JP2001200430A - 繊維束切断装置 - Google Patents

繊維束切断装置

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JP2001200430A JP2000006411A JP2000006411A JP2001200430A JP 2001200430 A JP2001200430 A JP 2001200430A JP 2000006411 A JP2000006411 A JP 2000006411A JP 2000006411 A JP2000006411 A JP 2000006411A JP 2001200430 A JP2001200430 A JP 2001200430A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繊維束を細断しチョップドストランドを製造
する際に、繊維束を良好に切断して排出するための切断
装置を提供する。 【解決手段】 切断刃ホルダー2の外周に切断刃3群を
放射状に立設し、該切断刃3群の各切刃31の切刃角度
を非対称とし、また、対繊維摩擦係数が異なるよう切断
刃3の一側面と対面する他の側面の表面状態を異なら
せ、隣接する切断刃3、3間で接圧ローラ4からの接圧
を受けて切断された繊維束5からなる切断物6の切断刃
間での積層バランスを崩し、切断物6が詰まることな
く、円滑にローター2の内側へと排出できる繊維束切断
装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は繊維束切断装置用の
切断刃に関し、特にアラミド繊維などの有機繊維、又
は、ガラス繊維、カーボン繊維あるいはセラミック繊維
といった無機繊維を短く切断するのに適する繊維束切断
用の切断刃に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばアラミド繊維束を短く切断したチ
ョップドストランドと称される繊維束切断物(短繊維)
が、各種強化プラスチックの補強材、アラミドペーパ等
不織布の原料等の種々の用途に多量に使用されている。
【0003】このような繊維束を短く切断した切断物を
製造するための繊維束切断装置としては、従来より種々
の装置が提案されているが、例えば図4(即ち、繊維束
切断装置の構成を模式的に例示した側面図)と図5(図
4の正面図)とに示すようなECカッターと称されるも
のが一般に広く用いられている。
【0004】この従来の切断装置は、複数の切断刃3
を、切断刃ホルダー2の外周に沿って切刃31側を外方
向へ向けて放射状に切断刃3群を立設してなるローター
2と、このローター2に立設された前記切断刃3に対し
て所定間隔をおいて配置した接圧ローラー4とからな
る。
【0005】以上のように構成された従来の切断装置に
おいて、繊維束をショートカットする方法を簡単に説明
する。このような装置による切断方法としては、先ずロ
ーター2を回転させて、例えばアラミド繊維(特に、パ
ラ系アラミド繊維)等からなる繊維束5を切断刃3群が
円周状に配置されて形成される各切刃31の上に巻き付
ける。そして、繊維束5が切刃31上に巻き付けられ
て、ある厚さ以上になると、切刃31に対してある間隙
を持って設けられた接圧ローラー4に接触する状態とな
る。
【0006】この状態で繊維の巻付きが更に進行する
と、巻き付けられた繊維束5が接圧ローラー4に圧接さ
れ、接圧ローラー4を連れ回りさせる。そして、新たに
外周側に巻かれた繊維束5を介して、これよりも前に巻
かれた内周側の繊維束5を切刃31に押し付ける。
【0007】そして、接圧ローラー4による圧接力が一
定の値をこえると、切刃31に接する内周側の繊維束5
が順次切断される。このようにして、隣接する一対の切
断刃3、3によって繊維束5が所定の長さに切断される
と、切断された繊維束5は、一定長に切断された切断物
(短繊維)6となって、切断刃3の刃元3b側からロー
ター2の内側へ落下し、次いで、切断装置外へと取り出
