JP2001199573A - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置及び画像形成装置

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JP2001199573A
JP2001199573A JP2000011647A JP2000011647A JP2001199573A JP 2001199573 A JP2001199573 A JP 2001199573A JP 2000011647 A JP2000011647 A JP 2000011647A JP 2000011647 A JP2000011647 A JP 2000011647A JP 2001199573 A JP2001199573 A JP 2001199573A
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sheet
feeding
rigidity
detecting
stacking
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JP2000011647A
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Mihoko Sakurai
美穂子 桜井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートの剛性にかかわらず適正に給送するこ
とが可能なシート給送装置及びこれを備えた画像形成装
置を提供する。 【解決手段】 積載したシートを一枚ずつ分離して給送
するシート給送装置において、シートを積載するシート
積載トレイ16と、前記トレイ16に積載したシートを分離
給送する給送ローラ19と、前記給送ローラ19で給送され
たシートを突き当ててループを形成するためのレジスト
ローラ対23と、前記トレイ16に積載されたシートの剛性
を検出するためのレバー24及びフォトセンサ25と、前記
フォトセンサ25による検出結果に基づいて前記レジスト
ローラ対23の部分でのシートループ量を制御するための
制御手段とを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は剛性が異なるシート
であっても適正に給送することが可能なシート給送装置
及びこれを備えた複写機やプリンタ等の画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】電子複写機等のような画像形成装置にお
いては、画像読取部と画像形成部とを組み合わせた装置
として構成され、画像読取部において読み取った原稿の
画像の反射光を、画像形成部に設けた感光体ドラム等の
画像担持体に伝達し、該画像担持体に静電潜像を形成す
る。前記画像担持体の周囲には、電子写真方式によるト
ナー画像の形成手段と、そのトナー画像をシートに転写
する手段、および、定着装置とを設けており、トナー画
像が転写されたシートを定着装置に通して定着するよう
に構成されている。
【0003】上記画像形成装置にあってはシートをカセ
ットデッキや手差しトレイに積載セットし、これを1枚
ずつ分離給送する。ここで従来のシート給送構成におけ
る給送手順について図面を参照して説明する。図7及び
図8は手差し給送構成の拡大図であり、図7は正面図、
図8は上視図である。
【0004】積載トレイ50上にはサイド規制板51がスラ
イド可能に設けられており、使用者はサイド規制板51を
給送しようとするシートのサイズに合うように移動させ
る。この時、目安としてサイド規制板51の突起部51aを
サイズ指標52の目盛りに合わせることにより容易にサイ
ズ合わせが可能となっている。そして必要枚数のシート
を手に取り、サイド規制板51の間に入るようにシートS
をセットする。ここで、シート端部とサイド規制板51が
ずれているようであれば再びサイド規制板51を動かして
確実にシート端部に突き当てる。
【0005】次に、操作パネル上でセットしたシートの
サイズを入力する。サイド規制板51の位置と操作パネル
に入力されたサイズが一致している場合は、図示しない
画像読取部と画像形成部は指定されたサイズに対応した
画像読み取り、画像形成領域を決定して画像形成動作を
