の
サーバ機202で稼動させられる。また第6図において
は、識別番号データベース、所有者情報データベースお
よび課金情報等その他のデータベースの3つのデータベ
ースに分離されている。この場合、識別番号データベー
スは第4図の識別番号データベース251に対応し、所
有者情報データベースは第4図の所有者情報データベー
ス252に対応し、課金情報等その他のデータベースは
第4図の課金情報データベース253に対応している。
また、無料でサポートサービスが施されている場合に
は、課金情報データベースが含まれない事は勿論であ
る。
【0036】次に第7図において、サービス要求受信手
段31がデータファイルの受領を検出すると、利用許可
判定手段32によって該ファイルに付された識別番号が
データベースに照会され、登録の有無、該当する製品あ
るいはサービスの種別、および又は利用可能なサポート
サービスの制限の有無等が判別される。そして、サービ
ス提供手段33で処理を施され、必要であれば結果は所
有者へ提供される。本実施の形態の場合前記サービス提
供手段33は、受領したデータファイルが許可されたフ
ォーマットのデータファイルである事が検証され、更に
ウィルス等の問題点が検証されるフォーマット検証手段
と、フォーマット情報データベースの情報に基づいてフ
ォーマットを変換する要求処理手段と、変換後のデータ
ファイルを所有者へ返送する結果送信手段とを備え、受
領したデータファイルは前記各手段により処理を施され
る。そして、課金手段38によって課金情報が更新され
る。
【0037】また場合によっては、変換後のデータファ
イルは、変換前のデータファイルから、罫線、計算式、
文字飾り等のうち一部が欠落する可能性がある。その為
に、電子メールで返送する場合には、該電子メールにメ
ッセージを記載するかあるいは別途ファイルを添付する
事で、欠落した部位の情報が所有者に通知される。また
該通知が不可能であれば、変換元と変換先のデータファ
イルの違いより、罫線、計算式、文字飾り等のうち一部
が欠落した可能性がある旨の定形的なメッセージが添付
され所有者に通知される。また別の手段として、欠損を
生じない最も最近のフォーマットに変換され所有者に返
送されるか、あるいはフォーマットは変換されず変換元
のデータファイルと共に欠損を生じない最も最近のフォ
ーマットのバージョンを通知するメッセージが所有者に
送付される。
【0038】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。第8図は本発明の第3の実施の形態における
所有物情報管理プログラムを備えた所有者の端末の通信
ネットワーク、特にインターネットへの適用例を示す構
成図、第9図は本発明の第3の実施の形態における所有
物情報管理プログラムに利用される識別番号を含む所有
情報データベースの実施例を説明するテーブル表であ
る。
【0039】第8図において、製品、サービスの所有者
は所有者の端末370により通信ネットワーク380を
介してユーザサポート支援システム300を利用可能で
ある。所有者の端末370で動作する所有物情報管理プ
ログラムはその要部が電子メールアドレス形式を含む識
別番号を含み所有する製品、サービスの所有物情報を登
録する所有物情報登録手段391と、所有者が前記各情
報を閲覧する所有物情報閲覧手段392と、所有情報デ
ータベース393とで構成される。そして前記所有情報
データベース393と前記ユーザサポート支援システム
300とは、前記所有物情報閲覧手段392から通信部
375を介して各製品、サービスのサポートサービスを
利用可能にリンクされている。所有者は、前記各機能を
入力部372によって選択指示し、前記サポートサービ
スの結果はメモリ部376に一時保存されるなどしてデ
ィスプレイ部373および又はサウンド部374によっ
て受信される。そして各部および各手段は制御部371
によって制御されている。第9図において、所有情報デ
ータベースには、各製品、サービス毎に付与された識別
番号を含めた製品、サービスの各種情報が管理されてい
る。
【0040】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。第10図は本発明の第4の実施の形態におけ
る所有物情報管理システムの通信ネットワーク、特にイ
ンターネットへの適用例を示す構成図、第11図は本発
明の第4の実施の形態における所有物情報管理システム
に利用される所有情報データベースの実施例を説明する
テーブル表である。
【0041】第10図において、2以上の所有者の所有
物情報を管理可能に、所有物情報管理システム490
は、所有者に公開されたメニュー491によって少なく