される。
【0008】このような従来の切断装置では、大量に短
繊維を製造することができることは勿論である。また、
切断刃3と接圧ローラー4とが直接的に接触しないた
め、切断刃3と接圧ローラー4との接触によって発生す
る金属粉などからなる異物が切断物6に混入しにくいと
いう利点がある。したがって、このような理由から、従
来よりこの種の繊維束切断装置が、ショートカット繊維
を大量に製造するために慣用されている。
【0009】しかしながら、この種の繊維切断装置で
は、切断物6が円滑にローター2の内側へ排出されにく
い状態が生じやすく、しばしば切断刃3、3の間に詰ま
る状態が発生する。また、最悪の場合には、詰まった繊
維束5が摩擦熱などによって固まって固形物のようにな
ってしまい、排出が不可能となる事態さえ生じる。さら
には、排出不良によって、切断刃3に無理な力が働き、
切断刃3を折損する等の不具合が頻繁に発生する。
【0010】このような詰まりや切断刃3の折損が発生
すると、切断装置の運転を停止して、詰まった切断物6
とか、折損した切断刃3を取り除かなければならなくな
る。しかも、前述のように、切断物6が摩擦熱などの影
響によって固まって固形物のような形態となってしまう
と、簡単にはこれを除去できなくなるため、装置の稼動
効率を大幅に低下させてしまい、しかも装置の補修に伴
う部品費用や人件費などの運転コストを増大させてしま
う。
【0011】更には、前記問題の他に、詰まりが発生し
始めると、切断物6がローター2の内側方向に入って行
かず、そのままローター2の周方向へ移動して、先の切
断位置から僅かにずれた位置で再び切断されるという事
態も生じる。もし、このような事態が生ずると、繊維束
5の切断端にごく近接した位置で繊維束5が切断刃3に
よって再び切断されてしまい、極短い切断長の繊維から
なる微粉が生ずることとなる。そして、このような微粉
が生じると、これらが切断物6と混ざって一緒に排出さ
れることとなるため、得られる短繊維製品の品質を低下
させてしまうという問題がある。
【0012】このような問題が生じる原因としては、先
ず第1に、従来の切断装置に使用する切断刃3として、
切刃31部を除いた切断刃の厚さが刃先3a側と刃元3
b側とで変わらない一定のものを使用していることが挙
げられる。
【0013】即ち、従来のこの種の切断装置では、刃厚
が一定の切断刃3を使用するが故に、切刃31部を除い
た切断刃3の両面が平行になっており、しかも切刃31
の切刃角度が対称形状をなしている。従って、これらを
切断刃ホルダー2に放射状に立設すると、当然のことな
がら刃先3a側よりも刃元3b側で隣接する一対の切断
刃3、3の対向する側面同士の間隔が狭くなって、いわ
ば切断物6の排出路を切断刃3自体が狭めて排出し難く
していることとなる。
【0014】この点に関しては、特開平7−30523
5号公報において、隣接する切断刃3と切断刃3との間
に切断物6が詰まらず円滑に排出できるように切断刃3
の形状を、切断刃3の厚さが刃先3a側よりも刃元3b
側で狭くした先細のテーパ形状とすることが提案されて
いる。
【0015】このように工夫することで、切断刃ホルダ
ー2に放射状に立設して切断刃3を取り付けた際に、互
いに隣接する一対の切断刃3に関し、一つの切断刃3の
一方面3Aと、この面3Aの反対面を形成する他方面3
Bとの間隔を、刃先3a側から刃元3b側に向かって広
げることができる。そして、これによって切断した繊維
を排出するための空間を広く確保することを可能とし、
切断物6を円滑に排出しようとするものである。
【0016】しかしながら、この従来技術では、切断刃
3の厚みが、切刃31側から刃元3b側に向かうにつれ
て薄くされている。このため、繊維束5を切断する時
に、切刃31上に繊維束5を巻き付けて積層し、接圧ロ
ーラー4との圧接力により切断しようとすると、切断刃
3の損傷あるいは破壊が発生し易いという問題がある。
つまり、切断刃3自体の強度が不足するという事態を惹