開始する。サイド規制板51の位置と操作パネルに入力さ
れたサイズが一致していないと操作部で不一致表示がさ
れるようになっており、この場合はサイド規制板がシー
ト端部に当接しているか、入力したサイズが実際にセッ
トしたシートサイズとあっているかを確認し、再度入力
する。
【0006】そして、手差し給送部は給送開始信号がく
ると加圧部材53が上方へ移動してシート先端を給送ロー
ラ54へ加圧する。図示せぬ給送クラッチがONすると給
送ローラ54がシートを送りはじめ、給送ローラ54に加圧
当接された分離部材55により1枚ずつ分離されてレジス
トローラ56へ搬送される。シートはレジストローラ56に
突き当たり一定量のループを形成することで斜行が矯正
され、且つ画像形成タイミングと同期するようにして画
像形成部へ搬送される。それと同時に加圧部材53が給送
ローラ54から離間し始め、OHP等の転写抜けの原因と
なる分離部材55とシートの擦れを防止するため、分離部
材55も加圧部材53に連動して同様に離間する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年に
おけるシート材の多様化に伴い、坪量の小さなシート
(薄紙)から大きなシート(厚紙)まで対応しなければ
ならす、すべてのシートを同一の給送条件で制御するの
は困難であった。具体的に厚紙を例に挙げて言うなら
ば、厚紙は特に腰が強くて硬いため(即ち、剛性が高
い)、レジストローラ56部分でループを形成する際、う
まくレジストローラ56のニップに入らない、それとは逆
にレジストローラ56にブレーキの付いていない装置では
レジストローラ56を突き抜けてしまうなどにより、画像
の先端書き出し位置がばらついてしまうことがあり、そ
のばらつきによって給紙不良を発生することもあった。
また、同じ厚紙でもサイズ(紙幅)によって突き抜け易
さが異なり、小さいサイズの方が突き抜け易い傾向があ
る。
【0008】また、厚紙は腰の強さだけでなく、裁断時
のバリの影響も大きいため、分離部材55にバリが引っか
かって抵抗となり、規定時間内にセンサに到達しないこ
とによる遅延ジャムを発生し易いことがあった。このよ
うな現象は、加圧部材53と分離部材55の加圧力のバラン
スにより発生頻度は大きく変わることから、普通紙等に
比べると厚紙の場合は特に影響を受け易い。そのために
シーケンス(制御)で何らかの対応をとる必要があり、
操作部に厚紙選択ボタンを設け、普通紙等と別のシーケ
ンス(制御)で対応するようにしていた。このため、装
置構成や操作が複雑となっていた。
【0009】本発明は従来の上記課題を解決するもので
あり、その目的は、シートの剛性やシートサイズにかか
わらず適正に給送することが可能なシート給送装置及び
これを備えた画像形成装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、シートを積載するシー
ト積載手段と、前記シート積載手段に積載されたシート
を1枚に分離し、給送する給送手段と、前記給送手段で
給送されたシートの斜行を補正するために、シートにル
ープを形成するレジスト手段と、前記シート積載手段に
積載されたシートの剛性を検出するための剛性検出手段
と、前記剛性検出手段による検出結果に基づいて、前記
レジスト手段でのループ量を制御する制御手段とを設け
てシート給送装置を構成したことを特徴とする。
【0011】更に、前記剛性検出手段は、シート積載手
段の凹部に設けられた検出レバーと、前記検出レバーの
変位を検出する検出部材と、を有し、前記シート積載手
段に積載されたシートの剛性が所定の剛性以下の場合、
前記検出レバーにシートが接触して前記検出レバーが変
位することを特徴とする。
【0012】更に、前記制御手段は、前記剛性検出手段
によって検出されたシートの剛性が所定の剛性以上であ
る場合、前記レジスト手段で形成されるシートのループ
量を、所定の剛性より低い剛性のシートに対して形成す
るループ量より小さくするよう制御することを特徴とす
る。
【0013】また、シートを積載するシート積載手段
と、前記シート積載手段に積載されたシートを1枚に分
離し、給送する給送手段と、前記給送手段で給送された
シートの斜行を補正するために、シートにループを形成
するレジスト手段と、前記シート積載手段に積載された
シートの給送方向と直交する方向のサイズを検出するシ
ート幅検出手段と、前記シート幅検出手段による検出結