とも一部が通信ネットワーク481を介して外部に公開
され所有者の端末470から利用可能とされる。所有者
は予め、識別番号付与手段492によって識別番号を付
与され識別番号データベース497に登録される。以
降、サービス要求受信手段493が所有者からの要求を
受信すると、利用許可判定手段494が前記識別番号デ
ータベース497に照会する事で所有者を一意に識別し
利用を許可又は拒絶判定し、前記利用許可判定手段49
4に許可されれば、所有物情報登録手段495によって
所有者は所有する製品、サービスの所有物情報を所有情
報データベース498に登録可能となる。同じく前記利
用許可判定手段494に許可されれば、所有物情報閲覧
手段496によって所有者が前記各情報を閲覧可能とな
る。そして前記所有情報データベース498と前記ユー
ザサポート支援システム400とは、前記所有物情報閲
覧手段496から通信部499を介して各製品、サービ
スのサポートサービスを利用可能にリンクされている。
第11図において、所有情報データベースには、各製
品、サービス毎に付与された識別番号を含めた製品、サ
ービスの各種情報が管理されている。ところで、第10
図の識別番号データベース497には、本図のテーブル
表のうちSuupportUserIDが別途保存さ
れ、利用許可判定手段493等によって利用されるが、
セキュリティー等の問題点について対策が施されている
場合は、別途識別番号データベースを備えず本図のテー
ブル表に基づいたデータベースのみで対応される。
【0042】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0043】従来製品および又はサービスのサポートサ
ービスを利用する為に費やしていた時間およびコストを
大幅に低減し、所有者にも提供者にも好適なユーザサポ
ート支援システムを構築できる。サポートサービスの対
象物がハードウェアであれば、従来廃棄処分されていた
り利用されなくなっていたものについても寿命を延長で
きる。サポートの対象物がソフトウェアであってもハー
ドウェアであっても、所有者がサポートサービスを利用
するコストを低く抑えられ、より多くのサポートサービ
スを利用可能となる。
【0044】具体的には、インターネットに接続された
コンピュータであれば比較的古くなっても古い状態のま
まで動作可能な期間(寿命)を延長せしめ、コンピュー
タの廃棄処分インターバルを延長せしめる。結果、PC
の大量廃棄を防げる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるユーザサポ
ート支援システムの通信ネットワーク、特にインターネ
ットへの適用例を示す構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるユーザサポ
ート支援システムに利用される所有情報データベースの
実施例を説明するテーブル表である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるユーザサポ
ート支援システムに利用される所有情報データベースの
実施例を説明するテーブル表である。
【図4】本発明の第2の実施の形態におけるユーザサポ
ート支援システムの通信ネットワーク、特にインターネ
ットへの適用例を示す構成図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるユーザサポ
ート支援システムに利用される所有情報データベースの
実施例を説明するテーブル表である。
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるユーザサポ
ート支援システムに利用される所有情報データベースの
実施例を説明するテーブル表である。
【図7】本発明の第2の実施の形態におけるユーザサポ
ート支援システムの処理流れの実施例を説明する処理流
れ図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態における所有物情報
管理プログラムを備えた所有者の端末の通信ネットワー
ク、特にインターネットへの適用例を示す構成図であ
る。
【図9】本発明の第3の実施の形態における所有物情報
管理プログラムに利用される所有情報データベースの実
施例を説明するテーブル表である。
【図10】本発明の第4の実施の形態における所有物情
報管理システムの通信ネットワーク、特にインターネッ
トへの適用例を示す構成図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態における所有物情