起する。また、当然のことながら、このような複雑な形
状の切断刃3を製作するために、製作費がかさみコスト
アップの要因ともなる。
【0017】更に、切断刃3は、図5に示されるよう
に、互いに対向して設けられた一対の切断刃ホルダー
2、2間に掛け渡した状態で支持されるようになってい
る。このため、切断刃3自体の強度が不足すれば、接圧
ローラー4による押圧力で切断刃3に繰り返し曲げ応力
が生じて、長期間使用すると更に破損しやすくなる。特
に、滑りの悪い繊維とか、高モジュラスな繊維を切断す
る際には、この傾向が顕著となり、切断刃3が破損する
と、装置を停止させて新たな切断刃3を取り付ける必要
が生じ、これも切断装置の運転効率を低下させる一因と
なっていた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点に鑑みてなされたもので、長時間使用しても破損
しにくい切断刃を提供し、また、滑りの悪い繊維とか、
高モジュラスな繊維束5、特に、パラ系アラミド繊維
(例えば、帝人(株)会社のテクノーラ、デュポン社のケ
ブラー等を挙げることができる)を切断した後に、切断
物(短繊維)を円滑に排出できて詰まりにくく、更には
生産性の良い繊維束切断装置を提供することを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、「その上に巻きつけられた繊維束
を切断するための切刃を有する切断刃群と、前記切断刃
群のそれぞれの両端を半径方向に向けて放射状に立設す
ると共に、回転によって前記切断刃群のそれぞれの切刃
上に切断する繊維束を巻き付けるためのローターと、前
記ローターの回転に伴う各切刃の回転に際して、各切刃
の最接近時において切刃先端との間隔を所定間隙を保つ
ように配設した接圧ローラとを含んでなり、その際切断
された繊維束の短繊維の両切断端のそれぞれの排出バラ
ンスが異なるように、前記切断刃の各切刃角度が左右非
対称としたことを特徴とする繊維束切断装置」が提供さ
れる。
【0020】また、「その上に巻きつけられた繊維束を
切断するための切刃を有する切断刃群と、前記切断刃群
のそれぞれの両端を半径方向に向けて放射状に立設する
と共に、回転によって前記切断刃群のそれぞれの切刃上
に切断する繊維束を巻き付けるためのローターと、前記
ローターの回転に伴う各切刃の回転に際して、各切刃の
最接近時において切刃先端との間隔を所定間隙を保つよ
うに配設した接圧ローラとを含んでなり、その際切刃上
に巻付いた繊維束の回転速度と接圧ローラの回転速度を
異ならせたことを特徴とする繊維束切断装置」が提供さ
れる。
【0021】その際、前記切断刃の両切刃面に関して
は、該各切刃面の対繊維摩擦係数が各々異ならせること
が、切断刃の間に切断した繊維がブリッジを組んだ切断
繊維を良好に排出する上で好ましい。
【0022】このような繊維束切断装置は、特に切断が
難しいパラ系アラミド繊維を切断するための切断装置と
して特に好ましく使用することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。なお、本発明の実施形態に係
わる繊維束切断装置も、その基本構造は図4及び図5に
例示する繊維束切断装置を使用することができるので、
本発明に係わる切断装置の基本構造を図示することは省
略して、図4及び図5を説明図としてそのまま流用す
る。したがって、参照符号に関しても、図4及び図5に
付した符号をそのまま使用することとする。
【0024】ただし、「切断刃」については、便宜上同
一の符号を使用しているが、従来技術で用いられるもの
と、本発明に用いる図1〜3に記載のものとは、その切
刃形状が異なることを念のため付言しておく。なお、図
1は、図4及び図5から巻付いた繊維束5を取り除いた
状態を示しており、通常は、該図1に示すような接圧ロ
ーラ4と切断刃3の刃先3aとは、予め設定された間隙
をもって配設されている。この間隙に関しては、切断す
る繊維束5のフィラメント数、単繊維太さ、切断速度な