果に基づいて、前記レジスト手段でのループ量を制御す
る制御手段とを設けてシート給送装置を構成したことを
特徴とする。
【0014】更に、前記制御手段は、前記シート幅検出
手段によって検出されたシートの幅サイズが所定のシー
ト幅以下である場合、前記レジスト手段で形成されるシ
ートのループ量を、所定のシート幅より大きいシート幅
のシートに対して形成するループ量より小さくするよう
制御することを特徴とする。
【0015】また、シートを積載するシート積載手段
と、前記シート積載手段に積載されたシートを1枚に分
離し、給送する給送手段と、前記給送手段で給送された
シートの斜行を補正するために、シートにループを形成
するレジスト手段と、前記シート積載手段に積載された
シートの剛性を検出するための剛性検出手段と、前記シ
ート積載手段に積載されたシートの給送方向と直交する
方向のサイズを検出するシート幅検出手段と、前記剛性
検出手段と前記シート幅検出手段とによる検出結果に基
づいて、前記レジスト手段でのループ量を制御する制御
手段とを設けてシート給送装置を構成したことを特徴と
する。
【0016】更に、前記制御手段は、前記レジスト手段
でのループ量の制御とともに、前記給送手段によるシー
ト分離動作タイミング及びシートの給送不良を判断する
ための遅延検出タイミングを制御することを特徴とす
る。
【0017】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の一実
施形態に係るシート給送装置について、これを備えた画
像形成装置として複写機を例示して説明する。
【0018】{画像形成装置の全体構成}まず最初に画
像形成装置の全体構成について簡単に説明する。図6は
本実施形態に係るデジタル方式の電子写真複写機の模式
断面説明図である。
【0019】この複写機は画像読取部Aと画像形成部B
とを組み合わせたものであり、原稿の画像を走査して得
られた画像情報に基づいて、その画像を記録した記録紙
作成することができ、複写機としてのみ用いることの他
に、ファクシミリとして利用することや、コンピュータ
に接続して、プリンタとしても利用することができる。
【0020】画像読取部Aはコピースタートボタンが押
されると光源1及び走査ミラー2aがプラテンガラス3
に沿って移動し、該プラテンガラス3と圧板4の間にセ
ットされた原稿面をスキャンする。このとき原稿面を光
照射してその反射光をミラー2a,2b,2c及びレン
ズ5を介して光電変換素子6に至らせ、原稿情報をデジ
タル電気信号に変換するように構成されている。
【0021】一方、画像形成部Bはコピースタートボタ
ンが押されると、装置下部のデッキ給送部7にセットさ
れたシートSが給送ローラ8及び分離ローラ対9によっ
て一枚ずつ分離給送されレジストローラ対10でループが
形成されて斜行が矯正され、画像形成動作と同期するよ
うにして画像形成手段11へ搬送される。
【0022】画像形成手段11は感光体ドラム11aの周囲
に帯電器11b、現像器11c、転写帯電器11d、クリーニ
ング器11eが配置され、電子写真方式によって前記画像
読取部Aで読み取った原稿情報に基づいて搬送されたシ
ートSにトナー像を転写するものである。そして、トナ
ー像が転写されたシートSは搬送ベルト12によって定着
器13へ搬送され、ここでトナーが転写されたシートに熱
及び圧力を印加することでトナー像をシート上に定着し
た後、排出ローラ14によって排出トレイ15へ排出する。
【0023】また、シートは種々のシートを使用者が手
軽にセットできるように前記デッキ給送部7の他に手差
し給送部Cから給送し得るようになっている。
【0024】画像形成装置本体には、画像形成装置の動
作を制御する制御手段としての制御部(不図示)が設け
られており、制御部は後に詳述する剛性検出手段やシー
ト幅検出手段の検出結果に基づいてシート給送装置の動
作の切り換えやモードの切り換えを行なったり、ユーザ
による操作に基づいて装置の稼動を制御するものであ
る。
【0025】{シート給送装置}次にシート給送装置と
しての手差し給送部Cの構成について、図1乃至図5を
参照して説明する。
【0026】図1は手差し給送部の模式断面説明図であ
り、図2は手差し給送部の平面説明図である。本実施形
態に係る手差し給送部Cは、図1及び図2に示すよう
に、シート積載手段としてのシート積載トレイ16上にサ