報管理システムに利用される所有情報データベースの実
施例を説明するテーブル表である。
【符号の説明】
100 ユーザサポート支援システム 201 サポートサービス提供元のサーバ機 202 製品、サービス開発元のサーバ機 111,211 所有者に公開されたメニュー 112,212 所有者に非公開のメニュー 120,220 識別番号付与手段 31,131,231 サービス要求受信手段 32,132,232 利用許可判定手段 33,133 サービス提供手段 234 フォーマット検証手段 135,235 要求処理手段 136,236 結果送信手段 237 フォーマット情報データベース 38 課金手段 140,240 所有者に非公開の機能処理手段 150 所有情報データベース 251 識別番号データベース 252 所有者情報データベース 253 課金情報データベース 261、262 分散データベース管理手段 170、270 所有者の端末装置 180、281、282 通信ネットワーク

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品、サービスの種別ID毎、又は所有
    者毎の分類に基づいた電子メールアドレス形式を含む識
    別番号を付与する識別番号付与手段と、前記識別番号の
    うち少なくとも電子メールアドレス形式と共にサポート
    サービスの要求を受信するサービス要求受信手段と、前
    記サポートサービスの要求を受信すると製品、サービス
    の種別又は所有者を一意に識別し前記要求を許可又は拒
    絶判定する利用許可判定手段と、前記利用許可判定手段
    が許可すれば要求されたサポートサービスを提供するサ
    ービス提供手段とを備えた、製品又はサービスのサポー
    トサービスを補助するユーザサポート支援システムにお
    いて、所有者より料金を徴収し利用したサポートサービ
    スに基づいて料金を差し引く、および又は前記サポート
    サービスを一定期間利用する為に所有者より料金を徴収
    するユーザサポート支援システムの課金方式。
  2. 【請求項2】 製品又はサービスのサポートサービスを
    補助するユーザサポート支援システムであって、製品、
    サービスの種別ID毎、又は所有者毎の分類に基づいた
    電子メールアドレス形式を含む識別番号を付与する識別
    番号付与手段と、前記識別番号のうち少なくとも電子メ
    ールアドレス形式と共にサポートサービスの要求を受信
    するサービス要求受信手段と、前記サポートサービスの
    要求を受信すると製品、サービスの種別又は所有者を一
    意に識別し前記要求を許可又は拒絶判定する利用許可判
    定手段と、前記利用許可判定手段が許可すれば要求され
    たサポートサービスを提供するサービス提供手段と、所
    有者より料金を徴収し利用したサポートサービスに基づ
    いて料金を差し引く、および又は前記サポートサービス
    を一定期間利用する為に所有者より料金を徴収する課金
    手段を備えた事を特徴とするユーザサポート支援システ
    ム。
  3. 【請求項3】 バージョンの差異が所有者により作成さ
    れるデータファイルのフォーマットの差異を引き起こし
    得る応用ソフトウェアのユーザサポート支援システムで
    あって、該応用ソフトウェアのバージョン毎又は所有者
    毎の分類に基づいた電子メールアドレス形式を含む識別
    番号を付与する識別番号付与手段と、前記識別番号のう
    ち少なくとも電子メールアドレス形式と共に前記データ
    ファイルを受け取るファイル受信手段と、前記データフ
    ァイルを受信すると応用ソフトウェアの種別又は所有者
    を一意に識別し利用を許可又は拒絶判定する利用許可判
    定手段と、前記利用許可判定手段が許可すれば前記ファ
    イルの少なくとも一部が前記応用ソフトウェアを利用し
    て作成されている事、損傷していない事、そして本シス
    テムを損傷させ得るウィルスを含んでいない事を検証す
    るフォーマット検証手段と、前記フォーマット検証手段
    により検証されたなら、前記データファイルを少なくと
    も前記応用ソフトウェアの古いバージョンのデータフォ
    ーマットに変換するフォーマット変換手段と、変換後の
    変換済データファイルを予め指定された送信先に送信す
    るファイル送信手段とを備えた事を特徴とするユーザサ
    ポート支援システム。
  4. 【請求項4】 前記ユーザサポート支援システムは所有
    者より料金を徴収し利用したサポートサービスに基づい