どの条件により変わってくることは言うまでもない。
【0025】該図4及び図5(後述する図1〜図3に関
しても同様である)において、参照符号をもう一度説明
すると、1はローター、2は切断刃ホルダー、3は切断
刃、4は接圧ローラ、5は繊維束、6は切断物(繊維束
5が切断された状態のもの)をそれぞれ示す。その際、
切断刃3に関しては、その「刃先」を参照符号3a、そ
の「刃元」を参照符号3bでそれぞれ表わし、「切刃」
は参照符号31で表わすものとする。
【0026】以上のように構成される繊維束の切断装置
において、その動作をもう一度簡単に述べると、前記の
切断刃3群は、並設された一対のローター1,1上にそ
れぞれ設けられた切断刃ホルダー2間に懸架された状態
で、放射状に立設されている。その際、前述の一対のロ
ーター1,1は、図4において矢印で示した方向に回転
するように、回転駆動装置(図示せず)によって駆動さ
れる。したがって、繊維束供給手段(図示せず)から供
給された繊維束5は、切断刃3の刃先3a群上に巻付
き、ローター1の回転と共に、刃先3a群上で巻太る。
【0027】このとき、接圧ローラ4が、前記ローター
1の回転に伴う各切刃31の回転に際して、各切刃31
の最接近時に切刃31の刃先3aとの間隔を所定間隙を
保つように配設されている。このため、巻太った繊維束
5が一定の巻厚さになると、接圧ローラ4によって切断
刃3の刃先3aに押し付けられる格好となって、所定の
接圧以上となると巻付いた繊維束5は、切刃31によっ
て切断され、切断物6となって排出される。なお、接圧
ローラ4の回転は、巻太った繊維束5と接触し、その接
圧で図4の矢印方向へ従動回転するものを使用してもよ
いし、強制駆動によって回転させるようにしても良い。
【0028】ただし、強制駆動によって回転させる時
は、切断刃3の刃先3aの回転速度と接圧ローラ4の表
面の回転速度を同じとしても勿論良い。しかしながら、
むしろ異なるように設定することが切断刃3の刃先3a
上で繊維が摺動するようにズリ速度が生じさせるという
ことから好ましい。このようにすることで、切断した切
断物(繊維束)6の排出バランスを崩すことができ好ま
しい。
【0029】更に、図2及び図3は、本発明に係わる切
断刃3の第一実施形態及び第二実施形態をそれぞれ模式
的に例示したものである。該図において、切断刃ホルダ
ー2の外周に放射状に立設した本実施形態の切断刃3
は、切刃31を含む刃先3aから刃元3bまでの全体を
公知の超鋼合金製、或いは硬質セラミック製とし、更に
切刃31の切刃角度をそれぞれの面において非対称に研
磨したものを例示してある。
【0030】具体的には、この切断刃3は、図2に示す
ような形状に切刃31を研磨して形成するものである
が、該切刃31はその切刃角度が非対称となるようにA
面における切刃角度θ1と、その反対面であるB面の切
刃角度θ2とを互いに角度を違えて研磨している。
【0031】このような構成の切断刃3を放射状に立設
したローター1を構成し、従来装置と同様にパラ系アラ
ミド繊維束(帝人株式会社製の商品名「テクノーラ」)
5を切断したところ、切断物6が円滑にローター1内に
排出された。このため、従来装置では切断長さ6.0m
mが限界であったが、切断長さ5.0mmのものでもロ
ーター2内で閉塞の発生が無かった。
【0032】また、長期間使用しても、従来装置では切
断刃3の折損の問題も有ったが切断刃3の折損発生も無
くなった。さらに、ローター内閉塞がほとんど生じない
ため、従来装置では生じていた繊維の微粉もほぼ生じな
くなった。即ち、このような現象が生じるのは、切刃3
1において切断された切断物が切断刃3、3間で積層さ
れる過程において、おのおのの切断刃3の切刃角度(θ
1、θ2)の違いによりズリ速度差を生じて、積層バラ
ンスを崩した状態で切断物上面に順次切断物が積層され
ることで、切断物6が切断刃3の刃元3b側へ向かって
移動し、排出されるためであると観察された。
【0033】図3は本発明に係わる切断刃の第二実施形