イド規制部材17a,17bがシート幅方向(シート給送方
向と直交する方向)にスライド可能に設けられている。
また一方のサイド規制部材17aには突起部17a1が形成
されており、この突起部17a1がシート積載トレイ16上
に設けられた指標18の目盛りを指すように構成されてい
る。シートをセットする場合には、前記指標を目安とし
てサイド規制部材17a,17bをセットするシートサイズ
に合うようにスライドさせ、必要枚数のシートをサイド
規制部材17a,17b間に入れるようにセットし、シート
端部とサイド規制部材17a,17bがずれているようであ
れば再びサイド規制部材17a,17bを動かして確実にシ
ート端部に突き当てる。上記サイド規制部材17a,17b
はシートの給送をガイドするのみならずシート幅検出手
段を兼ねており、サイド規制部材17a,17b間の距離も
しくは位置によってシート幅を検出する。なお、シート
幅検出手段の構成は可変抵抗等を用いた電気的なもの
や、リンク機構などを利用したメカ的なもの等、如何な
るものであっても本発明の主旨は変わらない。また、こ
れらの構成は公知であるため、ここでは説明を省略す
る。
【0027】また、シート積載トレイ16上の所定位置に
は凹部16aが形成されており、この凹部にセットしたシ
ートの剛性を検出する剛性検出手段が設けられている。
尚、この剛性検出手段については後述する。
【0028】更にシート積載トレイ16上にセットされた
シートを給送手段としての給送ローラ19へ押圧するため
の加圧部材20が設けられており、この加圧部材20がシー
ト給送動作に応じて揺動する如く構成されている。また
給送ローラ19にシートを押しつけて該給送ローラ19との
協働作用によって給送されるシートを一枚ずつに分離す
る摩擦片で構成された給送手段としての分離部材21も前
記加圧部材20に連動して揺動する如く構成されている。
【0029】給送ローラ19のシート給送方向下流側には
シートの有無を検出するシートセンサ22が設けられてお
り、更に下流側には画像形成タイミングに同期してシー
トを画像形成手段へ送り出すレジスト手段としてのレジ
ストローラ対23が設けられている。このレジストローラ
対23はブレーキ機能を有しており、シートを画像形成手
段へ送り出すまでは回転停止している。
【0030】上記手差し給送部Cにあっては、給送開始
信号がくると、加圧部材20が上方へ移動してシート先端
を給送ローラ19へ加圧する。図示せぬ給送クラッチがO
Nすると給送ローラ19がシートを送りはじめ、給送ロー
ラ19に加圧当接された分離部材21により1枚に分離され
たシートがレジストローラ対23へ搬送される。シートの
先端は回転停止しているレジストローラ対23のニップ部
に突き当たり、更に給送ローラ19によって所定量給送さ
れることで一定量のループが形成されて斜行が矯正され
る。その後、レジストローラ対23が回転してシートを画
像形成手段11へ搬送する。それと同時に加圧部材20が給
送ローラ19から離間し始め、OHP等の転写抜けの原因
となる分離部材21とシートの擦れを防止するため、分離
部材21も加圧部材20に連動して同様に離間する。
【0031】本実施形態に係る手差し給送部Cにあって
は、セットしたシートの硬さ、即ちシートの剛性を検出
し、その剛性に応じてレジスト手段でのシートループ量
を制御するように構成されている。次にそのための構成
について図3乃至図5を参照して説明する。尚、図3は
剛性検出手段の動作説明図であり、(a)は厚紙等の坪量
が大きく、剛性の高いシートをトレイ16に積載した状
態、(b)は普通紙/薄紙等の坪量は普通で比較的剛性の
低いシートをトレイ16に積載した状態を示している。ま
た図4はシートの種類に応じた給送モードの説明図、図
5は給送信号の説明図である。
【0032】図3に示すように、シート積載トレイ16上
には、軸24aを中心に回動可能な検出レバー24と、回動
したレバー24が遮蔽する検出部材としてのフォトセンサ
25が設けられ、剛性検出手段が構成されている。レバー
24は図示しないバネによってフォトセンサ25を遮蔽しな
い方向に付勢されており、シート積載トレイ16上からシ
ート積載部に突出している。トレイ16上に積載されたシ
ートSの剛性は、このレバー24がシートに押されてフォ
トセンサ25を遮蔽するかどうかで検出される。