    て料金を差し引く、および又は前記サポートサービスを
    一定期間利用する為に所有者より料金を徴収する課金手
    段を備えた事を特徴とする請求項3に記載のユーザサポ
    ート支援システム。
  5. 【請求項5】 前記ユーザサポート支援システムはコン
    ピュータにより少なくとも一部が通信ネットワークを介
    して外部に公開され所有者によって直接利用可能とされ
    た事を特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の
    ユーザサポート支援システム。
  6. 【請求項6】 前記識別番号は前記ユーザサポート支援
    システムにより付与された電子メールアドレス形式と所
    有者が別途所有する電子メールアドレスを組み合わせて
    成る事を特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載
    のユーザサポート支援システム。
  7. 【請求項7】 前記識別番号は前記電子メールアドレス
    形式と所有者が登録した暗証番号を組み合わせて成る事
    を特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載のユー
    ザサポート支援システム。
  8. 【請求項8】 前記サービス要求受信手段はサポートサ
    ービスを要求する前記識別番号が付された電子メールを
    受信可能である事を特徴とする請求項2〜7のいずれか
    1項に記載のユーザサポート支援システム。
  9. 【請求項9】 前記サービス要求受信手段はサポートサ
    ービスを受けたいファイルが添付され前記識別番号が付
    された電子メールを受信可能である事を特徴とする請求
    項2〜8のいずれか1項に記載のユーザサポート支援シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 前記サービス提供手段は電子メールに
    より所有者に結果を提供可能である事を特徴とする請求
    項2〜9のいずれか1項に記載のユーザサポート支援シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 前記サービス提供手段はファクシミリ
    により所有者に結果を提供可能である事を特徴とする請
    求項2〜10のいずれか1項に記載のユーザサポート支
    援システム。
  12. 【請求項12】 製品、サービスの種別ID毎、又は所
    有者毎の分類に基づいた電子メールアドレス形式を含む
    識別番号が所有者に付与され該識別番号に基づいてサポ
    ートサービスが提供されている2以上の製品、サービス
    に対応し、所有者が前記識別番号を含み所有する製品、
    サービスの所有物情報を登録する所有物情報登録手段
    と、所有者が前記各情報を閲覧する所有物情報閲覧手段
    とを備え、前記所有物情報は各製品、サービスのサポー
    トサービスを利用可能にリンク可能である事を特徴とす
    る所有物情報管理プログラムを記録した記録媒体。
  13. 【請求項13】 少なくとも一部が通信ネットワークを
    介して外部に公開され、識別番号を所有者に付与する識
    別番号付与手段と、所有者からの要求を受信すると前記
    識別番号に基づいて所有者を一意に識別し利用を許可又
    は拒絶判定する利用許可判定手段と、前記利用許可判定
    手段が許可すれば、製品、サービスの種別ID毎、又は
    所有者毎の分類に基づいた電子メールアドレス形式を含
    む識別番号が所有者に付与され該識別番号に基づいてサ
    ポートサービスが提供されている2以上の製品、サービ
    スに対応し、所有者が前記識別番号を含み所有する製
    品、サービスの所有物情報を登録させる所有物情報登録
    手段と、同じく前記利用許可判定手段が許可すれば、所
    有者が前記各情報を閲覧させる所有物情報閲覧手段とを
    備え、前記所有物情報は各製品、サービスのサポートサ
    ービスを利用可能にリンク可能である事を特徴とする所
    有物情報管理システム。
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KR20170139541A (ko) * 2015-04-22 2017-12-19 히로시 이나모 정보 처리 시스템

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