態を示す図である。この例示の切断刃3は、第一実施形
態の切断刃3とほぼ同じ形状の切刃31の角度を非対称
としたものであるが、刃先3aから刃元3bまでの各切
刃面31(A)、31(B)側の表面を、対繊維摩擦係
数が各々異なるよう表面処理したものである。
【0034】なお、本発明に係わる切断刃を上述の実施
形態のように全体が超鋼合金製のものとすれば寿命が大
幅に延びるが、本発明の切断刃は超鋼合金製のものに限
定されず、鋼刃でもよい。また、鋼刃等を基材として切
刃のみを超鋼チップで形成したもの等でもよく、鋼刃を
採用しても全体を超鋼合金製の刃にしても、切断刃の切
刃を形成する過程での研磨方法とか、切刃3aから刃元
3bにいたる表面の処理加工を変更するだけで済むの
で、加工コストが大幅に増加するということはない。
【0035】
【発明の効果】以上に述べた本発明の繊維束切断装置に
よれば、長時間使用しても破損しにくい切断刃を提供で
き、また、滑りの悪い繊維とか、高モジュラスな繊維
束、特に、パラ系アラミド繊維などを切断した後に、切
断物(短繊維)を円滑に排出できて詰まりにくく、更に
は生産性の良い繊維束切断装置を提供することができる
という顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる切断刃の第一実施形態を示す部
分側面図である。
【図2】本発明の繊維束切断装置の要部を繊維束が刃先
上に巻付かない形で、模式的に例示した側面図である。
【図3】本発明に係わる第一実施形態を例示した模式側
面図である。
【図4】本発明の繊維束切断装置の構成を模式的に例示
した側面図である。
【図5】図4の繊維束切断装置における正面図である。
【符号の説明】
1 ローター 2 切断刃ホルダー 3 切断刃 3a 切断刃の刃元 3b 切断刃の刃先 31 切刃 4 接圧ローラー 5 繊維束 6 切断物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その上に巻きつけられた繊維束を切断す
    るための切刃を有する切断刃群と、前記切断刃群のそれ
    ぞれの両端を半径方向に向けて放射状に立設すると共
    に、回転によって前記切断刃群のそれぞれの切刃上に切
    断する繊維束を巻き付けるためのローターと、前記ロー
    ターの回転に伴う各切刃の回転に際して、各切刃の最接
    近時において切刃先端との間隔を所定間隙を保つように
    配設した接圧ローラとを含んでなり、その際前記切刃に
    関し、切断された繊維束の短繊維の両切断端のそれぞれ
    の排出バランスを異ならせるように、前記切刃の各切刃
    角度を左右非対称としたことを特徴とする繊維束切断装
    置。
  2. 【請求項2】 その上に巻きつけられた繊維束を切断す
    るための切刃を有する切断刃群と、前記切断刃群のそれ
    ぞれの両端を半径方向に向けて放射状に立設すると共
    に、回転によって前記切断刃群のそれぞれの切刃上に切
    断する繊維束を巻き付けるためのローターと、前記ロー
    ターの回転に伴う各切刃の回転に際して、各切刃の最接
    近時において切刃先端との間隔を所定間隙を保つように
    配設した接圧ローラとを含んでなり、その際切刃上に巻
    付いた繊維束の回転速度と接圧ローラの回転速度を異な
    らせたことを特徴とする繊維束切断装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の切断刃の両
    切刃面に関し、該各切刃面の対繊維摩擦係数が各々異な
    ることを特徴とする繊維束切断装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れか一項に記載の繊維
    束切断装置が、パラ系アラミド繊維を切断することを特
    徴とする繊維束切断装置。
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