【0033】前記検出動作を具体的に説明すると、シー
ト積載トレイ16にシートSを積載すると、厚紙のように
坪量が大きく剛性の高いシートの場合は、図3(a)に示
すように、シートSは加圧部材20とシート積載トレイ16
で支持され、ほとんど撓むことなく積載されるので、レ
バー24はシートで押されることなく、フォトセンサ25を
遮蔽しない位置(ON位置)にいる。
【0034】一方、普通紙(薄紙)のように坪量が少な
く剛性の弱いシートの場合は、図3(b)に示すように、
シートSは撓んで加圧部材20とシート積載トレイ16に沿
って積載されるので、レバー24はシートに押され、フォ
トセンサ25を遮蔽する位置(OFF位置)に移動する。
このように、シートSの剛性によってフォトセンサ25が
ON/OFFするため、該センサ25の信号によって厚紙
/普通紙(薄紙)を判別することができる。
【0035】また、官製ハガキ等のように、シート幅が
固有の値を有する特殊紙においては、サイド規制部材に
よるシート幅の検出で、シートの種類を特定することが
できる。
【0036】本実施形態に係るシート給送装置は前記の
ようにシートの剛性を剛性検出手段によって検出し、ま
たサイド規制部材17a,17bの移動によりシート幅を検
出し、これら検出結果に応じて制御手段がシートループ
量等を制御するように構成されている。また、手差し給
送部Cで給送可能なハガキなどの特殊紙は、サイド規制
部材17a,17bによるシート幅の検出で紙種を判別する
ことが可能であり、シート幅サイズに応じてループ量を
制御することができる。
【0037】図4は検出結果に応じて切り替わる本実施
形態に係るシーケンスのモードの一例である。このモー
ドに示すように、本実施形態にあってはループ量を変更
するシート幅をA5R以下とB5R〜A4、それに加
え、給送可能な特殊紙の種類数に分けてあり、シートの
剛性検出はONとOFFで分けられる。
【0038】シートの剛性検出手段による検出がOFF
の場合(剛性が低く撓みが一定以上となるシートの場
合)はシートの幅に関係なく通常の、いわゆる普通紙の
制御を行う。これには薄紙も含まれ、両紙共に剛性が低
いため、シート幅が狭くてもレジストローラ対23を突き
抜けるおそれはないため、特にシート幅による区別はし
ていない。
【0039】一方、シートの剛性検出センサ(フォトセ
ンサ25)がONの場合(剛性が高く撓みが一定以下のシ
ートの場合)で、シート幅がA5R以下の時は厚紙モー
ド1、B5R〜A4の時は厚紙モード2となり、シート
幅による区別を行う。これは、シート幅が小さいほうが
見かけの剛性が高くなりレジストローラ対23を突き抜け
易いため、シート幅が大きいものよりループ量を小さく
してやる必要があるからである。また、シート幅検知に
より特殊紙、例えば官製ハガキであると制御手段が認識
した場合、官製ハガキはシートの剛性が高くシート幅も
小さいため、他の紙種と比較して特にレジストローラ対
23を突き抜け易い。そのため、ループ量を他の紙種の場
合よりも、さらに小さく設定している。
【0040】次に図5に示すように、それぞれのモード
によってタイミングが変わるのは、(1)ループ量a、(2)
加圧部材離間タイミングb、(3)遅延ジャムマージン
c、の3つである。
【0041】(1)のループ量aはシート先端が図1に示
すシートセンサ22を通過(シートセンサがON)してか
ら給送ローラ19の駆動が停止(図示しない給送クラッチ
がOFF)するまでの時間により制御する。
【0042】(2)の加圧部材離間タイミングbは、レジ
ストローラ対23が回転を開始(図示しないレジストクラ
ッチがON)してから加圧部材15と連動して分離部材21
が給送ローラ19から離間(図示しない加圧部材ソレノイ
ドがON)し始める時間で制御する。
【0043】(3)の遅延ジャムマージンの最大値cは、
給送ローラ19による給送が開始(給送クラッチがON)
されてからシートセンサ22にシートが到達するまでの時
間が設計値通りとした場合、シート先端がシートセンサ
22に到達(シートセンサ22がON)してからレジストロ
ーラ対23が回転開始(レジストクラッチがON)するま
での時間で制御する。
【0044】そして、厚紙モード1、2及び特殊紙モー
ドは通常モードに比べて可能な限り、ループ量aを小さ
くし(剛性が高い分、レジストローラ対23を突き抜ける
おそれがあるため)、分離部材21の離間タイミングbを
遅くし(剛性の強さだけでなく、バリの影響が大きいの
で重送し易いため)、遅延ジャムマージンcを大きく
(バリと分離部材21の搬送抵抗が大きいので、遅延し易
いため)設定する。
【0045】また、厚紙モード1は厚紙モード2に比べ
て、ループ量aについてのみ更に小さく設定するとよく
(シート幅が小さい方がレジを突き抜け易いため)、そ
れ以外の分離部材21の離間タイミングb及び遅延ジャム
マージンcは同じに設定する。さらに、厚紙モード1の
ループ量より特殊紙モードのループ量を小さく設定す
る。
【0046】上記のようにシートの剛性又はシートの幅
サイズを検出し、その検出結果に基づいて給送モードを
決定し、そのモードに応じて予め設定されたループ量等
でシートを給送することにより、使用者が操作部からの
シート種選択を行わなくていいので操作性が良くなる。
そして、従来のようにシート種選択を忘れることによる
レジスト突き抜けを生ずることはなく、よって先端バラ
ツキ等の画像不良や給送不良も防止することができる。
【0047】また、トレイ上のシートの剛性を検出する
剛性検出手段と、トレイ上のシートの幅を検出するシー
ト幅検出手段の検出信号をあわせることにより、シート
幅によるレジストローラ対への突き抜け力の差を考慮し
たループ量に切換えることが可能となり、先端バラツキ
量や給送不良を最小に抑えることが可能となる。
【0048】また、トレイ上のシートの幅及び剛性を検
出手段により検出し、それらの検出信号に基づいてルー
プ量だけでなく、分離部材の給送ローラからの離間(加
圧解除)タイミング(分離動作タイミング)及びレジス
トローラ対と給送ローラ間にあるシートセンサの遅延検
出タイミングを切り換えることで、分離部材とシートの
バリ、シートの剛性等の搬送抵抗によるシートセンサ遅
延ジャム、重送を防止することができる。
【0049】尚、前述した実施形態ではシート給送装置
として手差し給送部Cを例示したが、シート積載手段と
してデッキやシートカセットを用いこれらからシートを
自動給送する構成であってもシートの剛性や幅を検出し
て給送制御することで同様の効果を得ることができる。
【0050】また、前述したシート給送装置を備えた画
像形成装置として画像形成手段は電子写真方式に限定す
る必要はなく、インクジェット等の他の記録方式を用い
てもよく、更にはシート給送装置は画像形成装置以外で
あっても、例えばシート原稿を給送して該原稿情報を読
み取る画像読取装置にも用いることができる。
【0051】
【発明の効果】本発明は前述のように構成したために、
使用者が操作部からのシート種類選択を行わなくてよく
なり、操作性良く且つ確実に先端バラツキ等に起因する
画像不良やシート給送不良を防止することが可能とな
る。
【0052】また、シートのバリ、剛性等の搬送抵抗に
よる給送遅延ジャム、重送を防止することも可能となる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】手差し給送部の模式断面説明図である。
【図2】手差し給送部の平面説明図である。
【図3】剛性検出手段の動作説明図である。
【図4】シートの種類に応じた給送モードの説明図であ
る。
【図5】給送信号の説明図である。
【図6】デジタル方式の電子写真複写機の模式断面説明
図である。
【図7】従来例のシート給送部の模式断面説明図であ
る。
【図8】従来例のシート給送部の平面説明図である。
【符号の説明】
A …画像読取部 B …画像形成部 C …手差し給送部 S …シート 1 …光源 2a,2b,2c …ミラー 3 …プラテンガラス 4 …圧板 5 …レンズ 6 …光電変換素子 7 …デッキ給送部 8 …給送ローラ 9 …分離ローラ対 10 …レジストローラ対 11 …画像形成手段 11a …感光体ドラム 11b …帯電器 11c …現像器 11d …転写帯電器 11e …クリーニング器 12 …搬送ベルト 13 …定着器 14 …排出ローラ 15 …排出トレイ 16 …シート積載トレイ 16a …凹部 17a1 …突起部 17a,17b …サイド規制部材 18 …指標 19 …給送ローラ 20 …加圧部材 21 …分離部材 22 …シートセンサ 23 …レジストローラ対 24 …レバー 24a …軸 25 …フォトセンサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを積載するシート積載手段と、 前記シート積載手段に積載されたシートを1枚に分離
    し、給送する給送手段と、 前記給送手段で給送されたシートの斜行を補正するため
    に、シートにループを形成するレジスト手段と、 前記シート積載手段に積載されたシートの剛性を検出す
    るための剛性検出手段と、 前記剛性検出手段による検出結果に基づいて、前記レジ
    スト手段でのループ量を制御する制御手段と、 を有することを特徴とするシート給送装置、
  2. 【請求項2】 前記剛性検出手段は、シート積載手段の
    凹部に設けられた検出レバーと、前記検出レバーの変位
    を検出する検出部材と、を有し、前記シート積載手段に
    積載されたシートの剛性が所定の剛性以下の場合、前記
    検出レバーにシートが接触して前記検出レバーが変位す
    ることを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記剛性検出手段によ
    って検出されたシートの剛性が所定の剛性以上である場
    合、前記レジスト手段で形成されるシートのループ量
    を、所定の剛性より低い剛性のシートに対して形成する
    ループ量より小さくするよう制御することを特徴とする
    請求項1記載のシート給送装置。
  4. 【請求項4】 シートを積載するシート積載手段と、 前記シート積載手段に積載されたシートを1枚に分離
    し、給送する給送手段と、 前記給送手段で給送されたシートの斜行を補正するため
    に、シートにループを形成するレジスト手段と、 前記シート積載手段に積載されたシートの給送方向と直
    交する方向のサイズを検出するシート幅検出手段と、 前記シート幅検出手段による検出結果に基づいて、前記
    レジスト手段でのループ量を制御する制御手段と、 を有することを特徴とするシート給送装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記シート幅検出手段
    によって検出されたシートの幅サイズが所定のシート幅
    以下である場合、前記レジスト手段で形成されるシート
    のループ量を、所定のシート幅より大きいシート幅のシ
    ートに対して形成するループ量より小さくするよう制御
    することを特徴とする請求項4記載のシート給送装置。
  6. 【請求項6】 シートを積載するシート積載手段と、 前記シート積載手段に積載されたシートを1枚に分離
    し、給送する給送手段と、 前記給送手段で給送されたシートの斜行を補正するため
    に、シートにループを形成するレジスト手段と、 前記シート積載手段に積載されたシートの剛性を検出す
    るための剛性検出手段と、 前記シート積載手段に積載されたシートの給送方向と直
    交する方向のサイズを検出するシート幅検出手段と、 前記剛性検出手段と前記シート幅検出手段とによる検出
    結果に基づいて、前記レジスト手段でのループ量を制御
    する制御手段と、を有することを特徴とするシート給送
    装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記レジスト手段での
    ループ量の制御とともに、前記給送手段によるシート分
    離動作タイミング及びシートの給送不良を判断するため
    の遅延検出タイミングを制御することを特徴とする請求
    項1又は請求項4又は請求項6記載のシート給送装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1記載のシー
    ト給送装置と、 前記シート給送装置から給送されたシートに画像を形成
    する画像形成手段と、を有することを特徴とする画像形
    成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014237497A (ja) * 2013-06-06 2014-12-18 コニカミノルタ株式会社 シート搬送装置、画像読取装置および画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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